JPH0527144Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0527144Y2
JPH0527144Y2 JP1987201219U JP20121987U JPH0527144Y2 JP H0527144 Y2 JPH0527144 Y2 JP H0527144Y2 JP 1987201219 U JP1987201219 U JP 1987201219U JP 20121987 U JP20121987 U JP 20121987U JP H0527144 Y2 JPH0527144 Y2 JP H0527144Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
metal member
handle
back metal
operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987201219U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01104965U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987201219U priority Critical patent/JPH0527144Y2/ja
Publication of JPH01104965U publication Critical patent/JPH01104965U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0527144Y2 publication Critical patent/JPH0527144Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knives (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案はナイフにおいて刀身を使用位置に保
持し、かつそれを解除するためのロツク機構に関
するものである。
(従来の技術) 従来、この種のロツク機構として、柄の後端部
背面に露出する背金の一部を操作部とし、刀身の
格納時にはこれを押圧して刀身のロツクを解除す
るように構成したものが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このようなロツク機構を有するナイ
フは、その使用状態においては前記操作部を覆う
ようにして片方の手で柄を握るため、刀身の格納
時にはその握り手の位置を変えて操作部を開放し
たのち、この操作部を他方の手により押圧すると
いう面倒な操作が必要となるばかりでなく、この
ときの柄の握り具合が不安定になつて強い押圧力
を作用させ難いという問題点もあつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は上記の問題点に着目してなされたも
のであり、刀身の基端部端面に当接部と係合部と
を形成し、柄にはその長手方向への往復移動可能
に背金部材を支持し、この背金部材の先端にはそ
の往復移動にともない前記使用位置に配置された
刀身の前記当接部に当接係合するとともに前記係
合部に対して係脱されるロツク部を形成し、さら
に、前記柄の外側部において前記背金部材を移動
操作するための操作部材を設けたことを特徴とす
るナイフにおける刀身のロツク機構を提供するも
のである。
(作用) この解決手段によれば、握り手の指先操作によ
り柄の外側部に位置する操作部を操作すれば、握
り手で柄を安定保持した状態で、刀身の係合部と
背金部材のロツク部との係合が容易に解除され
る。また、刀身はその使用位置において背金部材
に対し当接部と係合部との二箇所で係合する。
(実施例) 以下、この考案をポケツトナイフに具体化した
一実施例を第1〜4図に基づいて説明する。
柄1の前端部には軸2により刀身3が回動可能
に支持され、第1図に示す使用位置と第3図に示
す格納位置とに回動配置可能となつている。刀身
3の基端部には前記軸2に連結される連結片4が
突設され、その周囲には所定形状の当接部として
のカム面5が形成されている。また、連結片4の
上方には係合部としての係合凹部6がテーパ状に
形成されている。
柄1の後端部において両側板7間には固定ピン
8により尻金9が固着され、その下部には弾性片
10が前方に向かつて突設されている。また、柄
1のほぼ中央部において両側板7間にはガイドピ
ン11が固定されている。
柄1の内部には背金部材12が柄1の長手方向
に延びるように配置され、そのほぼ中央部には前
記ガイドピン11にスライド可能に嵌合する長孔
13が形成されるとともに、背金部材12の後端
部下面は前記弾性片10により上方へ押圧される
ように弾性支持されている。また、背金部材12
上における切欠14の前方部分は幅狭の弾性押圧
部15となつていて、その前端には刀身3の前記
係合凹部6に係合可能なテーパ状のロツク部16
が形成されている。
一方、前記背金部材12の前端部と対応する位
置において柄1の一方の側板7には、透孔17が
柄1の長手方向に延びるように形成され、そこに
は操作部材としての操作ボタン18が設けられて
いる。第4図に示すように操作ボタン18は、側
板7の外面より突出し、かつ前記透孔17よりも
大きな操作部19と、透孔17の上下幅よりも小
径でかつそこに嵌合するガイド部20と、背金部
材12の前端部に固着されたピン部21とから一
体に構成されている。
従つて、背金部材12は前記弾性片10、ガイ
ドピン11及び透孔17と操作ボタン18との嵌
合により、柄1に対してその長手方向に往復移動
可能に支持されることになる。そして、第1、2
図に示すように、操作ボタン18のスライド操作
による背金部材12の往復移動にともない、その
ロツク部16が使用位置に配置された刀身3の係
合凹部6に対して係合および離脱可能である。な
お、透孔17の長さは係合凹部6とロツク部16
との嵌合長さよりも長く設定されている。
一方、尻金9と背金部材12との対向部分にそ
れぞれ突設されたバネ掛け22,23間には圧縮
バネ24が設けられ、そのバネ力によりロツク部
16が係合凹部6に係合する方向に背金部材12
を付勢するようになつている。
以上の構成において、次に作用を説明する。
さて、第3図は刀身3を格納した状態を示すも
ので、この状態において刀身3を柄1から取り出
すと、刀身3は連結片4のカム面5が背金部材1
2の弾性押圧部15を上方へ撓ませながら所定の
抵抗力の下で回動される。そして、自動的に第1
図に示すように、係合凹部6に対しロツク部16
が双方のテーパ作用によつてスムーズに嵌合する
とともに、連結片4のカム面5が弾性押圧部15
の下面に圧接され、これら二箇所における係合に
より刀身3が使用ロツク位置に確実に保持され
る。
このとき、背金部材12が弾性片10とガイド
ピン11とにより保持されていて、弾性押圧部1
5がそれ自身の若干の撓みに基づく押圧力を連結
片4に作用させているため、使用位置における刀
身3にガタつきが発生するおそれがない。なお、
操作ボタン18のガイド部20が透孔17の上下
幅よりも小径となつているので、弾性押圧部15
の上下方向の撓みを許容して前記押圧力を有効に
作用させることができる。また、圧縮バネ24に
より背金部材12が前方に付勢されているため、
使用時に係合凹部6とロツク部16との係合が不
用意に解除されるおそれもない。
刀身3を格納する場合には、まず握り手の指先
により操作ボタン18を後方にスライド操作し
て、第2図に示すように、背金部材12を圧縮バ
ネ24の作用に抗して後退させる。すると、ロツ
ク部16が係合凹部6から離脱されるので、この
状態において、他方の手で刀身3を押し下げれ
ば、刀身3は前記した抵抗力の下で回動され、連
結片4の下縁が弾性押圧部15の下縁に当つて止
まり、第3図に示す格納位置に配置される。な
お、刀身3を下方に若干回動した時点で操作ボタ
ン18から指を離せば、その操作ボタン18およ
び背金部材12は圧縮バネ24の作用により原位
置に自動的に復帰する。
このロツク解除時の操作においては、操作ボタ
ン18の操作部19が柄1の側面から突出してい
るため、使用時に柄1を握つている握り手の指先
操作により係合凹部6とロツク部16との係合が
容易に解除される。従つて、従来とは異なり、格
納に際して柄1を持ち直す面倒がなく、しかも、
その握手により柄1を安定した状態でロツク解除
を操作性よく行うことができる。
刀身3の格納状態においては、前記使用時と同
様に、背金部材12の弾性押圧部15により刀身
3の連結片4が下方に押圧されるため、刀身3が
格納位置に確実に保持されて不用意な飛び出しが
防止される。
また、刀身3の基端部端面に係合凹部6とカム
面5を形成したので、刀身3を使用ロツク位置に
保持するための部材点数が増えることもない。
(別の実施例) 第5図は背金部材12を移動操作するための操
作部材の別例を示すもので、ここにおいて柄1の
側板7の外面には小判形の凹部26が形成され、
その底面には段差状のスリツト27が柄1の長手
方向に延びるように透設されている。一方、操作
部材としての操作ボタン28は、表面が側板7の
外面とほぼ面一となり、かつスリツト27を覆つ
た状態で前記凹部26に嵌合する操作部29と、
前記スリツト27にスライド可能に遊嵌され、か
つ先端が背金部材12に固着されたピン部30と
を備えている。この構成によれば、前記実施例と
同様なロツク解除作用が得られるばかりでなく、
柄1の外面より突出する部分をなくしてデザイン
をより向上することができる。
また、第6図に示すように、前記実施例の圧縮
バネ24にかえて、尻金9にピアノ線31又は板
バネを係着して、そのバネ力により背金部材12
を付勢するように構成すれば、製作時の組立がよ
り簡単となる。
なお、この考案は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、例えば以下のように考案の趣旨
から逸脱しない範囲で任意に変更して具体化する
こともできる。
(1) 前記両実施例では操作ボタン18を柄1の一
方の側板7に設けたが、同操作ボタン18を両
方の側板7に設けたり、第7図に示すように柄
1の背側に設けたりしてもよい。
(2) 第8図に示すように、刀身3の基端部に係合
部としてテーパ状の係合凸部32を突設すると
ともに、背金部材12の先端に対し、前記係合
凸部32に係脱されるロツク部としての凹部3
3を形成してもよい。
(3) 本考案はポケツトナイフ以外にも、栓抜き、
ドライバー等の刀身を備えたナイフにおけるロ
ツク機構に応用して具体化したり、柄1の背側
に象嵌を施したナイフに具体化したりすること
も可能である。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば握り手
により柄を安定保持した状態で、その指先操作に
より刀身のロツクを容易に解除することができる
ため、ロツク解除時の操作性が向上するばかりで
なく、刀身を使用位置において背金部材に対する
当接部と係合部との二点支持構造により安定的に
保持することができ、しかもその二点支持構造を
構成するために部材点数が増えることもないとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はこの考案を具体化した一実施例を
示し、第1図は使用状態におけるナイフの断面
図、第2図はロツク解除時における断面図、第3
図は格納状態における一部破断正面図、第4図は
操作ボタン部分の断面図である。第5図は操作部
材の別例を示すナイフの部分正面図、第6図はバ
ネ部材の別例を示す部分断面図、第7図は操作部
材を柄の背側に設けた本考案の別例を示す部分断
面図、第8図は刀身の係合部および背金部材のロ
ツク部の別例を示す部分断面図である。 柄……1、刀身……3、係合部……6,32、
背金部材……12、ロツク部……16,33、操
作部材としての操作ボタン……18,28。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 柄1に対して刀身3を格納位置と使用位置と
    に回動配置可能に支持したナイフにおいて、 前記刀身3の基端部端面に当接部5と係合部
    6,32とを形成し、前記柄1にはその長手方
    向への往復移動可能に背金部材12を支持し、
    この背金部材12の先端にはその往復移動にと
    もない前記使用位置に配置された刀身3の前記
    当接部5に当接係合するとともに前記係合部
    6,32に対して係脱されるロツク部16,3
    3を形成し、さらに、前記柄1の外側部におい
    て前記背金部材12を移動操作するための操作
    部材18,28を設けたことを特徴とするナイ
    フにおける刀身のロツク機構。 2 前記柄1と前記背金部材12との間に、前記
    ロツク部16が前記係合部6に係合する方向へ
    背金部材12を付勢するためのバネ部材24,
    31を備えることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載のナイフにおける刀身の
    ロツク機構。
JP1987201219U 1987-12-30 1987-12-30 Expired - Lifetime JPH0527144Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987201219U JPH0527144Y2 (ja) 1987-12-30 1987-12-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987201219U JPH0527144Y2 (ja) 1987-12-30 1987-12-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01104965U JPH01104965U (ja) 1989-07-14
JPH0527144Y2 true JPH0527144Y2 (ja) 1993-07-09

Family

ID=31491590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987201219U Expired - Lifetime JPH0527144Y2 (ja) 1987-12-30 1987-12-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0527144Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102174786B1 (ko) * 2019-01-14 2020-11-05 신은동 움직임을 고정시킬 수 있는 반자동 식칼

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52119200U (ja) * 1976-03-09 1977-09-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52119200U (ja) * 1976-03-09 1977-09-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01104965U (ja) 1989-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5699615A (en) Pocket-knife
JP2633823B2 (ja) 万能ナイフ
US6161290A (en) Utility knife
US5442855A (en) Pocket knife with lockable blade
US7527635B2 (en) Surgical knife
JPH0579358B2 (ja)
JPH0527144Y2 (ja)
JPH0615741Y2 (ja) ノック式筆記具
JPS62292497A (ja) 棒状部材のためのホルダ−
JPH0314130Y2 (ja)
JP4277107B2 (ja) カッターナイフ
JPH022275Y2 (ja)
JPS587946Y2 (ja) トリガ−スイツチ
JPH0616595Y2 (ja) 折りたたみナイフ
JPS5824340Y2 (ja) オフロツク式トリガ−スイツチ
JPH0736334U (ja) スイッチ装置
JPH0624232Y2 (ja) 出没式筆記具
JPH0413104Y2 (ja)
JPH077844Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0852282A (ja) カートリッジ式カッターナイフ
JPS6321243Y2 (ja)
JPH0337575Y2 (ja)
JPH0535774Y2 (ja)
JPS6029976Y2 (ja) カツタ−ナイフ
JPS5827741Y2 (ja) ポケツトナイフ