JP2010135078A - 小型据置端子 - Google Patents

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Toru Aoki
徹 青木
Takahiro Ogawa
高広 小川
Atsusane Hatakeyama
淳実 畠山
Kazuhiro Kikuchi
一博 菊池
Masao Kudo
正夫 工藤
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Abstract

【課題】所定の設置スペース内に容易に収めることができ、且つ、無停電での計器交換作業及び送電の停止停解作業を安価な手段で、配電線の誤接続等の虞なく且つ効率的に行うことを可能にする、小型据置端子を提供する。
【解決手段】配電線と計器とに接続される棒形圧着端子2または圧縮端子を備える据置端子1が提供される。配電線1S、2S、3S、3L、2L、1Lは、抜け止め用部材7a、7bによって、据置端子1のケース4に対して抜け止めされており、送電の停止停解時に着脱される配電線3L、1Lの抜け止め用部材7bは、互いに一体化された抜け止め用部材である。据置端子1は、さらに、内部カバー5を備えており、送電の停止停解時に着脱される配電線3L、1Lを、他の配電線1S、2S、3S、2Lがケース4に固定された状態で着脱可能とする。棒形圧着端子2の圧着部2aまたは棒形圧縮端子の圧縮部は、短絡装置に対する接触部を備えている。
【選択図】図10

Description

本発明は、例えば電力量計等の計器に使用される、小型据置端子に関し、特に、所定の設置スペース内に容易に収めることができ、且つ、無停電での計器交換作業及び送電の停止停解作業を安価な手段で、配電線の誤接続等の虞なく且つ効率的に行うことを可能にする、小型据置端子に関する。
配電線と電力量計との接続には、据置端子が用いられる場合がある。これは、配電線を計器に直接接続せずに、据置端子に固定される棒形端子の電線側に電線を接触させ、この棒形端子の棒部を計器に差し込み接続する方法である。電線を計器に直接接続すると、計器交換の際、計器を取り外した後の電線の撚り線が散けるため、異極の電線どうしが接触する虞がある。しかし、据置端子を使用すれば、電線は据置端子に固定したまま、棒形端子の棒部を計器から着脱させることができるので、このような虞なく計器交換作業をすることができる。
一方、棒形端子と配電線との接続には、従来から、ねじを用いた締め付けによる接続方法が用いられている。即ち、従来の据置端子では、棒形端子の電線挿入穴に電線の端部を挿入した後、2本のねじで締め付けることにより接続している。このとき、据置端子が壁面等に取り付けられた状態では、配電線は左右に揺れるような比較的自由な動きが可能であるため、ねじを複数本使用した方が、ねじのゆるみが少ない。また、据置端子は、通常、長い年数に亘って交換が不要であるため、電線を確実に固定できるよう2本のねじが使用されている。しかし、このような複数本のねじを収容する部分を必要とするため、壁面取付け時における、据置端子の縦方向寸法は比較的大きなものとなっている。
このような従来の据置端子は、例えば、特開平7−248343号に記載されている。さらに、特開平7−248343号の据置端子は、計器に通電させるための通電カセットとバイパス用の短絡カセットにより、無停電の計器の交換を可能にしている。具体的には、据置端子の内部で、通電カセット用の接続部と短絡カセット用の接続部の間にカム機構を設け、計器による計測時は、据置端子に通電カセットを取り付けた状態で使用し、無停電での計器交換時は、据置端子に短絡カセットを取り付けることによって、カム機構が作動し、自動的に通電カセットが外れるようになっている。送電の停止時には、通電カセットと短絡カセットの両方を外し、停解時は再度通電カセットのみを取り付ける。しかし、この据置端子では、通電カセット用の接続部と短絡カセット用の接続部が別個に設けられてことから、壁面に取り付けられた時の据置端子の縦方向寸法がさらに大きくなっている。
特開平7−248343号
上記したような従来の据置端子は、作業者が計器交換作業及び送電の停止停解作業を配電線の誤接続等の虞なく効率的に行うことを目的としているが、設置スペース及びコストの面で不十分である。据置端子を含めた電力量計の取付けに使用できる壁面の面積は、通常、限られているため、据置端子の寸法はできるだけ小さいことが望ましい。特に隠蔽配線の場合には、その必要性がある。即ち、各建造物の壁面における電力量計の取付け位置は、建造物ごとに予め決められているが、これに加えて、隠蔽配線の場合には、配電線を壁面に形成された既設の穴に通す必要がある。この場合、特に、据置端子の縦方向寸法が大きいと、既設穴の位置が据置端子の電線挿入穴に近すぎたり、据置端子が既設穴を覆うことがあり、既設穴から延びる太い配電線を無理に曲げて配置しなければならない等、計器交換時の作業が煩雑になる。また通電カセットを外すための据置端子内部のカム機構は、据置端子を大型化し、且つ構造を複雑で高価なものにする。
このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の目的は、所定の設置スペース内に容易に収めることができ、且つ、無停電での計器交換作業及び送電の停止停解作業を安価な手段で、配電線の誤接続等の虞なく且つ効率的に行うことを可能にする、小型据置端子を提供することである。
請求項1の発明によれば、配電線と計器とに接続される棒形端子を備える据置端子であって、前記棒形端子が、圧着端子または圧縮端子のいずれか一方である、据置端子が提供される。この構成によれば、棒形端子は圧着または圧縮により配電線と接触するため、配電線とねじ締めにより接触させる従来の据置端子と比較して、接続の信頼性が高い。また、ねじを収容する部分が不要であるため、従来の据置端子と比較して、取付け時の縦方向の寸法を小さくすることができる。従って、隠蔽配線のように計器下の設置スペースの制約が大きい場合でも、容易に据置端子を設置することができる。従って、計器交換時の作業が容易であり、且つ、広範囲の需要家に対して使用可能である。
請求項2の発明によれば、請求項1の据置端子において、前記圧着端子の圧着部または前記圧縮端子の圧縮部が、前記配電線を短絡させる短絡装置に対する接触部を備える。この構成によれば、据置端子における短絡装置の接続部と配電線の接続部が同一位置にあるため、従来の据置端子と比較して、据置端子の小型化が実現できる。
請求項3の発明によれば、請求項1または2に記載の据置端子において、前記配電線を前記据置端子に対して抜け止めする抜け止め用部材を備える、据置端子が提供される。この構成により、従来のねじ締めに依らなくても、配電線を据置端子から確実に抜け止めすることができる。
請求項4の発明によれば、請求項3に記載の据置端子において、前記据置端子は、前記配電線及び前記圧着端子または圧縮端子のいずれか一方が収容されるケースを備えており、前記抜け止め用部材は、前記配電線が挿入される貫通孔と前記ケースに係合する係合部を有している。この構成により、従来のねじ締めに依らなくても、配電線を据置端子から確実に抜け止めすることができる。
請求項5の発明によれば、請求項3または4に記載の据置端子において、前記配電線のうち、送電の停止停解時に前記据置端子から着脱される配電線の前記抜け止め用部材は互いに一体化されている。この構成によれば、送電の停止停解のために着脱する電線のみを、一体化された抜け止め用部材により、互いに連結させることができる。従って、停止停解作業時に、作業者が着脱する電線を間違う虞がない。
請求項6の発明によれば、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の据置端子において、前記抜け止め用部材は、ヒンジ部を介して互いに連結された複数の部分から形成される。 この構成によれば、圧着端子または圧縮端子を電線に圧着または圧縮した後でも、電線を切断することなく、抜け止め用部材を交換することができる。
請求項7の発明によれば、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の据置端子において、前記抜け止め用部材は、互いに摺動可能に連結された複数の部分から形成される。この構成によれば、圧着端子または圧縮端子を電線に圧着または圧縮した後でも、電線を切断することなく、抜け止め用部材を交換することができる。
請求項8の発明によれば、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の据置端子において、前記配電線のうち、送電の停止停解時に前記据置端子から着脱される配電線は、他の配電線から独立して前記据置端子に固定されている。この構成によれば、送電の停止停解のために着脱する配電線のみを、他の配電線とは別個に据置端子から外すことができる。従って、カム機構等の複雑な内部機構を必要とすることなく、電線の着脱によって送電を停止停解することができ、安価な停止停解工法が実現できる。また、停止停解作業時に、作業者が着脱する電線を間違う虞がない。
請求項9の発明によれば、請求項8に記載の据置端子において、前記配電線のうち、前記送電の停止停解時に前記据置端子から着脱される配電線は、前記他の配電線が前記据置端子に固定された状態で、前記据置端子から着脱可能である。この構成によれば、送電の停止停解のために着脱する電線のみを、容易に据置端子から外すことができる。従って、カム機構等の複雑な内部機構を必要とすることなく、電線の着脱によって送電を停止停解することができ、安価な停止停解工法が実現できる。また、停止停解作業時に、作業者が着脱する電線を間違う虞がない。
本発明によれば、所定の設置スペース内に容易に収めることができ、且つ、無停電での計器交換作業及び送電の停止停解作業を安価な手段で、配電線の誤接続等の虞なく且つ効率的に行うことを可能にする、小型据置端子を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
[据置端子の全体概要]
図1(A)、(B)は、それぞれ、本発明の一実施形態による据置端子1の外観を示す正面図と側面図である。本発明の据置端子1は、配電線と電力量計等の計器とに接続される棒形圧着端子または棒形圧縮端子を備えている。本実施形態の据置端子1は、棒形圧着端子2を備えている。据置端子1は、さらに、棒形圧着端子2を収容するケース4と、ケース4の前面開口を覆う端子カバー3とを備えている。図1(A)、(B)に示すように、端子カバー3は、2本の端子カバー用取付ねじ12を締め付けることによりケース4に固定され、据置端子1は、建造物の壁面等に設置された電力量計等の計器(図示せず)の下側に配置される。以下、特に断りのない限り、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「正面」、「背面」、「裏面」等の方向を示す用語は、据置端子1の図1(A)、(B)に示す取付状態に関して用いられる。この状態で、ケース4の上面から突出する棒形圧着端子2の棒部2bが、計器(図示せず)の下面に形成される端子挿入穴に差し込まれ、従来のねじ締めにより固定される。棒形圧着端子2の圧着部2aは、後述する抜け止め用部材7a、7bと共にケース4内に配置され、ケース4の下面の電線挿入穴から抜け止め用部材7a、7bを通って挿入される配電線(1S、2S、3S、3L、2L、1L)(図示せず)と、圧着により接続される。図2は、据置端子1を背面側から見た斜視図である。
据置端子1のケース4内に配置される棒形圧着端子2、抜け止め用部材7a(第1の抜け止め用部材)、抜け止め用部材7b(第2の抜け止め用部材)、及び配電線(1S、2S、3S、3L、2L、1L)を図3に示す。配電線を示す符号1S、2S、3Sは、電源側の配電線であることを意味し、1L、2L、3Lは、負荷側の配電線であることを意味する(JIS C 1210)。本実施形態は、単相3線式の電力量計に適用される。しかし、本発明の据置端子1は、単相2線式、三相3線式等の電力量計に適用できるように、適宜変更することが可能である。単相3線式の電力量計に適用される本実施形態では、配電線は、左から右へ、1S、2S、3S、3L、2L、1Lの配列で据置端子1に接続される(図3に示す配電線2Lは、ケース4内では配電線3Lと1Lの間に配置される)。各配電線1S、2S、3S、3L、2L、1Lの、絶縁シースから突出する先端は、対応する抜け止め用部材7aまたは7bに挿通され、さらに棒形圧着端子2の圧着部2aに挿入され、圧着によりこれに接続される。
[ケース4について]
図4は、据置端子1のケース4の内部構造の詳細を示す。ケース4は、前面開口を有し、その周囲を囲む上壁41、下壁42、左側壁43及び右側壁44と、配電線1S、2S、3S、3L、2L、1Lの先端が収容される棒形圧着端子2の圧着部2a及び抜け止め用部材7a、7bを部分的に受け入れる溝40等が形成された後壁(符号省略)とを備えている。図4に示すように、溝40の数は、据置端子1に接続される配電線の本数(本実施形態では6)に対応する。
溝40は、ケース4の上壁41と下壁42の間を延びており、且つ、隔壁を隔てて左右に並んで配置されている。各溝40は、棒形圧着端子2の圧着部2aを部分的に受け入れる端子受け入れ溝40aと、抜け止め用部材7a、7bを部分的に受け入れる抜け止め用部材受け入れ溝40bを備えている。端子受け入れ溝40aは、圧着により変形した圧着部2aを保持できるよう湾曲面によって形成されており、且つ、変形後の圧着部2aの最大寸法を受け入れることができるように寸法が決められている。抜け止め用部材受け入れ溝40bは、抜け止め用部材7a、7bの外形に沿うよう平坦な面により形成されている。ケース4の下壁42は、その内側に、抜け止め用部材7a、7bに対する係合面4aを形成している。係合面4aを形成するため、ケース4の下壁42は、各抜け止め用部材受け入れ溝40bの溝底面(ケース4の後部側に位置する面)からケース4の前方に向けて延びており、且つ、配電線を受け入れる電線挿入穴400(図11参照)の一部を形成するように、ケース4の後部側に向けて湾曲している。
ケース4の上壁41には棒形圧着端子2の棒部2bを差し込むための端子挿入穴45が形成され、各端子挿入穴45の周囲にはパッキン(符号省略)が取り付けられている。また、ケース4は、溝40間に形成される隔壁の一部に、2本の端子カバー用取付ねじ12を受け入れるための2つの端子カバー用取付ねじ穴13と、後述する内部カバー5を取り付けるための4本の内部カバー用取付ねじ6を受け入れる4つの内部カバー用取付ねじ穴9を備えている。尚、図4には、1つの端子カバー用取付ねじ穴13と2つの内部カバー用取付ねじ穴9のみが示されているが、ケース4の右側壁44に隣接する隔壁にも同様に1つの端子カバー用取付ねじ穴13と2つの内部カバー用取付ねじ穴9が形成されているものである。
[棒形圧着端子2について]
本実施形態では棒形圧着端子2が用いられているが、これに代えて、棒形圧縮端子を用いることもできる。圧着端子の圧着部は一方向から押し潰されるため大きく変形するのに対し、圧縮端子の圧縮部は複数方向から均一に押し潰されるため、変形が小さい。ケース4の端子受け入れ溝40aは、圧着部又は圧縮部の変形後の予測される最大寸法に合わせて設計されるため、変形の小さい圧縮端子を用いることによって、ケース4の設計を容易に行うことができる。
棒形圧着端子2または棒形圧縮端子は、市販のものを用いることができ、棒部2bが圧着部2aまたは圧縮部の中心軸に沿って延びるように圧着部2aまたは圧縮部近傍で曲げ成形されているものが特に好ましい。この場合、棒部2bを差し込む端子挿入穴45は、ケース4の上壁41の前後方向中央に形成されるので、従来の計器の端子挿入穴の位置との整合性がよい。
このように、本発明の据置端子1では、棒形圧着端子2または棒形圧縮端子によって計器と配電線を接続させている。即ち、配電線と棒形端子が圧着または圧縮により接続されている。従って、従来のねじ締めと比べて接続の信頼性を向上させることができる。さらに、従来技術と異なり、配電線を棒形端子に接続するための複数本のねじを収容する部分が不要であり、小さな圧着部分で接触を行うことができるため、据置端子の特に上下方向の小型化を実現できる。従って、従来の計器の端子カバー内に収納することができ、また、隠蔽配線のように計器下の設置スペースの制約が大きい場合でも、容易に据置端子を設置することができる。従って、計器交換時の作業が容易であり、且つ、広範囲の需要家に対して使用可能である。また、後述するように、圧着端子2の圧着部2aまたは圧縮端子の圧縮部は、短絡装置に対する接続部としても使用できるため、小型でありながら無停電での計器交換を実現できる据置端子1を提供することができる。
[抜け止め用部材7aについて]
図3に示されるように、抜け止め用部材7a(第1の抜け止め用部材)は、略立方体の外形を備える本体に、電源側配電線1S、2S、3Sと、負荷側配電線2Lの先端が挿入される貫通孔10を有している。貫通孔10は、配電線1S、2S、3S、2Lが容易に挿入でき、且つ、圧着による変形後の圧着部2aが通過できない寸法に決められている。さらに、貫通孔10が開口する端面の開口周囲部は、ケース4に対する係合部71を形成しており、抜け止め用部材受け入れ溝40bに受け入れられた抜け止め用部材7aは、係合部71によりケース4の係合面4aと係合することができる。これにより、図1(A)、(B)に示す据置端子1の取付状態において、抜け止め用部材7a、ひいてはこれに挿入される配電線1S、2S、3S、2Lの各々が、ケース4の下壁42の電線挿入穴400(図11)から下方に抜け落ちることが防止される。このように、従来のねじ締めによる接続でなくとも、配電線の抜け落ちを確実に防止することができる。
[抜け止め用部材7bについて]
また、図3に示すように、本実施形態では、負荷側の配電線1L、3Lの抜け止め用部材として、特に抜け止め用部材7b(第2の抜け止め用部材)を用いている。図5(A)〜(C)、図6(A)(B)は、それぞれ、抜け止め用部材7bの上面図、正面図、側面図、下面図、背面図である。配電線1L、3Lは、送電の停止停解時に据置端子1から着脱される配電線である。このように、本実施形態では、送電の停止停解時に着脱される配電線1L、3Lは、単一の抜け止め用部材7bを介して、互いに一体的にケース4に対して抜け止めされる。抜け止め用部材7bは、上述した形態の2つの抜け止め用部材7aと実質的に同様の形態を有する略立方体の抜け止め部90を、カバー部91を介して一体化させた形態を有している。具体的には、抜け止め用部材7bは、負荷側の配電線1L、3Lを挿通するための貫通孔100を有する2つの抜け止め部90と、カバー部91を備えている。カバー部91は、その背面側で2つの抜け止め部90と一体的に連結されている。各抜け止め部90は、抜け止め用部材7aと同様に、略立方体である本体を備え、貫通孔100が開口する端面の開口周囲部が、係合部101を形成し、抜け止め部90がケース4の抜け止め用部材受け入れ溝40bに受け入れられた時、ケース4の係合面4aと係合可能である。貫通孔100は、配電線1L、3Lが容易に挿入でき、且つ、圧着による変形後の圧着部2aが通過できない寸法に決められている。
据置端子1の組立時、抜け止め用部材7bは、後述する内部カバー5の一部に嵌め込まれて、内部カバー5と共に、端子カバー3の背面側で、ケース4内に配置される圧着部2a及び抜け止め用部材7aの前面側を覆うことができる(図11参照)。具体的には、カバー部91は、左右方向に並んで配置される第1区分911、第2区分912、第3区分913を有しており、第1、第2、第3区分911、912、913の各々は、その背面側に、端子受け入れ溝102と抜け止め用部材受け入れ溝103を備えている。しかし、第1区分911と第3区分913の抜け止め用部材受け入れ溝103に相当する部分には、抜け止め部90が一体的に形成されているので、第1、第3区分911、913に関する抜け止め用部材受け入れ溝103は図示されていない。端子受け入れ溝102は、変形後の圧着部2aを保持できるように湾曲面により形成されており、且つ、圧着部2aの変形後の最大寸法を受け入れることができるように寸法が決められている。第2区分912の抜け止め用部材受け入れ溝103は、抜け止め用部材7aの外形に沿うよう平坦な面により形成されている。
第1区分911と第3区分913は、実質的に同一の形態を有している。中央の第2区分912は、配列上配電線1L、3Lの中間に位置する、配電線2Lを受け入れるものであり、第2区分912の抜け止め用部材受け入れ溝103には、配電線1S、2S、3Sと同様に、配電線ごとの個別の抜け止め用部材7aが受け入れられる。第2区分912の端子受け入れ溝102もまた、第1、第3区分911、913の端子受け入れ溝102と同様に圧着部2aが受け入れられる。しかし、後述するように、第2区分912の端子受け入れ溝102と圧着部2aとの間には内部カバー5の一部が配置されるため、第2区分912の端子受け入れ溝102は、第1及び第3区分911、913の端子受け入れ溝102と比べて、わずかに大きな寸法を有している。第1、第2、第3区分911、912、913の端子受け入れ溝102に対応する位置には、それぞれ、後述する短絡装置を圧着部2aに接続するための接続穴300が形成されている。
カバー部91には、さらに、第1、第2、第3区分911、912、913の周囲を囲むように、左右の側壁914、915及び下壁916が形成されている。
本実施形態では、送電の停止停解時に据置端子1から着脱される配電線3L、1Lのみについて、一体化された抜け止め用部材7bを用い、配電線3L、1Lの中間に位置する配電線2Lに個別の抜け止め用部材7aを用いている。これは、配電線2Lが中性線だからであり、据置端子1から着脱されることなく、ケース4に固定されたままにしておくことが好ましいからである。配電線2Lを配電線3L、1Lと一体的にケース4に固定し、配電線3L、1Lと一体的に据置端子1から着脱可能とすると、送電の停止停解作業中に、中性線2Lが抜かれた状態で配電線3L、1Lが電線挿入穴に差し込まれる可能性がある。この場合、配電線間のバランスが崩れ、負荷に接続された機器が過電圧によって破損する虞がある。本実施形態では、着脱すべき配電線3L、1Lのみが、一体化された抜け止め用部材7bを介して、互いに連結されているので、このような虞なく、送電の停止停解作業をすることができる。
図7(A)、(B)に抜け止め用部材7aの変形例を示す。(A)に示す抜け止め用部材30は、ヒンジ部31を介して互いに連結された複数(図示の例では2つ)の部分30a、30bから形成されている。この場合、ヒンジ部31の周りで部分30a、30bを開き、配電線を一方の部分30aまたは30bの内側に配置した後、部分30a、30bを閉じ、スナップ・イン機構32(例えば、穴部32a及びフック部32b)により固定する。(B)は、摺動連結部80c、80c’で互いに摺動可能に連結される複数(図示の例では2つ)の部分80a、80bから形成されている抜け止め用部材80を示す。この場合、部分80a、80bを摺動連結部80c、80c’で互いに摺動させて分離し、一方の部分80aまたは80bの内側に配電線を配置した後、部分80a、80bを摺動連結部80c、80c’に沿って互いに摺動させて閉じる。また、図示していないが、抜け止め用部材7bについても、抜け止め部90に適宜ヒンジ部または摺動連結部を形成することにより、上記抜け止め用部材7aの変形例と同様の効果を得ることができる。
図3等に示す抜け止め用部材7a、7bのような分離できない一体型の抜け止め用部材では、貫通孔10、100に配電線を通した後に棒形圧着端子2の圧着部2aを圧着しなければならないが、この場合、抜け止め用部材を取り付ける配電線を間違えた時(例えば、配電線3Lに、抜け止め用部材7bでなく、抜け止め用部材7aを取り付けてしまった時等)、電線を切断しなければ、正しい抜け止め用部材に交換することができず、電線が短くなってしまう。しかし、図7(A)、(B)の例では、棒形圧着端子2を配電線に圧着した後に抜け止め用部材を配電線に取り付けることができ、取り付ける電線を間違えた場合でも、配電線を切断することなく、抜け止め用部材を取り外し、正しいものに交換することができる。また、抜け止め用部材が破損した時などにも、配電線を切断することなく、新しい抜け止め用部材に交換することができる。
[内部カバー5について]
本実施形態の据置端子1は、さらに、ケース4の内側で後壁に配置される、内部カバー5を備えている。図8(A)(B)、図9(A)(B)は、それぞれ、内部カバー5の上面図、正面図、下面図、背面図である。内部カバー5は、その背面側(図9(B))に、上下方向に延びる3本の溝50を有しており、溝50は、隔壁を介して左右に並んで配置されている。各溝50は、端子受け入れ溝50aと抜け止め用部材受け入れ溝50bを備えている。据置端子1の組み立て後、端子受け入れ溝50aと抜け止め用部材受け入れ溝50bは、それぞれ、ケース4の端子受け入れ溝40aと抜け止め用部材受け入れ溝40bに対向する位置に配置されて、電源側配電線1S、2S、3Sに取り付けられる棒形圧着端子2の圧着部2a及び抜け止め用部材7aの前面側を覆うものである。端子受け入れ溝50aは、変形後の圧着部2aを保持できるように湾曲面により形成されており、且つ、変形後の圧着部2aの最大寸法を受け入れることができるように寸法が決められている。抜け止め用部材受け入れ溝50bは、抜け止め用部材7aの外形に沿うように平坦な面により形成されている。ケース4と同様に、内部カバー5もまた、抜け止め用部材7aに対する係合面5aを備えており、係合面5aは、抜け止め用部材受け入れ溝50bに隣接する内部カバー5の下壁555の内面に形成される。係合面5aを形成するように、下壁555は、抜け止め用部材受け入れ溝50bの溝底面(内部カバー5の前部側に位置する面)から内部カバー5の後方に向けて延びている。下壁555は、さらに、ケース4の下壁42の湾曲部と整合する位置で、配電線1S、2S、3Sを受け入れる電線挿入穴400(図11参照)を形成するように内部カバー5の前部側に向けて湾曲している。各溝50の上端部には、後方に延びる端部壁556が形成されており、端部壁556は、突起556’と共に、圧着部2aから延びる棒部2bの基端部を挿通させる湾曲部を形成している。
内部カバー5の端子受け入れ溝50aに対応する位置には、後述する短絡装置を圧着部2aに接続するための接続穴500が形成されている。
さらに、内部カバー5の負荷側配電線3L、2L、1Lに対応する位置には、それぞれ、3つの湾曲部551、552、553が形成されている。上記したように、抜け止め用部材7bは、部分的に湾曲部551、552、553に重なるようにして内部カバー5に嵌め込まれる。
湾曲部551、552、553は、それぞれ、棒形圧着端子2の圧着部2aを受け入れる第1、第2、第3端子受け入れ溝501、502、503を形成しており、これらは、内部カバー5の前方に開口する溝と後方に開口する溝とが交互に配置されるように形成されている。具体的には、第1、第3端子受け入れ溝501、503は、変形後の圧着部2aの後部側を保持するように内部カバー5の後部側に向けて湾曲する湾曲面により形成されており、第2端子受け入れ溝502は、圧着部2aの前部側を受け入れるように内部カバー5の前部側に向けて湾曲する湾曲面により形成されている。
据置端子1の組み立て後、湾曲部551、553の第1、第3端子受け入れ溝501、503は、それぞれ、抜け止め用部材7bの第1、第3区分911、913の端子受け入れ溝102に対向して配置される。第2端子受け入れ溝502を形成する湾曲部552は、抜け止め用部材7bの第2区分912の端子受け入れ溝102と重なり合い、配電線2Lに取り付けられる圧着部2aの前面を覆う。
尚、各溝50と同様に、第2端子受け入れ溝502の上端部には後方に延びる端部壁556が形成されており、端部壁556は、突起556’と共に、圧着部2aから延びる棒部2bの基端部を挿通させる湾曲部を形成している。また、第1、第3端子受け入れ溝501、503の上端部もまた端部壁557を有しており、棒部2bを挿通させるための湾曲部を形成している。
第2端子受け入れ溝502を形成する湾曲部552には、抜け止め用部材7bの第2区分912に形成された接続穴300と整合する穴600が形成されている。
内部カバー5は、さらに、内部カバー用取付ねじ6を受け入れる4つの穴29を有しており、穴29は、据置端子1の組み立て時、ケース4の隔壁に形成された内部カバー用取付ねじ穴9と整合する位置にある。内部カバー用取付ねじ6を、ケース4の内部カバー用取付ねじ穴9に、穴29を介してねじ込むことにより、内部カバー5をケース4に固定することができる。内部カバー5は、さらに、端子カバー用取付ねじ12を受け入れる2つの穴23を有している。穴23は、据置端子1の組み立て時、ケース4の隔壁に形成された端子カバー用取付ねじ穴13と整合する位置に形成されている。
後述する短絡装置と接続するために端子カバー3を外した時には、内部カバー5は、抜け止め用部材7bのカバー部91と共に、ケース4内部に配置される部材を覆う外部カバーとして機能する。
尚、図示の例では、内部カバー5は、4本の内部カバー用取付ねじ6によってケース4に取り付けられているが、内部カバー5の取付方法はこれには限られない。ねじを用いないスナップ・イン構造によって容易に取付可能とし、組立の作業性を向上させることもできる。
[据置端子1の組立方法について]
図10は、据置端子1の組み立て方法の一例を説明するための分解斜視図である。据置端子1の組立時、まず、電源側の配電線1S、2S、3S及び負荷側の中性線2Lの先端を抜け止め用部材7aの貫通孔10に通し、さらに棒形圧着端子2の圧着部2aに挿入する。圧着部2aを配電線1S、2S、3S、2Lに圧着した後、ケース4の上壁41の電線挿入穴45に棒部2bを挿入して、圧着部2aを端子受け入れ溝40aに、抜け止め用部材7aを抜け止め用部材受け入れ溝40bにそれぞれ、配置する。次に、内部カバー5を、4本の内部カバー用取付ねじ6を、内部カバー5の穴29を介してケース4の内部カバー用取付ねじ穴9にねじ込むことにより、ケース4に固定する。一方、負荷側配電線1L、3Lの先端を抜け止め用部材7bの抜け止め部90の貫通孔100に通し、棒形圧着端子2の圧着部2aに挿入し、圧着部2aを配電線1L、3Lに圧着する。
次に、配電線3L、1Lに取り付けられた棒形圧着端子2の棒部2bをケース4の上壁41の電線挿入穴45に差し込み、圧着部2aの後部側を内部カバー5の第1、第3端子受け入れ溝501、503に配置した後、抜け止め用部材7bの中央の端子受け入れ溝102を形成する湾曲面が、内部カバー5の湾曲部552に重なり合うように、抜け止め用部材7bを内部カバー5に嵌め込む。この時の状態を図11に示す。この状態で、内部カバー5及び抜け止め用部材7bは、ケース4の前面開口から突出しない位置にあり、各抜け止め用部材7aの係合部71及び抜け止め部90の係合部101は、ケース4の係合面4aと係合している。また、ケース4の下壁42と、内部カバー5の下壁555及び抜け止め用部材7bの下壁916との間には、電線挿入穴400が形成されている。
最後に、裏面にパッキンが接着された端子カバー3を、ケース4の前面開口を覆うように配置し、2つの端子カバー用取付ねじ12を内部カバー5の穴23を介してケース4の隔壁に形成された端子カバー用取付ねじ穴13にねじ込む。こうして、図1(A)(B)に示すような据置端子1が完成する(図1(A)(B)では配電線の図示を省略)。
[送電の停止停解方法について]
このような本実施形態の据置端子1では、送電の停止停解時に据置端子1から着脱される配電線1L、3Lが、他の配電線1S、2S、3S、2Lから独立してケース4に固定されている。従って、送電の停止停解のために着脱される配電線1L、3Lのみを、他の配電線1S、2S、3S、2Lとは別個に据置端子1から外すことができる。
送電を停止する際は、端子カバー3を外し、計器の1L端子と3L端子を締め付けているねじを緩める。次に、抜け止め用部材7bの抜け止め部90の係合部101を、ケース4の係合面4aとの係合から外し、配電線1L、3Lを下方に引くことによって、圧着端子2の棒部2bを端子挿入穴45から引き抜き、送電を停止する(図12参照)。停解時は、これと逆に、棒部2bを端子挿入穴45に差し込み、抜け止め用部材7bを内部カバー5に嵌め込むようにして、抜け止め用部材7bの抜け止め部90を抜け止め用部材受け入れ溝40bに配置し、係合部101を係合面4aと再び係合させる。棒部2bを計器の端子挿入穴に差し込み、ねじを締め付ける。
このように、本実施形態の据置端子1は、カム機構等の複雑な内部機構を必要とすることなく、電線の着脱によって送電を停止停解する安価な停止停解工法を実現する。また、送電の停止停解時に着脱される配電線1L、3Lは、他の配電線1S、2S、3S、2Lが据置端子1に固定された状態で据置端子1から着脱できるため、停止停解時に作業者が着脱する電線を間違える虞がない。
上記したように、互いに隣接して配置される負荷側配電線1L、2L、3Lのうち、中性線2Lを除いた配電線1L、3Lにのみ一体化された抜け止め用部材7bを用いることにより、線間の電圧のバランスを崩す虞なく、停止停解作業をすることができる。しかし、一体化された抜け止め用部材7bは、個別の抜け止め用部材7aと比較して、抜き差しの作業性が十分でない。このため、配電線1L、3Lの抜け止め用に、他の配電線1S、2S、3S、2Lと同様の個別の抜け止め用部材7aを用いることもできる。
[無停電の計器交換方法について]
また、本実施形態の小型据置端子1では、図13(A)(B)、図14(A)(B)に示すような短絡装置16を用いる、無停電での計器交換方法が可能である。図13(A)は短絡装置16の正面図、(B)は側面図である。短絡装置16は、内部で、同極同士が短絡させられている(図14(A)の破線部を参照)。
本実施形態の据置端子1では、短絡装置16の通電接触ピン17(図14(B)参照)を棒形圧着端子2の圧着部2aに接触させる。計器交換時は、端子カバー用取付ねじ12を外して、端子カバー3をケース4から外し、ケース4内部に収容された内部カバー5及び抜け止め用部材7bの前面を露出させる。次に、図14(A)(B)に示すように、内部カバー5及び抜け止め用部材7bに形成された接続穴500、300に、短絡装置16の通電接触ピン17を挿入して、圧着部2aに接触させ、2本の短絡装置取付ねじ15により短絡装置16をケース4に取付ける。図示の例では、端子カバー用取付ねじ12が外された後の端子カバー用取付ねじ穴13(内部カバー5の穴23と連通)を、短絡装置取付ねじ穴として用いる。据置端子1から計器を外し、新たな計器に交換する。交換後は、短絡装置取付ねじ15を外して、短絡装置16の通電接触ピン17を接続穴500、300から抜く。端子カバー用取付ねじ12を、再び内部カバー5の穴23を介して端子カバー用取付ねじ穴13にねじ込み、端子カバー3をケース4に固定する。
このように、本実施形態の据置端子1では、配電線1S、2S、3S、3L、2L、1Lが接続される棒形圧着端子2の圧着部2aを、無停電での計器交換作業を行うための短絡装置16との接続部として用いることができる。棒形圧着端子2に代えて棒形圧縮端子を用いた場合は、圧縮部に形成することができる。配電線の接続部と短絡装置の接続部を同一位置に設けているので、小型化を維持したまま、無停電の計器交換も行うことができる。
尚、本実施形態の据置端子1は、単相3線式の電力量計に用いられるが、ケース4内の溝40の数を変えること等により、単相2線式、三相3線式等の電力計に用いることが可能である。この場合、送電の停止停解時に着脱される配電線の数を考慮して、内部カバー5及び抜け止め用部材7bを変更する。例えば、三相3線式の場合、着脱する配電線は3本(3L、2L、1L)であることが安全上、好ましいことから、内部カバー5の湾曲部551、552、553をいずれも前方に開口させ、抜け止め用部材7bは、3つの個別の抜け止め用部材7aを一体化させた形状として、湾曲部551、552、553に配置してもよい。また、単相2線式の場合は、内部カバー5の湾曲部を前方に開口する1つの湾曲部とし、抜け止め用部材7bを個別の抜け止め用部材7aに変更することができる。
産業上の利用分野
本発明は、例えば電力量計等の計器に使用される据置端子に適用され、計器の交換時における無停電工法と送電の停止停解工法に関連する機器等に広く適用できる。
(A)は本発明の一実施形態による据置端子の正面図であり、(B)は側面図である。 図1の据置端子の背面側から見た斜視図である。 据置端子のケース内に配置される棒形圧着端子、抜け止め用部材及び配電線を示す図である。 据置端子のケースの内部構造を示す斜視図である。 (A)、(B)、(C)は、それぞれ、第2の抜け止め用部材の上面図、正面図、側面図である。 (A)は、第2の抜け止め用部材の下面図であり、(B)は背面図である。 第1の抜け止め用部材の変形例を示す図である。 (A)は内部カバーの上面図であり、(B)は正面図である。 (A)は内部カバーの下面図であり、(B)は背面図である。 据置端子の組立方法の一例を示す分解斜視図である。 据置端子の端子カバーを取り除いた図である。 送電停止停解時の配電線の着脱を説明するための図である。 (A)は据置端子に用いられる短絡装置の正面図であり、(B)は側面図である。 据置端子に短絡装置を取り付ける方法を説明するための斜視図である。
符号の説明
1S、2S、3S、3L、2L、1L 配電線
1 据置端子
2 棒形圧着端子
2a 圧着部
2b 棒部
3 端子カバー
4 ケース
4a 係合面
5 内部カバー
5a 係合面
6 内部カバー用取付ねじ
7a、7b 抜け止め用部材
9 内部カバー用取付ねじ穴
10 貫通孔
12 端子カバー用取付ねじ
13 端子カバー用取付ねじ穴
15 短絡装置取付ねじ
16 短絡装置
17 通電接触ピン
23 穴
29 穴
30 抜け止め用部材
30a、30b、80a、80b 抜け止め用部材の部分
31 ヒンジ部
32 スナップ・イン機構
32a 穴部
32b フック部
40 溝
40a 端子受け入れ溝
40b 抜け止め用部材受け入れ溝
41 上壁
42 下壁
43 左側壁
44 右側壁
45 端子挿入穴
50 溝
50a 端子受け入れ溝
50b 抜け止め用部材受け入れ溝
71 係合部
80 抜け止め用部材
80c、80c’ 摺動連結部
90 抜け止め部
91 カバー部
100 貫通孔
101 係合部
102 端子受け入れ溝
103 抜け止め用部材受け入れ溝
300 接続穴
400 電線挿入穴
500 接続穴
501 第1端子受け入れ溝
502 第2端子受け入れ溝
503 第3端子受け入れ溝
551、552、553 湾曲部
555 下壁
556 端部壁
556’ 突起
557 端部壁
600 穴
911 第1区分
912 第2区分
913 第3区分
914 左側壁
915 右側壁
916 下側壁

Claims (9)

  1. 配電線と計器とに接続される棒形端子を備える据置端子であって、前記棒形端子が、圧着端子または圧縮端子のいずれか一方である、据置端子。
  2. 前記圧着端子の圧着部または前記圧縮端子の圧縮部が、前記配電線を短絡させる短絡装置に対する接触部を備える、請求項1に記載の据置端子。
  3. 前記配電線を前記据置端子に対して抜け止めする抜け止め用部材を備える、請求項1または2に記載の据置端子。
  4. 前記据置端子は、前記配電線及び前記圧着端子または圧縮端子のいずれか一方が収容されるケースを備えており、
    前記抜け止め用部材は、前記配電線が挿入される貫通孔と前記ケースに係合する係合部を有している、請求項3に記載の据置端子。
  5. 前記配電線のうち、送電の停止停解時に前記据置端子から着脱される配電線の前記抜け止め用部材は互いに一体化されている、請求項3または4に記載の据置端子。
  6. 前記抜け止め用部材は、ヒンジ部を介して互いに連結された複数の部分から形成される、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の据置端子。
  7. 前記抜け止め用部材は、互いに摺動可能に連結された複数の部分から形成される、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の据置端子。
  8. 前記配電線のうち、送電の停止停解時に前記据置端子から着脱される配電線は、他の配電線から独立して前記据置端子に固定されている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の据置端子。
  9. 前記配電線のうち、前記送電の停止停解時に前記据置端子から着脱される配電線は、前記他の配電線が前記据置端子に固定された状態で、前記据置端子から着脱可能である、請求項8に記載の据置端子。
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