JP4572669B2 - レイアウトルール生成システム、レイアウトシステム及びレイアウトルール生成方法並びにレイアウトルール生成プログラム - Google Patents
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Description
特許文献1記載の発明は、文字領域と図形または写真領域とを含む文書画像中の連結成分に着目して各連結成分に外接する矩形を抽出するステップと、各外接矩形の隣接関係から縦書きまたは横書き文字列を構成する文字外接矩形の平均的なサイズを求めるステップと、上記平均サイズを基準に文字領域と文字以外の図形または写真領域とを区別するステップとを含む。
また、特許文献2記載の発明にあっては、文書画像の論理構造に適合する構造モデルを決定して文書画像の内容を認識するだけであり、やはり上記問題を解決するのは困難である。
所定のレイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成システムであって、
前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいて前記レイアウトルールを生成するレイアウトルール生成手段を備えることを特徴とする。
これにより、電子文書に適用されているレイアウトルールを比較的容易に生成することができるという効果が得られる。また、生成されたレイアウトルールをレイアウトテンプレートと組み合わせてレイアウト要素のレイアウトに利用すれば、そのレイアウト結果に対して電子文書のレイアウトを比較的適切に反映させることができるという効果も得られる。
前記レイアウト領域は、第1の方向と平行な2辺と、第1の方向と直交する第2の方向と平行な2辺を外周辺として有する領域であり、
前記レイアウトルール生成手段は、前記複数の区分領域のうち2つの区分領域の各々の代表点を結ぶ仮想直線が前記第1の方向と平行若しくはほぼ平行、または垂直若しくはほぼ垂直であると判定したときは、前記2つの区分領域に配置されるレイアウト要素の第2の方向の配置位置を揃えることを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
前記レイアウトルール生成手段は、前記複数の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点が直線上またはほぼ直線上に配置されると判定したときは、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を直線上に配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
これにより、レイアウト要素を直線上に配置することを規定したレイアウトルールを電子文書から比較的容易に生成することができるという効果が得られる。また、生成されたレイアウトルールをレイアウトテンプレートと組み合わせてレイアウト要素のレイアウトに利用すれば、そのレイアウト結果に対して電子文書のレイアウトをさらに適切に反映させることができるという効果も得られる。
前記レイアウトルール生成手段は、前記複数の区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との距離が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素から、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
前記レイアウトルール生成手段は、前記レイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との距離が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を前記基準点から等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
前記レイアウトルール生成手段は、前記複数の区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶ各仮想直線について、前記選択区分領域の代表点で成す当該仮想直線間の角度が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
前記レイアウトルール生成手段は、前記レイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記複数の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶ各仮想直線について、前記基準点で成す当該仮想直線間の角度が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記基準点を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトするレイアウトシステムであって、
前記レイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいて前記レイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成手段と、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成手段と、複数の前記レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段と、前記レイアウト要素記憶手段のなかから前記レイアウト要素を選択するレイアウト要素選択手段と、前記レイアウト要素選択手段で選択したレイアウト要素をレイアウトするレイアウト手段とを備え、
前記レイアウト手段は、同一の前記電子文書について前記レイアウトルール生成手段で生成したレイアウトルールおよび前記テンプレート生成手段で生成したレイアウトテンプレートに従って、前記レイアウト要素を前記レイアウト領域に配置するようになっていることを特徴とする。
ここで、レイアウトとは、例えば、画面上に表示することを目的としてレイアウトを行う場合にはその表示レイアウトを、紙面上に印刷することを目的としてレイアウトを行う場合にはその印刷レイアウトをいう。以下、発明9のレイアウトシステム、発明24および25のレイアウトプログラム、発明34および35の記憶媒体、並びに発明45ないし48のレイアウト方法において同じである。
所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトするレイアウトシステムであって、
前記レイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいて前記レイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成手段と、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成手段と、複数の前記レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段と、前記レイアウト要素記憶手段のレイアウト要素を提示していずれかを選択すべきことを促すレイアウト要素提示手段と、前記レイアウト要素の選択を入力するレイアウト要素選択手段と、前記レイアウト要素選択手段で選択されたレイアウト要素をレイアウトするレイアウト手段とを備え、
前記レイアウト手段は、同一の前記電子文書について前記レイアウトルール生成手段で生成したレイアウトルールおよび前記テンプレート生成手段で生成したレイアウトテンプレートに従って、前記レイアウト要素を前記レイアウト領域に配置するようになっていることを特徴とする。
これにより、発明8のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
前記レイアウト手段のレイアウト結果を出力する出力手段を備えることを特徴とする。
このような構成であれば、出力手段により、レイアウト手段のレイアウト結果が出力される。
前記レイアウト領域は、第1の方向と平行な2辺と、第1の方向と直交する第2の方向と平行な2辺を外周辺として有する領域であり、
前記レイアウトルール生成手段は、前記複数の区分領域のうち2つの区分領域の各々の代表点を結ぶ仮想直線が前記第1の方向と平行若しくはほぼ平行、または垂直若しくはほぼ垂直であると判定したときは、前記2つの区分領域に配置されるレイアウト要素の第2の方向の配置位置を揃えることを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、発明2のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成手段は、前記複数の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点が直線上またはほぼ直線上に配置されると判定したときは、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を直線上に配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、発明3のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成手段は、前記複数の区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との距離が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素から、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、発明4のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成手段は、前記レイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との距離が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を前記基準点から等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、発明5のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成手段は、前記複数の区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶ各仮想直線について、前記選択区分領域の代表点で成す当該仮想直線間の角度が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、発明6のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成手段は、前記レイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記複数の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶ各仮想直線について、前記基準点で成す当該仮想直線間の角度が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記基準点を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、発明7のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
所定のレイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成プログラムであって、
前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいて前記レイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明1のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウト領域は、第1の方向と平行な2辺と、第1の方向と直交する第2の方向と平行な2辺を外周辺として有する領域であり、
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のうち2つの区分領域の各々の代表点を結ぶ仮想直線が前記第1の方向と平行若しくはほぼ平行、または垂直若しくはほぼ垂直であると判定したときは、前記2つの区分領域に配置されるレイアウト要素の第2の方向の配置位置を揃えることを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明2のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点が直線上またはほぼ直線上に配置されると判定したときは、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を直線上に配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明3のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との距離が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素から、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明4のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記レイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との距離が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を前記基準点から等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明5のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶ各仮想直線について、前記選択区分領域の代表点で成す当該仮想直線間の角度が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明6のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記レイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記複数の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶ各仮想直線について、前記基準点で成す当該仮想直線間の角度が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記基準点を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明7のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトする処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムであって、
前記レイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいて前記レイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成ステップと、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップと、複数の前記レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段のなかから前記レイアウト要素を選択するレイアウト要素選択ステップと、前記レイアウト要素選択ステップで選択したレイアウト要素をレイアウトするレイアウトステップとからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記レイアウトステップは、同一の前記電子文書について前記レイアウトルール生成ステップで生成したレイアウトルールおよび前記テンプレート生成ステップで生成したレイアウトテンプレートに従って、前記レイアウト要素を前記レイアウト領域に配置することを特徴とする。
所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトする処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムであって、
前記レイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいて前記レイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成ステップと、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップと、複数の前記レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段のレイアウト要素を提示していずれかを選択すべきことを促すレイアウト要素提示ステップと、前記レイアウト要素の選択を入力するレイアウト要素選択ステップと、前記レイアウト要素選択ステップで選択されたレイアウト要素をレイアウトするレイアウトステップとからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記レイアウトステップは、同一の前記電子文書について前記レイアウトルール生成ステップで生成したレイアウトルールおよび前記テンプレート生成ステップで生成したレイアウトテンプレートに従って、前記レイアウト要素を前記レイアウト領域に配置することを特徴とする。
前記レイアウトステップのレイアウト結果を出力する出力ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする。
ここで、出力ステップは、レイアウトステップのレイアウト結果を出力すればどのような形態であってもよく、これには、例えば、レイアウト結果を印刷する印刷ステップ、レイアウト結果を表示する表示ステップ、またはレイアウト結果を音により出力する音出力ステップが含まれる。表示ステップとしては、例えば、プロジェクタやLCDにより表示を行うことが該当する。以下、発明36の記憶媒体、および発明49のレイアウト方法において同じである。
所定のレイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいて前記レイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによって記憶媒体からプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明1のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウト領域は、第1の方向と平行な2辺と、第1の方向と直交する第2の方向と平行な2辺を外周辺として有する領域であり、
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のうち2つの区分領域の各々の代表点を結ぶ仮想直線が前記第1の方向と平行若しくはほぼ平行、または垂直若しくはほぼ垂直であると判定したときは、前記2つの区分領域に配置されるレイアウト要素の第2の方向の配置位置を揃えることを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによって記憶媒体からプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明2のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点が直線上またはほぼ直線上に配置されると判定したときは、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を直線上に配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによって記憶媒体からプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明3のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との距離が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素から、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによって記憶媒体からプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明4のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記レイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との距離が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を前記基準点から等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによって記憶媒体からプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明5のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶ各仮想直線について、前記選択区分領域の代表点で成す当該仮想直線間の角度が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによって記憶媒体からプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明6のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記レイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記複数の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶ各仮想直線について、前記基準点で成す当該仮想直線間の角度が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記基準点を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによって記憶媒体からプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明7のレイアウトルール生成システムと同等の作用および効果が得られる。
所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトする処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記レイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいて前記レイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成ステップと、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップと、複数の前記レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段のなかから前記レイアウト要素を選択するレイアウト要素選択ステップと、前記レイアウト要素選択ステップで選択したレイアウト要素をレイアウトするレイアウトステップとからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを記憶し、
前記レイアウトステップは、同一の前記電子文書について前記レイアウトルール生成ステップで生成したレイアウトルールおよび前記テンプレート生成ステップで生成したレイアウトテンプレートに従って、前記レイアウト要素を前記レイアウト領域に配置することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによって記憶媒体からプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明8のレイアウトシステムと同等の作用および効果が得られる。
所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトする処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記レイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいて前記レイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成ステップと、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップと、複数の前記レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段のレイアウト要素を提示していずれかを選択すべきことを促すレイアウト要素提示ステップと、前記レイアウト要素の選択を入力するレイアウト要素選択ステップと、前記レイアウト要素選択ステップで選択されたレイアウト要素をレイアウトするレイアウトステップとからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを記憶し、
前記レイアウトステップは、同一の前記電子文書について前記レイアウトルール生成ステップで生成したレイアウトルールおよび前記テンプレート生成ステップで生成したレイアウトテンプレートに従って、前記レイアウト要素を前記レイアウト領域に配置することを特徴とする。
前記レイアウトステップのレイアウト結果を出力する出力ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによって記憶媒体からプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明10のレイアウトシステムと同等の作用および効果が得られる。
所定のレイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成方法であって、
前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいて前記レイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップを含むことを特徴とする。
これにより、発明1のレイアウトルール生成システムと同等の効果が得られる。
所定のレイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成方法であって、
演算手段が、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいて前記レイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップを含むことを特徴とする。
これにより、発明1のレイアウトルール生成システムと同等の効果が得られる。
前記レイアウト領域は、第1の方向と平行な2辺と、第1の方向と直交する第2の方向と平行な2辺を外周辺として有する領域であり、
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のうち2つの区分領域の各々の代表点を結ぶ仮想直線が前記第1の方向と平行若しくはほぼ平行、または垂直若しくはほぼ垂直であると判定したときは、前記2つの区分領域に配置されるレイアウト要素の第2の方向の配置位置を揃えることを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
これにより、発明2のレイアウトルール生成システムと同等の効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点が直線上またはほぼ直線上に配置されると判定したときは、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を直線上に配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
これにより、発明3のレイアウトルール生成システムと同等の効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との距離が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素から、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
これにより、発明4のレイアウトルール生成システムと同等の効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記レイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との距離が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を前記基準点から等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
これにより、発明5のレイアウトルール生成システムと同等の効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記複数の区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶ各仮想直線について、前記選択区分領域の代表点で成す当該仮想直線間の角度が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
これにより、発明6のレイアウトルール生成システムと同等の効果が得られる。
前記レイアウトルール生成ステップは、前記レイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記複数の区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶ各仮想直線について、前記基準点で成す当該仮想直線間の角度が等しいまたはほぼ等しいと判定したときは、前記基準点を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする。
これにより、発明7のレイアウトルール生成システムと同等の効果が得られる。
所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトするレイアウト方法であって、
前記レイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいて前記レイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成ステップと、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップと、複数の前記レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段のなかから前記レイアウト要素を選択するレイアウト要素選択ステップと、前記レイアウト要素選択ステップで選択したレイアウト要素をレイアウトするレイアウトステップとを含み、
前記レイアウトステップは、同一の前記電子文書について前記レイアウトルール生成ステップで生成したレイアウトルールおよび前記テンプレート生成ステップで生成したレイアウトテンプレートに従って、前記レイアウト要素を前記レイアウト領域に配置することを特徴とする。
これにより、発明8のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトするレイアウト方法であって、
演算手段が、前記レイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいて前記レイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成ステップと、
前記演算手段が、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップと、
前記演算手段が、複数の前記レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段のなかから前記レイアウト要素を選択するレイアウト要素選択ステップと、
前記演算手段が、前記レイアウト要素選択ステップで選択したレイアウト要素をレイアウトするレイアウトステップとを含み、
前記レイアウトステップは、同一の前記電子文書について前記レイアウトルール生成ステップで生成したレイアウトルールおよび前記テンプレート生成ステップで生成したレイアウトテンプレートに従って、前記レイアウト要素を前記レイアウト領域に配置することを特徴とする。
これにより、発明8のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトするレイアウト方法であって、
前記レイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいて前記レイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成ステップと、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップと、複数の前記レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段のレイアウト要素を提示していずれかを選択すべきことを促すレイアウト要素提示ステップと、前記レイアウト要素の選択を入力するレイアウト要素選択ステップと、前記レイアウト要素選択ステップで選択されたレイアウト要素をレイアウトするレイアウトステップとを含み、
前記レイアウトステップは、同一の前記電子文書について前記レイアウトルール生成ステップで生成したレイアウトルールおよび前記テンプレート生成ステップで生成したレイアウトテンプレートに従って、前記レイアウト要素を前記レイアウト領域に配置することを特徴とする。
これにより、発明9のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトするレイアウト方法であって、
演算手段が、前記レイアウト領域を複数の区分領域に区分した電子文書に基づいて前記レイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成ステップと、
前記演算手段が、前記複数の区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の位置関係に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成ステップと、
前記演算手段が、複数の前記レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段のレイアウト要素を提示していずれかを選択すべきことを促すレイアウト要素提示ステップと、
入力手段が、前記レイアウト要素の選択を入力するレイアウト要素選択ステップと、
前記演算手段が、前記レイアウト要素選択ステップで選択されたレイアウト要素をレイアウトするレイアウトステップとを含み、
前記レイアウトステップは、同一の前記電子文書について前記レイアウトルール生成ステップで生成したレイアウトルールおよび前記テンプレート生成ステップで生成したレイアウトテンプレートに従って、前記レイアウト要素を前記レイアウト領域に配置することを特徴とする。
これにより、発明9のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
前記レイアウトステップのレイアウト結果を出力する出力ステップを含むことを特徴とする。
これにより、発明10のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
本実施の形態は、本発明に係るレイアウトルール生成システム、レイアウトシステム、レイアウトルール生成プログラム、レイアウトプログラムおよび記憶媒体、並びにレイアウトルール生成方法およびレイアウト方法を、図1に示すように、電子文書4に基づいてレイアウトルールを生成するとともにレイアウトテンプレートを生成し、レイアウトルールおよびレイアウトテンプレートに従ってレイアウト要素をレイアウトする場合について適用したものである。
図1は、レイアウト装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。
レイアウト装置100は、図1に示すように、カタログ等の紙面からなる印刷文書2を光学的に読み取って文書画像を生成する文書画像生成部10と、文書画像生成部10で生成した文書画像に基づいて電子文書4を生成する電子文書生成部12とを有して構成されている。
レイアウト装置100は、さらに、電子文書生成部12で生成した電子文書4に基づいてレイアウトルールを生成するレイアウトルール生成部14と、電子文書生成部12で生成した電子文書4に基づいてレイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成部16と、テンプレート登録データベース(以下、データベースのことを単にDBと略記する。)18とを有して構成されており、テンプレート生成部16で生成したレイアウトテンプレートを、レイアウトルール生成部14で生成したレイアウトルールと対応付けてテンプレート登録DB18に登録する。
レイアウト部24は、テンプレート登録DB18のレイアウトテンプレートおよびそれに対応するレイアウトルールに従ってレイアウト要素をレイアウトし、そのレイアウト結果を出力文書6として出力する。
図2は、レイアウト装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
レイアウト装置100は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
テンプレート登録DB18は、テンプレート生成部16で生成したレイアウトテンプレートを登録する。
レイアウトテンプレートは、情報格納枠の数、大きさおよび配置位置、並びに情報格納枠の種別のほか、文字情報のフォントの大きさ、種別および色彩と、文字間隔や行ピッチと、写真情報または図形情報の品質、大きさ、アスペクト比およびトリミングとを各情報格納枠ごとに設定することができ、XML(eXtensible Markup Language)等のマークアップ言語により記述されている。
図3は、レイアウトテンプレートにより規定されるレイアウトの一例を示す図である。
レイアウトテンプレートは、例えば、図3に示すように、文字情報格納枠602、文字情報格納枠604、写真情報格納枠606、文字情報格納枠608、文字情報格納枠610および図形情報格納枠612をレイアウト領域600に配置したレイアウトを規定している。文字情報格納枠602,604は、レイアウト領域600の上から順に配置されている。また、文字情報格納枠604の左下には写真情報格納枠606が、文字情報格納枠604の右下には文字情報格納枠608がそれぞれ配置されている。さらに、写真情報格納枠606の下には文字情報格納枠610が、文字情報格納枠608の下には図形情報格納枠612がそれぞれ配置されている。情報格納枠602〜612はいずれも、矩形形状として構成されている。
テンプレート登録DB18は、さらに、レイアウトルール生成部14で生成したレイアウトルールを登録するためのレイアウトルール登録テーブル400を登録している。
レイアウトルール登録テーブル400は、レイアウトテンプレートと対応付けて登録されるものであり、図4に示すように、各レイアウトルールごとに1つのレコードを登録する。各レコードは、電子文書4における複数の分割領域のうちレイアウトルールの生成対象となった対象領域を登録するフィールド402と、レイアウトルールの内容を登録するフィールド404と、自動レイアウトで適用する優先順位を登録するフィールド406とを含んで構成されている。なお、レイアウトルールとしては、対象領域の座標等の具体的な位置情報を登録する必要はなく「AとBが揃う」といった位置関係を示す情報を登録すればよい。
図5は、適用優先順位登録テーブル420のデータ構造を示す図である。
適用優先順位登録テーブル420は、図5に示すように、各レイアウトルールごとに1つのレコードを登録している。各レコードは、優先順位を登録したフィールド422と、レイアウトルールの内容を登録したフィールド424とを含んで構成されている。
CPU30は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図6および図9のフローチャートに示す電子文書解析処理および自動レイアウト処理をそれぞれ時分割で実行するようになっている。
図6は、レイアウト処理を示すフローチャートである。
電子文書解析処理は、文書画像生成部10、電子文書生成部12、レイアウトルール生成部14およびテンプレート生成部16として実現される処理であって、CPU30において実行されると、図6に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
ステップS104では、電子文書4における分割領域間の位置関係を解析する領域間解析処理を実行し、ステップS106に移行して、ステップS104の解析結果に基づいて電子文書4からレイアウトルールを生成し、ステップS108に移行する。
ステップS110では、ステップS106で生成したレイアウトルールをレイアウトルール登録テーブル400に登録するとともに、ステップS108で生成したレイアウトテンプレートをレイアウトルール登録テーブル400と対応付けてテンプレート登録DB18に登録し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
図7は、領域間解析処理を示すフローチャートである。
領域間解析処理は、ステップS104において実行されると、図7に示すように、まず、ステップS200に移行するようになっている。
ステップS200では、電子文書4における複数の分割領域のなかからレイアウトルールの生成対象とする対象領域を選択し、ステップS202に移行して、選択した対象領域(以下、選択対象領域という。)の複数の代表点(例えば、中心点、左上点、右上点)のなかからいずれか1つを代表点Aとして選択し、ステップS204に移行する。
ステップS208では、レイアウト領域600の水平方向の長さおよび垂直方向の長さを定義し、レイアウト領域600の水平方向にx軸を、垂直方向にy軸をとり、レイアウト領域600の左上を原点として、代表点Aと代表点Bの距離および角度を算出し、ステップS210に移行する。
次いで、ステップS212に移行して、選択比較領域のすべての代表点についてステップS206〜S210の処理が終了したか否かを判定し、すべての代表点について処理が終了したと判定したとき(Yes)は、ステップS214に移行する。
ステップS216では、選択対象領域のすべての代表点についてステップS202〜S214の処理が終了したか否かを判定し、すべての代表点について処理が終了したと判定したとき(Yes)は、ステップS218に移行する。
一方、ステップS218で、電子文書4におけるいずれかの分割領域を対象領域として選択していないと判定したとき(No)は、ステップS200に移行する。
一方、ステップS214で、電子文書4における複数の分割領域のうち選択対象領域以外のいずれかの領域を比較領域として選択していないと判定したとき(No)は、ステップS204に移行する。
次に、ステップS106のレイアウトルール生成処理を図8を参照しながら詳細に説明する。
レイアウトルール生成処理は、ステップS106において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
ステップS300では、領域間解析結果登録テーブルに基づいて、電子文書4における複数の分割領域のうち2つの分割領域の代表点を結ぶ仮想直線がレイアウト領域600に対して水平または垂直であるか否かを判定し、2つの分割領域の代表点を結ぶ仮想直線が水平または垂直であると判定したとき(Yes)は、ステップS302に移行して、それら該当の分割領域に配置されるレイアウト要素の配置位置を揃えることを規定したレイアウトルールを生成し、ステップS304に移行する。
一方、ステップS316で、電子文書4における複数の分割領域のなかから選択した分割領域の代表点と、選択分割領域以外の分割領域のうち少なくとも2つの分割領域の代表点とを結ぶ各仮想直線について、選択分割領域の代表点で成すその仮想直線間の角度が等しくないと判定したとき(No)は、ステップS320に移行する。
一方、ステップS308で、電子文書4における複数の分割領域のなかから選択した分割領域の代表点と、選択分割領域以外の分割領域のうち少なくとも2つの分割領域の代表点との距離が等しくないと判定したとき(No)は、ステップS312に移行する。
一方、ステップS300で、電子文書4における複数の分割領域のうち2つの分割領域の代表点を結ぶ仮想直線がレイアウト領域600に対して水平または垂直でないと判定したとき(No)は、ステップS304に移行する。
図9は、自動レイアウト処理を示すフローチャートである。
自動レイアウト処理は、レイアウト要素選択部22およびレイアウト部24として実現される処理であって、CPU30において実行されると、図9に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
ステップS408では、選択レイアウト要素が写真情報であるか否かを判定し、写真情報であると判定したときは、選択レイアウト要素に基づいて写真情報格納枠の大きさおよび配置位置を決定する処理を実行し、ステップS410に移行する。
ステップS412では、レイアウト領域600に未処理の情報格納枠が存在するか否かを判定し、未処理の情報格納枠が存在しないと判定したとき(No)は、ステップS414に移行する。
ステップS416では、選択レイアウトテンプレートに対応するレイアウトルール登録テーブル400から先頭のレイアウトルールを読み出し、ステップS418に移行する。
一方、ステップS420で、選択レイアウトテンプレートに対応するレイアウトルール登録テーブル400からいずれかのレイアウトルールを読み出していないと判定したとき(No)は、ステップS422に移行して、選択レイアウトテンプレートに対応するレイアウトルール登録テーブル400から次のレイアウトルールを読み出し、ステップS418に移行する。
一方、ステップS412で、レイアウト領域600に未処理の情報格納枠が存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS404に移行する。
印刷文書2のレイアウトを利用する場合、ユーザは、まず、レイアウト装置100において、レイアウトの取込対象となる印刷文書2を画像読取装置46により読み取らせる。印刷文書2としては、例えば、図10に示すようなレイアウトのものを読み取らせる。
図10は、印刷文書2のレイアウトを示す図である。
レイアウト装置100では、印刷文書2が読み取られると、ステップS100,S102を経て、文書画像が生成され、生成された文書画像に基づいて電子文書4が生成される。図10の印刷文書2からは、図11に示すようなレイアウトの電子文書4が生成される。
電子文書4は、図11に示すように、文章A、文章B、写真C、文章D、文章Eおよび図形Fにそれぞれ対応する分割領域として、文字領域A、文字領域B、写真領域C、文字領域D、文字領域Eおよび図形領域Fがレイアウト領域600に配置されている。分割領域A〜Fはいずれも、矩形形状として構成されている。
図11の電子文書4について算出された各代表点間の距離および角度は、領域間解析結果登録テーブルに登録され、具体的には、図12に示すような内容となる。なお、実際に図12の各欄には、グレーの部分を除き、距離および角度がすべて登録されているが、説明の簡略化のため主要な部分のみ数値を記入している。また、角度の値は、レイアウト領域600の水平右方向を0°とし、反時計回りに1周で360°とする。
第1に、図13に示すように、文字領域Aおよび文字領域Bの各中心点を結ぶ仮想直線がレイアウト領域600に対して垂直であるので、分割領域A,Bに配置されるレイアウト要素の中心のx座標を揃えることを規定したレイアウトルールが生成される。
第3に、文字領域B、文字領域Dおよび図形領域Fの各右上点を結ぶ仮想直線がレイアウト領域600に対して垂直であるので、分割領域B,D,Fに配置されるレイアウト要素の右辺のx座標を揃えることを規定したレイアウトルールが生成される。
第5に、文字領域Eの左上点および図形領域Fの右上点を結ぶ仮想直線がレイアウト領域600に対して水平であるので、分割領域E,Fに配置されるレイアウト要素の上辺のy座標を揃えることを規定したレイアウトルールが生成される。
レイアウト装置100では、レイアウトルールが生成されると、ステップS108を経て、電子文書4に基づいてレイアウトテンプレートが生成される。図11の電子文書4からは、図3に示すようなレイアウトを規定したレイアウトテンプレートが生成される。
レイアウト装置100では、ステップS404を繰り返し経て、レイアウト要素登録DB20のなかからレイアウト要素が選択される。ここで、レイアウト要素としては、文字情報が4つ、写真情報が1つ、図形情報が1つ選択されたとする。文字情報は、ステップS406を経て、文字情報格納枠602,604,608,610に格納され、各文字情報のサイズに適合するように文字情報格納枠602,604,608,610の大きさおよび配置位置が決定される。また、写真情報は、写真情報格納枠606に格納され、写真情報のサイズに適合するように写真情報格納枠606の大きさおよび配置位置が決定される。また、図形情報は、図形情報格納枠612に格納され、図形情報のサイズに適合するように図形情報格納枠612の大きさおよび配置位置が決定される。
レイアウトテンプレートだけでレイアウトを行った状態では、図14に示すように、それぞれの情報格納枠の大きさおよび配置位置が変更され、印刷文書2のレイアウトが適切に反映されていない。これは、レイアウト要素によっては、必ずしもレイアウトテンプレートの情報格納枠の初期の大きさに適合しないものもあるために発生する問題である。例えば、写真情報のアスペクト比が異なっている場合、文字情報の文章が短すぎる場合、または文字情報の文章が長すぎる場合がある。
図15は、レイアウトルールに従ってレイアウトを行った結果を示す図である。
第1に、図15に示すように、レイアウトルール1に従って、文字情報格納枠604、写真情報格納枠606および文字情報格納枠610の左辺のx座標が揃うようにそれらの配置位置が調整される。
第3に、レイアウトルール3に従って、文字情報格納枠604、文字情報格納枠608および図形情報格納枠612の右辺のx座標が揃うようにそれらの配置位置が調整される。
これにより、自動レイアウト処理の結果として、図15に示すようなレイアウトの出力文書6が生成される。この出力文書6では、図10の印刷文書2と比して、配置されるレイアウト要素の内容はまったく異なるものの、印刷文書2のレイアウトが比較的適切に反映されている。
図16は、電子文書4のレイアウトを示す図である。
電子文書4は、図16に示すように、3つの分割領域A〜Cがレイアウト領域600に配置されている。分割領域A〜Cは、レイアウト領域600の左上、中央および右下にそれぞれ配置されている。
図17は、領域間解析結果登録テーブルのデータ構造を示す図である。
図17の領域間解析結果登録テーブルにおいては、分割領域Aの中心点と分割領域Bの中心点、分割領域Aの中心点と分割領域Cの中心点の角度はいずれも「300」となっている。これは、3つの代表点が直線上に配置されていることを示す。したがって、ステップS304を経て、電子文書4における複数の分割領域のうち少なくとも3つの分割領域の代表点が直線上に配置されると判定されるので、ステップS306を経て、分割領域A〜Cに配置されるレイアウト要素を直線上に配置することを規定したレイアウトルールが生成される。
図18は、電子文書4のレイアウトを示す図である。
電子文書4は、図18に示すように、4つの分割領域B〜Eがレイアウト領域600に配置されている。分割領域B〜Eは、レイアウト領域600の右上、左上、左下および右下にそれぞれ配置されている。また、レイアウト領域600の中心付近に基準点Aをとる。
図19は、領域間解析結果登録テーブルのデータ構造を示す図である。
図19の領域間解析結果登録テーブルにおいては、基準点Aと分割領域Bの中心点、基準点Aと分割領域Cの中心点、基準点Aと分割領域Dの中心点、基準点Aと分割領域Eの中心点の距離はいずれも「10」となっている。これは、4つの代表点が基準点Aから等距離で配置されていることを示す。したがって、ステップS312を経て、レイアウト領域600のなかから選択された基準点と、電子文書4における複数の分割領域のうち少なくとも3つの分割領域の代表点との距離が等しいと判定されるので、ステップS314を経て、分割領域B〜Eに配置されるレイアウト要素を基準点Aから等距離で配置することを規定したレイアウトルールが生成される。
図20は、電子文書4のレイアウトを示す図である。
電子文書4は、図20に示すように、5つの分割領域A〜Eがレイアウト領域600に配置されている。分割領域A〜Eは、レイアウト領域600の右中、右上、左上、左中および左下にそれぞれ配置されている。また、レイアウト領域600の中心付近に基準点Fをとる。
図21は、領域間解析結果登録テーブルのデータ構造を示す図である。
図21の領域間解析結果登録テーブルにおいては、分割領域A〜Eのそれぞれの中心点を原点とした場合の基準点Fとの角度が算出されているが、これらを基準点Fを原点とした場合の各分割領域A〜Eの中心点との角度に変換する。変換は、例えば、下式(1),(2)により容易に行うことができる。下式(1),(2)において、xは、各分割領域A〜Eの中心点を原点とした場合の基準点Fとの角度であり、yは、基準点Fを原点とした場合の各分割領域A〜Eの中心点との角度である。
x ≧ 180の場合:y=x−180 …(1)
x < 180の場合:y=x+180 …(2)
その結果、基準点Fと各分割領域A〜Eの中心点との角度は、分割領域Aが「0°」、分割領域Bが「60°」、分割領域Cが「120°」、分割領域Dが「180°」、分割領域Eが「240°」となり、基準点Fを中心として各分割領域が60°間隔で配置されていることが分かる。したがって、ステップS320を経て、レイアウト領域600のなかから選択された基準点と、電子文書4における複数の分割領域のうち少なくとも3つの分割領域の代表点とを結ぶ各仮想直線について、基準点で成すその仮想直線間の角度が等しいと判定されるので、ステップS322を経て、基準点Fを中心として分割領域A〜Eに配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールが生成される。
さらに、本実施の形態では、電子文書4における複数の分割領域のうち2つの分割領域の代表点を結ぶ仮想直線がレイアウト領域600に対して水平または垂直であるか否かを判定し、2つの分割領域の代表点を結ぶ仮想直線が水平または垂直であると判定したときは、それら該当の分割領域に配置されるレイアウト要素の配置位置を揃えることを規定したレイアウトルールを生成するようになっている。
さらに、本実施の形態では、電子文書4における複数の分割領域のうち少なくとも3つの分割領域の代表点が直線上に配置されるか否かを判定し、少なくとも3つの分割領域の代表点が直線上に配置されると判定したときは、それら該当の分割領域に配置されるレイアウト要素を直線上に配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっている。
さらに、本実施の形態では、電子文書4における複数の分割領域のなかから選択した分割領域の代表点と、選択分割領域以外の分割領域のうち少なくとも2つの分割領域の代表点との距離が等しいか否かを判定し、それら代表点間の距離が等しいと判定したときは、選択分割領域に配置されるレイアウト要素から、それら該当の分割領域に配置されるレイアウト要素を等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっている。
さらに、本実施の形態では、レイアウト領域600のなかから選択した基準点と、電子文書4における複数の分割領域のうち少なくとも3つの分割領域の代表点との距離が等しいか否かを判定し、基準点とそれら代表点間の距離が等しいと判定したときは、それら該当の分割領域に配置されるレイアウト要素を基準点から等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっている。
さらに、本実施の形態では、電子文書4における複数の分割領域のなかから選択した分割領域の代表点と、選択分割領域以外の分割領域のうち少なくとも2つの分割領域の代表点とを結ぶ各仮想直線について、選択分割領域の代表点で成すその仮想直線間の角度が等しいか否かを判定し、それら仮想直線間の角度が等しいと判定したときは、選択分割領域に配置されるレイアウト要素を中心として、それら該当の分割領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっている。
さらに、本実施の形態では、レイアウト領域600のなかから選択した基準点と、電子文書4における複数の分割領域のうち少なくとも3つの分割領域の代表点とを結ぶ各仮想直線について、基準点で成すその仮想直線間の角度が等しいか否かを判定し、それら仮想直線間の角度が等しいと判定したときは、基準点を中心として、それら該当の分割領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成するようになっている。
上記実施の形態において、CPU30は、発明38または46の演算手段に対応し、レイアウト要素登録DB20は、発明8、24、34、45または46のレイアウト要素記憶手段に対応し、レイアウトルール生成部14およびステップS300〜S322は、発明1ないし8、11ないし16のレイアウトルール生成手段に対応している。また、ステップS300〜S322は、発明17ないし24、27ないし34、37ないし46のレイアウトルール生成ステップに対応し、テンプレート生成部16およびステップS108は、発明8のテンプレート生成手段に対応し、ステップS108は、発明24、34、45または46のテンプレート生成ステップに対応している。
図22は、レイアウト装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。
レイアウト装置100は、図22に示すように、図1の構成において、レイアウト要素選択部22に代えて、レイアウト要素登録DB20のなかからレイアウト要素を表示していずれかを選択すべきことを促すレイアウト要素選択画面を表示するレイアウト要素選択画面表示部26と、レイアウト要素選択画面を介してレイアウト要素の選択を入力するレイアウト要素選択部28とを有して構成されている。
まず、ユーザは、レイアウトを要求すると、図23に示すように、文字情報格納枠A、文字情報格納枠B、写真情報格納枠C、文字情報格納枠D、文字情報格納枠Eおよび図形情報格納枠Fをレイアウト領域600に配置したレイアウト画面が表示装置44に表示される。
図23のレイアウト画面において、ユーザは、例えば、文字情報格納枠Aをマウス等でダブルクリックすると、レイアウト要素選択画面表示部26により、図24に示すように、レイアウト要素登録DB20に登録されている文字情報の一覧を示すレイアウト要素選択画面440が表示装置44に表示される。図24の表示画面440には、文字情報1〜5と、それに対応するチェックボックス442〜450と、文字情報の選択を決定するための選択ボタン452と、文字情報の選択を取り消すための取消ボタン454とが表示されている。ここで、ユーザは、チェックボックス442〜450のうち文字情報格納枠Aに格納したい文字情報に対応するものをクリックする。例えば、チェックボックス446をクリックし、選択ボタン452をクリックすると、レイアウト要素選択部28により、レイアウト要素選択画面440を介して文字情報3の選択が入力される。
図23のレイアウト画面において、ユーザは、例えば、写真情報格納枠Cをマウス等でダブルクリックすると、レイアウト要素選択画面表示部26により、図25に示すように、レイアウト要素登録DB20に登録されている画像情報の一覧を示すレイアウト要素選択画面460が表示装置44に表示される。図25の表示画面460には、画像情報1〜6と、それに対応するチェックボックス462〜472と、画像情報の選択を決定するための選択ボタン474と、画像情報の選択を取り消すための取消ボタン476とが表示されている。ここで、ユーザは、チェックボックス462〜472のうち写真情報格納枠Cに格納したい画像情報に対応するものをクリックする。例えば、チェックボックス470をクリックし、選択ボタン474をクリックすると、レイアウト要素選択部28により、レイアウト要素選択画面460を介して画像情報5の選択が入力される。
この場合において、CPU30は、発明48の演算手段に対応し、入力装置40は、発明48の入力手段に対応し、レイアウト要素選択画面表示部26は、発明9のレイアウト要素提示手段に対応し、レイアウト要素選択部28は、発明9のレイアウト要素選択手段に対応している。
この場合において、表示装置44は、発明10の出力手段に対応している。
また、上記実施の形態においては、電子文書4における複数の分割領域のなかから選択した分割領域の代表点と、選択分割領域以外の分割領域のうち少なくとも2つの分割領域の代表点との距離が等しいか否かを判定するように構成したが、これに限らず、電子文書4における複数の分割領域のうち少なくとも2つの分割領域の代表点からの距離が等しくなる代表点を有する分割領域が存在するか否かを判定するように構成することもできる。これらはどちらも技術的に同義である。
また、上記実施の形態においては、1つの分割領域について複数の代表点を設定したが、これに限らず、1つの分割領域について代表点を1つだけ設定してもよい。
また、上記実施の形態においては、レイアウト要素の種別として、文字情報、写真情報および図形情報を設定したが、これに限らず、大見出し、中見出し、リード、イラスト、キャプションおよび表といった他の種類のものを設定することもできる。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
Claims (12)
- 所定のレイアウト領域を区分した区分領域に文字情報または画像情報を含むレイアウト要素をレイアウトするルールを生成するレイアウトルール生成システムであって、
前記所定のレイアウト領域を区分した区分領域を設定する区分領域設定手段と、
前記設定された区分領域が多角形形状であれば、当該設定された区分領域の各頂点及び中心点及び重心点の少なくとも1つを代表点に設定し、前記設定された区分領域が曲線の外縁で形成されている領域であれば、当該区分領域の中心点及び重心点の少なくとも1つを代表点に設定する、代表点設定手段と、
前記設定された少なくとも2つの区分領域の各々の代表点の幾何学的な位置関係を分析して前記レイアウトルールを生成するレイアウトルール生成手段とを備え、
前記レイアウトルールには、前記設定された少なくとも2つの区分領域の各々の代表点の位置関係を基に生成した該区分領域の配置に関する規定が含まれることを特徴とするレイアウトルール生成システム。 - 前記所定のレイアウト領域は、第1の方向と平行な2辺と、前記第1の方向と直交する第2の方向と平行な2辺と、を外周辺として有する領域であり、
前記レイアウトルール生成手段は、前記設定された区分領域のうち2つの区分領域の各々の代表点を結ぶことによって定義される仮想的な直線である仮想直線と前記第1の方向とが平行、または、前記仮想直線と前記第1の方向とが成す角の角度が所定の範囲以内であると判定したときは、前記2つの区分領域に配置されるレイアウト要素の前記第2の方向の配置位置を揃えることを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする請求項1に記載のレイアウトルール生成システム。 - 前記レイアウトルール生成手段は、前記設定された区分領域のなかから選択した2つの選択区分領域の各々の代表点を結ぶことによって定義される仮想的な直線である仮想直線と、前記2つの選択区分領域以外の前記設定された区分領域のうち少なくとも1つの区分領域の代表点との距離が、所定の範囲以内であると判定したときは、前記2つの選択区分領域と前記少なくとも1つの区分領域とに配置されるレイアウト要素を直線上に配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする請求項1または2に記載のレイアウトルール生成システム。
- 前記レイアウトルール生成手段は、前記設定された区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の前記設定された区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との各距離の差が所定の範囲以内であると判定したときは、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素から等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレイアウトルール生成システム。
- 前記レイアウトルール生成手段は、前記所定のレイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記設定された区分領域のうち少なくとも2つの区分領域の各々の代表点との各距離の差が所定の範囲以内であると判定したときは、前記少なくとも2つの区分領域に配置されるレイアウト要素を前記基準点から等距離で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレイアウトルール生成システム。
- 前記レイアウトルール生成手段は、前記設定された区分領域のなかから選択した選択区分領域の代表点と、前記選択区分領域以外の前記設定された区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶことによって定義される仮想的な直線である各仮想直線について、前記選択区分領域の前記代表点で成す前記仮想直線間の各角度の差が所定の範囲以内であると判定したときは、前記選択区分領域に配置されるレイアウト要素を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のレイアウトルール生成システム。
- 前記レイアウトルール生成手段は、前記所定のレイアウト領域のなかから選択した基準点と、前記設定された区分領域のうち少なくとも3つの区分領域の各々の代表点とを結ぶことによって定義される仮想的な直線である各仮想直線について、前記基準点で成す当該仮想直線間の各角度の差が所定の範囲以内であると判定したときは、前記基準点を中心として、前記少なくとも3つの区分領域に配置されるレイアウト要素を等角度で配置することを規定したレイアウトルールを生成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のレイアウトルール生成システム。
- 所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従って、文字情報または画像情報を含むレイアウト要素を前記所定のレイアウト領域にレイアウトするレイアウトシステムであって、
前記所定のレイアウト領域を区分した区分領域を設定する区分領域設定手段と、
前記設定された区分領域が多角形形状であれば、当該設定された区分領域の各頂点及び中心点及び重心点の少なくとも1つを代表点に設定し、前記設定された区分領域が曲線の外縁で形成されている領域であれば、当該区分領域の中心点及び重心点の少なくとも1つを代表点に設定する、代表点設定手段と、
前記設定された少なくとも2つの区分領域の各々の代表点の幾何学的な位置関係を分析して前記レイアウトルールを生成するレイアウトルール生成手段と、
前記レイアウトルールを適用する優先順位を記憶した適用優先順位記憶手段と、
前記レイアウトルール生成手段により生成されたレイアウトルールに対応付けられたレイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成手段と、
レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段と、
前記レイアウト要素記憶手段のなかからレイアウト要素を選択するレイアウト要素選択手段と、
前記レイアウトルール生成手段により生成されたレイアウトルールと、前記レイアウトテンプレート生成手段により生成されたレイアウトテンプレートと、前記適用優先順位記憶手段に記憶された前記レイアウトルールを適用する優先順位とに従って、前記レイアウト要素選択手段により選択された前記レイアウト要素を、前記所定のレイアウト領域に配置するレイアウト手段とを備え、
前記レイアウトルールには、前記設定された少なくとも2つの区分領域の各々の代表点の位置関係を基に生成した該区分領域の配置に関する規定が含まれることを特徴とするレイアウトシステム。 - 所定のレイアウト領域のレイアウトを規定したレイアウトテンプレートに従って、文字情報または画像情報を含むレイアウト要素を前記所定のレイアウト領域にレイアウトするレイアウトシステムであって、
前記所定のレイアウト領域を区分した区分領域を設定する区分領域設定手段と、
前記設定された区分領域が多角形形状であれば、当該設定された区分領域の各頂点及び中心点及び重心点の少なくとも1つを代表点に設定し、前記設定された区分領域が曲線の外縁で形成されている領域であれば、当該区分領域の中心点及び重心点の少なくとも1つを代表点に設定する、代表点設定手段と、
前記設定された少なくとも2つの区分領域の各々の代表点の幾何学的な位置関係を分析して前記レイアウトルールを生成するレイアウトルール生成手段と、
前記レイアウトルールを適用する優先順位を記憶した適用優先順位記憶手段と、
前記レイアウトルール生成手段により生成されたレイアウトルールに対応付けられたレイアウトテンプレートを生成するテンプレート生成手段と、
レイアウト要素を記憶するレイアウト要素記憶手段と、
前記レイアウト要素記憶手段に記憶されたレイアウト要素を提示していずれかを選択すべきことを促すレイアウト要素提示手段と、
前記提示されたレイアウト要素の選択を入力するレイアウト要素選択手段と、
前記レイアウトルール生成手段により生成されたレイアウトルールと、前記レイアウトテンプレート生成手段により生成されたレイアウトテンプレートと、前記適用優先順位記憶手段に記憶された前記レイアウトルールを適用する優先順位とに従って、前記レイアウト要素選択手段により選択された前記レイアウト要素を、前記所定のレイアウト領域に配置するレイアウト手段とを備え、
前記レイアウトルールには、前記設定された少なくとも2つの区分領域の各々の代表点の位置関係を基に生成した該区分領域の配置に関する規定が含まれることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項8または9に記載のレイアウトシステムにおいて、
前記レイアウト手段のレイアウト結果を出力する出力手段を備えることを特徴とするレイアウトシステム。 - 区分領域設定手段と代表点設定手段とレイアウトルール生成手段とを備えるコンピュータを用いて、所定のレイアウト領域を区分した区分領域に文字情報または画像情報を含むレイアウト要素をレイアウトするルールを生成するレイアウトルール生成方法であって、
前記区分領域設定手段が、所定のレイアウト領域を区分した区分領域を設定する区分領域設定工程と、
前記代表点設定手段が、前記設定された区分領域が多角形形状であれば、当該設定された区分領域の各頂点及び中心点及び重心点の少なくとも1つを代表点に設定し、前記設定された区分領域が曲線の外縁で形成されている領域であれば、当該区分領域の中心点及び重心点の少なくとも1つを代表点に設定する、代表点設定工程と、
前記レイアウトルール生成手段が、前記設定された少なくとも2つの区分領域の各々の代表点の幾何学的な位置関係を分析して前記レイアウトルールを生成するレイアウトルール生成工程とを含み、
前記レイアウトルールには、前記設定された少なくとも2つの区分領域の各々の代表点の位置関係を基に生成した該区分領域の配置に関する規定が含まれることを特徴とするレイアウトルール生成方法。 - 所定のレイアウト領域を区分した区分領域に文字情報または画像情報を含むレイアウト要素をレイアウトするルールを生成するレイアウトルール生成プログラムであって、コンピュータを、
前記所定のレイアウト領域を区分した区分領域を設定する区分領域設定手段、
前記設定された区分領域が多角形形状であれば、当該設定された区分領域の各頂点及び中心点及び重心点の少なくとも1つを代表点に設定し、前記設定された区分領域が曲線の外縁で形成されている領域であれば、当該区分領域の中心点及び重心点の少なくとも1つを代表点に設定する、代表点設定手段、
前記設定された少なくとも2つの区分領域の各々の代表点の幾何学的な位置関係を分析して前記レイアウトルールを生成するレイアウトルール生成手段として機能させ、
前記レイアウトルールには、前記設定された少なくとも2つの区分領域の各々の代表点の位置関係を基に生成した該区分領域の配置に関する規定が含まれることを特徴とするレイアウトルール生成プログラム。
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