JP2007132850A - チェックターミナル及びこれを使用して電力量を測定する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電力量測定器の交換やエネルギー診断の際も蓋を閉めて使用することができると共に脱落や短絡を防止するチェックターミナルと、これを用いた電力量測定方法を提供する。
【解決手段】 チェックターミナルCTは、箱1に収納した試験用端子10と第二の電力量測定器とを接続するリード線7a〜7cが通る切欠き4a,4bを設けた蓋2を有する。第二の電力量測定器と接続した測定用リード線の先端に設けた端子24を試験用端子10に接続した状態で固定し、リード線が通る切欠き4a,4bを設けた蓋体2を箱1の開口部に被せた状態で電力量を測定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 チェックターミナルCTは、箱1に収納した試験用端子10と第二の電力量測定器とを接続するリード線7a〜7cが通る切欠き4a,4bを設けた蓋2を有する。第二の電力量測定器と接続した測定用リード線の先端に設けた端子24を試験用端子10に接続した状態で固定し、リード線が通る切欠き4a,4bを設けた蓋体2を箱1の開口部に被せた状態で電力量を測定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電力会社などの電力供給者が電力需要者の使用電力量を測定する際に使用される試験用端子を備えたチェックターミナル、及びこれを用いて電力量を測定する方法に関する。
チェックターミナルは、電力量測定のために電力需要者側に設置した取引用計器である電力量測定器から離間した位置に設置され、チェックターミナル内の試験用端子は、給電側の変成器の二次側端子と電力量測定器とに夫々ケーブルを介して接続される。通常、担当技術者以外の者が操作することによる感電等の事故を防ぐため、蓋を閉めた状態で封止される。
従来、電力量測定器の交換の際には、交換中の無計量状態を避けるため、チェックターミナルに第二の電力量測定器(以下「仮測定器」という)を接続して電力量を測定している。その際、試験用端子の試験用リード線取付け用穴に、仮測定器のリード線の先端の棒状端子を差し込み、締め付けることで接続している。また、電力会社のエネルギー診断において、電力需要者の、或る一定期間(2週間程度)の電気使用量を測定する際も同様に、仮測定器のワニ口クリップを試験用端子の試験用リード線取付ネジに接続することで行っている。
その場合、測定にあたりチェックターミナルの蓋を外してワニ口クリップを接続するが、測定中はリード線やワニ口クリップ等が邪魔になり蓋をすることができないため、試験用端子が露出する。そこで、蓋を外したチェックターミナルに絶縁シート等を被せて防護していた。
しかしながら、上記電力量測定器の交換は数時間で行えるのに対し、エネルギー診断における電力需要者の電気使用量の測定には二週間ほどの期間を要する場合があり、その間はチェックターミナルに蓋をかぶせることができず、封止もできないため、誤って絶縁シートを外してしまうことによる感電等の事故の危険があった。
また、チェックターミナルのリード線取付け用ネジは、本来ワニ口クリップを取り付ける設計がなされていないため、外部からの振動などの影響でワニ口クリップが脱落したり、接続時や取り外し時にワニ口クリップが隣接する端子に触れて短絡が発生する等の事故の可能性があった。
一方、エネルギー診断において電力需要者の電気使用量を測定するには、電力量測定計器がパルス発信型のものであれば、そのパルスを測定することにより、チェックターミナルを使用する必要はないが、全ての電力量測定計器をパルス発信型に交換するのは費用の関係からも困難であった。
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、電力量測定器の交換やエネルギー診断の際も蓋を閉めて使用することができると共に脱落や短絡を防止するチェックターミナルと、これを用いた電力量測定方法を提供することを目的とする。
本発明は、電力量測定器と給電側の変成器との間に接続される試験用端子を収納した箱体及びその開口部を覆う蓋体を備えたチェックターミナルであって、前記蓋体は、前記試験用端子と第二の電力量測定器とを接続するリード線が通る切欠きを有することを特徴とする。
前記切欠きは、前記リード線が通る切込みを有する弾性板で塞ぐことが望ましい。
また、本発明は、電力量測定器と給電側の変成器との間に接続される試験用端子を収納したチェックターミナルの箱体に着脱可能に取り付けられる蓋体であって、前記試験用端子と第二の電力量測定器とを接続するリード線が通る切欠きを設けたことを特徴とする。
前記切欠きは、前記リード線が通る切込みを有する弾性板で塞ぐことが望ましい。
更に、本発明は、電力量測定器と給電側の変成器との間に接続される試験用端子に第二の電力量測定器を接続して電力量を測定する方法であって、前記第二の電力量測定器の測定用リード線の先端に設けられた端子を、前記試験用端子に接続した状態で固定し、前記試験用端子を収納したチェックターミナルの箱の開口部に前記リード線が通る切欠きを有する蓋体を被せた状態で、電力量を測定することを特徴とする。
本発明のチェックターミナルは、リード線を通す切欠きを設けた蓋を有するので、試験用端子と仮測定器をリード線で接続した後、そのリード線を切欠きに通すことにより、チェックターミナルに蓋をかぶせることができる。このため、交換または診断中も封止が可能となり、感電等の事故を防止することができる。
本発明の実施態様では、弾性板の持つ摩擦と弾力によりリード線が保持されるので、脱落や短絡を防止することができる。
本発明の蓋体は、リード線を通す切欠きを有するので、試験用端子と仮測定器をリード線で接続した後、そのリード線を切欠きに通すことにより、チェックターミナルに蓋をかぶせることができる。このため、交換または診断中も封止が可能となり、感電等の事故を防止することができる。
この実施態様では、弾性体の持つ摩擦と弾力によりリード線が保持されるので、脱落や短絡を防止することができる。
本発明の電力量測定方法によれば、端子付きリード線を有する第二の電力量測定器を使用し、該端子をチェックターミナルの試験用端子に接続、固定することで、脱落や短絡を防止することができる。
図1に示すチェックターミナルCTは、箱1と、その蓋2と、試験用端子10とからなる。図1では、箱1から蓋2を外した状態を示す。使用時には、図1において右側の端部を上方に向けて、図3に示すように直立した状態で用いる。
箱1は、下端部が立ち上がり部1aを形成し、この部分に、試験用端子10と各機器とを接続するリード線を通すためのブッシング3a及び3bが設けられている。図1において左側のブッシング3aは、試験用端子10と変成器とを接続する変成器リード線13を通し、右側のブッシング3bは試験用端子10と電力量測定器とを接続する電力量測定器リード線14を通す。蓋2の両側面には、切欠き4a及び4bが設けられる。
図2は、左側の切欠き4aを蓋2の外側から見た状態を示す。なお、右側の切欠き4bは、左側の切欠き4aと同様に形成されている。
図示の切欠き4aには、弾性板としてのゴムシート5aが蓋2の内側から貼り付けられ、ゴムシート5aには、切込み6a〜6cを設ける。試験用端子10に仮測定器を接続した後、蓋2を閉める際は、周囲の障害物等の状況に応じて左側の切欠き4aの切込み6a〜6c又は右側の切欠き4bの切込み6d〜6fに、仮測定器へ通じる試験用リード線7a〜7cを通す。
これにより、試験用リード線7a〜7cを試験用端子に取り付けた状態で蓋2を閉めることができ、封止も可能となる。また、ゴムシート5a,5bは、切欠き4a,4bから指を入れてしまうことによる感電等の事故を防止すると共に、ゴムの持つ弾力と摩擦により切込み6a〜6c又は6d〜6fがある程度の力で試験用リード線7a〜7cを保持するため、試験用リード線7a〜7cが外から引っ張られた場合にも、直接、接続部分に力がかかることを防ぐことができ、試験用リード線7a〜7cの脱落や、試験用リード線が他の端子に触れてしまうことによる短絡などの事故を防ぐことができる。更に、切欠き4a及び4bが蓋2の両側にあり、どちらかを選択できるため、チェックターミナルCTの片側に障害物がある場合にも作業がし易い。
蓋2の上端には蓋上方の突起部8aがあり、これには、蓋上方のネジ穴8bと封止穴8cが設けられている。また、蓋2の下端には蓋下方の突起部9aがあり、これには、蓋下方のネジ穴9bと封止穴9cが設けられている。
これらに対応して、箱1の上端には箱上方の突起部8dがあり、これには、箱上方のネジ穴8eと封止穴8fが設けられている。また、箱1の下端の立ち上がり部1aには箱下方の突起部9dがあり、これには、箱下方のネジ穴9eと封止穴9fが設けられている。
箱1に蓋2を被せて、対応する各ネジ穴をネジ止めすると、チェックターミナルCTが密閉される。その後、対応する各封止穴に封止ピン(図示省略)を入れて封止する。封止ピンは、例えば、鉛のような軟質金属で作られた頭付きピンであり、封止穴に差込後、抜けないように先端を変形させて止める。箱1から蓋2を外すと封止ピンが切断されるので、封止ピンは再利用できない。この封止により、担当技術者以外の者がチェックターミナルの蓋を外して操作することを防いでいる。
図3は、チェックターミナルCTの蓋2を外した状態を示す。
試験用端子10は、基板11と、基板11上に平行に設置された複数の左右対称の端子板12とからなる。各端子板12の両端には、一端に変成器リード線13、他端に電力量測定器リード線14を接続し、リード線13をネジ15a及び15b、リード線14をネジ16a及び16bで固定する。変成器リード線13は左側のブッシング3aを通って変成器に、電力量測定器リード線14は右側のブッシング3bを通って電力量測定器に接続されている。
図4は、一の端子板12とリード線との接続部を示す断面図である。各端子板12にはそれぞれ左のリード線取付穴21a、右のリード線取付穴21b、左の試験用リード線取付穴22a、右の試験用リード線取付穴22bがある。この図では、例として、左のリード線取付穴21aに変成器リード線13が、右のリード線取付穴21bに電力量測定器リード線14が、左の試験用リード線取付穴22aに仮測定器へ通じる試験用リード線7aが、それぞれ接続されている。
仮測定器の試験用リード線7aの先は、絶縁体の持ち手23を有する金属製の端子24になっており、左の試験用リード線取付穴22aに接続して試験用リード線取付ネジ25aで締めることにより、脱落を防ぐ。試験用リード線取付ネジ25a,25bは、その用途が試験時などに限られるため、道具を使わず着脱できるように滑り止めのついたヘッド部26を備える。
端子24はワニ口クリップ等に比べて小さいため、取付け時に隣接する端子等に触れてしまうことで短絡が生ずる可能性が減少する。
変成器リード線13及び電力量測定器リード線14は、試験用リード線7a〜7cに比べて着脱の頻度が低いため、その先端部は被覆を剥いただけのものであり、変成器リード線13をネジ15a,15bで、電力量測定器リード線14をネジ16a,16bでそれぞれ固定する。
各端子板の中央にある栓27は、持ち手部分27aが絶縁体で、本体部分27bが導体で形成され、この栓27を抜くと、端子板12の右部分と左部分とが電気的に切断され、栓27を刺し込むと右部分と左部分が電気的に接続される構成になっている。そこで通常、電力量測定計器の交換時には、栓27が刺さった状態で第一試験用リード線取付ネジ25aに仮測定器の試験用リード線7aを接続し、その後栓27を抜いて回路を切断した状態で電力量測定計器を交換し、交換後は、栓27を刺して回路を接続してから仮測定器の試験用リード線7aを外すことで、停電することなく無計量期間をなくすようになっている。
なお、チェックターミナルCTの構造は左右対称であるから、各リード線の接続が左右逆であっても構わない。また、試験用リード線7a〜7c及び切込み6a〜6c,6d〜6fは、3組でなくても構わない。
CT…チェックターミナル、1…箱、2…蓋、3a,3b…ブッシング、4a,4b…切欠き、5a,5b…ゴムシート、6a〜6f…切込み、7a〜7c…試験用リード線、8a,9a…蓋の突起部、8b,9b…蓋のネジ穴、8c,9c…蓋の封止穴、8d,9d…箱の突起部、8e,9e…箱のネジ穴、8f,9f…箱の封止穴、10…試験用端子、11…基板、12…端子板、13…変成器リード線、14…電力量測定器リード線、15a,15b,16a,16b…ネジ、21a,21b…リード線取付穴、22a,22b…試験用リード線取り付用穴、23…持ち手、24…端子、25a,25b…試験用リード線取付ネジ、26…ヘッド部、27…栓、27a…持ち手部分、27b…本体部分。
Claims (5)
- 電力量測定器と給電側の変成器との間に接続される試験用端子を収納した箱体及びその開口部を覆う蓋体を備えたチェックターミナルであって、
前記蓋体は、前記試験用端子と第二の電力量測定器とを接続するリード線が通る切欠きを有することを特徴とするチェックターミナル。 - 請求項1記載のチェックターミナルにおいて、
前記蓋体の切欠きを前記リード線が通る切込みを有する弾性板で塞いだことを特徴とするチェックターミナル。 - 電力量測定器と給電側の変成器との間に接続される試験用端子を収納したチェックターミナルの箱体に着脱可能に取り付けられる蓋体であって、
前記試験用端子と第二の電力量測定器とを接続するリード線が通る切欠きを設けたことを特徴とするチェックターミナルの蓋体。 - 請求項3記載のチェックターミナルの蓋体において、
前記切欠きを前記リード線が通る切込みを有する弾性板で塞いだことを特徴とするチェックターミナルの蓋体。 - 電力量測定器と給電側の変成器との間に接続される試験用端子に第二の電力量測定器を接続して電力量を測定する方法であって、
前記第二の電力量測定器の測定用リード線の先端に設けられた端子を、前記試験用端子に接続した状態で固定し、
前記試験用端子を収納したチェックターミナルの箱の開口部に前記リード線が通る切欠きを有する蓋体を被せた状態で電力量を測定することを特徴とする電力量測定方法。
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JP2005327599A JP2007132850A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | チェックターミナル及びこれを使用して電力量を測定する方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2014142257A (ja) * | 2013-01-24 | 2014-08-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | チェックターミナルの作業用上蓋 |
-
2005
- 2005-11-11 JP JP2005327599A patent/JP2007132850A/ja not_active Withdrawn
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