JP4255119B2 - スイッチングプローブ - Google Patents

スイッチングプローブ Download PDF

Info

Publication number
JP4255119B2
JP4255119B2 JP2003342843A JP2003342843A JP4255119B2 JP 4255119 B2 JP4255119 B2 JP 4255119B2 JP 2003342843 A JP2003342843 A JP 2003342843A JP 2003342843 A JP2003342843 A JP 2003342843A JP 4255119 B2 JP4255119 B2 JP 4255119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
probe
terminal
barrel
probe body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003342843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005106718A (ja
Inventor
明 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suncall Corp
Original Assignee
Suncall Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suncall Corp filed Critical Suncall Corp
Priority to JP2003342843A priority Critical patent/JP4255119B2/ja
Publication of JP2005106718A publication Critical patent/JP2005106718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4255119B2 publication Critical patent/JP4255119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明はスイッチングプローブに関し、特に、検査回路の構成を簡単化することができるスイッチングプローブに関するものである。
従来、ワイヤーハーネスなどの雄雌コネクタの内部に設けられた端子の位置が、端子の長さ方向において正常か否かを検出し、コネクタを良品と不良品とに分別するスイッチングプローブが種々提案されている。
例えば、特許文献1には、雌コネクタの端子の位置が正常か否かを検査するための多段ピンスイッチ( スイッチングプローブ) が記載されている。この多段ピンスイッチは、摺動方向に同軸に配設された探りピン、第1接点ピン、第2接点ピンと、夫々のピンを探りピンの前端側( 即ち、コネクタの端子側) へ付勢する3つの戻しスプリングと、ピン及びスプリングなどを収容するためのケーシングと、夫々のピンと間接的に接続された入出力端子及び電線などを備えている。探りピンに接続された電線と第1接点ピンとに接続された電線とが電気的に接続された検査回路を有し、この検査回路の途中部には第1発光ダイオードが配設されている。また、探りピンに接続された電線と第2接点ピンとの間に接続された電線も電気的に接続されて別の検査回路が形成され、この検査回路の途中部には第2発光ダイオードが配設されている。
この多段ピンスイッチにおいては、ケーシング内で探りピンが戻しスプリングに逆らって後方へ摺動されると、探りピンの後瑞部が第1接点ピンの前端部に当接して、探りピンと第1接点ピンが電気的に接続され、この探りピンと第1接点ピンとの夫々に接続された電線からなる検査回路の第1発光ダイオードが発光する。更に、探りピンが後方に摺動されると、探りピンと第1接点ピンと第2接点ピンとが電気的に接続され、探りピンと第2接点ピンとの夫々に接続された電線からなる検査回路の第2発光ダイオードが発光する。
従って、この多段ピンスイッチにより雌コネクタの端子の位置が正常か否かを検出する場合は、探りピンを雌コネクタの端子孔に挿入しても、探りピンと第1接点ピンと第2接点ピンの何れもが接続されず、第1, 第2発光ダイオードの何れもが発光しない場合は、端子が正常な位置よりも雌コネクタの奥側に位置していると判定される。一方、探りピンと第1接点ピンのみが接続され、第1発光ダイオードのみが発光する場合には端子が正常な位置に配設されていると判定される。更に、探りピンと第1接点ピンと第2接点ピンとが全て接続され、第1, 第2発光ダイオードの両方が発光する場合には端子が正常な位置よりも突出していると判定される。即ち、この多段ピンスイッチにおいては、端子が正常な位置よりも奥側及び突出側の何れの場合でも不良品の雌コネクタを検出することができる。
特開平8−7988号公報
しかし、特許文献1の多段ピンスイッチにおいては、探りピンと第1接点ピンとが電気的に接続された状態と、探りピンと第1接点ピンと第2接点ピンとが電気的に接続された状態により端子位置の判定を行っている、即ち、電気的に接続された2つの状態により端子位置の判定を行っているので、この2つの接続された状態を検出するために、探りピンと第1接点ピン及び探りピンと第2接点ピンとを接続する2つの検査回路が必要となり、多段ピンに接続される検査回路が複雑になり、その判定も複雑になるといった問題が生じる。
また、3つのピンに3つの入出力端子を接続するために多段ピンスイッチの構成が複雑になる。特に、第1接点ピンに接続される入出力端子は、ケーシング部材の途中部に穴を形成しこの穴に挿通されて、ケーシング部材の内部に配設された第1接点ピンと接続されるので、ケーシング部材の構造が複雑化すると共に強度が低下する。また、この入出力端子は、ケーシング部材と絶縁しなくてはならず、この入出力端子とケーシング部材の間には絶縁部材が設けられ、多段ピンスイッチの大型化といった問題が生じる。雌コネクタの検査時には、夫々のピンは全て同一方向に摺動されるので、夫々のピンの摺動量に対応したスペースが必要となり、多段ピンスイッチが長大化するといった問題も生じる。
本発明の目的は、検査回路を簡単化でき、ピンの摺動方向の長さを短くすることができるスイッチングプローブを提供しようとするものである。
請求項1の発明は、コネクタの端子にプローブ体を当接させて端子の長さ方向における端子の位置が正常か否かを検査するためのスイッチングプローブにおいて、前記プローブ体を摺動可能に支持すると共にプローブ体と電気的に接続された中空状の本体バレルと、前記本体バレルに電気的絶縁状態にして内挿されたインナーバレルと、前記プローブ体に摺動可能に部分的に挿入され且つ電気的に接続された第1ピンと、前記第1ピンの摺動方向に移動可能に第1ピンと所定間隔空けて同軸上に配設され、切断可能にインナーバレルに電気的に接続された第2ピンと、前記第1ピンをプローブ体に対して本体バレルの内方へ伸長方向に付勢する第1付勢バネと、前記第2ピンを第1ピンの方へ付勢する第2付勢バネであって、前記第1付勢バネよりもバネ定数が大きい第2付勢バネと、前記本体バレルに対してプローブ体を伸長方向へ付勢する第3付勢バネと、前記プローブ体に対して第1ピンを伸長限界と退入限界とに亙って所定ストローク摺動可能にするストローク規制部とを備え、前記プローブ体が前記端子に当接後に、本体バレル内に退入して第1ピンと第2ピンとが電気的に接続され、前記第1ピンと第2ピンとが電気的に接続された状態からプローブ体が前記端子に当接して、第1ピンがプローブ体の内部に退入し、前記第1ピンが退入限界までプローブ体の内部に退入すると、第1ピンが第2ピンを押動して、第2ピンとインナーバレルとが電気的に絶縁されることを特徴とするものである。
このスイッチングプローブによれば、プローブ体をコネクタの端子に当接させて、コネクタの端子の長さ方向における端子の位置が正常か否かを検査する。端子の位置が正常な場合にはプローブ体が端子に当接後に、この当接した状態で更にスイッチングプローブがコネクタ側に押されると、プローブ体が端子によって押動されて第1ピンと共に本体バレル内に退入し、第1ピンと第2ピンとが電気的に接続され、本体バレルからプローブ体、第1ピン、第2ピンを介してインナーバレルまでが電気的に接続される。
このとき、第1ピンと第2ピンとが当接された状態で、プローブ体が更に本体バレルに退入すると、まず、第2付勢バネよりもバネ定数の小さい第1付勢バネが縮小されて、伸長限界にあった第1ピンがプローブ体に退入し、プローブ体と第1ピンと第2ピンとを介して電気的に接続された本体バレルとインナーバレルとの接続が維持される。
このように第1ピンと第2ピンとが接続された状態から、更に当接する端子により押動されてプローブ体が本体バレル内に退入すると、第1ピンと第2ピンとの電気的な接続が維持されつつ、第1ピンがプローブ体の内部に退入し、本体バレルとインナーバレルとの電気的接続が維持される。即ち、端子の正常な位置の範囲と、第1ピンと第2ピンとが電気的に接続された状態から第1ピンの退入限界まで退入するまでの第1ピンの退入ストロークを等しくすることで、正常な位置に配設された端子を全て検出することができる。
一方、端子の位置が正常な位置から突出している場合には、第1ピンが退入限界までプローブ体に退入した状態から更にプローブ体が第3付勢バネに抗して押動されると、第2付勢バネが縮小されて第2ピンがインナーバレルに退入し、インナーバレルと電気的に接続されている第2ピンが、当接する第1ピンによってインナーバレル内で摺動されて、第2ピンとインナーバレルとが電気的に絶縁され、本体バレルとインナーバレルとの電気的な接続が切断される。 他方、端子の位置が正常な位置から奥側に位置する場合には、プローブ体が端子と当接しないか若しくは当接して端子によってプローブ体が押動されても第1ピンと第2ピンが当接することがないので、本体バレルとインナーバレルとが電気的に接続されることがない。
請求項1の発明によれば、本体バレルとインナーバレルと第1,第2ピンに加えて、第1〜第3付勢バネとストローク規制部を設けたことにより、端子が正常な位置に配設されている場合には本体バレルとインナーバレルとの電気的な接続が維持され、端子が正常な位置からずれている場合には、位置ずれが突出側か奥側に関わらず本体バレルとインナーバレルとの電気的な接続が切断されるので、本体バレルとインナーバレルとに接続する検査回路を1つ設けるだけで、コネクタの良品を検出することができる。また、検査回路が1つだけで検査可能なため、本体バレルとインナーバレルとに直接的若しくは間接的に接続される入出力端子を2つだけ設ければよいので、スイッチングプローブを小型化することができる。
第1ピンと第2ピンとが電気的に接続された状態から更にプローブ体が本体バレル内に退入した場合、第1ピンはプローブ体の内部に退入するので、スイッチングプローブの長さ方向の長さを縮小化することができる。特に、端子の正常な位置の範囲が大きい場合、スイッチングプローブの長さを従来に比べ大幅に縮小化することができる。
しかも、第1付勢バネを第2付勢バネに比べバネ定数の小さな付勢バネを適用することで、第1ピンと第2ピンとが電気的に接続された後、プローブ体が本体バレル内に退入しても本体バレルとインナーバレルとの電気的な接続を確実に維持することができる。
本発明のスイッチングプローブは、コネクタの端子にプローブ体を当接させて端子の長さ方向における端子の位置が正常か否かを検査するためのスイッチングプローブにおいて、前記プローブ体を摺動可能に支持すると共にプローブ体と電気的に接続された中空状の本体バレルと、前記本体バレルに電気的絶縁状態にして内挿されたインナーバレルと、前記プローブ体に摺動可能に部分的に挿入され且つ電気的に接続された第1ピンと、前記第1ピンの摺動方向に移動可能に第1ピンと所定間隔空けて同軸上に配設され、切断可能にインナーバレルに電気的に接続された第2ピンと、前記第1ピンをプローブ体に対して本体バレルの内方へ伸長方向に付勢する第1付勢バネと、前記第2ピンを第1ピンの方へ付勢する第2付勢バネであって、前記第1付勢バネよりもバネ定数が大きい第2付勢バネと、前記本体バレルに対してプローブ体を伸長方向へ付勢する第3付勢バネと、前記プローブ体に対して第1ピンを伸長限界と退入限界とに亙って所定ストローク摺動可能にするストローク規制部とを備え、前記プローブ体が前記端子に当接後に、本体バレル内に退入して第1ピンと第2ピンとが電気的に接続され、前記第1ピンと第2ピンとが電気的に接続された状態からプローブ体が前記端子に当接して、第1ピンがプローブ体の内部に退入し、前記第1ピンが退入限界までプローブ体の内部に退入すると、第1ピンが第2ピンを押動して、第2ピンとインナーバレルとが電気的に絶縁されるものである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。本実施例は、雌コネクタの端子の位置が正常か否かを検査するスイッチングプローブに本発明を適用した一例である。尚、以下の説明において、図2に示す前方( スイッチングプローブの挿入方向) を前方として説明する。尚、図2, 図3は、検査前の初期状態におけるスイッチングプローブ1の図である。
図1に例示するように、スイッチングプローブ1は、1対の雄雌コネクタ2, 3のうち、雌コネクタ3の端子孔4にプローブ体13を挿入して、プローブ体13を端子5に当接させて、端子5の長さ方向における端子5の位置が正常か否かを検査するためのものである。図2, 図3に示すように、スイッチングプローブ1は、真鍮製の本体バレル10と、POM製( ポリオキシメチレン) の絶縁部材11と、真鍮製のインナーバレル12と、真鍮製のプローブ体13と、真鍮製の第1ピン14と、真鍮製の第2ピン15と、ピアノ線製の第1〜第3付勢バネ16, 17, 18と、真鍮製のターミナル19とを備えている。
本体バレル10は、内部に中空部20を有する略円筒形状に形成されている。本体バレル10の前端部には、プローブ体13の前方への移動を所定位置で規制するための規制部21が形成されている。本体バレル10の後端部には、絶縁部材11とインナーバレル12とターミナル19の前後方向の移動を規制するためのディンプル22がかしめによって形成されている。本体バレル10の後端部の外周部には、検査回路50に接続される入力端子23が電気的に接続されている。
絶縁部材11は、ディンプル22によって前後方向に摺動不能に本体バレル10の後半部分に内挿されている。この絶縁部材11は、外円筒部25と、前側内円筒部26と、後側内円筒部27からなる。外円筒部25の前端部と前側内円筒部26の前端部は連結されている。前側内円筒部26と後側内円筒部27とは、前後方向に所定間隔空けて配設され、前側内円筒部26の後瑞と後側内円筒部27の前端の間にはインナーバレル12の内周面を露出させるための窓部28が形成されている。後側内円筒部27は、後瑞部が閉口され、第2付勢バネ17とターミナル19とを絶縁している。外円筒部25と内円筒部26, 27との間には、インナーバレル12を内挿するための隙間が径方向に所定幅で形成されている。
インナーバレル12は、ディンプル22によって摺動不能に、絶縁部材11の外円筒部25と内円筒部26, 27との間に形成された隙間に嵌合され、本体バレル10に電気的絶縁状態で内挿されている。インナーバレル12の窓部28から露出される部分には、インナーバレル12と第2ピン15とを電気的に接続するための接点29が、周方向の全周に亙ってかしめにより内側に凸設されている。
プローブ体13は、縦断面が円状若しくはリング状に形成され、本体バレル10の前端部に摺動可能に支持されている。プローブ体13は、端子孔4に挿入され端子5と当接されるプローブ部31と、プローブ部31よりも大径の被規制部32と、内部に形成された中空部33と、ストッパー部34などからなる。プローブ体13は、プローブ部31が規制部21に、被規制部32が本体バレル10の中空部20の内壁に夫々摺動可能に支持されることで、摺動される際に前後方向にガイドされると共に、本体バレル10と電気的に接続される。
被規制部32は、絶縁部材11の前端部から被規制部32の後端部に亙って設けられた第3付勢バネ18により前方へ付勢されているプローブ体13の前方への移動を規制部21との協動により規制する。中空部33は、第1付勢バネ16を収容すると共に、第1ピン14の一部を内挿しガイドするためのものである。ストッパー部34の内周部は、中空部33の外径よりもやや小径に形成され、第1ピン14の前後方向の移動を所定範囲で規制する。
第1ピン14は、段部37, 38を有する横円柱状に形成され、前半部が中空部33に摺動可能に内挿されている。第1ピン14の前半部には、中空部33の内径と外径が略同じ被ガイド部36が形成され、この被ガイド部36が中空部33の周壁に接することで第1ピン14とプローブ体13が電気的に接続される。また、第1ピン14の摺動時には、被ガイド部36が中空部33の周壁によって前後方向にガイドされる。第1ピン14の中央部には、前後1対の段部37, 38が形成されている。
初期状態においては、段部37がストッパー部34に当接して伸長限界になり、中空部33に設けられた第1付勢バネ16により常に後方へ付勢されている第1ピン14の後方への移動が規制されると共に、退入限界においては、段部38がストッパー部34に当接されて、第2ピン15によって前方へ押動される第1ピン14の前方への移動が規制される。即ち、この段部37と段部38との前後方向の長さが第1ピン14の退入ストロークになる。尚、前記ストッパー部34と1対の段部37, 38が「ストローク規制部」に相当するものである。
第2ピン15は、段部を有する横円柱状に形成され、第1ピン14の摺動方向に移動可能に且つ第1ピン14と摺動方向に所定間隔空けて同軸上に配設されている。第2ピン15は、絶縁部材11の内径と同径の前端部41及び後瑞部42と、前後端部41, 42よりやや小径に形成された中間部43とからなる。第2ピン15が前後方向に移動される場合には、前後端部41, 42が、絶縁部材11の内周面によって前後方向にガイドされる。中間部43の外径は、接点29と電気的に接続されるのを防ぐために接点29の内径よりも小径に形成され、一方、後瑞部42の外径は接点29の内径よりも大径に形成され、中間部43と後瑞部42との境界には、接点29と切断可能に電気的に接続される段接点40が形成されている。
従って、図3に示すように、第2付勢バネ17により第2ピン15が前方に付勢され、接点29と段接点40が電気的に接続された初期状態から、第2ピン15が後方へ移動されると、接点29と段接点40とが離隔され、また、接点29と中間部43とも接触することがないので、第2ピン15とインナーバレル12とは電気的に絶縁された状態にされる。尚、段接点40は、第2付勢バネ17により前方へ付勢されている第2ピン15の前方への移動を接点29との協動により初期状態の位置で規制する。
ターミナル19は、略横円柱状に形成されている。ターミナル19の前端部は、インナーバレル12の後端部に電気的に接続されて内挿され、ディンプル22によって前後方向への移動不能に固定されている。ターミナル19の後半部は、外部に露出され、後端部には検査回路50に接続される出力端子45が電気的に接続されている。
第1付勢バネ16は、プローブ体13の中空部33に収容され第1ピン14を常に後方( 伸長方向) へ付勢するためのものである。第2付勢バネ17は、後側内円筒部27に内挿され第2ピン15を第1ピン14が配設された前方へ付勢するためのものである。尚、第1付勢バネ16のバネ定数は、第2付勢バネ17のバネ定数よりも小さいものが適用されている。従って、プローブ体13が後方へ移動されて第1ピン14と第2ピン15が当接され、更に、プローブ体13が後方へ移動されるとバネ力の弱い第1付勢バネ16により付勢されている第1ピン14は、バネ力に逆らってプローブ体13内に退入するが、バネ力の強い第2付勢バネ17により前方へ付勢されている第2ピン15は、第1ピン14が退入限界まで退入するまで、第1ピン14に押圧されても後方へ移動されることなく、初期状態の位置に止まる。第3付勢バネ18は、中空部20に内挿され、プローブ体13を前方へと付勢するためのものである。
次に検査回路50について図4を参照して簡単に説明する。本体バレル10に接続された入力端子23に電池51の正極が接続され、この電池51の負極と出力端子45との間に発光ダイオード52が接続されたものである。尚、この検査回路50は一例であり、適宜変更可能である。
次に、上述したスイッチングプローブ1による雌コネクタ3の検査工程について、図面に基づいて説明する。図5〜図7は概略図であり、左右方向と上下方向の縮尺は異なる。以下の説明において、端子固定用のカバー部材53の先端部から距離α〜α+βの範囲に端子5の先端部が位置する場合を正常な端子位置とする。
最初に、端子5の位置が正常な場合( カバー部材53から端子5の先端の距離がαの場合) における検査工程について図5−1〜図5−2を参照して説明する。まず、図2に示すようにスイッチングプローブ1が初期状態にある状態から、図5−1に示すようにプローブ体13が雌コネクタ3の端子孔4に挿入されると、プローブ体13の先端部が端子5の先端部に当接する。その後、規制部21が雌コネクタ3に当接するまでスイッチングプローブ1が前方に押動されると、プローブ体13は端子5によって押動され、第3付勢バネ18の付勢力に逆らってプローブ体13が第1ピン14と共に本体バレル10内に退入し、図5−2に示すように、第1ピン14の後瑞部と第2ピン15の前端部が電気的に接続される。従って、この状態では、プローブ体13、第1ピン14、第2ピン15を介して本体バレル10からインナーバレル12及びターミナル19までが電気的に接続され、検査回路50の発光ダイオード52が点灯する。
更に、図5−3に示すように、端子5の先端部の位置がカバー部材53の先端部より距離α+βの正常な位置に設けられている場合においては、第1ピン14と第2ピン15とが電気的に接続された後、規制部21が雌コネクタ3に当接するまで、当接する端子5によってプローブ体13が押動されて、更に本体バレル10内に退入することになるが、第1付勢バネ16が第2付勢バネ17よりもバネ力が小さいため、第2付勢バネ17はバネ長を維持しつつ第1付勢バネ16のみが縮小されて、第1ピン14がプローブ体13内に退入し、第2ピン15は移動されることなく第2ピン15とインナーバレル12との電気的な接続が維持されて、本体バレル10からインナーバレル12及びターミナル19までの接続が維持されるため、発光ダイオード52の点灯も維持される。
従って、端子5が正常な位置に設けられている場合には、発光ダイオード52が点灯され、確実に良品が検出されることになる。尚、距離βは、第1ピン14の退入ストロークと同じ長さになる。
一方、図6に示すように、端子5の先端部がカバー部材53から距離α+β以上突出している場合には、規制部21が雌コネクタ3に当接されるまでプローブ体13が端子孔4に挿入されると、第1ピン14がプローブ体13内に退入限界まで退入した状態から更にプローブ体13が本体バレル10内に退入することになるので、第1ピン14によって第2ピン15が押動され、第2ピン15が第2付勢バネ17の付勢力に逆らって絶縁部材11内を後方へ摺動されることになり、第2ピン15の段接点40とインナーバレル12の接点29とが離隔され、第2ピン15とインナーバレル12が電気的に絶縁される。従って、点灯していた発光ダイオード52が消灯することになり、雌コネクタ3が不良品と判定される。
また、図7に示すように、端子5の先端部がカバー部材53から距離α以下の場合には、規制部21が雌コネクタ3に当接するまでプローブ体13が端子孔4に挿入されても、プローブ体13が端子5に当接しないか若しくは当接しても第1ピン14と第2ピン15が当接されるまでプローブ体13が本体バレル10内に押動されることがないので、第1ピン14と第2ピン15とが電気的に接続されることがなく、発光ダイオード52が点灯することもなく、雌コネクタ3が不良品と判定される。
次に、以上説明したスイッチングプローブ1の作用及び効果について説明する。
このスイッチングプローブ1においては、図5−1〜図5−3に示すように、端子5が正常な位置に配設されている場合には、プローブ体13、第1ピン14、第2ピン15、インナーバレル12を介して本体バレル10からターミナル19まで電気的に接続されて検査回路50の発光ダイオード52が発光する。一方、図6に示すように、端子5が正常な位置よりも突出している場合には、第2ピン15が後方へ押動されて、第2ピン15の段接点40とインナーバレル12の接点29とが離隔されて電気的な接続が切断されるので、一時的に発光する発光ダイオード52が最終的には消灯する。また、図7に示すように、端子5が正常な位置よりも奥側に配設されている場合には、プローブ体13が当接しないか若しくは当接しても第1ピン14が第2ピン15と接続されるまでプローブ体13が後方へ押動されないため、本体バレル10からターミナル19までが電気的に接続されることはなく、発光ダイオード52が発光することはない。
従って、本体バレル10とターミナル19とを接続する検査回路50を1つ設けるだけで、端子5が正常な位置から奥側及び突出側に配設されているに関わらず、端子5の位置が正常な場合のみ発光ダイオード52の点灯が維持されるので、雌コネクタ3の良品を確実に検出することができる。また、検査回路50が1つだけでよいので、入出力端子23, 45は2つだけでよくスイッチングプローブ1を小型化することができ、入出力端子23, 45を接続する構成を簡単化することもできる。
第1ピン14と第2ピン15が電気的に接続されてから、更にプローブ体13が本体バレル10内に退入さする場合、第1ピン14はプローブ体13内に退入することになるのでスイッチングプローブ1の長さ方向の長さを縮小化することができる。特に、端子5の正常な位置の範囲( 距離β) が大きいコネクタを検査するためのスイッチングプローブ1においては、従来に比べ大幅に縮小化することができる。
第1付勢バネ16のバネ定数を第2付勢バネ17のバネ定数よりも小さくするといった簡単な構成を適用することで、第1ピン14と第2ピン15とが接続されてから、更にプローブ体13が後方へ移動されても、第2ピン15を移動させることなく第1ピン14のみをプローブ体13内に退入させることができ、正確に雌コネクタ3の良品を検出することができる。
以上、雌コネクタ3を検査するためのスイッチングプローブに本発明を適用したが、雄コネクタ2を検査するためのスイッチングプローブに本発明を適用してもよい。
尚、本発明は以上説明した実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施例に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更例をも包含するものである。
本発明の実施例に係る雄雌コネクタを説明する図である。 イッチングプローブ全体図である。 スイッチングプローブの断面図である。 スイッチングプローブ及び検査回路を説明する回路図である。 良品の雌コネクタの検査工程( 初期状態) を説明する図である。 良品の雌コネクタの検査工程( 導通状態) を説明する図である。 良品の雌コネクタの検査工程( 退入限界) を説明する図である。 不良品の雌コネクタ( 端子突出) の検査工程を説明する図である。 不良品の雌コネクタ( 端子奥側) の検査工程を説明する図である。
符号の説明
1 スイッチングプローブ
2 雄コネクタ
4 端子孔
5 端子
10 本体バレル
12 インナーバレル
13 プローブ体
14 第1ピン
15 第2ピン
16 第1付勢バネ
17 第2付勢バネ

Claims (1)

  1. コネクタの端子にプローブ体を当接させて端子の長さ方向における端子の位置が正常か否かを検査するためのスイッチングプローブにおいて、
    前記プローブ体を摺動可能に支持すると共にプローブ体と電気的に接続された中空状の本体バレルと、
    前記本体バレルに電気的絶縁状態にして内挿されたインナーバレルと、
    前記プローブ体に摺動可能に部分的に挿入され且つ電気的に接続された第1ピンと、
    前記第1ピンの摺動方向に移動可能に第1ピンと所定間隔空けて同軸上に配設され、切断可能にインナーバレルに電気的に接続された第2ピンと、
    前記第1ピンをプローブ体に対して本体バレルの内方へ伸長方向に付勢する第1付勢バネと、
    前記第2ピンを第1ピンの方へ付勢する第2付勢バネであって、前記第1付勢バネよりもバネ定数が大きい第2付勢バネと、
    前記本体バレルに対してプローブ体を伸長方向へ付勢する第3付勢バネと、
    前記プローブ体に対して第1ピンを伸長限界と退入限界とに亙って所定ストローク摺動可能にするストローク規制部とを備え
    前記プローブ体が前記端子に当接後に、本体バレル内に退入して第1ピンと第2ピンとが電気的に接続され、
    前記第1ピンと第2ピンとが電気的に接続された状態からプローブ体が前記端子に当接して、第1ピンがプローブ体の内部に退入し、
    前記第1ピンが退入限界までプローブ体の内部に退入すると、第1ピンが第2ピンを押動して、第2ピンとインナーバレルとが電気的に絶縁されることを特徴とするスイッチングプローブ。
JP2003342843A 2003-10-01 2003-10-01 スイッチングプローブ Expired - Lifetime JP4255119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003342843A JP4255119B2 (ja) 2003-10-01 2003-10-01 スイッチングプローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003342843A JP4255119B2 (ja) 2003-10-01 2003-10-01 スイッチングプローブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005106718A JP2005106718A (ja) 2005-04-21
JP4255119B2 true JP4255119B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=34536988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003342843A Expired - Lifetime JP4255119B2 (ja) 2003-10-01 2003-10-01 スイッチングプローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4255119B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101267491B1 (ko) 2010-02-03 2013-05-31 임택수 접촉식 구조물 검사장치
KR101552553B1 (ko) * 2014-09-23 2015-10-01 리노공업주식회사 검사장치용 컨택트 프로브
US10012686B2 (en) * 2016-08-15 2018-07-03 Tektronix, Inc. High frequency time domain reflectometry probing system
HUP1700051A2 (hu) * 2017-02-02 2018-08-28 Equip Test Kft Kontaktáló eszköz, fejegység ahhoz, valamint eljárások kontaktáló eszköz és fejegység elõállítására
JP6892277B2 (ja) * 2017-02-10 2021-06-23 株式会社日本マイクロニクス プローブ及び電気的接続装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005106718A (ja) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6081124A (en) Testing unit for connector testing
JP3029081B2 (ja) コネクタ検査具
US5627473A (en) Connector inspection device
US6116935A (en) Connector examination instrument
US20160285211A1 (en) Electrical connector with short circuit element
JP4255119B2 (ja) スイッチングプローブ
JP4800804B2 (ja) プローブおよび測定装置
JP5389698B2 (ja) 測定用プローブ
JP2956877B2 (ja) ワイヤーハーネス部品の検査方法及び検査具
JPH087230B2 (ja) スイッチプローブ
JP3828697B2 (ja) コネクタ導通検査具
JP3794608B2 (ja) コネクタ導通検査具
JP2018066711A (ja) 大電流用プローブピン
US6657438B2 (en) Testing unit and a connector testing apparatus using the same
JP3560365B2 (ja) 多段ピンスイッチ
JP2797934B2 (ja) コネクタ及びコネクタ検査装置
JP7306862B2 (ja) コネクタ導通検査具
JPH0562863U (ja) スプリングプロ―ブ
JPH08178993A (ja) コネクタ検査具
JP4062654B2 (ja) コネクタ接圧検査用スイッチ付きプローブ
JP2003133025A (ja) ワイヤハーネス用検査治具の検査ピン
JP2950153B2 (ja) コネクタ検査装置
JPH08298149A (ja) コネクタ
JP2874150B2 (ja) コネクタ検査方法及びコネクタ検査具
JPH088027A (ja) コネクタ検査用プローブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090121

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4255119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term