JP5817105B2 - センサ付き転がり軸受、自動車、鉄道車両、製鉄設備及び工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、センサ付き転がり軸受に関する。
特許文献1には、センサ付き転がり軸受が開示されている。図8に示すように、センサ付き転がり軸受100は、内輪101の軌道面101aと外輪102の軌道面102aとの間に、ボール103が保持器104で保持されて配列された深溝玉軸受であり、内輪101の軌道面101aの両側及び外輪102の軌道面102aの両側には、それぞれ略U字形のシール溝101b,101c,102b,102cが対向して設けられている。
そして、内輪101の一方のシール溝101cには、磁気エンコーダ106側の環状の芯金107に設けられた屈曲部107aが嵌め込まれて、磁気エンコーダ106が内輪101に固定されている。また、外輪102の一方のシール溝102cには、センサユニット108側の環状の芯金109に設けられた屈曲部109aが嵌め込まれて、センサユニット108が外輪102に固定されている。
また、図9に示すように、磁気エンコーダ106側の芯金107の屈曲部107aには、その弾性変形をしやすくするために、屈曲方向に端面まで延びる複数のスリット107bが設けられている。図示は省略するが、センサユニット108側の芯金109の屈曲部109aにも、同様のスリットが設けられている。
特開2007−303566号公報
ところで、前述のように、特許文献1では、磁気エンコーダ106側の芯金107やセンサユニット108側の芯金109をシール溝101c,102cを利用して取り付けるために、それら芯金107,109の屈曲部107a,109aにスリットを設けて嵌め込んでいる。
しかし、このような嵌め込み構造の場合には、その嵌め込む部位から内部に異物が侵入するという問題が発生する。また、特に、スリットを設けているような場合には、そのスリットを介して内部に異物が侵入してしまう。
例えば、このようなセンサ付き転がり軸受がフォークリフトに搭載された場合、冷蔵庫等との外界との温度差が大きい場合を行き来することがあり、異物が侵入しやすい構造だと、結露で生じた水滴などが侵入する恐れがある。
本発明の目的は、環状の芯金を嵌め込む構造でも、異物の侵入を抑制することである。
請求項1に係る発明は、内輪の外周面及び外輪の内周面に設けた対向する軌道面間に複数の転動体が配列され、内輪の外周面及び外輪の内周面であって各軌道面の側方に、内輪側のシール取り付け用の溝と外輪側のシール取り付け用の溝が軸方向に対して垂直な方向に対向させて設けられ、回転軌道輪を構成する前記内輪に、円周方向で複数の磁極に着磁された磁石を第1環状部を有するマグネットホルダで装着し、固定軌道輪を構成する前記外輪に、前記磁石の回転に伴う磁束の変化を検出する磁気センサを第2環状部を有するセンサハウジングで装着して、前記内輪の回転を検出するセンサ付き転がり軸受において、前記内輪に設けられた前記溝に前記第1環状部を嵌合して前記内輪に前記マグネットホルダを装着するときの該溝又はその周辺部位と前記第1環状部との間、及び前記外輪に設けられた前記溝に前記第2環状部を嵌合して前記外輪に前記センサハウジングを装着するときの該溝又はその周辺部位と前記第2環状部との間の少なくとも一方にシール部材を配置し、前記内輪に装着される前記マグネットホルダの第1環状部及び前記外輪に装着される前記センサハウジングの第2環状部のうち少なくとも前記シール部材が配置される側の前記第1環状部及び/又は第2環状部には、軸受空間から前記内輪側のシール取り付け用の溝及び前記外輪側のシール取り付け用の溝のうち少なくとも前記シール部材が配置される側の溝の底部にかけて前記第1環状部及び/又は第2環状部の軸方向及び半径方向に平行に延びるスリットが設けられており、前記シール部材はOリングで構成されるとともに、前記Oリングは、前記シール部材が配置される側の溝に対する接点が前記スリットの軸方向外側にある半径方向に延びる底面よりも軸方向外側に位置するように配置されて、前記スリットを、前記シール部材が配置される側の前記第1環状部及び/又は第2環状部に対して軸受空間の外部に対して閉塞することを特徴とするセンサ付き転がり軸受である。
また、請求項2に係る発明は、内輪の外周面及び外輪の内周面に設けた対向する軌道面間に複数の転動体が配列され、内輪の外周面及び外輪の内周面であって各軌道面の側方に、内輪側のシール取り付け用の溝と外輪側のシール取り付け用の溝が軸方向に対して垂直な方向に対向させて設けられ、回転軌道輪を構成する前記内輪に、円周方向で複数の磁極に着磁された磁石第1環状部を有するマグネットホルダで装着し、固定軌道輪を構成する前記外輪に、前記磁石の回転に伴う磁束の変化を検出する磁気センサを第2環状部を有するセンサハウジングで装着して、前記内輪の回転を検出するセンサ付き転がり軸受において、前記内輪に設けられた前記溝に前記第1環状部を嵌合して前記内輪に前記マグネットホルダを装着するときの該溝又はその周辺部位と前記第1環状部との間、及び前記外輪に設けられた前記溝に前記第2環状部を嵌合して前記外輪に前記センサハウジングを装着するときの該溝又はその周辺部位と前記第2環状部との間の少なくとも一方にシール部材を配置し、前記内輪に装着される前記マグネットホルダの第1環状部及び前記外輪に装着される前記センサハウジングの第2環状部のうち少なくとも前記シール部材が配置される側の前記第1環状部及び/又は第2環状部には、軸受空間から前記内輪側のシール取り付け用の溝及び前記外輪側のシール取り付け用の溝のうち少なくとも前記シール部材が配置される側の溝の底部にかけて前記第1環状部及び/又は第2環状部の軸方向及び半径方向に平行に延びるスリットが設けられており、前記シール部材は、前記シール部材が配置される側の前記第1環状部及び/又は第2環状部との間に隙間を作ることなく全面にわたって接しており、前記シール部材は、軸方向外側の側面が前記スリットの軸方向外側にある半径方向に延びる底面よりも軸方向外側に位置するように配置されて、前記スリットを、前記シール部材が配置される側の前記第1環状部及び/又は第2環状部に対して軸受空間の外部に対して閉塞することを特徴とするセンサ付き転がり軸受である。
本発明によれば、保持部材の環状部を嵌め込む構造でも、異物の侵入を抑制することができる。
本実施形態のセンサ付き転がり軸受を示す断面図である。 マグネットホルダ及びリング磁石の形状を示す図である。 センサ付き転がり軸受におけるマグネットホルダの嵌合部付近の構造を示す図である。 リング磁石の極性構造を示す平面図である。 磁気感応センサ及び基板を示す断面図である。 本実施形態の変形例であって、マグネットホルダの嵌合部にシール部材を一体的に設けた例を示す図である。 本実施形態の他の変形例であって、マグネットホルダの嵌合部にシール部材を一体的に設けた例を示す図である。 特許文献1に開示されているセンサ付き転がり軸受の構成を示す断面図である。 特許文献1に開示されているセンサ付き転がり軸受の磁気エンコーダ及び芯金を示す図である。
(構成)
本実施形態は、センサ付き転がり軸受である。
図1は、本実施形態のセンサ付き転がり軸受の縦断面図を示す。
図1に示すように、センサ付き転がり軸受1では、互いに対向する回転側輪(回転軌道輪)としての軸受内輪2及び固定側輪(固定軌道輪)としての軸受外輪3と、これら軸受内輪2及び軸受外輪3間に介在された多数の転動体4とで転がり軸受5が構成されている。このセンサ付き転がり軸受1は、自動車、鉄道車両、製鉄設備、工作機械等の回転軸に適用して回転速度を検出することができる。
軸受内輪2の外周面2aには軌道面2bが形成されており、軸受外輪3の内周面3aには軌道面3bが形成されている。そして、これら軌道面2b,3bの間には、転動体4が保持されている。
また、軸受内輪2の外周面2aには、軸方向端面より所定距離だけ転動体4側に、軌道面2bに隣接するように、係止凹溝41が円周方向に形成されている。係止凹溝41は、軸受内輪2の外周面2aに対して凹溝となり、略U字形をなしている。
また、軸受外輪3の内周面3aには、軸方向端面より所定距離だけ転動体4側に、軌道面3bに隣接するように、係止凹溝42が円周方向に形成されている。係止凹溝42は、軸受外輪3の内周面3aに対して凹溝となり、略U字形をなしている。
このように、軸受内輪2の外周面2a及び軸受外輪3の内周面3aには、互いに対向するように係止凹溝41,42が形成されている。
このような係止凹溝41及び係止凹溝42としては、転がり軸受5のシール溝を使用することができ、このシール溝を使用することにより、特別な加工を施すことなくこれら係止凹溝41,42を設けることができる。
また、軸受内輪2には、リング磁石11を保持する磁性体で構成される保持部材であるマグネットホルダ12が嵌合保持されている。さらに、軸受外輪3には、マグネットホルダ12を覆うようにホール素子等の磁気感応センサ15を保持する磁性体で構成される保持部材であるセンサハウジング16が嵌合保持されている。
図2は、マグネットホルダ12及びリング磁石11の形状を示す。
この図2にも示すように、マグネットホルダ12は、軸受内輪2の係止凹溝41に嵌合される嵌合部12aと、嵌合部12aの軸方向端部から半径方向に転がり軸受5の軸受内輪2及び軸受外輪3間の軸受空間を覆うように延出する円環状板部12bと、円環状板部12bの外周縁から軸方向外方に突出する円筒状のフランジ部12cとから構成されている。
ここで、嵌合部12aは、略環形状をなす環状部であり、マグネットホルダ12の一端部が内側に屈曲されて形成されている。嵌合部12aには、該嵌合部12aを弾性変形しやすくするために、周方向に所定間隔とされた、軸方向に延びる複数のスリット12dが形成されている。これにより、軸受内輪2の係止凹溝41にマグネットホルダ12の嵌合部12aが嵌め込まれて、マグネットホルダ12が軸受内輪2に固定されている。
そして、図1に示すように、嵌合部12aの内側、すなわち、嵌合部12aと軸受内輪2の係止凹溝41との間には、Oリング51が配置されている。
図3は、センサ付き転がり軸受1におけるマグネットホルダ12の嵌合部12a付近の構造を示す。
図3に示すように、より詳しくは、嵌合部12aの内側であって、スリット12dの底面12eよりもマグネットホルダ12の中心側に位置(図3ではスリット12dの底面12eよりもその中心又は接点が高いところに位置)するように、Oリング51が配置されている。
このマグネットホルダ12では、リング磁石11が円環状板部12b及びフランジ部12cに接触して、軸受空間の半径方向の略中央位置となるように例えば接着剤で固定保持されている。
図4は、リング磁石11を示す。
図4に示すように、リング磁石11は、平面から見て、円周方向にN極及びS極に着磁された円弧状の磁石片11aを隣接する磁極が異極性となるように、円周方向にN極及びS極が交互に整列された着磁パターンとなるように構成されている。
図1に戻って、センサハウジング16は、軸受外輪3の係止凹溝42に嵌合される嵌合部16aを有する外筒部16bと、外筒部16bの外方端から半径方向に内方に軸受内輪2まで延長する円環状板部16cと、円環状板部16cの内方端から軸受内輪2の軸方向端部に向かって延長し、軸受内 輪2に僅かな間隔を空けて対向する内筒部16dとでリング磁石11を3方から覆う断面コ字状に形成されている。
ここで、嵌合部16aは、外筒部16bの一端部に形成されており、略環形状をなす環状部となる。この嵌合部16aは、外筒部16bの一端部が側に屈曲されて形成されている。図示しないが、マグネットホルダ12の嵌合部12aと同様に、嵌合部16aには、該嵌合部16aを弾性変形しやすくするために、周方向に所定間隔とされた、軸方向に延びる複数のスリットが形成されている。これにより、軸受外輪3の係止凹溝42にセンサハウジング16の嵌合部16aが嵌め込まれて、センサハウジング16が軸受外輪3に固定されている。
そして、図1に示すように、嵌合部16aの側、すなわち、嵌合部16aと軸受外輪3の係止凹溝42との間には、Oリング52が配置されている。
このセンサハウジング16には、図5に示す磁気感応センサ15を実装した円環状の基板17が、円環状板部16cに磁気感応センサ15とリング磁石11とが所定間隔を保って対向するように装着されている。
ここで、軸受内輪2に嵌挿される回転軸の回転速度を検出するためには、少なくとも1つの磁気感応センサ15を配置すれば良く、回転速度と回転方向とを検出するためには、磁気感応センサ15に対してリング磁石11の着磁パターンに対して90度の位相差を持つように他の磁気感応センサ15′を配置すれば良い。この磁気感応センサ15(又は15及び15′)は、合成樹脂性のモールド18によって覆われており、モールド18とリング磁石11との対向面間に所定間隙のセンサギャップ19が形成されている。
したがって、センサギャップ19は、磁性体で構成されるマグネットホルダ12及びセンサハウジング16によって四方から囲まれている。
また、基板17には、図5に磁気感応センサ15から出力される磁界強度に応じた電気的検出信号を信号処理する信号処理回路20を備えており、この信号処理回路20で信号処理された検出信号が信号線21を介して外部の回転速度測定装置に出力される。
また、磁気感応センサ15を2つ配置した場合には、2つの感応センサ15から90度位相の異なる信号が出力されることにより、両センサ15間の位相差に基づいて回転方向を検出することができる。
このようにして、磁気感応センサ15によってリング磁石11で発生される磁界を検出することにより、回転速度又は回転速度及び回転方向を検出することができる。
(作用、効果等)
前述のように、本実施形態では、マグネットホルダ12の嵌合部12aと該嵌合部12aが嵌め込まれる軸受内輪2の係止凹溝41との間にOリング51を配置している。同様に、センサハウジング16の嵌合部16aと該嵌合部16aが嵌め込まれる軸受外輪3の係止凹溝42との間にOリング52を配置している。
これにより、その嵌め込みを容易にするために嵌合部12a,16aにスリットを設けている場合でも、スリットを外方(装置外部)に対して閉塞することで、そのスリットから異物が内部に侵入したりしてしまうのを抑制できる。すなわち、マグネットホルダ12の嵌合部12aと軸受内輪2の係止凹溝41との間に、装置内部に連通するような隙間が生じてしまうのを防止できる。さらに、センサハウジング16の嵌合部16aと軸受外輪3の係止凹溝42との間に、装置内部に連通するような隙間が生じてしまうのを防止できる。
(本実施形態の変形例)
本実施形態では、マグネットホルダ12やセンサハウジング16の嵌合部12a,16aに一体的にゴム等からなるシール部材を設けることもできる。
すなわち例えば、本実施形態では、図6及び図7に示すように、マグネットホルダ12の嵌合部12aの内周面12fに一体的にゴム等からなるシール部材61,62を設けることもできる。この場合、シール部材61,62は、その側面61a,62aがスリット12dの底面12eよりもマグネットホルダ12の中心側に位置(図6及び図7では、上面となる側面61a,62aがスリット12dの底面12eよりも高いところに位置)するように設けられる。
また、本実施形態では、図7に示すように、嵌合部12aには、前述のような屈曲した嵌合部を設けないようにすることもできる。この場合、図7に示すように、端面12gからマグネットホルダ12の端部の内周面12fにわたって一体的にシール部材62を設ける。また、この場合、シール部材62は、軸受内輪2の係止凹溝41に対して嵌合可能になるような形状に形成される。
また、本実施形態では、マグネットホルダ12の嵌合部12aと軸受内輪2の係止凹溝41の周辺部位との間にシール部材を配置することもできる。また、同様に、センサハウジング16の嵌合部16aと軸受外輪3の係止凹溝42の周辺部位との間にシール部材を配置することもできる。
また、本実施形態では、マグネットホルダ12側又はセンサハウジング16側の何れか一方にだけ、前述のようなシール部材を設けることもできる。例えば、嵌合部にスリットを設けていない方には、前述のようなシール部材を設けないようにすることもできる。
しかし、本実施形態では、スリットを設けていない場合でも、前述のようなシール部材を配置することで、同様な効果を得ることもできる。すなわち、マグネットホルダ12やセンサハウジング16の嵌合部12a,16aを軸受内輪2又は軸受外輪3に嵌合するような場合に、前述のようなシール部材を配置することで、マグネットホルダ12やセンサハウジング16の嵌合部12a,16aと軸受内輪2又は軸受外輪3の係止凹溝41,42との間に、装置内部に連通するような隙間が生じてしまうことを防止できる。
また、本実施形態では、センサ付き転がり軸受を深溝玉軸受としたが、センサ付き転がり軸受は、規格品の内輪と外輪の軌道面の両側にU字形のシール溝が設けられたものであればよく、他のタイプの転がり軸受にも適用することができる。
また、本実施形態では、リング磁石11及び磁気感応センサ15がアキシャル対向する構成を示したが、ラジアル対向する構成とすることもできる。
また、本実施形態では、回転方向検出のために磁気感応センサを2個配置するものとしたが、2個のセンサを一体にしたものでも良い。また、信号処理回路は、磁気感応センサと一体のものでも良い。
1 センサ付き転がり軸受、2 軸受内輪、3 軸受外輪、4 転動体、5 転がり軸受、11 リング磁石、12 マグネットホルダ、12a 嵌合部、12b 円環状板部、12c フランジ部、15 磁気感応センサ、16 センサハウジング、16a 嵌合部、16b 円環状板部、16c 内筒部、17 基板、18 モールド、18a 円筒部、19 センサギャップ、20 信号処理回路、21 信号線、31 ラビリンス、31a〜31d 空隙部、41,42 係止凹溝、51,52 Oリング

Claims (6)

  1. 内輪の外周面及び外輪の内周面に設けた対向する軌道面間に複数の転動体が配列され、内輪の外周面及び外輪の内周面であって各軌道面の側方に、内輪側のシール取り付け用の溝と外輪側のシール取り付け用の溝が軸方向に対して垂直な方向に対向させて設けられ、回転軌道輪を構成する前記内輪に、円周方向で複数の磁極に着磁された磁石を第1環状部を有するマグネットホルダで装着し、固定軌道輪を構成する前記外輪に、前記磁石の回転に伴う磁束の変化を検出する磁気センサを第2環状部を有するセンサハウジングで装着して、前記内輪の回転を検出するセンサ付き転がり軸受において、
    前記内輪に設けられた前記溝に前記第1環状部を嵌合して前記内輪に前記マグネットホルダを装着するときの該溝又はその周辺部位と前記第1環状部との間、及び前記外輪に設けられた前記溝に前記第2環状部を嵌合して前記外輪に前記センサハウジングを装着するときの該溝又はその周辺部位と前記第2環状部との間の少なくとも一方にシール部材を配置し、
    前記内輪に装着される前記マグネットホルダの第1環状部及び前記外輪に装着される前記センサハウジングの第2環状部のうち少なくとも前記シール部材が配置される側の前記第1環状部及び/又は第2環状部には、軸受空間から前記内輪側のシール取り付け用の溝及び前記外輪側のシール取り付け用の溝のうち少なくとも前記シール部材が配置される側の溝の底部にかけて前記第1環状部及び/又は第2環状部の軸方向及び半径方向に平行に延びるスリットが設けられており、
    前記シール部材はOリングで構成されるとともに、前記Oリングは、前記シール部材が配置される側の溝に対する接点が前記スリットの軸方向外側にある半径方向に延びる底面よりも軸方向外側に位置するように配置されて、前記スリットを、前記シール部材が配置される側の前記第1環状部及び/又は第2環状部に対して軸受空間の外部に対して閉塞することを特徴とするセンサ付き転がり軸受。
  2. 内輪の外周面及び外輪の内周面に設けた対向する軌道面間に複数の転動体が配列され、内輪の外周面及び外輪の内周面であって各軌道面の側方に、内輪側のシール取り付け用の溝と外輪側のシール取り付け用の溝が軸方向に対して垂直な方向に対向させて設けられ、回転軌道輪を構成する前記内輪に、円周方向で複数の磁極に着磁された磁石第1環状部を有するマグネットホルダで装着し、固定軌道輪を構成する前記外輪に、前記磁石の回転に伴う磁束の変化を検出する磁気センサを第2環状部を有するセンサハウジングで装着して、前記内輪の回転を検出するセンサ付き転がり軸受において、
    前記内輪に設けられた前記溝に前記第1環状部を嵌合して前記内輪に前記マグネットホルダを装着するときの該溝又はその周辺部位と前記第1環状部との間、及び前記外輪に設けられた前記溝に前記第2環状部を嵌合して前記外輪に前記センサハウジングを装着するときの該溝又はその周辺部位と前記第2環状部との間の少なくとも一方にシール部材を配置し、
    前記内輪に装着される前記マグネットホルダの第1環状部及び前記外輪に装着される前記センサハウジングの第2環状部のうち少なくとも前記シール部材が配置される側の前記第1環状部及び/又は第2環状部には、軸受空間から前記内輪側のシール取り付け用の溝及び前記外輪側のシール取り付け用の溝のうち少なくとも前記シール部材が配置される側の溝の底部にかけて前記第1環状部及び/又は第2環状部の軸方向及び半径方向に平行に延びるスリットが設けられており、
    前記シール部材は、前記シール部材が配置される側の前記第1環状部及び/又は第2環状部との間に隙間を作ることなく全面にわたって接しており、前記シール部材は、軸方向外側の側面が前記スリットの軸方向外側にある半径方向に延びる底面よりも軸方向外側に位置するように配置されて、前記スリットを、前記シール部材が配置される側の前記第1環状部及び/又は第2環状部に対して軸受空間の外部に対して閉塞することを特徴とするセンサ付き転がり軸受。
  3. 請求項1又は2に記載のセンサ付き転がり軸受を備えたことを特徴とする自動車。
  4. 請求項1又は2に記載のセンサ付き転がり軸受を備えたことを特徴とする鉄道車両。
  5. 請求項1又は2に記載のセンサ付き転がり軸受を備えたことを特徴とする製鉄設備。
  6. 請求項1又は2に記載のセンサ付き転がり軸受を備えたことを特徴とする工作機械。
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