JPH09204538A - 図解配置方法 - Google Patents

図解配置方法

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JPH09204538A
JPH09204538A JP3313896A JP3313896A JPH09204538A JP H09204538 A JPH09204538 A JP H09204538A JP 3313896 A JP3313896 A JP 3313896A JP 3313896 A JP3313896 A JP 3313896A JP H09204538 A JPH09204538 A JP H09204538A
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JP3313896A
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English (en)
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Hidekazu Hatae
英一 波多江
Koji Sugishita
幸司 杉下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない操作数でバランスのとれた要素のレイア
ウトを自動的に生成しうる図解配置方法を提供するこ
と。 【解決手段】図解を構成する要素とその要素の位置情報
を文字列入力手段101から入力して文字列情報記憶手
段102に記憶し、要素同士の並び方の指定を整列情報
入力手段103から入力して整列情報記憶手段104に
記憶し、要素の整列、連結とか包含関係、要素の重なり
回避、領域内配置等、自動的に要素の配置位置を決定す
る制約式を各制約生成部111、112、113、11
4、115において生成し、その数式を満足する解を求
めて要素の配置位置を決定し、表示手段118に表示す
るようにして、少ない操作数でバランスのとれた要素の
レイアウトを自動的に実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図解の構成要素で
ある文字列や図形を、自動的に配置する図解配置方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、文書の編集方法では、ユーザの負
担を軽減すると共に、複数の文字列や図形を組み合わせ
て配置し、訴求力のある図解を作成することが求められ
ている。
【0003】従来の文書編集方法を用いて図解文書を作
成する場合、文字列で図解を作成する過程を例にとる
と、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて文字列
を入力し、入力した文字列の配置位置をディスプレイで
確認しながら、それぞれの配置位置やサイズ調整を繰り
返していた。
【0004】このような作業では、ユーザ自身がレイア
ウトを考え、それを試行し、修正変更を繰り返すため、
レイアウトを整える作業に多くの時間を必要とする。ま
た、手動で文字列のレイアウトを調整し、全体として統
一されたものにするためにはユーザにとってかなりの負
担が強いられていた。
【0005】これらの問題点を解決する試みとして、文
字列の配置に対して制約を与え、この制約に基づいて配
置を行なうことにより、編集中にユーザが意図した位置
関係を自動的に保持するという方法が提案されている。
それは、例えば、情報処理学会第45回(平成4年後
期)全国会大会論文「配置制約を用いた複合図形の配置
支援手法」に発表されたようなものがある。
【0006】従来、この種の図解配置方法としては図5
0に示すようなものがあった。図50は従来の図解配置
方法を実現する図解配置システムのシステム構成図であ
る。以下、図50に示す従来のシステム構成図を例とし
て従来の図解配置方法について説明する。
【0007】図50において、201は図解を構成する
要素(文字列、図形、イラストなど)とその位置情報を
要素情報としてユーザが入力する要素入力手段、201
は要素情報を保持しておく要素情報記憶手段、203は
要素入力手段201から入力された要素に対して、その
要素の配置に関する制約を数式でユーザが入力する配置
制約式入力手段、204は入力された数式を保持する配
置制約式記憶手段、205は配置制約式記憶手段に保持
された数式から、その数式を満足する解を求め、求めた
解から文字列の配置位置を計算する配置位置計算部、2
06は文字列の表示データを生成する表示情報生成部、
207は生成された表示データに基づき表示をおこなう
表示手段である。
【0008】次に、図50を参照して、従来の図解配置
方法における処理動作の概要について説明する。ユーザ
は要素入力手段201を使って、要素そのものと、その
位置情報を要素情報として入力する。また、ユーザは要
素入力手段201を使って、すでに入力された要素に対
して、その内容の変更や位置情報の変更をおこなう。入
力あるいは変更された要素情報は、要素情報記憶手段2
02に保持される。
【0009】次に、ユーザは、配置制約式入力手段20
3を用い、要素が満すべき配置の制約を、数式の形で入
力する。たとえば、要素Aを要素Bの上に置きたけれ
ば、Ya>Ybといった数式を入力する。(Ya、Yb
はそれぞれ要素の特徴点の位置座標)。要素に対する配
置の制約を、必要なだけ数式で入力する。入力された数
式は、配置制約式記憶手段204によって保持される。
【0010】次に、配置位置計算部205が、保持され
たすべての数式をもっともよく満足する要素の特徴点の
位置座標を計算し、この値に基づいて、要素情報記憶手
段202の要素の配置位置の値を更新する。最後に、表
示情報生成部206が、要素情報記憶手段202に記憶
された要素そのものの内容と、更新された要素の配置位
置の値から、表示のためのデータを作成し表示手段20
7上に要素を表示する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の図解配置方法においては、例えば、要素同
士を縦並びにする、あるいは要素同士を横並びにすると
いった要素同士の整列配置を実現する場合、ユーザ自身
が、その整列配置を実現するための数式を考え、各要素
に対してその数式を入力しなくてはならず、多数の操作
が必要であるという問題があった。
【0012】また、上記のような従来の構成では、すべ
ての要素を重ならないように配置する場合、ユーザ自身
が、重ならないようにするための数式を考え、全ての要
素に対してその数式を入力しなくてはならず、多数の操
作が必要であるという問題があった。
【0013】また、上記のような従来の構成では、すべ
ての要素を有限の領域内におさめるような配置を行なう
場合、ユーザ自身が、領域内に収めるための数式を考
え、全ての要素に対してその数式を入力しなくてはなら
ず、多数の操作が必要であるという問題があった。
【0014】また、上記のような従来の構成では、有限
の領域内にすべての要素をおさめるという数式と、要素
同士が重ならないようにする数式が同時入力された時
に、要素の大きさによっては、領域内に要素をおさめよ
うとすると重なりが生じるような場合には、すべての数
式を満足する解が見つからず、結果として、要素が指定
された領域内からはみだしたり、要素同士が重なったり
して、バランス良く配置することができないことがある
という問題があった。
【0015】また、上記のような従来の構成では、要素
同士が結ばれていることを視覚的に現す図形を連結図形
として、連結図形をともなって要素を配置する場合、そ
の要素と連結図形をバランスよく配置するためには、ユ
ーザ自身が、要素をバランスよく配置するための数式を
考え、連結図形をともなって配置するすべての要素に対
してその数式を入力しなくてはならず、多数の操作が必
要であるという問題があった。
【0016】また、上記のような従来の構成では、要素
同士が含む側と含まれる側の関係であることを視覚的に
現す図形を包含図形として、包含図形をともなって要素
を配置する場合、その要素と包含図形をバランスよく配
置するためには、ユーザ自身が、要素をバランスよく配
置するための数式を考え、包含図形をともなって配置す
るすべての要素に対してその数式を入力しなくてはなら
ず、多数の操作が必要であるという問題があった。
【0017】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、縦並びにする、横並びにするといっ
た要素の整列配置がユーザより指定された場合に、その
整列配置を実現する数式を自動的に生成し、その数式に
基づいて配置処理を行ない、少ない操作数で配置を実現
することを第1の目的とする。
【0018】また、本発明は、上記従来の問題を解決す
るためになされたもので、要素同士の重なりを回避する
数式を自動的に生成し、その数式に基づいて配置処理を
行ない、全体としてバランスのとれた配置を、より少な
い操作数で実現することを第2の目的とする。
【0019】また、本発明は、上記従来の問題を解決す
るためになされたもので、要素をある有限の領域内にお
さめるような配置指定ユーザよりなされた場合に、その
領域内配置を実現する数式を自動的に生成し、その数式
に基づいて配置処理を行ない、領域内におさめるような
配置を、少ない操作数で、より正確に実現することを第
3の目的とする。
【0020】また、本発明は、上記従来の問題を解決す
るためになされたもので、有限の領域内に要素におさめ
るという条件と、重ならないように配置するという条件
が矛盾する場合に、要素を縮小することによって矛盾を
なくし、バランスのとれた配置を実現することを第4の
目的とする。
【0021】また、本発明は、上記従来の問題を解決す
るためになされたもので、要素同士が結ばれていいるる
ことを視覚的に現す図形を連結図形として、連結図形を
ともなって要素を配置する場合に、その要素の配置位置
を決定する数式を自動的に生成し、その数式に基づいて
配置処理を行ない、全体としてバランスのとれた配置
を、より少ない操作数で実現することを第5の目的とす
る。
【0022】また、本発明は、上記従来の問題を解決す
るためになされたもので、要素同士が含む側と含まれる
側の関係であることを視覚的に現す図形を包含図形とし
て、包含図形をともなって要素を配置する場合に、その
要素の配置位置を決定する数式を自動的に生成し、その
数式に基づいて配置処理を行ない、全体としてバランス
のとれた配置を、より少ない操作数で実現することを第
6の目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による図解配置方
法は、図解を構成する要素と、該要素の始点と終点の情
報からなる配置領域情報を入力して記憶し、前記記憶さ
れた要素同士の相対位置に規則性を持たせる要素の組と
その規則性を示す整列情報とを入力して記憶し、前記記
憶された配置領域情報及び整列情報に基づき、整列情報
で指定された要素の配置を実現する数式、文字列同士が
重ならないように配置するための数式、文字列を指定さ
れた領域内に配置するための数式及び連結とか包含関係
が指定された文字列を配置するための数式等を自動的に
生成して制約式群とし、前記記憶された配置領域情報と
生成された制約式群とから、該制約式群を構成するすべ
ての数式を満足する要素の配置領域を計算して、前記記
憶された配置領域情報の値を更新し、前記記憶された配
置領域情報の値及び要素の情報とに基づき要素の表示デ
ータを作成して表示するようにしたものである。
【0024】本発明によれば、上記のように、文字列の
配置を行うための制約式群を自動的に生成し、それによ
り文字列の配置を自動的に行うようにしたことにより、
希望する領域内に、最も良くバランスのとれた文字列の
配置を、最少の操作数で実現することができる図解配置
方法が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、図解を構成する要素と、該要素の始点と終点の情報
からなる配置領域情報を1つ以上、要素入力手段を介し
て入力し、前記入力された要素と配置領域情報とを要素
情報記憶手段に記憶し、前記要素情報記憶手段に記憶さ
れた要素同士の相対位置に規則性を持たせる要素の組と
その規則性を示す1以上の整列情報とを整列情報入力手
段を介して入力し、前記整列情報入力手段から入力され
た整列情報を整列情報記憶手段に記憶する各工程を含む
図解配置方法であって、前記要素情報記憶手段に記憶さ
れた配置領域情報と、前記整列情報記憶手段に記憶され
た整列情報とに基づき、前記整列情報で指定された要素
の配置を実現する数式を1つ以上生成し、生成された数
式をまとめて制約式群を形成し、前記要素情報記憶手段
に記憶された配置領域情報と、前記生成された制約式群
から、制約式群を構成するすべての数式を満足する要素
の配置領域を計算して、前記要素情報記憶手段に記憶さ
れた配置領域情報の値を更新し、前記要素情報記憶手段
に記憶された配置領域情報の値と、前記要素情報記憶手
段に記憶された要素の情報とに基づき、すべての要素の
表示データを作成し、前記作成された表示データに基づ
き表示手段に表示する各工程からなり、整列情報に基づ
きそこで指定された要素の配列を実現する数式を自動的
に生成して要素の配置を決定するようにしたものであ
り、縦並びにする、横並びにするといった要素の整列配
置がユーザより指定された場合に、その整列配置を実現
する数式を自動的に生成し、その数式に基づいて配置処
理を行ない、少ない操作数で配置を実現するという作用
を有する。
【0026】本発明の請求項2に記載の発明は、前記要
素情報記憶手段に記憶された配置領域情報に基づき、入
力する要素同士が重ならない配置を実現する数式を1以
上生成し、生成した数式を制約式群に加入するようにし
たものであり、要素同士の重なりを回避する数式を自動
的に生成し、その数式に基づいて配置処理を行ない、全
体としてバランスのとれた配置を、より少ない操作数で
実現するという作用を有する。
【0027】本発明の請求項3に記載の発明は、要素を
配置することができる上端の座標、下端の座標、左端の
座標、右端の座標を示す配置可能領域情報を配置可能領
域入力手段を介し入力して配置可能領域記憶手段に記憶
し、前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報
と、前記配置可能領域記憶手段に記憶された配置可能領
域情報とに基づき、配置可能領域内に全ての要素を配置
することを実現する数式を1以上生成し、生成された数
式を制約式群に加入するようにしたものであり、要素を
ある有限の領域内におさめるような配置指定ユーザより
なされた場合に、その領域内配置を実現する数式を自動
的に生成し、その数式に基づいて配置処理を行ない、領
域内におさめるような配置を、少ない操作数で、より正
確に実現するという作用を有する。
【0028】本発明の請求項4に記載の発明は、前記整
列情報記憶手段に記憶された整列情報に従い前記要素情
報記憶手段に記憶された要素の配置領域情報を更新し、
前記更新された配置領域情報と、配置可能領域記憶手段
に記憶された配置可能領域情報に基づき、前記配置可能
領域内に、すべての要素が入りきるまで要素の配置領域
を縮小して前記配置領域情報を更新するようにしたもの
であり、有限の領域内に要素におさめるという条件と、
重ならないように配置するという条件が矛盾する場合
に、要素を縮小することによって矛盾をなくし、バラン
スのとれた配置を実現するという作用を有する。
【0029】本発明の請求項5に記載の発明は、要素同
士が結ばれていることを視覚的に表す連結図形によって
結ばれる要素の組の情報からなる1以上の連結関係情報
を関係情報入力手段を介して入力し、前記入力された連
結関係情報を関係情報記憶手段に記憶し、前記要素情報
記憶手段に記憶された配置領域情報と、前記関係情報記
憶手段に記憶された連結関係情報とに基づき、連結図形
によって結ばれる要素の配置領域を決定する数式を1以
上生成し、前記生成した数式を制約式群に加入し、前記
制約式群を構成する全ての数式を満足する配置領域を求
めて前記配置領域情報を更新し、前記更新された配置領
域情報と、前記関係情報記憶手段に記憶された連結関係
情報とに基づき、要素同士を結ぶ全ての連結図形の表示
データを作成するようにしたものであり、要素同士が結
ばれていいるることを視覚的に現す図形を連結図形とし
て、連結図形をともなって要素を配置する場合に、その
要素の配置位置を決定する数式を自動的に生成し、その
数式に基づいて配置処理を行ない、全体としてバランス
のとれた配置を、より少ない操作数で実現するという作
用を有する。
【0030】本発明の請求項6に記載の発明は、要素同
士が含む側と含まれる側の関係であることを視覚的に表
す包含図形によって包含される要素の組の情報からなる
1以上の包含関係情報を前記関係情報入力手段を介して
入力し、前記関係情報入力手段により入力された包含関
係情報を関係情報記憶手段に記憶し、前記要素情報記憶
手段に記憶された配置領域情報と、前記関係情報記憶手
段に記憶された包含関係情報に基づき、包含図形によっ
て関連づけられる要素の配置領域を決定する数式を1以
上生成し、前記生成された数式を制約式群に加入し、前
記制約式群を構成する全ての数式を満足する配置領域を
求めて前記配置領域情報を更新し、前記更新された配置
領域情報と、前記関係情報記憶手段に記憶された包含関
係情報とに基づき、要素同士を関連づける全ての包含図
形の表示データを作成するようにしたものであり、要素
同士が含む側と含まれる側の関係であることを視覚的に
現す図形を包含図形として、包含図形をともなって要素
を配置する場合に、その要素の配置位置を決定する数式
を自動的に生成し、その数式に基づいて配置処理を行な
い、全体としてバランスのとれた配置を、より少ない操
作数で実現するという作用を有する。
【0031】本発明の請求項7に記載の発明は、図解を
構成する要素と、要素の始点と終点の情報からなる配置
領域情報を1つ以上入力する要素入力手段と、前記入力
された要素と配置領域情報とを記憶する要素情報記憶手
段と、前記要素情報記憶手段に記憶された要素同士の相
対位置に規則性を持たせる要素の組と、その規則性を示
す1以上の整列情報とを入力する整列情報入力手段と、
前記整列情報入力手段から入力された整列情報を記憶す
る整列情報記憶手段と、少なくとも前記入力された要素
及び処理された結果の要素とを表示する表示手段とを含
む図解配置装置であって、前記要素情報記憶手段に記憶
された配置領域情報と、前記整列情報記憶手段に記憶さ
れた整列情報とに基づき、前記整列情報で指定された要
素の配置を実現する数式を1つ以上生成し、生成された
数式をまとめて制約式群を形成する整列情報に従う制約
生成部を含み、前記要素情報記憶手段に記憶された配置
領域情報と、前記生成された制約式群とから、該制約式
群を構成するすべての数式を満足する要素の配置領域を
自動的に計算して、前記要素情報記憶手段に記憶された
配置領域情報の値を更新し、前記要素情報記憶手段に記
憶された配置領域情報の値と、前記要素情報記憶手段に
記憶された要素の情報とに基づき、すべての要素の配置
を決定する表示データを自動的に作成するようにしたも
のであり、縦並びにする、横並びにするといった要素の
整列配置がユーザより指定された場合に、その整列配置
を実現する数式を自動的に生成し、その数式に基づいて
配置処理を行ない、少ない操作数で配置を実現するとい
う作用を有する。
【0032】以下、本発明の実施の形態の説明に入る前
に、各目的及び請求項に記載の発明に対応する発明につ
いてそれぞれ概略説明する。本発明は、第1の目的に対
応するその解決手段によれば、要素入力手段は、図解を
構成する文字列または図形を要素とし、要素の始点と終
点の情報を配置領域情報として、ユーザからの要素と要
素の配置領域情報の入力を1つまたは複数受け付ける。
受け付けた要素と配置領域情報の情報は、要素情報記
憶手段に保持される。整列情報入力手段は、要素情報記
憶手段に記憶された要素の中で、要素同士の相対位置に
規則性を持たせる要素の組とその規則性を1つの整列情
報として、1つまたは複数の整列情報の入力を受け付け
る。受け付けられた整列情報は、整列情報記憶手段に保
持される。要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報
と、整列情報記憶手段に記憶された整列情報から、整列
情報に従った要素の配置を実現する数式を1つまたは複
数生成し、生成した数式をまとめて制約式群とし、要素
情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、生成された
制約式群から、制約式群を構成するすべての数式を満足
する要素の配置領域を計算して、要素情報記憶手段に記
憶された配置領域情報の値を更新し、更新された配置領
域情報の値と、要素情報記憶手段に記憶された要素の情
報に基づいて、すべての要素を表示する表示データを作
成し、この表示データに基づいて表示手段に要素を表示
する。
【0033】本発明は、第2の目的に対応するその解決
手段によれば、要素情報記憶手段に記憶された配置領域
情報から、要素同士が重ならない配置を実現する数式を
一つまたは複数生成し、生成した数式を制約式群に追加
する。制約式群を構成するすべての数式を満足する配置
領域を求めて、要素情報記憶手段の配置領域の値を更新
する。
【0034】本発明は、第3の目的に対応するその解決
手段によれば、配置可能領域入力手段が、要素を配置す
ることができる上端の座標、下端の座標、左端の座標、
右端の座標を配置可能領域情報として、配置可能領域情
報の入力を受け付ける。受け付けた配置可能領域情報
は、配置可能領域記憶手段に保持する。要素情報記憶手
段に記憶された配置領域情報と、前記配置可能領域記憶
手段に記憶された配置可能領域情報から、配置可能領域
内に要素を配置することを実現する数式を一つまたは複
数生成し、生成した数式を制約式群に追加する。制約式
群を構成するすべての数式を満足する配置領域を求め
て、要素情報記憶手段の配置領域の値を更新する。
【0035】本発明は、第4の目的に対応するその解決
手段によれば、整列情報記憶手段に記憶された整列情報
と、要素情報記憶手段に記憶された要素の配置領域情報
から、整列情報に従うように要素を配置して、要素情報
記憶手段の配置領域情報を更新し、要素情報記憶手段に
記憶された配置領域情報と、配置可能領域記憶手段に記
憶された配置可能領域情報から、配置可能領域内に、す
べての要素が入りきるまで要素の配置領域を縮小して、
要素情報記憶手段の配置領域情報を更新する。
【0036】本発明は、第5の目的に対応するその解決
手段によれば、関係情報入力手段が、要素同士が結ばれ
ていることを視覚的に表す図形を連結図形とし、連結図
形によって結ぶ要素の組の情報を連結関係情報として、
一つまたは複数の連結関係情報の入力を受け付ける。受
け付けた連結関係情報は、関係情報記憶手段に保持す
る。要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、関
係情報記憶手段に記憶された連結関係情報から、連結図
形によって結ばれる要素の配置領域を決定する数式を一
つまたは複数生成し、生成した数式を制約式群に追加す
る。制約式群を構成するすべての数式を満足する配置領
域を求めて、要素情報記憶手段の配置領域の値を更新す
る。要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、前
記関係情報記憶手段に記憶された連結関係情報に基づい
て、要素同士を結ぶ全ての連結図形を表示する。
【0037】本発明は、第6の目的に対応するその解決
手段によれば、関係情報入力手段が、要素同士が含む側
と含まれる側の関係であることを視覚的に表す図形を包
含図形とし、包含図形によって関連づけられる要素の組
の情報を包含関係情報として、1つまたは複数の包含関
係情報の入力を受け付ける。受け付けた包含関係情報
は、関係情報記憶手段に保持する。要素情報記憶手段に
記憶された配置領域情報と、関係情報記憶手段に記憶さ
れた包含関係情報から、包含図形によって関連づけられ
る要素の配置領域を決定する数式を一つまたは複数生成
し、生成した数式を制約式群に追加する。制約式群を構
成するすべての数式を満足する配置領域を求めて、要素
情報記憶手段の配置領域の値を更新する。要素情報記憶
手段に記憶された配置領域情報と、前記関係情報記憶手
段に記憶された包含関係情報に基づいて、要素同士を関
連づける全ての包含図形を表示する。
【0038】次に、本発明による課題解決手段を見方を
変えて、以下説明する。本発明は、第1の目的に対する
第2の解決手段によれば、図解を構成する文字列または
図形を要素とし該要素の始点と終点の情報を配置領域情
報として、要素と該要素の配置領域情報の入力を1つま
たは複数受け付ける要素入力手段と、要素入力手段から
入力された要素と該要素の配置領域情報を記憶する要素
情報記憶手段と、要素情報記憶手段に記憶された要素の
中において、要素同士の相対位置に規則性を持たせる要
素の組とその規則性を一つの整列情報として、1つまた
は複数の整列情報の入力を受け付ける整列情報入力手段
と、整列情報入力手段から入力された整列情報を記憶す
る整列情報記憶手段と、要素及び整列情報の表示を行な
う表示手段とを有し、前記要素情報記憶手段に記憶され
た配置領域情報と、前記整列情報記憶手段に記憶された
整列情報から整列情報に従った要素の配置を実現する数
式を1つまたは複数生成し、生成した数式をまとめて制
約式群とし、前記要素情報記憶手段に記憶された配置領
域情報と、前記生成された制約式群から、制約式群を構
成する全ての数式を満足する要素の配置領域を決定し
て、前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報の
値を更新し、前記要素情報記憶手段に記憶された配置領
域情報の値と、前記要素情報記憶手段に記憶された要素
の情報に基づいて、すべての要素の表示データを作成
し、前記作成された表示データに基づき表示を行なう方
法である。
【0039】本発明は、第2の目的に対する第2の解決
手段によれば、上記第1の目的に対する第2の解決手段
に対し、要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報か
ら要素同士が重ならない配置を実現する数式を一つまた
は複数生成し、生成した数式を制約式群に追加する処理
を付加した方法である。
【0040】本発明は、第3の目的に対する第2の解決
手段によれば、上記第1または第2の目的に対する第2
の解決手段に対し、更に、要素を配置することができる
上端の座標、下端の座標、左端の座標、右端の座標を配
置可能領域情報として、配置可能領域情報の入力を受け
付ける配置可能領域入力手段と、配置可能領域情報を記
憶する配置可能領域記憶手段とを追加し、要素情報記憶
手段に記憶された配置領域情報と、前記配置可能領域記
憶手段に記憶された配置可能領域情報から配置可能領域
内に全ての要素を配置することを実現する数式を一つま
たは複数生成し、生成した数式を制約式群に追加する処
理を付加した方法である。
【0041】本発明は、第4の目的に対する第2の解決
手段によれば、上記第1または第3の目的に対する第2
の解決手段に対し、更に、整列情報記憶手段に記憶され
た整列情報と、要素情報記憶手段に記憶された要素の配
置領域情報から、整列情報に従うように要素を配置し
て、要素情報記憶手段の配置領域情報を更新する処理を
付加し、前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情
報と、配置可能領域記憶手段に記憶された配置可能領域
情報から配置可能領域内に、すべての要素が入りきるま
で配置領域を縮小して、要素情報記憶手段の配置領域情
報を更新する処理を付加した方法である。
【0042】本発明は、第5の目的に対する第2の解決
手段によれば、上記第1、2、3または第4の目的に対
する第2の解決手段に対し、更に、要素同士が結ばれて
いることを視覚的に表す図形を連結図形とし、連結図形
によって結ぶ要素の組の情報を連結関係情報として、一
つまたは複数の連結関係情報の入力を受け付ける関係情
報入力手段と、関係情報入力手段より入力された連結関
係情報を記憶する関係情報記憶手段とを追加し、要素情
報記憶手段に記憶された配置領域情報と、前記関係情報
記憶手段に記憶された連結関係情報から連結図形によっ
て結ばれる要素の配置領域を決定する数式を一つまたは
複数生成し、該生成した数式を制約式群に追加する処理
を付加し、要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報
と、前記関係情報記憶手段に記憶された連結関係情報に
基づき要素同士を結ぶ全ての連結図形の表示データを作
成する処理を付加した方法である。
【0043】本発明は、第6の目的に対する第2の解決
手段によれば、上記第1または第5の目的に対する第2
の解決手段に対し、更に、要素同士が含む側と含まれる
側の関係であることを視覚的に表す図形を包含図形と
し、包含図形によって関連づけられる要素の組の情報を
包含関係情報として、前記関係情報入力手段が1つまた
は複数の包含関係情報の入力と、一つまたは複数の連結
関係情報の入力とを受け付け、前記関係情報記憶手段
が、前記関係情報入力手段から入力した包含関係情報と
連結関係情報とを記憶し、前記要素情報記憶手段に記憶
された配置領域情報と、前記関係情報記憶手段に記憶さ
れた包含関係情報とから包含図形によって関連づけられ
る要素の配置領域を決定する数式を一つまたは複数生成
し、生成した数式を制約式群に追加する処理を付加し、
要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、前記関
係情報記憶手段に記憶された包含関係情報とに基づき要
素同士を関連づける全ての包含図形の表示データを作成
する処理を付加した方法である。
【0044】以下、添付図面、図1乃至図49に基づき
本発明の一実施の形態について詳細に説明する。まず、
図1及び図2を参照して、本実施の形態における図解配
置方法を実施する図解配置装置及び図解配置システムの
構成について説明する。図1は本発明の一実施の形態に
おける図解配置方法を実現する図解配置システムまたは
図解配置装置のシステム構成図、図2は図1に示す図解
配置方法及び装置の実施に使用するハードウエアの構成
を示すブロック図である。
【0045】図1において、101はユーザーがキーボ
ードやマウスを使って、図解を構成する要素としての文
字列(以下、要素の例として文字列について説明する)
と文字列の始点座標と終点座標(以後、文字列の始点座
標と終点座標(具体的には、左上座標と右下座標)の組
を“配置領域”という)の組を入力する文字列入力手
段、102は文字列と文字列の配置領域を配置領域情報
として保持しておく文字列情報記憶手段である。
【0046】また、103は文字列情報記憶手段102
に保持されている文字列のうち、文字列同士の相対位置
において、ある規則性を持たせる複数の文字列の識別子
のリストと、その規則性の情報を整列情報として、1つ
または複数の整列情報を受け付ける整列情報入力手段
(規則性の情報入力は、基準点とその基準点からの文字
列の距離の形で入力する)、104は整列情報入力手段
103から入力された整列情報を保持しておく整列情報
記憶手段である。
【0047】また、105は文字列情報記憶手段102
に保持されている文字列のうち、文字列同士が結ばれて
いることを視覚的に表す図形を連結図形として、連結図
形によって結ばれる文字列の識別子の組の情報(以後、
この情報を連結関係情報と呼ぶ)と、文字列情報記憶手
段102に保持されている文字列のうち、文字列同士が
含む側と含まれる側の関係であることを視覚的に表す図
形を包含図形として、包含図形によって関連づけられる
含む側の文字列の識別子と含まれる側の文字列の識別子
の組の情報(以後、この情報を包含関係情報と呼ぶ)を
一つまたは複数受け付ける関係情報入力手段である。
【0048】また、106は関係情報入力手段105か
ら入力された連結関係情報と包含関係情報を保持してお
く関係情報記憶手段、107は文字列を配置することが
できる上端の座標、下端の座標、左端の座標、右端の座
標を配置可能領域として、配置可能領域の入力を受け付
ける配置可能領域指定手段、108は配置可能領域指定
手段107から入力された配置可能領域を保持しておく
配置可能領域記憶手段である。
【0049】109は整列情報記憶手段104に記憶さ
れた整列情報に従って文字列を配置し直し、文字列情報
記憶手段102に記憶された配置領域を更新する仮配置
部、110は配置可能領域記憶手段に記憶された配置可
能領域と、文字列情報記憶手段102に記憶された配置
領域から、配置可能範囲内にすべての文字列が入りきる
まで各文字列の配置領域を縮小し、文字列情報記憶手段
102に記憶された配置領域を更新する配置領域縮小部
である。
【0050】また、111は文字列情報記憶手段102
に記憶された文字列の配置領域と、整列情報記憶手段1
04に記憶された整列情報から、文字列同士を整列情報
にある規則性に従う配置を実現する数式を一つまたは複
数生成し、生成した数式をまとめて制約式群とする整列
情報に従う制約生成部、112は文字列情報記憶手段1
02に記憶された配置領域から、文字列同士が重ならな
い配置を実現する数式を一つまたは複数生成し、生成し
た数式を制約式群に追加する重なり回避の制約生成部で
ある。
【0051】また、113は配置可能領域記憶手段10
8に記憶された配置可能領域と、文字列情報記憶手段1
02に記憶された文字列の配置領域から、すべての文字
列を配置可能範囲内に収めるようにするための数式を一
つまたは複数生成し、生成した制約式を制約式群に追加
する領域内配置の制約生成部、114は関係情報記憶手
段106に記憶された連結関係情報と、文字列情報記憶
手段102に記憶された文字列の配置領域から、連結図
形によって結ばれる文字列の配置領域を決定する数式を
一つまたは複数生成し、生成した数式を制約式群に追加
する連結指定要素の配置制約生成部である。
【0052】また、115は関係情報記憶手段106に
記憶された包含関係情報と、文字列情報記憶手段102
に記憶された文字列の配置領域から、包含図形によって
関連づけられる文字列の配置領域を決定する数式を一つ
または複数生成し、生成した数式を制約式群に追加する
包含指定要素の配置制約生成部、116は文字列情報記
憶手段102に記憶された文字列の配置領域を基に、各
制約生成部111乃至115によって生成された制約式
群を構成するすべての数式を満足する解をもとめ、この
解から文字列の配置領域を決定する配置領域計算部であ
る。
【0053】また、117は、文字列情報記憶手段10
2に記憶された文字列の配置領域と文字列の情報と、関
係情報記憶手段106に記憶された包含関係情報と連結
関係情報に基づいて、すべての文字列と、文字列同士を
結ぶすべての連結図形と、文字列同士を関連づけるすべ
ての包含図形を表示するためのデータを作成する表示情
報生成部、118は、表示情報生成部117によって作
成したデータに基づいて表示をおこなう表示手段であ
る。
【0054】なお、図1の構成において、整列情報に従
う制約生成部111、重なり回避の制約生成部112、
領域内配置の制約生成部113、連結指定要素の配置制
約生成部114、包含指定要素の配置制約生成部115
の構成順序はどの順番であってもよい。
【0055】本実施の形態における図解配置方法では、
図1の構成において、整列情報に従う制約生成部11
1、重なり回避の制約生成部112、領域内配置の制約
生成部113、連結指定要素の配置制約生成部114、
包含指定要素の配置制約生成部115の各部が生成する
個々の数式のことを、以後、制約式と呼ぶ。
【0056】本実施の形態における図解配置方法では、
ディスプレイの左上を原点とし、ディスプレイ右方向を
正の方向にとり、この方向をX方向と呼び、X方向の座
標値をX座標と呼ぶ。また、ディスプレイの左上を原点
とし、原点からディスプレイ下方向を正の方向にとり、
この方向をY方向と呼び、Y方向の座標値をY座標と呼
ぶ。座標値の単位はすべて[mm]とする。
【0057】次に、図2を参照して、本実施の形態にお
ける図解配置方法及び装置の実施に使用するハードウエ
アの構成について説明する。図2において、31はユー
ザーから数値情報や文字情報などを受け付けるキーボー
ド、32はユーザーからディスプレイ上の位置情報や距
離情報などを受け付けるマウス、33は文字やグラフィ
ックなどを表示するディスプレイ、34はディスプレイ
33に表示する情報を一時的に保持しておくビデオRA
M、37はプログラムやデータなどを保存しておくハー
ドディスクなどの補助記憶装置である。
【0058】また、35は補助記憶装置37からプログ
ラムやデータを読み込で一時的に保持したり、キーボー
ド31やマウス32から入力されたデータを一時的に保
持する主記憶装置、36は主記憶装置35に保持されて
いるプログラムを構成する個々の命令によって、データ
に対して四則演算や論理演算などの処理を施したり、装
置全体の動作を制御する中央処理装置、38はキーボー
ド31、マウス32、ビデオRAM34、主記憶装置3
5、中央処理装置36、補助記憶装置37を接続するバ
スであり、中央処理装置36からの制御によりこのバス
を通して装置間でデータやプログラムを送受信すること
ができる。
【0059】次に、図3乃至図14を参照して、本実施
の形態における入力情報の記録及び管理について説明す
る。図3は本発明の一実施の形態における図解配置方法
に使用する文字列情報管理テーブルのデータ構造を示す
図、図4は本発明の一実施の形態における図解配置方法
による文字列の配置領域の説明図、図5は本発明の一実
施の形態における図解配置方法に使用する整列情報管理
テーブルのデータ構造を示す図、図6は本発明の一実施
の形態における図解配置方法で使用する連結関係の説明
図である。
【0060】また、図7は本発明の一実施の形態におけ
る図解配置方法で使用する包含関係の説明図、図8は本
発明の一実施の形態における図解配置方法に使用する連
結関係管理テーブルのデータ構造を示す図、図9は本発
明の一実施の形態における図解配置方法に使用する包含
関係管理テーブルのデータ構造を示す図、図10は本発
明の一実施の形態における図解配置方法で使用する衝突
パターンの説明図、図11は本発明の一実施の形態にお
ける図解配置方法に使用する衝突ヘッダーテーブル及び
衝突エントリテーブルのデータ構造を示す図である。
【0061】また、図12は本発明の一実施の形態にお
ける図解配置方法に使用する衝突ヘッダーテーブル及び
衝突エントリテーブルに具体的なデータを入れた例を示
す図、図13は本発明の一実施の形態における図解配置
方法で使用する根と葉の説明図、図14は本発明の一実
施の形態における図解配置方法で使用する根と葉の関係
を示す根と葉の関係テーブルのデータ構造図である。
【0062】まず、図3を参照して説明する。図3はS
MTのデータ構造を示したものである。本実施の形態に
おいては、文字列入力手段101より入力された全ての
文字列の情報は、文字列情報管理テーブルによって管理
される(以後、このテーブルをSMTと呼ぶ)。図3に
おいて、SMTの1レコードは、フラグ、文字列ID、
文字列内容、配置領域情報から構成される。フラグは、
各処理が完了したか否かを示す情報であり、この値に1
が格納されていれば完了を、0が格納されていれば未完
了を意味する。
【0063】また、文字列IDとは文字列を識別する重
複しない唯一の番号、文字列内容とは文字列を構成する
文字の集まり、配置領域情報とは文字列の最左端のX座
標の値Xs、文字列の最上端のY座標の値Ys、文字列
の最右端のX座標の値Xe、文字列の最下端のY座標の
値Yeの4つの値の組(Xs,Ys,Xe,Ye)で構
成される。
【0064】次に、図4を参照して説明する。図4は、
例として、配置領域情報により1つの文字列「東京都」
の配置領域を図示したものである。SMTの1レコード
により、1つの文字列を管理する。従って、SMT上の
レコードは入力された文字列の個数だけ存在する。
【0065】本実施の形態においては、整列情報入力手
段103から入力された整列情報は、整列情報管理テー
ブルによって管理される(以後、このテーブルをAMT
と呼ぶ)。整列情報とは、規則性をもって配置する文字
列の集合(以後、規則性をもって配置する文字列の集合
を整列文字列群と呼ぶ)の情報と、その規則性の情報と
により構成される。規則性の情報とは、具体的には、整
列文字列群内における基準となる点とその点からの文字
列の距離の情報である。
【0066】次に、図5を参照して説明する。図5はA
MTのデータ構造を示したものである。図5において、
AMTの1レコードは、整列基準点、整列文字列の個
数、整列文字列リスト、オフセットの情報からなる。整
列基準点とは、一つの整列文字列群において、その整列
文字列群に所属する文字列を配置する際の基準となる点
であり、X座標とY座標の組(Xo,Yo)からなる。
整列文字列の個数とは、整列文字列群に所属する文字列
の個数のことである。整列文字列リストとは、整列文字
列群に所属する文字列の識別子のリストである。文字列
の識別子は、SMTの文字列ID(識別子)と対応して
いる。
【0067】オフセットとは、基準点から、どれだけの
距離にその文字列を置くかの情報であり、基準点から文
字列の重心までののX方向の距離とY方向の距離の組
(Xof,Yof)からなる。このオフセットの情報
は、整列文字列群に所属する文字列に1対1に対応して
存在し、整列文字列リストの文字列識別子が並ぶ順番に
対応させてリスト形式で格納される。AMTの1レコー
ドで、1つの整列情報を管理する。従って、AMT上の
レコードは入力された整列情報の個数だけ存在する。
【0068】次に、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、連結図形と、その始点側になる文字列と終点側
になる文字列を図示したものである。また、図7は、包
含図形と親と子を図示したものである。本実施の形態に
おいては、関係情報入力手段105から入力された連結
関係情報と包含関係情報は、それぞれ、連結関係管理テ
ーブル(以後、このテーブルをCMTと呼ぶ)と、包含
関係管理テーブル(以後、このテーブルをIMTと呼
ぶ)によって管理される。
【0069】連結関係情報とは、文字列同士が結ばれて
いることを視覚的に表す図形を連結図形として、連結図
形を生成させる際の始点側になる文字列と終点側になる
文字列を特定する情報である。また、包含関係情報と
は、文字列同士が含む側と含まれる側の関係であること
を視覚的に表す図形を包含図形として、包含図形を生成
する際の含む側にあたる一つの文字列(以後、含む側の
文字列を親と呼ぶ)と、含まれる側の1つまたは複数の
文字列(以後、含まれる側の文字列を子と呼ぶ)の情報
である。
【0070】次に、図8を参照して説明する。図8はC
MTのデータ構造を示したものである。図8において、
CMTの1レコードは、始点側文字列、終点側文字列か
らからなる。始点側文字列は、連結図形を生成する際の
始点側になる文字列を特定する識別子であり、SMTの
文字列ID(文字列識別子ともいう)と対応している。
終点側文字列は、連結図形を生成する際の終点側になる
文字列を特定する識別子であり、SMTの文字列IDと
対応している。CMTの1レコードで、一つの連結関係
情報を管理する。従って、CMT上のレコードは入力さ
れた連結関係情報の個数だけ存在する。
【0071】次に、図9を参照して説明する。図9はI
MTのデータ構造を示したものである。図9において、
IMTの1レコードは、親、子の個数、子リストからな
る。親は、一つの包含関係情報における親を特定する識
別子であり、SMTの文字列IDと対応している。子の
個数は、一つの包含関係情報における子の総数を表すも
のであり、子リストは、一つの包含関係情報における子
の識別子のリストである。子の識別子は、SMTの文字
列IDと対応している。IMTの1レコードで、一つの
包含関係情報を管理する。従って、IMT上のレコード
は入力された包含関係情報の個数だけ存在する。
【0072】本実施の形態においては、SMTは、文字
列情報記憶手段102上にその領域を確保され、AMT
は、整列情報記憶手段104上にその領域を確保され、
CMTとIMTは、関係情報記憶手段106上にその領
域を確保される。
【0073】本実施の形態においては、配置領域縮小部
110、及び、重なり回避の制約生成部112で抽出さ
れる衝突パターンの情報は、衝突ヘッダテーブル(以
後、このテーブルをCLHと呼ぶ)と、衝突エントリテ
ーブル(以後、このテーブルをCLEと呼ぶ)の組合せ
によって、一時的に管理される。衝突パターンとは、あ
る文字列を上下、または左右にに動かした場合にぶつか
る可能性のある文字列同士の組合せパターンである。上
下に動かした場合に衝突する文字列同士をつないだもの
を、Y方向の衝突パターン、左右に動かした場合に衝突
する文字列同士をつないだものを、X方向の衝突パター
ンという。
【0074】次に、図10を参照して説明する。図10
は、Y方向の衝突パターンの例を図示したものである。
図10の場合、「サル」と「ダチョウ」が一つの衝突パ
ターン、「チンパンジー」「コアラ」「カンガルー」
「イルカ」が一つのパターン、「チンパンジー」「ゴリ
ラ」「カンガルー」「イルカ」が一つの衝突パターンと
なる。
【0075】次に、図11を参照して説明する。図11
はCLH、及びCLEのデータ構造を示したものであ
る。図11において、CLHは、トップ総数(TOP_
SUM)と、CLEへのポインタのリスト(CLE_P
OINT[1]〜CLE_POINT[TOP_SU
M])からなる。TOP_SUMには、衝突リストの上
端(X方向の衝突パターンの場合は左端)になる文字列
の総数を格納し、CLE_POINT[1]〜CLE_
POINT[TOP_SUM]には、上端(X方向の衝
突パターンの場合は左端)になった文字列を実際に管理
するCLEのアドレス情報が格納される。
【0076】CLEは、文字列実体、衝突文字列総数
(COLL_SUM)、衝突文字列のリスト(CLE_
POINT[1]〜CLE_POINT[COLL_S
UM])からなる。文字列実体には、SMTに対応した
文字列の識別子が格納される。COLL_SUMには、
文字列実体に識別子を格納された文字列に対して、その
文字列の下側(X方向の衝突パターンの場合は右側)に
衝突する文字列の総数を格納し、衝突文字列のリスト
(CLE_POINT[1]〜CLE_POINT[T
OP_SUM])には、下側(右側)に衝突する文字列
を実際に管理するCLEのアドレス情報が格納される。
【0077】次に、図12を参照して、CLH及びCL
Eについて説明する。図12は、図10に示した例にお
いて、「サル」の文字列識別子を1、「ダチョウ」の文
字列識別子を2、「チンパンジー」の文字列識別子を
3、「コアラ」の文字列識別子を4、「カンガルー」の
文字列識別子を5、「イルカ」の文字列識別子を6、
「ゴリラ」の文字列識別子を7とした場合の、Y方向の
衝突パターンを管理するCLHとCLEの例である。
【0078】本実施の形態においては、連結指定要素の
配置制約生成部114によって抽出される根と葉の関係
情報は、根と葉の関係テーブル(以後、このテーブルを
RLTと呼ぶ)によって、一時的に管理される。根と葉
の関係とは、複数の文字列群から、共通した1つの文字
列に対して連結関係を指定され(この共通した1つの文
字列を根と呼ぶ)、かつ、その複数の文字列群のうち、
Y方向、またはX方向の重心位置が互いに近いものが存
在する(この重心位置が近いもの同士を葉と呼ぶ)場合
に、根と葉の関係があるという。特に、葉を構成する文
字列群の、X方向の重心位置が互い近い場合に、Y方向
の根と葉の関係といい、Y方向の重心位置が互い近い場
合に、X方向の根と葉の関係という。
【0079】次に、図13を参照して説明する。図13
は、Y方向の根と葉の関係を図示したものである。図1
3の場合、「ホ乳類」が根にあたり、「チンパンジー」
「ゴリラ」「イルカ」が葉にあたることを示す。
【0080】次に、図14を参照して説明する。図14
はRLTのデータ構造を示したものである。図14にお
いて、RLTの1レコードは、根(ROOT)と、葉の
総数(LEAF_SUM)と、葉のリスト(LEAF_
SUM[1]〜LEAF[LEAF_SUM])からな
る。ROOTには、根にあたる文字列の識別子を格納
し、LEAF_SUMには葉の総数を格納し、葉のリス
ト(LEAF[1]〜LEAF[LEAF_SUM])
には、葉にあたる文字列の識別子のリストを格納する。
RLTの1レコードで、一つの根と葉の関係を管理す
る。従って、RLT上のレコードは抽出された根と葉の
関係の個数だけ存在する。
【0081】本実施の形態における図解配置方法では、
文字列入力手段101で入力された文字列において、そ
の情報を一時的に記憶(または、格納)する変数とし
て、文字列の内容を格納(または、代入)する変数r_
strと、文字列の配置領域を格納する変数r_xs,
r_ys,r_xe,r_yeと、入力された文字の個
数を格納する変数m_cを使用する。
【0082】また、本実施の形態における図解配置方法
では、整列情報入力手段103で入力された整列情報に
おいて、その情報を一時的に記憶する変数として、整列
基準点を格納する変数a_xo,a_yoと、整列文字
列群に所属する文字列の個数を格納する変数a_nと、
整列文字列群に所属する文字列の識別子のリストを格納
する配列変数a_id[1]〜a_id[a_n]、整
列文字列群所属する文字列の基準点からのX方向のオフ
セット情報を格納する配列変数a_xof[1]〜a_
xof[a_n]、Y方向のオフセット情報を格納する
配列変数a_yof[1]〜a_yof[a_n]を使
用する。
【0083】また、本実施の形態における図解配置方法
では、関係情報入力手段105で入力された連結関係情
報、及び包含関係情報において、その情報を一時的に記
憶する変数として、連結関係の始点側の文字列の識別子
を格納する変数c_idsと、終点側の文字列の識別子
を格納する変数c_ideと、包含関係の親になる文字
列の識別子を格納する変数i_idpと、子になる文字
列の個数を格納する変数i_nと、子になるを文字列の
識別子のリストを格納する配列変数i_idc[1]〜
i_idc[i_n]を使用する。
【0084】また、本実施の形態における図解配置方法
では、配置可能領域指定手段107で入力された配置可
能領域情報は、変数PXs,PYs,PXe,PYeに
格納され、その値は配置可能領域指定手段107より新
たな入力が発生しないかぎり保持される。変数PXs,
PYs,PXe,PYeの領域は、配置可能領域記憶手
段108上に確保される。
【0085】また、本実施の形態における図解配置方法
では、仮配置部109において、テーブルAMTから1
レコードを読み出す時、整列基準点の値を格納する変数
r_xo,r_yoと、整列文字列の個数を格納する変
数r_nと、整列文字列リストの値を格納する配列変数
r_id[1]〜r_id[r_n]と、オフセットの
値を格納す配列変数r_xof[1]〜r_xof[r
_n],r_yof[1]〜r_yof[r_n]を使
用し、テーブルSMTから1レコードを読み出す時、配
置領域の値を格納する変数r_Xs,r_Ys,r_X
e,r_Yeを使用し、オフセットに従って配置した文
字列の配置領域を格納する変数w_Xs,w_Ys,w
_Xe,w_Yeを使用し、カウンター変数iを使用す
る。
【0086】また、本実施の形態における図解配置方法
では、配置領域縮小部110の衝突リスト作成処理にお
いて、文字列の識別子を格納する変数up_idと、作
成したテーブルCLEのアドレス情報を格納する変数T
ARGET_CLE、及びNEW_CLEと、文字列の
配置領域の値を格納する変数Xs_up,Ys_up,
Xe_up,Ye_up、及びXs_dw,Ys_d
w,Xe_dw,Ye_dwと、リストアップした文字
列の識別子の総数を格納する変数list_sum、及
びlist_real_sumと、リストアップした文
字列の識別子を格納する配列変数list[1]〜li
st[list_sum]、及びlist_real
[1]〜list_real[list_real_s
um]と、カウンタ変数i及びmを使用する。
【0087】また、配置領域縮小部110の縮小処理に
おいて、衝突パターンを構成する文字列の個数を格納す
る変数coll_sumと、衝突パターンを構成する文
字列の識別子のリストを格納する配列変数coll_i
d[1]〜coll_id[coll_sum]と、文
字列の縦幅を合計した値を格納変数H_SUMと、文字
列の配置領域を格納する変数Xs,Ys,Xe,Ye
と、配置可能領域を格納する変数P_Xs,P_Ys,
P_Xe,P_Yeと、はみ出し量を格納する変数OV
ERと、縮小量を格納する変数REDUCEと、縮小し
た文字列の配置領域を格納する変数Xs_rd,Ys_
rd,Xe_rd,Ye_rdと、カウンタ変数i及び
kを使用する。
【0088】また、本実施の形態における図解配置方法
では、配置方法に従う制約生成部111、重なり回避の
制約生成部112、領域内配置の制約生成部113、連
結指定要素の配置制約生成部114、包含指定要素の制
約生成部115で生成されるすべての制約式群は、文字
情報として変数EXP_BUFFに格納される。
【0089】また、本実施の形態における図解配置方法
では、配置方法に従う制約生成部111において、テー
ブルAMTから1レコードを読み出す時、整列基準点の
値を格納する変数r_xo,r_yoと、整列文字列の
個数を格納する変数r_nと、整列文字列リストの値を
格納する配列変数r_id[1]〜r_id[r_n]
と、オフセットの値を格納す配列変数r_xof[1]
〜r_xof[r_n],r_yof[1]〜r_yo
f[r_n]を使用し、カウンター変数iを使用する。
【0090】また、本実施の形態における図解配置方法
では、重なり回避の制約生成部112において、衝突パ
ターンを構成する文字列の個数を格納する変数coll
_sumと、衝突パターンを構成する文字列の識別子の
リストを格納する配列変数coll_id[1]〜co
ll_id[coll_sum]と、文字列の識別子を
格納する変数UPPER、及びLOWERと、文字列の
配置領域を格納する変数Xs_up,Ys_up,Xe
_up,Ye_up、及びXs_lo,Ys_lo,X
e_lo,Ye_loと、カウンタ変数iを使用する。
【0091】また、本実施の形態における図解配置方法
では、領域内配置の制約生成部113において、配置可
能領域の値を格納する変数P_Xs,P_Ys,P_X
e,P_Yeと、テーブルSMTから1レコードを読み
出す時、文字列の識別子を格納する変数str_id
と、配置領域を格納する変数Xs_up,Ys_up,
Xe_up,Ye_upを使用する。
【0092】また、本実施の形態における図解配置方法
では、連結指定要素の配置制約生成部114が制約式群
を生成する過程において、テーブルRLTから1レコー
ド読み出す時、根ROOTの値を格納する変数R_RO
OTと、LEAF_SUMの値を格納する変数R_LE
AF_SUMと、葉LEAF[1]〜LEAF[LEA
_SUM]の値を格納する配列変数R_LEAF[1]
〜R_LEAF[R_LEAF_SUM]を使用し、文
字列の識別子を格納する変数TOP、BOT、UPPE
R、CENTER、及びLOWERを使用し、カウンタ
変数iを使用する。また、連結指定要素の配置制約生成
部114が、根と葉の関係リストを抽出する過程におい
て、文字列の識別子を格納する変数R_ID、L_ID
1、及びL_ID2と、カウンタ変数L_SUMを使用
する。
【0093】また、本実施の形態における図解配置方法
では、包含指定要素の配置制約生成部115のY方向の
制約式群生成過程において、テーブルIMTから1レコ
ード読み出す時、親の値を格納する変数R_PAREN
Tと、子の個数の値を格納する変数R_CHILD_S
UMと、子リストの値を格納する配列変数R_CHIL
D[1]〜R_CHILD[R_CHILD_SUM]
を使用し、カウンタ変数iを使用する。
【0094】また、包含指定要素の配置制約生成部11
5のX方向の制約式群生成過程において、テーブルIM
Tから1レコード読み出す時、親の値を格納する変数R
_PARENTと、子の個数の値を格納する変数R_C
HILD_SUMと、子リストの値を格納する配列変数
R_CHILD[1]〜R_CHILD[R_CHIL
D_SUM]を使用し、文字列の識別子を格納するLE
FT、RIGHT、LEFTER、CENTER、及び
RIGHTERを使用し、カウンタ変数iを使用する。
【0095】また、本実施の形態における図解配置方法
では、配置領域計算部116において、変数EXP_B
UFFの中から”〜=”を含む制約式だけを抽出し、抽
出したすべての制約式を格納する変数OBJECT_B
UFFと、変数EXP_BUFFの中から”=”、”
<”、”>”を含む制約式だけを抽出し、抽出したすべ
ての制約式を格納する変数CONSTRAIN_BUF
Fと、数値解法により求められた文字列のY方向の重心
位置の値を格納する配列変数Y[1]〜Y[n]と(n
は文字列の個数)、数値解法により求められた文字列の
X方向の重心位置の値を格納する配列変数X[1]〜X
[n]と、テーブルSMTから読み出された配置領域を
格納する変数Xs,Ys,Xe,Yeと、計算した配置
領域の値を格納するw_Xs,w_Ys,w_Xe,w
_Yeと、カウンタ変数iを使用する。
【0096】また、本実施の形態における図解配置方法
では、表示情報生成部117において、テーブルSMT
から読み出した配置領域の値を格納する変数s_Xs,
s_Ys,s_Xe,s_Yeと、e_Xs,e_Y
s,e_Xe,e_Yeと、p_Xs,p_Ys,p_
Xe,p_Yeと、l_Xs,l_Ys,l_Xe,l
_Yeと、r_Xs,r_Ys,r_Xeと、Xs,Y
s,Xe,Xsを使用し、文字列内容を格納するstr
を使用する。
【0097】次に、図15乃至図35を参照して、本実
施の形態における図解配置方法による処理手順または動
作の概要について説明する。図15は本実施の形態にお
ける図解配置方法の処理手順全体を示すフローチャート
であり、図16〜図35は図15に示す各個々の処理工
程の詳細を示すフローチャートである。その中で、図2
4は全制約式群生成の処理手順全体を示すフローチャー
トであり、図24〜図35は図24に示す各個々の制約
式群生成の処理工程の詳細を示すフローチャートであ
る。
【0098】更に、各図について説明すると、図15は
本発明の一実施の形態における図解配置方法の実施処理
手順全体を示すフローチャート、図16は本発明の一実
施の形態における図解配置方法による文字列入力処理を
示すフローチャート、図17は本発明の一実施の形態に
おける図解配置方法による整列情報入力処理を示すフロ
ーチャート、図18は本発明の一実施の形態における図
解配置方法による関係情報入力処理を示すフローチャー
ト、図19は本発明の一実施の形態における図解配置方
法による仮配置処理を示すフローチャート、図20は本
発明の一実施の形態における図解配置方法によるY方向
の縮小処理を示すフローチャートである。
【0099】また、図21は本発明の一実施の形態にお
ける図解配置方法によるY方向の縮小処理を示すフロー
チャート(続き)、図22は本発明の一実施の形態にお
ける図解配置方法によるY方向の衝突パターンの抽出処
理を示すフローチャート、図23は本発明の一実施の形
態における図解配置方法によるY方向の衝突パターンの
抽出処理を示すフローチャート(続き)、図24は本発
明の一実施の形態における図解配置方法による全制約式
群生成の処理手順全体を示すフローチャート、図25は
本発明の一実施の形態における図解配置方法により整列
情報に従って配置するための制約式群の生成処理を示す
フローチャートである。
【0100】また、図26は本発明の一実施の形態にお
ける図解配置方法により重ならないように配置するため
の制約式群の生成処理を示すフローチャート、図27は
本発明の一実施の形態における図解配置方法により配置
可能領域内に配置するための制約式群の生成処理を示す
フローチャート、図28は本発明の一実施の形態におけ
る図解配置方法により連結関係をもつ文字列を配置する
ための制約式群の生成処理を示すフローチャート、図2
9は本発明の一実施の形態における図解配置方法により
根と葉の関係を抽出する抽出処理を示すフローチャー
ト、図30は本発明の一実施の形態における図解配置方
法により根と葉の関係を抽出する抽出処理を示すフロー
チャート(続き)である。
【0101】また、図31は本発明の一実施の形態にお
ける図解配置方法により包含関係をもつ文字列を配置す
るためのY方向の制約式群の生成処理を示すフローチャ
ート、図32は本発明の一実施の形態における図解配置
方法により包含関係をもつ文字列を配置するためのX方
向の制約式群の生成処理を示すフローチャート、図33
は本発明の一実施の形態における図解配置方法による文
字列の配置領域計算処理を示すフローチャート、図34
は本発明の一実施の形態における図解配置方法による表
示処理を示すフローチャート、図35は本発明の一実施
の形態における図解配置方法による表示処理を示すフロ
ーチャート(続き)である。
【0102】まず最初、図15のステップS1に基づ
き、図16のステップS1―1〜S1―5を参照して、
文字列入力について説明する。そこで、マウスを使って
入力する文字列の配置領域を受け付けた後、キーボード
を使って文字列の内容を受け付ける。こうして受け付け
られた文字列情報は、入力された順に文字列識別子が付
与されて、文字列情報管理テーブルSMTに追加登録さ
れる。これら一連の操作で複数の文字列情報を受け付
け、キーボードにある文字列入力終了ボタンが押下され
ることにより文字列入力を終了する。
【0103】次に、図15のステップS2に基づき、図
17のステップS2―1〜S2―3を参照して、入力し
た文字列の格納について説明する。まず、キーボードを
使って、規則性をもって配置したい文字列の個数を受け
付けて、マウスを使い、その個数だけ文字列をディスプ
レイ上で順に指定していくことにより整列文字列群のリ
ストを受け付る。受け付けた情報は、テーブルAMTに
登録される。さらにマウスを使って整列の基準点、整列
文字列群に所属する各文字列の基準点からのオフセット
を受け付ける。
【0104】受け付けられた各文字列の基準点からのオ
フセット情報は、整列文字列群リストの文字列識別子が
並ぶ順番に対応してテーブルAMTに登録される。これ
ら一連の操作で1つまたは複数の整列情報を受け付け、
キーボードにある整列指定終了ボタンが押下されること
により整列情報の入力を終了する。なお、本実施の形態
においては、文字列の整列情報no入力をユーザから受
け付ける方法を採用したが、入力された文字列の相対位
置などから、システム側がもつルールに基づいて、規則
性をもって配置する文字列や、その整列方法を自動的に
抽出する方法を採用してもよい。
【0105】次に、図15のステップS3に基づき、図
18のステップS3―1〜S3―3を参照して、連結関
係情報の入力について説明する。連結関係情報の入力ま
たは受け付けは、マウスを使って始点側になる文字列と
終点側になる文字列をディスプレイ上で順に指定してい
く。受け付けた連結関係情報は、テーブルCMTに登録
される。これら一連の操作で1つまたは複数の連結関係
情報を受け付け、キーボードにある連結関係指定終了ボ
タンが押下されることにより連結関係情報の入力を終了
する。
【0106】次に、図15のステップS3に基づき、図
18のステップS3―4〜S3―6を参照して、包含関
係情報の入力または受け付けについて説明する。これ
は、マウスを使って親になる文字列をディスプレイ上で
指定する。次に、キーボードを使って、子になる文字列
の個数を受け付けて、その個数ほど子になる文字列をマ
ウスを使ってディスプレイ上で指定する。受け付けた包
含関係情報は、テーブルIMTに登録される。これら一
連の操作で1つまたは複数の包含関係情報を受け付け、
キーボードにある包含関係指定終了ボタンが押下される
ことにより包含関係情報の入力を終了する。
【0107】次に、図15のステップS4を参照して、
配置可能領域情報の受け付けについて説明する。これ
は、キーボードを使って、上端の座標、左端の座標、右
端の座標、下端の座標を順に入力する。キーボードにあ
る配置可能領域指定終了ボタンが押下されることにより
配置可能領域情報の入力を終了する。
【0108】次に、図15のステップS5に基づき、図
19のステップS5−1〜S5−9を参照して、文字列
の仮配置処理について説明する。ここでは、テーブルA
MT上にある整列情報に従って文字列を配置し直し、テ
ーブルSMTの配置領域の値を更新する。整列情報に従
って配置し直した文字列の配置領域の計算には、〔数
1〕を使用する。
【0109】
【数1】
【0110】次に、図15のステップS6に基づき、図
20のステップS60、及び図22のステップS60―
1〜図23のステップS60―26を参照して、配置可
能領域内にすべての文字列が入り切るようにするための
縮小処理について説明する。そこで、配置可能領域内に
すべての文字列が入り切るように、各文字列の配置領域
の縮小処理を行なう。この縮小処理においては、X方向
の縮小処理とY方向の縮小処理を独立して行なう。
【0111】X方向の縮小処理とY方向の縮小処理は、
その方向が異なる以外ほぼ同一の処理であり、ここでの
説明はY方向の縮小処理についてのみ説明する。Y方向
の縮小処理の第1ステップとして、衝突パターンを管理
するテーブルCLHとCLEを作成する。この時、文字
列同士の衝突の判定には、〔数2〕および〔数3〕を使
用する。図22のステップS60−11の処理では、あ
る文字列に対してぶつかる可能性のある文字列をすべて
抽出しており、ステップS60−13〜ステップS60
−18の処理で、そのぶつかる可能性のある文字列の中
から、直下にぶつかるものだけを抽出している。
【0112】
【数2】
【0113】
【数3】
【0114】衝突パターンを管理するCLHとCLEの
作成が終了すると、そのテーブルに基づいて、実際のY
方向の縮小処理を行なう。ステップS6ー2では、テー
ブルCLHとCLEのリンク情報から、1つの衝突パタ
ーンの情報、すなわち一つの突パターンを構成する文字
列の個数、および1つの衝突パターンを構成する文字列
の識別子のリストを抽出している。衝突パターンの情報
の抽出は、CLHとCLEのリンク情報を辿ることで、
容易に抽出できる。
【0115】なお、衝突パターンを構成する文字列の識
別子のリストcoll_id[1]〜coll_id
[coll_sum]は、抽出後、文字列のY方向の重
心位置が小さい順に並び変えられる。各衝突パターンに
ついて、その文字列の縦幅の合計を〔数4〕で求め、そ
の縦幅の合計が、配置可能領域からどれだけはみ出すか
を〔数5〕で求め、そのはみ出し量に基づいて、各文字
列の縮小担当量を〔数6〕で求め、求めた縮小担当量だ
け縮小した文字列の配置領域を〔数7〕で計算する。
【0116】
【数4】
【0117】
【数5】
【0118】
【数6】
【0119】
【数7】
【0120】求めた縮小担当量だけ文字列のY方向の配
置領域を縮小し、テーブルSMTの配置領域の値を更新
する。
【0121】次に、図15のステップS7に基づき、図
24のステップS70〜S74、及び図25〜図35を
参照して、各文字列に関する制約式群の生成について説
明する。まず、図24のステップS70,図25のステ
ップS70−1〜S70−8を参照して、各文字列の配
置に関する制約式群の生成について説明する。
【0122】配置に関する制約式群とは、「文字列同士
を整列情報に従うように配置する」、「文字列同士を重
ならないように配置する」、「文字列を配置可能領域内
に収める」、「連結関係を指定された文字列を、連結指
定された文字列の配置ルールに従って配置する」、「包
含関係を指定された文字列を、包含関係を指定された文
字列の配置ルールに従って配置する」という配置に関す
る制約条件を、各文字列の重心位置に関する制約式とし
て表現し、この制約式をまとめたものである。制約式に
は、その制約式を絶対に満足させるべき「強い制約式」
と、なるべく満足させるべき「弱い制約式」を用意す
る。
【0123】この制約式群の生成処理において、X方向
の制約式群の生成とY方向の制約式群の生成は独立して
行なう。X方向の制約式群の生成方法と、Y方向の制約
式群の生成方法は、その方向が異なる以外ほぼ同一の処
理であり、以下の説明では、Y方向の制約式群の生成処
理についてのみ説明する。ただし、包含関係を指定され
た文字列に対する制約式群の生成は、X方向とY方向の
両方でその処理の方法を説明する。
【0124】まず、制約式群生成の第1ステップとし
て、「文字列同士を整列情報に従うように配置する」と
いう制約条件を満足するためのY方向の制約式群を生成
する。各文字列の重心位置に関する制約式は、〔数8〕
で表現される。
【0125】
【数8】
【0126】〔数8〕で与えられる制約式は、絶対に満
足させるべき「強い制約式」である。生成した制約式
は、順次追加していき、まとめて1つの制約式群とす
る。X方向の制約式群の生成も同様である。
【0127】次に、図15のステップS7に基づき、図
24のステップS71、及び図26のステップS71−
1〜S71−11を参照して、文字列同士が重ならない
ように配置するための制約式群の生成について説明す
る。これは、制約式群生成の第2のステップとして、
「文字列同士を重ならないように配置する」という制約
条件を満足するためのY方向の制約式群を生成するもの
である。各文字列の重心位置に関する制約式は、〔数
9〕で表現される。
【0128】
【数9】
【0129】〔数9〕で与えられる制約式は、絶対に満
足させるべき「強い制約式」である。生成した制約式
は、前ステップ(ステップS70)で生成した制約式群
に追加していき、まとめて1つの制約式群とする。X方
向の制約式群の生成も同様である。
【0130】次に、図15のステップS7に基づき、図
24のステップS72、及び図27のステップS72−
1〜S71−5を参照して、文字列を配置可能領域内に
おさめるための制約式群の生成について説明する。これ
は、制約式群生成の第3ステップとして、「文字列を配
置可能領域内におさめる」という制約条件を満足するた
めのY方向の制約式群を生成する。各文字列の重心位置
に関する制約式は、〔数10〕で表現される。
【0131】
【数10】
【0132】〔数10〕で与えられる制約式は、絶対に
満足させるべき「強い制約式」である。生成した制約式
は、前ステップ(ステップS71)で生成した制約式群
に追加していき、まとめて1つの制約式群とする。X方
向の制約式群の生成も同様である。
【0133】次に、図15のステップS7、図24のス
テップS73、及び図28のステップS73−1〜S7
3−11を参照して、連結関係が指定された文字列を、
連結指定された文字列の配置ルールに従って配置するた
めの制約式群の生成について説明する。それは、制約式
群生成の第4ステップとして、「連結関係を指定された
文字列を、連結指定された文字列の配置ルールに従って
配置する」という制約条件を満足するためのY方向の制
約式群の生成処理である。
【0134】本実施の形態においては、連結指定された
文字列の配置ルールに、根にあたる文字列のY方向の重
心位置を、葉を構成する文字列のうち上端にある文字列
と下端にある文字列の真中に置くというルールと、葉を
構成する文字列同士のY方向の間隔を均等にするという
ルールの2つのルールを採用する。これらのルールを満
足する制約式群を生成するために、その前処理として根
と葉の関係情報を抽出し、この関係をテーブルRLTを
作成して管理する。RLTの作成は、図28のステップ
S730に基づき、図29のステップS730−1〜図
30のステップS730−20に従って行われる。
【0135】テーブルRLTの作成が終了すると、その
テーブルに基づいて、根と葉の関係にある文字列に対し
て、Y方向の制約式群の生成を行なう。図28のステッ
プS73−2では、RLTの1レコードから根にあたる
文字列の識別子、葉を構成する文字列の個数、葉を構成
する文字列の識別子のリストを読み出している。葉を構
成する文字列の識別子のリストを読み出して格納したR
_LEAF[1]〜R_LEAF[R_LEAF_SU
M]の順番は、文字列のY方向の重心位置が小さい順に
並び変えられる。根にあたる文字列のY方向の重心位置
を、葉を構成する文字列のうち上端にある文字列と下端
にある文字列の真中に置くという制約式を〔数11〕で
与え、葉を構成する文字列を均等に配置するという制約
式を〔数12〕で与える。
【0136】
【数11】
【0137】
【数12】
【0138】〔数11〕および〔数12〕で与える制約
式は、なるべく満足させるべき「弱い制約式」である。
生成した制約式は、前ステップ(ステップS72)で生
成した制約式群に追加していき、まとめて1つの制約式
群とする。X方向の制約式群の生成も同様である。
【0139】なお、連結関係を指定された文字列の配置
ルールは、上記したルールに限定されるものではなく、
根にあたる文字列のY方向の重心位置を、葉を構成する
文字列のうち上端にある文字列のY方向の重心位置に合
わせるといったルールや、根にあたる文字列のY方向の
重心位置を、葉を構成する文字列のうち下端にある文字
列のY方向の重心位置に合わせるといったルールを採用
してもよい。
【0140】次に、図15のステップS7に基づき、図
24のステップS74、及び図31のステップS74−
1〜S74−7を参照して、包含関係を指定された文字
列を、包含関係を指定された文字列の配置ルールに従っ
て配置するための制約式群の生成について説明する。こ
の例による制約式群の生成処理は、制約式群生成の第5
ステップとして、「包含関係を指定された文字列を、包
含関係を指定された文字列の配置ルールに従って配置す
る」という、制約条件を満足するためのY方向の制約式
群の生成処理である。
【0141】本実施の形態においては、包含関係指定さ
れた文字列の配置ルールに、親にあたる文字列のY方向
の重心位置と、子にあたる文字列の重心位置との間隔を
一定の値にするというルールを採用する。このルールを
満足するための制約式を〔数13〕で与える。
【0142】
【数13】
【0143】〔数13〕で与えられる制約式は、なるべ
く満足させるべき「弱い制約式」である。生成した制約
式は、前ステップ(図24のステップS72)で生成し
た制約式群に追加していき、まとめて1つの制約式群と
する。
【0144】一方、X方向の制約式群の生成処理につい
ては、図15のステップS7に基づき、図24のステッ
プS74、及び図32のステップS74ー2−1〜S7
4ー2−10を参照して説明する。その配置ルールとし
ては、親にあたる文字列のX方向の重心位置を、子にあ
たる文字列群のうち左端にある文字列と右端にある文字
列の真中に置くというルールと、子にあたる文字列同士
のX方向の間隔を均等にするというルールの2つのルー
ルを採用する。このルールを満足するための制約式を
〔数14〕、〔数15〕で与える。
【0145】
【数14】
【0146】
【数15】
【0147】〔数14〕および〔数15〕で与えられる
制約式は、なるべく満足させるべき「弱い制約式」であ
る。Y方向の処理と同様に、これらの式を集めてX方向
の制約式群とする。以上で包含関係を指定された文字列
に対する制約式群の生成処理を終了する。なお、包含関
係を指定された文字列の配置ルールは、上記したルール
に限定されるものではなく、子を縦並び配置する、子を
円環状に配置する、親を子に対して左によせて配置する
などといったルールを採用してもよい。
【0148】次に、図15のステップS8に基づき、図
33のステップS8−1〜S8−10を参照して、ステ
ップS7で生成した制約式群を満足する文字列の配置領
域を求める処理について説明する。生成した制約式群の
うち”〜=”の文字列を含む制約式を、なるべく満足す
べき式とし、”=”または”<”または”>”の文字列
を含む制約式を、絶対に満足すべき式とする。本実施の
形態においては、上記した制約式を満足する解をLag
range乗数法を用いた数値計算によって求める。こ
の手法は、非線形計画問題などの解法として一般的に用
いられる方法であり、本実施の形態における詳しい説明
は省略する。上記した方法で求められた解は、各制約式
を満たす文字列の重心位置の値であり、この重心位置の
値から、〔数16〕によって文字列の配置領域を計算す
る。
【0149】
【数16】
【0150】〔数16〕でもとめた文字列の配置領域
を、テーブルSMTの配置領域の値に格納する。
【0151】なお、本実施の形態において、制約式を満
足する解の計算にLagrange乗数法を用いたが、
計算方法はこれに限定されるものではなく、他の計算方
法を用いていもよい。
【0152】最後に、図15のステップS9に基づき、
図34のステップS9−1〜図35のステップS9−1
6を参照して、すべての連結図形、包含図形、文字列を
ディスプレイ上に表示する処理について説明する。連結
図形の始点と終点は〔数17〕で求め、包含図形のパラ
メータは〔数18〕で求める。
【0153】
【数17】
【0154】
【数18】
【0155】包含図形のパラメータとは、包含図形の形
状を特定するパラメータであり、図36に示す、X方向
の径、Y方向の径、包含図形の中心点である。文字列
は、各文字列の配置領域内にその文字の内容を表示す
る。文字の大きさは、各文字列の配置領域に入りきる最
大の大きさにする。
【0156】
【実施例】以下、図36乃至図49を参照して、本実施
の形態における図解配置方法の具体的なデータを用いた
実施例について説明する。図36は本発明の一実施の形
態における図解配置方法による包含図形のパラメータの
説明図、図37は本発明の一実施の形態における図解配
置方法による具体的なデータ例を用いた処理の流れ(デ
ィスプレイ表示)を示す図、図38は本発明の一実施の
形態における図解配置方法による具体的なデータ例を用
いた文字列情報管理テーブルの内容を示す図、図39は
本発明の一実施の形態における図解配置方法による具体
的なデータ例を用いた衝突ヘッダーテーブル及び衝突エ
ントリテーブルの内容を示す図である。
【0157】また、図40は本発明の一実施の形態にお
ける図解配置方法による具体的なデータ例を用いた処理
の流れ(ディスプレイ表示)を示す図、図41は本発明
の一実施の形態における図解配置方法による具体的なデ
ータ例を用いた文字列情報管理テーブルの内容を示す
図、図42は本発明の一実施の形態における図解配置方
法による具体的なデータ例を用いた整列情報管理テーブ
ルの内容を示す図、図43は本発明の一実施の形態にお
ける図解配置方法による具体的なデータ例を用いた処理
の流れ(ディスプレイ表示)を示す図、図44は本発明
の一実施の形態における図解配置方法による具体的なデ
ータ例を用いた文字列情報管理テーブルの内容を示す図
である。
【0158】また、図45は本発明の一実施の形態にお
ける図解配置方法による具体的なデータ例を用いた包含
関係管理テーブルの内容を示す図、図46は本発明の一
実施の形態における図解配置方法による具体的なデータ
例を用いた処理の流れ(ディスプレイ表示)を示す図、
図47は本発明の一実施の形態における図解配置方法に
よる具体的なデータ例を用いた文字列情報管理テーブル
の内容を示す図、図48は本発明の一実施の形態におけ
る図解配置方法による具体的なデータ例を用いた連結関
係管理テーブルの内容を示す図、図49は本発明の一実
施の形態における図解配置方法による具体的なデータ例
を用いた根と葉の関係テーブルの内容を示す図である。
【0159】以下の説明においては、具体的なデータを
用い、上記の処理手順によりどのような表示結果が表れ
るかを具体的な例をあげて説明する。まず、本実施例で
使用するディスプレイのサイズは、例として、図37に
示すものを使用する。すなわち、本実施例で使用するデ
ィスプレイのサイズは、X方向のサイズを160mm、
Y方向のサイズを120mmとする。また、処理の流れ
は図15の各ステップに従って行われるものとする。
【0160】まず、第1の例として図37〜図39を参
照し、入力された文字列を縮小して、配置可能領域内に
おさめる処理を中心に説明する。図37は、ディスプレ
イの表示状態((A)は処理前、(B)は処理後)を表
し、図38は、テーブルSMTの内容を表し、図39は
衝突パターンを管理するテーブルCLHおよびCLEの
データ構造を表したものである。
【0161】図15のステップS1で「東京」「大阪」
「福岡」「京都」が入力される。図37の(A)は、そ
の時のディスプレイの状態を示したもので、図38の
(A)は、入力された文字列の配置領域の値、すなわ
ち、例えば、文字列〔東京〕の配置領域情報は(左端ま
たは上端から、60、5、100、25mm)であるこ
とを示す等、その時のテーブルSMTの状態を示したも
のである。図15のステップS2からステップS3まで
の入力は、本データ例では何もなかったものとする。
【0162】次に、ステップS4で、配置可能領域の値
を入力する。このデータ例では、配置可能領域の値を
(10、30、150、90)とする。図37には、文
字列と配置可能領域の位置関係を明らかにするため、配
置可能領域を破線で図示している。次に、図15のステ
ップS5で仮配置処理をおこなう。このデータ例では整
列情報が入力されていないため、このステップの説明は
省略する。次に図15のステップS6で、配置可能領域
の値と、文字列の縦幅(横幅)の合計から、各文字列の
縮小担当量を計算する。文字列の縦幅(横幅)の合計を
求める際に必要な文字列の衝突パターンの情報は、Y方
向に関しては図39のようになる。縮小担当量だけ縮小
した文字列の配置領域の値は、図38の(B)のように
なる。
【0163】次に、図15のステップS7で、文字列の
重心位置に対する制約式群を生成する。「文字列同士を
重ならないように配置する」という制約条件を満足する
ための具体的な制約式は、Y方向に関して〔数19〕の
ようになる。また、「文字列を配置可能領域内におさめ
る」という制約条件を満足するための具体的な制約式
は、Y方向に関して〔数20〕のようになる。この他、
必要な制約式を生成するが、後述するデータ例で詳しく
説明しているので、ここでの説明は省略する。
【0164】
【数19】
【0165】
【数20】
【0166】上記した制約式を集めて一つの制約式群と
し、この制約式群内の各式を満足する解を、図15のス
テップS8で求める。求めた解から文字列の配置領域を
決定し、その結果をテーブルSMTに書き込む。図38
の(C)は、決定された配置領域の値(すなわち、例え
ば、文字列〔東京〕をみると、その配置領域は(60、
30、100、45)で示される)が格納されている。
【0167】最後に、テーブルSMTの値をもとに、す
べての文字列をもう一度表示しなおす。図37の(B)
は決定された表示領域の値を基に表示したその表示結果
であり、文字列が縮小され配置可能領域内におさめられ
ている。
【0168】次に、図40〜図42を参照して、具体的
なデータを用いた第2の例について説明する。この例で
は、整列方法が指定された文字列を、整列方法にしたが
って配置する処理を中心に説明する。図40は、ディス
プレイの表示状態を示し((A)は処理前、(B)は処
理後)、図41は、テーブルSMTの内容を表し、図4
2は、テーブルAMTの内容を表している。図15のス
テップS1で「東京」「大阪」「福岡」「京都」が入力
される。図40の(A)は、その時のディスプレイの状
態を示したもので、図41の(A)は、その時のテーブ
ルSMTの状態を示したものである。
【0169】次に、図15のステップS2で整列情報の
入力をうける。この例では、文字列を円環状にな並べる
という指定が入力されたものとする。この整列情報は、
テーブルAMTで、図42のように管理される。図15
のステップS3での入力は、本データ例では何もなかっ
たものとする。次に、図15のステップS4で、配置可
能領域の値を入力する。このデータ例では、配置可能領
域の値を(10、10、150、110)としている。
図40には、文字列と配置可能領域の位置関係を明らか
にするため、配置可能領域を破線で図示している。
【0170】次に、図15のステップS5で仮配置処理
をおこなう。図41の(B)には、仮配置処理をおこっ
た文字列の配置領域の値が格納されている。図15のス
テップS6で縮小処理をおこなうが、このデータ例では
実際の縮小は発生しない。次に図15のステップS7
で、文字列の重心位置に対する制約式群を生成する。
「文字列同士を整列情報に従うように配置する」という
制約条件を満足するための具体的な制約式は、Y方向に
関して〔数21〕、X方向に関して〔数22〕のように
なる。
【0171】
【数21】
【0172】
【数22】
【0173】この他、必要な制約式を生成するが、後述
(または前述)するデータ例で詳しく説明しているの
で、ここでの説明は省略する。上記した制約式を集めて
一つの制約式群とし、この制約式群内の各式を満足する
解を、図15のステップS8で求める。求めた解から文
字列の配置領域を決定し、その結果をテーブルSMTに
書き込む。図41の(C)は、決定された配置領域の値
が格納される。最後に、テーブルSMTの値をもとに、
すべての文字列をもう一度表示しなおす。図40の
(B)はその表示結果であり、文字列が指定された整列
方法に従って配置される。
【0174】次に、図43〜図45を参照して、具体的
なデータを用いた第3の例について説明する。この例で
は、包含関係を指定された文字列を、包含の配置ルール
にしたがって配置する処理を中心に説明する。図43
は、ディスプレイの表示状態を示し、図44は、テーブ
ルSMTの内容を表し、図45は、テーブルIMTの内
容を表す。
【0175】図15のステップS1で「東京」「大阪」
「福岡」「京都」が入力される。図43の(A)は、そ
の時のディスプレイの状態を示したもので、図44の
(A)は、その時入力された文字列のテーブルSMTの
状態を示したものである。次に、図15のステップS2
で整列情報の入力をうける。このデータ例では整列情報
の入力はないものとする。次に、図15のステップS3
で、「東京」を包含関係の親、「大阪」「福岡」「京
都」を包含関係の子として入力する。入力されたこの包
含関係の情報は、テーブルIMTで図45のように管理
される。
【0176】次に、図15のステップS4で、配置可能
領域の値を入力する。このデータ例では、配置可能領域
の値を(10、10、150、110)としている。図
43には、文字列と配置可能領域の位置関係を明らかに
するため、配置可能領域を破線で図示している。次に、
図15のステップS5で仮配置処理をおこなう。このデ
ータ例では、整列情報の入力はないものとするので説明
を省略する。図15のステップS6で縮小処理をおこな
うが、このデータ例では実際の縮小は発生しない。
【0177】次に図15のステップS7で、文字列の重
心位置に対する制約式群を生成する。「包含関係を指定
された文字列を、包含関係を指定された文字列の配置ル
ールに従うように配置する」という制約条件を満足する
ための具体的な制約式は、X方向に関しては〔数2
3〕、Y方向に関して〔数24〕のようになる。
【0178】
【数23】
【0179】
【数24】
【0180】この他、必要な制約式を生成するが、後述
(または前述)するデータ例で詳しく説明しているの
で、ここでの説明は省略する。上記した制約式を集めて
一つの制約式群とし、この制約式群内の各式を満足する
解を、図15のステップS8で求める。求められた解か
ら文字列の配置領域を決定し、その結果をテーブルSM
Tに書き込む。図44の(B)は、決定された文字列の
配置領域の値が格納される。
【0181】最後に、テーブルSMTの値をもとに、す
べての文字列と、包含関係を表す図形を表示する。図4
3の(B)はその表示結果であり、包含関係を指定され
た文字列が包含の配置ルールににしたがって配置され、
包含関係を表す図形が表示される。
【0182】次に、図46〜図49を参照して、具体的
なデータを用いた第4の例について説明する。この例で
は、連結関係を指定された文字列を、連結の配置ルール
ににしたがって配置する処理を中心に説明する。図46
は、ディスプレイの表示状態を示し、図47は、テーブ
ルSMTの内容を表し、図48は、テーブルCMTの内
容を表し、図49は、テーブルRLTの内容を表す。
【0183】図15のステップS1で「東京」「大阪」
「福岡」「京都」が入力される。図46の(A)は、そ
の時のディスプレイの状態を示したもので、図47の
(A)は、その時のテーブルSMTの状態を示したもの
である。次に、図15のステップS2で整列情報の入力
をうける。このデータ例では整列情報の入力はないもの
とする。次に、図15のステップS3で、始点側を「東
京」、終点側を「大阪」とする連結関係と、始点側を
「東京」、終点側を「福岡」とする連結関係と、始点側
を「東京」、終点側を「京都」とする連結関係を入力す
る。
【0184】入力されたこの連結関係の情報は、テーブ
ルCMTで図48のように管理される。次に、図15の
ステップS4で、配置可能領域の値を入力する。このデ
ータ例では、配置可能領域の値を(10、10、15
0、110)としている。図46には、文字列と配置可
能領域の位置関係を明らかにするため、配置可能領域を
破線で図示している。次に、図15のステップS5で仮
配置処理をおこなう。このデータ例では、整列情報の入
力はないものとするので説明を省略する。
【0185】図15のステップS6で縮小処理をおこな
うが、このデータ例では実際の縮小は発生しない。次に
図15のステップS7で、文字列の重心位置に対する制
約式群を生成する。「連結関係を指定された文字列を、
連結関係を指定された文字列の配置ルールに従うように
配置する」という制約条件を満足するための具体的な制
約式は、Y方向に関しては〔数25〕のようになる。
【0186】
【数25】
【0187】この制約式を生成する際に必要な根と葉の
関係情報は、図49のようになる。この他、必要な制約
式を生成するが、後述(または前述)するデータ例で詳
しく説明しているので、ここでの説明は省略する。上記
した制約式を集めて一つの制約式群とし、この制約式群
内の各式を満足する解を、図15のステップS8で求め
る。求めた解から文字列の配置領域を決定し、その結果
をテーブルSMTに書き込む。図47の(B)には、決
定された配置領域の値が格納される。最後に、テーブル
SMTの値をもとに、すべての文字列と、連結関係を表
す図形を表示する。図46の(B)はその表示結果であ
り、連結関係を指定された文字列が連結の配置ルールに
にしたがって配置され、連結関係を表す図形が表示され
る。
【0188】なお、本実施の形態では、文字列に対する
配置処理の説明をおこなったが、配置処理の対象となる
ものはこれに限定されるものではなく、円、多角形など
の図形や、イラストなどでもよい。
【0189】このように、本実施の形態における図解配
置方法では、「文字列同士を整列情報に従うように配置
する」、「文字列同士を重ならないように配置する」、
「文字列を配置可能領域内におさめる」、「連結関係を
指定された文字列を、連結指定された文字列の配置ルー
ルに従って配置する」、「包含関係を指定された文字列
を、包含関係を指定された文字列の配置ルールに従って
配置する」という配置に関する制約条件を、各文字列の
重心位置に関する制約式として自動的に生成し、これら
すべての制約式をもっともよく満足する配置位置もとめ
るため、図解の適切な配置処理を自動的に行なうことが
できる。
【0190】
【発明の効果】本発明の第1の構成による図解配置方法
は、以上説明したように構成し、特に、入力された整列
情報に従って要素を配置する場合、その整列情報に従う
配置を実現する数式を自動的に生成し、その数式をもっ
ともよく満足する配置位置を決定するようにしたことに
より、整列情報に従う配置を実現するための数式の入力
を行なう必要がなく、整列情報に従った配置処理を少な
い操作数で正確に行なうことができる。
【0191】本発明の第2の構成による図解配置方法
は、以上説明したように構成し、特に、要素同士が重な
らない配置を実現する数式を自動的に生成して、その数
式をもっともよく満足する配置位置を決定するようにし
たことにより、文字列の重なりが回避され、よりバラン
スのとれた要素の配置を実現できる。
【0192】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加えて、要素を配置することができる範囲を指
定された場合に、その範囲内に要素を収める配置を実現
する数式を自動的に生成して、その数式をもっともよく
満足する配置位置を決定するようにしたことにより、あ
る範囲内に要素をおさめるような配置処理を少ない操作
数で正確に行なうことができる。
【0193】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、要素を指定された範囲に要素をおさめ
ようとすると要素同士に重なりが発生するような場合に
も、要素の縮小処理を予め行なうようにしたことによ
り、ある範囲内に、重なりが発生しないように配置する
ことができ、よりバランスのとれて配置を行うことがで
きる。
【0194】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
の効果に加えて、連結関係を指定された要素に対して、
連結関係を指定された要素の配置ルールに従って配置す
る数式を生成し、その数式をもっともよく満足する配置
位置を決定するようにしたことにより、連結関係が指定
された要素のより適切な配置を実現できる。
【0195】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加えて、包含関係を指定された要素に対して、
包含関係を指定された要素の配置ルールに従って配置す
る数式を生成し、その数式をもっともよく満足する配置
位置を決定するようにしたことにより、包含関係が指定
された要素のより適切な配置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における図解配置方法を
実現する図解配置システムのシステム構成図
【図2】図1に示す図解配置システムにより本実施の形
態の図解配置方法の実施に使用するハードウエアの構成
を示すブロック図
【図3】本発明の一実施の形態における図解配置方法に
使用する文字列情報管理テーブルのデータ構造を示す図
【図4】本発明の一実施の形態における図解配置方法に
よる文字列の配置領域の説明図
【図5】本発明の一実施の形態における図解配置方法に
使用する整列情報管理テーブルのデータ構造を示す図
【図6】本発明の一実施の形態における図解配置方法で
使用する連結関係の説明図
【図7】本発明の一実施の形態における図解配置方法で
使用する包含関係の説明図
【図8】本発明の一実施の形態における図解配置方法に
使用する連結関係管理テーブルのデータ構造を示す図
【図9】本発明の一実施の形態における図解配置方法に
使用する包含関係管理テーブルのデータ構造を示す図
【図10】本発明の一実施の形態における図解配置方法
で使用する衝突パターンの説明図
【図11】本発明の一実施の形態における図解配置方法
に使用する衝突ヘッダーテーブル及び衝突エントリテー
ブルのデータ構造を示す図
【図12】本発明の一実施の形態における図解配置方法
に使用する衝突ヘッダーテーブル及び衝突エントリテー
ブルに具体的なデータを入れた例を示す図
【図13】本発明の一実施の形態における図解配置方法
で使用する根と葉の説明図
【図14】本発明の一実施の形態における図解配置方法
で使用する根と葉の関係を示す根と葉の関係テーブルの
データ構造図
【図15】本発明の一実施の形態における図解配置方法
の実施処理全体を示すフローチャート
【図16】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による文字列入力処理を示すフローチャート
【図17】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による整列情報入力処理を示すフローチャート
【図18】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による関係情報入力処理を示すフローチャート
【図19】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による仮配置処理を示すフローチャート
【図20】本発明の一実施の形態における図解配置方法
によるY方向の縮小処理を示すフローチャート
【図21】本発明の一実施の形態における図解配置方法
によるY方向の縮小処理を示すフローチャート(続き)
【図22】本発明の一実施の形態における図解配置方法
によるY方向の衝突パターンの抽出処理を示すフローチ
ャート
【図23】本発明の一実施の形態における図解配置方法
によるY方向の衝突パターンの抽出処理を示すフローチ
ャート(続き)
【図24】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による制約式群の生成処理を示すフローチャート
【図25】本発明の一実施の形態における図解配置方法
により整列情報に従って配置するための制約式群の生成
処理を示すフローチャート
【図26】本発明の一実施の形態における図解配置方法
により重ならないように配置するための制約式群の生成
処理を示すフローチャート
【図27】本発明の一実施の形態における図解配置方法
により配置可能領域内に配置するための制約式群の生成
処理を示すフローチャート
【図28】本発明の一実施の形態における図解配置方法
により連結関係をもつ文字列を配置するための制約式群
の生成処理を示すフローチャート
【図29】本発明の一実施の形態における図解配置方法
により根と葉の関係を抽出する抽出処理を示すフローチ
ャート
【図30】本発明の一実施の形態における図解配置方法
により根と葉の関係を抽出する抽出処理を示すフローチ
ャート(続き)
【図31】本発明の一実施の形態における図解配置方法
により包含関係をもつ文字列を配置するためのY方向の
制約式群の生成処理を示すフローチャート
【図32】本発明の一実施の形態における図解配置方法
により包含関係をもつ文字列を配置するためのX方向の
制約式群の生成処理を示すフローチャート
【図33】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による文字列の配置領域計算処理を示すフローチャート
【図34】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による表示処理を示すフローチャート
【図35】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による表示処理を示すフローチャート(続き)
【図36】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による包含図形のパラメータの説明図
【図37】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた処理の流れ(ディスプ
レイ表示)を示す図
【図38】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた文字列情報管理テーブ
ルの内容を示す図
【図39】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた衝突ヘッダーテーブル
及び衝突エントリテーブルの内容示す図
【図40】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた処理の流れ(ディスプ
レイ表示)を示す図
【図41】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた文字列情報管理テーブ
ルの内容を示す図
【図42】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた整列情報管理テーブル
の内容を示す図
【図43】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた処理の流れ(ディスプ
レイ表示)を示す図
【図44】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた文字列情報管理テーブ
ルの内容を示す図
【図45】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた包含関係管理テーブル
の内容を示す図
【図46】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた処理の流れ(ディスプ
レイ表示)を示す図
【図47】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた文字列情報管理テーブ
ルの内容を示す図
【図48】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた連結関係管理テーブル
の内容を示す図
【図49】本発明の一実施の形態における図解配置方法
による具体的なデータ例を用いた根と葉の関係テーブル
の内容を示す図
【図50】従来の図解配置方法を実現する図解配置シス
テムのシステム構成図
【符号の説明】
31 キーボード 32 マウス 33 ディスプレイ 34 ビデオRAM 35 主記憶装置 36 中央処理装置 37 補助記憶装置 38 バス 101 文字列入力手段 102 文字列情報記憶手段 103 整列情報入力手段 104 整列情報記憶手段 105 関係情報入力手段 106 関係情報記憶手段 107 配置可能領域指定手段 108 配置可能領域記憶手段 109 仮配置部 110 配置領域縮小部 111 配置方法に従う制約生成部 112 重なり回避の制約生成部 113 領域内配置の制約生成部 114 連結指定要素の配置制約生成部 115 包含指定要素の配置制約生成部 116 配置領域計算部 117 表示情報生成部 118 表示手段 201 要素入力手段 202 要素情報記憶手段 203 配置制約式入力手段 204 配置制約式記憶手段 205 配置位置計算部 206 表示情報生成部 207 表示手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図解を構成する要素と、該要素の始点と終
    点の情報からなる配置領域情報を1つ以上、要素入力手
    段を介して入力し、 前記入力された要素と配置領域情報とを要素情報記憶手
    段に記憶し、 前記要素情報記憶手段に記憶された要素同士の相対位置
    に規則性を持たせる要素の組とその規則性を示す1以上
    の整列情報とを整列情報入力手段を介して入力し、 前記整列情報入力手段から入力された整列情報を整列情
    報記憶手段に記憶する各工程を含む図解配置方法であっ
    て、 前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、前
    記整列情報記憶手段に記憶された整列情報とに基づき、
    前記整列情報で指定された要素の配置を実現する数式を
    1つ以上生成し、生成された数式をまとめて制約式群を
    形成し、 前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、前
    記生成された制約式群から、制約式群を構成するすべて
    の数式を満足する要素の配置領域を計算して、前記要素
    情報記憶手段に記憶された配置領域情報の値を更新し、 前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報の値
    と、前記要素情報記憶手段に記憶された要素の情報とに
    基づき、すべての要素の表示データを作成し、 前記作成された表示データに基づき表示手段に表示する
    各工程からなり、整列情報に基づきそこで指定された要
    素の配列を実現する数式を自動的に生成して要素の配置
    を決定するようにしたことを特徴とする図解配置方法。
  2. 【請求項2】前記要素情報記憶手段に記憶された配置領
    域情報に基づき、入力する要素同士が重ならない配置を
    実現する数式を1以上生成し、生成した数式を制約式群
    に加入する各工程を含むことを特徴とする請求項1記載
    の図解配置方法。
  3. 【請求項3】要素を配置することができる上端の座標、
    下端の座標、左端の座標、右端の座標を示す配置可能領
    域情報を配置可能領域入力手段を介し入力して配置可能
    領域記憶手段に記憶し、 前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、前
    記配置可能領域記憶手段に記憶された配置可能領域情報
    とに基づき、配置可能領域内に全ての要素を配置するこ
    とを実現する数式を1以上生成し、生成された数式を制
    約式群に加入する各工程を含むこと特徴とする請求項2
    記載の図解配置方法。
  4. 【請求項4】前記整列情報記憶手段に記憶された整列情
    報に従い前記要素情報記憶手段に記憶された要素の配置
    領域情報を更新し、 前記更新された配置領域情報と、配置可能領域記憶手段
    に記憶された配置可能領域情報に基づき、前記配置可能
    領域内に、すべての要素が入りきるまで要素の配置領域
    を縮小して前記配置領域情報を更新する各工程を含むこ
    とを特徴とする請求項1または3記載の図解配置方法。
  5. 【請求項5】要素同士が結ばれていることを視覚的に表
    す連結図形によって結ばれる要素の組の情報からなる1
    以上の連結関係情報を関係情報入力手段を介して入力
    し、 前記入力された連結関係情報を関係情報記憶手段に記憶
    し、 前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、前
    記関係情報記憶手段に記憶された連結関係情報とに基づ
    き、連結図形によって結ばれる要素の配置領域を決定す
    る数式を1以上生成し、 前記生成した数式を制約式群に加入し、 前記制約式群を構成する全ての数式を満足する配置領域
    を求めて前記配置領域情報を更新し、 前記更新された配置領域情報と、前記関係情報記憶手段
    に記憶された連結関係情報とに基づき、要素同士を結ぶ
    全ての連結図形の表示データを作成する各工程を含むこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、または4記載の図解
    配置方法。
  6. 【請求項6】要素同士が含む側と含まれる側の関係であ
    ることを視覚的に表す包含図形によって包含される要素
    の組の情報からなる1以上の包含関係情報を前記関係情
    報入力手段を介して入力し、 前記関係情報入力手段により入力された包含関係情報を
    関係情報記憶手段に記憶し、 前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、前
    記関係情報記憶手段に記憶された包含関係情報に基づ
    き、包含図形によって関連づけられる要素の配置領域を
    決定する数式を1以上生成し、 前記生成された数式を制約式群に加入し、 前記制約式群を構成する全ての数式を満足する配置領域
    を求めて前記配置領域情報を更新し、 前記更新された配置領域情報と、前記関係情報記憶手段
    に記憶された包含関係情報とに基づき、要素同士を関連
    づける全ての包含図形の表示データを作成する各工程を
    含むことを特徴とする請求項1、または5記載の図解配
    置方法。
  7. 【請求項7】図解を構成する要素と、要素の始点と終点
    の情報からなる配置領域情報を1つ以上入力する要素入
    力手段と、 前記入力された要素と配置領域情報とを記憶する要素情
    報記憶手段と、 前記要素情報記憶手段に記憶された要素同士の相対位置
    に規則性を持たせる要素の組と、その規則性を示す1以
    上の整列情報とを入力する整列情報入力手段と、 前記整列情報入力手段から入力された整列情報を記憶す
    る整列情報記憶手段と、 少なくとも前記入力された要素及び処理された結果の要
    素とを表示する表示手段とを含む図解配置装置であっ
    て、 前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、前
    記整列情報記憶手段に記憶された整列情報とに基づき、
    前記整列情報で指定された要素の配置を実現する数式を
    1つ以上生成し、生成された数式をまとめて制約式群を
    形成する整列情報に従う制約生成部を含み、 前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報と、前
    記生成された制約式群とから、該制約式群を構成するす
    べての数式を満足する要素の配置領域を自動的に計算し
    て、前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報の
    値を更新し、 前記要素情報記憶手段に記憶された配置領域情報の値
    と、前記要素情報記憶手段に記憶された要素の情報とに
    基づき、すべての要素の配置を決定する表示データを自
    動的に作成するようにしたことを特徴とする図解配置装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316946A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Seiko Epson Corp レイアウトルール生成システム、レイアウトシステム、レイアウトルール生成プログラム、レイアウトプログラムおよび記憶媒体、並びにレイアウトルール生成方法およびレイアウト方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005316946A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Seiko Epson Corp レイアウトルール生成システム、レイアウトシステム、レイアウトルール生成プログラム、レイアウトプログラムおよび記憶媒体、並びにレイアウトルール生成方法およびレイアウト方法

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