JP2007132494A - 転がり軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造 - Google Patents
転がり軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007132494A JP2007132494A JP2005329012A JP2005329012A JP2007132494A JP 2007132494 A JP2007132494 A JP 2007132494A JP 2005329012 A JP2005329012 A JP 2005329012A JP 2005329012 A JP2005329012 A JP 2005329012A JP 2007132494 A JP2007132494 A JP 2007132494A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- rolling bearing
- sensor
- main shaft
- grease
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6607—Retaining the grease in or near the bearing
- F16C33/6618—Retaining the grease in or near the bearing in a reservoir in the sealing means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/52—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions
- F16C19/525—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions related to temperature and heat, e.g. insulation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
- F16C33/7846—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with a gap between the annular disc and the inner race
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/24—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
- F16C19/26—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with a single row of rollers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2380/00—Electrical apparatus
- F16C2380/26—Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
【課題】複雑な機構を要さず、転がり軸受およびその周辺部の状態を容易に検知することができる転がり軸受を提供する。
【解決手段】転がり軸受11は、外輪12と、内輪13と、外輪12と内輪13との間に配置される円筒ころ14と、円筒ころ14を保持する保持器15と、その内部にグリース17を封入するグリースポケット22a等を含む一対のシール16a、16bとを備える。シール16a、16bは、外輪12および内輪13から軸方向に突出している。シール16aと主軸26との間には、すき間27が生じており、シール16aの内径面21側には、センサ20が設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】転がり軸受11は、外輪12と、内輪13と、外輪12と内輪13との間に配置される円筒ころ14と、円筒ころ14を保持する保持器15と、その内部にグリース17を封入するグリースポケット22a等を含む一対のシール16a、16bとを備える。シール16a、16bは、外輪12および内輪13から軸方向に突出している。シール16aと主軸26との間には、すき間27が生じており、シール16aの内径面21側には、センサ20が設けられる。
【選択図】図1
Description
この発明は、転がり軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造に関する。
鉄道車両の主電動機に使用される転がり軸受は、外部からの異物の混入を防止するとともに、メンテナンスの周期を延ばし、長期間にわたって潤滑性を維持する必要がある。特に、昨今は、長年の使用による劣化検査等の目的から、車両走行距離で45万km毎に行われていた検査周期が、走行車両数の増加、鉄道車両に関する技術レベルの向上により、60万km毎まで延長されることになり、ますます転がり軸受の寿命が問題となる。
ここで、このような用途に使用される転がり軸受の構成の一例について簡単に説明すると、転がり軸受は、外輪と、内輪と、外輪と内輪との間に配置される転動体としての円筒ころと、円筒ころを保持する保持器とを備える。
また、長期間の潤滑性の維持等を目的としたメンテナンスの観点から、上記した転がり軸受およびその周辺部には、たとえば、転がり軸受の温度を検知したり、転がり軸受に支持される回転軸の回転数を測定するために、様々なセンサが取り付けられる。なお、センサによって、回転軸の回転数を測定する転がり軸受が、特開平6−300046号公報(特許文献1)に開示されている。
特開平6−300046号公報(段落番号0018、図1)
特許文献1によると、交互に異極をもつように磁化された磁化領域を有する外側シールリング要素および磁化を検知するセンサを、新たに転がり軸受に設け、回転軸の回転に連動して極性が変化する外側シールリング要素をセンサによって検知することにより、回転軸の回転数を測定している。このような機構は、センサ以外に外側シールリング要素を新たに設ける必要があり、機構が複雑となって、コストが増大するおそれがある。
また、従来のオープンタイプの軸受、すなわち、シールを有さず、周辺部材からグリースを供給するタイプの転がり軸受においては、転がり軸受とその周辺部材とが密接して配置されており、各種のセンサを設けるスペースがほとんどない。したがって、回転軸の回転数や、たとえば、転がり軸受の温度等を測定することは困難であった。
この発明は、簡易な機構で、転がり軸受およびその周辺部の状態を容易に検知することができる転がり軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造を提供することを目的とする。
この発明に係る転がり軸受は、外輪と、内輪と、外輪と内輪との間に配置される転動体と、転動体を保持する保持器と、その内部にグリースを封入するグリースポケットを含むシールとを備える。ここで、シールは、外輪または内輪から軸方向に突出しており、シールには、センサが設けられている。
このような軸方向に突出したシールを備える転がり軸受は、転がり軸受の周辺に配置されるハウジングや回転軸等の周辺部材と、軸方向に突出したシールとの干渉を避けるように構成される。そうすると、シールと周辺部材との間にすき間が生じることになる。このすき間を利用して、回転軸の回転数や転がり軸受の温度等を測定するためのセンサを、シールに設けることができる。また、この場合、センサをシールに取り付けるだけでよいので、複雑な機構を要することはない。
好ましくは、センサは、シールの内径面に設けられている。シールの内径側には、転がり軸受に支持される回転軸が存在している。ここで、シールは軸方向に突出しているため、センサを、シールと周辺部材との間に設けられたすき間に設置する。こうすることにより、このすき間を利用して、たとえば、回転軸の回転数を測定するための回転センサ等を、シールに設けることができる。
より好ましくは、センサは、シールの外径面または幅方向側面に設けられている。シールの外径側には、ハウジング等の周辺部材が存在している。ここで、シールは軸方向に突出しているため、センサを、シールとハウジング等の周辺部材との間に設けられたすき間に設置する。こうすることにより、このすき間を利用して、たとえば、転がり軸受の温度を測定するための温度センサ等を、シールに設けることができる。また、シールの幅方向側面に関しても、周辺部材と干渉しない範囲内において、各種のセンサを、シールに設けることができる。
さらに好ましくは、センサは、シールの内側に設けられている。こうすることにより、シールの外径側や内径側に周辺部材が配置され、センサを取り付けるスペースがなくとも、シールにセンサを設けることができる。
この発明の他の局面においては、鉄道車両用主電動機の主軸支持構造は、上記したいずれかに記載された転がり軸受と、鉄道車両用主電動機の主軸とを備え、主軸は転がり軸受に支持される。このように構成することにより、新たなスペースおよび複雑な機構を設けることなく、転がり軸受に各種のセンサを取り付けることができるため、鉄道車両用主電動機の主軸支持構造は、メンテナンスが簡易となる。
この発明によれば、軸方向に突出したシールと周辺部材との間に生じたすき間を利用して、回転軸の回転数や転がり軸受の温度等を測定するためのセンサを、シールに設けることができる。そうすると、転がり軸受およびその周辺部の状態を容易に検知することができる。なお、この場合、センサをシールに取り付けるだけでよいので、複雑な機構を要することはない。
また、このような転がり軸受と、鉄道車両用の主電動機に使用される主軸とを備える鉄道車両用主電動機の主軸支持構造は、メンテナンスが簡易になる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る転がり軸受11を示す断面図である。図2は、転がり軸受11に備えられるシール16aおよび内輪13を、図1中の矢印Aの方向からみた概略図である。図3は、図2において、矢印B−Bで示す断面で切断した場合のシール16aの断面図である。なお、理解の容易の観点から、図2において、シール16aに封入されているグリースは図示していない。図1、図2および図3を参照して、転がり軸受11は、外輪12と、内輪13と、外輪12と内輪13との間に配置される円筒ころ14と、円筒ころ14を保持する保持器15と、円筒ころ14の軸方向の両側に配置される一対のシール16a、16bとを備える。
転がり軸受11は、外輪12の外側部分をハウジング(図示せず)に取り付けられ、固定される。また、内輪13の内側には、図1中の一点鎖線で示す鉄道車両用主電動機の主軸26が配置され、転がり軸受11は、主軸26を支持している。なお、転がり軸受11内は、電食防止の観点から、外輪12等には、絶縁処理が施されていることが望ましい。
シール16a、16bは、環状であって、一方の断面がコの字状であり、外輪12および内輪13から軸方向に突出している。ここで、断面コの字状とは、正確に断面がコの字形状のもののみを指すのではなく、断面がU字状やV字状等、転がり軸受11への取り付け時において、軸方向に突出する形状であればよい。シール16a、16bには、コの字状に開口された外径側に、係合部18a、18bが設けられている。係合部18a、18bと、外輪12の内径側に設けられた凹部19a、19bと係合させることにより、転がり軸受11に取り付けられる。
このように、外輪12および内輪13から軸方向に突出するシール16a、16bを備えることにより、多量のグリース17を、シール16a、16bに含まれるグリースポケット22a等内に封入することができる。この場合、シール16a、16bは、外輪12または内輪13のいずれかよりも軸方向に突出していればよい。なお、シール16a、16bは同様の構成であるため、以下、シール16bについては、その説明を省略する。
シール16aは、複数の堰部23を円周上に有し、各堰部23間には、グリース17が保持されるグリースポケット22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g、22hが設けられる。このように、シール16a内に複数のグリースポケット22a〜22hを設けることにより、各グリースポケット22a〜22h内にグリース17を充填することができるため、多量のグリース17を封入することができる。なお、堰部23は、シール16a内において、完全に各グリースポケット22a〜22h間を仕切る訳ではなく、仕切られた各グリースポケット22a〜22h間には、連続した空間部24が設けられている。したがって、グリースポケット22a〜22h間において空気およびグリース17の流出入が可能であり、グリース17の封入に際しては、この空間部24を利用することができる。
ここで、シール16aには、センサ20が設けられており、その位置は、軸方向に突出したシール16aのうち、グリースポケット22aが位置する部分の内径面21側である。シール16aは、軸方向に突出しているため、上記のように転がり軸受11にシール16aを取り付けた場合、主軸26とシール16aの内径面21との間に、すき間27が生じることになる。このすき間27を利用して、シール16aの内径面21側にセンサ20を取り付けることにより、主軸26や内輪13、ハウジング等の周辺部材と干渉することなく、シール16aにセンサ20を設けることができる。また、このような位置にセンサ20を取り付けることにより、複雑な機構を設けることなく、的確に主軸26の回転数を測定したり、転がり軸受11の温度を検知したりすることができる。
センサ20には、主軸26の回転数を測定する回転センサ、シール16aのグリースポケット22aに封入されたグリース17の油分離や酸化等の劣化状態を検知するグリース劣化検知センサ、転がり軸受11の温度を検知する温度センサ、転がり軸受11の振動を検知する振動センサ等、様々な種類がある。
ここで、センサ20が、回転数を測定する回転センサである場合の、主軸26の回転数を測定する方法の一例について説明する。まず、内輪13の幅面28側に、センサ20によって検知可能なスリット25を設ける。主軸26が、図2中の矢印Cまたはその逆方向に回転すると、これに伴い、主軸26に固定された内輪13の幅面28に設けられたスリット25も回転する。シール16aに取り付けられたセンサ20は、主軸26に伴って回転しないため、図1中の矢印Aの方向において、スリット25の出現回数を検知することにより、主軸26の回転数を測定することができる。このような測定においては、上記した特許文献1のように、主軸26の回転を磁化等に変換せず、直接主軸26の回転数を数えるため、的確に回転数を測定することができる。
また、このような転がり軸受11と鉄道車両用主電動機の主軸26とを備え、主軸26が上記した転がり軸受11に支持される鉄道車両用主電動機の主軸支持構造についても、新たなスペースおよび複雑な機構を設けることなく、センサを取り付けることができる。そうすると、簡易な機構で、転がり軸受およびその周辺部の状態を容易に検知することができ、長期間安定して使用することができる。
なお、上記の実施の形態においては、シール16aの内径面21側にセンサ20を取り付けることにしたが、これに限らず、シール16aの外径面側および幅面側にセンサ20を設けることにしてもよい。また、シール16aの外側、すなわち、グリース17を有しない側にセンサ20を取り付けることにしたが、これに限らず、シール16aの内側、すなわち、グリース17を有する側にセンサ20を設けることにしてもよい。
図4(A)、図4(B)、図4(C)は、これらの場合の転がり軸受の一部を示す断面図である。図4(A)は、シールの外径面側にセンサを取り付けた場合、図4(B)は、シールの幅面側にセンサを取り付けた場合、図4(C)は、シールの内側にセンサを取り付けた場合を示す。
図4(A)を参照して、転がり軸受31に備えられたシール32の外径面33側には、センサ34が設けられている。周辺部材との干渉等により、シール32の内径側にセンサ34が取り付けられない場合でも、このような位置にセンサ34を取り付けることにより、新たにスペースを設けることなく、かつ、周辺部材と干渉しない位置に、センサ34を設けることができる。
また、図4(B)を参照して、幅面側にセンサと干渉する周辺部材がない場合には、転がり軸受36に備えられたシール37において、シール37の幅面38に、センサ39を設けてもよい。シール37の外径側および内径側にセンサ39が取り付けられない場合でも、このような位置にセンサ39を取り付けることにより、新たにスペースを設けることなく、かつ、周辺部材と干渉しない位置に、センサ39を設けることができる。
この場合、たとえば、センサ34、39を、転がり軸受31、36の温度を検知するサーモラベル等の温度センサとすると、図4(A)においては、矢印Dで示す方向から、図4(B)においては、矢印Eで示す方向から、センサ34、39を容易に目視することができ、転がり軸受31、36の温度を容易に検知することができる。なお、センサ34、39が、色によって温度を検出するセンサである場合では、センサ34、39の側部に、温度と色の相関関係を示す色見本を貼付しておき、矢印D、Eの方向からセンサ34、39の色および色見本を目視して比較することにより、転がり軸受31、36の温度を容易に把握することができるようにしてもよい。
また、図4(C)に示すように、転がり軸受41において、グリース17が封入されているシール42の内側の幅面43にセンサ44を取り付けてもよい。こうすることにより、シール42の外径側、内径側および幅面側に干渉する部材があっても、新たにスペースを設けることなく、周辺部材と干渉しない位置に、センサ44を設けることができる。この場合、外部から目視するタイプのセンサである場合には、シール42を樹脂製として透明にすることにより、外側から容易に目視することができるようにしてもよい。ここで、センサ44は、シール42のグリースポケット45内のグリース17と直接接触することになるため、グリース17の酸化や油分離状態等、グリース17の性状を検知するグリース劣化検知センサとすることが好適である。
なお、上記した箇所に、複数のセンサを設けてもよい。こうすることにより、転がり軸受およびその周辺部の状態を、より詳しく検知することができる。具体的には、シールの内径側には、主軸の回転数を測定する回転センサ、シールの外径側には、転がり軸受の温度を検知する温度センサ、シールの内側には、グリースの劣化状態を検知するグリース劣化検知センサを設ける。こうすることにより、新たなスペースおよび複雑な機構を設けることなく、主軸の回転数、転がり軸受の温度、グリースの劣化状態を確認することができる。
また、転がり軸受11は、シール16a、またはシール16bのいずれかのみを備える構成であってもよい。さらに、シール16a、16bのグリースポケット22a〜22h等は、複数の堰部23によって仕切られていたが、これに限らず、堰部23を設けず、シール16a、16bに一つのグリースポケットを有することにしてもよい。
なお、転がり軸受11に備えられる転動体として、上記の実施の形態においては円筒ころを使用したが、針状ころや棒状ころ等、他の転動体を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係る転がり軸受は、簡易な機構で、転がり軸受およびその周辺部の状態を容易に検知することができるため、メンテナンスが容易となり、長期間の安定した潤滑性が要求される鉄道車両用主電動機の主軸支持構造等に、有効に利用される。また、この発明に係る鉄道車両用主電動機の主軸支持構造は、メンテナンスが容易であるため、長期間の安定した潤滑性を容易に維持することができる。
11,31,36,41 転がり軸受、12 外輪、13 内輪、14 円筒ころ、15 保持器、16a,16b,32,37,42 シール、17 グリース、18a,18b 係合部、19a,19b 凹部、20,34,39,44 センサ、21 内径面、22a,22b,22c,22d,22e,22f,22g,22h,45 グリースポケット、23 堰部、24 空間部、25 スリット、26 主軸、27 すき間、28,38,43 幅面、33 外径面。
Claims (5)
- 外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に配置される転動体と、前記転動体を保持する保持器と、その内部にグリースを封入するグリースポケットを含むシールとを備える転がり軸受であって、
前記シールは、前記外輪または前記内輪から軸方向に突出しており、
前記シールには、センサが設けられている、転がり軸受。 - 前記センサは、前記シールの内径面に設けられている、請求項1に記載の転がり軸受。
- 前記センサは、前記シールの外径面または幅方向側面に設けられている、請求項1に記載の転がり軸受。
- 前記センサは、前記シールの内側に設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の転がり軸受。
- 請求項1〜4のいずれかに記載された転がり軸受と、
鉄道車両用主電動機の主軸とを備え、
前記主軸は前記転がり軸受に支持される、鉄道車両用主電動機の主軸支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005329012A JP2007132494A (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | 転がり軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005329012A JP2007132494A (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | 転がり軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007132494A true JP2007132494A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38154316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005329012A Pending JP2007132494A (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | 転がり軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007132494A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1722488A (en) * | 1923-11-05 | 1929-07-30 | Norma Hoffmann Bearings Corp | Ball bearing |
JP2002130263A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-09 | Ntn Corp | 温度センサ付き軸受 |
JP2004205008A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Koyo Seiko Co Ltd | 転がり軸受装置 |
JP2004293776A (ja) * | 2002-12-03 | 2004-10-21 | Nsk Ltd | センサ付軸受 |
-
2005
- 2005-11-14 JP JP2005329012A patent/JP2007132494A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1722488A (en) * | 1923-11-05 | 1929-07-30 | Norma Hoffmann Bearings Corp | Ball bearing |
JP2002130263A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-09 | Ntn Corp | 温度センサ付き軸受 |
JP2004293776A (ja) * | 2002-12-03 | 2004-10-21 | Nsk Ltd | センサ付軸受 |
JP2004205008A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Koyo Seiko Co Ltd | 転がり軸受装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006322536A (ja) | 密封装置 | |
CN105358851A (zh) | 带组合密封圈的滚动轴承单元 | |
JP2009197975A (ja) | 車軸用軸受装置 | |
JP2006322537A (ja) | 密封装置 | |
JP5641091B2 (ja) | センサ付き転がり軸受、モータ、及びアクチュエータ | |
JP2008111480A (ja) | 回転センサ付き転がり軸受 | |
JP2009036321A (ja) | 車軸用軸受装置 | |
JP4591491B2 (ja) | 鉄道車両用センサ付回転支持装置 | |
JP2008019933A (ja) | センサ付軸受装置及び軸受システム | |
CN103998802A (zh) | 滚子轴承 | |
JP2009156674A (ja) | センサ付き転がり軸受装置 | |
JP2007132494A (ja) | 転がり軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造 | |
JP2006336753A (ja) | センサ付転がり軸受ユニット | |
JP5120118B2 (ja) | 車軸用軸受装置 | |
JP2009204083A (ja) | センサ付軸受 | |
JP2007247690A (ja) | センサ付き車輪用軸受装置 | |
JP5909888B2 (ja) | センサ付き転がり軸受装置、モータ、電動フォークリフト、及び昇降装置 | |
JP2007198886A (ja) | エンコーダ、転がり軸受の密封装置、及びセンサ付き転がり軸受装置 | |
JP2007192241A (ja) | 潤滑剤劣化検出機能付き軸受 | |
JP2007132495A (ja) | 転がり軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造 | |
JPH11326354A (ja) | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット | |
JP2008139185A (ja) | 軸受の潤滑剤劣化検出装置 | |
JP2002242928A (ja) | センサ付回転支持装置 | |
JP2007205556A (ja) | 絶縁軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造 | |
JP5817105B2 (ja) | センサ付き転がり軸受、自動車、鉄道車両、製鉄設備及び工作機械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080919 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100511 |