JP5948869B2 - 表示制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両情報などを車室内に用意された表示装置に表示する際、ユーザが把握し易いように表示する技術に関する。
車両の室内で提供される情報は、多岐にわたっている。例えば、車両の状態を示す車速、エンジン回転数、シフトポジション、燃料、水温などが挙げられる。また例えば、ナビゲーションのための地図、エアコンの設定情報、オーディオ情報などが挙げられる。近年では、運転支援のためのナイトビューや、車両内に持ち込んだ携帯端末の情報なども提供されるようになってきた。
これらの情報を提供するための表示装置も、種々のものが搭載されるようになっており、ヘッドアップディスプレイや、ナビゲーションのための地図などが表示される液晶ディスプレイが挙げられる。また、車速などが表示されるメータパネルも液晶などの採用によって種々の情報を提供可能なものがあり、一種の表示装置と言える。
このように提供される情報(以下「コンテント」という)が多くなってきていること、また、複数の表示装置が搭載されることから、どのコンテントをどの表示装置のどの領域(以下「エリア」という)に表示させるのかが、重要となってくる。
従来、携帯端末が生成した複数の画面データを1つのディスプレイに対して割り当てる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、画面データ及び表示領域にそれぞれ優先度を割り当てて、優先度順に領域を決定するものである。
特開2009−140488号公報
ところで、コンテントの重要度を考えた場合、例えば車両の走行中であれば、「車速」や「エンジン回転数」など運転に関係するコンテントは重要度が比較的大きく、「エアコン設定情報」や「オーディオ情報」など運転に関係のないコンテントは重要度が比較的小さい。また例えば車両の停車中であれば、反対に、「車速」や「エンジン回転数」など運転に関係するコンテントは重要度が比較的小さく、「エアコン設定情報」や「オーディオ情報」など運転に関係のないコンテントは重要度が比較的大きい。つまり、車両の状況によっても、コンテントの重要度は変わってくる。
しかしながら、上記特許文献1に記載された発明では、コンテント同士の比較によって優先度を割り当てているため、優先度が車両の状況に合わないことが起こり得る。
なお、エリアについても、コンテントと同様であり、車両の状況によって、その重要度が変わってくる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両の状況が変化した場合でも、適切なコンテントを適切なエリアへ割り当てることが可能な表示制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明の表示制御装置は、車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象となっているコンテントを割り当てて表示するものである。
本発明の表示制御装置は、コンテント管理部、エリア管理部、及び、コンテント割当制御部を備えている。
コンテント管理部は、コンテントの属性であるコンテント情報を対応付けコンテントを管理する。また、エリア管理部は、エリアの属性であるエリア情報を対応付けエリアを管理する。そして、コンテント割当制御部により、コンテント情報及びエリア情報に基づいて、コンテントとエリアとの組合せが決定される。
ここで特に、本発明では、コンテント管理部が、車両の状況に応じて、コンテント情報を変更する。
つまり、本発明ではコンテント情報及びエリア情報に基づいてコンテントとエリアとの組合せを決定するのであるが、コンテント情報が車両の状況によって変更されるようになっている。このようにすれば、車両の状況に応じたコンテント情報によってコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、車両の状況が変化した場合でも、適切なコンテントを適切なエリアへ割り当てることができる。
また、コンテント管理部は、コンテントの属性であるコンテント情報を対応付けコンテントを管理する。また、エリア管理部は、エリアの属性であるエリア情報を対応付けエリアを管理する。そして、コンテント割当制御部により、コンテント情報及びエリア情報に基づいて、コンテントとエリアとの組合せが決定される。
ここで特に、本発明では、エリア管理部が、車両の状況に応じて、エリア情報を変更する。
つまり、本発明ではコンテント情報及びエリア情報に基づいてコンテントとエリアとの組合せを決定するのであるが、エリア情報が車両の状況によって変更されるようになっている。このようにすれば、車両の状況に応じたエリア情報によってコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、車両の状況が変化した場合でも、適切なコンテントを適切なエリアへ割り当てることができる。
さらにまた、コンテント管理部は、コンテントの属性であるコンテント情報を対応付けコンテントを管理する。また、エリア管理部は、エリアの属性であるエリア情報を対応付けエリアを管理する。そして、コンテント割当制御部により、コンテント情報及びエリア情報に基づいて、コンテントとエリアとの組合せが決定される。
ここで特に、本発明では、コンテント管理部が車両の状況に応じてコンテント情報を変更し、エリア管理部が車両の状況に応じてエリア情報を変更する。
つまり、本発明ではコンテント情報及びエリア情報に基づいてコンテントとエリアとの組合せを決定するのであるが、コンテント情報及びエリア情報が車両の状況によって変更されるようになっている。このようにすれば、車両の状況に応じたコンテント情報及びエリア情報によってコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、車両の状況が変化した場合でも、適切なコンテントを適切なエリアへ割り当てることができる。
具体的には、コンテント情報には、コンテントの有する価値である情報価値が含まれ、エリア情報には、エリアの有する価値である領域価値が含まれることが考えられる。例えば、緊急性の高いコンテントであれば、情報価値が相対的に大きくなるという具合である。また例えば、ヘッドアップディスプレイといった走行中の視線移動が少ないエリアは、領域価値が相対的に大きくなるという具合である。このような情報価値や領域価値が車両の状況によって変更されれば、車両の状況が変化した場合でも、適切なコンテントを適切なエリアへ割り当てることができる。
また、具体的には、コンテント情報には、表示対象者毎の情報の価値を示すコンテント価値が含まれ、エリア情報には、表示対象者毎の場所的な適正度を示すエリア適性度が含まれることが考えられる。ここで表示対象者には、運転者、助手席同乗者、及び、後席同乗者が挙げられる。例えば、運転時に必要なコンテントであれば、運転者にとってのコンテント価値が相対的に大きくなるという具合である。また例えば、ヘッドアップディスプレイといった走行中の視線移動が少ないエリアは、運転者にとってのエリア適性度が相対的に大きくなるという具合である。このようなコンテント価値やエリア適性度が車両の状況によって変更されれば、車両の状況が変化した場合でも、適切なコンテントを適切なエリアへ割り当てることができる。
さらにまた、具体的には、コンテント情報には、コンテントの特性を示すコンテント特性が含まれ、エリア情報には、エリアの特性を示すエリア特性が含まれることが考えられる。この場合、コンテント特性及びエリア特性からコンテントのエリアへの割り当てに用いられる特性評価値を導出するための対応情報が対応情報記憶部に記憶されることを前提に、コンテント割当制御部が、車両の状況に基づき、対応情報を変更可能としてもよい。このようにすれば、車両の状況が変化した場合でも、適切なコンテントを適切なエリアへ割り当てることができる。
ンテント特性には、運転者の視線の動きが問われるか否かを示す視線特性が含まれ、エリア特性には、運転者の視線の動きが大きくなるか否かを示す視線特性が含まれることとしてもよい。例えば「車速」のように運転時に頻繁に確認が必要となるようなコンテントは、運転者の視線の動きが問われるコンテントとなる。また例えば、ヘッドアップディスプレイのように走行中の視線移動が少ないエリアは、運転者の視線の動きが大きくならないエリアとなる。
また、コンテント特性には、表現力が必要となるか否かを示す表現力特性が含まれ、エリア特性には、表現力が大きいか否かを示す表現力特性が含まれることとしてもよい。例えばナビゲーションのための「地図」のように情報量が多いコンテントは、表現力(解像度やカラー表示など)が必要となるコンテントとなる。また例えば、車両中央に設置されるカラー液晶表示装置のエリアは表現力が大きなエリアとなる。
さらにまた、コンテント特性には、操作が必要となるか否かを示す操作特性が含まれ、エリア特性には、操作が可能か否かを示す操作特性が含まれることとしてもよい。例えば「オーディオ情報」のように楽曲の選択などが行われるコンテントは、操作が必要なコンテントとなる。また例えばタッチパネルが一体となった液晶表示装置のエリアは、操作が可能なエリアとなる。
なお、車両の状況には、車両の走行状況が含まれることが例示される。走行状況は、例えば走行中か停車中かという2つの走行状況を示すものとしてもよいし、また例えば低速走行、高速走行などもっと細かな走行状況を示すものとしてもよい。このようにすれば、車両の状況に基づく変更処理が比較的簡単なものとなる。もちろん、車両の状況には、走行状況に限らず、車両内外の種々の状況が含まれる。例えば運転者の負荷などを算出可能なシステムと共に用い、当該運転者の負荷を車両の状況としてもよい。
表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。 (a)は第1実施形態でコンテント及びエリアに対応付けられる属性を示す説明図であり、(b)はコンテントとエリアとの対応関係を示す説明図であり、(c)は、属性に基づくコンテントの割り当てを示す説明図である。 エリア管理部におけるエリアの階層データ構造を示す説明図である。 第1実施形態の表示制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の価値変更処理を示すフローチャートである。 第2実施形態でコンテント及びエリアに対応付けられる属性を示す説明図である。 (a)は視線適性度テーブルを示す説明図であり、(b)は表現力適性度テーブルを示す説明図であり、(c)は操作適性度テーブルを示す説明図である。 所定の演算子を用いて規定される必須排他制約式の処理を示す説明図である。 第2実施形態の表示制御処理の前半部分を示すフローチャートである。 第2実施形態の表示制御処理の後半部分を示すフローチャートである。 第2実施形態の価値変更処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、実施形態の表示制御装置1の概略構成を示すブロック図である。
表示制御装置1は、制御部10を中心に構成されている。制御部10には、3台の表示装置21,22,23、及び、入出力IF30が接続されている。なお、以下では、3台の表示装置21〜23を区別するため、必要に応じて「A表示装置21」、「B表示装置22」、「C表示装置23」と記述する。
3台のA〜Cの表示装置21〜23はそれぞれ、例えばヘッドアップディスプレイ、メータパネル、ナビゲーションのための地図などを表示する液晶表示装置などとして具現化される。ただし、これに限られるものではない。
入出力IF30は、車両内のネットワーク(例えばCAN)に接続するための構成であり、入出力IF30を介し、表示制御装置1は、マルチメディアECU41、車速ECU42、エンジン回転数センサ43、各種ECU44、及び、各種センサ45に接続されている。各種ECU44には、例えばナビゲーションECUなどが含まれる。また、各種センサ45には、車室外の気温を検知する外気温センサやエンジン冷却水の温度を検知する水温センサなどが含まれる。
このような構成により、表示制御装置1は、ネットワークを介して各種のコンテントを取得可能となっている。コンテントは、マルチメディアECU41から取得される「オーディオ情報」、車速ECU42から取得される「車速」、エンジン回転数センサ43から取得される「エンジン回転数」、各種ECU44に含まれるナビゲーションECUから取得される「地図」、各種センサ45に含まれる外気温センサから取得される「外気温」など様々である。
制御部10は、コンテント管理部11、エリア管理部12、割当管理部13、コンテント割当制御部14、及び、表示レイアウト制御部15を有している。
コンテント管理部11は、上述した種々のコンテントを管理するための機能を有し、カテゴリーの異なるコンテントも同様に管理している。コンテント管理部11は、コンテントに対し、図2(a)に示すように、「情報価値」、「コンテントサイズ」及び「表示状態」の3つの属性を対応付けて管理する。
ここで情報価値とは、コンテントの重要度を示すものである。情報価値は、「警告情報」など緊急性の高いコンテントほど一般的に高くなり、次に、走行状態に関わるコンテントである「車速」や「エンジン回転数」などが続く。ナビゲーションのための「地図」や「オーディオ情報」などのコンテントは、相対的に低い情報価値を有するものとなる。
またコンテントサイズは、コンテントの表示に要する領域の大きさであり、例えば縦及び横のピクセル数で表される。
さらにまた表示状態は、そのコンテントが表示対象であるか否かを示す情報であり、表示対象であることを示す「アクティブ状態」又は表示対象でないことを示す「非アクティブ状態」のいずれかが設定される。
具体的には、車両状況やユーザ操作に応じて「アクティブ状態」と「非アクティブ状態」とが切り替えられる。例えば、シフトレンジがRの時は「バックモニタ」のコンテントが「アクティブ状態」となり、シフトレンジがR以外の時は「バックモニタ」のコンテントが「非アクティブ状態」になるという具合である。また例えば、ユーザがオーディオスイッチをオンにすると「オーディオ情報」のコンテントが「アクティブ状態」となり、オーディオスイッチをオフにすると「オーディオ情報」のコンテントが「非アクティブ状態」になるという具合である。
エリア管理部12は、表示領域としての複数のエリアを管理するための機能を有する。エリアは、A〜Cの3台の表示装置21〜23の画面に対して設定される。エリア管理部12は、A〜Cの3台の表示装置21〜23のエリアを同様に管理している。すなわち、A表示装置21のエリアもB表示装置22のエリアも区別なく管理している。ただし、エリア管理部12は、エリアに対し、図2(a)に示すように、「領域価値」及び「エリアサイズ」の2つの属性を対応付けて管理する。
ここで領域価値とは、エリアの重要度を示すものである。この領域価値は、視認性に優れたエリアほど一般的に高く設定される。例えば、フロントガラスを利用するヘッドアップディスプレイのエリアは、その領域価値が高くなるという具合である。
またエリアサイズは、エリアの大きさであり、コンテントサイズと同様、例えば縦及び横のピクセルで示される。
また、エリア管理部12は、A〜Cの表示装置21〜23のエリアを階層データ構造で管理する。例えばA表示装置21のエリアを例に挙げて説明すると、図3に示す如くである。
A表示装置21の表示領域は、図3(a)に示すように、画面全体を使用するaエリア、このaエリアを左右2つに分割したbエリア及びcエリア、さらに、bエリアを左右2つに分割したdエリア及びeエリア、cエリアを上下2つに分割したfエリア及びgエリアとして設定されているものとする。
このとき、図3(b)に示すように、aエリアを最上位の階層のエリアとして管理する。aエリアの直下の階層にb及びcのエリアを管理し、b及びcのエリアの直下の階層にそれぞれ、d及びeのエリアとf及びgのエリアとを管理する。
これにより、図3(c)に示すように、例えばbエリアにコンテントが割り当てられると、それよりも下の階層であるd及びeのエリアは使用不能と判断する。なお、aエリアの直下にあるb及びcのエリアのうち一方のbエリアのみにコンテントが割り当てられるときは(c,f,gのエリアが使用されていないときは)、aエリアの内部にコンテント
が表示されればよく、例えばコンテントがb及びcのエリアに跨るようにセンタリングなどを施すようにしてもよい。
本実施形態では、以上のようなコンテント管理部11及びエリア管理部12を有することにより、コンテント割当制御部14が、コンテントの情報価値とエリアの領域価値とを比較し、原則としてコンテントの情報価値がエリアの領域価値よりも大きくなっている場合にだけ、そのエリアにコンテントを割り当てる。なお、以下では適宜、情報価値及び領域価値をまとめて「価値」といい、コンテントサイズ及びエリアサイズをまとめて「サイズ」という。
コンテント割当制御部14は、コンテント及びエリアの「価値」だけでなく「サイズ」をも考慮して、エリアに対するコンテントの割り当てを行う。表示レイアウト制御部15は、コンテントがエリアに割り当てられると、それらのコンテントをそれらのエリアに表示する。
ところで、このようなコンテント及びエリアの属性に基づきコンテントをエリアに割り当てる処理は、いわば「動的な割り当て」処理と言える。これとは別に、一部のコンテントは予め定められた所定のエリアに割り当てられるようになっている。こちらはいわば「静的な割り当て」である。この予め定められたコンテントとエリアとの対応関係を管理するのが、割当管理部13である。
割当管理部13は、図2(b)に示すように、例えばXコンテントとAエリア及びBエリアとの対応関係を有している。このときは、XコンテントはAエリア又はBエリアに割り当てられることになる。また例えば、YコンテントとCエリアとの対応関係を有している。このときは、YコンテントはCエリアに割り当てられることになる。
次に、より具体的に、表示制御のための処理を説明する。図4は、表示制御処理を示すフローチャートである。この表示制御処理は、イグニッションキーがオンとなっている間、繰り返し実行されるものである。
最初のS100では、価値変更処理を実行する。この処理は、車両の状況(本実施形態では走行中であるか停車中であるかという走行状況)に基づき、コンテントの情報価値及びエリアの領域価値を変更するものである。
次のS110では、コンテントリストを作成する。この処理は、その属性である表示状態が「アクティブ状態」となっているコンテントを抽出し、情報価値の大きい順に並べ替えるものである。なお、ここでは、N個のコンテントが並べ替えられたものとする。
次のS120では、コンテントを示す変数nを「1」として初期化する。この変数nがインクリメントされる毎に、1番目のコンテント→2番目のコンテント→3番目のコンテント→・・・という具合に処理されることになる。
続くS130では、エリアを探索する。この処理は、未だコンテントが割り当てられていない全てのエリアを探索するものである。
続くS140では、階層データ構造に基づきエリアを除外する。この処理は、コンテントが割り当てられていないエリアであっても、階層データ構造で上位に位置するエリアに対しコンテントが割り当てられている場合に、そのエリアを除外するものである。例えば図3(c)に示したように、bエリアにコンテントが割り当てられている場合、d及びeのエリアが除外されるという具合である。
次のS150では、コンテントサイズ及びエリアサイズに基づきエリアを除外する。この処理は、割り当てられるコンテントのコンテントサイズよりも小さなエリアサイズのエリアを除外するものである。
例えば図2(c)に示すようなZコンテントは、コンテントサイズが「200×200」となっているため、Zコンテントを割り当てる場合、エリアサイズが「50×20」のDエリアは除外されるという具合である。
続くS160では、割当管理に基づきエリアを除外する。具体的には、割当管理部13に記憶された対応関係に基づき、コンテントとエリアとの対応関係にないエリアを除外する。
次のS170では、エリアに対しコンテントを割り当てる。この処理は、S160までで対象となったエリアのうち、コンテントの情報価値を下回るエリアでかつ最も領域価値の大きなエリアへコンテントを割り当てるものである。例えば図2(c)では、Zコンテントの情報価値が「20」であるため、この情報価値「20」を下回る領域価値「10」のFエリアへZコンテントが割り当てられるという具合である。
続くS180では、変数nがコンテントの個数Nに等しいか否かを判断する。この処理は、全てのコンテントを処理したか否かを判断するものである。ここでn=Nである場合(S180:YES)、S190へ移行する。一方、n≠Nである場合(S180:NO)、すなわち処理していないコンテントがあるうちは、S200にて変数nをインクリメントし、S130からの処理を繰り返す。
S190では、コンテントを表示する。この処理は、割り当てられたエリアにコンテントを表示するものである。
次に、図4中のS100の価値変更処理について説明する。図5は、価値変更処理を示すフローチャートである。
最初のS101では、車両が走行中か否かを判断する。この判断は、例えば車速ECU42から送出される「車速」に基づいて行われる。ここで走行中であると判断された場合(S101:YES)、S102にてコンテントの情報価値を走行中における情報価値に変更し、S103にてエリアの領域価値を走行中における領域価値に変更し、その後、価値変更処理を終了する。一方、走行中でないと判断された場合(S101:NO)、すなわち停車中である場合には、S104にてコンテントの情報価値を停車中における情報価値に変更し、S105にてエリアの領域価値を停車中における領域価値に変更して、その後、価値変更処理を終了する。
コンテントに対する走行中/停車中の情報価値及びエリアに対する走行中/停車中の領域価値は、予め決められているものとする。例えばマルチメディアECU41から取得されるコンテントは、停車中に比べ走行中には安全面などから重要度が減ることが考えられる。このようなコンテントに対しては、走行中の情報価値が停車中の情報価値よりも小さく設定されている。また、走行中には、視線の動きが極力少なくなるエリアの重要度が増すことが考えられる。したがって、このようなエリアに対しては、走行中の領域価値が停車中の領域価値よりも大きく設定されている。
次に本実施形態の表示制御装置1が発揮する効果を説明する。
本実施形態では、コンテントの情報価値がエリアの領域価値を上回った場合にコンテントをエリアへ割り当てるのであるが、価値変更処理を実行することで、情報価値及び領域価値を車両の状況に応じて変更する。具体的には、車速ECU42から送出される「車速
」に基づき車両が走行中か否かを判断し(図5中のS101)、車両が走行中である場合(S101:YES)、コンテントの情報価値を走行中における情報価値に変更し(S102)、エリアの領域価値を走行中における領域価値に変更する(S103)。一方、車両が走行中でない場合(S101:NO)、すなわち停車中である場合には、コンテントの情報価値を停車中における情報価値に変更し(S104)、エリアの領域価値を停車中における領域価値に変更する(S105)。これにより、車両の状況が変化した場合でも、適切なコンテントを適切なエリアへ割り当てることができる。
なお、ここでは情報価値及び領域価値の両方を変更しているが、いずれか一方を変更し、他方を固定的な値としてもよい。また、ここでは走行中か否かという車両の走行状況に基づき情報価値及び領域価値を変更しているが、例えば低速走行、高速走行などもっと細かな走行状況に応じて価値を変更するようにしてもよいし、また例えば運転者の負荷などを算出可能なシステムと共に用い、当該運転者の負荷などを考慮して価値を変更するようにしてもよい。
なお、本実施形態の表示制御装置1が特許請求の範囲の「表示制御装置」を構成し、コンテント管理部11が「コンテント管理部」を構成し、エリア管理部12が「エリア管理部」を構成し、コンテント割当制御部14が「コンテント割当制御部」を構成する。
また、図4中のS100の処理が「コンテント管理部」及び「エリア管理部」の機能としての処理に相当し、詳しくは、図5中のS102及びS104の処理が「コンテント管理部」の機能としての処理に相当し、S103及びS105の処理が「エリア管理部」の機能としての処理に相当する。
[第2実施形態]
上記実施形態では、コンテンツの情報価値がエリアの領域価値を上回っているか否かによって、コンテントとエリアとの組合せを決定していた。これに対し、本実施形態では、コンテント価値及びエリア適性度などから評価値を算出し、当該評価値に基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定する。
以下では、上記実施形態と異なる部分のみを説明することとし、同様の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、コンテント管理部11が、コンテントに対し、図6に示すように、「コンテント価値」、「コンテントサイズ」、「表示状態」及び「コンテント特性」の4つの属性を対応付けて管理する。
ここでコンテント価値とは、表示対象者毎のコンテントの価値を示すものである。本実施形態では、表示対象者は、運転者、助手席同乗者、後席同乗者である。つまり、コンテントの価値は、表示対象者によって異なる。例えば「車速」や「エンジン回転数」といったコンテントは、運転者にとって価値の高い情報となる。そのため、コンテント価値[運転者]、コンテント価値[助手席同乗者]、及び、コンテント価値[後席同乗者]という3つの価値を各コンテントが有している。なお、本実施形態では、コンテント価値が「0」以上の数値として記憶されているものとする。
またコンテントサイズは、コンテントの表示に要する領域の大きさであり、例えば縦及び横のピクセル数で表される。
さらにまた表示状態は、そのコンテントが表示対象であるか否かを示す情報であり、表示対象であることを示す「アクティブ状態」又は表示対象でないことを示す「非アクティブ状態」のいずれかが設定される。
またコンテント特性は、コンテントの特性を示すものである。本実施形態では、視線特性、表現力特性、操作特性の3つの特性を各コンテントが有している。
視線特性は、視線を動かしてもよいか否かを「1」〜「5」の5段階で示す。視線動作を許容しないコンテントほど特性値が大きくなっている。視線動作を許容しないコンテントとは走行にあたって頻繁に確認が必要なコンテントであり、例えば、「車速」が挙げられる。なお、視線特性は、運転者に対する特性となっている。
表現力特性は、コンテントを表示する上で表現力(解像度やカラーなど)が必要であるか否かを「1」〜「5」の5段階で示す。表現力が必要なコンテントほど値が大きくなっている。表現力が必要なコンテントとは情報量の多いコンテントであり、例えばナビゲーションのための「地図」が挙げられる。
操作特性は、コンテントに対する操作が必要であるか否かを「1」〜「5」の5段階で示す。操作が必要なコンテントほど値が大きくなっている。操作が必要なコンテントには、例えば再生曲を選択するなどの操作が発生するという意味で「オーディオ情報」が挙げられる。
なお、本実施形態では、特性を「1」〜「5」の5段階で表したが、これには限定されない。少なくとも2以上に段階分けすればよい。
また、エリア管理部12は、エリアに対し、図6に示すように、「エリア適性度」、「エリアサイズ」及び「エリア特性」の3つの属性を対応付けて管理する。
ここでエリア適性度とは、表示対象者毎のエリアの場所的な適正度を示すものである。表示対象者は、上述したように、運転者、助手席同乗者、後席同乗者である。つまり、エリア適性度は、表示対象者によって異なる。例えばメータパネルのエリアは運転者にとってエリア適性度が大きくなり、また例えばナビゲーションのための地図などを表示する液晶表示装置のエリアは、運転者及び助手席同乗者にとってエリア適性度が大きくなる。そのため、エリア適性度[運転者]、エリア適性度[助手席同乗者]、及び、エリア適性度[後席同乗者]という3つの適性度を各エリアが有している。なお、本実施形態では、エリア適性度を「1」〜「10」の10段階で示すものとする。ただし、これには限定されない。
またエリアサイズは、エリアの大きさであり、コンテントサイズと同様、例えば縦及び横のピクセル数で示される。
さらにまたエリア特性は、エリアの特性を示すものである。本実施形態では、視線特性、表現力特性、操作特性の3つの特性を各エリアが有している。
視線特性は、視線が動くか否かを「1」〜「5」の5段階で示す。視線が動かないエリアほど値が大きくなっている。視線が動かないエリアには、例えばヘッドアップディスプレイのエリアが挙げられる。なお、視線特性は、運転者に対する特性となっている。
表現力特性は、エリアの表現力(解像度やカラーなど)が高いか否かを「1」〜「5」の5段階で示す。表現力の大きなエリアほど値が大きくなっている。表現力の高いエリアには、例えばナビゲーションのための地図などを表示する液晶表示装置のエリアが挙げられる。
操作特性は、エリアの操作が可能であるか否かを「1」〜「5」の5段階で示す。複雑な操作が可能なエリアほど値が大きくなっている。複雑な操作が可能なエリアには、例えばタッチパネルが一体となった液晶表示装置のエリアが挙げられる。
なお、本実施形態では、エリア特性を「1」〜「5」の5段階で表したが、これには限定されない。少なくとも2以上に段階分けすればよい。
また、エリア管理部12は、上記実施形態と同様、A〜Cの表示装置21〜23のエリアを階層データ構造で管理する(図3参照)。
さらにまた、割当管理部13は、コンテント特性及びエリア特性に基づく適性度を算出するための適性度テーブル、コンテントの必須排他制約式、及び、特定エリアに対する特定コンテントの割当情報を記憶している。
適性度テーブルには、コンテント及びエリアの視線特性に基づき視線適性度を算出するための視線適性度テーブル(図7(a)参照)、コンテント及びエリアの表現力特性に基づき表現力適性度を算出するための表現力適性度テーブル(図7(b)参照)、コンテント及びエリアの操作特性に基づき操作適性度を算出するための操作適性度テーブル(図7(c)参照)が含まれる。
なお、これらの適性度テーブルは「1」〜「10」の10段階で適性度を表現しており、適性度が大きいほど値が大きくなっている。なお、エリア適性度と同様、10段階での表現に限定されるものではない。
これらの適性度テーブルにより、各コンテントの有するコンテント特性と各エリアの有するエリア特性とから、特性別の適性度が算出される。例えば、情報量の多いナビゲーションのための「地図」は表現力が必要なコンテントとして表現力特性が「5」となっており、表現力の高い液晶表示装置のエリアは表現力特性が「5」となっているものとする。この場合、図7(b)の例では、表現力適性度が最大値「10」として算出される。これは、コンテント「地図」と液晶表示装置のエリアとを組み合わせる際の表現力適性度が最大になることを示している。
なお、例えば情報量が少なく表現力を必要としない表現力特性「1」のコンテントを表現力の高い表現力特性「5」のエリアへ配置する場合、オーバースペックとなる。このようなオーバースペックの組合せは、各適性度テーブルの左下部分に現れる。このとき適正は十分であるものの、他のコンテントの割当を考えて、適性度を最大値よりも小さく設定している。
また、コンテントの必須排他制約式は、コンテントの必須表示やコンテントの排他表示を、予め定められた制約式で規定する情報である。
本実施形態では「&」、「|」、「^」、「/」、「+」の5つの演算子が定義されている。図8(a)に示す如くである。すなわち、
X&Yは、XとYとの両方を表示することを意味する。
X|Yは、Xのみを表示する、Yのみを表示する、又は、XとYとの両方を表示することを意味する。
X^Yは、Xのみを表示する、又は、Yのみを表示することを意味する。
X/Yは、Xのみを表示する、Yのみを表示する、又は、XもYも表示しないことを意味する。
X+Yは、XとYとの両方を表示する、又は、XもYも表示しないことを意味する。
なお、X/YはX&Yの否定であり、X+YはX^Yの否定となっている。ただし、本実施形態では、後述する表示制御処理にて、演算子に対する処理を行う。この処理を簡単にするため、あえて否定を示す演算子を使用することを避けている。
さらにまた、特定エリアに対する特定コンテントの割当情報は、予め定められた特定のエリアと予め定められた特定のコンテントとの対応関係を示すものである。すなわち、本実施形態では、コンテントとエリアとの動的な割り当てを行うものであるが、この対応関係を参照することで、一部のコンテントについては、静的な割り当てを行う。
本実施形態では、以上のようなコンテント管理部11、エリア管理部12及び割当管理部13に記憶される情報に基づき、コンテント割当制御部14が、コンテントとエリアとの組合せを評価し、コンテントとエリアとの組合せを記憶する。また、コンテント割当制御部14によって記憶されるコンテントとエリアとの組合せに基づき、コンテントを表示するのが、表示レイアウト制御部15である。
次に、表示制御処理について説明する。図9は、表示制御処理の前半部分を示すフローチャートであり、図10は、表示制御処理の後半部分を示すフローチャートである。なお、以下では適宜、コンテント価値及びエリア適性度をまとめて「価値」といい、コンテントサイズ及びエリアサイズをまとめて「サイズ」という。
最初のS200では、価値変更処理を実行する。この処理は、車両の状況(本実施形態では走行中であるか停車中であるかという走行状況)に基づき、コンテントのコンテント価値及びエリアのエリア適性度を変更するものである。
次のS210では、コンテントリストを作成する。この処理は、コンテントの属性である表示状態が「アクティブ状態」となっているコンテントを抽出してコンテント価値が大きいものから順に並べ替えるものである。例えば、コンテントX,Y,Z,Wがあり、コンテント価値がX>Y>Z>Wのとき、「アクティブ状態」となっているコンテントが「X,Z,W」であれば、コンテントリストは、「X→Z→W」となる。なお、ここでは、N個のコンテントが並べ替えられたものとする。
続くS220では、必須排他制約式を処理する。必須排他制約式には、属性が「非アクティブ状態」となっているコンテントも含まれる。そのため、ここでは、「非アクティブ状態」となっているコンテントを含む必須排他制約式を処理する。
具体的には、図8(b)に示すように、必須排他制約式から構文ツリーを作る。図8(b)では、「(X&Y)^Z」の必須排他制約式が構文ツリーとして示されている。このとき、X及びZのコンテントが「アクティブ状態」であり、Yのコンテントが「非アクティブ状態」であるものとする。この場合、Yのコンテントを構文ツリーから削除すると共に、その上位の演算子「&」を構文ツリーから削除する(記号J参照)。これにより、構文ツリーは図8(c)に示す如くとなり、必須排他制約式は、「X^Z」となる。このように、「非アクティブ状態」のコンテントとその上位の演算子を削除するという手法は、上位演算子が「&」、「|」、「^」の場合に適用される。
一方、上位演算子が「/」の場合には、図8(d)に示すように、「非アクティブ」のYのコンテント及びその上位の演算子「/」を削除すると共に(記号L参照)、削除した演算子「/」の下位のコンテントXも削除する(記号K参照)。演算子が「+」の場合も同様である。
なお、このような必須排他制約式の処理を行う場合、否定を示す演算子を用いると期待する結果が得られないため、本実施形態では、否定を示す演算子を用いていない。
次のS230では、必須排他制約式に基づくコンテントリストを作成する。例えば、図8(c)で示すように必須排他制約式「X^Z」があるものとし、S110で作成された
コンテントリストが「X→Z→W」であれば、新たなリストとして、「X→W」、「Z→W」という2つのコンテントリストを作成するという具合である。ここでは、X及びZのいずれかが必須表示となっているため、X及びZを先頭に並べる。以下では、M個の新たなリストが作成されたものとして説明を続ける。
続くS240では、リストを示す変数mを「1」として初期化する。この変数mがインクリメントされる毎に、1番目のリスト→2番目のリスト→3番目のリスト→・・・という具合に処理されることなる。
次のS250では、コンテントを示す変数nを「1」として初期化する。この変数nがインクリメントされる毎に、m番目のリストの1番目のコンテント→m番目のリストの2番目のコンテント→m番目のリストの3番目のコンテント→・・・という具合に処理されることになる。
続くS260では、エリアを探索する。この処理は、未だコンテントが割り当てられていない全てのエリアを探索するものである。
次のS270では、階層データ構造に基づきエリアを除外する。この処理は、コンテントが割り当てられていないエリアであっても、階層データ構造で上位に位置するエリアに対しコンテントが割り当てられている場合に、そのエリアを除外するものである。
続くS280では、コンテントサイズ及びエリアサイズに基づきエリアを除外する。この処理は、割り当てられるコンテントのコンテントサイズよりも小さなエリアサイズのエリアを除外するものである。
次のS290では、割当管理に基づきエリアを除外する。具体的には、割当管理部13に記憶された割当情報に基づき、コンテントとエリアとの対応関係にないエリアを除外する。
図10中のS300では、評価値を算出し、評価値が最も大きなエリアを選択する。この処理は、予め定められた算出式でコンテント及びエリアの情報から評価値を算出し、当該評価値が最も大きくなるエリアを選択するものである。
具体的に、本実施形態では、評価値は、対象者評価値と特性評価値とで算出される。
対象者評価値には、運転者評価値(DE)、助手席同乗者評価値(AE)、及び、後席同乗者評価値(RE)がある。また、特性評価値には、運転者特性評価値(DCE)、助手席同乗者特性評価値(ACE)、及び、後席同乗者特性評価値(RCE)がある。なお、式を煩雑にしないために、運転者を「D」、助手席同乗者を「A」、後席同乗者を「R」で表すと、本実施形態では、それぞれ、

DE=K[D]×コンテント価値[D]×エリア適性度[D]
AE=K[A]×コンテント価値[A]×エリア適性度[A]
RE=K[R]×コンテント価値[R]×エリア適性度[R]
DCE=(K1×視線適性度+K2×表現力適性度+K3×操作適性度)÷(K1+K2+K3)
ACE=(K4×表現力適性度+K5×操作適性度)÷(K4+K5)
RCE=(K6×表現力適性度+K7×操作適性度)÷(K6+K7)

となる。
ここでK[D],K[A],K[R]は、運転者、助手席同乗者、及び、後席同乗者の
存在を示すものであり、乗車時に「1」となり、非乗車時に「0」となる。また、K1〜K7は、重み付け係数である。
なお、視線適性度は、運転者についてのみの特性であるため、ACE及びRCEの算出には用いられない。
そして、求める評価値は、

評価値 = DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE

となる。
S310では、S300における評価値が最も大きくなるコンテントとエリアとの組合せを記憶する。
続くS320では、変数nがコンテントの個数Nに等しいか否かを判断する。この処理は、m番目のリストに含まれる全てのコンテントを処理したか否かを判断するものである。ここでn=Nである場合(S320:YES)、S340へ移行する。一方、n≠Nである場合(S320:NO)、すなわち処理していないコンテントがあるうちは、S330にて変数nをインクリメントし、図9中のS260からの処理を繰り返す。
S340では、変数mがリストの個数Mに等しいか否かを判断する。この処理は、全てのリストを処理したか否かを判断するものである。ここでm=Mである場合(S340:YES)、S360へ移行する。一方、m≠Mである場合(S340:NO)、すなわち処理していないリストがあるうちは、S350にて変数mをインクリメントし、図9中のS250からの処理を繰り返す。
S360では、それぞれのリストにおける評価値の合計に基づき、最も評価値の合計が大きくなったリストを選択する。
続くS370では、S360で選択したリストにおけるコンテントとエリアとの組合せを読み出す。この処理は、S310で記憶される組合せを読み出すものである。
S380では、コンテントを表示する。この処理は、割り当てられたエリアにコンテントを表示するものである。
次に、図9中のS200の価値変更処理について説明する。図11は、価値変更処理を示すフローチャートである。
最初のS201では、車両が走行中か否かを判断する。この判断は、例えば車速ECU42から送出される「車速」に基づいて行われる。ここで走行中であると判断された場合(S201:YES)、S202にてコンテントのコンテント価値を走行中におけるコンテント価値に変更し、S203にてエリアのエリア適性度を走行中におけるエリア適性度に変更し、その後、価値変更処理を終了する。一方、走行中でないと判断された場合(S201:NO)、すなわち停車中である場合には、S204にてコンテントのコンテント価値を停車中におけるコンテント価値に変更し、S205にてエリアのエリア適性度を停車中におけるエリア適性度に変更して、その後、価値変更処理を終了する。
次に本実施形態の表示制御装置1が発揮する効果を説明する。
本実施形態では、コンテント価値及びエリア適性度に基づく対象者評価値を含む評価値に基づいてコンテントをエリアへ割り当てるのであるが、価値変更処理を実行することで、コンテント価値及びエリア価値を車両の状況に応じて変更する。具体的には、車速ECU42から送出される「車速」に基づき車両が走行中か否かを判断し(図11中のS201)、車両が走行中である場合(S201:YES)、コンテントのコンテント価値を走
行中におけるコンテント価値に変更し(S202)、エリアのエリア適性度を走行中におけるエリア適性度に変更する(S203)。一方、車両が走行中でない場合(S201:NO)、すなわち停車中である場合には、コンテントのコンテント価値を停車中におけるコンテント価値に変更し(S204)、エリアのエリア適性度を停車中におけるエリア適性度に変更する(S205)。これにより、車両の状況が変化した場合でも、適切なコンテントを適切なエリアへ割り当てることができる。
なお、ここではコンテント価値及びエリア適性度の両方を変更しているが、いずれか一方を変更し、他方を固定的な値としてもよい。また、ここでは走行中か否かという車両の走行状況に基づきコンテント価値及びエリア適性度を変更しているが、例えば低速走行、高速走行などもっと細かな走行状況に応じて変更するようにしてもよいし、また例えば運転者の負荷などを算出可能なシステムと共に用い、当該運転者の負荷などを考慮して変更するようにしてもよい。
さらにまた、コンテント特性及びエリア特性から図7に示した適性度テーブル、すなわち視線適性度テーブル(図7(a)参照)、表現力適性度テーブル(図7(b)参照)、及び、操作適性度テーブル(図7(c)参照)を用いて、特性評価値を算出している。これらの適性度テーブルは割当管理部13に記憶されているのであるが、この適性度テーブルを車両の状況に応じて変更するようにしてもよい。このようにすれば、車両の状況が変化した場合でも、適切なコンテントを適切なエリアへ割り当てることができる。
なお、本実施形態においても、表示制御装置1が特許請求の範囲の「表示制御装置」を構成し、コンテント管理部11が「コンテント管理部」を構成し、エリア管理部12が「エリア管理部」を構成し、コンテント割当制御部14が「コンテント割当制御部」を構成する。
また、図9中のS200の処理が「コンテント管理部」及び「エリア管理部」の機能としての処理に相当し、詳しくは、図11中のS202及びS204の処理が「コンテント管理部」の機能としての処理に相当し、S203及びS205の処理が「エリア管理部」の機能としての処理に相当する。さらにまた、適性度テーブルを変更可能な構成では、割当管理部13が「対応情報記憶部」を構成し、各適性度テーブルが「対応情報」に相当することになる。
以上、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施することができる。
1…表示制御装置
10…制御部
11…コンテント管理部
12…エリア管理部
13…割当管理部
14…コンテント割当制御部
15…表示レイアウト制御部
21,22,23,50…表示装置
30…入出力IF
41…マルチメディアECU
42…車速ECU
43…エンジン回転数センサ
44…各種ECU
45…各種センサ

Claims (8)

  1. 車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象となっているコンテントを割り当てて表示する表示制御装置であって、
    前記コンテントの属性であるコンテント情報と前記コンテントとを対応付け前記コンテントを管理するコンテント管理部と、
    前記エリアの属性であるエリア情報と前記エリアとを対応付け前記エリアを管理するエリア管理部と、
    前記コンテント情報及び前記エリア情報に基づいて、前記コンテントと前記エリアとの組合せについての評価値を算出し、該評価値が大きい組合せ選択するコンテント割当制御部と、を備え、
    前記コンテント管理部は、車両の状況に応じて、前記コンテント情報を変更し、
    前記コンテント情報は、コンテントの特性を示すコンテント特性を含み、
    前記エリア情報は、前記エリアの特性を示すエリア特性を含んでおり、
    前記コンテント特性及び前記エリア特性から前記コンテントの前記エリアへの割り当てに用いられる特性評価値を導出するための対応情報を記憶する対応情報記憶部をさらに備え、
    前記コンテント割当制御部は、車両の状況に基づき、前記対応情報を変更可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  2. 車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象となっているコンテントを割り当てて表示する表示制御装置であって、
    前記コンテントの属性であるコンテント情報と前記コンテントとを対応付け前記コンテントを管理するコンテント管理部と、
    前記エリアの属性であるエリア情報と前記エリアとを対応付け前記エリアを管理するエリア管理部と、
    前記コンテント情報及び前記エリア情報に基づいて、前記コンテントと前記エリアとの組合せについての評価値を算出し、該評価値が大きい組合せ選択するコンテント割当制御部と、を備え、
    前記エリア管理部は、車両の状況に応じて、前記エリア情報を変更し、
    前記コンテント情報は、コンテントの特性を示すコンテント特性を含み、
    前記エリア情報は、前記エリアの特性を示すエリア特性を含んでおり、
    前記コンテント特性及び前記エリア特性から前記コンテントの前記エリアへの割り当てに用いられる特性評価値を導出するための対応情報を記憶する対応情報記憶部をさらに備え、
    前記コンテント割当制御部は、車両の状況に基づき、前記対応情報を変更可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  3. 車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象となっているコンテントを割り当てて表示する表示制御装置であって、
    前記コンテントの属性であるコンテント情報と前記コンテントとを対応付け前記コンテントを管理するコンテント管理部と、
    前記エリアの属性であるエリア情報と前記エリアとを対応付け前記エリアを管理するエリア管理部と、
    前記コンテント情報及び前記エリア情報に基づいて、前記コンテントと前記エリアとの組合せについての評価値を算出し、該評価値が大きい組合せ選択するコンテント割当制御部と、を備え、
    前記コンテント管理部は、車両の状況に応じて、前記コンテント情報を変更し、
    前記エリア管理部は、車両の状況に応じて、前記エリア情報を変更し、
    前記コンテント情報は、コンテントの特性を示すコンテント特性を含み、
    前記エリア情報は、前記エリアの特性を示すエリア特性を含んでおり、
    前記コンテント特性及び前記エリア特性から前記コンテントの前記エリアへの割り当てに用いられる特性評価値を導出するための対応情報を記憶する対応情報記憶部をさらに備え、
    前記コンテント割当制御部は、車両の状況に基づき、前記対応情報を変更可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント情報は、表示対象者毎の情報の価値を示すコンテント価値を含み、
    前記エリア情報は、前記表示対象者毎の場所的な適正度を示すエリア適性度を含んでいること
    を特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性には、運転者の視線の動きが問われるか否かを示す視線特性が含まれ、
    前記エリア特性には、運転者の視線の動きが大きくなるか否かを示す視線特性が含まれること
    を特徴とする表示制御装置。
  6. 請求項の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性には、表現力が必要となるか否かを示す表現力特性が含まれ、
    前記エリア特性には、表現力が大きいか否かを示す表現力特性が含まれること
    を特徴とする表示制御装置。
  7. 請求項の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性には、操作が必要となるか否かを示す操作特性が含まれ、
    前記エリア特性には、操作が可能か否かを示す操作特性が含まれること
    を特徴とする表示制御装置。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
    前記車両の状況には、車両の走行状況が含まれること
    を特徴とする表示制御装置。
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