JPH0725168Y2 - 折りたたみ式道具における身のロック解除装置 - Google Patents

折りたたみ式道具における身のロック解除装置

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JPH0725168Y2
JPH0725168Y2 JP7943989U JP7943989U JPH0725168Y2 JP H0725168 Y2 JPH0725168 Y2 JP H0725168Y2 JP 7943989 U JP7943989 U JP 7943989U JP 7943989 U JP7943989 U JP 7943989U JP H0725168 Y2 JPH0725168 Y2 JP H0725168Y2
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誠一 中村
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TAIYO INDUSTRIAL CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] この考案は、折りたたみ式道具、例えば、柄の前端部に
対し刀身の基端部を回動可能に支持して刀身を柄から突
出させた状態と、刀身を柄内に収納した状態とを取り得
るようにしたポケットナイフにおいて、刀身の突出状態
の保持を解除するロック解除装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、ロック機構においては、刀身の基端部に係止凹部
が形成されているとともに、柄内に設けられた弾性を有
する背金に係止凸部が形成され、この係止凸部が刀身の
突出状態でその係止凹部に対し弾性により係入されて刀
身の収納方向への回動が阻止されるようになっている。
このロック状態を解除するには背金の係止凸部を刀身の
係止凹部から外す必要があるが、この場合通常背金を直
接移動させるようにしていた。この背金を直接操作する
位置としては、例えば、実開昭54−66300号公報に示す
ように背金の操作部を柄の後部背側に設ける場合、実開
昭59−160076号公報に示すように背金の操作部を柄の前
部の一側面に設ける場合、実開昭54−141600号公報に示
すように背金の操作部を柄の前端部の背側に設ける場合
など種々考案されている。この背金の操作部について
は、柄を把持してポケットナイフを使用している最中に
同操作部が不用意に押されてロック解除されないよう
に、安全上考慮することと、軽い操作力で容易にロック
解除できることが必要である。
[考案が解決しようとする課題] 前述した各公報のロック解除装置においては、いずれ
も、背金と一体連動可能な操作部が設けられているた
め、背金の弾性力に抗して直接背金を移動させる必要が
あった。ところが、この背金はロック保持機能上相当大
きな弾性力を有しているため、ロック解除操作力は必然
的に大きくならざる得なかった。
本考案の目的は従来技術のものと比較してより一層軽い
操作力でロック解除を行えるようにすることにある。
又、本考案の目的は不用意にロック解除されないように
操作部を設ける位置に工夫を凝らして、従来技術のもの
よりも安全性を向上させることにある。
考案の構成 [課題を解決するための手段] この目的を達成するため本考案は、後記する第一実施例
〜第三実施例の図面に示すように、柄1に対し身9の基
端部9aを回動可能に支持して身9を柄1から突出させた
状態と、身9を柄1内に収納した状態とを取り得るよう
にし、身9の基端部9aに係止部11を形成するとともに、
柄1内に設けた弾性を有する背金5には身9の突出状態
で身9の係止部11に対し弾性により係入されて身9の収
納方向Aへの回動を阻止する係止部8を形成した折りた
たみ式道具において、背金5にはロック解除部材13を回
動可能に支持し、柄1にはこのロック解除部材13が接す
る当接面12aを設け、ロック解除部材13を回動操作した
時、このロック解除部材13と柄1の当接面12aとの相対
移動によりロック解除部材13の回動中心軸16が移動して
背金5も移動し、背金5の係止部8が身9の係止部11か
ら外れるようにしたものである。この場合、身9の基端
部9aが回動可能に支持された柄1の前端部で、ロック解
除部材13の操作部15を柄1の外側に露出させて身9の回
動方向Aと同一方向Bへ回動操作可能にすることが好ま
しい。
又、本考案は後記する第一実施例又は第二実施例の図面
に示すように、前述したような折りたたみ式道具におい
て、身9の突出状態で柄1の前端面1aと身9の基端部9a
との間にできる段差部17にロック解除部材13の操作部15
を露出せたものである。
[作用] さて、第1図〜第3図に示す使用状態では、身9が柄1
の前端部から前方へ突出し、背金5の係止部8が身9の
係止部11に係入されて身9の回動が阻止され、身9が柄
1に対しロックされている。一方、ロック解除部材13の
操作部15は柄1の前端面1aに沿うように位置している。
この使用状態から身9を柄1内に収納する場合に、柄1
を把持した手の親指をロック解除部材13の操作部15に当
てがい、操作部15を第4図に示すようにB矢印方向へ持
ち上げてロック解除部材13を回動させると、ロック解除
部材13が柄1の当接面12aに当接し、その当接部分を支
点としてロック解除部材13の回動中心軸16が浮き上が
り、それに伴い背金5の係止部8もC矢印方向へ浮き上
がって身9の係止部11から外れる。この状態を保持した
まま、第5図に示すように身9を収納方向Aへ回動させ
ると、背金5の係止部8が身9の基端部9aの外周面に当
接しながら、第6図に示すように身9を柄1内に収納す
ることができる。
[第一実施例] まず、本考案の第一実施例を第1図〜第6図に従って説
明する。
柄1はゴム製のカバー2と、その内部に設けられた一対
の側板3,4とからなる。柄1の背側において両側板3,4間
には背金5が軸6により回動可能に支持され、この背金
5は同じく両側板3,4間に設けられた板ばね7により付
勢されて弾性を有している。この背金5の前端部には係
止凸部8が形成されている。
柄1の前端部において両側板3,4間には刀身9の基端部9
aが挿入されて支軸10により回動可能に支持され、この
刀身9は柄1の前端部から前方へ突出する状態と、柄1
の腹側から柄1内に収納される状態とを取り得るように
なっている。刀身9の基端部9aには前記背金5の係止凸
部8が係入される係止凹部11が形成されている。
一方の側板3の前端部背側に切欠部12が形成され、この
切欠部12に前記背金5の係止凸部8及び刀身9の係止凹
部11が露出している。
ロック解除部材13はてこ部14と操作部15とからなる。こ
のてこ部14は前記切欠部12に嵌め込まれて背金5の係止
凸部8に重合され、同係止凸部8に対し軸16により回動
可能に支持されている。このロック解除部材13の回動方
向Bと背金5の回動方向Cは刀身9の回動方向Aと同一
になっている。一方、操作部15は柄1の前端部から露出
し、刀身9の突出状態で柄1の前端面1aと刀身9の基端
部9aとによりできる段差部17で柄1の前端面1aに沿って
設けられている。この操作部15の操作面15aは柄1のカ
バー2の外側面から突出せずほぼ面一になっている。
さて、第1図〜第3図に示す使用状態では、刀身9が柄
1の前端部から前方へ突出し、背金5の係止凸部8が刀
身9の係止凹部11に係入されて刀身9の回動が阻止さ
れ、刀身9が柄1に対しロックされている。一方、ロッ
ク解除部材13のてこ部14は一方の側板3の切欠部12内に
あり、ロック解除部材13の操作部15は柄1の前端面1aに
沿うように位置している。
この使用状態から刀身9を柄1内に収納する場合に、柄
1を把持した手の親指をロック解除部材13の操作部15の
操作面15aに当てがい、操作部15を第4図に示すように
B矢印方向へ持ち上げてロック解除部材13のてこ部14を
回動させると、てこ部14の角部14aが切欠部12の当接面1
2aに当接し、その当接部分を支点としててこ部14の回動
中心軸16が浮き上がり、それに伴い背金5の係止凸部8
もC矢印方向へ浮き上がって刀身9の係止凹部11から外
れる。この状態を保持したまま、第5図に示すように刀
身9を収納方向Aへ回動させると、背金5の係止凸部8
が刀身9の基端部9aの外周面に当接しながら、第6図に
示すように刀身9を柄1内に収納することができる。こ
の収納状態は背金5の係止凸部8が刀身9の基端部9aに
圧接されてその弾性力により保持される。
この収納状態から刀身9を突出させる場合には、刀身9
を回動させて第2図に示す突出状態にすれば、背金5の
係止凸部8が刀身9の係止凹部11に自動的に係入されて
ロックされる。
特に本実施例においては、背金5に対し回動可能に支持
されたロック解除部材13を利用してそのてこ作用により
背金5の係止凸部8を刀身9の係止凹部11から外すよう
にしているので、従来技術のように背金を直接操作する
場合と比較して、柄1を握った片方の手の親指だけで軽
く操作してロック解除することができる。
又、ロック解除部材13の操作部15は刀身9の突出状態で
柄1の前端面1aと刀身9の基端部9aとの間にできる段差
部17に設けてあり、柄1を握ってポケットナイフを使用
する時指を柄1の前端面1aから前方へ出すことは安全上
少ないので、ロック解除部材13の操作部15が不用意に回
動されてロックが解除されることはなくなる。その点、
従来技術で示した各操作部は柄の背側の後部若しくは前
部又は柄の腹側の前部に設けられているため、この第一
実施例の操作部15と比較して不用意に回動される可能性
は強い。
[第二実施例] 第7図に示す第二実施例は前記第一実施例においてロッ
ク解除部材13の操作部15の形状を変更したものである。
第一実施例の場合、第1図に示すように操作部15の下端
に操作力Fを与える方法が最も操作し易いが、この第二
実施例では操作部15の形状変更により操作力Fの与え方
を変えて第一実施例の場合よりもより一層操作し易くな
っている。その他の構成及び作用は前記第一実施例の場
合と同様である。
[第三実施例] 第8図及び第9図に示す第三実施例においては、柄1の
カバー2の前端部背側に切欠部18が形成され、この切欠
部18内にロック解除部材13の操作部15が露出している。
又、前記第一実施例では、背金5の他に、これを付勢す
る板ばね7が設けられているが、この第三実施例では、
板ばね7がなくこの背金5自身に弾性を持たせている。
なお、このように1本の背金5で済む場合には、柄1内
のスペースが広くなり、刀身9を柄1内の深くまで収納
することができて安全である点、刀身9の形状をいろい
ろと変えることができる点、柄1の形状を多様化できる
点などにおいて有効である。
その他の構成及び作用は前記第一実施例の場合と同様で
ある。
なお、ポケットナイフ以外に、栓抜きなどの折りたたみ
式道具にも本考案は応用可能である。
考案の効果 本考案によれば、背金5を直接操作せずロック解除部材
13を介して操作するようにしているので、背金5を直接
操作する場合と比較してロック解除部材13のてこ作用に
より軽い操作力でロック解除することができ、操作性が
向上する。又、背金5にロック解除部材13の回動中心軸
16を設けている点は、新規な発想であって、構造の簡略
化に有効である。この場合、ロック解除部材13の操作部
15を柄1の前端部に露出させれば、ロック解除部材13を
操作し易くなる。
又、本考案によれば、身9の突出状態で柄1の前端面1a
と身9の基端部9aとの間にできる段差部17にロック解除
部材13の操作部15を露出させているので、柄1を握って
使用している時、不用意に操作部15を操作してしまう可
能性は少なくなり、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の第一実施例を示し、第1図は
刀身が突出状態にあるポケットナイフを示す正面図、第
2図は第1図において柄のカバーと一方の側板を取除い
た状態を示す一部切欠き正面図、第3図は第1図の平面
図、第4図は第2図に示す状態からロック解除部材を操
作した状態を示す一部切欠き正面図、第5図は第4図に
示す状態から刀身を収納する途中状態を示す一部切欠き
正面図、第6図は刀身を柄内に収納した状態を示す一部
切欠き正面図、第7図は第二実施例に係るポケットナイ
フを示す正面図、第8図は第三実施例に係るポケットナ
イフを示す正面図、第9図は第8図の一部切欠き正面図
である。 1……柄、1a……前端面、3,4……側板、5……背金、
8……係止凸部(係止部)、9……刀身、9a……基端
部、11……係止凹部(係止部)、12……切欠部、12a…
…当接面、13……ロック解除部材、14……てこ部、15…
…操作部、16……軸、17……段差部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柄(1)に対し身(9)の基端部(9a)を
    回動可能に支持して身(9)を柄(1)から突出させた
    状態と、身(9)を柄(1)内に収納した状態とを取り
    得るようにし、身(9)の基端部(9a)に係止部(11)
    を形成するとともに、柄(1)内に設けた弾性を有する
    背金(5)には身(9)の突出状態で身(9)の係止部
    (11)に対し弾性により係入されて身(9)の収納方向
    (A)への回動を阻止する係止部(8)を形成した折り
    たたみ式道具において、 背金(5)にはロック解除部材(13)を回動可能に支持
    し、柄(1)にはこのロック解除部材(13)が接する当
    接面(12a)を設け、ロック解除部材(13)を回動操作
    した時、このロック解除部材(13)と柄(1)の当接面
    (12a)との相対移動によりロック解除部材(13)の回
    動中心軸(16)が移動して背金(5)も移動し、背金
    (5)の係止部(8)が身(9)の係止部(11)から外
    れるようにしたことを特徴とする折りたたみ式道具にお
    ける身のロック解除装置。
  2. 【請求項2】第1請求項において、身(9)の基端部
    (9a)が回動可能に支持された柄(1)の前端部で、ロ
    ック解除部材(13)の操作部(15)を柄(1)の外側に
    露出させて身(9)の回動方向(A)と同一方向(B)
    へ回動操作可能にしたことを特徴とする折りたたみ式道
    具における身のロック解除装置。
  3. 【請求項3】柄(1)に対し身(9)の基端部(9a)を
    回動可能に支持して身(9)を柄(1)から突出させた
    状態と、身(9)を柄(1)内に収納した状態とを取り
    得るようにし、身(9)の基端部(9a)には係止部(1
    1)を形成するとともに、柄(1)内に設けた弾性を有
    する背金(5)には身(9)の突出状態で身(9)の係
    止部(11)に対し弾性により係入されて身(9)の収納
    方向(A)への回動を阻止する係止部(8)を形成した
    折りたたみ式道具において、 背金(5)を移動させて背金(5)の係止部(8)を身
    (9)の基端部(9a)の係止部(11)から外すロック解
    除部材(13)を設け、身(9)の突出状態で柄(1)の
    前端面(1a)と身(9)の基端部(9a)との間にできる
    段差部(17)にロック解除部材(13)の操作部(15)を
    露出させたことを特徴とする折りたたみ式道具における
    身のロック解除装置。
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JPH0320960U JPH0320960U (ja) 1991-02-28
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