JPH0313988Y2 - - Google Patents

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JPH0313988Y2
JPH0313988Y2 JP1981111044U JP11104481U JPH0313988Y2 JP H0313988 Y2 JPH0313988 Y2 JP H0313988Y2 JP 1981111044 U JP1981111044 U JP 1981111044U JP 11104481 U JP11104481 U JP 11104481U JP H0313988 Y2 JPH0313988 Y2 JP H0313988Y2
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pin
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movable
switch
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JP1981111044U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスイツチ付ピンジヤツクに関する。
一般にスイツチ付ピンジヤツクは、ピンの差し
込みによつて固定接触子と可動接触子とが開離さ
れるとともにピンと可動接触子との接触が図ら
れ、且つ可動接触子がピンを保持するように講じ
られている。
第1図は従来のスイツチ付ピンジヤツクの構成
を示す断面図で、絶縁体で形成されるケース11
には挿入孔11aが穿たれ、さらにケース11の
内壁面には接触子を溝に差し込んで固定する突起
11bが設けられ、これらの突起11bには固定
接触子14および可動接触子13が取付けられて
いる。またピン挿入孔11aが穿たれた部分のケ
ースの外周には管状の接地電極12が嵌装され、
この接地電極と一体的に形成された半田付け端1
2aがケース11の外壁面に沿つて下方に延び出
している。
このように構成されたスイツチ付ピンジヤツク
10においては、固定接触子14に対して可動接
触子13が弾性接触し、電気的に接続された状態
にある。
次に第2図はスイツチ付ピンジヤツク10にピ
ンプラグ20を差し込んだ状態を示す断面図で、
ピンプラグ20自体は中心部にピン23を有し、
このピン23と同芯的に管状の電極22が絶縁物
21を介して一体化されており、ピン23が所定
の位置まで挿入されると、このピン23によつて
固定接触子14と可動接触子13とが開離される
とともにピン23と可動接触子13との接触が図
られ、同時に可動接触子13の弾力によつてピン
23に押圧を加え、これを保持するようになつて
いる。なお、ピン23が所定の位置まで挿入され
るとスイツチ付ピンジヤツク10の接地電極12
にピンプラグ20の電極22が嵌まり、電気的に
も接続される。
また、第3図はケース11内に取付けられる可
動接触子13および固定接触子14の形状を拡大
した示した斜視図で、固定接触子14にはピン2
3が挿入された場合でもこれと接触しないような
切欠き14bがあり、この切欠き14bの両側が
接点部14aになつている。これに対して、可動
接触子13はその中心部にT字状の接点部13a
を有し、これらの接点部はそれぞれ固定接触子1
4に向けて折曲げられ、この接点部13aが固定
接触子14の接点部14aと弾性接触し、ピン2
3の挿入時にはこれらが開離されるとともに接点
部13aがこのピン23に弾性接触し、その押圧
力でピン23の保持も行なつている。
このような形式のスイツチ付ピンジヤツクで
は、ピンジヤツクの規格形状又はピンの長さ、形
状によつて可動接触子13の板バネによる押圧力
のみではピンの抜け出しを防止するのに充分な保
持力を得ることが困難であつた。
この保持力を増加させ、ピンの抜け出しを確実
に防止するため、従来より種々な形式のスイツチ
付ピンジヤツクが提案されている。第4図および
第5図はその一例を説明するための図である。
第4図はピン保持部材を有するスイツチ付ピン
ジヤツクであつて、同図aはその断面図、bはピ
ンプラグを挿入した状態の断面図、cは各接触子
等の形状を示す拡大斜視図である。同図に於て、
15が前記のピン保持部材であつて、中央にピン
23が嵌入する切欠き15aが設けられており、
その先端部には保持突起15bが設けられて嵌入
して来たピン23を強い圧力で挟みつけこれを保
持する。また16は短冊状の固定接触子であり、
18は頭頂部に接点部18aを有し、両側部から
ほぼL字状に折曲げられた接点腕18bが夫々突
出している可動接触子である。ピンプラグ20未
挿入のときには、固定接触子16と可動接触子1
8とが接点腕18bを介して電気的に接続してい
る。ピンプラグ20が挿入されると、ピン23が
可動接触子18の接点部18aを接触し、固定接
触子16と可動接触子18との間の電気的接続が
断たれる。ピン23はピン保持部材15の保持突
起15bによつて強い圧力で挟みつけられ、容易
に抜け出るようなことはなくなる。
また、第5図は可動接触子を2個用いて、これ
によつてピンを保持する形式のスイツチ付ピンジ
ヤツクであつて、同図aはその断面図、bはピン
プラグ挿入時の断面図、cは各接触子の形状を示
す拡大斜視図である。前述の様にこの形式のスイ
ツチ付ピンジヤツクは可動接触子13を2個有し
ており、固定接触子14を間に対向して配置され
ている。ピンプラグ20が未挿入の状態では、一
方の可動接触子13の接点部13aのみが固定接
触子14に弾性接触し、他方の可動接触子13は
電気的には独立した状態となつている。ピンプラ
グ20が挿入されると、ピン23が2つの可動接
触子13の間に嵌入し、可動接触子13はピン2
3にのみ接触し、固定接触子14との電気的接続
が断たれる。この場合、ピン23は2つの可動接
触子13によつて挟み付けられ容易に抜け出るよ
うなことはなくなる。
しかしながら、斯かるスイツチ付ピンジヤツク
にあつては、ピン23の抜け出しを防止するため
に、特別な保持部材あるいはほぼ同一形状の2個
の弾性接触子を必要とすることからケース11内
に設けられる接触子等の数が多くなり、しかも各
接触子等の形状が複雑になるという欠点があつ
た。
本考案は上述の如き従来の欠点に鑑み、接触子
の数を減らし、接触子の形状を単純化してコスト
減を図るとともに、確実なスイツチング動作が得
られる且つ、接触子とプラグピンとの接続が確実
に行えるスイツチ付きピンジヤツクの提供を目的
としたものである。
かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
る構成は、ピンの差し込みによつて固定接触子と
可動接触子とが開離されるとともに、前記ピンと
可動接触子との接触が図られ、且つ前記可動接触
子がピンを保持するスイツチ付ピンジヤツクにお
いて、前記可動接触子には、前記固定接触子側に
向けて突出され前記ピンを弾性的に挟持せしめる
一対の突片からなる挟開部を有し、該挟開部の両
突片の先端面を前記固定接触子に突当る可動接点
となし、且つ、前記可動接触子には、前記両挟開
部の両突片間にあつて前記固定接触子に対向する
部分に前記ピンの挿し込み時の摺接により前記両
突片が後退する方向に該可動接触子を動作させる
傾斜面を設けたことを特徴としてなるスイツチ付
ピンジヤツクに存する。
次に、本考案の実施例を第6図以下の図面につ
いて説明する。
第6図は本考案によるスイツチ付ピンジヤツク
を構成する接触子の形状を拡大して示した斜視
図、第7図はこのスイツチ付ピンジヤツクの断面
図、第8図はこれにピンプラグを差し込んだ状態
を示す断面図である。
第6図において、固定接触子16は短冊状の板
材の端部を半田付けに適合するように幅を狭くし
ただけで、従来の固定接触子が切欠きを具えてい
るのに対して、これは極く単純な形状のものが用
いられる。また、可動接触子17は矩形の断面を
有する一本の線材をその中間点で折曲げて密着さ
せ、この折曲げ端から途中のA点までは圧接若し
くは半田付け等によつて一体化されており、残り
の一本化されない部分は図示した如くピン差し込
み軸Yに対して角度r(<90゜)で折曲げられ、さ
らにその先端側を、それぞれ固定接触子16側に
向けた略水平配置の突片となし、その両突片間に
ピンの外径に合わせて部分的に拡げられたピン保
持孔17bが設けられて挟開部が構成されてい
る。そして、その両突片の先端が固定接触子16
に弾性的に圧接される接点部17aとなつてお
り、その接点部17aの先端面が可動接点となつ
ている。
ここで、接点部17aと固定接触子16との接
触圧は線材を密着させて一体化された部分の撓み
状態を加減することで適切に定められ、ピンと弾
性接触子17との接触圧は線材の外径寸法、ピン
保持孔17bの幅および一体化されない部分の長
さの何れかを変えることによつて適切に定められ
る。
なお、ピン差し込み軸Yと一体化されない部分
の線材と角度rはピンの頭部を押付けることによ
つて力Fyが線材に加わると分力Fxが発生し、こ
れによたてピンの頭部と摺動しながら線材が横に
逃げるように選定され、これによつてピンがピン
保持孔17bに嵌まり込み、同時に固定接触子1
6と接点部17aとを開離させることになる。
この場合、ピンをピン保持孔17bにうまく導
くように、ピンの頭部が摺動する線材の表面に傾
斜した溝17bを彫れば、外径寸法の比較的小さ
い線材を用いた場合でも可動接触子17とピンと
の位置が外れるという事故を防ぐことができる。
このように傾斜した溝を設ける場合には、この溝
の傾斜角が問題になり、この傾斜角が線材を逃が
すべく程好く決められるならば前述の角度rは確
別の制限を受けなくなり、90゜を越えてもよいこ
とになる。しかしながら、角度rを例えば60゜〜
75゜程度にすれば溝17bは単にピンをピン保持
孔17bに導くガイドとして機能するだけでよ
く、複雑な形状に加工する必要がなくなる。
要は、ピンの押付け力によつて固定接触子16
から接点部17aを開離せしめる傾斜面あればよ
い。
かかる可動接触子17および固定接触子16
は、第7図の如く、弾性接触した状態でケース1
1内に取付けられる。この場合、ケース11のピ
ン挿入孔11aと可動接触子のピン保持孔17b
とは若干偏芯しており、ここに第8図の如くピン
23を差し込むと、可動接触子17が撓められた
ピン23とピン保持孔17bとが嵌まり合う。こ
の状態で、固定接触子16と可動接触子17とが
開離せられ、且つピン23を可動接触子17のピ
ン保持孔17bの通性によつて保持することにな
る。
この場合、可動接触子17はばね性の線材の成
型によつて作られるので、ばね材のロスが極めて
少なく、しかも可動接触子17自体にピン23を
保持するピン保持孔17bを設けたので、従来の
スイツチ付ピンジヤツクのように2個の可動接触
子を設ける必要がなくなり、接触子の数を確実に
1本減らすことができ、構成も簡易化される。
なお、上記実施例では可動接触子として矩形断
面の線材を用いたが、矩形に限らず、例えば円、
三角、長方形、多角形であつても、ピンの押し付
け力によつて固定接触子から接点部を開離せしめ
る傾斜面、および固定接触子と接点部とが開離し
た状態でピンが挿入され且つピンを挟持する可撓
性の挟開部を設けることで、上記実施例と同様の
作用を行なわせることができる。
叙上の如く本考案のスイツチ付ピンジヤツクに
よれば、接触子の数を減らすとともに接触子の形
状を単純化することができ、これによつて全体の
構成が極めて簡易化され、コスト的にも著しく低
下させることができる。
また本願考案は、固定接触子側に突出させて突
片の先端面を可動接点とし、傾斜面にピンが摺接
することによつて可動接触子全体が弾性的に固定
接触子から離反される方向に動作されるようにし
ているとともに、両突片間の開き方向の弾性によ
つてピンを保持させる構造にしているため、各部
の弾性がそれぞれ別個の作用をなすこととなり、
接点間隔を大きくとる設計が無理なくできること
となつて、スイツチング動作が確実に行われるス
イツチ付きピンジヤツクの提供が可能となり、更
に、挿入されるピンは傾斜面に摺接して可動接触
子を固定接触子から離反させる方向に動作させる
ため、その反力によつて可動接触子がピンに圧接
され、更にピンは、両突片の挟開部に圧入されて
両突片に挟持されるるため、挿入されたピンはそ
の周囲を3点で可動接触子に接触されることとな
り、確実な安定した接続が得られることとなつた
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスイツチ付ピンジヤツクの一例
の構成を示す断面図、第2図はこのスイツチ付ピ
ンジヤツクにピンプラグを差し込んだ状態を示す
断面図、第3図はこのスイツチ付ピンジヤツクを
構成する接触子の形状を拡大して示した斜視図、
第4図および第5図は従来のスイツチ付ピンジヤ
ツクの他の例を説明するための図、第6図は本考
案によるスイツチ付ピンジヤツクを構成する接触
子の形状を拡大して示した斜視図、第7図は本考
案によるピンジヤツクの構成を示す断面図、第8
図はこのスイツチ付ピンジヤツクにプラグを差し
込んだ状態を示す断面図である。 10……スイツチ付ピンジヤツク、11……ケ
ース、12……接地電極、13,17,18……
可動接触子、14,16……固定接触子、15…
…保持部材、20……ピンプラグ、21……絶縁
物、22……電極、23……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピンの差し込みによつて固定接触子と可動接触
    子とが開離されるとともに、前記ピンと可動接触
    子との接触が図られ、且つ前記可動接触子がピン
    を保持するスイツチ付ピンジヤツクにおいて、前
    記可動接触子には、前記固定接触子側に向けて突
    出され前記ピンを弾性的に挟持せしめる一対の突
    片からなる挟開部を有し、該挟開部の両突片の先
    端面を前記固定接触子に突当る可動接点となし、
    且つ、前記可動接触子には前記両挟開部の両突片
    間にあつて前記固定接触子に対向する部分に前記
    ピンの挿し込み時の摺接により前記両突片が後退
    する方向に該可動接触子を動作させる傾斜面を設
    けたことを特徴としてなるスイツチ付ピンジヤツ
    ク。
JP1981111044U 1981-07-28 1981-07-28 スイツチ付ピンジヤツク Granted JPS5817783U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981111044U JPS5817783U (ja) 1981-07-28 1981-07-28 スイツチ付ピンジヤツク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981111044U JPS5817783U (ja) 1981-07-28 1981-07-28 スイツチ付ピンジヤツク

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JPS5817783U JPS5817783U (ja) 1983-02-03
JPH0313988Y2 true JPH0313988Y2 (ja) 1991-03-28

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JP1981111044U Granted JPS5817783U (ja) 1981-07-28 1981-07-28 スイツチ付ピンジヤツク

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0436065Y2 (ja) * 1984-12-30 1992-08-26
JP2009295432A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Smk Corp スイッチ付き同軸コネクタ
JP5720409B2 (ja) * 2011-05-11 2015-05-20 第一精工株式会社 スイッチ付同軸コネクタ
JP5979407B2 (ja) * 2012-02-23 2016-08-24 第一精工株式会社 スイッチ付同軸コネクタ

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JPS5817783U (ja) 1983-02-03

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