JPH0616595Y2 - 折りたたみナイフ - Google Patents

折りたたみナイフ

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JPH0616595Y2
JPH0616595Y2 JP1989079942U JP7994289U JPH0616595Y2 JP H0616595 Y2 JPH0616595 Y2 JP H0616595Y2 JP 1989079942 U JP1989079942 U JP 1989079942U JP 7994289 U JP7994289 U JP 7994289U JP H0616595 Y2 JPH0616595 Y2 JP H0616595Y2
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JP
Japan
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blade body
side plate
end portion
leaf spring
base end
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JP1989079942U
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JPH0320961U (ja
Inventor
勇平 坂井
Original Assignee
ガーバーサカイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はポケットナイフ等として利用される折りたたみ
ナイフに関するものである。
[従来の技術] 従来、折りたたみナイフとしては、第7図及び第8図に
示すようなものが知られている。第7図に示すように、
柄を構成する一対の側板21a,21bの前端部には、
刃体22が回動可能に軸支されている。第8図に示すよ
うに、上記一対の側板21a,21bのうちの一方の側
板21bの内面には、板バネ23が一体的に形成され、
同板バネ23の前記刃体22側が他方の側板21aの方
向に付勢されている。そして、同板バネ23の前端部と
刃体22の基端部とが当接して刃体22を使用位置に固
定できるようになっている。
第7図に示すように、上記側板21aの前端側の下部に
は、円弧状の切欠き部24が形成され、同切欠き部24
において上記板バネ23を押さえることによって、同板
バネ23の前端部と刃体22の基端部との係合が解除さ
れ、刃体22を両側板21a,21b間に収納すること
ができるようになっている。また、刃体22の基端側の
上部には突起25が取付けられ、刃体22の使用状態や
収納状態への回動操作が容易にできるようにしている。
また、別の折りたたみナイフとして、柄を構成する一対
の側板間の前端部に刀身の基端部を回動可能に軸着し、
同刀身の基端部に2個の係止孔を形成し、側板には刀身
が収納及び使用位置に配置されたとき、バネ力により前
記係止孔にそれぞれ係止され刀身を前記両位置において
ロックするロック部材を設け、そのロック部材による刀
身のロック状態を解除するために操作される操作ボタン
を柄の前端部側面に設けるという構造のものも知られて
いる(実公昭62−4300号公報)。
なお、関連する先行技術には、例えば、実開昭55−1
48556号公報のポケットナイフには、柄に設けた背
金に弾性係合する凹凸部を設けて、同係合部を側方の非
ロック位置に移動可能にし、また、背金の前端を二叉状
に形成し、その下部側片を刀身の基端部への作用片にし
たものが開示され、側方移動のための解除部材によるロ
ック解除の容易さと全体の小型軽量化の効果を主張した
ものがある。
また、実公昭59−20869号公報のポケットナイフ
には刀身の基端に連設された中子の峰部に切欠を設け、
柄内に設けた背バネに掛合い可能に形成する一方、その
下方に切欠溝を設け柄内後方に固着される板バネの先端
部を係合可能に形成したものが開示され、従来の背バネ
を有する構成の危険な欠陥を除去した効果を主張したも
のである。
これらは何れにしても柄内に背金に相当の部材を設け、
刃体の基端部に係合する凹凸部を有する構成が示されて
いた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記第7図及び第8図に示す折りたたみナイ
フは、側板21aの下部の前記刃体22が収納される位
置に相当する切欠き部24にある板バネ23を押圧して
同板バネ23と刃体22の係合を解除しなければならな
いため、刃体22の収納時に手指を傷つけるおそれがあ
り、またそのため操作が慎重となって遅くなるという問
題点があった。
また、実公昭62−4300号公報に開示されている折
りたたみナイフは、刀身の基端側に2個の係止孔を設け
るとともに、使用時及び収納時に両係止孔に係合するよ
うなロック部材を側板に設けなければならず、構造がや
や複雑になるという問題点があった。
本考案の目的は、安全にしかも操作が速やかで、かつ構
造が簡易な折りたたみナイフを提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案は、柄を構成する一対の側板間の前端部に刃体
の基端部を回転可能に軸支して、同刃体の使用位置と収
納位置におけるロック部材及び解除部材を設けた折りた
たみナイフにおいて、前記一対の側板のうち一方の側板
の内面に同側板と同一形状の薄い内側板と重合し、か
つ、同内側板の巾中央部前端側に長さ方向に延設した2
体の切込みの間に形成される中央前端部を設け、かつ、
刃体の基端部側において他方の側板方向へ付勢された板
バネを一体的に同側板の中央部に設けられる解除部材に
対応容易に形成し、さらに、同板バネの前端部と刃体の
基端部とを当接係止可能に形成したロック部材を構成し
たことを要旨とするものである。
[作用] 上記手段を採用したことにより、従来の技術よりも構成
がさらに簡単化され、安全、かつ、操作を容易化する作
用を有する。即ち、折りたたみナイフの使用時には、両
側板間に回動可能に挟持された刃体の上部を持って同刃
体を取り出すことによって、刃体が使用状態となり、逆
に折りたたみナイフの収納時には、一方の側板の側面の
透孔内に配設された解除部材を板バネの付勢力に抗して
押圧することにより、刃体の基端部と板バネの前端部と
の間の係止が解除され、そのとき刃体を収納方向へ回動
させることによって、刃体が両側板間に速やかに収納さ
れて収納状態となる。
[実施例] 以下に本考案を具体化した一実施例を第1〜6図に基づ
いて説明する。
第1図に示すように、柄を構成する一対の側板1a,1
bの前端部には、軸2により刃体3の基端部が回動可能
に支持され、刃体3が使用位置及び収納位置に回動操作
できるようになっている。上記一対の側板1a,1b間
の上部後方には、両側板1a,1b間の間隙を一定に保
持し、両側板1a,1bを固定する背板4が2つのピン
5により接合されている。また、両側板1a,1bの上
部前方は、ピン6により互いに接合されている。
上記一対の側板1a,1bのうち、一方の側板1b(第
1図下側)の内面側には、同側板1bと同一形状でそれ
より薄い内側板7が重合され、第6図に示すように、そ
の中央部前端側は長さ方向に延びる2本の切り込みが入
れられ、その前端部が他方の側板1a方向へ付勢され、
後端部が内側板7に一体形成された板バネ8となってい
る。そして、同板バネ8の先端部と前記刃体3の基端部
とが当接係合して刃体3が使用状態を保持できるように
なっている。
上記板バネ8の前端側における他方の側板1aの略中央
部には、円形状の透孔9が貫設され、同透孔9内には解
除部材としての球状体10が埋め込まれている。そし
て、この球状体10を内方へ押圧することにより、前記
板バネ8を押圧変形させることができる。なお、この透
孔9の直径は同球状体10の直径よりも小さく形成され
ているので、球状体10が透孔9から外方へ飛び出すこ
とはない。
前記他方の側板1aの下部には、略半円弧状の切欠き部
11が形成され、前記刃体3の基端側上部には小さい円
柱状の突起12が取付けられ、刃体3を両側板1a,1
b間に収納してゆくと突起12が切欠き部11に当接し
て係合し、刃体3の収納状態となる。また、その状態か
ら突起12を持って刃体3を使用状態へと開いてゆくこ
とができる。
次に、上記のように構成された折りたたみナイフについ
て、作用及び効果を説明する。
まず、刃体3の収納状態から、刃体3を取り出して使用
する場合には、刃体3の基端側上部に取付けられた突起
12を持って刃体3を開いてゆくと、刃体3は軸2を中
心にして容易に回動し、第1図に示すような刃体3が最
も開いた状態である使用状態に至る。このとき、第2図
に示すように、板バネ8の前端部は刃体3の基端側外面
(第2図下面)に押さえられていた状態から開放されて
他の側板1aの方向へ付勢されるため、同板バネ8の前
端部と刃体3の基端部とが当接して係止され、刃体3が
回動不能となって使用状態が保持される。
次に、刃体3を使用状態から収納状態へと回動させる場
合、第3図に示すように、他の側板1aの透孔9内の球
状体10を内側へ押すと、同球状体10が板バネ8を押
圧し、板バネ8が撓んでその内面(第3図上面)側と刃
体3の外面(第3図下面)とが略同一面となるため、同
板バネ8の前端部と刃体3の基端部との係止状態が解除
される。このとき、刃体3を収納方向へ回動し続ける
と、刃体3は滑らかに回動する。
続いて、第4図に示すように、球状体10に力を加えな
いで刃体3を収納方向へさらに回動させると、刃体3は
速やかに回動し、両側板1a,1b間に収納されてゆく
とともに、刃体3の基端部が球状体10を押上げ、さら
に刃体3基端側上部の突起12が側板1aの切欠き部1
1に当接係合して止まり、第5図に示すような収納状態
に至る。
上記のように、本実施例の折りたたみナイフは、他の側
板1aの前端側の外側面中央部に透孔9を設け、同透孔
9に解除部材としての球状体10を配設し、側板1aの
外側面で刃体3と板バネ8との係止解除操作ができるよ
うにしたので、従来のように刃体3の収納時に手指を傷
つけるおそれはなく、速やかに収納が可能である。
また、内側板7に板バネ8を形成し、同板バネ8の前端
部と刃体3の基端部とを当接させて係止させるようにし
たので、従来のような刃体の基端側に2個の係止孔を設
け、しかも使用時及び収納時に両係止孔に係合するよう
なロック部材を側板に設ける必要がなくなり、構造が簡
易なものとなる。
さらに、前記解除部材として、球状のものを使用したの
で、親指や人指し指になじんで操作しやすく、しかも刃
体3を収納する際にその基端部が球状体10を滑らかに
押上げることができ、双方の摩耗も少なくなる。また、
この球状体10が側板1aの外側面に設けられているの
で、刃体3と板バネ8との係止解除操作を前記のように
親指又は人指し指で容易に操作でき、刃体3の収納操作
を片手で行うことも可能である。
なお、本考案では、前記実施例における板バネ8を有す
る内側板7を他方の側板1aに重合し、一方の側板1b
に透孔9を形成して同透孔9内に球状体10を埋め込む
こともできる。
[考案の効果] 本考案の折りたたみナイフは、従来よりも安全に開閉操
作ができるとともに、その操作が速やかにでき、しかも
構造が凹凸部等の係合部を設けることなく、さらに、簡
易であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の実施例を示す図であって、第1図
は折りたたみナイフを示す斜視図、第2図は折りたたみ
ナイフの使用状態を示す正面図、第3図及び第4図は折
りたたみナイフの刃体を使用状態から収納状態へ回動さ
せた状態を示す正面図、第5図は折りたたみナイフの収
納状態を示す正面図、第6図は一方の側板を外した状態
を示す平面図、第7図及び第8図は従来の折りたたみナ
イフを示す図であって、第7図は折りたたみナイフを示
す平面図、第8図は折りたたみナイフを示す正面図であ
る。 1a,1b…一対の側板、3…刃体、7…内側板、8…
板バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柄を構成する一対の側板(1a,1b)間
    の前端部に刃体(3)の基端部を回転可能に軸(2)支
    して、同刃体(3)の使用位置と収納位置におけるロッ
    ク部材及び解除部材を設けた折りたたみナイフにおい
    て、 前記一対の側板(1a,1b)のうち一方の側板(1
    b)の内面に同側板(1b)と同一形状の薄い内側板
    (7)と重合し、かつ、同内側板(7)の中央部前端側
    に長さ方向に延設した2本の切込みの間に形成される中
    央前端部を設け、かつ、刃体(3)の基端部側において
    他方の側板(1a)方向へ付勢された板バネ(8)を一
    体的に同側板(1a)の中央部に設けられる解除部材に
    対応容易に形成し、さらに、同板バネ(8)の前端部と
    刃体(3)の基端部とを当接係止可能に形成したロック
    部材を構成したことを特徴とする折りたたみナイフ。
JP1989079942U 1989-07-06 1989-07-06 折りたたみナイフ Expired - Lifetime JPH0616595Y2 (ja)

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JP1989079942U JPH0616595Y2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 折りたたみナイフ

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JPH0320961U JPH0320961U (ja) 1991-02-28
JPH0616595Y2 true JPH0616595Y2 (ja) 1994-05-02

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5920869U (ja) * 1982-07-30 1984-02-08 昭和電線電纜株式会社 エナメル線用炉体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55148556U (ja) * 1979-04-11 1980-10-25

Patent Citations (1)

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JPS5920869U (ja) * 1982-07-30 1984-02-08 昭和電線電纜株式会社 エナメル線用炉体

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