JP2002303638A - 測定器用プローブ - Google Patents
測定器用プローブInfo
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- JP2002303638A JP2002303638A JP2001106644A JP2001106644A JP2002303638A JP 2002303638 A JP2002303638 A JP 2002303638A JP 2001106644 A JP2001106644 A JP 2001106644A JP 2001106644 A JP2001106644 A JP 2001106644A JP 2002303638 A JP2002303638 A JP 2002303638A
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- hook
- switching means
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定作業を効率的かつ安全に行うことができ
る測定器用プローブを提供する。 【解決手段】 プローブ本体2の両端に接触子6・7を
設け、このプローブ本体2をケース3内に摺動自在に収
納し、上記プローブ本体2に設けた切換手段21により
上記の二つの接触子6・7を切換可能に構成して、いず
れの接触子もケース3から出没自在に構成するととも
に、いずれか一方の接触子を突出させるときは他方の接
触子はケース3内に没入するように構成する。
る測定器用プローブを提供する。 【解決手段】 プローブ本体2の両端に接触子6・7を
設け、このプローブ本体2をケース3内に摺動自在に収
納し、上記プローブ本体2に設けた切換手段21により
上記の二つの接触子6・7を切換可能に構成して、いず
れの接触子もケース3から出没自在に構成するととも
に、いずれか一方の接触子を突出させるときは他方の接
触子はケース3内に没入するように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オシロスコープや
テスタ等の測定器に使用されるプローブに関し、詳しく
は、測定作業を効率的かつ安全に行えるプローブに関す
る。
テスタ等の測定器に使用されるプローブに関し、詳しく
は、測定作業を効率的かつ安全に行えるプローブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】オシロスコープによる電気信号の波形観
測やテスタによる導通試験はプローブを用いて行うのが
一般的である。かかるプローブは通常、リード線や同軸
ケーブルによって測定器と接続され、その先端に設けら
れた接触子を測定対象と接触させて各種測定を行うよう
になっている。
測やテスタによる導通試験はプローブを用いて行うのが
一般的である。かかるプローブは通常、リード線や同軸
ケーブルによって測定器と接続され、その先端に設けら
れた接触子を測定対象と接触させて各種測定を行うよう
になっている。
【0003】プローブの接触子にはその種類により様々
な形状のものがあり、測定対象にあわせてその都度適当
な形状のプローブに交換・使用しているのが現状であ
る。
な形状のものがあり、測定対象にあわせてその都度適当
な形状のプローブに交換・使用しているのが現状であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の測定
作業にあっては、予め複数のプローブを用意しておく必
要があり、また、それらをいちいち交換して使用しなけ
ればならないので作業効率が劣るという問題があった。
作業にあっては、予め複数のプローブを用意しておく必
要があり、また、それらをいちいち交換して使用しなけ
ればならないので作業効率が劣るという問題があった。
【0005】一方、かかる問題に対しては、プローブの
先端に別形状の接触子を備えた補助具を取り付けること
により、さまざまな測定対象にも対応できるようにして
いるものもある。
先端に別形状の接触子を備えた補助具を取り付けること
により、さまざまな測定対象にも対応できるようにして
いるものもある。
【0006】しかし、測定対象に応じて補助具を取り替
えなければならないことに変わりはなく、その間測定作
業が中断されるという問題は依然解消されていない。
えなければならないことに変わりはなく、その間測定作
業が中断されるという問題は依然解消されていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、以下のように構成したこと
を特徴とする。請求項1に記載の発明は、両端に接触子
6・7を有するプローブ本体2と、このプローブ本体2
を摺動自在に支承したケース3とを備え、上記プローブ
本体2に切換手段21を設けるとともに、この切換手段
21を案内するスリット5を上記ケース3に設け、この
切換手段21により上記の二つの接触子6・7を切換可
能に構成して、いずれの接触子もケース3から出没自在
に構成するとともに、いずれか一方の接触子を突出させ
るときは他方の接触子はケース3内に没入するように構
成したことを特徴とする。
するためになされたもので、以下のように構成したこと
を特徴とする。請求項1に記載の発明は、両端に接触子
6・7を有するプローブ本体2と、このプローブ本体2
を摺動自在に支承したケース3とを備え、上記プローブ
本体2に切換手段21を設けるとともに、この切換手段
21を案内するスリット5を上記ケース3に設け、この
切換手段21により上記の二つの接触子6・7を切換可
能に構成して、いずれの接触子もケース3から出没自在
に構成するとともに、いずれか一方の接触子を突出させ
るときは他方の接触子はケース3内に没入するように構
成したことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
した測定器用プローブにおいて、一方の接触子6を鉤状
に形成し、この鉤状接触子6には、それに沿って摺動自
在で、かつ、鉤部6a側に向けて第一ばね12によって
付勢されたスリーブ11を設け、このスリーブ11に鉤
状接触子6の鉤部6aを係止する受座13を付設し、こ
のスリーブ11をケース3から出没自在に構成する一
方、規制手段16によって一定以上のスリーブ11の突
出を規制したことを特徴とする。
した測定器用プローブにおいて、一方の接触子6を鉤状
に形成し、この鉤状接触子6には、それに沿って摺動自
在で、かつ、鉤部6a側に向けて第一ばね12によって
付勢されたスリーブ11を設け、このスリーブ11に鉤
状接触子6の鉤部6aを係止する受座13を付設し、こ
のスリーブ11をケース3から出没自在に構成する一
方、規制手段16によって一定以上のスリーブ11の突
出を規制したことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載した測定器用プローブにおいて、ケース3内に
第二ばね30を設け、この第二ばね30によって切換手
段21を中立位置51に付勢したことを特徴とする。
2に記載した測定器用プローブにおいて、ケース3内に
第二ばね30を設け、この第二ばね30によって切換手
段21を中立位置51に付勢したことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
した測定器用プローブにおいて、一方の接触子6を鉤状
に形成し、鉤状接触子6の鉤部6aを係止する受座13
をケース3に付設し、ケース3内に設けたばね31によ
って切換手段21を中立位置51に付勢するとともに、
切換手段21が中立位置51にあるときは、いずれの接
触子6・7もケース3内に没入しているように構成した
ことを特徴とする。
した測定器用プローブにおいて、一方の接触子6を鉤状
に形成し、鉤状接触子6の鉤部6aを係止する受座13
をケース3に付設し、ケース3内に設けたばね31によ
って切換手段21を中立位置51に付勢するとともに、
切換手段21が中立位置51にあるときは、いずれの接
触子6・7もケース3内に没入しているように構成した
ことを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
した測定器用プローブにおいて、少なくとも鉤状接触子
出没側のケース3の端部を先細りテーパ状に形成し、そ
の開口端に受座13を付設したことを特徴とする。
した測定器用プローブにおいて、少なくとも鉤状接触子
出没側のケース3の端部を先細りテーパ状に形成し、そ
の開口端に受座13を付設したことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項3ないし
5のいずれかに記載した測定器用プローブにおいて、一
方の接触子7を棒状に形成し、プローブ本体2側に設け
た被係止部34とケース3側に設けた係止部35とを係
止させることにより、少なくとも棒状接触子突出位置5
2において切換手段21を保持できるようにしたことを
特徴とする。
5のいずれかに記載した測定器用プローブにおいて、一
方の接触子7を棒状に形成し、プローブ本体2側に設け
た被係止部34とケース3側に設けた係止部35とを係
止させることにより、少なくとも棒状接触子突出位置5
2において切換手段21を保持できるようにしたことを
特徴とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項4または
5に記載した測定器用プローブにおいて、ケース3内に
支持部38を設け、この支持部38とプローブ本体2と
の当接点を支点として切換手段21を押圧することによ
りプローブ本体2を撓らせて鉤状接触子6の鉤部6aと
受座13との係止を解除できるようにしたことを特徴と
する。
5に記載した測定器用プローブにおいて、ケース3内に
支持部38を設け、この支持部38とプローブ本体2と
の当接点を支点として切換手段21を押圧することによ
りプローブ本体2を撓らせて鉤状接触子6の鉤部6aと
受座13との係止を解除できるようにしたことを特徴と
する。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項4または
5に記載した測定器用プローブにおいて、プローブ本体
2に屈曲部または屈折部40を設け、この屈曲部または
屈折部40とケース3の内周面との当接点を支点として
切換手段21を押圧することによりプローブ本体2を撓
らせて鉤状接触子6の鉤部6aと受座13との係止を解
除できるようにしたことを特徴とする。
5に記載した測定器用プローブにおいて、プローブ本体
2に屈曲部または屈折部40を設け、この屈曲部または
屈折部40とケース3の内周面との当接点を支点として
切換手段21を押圧することによりプローブ本体2を撓
らせて鉤状接触子6の鉤部6aと受座13との係止を解
除できるようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項7または
8に記載した測定器用プローブにおいて、一方の接触子
7を棒状に形成し、プローブ本体2を予め反らせて板ば
ねとして構成し、この板ばねのばね力によって、プロー
ブ本体2側に設けた被係止部34とケース3側に設けた
係止部35とを係止させて、少なくとも棒状接触子突出
位置52において切換手段21を保持できるようにした
ことを特徴とする
8に記載した測定器用プローブにおいて、一方の接触子
7を棒状に形成し、プローブ本体2を予め反らせて板ば
ねとして構成し、この板ばねのばね力によって、プロー
ブ本体2側に設けた被係止部34とケース3側に設けた
係止部35とを係止させて、少なくとも棒状接触子突出
位置52において切換手段21を保持できるようにした
ことを特徴とする
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項7また
は8に記載した測定器用プローブにおいて、一方の接触
子7を棒状に形成し、切換手段21に首部23と根元部
24とを設け、首部23は根元部24より細くしてスリ
ット5を挿通できるようにする一方、少なくとも棒状接
触子突出位置52では、根元部24が嵌合できる大きさ
にスリット5を形成し、プローブ本体2を予め反らせて
板ばねとして構成し、この板ばねのばね力によって、少
なくとも棒状接触子突出位置52において切換手段21
の根元部24がスリット5に嵌合して保持されるように
したことを特徴とする。
は8に記載した測定器用プローブにおいて、一方の接触
子7を棒状に形成し、切換手段21に首部23と根元部
24とを設け、首部23は根元部24より細くしてスリ
ット5を挿通できるようにする一方、少なくとも棒状接
触子突出位置52では、根元部24が嵌合できる大きさ
にスリット5を形成し、プローブ本体2を予め反らせて
板ばねとして構成し、この板ばねのばね力によって、少
なくとも棒状接触子突出位置52において切換手段21
の根元部24がスリット5に嵌合して保持されるように
したことを特徴とする。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項1ない
し10のいずれかに記載した測定器用プローブにおい
て、プローブ本体2と接続されたリード線4を切換手段
21から延出したことを特徴とする。
し10のいずれかに記載した測定器用プローブにおい
て、プローブ本体2と接続されたリード線4を切換手段
21から延出したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。図1ないし図4は第一実施形
態を示す。このプローブ1は導電性材料からなるプロー
ブ本体2と絶縁性のケース3とを備えている。
の形態について説明する。図1ないし図4は第一実施形
態を示す。このプローブ1は導電性材料からなるプロー
ブ本体2と絶縁性のケース3とを備えている。
【0019】プローブ本体2は略円筒形状のケース3に
収納され、かつ、ケース3内で摺動自在に支承されてお
り、リード線4を介して図外の測定器に接続されてい
る。
収納され、かつ、ケース3内で摺動自在に支承されてお
り、リード線4を介して図外の測定器に接続されてい
る。
【0020】このプローブ本体2はその両端に接触子6
・7を有し、一方の接触子6は鉤状、他方の接触子7は
棒状に形成されている。ここでは、プローブ本体2は、
途中で太さの異なる段付き中実丸棒として構成されてい
る。
・7を有し、一方の接触子6は鉤状、他方の接触子7は
棒状に形成されている。ここでは、プローブ本体2は、
途中で太さの異なる段付き中実丸棒として構成されてい
る。
【0021】鉤状接触子6には、絶縁性材料からなるス
リーブ11が設けられている。このスリーブ11は、鉤
状接触子6に外嵌され、それに沿って摺動自在に構成さ
れるとともに、ケース3に収納され、このケース3から
出没自在に構成されている。スリーブ11の内部には第
一ばね12が設けられ、この第一ばね12によってスリ
ーブ11は鉤状接触子6の鉤部6a側に付勢されてい
る。このためスリーブ11は鉤状接触子6とともにケー
ス3内を摺動することができる。スリーブ11の端部に
は鉤状接触子6の鉤部6aを係止する受座13が設けら
れている。
リーブ11が設けられている。このスリーブ11は、鉤
状接触子6に外嵌され、それに沿って摺動自在に構成さ
れるとともに、ケース3に収納され、このケース3から
出没自在に構成されている。スリーブ11の内部には第
一ばね12が設けられ、この第一ばね12によってスリ
ーブ11は鉤状接触子6の鉤部6a側に付勢されてい
る。このためスリーブ11は鉤状接触子6とともにケー
ス3内を摺動することができる。スリーブ11の端部に
は鉤状接触子6の鉤部6aを係止する受座13が設けら
れている。
【0022】このプローブ1には、一定以上のスリーブ
11の突出を規制する規制手段16が設けられている。
本実施形態では、この規制手段16は、スリーブ11の
端部に設けたフランジ部17と、ケース3に内嵌した円
筒部材18とからなる。この規制手段16は、後述する
切換手段21が中立位置51から鉤状接触子突出位置5
3に移動する途中で機能するようにその位置が決められ
る。本実施形態では、切換手段21が中立位置51にあ
るときに上記フランジ部17が円筒部材18の端部に当
接するようにしてある。このため、切換手段21を中立
位置51から鉤状接触子突出位置53に移動させてもス
リーブ11はそれ以上突出できないようになっている。
但し、フランジ部17が円筒部材18に当接する位置
は、切換手段21が中立位置51から鉤状接触子突出位
置53に移動する途中でスリーブ11の突出を規制する
ように決められていればよく、上記構成に限定されるも
のではない。
11の突出を規制する規制手段16が設けられている。
本実施形態では、この規制手段16は、スリーブ11の
端部に設けたフランジ部17と、ケース3に内嵌した円
筒部材18とからなる。この規制手段16は、後述する
切換手段21が中立位置51から鉤状接触子突出位置5
3に移動する途中で機能するようにその位置が決められ
る。本実施形態では、切換手段21が中立位置51にあ
るときに上記フランジ部17が円筒部材18の端部に当
接するようにしてある。このため、切換手段21を中立
位置51から鉤状接触子突出位置53に移動させてもス
リーブ11はそれ以上突出できないようになっている。
但し、フランジ部17が円筒部材18に当接する位置
は、切換手段21が中立位置51から鉤状接触子突出位
置53に移動する途中でスリーブ11の突出を規制する
ように決められていればよく、上記構成に限定されるも
のではない。
【0023】プローブ本体2には、その中間部に切換手
段21が設けられている。本実施形態では切換手段21
をプローブ本体2の中間部に突設あるいは植設し、その
端部においてリード線4と接続するとともに、絶縁カバ
ー26で被覆している。
段21が設けられている。本実施形態では切換手段21
をプローブ本体2の中間部に突設あるいは植設し、その
端部においてリード線4と接続するとともに、絶縁カバ
ー26で被覆している。
【0024】ケース3内には第二ばね30が設けられ
る。本実施形態では、第二ばね30は切換手段21と棒
状接触子7との間に位置するようにプローブ本体2に外
嵌されている。第二ばね30の一端はプローブ本体2側
に固定され、他端はケース3側に固定されている。この
第二ばね30は、切換手段21を後述する中立位置51
に付勢するためのものであるが、後に説明するように、
鉤状接触子6を突出させているときに、第一ばね12と
協働して鉤部6aを受座13方向に付勢する機能をも果
たす。なお、第二ばね30は、切換手段21と棒状接触
子7との間ではなく、切換手段21と鉤状接触子6との
間あるいはその両方に設けてもよい。
る。本実施形態では、第二ばね30は切換手段21と棒
状接触子7との間に位置するようにプローブ本体2に外
嵌されている。第二ばね30の一端はプローブ本体2側
に固定され、他端はケース3側に固定されている。この
第二ばね30は、切換手段21を後述する中立位置51
に付勢するためのものであるが、後に説明するように、
鉤状接触子6を突出させているときに、第一ばね12と
協働して鉤部6aを受座13方向に付勢する機能をも果
たす。なお、第二ばね30は、切換手段21と棒状接触
子7との間ではなく、切換手段21と鉤状接触子6との
間あるいはその両方に設けてもよい。
【0025】ケース3の周面には、上記切換手段21に
対応してスリット5が設けられ、このスリット5から切
換手段21が外部に突出するように構成されている。本
実施形態では、このスリット5は次のように構成され
る。まず、ケース3の周面において長手方向に沿って鉤
状接触子出没側端部からみて順に鉤状接触子突出位置5
3、中立位置51、棒状接触子突出位置52を開口す
る。ここで、鉤状接触子突出位置53は鉤状接触子6が
受座13から離れて必要な程度突出する位置とし、中立
位置51は第二ばね30が自然長にある位置とし、棒状
接触子突出位置52は棒状接触子7がケース3の端部か
ら十分突出する位置とする。次に、鉤状接触子突出位置
53に穿った開口部と中立位置51に穿った開口部とを
つなげて長手方向に延びる一連のスリットを形成する。
さらに中立位置51からは円周方向に約90度の円弧を
描いてスリットを形成する。そこからはまた長手方向に
スリットを刻む一方、前記棒状接触子突出位置52から
円周方向に上記と同じ角度(約90度)だけ円弧を描い
て形成したスリットとつなげる。このようにして、鉤状
接触子突出位置53と中立位置51と棒状接触子突出位
置52とを一連につなげたスリット5が形成される(図
4参照)。このスリット5は、切換手段21を案内する
機能を有するだけでなく、第二ばね30の反発に抗して
切換手段21を棒状接触子突出位置52に保持する機能
をも果たす。すなわち、切換手段21自体を被係止部3
4とし、棒状接触子突出位置52から円周方向に円弧を
描いて形成された部分のスリットを係止部35として、
切換手段21をこの部分に係止させることにより棒状接
触子突出位置52において保持できるようにしてある。
なお、本実施形態では、中立位置51から円周方向に約
90度の円弧を描いてスリットを形成したが、90度に
限定されるものではない。
対応してスリット5が設けられ、このスリット5から切
換手段21が外部に突出するように構成されている。本
実施形態では、このスリット5は次のように構成され
る。まず、ケース3の周面において長手方向に沿って鉤
状接触子出没側端部からみて順に鉤状接触子突出位置5
3、中立位置51、棒状接触子突出位置52を開口す
る。ここで、鉤状接触子突出位置53は鉤状接触子6が
受座13から離れて必要な程度突出する位置とし、中立
位置51は第二ばね30が自然長にある位置とし、棒状
接触子突出位置52は棒状接触子7がケース3の端部か
ら十分突出する位置とする。次に、鉤状接触子突出位置
53に穿った開口部と中立位置51に穿った開口部とを
つなげて長手方向に延びる一連のスリットを形成する。
さらに中立位置51からは円周方向に約90度の円弧を
描いてスリットを形成する。そこからはまた長手方向に
スリットを刻む一方、前記棒状接触子突出位置52から
円周方向に上記と同じ角度(約90度)だけ円弧を描い
て形成したスリットとつなげる。このようにして、鉤状
接触子突出位置53と中立位置51と棒状接触子突出位
置52とを一連につなげたスリット5が形成される(図
4参照)。このスリット5は、切換手段21を案内する
機能を有するだけでなく、第二ばね30の反発に抗して
切換手段21を棒状接触子突出位置52に保持する機能
をも果たす。すなわち、切換手段21自体を被係止部3
4とし、棒状接触子突出位置52から円周方向に円弧を
描いて形成された部分のスリットを係止部35として、
切換手段21をこの部分に係止させることにより棒状接
触子突出位置52において保持できるようにしてある。
なお、本実施形態では、中立位置51から円周方向に約
90度の円弧を描いてスリットを形成したが、90度に
限定されるものではない。
【0026】中立位置51においては、図1に示すよう
に、鉤状接触子6はスリーブ11の受座13に係止さ
れ、棒状接触子7はケース3内に収納されているように
構成される。予期しない接触事故を避けるためである。
したがって、プローブ本体2の長さとケース3の長さと
の関係はこれにより定められる。但し、中立位置51に
おいて、棒状接触子7のみならずスリーブ11もケース
3内に収納されるようにすることももちろん可能であ
る。
に、鉤状接触子6はスリーブ11の受座13に係止さ
れ、棒状接触子7はケース3内に収納されているように
構成される。予期しない接触事故を避けるためである。
したがって、プローブ本体2の長さとケース3の長さと
の関係はこれにより定められる。但し、中立位置51に
おいて、棒状接触子7のみならずスリーブ11もケース
3内に収納されるようにすることももちろん可能であ
る。
【0027】次に、第一実施形態の動作を説明する。図
1は本実施形態において、切換手段21が中立位置51
にある状態を示す。上述のように、中立位置51におい
ては、鉤状接触子6は受座13に係止され、棒状接触子
7はケース3内に収納されている。このとき、第二ばね
30は自然長にあり、負荷が作用していない。
1は本実施形態において、切換手段21が中立位置51
にある状態を示す。上述のように、中立位置51におい
ては、鉤状接触子6は受座13に係止され、棒状接触子
7はケース3内に収納されている。このとき、第二ばね
30は自然長にあり、負荷が作用していない。
【0028】この状態から棒状接触子7を突出させる場
合を考える。それにはまず、図1において切換手段21
をスリット5に沿って円周方向に移動させる。このと
き、第二ばね30にはねじりが加えられるため、かかる
ねじりに対する反発が切換手段21に作用する。
合を考える。それにはまず、図1において切換手段21
をスリット5に沿って円周方向に移動させる。このと
き、第二ばね30にはねじりが加えられるため、かかる
ねじりに対する反発が切換手段21に作用する。
【0029】このような状態のまま、次に切換手段21
を長手方向に移動させる。このとき、本実施形態に従え
ば第二ばね30の圧縮が伴う。したがって、長手方向へ
の移動には結局、第二ばね30のねじりに対する反発と
圧縮に対する反発とが同時に作用する。
を長手方向に移動させる。このとき、本実施形態に従え
ば第二ばね30の圧縮が伴う。したがって、長手方向へ
の移動には結局、第二ばね30のねじりに対する反発と
圧縮に対する反発とが同時に作用する。
【0030】長手方向の移動を完了させたら、上記反発
のうちねじりに対する反発のみを解放しつつ、切換手段
21を棒状接触子突出位置52まで円周方向に移動させ
る。これにより、中立位置51から棒状接触子突出位置
52への切り換えが完了する。図2は切換手段21が棒
状接触子突出位置52にある場合を示す。このとき、第
二ばね30は切換手段21を中立位置51の方向へ押し
戻そうとするが、スリット5に係止されているためこの
位置に保持される。
のうちねじりに対する反発のみを解放しつつ、切換手段
21を棒状接触子突出位置52まで円周方向に移動させ
る。これにより、中立位置51から棒状接触子突出位置
52への切り換えが完了する。図2は切換手段21が棒
状接触子突出位置52にある場合を示す。このとき、第
二ばね30は切換手段21を中立位置51の方向へ押し
戻そうとするが、スリット5に係止されているためこの
位置に保持される。
【0031】上記の動作からも判るように、棒状接触子
突出位置52においては、ねじりに対する反発は解放さ
れているため、圧縮に対する反発のみが作用することに
なる。また、鉤状接触子6は受座13に係止したままス
リーブ11ごとケース3内に没入している。
突出位置52においては、ねじりに対する反発は解放さ
れているため、圧縮に対する反発のみが作用することに
なる。また、鉤状接触子6は受座13に係止したままス
リーブ11ごとケース3内に没入している。
【0032】棒状接触子突出位置52から中立位置51
に戻すには上記の手順を逆に辿ればよい。このとき、本
実施形態のように第二ばね30を設けておけばこの第二
ばね30のばね力を利用できるため、中立位置51への
復帰を迅速かつ容易に行えるという利点がある。
に戻すには上記の手順を逆に辿ればよい。このとき、本
実施形態のように第二ばね30を設けておけばこの第二
ばね30のばね力を利用できるため、中立位置51への
復帰を迅速かつ容易に行えるという利点がある。
【0033】次に、中立位置51から鉤状接触子突出位
置53への切り換えについて説明する。先述したよう
に、中立位置51と鉤状接触子突出位置53とをつなぐ
スリットは長手方向に延びている。そこでこのスリット
に沿って切換手段21を移動させれば、スリーブ11は
規制手段16によって突出を規制されるので、鉤状接触
子6のみが受座13との係止を解除されて突出すること
になる(図3参照)。
置53への切り換えについて説明する。先述したよう
に、中立位置51と鉤状接触子突出位置53とをつなぐ
スリットは長手方向に延びている。そこでこのスリット
に沿って切換手段21を移動させれば、スリーブ11は
規制手段16によって突出を規制されるので、鉤状接触
子6のみが受座13との係止を解除されて突出すること
になる(図3参照)。
【0034】このとき、第一ばね12は圧縮され、第二
ばね30は引っ張られるので、両者の反発を受けて、切
換手段21には上記移動中のみならず鉤状接触子突出位
置53にあるときでもつねに中立位置51に復帰しよう
とする力が働くことになる。
ばね30は引っ張られるので、両者の反発を受けて、切
換手段21には上記移動中のみならず鉤状接触子突出位
置53にあるときでもつねに中立位置51に復帰しよう
とする力が働くことになる。
【0035】本実施形態では、スリット5の形状からも
判るように、鉤状接触子突出位置53は、棒状接触子突
出位置52とは異なり、その位置で切換手段21を固定
できるようにはなっていないが、鉤状接触子突出位置5
3におけるスリット5の形状を工夫してこの位置で切換
手段21を保持できるようにすることももちろん可能で
ある。たとえば、鉤状接触子突出位置53においてさら
に円周方向にスリットを刻み、これを長手方向に沿って
中立位置側に少し戻るように形成して、ここに切換手段
21を引っ掛けて固定させるようにしてもよい。
判るように、鉤状接触子突出位置53は、棒状接触子突
出位置52とは異なり、その位置で切換手段21を固定
できるようにはなっていないが、鉤状接触子突出位置5
3におけるスリット5の形状を工夫してこの位置で切換
手段21を保持できるようにすることももちろん可能で
ある。たとえば、鉤状接触子突出位置53においてさら
に円周方向にスリットを刻み、これを長手方向に沿って
中立位置側に少し戻るように形成して、ここに切換手段
21を引っ掛けて固定させるようにしてもよい。
【0036】鉤状接触子6を用いた測定作業は鉤部6a
と受座13との間に測定ラインを挟んで行われる。それ
には、切換手段21を鉤状接触子突出位置53に移動さ
せ、その状態をばね力に抗して維持しつつ、鉤部6aに
測定ラインを係止して、切換手段21を解放する。そう
すれば、第一ばね12と第二ばね30のばね力によって
鉤部6aと受座13との間に測定ラインが挟持され、測
定ラインを挟持・固定し続けるための労力が不要とな
り、測定作業を容易に行えるという利点がある。
と受座13との間に測定ラインを挟んで行われる。それ
には、切換手段21を鉤状接触子突出位置53に移動さ
せ、その状態をばね力に抗して維持しつつ、鉤部6aに
測定ラインを係止して、切換手段21を解放する。そう
すれば、第一ばね12と第二ばね30のばね力によって
鉤部6aと受座13との間に測定ラインが挟持され、測
定ラインを挟持・固定し続けるための労力が不要とな
り、測定作業を容易に行えるという利点がある。
【0037】なお、中立位置51では、第二ばね30は
自然状態にあるためプローブ本体2に対し何ら作用しな
いが、第一ばね12はつねにスリーブ11を鉤部6a側
に向けて付勢しているため、鉤部6aは受座13に係止
されていることに留意する。また、規制手段16によっ
てスリーブ11の突出が規制されるまではプローブ本体
2とスリーブ11は一体となってケース3内を摺動する
ことに留意する。
自然状態にあるためプローブ本体2に対し何ら作用しな
いが、第一ばね12はつねにスリーブ11を鉤部6a側
に向けて付勢しているため、鉤部6aは受座13に係止
されていることに留意する。また、規制手段16によっ
てスリーブ11の突出が規制されるまではプローブ本体
2とスリーブ11は一体となってケース3内を摺動する
ことに留意する。
【0038】測定作業後鉤部6aと受座13との間から
測定ラインを放すには、切換手段21を一旦鉤状接触子
突出位置53側へ移動させて鉤状接触子6を突出させ、
この状態で鉤部6aから測定ラインをはずせばよい。
測定ラインを放すには、切換手段21を一旦鉤状接触子
突出位置53側へ移動させて鉤状接触子6を突出させ、
この状態で鉤部6aから測定ラインをはずせばよい。
【0039】図5ないし図8は第二実施形態を示してい
る。このプローブ1も導電性材料からなるプローブ本体
2と絶縁性のケース3とを備えている。
る。このプローブ1も導電性材料からなるプローブ本体
2と絶縁性のケース3とを備えている。
【0040】プローブ本体2は、両端が先細りテーパ形
状を有する筒状のケース3に収納され、かつ、ケース3
内で摺動自在に支承されており、リード線4を介して測
定器(図外)に接続されている。
状を有する筒状のケース3に収納され、かつ、ケース3
内で摺動自在に支承されており、リード線4を介して測
定器(図外)に接続されている。
【0041】このプローブ本体2はその両端に接触子6
・7を有し、一方の接触子6は鉤状、他方の接触子7は
棒状に形成されている。但し、プローブ本体2の形状は
やや扁平に形成されており、しかも、図6に示すよう
に、スリット5側に凸となるように予め反らせて板ばね
として構成されている。
・7を有し、一方の接触子6は鉤状、他方の接触子7は
棒状に形成されている。但し、プローブ本体2の形状は
やや扁平に形成されており、しかも、図6に示すよう
に、スリット5側に凸となるように予め反らせて板ばね
として構成されている。
【0042】プローブ本体2には絶縁性材料からなる切
換手段21が設けられている。本実施形態における切換
手段21は、弓なりに反ったプローブ本体2の最頂部に
固定されている。しかし必ずしもこの位置に限定される
ものではない。
換手段21が設けられている。本実施形態における切換
手段21は、弓なりに反ったプローブ本体2の最頂部に
固定されている。しかし必ずしもこの位置に限定される
ものではない。
【0043】この切換手段21は押圧部22と首部23
と根元部24とを備えている。押圧部22は切換手段2
1の操作の際に指を当てる部分であり、後述するよう
に、ここを押圧して板ばねとしてのプローブ本体2に負
荷をかけ、プローブ本体2を撓ませることができる。
と根元部24とを備えている。押圧部22は切換手段2
1の操作の際に指を当てる部分であり、後述するよう
に、ここを押圧して板ばねとしてのプローブ本体2に負
荷をかけ、プローブ本体2を撓ませることができる。
【0044】首部23は押圧部22と根元部24との間
に形成され、リード線4を通す穴が設けられている。す
なわち、その内部は図示していないが、リード線4をこ
の穴に通してプローブ本体2と接続させている。なお、
首部23の太さは次に述べる根元部24よりも細くし、
スリット5内のいずれの位置においてもスリット5を挿
通できるようにする。
に形成され、リード線4を通す穴が設けられている。す
なわち、その内部は図示していないが、リード線4をこ
の穴に通してプローブ本体2と接続させている。なお、
首部23の太さは次に述べる根元部24よりも細くし、
スリット5内のいずれの位置においてもスリット5を挿
通できるようにする。
【0045】根元部24は切換手段21をプローブ本体
2に固定させている箇所であり、また、後述するよう
に、この根元部24を被係止部34として、スリット5
に設けた係止部35に係止させて切換手段21を棒状接
触子突出位置52において保持するために用いられるも
のである。
2に固定させている箇所であり、また、後述するよう
に、この根元部24を被係止部34として、スリット5
に設けた係止部35に係止させて切換手段21を棒状接
触子突出位置52において保持するために用いられるも
のである。
【0046】なお、この根元部24には、スリット5へ
の一定以上の嵌入を阻止する突条25が設けられてい
る。ばね31とケース3の内周面との干渉を避けるため
である。
の一定以上の嵌入を阻止する突条25が設けられてい
る。ばね31とケース3の内周面との干渉を避けるため
である。
【0047】ケース3はその両端が先細りテーパ状に形
成され、ケース3の内周面を開口端に向けて傾斜させて
ある。ケース3の鉤状接触子出没側端部には受座13が
設けられている。本実施形態では、開口端に切り欠きを
設けて受座13としている。切り欠きを設けず開口縁を
そのまま受座13として用いてもよい。
成され、ケース3の内周面を開口端に向けて傾斜させて
ある。ケース3の鉤状接触子出没側端部には受座13が
設けられている。本実施形態では、開口端に切り欠きを
設けて受座13としている。切り欠きを設けず開口縁を
そのまま受座13として用いてもよい。
【0048】切換手段21あるいはプローブ本体2はケ
ース3内に設けたばね31によって中立位置51に付勢
されている。本実施形態では、このばね31は切換手段
21と棒状接触子7との間に位置するようにプローブ本
体2に外嵌され、その一端は切換手段21に固定され、
他端はケース3側に固定されている。但し、その一端を
プローブ本体2側に他端をケース3側に固定すればよ
く、したがって、切換手段21ではなく直接プローブ本
体2に固定してもよい。なお、切換手段21と棒状接触
子7との間に設けるのではなく、切換手段21と鉤状接
触子6との間あるいはその両方にこのばね31を設けて
もよい。
ース3内に設けたばね31によって中立位置51に付勢
されている。本実施形態では、このばね31は切換手段
21と棒状接触子7との間に位置するようにプローブ本
体2に外嵌され、その一端は切換手段21に固定され、
他端はケース3側に固定されている。但し、その一端を
プローブ本体2側に他端をケース3側に固定すればよ
く、したがって、切換手段21ではなく直接プローブ本
体2に固定してもよい。なお、切換手段21と棒状接触
子7との間に設けるのではなく、切換手段21と鉤状接
触子6との間あるいはその両方にこのばね31を設けて
もよい。
【0049】なお、第二実施形態において、このばね3
1は、切換手段21を中立位置51に付勢する機能を有
するとともに、突出させた鉤状接触子6を受座13側に
付勢する機能をも有している。このため、第一実施形態
における第二ばね30と第二実施形態におけるこのばね
31との相違について付言すると、第一実施形態では、
第一ばね12と第二ばね30とが一緒に作用して鉤部6
aを受座13に付勢させており、場合によっては、第一
ばね12のみによってもこの機能を果たすことができる
が、第二実施形態あるいは後述する第三実施形態におい
ては、このばね31が鉤部6aを受座13に付勢させ、
測定ラインを挟持・固定する役目を果たす。
1は、切換手段21を中立位置51に付勢する機能を有
するとともに、突出させた鉤状接触子6を受座13側に
付勢する機能をも有している。このため、第一実施形態
における第二ばね30と第二実施形態におけるこのばね
31との相違について付言すると、第一実施形態では、
第一ばね12と第二ばね30とが一緒に作用して鉤部6
aを受座13に付勢させており、場合によっては、第一
ばね12のみによってもこの機能を果たすことができる
が、第二実施形態あるいは後述する第三実施形態におい
ては、このばね31が鉤部6aを受座13に付勢させ、
測定ラインを挟持・固定する役目を果たす。
【0050】ケース3には、前記切換手段21を案内す
るスリット5が設けられ、このスリット5から切換手段
21が外部に突出するように構成されている。第二実施
形態では、このスリット5は次のように形成される。
るスリット5が設けられ、このスリット5から切換手段
21が外部に突出するように構成されている。第二実施
形態では、このスリット5は次のように形成される。
【0051】まず、ケース3の周面において長手方向に
沿って鉤状接触子出没側端部からみて順に鉤状接触子突
出位置53、鉤状接触子係止位置54、棒状接触子突出
位置52を開口する。ここで、鉤状接触子係止位置54
とは、鉤状接触子6の鉤部6aがちょうど受座13に係
止しているときに切換手段21がとる位置をいう。それ
以外の位置は第一実施形態の場合と同様である。
沿って鉤状接触子出没側端部からみて順に鉤状接触子突
出位置53、鉤状接触子係止位置54、棒状接触子突出
位置52を開口する。ここで、鉤状接触子係止位置54
とは、鉤状接触子6の鉤部6aがちょうど受座13に係
止しているときに切換手段21がとる位置をいう。それ
以外の位置は第一実施形態の場合と同様である。
【0052】ここで、上記三つの位置に穿った開口部
は、切換手段21の根元部24が嵌合し得る大きさとす
る。
は、切換手段21の根元部24が嵌合し得る大きさとす
る。
【0053】次に、上記三つの位置のうち、鉤状接触子
突出位置53と鉤状接触子係止位置54に穿った開口部
をつなげて一連のスリット(以下、「鉤状接触子突出操
作域」という。)を形成する。この鉤状接触子突出操作
域55は、切換手段21の根元部24が嵌合できる大き
さに形成し、切換手段21がその根元部24においてス
ライドできるようにしておく。
突出位置53と鉤状接触子係止位置54に穿った開口部
をつなげて一連のスリット(以下、「鉤状接触子突出操
作域」という。)を形成する。この鉤状接触子突出操作
域55は、切換手段21の根元部24が嵌合できる大き
さに形成し、切換手段21がその根元部24においてス
ライドできるようにしておく。
【0054】このようにして形成した鉤状接触子突出操
作域55を、さらに棒状接触子突出位置52に穿った開
口部につなげて最終的なスリットの形状とするのである
が、両者をつなぐ部分のスリットの幅は鉤状接触子突出
操作域55や棒状接触子突出位置52の幅よりも狭く
し、切換手段21の首部23は挿通するが根元部24は
嵌合できない大きさに形成する。したがって、この区間
では、切換手段21は首部23において案内され、切換
手段21の根元部24が棒状接触子突出位置52におい
てスリット5に嵌合されればそこで保持されることにな
る。
作域55を、さらに棒状接触子突出位置52に穿った開
口部につなげて最終的なスリットの形状とするのである
が、両者をつなぐ部分のスリットの幅は鉤状接触子突出
操作域55や棒状接触子突出位置52の幅よりも狭く
し、切換手段21の首部23は挿通するが根元部24は
嵌合できない大きさに形成する。したがって、この区間
では、切換手段21は首部23において案内され、切換
手段21の根元部24が棒状接触子突出位置52におい
てスリット5に嵌合されればそこで保持されることにな
る。
【0055】本実施形態では、ばね31が自然長にある
中立位置51を鉤状接触子係止位置54と棒状接触子突
出位置52との間に設ける。このため、本実施形態で
は、中立位置51において切換手段21の根元部24は
スリット5に嵌合できず、この位置において切換手段2
1を保持するための手段は特に講じられていないが、こ
の位置で保持できるようにスリット5の形状を構成して
もよい。
中立位置51を鉤状接触子係止位置54と棒状接触子突
出位置52との間に設ける。このため、本実施形態で
は、中立位置51において切換手段21の根元部24は
スリット5に嵌合できず、この位置において切換手段2
1を保持するための手段は特に講じられていないが、こ
の位置で保持できるようにスリット5の形状を構成して
もよい。
【0056】中立位置51は、図5に示すように、それ
ぞれの接触子6・7がケース3内に収納され、そのいず
れもが突出していないような位置とする。予期しない接
触事故を避けるためである。このため、ケース3の長さ
を予めプローブ本体2の長さよりも長くしておく。
ぞれの接触子6・7がケース3内に収納され、そのいず
れもが突出していないような位置とする。予期しない接
触事故を避けるためである。このため、ケース3の長さ
を予めプローブ本体2の長さよりも長くしておく。
【0057】ケース3内には支持部38が設けられてい
る。この支持部38は、後述するように、鉤状接触子6
の鉤部6aと受座13との係止を解除するために用いら
れるものである。本実施形態では、切換手段21がスリ
ット5内のいずれの位置にあってもつねに鉤状接触子6
と切換手段21との間においてプローブ本体2を支持す
るように、その位置が決められている。
る。この支持部38は、後述するように、鉤状接触子6
の鉤部6aと受座13との係止を解除するために用いら
れるものである。本実施形態では、切換手段21がスリ
ット5内のいずれの位置にあってもつねに鉤状接触子6
と切換手段21との間においてプローブ本体2を支持す
るように、その位置が決められている。
【0058】また、ケース3内には支承部39が設けら
れている。この支承部39は、切換手段21がスリット
5内のいずれの位置にあってもつねに棒状接触子7と切
換手段21との間においてプローブ本体2を支承するよ
うに、その位置が決められている。この結果、切換手段
21はつねに支持部38と支承部39との間に位置する
ことになる。なお、この支承部39は、プローブ本体2
を撓らせて鉤部6aと受座13との係止を解除する際
に、もう一方の支点を提供するものである。
れている。この支承部39は、切換手段21がスリット
5内のいずれの位置にあってもつねに棒状接触子7と切
換手段21との間においてプローブ本体2を支承するよ
うに、その位置が決められている。この結果、切換手段
21はつねに支持部38と支承部39との間に位置する
ことになる。なお、この支承部39は、プローブ本体2
を撓らせて鉤部6aと受座13との係止を解除する際
に、もう一方の支点を提供するものである。
【0059】本実施形態では、切換手段21が鉤状接触
子係止位置54と棒状接触子突出位置52との間にある
場合は、板ばねとしてのプローブ本体2に負荷が加わる
ように構成されている。すなわち、板ばねとしてのプロ
ーブ本体2の反りをある程度大きくし、切換手段21が
上記区間にある場合は、根元部24がスリット5に嵌合
できないのでケース3の内周面から押圧され、この力が
板ばねとしてのプローブ本体2に作用するように構成さ
れている。
子係止位置54と棒状接触子突出位置52との間にある
場合は、板ばねとしてのプローブ本体2に負荷が加わる
ように構成されている。すなわち、板ばねとしてのプロ
ーブ本体2の反りをある程度大きくし、切換手段21が
上記区間にある場合は、根元部24がスリット5に嵌合
できないのでケース3の内周面から押圧され、この力が
板ばねとしてのプローブ本体2に作用するように構成さ
れている。
【0060】第二実施形態の動作について次に説明す
る。図5は本実施形態において、切換手段21が中立位
置51にある状態を示す。上述のように、中立位置51
においては、いずれの接触子6・7もケース3内に収納
されており、ばね31は自然長にあるが、板ばねとして
のプローブ本体2はケース3の内周面によって押圧され
ているため、それに対する反発力が内在している。
る。図5は本実施形態において、切換手段21が中立位
置51にある状態を示す。上述のように、中立位置51
においては、いずれの接触子6・7もケース3内に収納
されており、ばね31は自然長にあるが、板ばねとして
のプローブ本体2はケース3の内周面によって押圧され
ているため、それに対する反発力が内在している。
【0061】この状態から棒状接触子7を突出させるに
は、ばね31を圧縮させつつ切換手段21を棒状接触子
突出位置52に移動させればよい。このとき、切換手段
21の押圧部22を内側すなわちプローブ本体2側に軽
く押圧しつつスライドさせれば、根元部24とケース3
の内周面との摩擦を避けることができるので、よりスム
ーズに操作できる。
は、ばね31を圧縮させつつ切換手段21を棒状接触子
突出位置52に移動させればよい。このとき、切換手段
21の押圧部22を内側すなわちプローブ本体2側に軽
く押圧しつつスライドさせれば、根元部24とケース3
の内周面との摩擦を避けることができるので、よりスム
ーズに操作できる。
【0062】棒状接触子突出位置52ではスリット5の
幅が広いため、板ばねとしてのプローブ本体2はそれに
作用する荷重を解放させてもとの姿に戻ろうとする。こ
の力が切換手段21の根元部24をスリット5に嵌合さ
せるため、切換手段21をこの位置に保持することがで
きる。言い換えれば、棒状接触子突出位置52に開けた
スリット5は係止部35として機能する。中立位置51
に戻すには、再び押圧部22をプローブ本体2側に軽く
押圧しつつ中立位置51までスライドさせればよい。
幅が広いため、板ばねとしてのプローブ本体2はそれに
作用する荷重を解放させてもとの姿に戻ろうとする。こ
の力が切換手段21の根元部24をスリット5に嵌合さ
せるため、切換手段21をこの位置に保持することがで
きる。言い換えれば、棒状接触子突出位置52に開けた
スリット5は係止部35として機能する。中立位置51
に戻すには、再び押圧部22をプローブ本体2側に軽く
押圧しつつ中立位置51までスライドさせればよい。
【0063】中立位置51から鉤状接触子6の突出操作
に移るには、上記と同様、切換手段21の押圧部22を
プローブ本体2側へ軽く押しつつスリット5に沿って移
動させればよい。このとき、ばね31は引っ張られるた
めばね力に抗して操作する。また、ケース3の両端がテ
ーパ状に形成されているので、鉤状接触子6が開口端に
近づくにつれ鉤部6aが押し上げられ、傾斜面によって
案内されるとともに、板ばねとしてのプローブ本体2に
蓄えられるばね力も増大する。このため、開口縁を越え
た瞬間に(これは切換手段21が鉤状接触子係止位置5
4にきたときでもある)鉤部6aは受座13側に弾か
れ、また、切換手段21は根元部24までスリット5に
嵌合される(図6参照)。ここからは鉤状接触子突出操
作域55に沿って切換手段21を移動させればよい。な
お、この区間では、板ばねとしてのプローブ本体2に蓄
えられたばね力は負荷の解放によって軽減されているの
で、スムーズに操作することができる。
に移るには、上記と同様、切換手段21の押圧部22を
プローブ本体2側へ軽く押しつつスリット5に沿って移
動させればよい。このとき、ばね31は引っ張られるた
めばね力に抗して操作する。また、ケース3の両端がテ
ーパ状に形成されているので、鉤状接触子6が開口端に
近づくにつれ鉤部6aが押し上げられ、傾斜面によって
案内されるとともに、板ばねとしてのプローブ本体2に
蓄えられるばね力も増大する。このため、開口縁を越え
た瞬間に(これは切換手段21が鉤状接触子係止位置5
4にきたときでもある)鉤部6aは受座13側に弾か
れ、また、切換手段21は根元部24までスリット5に
嵌合される(図6参照)。ここからは鉤状接触子突出操
作域55に沿って切換手段21を移動させればよい。な
お、この区間では、板ばねとしてのプローブ本体2に蓄
えられたばね力は負荷の解放によって軽減されているの
で、スムーズに操作することができる。
【0064】鉤部6aと受座13との間に測定ラインを
挟んで測定作業を行う点は前述と同様であるが、本実施
形態では、鉤部6aを受座13に係止させる力には、ば
ね31による引っ張りだけでなく、板ばねとしてのプロ
ーブ本体2のばね力も含まれている点に留意する。特
に、鉤状接触子係止位置54において板ばねに作用する
すべての負荷を解放するのではなく、その一部にとどめ
て負荷が残存するように構成しておけば、板ばねの作用
により鉤部6aは受座13側に付勢されるので、測定ラ
インをしっかり挟むことができるという利点がある。
挟んで測定作業を行う点は前述と同様であるが、本実施
形態では、鉤部6aを受座13に係止させる力には、ば
ね31による引っ張りだけでなく、板ばねとしてのプロ
ーブ本体2のばね力も含まれている点に留意する。特
に、鉤状接触子係止位置54において板ばねに作用する
すべての負荷を解放するのではなく、その一部にとどめ
て負荷が残存するように構成しておけば、板ばねの作用
により鉤部6aは受座13側に付勢されるので、測定ラ
インをしっかり挟むことができるという利点がある。
【0065】鉤部6aと受座13との係止を解除するに
は以下のようにすればよい。切換手段21を少し鉤状接
触子突出方向へスライドさせつつ押圧部22を押圧し
て、板ばねに荷重をかける。これにより、図7に示すよ
うに、プローブ本体2が撓ってケース3内に設けた支持
部38に当接し、さらに押圧することにより、この当接
点を支点として鉤部6aが持ち上げられる。それと同時
に切換手段21の根元部24はケース3内に退入してい
るので、スリット5に沿って切換手段21を中立位置5
1までスライドさせることが可能となる。
は以下のようにすればよい。切換手段21を少し鉤状接
触子突出方向へスライドさせつつ押圧部22を押圧し
て、板ばねに荷重をかける。これにより、図7に示すよ
うに、プローブ本体2が撓ってケース3内に設けた支持
部38に当接し、さらに押圧することにより、この当接
点を支点として鉤部6aが持ち上げられる。それと同時
に切換手段21の根元部24はケース3内に退入してい
るので、スリット5に沿って切換手段21を中立位置5
1までスライドさせることが可能となる。
【0066】図9ないし図12は第三実施形態を示して
いる。このプローブ1も導電性材料からなるプローブ本
体2と絶縁性のケース3とを備えている。
いる。このプローブ1も導電性材料からなるプローブ本
体2と絶縁性のケース3とを備えている。
【0067】プローブ本体2は、両端が先細りテーパ形
状を有する筒状のケース3に収納され、かつ、ケース3
内で摺動自在に支承されており、リード線4を介して測
定器(図外)に接続されている。
状を有する筒状のケース3に収納され、かつ、ケース3
内で摺動自在に支承されており、リード線4を介して測
定器(図外)に接続されている。
【0068】プローブ本体2はその両端に接触子6・7
を有し、一方の接触子6は鉤状、他方の接触子7は棒状
に形成されている。但し、プローブ本体2の形状はやや
扁平に形成されており、しかも、図10に示すように、
スリット5側に凸となるように予め反らせて板ばねとし
て構成されている。
を有し、一方の接触子6は鉤状、他方の接触子7は棒状
に形成されている。但し、プローブ本体2の形状はやや
扁平に形成されており、しかも、図10に示すように、
スリット5側に凸となるように予め反らせて板ばねとし
て構成されている。
【0069】第三実施形態におけるプローブ本体2に
は、図9ないし図11に示すように、弓なりの最頂部と
鉤状接触子6との間に屈曲部または屈折部(以下、「屈
曲部」と総称する。)40が設けられている。この屈曲
部40は、切換手段21がスリット5内のいずれの位置
にあるときでもつねにケース3内にとどまるようにして
ある。この屈曲部40は、切換手段21を押圧して板ば
ねとしてのプローブ本体2に荷重をかけたときにケース
3の内周面に当接し、この当接点を支点として板ばねと
してのプローブ本体2を撓らせることにより鉤部6aと
受座13との係止を解除するために用いられる。なお、
このときのもう一方の支点は、後述する支承部39が提
供する。
は、図9ないし図11に示すように、弓なりの最頂部と
鉤状接触子6との間に屈曲部または屈折部(以下、「屈
曲部」と総称する。)40が設けられている。この屈曲
部40は、切換手段21がスリット5内のいずれの位置
にあるときでもつねにケース3内にとどまるようにして
ある。この屈曲部40は、切換手段21を押圧して板ば
ねとしてのプローブ本体2に荷重をかけたときにケース
3の内周面に当接し、この当接点を支点として板ばねと
してのプローブ本体2を撓らせることにより鉤部6aと
受座13との係止を解除するために用いられる。なお、
このときのもう一方の支点は、後述する支承部39が提
供する。
【0070】プローブ本体2には絶縁性材料からなる切
換手段21が設けられ、弓なりのプローブ本体2の最頂
部に固定されている。しかし必ずしもこの位置に限定さ
れるものではない。切換手段21が押圧部22、首部2
3及び根元部24を備えている点、その他切換手段21
の構成は第二実施形態の場合と同様である。
換手段21が設けられ、弓なりのプローブ本体2の最頂
部に固定されている。しかし必ずしもこの位置に限定さ
れるものではない。切換手段21が押圧部22、首部2
3及び根元部24を備えている点、その他切換手段21
の構成は第二実施形態の場合と同様である。
【0071】ケース3はその両端が先細りテーパ状に形
成され、ケース3の内周面を開口端に向けて傾斜させて
ある。ケース3の鉤状接触子出没側端部には受座13が
設けられている。本実施形態では、第二実施形態と同
様、開口端に切り欠きを設けて受座13としている。切
り欠きを設けず開口縁をそのまま受座13として用いて
もよい。
成され、ケース3の内周面を開口端に向けて傾斜させて
ある。ケース3の鉤状接触子出没側端部には受座13が
設けられている。本実施形態では、第二実施形態と同
様、開口端に切り欠きを設けて受座13としている。切
り欠きを設けず開口縁をそのまま受座13として用いて
もよい。
【0072】ケース3内にはばね31が設けられてい
る。本実施形態では、第二実施形態と同様、このばね3
1は切換手段21と棒状接触子7との間でプローブ本体
2に外嵌され、その一端を切換手段21に固定し、他端
をケース3側に固定している。但し、その一端をプロー
ブ本体2側に他端をケース3側に固定すればよく、した
がって、切換手段21ではなく直接プローブ本体2に固
定してもよい。なお、切換手段21と棒状接触子7との
間に設けるのではなく、切換手段21と鉤状接触子6と
の間あるいはその両方にこのばね31を設けてもよい。
また、第三実施形態におけるこのばね31は、第二実施
形態の場合と同様、切換手段21したがってプローブ本
体2を中立位置51に付勢する機能を有するとともに、
突出させた鉤状接触子6を受座13側に付勢する機能を
も有している。
る。本実施形態では、第二実施形態と同様、このばね3
1は切換手段21と棒状接触子7との間でプローブ本体
2に外嵌され、その一端を切換手段21に固定し、他端
をケース3側に固定している。但し、その一端をプロー
ブ本体2側に他端をケース3側に固定すればよく、した
がって、切換手段21ではなく直接プローブ本体2に固
定してもよい。なお、切換手段21と棒状接触子7との
間に設けるのではなく、切換手段21と鉤状接触子6と
の間あるいはその両方にこのばね31を設けてもよい。
また、第三実施形態におけるこのばね31は、第二実施
形態の場合と同様、切換手段21したがってプローブ本
体2を中立位置51に付勢する機能を有するとともに、
突出させた鉤状接触子6を受座13側に付勢する機能を
も有している。
【0073】ケース3にスリット5が設けられる点、そ
の他スリット5の形状等の構成は第二実施形態と同様で
ある。
の他スリット5の形状等の構成は第二実施形態と同様で
ある。
【0074】第三実施形態における中立位置51も、図
9に示すように、それぞれの接触子6・7がケース3内
に収納され、そのいずれもが突出していないような位置
とする。予期しない接触事故を避けるためである。この
ため、ケース3の長さを予めプローブ本体2の長さより
も長くしておく。
9に示すように、それぞれの接触子6・7がケース3内
に収納され、そのいずれもが突出していないような位置
とする。予期しない接触事故を避けるためである。この
ため、ケース3の長さを予めプローブ本体2の長さより
も長くしておく。
【0075】ケース3内には支承部39が設けられてい
る。この支承部39は、切換手段21がスリット5内の
いずれの位置にあるときでもつねに棒状接触子7と切換
手段21との間においてプローブ本体2を支承するよう
にしてある。このため、切換手段21はつねにプローブ
本体2の屈曲部40と支承部39との間に位置すること
になる。この支承部39は、プローブ本体2を撓らせて
鉤部6aと受座13との係止を解除する際に、もう一方
の支点を提供するものである。
る。この支承部39は、切換手段21がスリット5内の
いずれの位置にあるときでもつねに棒状接触子7と切換
手段21との間においてプローブ本体2を支承するよう
にしてある。このため、切換手段21はつねにプローブ
本体2の屈曲部40と支承部39との間に位置すること
になる。この支承部39は、プローブ本体2を撓らせて
鉤部6aと受座13との係止を解除する際に、もう一方
の支点を提供するものである。
【0076】第三実施形態では、第二実施形態と同様、
切換手段21が鉤状接触子係止位置54と棒状接触子突
出位置52との間にある場合は、板ばねとしてのプロー
ブ本体2に負荷が加わるように構成されている。すなわ
ち、板ばねとしてのプローブ本体2の反りをある程度大
きくし、切換手段21が上記区間にある場合は、根元部
24がスリット5に嵌合できないのでケース3の内周面
から押圧され、この力が板ばねとしてのプローブ本体2
に作用するように構成されている。
切換手段21が鉤状接触子係止位置54と棒状接触子突
出位置52との間にある場合は、板ばねとしてのプロー
ブ本体2に負荷が加わるように構成されている。すなわ
ち、板ばねとしてのプローブ本体2の反りをある程度大
きくし、切換手段21が上記区間にある場合は、根元部
24がスリット5に嵌合できないのでケース3の内周面
から押圧され、この力が板ばねとしてのプローブ本体2
に作用するように構成されている。
【0077】第三実施形態の動作について次に説明す
る。図9は第三実施形態において、切換手段21が中立
位置51にある状態を示す。中立位置51においては、
いずれの接触子6・7もケース3内に収納されており、
ばね31は自然長にある。しかし、板ばねとしてのプロ
ーブ本体2はケース3内周面によって押圧されているた
め、それに対する反発力が内在している。
る。図9は第三実施形態において、切換手段21が中立
位置51にある状態を示す。中立位置51においては、
いずれの接触子6・7もケース3内に収納されており、
ばね31は自然長にある。しかし、板ばねとしてのプロ
ーブ本体2はケース3内周面によって押圧されているた
め、それに対する反発力が内在している。
【0078】この状態から棒状接触子7を突出させるに
は、ばね31を圧縮させつつ切換手段21を棒状接触子
突出位置52に移動させればよい。このとき、切換手段
21の押圧部22をプローブ本体2側に軽く押圧しつつ
スライドさせれば、根元部24とケース3の内周面との
摩擦を避けることができるので、よりスムーズに操作で
きる。
は、ばね31を圧縮させつつ切換手段21を棒状接触子
突出位置52に移動させればよい。このとき、切換手段
21の押圧部22をプローブ本体2側に軽く押圧しつつ
スライドさせれば、根元部24とケース3の内周面との
摩擦を避けることができるので、よりスムーズに操作で
きる。
【0079】棒状接触子突出位置52ではスリット5の
幅が広いため、板ばねとしてのプローブ本体2はそれに
作用する荷重を解放させてもとの姿に戻ろうとする。こ
の力が切換手段21の根元部24をスリット5に嵌合さ
せるため、切換手段21をこの位置に保持することがで
きる。言い換えれば、棒状接触子突出位置52に開けた
スリット5は係止部35として機能する。中立位置51
に戻すには、再び押圧部22をプローブ本体2側に軽く
押圧しつつ中立位置51までスライドさせればよい。
幅が広いため、板ばねとしてのプローブ本体2はそれに
作用する荷重を解放させてもとの姿に戻ろうとする。こ
の力が切換手段21の根元部24をスリット5に嵌合さ
せるため、切換手段21をこの位置に保持することがで
きる。言い換えれば、棒状接触子突出位置52に開けた
スリット5は係止部35として機能する。中立位置51
に戻すには、再び押圧部22をプローブ本体2側に軽く
押圧しつつ中立位置51までスライドさせればよい。
【0080】中立位置51から鉤状接触子6の突出操作
に移るには、上記と同様、切換手段21の押圧部22を
プローブ本体2側へ軽く押しつつスリット5に沿って移
動させればよい。このとき、ばね31は引っ張られるた
めばね力に抗して操作する。また、中立位置51から鉤
状接触子係止位置54までの区間では、切換手段21が
首部23までしか露出できないので板ばねとしてのプロ
ーブ本体2はケース3の内周面によって押圧されてお
り、このため、一般に屈曲部40がケース3の内周面に
当接し、この当接点を支点として鉤状接触子6は持ち上
げられた状態になる。しかし、ケース3の端部がテーパ
状に形成されているので、持ち上げられた鉤状接触子6
はケース3の内周面に案内されて開口端に近づく。そし
て鉤部6aが開口縁を越えた瞬間(これは切換手段21
が鉤状接触子係止位置54にきたときでもある)、板ば
ねに対する負荷が解放されるので、プローブ本体2はも
との姿に戻ろうとして切換手段21が根元部24までス
リット5に嵌合されるとともに、鉤部6aは受座13側
に弾かれる(図10参照)。ここからは鉤状接触子突出
操作域55に沿って切換手段21を移動させればよい。
なお、この区間では、板ばねとしてのプローブ本体2に
蓄えられたばね力は負荷の解放によって小さくなってい
るので、スムーズに操作することができる。
に移るには、上記と同様、切換手段21の押圧部22を
プローブ本体2側へ軽く押しつつスリット5に沿って移
動させればよい。このとき、ばね31は引っ張られるた
めばね力に抗して操作する。また、中立位置51から鉤
状接触子係止位置54までの区間では、切換手段21が
首部23までしか露出できないので板ばねとしてのプロ
ーブ本体2はケース3の内周面によって押圧されてお
り、このため、一般に屈曲部40がケース3の内周面に
当接し、この当接点を支点として鉤状接触子6は持ち上
げられた状態になる。しかし、ケース3の端部がテーパ
状に形成されているので、持ち上げられた鉤状接触子6
はケース3の内周面に案内されて開口端に近づく。そし
て鉤部6aが開口縁を越えた瞬間(これは切換手段21
が鉤状接触子係止位置54にきたときでもある)、板ば
ねに対する負荷が解放されるので、プローブ本体2はも
との姿に戻ろうとして切換手段21が根元部24までス
リット5に嵌合されるとともに、鉤部6aは受座13側
に弾かれる(図10参照)。ここからは鉤状接触子突出
操作域55に沿って切換手段21を移動させればよい。
なお、この区間では、板ばねとしてのプローブ本体2に
蓄えられたばね力は負荷の解放によって小さくなってい
るので、スムーズに操作することができる。
【0081】鉤部6aと受座13との間に測定ラインを
挟んで測定作業を行う点は他の実施形態と同様である。
また、本実施形態では、第二実施形態と同様、鉤部6a
を受座13に係止させる力には、ばね31による引っ張
りだけでなく、板ばねのばね力も含まれている点に留意
する。特に、鉤状接触子係止位置54において板ばねに
作用するすべての負荷を解放するのではなく、その一部
にとどめて負荷が残存するように構成しておけば、板ば
ねの作用により鉤部6aは受座13側に押圧されるの
で、測定ラインをしっかり挟むことができるという利点
がある。
挟んで測定作業を行う点は他の実施形態と同様である。
また、本実施形態では、第二実施形態と同様、鉤部6a
を受座13に係止させる力には、ばね31による引っ張
りだけでなく、板ばねのばね力も含まれている点に留意
する。特に、鉤状接触子係止位置54において板ばねに
作用するすべての負荷を解放するのではなく、その一部
にとどめて負荷が残存するように構成しておけば、板ば
ねの作用により鉤部6aは受座13側に押圧されるの
で、測定ラインをしっかり挟むことができるという利点
がある。
【0082】鉤部6aと受座13との係止を解除するに
は以下のようにすればよい。切換手段21を少し鉤状接
触子突出方向へスライドさせつつ押圧部22を押圧し
て、板ばねに荷重をかける。これにより、図11に示す
ように、プローブ本体2が撓んで屈曲部40がケース3
の内周面に当接し、さらに押圧することにより、この当
接点を支点として鉤部6aが持ち上げられる。それと同
時に切換手段21の根元部24はケース3内に退入して
いるので、スリット5に沿って切換手段21を中立位置
51までスライドさせることが可能となる。
は以下のようにすればよい。切換手段21を少し鉤状接
触子突出方向へスライドさせつつ押圧部22を押圧し
て、板ばねに荷重をかける。これにより、図11に示す
ように、プローブ本体2が撓んで屈曲部40がケース3
の内周面に当接し、さらに押圧することにより、この当
接点を支点として鉤部6aが持ち上げられる。それと同
時に切換手段21の根元部24はケース3内に退入して
いるので、スリット5に沿って切換手段21を中立位置
51までスライドさせることが可能となる。
【0083】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、以下の効果を
奏する。すなわち、プローブ本体の両端に接触子を設
け、これら二つの接触子を切換手段によって切換可能に
構成しているので、予め種類の異なるプローブを取り揃
えておく必要がない。また、プローブの交換や補助具の
着脱の手間が省けるので、測定作業の効率化を図ること
ができる。
奏する。すなわち、プローブ本体の両端に接触子を設
け、これら二つの接触子を切換手段によって切換可能に
構成しているので、予め種類の異なるプローブを取り揃
えておく必要がない。また、プローブの交換や補助具の
着脱の手間が省けるので、測定作業の効率化を図ること
ができる。
【0084】一方の接触子が突出しているときは他方の
接触子はケース内に没入しているので、予期せぬ接触事
故や回路の短絡を防止することができる。
接触子はケース内に没入しているので、予期せぬ接触事
故や回路の短絡を防止することができる。
【0085】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明の効果に加えて、以下の効果をも奏する。すな
わち、一方の接触子を鉤状に形成し、この鉤状接触子に
は、それに沿って摺動自在で、かつ、鉤部側に向けてば
ね付勢されたスリーブが設けられ、このスリーブに鉤部
を係止する受座が設けられているので、鉤部と受座との
間で測定ラインを挟持しつつ測定作業を行えるという従
来からの利点が失われることもない。
載の発明の効果に加えて、以下の効果をも奏する。すな
わち、一方の接触子を鉤状に形成し、この鉤状接触子に
は、それに沿って摺動自在で、かつ、鉤部側に向けてば
ね付勢されたスリーブが設けられ、このスリーブに鉤部
を係止する受座が設けられているので、鉤部と受座との
間で測定ラインを挟持しつつ測定作業を行えるという従
来からの利点が失われることもない。
【0086】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の発明の効果に加えて、以下の効果を奏す
る。すなわち、ケース内に設けた第二ばねによって切換
手段を中立位置に付勢したもので、切換手段の中立位置
への復帰が迅速かつ容易になるだけでなく、第一ばねと
相俟って鉤部を受座に付勢するのに役立つ。
は2に記載の発明の効果に加えて、以下の効果を奏す
る。すなわち、ケース内に設けた第二ばねによって切換
手段を中立位置に付勢したもので、切換手段の中立位置
への復帰が迅速かつ容易になるだけでなく、第一ばねと
相俟って鉤部を受座に付勢するのに役立つ。
【0087】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の発明の効果に加えて、以下の効果も奏する。すなわ
ち、鉤状接触子の受座をケースに付設したので、別にス
リーブを設ける必要がなく、構造の簡略化及び部品数の
減少に寄与する。また、ケース内に設けたばねによって
鉤状接触子が受座に付勢されるとともに、切換手段の中
立位置への復帰が迅速かつ容易に行われることになる。
さらに、切換手段が中立位置にあるときは、いずれの接
触子もケース内に没入しているので、予期しない接触事
故を防止することができる。
載の発明の効果に加えて、以下の効果も奏する。すなわ
ち、鉤状接触子の受座をケースに付設したので、別にス
リーブを設ける必要がなく、構造の簡略化及び部品数の
減少に寄与する。また、ケース内に設けたばねによって
鉤状接触子が受座に付勢されるとともに、切換手段の中
立位置への復帰が迅速かつ容易に行われることになる。
さらに、切換手段が中立位置にあるときは、いずれの接
触子もケース内に没入しているので、予期しない接触事
故を防止することができる。
【0088】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明の効果に加えて、以下の効果を奏する。すなわ
ち、少なくとも鉤状接触子出没側のケース端部を先細り
テーパ状に形成したので、鉤状接触子を突出させる際、
その先端が傾斜面によって案内され、スムーズに突出さ
せることができる。また、先細りした開口端に受座を付
設したので、鉤部と受座との係止が比較的容易である。
載の発明の効果に加えて、以下の効果を奏する。すなわ
ち、少なくとも鉤状接触子出没側のケース端部を先細り
テーパ状に形成したので、鉤状接触子を突出させる際、
その先端が傾斜面によって案内され、スムーズに突出さ
せることができる。また、先細りした開口端に受座を付
設したので、鉤部と受座との係止が比較的容易である。
【0089】請求項6に記載の発明では、請求項3ない
し5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、以下の効
果を奏する。一方の接触子を棒状に形成するとともに、
少なくとも棒状接触子突出位置において切換手段を保持
できるようにしたので、棒状接触子突出位置において切
換手段を保持し続けるための労力が不要となり、測定作
業を容易に行うことができる。
し5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、以下の効
果を奏する。一方の接触子を棒状に形成するとともに、
少なくとも棒状接触子突出位置において切換手段を保持
できるようにしたので、棒状接触子突出位置において切
換手段を保持し続けるための労力が不要となり、測定作
業を容易に行うことができる。
【0090】請求項7に記載の発明では、請求項4また
は5に記載の発明の効果に加えて、以下の効果を奏す
る。切換手段を押圧することによりプローブ本体を撓ら
せて鉤状接触子の鉤部と受座との係止を解除できるよう
にしたので、鉤部と受座との係止を解除する操作が容易
で、鉤状接触子をケース内に簡単に収納することができ
る。
は5に記載の発明の効果に加えて、以下の効果を奏す
る。切換手段を押圧することによりプローブ本体を撓ら
せて鉤状接触子の鉤部と受座との係止を解除できるよう
にしたので、鉤部と受座との係止を解除する操作が容易
で、鉤状接触子をケース内に簡単に収納することができ
る。
【0091】請求項8に記載の発明では、請求項4また
は5に記載の発明の効果に加えて、以下の効果を奏す
る。すなわち、プローブ本体に屈曲部を設けたので、切
換手段を押圧することによりプローブ本体を撓らせて鉤
状接触子の鉤部と受座との係止を解除できるだけでな
く、ケース内に支持部を設ける必要がなく、構造の簡略
化及び部品数の減少を図ることができる。
は5に記載の発明の効果に加えて、以下の効果を奏す
る。すなわち、プローブ本体に屈曲部を設けたので、切
換手段を押圧することによりプローブ本体を撓らせて鉤
状接触子の鉤部と受座との係止を解除できるだけでな
く、ケース内に支持部を設ける必要がなく、構造の簡略
化及び部品数の減少を図ることができる。
【0092】請求項9あるいは10に記載の発明では、
請求項7または8に記載の発明の効果に加えて、以下の
効果を奏する。すなわち、一方の接触子を棒状に形成
し、少なくとも棒状接触子突出位置において切換手段を
保持できるようにしたので、棒状接触子突出位置におい
て切換手段を保持し続けるための労力が不要となり、測
定作業を容易に行うことができる。
請求項7または8に記載の発明の効果に加えて、以下の
効果を奏する。すなわち、一方の接触子を棒状に形成
し、少なくとも棒状接触子突出位置において切換手段を
保持できるようにしたので、棒状接触子突出位置におい
て切換手段を保持し続けるための労力が不要となり、測
定作業を容易に行うことができる。
【0093】請求項11に記載の発明では、請求項1な
いし10のいずれかに記載の発明の効果に加えて、以下
の効果を奏する。プローブ本体と接続されたリード線を
切換手段から延出したので、リード線をプローブから延
出するための特別の工夫を必要とせず、また、リード線
が切換操作の障害になりにくい。
いし10のいずれかに記載の発明の効果に加えて、以下
の効果を奏する。プローブ本体と接続されたリード線を
切換手段から延出したので、リード線をプローブから延
出するための特別の工夫を必要とせず、また、リード線
が切換操作の障害になりにくい。
【図1】本発明の第一実施形態に係るプローブの正面断
面図であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
面図であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
【図2】本発明の第一実施形態に係るプローブの正面断
面図であり、切換手段が棒状接触子突出位置にある状態
を表す。
面図であり、切換手段が棒状接触子突出位置にある状態
を表す。
【図3】本発明の第一実施形態に係るプローブの鉤状接
触子の突出を示す部分拡大断面図であり、切換手段が鉤
状接触子突出位置にある状態を表す。
触子の突出を示す部分拡大断面図であり、切換手段が鉤
状接触子突出位置にある状態を表す。
【図4】本発明の第一実施形態に係るプローブの平面図
であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
【図5】本発明の第二実施形態に係るプローブの正面断
面図であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
面図であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
【図6】本発明の第二実施形態に係るプローブの正面断
面図であり、切換手段が鉤状接触子係止位置にあり、切
換手段の根元部がスリットに嵌合している状態を表す。
面図であり、切換手段が鉤状接触子係止位置にあり、切
換手段の根元部がスリットに嵌合している状態を表す。
【図7】本発明の第二実施形態に係るプローブの正面断
面図であり、切換手段が鉤状接触子突出位置にあり、切
換手段を押圧してプローブ本体を撓らせた状態を表す。
面図であり、切換手段が鉤状接触子突出位置にあり、切
換手段を押圧してプローブ本体を撓らせた状態を表す。
【図8】本発明の第二実施形態に係るプローブの平面図
であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
【図9】本発明の第三実施形態に係るプローブの正面断
面図であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
面図であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
【図10】本発明の第三実施形態に係るプローブの正面
断面図であり、切換手段が鉤状接触子係止位置にあり、
切換手段の根元部がスリットに嵌合している状態を表
す。
断面図であり、切換手段が鉤状接触子係止位置にあり、
切換手段の根元部がスリットに嵌合している状態を表
す。
【図11】本発明の第三実施形態に係るプローブの正面
断面図であり、切換手段が鉤状接触子突出位置にあり、
切換手段を押圧してプローブ本体を撓らせた状態を表
す。
断面図であり、切換手段が鉤状接触子突出位置にあり、
切換手段を押圧してプローブ本体を撓らせた状態を表
す。
【図12】本発明の第三実施形態に係るプローブの平面
図であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
図であり、切換手段が中立位置にある状態を表す。
2…プローブ本体、3…ケース、4…リード線、5…ス
リット、6…鉤状接触子、6a…鉤部、7…棒状接触
子、11…スリーブ、12…第一ばね、13…受座、1
6…規制手段、21…切換手段、23…首部、24…根
元部、30…第二ばね、31…ばね、34…被係止部、
35…係止部、38…支持部、40…屈曲部、51…中
立位置、52…棒状接触子突出位置。
リット、6…鉤状接触子、6a…鉤部、7…棒状接触
子、11…スリーブ、12…第一ばね、13…受座、1
6…規制手段、21…切換手段、23…首部、24…根
元部、30…第二ばね、31…ばね、34…被係止部、
35…係止部、38…支持部、40…屈曲部、51…中
立位置、52…棒状接触子突出位置。
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Claims (11)
- 【請求項1】 両端に接触子(6)・(7)を有するプロー
ブ本体(2)と、このプローブ本体(2)を摺動自在に支承
したケース(3)とを備え、 上記プローブ本体(2)に切換手段(21)を設けるととも
に、この切換手段(21)を案内するスリット(5)を上記
ケース(3)に設け、この切換手段(21)により上記の二
つの接触子(6)・(7)を切換可能に構成して、いずれの
接触子もケース(3)から出没自在に構成するとともに、
いずれか一方の接触子を突出させるときは他方の接触子
はケース(3)内に没入するように構成した、ことを特徴
とする測定器用プローブ。 - 【請求項2】 請求項1に記載した測定器用プローブに
おいて、 一方の接触子(6)を鉤状に形成し、 この鉤状接触子(6)には、それに沿って摺動自在で、か
つ、鉤部(6a)側に向けて第一ばね(12)によって付勢
されたスリーブ(11)を設け、 このスリーブ(11)に鉤状接触子(6)の鉤部(6a)を係
止する受座(13)を付設し、 このスリーブ(11)をケース(3)から出没自在に構成す
る一方、規制手段(16)によって一定以上のスリーブ
(11)の突出を規制した、ことを特徴とする測定器用プ
ローブ。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載した測定器用プ
ローブにおいて、 ケース(3)内に第二ばね(30)を設け、この第二ばね
(30)によって切換手段(21)を中立位置(51)に付勢
した、ことを特徴とする測定器用プローブ。 - 【請求項4】 請求項1に記載した測定器用プローブに
おいて、 一方の接触子(6)を鉤状に形成し、 鉤状接触子(6)の鉤部(6a)を係止する受座(13)をケ
ース(3)に付設し、 ケース(3)内に設けたばね(31)によって切換手段(2
1)を中立位置(51)に付勢するとともに、切換手段(2
1)が中立位置(51)にあるときは、いずれの接触子
(6)・(7)もケース(3)内に没入しているように構成し
た、ことを特徴とする測定器用プローブ。 - 【請求項5】 請求項4に記載した測定器用プローブに
おいて、 少なくとも鉤状接触子出没側のケース(3)の端部を先細
りテーパ状に形成し、その開口端に受座(13)を付設し
た、ことを特徴とする測定器用プローブ。 - 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかに記載した
測定器用プローブにおいて、 一方の接触子(7)を棒状に形成し、 プローブ本体(2)側に設けた被係止部(34)とケース
(3)側に設けた係止部(35)とを係止させることによ
り、少なくとも棒状接触子突出位置(52)において切換
手段(21)を保持できるようにした、ことを特徴とする
測定器用プローブ。 - 【請求項7】 請求項4または5に記載した測定器用プ
ローブにおいて、 ケース(3)内に支持部(38)を設け、この支持部(38)
とプローブ本体(2)との当接点を支点として切換手段
(21)を押圧することによりプローブ本体(2)を撓らせ
て鉤状接触子(6)の鉤部(6a)と受座(13)との係止を
解除できるようにした、ことを特徴とする測定器用プロ
ーブ。 - 【請求項8】 請求項4または5に記載した測定器用プ
ローブにおいて、 プローブ本体(2)に屈曲部または屈折部(40)を設け、
この屈曲部または屈折部(40)とケース(3)の内周面と
の当接点を支点として切換手段(21)を押圧することに
よりプローブ本体(2)を撓らせて鉤状接触子(6)の鉤部
(6a)と受座(13)との係止を解除できるようにした、
ことを特徴とする測定器用プローブ。 - 【請求項9】 請求項7または8に記載した測定器用プ
ローブにおいて、 一方の接触子(7)を棒状に形成し、 プローブ本体(2)を予め反らせて板ばねとして構成し、
この板ばねのばね力によって、プローブ本体(2)側に設
けた被係止部(34)とケース(3)側に設けた係止部(3
5)とを係止させて、少なくとも棒状接触子突出位置(5
2)において切換手段(21)を保持できるようにした、
ことを特徴とする測定器用プローブ。 - 【請求項10】 請求項7または8に記載した測定器用
プローブにおいて、 一方の接触子(7)を棒状に形成し、 切換手段(21)に首部(23)と根元部(24)とを設け、
首部(23)は根元部(24)より細くしてスリット(5)を
挿通できるようにする一方、少なくとも棒状接触子突出
位置(52)では、根元部(24)が嵌合できる大きさにス
リット(5)を形成し、 プローブ本体(2)を予め反らせて板ばねとして構成し、
この板ばねのばね力によって、少なくとも棒状接触子突
出位置(52)において切換手段(21)の根元部(24)が
スリット(5)に嵌合して保持されるようにした、ことを
特徴とする測定器用プローブ。 - 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
した測定器用プローブにおいて、 プローブ本体(2)と接続されたリード線(4)を切換手段
(21)から延出した、ことを特徴とする測定器用プロー
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001106644A JP2002303638A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 測定器用プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001106644A JP2002303638A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 測定器用プローブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002303638A true JP2002303638A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18959108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001106644A Pending JP2002303638A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 測定器用プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002303638A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007127603A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 測定用端子 |
JP2011185688A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Hioki Ee Corp | 測定用プローブ |
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JP2019052996A (ja) * | 2017-09-19 | 2019-04-04 | 日本電産リード株式会社 | 接触端子、検査治具、及び検査装置 |
JP2019086491A (ja) * | 2017-11-10 | 2019-06-06 | 三菱電機株式会社 | 導通検査用治具 |
JP2019113442A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 日置電機株式会社 | 吸着プローブおよび測定装置 |
JP2020173239A (ja) * | 2018-06-27 | 2020-10-22 | 日置電機株式会社 | 測定用プローブ及び測定装置 |
JP2020197449A (ja) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | 日置電機株式会社 | センサ |
-
2001
- 2001-04-05 JP JP2001106644A patent/JP2002303638A/ja active Pending
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JP7114866B2 (ja) | 2017-09-19 | 2022-08-09 | 日本電産リード株式会社 | 接触端子、検査治具、及び検査装置 |
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JP7250623B2 (ja) | 2019-06-03 | 2023-04-03 | 日置電機株式会社 | センサ |
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