JP5742799B2 - 表示制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両情報などを車室内に用意された表示装置に表示する際、ユーザが把握し易いように表示する技術に関する。
車両の室内で提供される情報は、多岐にわたっている。例えば、車両の状態を示す車速、エンジン回転数、シフトポジション、燃料、水温などが挙げられる。また例えば、ナビゲーションのための地図、エアコンの設定情報、オーディオ情報などが挙げられる。近年では、運転支援のためのナイトビューや、車両内に持ち込んだ携帯端末の情報なども提供されるようになってきた。
これらの情報を提供するための表示装置も、種々のものが搭載されるようになっており、ヘッドアップディスプレイや、ナビゲーションのための地図などが表示される液晶ディスプレイが挙げられる。また、車速などが表示されるメータパネルも液晶などの採用によって種々の情報を提供可能なものがあり、一種の表示装置と言える。
このように提供される情報(以下「コンテント」という)が多くなってきていること、また、複数の表示装置が搭載されることから、どのコンテントをどの表示装置のどの領域(以下「エリア」という)に表示させるのかが、重要となってくる。
従来、携帯端末が生成した複数の画面データを1つのディスプレイに対して割り当てる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、画面データ及び表示領域にそれぞれ優先度を割り当てて、優先度順に領域を決定するものである。
特開2009−140488号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された発明では、自由度の高いコンテントの配置を実現することができなかった。
また、コンテントとエリアとの間には、AコンテントはAエリアに適しているがBコンテントはAエリアに適していない、というように組合せの向き不向きがある。この点、上記特許文献1に記載された発明を適用した場合、価値の低いコンテントであっても、表示対象となるコンテントの中で優先度が高いときには、優先度の高いエリアに表示されてしまうことになる。この結果として、コンテントが分不相応なエリアに表示されてしまうことが懸念される。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その第1の目的は、自由度の高いコンテントの配置を実現することにあり、第2の目的は、適切なエリアへコンテントを配置し、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことが可能な表示制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の表示制御装置は、車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象となっているコンテントを割り当てて表示するものである。
本発明の表示制御装置は、コンテント管理部、エリア管理部、及び、コンテント割当制御部を備えている。
コンテント管理部は、コンテントの属性であるコンテント情報を対応付けコンテントを管理する。また、エリア管理部は、エリアの属性であるエリア情報を対応付けエリアを管理する。
ここで特に、コンテント割当制御部は、コンテントを並べたコンテントリストを作成し、当該コンテントリストの順に、コンテント情報及びエリア情報に基づいて、コンテントとエリアとの組合せを決定する。
つまり、本発明では、コンテント情報及びエリア情報に基づいてコンテントとエリアとの組合せを決定するのであるが、このとき、コンテントからコンテントリストを作成し、当該コンテントリストの順に、組合せを決定する。このようにすれば、コンテントリストの順に同一処理を繰り返すことでエリアとの組合せが決定され、組合せのルールもコンテント情報及びエリア情報に基づくものとなるため、自由度の高いコンテントの配置を実現することができる。
また、コンテント情報には、コンテントの有する価値である情報価値が含まれる。例えば、緊急性の高いコンテントであれば、情報価値が相対的に大きくなるという具合である。
このような前提の下、請求項1に示すように、コンテント割当制御部は、情報価値の大きなコンテントから順にコンテントを並べたコンテントリストを作成する。このようにすれば、情報価値の大きなコンテントから順に領域価値の大きなエリアへ割り当てられるため、コンテントを適切なエリアへ配置するという効果が際だつ。
具体的には、請求項2に示すように、エリア情報には、エリアの有する価値である領域価値が含まれることが考えられる。例えば、ヘッドアップディスプレイといった走行中の視線移動が少ないエリアは、領域価値が相対的に大きくなるという具合である。このとき、コンテント割当制御部は、情報価値と領域価値とを比較し、情報価値が領域価値を上回っている場合に、コンテントをエリアに割り当て可能と判断する。このようにすれば、従来技術のように単に優先順位を用いる場合とは異なり、情報価値と領域価値とのバランスによってコンテントがエリアに割り当てられるため、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
なお、割り当て可能なエリアが複数ある場合、請求項3に示すように、コンテント割当制御部は、エリアのうちで領域価値の最も大きなエリアから順にコンテントを割り当てることが例示される。このようにすれば、領域価値がより大きなエリアからコンテントが割り当てられるため、ユーザによって把握し易い情報表示を行うことができる。
ところで、コンテント情報とエリア情報とから評価値を算出し、当該評価値に基づいてコンテントとエリアとの組合せを決定してもよい。
すなわち、請求項に示すように、コンテント割当制御部は、コンテント情報とエリア情報とから算出される評価値に基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定することとしてもよい。このようにすれば、従来技術のように単に優先順位を用いる場合とは異なり、コンテントとエリアとの組合せを評価することができ、より適切なエリアへコンテントを配置することができるため、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
具体的には、請求項5に示すように、コンテント情報は、表示対象者毎の情報の価値を示すコンテント価値を含み、エリア情報は、表示対象者毎の場所的な適性度を示すエリア適性度を含んでおり、コンテント割当制御部は、コンテント価値とエリア適性度とに基づき算出される対象者評価値に基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定することが考えられる。
ここで表示対象者には、運転者、助手席同乗者、及び、後席同乗者が挙げられる(以下でも同様)。例えば、運転時に必要なコンテントであれば、運転者にとってのコンテント価値が相対的に大きくなるという具合である。また例えば、ヘッドアップディスプレイといった走行中の視線移動が少ないエリアは、運転者にとってのエリア適性度が相対的に大きくなるという具合である。
つまり、ここでは、コンテントにコンテント価値を対応付け、エリアにエリア適性度を対応付けることにより、コンテントとエリアとの適切な組合せが得られるようにしたのである。しかも、コンテント価値及びエリア適性度は、表示対象者毎に用意される。このようにすれば、コンテント価値とエリア適性度とから得られる対象者評価値によってコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
なお、コンテント割当制御部は、作成したコンテントリストの順に、コンテントとエリアとの組合せを決定する。そこで、請求項に示すように、コンテント割当制御部は、コンテント価値の大きなコンテントから順にコンテントを並べたコンテントリストを作成することが好ましい。このようにすれば、コンテント価値の大きなコンテントから順にエリアとの組合せが決定されるため、コンテントを適切なエリアへ配置することができる。
ところで、コンテントやエリアはそれぞれの特性を有することが考えられる。そこで請求項に示すように、コンテント情報は、コンテントの特性を示すコンテント特性を含み、エリア情報は、エリアの特性を示すエリア特性を含んでおり、コンテント割当制御部は、コンテント特性とエリア特性とに基づき算出される特性評価値に基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定することが考えられる。このようにすれば、コンテント及びエリアの特性を考慮してコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
具体的には、請求項に示すように、コンテント特性には、運転者の視線の動きが問われるか否かを示す視線特性が含まれ、エリア特性には、運転者の視線の動きが大きくなるか否かを示す視線特性が含まれることとしてもよい。例えば「車速」のように運転時に頻繁に確認が必要となるようなコンテントは、運転者の視線の動きが問われるコンテントとなる。また例えば、ヘッドアップディスプレイのように走行中の視線移動が少ないエリアは、運転者の視線の動きが大きくならないエリアとなる。このようにすれば、運転者の視線の動きに関する特性評価値に基づきコンテントとエリアとの組合せを決定でき、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
また具体的には、請求項に示すように、コンテント特性には、表現力が必要となるか否かを示す表現力特性が含まれ、エリア特性には、表現力が大きいか否かを示す表現力特性が含まれることとしてもよい。例えばナビゲーションのための「地図」のように情報量が多いコンテントは、表現力(解像度やカラー表示など)が必要となるコンテントとなる。また例えば、車両中央に設置されるカラー液晶表示装置のエリアは、表現力が大きなエリアとなる。このようにすれば、表現力に関する特性評価値に基づきコンテントとエリアとの組合せを決定でき、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
さらにまた具体的には、請求項10に示すように、コンテント特性には、操作が必要となるか否かを示す操作特性が含まれ、エリア特性には、操作が可能か否かを示す操作特性が含まれることとしてもよい。例えば「オーディオ情報」のように楽曲の選択などが行われるコンテントは、操作が必要なコンテントとなる。また例えばタッチパネルが一体となった液晶表示装置のエリアは、操作が可能なエリアとなる。このようにすれば、操作性に関する特性評価値に基づきコンテントとエリアとの組合せを決定でき、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
なお、コンテント特性及びエリア特性から特性評価値を導出することが必要になる。そこで、請求項11に示すように、コンテント特性及びエリア特性から特性評価値を導出するための対応情報を記憶する対応情報記憶部を備えることとしてもよい。この場合、コンテント割当制御部は、対応情報記憶部に記憶された対応情報に基づき、コンテント特性及びエリア特性から特性評価値を導出する。例えばコンテント特性及びエリア特性を段階的に表した数値情報とし、両特性値から特性評価値を導出するための適性度を求める適性度テーブルを対応情報として用意するという具合である。このようにすれば、コンテント特性及びエリア特性から比較的簡単に特性評価値を導出することができる。
このとき、請求項12に示すように、対応情報記憶部の対応情報は、車両状況に基づき、変更可能であることとしてもよい。例えば、停車中と走行中とで特性評価値を導出するための対応情報を変更するという具合である。このようにすれば、より適切な特性評価値を導出することができる。
なお、エリアに対しコンテントの表示に要する領域が大きくなると、コンテントをスクロールさせて表示したり、あるいは、コンテントを縮小させて表示したりすることが必要になる。
そこで、請求項13に示すように、コンテント情報は、情報表示に要するサイズであるコンテントサイズを含み、エリア情報は、エリアのサイズであるエリアサイズを含んでおり、コンテント割当制御部は、エリアサイズとコンテントサイズとを比較し、コンテントがエリアに収まるようにコンテントとエリアとの組合せを決定することが好ましい。このようにすれば、コンテントをスクロールさせて表示したり、あるいは、コンテントを縮小させて表示したりする必要がなく、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
ところで、情報価値及び領域価値の比較でコンテントとエリアを組み合わせたり、コンテント価値及びエリア適性度に基づく評価値でコンテントとエリアを組み合わせたりする他、上述したようなコンテントサイズやエリアサイズによってコンテントとエリアを組み合わせることが考えられる。
すなわち、請求項14に示すように、コンテント情報は、情報表示に要するサイズであるコンテントサイズを含み、エリア情報は、エリアのサイズであるエリアサイズを含んでおり、コンテント割当制御部は、コンテントサイズに最も近いエリアサイズのエリアにコンテントが収まるよう、コンテントとエリアとの組合せを決定することが考えられる。このようにすれば、コンテントが縮小されたり、あるいは、コンテントの周りに余白部分が多くなったりすることがなく、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
ところで、コンテントの中には必須表示を必要とするものや排他表示を必要とするものが考えられる。例えば「車速」の場合、アナログ表示(メータ表示)及びデジタル表示(数値表示)の少なくとも一方が必須になるという具合である。
そこで請求項15に示すように、コンテントの必須排他関係を規定するコンテント表示情報を記憶するコンテント表示情報記憶部を備える構成にすることが考えられる。この場合、コンテント割当制御部は、コンテント表示情報記憶部に記憶されたコンテント表示情報に基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定する。このようにすれば、コンテントの必須排他関係を含めてコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、より適切な情報表示を行うことができる。
具体的には、請求項16に示すように、コンテント表示情報は、所定の演算子にて示されるコンテントの必須排他関係を示す必須排他制約式とすることが考えられる。この場合、コンテント割当制御部は、必須排他制約式を満たすように、コンテントとエリアとの組合せを決定する。このようにすれば、コンテントの必須排他関係を含めてコンテントとエリアとの組合せを決定することができる。
また、コンテントと同様、エリアにおいても、あるエリアと別のエリアとを同時に使用したくないといった状況が考えられる。
そこで、請求項17に示すように、エリアの必須排他関係を規定するエリア使用情報を記憶するためのエリア使用情報記憶部を備える構成にすることが考えられる。この場合、コンテント割当制御部は、エリア使用情報記憶部に記憶されたエリア使用情報に基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定する。このようにすれば、エリアの必須排他関係を含めてエリアに対してコンテントが割り当てられるため、より適切な情報表示を行うことができる。
具体的には、請求項18に示すように、エリア使用情報は、所定の演算子にて示されるエリアの必須排他関係を示す必須排他制約式とすることが考えられる。この場合、コンテント割当制御部は、必須排他制約式を満たすように、コンテントとエリアとの組合せを決定する。このようにすれば、エリアの必須排他関係を含めてコンテントとエリアとの組合せを決定することができる。
ところで、コンテントの数が増えると、エリアを分割して表示する必要が生じる。そこで、請求項19に示すように、エリア管理部は、所定のエリアを、単一のエリアとして管理可能であると共に、当該エリアを分割した複数のエリアとしても管理可能とし、単一エリアの下位層に複数のエリアが位置する階層データ構造を有する構成とすることが考えられる。つまり、エリアを予め分割しておき、分割前のエリアを親とし、分割したエリアを子として管理するのである。この場合、コンテント割当制御部は、階層データ構造に基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定する。このようにすれば、エリア同士の親子関係を容易に判断できるため、コンテントとエリアとの組合せを迅速に判断することができる。
なお、車両状況によって、コンテントのコンテント情報を変更するようにしてもよい。そこで、請求項20に示すように、コンテント管理部は、車両状況に基づき、コンテント情報を変更可能であることとしてもよい。例えば、停車中と走行中とでコンテントに対応付けられるコンテント情報を変更するという具合である。このようにすれば、より適切なエリアとの組合せが決定される。
同様に、車両状況によって、エリアのエリア情報を変更するようにしてもよい。すなわち、請求項21に示すように、エリア管理部は、車両状況に基づき、エリア情報を変更可能であることとしてもよい。例えば、停車中と走行中とでエリアに対応付けられるエリア情報を変更するという具合である。このようにすれば、より適切なエリアとの組合せが決定される。
また、請求項22に示すように、コンテント管理部が、コンテント毎に表示対象とするか否かを管理するようにしてもよい。例えば、コンテント毎に表示/非表示の状態を示すフラグなどを対応付けるという具合である。このようなフラグは、例えば車両状況によってセットされたりリセットされたりすることが考えられる。また、ユーザ操作によってセットされたりリセットされたりすることが考えられる。さらにまた、コンテントからの表示要求の有無によってセットされたりリセットされたりすることが考えられる。この場合、コンテント割当制御部は、表示対象のコンテントからコンテントリストを作成する。このようにすれば、コンテントを表示対象とするか否かを簡単に管理することができる。
ところで、コンテントの種類によっては適切なエリアが予め定まる場合もあり得る。そこで、請求項23に示すように、特定コンテントの特定エリアに対する割当情報を記憶する割当情報記憶部を備え、コンテント割当制御部は、割当情報記憶部に記憶された割当情報に基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定することとしてもよい。割当情報は、予め設定されるものとしてもよいし、ユーザが任意に設定できるものとしてもよい。このようにすれば、より適切なエリアにコンテントを割り当てることができ、そのデザイン性を確保することができる。また、ユーザの所望するエリアに所望するコンテントを割り当てることができる。
なお、上述したコンテントは、請求項24に示すように、コンテント管理部によって、車両内のネットワークを介して取得されることが考えられる。また、請求項25に示すように、新たに接続された外部機器から取得可能な構成としてもよい。ここでいう外部機器には、例えばスマートフォンなどの携帯電話機や、PDAと呼ばれる情報端末などが含まれる。つまり、コンテントにコンテント情報を対応付けて管理すれば、コンテントの種類によらず同一のアルゴリズムでコンテントとエリアとの組合せを決定することができる。
また、エリアについても同様に、エリアにエリア情報を対応付けて管理すれば、表示装置の種類によらず、同一のアルゴリズムでコンテントとエリアとの組合せを決定することができる。そこで、請求項26に示すように、エリア管理部は、複数台の表示装置に対しエリアを管理することが考えられる。この場合、請求項27に示すように、エリア管理部は、表示装置の一部が着脱されると、管理するエリアを更新することが考えられる。例えば、表示装置がエリア情報を有する構成ならば、着脱される表示装置からのエリア情報によって、管理するエリアのエリア情報を更新するという具合である。
表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。 (a)は第1実施形態でコンテント及びエリアに対応付けられる属性を示す説明図であり、(b)はコンテントとエリアとの対応関係を示す説明図であり、(c)は、属性に基づくコンテントの割り当てを示す説明図である。 エリア管理部におけるエリアの階層データ構造を示す説明図である。 第1実施形態の表示制御処理を示すフローチャートである。 価値変更処理を示すフローチャートである。 第2実施形態でコンテント及びエリアに対応付けられる属性を示す説明図である。 (a)は視線適性度テーブルを示す説明図であり、(b)は表現力適性度テーブルを示す説明図であり、(c)は操作適性度テーブルを示す説明図である。 所定の演算子を用いて規定される必須排他制約式の処理を示す説明図である。 第2実施形態の表示制御処理の前半部分を示すフローチャートである。 第2実施形態の表示制御処理の後半部分を示すフローチャートである。 第3実施形態でコンテント及びエリアに対応付けられる属性を示す説明図である。 メータパネルに設定されるエリアの区分を例示する説明図である。 ヘッドアップディスプレイに設定されるエリアの区分を例示する説明図である。 メータパネル及びヘッドアップディスプレイのエリアの階層構造を示す説明図である。 メータパネル及びヘッドアップディスプレイのエリアに割り当てられるコンテントを例示する説明図である。 メータパネルにおける画面遷移を例示する説明図である。 コンテントの優先度を示す説明図である。 メータパネル及びヘッドアップディスプレイにおける画面遷移を例示する説明図である。 コンテントの優先度及び表示装置を示す説明図である。 評価値を用いたコンテントの割り当てを例示する説明図である。 メールコンテントの必須表示を例示する説明図である。 必須排他制約式によるコンテントの割り当てを例示する説明図である。 必須排他制約式によるコンテントの割り当てを例示する説明図である。 必須排他制約式によるコンテントの割り当てを例示する説明図である。 必須排他制約式によるコンテントの割り当てを例示する説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、実施形態の表示制御装置1の概略構成を示すブロック図である。
表示制御装置1は、制御部10を中心に構成されている。制御部10には、3台の表示装置21,22,23、及び、入出力IF30が接続されている。なお、以下では、3台の表示装置21〜23を区別するため、必要に応じて「A表示装置21」、「B表示装置22」、「C表示装置23」と記述する。
3台のA〜Cの表示装置21〜23はそれぞれ、例えばヘッドアップディスプレイ、メータパネル、ナビゲーションのための地図などを表示する液晶表示装置などとして具現化される。ただし、これに限られるものではない。
入出力IF30は、車両内のネットワーク(例えばCAN)に接続するための構成であり、入出力IF30を介し、表示制御装置1は、マルチメディアECU41、車速ECU42、エンジン回転数センサ43、各種ECU44、及び、各種センサ45に接続されている。各種ECU44には、例えばナビゲーションECUなどが含まれる。また、各種センサ45には、車室外の気温を検知する外気温センサやエンジン冷却水の温度を検知する水温センサなどが含まれる。
このような構成により、表示制御装置1は、ネットワークを介して各種のコンテントを取得可能となっている。コンテントは、マルチメディアECU41から取得される「オーディオ情報」、車速ECU42から取得される「車速」、エンジン回転数センサ43から取得される「エンジン回転数」、各種ECU44に含まれるナビゲーションECUから取得される「地図」、各種センサ45に含まれる外気温センサから取得される「外気温」など様々である。
制御部10は、コンテント管理部11、エリア管理部12、割当管理部13、コンテント割当制御部14、及び、表示レイアウト制御部15を有している。
コンテント管理部11は、上述した種々のコンテントを管理するための機能を有し、カテゴリーの異なるコンテントも同様に管理している。コンテント管理部11は、コンテントに対し、図2(a)に示すように、「情報価値」、「コンテントサイズ」及び「表示状態」という3つの属性(パラメータ)を対応付けて記憶する記憶装置を備えている。
ここで情報価値とは、コンテントの重要度を示すものである。情報価値は、「警告情報」など緊急性の高いコンテントほど一般的に高くなり、次に、走行状態に関わるコンテントである「車速」や「エンジン回転数」などが続く。ナビゲーションのための「地図」や「オーディオ情報」などのコンテントは、相対的に低い情報価値を有するものとなる。
またコンテントサイズは、コンテントの表示に要する領域の大きさであり、例えば縦及び横のピクセル数で表される。
さらにまた表示状態は、そのコンテントが表示対象であるか否かを示すフラグ情報であり、表示対象であることを示す「アクティブ状態」又は表示対象でないことを示す「非アクティブ状態」のいずれかが設定される。
具体的には、各コンテントは、車両状況やユーザ操作に応じて「アクティブ状態」と「非アクティブ状態」とが切り替えられる。例えば、シフトレンジがRの時はリアビューカメラによって撮影された情報に基づく「バックモニタ」のコンテントが「アクティブ状態」となり、シフトレンジがR以外の時は「バックモニタ」のコンテントが「非アクティブ状態」になるという具合である。また例えば、ユーザがオーディオスイッチをオンにするとオーディオコントロールパネル等の「オーディオ情報」のコンテントが「アクティブ状態」となり、オーディオスイッチをオフにすると「オーディオ情報」のコンテントが「非アクティブ状態」になるという具合である。
エリア管理部12は、表示領域としての複数のエリアを管理するための機能を有する。本実施形態におけるエリアは、A〜Cの3台の表示装置21〜23の画面に対して設定されている。エリア管理部12は、A〜Cの3台の表示装置21〜23のエリアを同様に管理している。すなわち、A表示装置21のエリアもB表示装置22のエリアも区別なく管理している。ただし、本実施形態のエリア管理部12は、各エリアに対し、図2(a)に示すように、「領域価値」及び「エリアサイズ」という2つの属性(パラメータ)を紐付けて記憶する記憶装置を備えている。
ここで領域価値とは、エリアの重要度を示すものである。この領域価値は、視認性に優れたエリアほど一般的に高く設定される。例えば、フロントガラスを利用するヘッドアップディスプレイのエリアは、その領域価値が高くなるという具合である。
またエリアサイズは、エリアの大きさであり、コンテントサイズと同様、例えば縦及び横のピクセルで示される。
また、エリア管理部12は、A〜Cの表示装置21〜23のエリアを階層データ構造で管理する。換言すると、各表示装置21〜23の表示画面を単一のエリアとして用いたり、複数の分割された表示エリアとして用いたりするために、エリア管理部12は、各エリアの階層構造関係を示す変数を記憶する記憶装置を備えている。例えば、A表示装置21のエリアを例に挙げて説明すると、図3に示す如く、A表示装置21の表示画面は、表示エリアa乃至gを提供可能であり、上記記憶装置は、各エリアの包含関係を記憶している。各エリアの包含関係は、コンテントとエリアとの組合せを抽出する際に、参照され、既に占有されたエリアに包含されるエリアは、コンテントの割り当て対象となるエリアから除外される。
A表示装置21の表示領域は、図3(a)に示すように、画面全体を使用するaエリア、このaエリアを左右2つに分割したbエリア及びcエリア、さらに、bエリアを左右2つに分割したdエリア及びeエリア、cエリアを上下2つに分割したfエリア及びgエリアとして設定されているものとする。
このとき、図3(b)に示すように、aエリアを最上位の階層のエリアとして管理する。aエリアの直下の階層にb及びcのエリアを管理し、b及びcのエリアの直下の階層にそれぞれ、d及びeのエリアとf及びgのエリアとを管理する。
これにより、図3(c)に示すように、例えばbエリアにコンテントが割り当てられると、それよりも下の階層であるd及びeのエリアは使用不能と判断する。なお、aエリアの直下にあるb及びcのエリアのうち一方のbエリアのみにコンテントが割り当てられるときは(c,f,gのエリアが使用されていないときは)、aエリアの内部にコンテントが表示されればよく、例えばコンテントがb及びcのエリアに跨るようにセンタリングなどを施すようにしてもよい。
本実施形態では、以上のようなコンテント管理部11及びエリア管理部12を有することにより、コンテント割当制御部14が、コンテントの情報価値とエリアの領域価値とを比較し、原則としてコンテントの情報価値がエリアの領域価値よりも大きくなっている場合にだけ、そのエリアにコンテントを割り当てる。なお、以下では適宜、情報価値及び領域価値をまとめて「価値」といい、コンテントサイズ及びエリアサイズをまとめて「サイズ」という。
コンテント割当制御部14は、コンテント及びエリアの「価値」だけでなく「サイズ」をも考慮して、エリアに対するコンテントの割り当てを行う。表示レイアウト制御部15は、コンテントがエリアに割り当てられると、それらのコンテントをそれらのエリアに表示する。
ところで、このようなコンテント及びエリアの属性に基づきコンテントをエリアに割り当てる処理は、いわば「動的な割り当て」処理と言える。これとは別に、一部のコンテントは予め定められた所定のエリアに割り当てられるようになっている。こちらはいわば「静的な割り当て」である。この予め定められたコンテントとエリアとの対応関係を管理するのが、割当管理部13である。
割当管理部13は、図2(b)に示すように、例えばXコンテントとAエリア及びBエリアとの対応関係を有している。このときは、XコンテントはAエリア又はBエリアに割り当てられることになる。また例えば、YコンテントとCエリアとの対応関係を有している。このときは、YコンテントはCエリアに割り当てられることになる。
次に、より具体的に、表示制御のための処理を説明する。図4は、表示制御処理を示すフローチャートである。この表示制御処理は、イグニッションキーがオンとなっている間、繰り返し実行されるものである。
最初のS100では、価値変更処理を実行する。この処理は、車両の状況(本実施形態では走行中であるか停車中であるかという走行状況)に基づき、コンテントの情報価値及びエリアの領域価値を変更するものである。
次のS110では、コンテントリストを作成する。この処理は、その属性である表示状態が「アクティブ状態」となっているコンテントを抽出し、情報価値の大きい順に並べ替えるものである。なお、ここでは、N個のコンテントが並べ替えられたものとする。
次のS120では、コンテントを示す変数nを「1」として初期化する。この変数nがインクリメントされる毎に、1番目のコンテント→2番目のコンテント→3番目のコンテント→・・・という具合に処理されることになる。
続くS130では、エリアを探索する。この処理は、未だコンテントが割り当てられていない全てのエリアを探索するものである。
続くS140では、階層データ構造に基づきエリアを除外する。この処理は、コンテントが割り当てられていないエリアであっても、階層データ構造で上位に位置するエリアに対しコンテントが割り当てられている場合に、そのエリアを除外するものである。例えば図3(c)に示したように、bエリアにコンテントが割り当てられている場合、d及びeのエリアが除外されるという具合である。
次のS150では、コンテントサイズ及びエリアサイズに基づきエリアを除外する。この処理は、割り当てられるコンテントのコンテントサイズよりも小さなエリアサイズのエリアを除外するものである。
例えば図2(c)に示すようなZコンテントは、コンテントサイズが「200×200」となっているため、Zコンテントを割り当てる場合、エリアサイズが「50×20」のDエリアは除外されるという具合である。
続くS160では、割当管理に基づきエリアを除外する。具体的には、割当管理部13に記憶された対応関係に基づき、コンテントとエリアとの対応関係にないエリアを除外する。
次のS170では、エリアに対しコンテントを割り当てる。この処理は、S160までで対象となったエリアのうち、コンテントの情報価値を下回るエリアでかつ最も領域価値の大きなエリアへコンテントを割り当てるものである。例えば図2(c)では、Zコンテントの情報価値が「20」であるため、この情報価値「20」を下回る領域価値「10」のFエリアへZコンテントが割り当てられるという具合である。
続くS180では、変数nがコンテントの個数Nに等しいか否かを判断する。この処理は、全てのコンテントを処理したか否かを判断するものである。ここでn=Nである場合(S180:YES)、S190へ移行する。一方、n≠Nである場合(S180:NO)、すなわち処理していないコンテントがあるうちは、S200にて変数nをインクリメントし、S130からの処理を繰り返す。
S190では、コンテントを表示する。この処理は、割り当てられたエリアにコンテントを表示するものである。
次に、図4中のS100の価値変更処理について説明する。図5は、価値変更処理を示すフローチャートである。
最初のS101では、車両が走行中か否かを判断する。この判断は、例えば車速ECU42から送出される「車速」に基づいて行われる。ここで走行中であると判断された場合(S101:YES)、S102にてコンテントの情報価値を走行中における情報価値に変更し、S103にてエリアの領域価値を走行中における領域価値に変更し、その後、価値変更処理を終了する。一方、走行中でないと判断された場合(S101:NO)、すなわち停車中である場合には、S104にてコンテントの情報価値を停車中における情報価値に変更し、S105にてエリアの領域価値を停車中における領域価値に変更して、その後、価値変更処理を終了する。
コンテントに対する走行中/停車中の情報価値及びエリアに対する走行中/停車中の領域価値は、予め決められているものとする。例えばマルチメディアECU41から取得されるコンテントは、停車中に比べ走行中には安全面などから重要度が減ることが考えられる。このようなコンテントに対しては、走行中の情報価値が停車中の情報価値よりも小さく設定されている。また、走行中には、視線の動きが極力少なくなるエリアの重要度が増すことが考えられる。したがって、このようなエリアに対しては、走行中の領域価値が停車中の領域価値よりも大きく設定されている。
上記実施形態では、エリア管理部12がA〜Cの表示装置21〜23のエリアを階層データ構造で管理することは既に述べた。一例として図3に示すごとく、A表示装置21のエリアが階層化されることを示した。
これに対し、より具体的に、A表示装置21がメータパネルである場合、エリアは、例えば図12のように区分することが考えられる。図12に示すように、メータパネルには、記号Aで示す中央エリア、記号Bで示す左側エリア、記号Cで示す右上エリアなどが設定されている。中央エリアは階層化されており、複数のコンテントを割り当てることも可能である。
また、B表示装置22がヘッドアップディスプレイである場合、エリアは、例えば図13のように区分することが考えられる。記号Dで示すエリアは、階層化されており、複数のコンテントを割り当てることも可能である。
さらにまた、このときのエリア階層構造は、図14に示すごとくとなる。なお、ヘッドアップディスプレイとしてのB表示装置22が後付けされるような場合、図14に破線で示すように、PluginLayoutAreaとして階層構造が追加される。
また、このようなエリアに割り当てられるコンテントを図15に示す。このとき、コンテントとしては、「ナイトビュー」、「ガジェット大」、「スピード(メータパネルに表示される「車速」)」、「スピード(ヘッドアップディスプレイに表示される「車速」)」、「レーン/ターンbyターン」、「タコメータ」、「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」、「エネルギーフロー」、「シフトポジション」、「燃料計」、「外気温」、「オドトリップ」、「通知」、「ガジェット小」、「メール小」、「メール大」がある。また、それぞれのコンテントには、情報価値とコンテントサイズとが対応付けられている。コンテント「ガジェット大」については、走行時に、情報価値が「0」になる(図5中のS102)。
ここでエリアの領域価値をコンテントの情報価値が上回っている前提の下、図16(a)では、「レーン/ターンbyターン」、「ACC」、及び「エネルギーフロー」の3つのコンテントがメータパネルの中央エリアに割り当てられている。
このとき、「ナイトビュー」の表示要求があった場合、アクティブ状態となった「ナイトビュー」のコンテントを含め、情報価値の大きなコンテントから順にコンテントリストが作成される(図4中のS110)。そして、コンテントリストの先頭から順に、すなわち情報価値の大きなコンテントから順に、エリアに割り当てられる(S170)。
情報価値は、図17に示すように、「ナイトビュー」が情報価値「130」となっている。また、「レーン/ターンbyターン」が情報価値「95」となっており、「タコメータ」が情報価値「90」となっており、「ACC」が情報価値「85」となっており、「エネルギーフロー」が情報価値「80」となっている。
したがって、図16(b)に示すように、情報価値「130」のナイトビューが優先的に、メータパネルの中央エリアに割り当てられる。次に、「ナイトビュー」のコンテントに追い出された「レーン/ターンbyターン」のコンテントが、メータパネルの左側エリアに、割り当てられる。「タコメータ」のコンテントよりも「レーン/ターンbyターン」のコンテントの情報価値が大きいためである。
続けて、ヘッドアップディスプレイとしてのB表示装置22が後付けされた場合を考える。
図18(a)では、ヘッドアップディスプレイのエリアに、「レーン/ターンbyターン」及び「スピード(HUD)」のコンテントが表示されている。一方、メータパネルの中央エリアに、「エネルギーフロー」のコンテントが表示されている。
このとき、図19に示すように、情報価値の大きい順に、「ナイトビュー」→「レーン/ターンbyターン」→「スピード(HUD)」→「エネルギーフロー」となっている。また、「ナイトビュー」、「レーン/ターンbyターン」及び「スピード(HUD)」のコンテントの情報価値は、ヘッドアップディスプレイのエリアの領域価値を上回っており、これらコンテントはヘッドアップディスプレイのエリアに配置可(図中の○印)となっている。一方、「エネルギーフロー」のコンテントの情報価値は、ヘッドアップディスプレイのエリアの領域価値を下回っており、このコンテントはヘッドアップディスプレイのエリアに配置不可(図中の×印)となっている。
ここで、「ナイトビュー」の表示要求があった場合、アクティブ状態となった「ナイトビュー」のコンテントを含め、情報価値の大きなコンテントから順にコンテントリストが作成される(図4中のS110)。そして、コンテントリストの先頭から順に、すなわち情報価値の大きなコンテントから順に、エリアにコンテントが割り当てられる(S170)。
したがって、図18(b)に示すように、「ナイトビュー」のコンテントが優先的に、ヘッドアップディスプレイのエリアに割り当てられる。次に、「ナイトビュー」のコンテントに追い出された「レーン/ターンbyターン」のコンテント及び、「エネルギーフロー」のコンテントが、メータパネルの中央エリアに、割り当てられる。「スピード(HUD)」のコンテントは、デジタル表示でヘッドアップディスプレイ用のコンテントであるため、非表示となる。
次に本実施形態の表示制御装置1が発揮する効果を説明する。
本実施形態では、その属性である表示状態が「アクティブ状態」となっているコンテントを抽出し、情報価値の大きい順に並べ替えてコンテントリストを作成し(図4中のS110)、このコンテントリストの順に、コンテントのエリアへの割り当てを行い(S170)、コンテントとエリアとの組合せを決定する。つまり、コンテントリストの順に同一処理を繰り返すことでエリアとの組合せを決定する。
すなわち、複数のコンテントのそれぞれには、コンテントの表示の優先度を表すコンテント評価値及びコンテントの表示内容の大きさを表すコンテントサイズの少なくとも一方を含むコンテントパラメータが設定され、複数のエリアのそれぞれには、コンテントの割当て優先度を表すエリア評価値及びエリアの表示領域の大きさを表すエリアサイズの少なくとも一方を含むエリアパラメータが設定されており、コンテントパラメータに基づきコンテントをエリアに割り当てる順番を決定し、当該順番に従って、コンテントパラメータとエリアパラメータとの関係に基づき、コンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定し、当該判定に基づいてコンテントとエリアとの組み合わせを順次決定する。
これにより、比較的簡単な処理で自由度の高いコンテントの配置を実現することができる。
また、本実施形態では、割り当て可能なエリアのうち、そのエリアの領域価値とコンテントの情報価値とを比較し、情報価値が領域価値を上回っている場合に、エリアにコンテントを割り当てる(図4中のS170)。すなわち、コンテント割当制御部は、コンテントパラメータとエリアパラメータとの関係に基づきコンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定する場合、コンテントパラメータに含まれるコンテント評価値とエリアパラメータに含まれるエリア評価値とを比較し、コンテント評価値がエリア評価値より大きい場合に、表示が可能なエリアがあると判定する。つまり、本実施形態では、コンテントに情報価値を対応付け、エリアに領域価値を対応付けることにより、適切なエリアにコンテントが割り当てられるようにしたのである。これにより、従来技術のように単に優先順位を用いる場合とは異なり、情報価値と領域価値とのバランスによってコンテントがエリアに割り当てられるため、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
なお、割り当て可能なエリアが複数ある場合、最も大きな領域価値を有するエリアに割り当て対象のコンテントを割り当てる(図4中のS170)。これにより、領域価値がより大きなエリアからコンテントが割り当てられるため、ユーザによって把握し易い情報表示を行うことができる。
このとき本実施形態では、情報価値の大きなコンテントから順に並べ替えてコンテントリストを作成する(図4中のS110)。すなわち、コンテント割当制御部は、コンテントをエリアに割り当てる順番を決定する場合、コンテントパラメータに含まれるコンテント評価値の高い順に決定する。これにより、情報価値の大きなコンテントから順に領域価値の大きなエリアへ割り当てられるため、コンテントを適切なエリアへ配置するという効果が際だつ。
また、本実施形態では、コンテントサイズとエリアサイズとを比較し、割り当て対象のコンテントのコンテントサイズよりも小さなエリアサイズのエリアを除外する(図4中のS150)。すなわち、コンテント割当制御部は、コンテントパラメータとエリアパラメータとの関係に基づきコンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定する場合、コンテントパラメータに含まれるコンテントサイズとエリアパラメータに含まれるエリアサイズとを比較し、コンテントサイズがエリアサイズより小さい場合に、表示が可能なエリアがあると判定する。これにより、コンテントをスクロールさせて表示したり、あるいは、コンテントを縮小させて表示したりする必要がなく、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
さらにまた、本実施形態では、エリア管理部12が、エリアの階層データ構造を有しており(図3参照)、コンテントの割り当てに際し、この階層データ構造に基づいて、コンテントが割り当てられているエリアの下位層に位置するエリアを除外する(図4中のS140)。これにより、エリア同士の親子関係を容易に判断でき、割り当て可能なエリアを迅速に判断することができる。
また、本実施形態では、車両の走行状況に基づき、コンテント及びエリアの価値を変更する(図4中のS100)。具体的には、車両走行中である場合(図5中のS101:YES)、走行中の情報価値及び領域価値へ変更し(S102,S103)、一方、車両停車中である場合(図5中のS101:NO)、停車中の情報価値及び領域価値へ変更する(S104,S105)。すなわち、コンテント評価値は、車両状況に応じて変更されるようになっており、コンテント割当制御部は、コンテント評価値が変更されると、コンテントをエリアに割り当てる順番を決定し直し、更に当該順番に変更があった場合には、コンテントパラメータとエリアパラメータとの関係に基づき、コンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定し、当該判定に基づいてコンテントとエリアとの組み合わせを順次決定し直す。これにより、より適切なエリアにコンテントを割り当てることができる。
さらにまた、本実施形態では、コンテントにその属性としての「表示状態」が対応付けられており(図2(a)参照)、この表示状態が「アクティブ情報」となっているコンテントのみが表示対象(割り当ての対象)になる。これにより、コンテントを表示対象とするか否かを簡単に管理することができる。
また、本実施形態では、割当管理部13が、一部のコンテントと当該コンテントに対応するエリアとの対応関係を予め管理している(図2(b)参照)。そして、コンテントの割り当ては、この対応関係を優先して行われる。これにより、より適切なエリアにコンテントを割り当てることができ、そのデザイン性を確保することができる。また、ユーザの所望するエリアに所望するコンテントを割り当てることができる。
さらにまた、本実施形態では、車両内のネットワークを介して、種々のコンテントが取得される(図1参照)。このとき、コンテント管理部11は、種々のコンテントに対し「情報価値」、「コンテントサイズ」及び「表示状態」を対応付けて同様に管理する。これにより、コンテントの種類によらず、同一のアルゴリズムでコンテントをエリアに割り当てることができる。
同様に、本実施形態では、A〜Cの表示装置21〜23の複数のエリアに対し「領域価値」及び「エリアサイズ」を対応付けて当該エリアを管理する。これにより、表示装置21〜23が異なっていても、同一のアルゴリズムでコンテントを割り当てるべきエリアを判断することができる。
[第2実施形態]
上記実施形態では、コンテンツ情報としての情報価値がエリア情報としての領域価値を上回っているか否かによって、コンテントとエリアとの組合せを決定していた。これに対し、本実施形態では、コンテント情報としてのコンテント価値及びエリア情報としてのエリア適性度などから評価値を算出し、当該評価値に基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定する。
以下では、上記実施形態と異なる部分のみを説明することとし、同様の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、コンテント管理部11が、コンテントに対し、図6に示すように、「コンテント価値」、「コンテントサイズ」、「表示状態」及び「コンテント特性」の4つの属性を対応付けて管理する。
ここでコンテント価値とは、表示対象者毎のコンテントの価値を示すものである。本実施形態では、表示対象者は、運転者、助手席同乗者、後席同乗者である。つまり、コンテントの価値は、表示対象者によって異なる。例えば「車速」や「エンジン回転数」といったコンテントは、運転者にとって価値の高い情報となる。そのため、コンテント価値[運転者]、コンテント価値[助手席同乗者]、及び、コンテント価値[後席同乗者]という3つの価値を各コンテントが有している。なお、本実施形態では、コンテント価値が「0」以上の数値として記憶されているものとする。なお、本実施形態では、表示対象者を、運転者、助手席同乗者、後席同乗者としているが、さらに、後席同乗者を左側と右側とで区別するなどしてもよいし、反対に、運転者だけを表示対象者としてコンテント価値を設定してもよい。
またコンテントサイズは、コンテントの表示に要する領域の大きさであり、例えば縦及び横のピクセル数で表される。
さらにまた表示状態は、そのコンテントが表示対象であるか否かを示す情報であり、表示対象であることを示す「アクティブ状態」又は表示対象でないことを示す「非アクティブ状態」のいずれかが設定される。
またコンテント特性は、ユーザが当該コンテントを活用するために表示エリアに求める特性を示すものである。本実施形態では、視線特性、表現力特性、操作特性という3つのコンテント特性が各コンテントに紐付けられている。
ここで、視線特性は、運転者が視線を動かす必要が無い、運転者にとって見易い表示エリアに配置すべきか否かを表す指標として設定され、「1」〜「5」の5段階で示されている。視線動作を許容しないコンテントほど特性値が大きくなっている。視線動作を許容しないコンテントとは走行にあたって頻繁に確認が必要なコンテントであり、例えば、「車速」が挙げられる。なお、視線特性は、運転者に対する特性となっている。
表現力特性は、コンテントを表示する上で、表示エリアの表現力(解像度やカラーなど)が必要であるか否かを「1」〜「5」の5段階で示す指標として設定され、表現力が必要なコンテントほど値が大きくなっている。表現力が必要なコンテントとは情報量の多いコンテントであり、例えばナビゲーションのための「地図」が挙げられる。
操作特性は、コンテントに対する操作が必要であるか否かを「1」〜「5」の5段階で示す指標として設定され、操作が必要なコンテントほど値が大きくなっている。操作が必要なコンテントには、例えば再生曲を選択するなどの操作が発生するという意味で「オーディオコントロールパネル」などが挙げられる。
なお、本実施形態では、特性を「1」〜「5」の5段階で表したが、これには限定されない。少なくとも2以上に段階分けすればよい。
また、本実施形態のエリア管理部12は、各エリアに対し、図6に示すように、「エリア適性度」、「エリアサイズ」及び「エリア特性」という3つの属性(パラメータ)を紐付けて記憶する記憶装置を備えている。
ここでエリア適性度とは、表示対象者毎に当該エリアの見易さを示す指標である。表示対象者は、上述したように、運転者、助手席同乗者、後席同乗者である。つまり、エリア適性度は、表示対象者によって異なる。例えばメータパネルのエリアは運転者にとってエリア適性度が大きくなり、また例えばナビゲーションのための地図などを表示する液晶表示装置のエリアは、運転者及び助手席同乗者にとってエリア適性度が大きくなる。そのため、エリア適性度[運転者]、エリア適性度[助手席同乗者]、及び、エリア適性度[後席同乗者]という3つの適性度を各エリアが有している。なお、本実施形態では、エリア適性度を「1」〜「10」の10段階で示すものとする。ただし、これには限定されない。
またエリアサイズは、エリアの大きさであり、コンテントサイズと同様、例えば縦及び横のピクセル数で示される。
さらにまたエリア特性は、上記コンテント特性と対応するエリアの特性を示すものである。本実施形態では、視線特性、表現力特性、操作特性という3つの特性が各エリアに紐付けられている。
視線特性は、表示対象者の視線を動かす必要があるか否かを「1」〜「5」の5段階で示しており、視線が動かないエリアほど値が大きくなっている。視線が動かないエリアには、例えばヘッドアップディスプレイのエリアが挙げられる。なお、視線特性は、運転者に対する特性となっている。
表現力特性は、エリアの表現力(解像度やカラーなど)が高いか否かを「1」〜「5」の5段階で示しており、表現力の大きなエリアほど値が大きくなっている。表現力の高いエリアには、例えばナビゲーションのための地図などを表示する液晶表示装置のエリアが挙げられる。
操作特性は、当該エリアの操作が可能であるか否かを「1」〜「5」の5段階で示しており、複雑な操作が可能なエリアほど値が大きくなっている。複雑な操作が可能なエリアには、例えばタッチパネルが一体となった液晶表示装置のエリアが挙げられる。
なお、本実施形態では、エリア特性を「1」〜「5」の5段階で表したが、これには限定されない。少なくとも2以上に段階分けすればよい。
また、エリア管理部12は、A〜Cの表示装置21〜23のエリアを階層データ構造で管理する(図3参照)。上記実施形態と同様である。
さらにまた、割当管理部13は、コンテント特性及びエリア特性に基づく適性度を算出するための適性度テーブル、後述する必須排他制約式、及び、特定エリアに対する特定コンテントの割当情報を記憶している。
適性度テーブルには、コンテント及びエリアの視線特性に基づき視線適性度を算出するための視線適性度テーブル(図7(a)参照)、コンテント及びエリアの表現力特性に基づき表現力適性度を算出するための表現力適性度テーブル(図7(b)参照)、コンテント及びエリアの操作特性に基づき操作適性度を算出するための操作適性度テーブル(図7(c)参照)が含まれる。
なお、これらの適性度テーブルは「1」〜「10」の10段階で適性度を表現しており、適性度が大きいほど値が大きくなっている。なお、エリア適性度と同様、10段階での表現に限定されるものではない。
これらの適性度テーブルにより、各コンテントの有するコンテント特性と各エリアの有するエリア特性とから、特性別の適性度が算出される。例えば、情報量の多いナビゲーションのための「地図」は表現力が必要なコンテントとして表現力特性が「5」となっており、表現力の高い液晶表示装置のエリアは表現力特性が「5」となっているものとする。この場合、図7(b)の例では、表現力適性度が最大値「10」として算出される。これは、コンテント「地図」と液晶表示装置のエリアとを組み合わせる際の表現力適性度が最大になることを示している。
なお、例えば情報量が少なく表現力を必要としない表現力特性「1」のコンテントを表現力の高い表現力特性「5」のエリアへ配置する場合、オーバースペックとなる。このようなオーバースペックの組合せは、各適性度テーブルの左下部分に現れる。このとき適性は十分であるものの、他のコンテントの割当を考えて、適性度を最大値よりも小さく設定している。
また、必須排他制約式は、例えば、必要なコンテントがちゃんとどこかのエリアに割り当てられるようにしたり、重複する内容のコンテントを冗長に複数のエリアに表示したりしないようにするため予め定められた制約式である。
本実施形態における必須排他制約式は、「&」、「|」、「^」、「/」、「+」という5つの演算子によって定義されている。各演算子の持つ意味は、図8(a)に示す如くである。すなわち、XとYとが共にアクティブコンテントであった場合、
X&Yは、XとYとの両方を表示することを意味する。
X|Yは、X、Yの少なくとも一方を表示することを意味する。
X^Yは、X、Yのいずれか一方を表示することを意味する。
X/Yは、X、Yのいずれか一方を表示するか、又は、XもYも表示しないことを意味する。
X+Yは、XとYと両方を表示するか、又は、XもYも表示しないことを意味する。
なお、X/YはX&Yの逆の意味、すなわち否定を示す演算子「!」を使って記述すると「!(X&Y)」であり、X+YはX^Yの逆の意味、すなわち「!(X^Y)」となっている。本実施形態では、後述する表示制御処理にて、演算子に対する処理を行う。このとき、処理を簡単にするため、あえて否定を示す演算子「!」を使用することを避けている。
さらにまた、特定エリアに対する特定コンテントの割当情報は、予め定められた特定のエリアと予め定められた特定のコンテントとの対応関係を示すものである。すなわち、本実施形態では、コンテントとエリアとの動的な割り当てを行うものであるが、この対応関係を参照することで、一部のコンテントについては、静的な割り当てを行う。
本実施形態では、以上のようなコンテント管理部11、エリア管理部12及び割当管理部13に記憶される情報に基づき、コンテント割当制御部14が、コンテントとエリアとの組合せを評価し、コンテントとエリアとの組合せを記憶する。また、コンテント割当制御部14によって記憶されるコンテントとエリアとの組合せに基づき、コンテントを表示するのが、表示レイアウト制御部15である。
次に、表示制御処理について説明する。図9は、表示制御処理の前半部分を示すフローチャートであり、図10は、表示制御処理の後半部分を示すフローチャートである。なお、以下では適宜、コンテント価値及びエリア適性度をまとめて「価値」といい、コンテントサイズ及びエリアサイズをまとめて「サイズ」という。
最初のS200では、価値変更処理を実行する。この処理は、車両の状況(本実施形態では走行中であるか停車中であるかという走行状況)に基づき、コンテントのコンテント価値及びエリアのエリア適性度を変更するものである。上記実施形態における図4中のS100と同様の処理である。
次のS210では、コンテントリストを作成する。この処理は、コンテントの属性である表示状態が「アクティブ状態」となっているコンテントを抽出してコンテント価値が大きいものから順に並べ替えるものである。例えば、コンテントX,Y,Z,Wがあり、コンテント価値がX>Y>Z>Wのとき、「アクティブ状態」となっているコンテントが「X,Z,W」であれば、コンテントリストは、「X→Z→W」となる。なお、ここでは、N個のコンテントが並べ替えられたものとする。
続くS220では、必須排他制約式を処理する。必須排他制約式をそのまま上記コンテントリストのコンテントに適用しようとしても、必須排他制約式には、表示状態が「非アクティブ状態」となっているコンテントも含まれている。そのため、本実施形態では予め「非アクティブ状態」となっているコンテントを含む必須排他制約式を等価でより簡単な必須排他制約式に読み替える処理を行っている。すなわち、表示対象となっていないコンテントが必須排他制約式に含まれる場合、当該必須排他制約式を、表示対象となっているコンテントの制約式に書き換える。これにより、コンテントが「アクティブ状態」か「非アクティブ状態」かを気にせずに必須排他制約式を準備することができる。
具体的には、図8(b)に示すように、必須排他制約式から構文ツリーを作る。図8(b)では、「(X&Y)^Z」の必須排他制約式が構文ツリーとして示されている。このとき、X及びZのコンテントが「アクティブ状態」であり、Yのコンテントが「非アクティブ状態」であるものとする。この場合、Yのコンテントを構文ツリーから削除すると共に、その上位の演算子「&」を構文ツリーから削除する(記号J参照)。これにより、構文ツリーは図8(c)に示す如くとなり、必須排他制約式は、「X^Z」となる。このように、「非アクティブ状態」のコンテントとその上位の演算子を削除するという手法は、上位演算子が「&」、「|」、「^」の場合に適用される。
一方、上位演算子が「/」の場合には、図8(d)に示すように、「非アクティブ」のYのコンテント及びその上位の演算子「/」を削除すると共に(記号L参照)、削除した演算子「/」の下位のコンテントXも削除する(記号K参照)。演算子が「+」の場合も同様である。
なお、このような必須排他制約式の処理を行う場合、否定を示す演算子を用いると期待する結果が得られないため、本実施形態では、否定を示す演算子を用いていない。
次のS230では、必須排他制約式に基づくコンテントリストを作成する。例えば、図8(c)で示すように必須排他制約式「X^Z」があるものとし、S110で作成されたコンテントリストが「X→Z→W」であれば、新たなリストとして、「X→W」、「Z→W」という2つのコンテントリストを作成するという具合である。ここでは、X及びZのいずれかが必須表示となっているため、X及びZを先頭に並べる。このように必須排他制約式に関連するコンテントをリストの最初に並べるようにする。その後、各コンテント間の前後関係は、コンテント価値に基づいて並べ替える。このとき、例えば運転者に対するコンテント価値で並べ替えを行うという具合である。もちろん、助手席同乗者や後席同乗者に対するコンテント価値を用いた並べ替えを行っても良い。以下では、M個の新たなリストが作成されたものとして説明を続ける。
続くS240では、リストを示す変数mを「1」として初期化する。この変数mがインクリメントされる毎に、1番目のリスト→2番目のリスト→3番目のリスト→・・・という具合に処理されることなる。
次のS250では、コンテントを示す変数nを「1」として初期化する。この変数nがインクリメントされる毎に、m番目のリストの1番目のコンテント→m番目のリストの2番目のコンテント→m番目のリストの3番目のコンテント→・・・という具合に処理されることになる。
続くS260では、エリアを探索する。この処理は、未だコンテントが割り当てられていない全てのエリアを探索するものである。
次のS270では、階層データ構造に基づきエリアを除外する。この処理は、コンテントが割り当てられていないエリアであっても、階層データ構造で上位に位置するエリアに対しコンテントが割り当てられている場合に、そのエリアを除外するものである。
続くS280では、コンテントサイズ及びエリアサイズに基づきエリアを除外する。この処理は、割り当てられるコンテントのコンテントサイズよりも小さなエリアサイズのエリアを除外するものである。
次のS290では、割当管理に基づきエリアを除外する。具体的には、割当管理部13に記憶された割当情報に基づき、コンテントとエリアとの対応関係にないエリアを除外する。
図10中のS300では、評価値を算出し、評価値が最も大きなエリアを選択する。この処理は、予め定められた算出式でコンテント及びエリアの情報から評価値を算出し、当該評価値が最も大きくなるエリアを選択するものである。
具体的に、本実施形態では、評価値は、対象者評価値と特性評価値とで算出される。
対象者評価値には、運転者評価値(DE)、助手席同乗者評価値(AE)、及び、後席同乗者評価値(RE)がある。また、特性評価値には、運転者特性評価値(DCE)、助手席同乗者特性評価値(ACE)、及び、後席同乗者特性評価値(RCE)がある。なお、式を煩雑にしないために、運転者を「D」、助手席同乗者を「A」、後席同乗者を「R」で表すと、本実施形態では、それぞれ、

DE=K[D]×コンテント価値[D]×エリア適性度[D]
AE=K[A]×コンテント価値[A]×エリア適性度[A]
RE=K[R]×コンテント価値[R]×エリア適性度[R]
DCE=(K1×視線適性度+K2×表現力適性度+K3×操作適性度)÷(K1+K2+K3)
ACE=(K4×表現力適性度+K5×操作適性度)÷(K4+K5)
RCE=(K6×表現力適性度+K7×操作適性度)÷(K6+K7)

となる。
ここでK[D],K[A],K[R]は、運転者、助手席同乗者、及び、後席同乗者の存在を示すものであり、乗車時に「1」となり、非乗車時に「0」となる。また、K1〜K7は、重み付け係数である。
なお、視線適性度は、運転者についてのみの特性であるため、ACE及びRCEの算出には用いられない。
そして、求める評価値は、

評価値 = DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE

となる。
S310では、S300における評価値が最も大きくなるコンテントとエリアとの組合せを記憶する。
続くS320では、変数nがコンテントの個数Nに等しいか否かを判断する。この処理は、m番目のリストに含まれる全てのコンテントを処理したか否かを判断するものである。ここでn=Nである場合(S320:YES)、S340へ移行する。一方、n≠Nである場合(S320:NO)、すなわち処理していないコンテントがあるうちは、S330にて変数nをインクリメントし、図9中のS260からの処理を繰り返す。
S340では、変数mがリストの個数Mに等しいか否かを判断する。この処理は、全てのリストを処理したか否かを判断するものである。ここでm=Mである場合(S340:YES)、S360へ移行する。一方、m≠Mである場合(S340:NO)、すなわち処理していないリストがあるうちは、S350にて変数mをインクリメントし、図9中のS250からの処理を繰り返す。
S360では、それぞれのリストにおける評価値の合計に基づき、最も評価値の合計が大きくなったリストを選択する。
続くS370では、S360で選択したリストにおけるコンテントとエリアとの組合せを読み出す。この処理は、S310で記憶される組合せを読み出すものである。
S380では、コンテントを表示する。この処理は、割り当てられたエリアにコンテントを表示するものである。
なお、図9中のS200の価値変更処理については、上記実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、コンテント価値及びエリア適性度が、車両状況に基づいて変更される。
次に、より具体的な例を挙げて、上述した表示制御処理を説明する。
ここでは、図20(a)に示すように、「車速」及びナビゲーションのための「地図」のコンテントがアクティブとなっている場合を考える。「車速」コンテントは車速のデジタル表示であり、「地図」コンテントは、ナビゲーションのための地図表示である。
一方、表示対象となるエリアは、「メータパネル」のエリア、及び、車両の中央に配置される「液晶表示装置」のエリアを考える。
上述したように、コンテント価値は、コンテント価値[運転者]、コンテント価値[助手席同乗者]、コンテント価値[後席同乗者]で示される。これらの価値をそれぞれC[D]、C[A]、C[R]と示すことにする。また、コンテント特性は、視線特性、表現力特性、操作特性で示される。これらの特性をそれぞれEC、RC、OCと示すことにする。
ここで具体的に「車速」コンテントは、C[D]=50、C[A]=10、C[R]=10、EC=5、RC=3、OC=2であるとする。
また、「地図」コンテントは、C[D]=40、C[A]=40、C[R]=30、EC=4、RC=4、OC=4であるとする。
同様に、エリア適性度は、エリア適性度[運転者]、エリア適性度[助手席同乗者]、エリア適性度[後席同乗者]で示される。これらの適性度をそれぞれA[D]、A[A]、A[R]と示すことにする。また、エリア特性は、視線特性、表現力特性、操作特性で示される。これらの特性をそれぞれEA、RA、OAと示すことにする。
ここで具体的に「メータパネル」エリアは、A[D]=10、A[A]=2、A[R]=2、EA=4、RA=3、OA=3であるとする。
また、「液晶表示装置」エリアは、A[D]=7、A[A]=10、A[R]=5、EA=3、RA=4、OA=5であるとする。
このとき、コンテントリストを作成する(図9中のS210)。例えばアクティブとなっているコンテントを、コンテント価値[運転者]で並べ替えてコンテントリストを作成する。もちろん、コンテント価値[助手席同乗者]やコンテント価値[後席同乗者]などを用いた並べ替えを行ってもよい。その後、必須排他制約式を処理して(S220)、必須排他制約式に基づくリストを作成する(S230)。これにより、「車速」→「地図」という順序のリストが作成されたものとする。次に、このリストの順序で、まずは「車速」に対し最も評価値が大きくなるエリアを選択する(図10中のS300)。
したがって、「車速」−「メータパネル」の組合せの評価値と、「車速」−「液晶表示装置」の組合せの評価値とを計算する。ここで、運転者、助手席同乗者、及び、後席同乗者は存在するものとする。すなわち、K[D]=K[A]=K[R]=1とする。
(1)「車速」−「メータパネル」の評価値
DE=K[D]×C[D]×A[D]=1×50×10=500
AE=K[A]×C[A]×A[A]=1×10×2=20
RE=K[R]×C[R]×A[R]=1×10×2=20
また、EC=5、EA=4であるため、図7(a)から、視線適性度「8」となる。RC=3、RA=3であるため、図7(b)から、表現力適性度「10」となる。OC=2、OA=3であるため、図7(c)から、操作適性度「9」となる。
ここで、重み付け係数K1〜K7を「1」とすると、
DCE=(8+10+9)/3=9
ACE=(10+9)/2=9.5
RCE=(10+9)/2=9.5
したがって、
評価値=DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE
=4500+190+190=4880
(2)「車速」−「液晶表示装置」の評価値
DE=K[D]×C[D]×A[D]=1×50×7=350
AE=K[A]×C[A]×A[A]=1×10×10=100
RE=K[R]×C[R]×A[R]=1×10×5=50
また、EC=5、EA=3であるため、図7(a)から、視線適性度「6」となる。RC=3、RA=4であるため、図7(b)から、表現力適性度「9」となる。OC=2、OA=5であるため、図7(c)から、操作適性度「7」となる。
ここで、重み付け係数K1〜K7を「1」とすると、
DCE=(6+9+7)/3=7.333…
ACE=(9+7)/2=8
RCE=(9+7)/2=8
したがって、
評価値=DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE
=2566+800+400
=3766
上記(1)、(2)から、「車速」−「メータパネル」の組合せが採用される。
このときは、「地図」のコンテントが「液晶表示装置」のエリアに割り当てられることになる。図20(a)に示すごとくである。
ここで、シフトレンジがRとされたことで「バックモニタ」のコンテントが「アクティブ状態」となったものとする。
具体的に「バックモニタ」コンテントは、C[D]=45、C[A]=40、C[R]=30、EC=4、RC=4、OC=3であるとする。
このとき、「車速」→「バックモニタ」→「地図」という順序のリストが作成されたものとする。次に、このリストの順序で、ますは「車速」に対し評価値が大きくなるエリアを選択する(図10中のS300)。
「車速」のコンテントについては、上述したように、「車速」−「メータパネル」の組合せが採用される。したがって、このときは、次に優先順位が高い「バックモニタ」のコンテントが「液晶表示装置」のエリアに割り当てられることになる。図20(b)に示す如くである。
次に本実施形態の表示制御装置1が発揮する効果を説明する。
本実施形態においても、コンテントリストの順に、コンテントとエリアとの組合せを決定する。つまり、コンテントリストの順に同一処理を繰り返すことでエリアとの組合せを決定する(図9及び図10参照)。すなわち、コンテントパラメータに基づきコンテントをエリアに割り当てる順番を決定し、当該順番に従って、コンテントパラメータとエリアパラメータとの関係に基づき、コンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定し、当該判定に基づいてコンテントとエリアとの組み合わせを順次決定する。これにより、比較的簡単な処理で自由度の高いコンテントの配置を実現することができる。
また、本実施形態では、コンテント管理部11が表示対象者毎の情報の価値であるコンテント価値を対応付けてコンテントを管理すると共に、エリア管理部12がエリアの場所的な適性度であるエリア適性度を対応付けてエリアを管理する。コンテント割当制御部14は、コンテント価値及びエリア適性度に基づく対象者評価値を用い、コンテントとエリアとの組合せを決定する(図10中のS300)。しかも、コンテント価値及びエリア適性度は、表示対象者毎に用意される。すなわち、コンテントパラメータは、コンテント評価値を含み、エリアパラメータは、エリア評価値を含み、コンテント評価値及びエリア評価値は、車室内での表示対象となる表示対象者毎に設定されており、コンテント割当制御部は、コンテント評価値及びエリア評価値に基づき、表示対象者毎の対象者評価値を含む評価値を算出し、当該評価値に基づいてコンテントとエリアとの組合せを決定する。これにより、従来技術のように単に優先順位を用いる場合とは異なり、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
また、本実施形態では、コンテント管理部11が、コンテント価値の大きなコンテントから順に並べ替えてコンテントリストを作成する(図9中のS210)。すなわち、コンテント制御部は、コンテントをエリアに割り当てる順番を決定する場合、コンテントパラメータに含まれるコンテント評価値の高い順に決定する。これにより、コンテント価値の大きなコンテントから順にエリアとの組合せが決定されるため、コンテントを適切なエリアへ配置することができる。
さらにまた、本実施形態では、さらにコンテント管理部11がコンテントの特性を示すコンテント特性を対応付けてコンテントを管理し、エリア管理部12がエリアの特性を示すエリア特性を対応付けてエリアを管理している。そして、コンテント割当制御部14は、上記対象者評価値に加え、コンテント特性とエリア特性とに基づき算出される特性評価値に基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定する(図10中のS300)。これにより、コンテント及びエリアの特性を考慮してコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、より一層、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
具体的には、コンテント及びエリアの視線特性に基づく視線適性度を求めて特性評価値を算出する。また、コンテント及びエリアの表現力特性に基づく表現力適性度を求めて特性評価値を算出する。さらにまた、コンテント及びエリアの操作特性に基づく操作適性度を求めて特性評価値を算出する。すなわち、コンテントパラメータは、視線特性、表現力特性、および操作特性の少なくとも1つからなるコンテント特性を含んでおり、エリアパラメータは、コンテント特性に対応するエリア特性を含んでおり、コンテント割当制御部は、コンテント特性及びエリア特性に基づく特性評価値を含む評価値を算出し、当該評価値に基づいてコンテントとエリアとの組合せを決定する。これにより、視線、表現力及び操作性に関する特性評価値に基づきコンテントとエリアとの組合せを決定でき、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
このとき、本実施形態では、コンテント特性及びエリア特性から特性評価値を算出するための適性度を求める適性度テーブルを記憶している(図7参照)。これにより、コンテント特性及びエリア特性から比較的簡単に特性評価値を導出することができる。
また、本実施形態では、コンテントの必須排他関係を規定する表示情報としての必須排他制約式を割当管理部13に記憶しており、コンテント割当制御部14は、必須排他制約式を処理し(図9中のS220)、必須排他制約式に基づくコンテントリストを作成する(S230)。すなわち、コンテント同士の表示ルールを規定する必須排他制約式が記憶されており、コンテント割当制御部は、必須排他制約式に基づき、コンテントをエリアに割り当てる順番を決定する。これにより、コンテントの必須排他関係を含めてコンテントとエリアとの組合せが決定され、より適切な情報表示を行うことができる。
このとき、コンテント割当制御部14は、必須排他制約式に基づき、必須表示すべきコンテントをコンテントリストの最初に並べる(図9中のS230)。すなわち、コンテント割当制御部は、必須排他制約式に関係するコンテントが最初に割り当てられるよう、コンテントをエリアに割り当てる順番を決定する。これにより、必須表示すべきコンテントから順にエリアとの組合せが決定されるため、必須表示すべきコンテントが確実にエリアへ割り当てられる。
また、コンテント割当制御部14は、コンテントリストが複数になった場合、リスト毎に処理を行い(図9中のS240,図10中のS340,S350)、評価値の合計が最大のリストを選択し(S360)、コンテントとエリアとの組合せを決定する(S370)。これにより、コンテントの必須排他関係を含めてコンテントとエリアとの組合せを簡単に決定することができる。
さらにまた、本実施形態では、コンテントサイズとエリアサイズとを比較し、コンテントサイズよりも小さなエリアサイズのエリアを除外する(図9中のS280)。すなわち、コンテント割当制御部は、コンテントパラメータとエリアパラメータとの関係に基づきコンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定する場合、コンテントパラメータに含まれるコンテントサイズとエリアパラメータに含まれるエリアサイズとを比較し、コンテントサイズがエリアサイズより小さい場合に、表示が可能なエリアがあると判定する。これにより、コンテントをスクロールさせて表示したり、あるいは、コンテントを縮小させて表示したりする必要がなく、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
また、本実施形態では、エリア管理部12が、エリアの階層データ構造を有しており(図3参照)、コンテントの割り当てに際し、この階層データ構造に基づいて、コンテントが割り当てられているエリアの下位層に位置するエリアを除外する(図9中のS270)。これにより、エリア同士の親子関係を容易に判断でき、割り当て可能なエリアを迅速に判断することができる。
また、本実施形態では、車両の走行状況に基づき、コンテント及びエリアの価値を変更する(図9中のS200)。すなわち、コンテント評価値は、車両状況に応じて変更されるようになっており、コンテント割当制御部は、コンテント評価値が変更されると、コンテントをエリアに割り当てる順番を決定し直し、更に当該順番に変更があった場合には、コンテントパラメータとエリアパラメータとの関係に基づき、コンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定し、当該判定に基づいてコンテントとエリアとの組み合わせを順次決定し直す。これによって、より適切なエリアにコンテントを割り当てることができる。
さらにまた、本実施形態では、コンテントにその属性としての「表示状態」が対応付けられており(図6参照)、この表示状態が「アクティブ状態」となっているコンテントのみが表示対象になる。これにより、コンテントを表示対象とするか否かを簡単に管理することができる。
また、本実施形態では、割当管理部13が特定のコンテントと特定のエリアとの対応関係を予め管理しており、コンテントとエリアとの対応関係にないエリアを除外する(図9中のS290)。これにより、より適切なエリアにコンテントを割り当てることができ、そのデザイン性を確保することができる。また、ユーザの所望するエリアに所望するコンテントを割り当てることができる。
[第3実施形態]
上記第1実施形態では、エリアの領域価値がコンテントの情報価値を下回っているエリアの中で最も領域価値の高いエリアにコンテントを割り当てている。一方、上記第2実施形態では、コンテント価値及びエリア適性度から算出される対象者評価値と、コンテント特性及びエリア特性から算出される特性評価値とに基づき、コンテントとエリアとの組合せを決定している。
これに対し、本第3実施形態では、コンテントサイズ及びエリアサイズに基づいて、コンテントとエリアとの組合せを決定する。以下では、上記実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態においても、コンテント管理部11は、上述した種々のコンテントを管理するための機能を有し、カテゴリーの異なるコンテントも同様に管理している。コンテント管理部11は、コンテントに対し、図11に示すように、「コンテントサイズ」及び「表示状態」の2つの属性を対応付けて管理する。
コンテントサイズは、コンテントの表示に要する領域の大きさであり、例えば縦及び横のピクセル数で表される。また表示状態は、そのコンテントが表示対象であるか否かを示す情報であり、表示対象であることを示す「アクティブ状態」又は表示対象でないことを示す「非アクティブ状態」のいずれかが設定される。
エリア管理部12は、表示領域としての複数のエリアを管理するための機能を有する。エリアは、A〜Cの3台の表示装置21〜23の画面に対して設定される。エリア管理部12は、A〜Cの3台の表示装置21〜23のエリアを同様に管理している。すなわち、A表示装置21のエリアもB表示装置22のエリアも区別なく管理している。ただし、エリア管理部12は、エリアに対し、図11に示すように、「エリアサイズ」の属性を対応付けて管理する。
エリアサイズは、エリアの大きさであり、コンテントサイズと同様、例えば縦及び横のピクセルで示される。
また、エリア管理部12が、A〜Cの表示装置21〜23のエリアを階層データ構造で管理することは、上記実施形態と同様である(図3参照)。
さらにまた、割当管理部13が、特定コンテントの特定エリアへの割当情報を記憶している点も、上記実施形態と同様である。
本実施形態では、以上のようなコンテント管理部11及びエリア管理部12を有することにより、コンテント割当制御部14が、コンテントサイズとエリアサイズとを比較し、エリアサイズが最も近いエリアにコンテントを割り当てる。
表示制御のための処理は、上記第1実施形態と同様となる。したがってここでは、図4を参照して表示制御処理を説明する。ただし、S100における価値変更処理は実行しない。上記実施形態のような情報価値や領域価値を有してないためである。
そこで、最初にS110において、コンテントリストを作成する。この処理は、その属性である表示状態が「アクティブ状態」となっているコンテントを抽出し、コンテントサイズの大きい順に並べ替えるものである。なお、ここでは、N個のコンテントが並べ替えられたものとする。
次のS120では、コンテントを示す変数nを「1」として初期化する。この変数nがインクリメントされる毎に、1番目のコンテント→2番目のコンテント→3番目のコンテント→・・・という具合に処理されることになる。
続くS130では、エリアを探索する。この処理は、未だコンテントが割り当てられていない全てのエリアを探索するものである。
続くS140では、階層データ構造に基づきエリアを除外する。この処理は、コンテントが割り当てられていないエリアであっても、階層データ構造で上位に位置するエリアに対しコンテントが割り当てられている場合に、そのエリアを除外するものである。
次のS150では、コンテントサイズ及びエリアサイズに基づきエリアを除外する。この処理は、割り当てられるコンテントのコンテントサイズよりも小さなエリアサイズのエリアを除外するものである。
続くS160では、割当管理に基づきエリアを除外する。具体的には、割当管理部13に記憶された対応関係に基づき、コンテントとエリアとの対応関係にないエリアを除外する。
次のS170では、エリアに対しコンテントを割り当てる。この処理は、S160までで対象となったエリアのうち、コンテントのコンテントサイズに最も近いエリアサイズを有するエリアへコンテントを割り当てるものである。
続くS180では、変数nがコンテントの個数Nに等しいか否かを判断する。この処理は、全てのコンテントを処理したか否かを判断するものである。ここでn=Nである場合(S180:YES)、S190へ移行する。一方、n≠Nである場合(S180:NO)、すなわち処理していないコンテントがあるうちは、S200にて変数nをインクリメントし、S130からの処理を繰り返す。
S190では、コンテントを表示する。この処理は、割り当てられたエリアにコンテントを表示するものである。
次に本実施形態の表示制御装置1が発揮する効果を説明する。
本実施形態においても、コンテントリストの順に、コンテントのエリアへの割り当てを行い(図4中のS170)、コンテントとエリアとの組合せを決定する。すなわち、コンテントパラメータに基づきコンテントをエリアに割り当てる順番を決定し、当該順番に従って、コンテントパラメータとエリアパラメータとの関係に基づき、コンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定し、当該判定に基づいてコンテントとエリアとの組み合わせを順次決定する。つまり、コンテントリストの順に同一処理を繰り返すことでエリアとの組合せを決定する。これにより、比較的簡単な処理で自由度の高いコンテントの配置を実現することができる。
また、本実施形態では、コンテントサイズとエリアサイズとを比較し、コンテントサイズよりも小さなエリアサイズのエリアが除外された前提の下(図4中のS150)、最もコンテントサイズに近いエリアに、コンテントを割り当てる(S170)。すなわち、コンテント割当制御部は、コンテントパラメータとエリアパラメータとの関係に基づきコンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定する場合、コンテントパラメータに含まれるコンテントサイズとエリアパラメータに含まれるエリアサイズとを比較し、コンテントサイズがエリアサイズより小さい場合に、表示が可能なエリアがあると判定する。そして、サイズが最も近いエリアにコンテントを割り当てる。これにより、従来技術のように単に優先順位を用いる場合とは異なり、コンテントサイズとエリアサイズとのバランスによりコンテントがエリアに割り当てられるため、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
また、本実施形態でも、コンテントにその属性としての「表示状態」が対応付けられており(図11参照)、この表示状態が「アクティブ情報」となっているコンテントのみが表示対象(割り当ての対象)になる。これにより、コンテントを表示対象とするか否かを簡単に管理することができる。
さらにまた、本実施形態では、エリア管理部12が、エリアの階層データ構造を有しており(図3参照)、コンテントの割り当てに際し、この階層データ構造に基づいて、コンテントが割り当てられているエリアの下位層に位置するエリアを除外する(図4中のS140)。これにより、エリア同士の親子関係を容易に判断でき、割り当て可能なエリアを迅速に判断することができる。
また、本実施形態では、割当管理部13が、一部のコンテントと当該コンテントに対応するエリアとの対応関係を予め管理している(図2(b)参照)。そして、コンテントの割り当ては、この対応関係を優先して行われる。これにより、より適切なエリアにコンテントを割り当てることができ、そのデザイン性を確保することができる。また、ユーザの所望するエリアに所望するコンテントを割り当てることができる。
さらにまた、本実施形態では、車両内のネットワークを介して、種々のコンテントが取得される(図1参照)。このとき、コンテント管理部11は、種々のコンテントに対し「コンテントサイズ」及び「表示状態」を対応付けて同様に管理する。これにより、コンテントの種類によらず、同一のアルゴリズムでコンテントをエリアに割り当てることができる。
同様に、本実施形態では、A〜Cの表示装置21〜23の複数のエリアに対し「エリアサイズ」を対応付けて当該エリアを管理する。これにより、表示装置21〜23が異なっていても、同一のアルゴリズムでコンテントを割り当てるべきエリアを判断することができる。
[その他の実施形態]
上記第1実施形態では、コンテントの情報価値がエリアの領域価値を上回っていることを前提に、コンテントリストの順序で、コンテントをエリアに割り当てている。このような第1実施形態においても、第2実施形態で説明したような必須排他制約式を設定し、コンテント同士の必須排他関係を表示制御に反映させることが可能である。
例えば、2つのコンテント「メール大」及び「メール小」の間に「メール大^メール小」という必須排他制約式がある場合、「メール大」のコンテントを含むリスト、及び、「メール小」のコンテントを含むリストが作成される。また、必須排他制約式にあるコンテントは、リストの最初に並べられる。「メール大^メール小」は、「メール大」及び「メール小」のいずれかを表示することを意味する。なお、「メール大」及び「メール小」は共にメール受信を示すコンテントであり、「メール大」は本文の一部を表示するサイズの大きなコンテントであり、「メール小」は受信があったことを示すサイズの小さなコンテントである。
図21(a)に示すようにメータパネルの中央エリアに「メール大」のコンテントが表示されている状態から、例えば「レーン/ターンbyターン」、「ACC」、「エネルギーフロー」の3つのコンテントが「メール大」のコンテントをメータパネルの中央エリアから追い出した場合、必須排他制約式「メール大^メール小」より、図21(b)に示すようにメータパネルの右上エリアに、コンテント「メール小」が表示されることになる。
コンテントの情報価値がエリアの領域価値を上回っていることを前提に、情報価値のより大きなコンテントからエリアへの割り当てを行えば、コンテントを相応なエリアへ動的に割り当てることができる。
ただし、各コンテント間の関係は様々であり、情報価値及び領域価値に基づく割り当てでは実現できない要求がある。例えば、必要なコンテントがちゃんとどこかのエリアに割り当てられるようにしたり、重複する内容のコンテントを冗長に複数のエリアに表示しないようにしたりすることが要求される。そこで、上述したような必須排他制約式を用いる。必須排他制約式の具体例について説明する。
図22(a)及び(b)では、「ガジェット大」、「通知」、「ガジェット小」のコンテントがアクティブであるとする。「ガジェット大」及び「ガジェット小」は、電話着信を知らせるコンテントであるとする。以下でも同様である。図15に示すように、「ガジェット大」は情報価値が「120」となっており、「通知」は情報価値が「53」となっており、「ガジェット小」は情報価値が「50」となっている。
そのため、図22(a)に示すように、メータパネルの中央エリアに「ガジェット大」が表示されて、次に情報価値が高い「通知」コンテントがメータパネルの右上エリアに表示される。この場合、「ガジェット大」と共に「ガジェット小」を表示したくとも、情報価値及び領域価値による割り当てでは、「ガジェット小」は表示されない。
そこで、制約式として「ガジェット大&ガジェット小」を用いる。「ガジェット大&ガジェット小」は、上述したように、「ガジェット大」及び「ガジェット小」の両方を表示することを意味する。このようにすれば、図22(b)に示すように、「ガジェット大」がメータパネルの中央エリアに表示されると共に、「ガジェット小」がメータパネルの右上エリアに表示されることになる。
図23(a)では、図22(b)と同様に、「ガジェット大」がメータパネルの中央エリアに表示されると共に、「ガジェット小」がメータパネルの右上エリアに表示されている。このとき、「ガジェット大」と「ガジェット小」とを両方表示するという排他制約式が「ガジェット大&ガジェット小」であったが、表示可能なら両方を表示するが、片方が表示できない場合には両方とも表示したくない場合がある。
そこで、制約式として「ガジェット大+ガジェット小」を用いる。「ガジェット大+ガジェット小」は、「ガジェット大」及び「ガジェット小」を両方表示するか、又は、両方とも表示しないことを意味する。このようにすれば、「ガジェット大」がメータパネルの中央エリアに表示されたような場合、「ガジェット小」がメータパネルの右上エリアに必ず表示される(図23(a)参照)。一方、「ナイトビュー」のコンテントがアクティブになった場合、「ナイトビュー」のコンテントの情報価値が「170」であるため(図15参照)、メータパネルの中央エリアに「ナイトビュー」が割り当てられて表示される(図23(b)参照)。このときは、「ガジェット大」の表示が行われないため、「ガジェット小」の表示も行われない。
なお、制約式として「ガジェット大|ガジェット小」を用いた場合、図23(a)に示すように「ガジェット大」と「ガジェット小」とが両方表示可能なときは両方が表示されるが、図23(b)に示したように「ガジェット大」が「ナイトビュー」に調停負けしたような場合、少なくとも「ガジェット大」及び「ガジェット小」のいずれかが表示されるため、メータパネルの右上エリアに「ガジェット小」が表示されることになる。
「ガジェット大」と「ガジェット小」とがアクティブである場合、制約式がなければ、図24(a)に示すように、「ガジェット大」がメータパネルの中央エリアに表示され、「ガジェット小」がメータパネルの右上エリアに表示される。しかしながら、「ガジェット大」及び「ガジェット小」のいずれか一方だけを表示したいという要望もある。
そこで、制約式として「ガジェット大^ガジェット小」を用いる。「ガジェット大^ガジェット小」は、上述したように「ガジェット大」及び「ガジェット小」のいずれかを表示することを意味する。「ガジェット大」のコンテントは情報価値が「120」であるため、情報価値が「50」の「ガジェット小」のコンテントよりも先に割り当てられる。したがって、「ガジェット大」がメータパネルの中央エリアに表示されたような場合、「ガジェット小」はメータパネルの右上エリアに表示されない(図24(b)参照)。
図25(a)及び(b)では、「ナイトビュー」、「ガジェット大」、「通知」、「ガジェット小」がアクティブとなっている場合を考える。このとき、「ナイトビュー」のコンテントの情報価値が「170」となっており、「ガジェット大」の情報価値「120」よりも大きいため、「ナイトビュー」がメータパネルの中央エリアに割り当てられて表示される。したがって、このとき「ガジェット大^ガジェット小」という制約式があると、「ガジェット大」及び「ガジェット小」のいずれか一方が表示されるため、情報価値の高い「通知」のコンテントが表示されずにメータパネルの右上エリアに「ガジェット小」が表示される(図25(a)参照)。
そこで、制約式として「ガジェット大/ガジェット小」を用いる。「ガジェット大/ガジェット小」は、「ガジェット大」及び「ガジェット小」のいずれかを表示するか、又は、いずれも表示しないことを意味する。したがって、より情報価値の高い「通知」のコンテントがあれば、「通知」のコンテントがメータパネルの右上エリアに表示されることになる(図25(b)参照)。
このような必須排他制約式を用いることにより、情報価値及び領域価値に基づく割り当てでは実現できない要求をも実現することができる。例えば、必要なコンテントがちゃんとどこかのエリアに割り当てられるようにしたり、重複する内容のコンテントを冗長に複数のエリアに表示しないようにしたりすることができる。
以上、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施することができる。
(イ)コンテント及びエリアをその属性のみで管理することによって、コンテントの種類によらず、また、表示装置21〜23の区別によらず、コンテントのエリアへの割り当てが同一のアルゴリズムで可能となることは既に述べた。
したがって、上記実施形態の表示制御装置1では、例えば、A〜Cの表示装置21〜23のいずれかが故障した場合など、エリア管理部12が管理情報を更新することで、アルゴリズムを変更することなく、コンテントのエリアへの割り当てが可能となる。
同様に、図1に示すように、D表示装置50を追加して接続することも容易である。この場合も、エリア管理部12がD表示装置50に合わせて管理情報を更新するようにすればよい。D表示装置50は、例えばスマートフォンなどの携帯電話機や、PDAと呼ばれる情報端末などであることが例示される。このときは、D表示装置50自体からエリア情報を取得することが考えられる。また、D表示装置50からコンテント管理部11がコンテントを取得するようにすることも考えられる。
(ロ)上記第1及び第2実施形態では価値変更処理を実行するものとしたが、この処理は必須のものではないため、別の形態として価値変更処理を省略することも考えられる。また、所定条件の成立時にだけ実行する構成としてもよい。
(ハ)上記第1実施形態では価値変更処理(図4中のS100)にて情報価値及び領域価値の両方を変更しているが、情報価値及び領域価値の一方を固定として、他方だけを変更するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では走行中か否かという車両の走行状況に基づき情報価値及び領域価値を変更しているが、例えば低速走行、高速走行などもっと細かな走行状況に応じて価値を変更するようにしてもよいし、また例えば運転者の負荷などを算出可能なシステムと共に用い、当該運転者の負荷などを考慮して価値を変更するようにしてもよい。
なお、これらのことは、上記第2実施形態の図9中のS200の価値変更処理においても同様である。また、コンテント価値及びエリア適性度と同様に、図7に示す適性度テーブルを車両の走行状況に基づき変更するようにしてもよい。
(ニ)上記実施形態では、コンテントサイズとエリアサイズとを比較してコンテントが収容可能なエリアをピックアップしているが、例えばコンテントの縮小表示やコンテントのスクロール表示を用い、コンテントサイズよりも小さなエリアサイズのエリアにコンテントを割り当てるようにすることも考えられる。
(ホ)上記第1実施形態では、情報価値が高いコンテントから順に、当該情報価値を下回る領域価値を有するエリアのうち、領域価値が最も高いエリアへ割り当てている(図4中のS170)。これに対し、例えば、領域価値が2番目あるいはそれ以降のエリアへコンテントを割り当てるようにすることも考えられる。このようにすれば、緊急性の高いコンテントが「アクティブ状態」になったとき、領域価値の高いエリアが空いているため、当該エリアを利用してそのコンテントを迅速に表示することが可能となる。
(へ)上記第2実施形態では、コンテント特性及びエリア特性として視線特性、表現力特性、操作特性を採用したが、この他の特性を採用することも考えられる。
(ト)上記第2実施形態では、コンテントの必須排他関係について、必須排他制約式を処理し(図9中のS220)、必須排他制約式に基づくコンテントリストを作成していた(S230)。これと同様に、エリアの必須排他関係についても必須排他制約式を規定することができ、また、同様に処理することができる。このようにすれば、エリアの必須排他関係を含めてコンテントとエリアとの組合せが決定され、より適切な情報表示を行うことができる。なお、このとき、エリアの必須排他関係を規定する必須排他制約式が「エリア使用情報」に相当する。また、必須排他制約式が割当管理部13に記憶される構成では、割当管理部13が「エリア使用情報記憶部」に相当する。
1…表示制御装置
10…制御部
11…コンテント管理部
12…エリア管理部
13…割当管理部
14…コンテント割当制御部
15…表示レイアウト制御部
21,22,23,50…表示装置
30…入出力IF
41…マルチメディアECU
42…車速ECU
43…エンジン回転数センサ
44…各種ECU
45…各種センサ

Claims (45)

  1. 車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象となっているコンテントを割り当てて表示する表示制御装置であって、
    前記コンテントと前記コンテントの有する価値である情報価値を含むコンテント情報とを対応付け前記コンテントを管理するコンテント管理部と、
    前記エリアの属性であるエリア情報を対応付け前記エリアを管理するエリア管理部と、
    前記情報価値の大きなコンテントから順にコンテントを並べたコンテントリストを作成し、当該コンテントリストの順に、前記コンテント情報及び前記エリア情報に基づいて、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定するコンテント割当制御部と、
    を備えていることを特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置において
    記エリア情報は、前記エリアの有する価値である領域価値を含んでおり、
    前記コンテント割当制御部は、前記情報価値と前記領域価値とを比較し、前記情報価値が前記領域価値を上回っている場合に、前記コンテントを前記エリアに割り当て可能と判断すること
    を特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項2に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント割当制御部は、前記エリアのうちで前記領域価値の最も大きなエリアから順に前記コンテントを割り当てること
    を特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテント情報と前記エリア情報とから算出される評価値に基づき、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項4に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント情報は、表示対象者毎の情報の価値を示すコンテント価値を含み、
    前記エリア情報は、前記表示対象者毎の場所的な適性度を示すエリア適性度を含んでおり、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテント価値と前記エリア適性度とに基づき算出される対象者評価値に基づき、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  6. 請求項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテント価値の大きなコンテントから順にコンテントを並べたコンテントリストを作成すること
    を特徴とする表示制御装置。
  7. 請求項5又は6に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント情報は、コンテントの特性を示すコンテント特性を含み、
    前記エリア情報は、前記エリアの特性を示すエリア特性を含んでおり、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテント特性と前記エリア特性とに基づき算出される特性評価値に基づき、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  8. 請求項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性には、運転者の視線の動きが問われるか否かを示す視線特性が含まれ、
    前記エリア特性には、運転者の視線の動きが大きくなるか否かを示す視線特性が含まれること
    を特徴とする表示制御装置。
  9. 請求項7又は8に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性には、表現力が必要となるか否かを示す表現力特性が含まれ、
    前記エリア特性には、表現力が大きいか否かを示す表現力特性が含まれること
    を特徴とする表示制御装置。
  10. 請求項7〜9の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性には、操作が必要となるか否かを示す操作特性が含まれ、
    前記エリア特性には、操作が可能か否かを示す操作特性が含まれること
    を特徴とする表示制御装置。
  11. 請求項7〜10の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性及び前記エリア特性から前記特性評価値を導出するための対応情報を記憶する対応情報記憶部を備え、
    前記コンテント割当制御部は、前記対応情報記憶部に記憶された前記対応情報に基づき、前記コンテント特性及び前記エリア特性から前記特性評価値を導出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  12. 請求項11に記載の表示制御装置において、
    前記対応情報記憶部の前記対応情報は、車両状況に基づき、変更可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  13. 請求項1〜12の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント情報は、情報表示に要するサイズであるコンテントサイズを含み、
    前記エリア情報は、前記エリアのサイズであるエリアサイズを含んでおり、
    前記コンテント割当制御部は、前記エリアサイズと前記コンテントサイズとを比較し、前記コンテントが前記エリアに収まるように前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  14. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント情報は、情報表示に要するサイズであるコンテントサイズを含み、
    前記エリア情報は、前記エリアのサイズであるエリアサイズを含んでおり、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテントサイズに最も近いエリアサイズのエリアに前記コンテントが収まるよう、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  15. 請求項1〜14の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテントの必須排他関係を規定するコンテント表示情報を記憶するコンテント表示情報記憶部を備え、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテント表示情報記憶部に記憶されたコンテント表示情報に基づき、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  16. 請求項15に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント表示情報は、所定の演算子にて示されるコンテントの必須排他関係を示す必須排他制約式であり、
    前記コンテント割当制御部は、前記必須排他制約式を満たすように、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  17. 請求項1〜16の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記エリアの必須排他関係を規定するエリア使用情報を記憶するためのエリア使用情報記憶部を備え、
    前記コンテント割当制御部は、前記エリア使用情報記憶部に記憶されたエリア使用情報に基づき、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  18. 請求項17に記載の表示制御装置において、
    前記エリア使用情報は、所定の演算子にて示されるエリアの必須排他関係を示す必須排他制約式であり、
    前記コンテント割当制御部は、前記必須排他制約式を満たすように、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  19. 請求項1〜18の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記エリア管理部は、所定のエリアを、単一のエリアとして管理可能であると共に、当該エリアを分割した複数のエリアとしても管理可能であって、前記単一エリアの下位層に前記複数のエリアが位置する階層データ構造を有しており、
    前記コンテント割当制御部は、前記階層データ構造に基づき、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  20. 請求項1〜19の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント管理部は、車両状況に基づき、前記コンテント情報を変更可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  21. 請求項1〜20の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記エリア管理部は、車両状況に基づき、前記エリア情報を変更可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  22. 請求項1〜21の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント管理部は、前記コンテント毎に表示対象か否かを管理していること
    を特徴とする表示制御装置。
  23. 請求項1〜22の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    特定コンテントの特定エリアに対する割当情報を記憶する割当情報記憶部を備え、
    前記コンテント割当制御部は、前記割当情報記憶部に記憶された前記割当情報に基づき、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  24. 請求項1〜23の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント管理部は、前記コンテントを車両内のネットワークによって取得すること
    を特徴とする表示制御装置。
  25. 請求項1〜24の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント管理部は、新たに接続された外部機器から前記コンテントを取得可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  26. 請求項1〜25の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記エリア管理部は、複数台の表示装置に対し前記エリアを管理していること
    を特徴とする表示制御装置。
  27. 請求項26に記載の表示制御装置において、
    前記エリア管理部は、前記表示装置の一部が着脱されると、管理するエリアを更新すること
    を特徴とする表示制御装置。
  28. 車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象となっているコンテントを割り当てて表示する表示制御装置であって、
    前記複数のコンテントのそれぞれには、前記コンテントの表示の優先度を表すコンテント評価値を含むコンテントパラメータが設定され、
    前記複数のエリアのそれぞれには、前記コンテントの割当て優先度を表すエリア評価値を含むエリアパラメータが設定されており、
    前記コンテントパラメータに基づき前記コンテントを前記エリアに割り当てる順番を決定し、当該順番に従って、前記コンテントパラメータと前記エリアパラメータとの関係に基づき、前記コンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定し、当該判定に基づいて前記コンテントと前記エリアとの組み合わせを順次決定するコンテント割当制御部を備え、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテントを前記エリアに割り当てる順番を決定する場合、前記コンテントパラメータに含まれる前記コンテント評価値の高い順に決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  29. 請求項28に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテントパラメータと前記エリアパラメータとの関係に基づき前記コンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定する場合、前記コンテントパラメータに含まれる前記コンテント評価値と前記エリアパラメータに含まれる前記エリア評価値とを比較し、前記コンテント評価値が前記エリア評価値より大きい場合に、表示が可能なエリアがあると判定すること、
    を特徴とする表示制御装置。
  30. 請求項28又は29に記載の表示制御装置において、
    前記コンテントパラメータには、前記コンテントの表示内容の大きさを表すコンテントサイズが設定されており、
    前記エリアパラメータには、前記エリアの表示領域の大きさを表すエリアサイズが設定されており、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテントパラメータと前記エリアパラメータとの関係に基づき前記コンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定する場合、前記コンテントパラメータに含まれる前記コンテントサイズと前記エリアパラメータに含まれる前記エリアサイズとを比較し、前記コンテントサイズが前記エリアサイズより小さい場合に、表示が可能なエリアがあると判定すること、
    を特徴とする表示制御装置。
  31. 請求項28〜30の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント評価値は、車両状況に応じて変更されるようになっており、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテント評価値が変更されると、前記コンテントを前記エリアに割り当てる前記順番を決定し直し、更に当該順番に変更があった場合には、前記コンテントパラメータと前記エリアパラメータとの関係に基づき、前記コンテントの表示が可能なエリアがあるか否かを判定し、当該判定に基づいて前記コンテントと前記エリアとの組み合わせを順次決定し直すこと
    を特徴とする表示制御装置。
  32. 請求項28〜31の何れか一項に記載の表示制御装置において
    記コンテント評価値及び前記エリア評価値は、車室内での表示対象となる表示対象者毎に設定されており、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテント評価値及び前記エリア評価値に基づき、前記表示対象者毎の対象者評価値を含む評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  33. 請求項28〜32の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテントパラメータは、視線特性、表現力特性、および操作特性の少なくとも1つからなるコンテント特性を含んでおり、
    前記エリアパラメータは、前記コンテント特性に対応するエリア特性を含んでおり、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテント特性及び前記エリア特性に基づく特性評価値を含む評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  34. 請求項28〜33の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント同士の表示ルールを規定する必須排他制約式が記憶されており、
    前記コンテント割当制御部は、前記必須排他制約式に基づき、前記コンテントを前記エリアに割り当てる順番を決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  35. 請求項34に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント割当制御部は、前記必須排他制約式に関係する前記コンテントが最初に割り当てられるよう、前記コンテントを前記エリアに割り当てる順番を決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  36. 請求項34又は35に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント割当制御部は、表示対象となっていないコンテントが前記必須排他制約式に含まれる場合、当該必須排他制約式を、表示対象となっているコンテントの制約式に書き換えること
    を特徴とする表示制御装置。
  37. 表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象であるコンテントを割り当てて表示する表示制御装置であって、
    前記コンテントの属性であるコンテント情報を管理するコンテント管理部と、
    前記エリアの属性であるエリア情報を管理するエリア管理部と、
    前記コンテント管理部および前記エリア管理部からの前記各情報に基づいて前記コンテントの前記エリアに対する表示の価値を表すコンテント評価値および前記エリアに対する前記コンテントの割当ての適性度を表すエリアパラメータを評価し、かつこの評価結果に基づいて、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定するコンテント割当制御部と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  38. 請求項37に記載の表示制御装置において、
    前記表示装置は、車両の車室における異なる部位において表示対象者毎に目視可能に設置されており、
    前記コンテント割当制御部は、前記表示対象者毎の前記コンテントの前記コンテント評価値と前記表示対象者毎の前記エリアパラメータを表すエリア適性度とに基づいて前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  39. 請求項38に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント割当制御部は、前記表示対象者毎の前記コンテントの前記コンテント評価値と前記エリア適性度に基づいて、前記コンテントと前記エリアとの組合せ毎に算出される対象者評価値を比較して、前記対象者評価値の相対的に高い組合せを選択することにより、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  40. 請求項37〜39の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテントは、視線特性、表現力特性、および操作特性の少なくとも1つから選択されたコンテント特性を有しており、
    前記エリアは、前記コンテント特性に対応するエリア特性を有しており、
    前記コンテント割当制御部は、前記コンテントの前記コンテント特性と前記エリアの前記エリア特性とに基づいて、前記コンテントと前記エリアとの組合せ毎に算出される特性評価値を比較して、前記特性評価値の相対的に高い組合せを選択することにより、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  41. 車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象となっているコンテントを割り当てて表示する表示制御装置であって、
    前記コンテントと前記コンテントの重要度を示す情報価値を含むコンテント情報とを対応付けて管理するコンテント管理部と、
    前記コンテントと前記コンテントを割り当て可能な少なくとも一つのエリアとの対応関係を管理する割当管理部と、
    前記情報価値の大きなコンテントから順にコンテントを並べたコンテントリストを作成し、当該コンテントリストの順に、前記対応関係に基づいて前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定するコンテント割当制御部と、
    を備えていることを特徴とする表示制御装置。
  42. 請求項41に記載の表示制御装置において
    前記エリアと前記エリアの情報であるエリア情報とを対応付けて管理するエリア管理部を備え、
    前記コンテント割当制御部は、前記対応関係を優先して前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定した後、前記コンテント情報及び前記エリア情報に基づいて前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  43. 請求項41又は42に記載の表示制御装置において、
    前記エリアと前記エリアの有する価値である領域価値を含むエリア情報とを対応付けて管理するエリア管理部を備え、
    前記コンテント割当制御部は、前記割当管理部が前記コンテントと前記コンテントを割り当て可能な複数のエリアとの対応関係を管理している場合、複数のエリアのうち前記領域価値の最も大きなエリアを前記コンテントに割り当てること
    を特徴とする表示制御装置。
  44. 請求項43に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント割当制御部は、前記対応関係を優先して前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定した後、前記コンテント情報及び前記エリア情報に基づいて前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定する際、前記エリアのうち前記領域価値の最も大きなエリアを前記コンテントを割り当てること
    を特徴とする表示制御装置。
  45. 請求項41〜44の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記エリアと前記エリアの情報であるエリア情報とを対応付けて管理するエリア管理部を備え、
    前記エリア管理部は、所定のエリアを単一のエリアとして管理可能であると共に、当該単一のエリアを分割した複数のエリアとしても管理可能であって、前記単一のエリアの下位層に前記複数のエリアが位置する階層データ構造を有しており、
    前記コンテント割当制御部は、前記階層データ構造に基づき、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
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