JP5415394B2 - テストプラグ及び該テストプラグを用いた電気試験方法 - Google Patents

テストプラグ及び該テストプラグを用いた電気試験方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば、計測器具を接続されて、相間電圧等を計測するためのテストプラグ及び該テストプラグを用いた電気試験方法に関する。
従来より、変電所等の電気所に設置された継電器盤等の電気盤には、テストターミナルが設けられている。テストターミナルは、変圧器回路及び変流器回路に組み込まれ、プラグ挿入口が形成された計器用変圧器テストターミナル(PTTターミナル)及び計器用変流器テストターミナル(CTTターミナル)を含んでいる。
図11に示すように、電気盤102において、テストプラグ101にテスタ等の計測器具を接続して、例えば、相間電圧等を計測する場合には、テストプラグ101は、電気盤102に設けられたテストターミナルのプラグ挿入口103に挿入され、断面コ字形状の接続金具104によって同軸上に配設された一対の端子が接続される。
ところが、接続金具104には電圧が印加されるため、感電や、導電性の工具等の接触による相間短絡の虞がある。そこで、絶縁テープ(例えば、ビニルテープ)等の絶縁用部材105によって、接続金具104を含む導電部位を被覆して養生された状態で、互いに隣接する端子間の接触を防止する。例えば、その一部を絶縁部材で被覆した接続金具を用いる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この状態で、テスタ等の計測器具を用いて、例えば、相間電圧等を計測する。
特開2007−288833号公報
しかしながら、上記従来技術では、上記導電部位をすべて覆ってしまうと、電圧測定が実施できない。そこで、導電部位を僅かに露出させておく必要がある。このため、僅かな露出であっても、特に狭隘な空間で測定作業を行う場合には、誤接触によって、感電や、相間短絡によるミストリップを引き起こす危険性が残ってしまう。
この発明は、前記の課題を解決し、感電や短絡等の危険を回避して、安全にかつ確実に試験を行うことができるテストプラグ及び該テストプラグを用いた電気試験方法を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、テストターミナルを介して電気盤に装着され、電圧計測を含む電気試験のために用いられるテストプラグであって、電気試験を行うための棒状電極を有する機器に接続され、かつ同軸上に配設される対をなす第1の端子及び第2の端子と、前面側に配置される前記第1の端子又は前記第2の端子を覆う絶縁体とを備え、前記絶縁体には、前記棒状電極が挿入され、その先端部を前記第1の端子又は前記第2の端子に電気的に接続させるための挿入孔が形成され、前記第1の端子及び前記第2の端子は、前記テストターミナルへの装着時に前記テストターミナルの第1の導体及び第2の導体にそれぞれ接続され、前記第1の導体及び前記第2の導体は、それぞれ電源側装置及び負荷側装置に接続され、前記第1の端子と前記第2の端子とは接続具を介して電気的に接続され、少なくとも前記接続具の導電部位は、絶縁性部材によって覆われていることを特徴としている。
請求項1の発明では、第1の端子又は第2の端子を覆う絶縁体には、電気試験を行うための機器の棒状電極が挿入され、その先端部を第1の端子又は第2の端子に電気的に接続させるための挿入孔が形成されている。
請求項の発明は、請求項に記載のテストプラグであって、前記棒状電極が接続される前記第1の端子又は前記第2の端子の前端部には、前記棒状電極によって押圧されることによって前記前端部へ向けて変位する可動接続体が嵌着される凹部が形成され、前記棒状電極は、前記可動接続体を介して前記第1の端子又は前記第2の端子に接続されることを特徴としている。
請求項の発明は、請求項に記載のテストプラグであって、前記絶縁体には前記棒状電極と前記第1の端子又は前記第2の端子との接続状態を示す表示窓が形成され、前記可動接続体の変位とともに変位し、前記棒状電極と前記第1の端子又は前記第2の端子とが接続されたときに、少なくともその一部が前記表示窓において露出される接続表示部材を備えたことを特徴としている。
請求項の発明は、テストターミナルを介して電気盤に装着して電圧計測を含む電気試験を行うテストプラグを用いた電気試験方法であって、前記テストプラグは、電気試験のための棒状電極を有する機器に接続され、かつ同軸上に配設される対をなす第1の端子及び第2の端子と、前面側に配置される前記第1の端子又は前記第2の端子を覆う絶縁体とを備え、前記絶縁体には、前記棒状電極が挿入され、その先端部を前記第1の端子又は前記第2の端子に電気的に接続させるための挿入孔が形成され、前記棒状電極を前記挿入孔に挿入し、前記第1の端子又は前記第2の端子に接続させて電気試験を行うとともに、前記テストプラグの前記第1の端子及び前記第2の端子は、前記テストプラグを前記テストターミナルへ装着したときに前記テストターミナルの第1の導体及び第2の導体にそれぞれ接続され、前記第1の導体及び前記第2の導体は、それぞれ電源側装置及び負荷側装置に接続され、前記第1の端子と前記第2の端子とを接続具を介して電気的に接続し、少なくとも前記接続具の導電部位を、絶縁性部材によって覆うことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、第1の端子又は第2の端子を覆う絶縁体には、電気試験を行うための機器の棒状電極が挿入され、その先端部を第1の端子又は第2の端子に電気的に接続させるための挿入孔が形成されているので、棒状電極を挿入孔に挿入して電気試験を行うことによって、感電や短絡等の危険を回避して、安全にかつ確実に試験を行うことができる。
また、第1の端子と第2の端子とを接続する接続具の導電部位は、絶縁性部材によって覆われているので、感電や短絡等の危険を確実に回避することができる。
請求項の発明によれば、棒状電極は可動接続体を介して第1の端子又は第2の端子に接続されるので、確実に接続することができる。
請求項の発明によれば、棒状電極と第1の端子又は第2の端子とが接続されたときに、接続表示部材の少なくともその一部が表示窓において露出されるので、棒状電極の接続を確認して、確実に試験を行うことができる。
請求項の発明によれば、第1の端子又は第2の端子を覆う絶縁体には、電気試験を行うための機器の棒状電極が挿入され、その先端部を第1の端子又は第2の端子に電気的に接続させるための挿入孔が形成されているので、棒状電極を挿入孔に挿入して電気試験を行うことによって、感電や短絡等の危険を回避して、安全にかつ確実に試験を行うことができる。
また、第1の端子と第2の端子とを接続する接続具の導電部位は、絶縁性部材によって覆われているので、感電や短絡等の危険を確実に回避することができる。
この発明の実施の形態1によるテストプラグの構成、及び同テストプラグを用いた電圧測定方法を説明するための斜視図である。 同テストプラグの構成、及び同テストプラグを用いた電圧測定方法を説明するための断面図である。 同テストプラグの構成、及び同テストプラグを用いた電圧測定方法を説明するための一部破断側面図である。 同テストプラグの構成を示す斜視図である。 同電圧測定方法において用いられる接続金具の構成を説明するための斜視図である。 この発明の実施の形態2によるテストプラグの端子部の構成及び機能を説明するための断面図である。 同端子部の構成及び機能を説明するための断面図である。 同端子部の構成を示す正面図である。 この発明の実施の形態2の変形例によるテストプラグの端子部の構成及び機能を説明するための断面図である。 同端子部の構成及び機能を説明するための断面図である。 従来技術を説明するための説明図である。
次に、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1によるテストプラグの構成、及び同テストプラグを用いた電圧測定方法を説明するための斜視図、図2は、同テストプラグの構成、及び同テストプラグを用いた電圧測定方法を説明するための断面図、図3は、同テストプラグの構成、及び同テストプラグを用いた電圧測定方法を説明するための一部破断側面図、図4は、同テストプラグの構成を示す斜視図、図5は、同電圧測定方法において用いられる接続金具の構成を説明するための斜視図である。
図1乃至図3に示すように、テストプラグ1は、継電器盤等の電気盤2に設けられたテストターミナルのプラグ挿入口3に挿入され、断面コ字形状の接続金具5によって同軸上に配設された一対の端子11a,11b(12a,12b、13a,13b、14a,14b)が接続され、さらに、絶縁テープ等の絶縁用部材6によって、接続金具5の露出部位を含む導電部位が被覆された状態で、テスタ等の計測器具(機器)を用いて、例えば、相間電圧等を計測するために用いられる。
図1及び図4に示すように、テストプラグ1は、基体8のプラグ挿入口3に挿入される背面側にプラグ部9が設けられ、計測器が接続される前面側に端子部11,12,13,14が設けられ、各端子部11(12,13,14)には、例えば、テスタのテスタ棒4の接触電極4aが挿入される所定の直径(例えば、3mm〜4mm程度)の挿入孔11t(12t,13t,14t)が形成されて概略構成されている。
プラグ部9は、上下に互いに絶縁された各一対の接触子16,17が絶縁板18に設けられて構成されている。端子部11(12,13,14)においては、各一対の接触子16,17の反対側(前面側)に、同軸上に配設された一対の端子11a,11b(12a,12b、13a,13b、14a,14b)が対応する接触子17,16に接続されて配置されている。
なお、端子11a,11b(12a,12b、13a,13b、14a,14b)は、それぞれ、テストターミナルの負荷側導体(第2の導体)及び電源側導体(第1の導体)にそれぞれ接続され、負荷側導体及び電源側導体は、それぞれ負荷側装置及び電源側装置に接続される。
端子部11(12,13,14)は、雄ねじ部を有する端子11a,11b(12a,12b、13a,13b、14a,14b)と、端子11a(12a,13a,14a)の雄ねじ部と螺合する絶縁性部材から構成されるナット部11c(12c,13c,14c)と、固定絶縁部11d(12d,13d,14d)と、端子11b(12b,13b,14b)の雄ねじ部と螺合する絶縁性部材から構成されるナット部11e(12e,13e,14e)とを有している。
ナット部11e(12e,13e,14e)には、接触電極4aが挿入され、端子11b(12b,13b,14b)に電気的に接続させるための挿入孔11t(12t,13t,14t)が端子11a,11b(12a,12b、13a,13b、14a,14b)等と軸(中心軸)を同じくして形成されている。
接続金具5は、端子11a,11b(12a,12b、13a,13b、14a,14b)を電気的に接続するために用いられ、図5に示すように、端子11a,11b(12a,12b、13a,13b、14a,14b)のうち、一方の端子の雄ねじ部に嵌め込まれる凹部が形成された接触板21と、他方の端子の雄ねじ部に嵌め込まれる凹部が形成された接触板22と、接触板21,22を接続する連結部23とを有している。
次に、図1乃至図3を参照して、テストプラグ1を用いた電圧測定方法について説明する。まず、接続金具5を、端子11a,11b(12a,12b、13a,13b、14a,14b)に取り付ける。ここで、接触板21を、例えば、端子11aの基部とナット部11cとの間に締め付けて固定し、接触板22を、固定絶縁部11dとナット部11eとの間に締め付けて固定する。
次に、接続金具5を含む導電部位を、絶縁テープ(例えば、ビニルテープ)等の絶縁用部材6によって完全に覆う。次に、テストプラグ1をプラグ挿入口3に挿入する。この状態で、例えば、挿入孔11tにテスタ棒4の接触電極4aを挿入して、端子11bに電気的に接続させ、残りのテスタ棒4の接触電極4aを挿入孔12tに挿入して、端子12bに電気的に接続させて、端子11b,12bの相間電圧を計測する。
こうして、この実施の形態の構成によれば、ナット部11e(12e,13e,14e)には、接触電極4aが挿入され、端子11b(12b,13b,14b)に電気的に接続させるための挿入孔11t(12t,13t,14t)が形成されているので、絶縁用部材6によって、断面コ字形状の接続金具5の露出部位を含む導電部位が全て被覆され状態で、テスタ等の計測器具を用いて、例えば、相間電圧等を計測することができる。
したがって、テストプラグ1を用いて、導電部を露出させずに、感電や短絡等の危険を回避しつつ、接触電極4aを端子11b(12b,13b,14b)に確実に接続させて、安全にかつ確実に相間電圧等の測定を行うことができる。ここで、小径の挿入孔11t(12t,13t,14t)に接触電極4aを挿入し、内部の端子11b(12b,13b,14b)の前端に接続させるので、他の導電物が誤接触する可能性は極めて小さい。また、挿入孔11t(12t,13t,14t)にテスタ棒4の接触電極4aを挿入するのみで、簡単にかつ迅速に電圧等を計測することができる。
(実施の形態2)
図6は、この発明の実施の形態2によるテストプラグの端子部の構成及び機能を説明するための断面図、図7は、同端子部の構成及び機能を説明するための断面図、図8は、同端子部の構成を示す正面図である。
図6及乃至図8に示すように、テストプラグ25の各端子部26は、雄ねじが螺設された端子26bと、絶縁性部材から構成される固定絶縁部26dと、端子26bと螺合する絶縁性部材から構成されるナット部26eと、端子26bに形成された凹部26rに固定された環状の固定接続部材27と、主として空洞部26p内を軸方向に沿って変位可能な可動接続部材28と、軸に直交する方向に沿って空洞部26s内を変位可能とされ、端子26bと接触電極4aとの電気的接続状態を示すためのインジケータ部材29とを有している。なお、図6及び図7においては、実施の形態1における端子11aに対応する端子等の図示を省略している。
また、凹部26r内には、可動接続部材28を押し返すように作用する圧縮ばね31が固定接続部材27を貫通するように配置され、空洞部26s内には、インジケータ部材29を空洞部26s内に収納するように作用する圧縮ばね32が配置され、接触電極4aが挿入される挿入孔26t内には、接触電極4aを支持する板ばね33が配置されている。
可動接続部材28は、固定接続部材27に接続される接続端部28aと、接触電極4aの先端部を受ける受け部28bと、接続端部28aと受け部28bとを接続する導電部28cとを有している。また、受け部28bには、接触電極4aの先端部を押さえて支持する板ばね28eが配置され、導電部28cには接触電極4aの先端部が嵌入される凹部28dが形成されている。
また、インジケータ部材29の後端部には、傾斜面が形成され、図7に示すように、圧縮ばね31の付勢力に抗して接触電極4aによって可動接続部材28が押し込まれると、圧縮ばね32の付勢力に抗して傾斜面が押され、インジケータ部材29が、その前端部が空洞部26sの開口端面(表示窓)から突出(露出)するように変位する。また、ナット部26eには、挿入孔26tと、空洞部26pと、空洞部26sとが形成され、端子26bには、凹部26rが形成されている。
次に、図6乃至図8を参照して、テストプラグ25の動作について説明する。図6に示すように、テスタ棒4の接触電極4aが挿入孔26tに挿入されると、板ばね33によって押さえられ、さらに押し込まれると、先端部が可動接続部材28に達し、先端部が凹部28dに嵌入される。さらに、圧縮ばね31の付勢力に抗して押し込まれると、可動接続部材28が端子26bへ向けて変位し、図7に示すように、接続端部28aが、固定接続部材27に嵌入されて、接触電極4aは、可動接続部材28及び固定接続部材27を介して、端子26bに接続される。
一方、図7に示すように、接触電極4aによって可動接続部材28が押し込まれると、圧縮ばね32の付勢力に抗してインジケータ部材29の後端部の傾斜面が押され、インジケータ部材29が空洞部26sの開口端面(表示窓)へ向けて変位し、接続端部28aが、固定接続部材27に嵌入されたときに、インジケータ部材29の前端部は、空洞部26sの開口端面から突出(露出)し、接触電極4aが端子26bに接続されたことを示す。
この実施の形態の構成によれば、上述した実施の形態1と略同様の効果を得ることができる。加えて、端子26bと接触電極4aとの電気的接続状態をインジケータ部材29によって確認することができるので、確実に電圧等を測定することができる。また、接触電極4aは可動接続体28を介して端子26bに接続されるので、確実に接続することができる。
以上、この発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述した実施の形態では、挿入孔11t(12t,13t,14t)を端子11a,11b(12a,12b、13a,13b、14a,14b)と軸を同じくして形成する場合について述べたが、これに限らず、例えば、その軸が端子の軸に対して所定の角度(例えば、90度)までの範囲で、傾いていても良い。
また、実施の形態2では、インジケータ部材をナット部26eの外壁面から突出させて、接続状態を示す場合について述べたが、接続時に色表示させるように構成しても良い。ここで、着色されたインジケータ部材を、可動接続部材に直接取り付けて変位させても良いし、伝達部材(歯車等)を介して、可動接続部材の運動に連動させて変位させるようにしても良い。
例えば、図9及び図10に示すように、テストプラグ35の各端子部36は、雄ねじが螺設された端子36bと、絶縁性部材から構成される固定絶縁部36dと、端子36bと螺合する絶縁性部材から構成されるナット部36eと、端子36bに形成された凹部36rに固定された環状の固定接続部材37と、主として空洞部36p内を軸方向に沿って変位可能な可動接続部材38と、ナット部36eの外壁面に沿って変位可能な端子36bと接触電極4aとの電気的接続状態を示すためのインジケータ部材39とを有している。
また、凹部36r内には、可動接続部材38を押し返すように作用する圧縮ばね41が固定接続部材37を貫通するように配置され、開口36sから、着色(例えば、赤色)され、ナット部36eの外壁面形状に対応した曲面形状を有する板状のインジケータ部材39が視認可能とされ、接触電極4aが挿入される挿入孔36t内には、接触電極4aを支持する板ばね42が配置されている。
可動接続部材38は、固定接続部材37に接続される接続端部38aと、接触電極4a先端部を受ける受け部38bと、接続端部38aと受け部38bとを接続する導電部38cとを有している。また、受け部38bには、接触電極4aの先端部を押さえて支持する板ばね38eが配置され、導電部38cには接触電極4aの先端部が嵌入される凹部38dが形成され、受け部38bには、インジケータ部材39を支持する例えば線状又は板状の支持部材38fが固定されている。
なお、インジケータ部材39は、支持部材38fとともに軸(中心軸)方向に沿って変位可能とされ、かつ、支持部材38によって軸に直交し軸から開口36sへ向かう方向に沿って若干変位可能なように支持され、さらに、開口36s近傍に形成された案内部(不図示)によって外壁面に沿って変位可能とされる。また、ナット部36eには、挿入孔36tと、空洞部36pとが形成され、端子36bには、凹部36rが形成されている。
こうして、図10に示すように、接続端部38aが、固定接続部材37に嵌入されて、接触電極4aが、可動接続部材38及び固定接続部材37を介して、端子36bに接続されると、開口36sから着色されたインジケータ部材39が視認される。また、ナット部11e,12e,13e,14eの絶縁材料として、透明樹脂を用いて可視化するようにしても良い。
また、電気所として、変電所のほか、発電所等に設置された電気盤について適用できる。また、4極用のテストプラグのほか、2極用のテストプラグ等にも適用できる。
1,25,35 テストプラグ
2 電気盤
3 プラグ挿入口
4a 接触電極(棒状電極)
5 接続金具(接続具)
6 絶縁用部材(絶縁性部材)
11,12,13,14,26,36 端子部
11a,12a,13a,14a 端子(第1の端子又は第2の端子)
11b,12b,13b,14b,26b,36b 端子(第2の端子又は第1の端子)
11e,12e,13e,14e,26e,36e ナット部(絶縁体)
11t,12t,13t,14t,26t,36t 挿入孔
26r,36r 凹部
28,38 可動接続部材(可動接続体)
29,39 インジケータ部材(接続表示部材)
36s 開口(表示窓)

Claims (4)

  1. テストターミナルを介して電気盤に装着され、電圧計測を含む電気試験のために用いられるテストプラグであって、
    電気試験を行うための棒状電極を有する機器に接続され、かつ同軸上に配設される対をなす第1の端子及び第2の端子と、前面側に配置される前記第1の端子又は前記第2の端子を覆う絶縁体とを備え、前記絶縁体には、前記棒状電極が挿入され、その先端部を前記第1の端子又は前記第2の端子に電気的に接続させるための挿入孔が形成され、
    前記第1の端子及び前記第2の端子は、前記テストターミナルへの装着時に前記テストターミナルの第1の導体及び第2の導体にそれぞれ接続され、前記第1の導体及び前記第2の導体は、それぞれ電源側装置及び負荷側装置に接続され、前記第1の端子と前記第2の端子とは接続具を介して電気的に接続され、少なくとも前記接続具の導電部位は、絶縁性部材によって覆われていることを特徴とするテストプラグ。
  2. 前記棒状電極が接続される前記第1の端子又は前記第2の端子の前端部には、前記棒状電極によって押圧されることによって前記前端部へ向けて変位する可動接続体が嵌着される凹部が形成され、前記棒状電極は、前記可動接続体を介して前記第1の端子又は前記第2の端子に接続されることを特徴とする請求項1に記載のテストプラグ。
  3. 前記絶縁体には前記棒状電極と前記第1の端子又は前記第2の端子との接続状態を示す表示窓が形成され、前記可動接続体の変位とともに変位し、前記棒状電極と前記第1の端子又は前記第2の端子とが接続されたときに、少なくともその一部が前記表示窓において露出される接続表示部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載のテストプラグ。
  4. テストターミナルを介して電気盤に装着して電圧計測を含む電気試験を行うテストプラグを用いた電気試験方法であって、
    前記テストプラグは、電気試験のための棒状電極を有する機器に接続され、かつ同軸上に配設される対をなす第1の端子及び第2の端子と、前面側に配置される前記第1の端子又は前記第2の端子を覆う絶縁体とを備え、前記絶縁体には、前記棒状電極が挿入され、その先端部を前記第1の端子又は前記第2の端子に電気的に接続させるための挿入孔が形成され、
    前記棒状電極を前記挿入孔に挿入し、前記第1の端子又は前記第2の端子に接続させて電気試験を行うとともに、
    前記テストプラグの前記第1の端子及び前記第2の端子は、前記テストプラグを前記テストターミナルへ装着したときに前記テストターミナルの第1の導体及び第2の導体にそれぞれ接続され、前記第1の導体及び前記第2の導体は、それぞれ電源側装置及び負荷側装置に接続され、前記第1の端子と前記第2の端子とを接続具を介して電気的に接続し、少なくとも前記接続具の導電部位を、絶縁性部材によって覆うことを特徴とするテストプラグを用いた電気試験方法。
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