JP2011082119A - チェックターミナル端子部保護カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】チェックターミナルの端子部に代替計量器等のリード線を接続する際に、線間短絡を抑制することができると共に、作業性を向上することができるチェックターミナル端子部保護カバーを提供する。
【解決手段】基板13と、複数の端子板14と、変成器用端子部15と、電力計量器用端子部20と、代替計量器用端子部26と、接栓部30と、を有するチェックターミナル端子部12を保護するチェックターミナル端子部保護カバー40は、保護カバー本体部41と、変成器用端子部15に対応する位置に開口された第1開口部42と、電力計量器用端子部20に対応する位置に開口された第2開口部43と、代替計量器用端子部26に対応する位置に開口された第3開口部44と、接栓部30に対応する位置に開口された第4開口部45と、保護カバー本体部41の一方の側面部に開口された第5開口部46と、他方の側面部に開口された第6開口部47と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】基板13と、複数の端子板14と、変成器用端子部15と、電力計量器用端子部20と、代替計量器用端子部26と、接栓部30と、を有するチェックターミナル端子部12を保護するチェックターミナル端子部保護カバー40は、保護カバー本体部41と、変成器用端子部15に対応する位置に開口された第1開口部42と、電力計量器用端子部20に対応する位置に開口された第2開口部43と、代替計量器用端子部26に対応する位置に開口された第3開口部44と、接栓部30に対応する位置に開口された第4開口部45と、保護カバー本体部41の一方の側面部に開口された第5開口部46と、他方の側面部に開口された第6開口部47と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、電力会社等の電力供給業者側に設けられた変成器と、電力需要者側に設けられた電力計量器(高圧計量器)との間に接続されるチェックターミナルの端子部を保護するチェックターミナル端子部保護カバーに関する。
従来より、高圧受電設備には、電力量を計量するための電力計量器(高圧計量器)が設置されている。高圧受電設備内には、電力会社等の電力供給業者側に設けられた変成器と、電力需要者側に設けられた電力計量器との間に接続されるチェックターミナルが設置されている。
電力計量器は、計量法により所定期間毎に交換することが義務付けられている。電力計量器を交換する場合は、交換作業中における無計量状態等が生じないようにするために、チェックターミナルに代替計量器を一時的に取り付けた状態で、古い電力計量器を新規な電力計量器に交換する。
代替計量器からのリード線をチェックターミナルに接続する方法として、チェックターミナルに設けられた試験用プラグ(試験リード用絶縁ねじ)のリード線取付用孔に代替計量器からのリード線(総計で7本の電流線及び電圧線)を挿入し、代替計量器とチェックターミナルとを電気的に接続する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、代替計量器にはリード線として総計で7本の電流線及び電圧線が設けられており、このリード線を接続するチェックターミナル側の7つの端子部も密に配置されている。そのため、上記特許文献1に記載の接続方法では、代替計量器からのリード線の接続作業中に、隣接する接続対象外の端子部(露出した充電部)にリード線が接触し、短絡(線間短絡)を生じさせる虞がある。従って、作業者は、短絡を生じさせないように、細心の注意を払いながら多くの接続作業を行わなければならず、作業性がきわめて悪かった。
本発明は、チェックターミナルの端子部に代替計量器等のリード線を接続する際に、線間短絡を抑制することができると共に、作業性を向上することができるチェックターミナル端子部保護カバーを提供することを目的とする。
本発明は、基板と、該基板上に並列に設けられた複数の端子板と、該端子板の一端側に設けられ変成器からのリード線が接続される変成器用端子部と、前記端子板の他端側に設けられ電力計量器からのリード線が接続される電力計量器用端子部と、前記端子板に設けられ代替計量器からのリード線が接続される代替計量器用端子部と、前記端子板における前記変成器用端子部と前記電力計量器用端子部との間に設けられ、該変成器用端子部と該電力計量器用端子部との導通を開通又は解除する接栓部と、を有するチェックターミナル端子部を保護するチェックターミナル端子部保護カバーであって、絶縁材料からなる板状部材として構成され、前記チェックターミナル端子部の全体を覆うように前記基板に装着される保護カバー本体部と、前記保護カバー本体部の厚み方向における該保護カバー本体部の上面に開口され、前記変成器用端子部に対応する位置に配置された第1開口部と、前記保護カバー本体部の厚み方向における該保護カバー本体部の上面に開口され、前記電力計量器用端子部に対応する位置に配置された第2開口部と、前記保護カバー本体部の厚み方向における該保護カバー本体部の上面に開口され、前記代替計量器用端子部に対応する位置に配置された第3開口部と、前記保護カバー本体部の厚み方向における該保護カバー本体部の上面に開口され、前記接栓部に対応する位置に配置された第4開口部と、前記変成器用端子部に連通するように前記保護カバー本体部における一方の側面に開口された第5開口部と、前記電力計量器用端子部に連通するように前記保護カバー本体部における他方の側面に開口された第6開口部と、を備えるチェックターミナル端子部保護カバーに関する。
また、前記代替計量器用端子部は、前記代替計量器からのリード線を挿入して接続するリード線挿入穴を、前記保護カバー本体部の厚み方向における前記変成器用端子部の上面及び前記電力計量器用端子部の上面よりも上方に位置するように有し、前記保護カバー本体部は、該保護カバー本体部の厚み方向における上面の全体が前記リード線挿入穴よりも下方に位置するように構成されることが好ましい。
また、前記端子板は、細長く形成され、前記代替計量器用端子部は、前記代替計量器からのリード線を挿入して接続するリード線挿入穴を、前記保護カバー本体部の厚み方向における前記変成器用端子部の上面及び前記電力計量器用端子部の上面よりも上方に位置するように有し、前記保護カバー本体部は、前記端子板が延びる方向における該保護カバー本体部の端部の上面が前記リード線挿入穴よりも下方に位置するように構成されることが好ましい。
また、前記端子板は、細長く形成され、前記チェックターミナル端子部は、隣接する前記端子板の長手方向の中心部同士を結ぶ中心線に対して対称となるように、前記変成器用端子部及び前記電力計量器用端子部を前記端子板に有すると共に、一対の前記代替計量器用端子部を前記端子板に有し、前記第5開口部及び前記第6開口部は、前記保護カバー本体部の裏面側にも開口され、前記保護カバー本体部は、該保護カバー本体部を前記中心線において二つ折り可能に構成するヒンジ部と、前記端子板が延びる方向における前記保護カバー本体部の一端に設けられ前記第1開口部と連通する第1切り欠き部と、前記端子板が延びる方向における前記保護カバー本体部の他端に設けられ前記第2開口部と連通する第2切り欠き部と、を備えることが好ましい。
本発明によれば、チェックターミナルの端子部に代替計量器等のリード線を接続する際に、線間短絡を抑制することができると共に、作業性を向上することができるチェックターミナル端子部保護カバーを提供することができる。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40は、チェックターミナル10のチェックターミナル端子部12を絶縁して保護する部材である。
先ず、本発明の第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40を適用するチェックターミナル10について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40を適用するチェックターミナル10を示す平面図である。図2は、図1に示すチェックターミナル10をA−A線で切断した断面図である。
本発明の第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40は、チェックターミナル10のチェックターミナル端子部12を絶縁して保護する部材である。
先ず、本発明の第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40を適用するチェックターミナル10について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40を適用するチェックターミナル10を示す平面図である。図2は、図1に示すチェックターミナル10をA−A線で切断した断面図である。
図1に示すように、チェックターミナル10は、外箱11と、外箱11の内部に設けられたチェックターミナル端子部12と、を備える。外箱11は、有底箱状に構成される。外箱11は、外箱11の内部に設けられたチェックターミナル端子部12を蓋部(図示せず)によって密閉可能に構成されている。外箱11は、変成器(図示せず)からの変成器リード線16(例えば、7本)が導入可能に構成されていると共に、電力計量器(図示せず)からの電力計量器リード線21(例えば、7本)が導入可能に構成されている。外箱11は、合成樹脂(例えば、ABS樹脂)による成形体として構成されている。
図1に示すように、チェックターミナル端子部12は、変成器(図示せず)からの変成器リード線16、電力計量器(図示せず)からの電力計量器リード線21及び代替計量器(図示せず)からリード線としての代替計量器リード線29を接続可能に構成されている。チェックターミナル端子部12は、基板13と、端子板14と、変成器用端子部15と、電力計量器用端子部20と、代替計量器用端子部26と、接栓部30と、を有する。
図1及び図2に示すように、基板13は、絶縁材料からなる長方形の板状部材として構成されている。基板13は、チェックターミナル端子部12を固定する台として用いられる。基板13は、ねじ(図示せず)によって外箱11内に固定されている。
以下の説明においては、図1に示すように、基板13の横辺が延びる短手方向を「X方向」と定義し、基板13の縦辺が延びる長手方向を「Y方向」と定義し、基板13の厚み方向(図1の紙面に垂直な方向)を「Z方向」と定義する。また、図2等、以下の図示例においては、基板13の断面のハッチング表示を省略する。
図1及び図2に示すように、端子板14は、導電性の金属材料からなり、X方向に細長い直方体状に構成されている。図2に示すように、端子板14は、端子板14のX方向の中心部において分断されている。端子板14は、変成器リード線挿入穴14aと、電力計量器リード線挿入穴14bと、間隙部14cと、を有する。
図1及び図2に示すように、変成器リード線挿入穴14aは、端子板14の一端側(図1及び図2において左側)の側面に開口され、変成器リード線16の導体としての先端部16aが挿入可能となるように構成されている。電力計量器リード線挿入穴14bは、端子板14の他端側(図1及び図2において右側)の側面に開口され、電力計量器リード線21の導体としての先端部21aが挿入可能となるように構成されている。間隙部14cは、端子板14の長手方向の中心部において端子板14を分断するように構成されている。間隙部14cは、雌ねじとして構成されており、後述の接栓部30が着脱自在に嵌め込まれる。
このように構成された端子板14は、図1に示すように、基板13の上面(X方向における表面)において、端子板14の長手方向(X方向)が基板13の長手方向(Y方向)に直交するように所定間隔を隔てて並列に7つ配置されている。
図1及び図2に示すように、変成器用端子部15は、端子板14の上面(X方向における表面)の一端側(図1及び図2において左側)に設けられている。変成器用端子部15は、変成器(図示せず)からの変成器リード線16(例えば、7本)が接続される導体部である。具体的には、変成器用端子部15は、金属からなる2つのねじ15a,15bから構成されている。
ねじ15a,15bは、端子板14の上面の一端側(図1及び図2において左側)に設けられたねじ穴15c(図2参照)に螺合されている。ねじ15a,15bの先端部は、変成器リード線挿入穴14aの内部に突出可能に構成されている。つまり、変成器リード線16の先端部16aは、ねじ15a,15bによって締め付けられ、変成器リード線挿入穴14aの内部に固定される。これにより、変成器リード線16は、端子板14に電気的に接続される。
図1及び図2に示すように、電力計量器用端子部20は、端子板14の上面の他端側(図1及び図2において右側)に設けられている。電力計量器用端子部20は、電力計量器(図示せず)からの電力計量器リード線21(例えば、7本)が接続される導体部である。具体的には、電力計量器用端子部20は、金属からなる2つのねじ20a,20bから構成されている。
ねじ20a,20bは、端子板14の上面の他端側(図1及び図2において右側)に設けられたねじ穴20c(図2参照)に螺合されている。ねじ20a,20bの先端部は、電力計量器リード線挿入穴14bの内部に突出可能に構成されている。つまり、電力計量器リード線21の先端部21aは、ねじ20a,20bによって締め付けられ、電力計量器リード線挿入穴14bの内部に固定される。これにより、電力計量器リード線21は、端子板14に電気的に接続される。
図1及び図2に示すように、代替計量器用端子部26は、代替用電力計量器(図示せず)からの代替計量器リード線29が接続される部分である。つまり、代替計量器用端子部26は、代替計量器(図示せず)を一時的に接続するときや、試験機材を接続するときに用いられる。
代替計量器用端子部26は、端子板14の上面から突出して設けられている。代替計量器用端子部26は、変成器用端子部15及び電力計量器用端子部20にそれぞれ隣接するように1対設けられている。以下においては、説明の便宜上、変成器用端子部15に隣接して設けられる代替計量器用端子部26を代替計量器用端子部26aとし、電力計量器用端子部20に隣接して設けられる代替計量器用端子部26を代替計量器用端子部26bとする。代替計量器用端子部26a,26bは、それぞれ7つずつ設けられている。
具体的には、代替計量器用端子部26aは、端子板14の上面において、変成器用端子部15よりも端子板14の長手方向の中央部側に設けられる。代替計量器用端子部26aは、図2に示すように、端子板14に端子板14から突出して設けられる本体部27と、本体部27の上端部(Z方向の先端部)に螺合可能なねじ28と、を備える。
本体部27は、導電材料からなる棒状部材(例えば、円柱部材)である。本体部27は、代替計量器リード線29の導体としての先端部29aを挿入可能な代替計量器リード線挿入穴27aと、ねじ28を螺合可能なねじ穴27bと、を有する。代替計量器リード線挿入穴27aは、本体部27の太さ方向に本体部27を貫通して設けられている。また、代替計量器リード線挿入穴27aは、図2に示すZ方向において、変成器用端子部15(ねじ15a,15bの頭部)よりも高い位置に設けられている。ねじ穴27bは、代替計量器リード線挿入穴27aと連通するように設けられている。
ねじ28は、絶縁材料からなる頭部28aと、導電材料からなる軸部28bと、から構成されている。頭部28aは、指で摘んで回せるように構成されている。軸部28bは、本体部27のねじ穴27bに螺合可能に構成されている。軸部28bの先端部は、代替計量器リード線挿入穴27aの内部に突出可能となっている。
つまり、代替計量器リード線29の先端部29aは、ねじ28の軸部28bによって締め付けられ、代替計量器リード線挿入穴27aの内部に固定される。これにより、代替計量器リード線29は、端子板14に電気的に接続される。そのため、変成器(図示せず)と代替計量器(図示せず)とが、端子板14の変成器用端子部15及び代替計量器用端子部26aを介して電気的に接続される。
代替計量器用端子部26bは、電力計量器用端子部20よりも端子板14の長手方向の中央部側に設けられる。代替計量器用端子部26bのその他の構成は、代替計量器用端子部26aの構成と同一であるので、代替計量器用端子部26aと同一の符号を付して重複説明を省略する。
接栓部30は、端子板14における変成器用端子部15と電力計量器用端子部20との間の間隙部14cに設けられ、変成器用端子部15と電力計量器用端子部20との導通を開通又は解除する部材である。接栓部30は、絶縁材料からなる取手部30aと、導電材料からなる本体部30bと、から構成される。
接栓部30の本体部30bは、間隙部14cに着脱自在に嵌め込まれる。つまり、接栓部30の本体部30bを間隙部14cに嵌め込むことで、変成器用端子部15と電力計量器用端子部20とが電気的に接続されるようになっている。
一方、電力計量器(例えば、高圧計量器)の交換時のような場合には、接栓部30を間隙部14cから引き抜くことで、変成器用端子部15と電力計量器用端子部20との導通が解除されるようになっている。
一方、電力計量器(例えば、高圧計量器)の交換時のような場合には、接栓部30を間隙部14cから引き抜くことで、変成器用端子部15と電力計量器用端子部20との導通が解除されるようになっている。
以上のように構成されたチェックターミナル端子部12は、隣接する端子板14の長手方向(X方向)の中心部同士(接栓部30同士)を結ぶ中心線CLに対して対称(図1において左右対称)となるように、変成器用端子部15と電力計量器用端子部20とを端子板14に有している。また、チェックターミナル端子部12は、中心線CLに対して対称となるように、代替計量器用端子部26aと代替計量器用端子部26bとを端子板14に有している。
次に、本発明の第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40について図3から図5を参照しながら説明する。図3は、本発明の第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40がチェックターミナル10に装着された状態を示す平面図である。図4は、図3に示すチェックターミナル端子部保護カバー40をB−B線で切断した断面図である。図5は、図3に示すチェックターミナル端子部保護カバー40をC方向から視た側面図である。
図3から図5に示すように、第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40は、チェックターミナル端子部12を短絡しにくいように保護する部材である。
チェックターミナル端子部保護カバー40は、保護カバー本体部41と、第1開口部42と、第2開口部43と、第3開口部44と、第4開口部45と、第5開口部46と、第6開口部47と、固定部材49と、を備える。
チェックターミナル端子部保護カバー40は、保護カバー本体部41と、第1開口部42と、第2開口部43と、第3開口部44と、第4開口部45と、第5開口部46と、第6開口部47と、固定部材49と、を備える。
保護カバー本体部41は、絶縁材料からなる矩形平板である。保護カバー本体部41は、チェックターミナル端子部12の全体を覆うように固定部材49によって基板13に着脱自在に装着される。保護カバー本体部41は、図4に示すように、上面(Z方向における保護カバー本体部41の外表面)41aの全体が代替計量器リード線挿入穴27aの位置(高さ)よりも低くなるように構成されている。
第1開口部42は、保護カバー本体部41における変成器用端子部15に対応する位置に矩形状に開口されている。第1開口部42は、保護カバー本体部41の厚み方向(Z方向)に貫通して設けられている。第1開口部42の大きさは、Z方向から視た場合において、変成器用端子部15の大きさよりも若干大きくなっている。第1開口部42は、第1開口部42にドライバー等の工具を通して、ねじ15a,15bを締結したり、緩めたりすることができるように構成されている。第1開口部42は、変成器リード線16の先端部16aをねじ15a,15bで締結したときに、ねじ15a,15bの頭部が第1開口部42の外部に突出しないように構成されている。
変成器用端子部15は、端子板14において代替計量器用端子部26aの近傍に隣接配置されている。そのため、第1開口部42は、代替計量器用端子部26aに対応して設けられる第3開口部44(後述)と連通して設けられている。この第1開口部42と第3開口部44とが連通することによって形成される1つの開口部を、説明の便宜上、変成器側窓部50と称することもある。
第2開口部43は、保護カバー本体部41における電力計量器用端子部20に対応する位置に矩形状に開口されている。第2開口部43は、保護カバー本体部41の厚み方向(Z方向)に貫通して設けられている。第2開口部43は、第5開口部46(後述)と連通している。第2開口部43の大きさは、Z方向から視た場合において電力計量器用端子部20の大きさよりも若干大きくなっている。第2開口部43は、第2開口部43にドライバー等の工具を通して、ねじ20a,20bを締結したり、緩めたりすることができるように構成されている。第2開口部43は、電力計量器リード線21の先端部21aをねじ20a,20bで締結したときに、ねじ20a,20bの頭部が第2開口部43の外部に突出しないように構成されている。
電力計量器用端子部20は、端子板14において代替計量器用端子部26bの近傍に隣接配置されている。そのため、第2開口部43は、代替計量器用端子部26bに対応して設けられる第3開口部44(後述)と連通して設けられている。この第2開口部43と第3開口部44とが連通することによって形成される1つの開口部を、説明の便宜上、電力計量器側窓部51と称することもある。
第3開口部44は、保護カバー本体部41における代替計量器用端子部26a,26bに対応するそれぞれの位置に矩形状に開口されている。第3開口部44は、保護カバー本体部41の厚み方向(Z方向)に貫通して設けられている。第3開口部44は、後述の第5開口部46及び第6開口部47と連通している。第3開口部44の大きさは、Z方向から視た場合において、代替計量器用端子部26a,26bの大きさよりも若干大きくなっている。
前述したように、第3開口部44は、第1開口部42と連通しており、変成器側窓部50の一部を構成している。
前述したように、第3開口部44は、第1開口部42と連通しており、変成器側窓部50の一部を構成している。
第4開口部45は、保護カバー本体部41における接栓部30に対応する位置(図1に示す中心線CLに沿った位置)に矩形状に開口されている。第4開口部45は、7つ全ての接栓部30を挿通可能な1つの開口部として構成されている。第4開口部45は、保護カバー本体部41の厚み方向に貫通して設けられている。第4開口部45は、接栓部30の本体部30bが第4開口部45の内部に収まるように構成されている。
第4開口部45は、後述の第5開口部46及び第6開口部47と連通している。この第4開口部45を、説明の便宜上、中央窓部45と称することもある。
第5開口部46は、保護カバー本体部41の一方(図3及び図4において左側)の側面に開口されている。第5開口部46は、チェックターミナル端子部保護カバー40がチェックターミナル端子部12に装着された状態において、変成器用端子部15の変成器リード線挿入穴14aに連通する。つまり、第5開口部46は、変成器リード線16の先端部16aを変成器リード線挿入穴14aに挿入可能となるように構成されている。
また、第5開口部46は、図4及び図5に示すように、保護カバー本体部41の裏面側にも開口され、端子板14を上部から覆うことができるように構成されている。第5開口部46は、第6開口部47(後述)と連通している。第5開口部46及び第6開口部47は、同一の矩形状の断面となっている。
第6開口部47は、電力計量器用端子部20の電力計量器リード線挿入穴14bに連通するように、保護カバー本体部41の他方(図3及び図4において右側)の側面に開口されている。具体的には、第6開口部47は、電力計量器リード線21の先端部21aを電力計量器リード線挿入穴14bに挿入可能となるように構成されている。
また、第6開口部47は、図4及び図5に示すように、保護カバー本体部41の裏面側にも開口され、端子板14を上部から覆うことができるように構成されている。第6開口部47は、第5開口部46と連通している。
固定部材49は、チェックターミナル端子部保護カバー40を基板13に着脱自在に装着する部材である。固定部材49は、図3及び図5に示すように、保護カバー本体部41の長手方向(Y方向)の両側面に1対設けられている。固定部材49は、例えば、板ばね49aと、板ばね49aを保護カバー本体部41に固定するねじ49bと、からなる。
板ばね49aは、基板13の側面に設けられた凹部48(図5参照)に係合可能に構成され、かつ、凹部48に向けて付勢されるように構成されている。板ばね49aは、ねじ49bによって保護カバー本体部41の長手方向の両側面に固定されている。つまり、チェックターミナル端子部保護カバー40は、1対の固定部材49(板ばね49a)によって基板13を所定の圧力で挟持できるように構成されている。
次に、第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40の使用方法について図1及び図3から図5を参照しながら説明する。
チェックターミナル端子部保護カバー40は、電力計量器(例えば、高圧計量器)を交換する場合等に使用される。つまり、代替計量器(図示せず)をチェックターミナル端子部12の代替計量器用端子部26に一時的に接続する場合等に使用される。
チェックターミナル端子部保護カバー40は、電力計量器(例えば、高圧計量器)を交換する場合等に使用される。つまり、代替計量器(図示せず)をチェックターミナル端子部12の代替計量器用端子部26に一時的に接続する場合等に使用される。
代替計量器(図示せず)をチェックターミナル端子部12の代替計量器用端子部26に一時的に接続する場合、従来においては、図1に示すように、代替計量器リード線29の先端部29aを、所定の代替計量器用端子部26aの代替計量器リード線挿入穴27aに挿入し、ねじ28で締め付けていた。これにより、代替計量器リード線29を端子板14に電気的に接続していた。
しかし、図1及び図2に示すように、変成器用端子部15や代替計量器用端子部26aは、密に配置された端子板14上に設けられており、変成器用端子部15や代替計量器用端子部26aの本体部27は、導体部(充電部)が剥き出しになっている。そのため、代替計量器リード線29の接続作業時には、隣接する端子板14の変成器用端子部15や代替計量器用端子部26aに代替計量器リード線29の先端部29aが接触してしまい、線間短絡が起こり易かった。
そこで、本実施形態では、代替計量器リード線29の先端部29aを代替計量器リード線挿入穴27aに挿入する前に、チェックターミナル端子部保護カバー40をチェックターミナル端子部12に装着する。具体的には、図3に示すように、チェックターミナル端子部保護カバー40の変成器側窓部50に変成器用端子部15及び代替計量器用端子部26aを位置させると共に、チェックターミナル端子部保護カバー40の電力計量器側窓部51に電力計量器用端子部20及び代替計量器用端子部26bを位置させ、更にチェックターミナル端子部保護カバー40の中央窓部45に接栓部30を位置させる。
この状態で、チェックターミナル端子部保護カバー40をチェックターミナル端子部12の基板13に密着させると、図5に示すように、固定部材49の板ばね49aが基板13の凹部48(図5参照)に係合するので、チェックターミナル端子部保護カバー40がチェックターミナル端子部12に容易に装着される。
この場合、図3から図5に示すように、全ての変成器用端子部15をそれぞれの変成器側窓部50の内部に収めることができる。そのため、代替計量器リード線29の接続作業中に、代替計量器リード線29の先端部29aが、隣接する変成器用端子部15に不用意に接触し、線間短絡することを抑制することができる。
また、接栓部30を間隙部14cから引き抜くことで、変成器用端子部15と電力計量器用端子部20との導通が解除されるので、既設の電力計量器(図示せず)を新規なものと交換することができる。
以上のように、第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40によれば、以下に示す各効果が奏される。
第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40は、チェックターミナル端子部12の全体を覆うように基板13に装着される保護カバー本体部41と、変成器用端子部15に対応する位置に開口された第1開口部42と、電力計量器用端子部20に対応する位置に開口された第2開口部43と、代替計量器用端子部26に対応する位置に開口された第3開口部44と、接栓部30に対応する位置に開口された第4開口部45と、変成器用端子部15に連通するように開口された第5開口部46と、電力計量器用端子部20に連通するように開口された第6開口部47と、を備える。
第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40は、チェックターミナル端子部12の全体を覆うように基板13に装着される保護カバー本体部41と、変成器用端子部15に対応する位置に開口された第1開口部42と、電力計量器用端子部20に対応する位置に開口された第2開口部43と、代替計量器用端子部26に対応する位置に開口された第3開口部44と、接栓部30に対応する位置に開口された第4開口部45と、変成器用端子部15に連通するように開口された第5開口部46と、電力計量器用端子部20に連通するように開口された第6開口部47と、を備える。
そのため、変成器用端子部15を第1開口部42(変成器側窓部50)の内部に収めることができる。これにより、代替計量器リード線29の接続作業中に、代替計量器リード線29の先端部29aが、隣接する端子板14の変成器用端子部15に不用意に接触し、線間短絡することを容易に抑制することができる。従って、作業員は、代替計量器リード線29の接続作業を迅速に行うことができ、作業効率を向上することができる。
また、第1開口部42を設けたことにより、変成器用端子部15のねじ15a,15bの締結状態を容易に確認することができる。
また、第2開口部43(電力計量器側窓部51)を設けたことにより、電力計量器用端子部20を第2開口部43の内部に収めることができる。そのため、代替計量器リード線29の接続作業中に、代替計量器リード線29の先端部29aが、隣接する端子板14の電力計量器用端子部20に不用意に接触し、線間短絡することを抑制することができる。
また、第2開口部43を設けたことにより、電力計量器用端子部20のねじ20a,20bの締結状態を容易に確認することができる。
また、第3開口部44(変成器側窓部50)を設けたことにより、代替計量器用端子部26aの本体部27の一部(下部)を第3開口部44の内部に収めることができ、導電部(充電部)の露出を減らすことができる。そのため、代替計量器リード線29の接続作業中に、代替計量器リード線29の先端部29aが、隣接する端子板14の代替計量器用端子部26aの本体部27に不用意に接触し、線間短絡することを抑制することができる。
また、第4開口部45を設けたことにより、接栓部30の本体部30bを第4開口部45の内部に収めることができる。そのため、代替計量器リード線29の接続作業中に、代替計量器リード線29の先端部29aが、隣接する端子板14の接栓部30の本体部30bに不用意に接触し、線間短絡することを抑制することができる。
また、第1開口部42及び第3開口部44は、1つの変成器側窓部50として構成されている。そのため、保護カバー本体部41に容易に設けることができる。
また、第2開口部43及び第3開口部44は、1つの電力計量器側窓部51として構成されている。そのため、保護カバー本体部41に容易に設けることができる。
また、第5開口部46は、変成器用端子部15の変成器リード線挿入穴14aに連通するように、保護カバー本体部41の一方(図3及び図4において左側)の側面に開口されている。そのため、チェックターミナル端子部保護カバー40をチェックターミナル端子部12に装着した状態において、第5開口部46を介して、変成器リード線16の先端部16aを変成器リード線挿入穴14aに容易に挿入し、又は変成器リード線16の先端部16aを変成器リード線挿入穴14aから容易に抜き取ることができる。
また、第6開口部47は、電力計量器用端子部20の電力計量器リード線挿入穴14bに連通するように保護カバー本体部41の他方(図3及び図4において右側)の側面に開口されている。そのため、チェックターミナル端子部保護カバー40をチェックターミナル端子部12に装着した状態において、第6開口部47を介して、電力計量器リード線21の先端部21aを電力計量器リード線挿入穴14bに容易に挿入することができる。また、チェックターミナル端子部保護カバー40をチェックターミナル端子部12に装着した状態において、第6開口部47を介して、電力計量器リード線21の先端部21aを電力計量器リード線挿入穴14bから容易に抜き取ることができる。
また、保護カバー本体部41は、保護カバー本体部41の上面41a全体が代替計量器リード線挿入穴27aよりも下方に位置するように構成されている。そのため、代替計量器リード線29の先端部29aを代替計量器リード線挿入穴27aに挿入する際に、保護カバー本体部41の上面41aが邪魔にならず、隣接する変成器用端子部15との不用意な線間短絡を抑制しつつ、作業性を向上することができる。
また、チェックターミナル端子部保護カバー40は、固定部材49を更に備える。そのため、チェックターミナル端子部保護カバー40を基板13に容易に着脱することができ、作業性を向上することができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。他の実施形態については、主として、第1実施形態とは異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。他の実施形態において特に説明しない点は、第1実施形態についての説明が適宜適用又は援用される。
〔第2実施形態〕
図6から図8を参照して、本発明の第2実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Aについて説明する。図6は、本発明の第2実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Aがチェックターミナル10に装着された状態を示す平面図である。図7は、図6に示すチェックターミナル端子部保護カバー40AをD−D線で切断した断面図である。図8は、図6に示すチェックターミナル端子部保護カバー40AをE方向から視た側面図である。
図6から図8を参照して、本発明の第2実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Aについて説明する。図6は、本発明の第2実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Aがチェックターミナル10に装着された状態を示す平面図である。図7は、図6に示すチェックターミナル端子部保護カバー40AをD−D線で切断した断面図である。図8は、図6に示すチェックターミナル端子部保護カバー40AをE方向から視た側面図である。
第2実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Aの保護カバー本体部41は、保護カバー本体部41のX方向両端部における上面(Z方向における保護カバー本体部41の外表面)41aが、代替計量器用端子部26の代替計量器リード線挿入穴27aよりも下方に位置するように構成されている。具体的には、図7に示すように、保護カバー本体部41は、断面の外形が略凸状となるように構成されている。保護カバー本体部41は、第1開口部42と第3開口部44との間に沿って形成された段部41bと、第2開口部43と第3開口部44との間に沿って形成された段部41cと、段部41bと段部41cとの間に位置する上面41dと、を有する。
図7に示すように、保護カバー本体部41におけるX方向中央部の上面(Z方向における保護カバー本体部41の外表面)41dは、保護カバー本体部41におけるX方向端部の上面41aよりも、Z方向において上方に位置している。段部41b及び段部41cは、保護カバー本体部41の上面41aからZ方向に向けて立ち上がる部分である。段部41b,41cの上端部は、代替計量器用端子部26の本体部27の上端部よりも若干高くなっている。つまり、段部41b,41cの高さは、代替計量器用端子部26の導電性を有する本体部27(充電部)が第3開口部44の内部に収まるように設定されている。
第2実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Aの使用方法は、第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40の使用方法と同様であるので、重複説明を省略する。
以上のように、第2実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Aによれば、以下に示す各効果が奏される。
第2実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Aの保護カバー本体部41は、保護カバー本体部41のX方向両端部の上面41aが代替計量器用端子部26の代替計量器リード線挿入穴27aよりも下方に位置するように構成されている。そのため、代替計量器リード線29の先端部29aを代替計量器リード線挿入穴27aに挿入する際に、保護カバー本体部41の上面41aが邪魔にならないので、作業性を向上することができる。
また、保護カバー本体部41は、段部41b,41cを備え、段部41b,41cの高さは、代替計量器用端子部26の導電性を有する本体部27が第3開口部44の内部に収まるように設定されている。そのため、代替計量器リード線29の先端部29aを代替計量器リード線挿入穴27aに挿入する際に、隣接する代替計量器用端子部26との不用意な線間短絡を更に抑制することができる。
〔第3実施形態〕
図9から図11を参照して、本発明の第3実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Bについて説明する。図9は、本発明の第3実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Bがチェックターミナル10に装着された状態を示す平面図である。図10は、図9に示すチェックターミナル端子部保護カバー40BをF−F線で切断した断面図である。図11は、図9に示すチェックターミナル端子部保護カバー40BをG方向から視た側面図である。
図9から図11を参照して、本発明の第3実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Bについて説明する。図9は、本発明の第3実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Bがチェックターミナル10に装着された状態を示す平面図である。図10は、図9に示すチェックターミナル端子部保護カバー40BをF−F線で切断した断面図である。図11は、図9に示すチェックターミナル端子部保護カバー40BをG方向から視た側面図である。
第3実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Bの保護カバー本体部41は、図10に示すように、前記第2実施形態の保護カバー本体部41の上面41d(図7参照)における板厚と同様の板厚で全体を構成されている。つまり、Z方向における変成器側窓部50の深さ及び電力計量器側窓部51の深さは、前記第1実施形態の場合よりも深くなっている。
また、保護カバー本体部41は、図9及び図10に示すように、切り欠き部55と、切り欠き部56と、を有する。切り欠き部55は、保護カバー本体部41におけるX方向の一端(図9及び図10において左側)に、第1開口部42と連通するように設けられている。つまり、切り欠き部55は、変成器側窓部50と連通している。切り欠き部56は、保護カバー本体部41におけるX方向の他端(図9及び図10において右側)に、第2開口部43と連通するように設けられている。つまり、切り欠き部56は、電力計量器側窓部51と連通している。
第3実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Bの使用方法は、第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40の使用方法と同様であるので、重複説明を省略する。
以上のように、第3実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Bによれば、以下に示す各効果が奏される。
第3実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Bの保護カバー本体部41は、前記第2実施形態の保護カバー本体部41の上面41d(図7参照)における板厚と同様の板厚で全体を構成され、第1開口部42と連通する切り欠き部55と、第2開口部43と連通する切り欠き部56と、を有する。そのため、代替計量器リード線29の先端部29aを代替計量器用端子部26aの代替計量器リード線挿入穴27aに挿入する際に、切り欠き部55及び第1開口部42を介して挿入することができる。従って、保護カバー本体部41の上面41dが邪魔にならないので、作業性を向上することができる。また、切り欠き部56及び第2開口部43を介して、所定のリード線の先端部(図示せず)を代替計量器用端子部26bの代替計量器リード線挿入穴27aに挿入する際にも、同様の効果を奏することができる。
Z方向における変成器側窓部50の深さ及び電力計量器側窓部51の深さは、前記第1実施形態の場合よりも深くなっている。そのため、変成器用端子部15及び代替計量器用端子部26を変成器側窓部50の内部に収めることができると共に、電力計量器用端子部20及び代替計量器用端子部26を電力計量器側窓部51の内部に収めることができる。従って、代替計量器リード線29の代替計量器用端子部26への接続作業中に、代替計量器リード線29の先端部29aが、隣接する端子板14の変成器用端子部15や代替計量器用端子部26に不用意に接触し、線間短絡することを抑制することができる。
〔第4実施形態〕
図12から図14を参照して、本発明の第4実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Cについて説明する。図12は、本発明の第4実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Cがチェックターミナル10に装着された状態を示す平面図である。図13は、図12に示すチェックターミナル端子部保護カバー40CをH−H線で切断した断面図である。図14は、図13に示す二つ折りにしたチェックターミナル端子部保護カバー40CをJ方向から視た側面図である。
図12から図14を参照して、本発明の第4実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Cについて説明する。図12は、本発明の第4実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Cがチェックターミナル10に装着された状態を示す平面図である。図13は、図12に示すチェックターミナル端子部保護カバー40CをH−H線で切断した断面図である。図14は、図13に示す二つ折りにしたチェックターミナル端子部保護カバー40CをJ方向から視た側面図である。
前述したように、チェックターミナル端子部12は、中心線CLに対して対称(図1において左右対称)となるように、変成器用端子部15と電力計量器用端子部20とを端子板14に有している。また、チェックターミナル端子部12は、中心線CLに対して対称となるように、代替計量器用端子部26aと代替計量器用端子部26bとを端子板14に有している。
第4実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Cの保護カバー本体部41は、図13に示すように、前記第1実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40の保護カバー本体部41(図4参照)と同一の厚みを有している。また、第5開口部46及び第6開口部47は、保護カバー本体部41の裏面側にも開口されている。
図12に示すように、チェックターミナル端子部保護カバー40Cの保護カバー本体部41は、ヒンジ部60と、第1切り欠き部62と、第2切り欠き部63と、を備える。ヒンジ部60は、図13に示すように、保護カバー本体部41を中心線CLにおいて二つ折り可能に構成するものである。
第1切り欠き部62は、保護カバー本体部41におけるX方向の一端(図12及び図13において左端)に設けられ、第1開口部42(変成器側窓部50)と連通する。第2切り欠き部63は、保護カバー本体部41におけるX方向の他端(図12及び図13において右端)に設けられ、第2開口部43(計量器側窓部51)と連通する。
また、固定部材49は、図12に示すように、保護カバー本体部41におけるY方向の両側面にそれぞれ1対ずつ設けられている。
次に、第4実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Cの使用方法について図12から図14を参照しながら説明する。
チェックターミナル端子部保護カバー40Cの基板13への装着方法は、前記第1実施形態の場合と同様である。異なる点は、代替計量器リード線29の先端部29aを代替計量器用端子部26aに接続する場合に、図13に示すように、先ず、保護カバー本体部41を、互いの上面41a同士が重なるようにヒンジ部60において二つ折りにする点である。
チェックターミナル端子部保護カバー40Cの基板13への装着方法は、前記第1実施形態の場合と同様である。異なる点は、代替計量器リード線29の先端部29aを代替計量器用端子部26aに接続する場合に、図13に示すように、先ず、保護カバー本体部41を、互いの上面41a同士が重なるようにヒンジ部60において二つ折りにする点である。
この場合、図13に示すように、第1切り欠き部62に第2切り欠き部63が重なり、この重なった部分に更に第6開口部47が重なり、所定の空間が形成される。そのため、代替計量器用端子部26aは、この所定の空間の内部に収まる。従って、隣接する端子板14に対して充電部の露出が大幅に減少する。
以上のように、第4実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Cによれば、以下に示す各効果が奏される。
第4実施形態のチェックターミナル端子部保護カバー40Cの保護カバー本体部41は、前記第1実施形態の保護カバー本体部41の構成に加え、更に、保護カバー本体部41を中心線CLにおいて二つ折り可能に構成するヒンジ部60と、第1開口部42(変成器側窓部50)と連通する第1切り欠き部62と、第2開口部43(計量器側窓部51)と連通する第2切り欠き部63と、を備える。そのため、保護カバー本体部41をヒンジ部60において二つ折りにすることにより、第1切り欠き部62、第2切り欠き部63及び第6開口部47が重なって、所定の空間が形成される。従って、この所定の空間を、代替計量器リード線29の接続作業時の空間として利用できるため、作業性を向上することができる。
また、代替計量器用端子部26aは、前記所定の空間の内部に収まり、隣接する端子板14に対して充電部の露出が大幅に減少する。そのため、代替計量器リード線29の先端部29aを代替計量器リード線挿入穴27aに挿入する際に、隣接する端子板14の変成器用端子部15や代替計量器用端子部26aとの不用意な線間短絡を抑制することができる。
また、保護カバー本体部41は、ヒンジ部60において二つ折りにすることができる。そのため、保護カバー本体部41を未使用時に折り畳むことによって、チェックターミナル端子部保護カバー40Cの携帯性を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記第1実施形態から第4実施形態においては、第1開口部42及び第3開口部44が互いに連通するとしたが、これに制限されない。第1開口部42と第3開口部44は、互いに連通せずに、保護カバー本体部41にそれぞれ独立して設けられてもよい。また、第2開口部43及び第3開口部44が互いに連通するとしたが、これに制限されない。第2開口部43と第3開口部44は、互いに連通せずに、保護カバー本体部41にそれぞれ独立して設けられてもよい。
例えば、前記第1実施形態から第4実施形態においては、第1開口部42及び第3開口部44が互いに連通するとしたが、これに制限されない。第1開口部42と第3開口部44は、互いに連通せずに、保護カバー本体部41にそれぞれ独立して設けられてもよい。また、第2開口部43及び第3開口部44が互いに連通するとしたが、これに制限されない。第2開口部43と第3開口部44は、互いに連通せずに、保護カバー本体部41にそれぞれ独立して設けられてもよい。
また、第4開口部45は、全ての接栓部30を挿通可能となるように1つの開口部(中央窓部45)として構成されるとしたが、これに制限されない。例えば、第4開口部45を、それぞれの接栓部30を個別に挿通するように複数設けてもよい。
10 チェックターミナル
12 チェックターミナル端子部
13 基板
14 端子板
15 変成器用端子部
20 電力計量器用端子部
26,26a,26b 代替計量器用端子部
27a 代替計量器リード線挿入穴(リード線挿入穴)
29 代替計量器リード線(リード線)
30 接栓部
40,40A,40B,40C チェックターミナル端子部保護カバー
41 保護カバー本体部
41a 上面
42 第1開口部
43 第2開口部
44 第3開口部
45 第4開口部
46 第5開口部
47 第6開口部
60 ヒンジ部
62 第1切り欠き部
63 第2切り欠き部
CL 中心線
12 チェックターミナル端子部
13 基板
14 端子板
15 変成器用端子部
20 電力計量器用端子部
26,26a,26b 代替計量器用端子部
27a 代替計量器リード線挿入穴(リード線挿入穴)
29 代替計量器リード線(リード線)
30 接栓部
40,40A,40B,40C チェックターミナル端子部保護カバー
41 保護カバー本体部
41a 上面
42 第1開口部
43 第2開口部
44 第3開口部
45 第4開口部
46 第5開口部
47 第6開口部
60 ヒンジ部
62 第1切り欠き部
63 第2切り欠き部
CL 中心線
Claims (4)
- 基板と、該基板上に並列に設けられた複数の端子板と、該端子板の一端側に設けられ変成器からのリード線が接続される変成器用端子部と、前記端子板の他端側に設けられ電力計量器からのリード線が接続される電力計量器用端子部と、前記端子板に設けられ代替計量器からのリード線が接続される代替計量器用端子部と、前記端子板における前記変成器用端子部と前記電力計量器用端子部との間に設けられ、該変成器用端子部と該電力計量器用端子部との導通を開通又は解除する接栓部と、を有するチェックターミナル端子部を保護するチェックターミナル端子部保護カバーであって、
絶縁材料からなる板状部材として構成され、前記チェックターミナル端子部の全体を覆うように前記基板に装着される保護カバー本体部と、
前記保護カバー本体部の厚み方向における該保護カバー本体部の上面に開口され、前記変成器用端子部に対応する位置に配置された第1開口部と、
前記保護カバー本体部の厚み方向における該保護カバー本体部の上面に開口され、前記電力計量器用端子部に対応する位置に配置された第2開口部と、
前記保護カバー本体部の厚み方向における該保護カバー本体部の上面に開口され、前記代替計量器用端子部に対応する位置に配置された第3開口部と、
前記保護カバー本体部の厚み方向における該保護カバー本体部の上面に開口され、前記接栓部に対応する位置に配置された第4開口部と、
前記変成器用端子部に連通するように前記保護カバー本体部における一方の側面に開口された第5開口部と、
前記電力計量器用端子部に連通するように前記保護カバー本体部における他方の側面に開口された第6開口部と、
を備えるチェックターミナル端子部保護カバー。 - 前記代替計量器用端子部は、前記代替計量器からのリード線を挿入して接続するリード線挿入穴を、前記保護カバー本体部の厚み方向における前記変成器用端子部の上面及び前記電力計量器用端子部の上面よりも上方に位置するように有し、
前記保護カバー本体部は、該保護カバー本体部の厚み方向における上面の全体が前記リード線挿入穴よりも下方に位置するように構成される請求項1に記載のチェックターミナル端子部保護カバー。 - 前記端子板は、細長く形成され、
前記代替計量器用端子部は、前記代替計量器からのリード線を挿入して接続するリード線挿入穴を、前記保護カバー本体部の厚み方向における前記変成器用端子部の上面及び前記電力計量器用端子部の上面よりも上方に位置するように有し、
前記保護カバー本体部は、前記端子板が延びる方向における該保護カバー本体部の端部の上面が前記リード線挿入穴よりも下方に位置するように構成される請求項1に記載のチェックターミナル端子部保護カバー。 - 前記端子板は、細長く形成され、
前記チェックターミナル端子部は、隣接する前記端子板の長手方向の中心部同士を結ぶ中心線に対して対称となるように、前記変成器用端子部及び前記電力計量器用端子部を前記端子板に有すると共に、一対の前記代替計量器用端子部を前記端子板に有し、
前記第5開口部及び前記第6開口部は、前記保護カバー本体部の裏面側にも開口され、
前記保護カバー本体部は、該保護カバー本体部を前記中心線において二つ折り可能に構成するヒンジ部と、
前記端子板が延びる方向における前記保護カバー本体部の一端に設けられ前記第1開口部と連通する第1切り欠き部と、
前記端子板が延びる方向における前記保護カバー本体部の他端に設けられ前記第2開口部と連通する第2切り欠き部と、
を備える請求項2に記載のチェックターミナル端子部保護カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009235622A JP2011082119A (ja) | 2009-10-09 | 2009-10-09 | チェックターミナル端子部保護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009235622A JP2011082119A (ja) | 2009-10-09 | 2009-10-09 | チェックターミナル端子部保護カバー |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011082119A true JP2011082119A (ja) | 2011-04-21 |
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ID=44075957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009235622A Pending JP2011082119A (ja) | 2009-10-09 | 2009-10-09 | チェックターミナル端子部保護カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011082119A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014142257A (ja) * | 2013-01-24 | 2014-08-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | チェックターミナルの作業用上蓋 |
KR200475784Y1 (ko) | 2013-09-26 | 2015-01-05 | 한국남부발전(주) | 시티 개방방지용 단자대 |
CN105244643A (zh) * | 2015-10-23 | 2016-01-13 | 沈阳兴华航空电器有限责任公司 | 一种双十六子线盒式耦合器 |
JP2017123311A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 中国電力株式会社 | 装着具 |
-
2009
- 2009-10-09 JP JP2009235622A patent/JP2011082119A/ja active Pending
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