JP2007127773A - 電子楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部機器との接続有無や連携の形態に応じて電子楽器に望ましい動作を行わせるための設定を、簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】 シンセサイザ100において、鍵盤101の操作に応じた音源部103への演奏イベントの出力オンオフの設定と、MIDIシーケンサ102から外部への演奏イベントの出力オンオフの設定と、MIDIシーケンサ102から音源部103への演奏イベントの出力オンオフの設定と、アルペジエータ104から外部への演奏イベントの出力のオンオフの設定と、外部からのMIDIシーケンサ102の制御を受け付けるか否かを定める設定と、内部で生成したMIDIクロックと外部から受信したMIDIクロックのいずれを使用するかを定める設定とを、ユーザによる1つの実行操作に応じて、予め記憶している組み合わせに一括して設定できるようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、演奏操作子と、シーケンサと、アルペジエータと、音源部とを備える、電子鍵盤楽器,電子弦楽器,電子管楽器,電子打楽器等の電子楽器に関する。
従来から、シンセサイザのような電子楽器とパーソナルコンピュータ(PC)とをUSB(Universal Serial Bus)やmLAN(登録商標)により接続し、PCのオペレーティングシステム(OS)上で動作するDAW(Digital Audio Workstation)ソフトウェアと電子楽器とを連携させて動作させ、音楽製作等に利用することが行われている。
一方で、上記のような電子楽器は、外部機器と接続せずに単独でも使用できるようにすることが求められる。
そして、PCのような外部機器と接続して使用する場合と、単独で使用する場合とでは、電子楽器に求められる動作が異なり、また、DAWソフトウェアと電子楽器との連携の形態によっても電子楽器に求められる動作は異なる。そこで、従来は、いくつかの設定項目を用意し、ユーザがそれらの項目を適切な内容に設定することにより、外部機器との接続有無や連携の形態に応じて、電子楽器に望ましい動作を行わせることができるようにしていた。
このような電子楽器については、例えば非特許文献1に記載がある。
「MOTIF ES 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2003年,特にP.31−41,221−222,260−265
しかしながら、従来の電子楽器においては、外部機器との接続有無や連携の形態に応じて電子楽器に望ましい動作を行わせるために設定すべき項目は、多岐に亘るものであった。そして、その設定を行うためには、各設定項目毎の設定内容の意味や、設定項目相互の関連性を理解した上で、いくつもの設定画面から、項目毎に1つ1つ設定を行っていく必要があった。
従って、設定が難しい上、操作性が悪いという問題があった。
この発明は、このような問題を解決し、外部機器との接続有無や連携の形態に応じて電子楽器に望ましい動作を行わせるための設定を、簡単に行うことができるようにするすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の電子楽器は、演奏操作子と、シーケンサと、アルペジエータと、音源部とを備える電子楽器において、上記演奏操作子の操作に応じた上記音源部への演奏イベントの出力オンオフを定める第1の設定項目と、上記シーケンサから外部への演奏イベントの出力オンオフを定める第2の設定項目と、上記シーケンサから上記音源部への演奏イベントの出力オンオフを定める第3の設定項目と、上記アルペジエータから外部への演奏イベントの出力のオンオフを定める第4の設定項目と、外部からのシーケンサの制御を受け付けるか否かを定める第5の設定項目と、電子楽器の動作タイミングを規定するテンポクロックとして、内部で生成したテンポクロックと外部から受信したテンポクロックのいずれを使用するかを定める第6の設定項目とを、ユーザによる1つの実行操作に応じて、予め記憶している組み合わせに一括して設定する設定手段を設けたものである。
このような電子楽器において、上記組み合わせを複数記憶させ、その組み合わせの一部を、外部機器との接続なしでその電子楽器を動作させる場合に適した設定内容の組み合わせとし、別の一部を、出力した演奏データをエコーバックしてくる外部機器と接続してその電子楽器を動作させる場合に適した設定内容の組み合わせとするとよい。
さらに、上記別の一部に、上記外部機器に上記シーケンサを制御させて上記外部機器と同期させ、さらに上記シーケンサが出力する楽曲を上記外部機器によりリアルタイム録音させる場合に適した設定内容の組み合わせと、上記シーケンサが上記外部機器により制御されないようにする設定内容の組み合わせとを含めるとよい。
さらにまた、上記組み合わせに、電子楽器を、出力した演奏データをエコーバックしてこない外部機器と接続し、上記アルペジエータが生成する演奏データを上記外部装置に出力する場合に適した設定内容の組み合わせを含めるとよい。
以上のようなこの発明の電子楽器によれば、外部機器との接続有無や連携の形態に応じて電子楽器に望ましい動作を行わせるための設定を、簡単に行うことができるようにすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、この発明の電子楽器の実施形態であるシンセサイザ及び、そのシンセサイザに接続する外部機器の一例であるPCの機能構成を示す。
このシンセサイザ100は、図1に示す通り、鍵盤101,MIDI(Musical Instruments Digital Interface:登録商標)シーケンサ102,音源部103,アルペジエータ104,MIDIクロック生成部105,第1〜4のスイッチ111〜114,結合部121〜124,MIDII/O(入出力部)131,WAVE(波形データ)I/O132を備えた電子鍵盤楽器である。そして、これらの各部を結ぶラインは、MIDI形式のイベントデータ(以下「MIDIイベント」という)あるいはオーディオ波形データ(以下単に「波形データ」という)が伝達される経路を示す。また、その伝達経路も含め、鍵盤101,MIDII/O131,WAVEI/O132以外の各部の機能は、ハードウェアによって実現しても、図示しないCPUに必要なソフトウェアを実行させることにより実現してもよい。
そして、鍵盤101は、ユーザの演奏操作を受け付けるための演奏操作子であり、所定の順番で配列された白鍵と黒鍵及び、押鍵/離鍵タイミングやその速度等を検出するためのセンサ等を備えている。また、図示しないCPUがそのセンサの検出信号に従い、鍵盤101にアサインされたMIDIチャンネル(演奏パート)で、ユーザの演奏操作に応じたMIDI形式の演奏イベントを生成して出力するが、ここでは、説明を簡単にするため、鍵盤101が演奏イベントの出力を行うものとして説明する。
そして、鍵盤101から出力される演奏イベントは、結合部121を介してMIDIシーケンサ102に入力し、結合部122,123を介して音源部103に入力し、結合部122を介してアルペジエータに入力すると共に、結合部124及びMIDII/O131を介して外部に出力される。
なお、各結合部121〜124は、複数の入力から入力するMIDIイベントを、基本的にはそのまま通過させて1つの出力から出力し、複数の入力から同時にMIDIイベントが入力した場合に、それらのイベント相互のタイミングをずらす調整を行って出力することにより、複数の入力から入力するMIDIイベントを結合(マージ)する機能を有する。
MIDIシーケンサ102は、複数のトラック(ここでは16トラック)でMIDI形式の楽曲データの記録及び再生を行う機能を有するシーケンサである。そして、MIDIシーケンサ102は、記録の場合には、鍵盤101及び外部から結合部121を介して入力する演奏イベントを、入力タイミングに応じたタイミング情報とセットにして、指示されたトラックに順次記録する。また、再生の場合には、再生するトラックに記録されている各演奏イベントを、セットになっているタイミング情報が示すタイミングで出力する。そして、この演奏イベントは、結合部122,123を介して音源部103に入力し、結合部122を介してアルペジエータに入力すると共に、結合部124及びMIDII/O131を介して外部に出力される。複数トラックの記録と再生を同時に行うことも可能である。
また、MIDIシーケンサ102は、テンポクロックであるMIDIクロックに従ってタイミング制御を行うが、このMIDIクロックとして、内部のMIDIクロック生成部105が生成したものを使用することも、MIDII/O131を介して外部から受信したものを使用することも可能であり、いずれの動作を行うかは、ユーザの設定に従って決定される。この設定項目が、第6の設定項目である「MIDI sync」である。
なお、アルペジエータ104も、この設定項目の設定に従ったMIDIクロックに従ってタイミング制御を行う。
さらに、MIDIシーケンサ102は、MIDII/O131を介して外部から受信した制御イベントに従って動作し、外部からの制御を受けたり、MIDII/O131を介して外部に制御イベントを送信し、外部のMIDI対応機器を制御したりすることもできる。そして、これらの動作を行うか否かは、ユーザの設定に従って決定される。この設定項目が、第5の設定項目である「SEC ctr」である。
なお、上記の演奏イベントは、MIDIイベントのうち、ノートオン、ノートオフ、ピッチベンド、プログラムチェンジ、コントロールチェンジ等、演奏内容そのものを伝えるイベント及び、音源がどのような状態で発音を行うのかを指定するイベントである。ユニバーサルエクスクルーシブを含む場合もある。
また、制御イベントは、MIDIイベントのうち、ソングセレクト、ポジションポインタ、スタート、ストップ等、MIDIシーケンサやWAVEレコーダなどの動作を(外部機器から)MIDIを通じてリモート制御するためのイベントである。制御イベントは、これに限らず、エクスクルーシブイベントに含まれるMIDIマシン・コントロール(MMC)などのイベントであってもよい。
次に、音源部103は、複数の発音チャンネル(ここでは16チャンネル)で、入力する演奏イベントに従った発音処理を行い、波形データを生成する機能を有する。生成した波形データは、WAVEI/O132を介して外部に出力する他、WAVEI/O132が備える図示しないスピーカ等のサウンドシステムに出力し、波形データに基づく音声の出力を行わせることができる。音源部103に入力する演奏イベントは、鍵盤101,MIDIシーケンサ102,アルペジエータ104のいずれかにより出力されるか、またはMIDII/O131を介して外部から入力されたものである。
アルペジエータ104は、鍵盤101にアサインされたMIDIチャンネルで入力する演奏イベントに応じて、設定されているシーケンスに従って演奏イベントを生成して出力する機能を有する。このシーケンスとしては、例えば、出力開始を指示するノートオンイベントから何拍後に、指定された基音から音高差いくつの演奏イベントを出力するかを、順次定義しておけばよい。また、シーケンスにより定義した分の演奏イベントを出力し終わったら、再度初めから繰り返せばよい。定義する内容としては、アルペジオ(分散和音)やメロディー、リズム等が考えられるが、これらの組み合わせからなる楽曲でもよい。
そして、例えばノートオンイベントが検出された場合に、そのイベントに係る音を基音として、設定されているシーケンスに従った演奏イベントの出力を開始するようにすればよい。
また、複数のノートオンイベントが続けて発生すると複数のノートオンが重なることになるが、その同時に重なった複数のノートオンからコードを検出し、シーケンスに従って生成された演奏イベントの音高をそのコードに応じた音高となるよう制御することができる。
具体的には、シーケンスに従って生成されたノートオンやノートオフの音高を、さらに、検出されたコード乃至コード種類に応じてシフトして出力するようにしてもよいし、各コード乃至コード種類毎にシーケンスを用意しておき、検出されたコード乃至コード種類に応じたシーケンスに従った演奏イベントを生成して出力するようにしてもよい。このシーケンスに従った演奏イベントの生成は、全てのノートオンがオフされたとき、すなわち、過去に発生した全てのノートオンイベントに対応するノートオフイベントが検出された場合に停止される。
このアルペジエータ104が出力する演奏イベントは、結合部123を介して音源部103に入力すると共に、結合部124及びMIDII/O131を介して外部に出力される。
また、上述のように、アルペジエータ104がタイミング制御に使用するMIDIクロックは、「MIDI sync」の設定により定められる。
第1のスイッチ111は、鍵盤101から結合部122を介した音源部103やアルペジエータ104への演奏イベントの出力オン/オフを切り替えるスイッチであり、ユーザの設定により切り替えることができる。この設定項目が、第1の設定項目である「KBD local」である。
第2のスイッチ112は、MIDIシーケンサ102から結合部124を介した外部への演奏イベントの出力オン/オフを切り替えるスイッチであり、ユーザの設定により切り替えることができる。この設定項目が、第2の設定項目である「SEQ out」である。また、第2のスイッチ112は、図では1つしか示していないが、実際には、MIDIシーケンサ102のトラック毎に設け、トラック毎にオン/オフを切り替え可能としている。
第3のスイッチ113は、MIDIシーケンサ102から結合部122を介した音源部103やアルペジエータ104への演奏イベントの出力オン/オフを切り替えるスイッチであり、ユーザの設定により切り替えることができる。この設定項目が、第3の設定項目である「SEQ local」である。第3のスイッチ113も、MIDIシーケンサ102のトラック毎に設け、トラック毎にオン/オフを切り替え可能としている。
第4のスイッチ114は、アルペジエータ104から結合部124を介した外部への演奏イベントの出力オン/オフを切り替えるスイッチであり、ユーザの設定により切り替えることができる。この設定項目が、第4の設定項目である「ARP out」である。
なお、これらの第1乃至第4のスイッチは、演奏イベントの送信経路を遮断するものでなく、単に送信元から送信先にイベントを送信しないようにするものであってもよい。
MIDII/O131は、外部装置との間でMIDIイベントの送受信を行うためのインタフェースである。
WAVEI/O132は、外部装置との間で波形データを送受信するためのインタフェースである。また、サウンドシステムを備え、外部装置から受信した波形データは、そのサウンドシステムに入力して発音を行なわせる等の用途に使用できる。
これらのI/Oとしては、USB(Universal Serial Bus)方式やIEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)方式の通信を行うためのインタフェースを採用し、mLAN等のプロトコルを利用して通信するようにすることができる。また、これらのI/Oを兼ねるようなインタフェースを設けることもできるし、送受信の相手はPC200には限らず、単体のMIDIシーケンサ装置や、MIDIシーケンサを備えたWAVEレコーダ装置であってもよい。
一方、PC200は、MIDII/O201,WAVEI/O202,DAWアプリ210を備えている。
このうち、MIDII/O201は、外部装置との間でMIDIイベントの送受信を行うためのインタフェースである。
WAVEI/O202は、外部装置との間で波形データの送受信を行うためのインタフェースであり、サウンドシステムも有する。
これらのI/Oの構成は、シンセサイザ100側のものと同じでよい。
DAWアプリ210は、DAW用のアプリケーションプログラムをCPUに実行させることにより実現される機能を示す。そして、この機能には、MIDIシーケンサ211,MIDIミキサ212,音源プラグイン213,WAVEミキサ214,効果プラグイン215,WAVEレコーダ216,MIDIクロック生成部217の各機能を含む。
MIDIシーケンサ211は、シンセサイザ100のMIDIシーケンサ102と同様、複数トラックでMIDI形式の楽曲データの記録及び再生を行う機能を有するシーケンサである。ただし、記録する演奏イベントは、MIDIミキサ212から入力されるイベントであり、再生した演奏イベントは、MIDIミキサ212に対して出力する。
なお、MIDIシーケンサ211も、MIDIクロックに従ってタイミング制御を行うが、このMIDIクロックとして、内部のMIDIクロック生成部217が生成したものを使用することも、MIDII/O201を介して外部から受信したものを使用することも可能である。また、MIDIシーケンサ211とWAVEレコーダ216とは互いに同期して動作する。
MIDIミキサ212は、入力する演奏イベントのボリュームやパンを調整したり、シンセサイザ100における結合部121〜124のように、複数の入力から入力する演奏イベントを結合したりする機能を有する。MIDIシーケンサ211の複数のトラックから入力する演奏イベントを結合して1トラックに記録させたり、MIDIシーケンサ211から入力された演奏イベントとMIDII/O201を介して外部から入力する演奏イベントとを結合してMIDIシーケンサ211に記録させることもできる。
また、処理後の演奏イベントは、MIDIシーケンサ211に出力して記録させる他、MIDII/O201を介して外部に出力したり、音源プラグイン213に出力し、出力した演奏イベントに従った発音処理を行わせることもできる。
さらに、MIDII/O201を介して外部から入力する演奏イベントについては、上記の処理とは別に、受信したイベントを送信元に即時にそのまま送り返すエコーバックを行う機能も有する。このエコーバックは、シンセサイザ100等の外部装置が、PC200に演奏イベントを送信する場合に、確かにPC200に受信されたことがわかるよう、一旦PC200が受信して送り返してきたものを内部での発音等の処理に使用できるようにするために設けた機能である。そして、MIDIミキサ212がエコーバックを行うようにするか否かは、ユーザが設定可能である。
音源プラグイン213は、シンセサイザ100における音源部103と同様な機能を有し、入力する演奏イベントに従った発音処理を行い、波形データを生成する。そして、生成した波形データは、WAVEミキサ214に出力する。
WAVEミキサ214は、入力する波形データに対し、複数のチャンネルで、ミキシングやイコライジングを始めとする種々のデータ処理を行うデジタルミキサの機能を有する。WAVEレコーダ216の複数のトラックから入力する信号を結合して1トラックに記録させたり、WAVEレコーダ216から入力された信号とWAVEI/O202を介して外部から入力する信号とをミキシングしてWAVEレコーダ216に記録させることもできる。
また、処理後の波形データは、WAVEレコーダ216に出力して記録させる他、WAVEI/O202を介して外部に出力することも可能であり、処理中又は処理後の波形データを効果プラグイン215に入力して音響効果を付与させることも可能である。また、処理後の波形データを、WAVEI/O202が備えるサウンドシステムに入力して発音を行わせることもできる。
効果プラグイン215は、入力する波形データに、リバーブ、コーラス、ディストーション、ディレイ等の種々の音響効果を付与する機能を有する。
WAVEレコーダ216は、複数トラックで波形データの記録及び再生を行う機能を有する。そして、記録する波形データは、WAVEミキサ214から入力されるデータであり、再生した波形データは、WAVEミキサ214に対して出力する。複数トラックの記録と再生を同時に行うことも可能である。
以上のようなPC200は、ハードウェアとしては、CPU,ROM,RAM,HDD(ハードディスクドライブ)等を備えた公知のPCを利用可能である。
次に、図2及び図3に、PC200のDAWアプリ210が提供する画面の例を示す。図2には、楽曲編集画面の例を、図3には、録再操作画面の例を示す。
図2に示す楽曲編集画面150は、MIDIシーケンサ211及びWAVEレコーダ216の動作に関する設定を受け付けるためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)画面であり、1曲分のデータの編集操作を受け付けるための画面である。
そして、この画面には、同時に動作可能なトラック数分だけ、トラックタイプ表示部151,トラック名入力部152,SOLOボタン153,MUTEボタン154,RECボタン155を設けている。ここでは計6トラック分しか示していないが、これに限られないことはもちろんである。
そして、トラックタイプ表示部151は、そのトラックが、MIDIシーケンサ211のトラックかWAVEレコーダ216のトラックかを表示する部分である。ここでは、Audioの「A」でWAVEレコーダ216、MIDIの「M」でMIDIシーケンサ211を示している。
トラック名入力部152は、トラック名の指定を受け付ける部分である。
SOLOボタン153は、対応するトラックを単独で再生する指示を受け付けるためのボタンである。
MUTEボタン154は、対応するトラックをミュートし、再生しないようにする指示を受け付けるためのボタンである。
RECボタン155は、対応するトラックに録音する指示を受け付けるためのボタンである。
なお、これらのボタン153〜155は、録音や再生を行うトラックの指定を受け付けるだけであり、録音や再生の開始/停止指示は、図3に示す録再操作画面で受け付ける。
また、楽曲編集画面150には、トラック内容表示部156も設け、横軸を時間軸として、カーソル157により各トラックの録音/再生位置を示している。カーソル157を移動させて録音/再生位置を設定することもできる。また、バー158により、各トラックのうち、データが記録されている領域を示している。
また、図3に示す録再操作画面160には、録音待機ボタン161,開始ボタン162,停止ボタン163,早送りボタン164,巻き戻しボタン165,時間表示部166を設けている。
このうち録音待機ボタン161は、録音待機の指示を受け付けるためのボタンであり、DAWアプリ210の停止状態で押下することにより、録音待機状態に移行させることができる。
開始ボタン162は、録音又は再生の開始指示を受け付けるためのボタンであり、録音待機状態で押下することにより録音の開始を、停止状態で押下することにより再生の開始を指示することができる。
そして、DAWアプリ210は、録音を行う場合には、MIDIシーケンサ211及び/又はWAVEレコーダ216により、SOLOボタン153及びMUTEボタン154により再生を行う旨が指示されているトラックの再生を行って、MIDIミキサ212及び/又はWAVEミキサ214に入力すると共に、そこからMIDIシーケンサ211及び/又はWAVEレコーダ216に出力されるミキシング結果のデータを、RECボタン155により録音が指示されているトラックに記録する。このとき、外部から入力するデータとのミキシングを行ってもよいことや、複数トラックに同時記録してもよいことは、上述の通りである。また、MIDIミキサ212に入力されたデータを音源プラグイン213に入力して発音処理を行わせ、その結果生成される波形データをWAVEミキサ214を介してWAVEレコーダ216に記録させることもできる。
再生を行う場合には、SOLOボタン153及びMUTEボタン154により再生を行う旨が指示されているトラックの再生を行って、MIDIミキサ212及び/又はWAVEミキサ214に入力し、適当なサウンドシステムに出力させて音声やモニタ波形等として再生内容を認識できるようにしたり、外部装置に出力させたりする。
停止ボタン163は、録音及び再生の停止指示を受け付けるためのボタンである。
早送りボタン164及び巻き戻しボタン165は、再生状態で、再生の早送り又は巻き戻しの指示を受け付けるためのボタンである。停止状態では、再生位置の調整指示(頭出し指示)を受け付けるためのボタンである。
時間表示部166は、再生又は録音を行っている位置の、楽曲開始からの時間を表示する表示部である。
なお、録再操作画面160で録音や再生の開始/停止等の指示を受け付けた場合に、その内容を示す制御イベントをシンセサイザ100等の外部装置に出力し、その制御イベントにより外部装置のMIDIシーケンサ等を制御して、内部のMIDIシーケンサ211やWAVEレコーダ216と同期させて動作させることもできる。ただし、出力先の装置が、外部からの制御イベントによる制御を受け付ける状態になっている必要がある。
また、図示は省略したが、シンセサイザ100の操作パネルにも、録音待機ボタン161,開始ボタン162,停止ボタン163,早送りボタン164,巻き戻しボタン165と同様な機能のボタンを設け、同様な指示を可能としている。そして、設定内容によっては、シンセサイザ100側からPC200のDAWアプリ210の動作を制御することも可能である。
以上説明してきたようなシンセサイザ100及びPC200は、それぞれ単独で動作させて使用することも可能であるが、相互に接続して使用することにより、双方の機能を組み合わせて利用し、有用性の高い動作が可能になる。
シンセサイザ100単体でも一通りの音楽製作を行うことができるが、PC200は、大型ディスプレイやマウスなどのより優れたヒューマンインタフェースを備えており、また、一般的に処理能力も高く、柔軟性、拡張性に優れているので、PC200のDAWアプリ210を利用して音楽製作を行う方が、その作業をより効率的に行うことができる。
例えば、DAWアプリ210で音楽製作をする場合には、シンセサイザ100の鍵盤101を用いて行った演奏のMIDIデータを、内蔵のMIDIシーケンサ102ではなく、PC200に送信してPC200のDAWアプリ210のMIDIシーケンサ211に直接記録さるのがよい。
その場合、PC200のMIDIシーケンサ211で再生した演奏データをシンセサイザ100に送信してシンセサイザ100の音源部103を駆動すれば、高性能の音源を用いて質の高い波形データが生成できる。
また、PC200がない環境でシンセサイザ100のMIDIシーケンサ102に曲の素材となる一部のパート乃至一部のフレーズの演奏を録音し、その素材を用いてPC200のDAWアプリ210で仕上げをするというスタイルの音楽製作も考えられる。その場合、シンセサイザ100のMIDIシーケンサ102により再生した演奏データを、PC200のMIDIシーケンサ211に記録することにより、その素材となるデータをシンセサイザ100側からPC200側に移すことができる。
あるいは、シンセサイザ100における鍵盤101の操作に応じたアルペジエータ104の出力を、PC200のMIDIシーケンサ211に記録させれば、アルペジエータ104の出力する演奏データを音楽製作の素材として使うことができる。
しかしながら、このような用途にシンセサイザ100を使用する場合、各部の設定を適切に行わなければ、動作に不具合が生じてしまうことが考えられる。
例えば、シンセサイザ100とPC200とを接続して使用する場合には、PC200にMIDIイベントをエコーバックさせることが考えられるが、この場合、第1のスイッチ111(KBD local)をONにしておくと、鍵盤101が出力するMIDIイベントと、PC200からエコーバックされてくるMIDIイベントとが、タブって音源部103やアルペジエータ104に供給されてしまう。
また、MIDIシーケンサ102により再生したMIDIデータをPC200のMIDIシーケンサ211に記録させる場合には、「SEQ ctr」と「MIDI sync」により、MIDIシーケンサ102が外部から受信したMIDIクロック及び制御イベントに従って動作する旨を設定しておかないと、MIDIシーケンサ102とMIDIシーケンサ211とを同期して動作させることができず、MIDIシーケンサ102で録音された素材をMIDIシーケンサ211に正しく渡すことができない。
そこで、シンセサイザ100においては、必要な設定項目につき、想定されるいくつかの用途に適した設定内容の組み合わせを予め記憶させておき、ユーザによる1つの実行操作に応じて、その記憶している設定内容に設定できるようにしている。
図4に、その設定内容の組み合わせ例を示す。
この例では、図1の説明で述べた「KBD local」,「SEQ out」,「SEQ local」,「ARP out」,「SEQ ctr」,「MIDI sync」の、第1乃至第6の設定項目について、設定1〜設定4の4つの組み合わせを記憶させている。
そして、「KBD local」,「SEQ out」,「SEQ local」,「ARP out」は、オンオフの設定を行うのみであるから、図にも「on」と「off」でその設定内容を示している。「SEQ out」,「SEQ local」については、MIDIシーケンサ102のトラック毎に設定項目があるが、「all on」,「all off」は、全ての設定の設定項目についてオンあるいはオフであることを示す。
「SEQ ctr」は、外部から受信した制御イベントに応じて動作する「out」,外部に制御イベントを送信する「in」,それらの両方を行う「in/out」,どちらも行わない「off」の設定が可能である。「MIDI sync」は、外部から受信したMIDIクロックに従って動作する「MIDI」,内部で生成したMIDIクロックに従って動作する「internal」の設定が可能である。
また、図4の斜線を付した部分は、想定している用途に適合させるために必須の設定であり、斜線のない部分は、選択の余地のある設定である。
また、「PC側echo back」は、シンセサイザ100側の設定を行う場合に、PC200等、シンセサイザ100と接続する外部機器において、「echo back」がどのように設定されていることを想定しているかを示し、シンセサイザ100から外部装置の設定を変更する必要はないが、変更できるようにしても差し支えない。
図4に示した組み合わせのうち、設定1は、外部機器との接続なしでシンセサイザ100を動作させる場合に適した設定内容である。そしてこのため、鍵盤101及びMIDIシーケンサ102が出力する演奏イベントは音源部103やアルペジエータ104に供給すると共に、MIDIシーケンサ102が内部のMIDIクロックに従って動作するようにしている。
「SEQ out」,「ARP out」,「SEQ ctr」の設定内容は、必須ではないが、MIDI対応の外部装置が接続された場合にも比較的適合させやすい設定内容としている。例えば、外部にシーケンサを接続し、そのシーケンサを制御したり、逆にそのシーケンサからシンセサイザ100を制御したりするような場合にも対応できるよう、「SEQ ctr」は、「in/out」としているが、外部機器を接続しない場合のみに対応できればよいのであれば、「off」でもシンセサイザ100の動作に支障はない。
設定2及び設定3は、出力した演奏データをエコーバックしてくる外部機器と接続してシンセサイザ100を動作させる場合に適した設定内容である。そしてこのため、鍵盤101及びMIDIシーケンサ102が出力する演奏イベントは、エコーバックされてくるイベントと重複しないよう、音源部103やアルペジエータ104に供給しないようにすると共に、アルペジエータ104が生成する演奏イベントも、エコーバックされてくるイベントが再度アルペジエータ104に入力してこれに基づいた演奏イベントの生成が行なわれないようにするため、外部に出力しないようにしている。
また、このうち設定2は、外部機器にシンセサイザ100のMIDIシーケンサ102を制御させてその外部機器と同期させ、さらにシーケンサ102が出力する楽曲を外部機器によりリアルタイム録音させる場合に適した設定内容である。そしてこのため、MIDIシーケンサ102が出力する演奏イベントを外部に出力するようにすると共に、MIDIシーケンサ102が外部から受信したMIDIクロック及び制御イベントに従って動作するようにしている。
この設定は、素材となるデータをシンセサイザ100から外部装置に移す場合に最適である。
一方、設定3は、シーケンサが外部機器により制御されないようにし、シンセサイザ100の鍵盤101と音源部103とを別々に、PC200における音楽製作に用いるような場合に適した設定内容である。そしてこのため、MIDIシーケンサ102が、制御イベントの送信も、外部から受信した制御イベントに応じた動作も行わないようにしている。「SEQ out」と「MIDI sync」の設定内容は、必須ではないが、広い用途に適合させやすい設定内容としている。ただし、「MIDI sync」が「internal」だと、アルペジエータ104をPC200側のMIDIシーケンサ211と同期させることができないため、同期させたい場合には、「MIDI sync」を「MIDI」に設定する必要がある。
また、設定4は、シンセサイザ100を、出力した演奏イベントをエコーバックしてこない外部機器と接続し、アルペジエータ104が出力する演奏イベントを外部装置に出力する場合に適した設定内容である。そしてこのため、エコーバックなしでも鍵盤101やMIDIシーケンサ102が出力する演奏イベントに従ってアルペジエータ104を動作させられるよう、鍵盤101やMIDIシーケンサ102が出力する演奏イベントをアルペジエータ104に供給するようにしている。またもちろん、アルペジエータ104が出力する演奏イベントは外部に出力するようにしている。
この設定は、アルペジエータ104の出力する演奏データを外部装置での音楽製作の素材として使う場合に最適である。
さらに、シンセサイザ100側とPC200側とでタイミングを同期させて記録ができるよう、MIDIシーケンサ102が、外部から受信したMIDIクロック及び制御イベントに従って動作するようにしている。「SEQ out」の設定内容は、必須ではないが、通常はアルペジエータ104の出力だけでなくMIDIシーケンサ102の出力もPC200のMIDIシーケンサ211に記録させると考えられるため、これに合わせた設定内容としている。
なお、図4に示したような設定内容は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリに記憶させておけばよい。また、ユーザがその内容を変更できるようにしてもよいが、変更できなくてよい場合には、ROMに記憶させてもよい。
次に、図5及び図6に、以上のような設定を行うための画面及び操作部の例を示す。
シンセサイザ100においては、図5に示すようなクイックセットアップ画面を用意し、図4に示した設定1〜設定4の組み合わせを設定できるようにしている。図6は、シンセサイザ100の操作パネルのうち、クイックセットアップ画面の操作に使用する部分の構成を示す図である。
図5に示すクイックセットアップ画面140は、シンセサイザ100の操作パネルに設けた液晶ディスプレイ(LCD)301に表示させる画面である。
そして、この画面を表示させるためには、まず、操作パネルにおいて、ソングボタン311を押下してソングの編集や再生を行うソングモードに入るか、パターンボタン312を押下してパターンの編集や再生を行うパターンモードに入るかした状態で、ユーティリティボタン313を押下して、シンセサイザ100の機能全般に関する設定を行うためのユーティリティモードに入る。
このユーティリティモードにおいては、クイックセットアップ画面140の下部にある、ファンクションキー機能表示部141やサブファンクションキー機能表示部142と同様な表示部により、ファンクションキー群320の各キーにより指示できる機能が表示される。
そして、「SEQ」と対応する下段左から3番目のファンクションキー321を押下してMIDIシーケンサ102に関する設定を行うための画面を表示させた後、その画面中の「QUIKSET」と対応する上段左から4番目のサブファンクションキー322を押下することにより、クイックセットアップ画面140を表示させることができる。
また、クイックセットアップ画面140には、設定選択部143,設定内容表示部144,グラフィック表示部145を設けている。そして、ユーザは、操作パネル上のインクリメントボタン331及びデクリメントボタン332により、設定選択部143に表示されている番号を増減させ、図4に示した設定1〜設定4の中から、好みの組み合わせを選択することができる。
また、設定内容表示部144には、現在設定選択部143に表示されている番号と対応する設定がどのような用途に対応しているかを示すメッセージを表示し、グラフィック表示部145には、その用途をグラフィックにより直感的にわかりやすく表示するようにしている。図5には、(a)〜(d)に、それぞれ設定1〜設定4と対応する表示を示している。
そして、ユーザが好みの組み合わせを選択してエンタボタン333を押下すると、これが設定の実行指示となり、シンセサイザ100は、図4に示した各パラメータの値を、選択された組み合わせと対応する値に設定する。
なお、これらの画面表示、操作検出、パラメータ設定等の機能は、図示しないCPUに所要の制御プログラムを実行させることにより実現できる。この場合において、このCPUが設定手段として機能する。そして、パラメータの値は、フラッシュメモリのような不揮発メモリに記憶させてもよいし、設定指示時には一旦揮発性のメモリに記憶させ、電源切断時にリセットされるようにしておくと共に、ユーザの明示の指示に応じて不揮発メモリに記憶させるようにしてもよい。
また、図4に示した各パラメータの値はそれぞれ、クイックセットアップ画面140とは別の、図示しない各パラメータの設定画面において個別に設定することも可能であり、クイックセットアップ画面140で設定が指示された場合には、それらの設定を上書きする。逆に、クイックセットアップ画面140で設定を行った後、一部の設定項目についてのみ、個別に設定を変更することも可能である。
また、クイックセットアップ画面140において、ボタン等により、図4に示した必須でない設定に関するユーザの選択指示を受け付けることができるようにしてもよい。
シンセサイザ100においては、以上のように、図4に示したような各パラメータを、ユーザによる1つの実行操作に応じて、予め記憶している組み合わせに一括して設定できるようにしたので、外部機器との接続有無や連携の形態に応じてシンセサイザ100に望ましい動作を行わせるための設定を、各設定項目毎の設定内容の意味、設定項目相互の関連、あるいは各設定項目に関する設定を行うための画面の開き方等をユーザが知らなくても、簡単に行うことができる。従って、設定に高い操作性を得ることができる。
また、予め用意して記憶させておく設定の内容は、図4を用いて説明したようなものとすると、シンセサイザを始めとする電子楽器において一般的に想定される用途に適合し、好ましい。特に、設定1と設定3は、有用性が高い。
以上で実施形態の説明を終了するが、装置の構成、画面の表示内容、操作方法等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、クイックセットアップ画面140において、表示されている番号と対応する設定の用途に関する表示を行うことは必須ではない。また、クイックセットアップ画面40で設定するパラメータの種類は、図4に示したものに限られないし、予め記憶させておく設定内容の組み合わせやその用途も、図4を用いて説明したものに限られない。
また、シンセサイザ100における設定1〜設定4の設定実行を、PC200からリモートで制御できるようにしてもよい。さらに、PC200のDAWアプリ210が受け付けたユーザによる設定1〜設定4の一つの実行指示に応じて、図4に示したような、PC200側のDAWアプリ210の「echo back」の設定と、シンセサイザ100側の第1〜第6の設定項目の設定とを、連動して実行できるようにすることも考えられる。
また、シンセサイザ100に接続する機器は、PC200に限られず、他のシンセサイザや、ハードディスクレコーダ、MIDIシーケンサ等の任意の電子音楽装置で構わない。
さらに、この発明の電子楽器も、シンセサイザに限らず、キーボード、電子ピアノ、電子オルガン等、任意の電子楽器で構わない。鍵盤を有しない電子楽器に適用できることももちろんである。その場合、パッド、ペダル、弦、ブレスコントローラ等の演奏操作子を、上述した鍵盤の場合と同様に取り扱えばよい。
また、これらの変形及び実施例の説明において述べた変形は、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて適用可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明の電子楽器によれば、外部機器との接続有無や連携の形態に応じて電子楽器に望ましい動作を行わせるための設定を、簡単に行うことができる。
従って、この発明を適用することにより、電子楽器の操作性を向上させることができる。
この発明の電子楽器の実施形態であるシンセサイザ及び、そのシンセサイザに接続する外部機器の一例であるPCの機能構成を示す図である。 図1に示したPCに表示させる楽曲編集画面の例を示す図である。 同じく録再操作画面の例を示す図である。 図1に示したシンセサイザに記憶させておく設定内容の組み合わせを示す図である。 図1に示したシンセサイザに表示させるクイックセットアップ画面の例を示す図である。 図1に示したシンセサイザの操作パネルの一部を示す図である。
符号の説明
100…シンセサイザ、101…鍵盤、102…MIDIシーケンサ、103…音源部、104…アルペジエータ、105,217…MIDIクロック生成部、111〜114…第1〜第4のスイッチ、121〜124…結合部、131,201…MIDII/O、132,202…WAVEI/O、140…クイックセットアップ画面、141…ファンクションキー機能表示部、142…サブファンクションキー機能表示部、143…機能選択部、144…設定内容表示部、145…グラフィック表示部、301…LCD、331…インクリメントボタン、332…デクリメントボタン、333…エンタボタン

Claims (4)

  1. 演奏操作子と、シーケンサと、アルペジエータと、音源部とを備える電子楽器であって、
    前記演奏操作子の操作に応じた前記音源部への演奏イベントの出力オンオフを定める第1の設定項目と、
    前記シーケンサから外部への演奏イベントの出力オンオフを定める第2の設定項目と、
    前記シーケンサから前記音源部への演奏イベントの出力オンオフを定める第3の設定項目と、
    前記アルペジエータから外部への演奏イベントの出力のオンオフを定める第4の設定項目と、
    外部からのシーケンサの制御を受け付けるか否かを定める第5の設定項目と、
    当該電子楽器の動作タイミングを規定するテンポクロックとして、内部で生成したテンポクロックと外部から受信したテンポクロックのいずれを使用するかを定める第6の設定項目とを、
    ユーザによる1つの実行操作に応じて、予め記憶している組み合わせに一括して設定する設定手段を設けたことを特徴とする電子楽器。
  2. 請求項1記載の電子楽器であって、
    前記組み合わせを複数記憶しており、
    その組み合わせの一部は、外部機器との接続なしで当該電子楽器を動作させる場合に適した設定内容の組み合わせであり、
    別の一部は、出力した演奏データをエコーバックしてくる外部機器と接続して当該電子楽器を動作させる場合に適した設定内容の組み合わせであることを特徴とする電子楽器。
  3. 請求項2記載の電子楽器であって、
    前記別の一部には、
    前記外部機器に前記シーケンサを制御させて前記外部機器と同期させ、さらに前記シーケンサが出力する楽曲を前記外部機器によりリアルタイム録音させる場合に適した設定内容の組み合わせと、
    前記シーケンサが前記外部機器により制御されないようにする設定内容の組み合わせとを含むことを特徴とする電子楽器。
  4. 請求項2又は3記載の電子楽器であって、
    前記組み合わせに、
    当該電子楽器を、出力した演奏データをエコーバックしてこない外部機器と接続し、前記アルペジエータが生成する演奏データを前記外部装置に出力する場合に適した設定内容の組み合わせを含むことを特徴とする電子楽器。
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