JP2007126944A - 基礎パッキン - Google Patents
基礎パッキン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007126944A JP2007126944A JP2005322564A JP2005322564A JP2007126944A JP 2007126944 A JP2007126944 A JP 2007126944A JP 2005322564 A JP2005322564 A JP 2005322564A JP 2005322564 A JP2005322564 A JP 2005322564A JP 2007126944 A JP2007126944 A JP 2007126944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foundation
- packing
- mortar
- base
- long side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Foundations (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
【解決手段】 基礎と土台との間に設けられ、矩形板状を有する基礎パッキン10であって、長辺外側面における上記基礎から厚さ方向に所定間隔離れた位置には、水平方向に突出するモルタル止め部21が、上記長辺外側面の長辺方向に沿って設けられ、上記長辺外側面における上記モルタル止め部より下側には、凹凸が形成されていることを特徴とする基礎パッキン。
【選択図】 図1
Description
図5は、従来の基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。
基礎パッキン100は、前後辺にそれぞれ3つの窪み101を有し、長手方向端辺には突起102と窪み103とを有する。突起102と窪み103とは、雌雄嵌合可能な形状となっている。基礎パッキン100の土台と接触する面には、通気のために長手方向に延びた溝104が形成されている。また、基礎パッキン100には、上下方向に貫通した穴105が形成されている。穴105は、コンクリート基礎から上方へ突出したアンカーボルトを挿通するためのものである。また、基礎パッキン100は、長さLが200mm、幅Wが100mm、高さHが20mm程度の大きさを有している。
さらに、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置すると、木製土台の荷重が長尺の基礎パッキンの全域に均等に掛かることになるため、木製土台に撓み等が生じるおそれもない。
図6は、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置した様子を模式的に示す斜視図である。図中、200はコンクリート基礎、201及び202は部屋となる領域、203は玄関となる領域、302はアンカーボルトをそれぞれ示している。
部屋となる領域201、202を囲うコンクリート基礎200の上面には、通気用の貫通孔がその側面に形成されている基礎パッキン(以下、換気型の基礎パッキンともいう)301が載置されている。
すなわち、玄関となる領域203(図6参照)のように、床下がなくて室内空間と外部空間とが土台を介して両側で接する箇所(例えば、玄関、勝手口、土間部等)においては、基礎パッキンから通気させる必要はなく、通気させると却って室内空間の気密性が悪化して冷暖房効率が低下してしまうから、遮蔽型の基礎パッキンを使用しているのである。一方、他の箇所においては、換気型の基礎パッキンを使用することにより、基礎パッキン自体に換気穴としての機能を持たせているのである。
図7は、特許文献4に記載の基礎パッキンを基礎と土台との間に設置した様子を示す斜視図である。
基礎420上には、厚さ方向に延びる複数の溝409が側面に形成された基礎パッキン401が設置され、基礎パッキン401には、木製の土台424が設置されている。また、基礎420と基礎パッキン401との側面は、モルタル421で覆われ、さらにモルタル421は、化粧モルタル423で覆われている。
図8は、特許文献5に記載の基礎パッキンを基礎と土台との間に設置した様子を示す斜視図である。
基礎520上には、モルタルとの付着力が高いシート材509が側面に貼着された基礎パッキン501が設置され、基礎パッキン501には、木製の土台524が設置されている。また、基礎520の側面とシート材509とは、モルタル521で覆われ、さらにモルタル521は、化粧モルタル523で覆われている。
(1) 基礎と土台との間に設けられ、矩形板状を有する基礎パッキンであって、
長辺外側面における上記基礎から厚さ方向に所定間隔離れた位置には、水平方向に突出するモルタル止め部が、上記長辺外側面の長辺方向に沿って設けられ、
上記長辺外側面における上記モルタル止め部より下側には、凹凸が形成されていることを特徴とする基礎パッキン。
(2) 上記(1)の基礎パッキンであって、
上記長辺外側面における上記モルタル止め部より下側には、上記モルタル止め部から厚さ方向に上記基礎まで延びる形状を有する複数の凸部が、上記長辺外側面の長辺方向に所定間隔を空けて設けられていることを特徴とする。
(3) 上記(1)又は(2)の基礎パッキンであって、
上記モルタル止め部には、上記基礎の上面に描かれた墨出し線を上方から視認可能とするための切欠が形成されていることを特徴とする。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1の基礎パッキンであって、
上記長辺外側面を有する一対の基体と、上記一対の基体を短辺方向に接続する接続部とから構成され、上記接続部は、上記基体に対して着脱可能であることを特徴とする。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれか1の基礎パッキンであって、
上記基礎との接触面には、複数の有底孔が形成されていることを特徴とする。
(6) 上記(1)〜(5)のいずれか1の基礎パッキンであって、
上記基礎との接触面と、上記土台との接触面とには、気密用弾性材が設けられていることを特徴とする。
(7) 上記(1)〜(6)のいずれか1の基礎パッキンであって、
短辺側面には、気密用弾性材が設けられていることを特徴とする。
勿論、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。
図1は、本発明の基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示した基礎パッキンをA方向(基礎接触面側)から見た様子を示す斜視図である。
なお、長さは、基体20の長辺方向を基準とした長さである。幅は、基体20の短辺方向を基準とした幅であり、後述するモルタル止め部21を含む数値である。また、高さは、基体20の厚さ方向を基準とした高さである。
モルタルを塗布したときには、上記凹凸にモルタルが噛み込むため、モルタルとの密着性が向上し、モルタルの剥離や剥落を防止することができる。モルタル止め部21が長辺外側面22から水平方向に突出する長さと、凸部24が長辺外側面22から水平方向に突出する長さとは、同じである。
気密用弾性材26、36は、その全部が溝23、33に埋没するのではなく、一部が溝23、33に埋まっているが、残部は溝23、33から露出している。従って、基体20と、図示しない基礎又は土台とによって、気密用弾性材26、36が経年的に圧縮されても、溝23、33によってその圧縮は緩和され、弾性力が保持される。また、基体20の短辺側面32には、気密用弾性材27が貼着されている。基礎パッキン10は、気密用弾性材26、27、36が設けられているため、外部空間と内部空間との間の通気を確実に防止することができる。
図3(a)は、基礎パッキン10を基礎に載置した様子を模式的に示す斜視図である。
コンクリート製の基礎120の上面には、墨出し線102が描かれている。墨出し線102は、後述する木製の土台124(図示せず)の側面で木製土台30の位置合わせを行うためのものであり、基礎120にうねりがあっても土台30を正確に載置し得るようにするためのものである。
基礎120及び基礎パッキン10の側面は、モルタル121で覆われているが、モルタル121は、モルタル止め部21より上側には達していない。また、モルタル止め部21の下側に設けられた各凸部24の間隙24aには、モルタル121が入り込んでいる。
このように、基礎パッキン10はモルタル止め部21を備えているため、モルタル121と土台124とが接触することを防止することができる。また、各凸部24の間隙24aにモルタル121が入り込むため、モルタル121との密着性が高く、モルタル121の剥離や剥落を防止することができる。
図4は、本発明の他の一例である基礎パッキン60を基礎と土台との間に設置した様子を模式的に示す断面図である。
基礎パッキン60は、モルタル止め部71が、基礎パッキン10が備えるモルタル止め部21(図3(b)参照)より長く水平方向に突出している点を除いて、基礎パッキン10と同様の構成を有している。モルタル止め部71が長辺外側面72から水平方向に突出する長さは、凸部74が長辺外側面72から水平方向に突出する長さより長い。このような基礎パッキン60によれば、モルタル止め部71が水平方向に長く突出しているので、モルタル121がモルタル止め部71より上側に達することをより確実に防止することができる。また、各凸部74の間隙74aにモルタル121が入り込むため、モルタル121との密着性が高く、モルタル121の剥離や剥落を防止することができる。
20 基体
21 モルタル止め部
22 長辺外側面
23 溝
24 凸部
25 長辺内側面
26、27、36 気密用弾性材
28 土台接触面
29 切欠
30 基礎接触面
31 有底孔
32 短辺側面
33 溝
40、50 接続部
41、51 有底孔
42 ボルト挿通孔
Claims (7)
- 基礎と土台との間に設けられ、矩形板状を有する基礎パッキンであって、
長辺外側面における前記基礎から厚さ方向に所定間隔離れた位置には、水平方向に突出するモルタル止め部が、前記長辺外側面の長辺方向に沿って設けられ、
前記長辺外側面における前記モルタル止め部より下側には、凹凸が形成されていることを特徴とする基礎パッキン。 - 前記長辺外側面における前記モルタル止め部より下側には、前記モルタル止め部から厚さ方向に前記基礎まで延びる形状を有する複数の凸部が、前記長辺外側面の長辺方向に所定間隔を空けて設けられている請求項1に記載の基礎パッキン。
- 前記モルタル止め部には、前記基礎の上面に描かれた墨出し線を上方から視認可能とするための切欠が形成されている請求項1又は2に記載の基礎パッキン。
- 前記長辺外側面を有する一対の基体と、前記一対の基体を短辺方向に接続する接続部とから構成され、前記接続部は、前記基体に対して着脱可能である請求項1〜3のいずれか1に記載の基礎パッキン。
- 前記基礎との接触面には、複数の有底孔が形成されている請求項1〜4のいずれか1に記載の基礎パッキン。
- 前記基礎との接触面と、前記土台との接触面とには、気密用弾性材が設けられている請求項1〜5のいずれか1に記載の基礎パッキン。
- 短辺側面には、気密用弾性材が設けられている請求項1〜6のいずれか1に記載の基礎パッキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005322564A JP4869681B2 (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | 基礎パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005322564A JP4869681B2 (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | 基礎パッキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007126944A true JP2007126944A (ja) | 2007-05-24 |
JP4869681B2 JP4869681B2 (ja) | 2012-02-08 |
Family
ID=38149805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005322564A Active JP4869681B2 (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | 基礎パッキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4869681B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009035917A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | モルタル受け付き土台パッキン |
JP2018040112A (ja) * | 2016-09-05 | 2018-03-15 | 城東テクノ株式会社 | 基礎パッキン |
JP2018059276A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | 吉川化成株式会社 | 基礎用パッキン部材 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3071575U (ja) * | 2000-03-08 | 2000-09-14 | 城東化学工業株式会社 | 建築用基礎パッキン |
JP2005299177A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Joto Techno Co Ltd | 建造物の施工方法及び建造物 |
JP2005307569A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Joto Techno Co Ltd | モルタル止め部材及び建造物の施工方法 |
-
2005
- 2005-11-07 JP JP2005322564A patent/JP4869681B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3071575U (ja) * | 2000-03-08 | 2000-09-14 | 城東化学工業株式会社 | 建築用基礎パッキン |
JP2005299177A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Joto Techno Co Ltd | 建造物の施工方法及び建造物 |
JP2005307569A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Joto Techno Co Ltd | モルタル止め部材及び建造物の施工方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009035917A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | モルタル受け付き土台パッキン |
JP2018040112A (ja) * | 2016-09-05 | 2018-03-15 | 城東テクノ株式会社 | 基礎パッキン |
JP2018059276A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | 吉川化成株式会社 | 基礎用パッキン部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4869681B2 (ja) | 2012-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4092341B2 (ja) | 基礎パッキン及び建造物の施工方法 | |
JP4869681B2 (ja) | 基礎パッキン | |
JP3079777U (ja) | 換気型基礎パッキン | |
JP4626942B2 (ja) | モルタル止め部材及び建造物の施工方法 | |
JP6957173B2 (ja) | 取付具、取付具と防水材とのセット、壁構造、及び外装材の施工方法 | |
JP4626943B2 (ja) | 基礎パッキン、モルタル止め部材及び建造物の施工方法 | |
JP4364045B2 (ja) | 建造物の施工方法及び建造物 | |
JP4508833B2 (ja) | 化粧モルタル止め部材及び建造物の施工方法 | |
JP4350577B2 (ja) | 基礎パッキン | |
JP4390619B2 (ja) | モルタル止め部材及び建造物の施工方法 | |
JP4471724B2 (ja) | モルタル止め部材及び建造物の施工方法 | |
JP2004225461A (ja) | 基礎上の空隙構造 | |
JP4626949B2 (ja) | 基礎パッキン | |
JP4676159B2 (ja) | 基礎パッキン | |
JP2002276042A (ja) | 基礎パッキン | |
JPS6236895Y2 (ja) | ||
JPH0730817Y2 (ja) | 乾式壁面構築構造 | |
JP2001073552A (ja) | コンクリート型枠用ノロ止め材 | |
JP5156541B2 (ja) | 通気壁構造および通気壁の施工方法 | |
JP2001227094A (ja) | 鉄骨ビルの階床構造 | |
JPH065464Y2 (ja) | 外壁板 | |
JP2010275694A (ja) | コンクリート系パネルの取付構造 | |
JPS6135650Y2 (ja) | ||
JP3127336U (ja) | 建築物の床構造 | |
JP2006090039A (ja) | 耐力壁構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070831 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20101217 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20101217 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110628 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111115 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4869681 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |