JP2009134762A - ディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法 - Google Patents

ディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レイアウト領域全体に対してバランスのよいレイアウト内容となり、しかも低コストでデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを生成するのに好適なディジタルコンテンツ作成システムを提供する。
【解決手段】ディジタルコンテンツ作成装置100は、複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成されるレイアウト結果を取得し、ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、レイアウト結果においてレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度の分布を示す重要度分布情報を生成し、生成した重要度分布情報に基づいて有料コンテンツ要素を取得し、取得した有料コンテンツ要素に基づいてレイアウト領域のレイアウト内容を加工する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを生成するシステムおよびプログラム、並びに方法に係り、特に、レイアウト領域全体に対してバランスのよいレイアウト内容となり、しかも低コストでデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを生成するのに好適なディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法に関する。
ディジタルコンテンツ配信システムでは、特許文献1に開示されているように、複数のディジタルコンテンツをコンテンツ登録データベース(以下、データベースのことを単にDBと略記する。)から読み出し、読み出したディジタルコンテンツをレイアウトし、レイアウトによって完成した出力用ディジタルコンテンツをユーザに対して配信する。レイアウト処理では、複数の情報格納枠をレイアウト領域に配置したテンプレートを用い、読み出したディジタルコンテンツを情報格納枠に格納することによりレイアウトを行う。さらに、レイアウトを調整するため、ディジタルコンテンツまたは情報格納枠に重要度を設定し、重要度に基づいてレイアウトを行う。
従来、重要度に基づいてレイアウトを行う技術としては、特許文献2、3記載の技術が知られている。
特許文献2記載の技術は、図形、画像の複数の領域の文書中の位置や大きさを編集する際に、各領域についてその領域の重要度を指示し、その重要度に応じて領域の大きさを自動的に調節する。
特許文献3記載の技術は、各要素を所定の矩形領域の列に順次配置し、各要素ごとの重要度に基づいて、各矩形領域に配置されている要素の中より調整用要素を選択し、その調整用要素の幅を、一部を省略・削除・分割・縮小するなどして調整して、各矩形領域に配置されている要素が各矩形領域に適切に収まるように調整する。
特開2002−297571号公報 特開平6−187336号公報 特開平8−255255号公報
しかしながら、特許文献1〜3の技術にあってはいずれも、組版をベースに設計されているため、情報格納枠同士の重なりを解消するなど、部分的なレイアウトの調整は可能であるものの、レイアウト領域全体のバランスを加味しながらデザイン性を高めたディジタルコンテンツを作成するのが困難であるという問題があった。
ところで、レイアウトの調整には、デザインの質が高い有料のディジタルコンテンツを利用することが考えられる。例えば、強調したい画像に対して有料のフレームを重ね合わせれば、デザイン性が高まるので効果的に強調することができる。しかしながら、デザインや内容が重要でないディジタルコンテンツに対して有料のディジタルコンテンツを適用すると、デザイン性には効果がないのにコスト高になるという問題が想定される。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、レイアウト領域全体に対してバランスのよいレイアウト内容となり、しかも低コストでデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを生成するのに好適なディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法を提供することを目的としている。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1のディジタルコンテンツ作成システムは、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成システムであって、
前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成手段と、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段と、前記全体重要度情報生成手段で生成した全体重要度情報に基づいて前記有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得手段と、前記有料コンテンツ要素取得手段で取得した有料コンテンツ要素に基づいて前記レイアウト領域のレイアウト内容を加工するレイアウト内容加工手段とを備えることを特徴とする。
このような構成であれば、全体重要度情報生成手段により、コンテンツ重要度情報に基づいて、レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報が生成される。そして、有料コンテンツ要素取得手段により、生成された全体重要度情報に基づいて有料コンテンツ要素記憶手段から有料コンテンツ要素が取得され、レイアウト内容加工手段により、取得された有料コンテンツ要素に基づいてレイアウト領域のレイアウト内容が加工される。
これにより、レイアウト領域におけるレイアウト内容全体のバランスを考慮してレイアウト内容を加工することが可能となるので、レイアウト内容全体のレイアウトバランスがよい出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。また、レイアウト内容全体のバランスを考慮して有料コンテンツ要素が取得されるので、低コストでデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。
ここで、ディジタルコンテンツは、レイアウト領域にレイアウトされるレイアウト要素であり、文字情報(表なども含む)、画像情報などが含まれる。以下、形態9のディジタルコンテンツ作成システム、形態10および18のディジタルコンテンツ作成プログラム、並びに形態19および27のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
また、有料コンテンツ要素は、ディジタルコンテンツそのもののほか、ディジタルコンテンツに対して装飾、デザインその他の加工を行うためのディジタルコンテンツ、ディジタルコンテンツに対して装飾、デザインその他の加工を行うルールまたは手順を規定した処理規定情報(プログラムを含む。)が含まれる。以下、形態9のディジタルコンテンツ作成システム、形態10および18のディジタルコンテンツ作成プログラム、並びに形態19および27のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
また、レイアウトとは、ディジタルコンテンツを配置することのほか、ディジタルコンテンツの組み方・字の大きさ・図版の位置などを指定するいわゆる割り付けることも含む。例えば、レイアウトテンプレートに従って、レイアウト対象となるディジタルコンテンツ(例えば、文字情報、画像情報)を情報格納枠に格納することにより、ディジタルコンテンツをレイアウト領域に配置していくことも含まれる。なお、レイアウトテンプレートとは、例えば、デザイナ等があらかじめ設計したレイアウトのひな形を基に生成されたもので、具体的には、所定のレイアウト領域に複数の情報格納枠を配置したレイアウトを規定したものである。以下、形態9のディジタルコンテンツ作成システム、形態10および18のディジタルコンテンツ作成プログラム、並びに形態19および27のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
また、コンテンツ重要度情報は、ディジタルコンテンツの重要度を直接または間接的に示す情報であればよく、ディジタルコンテンツそのものの重要度を示す情報であってもよいし、1または複数のディジタルコンテンツが属するグループの重要度を示す情報であってもよい。後者の場合、例えば、ディジタルコンテンツの種別の重要度を示す情報が考えられる。以下、形態9のディジタルコンテンツ作成システム、形態10および18のディジタルコンテンツ作成プログラム、並びに形態19および27のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
また、コンテンツ重要度情報は、ディジタルコンテンツと一体に構成してもよいし、ディジタルコンテンツとは別体に構成してもよい。後者の場合、ディジタルコンテンツおよびコンテンツ重要度情報が関連付けられていればよく、関連付けの方法としては、例えば、URL(Uniform Resource Locator)やファイルパス等のコンテンツ重要度情報の所在を示す情報をディジタルコンテンツに埋め込んでもよいし、ディジタルコンテンツの所在を示す情報をコンテンツ重要度情報に埋め込んでもよいし、ディジタルコンテンツおよびコンテンツ重要度情報の所在を示す情報を登録したテーブルを設けてもよい。また、関連付けは、ディジタルコンテンツからコンテンツ重要度情報が取得できればよく、1対1であってもよいし、1対多であってもよい。さらには、多対多であってもよい。以下、形態9のディジタルコンテンツ作成システム、形態10および18のディジタルコンテンツ作成プログラム、並びに形態19および27のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
また、レイアウト内容加工手段は、初期レイアウトされている各ディジタルコンテンツを所定領域内において移動したり、サイズ変更したり、色差を調整したりする等の処理や、新規のディジタルコンテンツを追加したり、初期レイアウトされたディジタルコンテンツを削除したり、ディジタルコンテンツの色変換を行ったりする等の処理を行うなどして、初期レイアウトされた出力用ディジタルコンテンツを加工して、目的の出力用ディジタルコンテンツを作成するものである。
また、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。以下、形態9のディジタルコンテンツ作成システムにおいて同じである。
〔形態2〕 さらに、形態2のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、画像の周縁を装飾するフレームであり、
前記レイアウト内容加工手段は、前記有料コンテンツ要素取得手段で取得したフレームを、前記レイアウト領域にレイアウトされている画像に適用することを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト内容加工手段により、取得されたフレームが、レイアウト領域にレイアウトされている画像に適用される。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われる画像に対して、デザイン性が高い有料のフレームが適用されるので、デザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。
〔形態3〕 さらに、形態3のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1および2のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、フォントであり、
前記レイアウト内容加工手段は、前記有料コンテンツ要素取得手段で取得したフォントを、前記レイアウト領域にレイアウトされているテキストに適用することを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト内容加工手段により、取得されたフォントが、レイアウト領域にレイアウトされているテキストに適用される。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるテキストに対して、デザイン性が高い有料のフォントが適用されるので、デザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。
〔形態4〕 さらに、形態4のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1ないし3のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツを加工するルールまたは手順を規定した処理規定情報であり、
前記レイアウト内容加工手段は、前記有料コンテンツ要素取得手段で取得した処理規定情報に従って、前記レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツを加工することを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト内容加工手段により、取得された処理規定情報に従って、レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツが加工される。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるディジタルコンテンツに対して、デザイン性が高い有料の処理規定情報が適用されるので、デザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。
〔形態5〕 さらに、形態5のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1ないし4のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツであり、
前記レイアウト内容加工手段は、前記レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツを、前記有料コンテンツ要素取得手段で取得したディジタルコンテンツに変更することを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト内容加工手段により、レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツが、取得されたディジタルコンテンツに変更される。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるディジタルコンテンツが、デザイン性が高い有料のディジタルコンテンツに変更されるので、デザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
〔形態6〕 さらに、形態6のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1ないし5のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
さらに、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生した利用コストを示す課金情報を記憶する課金情報記憶手段と、前記有料コンテンツ要素取得手段の取得結果に基づいて前記課金情報記憶手段の課金情報を更新する課金情報更新手段とを備えることを特徴とする。
このような構成であれば、課金情報更新手段により、有料コンテンツ要素取得手段の取得結果に基づいて課金情報記憶手段の課金情報が更新される。
〔形態7〕 さらに、形態7のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1ないし5のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
さらに、前記有料コンテンツ要素を適用する重要度の条件である適用条件を示す重要度条件情報およびユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて記憶する重要度条件情報記憶手段と、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザの前記ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段とを備え、
前記有料コンテンツ要素取得手段は、前記ユーザ識別情報取得手段で取得したユーザ識別情報に対応する前記重要度条件情報を前記重要度条件情報記憶手段から取得し、取得した重要度条件情報に基づいて、前記全体重要度情報から求まる重要度が前記適用条件を満たしていると判定したときは、前記有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
このような構成であれば、ユーザ識別情報取得手段により、出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザのユーザ識別情報が取得される。そして、有料コンテンツ要素取得手段により、取得されたユーザ識別情報に対応する重要度条件情報が重要度条件情報記憶手段から取得され、取得された重要度条件情報に基づいて、全体重要度情報から求まる重要度が適用条件を満たしていると判定されると、有料コンテンツ要素が取得される。
これにより、各ユーザごとに有料コンテンツ要素を適用する条件を設定することができるという効果が得られる。
〔形態8〕 さらに、形態8のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1ないし5のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
さらに、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生する利用コストの上限を示す利用コスト上限情報およびユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて記憶する利用コスト上限情報記憶手段と、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザの前記ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段とを備え、
前記有料コンテンツ要素取得手段は、前記ユーザ識別情報取得手段で取得したユーザ識別情報に対応する前記利用コスト上限情報を前記利用コスト上限情報記憶手段から取得し、取得した利用コスト上限情報に基づいて、利用に要するコストの合計が前記利用コストの上限を超えないように前記有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
このような構成であれば、ユーザ識別情報取得手段により、出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザのユーザ識別情報が取得される。そして、有料コンテンツ要素取得手段により、取得されたユーザ識別情報に対応する利用コスト上限情報が利用コスト上限情報記憶手段から取得され、取得された利用コスト上限情報に基づいて、利用に要するコストの合計が利用コストの上限を超えないように有料コンテンツ要素が取得される。
これにより、各ユーザごとに利用コストの上限を設定することができるという効果が得られる。
〔形態9〕 さらに、形態9のディジタルコンテンツ作成システムは、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成システムであって、
前記ディジタルコンテンツを記憶するディジタルコンテンツ記憶手段と、前記ディジタルコンテンツ記憶手段の複数のディジタルコンテンツを前記レイアウト領域に初期レイアウトする初期レイアウト手段と、前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成手段と、コンテンツ群属性情報記憶手段と、前記全体重要度情報生成手段で生成した全体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報を前記コンテンツ群属性情報記憶手段に登録するコンテンツ群属性情報登録手段と、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整するレイアウト内容調整手段と、前記ディジタルコンテンツのレイアウトデザインの知識情報であるデザイン知識情報を記憶するデザイン知識情報記憶手段と、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段と、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて前記有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得手段と、前記デザイン知識情報記憶手段のデザイン知識情報、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報および前記有料コンテンツ要素取得手段で取得した有料コンテンツ要素に基づいて、前記調整後のレイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインを施すデザイン手段とを備えることを特徴とする。
このような構成であれば、初期レイアウト手段により、複数のディジタルコンテンツがレイアウト領域に初期レイアウトされる。次いで、全体重要度情報生成手段により、コンテンツ重要度情報に基づいて、レイアウト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報が生成され、コンテンツ群属性情報登録手段により、生成された全体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報がコンテンツ群属性情報記憶手段に登録される。
次いで、レイアウト内容調整手段により、コンテンツ群属性情報に基づいて、レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツのレイアウト内容が調整される。そして、有料コンテンツ要素取得手段により、コンテンツ群属性情報に基づいて、有料コンテンツ要素記憶手段から有料コンテンツ要素が取得され、デザイン手段により、デザイン知識情報、コンテンツ群属性情報および取得された有料コンテンツ要素に基づいて、調整後のレイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインが施される。
また、コンテンツ群属性情報更新手段により、レイアウト内容を調整した後またはデザインを施した後のレイアウト内容に対するコンテンツ群属性情報が生成され、生成されたコンテンツ群属性情報に基づいてコンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報が更新される。
これにより、レイアウト領域におけるレイアウト内容全体のバランスを考慮してレイアウト内容を調整し、調整されたレイアウト内容に対してデザインを施すことが可能となるので、レイアウト内容全体のレイアウトバランスがよくかつデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。また、レイアウト内容全体のバランスを考慮して有料コンテンツ要素が取得されるので、低コストでデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。
また、有料コンテンツ要素記憶手段は、有料コンテンツ要素をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、有料コンテンツ要素をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、有料コンテンツ要素をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によって有料コンテンツ要素を記憶するようになっていてもよい。以下、記憶手段に情報を記憶する概念については同じである。
ここで、レイアウト内容を調整するとは、例えば、ディジタルコンテンツを、調整規則等に基づき調整することで、新規のディジタルコンテンツを追加したり、レイアウトされたディジタルコンテンツを削除したりするなどの大きな変更は含まず、初期レイアウトされたディジタルコンテンツを移動したりサイズ変更したりなどしてレイアウト内容をバランスよく整えることである。以下、形態18のディジタルコンテンツ作成プログラム、および形態27のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
また、デザイン知識情報とは、例えば、デザイナ等のデザイン知識を基に生成された各種のデザイン処理方法の情報であり、例えば、カタログやポスター等のデザインの場合には、キャッチフレーズ等の重要な文言をより目立たせるようなデザイン処理方法がルール化された情報となる。デザイン知識情報記憶手段には、複数種類の前述したようなデザイン知識情報が記憶されており、レイアウト内容に対してデザインを施すとは、これら複数種類のデザイン知識情報の中からあらかじめ設定された選択手法などに従って、デザイン処理に用いるデザイン知識情報を選択して出力用ディジタルコンテンツにデザインを施す。以下、形態18のディジタルコンテンツ作成プログラム、および形態27のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
〔形態10〕 一方、上記目的を達成するために、形態10のディジタルコンテンツ作成プログラムは、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成プログラムであって、
前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、前記全体重要度情報生成ステップで生成した全体重要度情報に基づいて、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得ステップと、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有料コンテンツ要素に基づいて前記レイアウト領域のレイアウト内容を加工するレイアウト内容加工ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態1のディジタルコンテンツ作成システムと同等の作用および効果が得られる。
ここで、レイアウト内容加工ステップは、初期レイアウトされている各ディジタルコンテンツを所定領域内において移動したり、サイズ変更したり、色差を調整したりする等の処理や、新規のディジタルコンテンツを追加したり、初期レイアウトされたディジタルコンテンツを削除したり、ディジタルコンテンツの色変換を行ったりする等の処理を行うなどして、初期レイアウトされた出力用ディジタルコンテンツを加工して、目的の出力用ディジタルコンテンツを作成する。以下、形態19のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
〔形態11〕 さらに、形態11のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、画像の周縁を装飾するフレームであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得したフレームを、前記レイアウト領域にレイアウトされている画像に適用することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態2のディジタルコンテンツ作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態12〕 さらに、形態12のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10および11のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、フォントであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得したフォントを、前記レイアウト領域にレイアウトされているテキストに適用することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態3のディジタルコンテンツ作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態13〕 さらに、形態13のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10ないし12のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツを加工するルールまたは手順を規定した処理規定情報であり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した処理規定情報に従って、前記レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツを加工することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態4のディジタルコンテンツ作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態14〕 さらに、形態14のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10ないし13のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツを、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得したディジタルコンテンツに変更することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態5のディジタルコンテンツ作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態15〕 さらに、形態15のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10ないし14のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
さらに、前記有料コンテンツ要素取得ステップの取得結果に基づいて、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生した利用コストを示す課金情報を記憶する課金情報記憶手段の課金情報を更新する課金情報更新ステップからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態6のディジタルコンテンツ作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態16〕 さらに、形態16のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10ないし14のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
さらに、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザを識別するユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得ステップからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記有料コンテンツ要素取得ステップは、前記有料コンテンツ要素を適用する重要度の条件である適用条件を示す重要度条件情報および前記ユーザ識別情報を対応付けて記憶する重要度条件情報記憶手段から、前記ユーザ識別情報取得ステップで取得したユーザ識別情報に対応する前記重要度条件情報を取得し、取得した重要度条件情報に基づいて、前記全体重要度情報から求まる重要度が前記適用条件を満たしていると判定したときは、前記有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態7のディジタルコンテンツ作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態17〕 さらに、形態17のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10ないし14のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
さらに、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザを識別するユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得ステップからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記有料コンテンツ要素取得ステップは、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生する利用コストの上限を示す利用コスト上限情報および前記ユーザ識別情報を対応付けて記憶する利用コスト上限情報記憶手段から、前記ユーザ識別情報取得ステップで取得したユーザ識別情報に対応する前記利用コスト上限情報を取得し、取得した利用コスト上限情報に基づいて、利用に要するコストの合計が前記利用コストの上限を超えないように前記有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態8のディジタルコンテンツ作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態18〕 さらに、形態18のディジタルコンテンツ作成プログラムは、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成プログラムであって、
前記ディジタルコンテンツを記憶するディジタルコンテンツ記憶手段の複数のディジタルコンテンツを前記レイアウト領域に初期レイアウトする初期レイアウトステップと、前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、前記全体重要度情報生成ステップで生成した全体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報をコンテンツ群属性情報記憶手段に登録するコンテンツ群属性情報登録ステップと、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整するレイアウト内容調整ステップと、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得ステップと、前記ディジタルコンテンツのレイアウトデザインの知識情報であるデザイン知識情報を記憶するデザイン知識情報記憶手段のデザイン知識情報、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報および前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有料コンテンツ要素に基づいて、前記調整後のレイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインを施すデザインステップと、前記デザインを施した後のレイアウト内容に対する前記コンテンツ群属性情報を生成し、生成したコンテンツ群属性情報に基づいて前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報を更新するコンテンツ群属性情報更新ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態9のディジタルコンテンツ作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態19〕 一方、上記目的を達成するために、形態19のディジタルコンテンツ作成方法は、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成方法であって、
前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、前記全体重要度情報生成ステップで生成した全体重要度情報に基づいて、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得ステップと、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有料コンテンツ要素に基づいて前記レイアウト領域のレイアウト内容を加工するレイアウト内容加工ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、形態1のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態20〕 さらに、形態20のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19のディジタルコンテンツ作成方法において、
前記有料コンテンツ要素は、画像の周縁を装飾するフレームであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得したフレームを、前記レイアウト領域にレイアウトされている画像に適用することを特徴とする。
これにより、形態2のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態21〕 さらに、形態21のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19および20のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
前記有料コンテンツ要素は、フォントであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得したフォントを、前記レイアウト領域にレイアウトされているテキストに適用することを特徴とする。
これにより、形態3のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態22〕 さらに、形態22のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19ないし21のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツを加工するルールまたは手順を規定した処理規定情報であり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した処理規定情報に従って、前記レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツを加工することを特徴とする。
これにより、形態4のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態23〕 さらに、形態23のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19ないし22のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツを、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得したディジタルコンテンツに変更することを特徴とする。
これにより、形態5のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態24〕 さらに、形態24のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19ないし23のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
さらに、前記有料コンテンツ要素取得ステップの取得結果に基づいて、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生した利用コストを示す課金情報を記憶する課金情報記憶手段の課金情報を更新する課金情報更新ステップを含むことを特徴とする。
これにより、形態6のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態25〕 さらに、形態25のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19ないし23のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
さらに、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザを識別するユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得ステップを含み、
前記有料コンテンツ要素取得ステップは、前記有料コンテンツ要素を適用する重要度の条件である適用条件を示す重要度条件情報および前記ユーザ識別情報を対応付けて記憶する重要度条件情報記憶手段から、前記ユーザ識別情報取得ステップで取得したユーザ識別情報に対応する前記重要度条件情報を取得し、取得した重要度条件情報に基づいて、前記全体重要度情報から求まる重要度が前記適用条件を満たしていると判定したときは、前記有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
これにより、形態7のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態26〕 さらに、形態26のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19ないし23のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
さらに、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザを識別するユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得ステップを含み、
前記有料コンテンツ要素取得ステップは、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生する利用コストの上限を示す利用コスト上限情報および前記ユーザ識別情報を対応付けて記憶する利用コスト上限情報記憶手段から、前記ユーザ識別情報取得ステップで取得したユーザ識別情報に対応する前記利用コスト上限情報を取得し、取得した利用コスト上限情報に基づいて、利用に要するコストの合計が前記利用コストの上限を超えないように前記有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
これにより、形態8のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態27〕 さらに、形態27のディジタルコンテンツ作成方法は、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成方法であって、
前記ディジタルコンテンツを記憶するディジタルコンテンツ記憶手段の複数のディジタルコンテンツを前記レイアウト領域に初期レイアウトする初期レイアウトステップと、前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、前記全体重要度情報生成ステップで生成した全体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報をコンテンツ群属性情報記憶手段に登録するコンテンツ群属性情報登録ステップと、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整するレイアウト内容調整ステップと、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得ステップと、前記ディジタルコンテンツのレイアウトデザインの知識情報であるデザイン知識情報を記憶するデザイン知識情報記憶手段のデザイン知識情報、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報および前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有料コンテンツ要素に基づいて、前記調整後のレイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインを施すデザインステップと、前記デザインを施した後のレイアウト内容に対する前記コンテンツ群属性情報を生成し、生成したコンテンツ群属性情報に基づいて前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報を更新するコンテンツ群属性情報更新ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、形態9のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
ディジタルコンテンツ作成装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。 ディジタルコンテンツ作成装置100のハードウェア構成を示す図である。 有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。 ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。 ユーザ情報管理テーブル440のデータ構造を示す図である。 レイアウト結果取得部1で取得されたレイアウト結果のデータ構造を模式的に示す図である。 重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。 重要度分布情報生成処理を示すフローチャートである。 10×10ピクセルからなる区分領域単位にレイアウト領域を区分した場合を示す図である。 レイアウト領域の左上の複数の区分領域について算出した重要度を示す図である。 注目区分領域の重要度を算出するための計算マトリクスの構成例を示す図である。 マトリクスの各区分領域に係数αを割り当てて注目区分領域の重要度を算出する場合を示す図である。 重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。 有料コンテンツ要素適用処理を示すフローチャートである。 重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。 重要度分布情報から求まる各ディジタルコンテンツの配置後重要度を示す表である。 本実施の形態および対比例についてレイアウト内容の加工結果の違いを示す図である。 有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。 ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。 レイアウト結果およびレイアウト内容の加工結果を示す図である。 有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。 ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。 レイアウト結果およびレイアウト内容の加工結果を示す図である。 ディジタルコンテンツ作成装置の構成を示すブロック図である。 出力用ディジタルコンテンツ作成処理の一例を示すフローチャートである。 レイアウトテンプレートにおける各ディジタルコンテンツの配置位置の一例を示す図である。 図26のレイアウトテンプレートにレイアウトするディジタルコンテンツの一例を示す図である。 図27のディジタルコンテンツの初期レイアウト結果の一例を示す図である。 コンテンツ群属性情報生成部13におけるコンテンツ群属性情報生成処理を示すフローチャートである。 コンテンツ群属性情報生成部13における配置情報生成処理を示すフローチャートである。 グループ化されたディジタルコンテンツの一例を示す図である。 各コンテンツ群属性情報を視覚化した場合の一例を示す図である。 コンテンツ群属性情報生成部13における重なり情報生成処理を示すフローチャートである。 コンテンツ群属性情報生成部13における余白領域情報生成処理を示すフローチャートである。 コンテンツ群属性情報生成部13における色分布情報生成処理を示すフローチャートである。 レイアウト調整部15におけるレイアウト調整処理の一例のフローチャートである。 レイアウト調整部15における重なり除去処理を示すフローチャートである。 レイアウト調整部15における重なり調整処理を示すフローチャートである。 デザイン知識情報の一例を示す図である。 デザイン部17におけるデザイン処理を示すフローチャートである。 ルール1に対応する余白生成処理を示すフローチャートである。 自動レイアウト結果の一例を示す図である。 図42の自動レイアウト結果に対する視覚化したコンテンツ群属性情報の一例を示す図である。 重なり調整処理の一例を示す図である。 本実施の形態および対比例についてレイアウト調整処理後の出力用ディジタルコンテンツの違いを示す図である。 本実施の形態および対比例について重要度分布情報の違いを示す図である。 本実施の形態および対比例についてデザイン処理後の出力用ディジタルコンテンツの違いを示す図である。 デザイン知識情報の適用例を示す図である。 設定領域の一例を示す図である。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図17は、本発明に係るディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法の第1の実施の形態を示す図である。
まず、本発明を適用するディジタルコンテンツ作成装置の機能概要を説明する。
図1は、ディジタルコンテンツ作成装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、図1に示すように、複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成されるレイアウト結果を取得するレイアウト結果取得部1と、ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、レイアウト結果取得部1で取得したレイアウト結果においてレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度の分布を示す重要度分布情報を生成する重要度分布情報生成部2とを有して構成されている。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、レイアウト結果を提供するユーザのユーザIDを取得するユーザID取得部3と、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶部4と、有料コンテンツ要素を適用する重要度の条件である適用条件および有料コンテンツ要素の利用によって発生する利用コストの上限を含むユーザ情報をユーザIDと対応付けて記憶するユーザ情報記憶部5とを有して構成されている。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、重要度分布情報生成部2で生成した重要度分布情報に基づいて、有料コンテンツ要素記憶部4から有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得部6と、重要度分布情報生成部2で生成した重要度分布情報および有料コンテンツ要素取得部6で取得した有料コンテンツ要素に基づいて、レイアウト結果取得部1で取得したレイアウト結果のレイアウト内容を加工するレイアウト内容加工部7とを有して構成されている。
有料コンテンツ要素取得部6は、ユーザID取得部3で取得したユーザIDに対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部5から取得し、取得したユーザ情報に基づいて、レイアウト領域に配置した後のディジタルコンテンツの重要度(以下、配置後重要度という。)が適用条件を満たしていると判定したときは、有料コンテンツ要素を取得する。配置後重要度は、重要度分布情報から求めることができる。また、取得したユーザ情報に基づいて、利用に要するコストの合計が利用コストの上限を超えないように有料コンテンツ要素を取得する。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、有料コンテンツ要素の利用によって発生した利用コストを示す課金情報を記憶する課金情報記憶部8と、有料コンテンツ要素取得部6の取得結果に基づいて課金情報記憶部8の課金情報を更新する課金情報更新部9とを有して構成されている。
次に、ディジタルコンテンツ作成装置100の構成を説明する。
図2は、ディジタルコンテンツ作成装置100のハードウェア構成を示す図である。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU60と、所定領域にあらかじめCPU60の制御プログラム等を格納しているROM62と、ROM62等から読み出したデータやCPU60の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM64と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F66とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス68で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
I/F66には、外部装置として、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置70と、プリンタ装置やCRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等の出力装置72と、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置74と、ネットワークLに接続するための信号線と
が接続されている。
次に、記憶装置70のデータ構造を説明する。
記憶装置70は、有料コンテンツ要素記憶部4を構成し、デザイン性の高いディジタルコンテンツ、装飾、デザインその他の加工を行うためのディジタルコンテンツ、ディジタルコンテンツに対して装飾、デザインその他の加工を行う処理モジュールを有料コンテンツ要素として記憶するとともに、有料コンテンツ要素管理テーブル400を記憶している。
図3は、有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。
有料コンテンツ要素管理テーブル400には、図3に示すように、各有料コンテンツ要素ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、有料コンテンツ要素の種別、内容、利用に要するコストおよび有料コンテンツ要素の保存場所をそれぞれ登録するフィールドを含んで構成されている。
図3の例では、第1段目のレコードには、種別、内容およびコストとして、「テキスト」、「フォントA」および「200円」が登録されている。これは、フォントAの利用に要するコストが1回につき200円であり、フォントAがディジタルコンテンツのテキストに適用可能であることを示している。
記憶装置70は、さらに、ユーザ情報記憶部5を構成し、ユーザ情報を管理するユーザ情報管理テーブル420、440を記憶している。
図4は、ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。
ユーザ情報管理テーブル420には、図4に示すように、各ユーザごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、ユーザID、適用条件、フォントの種別およびフレームの種別をそれぞれ登録するフィールドを含んで構成されている。
図4の例では、第1段目のレコードには、ユーザID、適用条件、フォントの種別およびフレームの種別として、「UserA」、「平均が20以上」、「フォントB」および「フ
レーム2」が登録されている。これは、ユーザ「UserA」(ユーザID「UserA」のユーザをいう。以下、同様に略記する。)については、配置後重要度の平均が「20」以上となるテキストに対してはフォントAを、配置後重要度の平均が「20」以上となる画像に対してはフレーム2を適用することを示している。
図5は、ユーザ情報管理テーブル440のデータ構造を示す図である。
ユーザ情報管理テーブル440には、図5に示すように、各ユーザごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、ユーザIDおよび利用コストの上限をそれぞれ登録するフィールドを含んで構成されている。
図5の例では、第1段目のレコードには、ユーザIDおよび利用コストの上限として、「UserA」および「2000円」が登録されている。これは、ユーザ「UserA」については、利用コストの上限が2000円であることを示している。
記憶装置70は、さらに、課金情報記憶部8を構成し、各ユーザごとに課金情報およびユーザIDを登録した課金情報管理テーブル(不図示)を記憶している。
次に、重要度分布情報生成部2として実現される処理を説明する。
CPU60は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、ROM62の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、重要度分布情報生成部2として実現される重要度分布情報生成処理を実行する。
重要度分布情報生成処理は、次の6つの生成処理(1)〜(6)のいずれかから構成される。
(1)コンテンツ重要度情報に基づいて区分領域ごとに重要度を算出し、重要度分布情報を生成する処理
図6は、レイアウト結果取得部1で取得されたレイアウト結果のデータ構造を模式的に示す図である。
レイアウト結果取得部1からは、例えば、図6に示すようなレイアウト結果が取得されたとする。レイアウト結果では、図6に示すように、ディジタルコンテンツとして2つのテキスト1、2および2つの画像1、2がレイアウト領域に配置されている。テキスト1、2は、レイアウト領域の上方および下方に配置され、画像1、2は、テキスト1、2の間に横並びに配置されている。テキスト1、2には、ディジタルコンテンツの種別を示す種別情報として「テキスト」が、画像1、2には、種別情報として「画像」がそれぞれ設定されている。また、テキスト1、2および画像1、2には、ディジタルコンテンツのレイアウト領域における配置位置を示す配置情報(xy座標データ)がそれぞれ設定されている。
図7は、重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。
テキスト1、2および画像1、2には、ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報がそれぞれ設定されている。コンテンツ重要度情報としては、「High」(=3)、「Middle」(=2)および「Low」(=1)のうちいずれか1つを設定することができる。テキスト1、2および画像1、2には、例えば、コンテンツ重要度情報として「3」、「2」、「1」および「3」が設定されているとすると、重要度分布情報は、例えば、図7に示すように、テキスト1および画像2の配置領域に対してコンテンツ重要度情報「3」が、テキスト2の配置領域に対してコンテンツ重要度情報「2」が、画像1の配置領域に対してコンテンツ重要度情報「1」がそれぞれ設定されている。
図8は、重要度分布情報生成処理を示すフローチャートである。
図9は、10×10ピクセルからなる区分領域単位にレイアウト領域を区分した場合を示す図である。
重要度分布情報生成処理は、CPU60において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS10に移行する。
ステップS10では、レイアウト領域の左上の区分領域を初期の注目区分領域として設定し、図9に示すように、注目区分領域およびこれに隣接する8つの周辺区分領域について、それら区分領域と重なり合うディジタルコンテンツのコンテンツ重要度情報をそれぞれ取得する。図9の例では、注目区分領域の下および右下の周辺区分領域にテキスト1が重なり合っているため、下の周辺区分領域については「3」を、右下の周辺区分領域については「3」をそれぞれ取得する。
次いで、ステップS12に移行して、取得したコンテンツ重要度情報に基づいて、下式(1)により注目区分領域の重要度Yを算出する。下式(1)において、nは、注目区分領域および周辺区分領域の領域番号(1〜9)、xnは、領域番号に対応する区分領域について取得したコンテンツ重要度情報を示している。
Figure 2009134762
例えば、図9に示すように、注目区分領域がレイアウト領域の左上である場合は、注目区分領域の重要度Yは、3+3=6となる。この場合、注目区分領域からみて、左上、上、右上、左および左下の周辺区分領域が存在しないので、それら区分領域についてはコンテンツ重要度情報は「0」として取り扱う。また、同じ区分領域に複数のディジタルコンテンツが重なり合っている場合は、その重要度の合計が区分領域の重要度となる。例えば、テキスト2と画像1が重なり合っている区分領域の重要度は、3+3=6となる。
図10は、レイアウト領域の左上の複数の区分領域について算出した重要度を示す図である。
ステップS10〜S12を繰り返し実行した結果、例えば、レイアウト領域の左上の区分領域の重要度Yは、図10に示すように算出される。
次いで、ステップS14に移行して、レイアウト領域のすべての区分領域についてステップS10、S12の処理が終了したか否かを判定し、すべての区分領域について処理が終了したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS14で、レイアウト領域のすべての区分領域について処理が終了していないと判定したとき(No)は、ステップS16に移行して、注目区分領域がレイアウト領域の右端でない場合は、注目区分領域を1つ右に移動し、注目区分領域が右端である場合は、注目区分領域を1つ下に移動し、ステップS10に移行する。
このように、レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体を考慮しながら重要度が算出されるので、ディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を的確に把握することができる。
また、上記の例では、3×3の区分領域からなる計算マトリクスに基づいて注目区分領域の重要度を算出したが、これに限らず、図11に示すような計算マトリクスに基づいて注目区分領域の重要度を算出することもできる。
図11は、注目区分領域の重要度を算出するための計算マトリクスの構成例を示す図である。
図11(a)では、4×4の区分領域からなる正方形の領域を計算マトリクスとして構成している。また、図11(b)では、4×3の区分領域からなる長方形の領域を計算マトリクスとして構成している。また、図11(c)では、疑似円の領域を計算マトリクスとして構成している。
また、上記の例では、10×10ピクセルで区分領域を構成したが、これに限らず、例えば、20×20ピクセル等の任意のピクセル数で区分領域を構成することができる。また、区分領域は、正方形に限らず、長方形等の他の任意の形状とすることができる。
また、上記の例では、重要度の計算として、マトリクスと重なり合うディジタルコンテンツのコンテンツ重要度情報を合計し、さらにその合計を区分領域の重要度として算出したが、これに限らず、注目区分領域から離れるごとに足し合わせ係数を小さくするように設定することもできる。例えば、下式(2)により区分領域の重要度Yを求めることができる。
Figure 2009134762
図12は、マトリクスの各区分領域に係数αを割り当てて注目区分領域の重要度を算出する場合を示す図である。
上式(2)において、αは、注目区分領域からの距離を「0」から「1」の範囲で定められた値である。図12に示すマトリクス内の係数がαに相当する。このような計算によって、よりレイアウト領域上での位置を考慮した重要度が算出できる。
また、上記の例では、注目区分領域および周辺区分領域と重なり合うディジタルコンテンツに対応するコンテンツ重要度情報に基づいて注目区分領域の重要度を算出したが、これに限らず、周辺区分領域を考慮せず、注目区分領域と重なり合うディジタルコンテンツに対応するコンテンツ重要度情報に基づいて注目区分領域の重要度を算出することもできる。
(2)コンテンツ重要度情報およびディジタルコンテンツの種別に基づいて重要度分布情報を生成する処理
ディジタルコンテンツの種別についてテキスト(タイトルor本文)は×1、画像は×2とする。
図6を参照すると、テキスト1については、コンテンツ重要度情報が「High」であるので、配置後重要度は、3×1=3となる。また、画像1については、コンテンツ重要度情報が「Low」であるので、配置後重要度は、1×2=2となる。また、画像2については、コンテンツ重要度情報が「High」であるので、配置後重要度は、3×2=6となる。また、テキスト2については、コンテンツ重要度情報が「Middle」であるので、配置後重要度は、2×1=2となる。
図13は、重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。
したがって、重要度分布情報は、図13に示すようになる。ここで、配置後重要度が最も高い画像2の領域を実線のハッチング、配置後重要度が次に高いテキスト1の領域を点線のハッチング、配置後重要度が最も低い画像1およびテキスト2の領域を一点鎖線のハッチングで示している。このとき、重要度分布情報は、各点数で保持してもよいし、ハッチングで領域分けしたように各区分単位で保持してもよい。
(3)コンテンツ重要度情報およびディジタルコンテンツのサイズに基づいて重要度分布情報を生成する処理
ディジタルコンテンツの面積を算出し、算出した面積に基づいてコンテンツ重要度情報を修正する。例えば、テキスト1、画像1、画像2およびテキスト2の面積がそれぞれ「100」、「200」、「150」および「100」である場合、下式(3)により配置後重要度を算出する。
配置後重要度=コンテンツ重要度情報+コンテンツ重要度情報×(対象のディジタルコンテンツの面積−最小面積)/(最大面積−最小面積) …(3)
上式(3)によれば、テキスト1については、コンテンツ重要度情報が「High」であるので、配置後重要度は「3」となる。また、画像1については、コンテンツ重要度情報が「Low」であるので、配置後重要度は「2」となる。また、画像2については、コンテンツ重要度情報が「High」であるので、配置後重要度は「4.5」となる。また、テキスト2については、コンテンツ重要度情報が「Middle」であるので、配置後重要度は「2」となる。
(4)コンテンツ重要度情報およびディジタルコンテンツの配置位置に基づいて重要度分布情報を生成する処理
(1)〜(3)の生成処理では、レイアウト領域上での配置位置を特に考慮せずに配置後重要度を算出したが、レイアウト領域上の配置位置を考慮して配置後重要度を算出することもできる。レイアウト領域上の配置位置を考慮することによって、例えば、左から右へと視線を誘導したいようなレイアウトでは、レイアウト領域の左側の配置後重要度を高くすることによって全体の視線の流れも考慮したレイアウトを提供しやすくなる。
また、(1)の生成処理で示したマトリクスでの重要度の求め方に、レイアウト領域上での配置位置によって重み付けすることもでき、この重み付け係数によってレイアウト領域上での重要度が反映しやすくなる。
(5)ディジタルコンテンツにコンテンツ重要度情報が存在しない場合に、重要度分布情報を生成する処理
(1)〜(4)の生成処理では、各ディジタルコンテンツにコンテンツ重要度情報が設定されており、それに基づいて配置後重要度を算出したが、これに限らず、コンテンツ重要度情報が設定されていないディジタルコンテンツに対しては、例えば、テキスト=1、画像=2など、種別等に対してあらかじめ設定されたコンテンツ重要度情報を当てはめることによって同様に算出することができる。
また、(4)の生成処理で示したレイアウト領域上での配置位置のみに基づいて配置後重要度を算出するように構成することもできる。
(6)その他の方法により重要度分布情報を生成する処理
重要度分布情報をディジタルコンテンツの重心とそのコンテンツ重要度情報との関係で表現してもよい。これにより、配置後重要度が高いディジタルコンテンツのレイアウト領域上での物理的な距離が明確となり、配置後重要度が高いディジタルコンテンツ同士は遠くし、または配置後重要度が高いディジタルコンテンツ同士は近くするなどデザインを変更する場合に利用できる。
また、各ディジタルコンテンツに設定されているコンテンツ重要度情報を重要度分布情報の要素として取り扱ったが、これに限らず、各ディジタルコンテンツに設定されているコンテンツ重要度情報と、そのディジタルコンテンツの周辺に配置されているディジタルコンテンツやディジタルコンテンツの種別(画像やテキストなど)、長さ、大きさなどから独自の配置後重要度を算出することもできる。
次に、ユーザID取得部3、有料コンテンツ要素取得部6およびレイアウト内容加工部7として実現される処理を説明する。
CPU60は、ROM62の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、ユーザID取得部3、有料コンテンツ要素取得部6およびレイアウト内容加工部7として実現される有料コンテンツ要素適用処理を実行する。
図14は、有料コンテンツ要素適用処理を示すフローチャートである。
有料コンテンツ要素適用処理は、CPU60において実行されると、図14に示すように、まず、ステップS30に移行する。
ステップS30では、レイアウト結果を提供するユーザのユーザIDを取得し、ステップS31に移行して、レイアウト結果においてレイアウトされたディジタルコンテンツのなかから配置後重要度が最も高いものを選択し、ステップS32に移行する。
ステップS32では、取得したユーザIDに対応するユーザ情報(適用条件)をユーザ情報管理テーブル420から取得し、取得したユーザ情報に基づいて、選択したディジタルコンテンツの配置後重要度が適用条件を満たしているか否かを判定し、適用条件を満たしていると判定したとき(Yes)は、ステップS34に移行する。
ステップS34では、取得したユーザIDに対応するユーザ情報(利用コストの上限)および課金情報をユーザ情報管理テーブル440および課金情報管理テーブルから取得し、取得したユーザ情報および課金情報に基づいて、利用コストの合計が上限以下であるか否かを判定し、利用コストの合計が上限以下であると判定したとき(Yes)は、ステップS36に移行する。
ステップS36では、取得したユーザIDに対応するユーザ情報(フォントの種別、フレームの種別)をユーザ情報管理テーブル420から取得し、選択したディジタルコンテンツの種別、取得したユーザ情報および有料コンテンツ要素管理テーブル400に基づいて有料コンテンツ要素を記憶装置70から取得し、ステップS38に移行して、取得した有料コンテンツ要素を、選択したディジタルコンテンツに適用することによりレイアウト内容を加工し、ステップS40に移行する。
ステップS40では、有料コンテンツ要素管理テーブル400に基づいて、取得した有料コンテンツ要素の利用コストを算出し、ステップS42に移行して、算出した利用コストに基づいて、課金情報管理テーブルの課金情報のうち取得したユーザIDに対応するものを更新し、ステップS44に移行する。
ステップS44では、レイアウト結果においてレイアウトされたディジタルコンテンツのなかから配置後重要度が次に高いものを選択し、ステップS32に移行する。
一方、ステップS34で、利用コストの合計が上限を超えたと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS32で、ディジタルコンテンツの配置後重要度が適用条件を満たしていないと判定したとき(No)は、ステップS44に移行する。
次に、レイアウト内容加工部7として実現される他の処理を説明する。
CPU60は、ROM62の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、レイアウト内容加工部7として実現されるレイアウト内容加工処理を実行する。
レイアウト内容加工処理は、ステップS38とは別に実行される処理であって、次の6つの加工処理(1)〜(6)のいずれかから構成される。
(1)主題の明確化のために余白を生成
主題とは、レイアウトのなかで最も主張したいディジタルコンテンツをいう。レイアウト処理上では、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツをさす。主題を明確化させる(配置後重要度が高いディジタルコンテンツを目立つようにさせる)ことは、レイアウトにおいて重要な処理となる。
主題を明確化させるために、配置後重要度に基づいてディジタルコンテンツ間に余白を生成する。配置後重要度が閾値Th1よりも高いディジタルコンテンツにおいて、ディジタルコンテンツ間の距離(レイアウト間の余白量)が閾値Th2よりも低い場合、ディジタルコンテンツ間の余白量を下式(4)により算出する。下式(4)において、xは、配置後重要度である。
F(x) …(4)
そして、ディジタルコンテンツは、上式(4)で求められた余白量を与えるように、移動したりサイズを変更したりする。
なお、配置後重要度の差に反比例した余白量を与えてもよい。また、配置後重要度の差が大きければ、特に余白を設けなくてもよい。
(2)主題の明確化のために拡大縮小
主題を明確化させるために、配置後重要度に基づいてディジタルコンテンツのサイズを変更する。配置後重要度が高いディジタルコンテンツXと、配置後重要度が低いディジタルコンテンツYとの面積比を配置後重要度の比と同等にする。
これにより、配置後重要度が2倍のディジタルコンテンツは2倍の面積となるため、よりレイアウト領域上で目立つようにレイアウトできる。そのため、重要度分布情報に基づいたよりデザイン性の高いレイアウトを提供することができる。また、単純に面積比と配置後重要度比を対応付けるだけではなく、配置後重要度の比率の乗数に基づいて面積比を算出するなど、重要度分布情報に基づいて、ディジタルコンテンツのサイズを変更するように構成することもできる。
(3)色処理によって彩度を高める
配置後重要度に基づいてディジタルコンテンツの色(特に彩度)を変更する。配置後重要度の比率がαであるディジタルコンテンツX、Y(X=αY)がある場合、両ディジタルコンテンツの彩度がα倍になるように修正する。修正方法は、ディジタルコンテンツXの彩度をディジタルコンテンツYの彩度のα倍以上になるようにする。彩度がα倍以上にならない場合は、ディジタルコンテンツYの彩度をα倍になるように落とす処理を行う。これにより、ディジタルコンテンツXとディジタルコンテンツYの彩度がα倍となるため、配置後重要度が高いXがより目立つデザインを提供することができる。
また、配置後重要度の比率をそのまま彩度の比率として算出したが、これに限らず、配置後重要度に基づいて彩度を変更するような構成であればよい。
(4)テキストの場合、フォントを指定フォントに変更
配置後重要度に基づいてフォントを変更する。例えば、フォント種別と配置後重要度との関係を表すテーブルを用意し、これに基づいてフォントを指定フォントに変更する。このテーブルは、配置後重要度が高いほどより見栄えがよいフォントが選択されるように構成し、このテーブルを参照することによって配置後重要度に沿ったフォントに変更することができる。
(5)画像の場合は、画像枠を付加
(4)の加工処理と同様に、配置後重要度に応じて画像の枠を変更する。これにより、配置後重要度が高い画像に対しては、見栄えのよい枠をつけることによって、よりデザイン性を高めたレイアウトを提供することができる。
(6)配置後重要度が低い場合は、相対的に目立たなくさせる
配置後重要度が低いディジタルコンテンツを相対的に目立たなくさせる。
(a)配置後重要度がある閾値Th1より低く、かつ、全ディジタルコンテンツ数がある閾値Th2より低い場合、そのディジタルコンテンツを除外するように構成する。これにより、配置後重要度が低いディジタルコンテンツを除外し、レイアウト領域全体の主ディジタルコンテンツをより際立たせることができる。
(b)配置後重要度がある閾値Th1より低く、かつ、全ディジタルコンテンツ数がある閾値Th2より低い場合、そのディジタルコンテンツを背景化する。これにより、配置後重要度が低いディジタルコンテンツは、背景と一体化されたディジタルコンテンツとなるため、全体として重要なディジタルコンテンツのみを目立つようにすることができる。背景化の方法としては、画像自体の透過率を高めることによって、容易に背景化できる。また、背景化以外にも、ある規定色(例えば、薄い青色など)のマスクを施し、全体としての印象を弱めることも可能である。さらに、ぼかしフィルタによってぼかし処理を施し、抽象的が画像に変換してしまう方法も考えられる。また、色をよりグレー色に近付け目立たなくさせることも可能である。
(c)テキストの場合は、要約する
配置後重要度が低いテキストの場合、長い本文にレイアウト領域を割くより、要約でレイアウト領域上の余白を生成し、重要なディジタルコンテンツ周辺の余白を増やして重要なディジタルコンテンツを目立たせる。これにより、よりレイアウト領域全体の配置後重要度に対するバランスがよくなり、全体としてよりよいレイアウトが提供することができる。
(d)画像の場合は、解像度を落とす
配置後重要度が低い画像の場合、その画像の解像度を落とすことによって、レイアウト結果のディジタルデータを小さくすることができる。このように、配置後重要度に基づいてレイアウトをよくするだけでなく、そのデータサイズ自体も小さくすることができる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
以下、ユーザ「UserB」にレイアウト結果を提供する場合を例にとって説明する。
ディジタルコンテンツ作成装置100では、レイアウト結果取得部1により、複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成されるレイアウト結果が取得され、(1)〜(6)のいずれかの生成処理により重要度分布情報が生成される。
次いで、ステップS30、S31を経て、ユーザID「UserB」が取得され、各ディジタルコンテンツごとに配置後重要度が算出され、配置後重要度が高い順にディジタルコンテンツが選択される。
図15は、重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。
図15(a)では、ディジタルコンテンツと重複する区分領域を太線で囲い、図15(b)では、所定数値範囲ごとにその所定数値範囲の重要度の区分領域を太線で囲っている。
図15に示すような重要度分布情報が得られた場合、各ディジタルコンテンツごとに、そのディジタルコンテンツと重複する区分領域を特定し、特定した区分領域の重要度を合計し、合計した重要度をそのディジタルコンテンツの配置後重要度とする。また、配置後重要度の平均は、ディジタルコンテンツの配置後重要度を、そのディジタルコンテンツと重複する区分領域の数で除算することにより算出する。
図16は、重要度分布情報から求まる各ディジタルコンテンツの配置後重要度を示す表である。
その結果、図15の重要度分布情報から、図16に示すような算出結果が得られる。図16の例では、テキスト1、画像1、画像2、テキスト2について配置後重要度がそれぞれ「1806」、「654」、「1345」、「704」であり、配置後重要度の平均がそれぞれ「24」「13」「24」「14」である。したがって、テキスト1、画像2、テキスト2、画像1の順で配置後重要度が高いので、その順序で選択される。
そして、ステップS32を経て、ユーザID「UserB」に対応するユーザ情報が取得され、配置後重要度が適用条件を満たしているか否かが判定される。その結果、適用条件を満たしていると判定されると、ステップS34〜S38を経て、有料コンテンツ要素が取得され、取得された有料コンテンツ要素に基づいてレイアウト結果のレイアウト内容が加工される。
ユーザ情報管理テーブル420が図4の内容である場合、まず、配置後重要度が「1000」から「1500」までとなっている第1適用条件に対しては、画像2の配置後重要度が条件を満たし、配置後重要度が「1500」以上となっている第2適用条件に対しては、テキスト1および画像2の配置後重要度が条件を満たす。
図17は、本実施の形態および対比例についてレイアウト内容の加工結果の違いを示す図である。
(1)テキスト1の加工
テキスト1は文字列であるため、有料のフォントを使うかが決定される。いま、テキスト1の配置後重要度が第2適用条件を満たしているので、テキスト1に対してはフォントBが適用候補となる。ユーザ情報管理テーブル440が図5の内容である場合、フォントBのコストが「500円」であり、ユーザ「UserB」の上限「1000円」を超えていない。そのため、テキスト1に対してはフォントBが適用される。
(2)画像2の加工
画像2は画像であるため、有料のフレームを使うかが決定される。いま、画像2の配置後重要度が第1適用条件および第2適用条件を満たしているので、画像2に対してはフレーム1、2が適用候補となる。フレーム1のコストが「500円」であるので、フォントBと合わせて利用コストの合計が「1000円」となり、上限「1000円」を超えていない。これに対し、フレーム2のコストが「1000円」であるので、フォントBと合わせて利用コストの合計が「1500円」となり、上限「1000円」を超えてしまう。そのため、画像2に対してはフレーム1が適用される。
これらの結果、図17(a)に示すような加工結果が得られる。
これに対し、配置後重要度ではなくコンテンツ重要度情報に基づいて有料コンテンツ要素適用処理を実行した場合、テキスト1、2および画像1、2に対してコンテンツ重要度情報として「3」、「2」、「1」および「3」が設定されているとすると、テキスト1、画像2のコンテンツ重要度情報が最も高いので、テキスト1、画像2が優先的に選択される。例えば、画像優先の設定がされている場合は、画像2、テキスト1の順で選択される。
(1)画像2の加工
画像2は画像であるため、有料のフレームを使うかが決定される。いま、画像2の配置後重要度が第1適用条件および第2適用条件を満たしているので、画像2に対してはフレーム1、2が適用候補となる。フレーム1、2のコストが「500円」、「1000円」であり、いずれも上限「1000円」を超えていない。そのため、第1適用条件よりも第2適用条件を優先する設定がされている場合は、画像2に対してはフレーム2が適用される。
(2)テキスト1の加工
テキスト1は文字列であるため、有料のフォントを使うかが決定される。いま、テキスト1の配置後重要度が第2適用条件を満たしているので、テキスト1に対してはフォントBが適用候補となる。フォントBのコストが「500円」であるので、フレーム2と合わせて利用コストの合計が「1500円」となり、上限「1000円」を超えてしまう。そのため、テキスト1に対しては有料のフォントが適用されない。
これらの結果、図17(b)に示すような加工結果が得られる。
このように、コンテンツ重要度情報に基づいて有料コンテンツ要素を適用する場合は、レイアウト内容全体として最も重要なテキスト1がまったく処理されず、画像2のみが処理されてしまうという偏ったレイアウト結果となってしまう場合がある。これに対し、本実施の形態のように、重要度分布情報に基づいて有料コンテンツ要素を適用する場合は、レイアウト内容全体として重要なテキスト1、画像2が両方とも処理されるので、レイアウト内容全体のレイアウトバランスがよいレイアウト結果が得られる。さらに、重要度分布情報に基づく場合は、配置後重要度の差が細かくなるので、精度の高い処理を行うことができる。
有料コンテンツ要素が適用されると、さらに、(1)〜(6)のいずれかの加工処理によりレイアウト結果のレイアウト内容が加工される。
このようにして、本実施の形態では、ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度の分布を示す重要度分布情報を生成し、生成した重要度分布情報に基づいて有料コンテンツ要素を取得し、取得した有料コンテンツ要素に基づいてレイアウト領域のレイアウト内容を加工する。
これにより、レイアウト領域におけるレイアウト内容全体のバランスを考慮してレイアウト内容を加工することが可能となるので、レイアウト内容全体のレイアウトバランスがよい出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。また、レイアウト内容全体のバランスを考慮して有料コンテンツ要素が取得されるので、低コストでデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
さらに、本実施の形態では、有料コンテンツ要素としてフレームを取得し、取得したフレームを、レイアウト領域にレイアウトされている画像に適用する。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われる画像に対して、デザイン性が高い有料のフレームが適用されるので、デザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
さらに、本実施の形態では、有料コンテンツ要素としてフォントを取得し、取得したフォントを、レイアウト領域にレイアウトされているテキストに適用する。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるテキストに対して、デザイン性が高い有料のフォントが適用されるので、デザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
さらに、本実施の形態では、有料コンテンツ要素を適用する重要度の条件である適用条件を含むユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報に基づいて配置後重要度が適用条件を満たしていると判定したときは、有料コンテンツ要素を取得する。
これにより、各ユーザごとに有料コンテンツ要素を適用する条件を設定することができる。
さらに、本実施の形態では、有料コンテンツ要素の利用によって発生する利用コストの上限を含むユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報に基づいて、利用に要するコストの合計が利用コストの上限を超えないように有料コンテンツ要素を取得する。
これにより、各ユーザごとに利用コストの上限を設定することができる。
さらに、本実施の形態では、レイアウト領域を複数の領域に区分したときの各区分領域ごとに、その区分領域および周辺区分領域と重なり合うディジタルコンテンツに対応するコンテンツ重要度情報に基づいてその区分領域の重要度を算出し、算出した重要度に基づいて重要度分布情報を生成する。
これにより、レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体を考慮しながら重要度が算出されるので、ディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を的確に把握することができる。
上記第1の実施の形態において、有料コンテンツ要素記憶部4および記憶装置70は、形態1、10または19の有料コンテンツ要素記憶手段に対応し、課金情報記憶部8および記憶装置70は、形態6、15または24の課金情報記憶手段に対応し、ユーザ情報記憶部5および記憶装置70は、形態7、16若しくは25の重要度条件情報記憶手段、または形態8、17若しくは26の利用コスト上限情報記憶手段に対応している。また、重要度分布情報生成部2およびステップS10〜S16は、形態1の全体重要度情報生成手段に対応し、ステップS10〜S16は、形態10または19の全体重要度情報生成ステップに対応し、ユーザID取得部3およびステップS30は、形態7または8のユーザ識別情報取得手段に対応している。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS30は、形態16、17、25または26のユーザ識別情報取得ステップに対応し、有料コンテンツ要素取得部6およびステップS31〜S36、S44は、形態1ないし3、6ないし8の有料コンテンツ要素取得手段に対応している。また、ステップS31〜S36、S44は、形態10ないし12、15ないし17、19ないし21、24ないし26の有料コンテンツ要素取得ステップに対応し、レイアウト内容加工部7およびステップS38は、形態1ないし3のレイアウト内容加工手段に対応している。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS38は、形態10ないし12、19ないし21のレイアウト内容加工ステップに対応し、課金情報更新部9およびステップS40、S42は、形態6の課金情報更新手段に対応し、ステップS40、S42は、形態15または24の課金情報更新ステップに対応している。また、重要度分布情報は、形態1、7、10、16、19または25の全体重要度情報に対応し、ユーザIDは、形態7、8、16、17、25または26のユーザ識別情報に対応し、ユーザ情報は、形態7、16若しくは25の重要度条件情報、または形態8、17若しくは26の利用コスト上限情報に対応している。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図18ないし図20は、本発明に係るディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法の第2の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、有料コンテンツ要素として文字処理または画像処理を行う処理モジュールを適用する点が異なる。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
記憶装置70は、テキストの文字に対して装飾、デザインその他の加工を行う文字処理の処理モジュール、および画像に対して装飾、デザインその他の加工を行う画像処理の処理モジュールを有料コンテンツ要素として記憶している。
次に、有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を説明する。
図18は、有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。
有料コンテンツ要素管理テーブル400には、図18に示すように、各有料コンテンツ要素ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、有料コンテンツ要素の種別、内容、利用に要するコストおよび有料コンテンツ要素の保存場所をそれぞれ登録するフィールドを含んで構成されている。
図18の例では、第1段目のレコードには、種別、内容およびコストとして、「テキスト」、「文字処理A」および「200円」が登録されている。これは、文字処理Aの処理モジュールの利用に要するコストが1回につき200円であり、文字処理Aの処理モジュールがディジタルコンテンツのテキストに適用可能であることを示している。
次に、ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を説明する。
図19は、ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。
ユーザ情報管理テーブル420には、図19に示すように、各ユーザごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、ユーザID、適用条件、文字処理の種別および画像処理の種別をそれぞれ登録するフィールドを含んで構成されている。
図19の例では、第1段目のレコードには、ユーザID、適用条件、文字処理の種別および画像処理の種別として、「UserA」、「平均が20以上」、「文字処理B」および「
画像処理B」が登録されている。これは、ユーザ「UserA」については、配置後重要度の平均が「20」以上となるテキストに対しては文字処理Bの処理モジュールを、配置後重要度の平均が「20」以上となる画像に対しては画像処理Bの処理モジュールを適用することを示している。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図20は、レイアウト結果およびレイアウト内容の加工結果を示す図である。
レイアウト結果取得部1により、図20(a)に示すようなレイアウト結果が得られたとする。
ユーザ情報管理テーブル420が図19の内容である場合、まず、配置後重要度が「1000」から「1500」までとなっている第1適用条件に対しては、画像2の配置後重要度が条件を満たし、配置後重要度が「1500」以上となっている第2適用条件に対しては、テキスト1および画像2の配置後重要度が条件を満たす。
(1) テキスト1の加工
テキスト1は文字列であるため、有料の文字処理を行うかが決定される。いま、テキスト1の配置後重要度が第2適用条件を満たしているので、テキスト1に対しては文字処理Bの処理モジュールが適用候補となる。ユーザ情報管理テーブル440が図5の内容である場合、文字処理Bの処理モジュールのコストが「500円」であり、ユーザ「UserB」の上限「1000円」を超えていない。そのため、テキスト1に対しては文字処理Bの処理モジュールが適用される。文字処理Bは、例えば、形態素解析による改行位置を変更し、フォントの色を変更し、影文字を追加するという処理である。
(2)画像2の加工
画像2は画像であるため、有料の画像処理を行うかが決定される。いま、画像2の配置後重要度が第1適用条件および第2適用条件を満たしているので、画像2に対しては画像処理A、Bの処理モジュールが適用候補となる。画像処理Aの処理モジュールのコストが「500円」であるので、文字処理Bの処理モジュールと合わせて利用コストの合計が「1000円」となり、上限「1000円」を超えていない。これに対し、画像処理Bの処理モジュールのコストが「1000円」であるので、文字処理Bの処理モジュールと合わせて利用コストの合計が「1500円」となり、上限「1000円」を超えてしまう。そのため、画像2に対しては画像処理Aの処理モジュールが適用される。画像処理Aは、例えば、画像の色を変更し、模様を追加するという処理である。
これらの結果、図20(b)に示すような加工結果が得られる。
このようにして、本実施の形態では、有料コンテンツ要素として処理モジュールを取得し、取得した処理モジュールを、レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツに適用する。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるディジタルコンテンツに対して、デザイン性が高い有料の処理モジュールが適用されるので、デザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
上記第2の実施の形態において、レイアウト内容加工部7およびステップS38は、形態4のレイアウト内容加工手段に対応し、ステップS38は、形態13または22のレイアウト内容加工ステップに対応し、有料コンテンツ要素取得部6およびステップS31〜S36、S44は、形態4の有料コンテンツ要素取得手段に対応している。また、ステップS31〜S36、S44は、形態13または22の有料コンテンツ要素取得ステップに対応し、処理モジュールは、形態4、13または22の処理規定情報に対応している。
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図21ないし図23は、本発明に係るディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法の第3の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、有料コンテンツ要素として背景画像または付加画像を適用する点が異なる。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
記憶装置70は、背景画像および付加画像を有料コンテンツ要素として記憶している。
次に、有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を説明する。
図21は、有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。
有料コンテンツ要素管理テーブル400には、図21に示すように、各有料コンテンツ要素ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、有料コンテンツ要素の種別、内容、利用に要するコストおよび有料コンテンツ要素の保存場所をそれぞれ登録するフィールドを含んで構成されている。
図21の例では、第1段目のレコードには、種別、内容およびコストとして、「背景画像」、「背景画像A」および「200円」が登録されている。これは、背景画像Aの利用に要するコストが1回につき200円であり、背景画像Aがディジタルコンテンツの背景画像に適用可能であることを示している。
次に、ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を説明する。
図22は、ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。
ユーザ情報管理テーブル420には、図22に示すように、各ユーザごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、ユーザID、適用条件、背景画像の種別および付加画像の種別をそれぞれ登録するフィールドを含んで構成されている。
図22の例では、第1段目のレコードには、ユーザID、適用条件、背景画像の種別および付加画像の種別として、「UserA」、「平均が20以上」、「背景画像A」および「付加画像B」が登録されている。これは、ユーザ「UserA」については、配置後重要度の平均が「20」以上となる画像を背景画像Aまたは付加画像Bに変更することを示している。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図23は、レイアウト結果およびレイアウト内容の加工結果を示す図である。
レイアウト結果取得部1により、図23(a)に示すようなレイアウト結果が得られたとする。また、画像2には、背景画像であることを示すカテゴリ情報が付加されているとする。
ユーザ情報管理テーブル420が図22の内容である場合、まず、配置後重要度が「1000」から「1500」までとなっている第1適用条件に対しては、画像2の配置後重要度が条件を満たし、配置後重要度が「1500」以上となっている第2適用条件に対しては、テキスト1および画像2の配置後重要度が条件を満たす。
画像2は背景画像であるため、有料の背景画像に変更するかが決定される。いま、画像2の配置後重要度が第1適用条件を満たしているので、画像2に対しては背景画像Aが適用候補となる。背景画像Aのコストが「200円」であり、ユーザ「UserB」の上限「1000円」を超えていない。そのため、画像2は背景画像Aに変更される。
これらの結果、図23(b)に示すような加工結果が得られる。これは、例えば、背景画像Aにアイドルなどの肖像権を有する画像を利用する場合や、ある有名デザイナがデザインした画像を利用する場合に主に適用される。
なお、付加画像であることを示すカテゴリ情報が画像2に付加されている場合は、画像2の配置後重要度が第2適用条件を満たしているので、画像2は付加画像Bに変更される。
このようにして、本実施の形態では、有料コンテンツ要素として背景画像または付加画像を取得し、レイアウト領域にレイアウトされている画像を、取得した背景画像または付加画像に変更する。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるディジタルコンテンツが、デザイン性が高い有料の背景画像または付加画像に変更されるので、デザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
上記第3の実施の形態において、レイアウト内容加工部7およびステップS38は、形態5のレイアウト内容加工手段に対応し、ステップS38は、形態14または23のレイアウト内容加工ステップに対応し、有料コンテンツ要素取得部6およびステップS31〜S36、S44は、形態5の有料コンテンツ要素取得手段に対応している。また、ステップS31〜S36、S44は、形態14または23の有料コンテンツ要素取得ステップに対応している。
次に、本発明の第4の実施の形態を図面に基づいて説明する。図24ないし図47は、本発明に係るディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法の第4の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、上記第1ないし第3の実施の形態に対して、コンテンツ群属性情報に基づいてレイアウトの調整およびデザインを行う点が異なる。なお、以下、上記第1ないし第3の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1ないし第3の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、図24に基づいてディジタルコンテンツ作成装置100の構成を説明する。
図24は、ディジタルコンテンツ作成装置の構成を示すブロック図である。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、図24に示すように、ユーザからの指示に応じて選択されたレイアウトテンプレートおよびディジタルコンテンツに基づいて、ディジタルコンテンツを自動的に初期レイアウトする自動レイアウト部10と、様々な種類のディジタルコンテンツが登録されたコンテンツDB11と、様々な種類のレイアウトテンプレートが登録されたテンプレートDB12とを有して構成されている。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、初期レイアウトによって作成された出力用ディジタルコンテンツに基づいて、コンテンツ群属性情報を生成するコンテンツ群属性情報生成部13と、コンテンツ群属性情報記憶部14と、コンテンツ群属性情報生成部13で生成したコンテンツ群属性情報をコンテンツ群属性情報記憶部14に登録するコンテンツ群属性情報登録部14aとを有して構成されている。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、コンテンツ群属性情報記憶部14のコンテンツ群属性情報に基づいて、初期レイアウトされたディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整するレイアウト調整部15と、レイアウト調整部15でレイアウト内容が調整後のディジタルコンテンツに基づいてコンテンツ群属性情報を更新するとともにデザイン部17においてデザインが施された後の出力用ディジタルコンテンツに基づいてコンテンツ群属性情報を更新するコンテンツ群属性情報更新部16とを有して構成されている。
自動レイアウト部10は、後述する入力装置74を介したユーザからの指示に応じて、テンプレートDB11から当該指示に応じたレイアウトテンプレートを取得するとともに、コンテンツDB12から前記ユーザの指示に応じたディジタルコンテンツを取得する機能を有している。さらに、この取得したレイアウトテンプレートに設定されているレイアウト情報に基づいて、前記取得したディジタルコンテンツを前記取得したレイアウトテンプレートに自動的に初期レイアウトする機能(自動レイアウト機能)を有している。
ここで、レイアウトテンプレートは、例えば、各ディジタルコンテンツのカテゴリ情報(タイトル、本文、メイン画像、サブ画像等)、各ディジタルコンテンツのカテゴリに応じた配置位置の情報(例えば、印刷用紙領域内での配置位置の情報)、各ディジタルコンテンツのレイアウトされる領域に対応したコンテンツ重要度情報、テキストのディジタルコンテンツに対する、フォントサイズ、フォント種類、色彩、文字間隔、行ピッチなどの情報、画像のディジタルコンテンツに対する、画像の数、品質、大きさ、割合などの情報等を含むレイアウト情報から構成される。なお、これらはXML(eXtensible Markup Language)等により記述されている。
なお、自動レイアウトの処理方法およびテンプレートの構成は、上記説明したものに限らず、本発明を実現可能な処理方法であれば、他の自動レイアウト処理方法を用いてもよいし、本発明を実現可能な構成であれば、他の構成のレイアウトテンプレートを用いてもよい。
テンプレートDB11は、カタログやポスター等の目的のディジタルコンテンツに応じた様々な種類のレイアウトテンプレートが登録されたDBである。
コンテンツDB12は、タイトル、本文、キャッチフレーズ等の様々な種類のテキストデータ、背景画像、人物画像、動物画像、商品画像等の様々な種類の画像データ等のディジタルコンテンツが登録されたDBである。
コンテンツ群属性情報生成部13は、レイアウトテンプレートに初期レイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する属性情報であるコンテンツ群属性情報を生成する機能を有している。なお、本実施の形態においては、単一ページ、複数ページ、単一セクション、複数セクションなどの領域を設定することが可能となっており、設定された領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する属性情報を生成するようになっている。また、本実施の形態において、前記生成するコンテンツ群属性情報は、前記設定された領域(以下、設定領域と称す)における、ディジタルコンテンツ全体の配置情報、ディジタルコンテンツ全体の重なり情報、ディジタルコンテンツ全体に対する余白情報、ディジタルコンテンツ全体の色分布情報、およびディジタルコンテンツ全体の重要度分布情報を生成するようになっている。
コンテンツ群属性情報記憶部14は、後述する記憶装置70の所定領域から構成されており、コンテンツ群属性情報生成部13において生成されたコンテンツ群属性情報や、コンテンツ群属性情報更新部16によって更新されたコンテンツ群属性情報を、所定領域に記憶保持する機能を有している。
レイアウト調整部15は、コンテンツ群属性情報記憶部14のコンテンツ群属性情報に基づいて、自動レイアウト部10で初期レイアウトされたディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整する機能を有している。本実施の形態においては、ディジタルコンテンツの重なり除去、グリッドの調整、画像サイズの調整、フォントサイズの調整、フォント種別の調整、および色の調整を行うようになっている。
コンテンツ群属性情報更新部16は、レイアウト調整部15で調整後のディジタルコンテンツの情報、例えば、移動後の各ディジタルコンテンツの配置情報、サイズ変更後の各ディジタルコンテンツのサイズ情報、色変換後の各ディジタルコンテンツの色情報等に基づいて、上記したコンテンツ群属性情報を再生成し、再生成後のコンテンツ群属性情報に基づいて、コンテンツ群属性情報記憶部14のコンテンツ群属性情報を更新する機能を有している。さらに、後述するデザイン部17においてデザインの施された後のディジタルコンテンツの情報に基づいて、例えば、サイズ変換後の各ディジタルコンテンツのサイズ情報、色変換後の各ディジタルコンテンツの色情報などに基づいて、コンテンツ群属性情報記憶部15のコンテンツ群属性情報を更新する機能を有している。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、ユーザID取得部3、有料コンテンツ要素記憶部4、ユーザ情報記憶部5、有料コンテンツ要素取得部6、課金情報記憶部8および課金情報更新部9を有して構成されている。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、デザイン知識情報を記憶するデザイン知識情報記憶部18と、レイアウト調整部15において調整後の出力用ディジタルコンテンツ、調整後のコンテンツ群属性情報、デザイン知識情報記憶部18のデザイン知識情報、および取得した有料コンテンツ要素に基づいて、調整後の出力用ディジタルコンテンツにデザインを施すデザイン部17と、デザイン部17でデザインを施された出力用ディジタルコンテンツを出力する出力用ディジタルコンテンツ出力部19とを有して構成されている。
デザイン知識情報記憶部18は、カタログやポスターなどに対する、デザイナ等のレイアウトデザインの知識をルール化および情報化したデザイン知識情報を記憶保持する機能を有している。
デザイン部17は、調整後の出力用ディジタルコンテンツに対して有料コンテンツ要素を適用する。また、デザイン知識情報に基づいて、調整後の出力用ディジタルコンテンツに対してデザインを施す機能を有している。つまり、デザイナのデザイン知識に基づいて、出力用ディジタルコンテンツのデザイン性を高める処理を施す。
出力用ディジタルコンテンツ出力部19は、デザイン部17においてデザインが施された出力用ディジタルコンテンツを、後述する出力装置72に出力する機能を有している。例えば、出力装置72が表示装置であれば、出力用ディジタルコンテンツを表示出力し、出力装置72が印刷装置であれば、印刷出力する。
次に、図25ないし図28に基づいて、出力用ディジタルコンテンツ作成処理を説明する。
図25は、出力用ディジタルコンテンツ作成処理の一例を示すフローチャートである。
図25のフローチャートに示すように、まず、ディジタルコンテンツ作成装置100は、電源投入後、出力用ディジタルコンテンツ作成処理のための所定の初期動作が終了したならば、ステップS100に移行して、自動レイアウト部10において、入力装置74を介して取得された選択指示に基づいて、ユーザがレイアウトテンプレートを選択したか否かを判定し、選択したと判定された場合(Yes)は、ステップS102に移行して、そうでない場合(No)は、選択されるまで判定処理を続行する。
ステップS102では、自動レイアウト部10において、ステップS100で選択されたレイアウトテンプレートを、テンプレートDB11から取得し、ステップS104に移行する。
図26は、レイアウトテンプレートにおける各ディジタルコンテンツの配置位置の一例を示す図である。
ここでは、レイアウトテンプレートとして、例えば、テキスト1、画像1、画像2およびテキスト2の4種類のディジタルコンテンツを、図26に示す配置関係で配置するレイアウトテンプレートが取得されたとする。また、レイアウトテンプレートにおいては、テキスト1のレイアウト情報として「カテゴリ=タイトル、コンテンツ重要度情報=High、align=Top:Left、フォントサイズ=96pt」が設定されている。また、画像1のレイアウト情報として「カテゴリ=サブ画像、コンテンツ重要度情報=Low、align=Top:Left」が設定されている。また、画像2のレイアウト情報として「カテゴリ=メイン画像、コンテンツ重要度情報=High、align=Top:Left」が設定されている。また、テキスト2のレイアウト情報として「カテゴリ=本文、コンテンツ重要度情報=Middle、align=Top:Left、フォントサイズ=16pt」が設定されている。
ステップS104では、自動レイアウト部10において、入力装置74を介して取得された選択指示に基づいて、ユーザがディジタルコンテンツを選択したか否かを判定し、選択したと判定された場合(Yes)は、ステップS106に移行して、そうでない場合(No)は、選択されるまで判定処理を続行する。
ステップS106では、ステップS104で選択されたディジタルコンテンツをコンテンツDB12から取得し、ステップS108に移行する。
図27は、図26のレイアウトテンプレートにレイアウトするディジタルコンテンツの一例を示す図である。
ここでは、上記取得したレイアウトテンプレートに対するディジタルコンテンツとして、例えば、図27に示すように、テキスト1に対しては「新しいプリンタの登場」が取得され、画像1に対しては人物画像が取得され、画像2に対してはプリンタ画像が取得され、テキスト2に対しては「高速印刷と高画質とを両立させた新機能を搭載」が取得される。
ステップS108では、自動レイアウト部10において、ステップS102で取得したレイアウトテンプレートに、ステップS104で取得したディジタルコンテンツを初期レイアウトする自動レイアウト処理を実行し、ステップS110に移行する。
図28は、図27のディジタルコンテンツの初期レイアウト結果の一例を示す図である。
初期レイアウト結果は、例えば、図28に示すように、テキスト1のタイトルの一部と画像1の人物画像の一部とが重なり、さらに、画像1の人物画像の一部と画像2のプリンタ画像の一部とが重なった状態となる。
ステップS110では、コンテンツ群属性情報生成部13において、ステップS108で初期レイアウトされ作成されたディジタルコンテンツの情報に基づいてコンテンツ群属性情報を生成し、ステップS112に移行する。
ステップS112では、コンテンツ群属性情報登録部14aにおいて、ステップS110で生成されたコンテンツ群属性情報をコンテンツ群属性情報記憶部14に登録し、ステップS114に移行する。
ステップS114では、レイアウト調整部15において、ステップS112で登録されたコンテンツ群属性情報に基づいて、ステップS108で初期レイアウトにより生成された出力用ディジタルコンテンツのレイアウト内容に対してレイアウト調整処理を実行し、ステップS116に移行する。
ステップS116では、デザイン部17において、レイアウト調整処理が完了したか否かを判定し、完了したと判定された場合(Yes)は、ステップS118に移行して、そうでない場合(No)は、完了するまで判定処理を続行する。
ステップS118では、デザイン部17において、デザイン知識情報記憶部18からデザイン知識情報を取得し、取得したデザイン知識情報、コンテンツ群属性情報記憶部14のコンテンツ群属性情報、および有料コンテンツ要素記憶部4の有料コンテンツ要素に基づいて、ステップS114でレイアウト調整された出力用ディジタルコンテンツに対してデザイン処理を実行し、ステップS120に移行する。
ステップS120では、コンテンツ群属性情報更新部16において、デザイン処理の施された出力用ディジタルコンテンツの情報に基づいてコンテンツ群属性情報を生成し、生成したコンテンツ群属性情報に基づいてコンテンツ群属性情報記憶部14のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS122に移行する。
ステップS122では、デザイン部17において、デザイン処理が完了したか否かを判定し、デザイン処理が完了したと判定された場合(Yes)は、ステップS124に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS118に移行する。
ステップS124では、出力用ディジタルコンテンツ出力部19において、デザイン処理の完了した出力用ディジタルコンテンツを出力装置72に出力して処理を終了する。
次に、図29に基づいて、ステップS110のコンテンツ群属性情報生成処理を説明する。
図29は、コンテンツ群属性情報生成部13におけるコンテンツ群属性情報生成処理を示すフローチャートである。
図29に示すように、まず、ステップS200に移行して、配置情報生成処理を実行して配置情報を生成し、ステップS202に移行する。ここで、配置情報は、レイアウトテンプレートにおける各ディジタルコンテンツの配置位置を示す情報であり、本実施の形態においては、各ディジタルコンテンツの形状情報、座標情報を含んで構成される情報である。
ステップS202では、重なり情報生成処理を実行して重なり情報を生成し、ステップS204に移行する。ここで、重なり情報は、設定領域にレイアウトされた各ディジタルコンテンツの重なり状態を示す情報であり、本実施の形態においては、重なっているディジタルコンテンツの個数情報、重なっている部分の領域の情報(重なり量の情報)などを含んで構成される情報である。
ステップS204では、余白領域情報生成処理を実行して余白領域情報を生成し、ステップS206に移行する。ここで、余白領域情報は、設定領域における、当該設定領域にレイアウトされた各ディジタルコンテンツの占有する領域以外の余白部分の領域の情報であり、例えば、この余白領域を所定サイズの矩形領域に近似した場合の領域情報(座標情報)、前記余白領域を楕円形の領域に近似した場合の領域情報(座標情報)などを生成する。
ステップS206では、色分布情報生成処理を実行して色分布情報を生成し、ステップS208に移行する。ここで、色分布情報は、設定領域における色の分布を示す情報であり、本実施の形態においては、設定領域にレイアウトされた各ディジタルコンテンツの代表色の情報と、その領域情報とを含んで構成される情報である。
ステップS208では、重要度分布情報生成処理を実行して重要度分布情報を生成し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ここで、重要度分布情報は、設定領域にレイアウトされた各ディジタルコンテンツの重要度の分布を示す情報であり、本実施の形態においては、レイアウトテンプレートに設定された各領域のコンテンツ重要度情報に基づいて算出された各ディジタルコンテンツのコンテンツ重要度情報と、その領域情報とを含んで構成される情報である。
次に、図30ないし図32に基づいて、ステップS200の配置情報生成処理を説明する。
図30は、コンテンツ群属性情報生成部13における配置情報生成処理を示すフローチャートである。
図30に示すように、まず、ステップS300に移行して、設定領域にレイアウトされたディジタルコンテンツを選択し、ステップS302に移行する。
ステップS302では、ステップS300で選択したディジタルコンテンツは、グループ化されたものか否かを判定し、グループ化されたものであると判定された場合(Yes)は、ステップS304に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS310に移行する。
ステップS304では、グループを構成する各ディジタルコンテンツごとに領域情報を取得し、ステップS306に移行する。
図31は、グループ化されたディジタルコンテンツの一例を示す図である。
例えば、自動レイアウト処理により作成された出力用ディジタルコンテンツにおける画像1および画像2の領域にレイアウトされた人物画像のディジタルコンテンツとプリンタ画像のディジタルコンテンツに着目すると、これらのディジタルコンテンツは、図31(a)および(b)に示すように、人物画像は、ディジタルコンテンツaおよびbの2つのディジタルコンテンツがグループ化されて構成されたものとなっており、プリンタ画像は、ディジタルコンテンツcおよびdの2つのディジタルコンテンツがグループ化されて構成されたものとなっている。したがって、本実施の形態においては、人物画像のディジタルコンテンツの場合は、これを構成するディジタルコンテンツaおよびbの領域情報をそれぞれ別々に取得し、プリンタ画像のディジタルコンテンツの場合は、これを構成するディジタルコンテンツcおよびdの領域情報をそれぞれ別々に取得する。また、テキストのディジタルコンテンツについては、レイアウト領域における各行ごとに領域情報が取得され、図28に示すレイアウト結果においては、タイトルの「新しいプリンタの情報」に着目すると、「新しいプリン」と「タの情報」との2つのディジタルコンテンツがグループ化されたディジタルコンテンツであるとして、これら2つのディジタルコンテンツのそれぞれに対して別々に領域情報を取得する。
ステップS306では、設定領域にレイアウトされたすべてのディジタルコンテンツを選択したか否かを判定し、選択したと判定された場合(Yes)は、ステップS308に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS300に移行する。
ステップS308では、取得した領域情報に基づいて配置情報を生成し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。本実施の形態において、配置情報は、ディジタルコンテンツが画像情報であれば、画像の形状情報(円形、矩形、楕円形など)および画像の代表座標情報(円の中心座標、矩形の外縁の頂点座標など)から構成され、ディジタルコンテンツがテキストであれば、テキストボックスの形状情報および座標情報から構成される。
図32は、各コンテンツ群属性情報を視覚化した場合の一例を示す図である。
図28のレイアウト結果に対して生成された配置情報を視覚化すると、図32(a)に示すようになる。図32(a)を見ると分かるように、テキストのディジタルコンテンツがレイアウトされている領域は矩形の領域として配置情報が構成されている。
一方、ステップS302において、ステップS300で選択したディジタルコンテンツがグループ化されたものではなくステップS310に移行した場合は、選択したコンテンツの領域情報を取得し、ステップS306に移行する。
次に、図32および図33に基づいて、ステップS202の重なり情報生成処理を説明する。
図33は、コンテンツ群属性情報生成部13における重なり情報生成処理を示すフローチャートである。
図33に示すように、まず、ステップS400に移行して、上記した配置情報生成処理において生成された配置情報を取得し、ステップS402に移行する。
ステップS402では、ステップS400で取得した配置情報に基づいて、設定領域内において重なっているディジタルコンテンツがあるか否かを判定し、あると判定された場合(Yes)は、ステップS404に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS408に移行する。
ステップS404では、配置情報に基づいて、他のディジタルコンテンツと重なっているディジタルコンテンツの個数を算出し、ステップS406に移行する。
ステップS406では、配置情報に基づいて、重なり合うディジタルコンテンツの重なっている部分の領域座標を算出し、ステップS408に移行する。
ステップS408では、ステップS404で算出した重なり個数、およびステップS406で算出した重なり部分の領域座標(重なり量)に基づいて、重なり情報を生成し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。図28のレイアウト結果に対して生成された重なり情報を視覚化すると、図32(b)に示すように、重なっている部分の領域が表示される。なお、設定領域内に重なっているディジタルコンテンツがない場合は、重なりがないことを示す重なり情報を生成する。
次に、図32および図34に基づいて、ステップS204の余白領域情報生成処理を説明する。
図34は、コンテンツ群属性情報生成部13における余白領域情報生成処理を示すフローチャートである。
図34に示すように、まず、ステップS500に移行して、上記した配置情報生成処理において生成された配置情報を取得し、ステップS502に移行する。
ステップS502では、設定領域の情報を取得し、ステップS504に移行する。ここで、設定領域の情報とは、設定領域が単一ページの領域であれば、単一ページの領域の範囲情報となり、複数ページの領域であれば、複数ページの領域の範囲情報(ページ構成がどのページも同一であれば単一ページの領域の範囲情報でもよい)となり、単一セクションの領域であれば、単一セクションの領域の範囲情報となり、複数セクションの領域であれば、複数セクションの領域の範囲情報となる。
ステップS504では、ステップS500で取得した配置情報、およびステップS502で取得した設定領域の範囲情報に基づいて、設定領域にレイアウトされたディジタルコンテンツの占める領域以外の領域である余白領域の座標を算出し、ステップS506に移行する。
ステップS506では、ステップS504で算出した余白領域の座標に基づいて、余白領域情報を生成し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。本実施の形態においては、前述したように、余白領域を所定サイズの矩形領域に近似してこの矩形領域に対する余白領域情報を生成してもよいし、余白領域を楕円形の領域に近似してこの楕円領域に対する余白領域情報を生成してもよい。図28のレイアウト結果の例に対して、すべての余白領域を視覚化した場合は、図32(c)に示すように配置情報を転置した領域となり、矩形領域で近似した場合は、図32(f)に示すように、各余白領域が矩形に近似された領域となり、楕円形の領域で近似した場合は、図32(g)に示すように、各余白領域が楕円形に近似された領域となる。
次に、図32および図35に基づいて、ステップS206の色分布情報生成処理を説明する。
図35は、コンテンツ群属性情報生成部13における色分布情報生成処理を示すフローチャートである。
図35に示すように、まず、ステップS700に移行して、上記した配置情報生成処理において生成された配置情報を取得し、ステップS702に移行する。
ステップS702では、設定領域にレイアウトされた各ディジタルコンテンツの色情報に基づいて、各ディジタルコンテンツの代表色を決定し、ステップS704に移行する。
ステップS704では、ステップS700で取得した配置情報、およびステップS702で決定した各ディジタルコンテンツの代表色に基づいて、色分布情報を生成し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。本実施の形態において、色分布情報は、各ディジタルコンテンツの代表色と、各ディジタルコンテンツの配置位置の情報とが対応付けられた情報となっており、図28のレイアウト結果の例に対して生成された色分布情報を視覚化すると、図32(d)に示すように、視覚化した配置情報の各領域が代表色となったものとなる。
次に、ステップS208の重要度分布情報生成処理を説明する。
重要度分布情報生成処理は、上記第1の実施の形態における重要度分布情報生成処理(1)〜(6)および次の2つの生成処理(7)、(8)のいずれかの処理を実現する。
(7)ディジタルコンテンツの彩度に基づいて重要度分布情報を生成する処理
色分布情報を利用し、彩度が高さに基づいてコンテンツ重要度情報を編集する。
上記第1の実施の形態における重要度分布情報生成処理では、配置情報があれば算出できるが、これ以外にも、色分布情報を利用して重要度分布情報を算出することができる。例えば、生成処理(1)〜(6)に色分布情報を適用する。具体的には、色分布情報によって求められた色の彩度を「0」から「1」の範囲に正規化し、各ディジタルコンテンツのコンテンツ重要度情報に乗算することによって適用できる。例えば、2つのディジタルコンテンツで、上記第1の実施の形態で算出した配置後重要度では同じ値となったような場合でも、色が赤と黒と違う場合、赤色のディジタルコンテンツの配置後重要度を高めることができる。
これにより、より目立つディジタルコンテンツに対してそれに適した配置後重要度を算出できるため、よりデザイン性を高めたレイアウト結果を提供することができる。
(8)ディジタルコンテンツのコントラストに基づいて重要度分布情報を生成する処理
(7)の生成処理では、色分布情報に基づいて重要度分布情報を算出したが、色分布情報で求めた色情報のコントラストに基づいて重要度分布情報を算出することができる。例えば、あるレイアウトディジタルコンテンツXとYが存在し、コントラストがX1、Y1の場合、生成処理(1)〜(7)で算出した配置後重要度に対して、各コントラスト分g(X1)、g(Y1)の値を重み付け係数として利用する。
これにより、例えば、コントラストが高いより目立つレイアウトディジタルコンテンツについては、より重要度を高くすることができるため、レイアウト領域全体での重要度合いをより正確に算出することができる。
生成処理(1)〜(8)により生成された重要度分布情報は、各ディジタルコンテンツの配置後重要度と、各ディジタルコンテンツの配置位置の情報とが対応付けられた情報となっており、図26に示すレイアウトテンプレートの例に対して、重要度分布を視覚化すると、図32(e)に示すように、配置後重要度が高いほど色が濃くなり、配置後重要度が低いほど色が薄くなる。
次に、図36に基づいて、ステップS114のレイアウト調整処理を説明する。
図36は、レイアウト調整部15におけるレイアウト調整処理の一例のフローチャートである。
図36に示すように、まず、ステップS800に移行して、自動レイアウト処理による初期レイアウトによって作成された出力用ディジタルコンテンツに対して重なり除去処理を実行し、ステップS802に移行する。
ステップS802では、重なり除去処理の施された出力用ディジタルコンテンツの情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報に基づいて、重なり除去処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS804に移行する。
ここで、重なり除去処理は、初期レイアウト時の設定領域内において重なり合っているディジタルコンテンツを、配置情報、重なり情報、余白領域情報、重要度分布情報等のコンテンツ群属性情報に基づいて、これらが重ならないように、ディジタルコンテンツを余白領域に移動したり、サイズ変更したりする処理である。
ステップS804では、重なり除去処理の施された出力用ディジタルコンテンツに対してグリッド調整処理を実行し、ステップS806に移行する。
ここで、グリッド調整処理は、例えば、設定領域にグリッド線を設け、グリッド線に合わせて、各図形(表や画像含む)の高さ位置等ができる限り揃うように位置関係を調整する処理であり、これにより、図形やテキストなどのグリッド位置が揃うため、出力用ディジタルコンテンツの見た目をよくすることが可能である。このとき、コンテンツ群属性情報の一つである余白領域情報に基づいて、グリッド位置の調整をすることで、より全体的な余白バランスのよいレイアウト内容にすることが可能となる。
ステップS806では、グリッド調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツの情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報に基づいて、グリッド調整処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS808に移行する。
ステップS808では、グリッド調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツに対して画像サイズ調整処理を実行し、ステップS810に移行する。
ここで、画像サイズ調整処理は、例えば、同一カテゴリに属する画像において、画像サイズの違いが指定%以内(例えば、サイズの10%以内)であれば、同一カテゴリに属する複数の画像のサイズを合わせる処理となる。この処理によって、同じカテゴリに属する画像同士のサイズ関係によって見栄えが悪くなるようなことを防ぐことが可能となる。
ステップS810では、画像サイズ調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツの情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報に基づいて、画像サイズ調整処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS812に移行する。
ステップS812では、画像サイズ調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツに対してフォントサイズ調整処理を実行し、ステップS814に移行する。
ここで、フォントサイズ調整処理は、同一カテゴリに属する複数のテキストにおいて、各テキストのフォントサイズが異なる場合に、フォントサイズを合わせたり、レイアウトされたテキストのフォントサイズが大きすぎてカテゴリに対する領域範囲内に収まらないようなときにフォントサイズを小さくしたり、レイアウトされたテキストのフォントサイズが小さすぎる場合に、フォントサイズを大きくしたりするなど、テキストのフォントサイズを適切なサイズに調整する処理である。これにより、レイアウト内容に統一感をもたせることが可能となる。
ステップS814では、フォントサイズ調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツの情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報に基づいて、画像サイズ調整処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS816に移行する。
ステップS816では、フォントサイズ調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツに対してフォント種別調整処理を実行し、ステップS818に移行する。
ここで、フォント種別調整処理は、同一カテゴリに属する複数のテキストにおいて、各テキストのフォント種別が異なる場合に、フォント種別を合わせたり、フォント種別を特定の種別に変更したりするなどフォント種別を調整する処理である。これにより、上記フォントサイズの調整と同様に、レイアウトに統一感をもたせることが可能となる。
ステップS818では、フォント種別調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツの情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報に基づいて、フォント種別調整処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS820に移行する。
ステップS820では、フォント種別調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツに対して色調整処理を実行し、ステップS822に移行する。
ここで、色調整処理は、同一カテゴリに属するテキストや画像のディジタルコンテンツにおいて、コンテンツ群属性情報の一つである色分布情報に基づいて、各ディジタルコンテンツ同士の色差が大きい場合には、色差をなくすように色を調整するなどディジタルコンテンツ全体の色バランスを調整する処理である。これにより、設定領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体の色調に統一感をもたせることができるので、見栄えのよいレイアウト内容に修正することが可能である。また、テンプレートに配色ルールが規定されている場合は、この規定された配色ルールに従って色調を調整してもよい。
ステップS822では、色調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツの情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報に基づいて、色調整処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
次に、図37に基づいて、ステップS800の重なり除去処理を説明する。
図37は、レイアウト調整部15における重なり除去処理を示すフローチャートである。
図37に示すように、まず、ステップS900に移行して、重要度分布情報および余白領域情報に基づいて、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツ以外のディジタルコンテンツのうち、余白量の最も大きい領域に最も近いディジタルコンテンツを取得し、ステップS902に移行する。
ステップS902では、重なり情報に基づいて、ステップS900で取得したディジタルコンテンツが他のコンテンツと重なっているか否かを判定し、重なっていると判定された場合(Yes)は、ステップS904に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS906に移行する。
ステップS904では、ステップS900で取得したディジタルコンテンツに対して重なり除去処理を実行し、ステップS906に移行する。
ステップS906では、設定領域内における重なりがすべて除去されたか否かを判定し、すべて除去されたと判定された場合(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し、そうでない場合(No)は、ステップS908に移行する。
ステップS908では、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツ以外のディジタルコンテンツのうち、余白量の最も大きい領域に次に近いディジタルコンテンツを取得し、ステップS910に移行する。
ステップS910では、ステップS908で余白量の最も大きい領域に次に近いディジタルコンテンツを取得できたか否かを判定し、取得できたと判定された場合(Yes)は、ステップS904に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS912に移行する。
ステップS912では、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを設定領域から取得し、ステップS914に移行する。
ステップS914では、重なり情報に基づいて、ステップS912で取得したディジタルコンテンツが他のコンテンツと重なっているか否かを判定し、重なっていると判定された場合(Yes)は、ステップS916に移行して、そうでない場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS916では、重なり除去処理を実行し、ステップS918に移行する。
ステップS918では、設定領域内における重なりがすべて除去されたか否かを判定し、すべて除去されたと判定された場合(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し、そうでない場合(No)は、ステップS920に移行する。
ステップS920では、重なり除去失敗を示す情報を生成してから一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
次に、図38に基づいて、ステップS904、S916の重なり調整処理を説明する。
図38は、レイアウト調整部15における重なり調整処理を示すフローチャートである。
図38に示すように、まず、ステップS1000に移行して、処理対象のディジタルコンテンツを余白領域のある方向に移動可能か否かを判定し、移動可能であると判定された場合(Yes)は、ステップS1002に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS1006に移行する。
ステップS1002では、処理対象のディジタルコンテンツを余白領域方向に、余白領域の余白量に応じた距離だけ移動し、ステップS1004に移行する。
ステップS1004では、処理対象のディジタルコンテンツに対する重なりがすべて除去されたか否かを判定し、除去されたと判定された場合(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し、そうでない場合(No)は、ステップS1006に移行する。
ステップS1006では、処理対象のディジタルコンテンツがサイズ変更可能か否かを判定し、サイズ変更可能であると判定された場合(Yes)は、ステップS1008に移行して、そうでない場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS1008では、処理対象のディジタルコンテンツのサイズを1段階だけ縮小し、ステップS1010に移行する。ディジタルコンテンツが画像であれば、例えば、90%、80%、70%とあらかじめ設定した縮小率まで10%ずつ段階的にサイズを縮小する。また、ディジタルコンテンツがテキストであれば、文字のフォントサイズを、「・・・8,9,10,10.5,11,12,14,16,18,20,22,24,26,28,36,48・・・」のいずれかに、縮小前のフォントサイズに応じて段階的に縮小する。
ステップS1010では、処理対象のディジタルコンテンツに対する重なりがすべて除去されたか否かを判定し、除去されたと判定された場合(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し、そうでない場合(No)は、ステップS1000に移行する。つまり、サイズ縮小によりディジタルコンテンツを余白領域方向に移動できるようになった場合は、移動により重なりを除去することを試み、移動できない場合は、縮小サイズの限界まで、1段階ずつディジタルコンテンツのサイズを縮小し、前記移動処理と合わせて重なり除去を試みる。
次に、図39ないし図41に基づいて、ステップS118のデザイン処理を説明する。
図39は、デザイン知識情報の一例を示す図である。
本実施の形態においては、デザイン知識情報として、図39に示す2つのルールが記憶されているとする。また、記憶されているデザイン知識情報に対して、レイアウト調整後の出力用ディジタルコンテンツが、すべて適用条件を満たしているか否かを判定し、適用条件を満たしているデザイン知識情報については、そのデザイン処理をすべて施す。
図39中のTH1、TH2は、ディジタルコンテンツの余白量に対する閾値であり、TH3、TH4は、ディジタルコンテンツ間に確保すべき距離である。ただし、TH3>TH2、TH3>TH4とする。
図39に示すように、ルール1では、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツと、配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツとの余白量が閾値TH1よりも小さいときに条件が成立する。条件が成立すると、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツと、配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツとの間の距離をTH3以上に広げる余白生成処理を実行する。余白生成処理においてディジタルコンテンツが移動できない場合は、配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツを縮小し、それでも距離がTH3以上に広がらない場合は、さらに、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを縮小して余白を生成する。
ルール2では、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツと、それ以外のディジタルコンテンツとの余白量が閾値TH2よりも小さいときに条件が成立する。条件が成立すると、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツと、それ以外のディジタルコンテンツとの間の距離をTH4以上に広げる余白生成処理を実行する。余白生成処理においてディジタルコンテンツが移動できない場合は、配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツを縮小し、それでも距離がTH4以上に広がらない場合は、さらに、配置後重要度が次に高いディジタルコンテンツを縮小して余白を生成する。以降、距離がTH4以上に広がるまで、配置後重要度が高い順にディジタルコンテンツを縮小する。ただし、ルール1が適用されたディジタルコンテンツに対してはルール2を適用しない。また、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツ以外のものが複数存在する場合は、配置後重要度の高い順にルール2の余白生成処理を適用する。
図40は、デザイン部17におけるデザイン処理を示すフローチャートである。
デザイン処理は、図40に示すように、まず、ステップS1100に移行する。
ステップS1100では、上記第1ないし第3の実施の形態におけるステップS30〜S40と同様の有料コンテンツ要素適用処理を実行し、ステップS1101に移行する。
ステップS1101では、初期レイアウト結果から配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを取得し、ステップS1102に移行して、すべてのディジタルコンテンツについて処理が終了したか否かを判定し、すべてのディジタルコンテンツについて処理が終了しないと判定したとき(No)は、ステップS1104に移行する。
ステップS1104では、初期レイアウト結果から処理対象となるディジタルコンテンツを取得し、ステップS1106に移行して、取得したディジタルコンテンツがルール1、2の適用条件を満たすか否かを判定し、ルール1、2の適用条件を満たすと判定したとき(Yes)は、ステップS1108に移行する。
ステップS1108では、ルール1、2に対応する余白生成処理を実行し、ステップS1101に移行する。
一方、ステップS1102で、すべてのディジタルコンテンツについて処理が終了したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、ステップS1108のルール1に対応する余白生成処理を説明する。
図41は、ルール1に対応する余白生成処理を示すフローチャートである。
余白生成処理は、図41に示すように、まず、ステップS1200に移行する。
ステップS1200では、配置後重要度が低い方のディジタルコンテンツを余白が生成される方向に移動させ、ステップS1202に移行して、ディジタルコンテンツ間にTH3の余白が生成されたか否かを判定し、TH3の余白が生成されないと判定したとき(No)は、ステップS1204に移行する。
ステップS1204では、配置後重要度が高い方のディジタルコンテンツを余白が生成される方向に移動させ、ステップS1206に移行して、ディジタルコンテンツ間にTH3の余白が生成されたか否かを判定し、TH3の余白が生成されないと判定したとき(No)は、ステップS1208に移行する。
ステップS1208では、配置後重要度が低い方のディジタルコンテンツを0.9倍に縮小し、ステップS1210に移行する。
ステップS1210では、配置後重要度が低い方のディジタルコンテンツを余白が生成される方向に移動させ、ステップS1212に移行して、ディジタルコンテンツ間にTH3の余白が生成されたか否かを判定し、TH3の余白が生成されないと判定したとき(No)は、ステップS1214に移行する。
ステップS1214では、配置後重要度が高い方のディジタルコンテンツを余白が生成される方向に移動させ、ステップS1216に移行して、ディジタルコンテンツ間にTH3の余白が生成されたか否かを判定し、TH3の余白が生成されないと判定したとき(No)は、ステップS1218に移行する。
ステップS1218では、配置後重要度が低い方のディジタルコンテンツを0.9倍に縮小し、ステップS1200に移行する。
一方、ステップS1216、S1212、S1206、S1202で、TH3の余白が生成されたと判定したとき(Yes)はいずれも、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、図42ないし図47に基づいて、本実施の形態の動作を説明する。
図42は、自動レイアウト結果の一例を示す図である。
まず、ユーザからの指示に応じて、レイアウトテンプレートおよびレイアウトテンプレートにレイアウトするディジタルコンテンツを、テンプレートDB11およびコンテンツDB12からそれぞれ取得する(S100〜S106)。ここでは、上記同様に、レイアウトテンプレートとして、図26に示すレイアウトテンプレートを取得し、レイアウトテンプレートのカテゴリに対応したディジタルコンテンツとして、上記同様に、図27に示す画像1、2およびテキスト1、2を取得する。
次いで、上記取得したレイアウトテンプレートに、上記取得したディジタルコンテンツを自動レイアウトする(S108)。これにより、図42に示すように、画像1の一部と画像2の一部とが重なり合い、かつ、テキスト2の一部が画像1の下端部に重なった状態の初期レイアウト結果が得られる。
そして、自動レイアウト処理によって作成された出力用ディジタルコンテンツの情報から、配置情報、重なり情報、余白領域情報、色分布情報および重要度分布情報の5つのコンテンツ群属性情報を生成する(S110、S200〜S208)。ここでは、図26に示すレイアウトテンプレート全体(単一ページ)を設定領域とする。
図43は、図42の自動レイアウト結果に対する視覚化したコンテンツ群属性情報の一例を示す図である。
図42に示すレイアウト結果に対する配置情報を視覚化すると、図43(a)に示すように、テキスト1、2は、設定領域にレイアウトされたテキストの各行ごとにテキストボックスの形状で配置情報が生成され、画像1、2は、上記同様に、図31に示すようなオブジェクト単位(a〜d)で、グループ化された画像をそれぞれ2つの画像に分けて配置情報が生成される。
また、図42に示すレイアウト結果に対する重なり情報を視覚化すると、図43(b)に示すように、テキストに対してはテキストボックスの形状で配置情報が生成されるので、図42では重なっていなかったテキスト2のテキストボックスの一部が画像2の下端部にも重なった状態となる重なり情報が生成される。
また、図42に示すレイアウト結果に対する余白領域を矩形領域に近似した余白領域情報を視覚化すると、図43(c)に示すように、矩形で近似できる部分のみが余白領域となる余白領域情報が生成される。図43(c)を見ると、特に、レイアウト領域の下方に大きな余白領域が形成されているのが分かる。
また、図示しないが、重要度分布情報については、生成処理(1)〜(8)のいずれかにより、例えば、画像2の配置後重要度が最も高くなり、テキスト1の配置後重要度が次に高くなり、画像1およびテキスト2の配置後重要度が最も低くなる。
コンテンツ群属性情報が生成されると、コンテンツ群属性情報に基づいてレイアウト調整処理を実行する(S114)。
レイアウト調整処理が実行されると、まず、重なり除去処理が実行される(S800)。重なり除去処理では、まず、重要度分布情報および余白領域情報に基づいて、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツ以外のディジタルコンテンツから最も余白量の大きい領域に最も近いディジタルコンテンツを取得する(S900)。図43(c)に示すように、最も余白量の大きい領域は、レイアウト領域の下側にあるので、この領域に最も近くかつ配置後重要度が最も低いテキスト2が取得される。テキスト2は、図43(b)に示すように、そのテキストボックスが画像1、2とに重なった状態となっているので(S902の「Yes」の分岐)、重なり調整処理を実行する(S904)。
図44は、重なり調整処理の一例を示す図である。
重なり調整処理は、まず、テキスト2の配置情報および余白領域情報から、テキスト2を、レイアウト領域下側の余白領域に移動可能か否かを判定することになる(S1000)。この場合は、十分な量の余白があるので(S1000の「Yes」の分岐)、図44(a)に示すように、テキスト2をレイアウト領域下部の余白領域方向に移動する(S1002)。これにより、テキスト2に対する重なりはすべて除去されるので(S1004の「Yes」の分岐)、次いで、設定領域全体に対して、重なりがすべて除去されたか否かを判定する(S906)。
図44(a)を見ても分かるように、画像1と画像2が重なり合った状態となっているので(S906の「No」の分岐)、重要度分布情報および余白領域情報に基づいて、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツ以外のディジタルコンテンツから最も余白量の大きい領域に次に近いディジタルコンテンツを取得する(S908)。この場合は、配置後重要度が最も低い画像1が取得される(S910の「Yes」の分岐)。そして、画像1に対して重なり調整処理を実行する(S904)。画像1は、移動可能な余白領域がないため(S1000の「No」の分岐)、サイズ変更が可能であるか否かを判定し、サイズ変更が可能であるので(S1006の「Yes」の分岐)、図44(b)に示すように、サイズを1段階だけ縮小する処理を実行する(S1008)。しかし、サイズを縮小しても、画像1に対する重なりがすべてなくならないため(S1010の「No」の分岐)、サイズを縮小したことによって生じる余白領域に移動することが可能か否かを判定し、移動は不可能であるので(S1000の「No」の分岐)、さらなるサイズ変更が可能か否かを判定する。ここでは、さらなるサイズ変更は不可能であるとして(S1006の「No」の分岐)、画像1に対する重なり調整処理を終了する。
次に、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツとして画像2を取得し、画像2に対して重なり調整処理を実行する(S916)。画像2は、移動可能な余白領域がないため(S1000の「No」の分岐)、サイズ変更が可能であるか否かを判定し、サイズ変更が可能であるので(S1006の「Yes」の分岐)、図44(c)に示すように、サイズを1段階だけ縮小する処理を実行する(S1008)。このように、サイズを1段階だけ縮小したことにより、画像2に対する重なりがすべて除去されるので(S1010の「Yes」の分岐)、画像2に対する重なり調整処理を終了する。
これにより、設定領域全体に対して、重なりがすべて除去されたので(S906の「Yes」の分岐)、重なり除去処理が完了する。重なり除去処理が完了すると、現時点のレイアウト内容に対するコンテンツ群属性情報を生成し、現時点で記憶されているコンテンツ群属性情報を、生成したコンテンツ群属性情報に更新する(S802)。
さらに、レイアウト調整処理として、重なり除去処理と同様に、グリッド調整処理、画像サイズ調整処理、フォントサイズ調整処理、フォント種別調整処理、色調整処理、各調整処理後のコンテンツ群属性情報の更新処理を実行する(S804〜S822)。
図45は、本実施の形態および対比例についてレイアウト調整処理後の出力用ディジタルコンテンツの違いを示す図である。
このようにしてレイアウト調整処理が施された出力用ディジタルコンテンツは、図45(a)に示すように、各ディジタルコンテンツの重なりが除去され、テキスト2が、レイアウト領域下部にあった余白領域にバランスよく配置されたものとなる。これに対し、余白領域のバランスを考慮せずにコンテンツ重要度情報が低い順に重なりを除去していく対比例では、図45(b)に示すように、レイアウト領域下部に大きな余白が残り、アンバランスなレイアウト内容となる。
レイアウト調整処理が完了すると(S116の「Yes」の分岐)、デザイン知識情報記憶部18のデザイン知識情報に基づいて、レイアウト調整後の出力用ディジタルコンテンツにデザインを施すデザイン処理を実行する(S118)。
図46は、本実施の形態および対比例について重要度分布情報の違いを示す図である。
テキスト1、2および画像1、2のコンテンツ重要度情報がそれぞれ「High」、「Middle」、「Low」および「High」に設定されている場合、対比例において、重要度分布情報は、コンテンツ重要度情報にのみ基づいて生成されるため、図46(b)に示すように、テキスト1および画像2の配置後重要度が最も高くなり、テキスト2の配置後重要度が次に高くなり、画像1の配置後重要度が最も低くなる。
これに対し、本実施の形態において、重要度分布情報は、コンテンツ重要度情報、配置情報および色分布情報に基づいて生成されるため、図46(a)に示すように、画像2の配置後重要度が最も高くなり、テキスト1の配置後重要度が次に高くなり、画像1およびテキスト2の配置後重要度が最も低くなる。
以下、このような重要度分布情報に基づいてそれぞれデザイン処理を行う場合を説明する。
図47は、本実施の形態および対比例についてデザイン処理後の出力用ディジタルコンテンツの違いを示す図である。
(1)対比例により生成した重要度分布情報を用いる場合
(a)ルール1の適用
1.配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを取得する。いま、画像2とテキスト1が取得される。まず、画像1に対して以下の処理を適用する。
2.配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツとの余白量を求める。いま、画像1との余白量を求める。画像1、2は横に並んでいるため、余白量は、画像1、2の横方向での余白量となり、接しているため、「0」として算出される。
3.余白量がTH1より小さいので以下の余白生成処理を行う。
4.余白生成処理を実施する。
4-1.配置後重要度が低い方のディジタルコンテンツを余白が生成される方向に移動させる。いま、画像1を左方向に移動させようとするが、移動できないため、次の処理を行う。
4-2.配置後重要度が高い方のディジタルコンテンツを余白が生成される方向に移動させようとする。このとき、画像2は、右方向に移動できないため、次の縮小処理を行う。
4-3.画像1を縮小し、4-1.の移動を行う。この結果、余白量がTH3生成できた。
5.次に、テキスト1に対して処理を行う。同様に、配置後重要度が最も低い画像1との距離を求めると、こちらもTH1より余白量が低いため、余白生成処理を行う。ただし、この場合は、画像1を下方向に移動させれば余白が生成できるため、下方向のみ移動させる。
(b)ルール2の適用
1.配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを取得する。この場合、ルール1と同様にテキスト1と画像2が取得される。テキスト1と他ディジタルコンテンツとの余白量は、ルール1の適用もあり、すべてTH2より大きいため、ここでは処理されない。また、画像2は、テキスト2との余白量を求めると、ちょうどTH2であったため、処理されない。
この結果、図47(a)のようなレイアウト結果が得られる。
(2)本実施の形態により生成した重要度分布情報を用いる場合
(a)ルール1の適用
1.配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを取得する。いま、画像2のみ取得される。
2.配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツとの余白量を求める。いま、画像1とテキスト2との余白量を求める。
3.2.のどちらの余白量もTH1より小さいので余白生成処理を行う。画像1、2間の余白生成処理は、上記同様の処理内容となる。また、画像2とテキスト2との余白生成処理は、テキスト2が下に移動できるため、下に移動して終了となる。
(b)ルール2の適用
1.まず、同様に、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを取得する。この結果、画像2を取得する。
2.次に、他のディジタルコンテンツとの余白量を算出する。この場合、他のディジタルコンテンツとしてテキスト1、画像1、テキスト2の3つのディジタルコンテンツがあるが、このうち、配置後重要度が最も高いテキスト1から順に処理を行う。
3.テキスト1と画像1との間の余白量を求めると、TH2より小さいため、余白量を生成する処理を行う。このとき、テキスト1は上に移動できるため、上に移動させて余白を生成する。
4.テキスト1以外の画像1、テキスト2は、すでにルール1で処理されているため、余白量はTH2以上存在するため、ルール2は適用されない。
この結果、図47(b)のようなレイアウト結果が得られる。図47(a)のレイアウト結果と比較すると、図47(b)では、重要である画像2の周辺の余白量が大きくなっており、図47(a)に比べて図47(b)の方が重要な画像に対してのバランスが良いデザインとなっている。
このようにして、本実施の形態では、設定領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対するコンテンツ群属性情報に基づいて、自動レイアウト処理によって初期レイアウトされ作成された出力用ディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整し、コンテンツ属性情報に基づいて有料コンテンツ要素を取得し、取得した有料コンテンツ要素およびデザイン知識情報に基づいて、調整後の出力用ディジタルコンテンツに対してデザインを施す。
これにより、設定領域におけるレイアウト内容全体のバランスを考慮してレイアウト内容を調整し、調整されたレイアウト内容に対してデザインを施すことが可能となるので、レイアウト内容全体のレイアウトバランスがよくかつデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。また、レイアウト内容全体のバランスを考慮して有料コンテンツ要素が取得されるので、低コストでデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
さらに、本実施の形態では、デザイン処理の施された出力用ディジタルコンテンツを出力装置72に出力してユーザに提示する。
これにより、どのようなディジタルコンテンツ(オブジェクト)がレイアウトされているのか、各ディジタルコンテンツはどんな関係にあるのかなどが一目瞭然となるので、ユーザは、レイアウト内容を修正する際などに、手がかりとして活用でき、ユーザのデザインの過程を支援することができる。
上記第4の実施の形態において、コンテンツDB12および記憶装置70は、形態9、18または27のディジタルコンテンツ記憶手段に対応し、コンテンツ群属性情報記憶部14および記憶装置70は、形態9、18または27のコンテンツ群属性情報記憶手段に対応している。また、デザイン知識情報記憶部18および記憶装置70は、形態9、18または27のデザイン知識情報記憶手段に対応し、有料コンテンツ要素記憶部4および記憶装置70は、形態9、18または27の有料コンテンツ要素記憶手段に対応し、自動レイアウト部10およびステップS100〜S108は、形態9の初期レイアウト手段に対応している。
また、上記第4の実施の形態において、ステップS100〜S108は、形態18または27の初期レイアウトステップに対応し、コンテンツ群属性情報生成部13およびステップS110は、形態9の全体重要度情報生成手段に対応し、ステップS110は、形態18または27の全体重要度情報生成ステップに対応している。また、コンテンツ群属性情報登録部14aおよびステップS112は、形態9のコンテンツ群属性情報登録手段に対応し、ステップS112は、形態18または27のコンテンツ群属性情報登録ステップに対応し、レイアウト調整部15およびステップS114は、形態9のレイアウト内容調整手段に対応している。
また、上記第4の実施の形態において、ステップS114は、形態18または27のレイアウト内容調整ステップに対応し、コンテンツ群属性情報更新部16およびステップS120、S802、S806、S810、S814、S818、S822は、形態9のコンテンツ群属性情報更新手段に対応している。また、ステップS120、S802、S806、S810、S814、S818、S822は、形態18または27のコンテンツ群属性情報更新ステップに対応し、有料コンテンツ要素取得部6およびステップS31〜S36、S44は、形態9の有料コンテンツ要素取得手段に対応している。
また、上記第4の実施の形態において、ステップS31〜S36、S44は、形態18または27の有料コンテンツ要素取得ステップに対応し、デザイン部17およびステップS38、S1101〜S1108は、形態9のデザイン手段に対応し、ステップS38、S1101〜S1108は、形態18または27のデザインステップに対応している。また、重要度分布情報は、形態9、18または27の全体重要度情報に対応している。
なお、上記第2の実施の形態においては、レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツに対して有料の処理モジュールを適用するように構成したが、これに限らず、上記第1の実施の形態における有料コンテンツ要素適用処理を合わせて適用するように構成することもできる。
また、上記第3の実施の形態においては、レイアウト領域にレイアウトされている画像を有料の背景画像または付加画像に変更するように構成したが、これに限らず、上記第1および第2の実施の形態における有料コンテンツ要素適用処理を合わせて適用するように構成することもできる。
また、上記第1ないし第4の実施の形態においては、ユーザに提供する出力用ディジタルコンテンツの利用形態によってコストを変更しなかったが、例えば、出力用ディジタルコンテンツの2次利用に関して金額に差をつける情報を有料コンテンツ要素に付加しておき、2次利用の有無によって利用コストを変更するように構成することもできる。これにより、例えば、出力用ディジタルコンテンツがPDF(Portable Document Format)の場合、ユーザに自由に改変できるように設定する・しないを変えることによって利用コストを抑制させることができる。
また、上記第4の実施の形態においては、デザイン知識情報として、図39に示すルール1およびルール2の2つの例を説明したが、これに限らず、別のルールに変更または別のルールを追加してもよい。例えば、図48の適用例1〜4に示すように、上記ルール1およびルール2以外のルールを追加してもよい。
図48は、デザイン知識情報の適用例を示す図である。
適用例1では、図48(a)に示す上記ルール1の処理内容を実行後の出力用ディジタルコンテンツにおける画像に対して、重要度の大きさによって画像ジャンプ率を変更するルールを適用している。これによって、図48(b)に示すように、重要度が高い画像が大きく、重要度の低い画像が小さくなり、より重要な画像が目立つデザインとなる。
また、適用例2では、図48(a)に示す上記ルール1の処理内容を実行後の出力用ディジタルコンテンツにおける画像に対して、重要度が高いものを前に、重要度が低いものを後方に少しだけ重ね合わせるルールを適用している。これによって、図48(c)に示すように、重要度が高いものを前面に表示しつつ、画像の統一感が出るデザインとなる。
また、適用例3では、適用例2のルールの処理内容を実行後の出力用ディジタルコンテンツに対して、重要度が最も高いタイトルに対して、背景を例えば円形等で入れるルールを適用している。これによって、図48(d)に示すように、タイトルのテキストがより目立つデザインとなる。
また、適用例4では、適用例2のルールの処理内容を実行後の出力用ディジタルコンテンツに対して、重要度が最も高いタイトルに対してのみ背景を入れるのではなく、設定領域全体に、例えば、グラデーション等の背景を入れるデザインを適用している。これにより、図48(e)に示すように、全体のデザインの雰囲気を落ち着かせつつ、タイトルのテキストが目立つデザインとなる。
また、上記第4の実施の形態においては、主に単一ページのレイアウトテンプレート全体を設定領域とした例を説明したが、これに限らず、連続する複数ページを設定領域にしたり、単一セクションや、連続する複数セクションを設定領域にしたりするなど、他の範囲を設定領域としてもよい。
図49は、設定領域の一例を示す図である。
例えば、連続する複数ページを設定領域とする場合は、図49(a)に示す見開き2ページ、図49(b)に示す3つ折り3ページ、図49(c)に示す観音開き4ページなどがある。
また、例えば、単一セクションまたは複数セクションを設定領域とする場合は、図49(d)に示すように、単一ページが1つのセクションになる場合、単一ページに2つのセクションがある場合、図49(e)に示すように、見開き2ページの上半分と下半分がそれぞれ別のセクションになっている場合などのセクションで分けられた領域から任意の単一または複数のセクションを選択して設定領域とする。
また、上記第4の実施の形態において、ディジタルコンテンツ作成装置100は、自動レイアウト部10、テンプレートDB11、コンテンツDB12、コンテンツ群属性情報生成部13、コンテンツ群属性情報記憶部14、レイアウト調整部15、コンテンツ群属性情報更新部16、デザイン部17、デザイン知識情報記憶部18および出力用ディジタルコンテンツ出力部19を有して構成したが、これに限らず、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。この場合、各構成部は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、デザイン知識情報の適用条件をチェックする際に、デザイン知識情報記憶部18のすべてのデザイン知識情報に対して、各適用条件との一致、不一致をチェックし、すべての条件が一致している場合のみデザイン知識情報の処理内容を実行する構成例を説明したが、これに限らず、例えば、デザイン知識情報の適用時などにおいて、ニューラルネットワーク等の学習機能を利用したり、適用条件をチェックせずに、順番にすべてのデザイン知識情報の処理を実行したり、記憶保持されたデザイン知識情報の中からランダムに抽出したデザイン知識情報の処理を実行したりするなど、デザイン知識情報の適用方法は別の方法を用いる構成としてもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、テンプレートDB11からユーザの指示に応じたレイアウトテンプレートを取得する構成を例に説明したが、これに限らず、レイアウトテンプレートの情報をユーザが都度指定、入力するなど別の取得方法にしてもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、先に取得したレイアウトテンプレートに合わせて、あらかじめ決められた数および種類のディジタルコンテンツを取得する例を説明したが、これに限らず、先にレイアウトするディジタルコンテンツを取得して(決定して)、これに合わせてレイアウトテンプレートを取得したり、レイアウトテンプレートに関係なく取得したディジタルコンテンツから、取得したレイアウトテンプレートに合わせて、必要なコンテンツを選択してレイアウトしたりするなど別の取得方法を用いてもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、配置情報、重なり情報、余白領域情報、色分布情報および重要度分布情報の5つのコンテンツ群属性情報を、コンテンツ群属性情報として生成する例を説明したが、これに限らず、レイアウトの調整(修正・編集)やデザイン処理に必要な情報であり、かつ、設定領域単位で生成された属性情報であれば、他のどのような情報でもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、重なり情報によって、ディジタルコンテンツの重なり状態を把握し、余白領域情報によって、重なり除去に有効なディジタルコンテンツを選定し、重要度分布情報によって、重なりを除去する際の、処理のコンテンツ重要度を決定することによって、レイアウト調整処理の一つである重なり除去処理を行う例を説明したが、この方法に限らず、色分布情報も利用して、色分布が重ならないように各ディジタルコンテンツを移動させるようにしてもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、余白領域情報を、重なり除去に有効なディジタルコンテンツを選定するのに利用する例を説明したが、これに限らず、ディジタルコンテンツの移動方向を決定したり、ディジタルコンテンツのサイズ変更時の最小サイズを決定するのに利用したりするなど、別の用途に利用してもよい。これにより、より全体の余白量を考慮した綺麗なレイアウト調整を実現することが可能となる。
また、上記第4の実施の形態においては、単一ページ、複数ページ、単一セクションおよび複数セクションのいずれか1つによって設定領域を構成する例を説明したが、これに限らず、ページとセクションを組み合わせて設定領域を構成したり、ページやセクションの一部によって設定領域を構成したりするなど、他の構成を適用してもよい。
また、上記第1ないし第4の実施の形態においては、利用コストの上限を設定し、利用コストの上限を超えないように有料コンテンツ要素を取得するように構成したが、これに限らず、必要な場合は、利用コストの下限を併せて設定し、利用に要するコストの合計が利用コストの下限を下回らないように有料コンテンツ要素を取得するように構成することもできる。これにより、コストをかけてディジタルコンテンツを作成することができる。
また、上記第1および第4の実施の形態において、図8、図14、図25、図29、図30、図33ないし図38のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM64にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM62に読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
100…ディジタルコンテンツ作成装置、 1…レイアウト結果取得部、 2…重要度分布情報生成部、 3…ユーザID取得部、 4…有料コンテンツ要素記憶部、 5…ユーザ情報記憶部、 6…有料コンテンツ要素取得部、 7…レイアウト内容加工部、 8…課金情報記憶部、 9…課金情報更新部、 10…自動レイアウト部、 11…テンプレートDB、 12…コンテンツDB、 13…コンテンツ群属性情報生成部、 14…コンテンツ群属性情報記憶部、 14a…コンテンツ群属性情報登録部、 15…レイアウト調整部、 16…コンテンツ群属性情報更新部、 17…デザイン部、 18…デザイン知識情報記憶部、 19…出力用ディジタルコンテンツ出力部、 60…CPU、 64…ROM、 62…RAM、 66…I/F、 68…バス、 70…記憶装置、 72…出力装置、 74…入力装置、 400…有料コンテンツ要素管理テーブル、 420、440…ユーザ情報管理テーブル

Claims (7)

  1. 複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成システムであって、
    前記ディジタルコンテンツを記憶するディジタルコンテンツ記憶手段と、
    前記ディジタルコンテンツ記憶手段の複数のディジタルコンテンツを前記レイアウト領域に初期レイアウトする初期レイアウト手段と、
    前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成手段と、
    前記全体重要度情報生成手段で生成した全体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報を記憶するコンテンツ群属性情報記憶手段と、
    前記コンテンツ群属性情報を前記コンテンツ群属性情報記憶手段に登録するコンテンツ群属性情報登録手段と、
    前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整するレイアウト内容調整手段と、
    前記ディジタルコンテンツのレイアウトデザインの知識情報であるデザイン知識情報を記憶するデザイン知識情報記憶手段と、
    利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段と、
    前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて前記有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得手段と、
    前記デザイン知識情報記憶手段のデザイン知識情報、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報および前記有料コンテンツ要素取得手段で取得した有料コンテンツ要素に基づいて、前記調整後のレイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインを施すデザイン手段とを備えることを特徴とするディジタルコンテンツ作成システム。
  2. 請求項1において、
    前記初期レイアウト手段は、各ディジタルコンテンツのカテゴリを示すカテゴリ情報、各ディジタルコンテンツのカテゴリに応じて設定された配置位置の情報、各ディジタルコンテンツのレイアウトされる領域に対応して設定されたコンテンツ重要度情報、テキストのディジタルコンテンツに対して設定された属性情報、および、画像のディジタルコンテンツに対して設定された属性情報を含むレイアウトテンプレートに基づいて、前記レイアウト領域に、前記ディジタルコンテンツ記憶手段の複数のディジタルコンテンツを初期レイアウトすることを特徴とするディジタルコンテンツ作成システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記全体重要度情報生成手段は、前記全体重要度情報と、前記レイアウトテンプレートにおける各ディジタルコンテンツの配置位置を示す配置情報と、前記レイアウト領域にレイアウトされた各ディジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と、前記レイアウト領域にレイアウトされた各ディジタルコンテンツの占有する領域以外の余白部分の領域を示す余白領域情報と、前記レイアウト領域における色の分布を示す色分布情報とを含む前記コンテンツ群属性情報を生成することを特徴とするディジタルコンテンツ作成システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記レイアウト内容調整手段は、前記コンテンツ群属性情報に基づいて、初期レイアウト時の前記レイアウト領域内において重なり合っているディジタルコンテンツ同士の重なりを除去する重なり除去処理と、前記レイアウト領域にグリッド線を設定し、該グリッド線に合わせて、図形の位置を調整するグリッド調整処理と、大きさの差が所定範囲である同一種別の前記ディジタルコンテンツの大きさを合わせるサイズ調整処理と、テキストの前記ディジタルコンテンツを対象としてフォントサイズを調整するフォントサイズ調整処理と、テキストの前記ディジタルコンテンツを対象としてフォント種別を調整するフォント種別調整処理と、同一種別の前記ディジタルコンテンツについて、各ディジタルコンテンツ同士の色バランスを調整する色調整処理とを実行することを特徴とするディジタルコンテンツ作成システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    前記デザイン手段は、前記コンテンツ群属性情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされた前記ディジタルコンテンツのうち、前記全体重要度情報が示す重要度が最も高いものの周囲における余白を調整するデザイン処理を実行することを特徴とするディジタルコンテンツ作成システム。
  6. 複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成プログラムであって、
    前記ディジタルコンテンツを記憶するディジタルコンテンツ記憶手段の複数のディジタルコンテンツを前記レイアウト領域に初期レイアウトする初期レイアウトステップと、
    前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、
    前記全体重要度情報生成ステップで生成した全体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報をコンテンツ群属性情報記憶手段に登録するコンテンツ群属性情報登録ステップと、
    前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整するレイアウト内容調整ステップと、
    前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得ステップと、
    前記ディジタルコンテンツのレイアウトデザインの知識情報であるデザイン知識情報を記憶するデザイン知識情報記憶手段のデザイン知識情報、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報および前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有料コンテンツ要素に基づいて、前記調整後のレイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインを施すデザインステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とするディジタルコンテンツ作成プログラム。
  7. 複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成方法であって、
    前記ディジタルコンテンツを記憶するディジタルコンテンツ記憶手段の複数のディジタルコンテンツを前記レイアウト領域に初期レイアウトする初期レイアウトステップと、
    前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、
    前記全体重要度情報生成ステップで生成した全体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報をコンテンツ群属性情報記憶手段に登録するコンテンツ群属性情報登録ステップと、
    前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整するレイアウト内容調整ステップと、
    前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得ステップと、
    前記ディジタルコンテンツのレイアウトデザインの知識情報であるデザイン知識情報を記憶するデザイン知識情報記憶手段のデザイン知識情報、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報および前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有料コンテンツ要素に基づいて、前記調整後のレイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインを施すデザインステップとを含むことを特徴とするディジタルコンテンツ作成方法。
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