JP5389698B2 - 測定用プローブ - Google Patents

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Description

本発明は、電気的特性を測定する測定器に接続される測定用プローブに関するものである。
携帯型テスター(回路計)などの測定器に繋がる測定用プローブを、測定対象体に接触させて、電圧等の電気的特性の測定が行われている。例えば、特許文献1には、携帯型テスターに接続される接触型の一対のテストプローブ(測定用プローブ)が記載されている。
特許文献1に記載された測定用プローブは、測定対象物に接触させる探針がグリップ(把持部)から突出して構成されている。
このような測定用プローブには、接触させた測定対象物から、意図しない高い過渡電圧(スパイク電圧)が掛る場合がある。この掛りうる過渡電圧の高低は、測定を行う環境によって異なる。このような高い過渡電圧が掛っても安全に測定を行えるように、世界標準の安全規格であるIEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)規格では、使用する環境に応じた測定用プローブの構造を規定している。
IEC 61010規格では、掛りうる過渡電圧の低いほうから高い順に、使用する環境をI〜IVのカテゴリー(CAT)に区分けしており、測定用プローブの把持部から探針が突出する長さを、CAT IIでは19mm以下、CAT III,IVでは4mm以下に制限している。
CAT II以下およびCAT III以上のカテゴリーで測定を行う可能性のある場合、4mmの短い探針の測定用プローブで測定を常に行うと、測定器が対応さえしていればCAT I〜IVの全ての環境下で測定を安全に行うことができる。しかしながら、CAT IIまでの環境下で測定を行う場合、このように短い探針の測定用プローブでは、商用電源コンセントの電極のように穴の奥にある測定対象物に接触させて測定を行うことが困難である。
そのため、CAT II以下に対応する長い探針の測定用プローブ、及びCAT III以上に対応する短い探針の測定用プローブの2種の測定用プローブを常備して、測定環境に合わせて使用する測定用プローブを交換することも考えられる。しかしながら、2種の測定用プローブを常備して持ち運ぶのは不便である。
特開平10−239350号公報
本発明は前記の課題を解決するためになされたもので、通常状態の探針の長さでは接触が難しい、穴の奥の測定対象物にも探針を接触させることができる測定用プローブを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された測定用プローブは、電気的特性を測定する測定器に接続されて先端側を測定対象物に接触させる導電性で略棒状の探針と、該探針の後端側を覆って支持する絶縁性の把持部と、該探針の先端側を外界に突出させる貫通孔を有して、該探針の軸線方向に移動自在に該把持部に嵌められており、この軸線方向への移動によって第一の規定値の長さからそれより長い第二の規定値の長さまでの範囲で可変させて該貫通孔から該探針を外界に突出させる探針カバーと、該探針カバーを該探針の先端側に向けて付勢する弾性体とを有し、該探針カバーが、該軸線方向に所定範囲にわたって移動自在に該把持部に嵌められる略筒状の中継カバーと、該貫通孔を先端側に有すると共に該中継カバーに対して該軸線方向に所定範囲にわたって相対的に移動自在に後端側が該中継カバーに嵌められる略筒状のピンカバーとによって構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の測定用プローブは、請求項に記載されたもので、前記中継カバーが前記ピンカバーの外側に嵌められており、該中継カバーに対する該ピンカバーの移動によって該中継カバーで覆われる該ピンカバーの表面に、前記第一の規定値の長さで外界に突出した該探針および前記測定器を用いて測定可能な安全規格上の区分を表す第一の表示が付されており、該中継カバーで覆われない該ピンカバーの表面に、前記第二の規定値の長さで外界に突出した該探針および該測定器を用いて測定可能な安全規格上の区分を表す第二の表示が付されていることを特徴とする。
請求項に記載の測定用プローブは、請求項に記載されたもので、前記中継カバーの移動で覆われる前記ピンカバーの表面と該中継カバーの移動で覆われない該表面との境界を跨ぐように前記第一および第二の表示を兼用するローマ数字のIIIが付されており、該中継カバーで覆われない状態で前記第一の表示として該IIIが視認可能であり、該中継カバーで覆われた状態で該IIIのうちのIが該中継カバーで覆われて前記第二の表示としてIIが視認可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の測定用プローブは、請求項1から3のいずれかに記載されたもので、前記把持部に対して前記中継カバーが移動自在な所定範囲を距離D1とし、該中継カバーに対して前記ピンカバーが移動自在な所定範囲を距離D2としたときに、距離D1>D2の関係で構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の測定用プローブは、請求項1から4のいずれかに記載されたもので、前記弾性体が、前記探針カバーの内側で前記探針に軸を貫かれて前記把持部および該探針カバーに架け渡された圧縮コイルばねであることを特徴とする。
請求項6に記載の測定用プローブは、請求項1から5のいずれかに記載されたもので、前記探針カバーおよび前記把持部が、前記第二の規定値の長さで前記探針を外界に突出させた状態で該探針カバーを該把持部に位置固定するロック機構を有していることを特徴とする。
本発明の測定用プローブによれば、第一の規定値の長さから第二の規定値の長さまでの範囲で探針カバーから探針が外界に突出可能に移動自在で、この探針カバーが弾性体で探針の先端側に付勢されていることにより、通常状態では、第一の規定値の長さの探針の測定用プローブとして使用することができる。例えば、第一の規定値を4mmとすることで、通常状態ではIEC 61010規格のCAT III、IVに準拠した測定用プローブとして使用することができる。この測定用プローブは、探針カバーが押し動かされると第二の規定値の長さまで探針が長くなる。例えば、この第二の規定値を19mmとすることで、探針カバーを押し動かして同規格のCAT IIに準拠した測定用プローブとして使用することもできる。このように、一本の測定用プローブで複数のカテゴリー(区分)に対応して測定を行うことができ便利である。特に、通常状態の短い探針では届かない穴の奥の測定対象物に対して測定を行う場合、探針を穴に差し入れることで探針カバーが穴縁に当たって把持部側に押し動かされて探針が長く穴内に入るため、穴奥の測定対象物に探針を接触させることができて測定を行うことができる。
本発明の測定用プローブによれば、探針カバーを、把持部に嵌められる略筒状の中継カバーと、中継カバーに対して相対的に移動自在に中継カバーに嵌められる略筒状のピンカバーとで構成したことにより、探針から遠い中継カバーを弾性体の弾性力に抗して把持部側に移動させることで、探針を突出させる長さを通常状態よりも長くすることができる。このため、測定対象物に探針を接触させやすくなるため測定に便利である。中継カバーはピンカバーよりも探針から遠いので、不用意に探針に触って感電することを防止することができる。
本発明の測定用プローブによれば、探針が第一の規定値の長さで突出したときにその探針およびそれと組み合わせて使用される測定器で測定可能な安全規格上の区分を表す第一の表示が視認可能にピンカバーに表示され、探針が第二の規定値の長さで突出したときに、その探針およびこの測定器で測定可能な安全規格上の区分を表す第二の表示が視認可能にピンカバーに表示されることにより、測定者は測定可能な安全規格上の区分を視認できるため、安全規格に準拠しない環境下で測定を行うことが防止されて安全である。
本発明の測定用プローブによれば、ピンカバーの表面の中継カバーに覆われうる範囲と覆われない範囲との境界に、第一および第二の表示を兼用するローマ数字のIIIが付されて、中継カバーで覆われたときにIIIのうちのIが覆われてローマ数字のIIが視認可能になることにより、測定者は探針が第一の規定値の長さのときにローマ数字のIIIが視認されて安全規格のCAT IIIの環境下で測定可能なことを確認でき、探針が第二の規定値の長さのときにローマ数字のIIが視認されてCAT IIの環境下で測定可能なことを視認できる。
本発明の測定用プローブによれば、弾性体が、探針カバーの内側で探針に軸を貫かれた圧縮コイルばねであることにより、構造が簡便であり、組み立ても簡便に行うことができる。
本発明の測定用プローブによれば、第二の規定値の長さで探針を突出させた状態で探針カバーの移動を規制するロック機構を有していることにより、探針カバーを押さえ続けなくても第二の規定値の長さの探針の測定用プローブとして用いることができ、測定対象物に探針を接触しやすく、測定を簡便に行うことができる。
本発明を適用する測定用プローブを示す正面図である。 本発明を適用する測定用プローブの通常状態(a)および使用状態(b)を示す一部拡大断面図である。 本発明を適用する測定用プローブの使用状態を示す一部拡大正面図である。 本発明を適用する測定用プローブにロック機構を付した構成を示す把持部の一部拡大正面図(b)および測定用プローブの一部拡大側面断面図(b)である。 本発明を適用する他の測定用プローブの正面図である。 本発明を適用する他の測定用プローブの通常状態(a)および使用状態(b)を示す一部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施形態に限定されるものではない。
本発明の測定用プローブを、図1,2を参照して説明する。
図1に示す測定用プローブ1は、探針2、把持部3、探針カバー4、絶縁電線5、および圧縮コイルばね6(図2参照)を有して構成されている。この測定用プローブ1は、一対で用いられて、電気的特性を測定する非図示の測定器に各々の絶縁電線5が接続されて使用されるものである。
測定用プローブ1の先端側(図の左側)に突出する探針2は、導電性を有していて、測定対象物に接触させるものである。探針2の後端側(非図示)は、把持部3の中で絶縁電線5に電気的に接続されている。絶縁電線5の非図示側の端部には、測定器に接続するためのコネクタが付されていてもよく、直接測定器が接続されていてもよい。
図2(a)に測定用プローブ1の通常状態の先端側の断面図を示す。測定用プローブ1は、通常状態で、同図に示すように第一の規定値Aだけ探針2が外界に突出するように構成されている。この規定値Aは、IEC 61010規格のCAT III,IVに準拠させて4mmまたはそれ以下の長さとする。
図2(b)に示すように、測定用プローブ1は、把持部3の胴部側(図の右側)に探針カバー4を移動させたときに、探針2が第一の規定値Aよりも長い第二の規定値Bだけ外界に突出するように構成されている。この規定値Bは、同規格のCAT IIに準拠させて19mmまたはそれ以下の長さとする。なお、規定値A,Bの長さは他の規格などに対応させて違う長さとしてもよい。
以下、この測定用プローブ1について具体的に説明する。
図2(a)に示す探針2は、例えば丸棒状に形成された黄銅の表面に、金またはニッケルがめっきされて形成されている。探針2の先端は、測定対象物に接触しやすいように円錐状に尖らせた形状に形成されている。この探針2の後端側は、それよりも太くて握りやすい径の丸棒状の把持部3によって覆われて支持されている。探針2の把持部3による支持は、例えばねじ込みや接着など、従来の一般的な測定用プローブと同様にして支持されている。これにより、同図に示すように、探針2は、その軸線Xが把持部3の軸線と同軸になるように把持部3の先端から突出して固定されている。
把持部3は、絶縁性の例えばポリ塩化ビニル樹脂によって一体成型されて略円筒状に形成されている。この把持部3には、同図に示すように、その先端から胴部側に向かって順に、ピンカバーガイド部11、係止鍔12、中継カバーガイド部13、および係止鍔14が形成されている。
ピンカバーガイド部11は、後述するピンカバー4bが外壁に嵌められて軸線X方向に摺動させるガイド部分である。ピンカバーガイド部11は、それに嵌めるピンカバー4bの外径が、中継カバーガイド部13の外径と同径となるような小径で形成されている。
係止鍔12は、円環凸状に形成されていて、ピンカバー4bが突き当ってその把持部3の胴部側への摺動範囲を規定すると共に、中継カバー4aが突き当ってその先端側への摺動範囲を規定するものである。中継カバーガイド部13は、中継カバー4aが外壁に嵌められて軸線X方向に摺動させるガイド部分である。係止鍔14は、係止鍔12と略同径の円環凸状に形成されていて、中継カバー4aが突き当って把持部3の胴部側への摺動範囲を規定するものである。
探針カバー4は、探針2の先端を外界に突出させる貫通孔31を有して、軸線X方向に移動自在に把持部3に嵌められており、この軸線X方向への移動によって、前述したように規定値Aから規定値Bの長さまでの範囲で可変させて貫通孔31から探針2を外界に突出させるものである。
この探針カバー4は、中継カバー4aおよびピンカバー4bによって構成されている。
中継カバー4aは、絶縁性の一例としてポリプロピレンによって一体成型されて略円筒状に形成されている。中継カバー4aは、その内壁に係止鍔12が摺動して軸線X方向に移動自在となるように、係止鍔12の外径よりも僅かに大きな内径の円筒状に形成されている。また、中継カバー4aには、その後端部(図の右端部)に、中継カバーガイド部13に摺動すると共に係止鍔12,14に突き当って係止されるように円筒内径よりも小径の係止縁21が形成されている。さらに中継カバー4aには、その先端部に、ピンカバー4bを係止、およびピンカバー4bに連動させるための、円筒内径よりも小径の係止縁22が形成されている。同図に示すように、係止縁21,22の間隔は、中継カバー4aおよびピンカバー4bが探針2の先端側に移動した状態でピンカバー4bがピンカバーガイド部11に嵌ったまま外れないような間隔で形成されている。
このように形成されることで、中継カバー4aは、図2(a),(b)に示すように、係止縁21が係止鍔12,14に突き当るまでの所定範囲にわたって移動自在になっている。中継カバー4aは、図2(a)に示すように、把持部3に対して、把持部3の係止鍔12,14の間隔から係止縁21の幅を引いた距離D1だけ移動する。
ピンカバー4bは、中継カバー4aと同様の絶縁性の材質で一体成型されて、ピンカバーガイド部11の外壁に嵌って軸線X方向に移動自在となるように、ピンカバーガイド部11よりも僅かに大きな内径の略円筒状に形成されている。このピンカバー4bは、その先端側に、探針2が通るように、探針2よりも僅かに大径の貫通孔31が形成されている。また、ピンカバー4bには、その後端部に、中継カバー4aの円筒状の内壁に摺動して係止鍔12および係止縁22に突き当る円環凸状の係止鍔32が形成されている。係止鍔32は係止鍔12と同径で形成されている。また、ピンカバー4bには、係止鍔32よりも先端側に、中継カバー4aの先端に突き当って中継カバー4aに対する移動長さを規定する円環凸状の係止鍔33が形成されている。
このように形成されることで、ピンカバー4bは、図2(a),(b)に示すように、中継カバー4aに対して係止鍔32,33が係止縁22に突き当るまでの所定範囲にわたって移動自在になっている。ピンカバー4bは、図2(a)に示すように、中継カバー4aに対して、係止鍔32,33の間隔から中継カバー4aの係止縁22の幅を引いた距離D2だけ移動する。また、ピンカバー4bは、把持部3に対しては、係止鍔32が把持部3の係止鍔12に突き当るまでの距離D1+D2だけ移動する。
この距離D1,D2は、規定値B=規定値A+距離D1+距離D2 の関係になるように各部を構成する。
また、距離D1>距離D2となるように構成することが好ましい。
ピンカバー4bには、その円筒状の内側に、探針2に軸を貫かれた一例としてステンレス製の圧縮コイルばね6が配されている。この圧縮コイルばね6は、本発明の弾性体の一例であり、把持部3の先端とピンカバー4bの円筒状奥壁との間に当接させて架け渡すように圧入されている。この圧縮コイルばね6によってピンカバー4bが探針2の先端に向けて付勢されている。圧縮コイルばね6には、ピンカバー4bの係止鍔32が把持部3の係止鍔12に突き当たる状態(図2(b)の状態)まで、測定者が大きな力を要することなく押し縮めることのできる弾性力のものが用いられている。なお、弾性体として、圧縮コイルばねに代えて、板ばねを用いてもよい。
また、図3(a)に示すように、ピンカバー4bの表面には、測定用プローブ1および測定用プローブ1が接続されて使用される測定器(非図示)を用いて測定が可能な安全規格を示す文字表示41(一例として「1000V」の文字)が付されている。
さらに、図3(a)および図3の下側の左丸枠内に拡大して示すように、ピンカバー4bの表面には、安全規格上のカテゴリーを示す文字表示42が付されている。この例では、規定値Aの長さの探針2の測定用プローブ1およびそれの接続される測定器がCAT IIIの環境下で測定可能な場合であるものとして、同図に示すように「CAT」の文字と、ローマ数字の「III」とを一列に並べた文字表示42を例示している。
この文字表示42の「III」は、中継カバー4aが係止鍔33に突き当って覆われうるピンカバー4bの表面と覆われない表面との境界を跨ぐように、一部が切欠かれた係止鍔33のその切欠かれた部分の表面に付されている。詳細には、中継カバー4aが係止鍔33に突き当った状態で、ローマ数字の「III」のうちの同図の右端の「I」のみが中継カバー4aで覆われるように文字表示42がピンカバー4bに付されている。このローマ数字の「III」は、後述する本発明の第一および第二の表示を兼用するものである。
なお、文字表示41,42は、図の観察面側および非観察面側の2か所に付してもよい。また、表示は例示した文字に限られず、他の文字や記号や絵文字(ピクトグラム)等で表示してもよい。
この文字表示41,42は、中継カバー4aやピンカバー4bの成型用の金型に、表示する文字の型を付しておくことで、成型時に樹脂表面を凸状または凹状に形成して付してもよく、または、印刷により付してもよい。なお、文字表示42を樹脂表面に凸状に付す場合、中継カバー4aとピンカバー4bとがこの凸状に引っ掛からずにスムーズに摺動し合うように、凸状の高さを低く形成する。
図2(a)に示す測定用プローブ1の先端部分は、次のようにして組み立てられる。
中継カバー4aおよびピンカバー4bは、樹脂製で可撓性を有しているので、まず、その可撓性で中継カバー4aの円筒内にピンカバー4bの係止鍔32を嵌め込む。また、把持部3に固定された探針2に圧縮コイルばね6の中心孔を通しておく。これらの状態で、中継カバー4aの後端側から探針2を差し込んで、探針2の先端を貫通孔31から外界に突出させると共に、圧縮コイルばね6の弾性力に抗しつつ把持部3のピンカバーガイド部11にピンカバー4bの円筒を差し込み、さらに中継カバー4aの係止縁21をその可撓性で把持部3の係止鍔12よりも胴部側に嵌め込むことで、測定用プローブ1が完成する。
次に、測定用プローブ1の使用方法について説明する。
図2(a)に示すように、通常状態では、圧縮コイルばね6によってピンカバー4bが探針2の先端側に付勢されているので、ピンカバー4bの係止鍔32と中継カバー4aの係止縁22とが突き当たると共に、中継カバー4aの係止縁21と把持部3の係止鍔12とが突き当り、探針2が規定値Aだけ外界に突出して、それより後端側の探針2がピンカバー4bによって完全に覆われている。
これにより、測定用プローブ1はCAT IIIに準拠したものとなり、CAT III以下の環境下で、安全に測定を行うことができる。なお、測定器が対応していればCAT IVの環境下でも測定を行うことができる。
測定者は、径の太い探針カバー4があるのでそこを避け、把持部3の胴部を持って測定対象物(非図示)に探針2を接触させる。このため、探針2から離れた位置を把持することになるので、測定者が誤って探針2や測定対象物に接触して感電することを防止できる。
また、安全規格等を示す文字表示41,42(図3(a)参照)が、把持部3よりも先端側の探針カバー4に付されているので、測定者が視認しやすい。このため、測定者が使用可能な安全規格上のカテゴリーや定格電圧を正しく認識でき、誤った環境下等での測定を防止することができる。
次に、CAT II以下の環境下で、一例として、規定値Aの長さよりも深い穴の奥に測定対象物がある場合の測定用プローブ1の使用方法について説明する。
図3(a)に示すように、測定対象物である電極51が穴奥に配置された穴52に、探針2の先端を差し入れる。探針2が穴52に入ると、図3(b)に示すように、ピンカバー4bの先端が穴52の縁に当接する。圧縮コイルばね6(図2参照)の弾性力に抗して穴52の奥に向けて把持部3を押すと、ピンカバー4bが把持部3の胴部側に移動してその分だけ探針2が突き出すので、穴52の奥に向かって探針2がさらに差し込まれる。ピンカバー4bが通常状態よりも距離D2(図2参照)だけ移動すると、図3(c)に示すように、係止鍔33が中継カバー4aの係止縁22に突き当たる。
この状態を、図3の下側の右丸枠内に拡大して示す。同図に示すように、文字表示42のうちの「III」の一部が中継カバー4aで覆われて、「CAT II」と視認可能になる。これにより、測定者は、CAT IIIに準拠していた測定用プローブ1がCAT IIに準拠したものに変わったことを確認することができ、誤ってCAT III以上の環境下で測定してしまうことを防止することができる。距離D2は距離D1(図2参照)よりも短いので、ピンカバー4bがこの短い距離だけ動くことで文字表示42の表示が変更される。したがって、準拠する安全規格に対応した表示に可及的速やかに変更される。
続いて、さらに把持部3を押すと、係止鍔33が中継カバー4aの係止縁22に当接しているので、ピンカバー4bと中継カバー4aとが連動して把持部3の胴部側に移動する。この移動で、探針2がピンカバー4bから一層突き出して、穴52に深く差し込まれ、図3(d)に示すように、電極51に探針2の先端が接触する。これにより電極51に対する測定を行うことができる。この測定用プローブ1は、係止縁21が係止鍔14に突き当るまでの規定値Bの深さの穴奥にある電極51に対して測定を行うことができる。
測定が終了して、穴52から測定用プローブ1を引き抜き始めると、圧縮コイルばね6の付勢でピンカバー4bが探針2の先端側に移動し、係止鍔32(図2参照)が中継カバー4aの係止縁22に突き当る。さらに測定用プローブ1を引き抜くと、ピンカバー4bがさらに探針2の先端側に移動して、中継カバー4aも連動して先端側に移動する。探針2をさらに引き抜くと、中継カバー4aの係止縁21が把持部3の係止鍔12(図2参照)に突き当り、図2(a)および図3(a)に示した通常状態の測定用プローブ1に戻る。
この測定用プローブ1は、CAT IIの環境下で、測定者が指等で中継カバー4aを圧縮コイルばね6の弾性力に抗して探針2の後端側の移動させることで、探針2が突出する長さを通常状態よりも長くすることができる。中継カバー4aはピンカバー4bよりも探針2から遠いので把持する指等が探針2に接触しない。
なお、探針カバー4(中継カバー4aおよびピンカバー4b)を把持部3の胴部側に移動させて探針2を規定値Bの長さで突出させた状態で、探針カバー4の移動を規制して把持部3に位置固定させるロック機構を設けてもよい。
ロック機構の一例を図4に示す。図4(a)には、ロック機構を有する把持部3の先端部の拡大正面図を示す。ロック機構として把持部3のピンカバーガイド部11にL字状の溝47を形成する。この把持部3のG−G断面図に探針カバー4を嵌めた状態の一部拡大断面図を図4(b)に示す。同図に示すように、ピンカバー4bの円筒状の後端縁側の内壁に、ロック機構として溝47に嵌ってその溝内を移動する凸部48を形成する。
この例では、ピンカバー4bの軸線X方向の移動により、軸線X方向に沿った溝47内を凸部48が移動して、ピンカバー4bの係止鍔32が把持部3の係止鍔12に突き当たり、探針2が規定値Bの長さで突出する。この状態でピンカバー4bを軸線X方向に対して約90度回転させると、軸線Xに直交する方向に沿った溝47に凸部48が入る。これにより、溝47と凸部48とが係合するため、ピンカバー4bの軸線X方向への移動が規制されて、探針カバー4が把持部3に位置固定される。なお、溝47および凸部48は、1か所だけでなく2か所に設けてもよい。
このように、ロック機構を設けることで、探針2が規定値Bの長さだけ突出した状態を保持できるため、CAT II以下の環境下での測定が容易になる。なお、ロック機構は、本例で示した構造に限られず、例えば、掛け金でピンカバー4bと把持部3とを位置固定してもよい。
また、図5に示すように、文字表示42に代えて、文字表示45および文字表示46をピンカバー4bの表面に付してもよい。文字表示45は、本発明の第一の表示であり、規定値Aの長さで外界に突出した探針2およびそれと組み合わせて使用される測定器を用いて測定可能な安全規格上の区分を表す表示である。この例では、文字表示45として、「CAT III」の文字を付している。文字表示46は、本発明の第二の表示であり、規定値Bの長さの探針2および測定器を用いて測定可能な安全規格上の区分を表す表示である。この例では、文字表示46として、「CAT II」の文字を付している。
文字表示45は、中継カバー4aに対するピンカバー4bの移動によって中継カバー4aで覆われる、係止鍔33より後端側のピンカバー4bの表面に付されている。文字表示46は、中継カバー4aで覆われない係止鍔33よりも先端側のピンカバー4bの表面に付されている。このように付すことで、探針2が規定値Aの長さのときに文字表示45,46の両方が視認可能になり、測定者はその両方の表示から、CAT IIIまでの環境下で測定可能なことを確認することができる。また、ピンカバー4bが中継カバー4aに対して距離D2(図2参照)だけ移動したときに、測定者は文字表示46の表示からCAT IIの環境下で測定可能なことを確認することができる。
また、測定用プローブ1を、図6に示す測定用プローブ1aのように構成してもよい。同図では既に説明した構成と同様の構成については同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
既に説明した測定用プローブ1は探針カバー4になる中継カバー4aおよびピンカバー4bの両方が軸線X方向に移動するものであるが、同図に示す測定用プローブ1aは、1つの部材からなる探針カバー8のみが軸線X方向に移動するものである。
固定カバー9は、中継カバー4aと同様の材質、形状で形成されている。把持部3aには、係止鍔12よりも胴部側に係止縁29を固定するための係止鍔16が形成されている。このため、同図に示すように、固定カバー9は、その係止縁21が係止鍔12と係止鍔16との間にちょうど嵌って把持部3aに固定され移動しない。
探針カバー8は、ピンカバー4bと同様の材質で、先端側に貫通孔31が形成されると共に、その後端に係止鍔32が形成されている。また、探針カバー8には、係止鍔32よりも先端側に係止鍔35が形成されている。同図に示すように、係止鍔32と係止鍔35との間隔は、その間に固定カバー9の係止縁22が嵌って摺動して、距離D3だけ移動するような間隔で形成されている。
この距離D3は、規定値B=規定値A+距離D3 の関係になるように構成されている。把持部3aのピンカバーガイド部11は、把持部3と同様に、探針カバー8が摺動しつつそこから外れない長さで形成されている。
この測定用プローブ1aは、図6(a)に示すように、通常状態で探針2が規定値Aの長さで外界に突出し、図6(b)に示すように、探針カバー8を把持部3aの胴部側に移動させて、探針2が規定値Bの長さで外界に突出する。
なお、図6(b)に示すように、係止鍔32と係止鍔12とが突き当たって探針カバー8の移動範囲が規制されるため、探針カバー8に係止鍔35を形成しなくてもよいが、係止鍔35を形成した方が機械的強度に優れると共に、探針カバー8が把持部3a側にどこまで移動可能であるかを測定者に認識させることができるため好ましい。
1,1aは測定用プローブ、2は探針、3,3aは把持部、4,8は探針カバー、4aは中継カバー、4bはピンカバー、5は絶縁電線、6は圧縮コイルばね、9は固定カバー、11はピンカバーガイド部、12,14,16,32,33,35は係止鍔、13は中継カバーガイド部、21,22は係止縁、31は貫通孔、41,42,45,46は文字表示、47は溝、48は凸部、51は電極、52は穴、Aは第一の規定値、Bは第二の規定値、D1,D2,D3は距離、Xは探針2の軸線である。

Claims (6)

  1. 電気的特性を測定する測定器に接続されて先端側を測定対象物に接触させる導電性で略棒状の探針と、該探針の後端側を覆って支持する絶縁性の把持部と、該探針の先端側を外界に突出させる貫通孔を有して、該探針の軸線方向に移動自在に該把持部に嵌められており、この軸線方向への移動によって第一の規定値の長さからそれより長い第二の規定値の長さまでの範囲で可変させて該貫通孔から該探針を外界に突出させる探針カバーと、該探針カバーを該探針の先端側に向けて付勢する弾性体とを有し、
    該探針カバーが、該軸線方向に所定範囲にわたって移動自在に該把持部に嵌められる略筒状の中継カバーと、該貫通孔を先端側に有すると共に該中継カバーに対して該軸線方向に所定範囲にわたって相対的に移動自在に後端側が該中継カバーに嵌められる略筒状のピンカバーとによって構成されていることを特徴とする測定用プローブ。
  2. 前記中継カバーが前記ピンカバーの外側に嵌められており、該中継カバーに対する該ピンカバーの移動によって該中継カバーで覆われる該ピンカバーの表面に、前記第一の規定値の長さで外界に突出した該探針および前記測定器を用いて測定可能な安全規格上の区分を表す第一の表示が付されており、該中継カバーで覆われない該ピンカバーの表面に、前記第二の規定値の長さで外界に突出した該探針および該測定器を用いて測定可能な安全規格上の区分を表す第二の表示が付されていることを特徴とする請求項に記載の測定用プローブ。
  3. 前記中継カバーの移動で覆われる前記ピンカバーの表面と該中継カバーの移動で覆われない該表面との境界を跨ぐように前記第一および第二の表示を兼用するローマ数字のIIIが付されており、該中継カバーで覆われない状態で前記第一の表示として該IIIが視認可能であり、該中継カバーで覆われた状態で該IIIのうちのIが該中継カバーで覆われて前記第二の表示としてIIが視認可能であることを特徴とする請求項に記載の測定用プローブ。
  4. 前記把持部に対して前記中継カバーが移動自在な所定範囲を距離D1とし、該中継カバーに対して前記ピンカバーが移動自在な所定範囲を距離D2としたときに、距離D1>D2の関係で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の測定用プローブ。
  5. 前記弾性体が、前記探針カバーの内側で前記探針に軸を貫かれて前記把持部および該探針カバーに架け渡された圧縮コイルばねであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の測定用プローブ。
  6. 前記探針カバーおよび前記把持部が、前記第二の規定値の長さで前記探針を外界に突出させた状態で該探針カバーを該把持部に位置固定するロック機構を有していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の測定用プローブ。
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