JP4775067B2 - ディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法 - Google Patents

ディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、ディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用
ディジタルコンテンツを生成するシステムおよびプログラム、並びに方法に係り、特に、
レイアウト領域全体に対してバランスのよいレイアウト内容となり、しかも低コストでデ
ザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを生成するのに好適なディジタルコンテンツ
作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ
作成方法に関する。
ディジタルコンテンツ配信システムでは、特許文献1に開示されているように、複数の
ディジタルコンテンツをコンテンツ登録データベース(以下、データベースのことを単に
DBと略記する。)から読み出し、読み出したディジタルコンテンツをレイアウトし、レ
イアウトによって完成した出力用ディジタルコンテンツをユーザに対して配信する。レイ
アウト処理では、複数の情報格納枠をレイアウト領域に配置したテンプレートを用い、読
み出したディジタルコンテンツを情報格納枠に格納することによりレイアウトを行う。さ
らに、レイアウトを調整するため、ディジタルコンテンツまたは情報格納枠に重要度を設
定し、重要度に基づいてレイアウトを行う。
従来、重要度に基づいてレイアウトを行う技術としては、特許文献2、3記載の技術が
知られている。
特許文献2記載の技術は、図形、画像の複数の領域の文書中の位置や大きさを編集する
際に、各領域についてその領域の重要度を指示し、その重要度に応じて領域の大きさを自
動的に調節する。
特許文献3記載の技術は、各要素を所定の矩形領域の列に順次配置し、各要素ごとの重
要度に基づいて、各矩形領域に配置されている要素の中より調整用要素を選択し、その調
整用要素の幅を、一部を省略・削除・分割・縮小するなどして調整して、各矩形領域に配
置されている要素が各矩形領域に適切に収まるように調整する。
特開2002−297571号公報 特開平6−187336号公報 特開平8−255255号公報
しかしながら、特許文献1〜3の技術にあってはいずれも、組版をベースに設計されて
いるため、情報格納枠同士の重なりを解消するなど、部分的なレイアウトの調整は可能で
あるものの、レイアウト領域全体のバランスを加味しながらデザイン性を高めたディジタ
ルコンテンツを作成するのが困難であるという問題があった。
ところで、レイアウトの調整には、デザインの質が高い有料のディジタルコンテンツを
利用することが考えられる。例えば、強調したい画像に対して有料のフレームを重ね合わ
せれば、デザイン性が高まるので効果的に強調することができる。しかしながら、デザイ
ンや内容が重要でないディジタルコンテンツに対して有料のディジタルコンテンツを適用
すると、デザイン性には効果がないのにコスト高になるという問題が想定される。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたも
のであって、レイアウト領域全体に対してバランスのよいレイアウト内容となり、しかも
低コストでデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを生成するのに好適なディジタ
ルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタ
ルコンテンツ作成方法を提供することを目的としている。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1のディジタルコンテンツ作成システム
は、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディ
ジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成システムであって、
前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイ
アウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要
度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成手段と、利用にコストを要する有
料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段と、前記全体重要度情報生成
手段で生成した全体重要度情報に基づいて前記有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料
コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得手段と、前記有料コンテンツ要素取得
手段で取得した有料コンテンツ要素に基づいて前記レイアウト領域のレイアウト内容を加
工するレイアウト内容加工手段とを備えることを特徴とする。
このような構成であれば、全体重要度情報生成手段により、コンテンツ重要度情報に基
づいて、レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容
に対する重要度を示す全体重要度情報が生成される。そして、有料コンテンツ要素取得手
段により、生成された全体重要度情報に基づいて有料コンテンツ要素記憶手段から有料コ
ンテンツ要素が取得され、レイアウト内容加工手段により、取得された有料コンテンツ要
素に基づいてレイアウト領域のレイアウト内容が加工される。
これにより、レイアウト領域におけるレイアウト内容全体のバランスを考慮してレイア
ウト内容を加工することが可能となるので、レイアウト内容全体のレイアウトバランスが
よい出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。また、
レイアウト内容全体のバランスを考慮して有料コンテンツ要素が取得されるので、低コス
トでデザイン性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が
得られる。
ここで、ディジタルコンテンツは、レイアウト領域にレイアウトされるレイアウト要素
であり、文字情報(表なども含む)、画像情報などが含まれる。以下、形態9のディジタ
ルコンテンツ作成システム、形態10および18のディジタルコンテンツ作成プログラム
、並びに形態19および27のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
また、有料コンテンツ要素は、ディジタルコンテンツそのもののほか、ディジタルコン
テンツに対して装飾、デザインその他の加工を行うためのディジタルコンテンツ、ディジ
タルコンテンツに対して装飾、デザインその他の加工を行うルールまたは手順を規定した
処理規定情報(プログラムを含む。)が含まれる。以下、形態9のディジタルコンテンツ
作成システム、形態10および18のディジタルコンテンツ作成プログラム、並びに形態
19および27のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
また、レイアウトとは、ディジタルコンテンツを配置することのほか、ディジタルコン
テンツの組み方・字の大きさ・図版の位置などを指定するいわゆる割り付けることも含む
。例えば、レイアウトテンプレートに従って、レイアウト対象となるディジタルコンテン
ツ(例えば、文字情報、画像情報)を情報格納枠に格納することにより、ディジタルコン
テンツをレイアウト領域に配置していくことも含まれる。なお、レイアウトテンプレート
とは、例えば、デザイナ等があらかじめ設計したレイアウトのひな形を基に生成されたも
ので、具体的には、所定のレイアウト領域に複数の情報格納枠を配置したレイアウトを規
定したものである。以下、形態9のディジタルコンテンツ作成システム、形態10および
18のディジタルコンテンツ作成プログラム、並びに形態19および27のディジタルコ
ンテンツ作成方法において同じである。
また、コンテンツ重要度情報は、ディジタルコンテンツの重要度を直接または間接的に
示す情報であればよく、ディジタルコンテンツそのものの重要度を示す情報であってもよ
いし、1または複数のディジタルコンテンツが属するグループの重要度を示す情報であっ
てもよい。後者の場合、例えば、ディジタルコンテンツの種別の重要度を示す情報が考え
られる。以下、形態9のディジタルコンテンツ作成システム、形態10および18のディ
ジタルコンテンツ作成プログラム、並びに形態19および27のディジタルコンテンツ作
成方法において同じである。
また、コンテンツ重要度情報は、ディジタルコンテンツと一体に構成してもよいし、デ
ィジタルコンテンツとは別体に構成してもよい。後者の場合、ディジタルコンテンツおよ
びコンテンツ重要度情報が関連付けられていればよく、関連付けの方法としては、例えば
、URL(Uniform Resource Locator)やファイルパス等のコンテンツ重要度情報の所在
を示す情報をディジタルコンテンツに埋め込んでもよいし、ディジタルコンテンツの所在
を示す情報をコンテンツ重要度情報に埋め込んでもよいし、ディジタルコンテンツおよび
コンテンツ重要度情報の所在を示す情報を登録したテーブルを設けてもよい。また、関連
付けは、ディジタルコンテンツからコンテンツ重要度情報が取得できればよく、1対1で
あってもよいし、1対多であってもよい。さらには、多対多であってもよい。以下、形態
9のディジタルコンテンツ作成システム、形態10および18のディジタルコンテンツ作
成プログラム、並びに形態19および27のディジタルコンテンツ作成方法において同じ
である。
また、レイアウト内容加工手段は、初期レイアウトされている各ディジタルコンテンツ
を所定領域内において移動したり、サイズ変更したり、色差を調整したりする等の処理や
、新規のディジタルコンテンツを追加したり、初期レイアウトされたディジタルコンテン
ツを削除したり、ディジタルコンテンツの色変換を行ったりする等の処理を行うなどして
、初期レイアウトされた出力用ディジタルコンテンツを加工して、目的の出力用ディジタ
ルコンテンツを作成するものである。
また、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよい
し、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実
現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されてい
れば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。以下、形態9のディジタルコンテ
ンツ作成システムにおいて同じである。
〔形態2〕 さらに、形態2のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1のディジ
タルコンテンツ作成システムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、画像の周縁を装飾するフレームであり、
前記レイアウト内容加工手段は、前記有料コンテンツ要素取得手段で取得したフレーム
を、前記レイアウト領域にレイアウトされている画像に適用することを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト内容加工手段により、取得されたフレームが、レ
イアウト領域にレイアウトされている画像に適用される。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われる画像に対して、
デザイン性が高い有料のフレームが適用されるので、デザイン性の高い出力用ディジタル
コンテンツを作成することができるという効果が得られる。
〔形態3〕 さらに、形態3のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1および2
のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、フォントであり、
前記レイアウト内容加工手段は、前記有料コンテンツ要素取得手段で取得したフォント
を、前記レイアウト領域にレイアウトされているテキストに適用することを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト内容加工手段により、取得されたフォントが、レ
イアウト領域にレイアウトされているテキストに適用される。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるテキストに対し
て、デザイン性が高い有料のフォントが適用されるので、デザイン性の高い出力用ディジ
タルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。
〔形態4〕 さらに、形態4のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1ないし3
のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツを加工するルールまたは手順を
規定した処理規定情報であり、
前記レイアウト内容加工手段は、前記有料コンテンツ要素取得手段で取得した処理規定
情報に従って、前記レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツを加工
することを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト内容加工手段により、取得された処理規定情報に
従って、レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテンツが加工される。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるディジタルコン
テンツに対して、デザイン性が高い有料の処理規定情報が適用されるので、デザイン性の
高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。
〔形態5〕 さらに、形態5のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1ないし4
のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツであり、
前記レイアウト内容加工手段は、前記レイアウト領域にレイアウトされているディジタ
ルコンテンツを、前記有料コンテンツ要素取得手段で取得したディジタルコンテンツに変
更することを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト内容加工手段により、レイアウト領域にレイアウ
トされているディジタルコンテンツが、取得されたディジタルコンテンツに変更される。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるディジタルコン
テンツが、デザイン性が高い有料のディジタルコンテンツに変更されるので、デザイン性
の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
〔形態6〕 さらに、形態6のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1ないし5
のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
さらに、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生した利用コストを示す課金情報を
記憶する課金情報記憶手段と、前記有料コンテンツ要素取得手段の取得結果に基づいて前
記課金情報記憶手段の課金情報を更新する課金情報更新手段とを備えることを特徴とする

このような構成であれば、課金情報更新手段により、有料コンテンツ要素取得手段の取
得結果に基づいて課金情報記憶手段の課金情報が更新される。
〔形態7〕 さらに、形態7のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1ないし5
のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
さらに、前記有料コンテンツ要素を適用する重要度の条件である適用条件を示す重要度
条件情報およびユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて記憶する重要度条件情報記
憶手段と、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザの前記ユーザ識別情報を取
得するユーザ識別情報取得手段とを備え、
前記有料コンテンツ要素取得手段は、前記ユーザ識別情報取得手段で取得したユーザ識
別情報に対応する前記重要度条件情報を前記重要度条件情報記憶手段から取得し、取得し
た重要度条件情報に基づいて、前記全体重要度情報から求まる重要度が前記適用条件を満
たしていると判定したときは、前記有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
このような構成であれば、ユーザ識別情報取得手段により、出力用ディジタルコンテン
ツを提供するユーザのユーザ識別情報が取得される。そして、有料コンテンツ要素取得手
段により、取得されたユーザ識別情報に対応する重要度条件情報が重要度条件情報記憶手
段から取得され、取得された重要度条件情報に基づいて、全体重要度情報から求まる重要
度が適用条件を満たしていると判定されると、有料コンテンツ要素が取得される。
これにより、各ユーザごとに有料コンテンツ要素を適用する条件を設定することができ
るという効果が得られる。
〔形態8〕 さらに、形態8のディジタルコンテンツ作成システムは、形態1ないし5
のいずれか1のディジタルコンテンツ作成システムにおいて、
さらに、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生する利用コストの上限を示す利用
コスト上限情報およびユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて記憶する利用コスト
上限情報記憶手段と、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザの前記ユーザ識
別情報を取得するユーザ識別情報取得手段とを備え、
前記有料コンテンツ要素取得手段は、前記ユーザ識別情報取得手段で取得したユーザ識
別情報に対応する前記利用コスト上限情報を前記利用コスト上限情報記憶手段から取得し
、取得した利用コスト上限情報に基づいて、利用に要するコストの合計が前記利用コスト
の上限を超えないように前記有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
このような構成であれば、ユーザ識別情報取得手段により、出力用ディジタルコンテン
ツを提供するユーザのユーザ識別情報が取得される。そして、有料コンテンツ要素取得手
段により、取得されたユーザ識別情報に対応する利用コスト上限情報が利用コスト上限情
報記憶手段から取得され、取得された利用コスト上限情報に基づいて、利用に要するコス
トの合計が利用コストの上限を超えないように有料コンテンツ要素が取得される。
これにより、各ユーザごとに利用コストの上限を設定することができるという効果が得
られる。
〔形態9〕 さらに、形態9のディジタルコンテンツ作成システムは、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディ
ジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成システムであって、
前記ディジタルコンテンツを記憶するディジタルコンテンツ記憶手段と、前記ディジタ
ルコンテンツ記憶手段の複数のディジタルコンテンツを前記レイアウト領域に初期レイア
ウトする初期レイアウト手段と、前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重
要度情報に基づいて、前記レイアウト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテンツ
全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生
成手段と、コンテンツ群属性情報記憶手段と、前記全体重要度情報生成手段で生成した全
体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報を前記コンテンツ群属性情報記憶手段に登録す
るコンテンツ群属性情報登録手段と、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群
属性情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツのレ
イアウト内容を調整するレイアウト内容調整手段と、前記ディジタルコンテンツのレイア
ウトデザインの知識情報であるデザイン知識情報を記憶するデザイン知識情報記憶手段と
、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段と
、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて前記有料コンテ
ンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得手段と
、前記デザイン知識情報記憶手段のデザイン知識情報、前記コンテンツ群属性情報記憶手
段のコンテンツ群属性情報および前記有料コンテンツ要素取得手段で取得した有料コンテ
ンツ要素に基づいて、前記調整後のレイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインを
施すデザイン手段と、前記デザインを施した後のレイアウト内容に対する前記コンテンツ
群属性情報を生成し、生成したコンテンツ群属性情報に基づいて前記コンテンツ群属性情
報記憶手段のコンテンツ群属性情報を更新するコンテンツ群属性情報更新手段とを備える
ことを特徴とする。
このような構成であれば、初期レイアウト手段により、複数のディジタルコンテンツが
レイアウト領域に初期レイアウトされる。次いで、全体重要度情報生成手段により、コン
テンツ重要度情報に基づいて、レイアウト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテ
ンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報が生成され、コンテンツ
群属性情報登録手段により、生成された全体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報がコ
ンテンツ群属性情報記憶手段に登録される。
次いで、レイアウト内容調整手段により、コンテンツ群属性情報に基づいて、レイアウ
ト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツのレイアウト内容が調整される。そして
、有料コンテンツ要素取得手段により、コンテンツ群属性情報に基づいて、有料コンテン
ツ要素記憶手段から有料コンテンツ要素が取得され、デザイン手段により、デザイン知識
情報、コンテンツ群属性情報および取得された有料コンテンツ要素に基づいて、調整後の
レイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインが施される。
また、コンテンツ群属性情報更新手段により、レイアウト内容を調整した後またはデザ
インを施した後のレイアウト内容に対するコンテンツ群属性情報が生成され、生成された
コンテンツ群属性情報に基づいてコンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報
が更新される。
これにより、レイアウト領域におけるレイアウト内容全体のバランスを考慮してレイア
ウト内容を調整し、調整されたレイアウト内容に対してデザインを施すことが可能となる
ので、レイアウト内容全体のレイアウトバランスがよくかつデザイン性の高い出力用ディ
ジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。また、レイアウト内容
全体のバランスを考慮して有料コンテンツ要素が取得されるので、低コストでデザイン性
の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができるという効果が得られる。
また、有料コンテンツ要素記憶手段は、有料コンテンツ要素をあらゆる手段でかつあら
ゆる時期に記憶するものであり、有料コンテンツ要素をあらかじめ記憶してあるものであ
ってもよいし、有料コンテンツ要素をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時
に外部からの入力等によって有料コンテンツ要素を記憶するようになっていてもよい。以
下、記憶手段に情報を記憶する概念については同じである。
ここで、レイアウト内容を調整するとは、例えば、ディジタルコンテンツを、調整規則
等に基づき調整することで、新規のディジタルコンテンツを追加したり、レイアウトされ
たディジタルコンテンツを削除したりするなどの大きな変更は含まず、初期レイアウトさ
れたディジタルコンテンツを移動したりサイズ変更したりなどしてレイアウト内容をバラ
ンスよく整えることである。以下、形態18のディジタルコンテンツ作成プログラム、お
よび形態27のディジタルコンテンツ作成方法において同じである。
また、デザイン知識情報とは、例えば、デザイナ等のデザイン知識を基に生成された各
種のデザイン処理方法の情報であり、例えば、カタログやポスター等のデザインの場合に
は、キャッチフレーズ等の重要な文言をより目立たせるようなデザイン処理方法がルール
化された情報となる。デザイン知識情報記憶手段には、複数種類の前述したようなデザイ
ン知識情報が記憶されており、レイアウト内容に対してデザインを施すとは、これら複数
種類のデザイン知識情報の中からあらかじめ設定された選択手法などに従って、デザイン
処理に用いるデザイン知識情報を選択して出力用ディジタルコンテンツにデザインを施す
。以下、形態18のディジタルコンテンツ作成プログラム、および形態27のディジタル
コンテンツ作成方法において同じである。
〔形態10〕 一方、上記目的を達成するために、形態10のディジタルコンテンツ作
成プログラムは、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディ
ジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成プログラムであって、
前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイ
アウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要
度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、前記全体重要度情報
生成ステップで生成した全体重要度情報に基づいて、利用にコストを要する有料のコンテ
ンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する
有料コンテンツ要素取得ステップと、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有
料コンテンツ要素に基づいて前記レイアウト領域のレイアウト内容を加工するレイアウト
内容加工ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むこ
とを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態1のディジタルコンテンツ
作成システムと同等の作用および効果が得られる。
ここで、レイアウト内容加工ステップは、初期レイアウトされている各ディジタルコン
テンツを所定領域内において移動したり、サイズ変更したり、色差を調整したりする等の
処理や、新規のディジタルコンテンツを追加したり、初期レイアウトされたディジタルコ
ンテンツを削除したり、ディジタルコンテンツの色変換を行ったりする等の処理を行うな
どして、初期レイアウトされた出力用ディジタルコンテンツを加工して、目的の出力用デ
ィジタルコンテンツを作成する。以下、形態19のディジタルコンテンツ作成方法におい
て同じである。
〔形態11〕 さらに、形態11のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10
のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、画像の周縁を装飾するフレームであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した
フレームを、前記レイアウト領域にレイアウトされている画像に適用することを特徴とす
る。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態2のディジタルコンテンツ
作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態12〕 さらに、形態12のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10
および11のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、フォントであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した
フォントを、前記レイアウト領域にレイアウトされているテキストに適用することを特徴
とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態3のディジタルコンテンツ
作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態13〕 さらに、形態13のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10
ないし12のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツを加工するルールまたは手順を
規定した処理規定情報であり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した
処理規定情報に従って、前記レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテン
ツを加工することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態4のディジタルコンテンツ
作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態14〕 さらに、形態14のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10
ないし13のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記レイアウト領域にレイアウトされているディ
ジタルコンテンツを、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得したディジタルコンテ
ンツに変更することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態5のディジタルコンテンツ
作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態15〕 さらに、形態15のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10
ないし14のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
さらに、前記有料コンテンツ要素取得ステップの取得結果に基づいて、前記有料コンテ
ンツ要素の利用によって発生した利用コストを示す課金情報を記憶する課金情報記憶手段
の課金情報を更新する課金情報更新ステップからなる処理をコンピュータに実行させるた
めのプログラムを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態6のディジタルコンテンツ
作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態16〕 さらに、形態16のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10
ないし14のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
さらに、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザを識別するユーザ識別情報
を取得するユーザ識別情報取得ステップからなる処理をコンピュータに実行させるための
プログラムを含み、
前記有料コンテンツ要素取得ステップは、前記有料コンテンツ要素を適用する重要度の
条件である適用条件を示す重要度条件情報および前記ユーザ識別情報を対応付けて記憶す
る重要度条件情報記憶手段から、前記ユーザ識別情報取得ステップで取得したユーザ識別
情報に対応する前記重要度条件情報を取得し、取得した重要度条件情報に基づいて、前記
全体重要度情報から求まる重要度が前記適用条件を満たしていると判定したときは、前記
有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態7のディジタルコンテンツ
作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態17〕 さらに、形態17のディジタルコンテンツ作成プログラムは、形態10
ないし14のいずれか1のディジタルコンテンツ作成プログラムにおいて、
さらに、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザを識別するユーザ識別情報
を取得するユーザ識別情報取得ステップからなる処理をコンピュータに実行させるための
プログラムを含み、
前記有料コンテンツ要素取得ステップは、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生
する利用コストの上限を示す利用コスト上限情報および前記ユーザ識別情報を対応付けて
記憶する利用コスト上限情報記憶手段から、前記ユーザ識別情報取得ステップで取得した
ユーザ識別情報に対応する前記利用コスト上限情報を取得し、取得した利用コスト上限情
報に基づいて、利用に要するコストの合計が前記利用コストの上限を超えないように前記
有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態8のディジタルコンテンツ
作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態18〕 さらに、形態18のディジタルコンテンツ作成プログラムは、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディ
ジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成プログラムであって、
前記ディジタルコンテンツを記憶するディジタルコンテンツ記憶手段の複数のディジタ
ルコンテンツを前記レイアウト領域に初期レイアウトする初期レイアウトステップと、前
記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウ
ト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要
度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、前記全体重要度情報
生成ステップで生成した全体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報をコンテンツ群属性
情報記憶手段に登録するコンテンツ群属性情報登録ステップと、前記コンテンツ群属性情
報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされた
ディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整するレイアウト内容調整ステップと、前記
コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、利用にコストを要す
る有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ
要素を取得する有料コンテンツ要素取得ステップと、前記ディジタルコンテンツのレイア
ウトデザインの知識情報であるデザイン知識情報を記憶するデザイン知識情報記憶手段の
デザイン知識情報、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報および前
記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有料コンテンツ要素に基づいて、前記調整
後のレイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインを施すデザインステップと、前記
デザインを施した後のレイアウト内容に対する前記コンテンツ群属性情報を生成し、生成
したコンテンツ群属性情報に基づいて前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群
属性情報を更新するコンテンツ群属性情報更新ステップとからなる処理をコンピュータに
実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態9のディジタルコンテンツ
作成システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態19〕 一方、上記目的を達成するために、形態19のディジタルコンテンツ作
成方法は、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディ
ジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成方法であって、
前記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイ
アウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要
度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、前記全体重要度情報
生成ステップで生成した全体重要度情報に基づいて、利用にコストを要する有料のコンテ
ンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する
有料コンテンツ要素取得ステップと、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有
料コンテンツ要素に基づいて前記レイアウト領域のレイアウト内容を加工するレイアウト
内容加工ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、形態1のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態20〕 さらに、形態20のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19のディ
ジタルコンテンツ作成方法において、
前記有料コンテンツ要素は、画像の周縁を装飾するフレームであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した
フレームを、前記レイアウト領域にレイアウトされている画像に適用することを特徴とす
る。
これにより、形態2のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態21〕 さらに、形態21のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19および
20のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
前記有料コンテンツ要素は、フォントであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した
フォントを、前記レイアウト領域にレイアウトされているテキストに適用することを特徴
とする。
これにより、形態3のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態22〕 さらに、形態22のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19ないし
21のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツを加工するルールまたは手順を
規定した処理規定情報であり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した
処理規定情報に従って、前記レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコンテン
ツを加工することを特徴とする。
これにより、形態4のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態23〕 さらに、形態23のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19ないし
22のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
前記有料コンテンツ要素は、前記ディジタルコンテンツであり、
前記レイアウト内容加工ステップは、前記レイアウト領域にレイアウトされているディ
ジタルコンテンツを、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得したディジタルコンテ
ンツに変更することを特徴とする。
これにより、形態5のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態24〕 さらに、形態24のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19ないし
23のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
さらに、前記有料コンテンツ要素取得ステップの取得結果に基づいて、前記有料コンテ
ンツ要素の利用によって発生した利用コストを示す課金情報を記憶する課金情報記憶手段
の課金情報を更新する課金情報更新ステップを含むことを特徴とする。
これにより、形態6のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態25〕 さらに、形態25のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19ないし
23のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
さらに、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザを識別するユーザ識別情報
を取得するユーザ識別情報取得ステップを含み、
前記有料コンテンツ要素取得ステップは、前記有料コンテンツ要素を適用する重要度の
条件である適用条件を示す重要度条件情報および前記ユーザ識別情報を対応付けて記憶す
る重要度条件情報記憶手段から、前記ユーザ識別情報取得ステップで取得したユーザ識別
情報に対応する前記重要度条件情報を取得し、取得した重要度条件情報に基づいて、前記
全体重要度情報から求まる重要度が前記適用条件を満たしていると判定したときは、前記
有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
これにより、形態7のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態26〕 さらに、形態26のディジタルコンテンツ作成方法は、形態19ないし
23のいずれか1のディジタルコンテンツ作成方法において、
さらに、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザを識別するユーザ識別情報
を取得するユーザ識別情報取得ステップを含み、
前記有料コンテンツ要素取得ステップは、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生
する利用コストの上限を示す利用コスト上限情報および前記ユーザ識別情報を対応付けて
記憶する利用コスト上限情報記憶手段から、前記ユーザ識別情報取得ステップで取得した
ユーザ識別情報に対応する前記利用コスト上限情報を取得し、取得した利用コスト上限情
報に基づいて、利用に要するコストの合計が前記利用コストの上限を超えないように前記
有料コンテンツ要素を取得することを特徴とする。
これにより、形態8のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
〔形態27〕 さらに、形態27のディジタルコンテンツ作成方法は、
複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディ
ジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成方法であって、
前記ディジタルコンテンツを記憶するディジタルコンテンツ記憶手段の複数のディジタ
ルコンテンツを前記レイアウト領域に初期レイアウトする初期レイアウトステップと、前
記ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて、前記レイアウ
ト領域に初期レイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要
度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、前記全体重要度情報
生成ステップで生成した全体重要度情報を含むコンテンツ群属性情報をコンテンツ群属性
情報記憶手段に登録するコンテンツ群属性情報登録ステップと、前記コンテンツ群属性情
報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、前記レイアウト領域にレイアウトされた
ディジタルコンテンツのレイアウト内容を調整するレイアウト内容調整ステップと、前記
コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報に基づいて、利用にコストを要す
る有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ
要素を取得する有料コンテンツ要素取得ステップと、前記ディジタルコンテンツのレイア
ウトデザインの知識情報であるデザイン知識情報を記憶するデザイン知識情報記憶手段の
デザイン知識情報、前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群属性情報および前
記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有料コンテンツ要素に基づいて、前記調整
後のレイアウト領域のレイアウト内容に対してデザインを施すデザインステップと、前記
デザインを施した後のレイアウト内容に対する前記コンテンツ群属性情報を生成し、生成
したコンテンツ群属性情報に基づいて前記コンテンツ群属性情報記憶手段のコンテンツ群
属性情報を更新するコンテンツ群属性情報更新ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、形態9のディジタルコンテンツ作成システムと同等の効果が得られる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図17は
、本発明に係るディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プロ
グラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法の第1の実施の形態を示す図である。
まず、本発明を適用するディジタルコンテンツ作成装置の機能概要を説明する。
図1は、ディジタルコンテンツ作成装置100の機能概要を示す機能ブロック図である

ディジタルコンテンツ作成装置100は、図1に示すように、複数のディジタルコンテ
ンツをレイアウト領域にレイアウトして構成されるレイアウト結果を取得するレイアウト
結果取得部1と、ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ重要度情報に基づいて
、レイアウト結果取得部1で取得したレイアウト結果においてレイアウトされたディジタ
ルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度の分布を示す重要度分布情報を生成す
る重要度分布情報生成部2とを有して構成されている。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、レイアウト結果を提供するユーザの
ユーザIDを取得するユーザID取得部3と、利用にコストを要する有料のコンテンツ要
素を記憶する有料コンテンツ要素記憶部4と、有料コンテンツ要素を適用する重要度の条
件である適用条件および有料コンテンツ要素の利用によって発生する利用コストの上限を
含むユーザ情報をユーザIDと対応付けて記憶するユーザ情報記憶部5とを有して構成さ
れている。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、重要度分布情報生成部2で生成した
重要度分布情報に基づいて、有料コンテンツ要素記憶部4から有料コンテンツ要素を取得
する有料コンテンツ要素取得部6と、重要度分布情報生成部2で生成した重要度分布情報
および有料コンテンツ要素取得部6で取得した有料コンテンツ要素に基づいて、レイアウ
ト結果取得部1で取得したレイアウト結果のレイアウト内容を加工するレイアウト内容加
工部7とを有して構成されている。
有料コンテンツ要素取得部6は、ユーザID取得部3で取得したユーザIDに対応する
ユーザ情報をユーザ情報記憶部5から取得し、取得したユーザ情報に基づいて、レイアウ
ト領域に配置した後のディジタルコンテンツの重要度(以下、配置後重要度という。)が
適用条件を満たしていると判定したときは、有料コンテンツ要素を取得する。配置後重要
度は、重要度分布情報から求めることができる。また、取得したユーザ情報に基づいて、
利用に要するコストの合計が利用コストの上限を超えないように有料コンテンツ要素を取
得する。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、有料コンテンツ要素の利用によって
発生した利用コストを示す課金情報を記憶する課金情報記憶部8と、有料コンテンツ要素
取得部6の取得結果に基づいて課金情報記憶部8の課金情報を更新する課金情報更新部9
とを有して構成されている。
次に、ディジタルコンテンツ作成装置100の構成を説明する。
図2は、ディジタルコンテンツ作成装置100のハードウェア構成を示す図である。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、図2に示すように、制御プログラムに基づい
て演算およびシステム全体を制御するCPU60と、所定領域にあらかじめCPU60の
制御プログラム等を格納しているROM62と、ROM62等から読み出したデータやC
PU60の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM64と、外部装置に対して
データの入出力を媒介するI/F66とで構成されており、これらは、データを転送する
ための信号線であるバス68で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
I/F66には、外部装置として、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶
装置70と、プリンタ装置やCRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Dis
play)等の出力装置72と、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキ
ーボードやマウス等からなる入力装置74と、ネットワークLに接続するための信号線と
が接続されている。
次に、記憶装置70のデータ構造を説明する。
記憶装置70は、有料コンテンツ要素記憶部4を構成し、デザイン性の高いディジタル
コンテンツ、装飾、デザインその他の加工を行うためのディジタルコンテンツ、ディジタ
ルコンテンツに対して装飾、デザインその他の加工を行う処理モジュールを有料コンテン
ツ要素として記憶するとともに、有料コンテンツ要素管理テーブル400を記憶している
図3は、有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。
有料コンテンツ要素管理テーブル400には、図3に示すように、各有料コンテンツ要
素ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、有料コンテンツ要素の種別、
内容、利用に要するコストおよび有料コンテンツ要素の保存場所をそれぞれ登録するフィ
ールドを含んで構成されている。
図3の例では、第1段目のレコードには、種別、内容およびコストとして、「テキスト
」、「フォントA」および「200円」が登録されている。これは、フォントAの利用に
要するコストが1回につき200円であり、フォントAがディジタルコンテンツのテキス
トに適用可能であることを示している。
記憶装置70は、さらに、ユーザ情報記憶部5を構成し、ユーザ情報を管理するユーザ
情報管理テーブル420、440を記憶している。
図4は、ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。
ユーザ情報管理テーブル420には、図4に示すように、各ユーザごとに1つのレコー
ドが登録されている。各レコードは、ユーザID、適用条件、フォントの種別およびフレ
ームの種別をそれぞれ登録するフィールドを含んで構成されている。
図4の例では、第1段目のレコードには、ユーザID、適用条件、フォントの種別およ
びフレームの種別として、「UserA」、「平均が20以上」、「フォントB」および「フ
レーム2」が登録されている。これは、ユーザ「UserA」(ユーザID「UserA」のユーザ
をいう。以下、同様に略記する。)については、配置後重要度の平均が「20」以上とな
るテキストに対してはフォントAを、配置後重要度の平均が「20」以上となる画像に対
してはフレーム2を適用することを示している。
図5は、ユーザ情報管理テーブル440のデータ構造を示す図である。
ユーザ情報管理テーブル440には、図5に示すように、各ユーザごとに1つのレコー
ドが登録されている。各レコードは、ユーザIDおよび利用コストの上限をそれぞれ登録
するフィールドを含んで構成されている。
図5の例では、第1段目のレコードには、ユーザIDおよび利用コストの上限として、
「UserA」および「2000円」が登録されている。これは、ユーザ「UserA」については、利
用コストの上限が2000円であることを示している。
記憶装置70は、さらに、課金情報記憶部8を構成し、各ユーザごとに課金情報および
ユーザIDを登録した課金情報管理テーブル(不図示)を記憶している。
次に、重要度分布情報生成部2として実現される処理を説明する。
CPU60は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、ROM62の所定領域に
格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、重要度分布情報
生成部2として実現される重要度分布情報生成処理を実行する。
重要度分布情報生成処理は、次の6つの生成処理(1)〜(6)のいずれかから構成さ
れる。
(1)コンテンツ重要度情報に基づいて区分領域ごとに重要度を算出し、重要度分布情報
を生成する処理
図6は、レイアウト結果取得部1で取得されたレイアウト結果のデータ構造を模式的に
示す図である。
レイアウト結果取得部1からは、例えば、図6に示すようなレイアウト結果が取得され
たとする。レイアウト結果では、図6に示すように、ディジタルコンテンツとして2つの
テキスト1、2および2つの画像1、2がレイアウト領域に配置されている。テキスト1
、2は、レイアウト領域の上方および下方に配置され、画像1、2は、テキスト1、2の
間に横並びに配置されている。テキスト1、2には、ディジタルコンテンツの種別を示す
種別情報として「テキスト」が、画像1、2には、種別情報として「画像」がそれぞれ設
定されている。また、テキスト1、2および画像1、2には、ディジタルコンテンツのレ
イアウト領域における配置位置を示す配置情報(xy座標データ)がそれぞれ設定されて
いる。
図7は、重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。
テキスト1、2および画像1、2には、ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテン
ツ重要度情報がそれぞれ設定されている。コンテンツ重要度情報としては、「High」
(=3)、「Middle」(=2)および「Low」(=1)のうちいずれか1つを設
定することができる。テキスト1、2および画像1、2には、例えば、コンテンツ重要度
情報として「3」、「2」、「1」および「3」が設定されているとすると、重要度分布
情報は、例えば、図7に示すように、テキスト1および画像2の配置領域に対してコンテ
ンツ重要度情報「3」が、テキスト2の配置領域に対してコンテンツ重要度情報「2」が
、画像1の配置領域に対してコンテンツ重要度情報「1」がそれぞれ設定されている。
図8は、重要度分布情報生成処理を示すフローチャートである。
図9は、10×10ピクセルからなる区分領域単位にレイアウト領域を区分した場合を
示す図である。
重要度分布情報生成処理は、CPU60において実行されると、図8に示すように、ま
ず、ステップS10に移行する。
ステップS10では、レイアウト領域の左上の区分領域を初期の注目区分領域として設
定し、図9に示すように、注目区分領域およびこれに隣接する8つの周辺区分領域につい
て、それら区分領域と重なり合うディジタルコンテンツのコンテンツ重要度情報をそれぞ
れ取得する。図9の例では、注目区分領域の下および右下の周辺区分領域にテキスト1が
重なり合っているため、下の周辺区分領域については「3」を、右下の周辺区分領域につ
いては「3」をそれぞれ取得する。
次いで、ステップS12に移行して、取得したコンテンツ重要度情報に基づいて、下式
(1)により注目区分領域の重要度Yを算出する。下式(1)において、nは、注目区分
領域および周辺区分領域の領域番号(1〜9)、xnは、領域番号に対応する区分領域に
ついて取得したコンテンツ重要度情報を示している。
Figure 0004775067
例えば、図9に示すように、注目区分領域がレイアウト領域の左上である場合は、注目
区分領域の重要度Yは、3+3=6となる。この場合、注目区分領域からみて、左上、上
、右上、左および左下の周辺区分領域が存在しないので、それら区分領域についてはコン
テンツ重要度情報は「0」として取り扱う。また、同じ区分領域に複数のディジタルコン
テンツが重なり合っている場合は、その重要度の合計が区分領域の重要度となる。例えば
、テキスト2と画像1が重なり合っている区分領域の重要度は、3+3=6となる。
図10は、レイアウト領域の左上の複数の区分領域について算出した重要度を示す図で
ある。
ステップS10〜S12を繰り返し実行した結果、例えば、レイアウト領域の左上の区
分領域の重要度Yは、図10に示すように算出される。
次いで、ステップS14に移行して、レイアウト領域のすべての区分領域についてステ
ップS10、S12の処理が終了したか否かを判定し、すべての区分領域について処理が
終了したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS14で、レイアウト領域のすべての区分領域について処理が終了して
いないと判定したとき(No)は、ステップS16に移行して、注目区分領域がレイアウト領
域の右端でない場合は、注目区分領域を1つ右に移動し、注目区分領域が右端である場合
は、注目区分領域を1つ下に移動し、ステップS10に移行する。
このように、レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体を考慮しな
がら重要度が算出されるので、ディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要
度を的確に把握することができる。
また、上記の例では、3×3の区分領域からなる計算マトリクスに基づいて注目区分領
域の重要度を算出したが、これに限らず、図11に示すような計算マトリクスに基づいて
注目区分領域の重要度を算出することもできる。
図11は、注目区分領域の重要度を算出するための計算マトリクスの構成例を示す図で
ある。
図11(a)では、4×4の区分領域からなる正方形の領域を計算マトリクスとして構
成している。また、図11(b)では、4×3の区分領域からなる長方形の領域を計算マ
トリクスとして構成している。また、図11(c)では、疑似円の領域を計算マトリクス
として構成している。
また、上記の例では、10×10ピクセルで区分領域を構成したが、これに限らず、例
えば、20×20ピクセル等の任意のピクセル数で区分領域を構成することができる。ま
た、区分領域は、正方形に限らず、長方形等の他の任意の形状とすることができる。
また、上記の例では、重要度の計算として、マトリクスと重なり合うディジタルコンテ
ンツのコンテンツ重要度情報を合計し、さらにその合計を区分領域の重要度として算出し
たが、これに限らず、注目区分領域から離れるごとに足し合わせ係数を小さくするように
設定することもできる。例えば、下式(2)により区分領域の重要度Yを求めることがで
きる。
Figure 0004775067
図12は、マトリクスの各区分領域に係数αを割り当てて注目区分領域の重要度を算出
する場合を示す図である。
上式(2)において、αは、注目区分領域からの距離を「0」から「1」の範囲で定め
られた値である。図12に示すマトリクス内の係数がαに相当する。このような計算によ
って、よりレイアウト領域上での位置を考慮した重要度が算出できる。
また、上記の例では、注目区分領域および周辺区分領域と重なり合うディジタルコンテ
ンツに対応するコンテンツ重要度情報に基づいて注目区分領域の重要度を算出したが、こ
れに限らず、周辺区分領域を考慮せず、注目区分領域と重なり合うディジタルコンテンツ
に対応するコンテンツ重要度情報に基づいて注目区分領域の重要度を算出することもでき
る。
(2)コンテンツ重要度情報およびディジタルコンテンツの種別に基づいて重要度分布情
報を生成する処理
ディジタルコンテンツの種別についてテキスト(タイトルor本文)は×1、画像は×2
とする。
図6を参照すると、テキスト1については、コンテンツ重要度情報が「High」であ
るので、配置後重要度は、3×1=3となる。また、画像1については、コンテンツ重要
度情報が「Low」であるので、配置後重要度は、1×2=2となる。また、画像2につ
いては、コンテンツ重要度情報が「High」であるので、配置後重要度は、3×2=6
となる。また、テキスト2については、コンテンツ重要度情報が「Middle」である
ので、配置後重要度は、2×1=2となる。
図13は、重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。
したがって、重要度分布情報は、図13に示すようになる。ここで、配置後重要度が最
も高い画像2の領域を実線のハッチング、配置後重要度が次に高いテキスト1の領域を点
線のハッチング、配置後重要度が最も低い画像1およびテキスト2の領域を一点鎖線のハ
ッチングで示している。このとき、重要度分布情報は、各点数で保持してもよいし、ハッ
チングで領域分けしたように各区分単位で保持してもよい。
(3)コンテンツ重要度情報およびディジタルコンテンツのサイズに基づいて重要度分布
情報を生成する処理
ディジタルコンテンツの面積を算出し、算出した面積に基づいてコンテンツ重要度情報
を修正する。例えば、テキスト1、画像1、画像2およびテキスト2の面積がそれぞれ「
100」、「200」、「150」および「100」である場合、下式(3)により配置
後重要度を算出する。
配置後重要度=コンテンツ重要度情報+コンテンツ重要度情報×(対象のディジタルコ
ンテンツの面積−最小面積)/(最大面積−最小面積) …(3)
上式(3)によれば、テキスト1については、コンテンツ重要度情報が「High」で
あるので、配置後重要度は「3」となる。また、画像1については、コンテンツ重要度情
報が「Low」であるので、配置後重要度は「2」となる。また、画像2については、コ
ンテンツ重要度情報が「High」であるので、配置後重要度は「4.5」となる。また
、テキスト2については、コンテンツ重要度情報が「Middle」であるので、配置後
重要度は「2」となる。
(4)コンテンツ重要度情報およびディジタルコンテンツの配置位置に基づいて重要度分
布情報を生成する処理
(1)〜(3)の生成処理では、レイアウト領域上での配置位置を特に考慮せずに配置
後重要度を算出したが、レイアウト領域上の配置位置を考慮して配置後重要度を算出する
こともできる。レイアウト領域上の配置位置を考慮することによって、例えば、左から右
へと視線を誘導したいようなレイアウトでは、レイアウト領域の左側の配置後重要度を高
くすることによって全体の視線の流れも考慮したレイアウトを提供しやすくなる。
また、(1)の生成処理で示したマトリクスでの重要度の求め方に、レイアウト領域上
での配置位置によって重み付けすることもでき、この重み付け係数によってレイアウト領
域上での重要度が反映しやすくなる。
(5)ディジタルコンテンツにコンテンツ重要度情報が存在しない場合に、重要度分布情
報を生成する処理
(1)〜(4)の生成処理では、各ディジタルコンテンツにコンテンツ重要度情報が設
定されており、それに基づいて配置後重要度を算出したが、これに限らず、コンテンツ重
要度情報が設定されていないディジタルコンテンツに対しては、例えば、テキスト=1、
画像=2など、種別等に対してあらかじめ設定されたコンテンツ重要度情報を当てはめる
ことによって同様に算出することができる。
また、(4)の生成処理で示したレイアウト領域上での配置位置のみに基づいて配置後
重要度を算出するように構成することもできる。
(6)その他の方法により重要度分布情報を生成する処理
重要度分布情報をディジタルコンテンツの重心とそのコンテンツ重要度情報との関係で
表現してもよい。これにより、配置後重要度が高いディジタルコンテンツのレイアウト領
域上での物理的な距離が明確となり、配置後重要度が高いディジタルコンテンツ同士は遠
くし、または配置後重要度が高いディジタルコンテンツ同士は近くするなどデザインを変
更する場合に利用できる。
また、各ディジタルコンテンツに設定されているコンテンツ重要度情報を重要度分布情
報の要素として取り扱ったが、これに限らず、各ディジタルコンテンツに設定されている
コンテンツ重要度情報と、そのディジタルコンテンツの周辺に配置されているディジタル
コンテンツやディジタルコンテンツの種別(画像やテキストなど)、長さ、大きさなどか
ら独自の配置後重要度を算出することもできる。
次に、ユーザID取得部3、有料コンテンツ要素取得部6およびレイアウト内容加工部
7として実現される処理を説明する。
CPU60は、ROM62の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、
そのプログラムに従って、ユーザID取得部3、有料コンテンツ要素取得部6およびレイ
アウト内容加工部7として実現される有料コンテンツ要素適用処理を実行する。
図14は、有料コンテンツ要素適用処理を示すフローチャートである。
有料コンテンツ要素適用処理は、CPU60において実行されると、図14に示すよう
に、まず、ステップS30に移行する。
ステップS30では、レイアウト結果を提供するユーザのユーザIDを取得し、ステッ
プS31に移行して、レイアウト結果においてレイアウトされたディジタルコンテンツの
なかから配置後重要度が最も高いものを選択し、ステップS32に移行する。
ステップS32では、取得したユーザIDに対応するユーザ情報(適用条件)をユーザ
情報管理テーブル420から取得し、取得したユーザ情報に基づいて、選択したディジタ
ルコンテンツの配置後重要度が適用条件を満たしているか否かを判定し、適用条件を満た
していると判定したとき(Yes)は、ステップS34に移行する。
ステップS34では、取得したユーザIDに対応するユーザ情報(利用コストの上限)
および課金情報をユーザ情報管理テーブル440および課金情報管理テーブルから取得し
、取得したユーザ情報および課金情報に基づいて、利用コストの合計が上限以下であるか
否かを判定し、利用コストの合計が上限以下であると判定したとき(Yes)は、ステップS
36に移行する。
ステップS36では、取得したユーザIDに対応するユーザ情報(フォントの種別、フ
レームの種別)をユーザ情報管理テーブル420から取得し、選択したディジタルコンテ
ンツの種別、取得したユーザ情報および有料コンテンツ要素管理テーブル400に基づい
て有料コンテンツ要素を記憶装置70から取得し、ステップS38に移行して、取得した
有料コンテンツ要素を、選択したディジタルコンテンツに適用することによりレイアウト
内容を加工し、ステップS40に移行する。
ステップS40では、有料コンテンツ要素管理テーブル400に基づいて、取得した有
料コンテンツ要素の利用コストを算出し、ステップS42に移行して、算出した利用コス
トに基づいて、課金情報管理テーブルの課金情報のうち取得したユーザIDに対応するも
のを更新し、ステップS44に移行する。
ステップS44では、レイアウト結果においてレイアウトされたディジタルコンテンツ
のなかから配置後重要度が次に高いものを選択し、ステップS32に移行する。
一方、ステップS34で、利用コストの合計が上限を超えたと判定したとき(No)は、一
連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS32で、ディジタルコンテンツの配置後重要度が適用条件を満たして
いないと判定したとき(No)は、ステップS44に移行する。
次に、レイアウト内容加工部7として実現される他の処理を説明する。
CPU60は、ROM62の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、
そのプログラムに従って、レイアウト内容加工部7として実現されるレイアウト内容加工
処理を実行する。
レイアウト内容加工処理は、ステップS38とは別に実行される処理であって、次の6
つの加工処理(1)〜(6)のいずれかから構成される。
(1)主題の明確化のために余白を生成
主題とは、レイアウトのなかで最も主張したいディジタルコンテンツをいう。レイアウ
ト処理上では、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツをさす。主題を明確化させ
る(配置後重要度が高いディジタルコンテンツを目立つようにさせる)ことは、レイアウ
トにおいて重要な処理となる。
主題を明確化させるために、配置後重要度に基づいてディジタルコンテンツ間に余白を
生成する。配置後重要度が閾値Th1よりも高いディジタルコンテンツにおいて、ディジタ
ルコンテンツ間の距離(レイアウト間の余白量)が閾値Th2よりも低い場合、ディジタル
コンテンツ間の余白量を下式(4)により算出する。下式(4)において、xは、配置後
重要度である。
F(x) …(4)
そして、ディジタルコンテンツは、上式(4)で求められた余白量を与えるように、移
動したりサイズを変更したりする。
なお、配置後重要度の差に反比例した余白量を与えてもよい。また、配置後重要度の差
が大きければ、特に余白を設けなくてもよい。
(2)主題の明確化のために拡大縮小
主題を明確化させるために、配置後重要度に基づいてディジタルコンテンツのサイズを
変更する。配置後重要度が高いディジタルコンテンツXと、配置後重要度が低いディジタ
ルコンテンツYとの面積比を配置後重要度の比と同等にする。
これにより、配置後重要度が2倍のディジタルコンテンツは2倍の面積となるため、よ
りレイアウト領域上で目立つようにレイアウトできる。そのため、重要度分布情報に基づ
いたよりデザイン性の高いレイアウトを提供することができる。また、単純に面積比と配
置後重要度比を対応付けるだけではなく、配置後重要度の比率の乗数に基づいて面積比を
算出するなど、重要度分布情報に基づいて、ディジタルコンテンツのサイズを変更するよ
うに構成することもできる。
(3)色処理によって彩度を高める
配置後重要度に基づいてディジタルコンテンツの色(特に彩度)を変更する。配置後重
要度の比率がαであるディジタルコンテンツX、Y(X=αY)がある場合、両ディジタ
ルコンテンツの彩度がα倍になるように修正する。修正方法は、ディジタルコンテンツX
の彩度をディジタルコンテンツYの彩度のα倍以上になるようにする。彩度がα倍以上に
ならない場合は、ディジタルコンテンツYの彩度をα倍になるように落とす処理を行う。
これにより、ディジタルコンテンツXとディジタルコンテンツYの彩度がα倍となるため
、配置後重要度が高いXがより目立つデザインを提供することができる。
また、配置後重要度の比率をそのまま彩度の比率として算出したが、これに限らず、配
置後重要度に基づいて彩度を変更するような構成であればよい。
(4)テキストの場合、フォントを指定フォントに変更
配置後重要度に基づいてフォントを変更する。例えば、フォント種別と配置後重要度と
の関係を表すテーブルを用意し、これに基づいてフォントを指定フォントに変更する。こ
のテーブルは、配置後重要度が高いほどより見栄えがよいフォントが選択されるように構
成し、このテーブルを参照することによって配置後重要度に沿ったフォントに変更するこ
とができる。
(5)画像の場合は、画像枠を付加
(4)の加工処理と同様に、配置後重要度に応じて画像の枠を変更する。これにより、
配置後重要度が高い画像に対しては、見栄えのよい枠をつけることによって、よりデザイ
ン性を高めたレイアウトを提供することができる。
(6)配置後重要度が低い場合は、相対的に目立たなくさせる
配置後重要度が低いディジタルコンテンツを相対的に目立たなくさせる。
(a)配置後重要度がある閾値Th1より低く、かつ、全ディジタルコンテンツ数がある閾
値Th2より低い場合、そのディジタルコンテンツを除外するように構成する。これにより
、配置後重要度が低いディジタルコンテンツを除外し、レイアウト領域全体の主ディジタ
ルコンテンツをより際立たせることができる。
(b)配置後重要度がある閾値Th1より低く、かつ、全ディジタルコンテンツ数がある閾
値Th2より低い場合、そのディジタルコンテンツを背景化する。これにより、配置後重要
度が低いディジタルコンテンツは、背景と一体化されたディジタルコンテンツとなるため
、全体として重要なディジタルコンテンツのみを目立つようにすることができる。背景化
の方法としては、画像自体の透過率を高めることによって、容易に背景化できる。また、
背景化以外にも、ある規定色(例えば、薄い青色など)のマスクを施し、全体としての印
象を弱めることも可能である。さらに、ぼかしフィルタによってぼかし処理を施し、抽象
的が画像に変換してしまう方法も考えられる。また、色をよりグレー色に近付け目立たな
くさせることも可能である。
(c)テキストの場合は、要約する
配置後重要度が低いテキストの場合、長い本文にレイアウト領域を割くより、要約でレ
イアウト領域上の余白を生成し、重要なディジタルコンテンツ周辺の余白を増やして重要
なディジタルコンテンツを目立たせる。これにより、よりレイアウト領域全体の配置後重
要度に対するバランスがよくなり、全体としてよりよいレイアウトが提供することができ
る。
(d)画像の場合は、解像度を落とす
配置後重要度が低い画像の場合、その画像の解像度を落とすことによって、レイアウト
結果のディジタルデータを小さくすることができる。このように、配置後重要度に基づい
てレイアウトをよくするだけでなく、そのデータサイズ自体も小さくすることができる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
以下、ユーザ「UserB」にレイアウト結果を提供する場合を例にとって説明する。
ディジタルコンテンツ作成装置100では、レイアウト結果取得部1により、複数のデ
ィジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成されるレイアウト結果が取得
され、(1)〜(6)のいずれかの生成処理により重要度分布情報が生成される。
次いで、ステップS30、S31を経て、ユーザID「UserB」が取得され、各ディジ
タルコンテンツごとに配置後重要度が算出され、配置後重要度が高い順にディジタルコン
テンツが選択される。
図15は、重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。
図15(a)では、ディジタルコンテンツと重複する区分領域を太線で囲い、図15(
b)では、所定数値範囲ごとにその所定数値範囲の重要度の区分領域を太線で囲っている
図15に示すような重要度分布情報が得られた場合、各ディジタルコンテンツごとに、
そのディジタルコンテンツと重複する区分領域を特定し、特定した区分領域の重要度を合
計し、合計した重要度をそのディジタルコンテンツの配置後重要度とする。また、配置後
重要度の平均は、ディジタルコンテンツの配置後重要度を、そのディジタルコンテンツと
重複する区分領域の数で除算することにより算出する。
図16は、重要度分布情報から求まる各ディジタルコンテンツの配置後重要度を示す表
である。
その結果、図15の重要度分布情報から、図16に示すような算出結果が得られる。図
16の例では、テキスト1、画像1、画像2、テキスト2について配置後重要度がそれぞ
れ「1806」、「654」、「1345」、「704」であり、配置後重要度の平均がそれぞれ「24」
「13」「24」「14」である。したがって、テキスト1、画像2、テキスト2、画像1の順
で配置後重要度が高いので、その順序で選択される。
そして、ステップS32を経て、ユーザID「UserB」に対応するユーザ情報が取得さ
れ、配置後重要度が適用条件を満たしているか否かが判定される。その結果、適用条件を
満たしていると判定されると、ステップS34〜S38を経て、有料コンテンツ要素が取
得され、取得された有料コンテンツ要素に基づいてレイアウト結果のレイアウト内容が加
工される。
ユーザ情報管理テーブル420が図4の内容である場合、まず、配置後重要度が「1000
」から「1500」までとなっている第1適用条件に対しては、画像2の配置後重要度が条件
を満たし、配置後重要度が「1500」以上となっている第2適用条件に対しては、テキスト
1および画像2の配置後重要度が条件を満たす。
図17は、本実施の形態および対比例についてレイアウト内容の加工結果の違いを示す
図である。
(1) テキスト1の加工
テキスト1は文字列であるため、有料のフォントを使うかが決定される。いま、テキス
ト1の配置後重要度が第2適用条件を満たしているので、テキスト1に対してはフォント
Bが適用候補となる。ユーザ情報管理テーブル440が図5の内容である場合、フォント
Bのコストが「500円」であり、ユーザ「UserB」の上限「1000円」を超えていない。その
ため、テキスト1に対してはフォントBが適用される。
(2)画像2の加工
画像2は画像であるため、有料のフレームを使うかが決定される。いま、画像2の配置
後重要度が第1適用条件および第2適用条件を満たしているので、画像2に対してはフレ
ーム1、2が適用候補となる。フレーム1のコストが「500円」であるので、フォントB
と合わせて利用コストの合計が「1000円」となり、上限「1000円」を超えていない。これ
に対し、フレーム2のコストが「1000円」であるので、フォントBと合わせて利用コスト
の合計が「1500円」となり、上限「1000円」を超えてしまう。そのため、画像2に対して
はフレーム1が適用される。
これらの結果、図17(a)に示すような加工結果が得られる。
これに対し、配置後重要度ではなくコンテンツ重要度情報に基づいて有料コンテンツ要
素適用処理を実行した場合、テキスト1、2および画像1、2に対してコンテンツ重要度
情報として「3」、「2」、「1」および「3」が設定されているとすると、テキスト1
、画像2のコンテンツ重要度情報が最も高いので、テキスト1、画像2が優先的に選択さ
れる。例えば、画像優先の設定がされている場合は、画像2、テキスト1の順で選択され
る。
(1)画像2の加工
画像2は画像であるため、有料のフレームを使うかが決定される。いま、画像2の配置
後重要度が第1適用条件および第2適用条件を満たしているので、画像2に対してはフレ
ーム1、2が適用候補となる。フレーム1、2のコストが「500円」、「1000円」であり
、いずれも上限「1000円」を超えていない。そのため、第1適用条件よりも第2適用条件
を優先する設定がされている場合は、画像2に対してはフレーム2が適用される。
(2)テキスト1の加工
テキスト1は文字列であるため、有料のフォントを使うかが決定される。いま、テキス
ト1の配置後重要度が第2適用条件を満たしているので、テキスト1に対してはフォント
Bが適用候補となる。フォントBのコストが「500円」であるので、フレーム2と合わせ
て利用コストの合計が「1500円」となり、上限「1000円」を超えてしまう。そのため、テ
キスト1に対しては有料のフォントが適用されない。
これらの結果、図17(b)に示すような加工結果が得られる。
このように、コンテンツ重要度情報に基づいて有料コンテンツ要素を適用する場合は、
レイアウト内容全体として最も重要なテキスト1がまったく処理されず、画像2のみが処
理されてしまうという偏ったレイアウト結果となってしまう場合がある。これに対し、本
実施の形態のように、重要度分布情報に基づいて有料コンテンツ要素を適用する場合は、
レイアウト内容全体として重要なテキスト1、画像2が両方とも処理されるので、レイア
ウト内容全体のレイアウトバランスがよいレイアウト結果が得られる。さらに、重要度分
布情報に基づく場合は、配置後重要度の差が細かくなるので、精度の高い処理を行うこと
ができる。
有料コンテンツ要素が適用されると、さらに、(1)〜(6)のいずれかの加工処理に
よりレイアウト結果のレイアウト内容が加工される。
このようにして、本実施の形態では、ディジタルコンテンツの重要度を示すコンテンツ
重要度情報に基づいて、レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体の
レイアウト内容に対する重要度の分布を示す重要度分布情報を生成し、生成した重要度分
布情報に基づいて有料コンテンツ要素を取得し、取得した有料コンテンツ要素に基づいて
レイアウト領域のレイアウト内容を加工する。
これにより、レイアウト領域におけるレイアウト内容全体のバランスを考慮してレイア
ウト内容を加工することが可能となるので、レイアウト内容全体のレイアウトバランスが
よい出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。また、レイアウト内容全体の
バランスを考慮して有料コンテンツ要素が取得されるので、低コストでデザイン性の高い
出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
さらに、本実施の形態では、有料コンテンツ要素としてフレームを取得し、取得したフ
レームを、レイアウト領域にレイアウトされている画像に適用する。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われる画像に対して、
デザイン性が高い有料のフレームが適用されるので、デザイン性の高い出力用ディジタル
コンテンツを作成することができる。
さらに、本実施の形態では、有料コンテンツ要素としてフォントを取得し、取得したフ
ォントを、レイアウト領域にレイアウトされているテキストに適用する。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるテキストに対し
て、デザイン性が高い有料のフォントが適用されるので、デザイン性の高い出力用ディジ
タルコンテンツを作成することができる。
さらに、本実施の形態では、有料コンテンツ要素を適用する重要度の条件である適用条
件を含むユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報に基づいて配置後重要度が適用条件を
満たしていると判定したときは、有料コンテンツ要素を取得する。
これにより、各ユーザごとに有料コンテンツ要素を適用する条件を設定することができ
る。
さらに、本実施の形態では、有料コンテンツ要素の利用によって発生する利用コストの
上限を含むユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報に基づいて、利用に要するコストの
合計が利用コストの上限を超えないように有料コンテンツ要素を取得する。
これにより、各ユーザごとに利用コストの上限を設定することができる。
さらに、本実施の形態では、レイアウト領域を複数の領域に区分したときの各区分領域
ごとに、その区分領域および周辺区分領域と重なり合うディジタルコンテンツに対応する
コンテンツ重要度情報に基づいてその区分領域の重要度を算出し、算出した重要度に基づ
いて重要度分布情報を生成する。
これにより、レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体を考慮しな
がら重要度が算出されるので、ディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要
度を的確に把握することができる。
上記第1の実施の形態において、有料コンテンツ要素記憶部4および記憶装置70は、
形態1、10または19の有料コンテンツ要素記憶手段に対応し、課金情報記憶部8およ
び記憶装置70は、形態6、15または24の課金情報記憶手段に対応し、ユーザ情報記
憶部5および記憶装置70は、形態7、16若しくは25の重要度条件情報記憶手段、ま
たは形態8、17若しくは26の利用コスト上限情報記憶手段に対応している。また、重
要度分布情報生成部2およびステップS10〜S16は、形態1の全体重要度情報生成手
段に対応し、ステップS10〜S16は、形態10または19の全体重要度情報生成ステ
ップに対応し、ユーザID取得部3およびステップS30は、形態7または8のユーザ識
別情報取得手段に対応している。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS30は、形態16、17、25また
は26のユーザ識別情報取得ステップに対応し、有料コンテンツ要素取得部6およびステ
ップS31〜S36、S44は、形態1ないし3、6ないし8の有料コンテンツ要素取得
手段に対応している。また、ステップS31〜S36、S44は、形態10ないし12、
15ないし17、19ないし21、24ないし26の有料コンテンツ要素取得ステップに
対応し、レイアウト内容加工部7およびステップS38は、形態1ないし3のレイアウト
内容加工手段に対応している。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS38は、形態10ないし12、19
ないし21のレイアウト内容加工ステップに対応し、課金情報更新部9およびステップS
40、S42は、形態6の課金情報更新手段に対応し、ステップS40、S42は、形態
15または24の課金情報更新ステップに対応している。また、重要度分布情報は、形態
1、7、10、16、19または25の全体重要度情報に対応し、ユーザIDは、形態7
、8、16、17、25または26のユーザ識別情報に対応し、ユーザ情報は、形態7、
16若しくは25の重要度条件情報、または形態8、17若しくは26の利用コスト上限
情報に対応している。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図18ないし図20
は、本発明に係るディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プ
ログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法の第2の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、有料コンテンツ要素として文字処理
または画像処理を行う処理モジュールを適用する点が異なる。なお、以下、上記第1の実
施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分につい
ては同一の符号を付して説明を省略する。
記憶装置70は、テキストの文字に対して装飾、デザインその他の加工を行う文字処理
の処理モジュール、および画像に対して装飾、デザインその他の加工を行う画像処理の処
理モジュールを有料コンテンツ要素として記憶している。
次に、有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を説明する。
図18は、有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。
有料コンテンツ要素管理テーブル400には、図18に示すように、各有料コンテンツ
要素ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、有料コンテンツ要素の種別
、内容、利用に要するコストおよび有料コンテンツ要素の保存場所をそれぞれ登録するフ
ィールドを含んで構成されている。
図18の例では、第1段目のレコードには、種別、内容およびコストとして、「テキス
ト」、「文字処理A」および「200円」が登録されている。これは、文字処理Aの処理
モジュールの利用に要するコストが1回につき200円であり、文字処理Aの処理モジュ
ールがディジタルコンテンツのテキストに適用可能であることを示している。
次に、ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を説明する。
図19は、ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。
ユーザ情報管理テーブル420には、図19に示すように、各ユーザごとに1つのレコ
ードが登録されている。各レコードは、ユーザID、適用条件、文字処理の種別および画
像処理の種別をそれぞれ登録するフィールドを含んで構成されている。
図19の例では、第1段目のレコードには、ユーザID、適用条件、文字処理の種別お
よび画像処理の種別として、「UserA」、「平均が20以上」、「文字処理B」および「
画像処理B」が登録されている。これは、ユーザ「UserA」については、配置後重要度の
平均が「20」以上となるテキストに対しては文字処理Bの処理モジュールを、配置後重
要度の平均が「20」以上となる画像に対しては画像処理Bの処理モジュールを適用する
ことを示している。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図20は、レイアウト結果およびレイアウト内容の加工結果を示す図である。
レイアウト結果取得部1により、図20(a)に示すようなレイアウト結果が得られた
とする。
ユーザ情報管理テーブル420が図19の内容である場合、まず、配置後重要度が「10
00」から「1500」までとなっている第1適用条件に対しては、画像2の配置後重要度が条
件を満たし、配置後重要度が「1500」以上となっている第2適用条件に対しては、テキス
ト1および画像2の配置後重要度が条件を満たす。
(1) テキスト1の加工
テキスト1は文字列であるため、有料の文字処理を行うかが決定される。いま、テキス
ト1の配置後重要度が第2適用条件を満たしているので、テキスト1に対しては文字処理
Bの処理モジュールが適用候補となる。ユーザ情報管理テーブル440が図5の内容であ
る場合、文字処理Bの処理モジュールのコストが「500円」であり、ユーザ「UserB」の上
限「1000円」を超えていない。そのため、テキスト1に対しては文字処理Bの処理モジュ
ールが適用される。文字処理Bは、例えば、形態素解析による改行位置を変更し、フォン
トの色を変更し、影文字を追加するという処理である。
(2)画像2の加工
画像2は画像であるため、有料の画像処理を行うかが決定される。いま、画像2の配置
後重要度が第1適用条件および第2適用条件を満たしているので、画像2に対しては画像
処理A、Bの処理モジュールが適用候補となる。画像処理Aの処理モジュールのコストが
「500円」であるので、文字処理Bの処理モジュールと合わせて利用コストの合計が「100
0円」となり、上限「1000円」を超えていない。これに対し、画像処理Bの処理モジュー
ルのコストが「1000円」であるので、文字処理Bの処理モジュールと合わせて利用コスト
の合計が「1500円」となり、上限「1000円」を超えてしまう。そのため、画像2に対して
は画像処理Aの処理モジュールが適用される。画像処理Aは、例えば、画像の色を変更し
、模様を追加するという処理である。
これらの結果、図20(b)に示すような加工結果が得られる。
このようにして、本実施の形態では、有料コンテンツ要素として処理モジュールを取得
し、取得した処理モジュールを、レイアウト領域にレイアウトされているディジタルコン
テンツに適用する。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるディジタルコン
テンツに対して、デザイン性が高い有料の処理モジュールが適用されるので、デザイン性
の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
上記第2の実施の形態において、レイアウト内容加工部7およびステップS38は、形
態4のレイアウト内容加工手段に対応し、ステップS38は、形態13または22のレイ
アウト内容加工ステップに対応し、有料コンテンツ要素取得部6およびステップS31〜
S36、S44は、形態4の有料コンテンツ要素取得手段に対応している。また、ステッ
プS31〜S36、S44は、形態13または22の有料コンテンツ要素取得ステップに
対応し、処理モジュールは、形態4、13または22の処理規定情報に対応している。
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図21ないし図23
は、本発明に係るディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プ
ログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法の第3の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、有料コンテンツ要素として背景画像
または付加画像を適用する点が異なる。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分
についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付し
て説明を省略する。
記憶装置70は、背景画像および付加画像を有料コンテンツ要素として記憶している。
次に、有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を説明する。
図21は、有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。
有料コンテンツ要素管理テーブル400には、図21に示すように、各有料コンテンツ
要素ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、有料コンテンツ要素の種別
、内容、利用に要するコストおよび有料コンテンツ要素の保存場所をそれぞれ登録するフ
ィールドを含んで構成されている。
図21の例では、第1段目のレコードには、種別、内容およびコストとして、「背景画
像」、「背景画像A」および「200円」が登録されている。これは、背景画像Aの利用
に要するコストが1回につき200円であり、背景画像Aがディジタルコンテンツの背景
画像に適用可能であることを示している。
次に、ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を説明する。
図22は、ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。
ユーザ情報管理テーブル420には、図22に示すように、各ユーザごとに1つのレコ
ードが登録されている。各レコードは、ユーザID、適用条件、背景画像の種別および付
加画像の種別をそれぞれ登録するフィールドを含んで構成されている。
図22の例では、第1段目のレコードには、ユーザID、適用条件、背景画像の種別お
よび付加画像の種別として、「UserA」、「平均が20以上」、「背景画像A」および「
付加画像B」が登録されている。これは、ユーザ「UserA」については、配置後重要度の
平均が「20」以上となる画像を背景画像Aまたは付加画像Bに変更することを示してい
る。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図23は、レイアウト結果およびレイアウト内容の加工結果を示す図である。
レイアウト結果取得部1により、図23(a)に示すようなレイアウト結果が得られた
とする。また、画像2には、背景画像であることを示すカテゴリ情報が付加されていると
する。
ユーザ情報管理テーブル420が図22の内容である場合、まず、配置後重要度が「10
00」から「1500」までとなっている第1適用条件に対しては、画像2の配置後重要度が条
件を満たし、配置後重要度が「1500」以上となっている第2適用条件に対しては、テキス
ト1および画像2の配置後重要度が条件を満たす。
画像2は背景画像であるため、有料の背景画像に変更するかが決定される。いま、画像
2の配置後重要度が第1適用条件を満たしているので、画像2に対しては背景画像Aが適
用候補となる。背景画像Aのコストが「200円」であり、ユーザ「UserB」の上限「1000円
」を超えていない。そのため、画像2は背景画像Aに変更される。
これらの結果、図23(b)に示すような加工結果が得られる。これは、例えば、背景
画像Aにアイドルなどの肖像権を有する画像を利用する場合や、ある有名デザイナがデザ
インした画像を利用する場合に主に適用される。
なお、付加画像であることを示すカテゴリ情報が画像2に付加されている場合は、画像
2の配置後重要度が第2適用条件を満たしているので、画像2は付加画像Bに変更される
このようにして、本実施の形態では、有料コンテンツ要素として背景画像または付加画
像を取得し、レイアウト領域にレイアウトされている画像を、取得した背景画像または付
加画像に変更する。
これにより、レイアウト内容全体のバランスを考慮して重要と思われるディジタルコン
テンツが、デザイン性が高い有料の背景画像または付加画像に変更されるので、デザイン
性の高い出力用ディジタルコンテンツを作成することができる。
上記第3の実施の形態において、レイアウト内容加工部7およびステップS38は、形
態5のレイアウト内容加工手段に対応し、ステップS38は、形態14または23のレイ
アウト内容加工ステップに対応し、有料コンテンツ要素取得部6およびステップS31〜
S36、S44は、形態5の有料コンテンツ要素取得手段に対応している。また、ステッ
プS31〜S36、S44は、形態14または23の有料コンテンツ要素取得ステップに
対応している。
次に、本発明の第4の実施の形態を図面に基づいて説明する。図24ないし図47は、
本発明に係るディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログ
ラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法の第4の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、上記第1ないし第3の実施の形態に対して、コンテンツ群属性情報に
基づいてレイアウトの調整およびデザインを行う点が異なる。なお、以下、上記第1ない
し第3の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1ないし第3の実施の形態
と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、図24に基づいてディジタルコンテンツ作成装置100の構成を説明する。
図24は、ディジタルコンテンツ作成装置の構成を示すブロック図である。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、図24に示すように、ユーザからの指示に応
じて選択されたレイアウトテンプレートおよびディジタルコンテンツに基づいて、ディジ
タルコンテンツを自動的に初期レイアウトする自動レイアウト部10と、様々な種類のデ
ィジタルコンテンツが登録されたコンテンツDB11と、様々な種類のレイアウトテンプ
レートが登録されたテンプレートDB12とを有して構成されている。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、初期レイアウトによって作成された
出力用ディジタルコンテンツに基づいて、コンテンツ群属性情報を生成するコンテンツ群
属性情報生成部13と、コンテンツ群属性情報記憶部14と、コンテンツ群属性情報生成
部13で生成したコンテンツ群属性情報をコンテンツ群属性情報記憶部14に登録するコ
ンテンツ群属性情報登録部14aとを有して構成されている。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、コンテンツ群属性情報記憶部14の
コンテンツ群属性情報に基づいて、初期レイアウトされたディジタルコンテンツのレイア
ウト内容を調整するレイアウト調整部15と、レイアウト調整部15でレイアウト内容が
調整後のディジタルコンテンツに基づいてコンテンツ群属性情報を更新するとともにデザ
イン部17においてデザインが施された後の出力用ディジタルコンテンツに基づいてコン
テンツ群属性情報を更新するコンテンツ群属性情報更新部16とを有して構成されている
自動レイアウト部10は、後述する入力装置74を介したユーザからの指示に応じて、
テンプレートDB11から当該指示に応じたレイアウトテンプレートを取得するとともに
、コンテンツDB12から前記ユーザの指示に応じたディジタルコンテンツを取得する機
能を有している。さらに、この取得したレイアウトテンプレートに設定されているレイア
ウト情報に基づいて、前記取得したディジタルコンテンツを前記取得したレイアウトテン
プレートに自動的に初期レイアウトする機能(自動レイアウト機能)を有している。
ここで、レイアウトテンプレートは、例えば、各ディジタルコンテンツのカテゴリ情報
(タイトル、本文、メイン画像、サブ画像等)、各ディジタルコンテンツのカテゴリに応
じた配置位置の情報(例えば、印刷用紙領域内での配置位置の情報)、各ディジタルコン
テンツのレイアウトされる領域に対応したコンテンツ重要度情報、テキストのディジタル
コンテンツに対する、フォントサイズ、フォント種類、色彩、文字間隔、行ピッチなどの
情報、画像のディジタルコンテンツに対する、画像の数、品質、大きさ、割合などの情報
等を含むレイアウト情報から構成される。なお、これらはXML(eXtensible Markup La
nguage)等により記述されている。
なお、自動レイアウトの処理方法およびテンプレートの構成は、上記説明したものに限
らず、本発明を実現可能な処理方法であれば、他の自動レイアウト処理方法を用いてもよ
いし、本発明を実現可能な構成であれば、他の構成のレイアウトテンプレートを用いても
よい。
テンプレートDB11は、カタログやポスター等の目的のディジタルコンテンツに応じ
た様々な種類のレイアウトテンプレートが登録されたDBである。
コンテンツDB12は、タイトル、本文、キャッチフレーズ等の様々な種類のテキスト
データ、背景画像、人物画像、動物画像、商品画像等の様々な種類の画像データ等のディ
ジタルコンテンツが登録されたDBである。
コンテンツ群属性情報生成部13は、レイアウトテンプレートに初期レイアウトされた
ディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する属性情報であるコンテンツ群属性情
報を生成する機能を有している。なお、本実施の形態においては、単一ページ、複数ペー
ジ、単一セクション、複数セクションなどの領域を設定することが可能となっており、設
定された領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する属
性情報を生成するようになっている。また、本実施の形態において、前記生成するコンテ
ンツ群属性情報は、前記設定された領域(以下、設定領域と称す)における、ディジタル
コンテンツ全体の配置情報、ディジタルコンテンツ全体の重なり情報、ディジタルコンテ
ンツ全体に対する余白情報、ディジタルコンテンツ全体の色分布情報、およびディジタル
コンテンツ全体の重要度分布情報を生成するようになっている。
コンテンツ群属性情報記憶部14は、後述する記憶装置70の所定領域から構成されて
おり、コンテンツ群属性情報生成部13において生成されたコンテンツ群属性情報や、コ
ンテンツ群属性情報更新部16によって更新されたコンテンツ群属性情報を、所定領域に
記憶保持する機能を有している。
レイアウト調整部15は、コンテンツ群属性情報記憶部14のコンテンツ群属性情報に
基づいて、自動レイアウト部10で初期レイアウトされたディジタルコンテンツのレイア
ウト内容を調整する機能を有している。本実施の形態においては、ディジタルコンテンツ
の重なり除去、グリッドの調整、画像サイズの調整、フォントサイズの調整、フォント種
別の調整、および色の調整を行うようになっている。
コンテンツ群属性情報更新部16は、レイアウト調整部15で調整後のディジタルコン
テンツの情報、例えば、移動後の各ディジタルコンテンツの配置情報、サイズ変更後の各
ディジタルコンテンツのサイズ情報、色変換後の各ディジタルコンテンツの色情報等に基
づいて、上記したコンテンツ群属性情報を再生成し、再生成後のコンテンツ群属性情報に
基づいて、コンテンツ群属性情報記憶部14のコンテンツ群属性情報を更新する機能を有
している。さらに、後述するデザイン部17においてデザインの施された後のディジタル
コンテンツの情報に基づいて、例えば、サイズ変換後の各ディジタルコンテンツのサイズ
情報、色変換後の各ディジタルコンテンツの色情報などに基づいて、コンテンツ群属性情
報記憶部15のコンテンツ群属性情報を更新する機能を有している。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、ユーザID取得部3、有料コンテン
ツ要素記憶部4、ユーザ情報記憶部5、有料コンテンツ要素取得部6、課金情報記憶部8
および課金情報更新部9を有して構成されている。
ディジタルコンテンツ作成装置100は、さらに、デザイン知識情報を記憶するデザイ
ン知識情報記憶部18と、レイアウト調整部15において調整後の出力用ディジタルコン
テンツ、調整後のコンテンツ群属性情報、デザイン知識情報記憶部18のデザイン知識情
報、および取得した有料コンテンツ要素に基づいて、調整後の出力用ディジタルコンテン
ツにデザインを施すデザイン部17と、デザイン部17でデザインを施された出力用ディ
ジタルコンテンツを出力する出力用ディジタルコンテンツ出力部19とを有して構成され
ている。
デザイン知識情報記憶部18は、カタログやポスターなどに対する、デザイナ等のレイ
アウトデザインの知識をルール化および情報化したデザイン知識情報を記憶保持する機能
を有している。
デザイン部17は、調整後の出力用ディジタルコンテンツに対して有料コンテンツ要素
を適用する。また、デザイン知識情報に基づいて、調整後の出力用ディジタルコンテンツ
に対してデザインを施す機能を有している。つまり、デザイナのデザイン知識に基づいて
、出力用ディジタルコンテンツのデザイン性を高める処理を施す。
出力用ディジタルコンテンツ出力部19は、デザイン部17においてデザインが施され
た出力用ディジタルコンテンツを、後述する出力装置72に出力する機能を有している。
例えば、出力装置72が表示装置であれば、出力用ディジタルコンテンツを表示出力し、
出力装置72が印刷装置であれば、印刷出力する。
次に、図25ないし図28に基づいて、出力用ディジタルコンテンツ作成処理を説明す
る。
図25は、出力用ディジタルコンテンツ作成処理の一例を示すフローチャートである。
図25のフローチャートに示すように、まず、ディジタルコンテンツ作成装置100は
、電源投入後、出力用ディジタルコンテンツ作成処理のための所定の初期動作が終了した
ならば、ステップS100に移行して、自動レイアウト部10において、入力装置74を
介して取得された選択指示に基づいて、ユーザがレイアウトテンプレートを選択したか否
かを判定し、選択したと判定された場合(Yes)は、ステップS102に移行して、そうで
ない場合(No)は、選択されるまで判定処理を続行する。
ステップS102では、自動レイアウト部10において、ステップS100で選択され
たレイアウトテンプレートを、テンプレートDB11から取得し、ステップS104に移
行する。
図26は、レイアウトテンプレートにおける各ディジタルコンテンツの配置位置の一例
を示す図である。
ここでは、レイアウトテンプレートとして、例えば、テキスト1、画像1、画像2およ
びテキスト2の4種類のディジタルコンテンツを、図26に示す配置関係で配置するレイ
アウトテンプレートが取得されたとする。また、レイアウトテンプレートにおいては、テ
キスト1のレイアウト情報として「カテゴリ=タイトル、コンテンツ重要度情報=Hig
h、align=Top:Left、フォントサイズ=96pt」が設定されている。ま
た、画像1のレイアウト情報として「カテゴリ=サブ画像、コンテンツ重要度情報=Lo
w、align=Top:Left」が設定されている。また、画像2のレイアウト情報
として「カテゴリ=メイン画像、コンテンツ重要度情報=High、align=Top
:Left」が設定されている。また、テキスト2のレイアウト情報として「カテゴリ=
本文、コンテンツ重要度情報=Middle、align=Top:Left、フォント
サイズ=16pt」が設定されている。
ステップS104では、自動レイアウト部10において、入力装置74を介して取得さ
れた選択指示に基づいて、ユーザがディジタルコンテンツを選択したか否かを判定し、選
択したと判定された場合(Yes)は、ステップS106に移行して、そうでない場合(No)は
、選択されるまで判定処理を続行する。
ステップS106では、ステップS104で選択されたディジタルコンテンツをコンテ
ンツDB12から取得し、ステップS108に移行する。
図27は、図26のレイアウトテンプレートにレイアウトするディジタルコンテンツの
一例を示す図である。
ここでは、上記取得したレイアウトテンプレートに対するディジタルコンテンツとして
、例えば、図27に示すように、テキスト1に対しては「新しいプリンタの登場」が取得
され、画像1に対しては人物画像が取得され、画像2に対してはプリンタ画像が取得され
、テキスト2に対しては「高速印刷と高画質とを両立させた新機能を搭載」が取得される
ステップS108では、自動レイアウト部10において、ステップS102で取得した
レイアウトテンプレートに、ステップS104で取得したディジタルコンテンツを初期レ
イアウトする自動レイアウト処理を実行し、ステップS110に移行する。
図28は、図27のディジタルコンテンツの初期レイアウト結果の一例を示す図である
初期レイアウト結果は、例えば、図28に示すように、テキスト1のタイトルの一部と
画像1の人物画像の一部とが重なり、さらに、画像1の人物画像の一部と画像2のプリン
タ画像の一部とが重なった状態となる。
ステップS110では、コンテンツ群属性情報生成部13において、ステップS108
で初期レイアウトされ作成されたディジタルコンテンツの情報に基づいてコンテンツ群属
性情報を生成し、ステップS112に移行する。
ステップS112では、コンテンツ群属性情報登録部14aにおいて、ステップS11
0で生成されたコンテンツ群属性情報をコンテンツ群属性情報記憶部14に登録し、ステ
ップS114に移行する。
ステップS114では、レイアウト調整部15において、ステップS112で登録され
たコンテンツ群属性情報に基づいて、ステップS108で初期レイアウトにより生成され
た出力用ディジタルコンテンツのレイアウト内容に対してレイアウト調整処理を実行し、
ステップS116に移行する。
ステップS116では、デザイン部17において、レイアウト調整処理が完了したか否
かを判定し、完了したと判定された場合(Yes)は、ステップS118に移行して、そうで
ない場合(No)は、完了するまで判定処理を続行する。
ステップS118では、デザイン部17において、デザイン知識情報記憶部18からデ
ザイン知識情報を取得し、取得したデザイン知識情報、コンテンツ群属性情報記憶部14
のコンテンツ群属性情報、および有料コンテンツ要素記憶部4の有料コンテンツ要素に基
づいて、ステップS114でレイアウト調整された出力用ディジタルコンテンツに対して
デザイン処理を実行し、ステップS120に移行する。
ステップS120では、コンテンツ群属性情報更新部16において、デザイン処理の施
された出力用ディジタルコンテンツの情報に基づいてコンテンツ群属性情報を生成し、生
成したコンテンツ群属性情報に基づいてコンテンツ群属性情報記憶部14のコンテンツ群
属性情報を更新し、ステップS122に移行する。
ステップS122では、デザイン部17において、デザイン処理が完了したか否かを判
定し、デザイン処理が完了したと判定された場合(Yes)は、ステップS124に移行して
、そうでない場合(No)は、ステップS118に移行する。
ステップS124では、出力用ディジタルコンテンツ出力部19において、デザイン処
理の完了した出力用ディジタルコンテンツを出力装置72に出力して処理を終了する。
次に、図29に基づいて、ステップS110のコンテンツ群属性情報生成処理を説明す
る。
図29は、コンテンツ群属性情報生成部13におけるコンテンツ群属性情報生成処理を
示すフローチャートである。
図29に示すように、まず、ステップS200に移行して、配置情報生成処理を実行し
て配置情報を生成し、ステップS202に移行する。ここで、配置情報は、レイアウトテ
ンプレートにおける各ディジタルコンテンツの配置位置を示す情報であり、本実施の形態
においては、各ディジタルコンテンツの形状情報、座標情報を含んで構成される情報であ
る。
ステップS202では、重なり情報生成処理を実行して重なり情報を生成し、ステップ
S204に移行する。ここで、重なり情報は、設定領域にレイアウトされた各ディジタル
コンテンツの重なり状態を示す情報であり、本実施の形態においては、重なっているディ
ジタルコンテンツの個数情報、重なっている部分の領域の情報(重なり量の情報)などを
含んで構成される情報である。
ステップS204では、余白領域情報生成処理を実行して余白領域情報を生成し、ステ
ップS206に移行する。ここで、余白領域情報は、設定領域における、当該設定領域に
レイアウトされた各ディジタルコンテンツの占有する領域以外の余白部分の領域の情報で
あり、例えば、この余白領域を所定サイズの矩形領域に近似した場合の領域情報(座標情
報)、前記余白領域を楕円形の領域に近似した場合の領域情報(座標情報)などを生成す
る。
ステップS206では、色分布情報生成処理を実行して色分布情報を生成し、ステップ
S208に移行する。ここで、色分布情報は、設定領域における色の分布を示す情報であ
り、本実施の形態においては、設定領域にレイアウトされた各ディジタルコンテンツの代
表色の情報と、その領域情報とを含んで構成される情報である。
ステップS208では、重要度分布情報生成処理を実行して重要度分布情報を生成し、
一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ここで、重要度分布情報は、設定領域にレイ
アウトされた各ディジタルコンテンツの重要度の分布を示す情報であり、本実施の形態に
おいては、レイアウトテンプレートに設定された各領域のコンテンツ重要度情報に基づい
て算出された各ディジタルコンテンツのコンテンツ重要度情報と、その領域情報とを含ん
で構成される情報である。
次に、図30ないし図32に基づいて、ステップS200の配置情報生成処理を説明す
る。
図30は、コンテンツ群属性情報生成部13における配置情報生成処理を示すフローチ
ャートである。
図30に示すように、まず、ステップS300に移行して、設定領域にレイアウトされ
たディジタルコンテンツを選択し、ステップS302に移行する。
ステップS302では、ステップS300で選択したディジタルコンテンツは、グルー
プ化されたものか否かを判定し、グループ化されたものであると判定された場合(Yes)は
、ステップS304に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS310に移行する。
ステップS304では、グループを構成する各ディジタルコンテンツごとに領域情報を
取得し、ステップS306に移行する。
図31は、グループ化されたディジタルコンテンツの一例を示す図である。
例えば、自動レイアウト処理により作成された出力用ディジタルコンテンツにおける画
像1および画像2の領域にレイアウトされた人物画像のディジタルコンテンツとプリンタ
画像のディジタルコンテンツに着目すると、これらのディジタルコンテンツは、図31(
a)および(b)に示すように、人物画像は、ディジタルコンテンツaおよびbの2つの
ディジタルコンテンツがグループ化されて構成されたものとなっており、プリンタ画像は
、ディジタルコンテンツcおよびdの2つのディジタルコンテンツがグループ化されて構
成されたものとなっている。したがって、本実施の形態においては、人物画像のディジタ
ルコンテンツの場合は、これを構成するディジタルコンテンツaおよびbの領域情報をそ
れぞれ別々に取得し、プリンタ画像のディジタルコンテンツの場合は、これを構成するデ
ィジタルコンテンツcおよびdの領域情報をそれぞれ別々に取得する。また、テキストの
ディジタルコンテンツについては、レイアウト領域における各行ごとに領域情報が取得さ
れ、図28に示すレイアウト結果においては、タイトルの「新しいプリンタの情報」に着
目すると、「新しいプリン」と「タの情報」との2つのディジタルコンテンツがグループ
化されたディジタルコンテンツであるとして、これら2つのディジタルコンテンツのそれ
ぞれに対して別々に領域情報を取得する。
ステップS306では、設定領域にレイアウトされたすべてのディジタルコンテンツを
選択したか否かを判定し、選択したと判定された場合(Yes)は、ステップS308に移行
して、そうでない場合(No)は、ステップS300に移行する。
ステップS308では、取得した領域情報に基づいて配置情報を生成し、一連の処理を
終了して元の処理に復帰する。本実施の形態において、配置情報は、ディジタルコンテン
ツが画像情報であれば、画像の形状情報(円形、矩形、楕円形など)および画像の代表座
標情報(円の中心座標、矩形の外縁の頂点座標など)から構成され、ディジタルコンテン
ツがテキストであれば、テキストボックスの形状情報および座標情報から構成される。
図32は、各コンテンツ群属性情報を視覚化した場合の一例を示す図である。
図28のレイアウト結果に対して生成された配置情報を視覚化すると、図32(a)に
示すようになる。図32(a)を見ると分かるように、テキストのディジタルコンテンツ
がレイアウトされている領域は矩形の領域として配置情報が構成されている。
一方、ステップS302において、ステップS300で選択したディジタルコンテンツ
がグループ化されたものではなくステップS310に移行した場合は、選択したコンテン
ツの領域情報を取得し、ステップS306に移行する。
次に、図32および図33に基づいて、ステップS202の重なり情報生成処理を説明
する。
図33は、コンテンツ群属性情報生成部13における重なり情報生成処理を示すフロー
チャートである。
図33に示すように、まず、ステップS400に移行して、上記した配置情報生成処理
において生成された配置情報を取得し、ステップS402に移行する。
ステップS402では、ステップS400で取得した配置情報に基づいて、設定領域内
において重なっているディジタルコンテンツがあるか否かを判定し、あると判定された場
合(Yes)は、ステップS404に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS408に
移行する。
ステップS404では、配置情報に基づいて、他のディジタルコンテンツと重なってい
るディジタルコンテンツの個数を算出し、ステップS406に移行する。
ステップS406では、配置情報に基づいて、重なり合うディジタルコンテンツの重な
っている部分の領域座標を算出し、ステップS408に移行する。
ステップS408では、ステップS404で算出した重なり個数、およびステップS4
06で算出した重なり部分の領域座標(重なり量)に基づいて、重なり情報を生成し、一
連の処理を終了して元の処理に復帰する。図28のレイアウト結果に対して生成された重
なり情報を視覚化すると、図32(b)に示すように、重なっている部分の領域が表示さ
れる。なお、設定領域内に重なっているディジタルコンテンツがない場合は、重なりがな
いことを示す重なり情報を生成する。
次に、図32および図34に基づいて、ステップS204の余白領域情報生成処理を説
明する。
図34は、コンテンツ群属性情報生成部13における余白領域情報生成処理を示すフロ
ーチャートである。
図34に示すように、まず、ステップS500に移行して、上記した配置情報生成処理
において生成された配置情報を取得し、ステップS502に移行する。
ステップS502では、設定領域の情報を取得し、ステップS504に移行する。ここ
で、設定領域の情報とは、設定領域が単一ページの領域であれば、単一ページの領域の範
囲情報となり、複数ページの領域であれば、複数ページの領域の範囲情報(ページ構成が
どのページも同一であれば単一ページの領域の範囲情報でもよい)となり、単一セクショ
ンの領域であれば、単一セクションの領域の範囲情報となり、複数セクションの領域であ
れば、複数セクションの領域の範囲情報となる。
ステップS504では、ステップS500で取得した配置情報、およびステップS50
2で取得した設定領域の範囲情報に基づいて、設定領域にレイアウトされたディジタルコ
ンテンツの占める領域以外の領域である余白領域の座標を算出し、ステップS506に移
行する。
ステップS506では、ステップS504で算出した余白領域の座標に基づいて、余白
領域情報を生成し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。本実施の形態においては
、前述したように、余白領域を所定サイズの矩形領域に近似してこの矩形領域に対する余
白領域情報を生成してもよいし、余白領域を楕円形の領域に近似してこの楕円領域に対す
る余白領域情報を生成してもよい。図28のレイアウト結果の例に対して、すべての余白
領域を視覚化した場合は、図32(c)に示すように配置情報を転置した領域となり、矩
形領域で近似した場合は、図32(f)に示すように、各余白領域が矩形に近似された領
域となり、楕円形の領域で近似した場合は、図32(g)に示すように、各余白領域が楕
円形に近似された領域となる。
次に、図32および図35に基づいて、ステップS206の色分布情報生成処理を説明
する。
図35は、コンテンツ群属性情報生成部13における色分布情報生成処理を示すフロー
チャートである。
図35に示すように、まず、ステップS700に移行して、上記した配置情報生成処理
において生成された配置情報を取得し、ステップS702に移行する。
ステップS702では、設定領域にレイアウトされた各ディジタルコンテンツの色情報
に基づいて、各ディジタルコンテンツの代表色を決定し、ステップS704に移行する。
ステップS704では、ステップS700で取得した配置情報、およびステップS70
2で決定した各ディジタルコンテンツの代表色に基づいて、色分布情報を生成し、一連の
処理を終了して元の処理に復帰する。本実施の形態において、色分布情報は、各ディジタ
ルコンテンツの代表色と、各ディジタルコンテンツの配置位置の情報とが対応付けられた
情報となっており、図28のレイアウト結果の例に対して生成された色分布情報を視覚化
すると、図32(d)に示すように、視覚化した配置情報の各領域が代表色となったもの
となる。
次に、ステップS208の重要度分布情報生成処理を説明する。
重要度分布情報生成処理は、上記第1の実施の形態における重要度分布情報生成処理(
1)〜(6)および次の2つの生成処理(7)、(8)のいずれかの処理を実現する。
(7)ディジタルコンテンツの彩度に基づいて重要度分布情報を生成する処理
色分布情報を利用し、彩度が高さに基づいてコンテンツ重要度情報を編集する。
上記第1の実施の形態における重要度分布情報生成処理では、配置情報があれば算出で
きるが、これ以外にも、色分布情報を利用して重要度分布情報を算出することができる。
例えば、生成処理(1)〜(6)に色分布情報を適用する。具体的には、色分布情報によ
って求められた色の彩度を「0」から「1」の範囲に正規化し、各ディジタルコンテンツ
のコンテンツ重要度情報に乗算することによって適用できる。例えば、2つのディジタル
コンテンツで、上記第1の実施の形態で算出した配置後重要度では同じ値となったような
場合でも、色が赤と黒と違う場合、赤色のディジタルコンテンツの配置後重要度を高める
ことができる。
これにより、より目立つディジタルコンテンツに対してそれに適した配置後重要度を算
出できるため、よりデザイン性を高めたレイアウト結果を提供することができる。
(8)ディジタルコンテンツのコントラストに基づいて重要度分布情報を生成する処理
(7)の生成処理では、色分布情報に基づいて重要度分布情報を算出したが、色分布情
報で求めた色情報のコントラストに基づいて重要度分布情報を算出することができる。例
えば、あるレイアウトディジタルコンテンツXとYが存在し、コントラストがX1、Y1
の場合、生成処理(1)〜(7)で算出した配置後重要度に対して、各コントラスト分g
(X1)、g(Y1)の値を重み付け係数として利用する。
これにより、例えば、コントラストが高いより目立つレイアウトディジタルコンテンツ
については、より重要度を高くすることができるため、レイアウト領域全体での重要度合
いをより正確に算出することができる。
生成処理(1)〜(8)により生成された重要度分布情報は、各ディジタルコンテンツ
の配置後重要度と、各ディジタルコンテンツの配置位置の情報とが対応付けられた情報と
なっており、図26に示すレイアウトテンプレートの例に対して、重要度分布を視覚化す
ると、図32(e)に示すように、配置後重要度が高いほど色が濃くなり、配置後重要度
が低いほど色が薄くなる。
次に、図36に基づいて、ステップS114のレイアウト調整処理を説明する。
図36は、レイアウト調整部15におけるレイアウト調整処理の一例のフローチャート
である。
図36に示すように、まず、ステップS800に移行して、自動レイアウト処理による
初期レイアウトによって作成された出力用ディジタルコンテンツに対して重なり除去処理
を実行し、ステップS802に移行する。
ステップS802では、重なり除去処理の施された出力用ディジタルコンテンツの情報
に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報に基づ
いて、重なり除去処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS804に移行する

ここで、重なり除去処理は、初期レイアウト時の設定領域内において重なり合っている
ディジタルコンテンツを、配置情報、重なり情報、余白領域情報、重要度分布情報等のコ
ンテンツ群属性情報に基づいて、これらが重ならないように、ディジタルコンテンツを余
白領域に移動したり、サイズ変更したりする処理である。
ステップS804では、重なり除去処理の施された出力用ディジタルコンテンツに対し
てグリッド調整処理を実行し、ステップS806に移行する。
ここで、グリッド調整処理は、例えば、設定領域にグリッド線を設け、グリッド線に合
わせて、各図形(表や画像含む)の高さ位置等ができる限り揃うように位置関係を調整す
る処理であり、これにより、図形やテキストなどのグリッド位置が揃うため、出力用ディ
ジタルコンテンツの見た目をよくすることが可能である。このとき、コンテンツ群属性情
報の一つである余白領域情報に基づいて、グリッド位置の調整をすることで、より全体的
な余白バランスのよいレイアウト内容にすることが可能となる。
ステップS806では、グリッド調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツの情
報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報に基
づいて、グリッド調整処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS808に移行
する。
ステップS808では、グリッド調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツに対
して画像サイズ調整処理を実行し、ステップS810に移行する。
ここで、画像サイズ調整処理は、例えば、同一カテゴリに属する画像において、画像サ
イズの違いが指定%以内(例えば、サイズの10%以内)であれば、同一カテゴリに属す
る複数の画像のサイズを合わせる処理となる。この処理によって、同じカテゴリに属する
画像同士のサイズ関係によって見栄えが悪くなるようなことを防ぐことが可能となる。
ステップS810では、画像サイズ調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツの
情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報に
基づいて、画像サイズ調整処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS812に
移行する。
ステップS812では、画像サイズ調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツに
対してフォントサイズ調整処理を実行し、ステップS814に移行する。
ここで、フォントサイズ調整処理は、同一カテゴリに属する複数のテキストにおいて、
各テキストのフォントサイズが異なる場合に、フォントサイズを合わせたり、レイアウト
されたテキストのフォントサイズが大きすぎてカテゴリに対する領域範囲内に収まらない
ようなときにフォントサイズを小さくしたり、レイアウトされたテキストのフォントサイ
ズが小さすぎる場合に、フォントサイズを大きくしたりするなど、テキストのフォントサ
イズを適切なサイズに調整する処理である。これにより、レイアウト内容に統一感をもた
せることが可能となる。
ステップS814では、フォントサイズ調整処理の施された出力用ディジタルコンテン
ツの情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情
報に基づいて、画像サイズ調整処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS81
6に移行する。
ステップS816では、フォントサイズ調整処理の施された出力用ディジタルコンテン
ツに対してフォント種別調整処理を実行し、ステップS818に移行する。
ここで、フォント種別調整処理は、同一カテゴリに属する複数のテキストにおいて、各
テキストのフォント種別が異なる場合に、フォント種別を合わせたり、フォント種別を特
定の種別に変更したりするなどフォント種別を調整する処理である。これにより、上記フ
ォントサイズの調整と同様に、レイアウトに統一感をもたせることが可能となる。
ステップS818では、フォント種別調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツ
の情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報
に基づいて、フォント種別調整処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、ステップS82
0に移行する。
ステップS820では、フォント種別調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツ
に対して色調整処理を実行し、ステップS822に移行する。
ここで、色調整処理は、同一カテゴリに属するテキストや画像のディジタルコンテンツ
において、コンテンツ群属性情報の一つである色分布情報に基づいて、各ディジタルコン
テンツ同士の色差が大きい場合には、色差をなくすように色を調整するなどディジタルコ
ンテンツ全体の色バランスを調整する処理である。これにより、設定領域にレイアウトさ
れたディジタルコンテンツ全体の色調に統一感をもたせることができるので、見栄えのよ
いレイアウト内容に修正することが可能である。また、テンプレートに配色ルールが規定
されている場合は、この規定された配色ルールに従って色調を調整してもよい。
ステップS822では、色調整処理の施された出力用ディジタルコンテンツの情報に基
づいて各コンテンツ群属性情報を再生成し、再生成したコンテンツ群属性情報に基づいて
、色調整処理前のコンテンツ群属性情報を更新し、一連の処理を終了して元の処理に復帰
する。
次に、図37に基づいて、ステップS800の重なり除去処理を説明する。
図37は、レイアウト調整部15における重なり除去処理を示すフローチャートである

図37に示すように、まず、ステップS900に移行して、重要度分布情報および余白
領域情報に基づいて、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツ以外のディジタルコ
ンテンツのうち、余白量の最も大きい領域に最も近いディジタルコンテンツを取得し、ス
テップS902に移行する。
ステップS902では、重なり情報に基づいて、ステップS900で取得したディジタ
ルコンテンツが他のコンテンツと重なっているか否かを判定し、重なっていると判定され
た場合(Yes)は、ステップS904に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS90
6に移行する。
ステップS904では、ステップS900で取得したディジタルコンテンツに対して重
なり除去処理を実行し、ステップS906に移行する。
ステップS906では、設定領域内における重なりがすべて除去されたか否かを判定し
、すべて除去されたと判定された場合(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し
、そうでない場合(No)は、ステップS908に移行する。
ステップS908では、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツ以外のディジタ
ルコンテンツのうち、余白量の最も大きい領域に次に近いディジタルコンテンツを取得し
、ステップS910に移行する。
ステップS910では、ステップS908で余白量の最も大きい領域に次に近いディジ
タルコンテンツを取得できたか否かを判定し、取得できたと判定された場合(Yes)は、ス
テップS904に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS912に移行する。
ステップS912では、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを設定領域から
取得し、ステップS914に移行する。
ステップS914では、重なり情報に基づいて、ステップS912で取得したディジタ
ルコンテンツが他のコンテンツと重なっているか否かを判定し、重なっていると判定され
た場合(Yes)は、ステップS916に移行して、そうでない場合(No)は、一連の処理を終
了して元の処理に復帰する。
ステップS916では、重なり除去処理を実行し、ステップS918に移行する。
ステップS918では、設定領域内における重なりがすべて除去されたか否かを判定し
、すべて除去されたと判定された場合(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し
、そうでない場合(No)は、ステップS920に移行する。
ステップS920では、重なり除去失敗を示す情報を生成してから一連の処理を終了し
て元の処理に復帰する。
次に、図38に基づいて、ステップS904、S916の重なり調整処理を説明する。
図38は、レイアウト調整部15における重なり調整処理を示すフローチャートである

図38に示すように、まず、ステップS1000に移行して、処理対象のディジタルコ
ンテンツを余白領域のある方向に移動可能か否かを判定し、移動可能であると判定された
場合(Yes)は、ステップS1002に移行して、そうでない場合(No)は、ステップS10
06に移行する。
ステップS1002では、処理対象のディジタルコンテンツを余白領域方向に、余白領
域の余白量に応じた距離だけ移動し、ステップS1004に移行する。
ステップS1004では、処理対象のディジタルコンテンツに対する重なりがすべて除
去されたか否かを判定し、除去されたと判定された場合(Yes)は、一連の処理を終了して
元の処理に復帰し、そうでない場合(No)は、ステップS1006に移行する。
ステップS1006では、処理対象のディジタルコンテンツがサイズ変更可能か否かを
判定し、サイズ変更可能であると判定された場合(Yes)は、ステップS1008に移行し
て、そうでない場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS1008では、処理対象のディジタルコンテンツのサイズを1段階だけ縮小
し、ステップS1010に移行する。ディジタルコンテンツが画像であれば、例えば、9
0%、80%、70%とあらかじめ設定した縮小率まで10%ずつ段階的にサイズを縮小
する。また、ディジタルコンテンツがテキストであれば、文字のフォントサイズを、「・
・・8,9,10,10.5,11,12,14,16,18,20,22,24,26
,28,36,48・・・」のいずれかに、縮小前のフォントサイズに応じて段階的に縮
小する。
ステップS1010では、処理対象のディジタルコンテンツに対する重なりがすべて除
去されたか否かを判定し、除去されたと判定された場合(Yes)は、一連の処理を終了して
元の処理に復帰し、そうでない場合(No)は、ステップS1000に移行する。つまり、サ
イズ縮小によりディジタルコンテンツを余白領域方向に移動できるようになった場合は、
移動により重なりを除去することを試み、移動できない場合は、縮小サイズの限界まで、
1段階ずつディジタルコンテンツのサイズを縮小し、前記移動処理と合わせて重なり除去
を試みる。
次に、図39ないし図41に基づいて、ステップS118のデザイン処理を説明する。
図39は、デザイン知識情報の一例を示す図である。
本実施の形態においては、デザイン知識情報として、図39に示す2つのルールが記憶
されているとする。また、記憶されているデザイン知識情報に対して、レイアウト調整後
の出力用ディジタルコンテンツが、すべて適用条件を満たしているか否かを判定し、適用
条件を満たしているデザイン知識情報については、そのデザイン処理をすべて施す。
図39中のTH1、TH2は、ディジタルコンテンツの余白量に対する閾値であり、T
H3、TH4は、ディジタルコンテンツ間に確保すべき距離である。ただし、TH3>T
H2、TH3>TH4とする。
図39に示すように、ルール1では、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツと
、配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツとの余白量が閾値TH1よりも小さいと
きに条件が成立する。条件が成立すると、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツ
と、配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツとの間の距離をTH3以上に広げる余
白生成処理を実行する。余白生成処理においてディジタルコンテンツが移動できない場合
は、配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツを縮小し、それでも距離がTH3以上
に広がらない場合は、さらに、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを縮小して
余白を生成する。
ルール2では、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツと、それ以外のディジタ
ルコンテンツとの余白量が閾値TH2よりも小さいときに条件が成立する。条件が成立す
ると、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツと、それ以外のディジタルコンテン
ツとの間の距離をTH4以上に広げる余白生成処理を実行する。余白生成処理においてデ
ィジタルコンテンツが移動できない場合は、配置後重要度が最も低いディジタルコンテン
ツを縮小し、それでも距離がTH4以上に広がらない場合は、さらに、配置後重要度が次
に高いディジタルコンテンツを縮小して余白を生成する。以降、距離がTH4以上に広が
るまで、配置後重要度が高い順にディジタルコンテンツを縮小する。ただし、ルール1が
適用されたディジタルコンテンツに対してはルール2を適用しない。また、配置後重要度
が最も高いディジタルコンテンツ以外のものが複数存在する場合は、配置後重要度の高い
順にルール2の余白生成処理を適用する。
図40は、デザイン部17におけるデザイン処理を示すフローチャートである。
デザイン処理は、図40に示すように、まず、ステップS1100に移行する。
ステップS1100では、上記第1ないし第3の実施の形態におけるステップS30〜
S40と同様の有料コンテンツ要素適用処理を実行し、ステップS1101に移行する。
ステップS1101では、初期レイアウト結果から配置後重要度が最も高いディジタル
コンテンツを取得し、ステップS1102に移行して、すべてのディジタルコンテンツに
ついて処理が終了したか否かを判定し、すべてのディジタルコンテンツについて処理が終
了しないと判定したとき(No)は、ステップS1104に移行する。
ステップS1104では、初期レイアウト結果から処理対象となるディジタルコンテン
ツを取得し、ステップS1106に移行して、取得したディジタルコンテンツがルール1
、2の適用条件を満たすか否かを判定し、ルール1、2の適用条件を満たすと判定したと
き(Yes)は、ステップS1108に移行する。
ステップS1108では、ルール1、2に対応する余白生成処理を実行し、ステップS
1101に移行する。
一方、ステップS1102で、すべてのディジタルコンテンツについて処理が終了した
と判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、ステップS1108のルール1に対応する余白生成処理を説明する。
図41は、ルール1に対応する余白生成処理を示すフローチャートである。
余白生成処理は、図41に示すように、まず、ステップS1200に移行する。
ステップS1200では、配置後重要度が低い方のディジタルコンテンツを余白が生成
される方向に移動させ、ステップS1202に移行して、ディジタルコンテンツ間にTH
3の余白が生成されたか否かを判定し、TH3の余白が生成されないと判定したとき(No)
は、ステップS1204に移行する。
ステップS1204では、配置後重要度が高い方のディジタルコンテンツを余白が生成
される方向に移動させ、ステップS1206に移行して、ディジタルコンテンツ間にTH
3の余白が生成されたか否かを判定し、TH3の余白が生成されないと判定したとき(No)
は、ステップS1208に移行する。
ステップS1208では、配置後重要度が低い方のディジタルコンテンツを0.9倍に
縮小し、ステップS1210に移行する。
ステップS1210では、配置後重要度が低い方のディジタルコンテンツを余白が生成
される方向に移動させ、ステップS1212に移行して、ディジタルコンテンツ間にTH
3の余白が生成されたか否かを判定し、TH3の余白が生成されないと判定したとき(No)
は、ステップS1214に移行する。
ステップS1214では、配置後重要度が高い方のディジタルコンテンツを余白が生成
される方向に移動させ、ステップS1216に移行して、ディジタルコンテンツ間にTH
3の余白が生成されたか否かを判定し、TH3の余白が生成されないと判定したとき(No)
は、ステップS1218に移行する。
ステップS1218では、配置後重要度が低い方のディジタルコンテンツを0.9倍に
縮小し、ステップS1200に移行する。
一方、ステップS1216、S1212、S1206、S1202で、TH3の余白が
生成されたと判定したとき(Yes)はいずれも、一連の処理を終了して元の処理に復帰させ
る。
次に、図42ないし図47に基づいて、本実施の形態の動作を説明する。
図42は、自動レイアウト結果の一例を示す図である。
まず、ユーザからの指示に応じて、レイアウトテンプレートおよびレイアウトテンプレ
ートにレイアウトするディジタルコンテンツを、テンプレートDB11およびコンテンツ
DB12からそれぞれ取得する(S100〜S106)。ここでは、上記同様に、レイア
ウトテンプレートとして、図26に示すレイアウトテンプレートを取得し、レイアウトテ
ンプレートのカテゴリに対応したディジタルコンテンツとして、上記同様に、図27に示
す画像1、2およびテキスト1、2を取得する。
次いで、上記取得したレイアウトテンプレートに、上記取得したディジタルコンテンツ
を自動レイアウトする(S108)。これにより、図42に示すように、画像1の一部と
画像2の一部とが重なり合い、かつ、テキスト2の一部が画像1の下端部に重なった状態
の初期レイアウト結果が得られる。
そして、自動レイアウト処理によって作成された出力用ディジタルコンテンツの情報か
ら、配置情報、重なり情報、余白領域情報、色分布情報および重要度分布情報の5つのコ
ンテンツ群属性情報を生成する(S110、S200〜S208)。ここでは、図26に
示すレイアウトテンプレート全体(単一ページ)を設定領域とする。
図43は、図42の自動レイアウト結果に対する視覚化したコンテンツ群属性情報の一
例を示す図である。
図42に示すレイアウト結果に対する配置情報を視覚化すると、図43(a)に示すよ
うに、テキスト1、2は、設定領域にレイアウトされたテキストの各行ごとにテキストボ
ックスの形状で配置情報が生成され、画像1、2は、上記同様に、図31に示すようなオ
ブジェクト単位(a〜d)で、グループ化された画像をそれぞれ2つの画像に分けて配置
情報が生成される。
また、図42に示すレイアウト結果に対する重なり情報を視覚化すると、図43(b)
に示すように、テキストに対してはテキストボックスの形状で配置情報が生成されるので
、図42では重なっていなかったテキスト2のテキストボックスの一部が画像2の下端部
にも重なった状態となる重なり情報が生成される。
また、図42に示すレイアウト結果に対する余白領域を矩形領域に近似した余白領域情
報を視覚化すると、図43(c)に示すように、矩形で近似できる部分のみが余白領域と
なる余白領域情報が生成される。図43(c)を見ると、特に、レイアウト領域の下方に
大きな余白領域が形成されているのが分かる。
また、図示しないが、重要度分布情報については、生成処理(1)〜(8)のいずれか
により、例えば、画像2の配置後重要度が最も高くなり、テキスト1の配置後重要度が次
に高くなり、画像1およびテキスト2の配置後重要度が最も低くなる。
コンテンツ群属性情報が生成されると、コンテンツ群属性情報に基づいてレイアウト調
整処理を実行する(S114)。
レイアウト調整処理が実行されると、まず、重なり除去処理が実行される(S800)
。重なり除去処理では、まず、重要度分布情報および余白領域情報に基づいて、配置後重
要度が最も高いディジタルコンテンツ以外のディジタルコンテンツから最も余白量の大き
い領域に最も近いディジタルコンテンツを取得する(S900)。図43(c)に示すよ
うに、最も余白量の大きい領域は、レイアウト領域の下側にあるので、この領域に最も近
くかつ配置後重要度が最も低いテキスト2が取得される。テキスト2は、図43(b)に
示すように、そのテキストボックスが画像1、2とに重なった状態となっているので(S
902の「Yes」の分岐)、重なり調整処理を実行する(S904)。
図44は、重なり調整処理の一例を示す図である。
重なり調整処理は、まず、テキスト2の配置情報および余白領域情報から、テキスト2
を、レイアウト領域下側の余白領域に移動可能か否かを判定することになる(S1000
)。この場合は、十分な量の余白があるので(S1000の「Yes」の分岐)、図44
(a)に示すように、テキスト2をレイアウト領域下部の余白領域方向に移動する(S1
002)。これにより、テキスト2に対する重なりはすべて除去されるので(S1004
の「Yes」の分岐)、次いで、設定領域全体に対して、重なりがすべて除去されたか否
かを判定する(S906)。
図44(a)を見ても分かるように、画像1と画像2が重なり合った状態となっている
ので(S906の「No」の分岐)、重要度分布情報および余白領域情報に基づいて、配
置後重要度が最も高いディジタルコンテンツ以外のディジタルコンテンツから最も余白量
の大きい領域に次に近いディジタルコンテンツを取得する(S908)。この場合は、配
置後重要度が最も低い画像1が取得される(S910の「Yes」の分岐)。そして、画
像1に対して重なり調整処理を実行する(S904)。画像1は、移動可能な余白領域が
ないため(S1000の「No」の分岐)、サイズ変更が可能であるか否かを判定し、サ
イズ変更が可能であるので(S1006の「Yes」の分岐)、図44(b)に示すよう
に、サイズを1段階だけ縮小する処理を実行する(S1008)。しかし、サイズを縮小
しても、画像1に対する重なりがすべてなくならないため(S1010の「No」の分岐
)、サイズを縮小したことによって生じる余白領域に移動することが可能か否かを判定し
、移動は不可能であるので(S1000の「No」の分岐)、さらなるサイズ変更が可能
か否かを判定する。ここでは、さらなるサイズ変更は不可能であるとして(S1006の
「No」の分岐)、画像1に対する重なり調整処理を終了する。
次に、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツとして画像2を取得し、画像2に
対して重なり調整処理を実行する(S916)。画像2は、移動可能な余白領域がないた
め(S1000の「No」の分岐)、サイズ変更が可能であるか否かを判定し、サイズ変
更が可能であるので(S1006の「Yes」の分岐)、図44(c)に示すように、サ
イズを1段階だけ縮小する処理を実行する(S1008)。このように、サイズを1段階
だけ縮小したことにより、画像2に対する重なりがすべて除去されるので(S1010の
「Yes」の分岐)、画像2に対する重なり調整処理を終了する。
これにより、設定領域全体に対して、重なりがすべて除去されたので(S906の「Y
es」の分岐)、重なり除去処理が完了する。重なり除去処理が完了すると、現時点のレ
イアウト内容に対するコンテンツ群属性情報を生成し、現時点で記憶されているコンテン
ツ群属性情報を、生成したコンテンツ群属性情報に更新する(S802)。
さらに、レイアウト調整処理として、重なり除去処理と同様に、グリッド調整処理、画
像サイズ調整処理、フォントサイズ調整処理、フォント種別調整処理、色調整処理、各調
整処理後のコンテンツ群属性情報の更新処理を実行する(S804〜S822)。
図45は、本実施の形態および対比例についてレイアウト調整処理後の出力用ディジタ
ルコンテンツの違いを示す図である。
このようにしてレイアウト調整処理が施された出力用ディジタルコンテンツは、図45
(a)に示すように、各ディジタルコンテンツの重なりが除去され、テキスト2が、レイ
アウト領域下部にあった余白領域にバランスよく配置されたものとなる。これに対し、余
白領域のバランスを考慮せずにコンテンツ重要度情報が低い順に重なりを除去していく対
比例では、図45(b)に示すように、レイアウト領域下部に大きな余白が残り、アンバ
ランスなレイアウト内容となる。
レイアウト調整処理が完了すると(S116の「Yes」の分岐)、デザイン知識情報
記憶部18のデザイン知識情報に基づいて、レイアウト調整後の出力用ディジタルコンテ
ンツにデザインを施すデザイン処理を実行する(S118)。
図46は、本実施の形態および対比例について重要度分布情報の違いを示す図である。
テキスト1、2および画像1、2のコンテンツ重要度情報がそれぞれ「High」、「
Middle」、「Low」および「High」に設定されている場合、対比例において
、重要度分布情報は、コンテンツ重要度情報にのみ基づいて生成されるため、図46(b
)に示すように、テキスト1および画像2の配置後重要度が最も高くなり、テキスト2の
配置後重要度が次に高くなり、画像1の配置後重要度が最も低くなる。
これに対し、本実施の形態において、重要度分布情報は、コンテンツ重要度情報、配置
情報および色分布情報に基づいて生成されるため、図46(a)に示すように、画像2の
配置後重要度が最も高くなり、テキスト1の配置後重要度が次に高くなり、画像1および
テキスト2の配置後重要度が最も低くなる。
以下、このような重要度分布情報に基づいてそれぞれデザイン処理を行う場合を説明す
る。
図47は、本実施の形態および対比例についてデザイン処理後の出力用ディジタルコン
テンツの違いを示す図である。
(1)対比例により生成した重要度分布情報を用いる場合
(a)ルール1の適用
1.配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを取得する。いま、画像2とテキスト
1が取得される。まず、画像1に対して以下の処理を適用する。
2.配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツとの余白量を求める。いま、画像1と
の余白量を求める。画像1、2は横に並んでいるため、余白量は、画像1、2の横方向で
の余白量となり、接しているため、「0」として算出される。
3.余白量がTH1より小さいので以下の余白生成処理を行う。
4.余白生成処理を実施する。
4-1.配置後重要度が低い方のディジタルコンテンツを余白が生成される方向に移動させ
る。いま、画像1を左方向に移動させようとするが、移動できないため、次の処理を行う

4-2.配置後重要度が高い方のディジタルコンテンツを余白が生成される方向に移動させ
ようとする。このとき、画像2は、右方向に移動できないため、次の縮小処理を行う。
4-3.画像1を縮小し、4-1.の移動を行う。この結果、余白量がTH3生成できた。
5.次に、テキスト1に対して処理を行う。同様に、配置後重要度が最も低い画像1との
距離を求めると、こちらもTH1より余白量が低いため、余白生成処理を行う。ただし、
この場合は、画像1を下方向に移動させれば余白が生成できるため、下方向のみ移動させ
る。
(b)ルール2の適用
1.配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを取得する。この場合、ルール1と同
様にテキスト1と画像2が取得される。テキスト1と他ディジタルコンテンツとの余白量
は、ルール1の適用もあり、すべてTH2より大きいため、ここでは処理されない。また
、画像2は、テキスト2との余白量を求めると、ちょうどTH2であったため、処理され
ない。
この結果、図47(a)のようなレイアウト結果が得られる。
(2)本実施の形態により生成した重要度分布情報を用いる場合
(a)ルール1の適用
1.配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを取得する。いま、画像2のみ取得さ
れる。
2.配置後重要度が最も低いディジタルコンテンツとの余白量を求める。いま、画像1と
テキスト2との余白量を求める。
3.2.のどちらの余白量もTH1より小さいので余白生成処理を行う。画像1、2間の
余白生成処理は、上記同様の処理内容となる。また、画像2とテキスト2との余白生成処
理は、テキスト2が下に移動できるため、下に移動して終了となる。
(b)ルール2の適用
1.まず、同様に、配置後重要度が最も高いディジタルコンテンツを取得する。この結果
、画像2を取得する。
2.次に、他のディジタルコンテンツとの余白量を算出する。この場合、他のディジタル
コンテンツとしてテキスト1、画像1、テキスト2の3つのディジタルコンテンツがある
が、このうち、配置後重要度が最も高いテキスト1から順に処理を行う。
3.テキスト1と画像1との間の余白量を求めると、TH2より小さいため、余白量を生
成する処理を行う。このとき、テキスト1は上に移動できるため、上に移動させて余白を
生成する。
4.テキスト1以外の画像1、テキスト2は、すでにルール1で処理されているため、余
白量はTH2以上存在するため、ルール2は適用されない。
この結果、図47(b)のようなレイアウト結果が得られる。図47(a)のレイアウ
ト結果と比較すると、図47(b)では、重要である画像2の周辺の余白量が大きくなっ
ており、図47(a)に比べて図47(b)の方が重要な画像に対してのバランスが良い
デザインとなっている。
このようにして、本実施の形態では、設定領域にレイアウトされたディジタルコンテン
ツ全体のレイアウト内容に対するコンテンツ群属性情報に基づいて、自動レイアウト処理
によって初期レイアウトされ作成された出力用ディジタルコンテンツのレイアウト内容を
調整し、コンテンツ属性情報に基づいて有料コンテンツ要素を取得し、取得した有料コン
テンツ要素およびデザイン知識情報に基づいて、調整後の出力用ディジタルコンテンツに
対してデザインを施す。
これにより、設定領域におけるレイアウト内容全体のバランスを考慮してレイアウト内
容を調整し、調整されたレイアウト内容に対してデザインを施すことが可能となるので、
レイアウト内容全体のレイアウトバランスがよくかつデザイン性の高い出力用ディジタル
コンテンツを作成することができる。また、レイアウト内容全体のバランスを考慮して有
料コンテンツ要素が取得されるので、低コストでデザイン性の高い出力用ディジタルコン
テンツを作成することができる。
さらに、本実施の形態では、デザイン処理の施された出力用ディジタルコンテンツを出
力装置72に出力してユーザに提示する。
これにより、どのようなディジタルコンテンツ(オブジェクト)がレイアウトされてい
るのか、各ディジタルコンテンツはどんな関係にあるのかなどが一目瞭然となるので、ユ
ーザは、レイアウト内容を修正する際などに、手がかりとして活用でき、ユーザのデザイ
ンの過程を支援することができる。
上記第4の実施の形態において、コンテンツDB12および記憶装置70は、形態9、
18または27のディジタルコンテンツ記憶手段に対応し、コンテンツ群属性情報記憶部
14および記憶装置70は、形態9、18または27のコンテンツ群属性情報記憶手段に
対応している。また、デザイン知識情報記憶部18および記憶装置70は、形態9、18
または27のデザイン知識情報記憶手段に対応し、有料コンテンツ要素記憶部4および記
憶装置70は、形態9、18または27の有料コンテンツ要素記憶手段に対応し、自動レ
イアウト部10およびステップS100〜S108は、形態9の初期レイアウト手段に対
応している。
また、上記第4の実施の形態において、ステップS100〜S108は、形態18また
は27の初期レイアウトステップに対応し、コンテンツ群属性情報生成部13およびステ
ップS110は、形態9の全体重要度情報生成手段に対応し、ステップS110は、形態
18または27の全体重要度情報生成ステップに対応している。また、コンテンツ群属性
情報登録部14aおよびステップS112は、形態9のコンテンツ群属性情報登録手段に
対応し、ステップS112は、形態18または27のコンテンツ群属性情報登録ステップ
に対応し、レイアウト調整部15およびステップS114は、形態9のレイアウト内容調
整手段に対応している。
また、上記第4の実施の形態において、ステップS114は、形態18または27のレ
イアウト内容調整ステップに対応し、コンテンツ群属性情報更新部16およびステップS
120、S802、S806、S810、S814、S818、S822は、形態9のコ
ンテンツ群属性情報更新手段に対応している。また、ステップS120、S802、S8
06、S810、S814、S818、S822は、形態18または27のコンテンツ群
属性情報更新ステップに対応し、有料コンテンツ要素取得部6およびステップS31〜S
36、S44は、形態9の有料コンテンツ要素取得手段に対応している。
また、上記第4の実施の形態において、ステップS31〜S36、S44は、形態18
または27の有料コンテンツ要素取得ステップに対応し、デザイン部17およびステップ
S38、S1101〜S1108は、形態9のデザイン手段に対応し、ステップS38、
S1101〜S1108は、形態18または27のデザインステップに対応している。ま
た、重要度分布情報は、形態9、18または27の全体重要度情報に対応している。
なお、上記第2の実施の形態においては、レイアウト領域にレイアウトされているディ
ジタルコンテンツに対して有料の処理モジュールを適用するように構成したが、これに限
らず、上記第1の実施の形態における有料コンテンツ要素適用処理を合わせて適用するよ
うに構成することもできる。
また、上記第3の実施の形態においては、レイアウト領域にレイアウトされている画像
を有料の背景画像または付加画像に変更するように構成したが、これに限らず、上記第1
および第2の実施の形態における有料コンテンツ要素適用処理を合わせて適用するように
構成することもできる。
また、上記第1ないし第4の実施の形態においては、ユーザに提供する出力用ディジタ
ルコンテンツの利用形態によってコストを変更しなかったが、例えば、出力用ディジタル
コンテンツの2次利用に関して金額に差をつける情報を有料コンテンツ要素に付加してお
き、2次利用の有無によって利用コストを変更するように構成することもできる。これに
より、例えば、出力用ディジタルコンテンツがPDF(Portable Document Format)の場
合、ユーザに自由に改変できるように設定する・しないを変えることによって利用コスト
を抑制させることができる。
また、上記第4の実施の形態においては、デザイン知識情報として、図39に示すルー
ル1およびルール2の2つの例を説明したが、これに限らず、別のルールに変更または別
のルールを追加してもよい。例えば、図48の適用例1〜4に示すように、上記ルール1
およびルール2以外のルールを追加してもよい。
図48は、デザイン知識情報の適用例を示す図である。
適用例1では、図48(a)に示す上記ルール1の処理内容を実行後の出力用ディジタ
ルコンテンツにおける画像に対して、重要度の大きさによって画像ジャンプ率を変更する
ルールを適用している。これによって、図48(b)に示すように、重要度が高い画像が
大きく、重要度の低い画像が小さくなり、より重要な画像が目立つデザインとなる。
また、適用例2では、図48(a)に示す上記ルール1の処理内容を実行後の出力用デ
ィジタルコンテンツにおける画像に対して、重要度が高いものを前に、重要度が低いもの
を後方に少しだけ重ね合わせるルールを適用している。これによって、図48(c)に示
すように、重要度が高いものを前面に表示しつつ、画像の統一感が出るデザインとなる。
また、適用例3では、適用例2のルールの処理内容を実行後の出力用ディジタルコンテ
ンツに対して、重要度が最も高いタイトルに対して、背景を例えば円形等で入れるルール
を適用している。これによって、図48(d)に示すように、タイトルのテキストがより
目立つデザインとなる。
また、適用例4では、適用例2のルールの処理内容を実行後の出力用ディジタルコンテ
ンツに対して、重要度が最も高いタイトルに対してのみ背景を入れるのではなく、設定領
域全体に、例えば、グラデーション等の背景を入れるデザインを適用している。これによ
り、図48(e)に示すように、全体のデザインの雰囲気を落ち着かせつつ、タイトルの
テキストが目立つデザインとなる。
また、上記第4の実施の形態においては、主に単一ページのレイアウトテンプレート全
体を設定領域とした例を説明したが、これに限らず、連続する複数ページを設定領域にし
たり、単一セクションや、連続する複数セクションを設定領域にしたりするなど、他の範
囲を設定領域としてもよい。
図49は、設定領域の一例を示す図である。
例えば、連続する複数ページを設定領域とする場合は、図49(a)に示す見開き2ペ
ージ、図49(b)に示す3つ折り3ページ、図49(c)に示す観音開き4ページなど
がある。
また、例えば、単一セクションまたは複数セクションを設定領域とする場合は、図49
(d)に示すように、単一ページが1つのセクションになる場合、単一ページに2つのセ
クションがある場合、図49(e)に示すように、見開き2ページの上半分と下半分がそ
れぞれ別のセクションになっている場合などのセクションで分けられた領域から任意の単
一または複数のセクションを選択して設定領域とする。
また、上記第4の実施の形態において、ディジタルコンテンツ作成装置100は、自動
レイアウト部10、テンプレートDB11、コンテンツDB12、コンテンツ群属性情報
生成部13、コンテンツ群属性情報記憶部14、レイアウト調整部15、コンテンツ群属
性情報更新部16、デザイン部17、デザイン知識情報記憶部18および出力用ディジタ
ルコンテンツ出力部19を有して構成したが、これに限らず、複数の装置、端末その他の
機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。この
場合、各構成部は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに
属していてもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、デザイン知識情報の適用条件をチェックする
際に、デザイン知識情報記憶部18のすべてのデザイン知識情報に対して、各適用条件と
の一致、不一致をチェックし、すべての条件が一致している場合のみデザイン知識情報の
処理内容を実行する構成例を説明したが、これに限らず、例えば、デザイン知識情報の適
用時などにおいて、ニューラルネットワーク等の学習機能を利用したり、適用条件をチェ
ックせずに、順番にすべてのデザイン知識情報の処理を実行したり、記憶保持されたデザ
イン知識情報の中からランダムに抽出したデザイン知識情報の処理を実行したりするなど
、デザイン知識情報の適用方法は別の方法を用いる構成としてもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、テンプレートDB11からユーザの指示に応
じたレイアウトテンプレートを取得する構成を例に説明したが、これに限らず、レイアウ
トテンプレートの情報をユーザが都度指定、入力するなど別の取得方法にしてもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、先に取得したレイアウトテンプレートに合わ
せて、あらかじめ決められた数および種類のディジタルコンテンツを取得する例を説明し
たが、これに限らず、先にレイアウトするディジタルコンテンツを取得して(決定して)
、これに合わせてレイアウトテンプレートを取得したり、レイアウトテンプレートに関係
なく取得したディジタルコンテンツから、取得したレイアウトテンプレートに合わせて、
必要なコンテンツを選択してレイアウトしたりするなど別の取得方法を用いてもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、配置情報、重なり情報、余白領域情報、色分
布情報および重要度分布情報の5つのコンテンツ群属性情報を、コンテンツ群属性情報と
して生成する例を説明したが、これに限らず、レイアウトの調整(修正・編集)やデザイ
ン処理に必要な情報であり、かつ、設定領域単位で生成された属性情報であれば、他のど
のような情報でもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、重なり情報によって、ディジタルコンテンツ
の重なり状態を把握し、余白領域情報によって、重なり除去に有効なディジタルコンテン
ツを選定し、重要度分布情報によって、重なりを除去する際の、処理のコンテンツ重要度
を決定することによって、レイアウト調整処理の一つである重なり除去処理を行う例を説
明したが、この方法に限らず、色分布情報も利用して、色分布が重ならないように各ディ
ジタルコンテンツを移動させるようにしてもよい。
また、上記第4の実施の形態においては、余白領域情報を、重なり除去に有効なディジ
タルコンテンツを選定するのに利用する例を説明したが、これに限らず、ディジタルコン
テンツの移動方向を決定したり、ディジタルコンテンツのサイズ変更時の最小サイズを決
定するのに利用したりするなど、別の用途に利用してもよい。これにより、より全体の余
白量を考慮した綺麗なレイアウト調整を実現することが可能となる。
また、上記第4の実施の形態においては、単一ページ、複数ページ、単一セクションお
よび複数セクションのいずれか1つによって設定領域を構成する例を説明したが、これに
限らず、ページとセクションを組み合わせて設定領域を構成したり、ページやセクション
の一部によって設定領域を構成したりするなど、他の構成を適用してもよい。
また、上記第1ないし第4の実施の形態においては、利用コストの上限を設定し、利用
コストの上限を超えないように有料コンテンツ要素を取得するように構成したが、これに
限らず、必要な場合は、利用コストの下限を併せて設定し、利用に要するコストの合計が
利用コストの下限を下回らないように有料コンテンツ要素を取得するように構成すること
もできる。これにより、コストをかけてディジタルコンテンツを作成することができる。
また、上記第1および第4の実施の形態において、図8、図14、図25、図29、図
30、図33ないし図38のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも
、ROM64にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明し
たが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、その
プログラムをRAM62に読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶
型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記
憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のい
かんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体
を含むものである。
ディジタルコンテンツ作成装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。 ディジタルコンテンツ作成装置100のハードウェア構成を示す図である。 有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。 ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。 ユーザ情報管理テーブル440のデータ構造を示す図である。 レイアウト結果取得部1で取得されたレイアウト結果のデータ構造を模式的に示す図である。 重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。 重要度分布情報生成処理を示すフローチャートである。 10×10ピクセルからなる区分領域単位にレイアウト領域を区分した場合を示す図である。 レイアウト領域の左上の複数の区分領域について算出した重要度を示す図である。 注目区分領域の重要度を算出するための計算マトリクスの構成例を示す図である。 マトリクスの各区分領域に係数αを割り当てて注目区分領域の重要度を算出する場合を示す図である。 重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。 有料コンテンツ要素適用処理を示すフローチャートである。 重要度分布情報のデータ構造を模式的に示す図である。 重要度分布情報から求まる各ディジタルコンテンツの配置後重要度を示す表である。 本実施の形態および対比例についてレイアウト内容の加工結果の違いを示す図である。 有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。 ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。 レイアウト結果およびレイアウト内容の加工結果を示す図である。 有料コンテンツ要素管理テーブル400のデータ構造を示す図である。 ユーザ情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。 レイアウト結果およびレイアウト内容の加工結果を示す図である。 ディジタルコンテンツ作成装置の構成を示すブロック図である。 出力用ディジタルコンテンツ作成処理の一例を示すフローチャートである。 レイアウトテンプレートにおける各ディジタルコンテンツの配置位置の一例を示す図である。 図26のレイアウトテンプレートにレイアウトするディジタルコンテンツの一例を示す図である。 図27のディジタルコンテンツの初期レイアウト結果の一例を示す図である。 コンテンツ群属性情報生成部13におけるコンテンツ群属性情報生成処理を示すフローチャートである。 コンテンツ群属性情報生成部13における配置情報生成処理を示すフローチャートである。 グループ化されたディジタルコンテンツの一例を示す図である。 各コンテンツ群属性情報を視覚化した場合の一例を示す図である。 コンテンツ群属性情報生成部13における重なり情報生成処理を示すフローチャートである。 コンテンツ群属性情報生成部13における余白領域情報生成処理を示すフローチャートである。 コンテンツ群属性情報生成部13における色分布情報生成処理を示すフローチャートである。 レイアウト調整部15におけるレイアウト調整処理の一例のフローチャートである。 レイアウト調整部15における重なり除去処理を示すフローチャートである。 レイアウト調整部15における重なり調整処理を示すフローチャートである。 デザイン知識情報の一例を示す図である。 デザイン部17におけるデザイン処理を示すフローチャートである。 ルール1に対応する余白生成処理を示すフローチャートである。 自動レイアウト結果の一例を示す図である。 図42の自動レイアウト結果に対する視覚化したコンテンツ群属性情報の一例を示す図である。 重なり調整処理の一例を示す図である。 本実施の形態および対比例についてレイアウト調整処理後の出力用ディジタルコンテンツの違いを示す図である。 本実施の形態および対比例について重要度分布情報の違いを示す図である。 本実施の形態および対比例についてデザイン処理後の出力用ディジタルコンテンツの違いを示す図である。 デザイン知識情報の適用例を示す図である。 設定領域の一例を示す図である。
符号の説明
100…ディジタルコンテンツ作成装置、 1…レイアウト結果取得部、 2…重要度分
布情報生成部、 3…ユーザID取得部、 4…有料コンテンツ要素記憶部、 5…ユー
ザ情報記憶部、 6…有料コンテンツ要素取得部、 7…レイアウト内容加工部、 8…
課金情報記憶部、 9…課金情報更新部、 10…自動レイアウト部、 11…テンプレ
ートDB、 12…コンテンツDB、 13…コンテンツ群属性情報生成部、 14…コ
ンテンツ群属性情報記憶部、 14a…コンテンツ群属性情報登録部、 15…レイアウ
ト調整部、 16…コンテンツ群属性情報更新部、 17…デザイン部、 18…デザイ
ン知識情報記憶部、 19…出力用ディジタルコンテンツ出力部、 60…CPU、 6
4…ROM、 62…RAM、 66…I/F、 68…バス、 70…記憶装置、 7
2…出力装置、 74…入力装置、 400…有料コンテンツ要素管理テーブル、 42
0、440…ユーザ情報管理テーブル

Claims (6)

  1. 複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成システムであって、
    ディジタルコンテンツ全体をレイアウトした前記レイアウト領域を区分し、区分した各領域について、注目する領域のコンテンツ重要度情報に該注目する領域周辺のコンテンツ重要度情報を加算することで、該注目する領域のコンテンツ重要度情報を補正し、補正した各領域のコンテンツ重要度情報によって、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成手段と、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段と、前記全体重要度情報生成手段で生成した全体重要度情報が予め設定した条件に適合する場合に前記有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得手段と、前記有料コンテンツ要素取得手段で取得した有料コンテンツ要素に対し、余白の生成、彩度の変更、フォントの変更、および画像の周縁を装飾するフレームの付加の少なくともいずれかを施して前記レイアウト領域に適用することにより前記レイアウト領域のレイアウト内容を加工するレイアウト内容加工手段とを備えることを特徴とするディジタルコンテンツ作成システム。
  2. 請求項1において、
    さらに、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生した利用コストを示す課金情報を記憶する課金情報記憶手段と、前記有料コンテンツ要素取得手段の取得結果に基づいて前記課金情報記憶手段の課金情報を更新する課金情報更新手段とを備えることを特徴とするディジタルコンテンツ作成システム。
  3. 請求項1において、
    さらに、前記有料コンテンツ要素を適用する重要度の条件である適用条件を示す重要度条件情報およびユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて記憶する重要度条件情報記憶手段と、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザの前記ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段とを備え、
    前記有料コンテンツ要素取得手段は、前記ユーザ識別情報取得手段で取得したユーザ識別情報に対応する前記重要度条件情報を前記重要度条件情報記憶手段から取得し、取得した重要度条件情報に基づいて、前記全体重要度情報から求まる重要度が前記適用条件を満たしていると判定したときは、前記有料コンテンツ要素を取得することを特徴とするディジタルコンテンツ作成システム。
  4. 請求項1において、
    さらに、前記有料コンテンツ要素の利用によって発生する利用コストの上限を示す利用コスト上限情報およびユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて記憶する利用コスト上限情報記憶手段と、前記出力用ディジタルコンテンツを提供するユーザの前記ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段とを備え、
    前記有料コンテンツ要素取得手段は、前記ユーザ識別情報取得手段で取得したユーザ識別情報に対応する前記利用コスト上限情報を前記利用コスト上限情報記憶手段から取得し、取得した利用コスト上限情報に基づいて、利用に要するコストの合計が前記利用コストの上限を超えないように前記有料コンテンツ要素を取得することを特徴とするディジタルコンテンツ作成システム。
  5. 複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成プログラムであって、
    ディジタルコンテンツ全体をレイアウトした前記レイアウト領域を区分し、区分した各領域について、注目する領域のコンテンツ重要度情報に該注目する領域周辺のコンテンツ重要度情報を加算することで、該注目する領域のコンテンツ重要度情報を補正し、補正した各領域のコンテンツ重要度情報によって、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、前記全体重要度情報生成ステップで生成した全体重要度情報が予め設定した条件に適合する場合に、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得ステップと、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有料コンテンツ要素に対し、余白の生成、彩度の変更、フォントの変更、および画像の周縁を装飾するフレームの付加の少なくともいずれかを施して前記レイアウト領域に適用することにより前記レイアウト領域のレイアウト内容を加工するレイアウト内容加工ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とするディジタルコンテンツ作成プログラム。
  6. 複数のディジタルコンテンツをレイアウト領域にレイアウトして構成される出力用ディジタルコンテンツを作成するディジタルコンテンツ作成方法であって、
    コンピュータが、ディジタルコンテンツ全体をレイアウトした前記レイアウト領域を区分し、区分した各領域について、注目する領域のコンテンツ重要度情報に該注目する領域周辺のコンテンツ重要度情報を加算することで、該注目する領域のコンテンツ重要度情報を補正し、補正した各領域のコンテンツ重要度情報によって、前記レイアウト領域にレイアウトされたディジタルコンテンツ全体のレイアウト内容に対する重要度を示す全体重要度情報を生成する全体重要度情報生成ステップと、コンピュータが、前記全体重要度情報生成ステップで生成した全体重要度情報が予め設定した条件に適合する場合に、利用にコストを要する有料のコンテンツ要素を記憶する有料コンテンツ要素記憶手段から前記有料コンテンツ要素を取得する有料コンテンツ要素取得ステップと、コンピュータが、前記有料コンテンツ要素取得ステップで取得した有料コンテンツ要素に対し、余白の生成、彩度の変更、フォントの変更、および画像の周縁を装飾するフレームの付加の少なくともいずれかを施して前記レイアウト領域に適用することにより前記レイアウト領域のレイアウト内容を加工するレイアウト内容加工ステップとを含むことを特徴とするディジタルコンテンツ作成方法。
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