JPH088027A - コネクタ検査用プローブ - Google Patents

コネクタ検査用プローブ

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JPH088027A
JPH088027A JP6166310A JP16631094A JPH088027A JP H088027 A JPH088027 A JP H088027A JP 6166310 A JP6166310 A JP 6166310A JP 16631094 A JP16631094 A JP 16631094A JP H088027 A JPH088027 A JP H088027A
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probe
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terminal fitting
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Atsushi Takani
敦 高荷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子金具の変形等の誤差要因があった場合で
も、確実な検査ができるようにする。 【構成】 プローブ30はパイプ状のスリーブ31内に
設けたコイルスプリング33によって常に突出方向に付
勢されている。スリーブ31の中央近くにはプローブピ
ン32の軸部34の外周に摺接する環状ガイド突条41
が形成されるとともに、前端近くには径大筒部42が形
成され、もってプローブピン32が先端側が揺動し得る
クリアランスを備えてスリーブ31内に収納されてい
る。プローブピン32の先端部には円柱状の径大部35
があり、その先端面にテーパ状凹部36が形成されてい
る。軸部34の基端部にはスプリング受座37が形成さ
れ、そこに円錐形のテーパ面38が形成されており、そ
のテーパ面38にてコイルスプリング33を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタの端子金具と
接触してコネクタを検査するためのプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】コネクタ検査装置としては、例えば特公
平4−40669号公報に記載されたものが知られてい
る。これは、基台にコネクタホルダを固定して設けると
共にプローブホルダをコネクタホルダに対して接近及び
離間方向に移動可能に設け、そのプローブホルダには複
数本のプローブを配設した構成である。
【0003】このコネクタ検査装置では、キャビティ内
に端子金具が挿入されてワイヤーハーネスを構成してい
るコネクタをコネクタホルダに装着し、プローブホルダ
をコネクタホルダ側へ移動させると、プローブがコネク
タハウジングのキャビティ内に進入してその内部の端子
金具に接触するようになっている。このときに、端子金
具が正しいキャビティに挿入されていればその端子金具
とプローブとの間には正しい電気的導通が生じるのであ
るが、端子金具が正しいキャビティに挿入されていない
場合には端子金具とプローブとの間の電気的導通は所定
の状態にはならない。このことから、端子金具が正しい
キャビティに挿入されているか否かが判断され、ワイヤ
ーハーネスの導通検査が行われるのである。
【0004】このコネクタ検査装置に使用されるプロー
ブは、従来、プローブピンの基端側をスリーブパイプ内
にスライド可能に収容し、そのスリーブパイプ内にはプ
ローブピンを先方側に押し出すコイルスプリングを収容
した構成が一般的で、プローブピンとスリーブパイプと
の間のクリアランスはプローブピンをまっすぐにガイド
し得るように極めて小さく設定されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば図8
に示すように、雌形端子金具1を備えたコネクタを検査
する場合、そのコネクタハウジング2の前面に区画枠3
が設けられているものでは、プローブピン4が端子金具
1に正しく接触するには、区画枠3により仕切られた狭
い開口の中に進入しなくてはならない。しかし、コネク
タハウジング2の成型誤差やこれの検査装置への装着誤
差等によっては、コネクタとプローブピン4との位置関
係がずれることがあり、このために雌形端子金具1の正
面に当接すべきプローブピン4の先端が区画枠3に当接
してしまうことがあり、これが検査の妨げとなってい
た。また、コネクタハウジング2の雄端子挿入孔2aか
らプローブピン4を挿入して雌形端子金具1の舌片部1
aに接触させる場合には、その舌片部1aの変形やメッ
キの剥がれを招くという問題もあった。
【0006】また、例えば図9に示すように、雄形端子
金具5を備えたコネクタを検査する場合にあっては、そ
の端子金具5の先端が同図の上段のもののように曲がり
変形していると、プローブピン4の先端部がここに確実
に接触しないことがあり、導通検査が不確実になるた
め、本来は良品とすべき規格内の変形に過ぎないもので
も不良品と判断してしまうおそれもある。しかも、逆
に、プローブピン4の先端が端子金具5の側面部分に強
く当たってしまう場合には、その端子金具5の曲がり変
形を助長して、規格内の変形を規格外の変形に至らせて
不良品を作ってしまうという問題があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、本来、良品とすべき規格内の変形品に
対して確実な検査ができるとともに、各種の誤差要因が
あっても確実な検査を行うことができるコネクタ検査用
プローブを提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタ検査用
プローブは、コネクタハウジングに装着された端子金具
に接触してコネクタの検査を行うものにおいて、先端を
端子金具に接触させるプローブピンと、このプローブピ
ンの基端側を収納するスリーブと、そのスリーブ内に収
納されてプローブピンを先端側に常時付勢するコイルス
プリングとを備えて構成すると共に、プローブピンを先
端側が揺動し得るクリアランスを備えてスリーブ内に収
納したところに特徴を有する(請求項1の発明)。
【0009】また、スリーブには、内周壁を内側に突出
させてプローブピンに摺接する環状ガイド突条を設け、
プローブピンのうち環状ガイド突条よりもコイルスプリ
ング側に位置する部分にコイルスプリングが圧接するス
プリング受座を設けるとともに、そのスプリング受座を
ここに接するコイルスプリングの中心部に向かって細く
なるテーパ面としてもよい(請求項2の発明)。更に、
プローブピンの先端部に、先端面にテーパー状凹部を有
する径大部を設けてもよく(請求項3の発明)、この径
大部の後端側にプローブピンの軸部に向かって細くなる
テーパ面を形成してもよい(請求項4の発明)。
【0010】
【作用】請求項1ないし3の各発明では、プローブピン
の先端側は揺動可能に支持されている。従って、仮に、
検査すべきコネクタにコネクタハウジングの成型誤差や
端子金具の曲がり変形等の各種の誤差要因があって、プ
ローブピンと端子金具とが正規の位置関係からずれたと
しても、その誤差に応じてプローブピンの先端が揺動し
てその誤差を吸収する。また、特に請求項2の構成で
は、スリーブの内周壁を内側に突出させて環状ガイド突
条を設けているから、プローブピンがその環状ガイド突
条によって案内されつつスリーブ内を摺動し、環状ガイ
ド突条に触れない部分のクリアランスによって円滑に揺
動する。また、スプリング受座はコイルスプリングに押
圧されて環状ガイド突条に当接するから、環状ガイド突
条はストッパとしても機能する。更に、スプリング受座
にはテーパ面が形成されているから、プローブピンの先
端が揺動した場合には、テーパ面とコイルスプリングと
の相互作用によってスプリング受座とコイルスプリング
との中心が一致するような力が働き、プローブピンは容
易に揺動前のまっすぐな状態に戻る。
【0011】また、プローブピン先端の径大部にテーパ
ー状凹部を形成した請求項3の発明によれば、雄形端子
金具に対してプローブピンを接触させる場合には、雄形
端子金具の先端がテーパ状凹部内に進入してガイドされ
るようになる。さらに、その径大部の後端側にテーパ面
を形成した請求項4の発明によれば、プローブピンをコ
ネクタハウジング内から抜き出す場合に、径大部がコネ
クタハウジングに引っかかることがない。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のコネクタ検
査用プローブによれば、プローブピンの先端側が自在に
揺動するから、各種の誤差要因によってプローブピンと
端子金具とが正規の位置関係からずれている場合でも、
その誤差に応じてプローブピンの先端が揺動してその誤
差が吸収され、確実な検査を行うことができるようにな
る。また、特にプローブピンの先端が雄形端子金具の側
面部分に強く当たってしまってその端子金具の曲がり変
形を助長することにより規格内の変形を規格外の変形に
至らせてしまったり、雌形端子金具の舌片部にプローブ
ピンを接触させる際に、その舌片部の変形やメッキの剥
がれを招くことを確実に防止することができる。
【0013】
【実施例】
<第1実施例>以下、本発明を雄形コネクタの検査装置
に適用した第1実施例について図1ないし図4を参照し
て説明する。
【0014】まず、本実施例で検査されるコネクタ11
は、ほぼ直方体状をなす合成樹脂製のコネクタハウジン
グ12を備え、その内部に形成された複数のキャビティ
(図示せず)にそれぞれ雄形の端子金具13を収容した
周知の構造であり、端子金具13はキャビティ内部にコ
ネクタハウジング12と一体に設けられたランスによっ
て抜け止めされ、先端がコネクタハウジング12のフー
ド部12a内に突出している。
【0015】さて、本実施例のコネクタ検査装置20
は、図1に示すように基台21上の図示右側にコネクタ
ホルダ22を有する。コネクタホルダ22は上記コネク
タ11を保持するためのものであり、合成樹脂材料から
なる前後両方向及び上方に開放したU字形断面をなすホ
ルダ本体23と、その後端面に固着したU字形のストッ
パプレート24とから構成される。ホルダ本体23の互
いに平行な左右両側壁の間隔はコネクタ11のコネクタ
ハウジング12の幅とほぼ同じ寸法であって、コネクタ
11はこのホルダ本体23内に上方から挿入されて後方
への移動がストッパプレート24にて阻止された状態で
保持される。
【0016】一方、基台21上には上記コネクタホルダ
22と対向してスライドブロック25が設けられてい
る。このスライドブロック25は基台21の上面に設け
た2本のレール21aに沿ってコネクタホルダ22に対
し接近及び離間する方向にスライド移動自在に支持され
ており、全体として直方体状をなしてコネクタホルダ2
2側の面に前記コネクタハウジング12を挿入可能な矩
形の凹部26を有する。このスライドブロック25とホ
ルダ本体23との間には、ガイドシャフト27が設けら
れ、スライドブロック25がコネクタホルダ22側に移
動すると、ガイドシャフト27に装着した圧縮スプリン
グ28が圧縮される。このスライドブロック25には複
数本のプローブ30が凹部26内でコネクタ11の各端
子金具13に向かって延びるように設けられており、次
にそのプローブ30について詳述する。
【0017】各プローブ30の詳細な構造は図3に示し
てある。すなわち、プローブ30はスライドブロック2
5に固定されるスリーブ31内にプローブピン32を軸
方向に移動自在に挿入して構成したもので、プローブピ
ン32はスリーブ31内に設けたコイルスプリング33
によって常に突出方向に付勢されている。このプローブ
ピン32は、軸部34の先端部に円柱状の径大部35を
有し、その径大部35の先端面に円錐状にくぼむテーパ
状凹部36が形成されている。また、軸部34の基端部
には、僅かに径大に形成されたスプリング受座37が形
成され、その後端面に中心部に向かって細くなる円錐形
のテーパ面38が形成されており、そのテーパ面38に
てコイルスプリング33を受けるようになっている。
【0018】一方、スリーブ31の後端側(図3にて左
側)には絞り部39が形成され、スリーブ31内に収容
したスチールボール40が抜け止めされ、そのスチール
ボール40にてコイルスプリング33の後端側が受けら
れている。スリーブ31のうち、絞り部39と先端部と
の間の中間近くにはスリーブ31を外側から絞ることに
より環状ガイド突条41が形成され、その内周面がプロ
ーブピン32の軸部34の外周に摺接している。環状ガ
イド突条41の内径はスプリング受座37の外径よりも
細くなっており、従って、この環状ガイド突条41はス
プリング受座37のストッパとして機能するとともに、
プローブピン32をスリーブ31の延長方向に沿ってガ
イドする機能も有する。なお、環状ガイド突条41の内
周面はスリーブ31の軸線に沿って切断したとき、図3
に示すように滑らかな弧状を描く形状で、これにてプロ
ーブピン32の軸部34に対して線接触するようになっ
ている。また、スリーブ31の前端側には一段と内径を
広げた径大筒部42と、その先端にフランジ部43とが
形成され、もってプローブピン32は図3の矢印にて示
すように先端側が揺動し得るクリアランスを備えてスリ
ーブ31内に収納された状態となっている。
【0019】なお、各プローブピン32にはそれぞれ電
線44(図1にのみ図示)が接続されており、これらが
図示しないワイヤーハーネスの導通検査回路に接続され
ている。この導通検査回路にはワイヤーハーネスとして
組み上げられたコネクタ11の電線14にも接続される
ようになっており、端子金具13とプローブピン32と
の間の電気的導通の有無が検出され、それに基づいて電
線44の接続の適否がランプの点灯やブザーの鳴動等に
より報知されるようになっている。そして、基台21の
うちコネクタホルダ22とは反対側でスライドブロック
25を挟む位置にカムハンドル45が支軸46を中心に
回動操作可能に設けられ、カムハンドル45を回動操作
すると、そのカム部45aがスライドブロック25を押
圧してこれをコネクタホルダ22側に移動させる。
【0020】次に、本実施例の作用を説明する。ワイヤ
ハーネスとして組み立てられたコネクタ11を検査する
場合、まず、そのコネクタ11をコネクタ検査装置20
のコネクタホルダ22に上方からセットして保持させ
る。すると、コネクタ11は図2に示すようにスライド
ブロック25に対してまっすぐ向かい合う。そこで、カ
ムハンドル45を同図矢印方向に回動させると、これが
支軸46を中心に回動してスライドブロック25をコネ
クタ11側に押圧するようになり、スライドブロック2
5が圧縮スプリング28を圧縮しながら移動して凹部2
6内にコネクタ11のコネクタハウジング12が進入す
る。この結果、凹部26内に突出しているプローブピン
32の先端の径大部35がコネクタ11の端子金具13
の先端に接触して電気的導通が得られ、それに基づきコ
ネクタの検査が行われる。なお、スライドブロック25
の移動ストロークに応じてスリーブ31内のコイルスプ
リング33が圧縮され、プローブピン32はスリーブ3
1内に押し込まれる。
【0021】ここで、仮にコネクタ11の端子金具13
が図4の最上段のもののように曲がり変形していると、
端子金具13とプローブ30との軸線が一致しなくな
る。従来、このような場合には端子金具とプローブピン
との接触不良を生じ勝ちであった。その点、本実施例で
は、同図のように端子金具13が曲がり変形している場
合には、プローブピン32の径大部35の先端面が端子
金具13の先端に当接したときに、端子金具13が径大
部35のテーパ状凹部36内に嵌り込み、その内周面に
案内されてプローブピン32が先端側を揺動させる。こ
の結果、図に示すようにプローブピン32が端子金具1
3の先端と確実に接触した状態となり、正確な導通検査
を行うことができる。
【0022】また、導通検査後にカムハンドル45を戻
すと、スライドブロック25が圧縮スプリング28の弾
発力によってコネクタ11から離れる方向に押し戻さ
れ、各プローブピン32が端子金具13の先端から離れ
る。すると、プローブピン32の基端部のスプリング受
座37には円錐形のテーパ面38が形成されているか
ら、そのテーパ面38の中心がコイルスプリング33の
中心と一致するようにプローブピン32を揺動させる。
この結果、プローブピン32は端子金具13から離れる
と、直ちにまっすぐな状態に戻り、次のコネクタの検査
に備える。なお、端子金具13の曲がり変形が大きく、
端子金具13の先端が径大部35のテーパ状凹部36内
に進入できないような場合には、プローブピン32の先
端は図4の最上段のものとは逆に、下側に端子金具13
から逃げるように揺動するから、端子金具13やプロー
ブピン32に過剰な力が作用することがなく、端子金具
13の曲がり変形を助長したり、プローブ30を故障さ
せたりすることを確実に防止することができる。
【0023】<第2実施例>図5ないし図7は本発明を
雌形の端子金具を備えたコネクタの検査装置に適用した
第2実施例を示す。
【0024】まず、本実施例のコネクタ検査装置50に
よって検査されるコネクタ15について説明する。これ
は、ほぼ直方体状をなす合成樹脂製のコネクタハウジン
グ16を備え、その内部に形成された複数のキャビティ
16aにそれぞれ雌型の端子金具17を収容した周知の
構造であり、端子金具17はキャビティ16aの後方か
ら挿入されてキャビティ16a内部にコネクタハウジン
グ16と一体に設けられたランス18によって抜け止め
される。端子金具17がキャビティ16a内に後方から
挿入されると、ランス18はキャビティ16aと隣接し
て形成されたランス撓み空間16b側に一時的に撓んで
その通過を許容し、端子金具17が正規位置に納まると
ランス18が端子金具17と係合するようになってい
る。なお、コネクタハウジング16の前面側において、
キャビティ16aとランス撓み空間16bとは区画枠1
9にて区画されている。また、端子金具17の先端側に
は図示しない相手方の雄端子金具のタブ部と接触する接
触舌片が形成されており、ここに金メッキが施されてい
る。
【0025】一方、コネクタ検査装置50は前記第1実
施例と同様な構成で、プローブピン51の先端部のみが
相違する。すなわち、第1実施例と同一部分には同一符
号を付して概略的に説明すると、基台21にコネクタホ
ルダ22とスライドブロック25とが対向状態に設けら
れてスライドブロック25がカムハンドル45の操作に
よって移動するようになっており、スライドブロック2
5の凹部26内にプローブ30が突出して設けられてい
る。このプローブ30は、やはりスリーブ31にプロー
ブピン32を移動可能に収納してコイルスプリング33
にて突出方向に常時付勢した構成で、環状ガイド突条4
1がプローブピン32の軸部34に接してこれを案内す
るとともに、スリーブ31の先端には径大筒部42が形
成されてプローブピン32は先端側が揺動可能に支持さ
れている。そして、プローブピン32の先端には、コネ
クタハウジング16のランス撓み空間16b内に進入可
能な大きさの先細径大部52が設けられ、その後端部に
は軸部34側が細くなるテーパ面53が形成されてい
る。この先細径大部52はコネクタホルダ22にセット
されたコネクタ11の区画枠19の下半部分に対向す
る。
【0026】この実施例においてコネクタ11をコネク
タホルダ22にセットし、カムハンドル45を回動させ
ると、前記実施例と同様にスライドブロック25がコネ
クタ11側に進出し、プローブピン32先端の先細径大
部52がコネクタハウジング16の区画枠19の下半部
に当接する。すると、プローブピン32は前記第1実施
例と同様に先端側が揺動可能となっているから、図6に
示すように先端側が下がる形態で揺動してコネクタハウ
ジング16のランス撓み空間16b内に進入するように
なる。この状態で、プローブピン32のスプリング受座
37のテーパ面38はコイルスプリング33に対して傾
いた状態にあるから、これらが一連に連なるような方向
(先端部を上向きに揺動させる方向)に復元力が作用し
ている。このため、プローブピン32の先細径大部52
が区画枠19を越えて更にランス撓み空間16b内に進
入した状態となると、上向きの復元力によってプローブ
ピン32が上方に変位して図7に示すように先細径大部
52が端子金具17の側面部に接触するようになる。こ
れにてプローブピン32と端子金具17との電気的導通
が得られるようになり、コネクタ15の導通検査が行わ
れる。検査後に、カムハンドル45を元に戻せば、プロ
ーブピン32が後退し、先細径大部52のテーパ面53
の傾斜に沿って先細径大部52が逃げるように撓み、区
画枠19を越えてコネクタハウジング16の外に抜け出
し、元の位置に戻る。
【0027】このように本実施例のコネクタ検査装置5
0によれば、プローブピン32は端子金具17に対し
て、その側部から接触することになるから、相手方の端
子金具との接触が予定されていて金メッキが施されてい
る接触舌片にはプローブピン32は接触することがな
い。このため、端子金具17の接触舌片に金メッキが施
されていても、ここに傷を付けてしまうことを確実に防
止することができ、コネクタとしての電気接触状態の信
頼性を十分に高めることができる。
【0028】しかも、プローブを端子金具の接触舌片に
押し当てる従来の検査装置では、コネクタ及びプローブ
側双方の加工誤差によってはプローブが端子金具の接触
舌片に強く当たってこれを変形させてしまうこともあっ
た。しかし、本実施例のコネクタ検査装置50によれ
ば、プローブピン32は相手方の端子金具との接触が予
定されている接触舌片には接触しないため、これを変形
させてしまうおそれは全くなく、検査が原因となってコ
ネクタの接触舌片を損傷させてしまうという不合理な事
態を確実に防止できる。また、従来の検査装置では、万
一、プローブピンが変形して収縮変位ができなくなった
場合にも、やはり端子金具の接触舌片を変形させてしま
うことがあったが、本実施例によれば、かかる事態も生
じない。もちろん、プローブを使用せず、例えば実際の
雄形端子を検査用端子として利用してコネクタの雌形端
子に接触させる従来のコネクタ検査装置と比較しても、
同様に、接触舌片のメッキ部の摩耗・剥がれや接触舌片
自体の変形を確実に防止することができるので、端子金
具の機能維持を図ることができる。
【0029】その他、本願発明は上記記述及び図面によ
って説明した実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す検査装置全体の斜視
【図2】同実施例の検査装置の縦断面図
【図3】同実施例のプローブを示す拡大縦断面図
【図4】同実施例の検査時の様子を示す検査装置の縦断
面図
【図5】本発明の第2実施例を示す検査装置の横断面図
【図6】同実施例の検査時の様子を示す検査装置の部分
拡大横断面図
【図7】同実施例の検査時の様子を図6とは異なる状態
で示す部分拡大横断面図
【図8】雌形コネクタを検査するための従来の検査装置
を示す部分断面図
【図9】雄形コネクタを検査するための従来の検査装置
を示す部分断面図
【符号の説明】
11,15…コネクタ 13,17…端子金具 30…プローブ 31…スリーブ 32…プローブピン 33…コイルスプリング 34…軸部 35…径大部 36…テーパ状凹部 37…スプリング受座 38…テーパ面 42…径大筒部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングに装着された端子金
    具に接触してコネクタの検査を行うものにおいて、先端
    を前記端子金具に接触させるプローブピンと、このプロ
    ーブピンの基端側を収納するスリーブと、そのスリーブ
    内に収納されて前記プローブピンを先端側に常時付勢す
    るコイルスプリングとを備えて構成されると共に、前記
    プローブピンは先端側が揺動し得るクリアランスを備え
    て前記スリーブ内に収納されていることを特徴とするコ
    ネクタ検査用プローブ。
  2. 【請求項2】 スリーブには内周壁を内側に突出させて
    プローブピンに摺接する環状ガイド突条が設けられると
    ともに、前記プローブピンのうち前記環状ガイド突条よ
    りもコイルスプリング側に位置する部分にコイルスプリ
    ングが圧接するスプリング受座が設けられ、そのスプリ
    ング受座にはここに接するコイルスプリングの中心部に
    向かって細くなるテーパ面が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のコネクタ検査用プローブ。
  3. 【請求項3】 プローブピンの先端部には、先端面にテ
    ーパー状凹部を有する径大部が設けられていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ検査用
    プローブ。
  4. 【請求項4】 前記径大部の後端側にはプローブピンの
    軸部に向かって細くなるテーパ面が形成されていること
    を特徴とする請求項3記載のコネクタ検査用プローブ。
JP6166310A 1994-06-24 1994-06-24 コネクタ検査用プローブ Expired - Lifetime JP3045010B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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