JP2007125778A - 熱転写受容シートおよびその製造方法 - Google Patents

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恭子 内田
Yoshihiro Shimizu
良浩 清水
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Abstract

【課題】染料熱転写プリンターに適し、画質が良好で、銀塩写真類似の画像が得られ、かつ工程が容易で、コスト的にも有利な熱転写受容シートおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】フィルムを含む芯材層2の表面上に、接着剤層3、フィルム表面層5、および画像受容層6を順次積層した熱転写受容シートにおいて、前記フィルム表面層5が、画像受容層と反対側の裏面に、フィラーを含有するブロッキング防止層4を有する熱転写受容シート。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクリボンと重ね合わせ、サーマルヘッドをデバイスとして、インクリボンの色剤を熱転写することにより画像を形成するプリンターに使用する熱転写受容シート(以下、単に受容シートとも称する。)に関するものである。更に詳しく述べるならば、本発明は、サーマルプリンター、特に染料熱転写プリンターに適し、銀塩写真類似の高濃度で均一性の優れた画像が得られる受容シートおよびその製造方法に関するものである。
近年、サーマルプリンターとして、特に鮮明なフルカラー画像がプリント可能な染料熱転写プリンターが注目されている。染料熱転写プリンターは、インクリボンの染料を含む染料層と、受容シートの染料染着性樹脂を含む画像受容層(以下、単に受容層とも称する。)とを重ね合わせ、サーマルヘッドなどから供給される熱により、インクリボン染料層の所要箇所の染料を所定濃度だけ受容層上に転写して画像を形成するものである。インクリボンは、イエロー、マゼンタおよびシアンの3色、あるいはこれにブラックを加えた4色の染料層からなる。フルカラー画像は、インクリボンの各色の染料を受容シートに順に繰り返し重ねて転写することによって得られる。
このようなサーマルプリンターにおいて、良好な画像を得るために、一軸ないし二軸延伸フィルムや多層構造フィルム(例えば、合成紙)などの支持体上に、染料染着性樹脂を主成分として含む受容層を設けた受容シートが用いられることが多い。このような受容シートは、厚さが均一で、柔軟性があり、しかもセルロース繊維からなる紙に比べて熱伝導度が低いなどの利点があり、このため、均一で濃度の高い転写画像が得られるという利点がある。
しかし、このようなフィルムまたは合成紙を支持体として用いた受容シートに熱転写記録を施すと、熱によりフィルム製造時の延伸応力が開放されて、フィルムが熱収縮し、その結果、受容シートにカールやシワが発生し、プリンター中での走行が困難となり、また得られるプリントの商品価値を著しく低下させる等の欠点があった。
このような支持体に起因する問題点を改善するため、紙などの熱収縮性の小さな芯材の両面にフィルムを積層して、支持体表裏のフィルムのバランスをとることで、支持体のカールをコントロールする方法が試みられ、例えば、プラスチックフィルムを紙類等の芯材層と貼り合わせた支持体(例えば、特許文献1参照。)、ポリオレフィン樹脂等の熱可塑性樹脂を主成分とし、ボイド(空隙)構造を含む2軸延伸フィルム(たとえば、合成紙)を、紙類等の芯材層と貼り合せた支持体が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかし芯材層として、紙類を使用すると芯材層のクッション性が乏しく、また紙類の表面の繊維形状に起因する凹凸により、記録ヘッドからの熱伝達が不均一となるため、得られる画像の濃度不足や画像均一性が劣るなどの欠点があった。
この問題を解決するために、プリンターの高速度化・高画質化に対応して、芯材として紙類の代わりに、高平滑な延伸ポリエステルフィルムあるいは延伸ポリオレフィンフィルムを芯材層として使用することが試みられ、例えば、芯材層としてのプラスチックフィルムと、受容層側の多孔質プラスチックフィルムとを積層した支持体(例えば、特許文献3参照。)、特定厚みの白色の分子配向したポリエステルフィルムと芯材層として該フィルムより柔軟な下地シートとを積層した支持体(例えば、特許文献4参照。)等が提案されている。
しかし、このような多層構造の受容シートにおいては、例えば受容層塗工後の乾燥の際に、熱により支持体を構成するフィルムが熱収縮を起こし、その結果受容シートにカールが発生して商品価値を著しく低下させることや、製造コストが高くなる等の欠点があった。
また、受容シートの製造方法において、芯材とフィルムを貼合して積層支持体を作成した後に、受容層を塗工する製造方法では、受容層加工時、特に受容層塗工液乾燥時の熱によりフィルムが熱収縮を起こし易い傾向があり、その結果受容シートにカールが発生することや、また、乾燥時の熱により、フィルムと芯材との積層に用いたポリオレフィンを主成分とする樹脂層が再溶融し、支持体中に含まれる水分や空気の膨張によるフクレが発生するトラブル、所謂ブリスターが発生する場合がある。
また表面側シート状基材の片面に受容層を設けたシート状基材と、芯材、裏面側基材等とを接着して受容シートを形成する方法も提案されている(例えば、特許文献5、および6参照)。しかしこの方法では、受容層を設けたシート状基材が、巻取り形態での保存中に受容層面と表面側シート基材の他の面(受容層を有さない面)とが接触してブロッキングを起こし、得られる受容シートにおいて画像が白抜けする等の欠点があった。
さらに、表面側フィルム層の片面に受容層を設けた後、このフィルム層の他面とセルロース芯材層とを、ポリオレフィン樹脂を主成分とする樹脂を接着剤として用いて、溶融押し出しラミネートして積層し、受容シートを製造する方法が提案され、表面側フィルム層の他面(受容層と反対面)に塗工層を形成して、巻取り状で保存する工程が示されている。(例えば、特許文献7参照。)。しかしながら、芯材がフィルム層の場合には、単に塗工層を設けると、表面側フィルム層とフィルム芯材層との十分な接着性が得られず、接着性を改善しようとすると、受容層を形成した表面側フィルム層において、ブロッキングを生じてしまうという問題があった。
近年、染料熱転写プリンターは、コンピューターによるデジタル画像処理技術の発展に伴い、得られる画像は格段に向上し、熱転写方式はその市場を拡大しており、特に銀塩写真代替用途としての使用が増加している。受容シートとしては高感度、高画質化が求められ、かつ製造が容易で安価である受容シートに対する要求が高まっている。
特開昭61−197282号公報(第1頁) 特開昭62−198497号公報(第1頁) 特開平6−198497号公報(第2頁) 特開平2−263689号公報(第1頁) 特開平9−142043号公報(第2頁) 特開平11−254841号公報(第2頁) 特開平11−115321号公報(第2頁)
本発明は、特に染料熱転写プリンターに適し、画質が良好で、銀塩写真類似の画像が得られ、かつ工程が容易でコスト的にも有利な受容シート、およびその製造方法を提供しようとするものである。
(1)フィルムを含む芯材層の表面上に、接着剤層、フィルム表面層、および画像受容層を順次積層した熱転写受容シートにおいて、前記フィルム表面層が、画像受容層と反対側の裏面に、フィラーを含有するブロッキング防止層を有することを特徴とする熱転写受容シート。
(2)前記ブロッキング防止層が、平均粒子径1〜15μmのフィラーおよび接着剤樹脂を主成分とする(1)項に記載の熱転写受容シート。
(3)前記フィラーが、有機系フィラーである(1)項または(2)項に記載の熱転写受容シート。
(4)前記フィルム表面層が、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、延伸多孔質ポリエステルフィルム、延伸非孔質ポリエステルフィルム、およびこれらの積層体からなる群から選ばれる少なくとも1種である(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載の熱転写受容シート。
(5)前記芯材層が、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、延伸多孔質ポリエステルフィルム、延伸非孔質ポリエステルフィルム、およびこれらの積層体からなる群から選ばれる少なくとも1種である(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載の熱転写受容シート。
(6)前記芯材層の、フィルム表面層の接着面とは反対側の面に、帯電防止剤と接着剤樹脂とを主成分とする裏面層を有する(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の熱転写受容シート。
(7)フィルムを含む芯材層の表面上に、接着剤層、フィルム表面層、および画像受容層を順次積層した熱転写受容シートの製造方法において、前記フィルム表面層の、一方の面にブロッキング防止層を設け、他の面に画像受容層を形成した後、フィルム表面層のブロッキング防止層面と、芯材層表面とを、接着剤樹脂を含む塗料を用いて形成される接着剤層を介して、ドライラミネート法で積層することを特徴とする熱転写受容シートの製造方法。
(8)前記ブロッキング防止層が、平均粒子径1〜15μmのフィラーと接着剤樹脂を主成分とする(7)項に記載の熱転写受容シートの製造方法。
(9)前記フィラーが、有機系フィラーである(7)項または(8)項に記載の熱転写受容シートの製造方法。
(10)前記フィルム表面層が、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、延伸多孔質ポリエステルフィルム、延伸非孔質ポリエステルフィルム、およびこれらの積層体からなる群から選ばれる少なくとも1種である(7)項〜(9)項のいずれか1項に記載の熱転写受容シートの製造方法。
(11)前記芯材層が、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、延伸多孔質ポリエステルフィルム、延伸非孔質ポリエステルフィルム、およびこれらの積層体からなる群から選ばれる少なくとも1種である(7)項〜(10)項のいずれか1項に記載の熱転写受容シートの製造方法。
(12)前記芯材層の、画像受容層とは反対側の面に、帯電防止剤と接着剤樹脂とを主成分とする裏面層を形成する(7)項〜(11)項のいずれか1項に記載の熱転写受容シートの製造方法。
本発明の受容シートは、特に染料熱転写プリンターに適し、画質が良好で、銀塩写真類似の画像が得られ、製造工程において、受容層を形成したフィルム表面層が、巻取り状態で融着することがなく、かつ表面層と芯材層との接着力も良好で、製造が容易であり、コスト的にも有利な受容シート、およびその製造方法を提供することが可能となった。
(受容シートの製造方法)
本発明者等は、上記問題点を解決するために、鋭意検討した結果、延伸フィルムを含む芯材層の片面上に、接着剤層、フィラーを含有するブロッキング防止層、フィルム表面層、染料染着性樹脂を主成分とする受容層を順次に積層した受容シートの製造方法において、フィルム表面層上に受容層、及びフィルム表面層の受容層を有さない面上にブロッキング防止層を設けた後に、このフィルム表面層のブロッキング防止層面と芯材層とを、接着剤樹脂を含む塗料から形成される接着剤層を介して積層することにより低コストで高感度であり、かつ記録画質の良好な受容シートが得られることを見出した。
本発明の受容シートの構成を説明するために、その一例を図1および図2に示す。図1の受容シート1は芯材層2の片面に接着剤樹脂を含む塗料から形成される接着剤層3、フィラーを含有するブロッキング防止層4、延伸フィルムを含有するフィルム表面層5、染料染着性樹脂を主成分とする受容層6とを順次に積層した構成である。また図2の受容シート1は、図1の受容シート1の芯材層2の片面に更に、帯電防止剤と接着剤樹脂を主成分とする裏面層7、更に受容層6とフィルム表面層5との間に中間層8を設けた構成である。
フィルムを含む芯材層の表面上に、接着剤層、フィルム表面層、および受容層を順次積層した受容シートの製造方法としては、一般に、フィルムを含む芯材層とフィルム表面層とを接着剤層を介して積層したシート状支持体を予め作成し、次いでフィルム表面層上に受容層を設けて受容シートを製造する方法が行われているが、この方法では、例えば巻取りロール状形態で受容層の硬化を行う場合には、厚さの厚い支持体上の受容層を硬化させる必要があるため、硬化に長時間を要し、またロール状巻取りの表面部分と内側部分で硬化のばらつきが発生し易く、好ましくない。また受容シート製造の際の工程数が多くなり、歩留まり等が低下して、コスト的にも不利となる。また、上記の製造方法では、予め積層して作成したシート状支持体に受容層を塗工した際に、受容層塗工液の乾燥時の熱によりフィルム表面層が熱収縮を起こし易い傾向があり、その結果受容シートにカールが発生し易い傾向がある。
(フィルム表面層、芯材層)
本発明の受容シートにおけるフィルム表面層または芯材層としては、少なくとも1種の延伸フィルムを含む構成が好ましい。延伸フィルムとしては、熱可塑性樹脂を主成分として含む(必要に応じて、無機微細粉末及び/又は非相溶性樹脂を添加してもよい)溶融樹脂組成物をシート状に押し出し、さらにこのシートを1軸ないし2軸延伸して形成した延伸フィルムが使用される。
このような延伸フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステルなどを主成分とする溶融樹脂組成物をシート状に押し出し、このシートを1軸ないし2軸に延伸した延伸フィルムが使用される。また前記溶融樹脂に無機微細粉末及び/又は非相溶性樹脂を混合した溶融樹脂組成物をシート状に押し出し、1軸ないし2軸に延伸することにより多孔質構造を有する延伸多孔質フィルムが得られ、これらのフィルムも好ましく使用可能である。
さらに、これらの延伸フィルムを単体として使用するだけでなく、同種の延伸フィルムの積層体、異種の延伸フィルムの積層体、延伸フィルムと非延伸フィルムとの積層体等種々の構成が可能である。
本発明のフィルム表面層または芯材層としては、断熱性、クッション性、表面平坦性、印画濃度発現性、フィルムの腰、あるいは経済性などの観点から、延伸フィルムの中でも、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、延伸多孔質ポリエステルフィルム、延伸非孔質ポリエステルフィルム、あるいはこれらの積層体等が、より好ましく使用される
積層体構成とする場合、フィルム同士の積層方法としては、特に限定されるものではないが、ウェットラミネート、エキストルージョンラミネート、ドライラミネート、ワックスラミネート等の公知の技術が用いられ、一般にドライラミネート法やエキストルージョンラミネート法が用いられる。ドライラミネート用接着剤としてはポリエステル系、ポリエーテル系、ポリウレタン系等の接着剤を用いることができる。エキストルージョンラミネート法としては接着剤としてポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が用いられる。
本発明で好ましく使用される延伸多孔質ポリエステルフィルム及び延伸非孔質ポリエステルフィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂を主成分とする。これらの中でも、特に好ましくはポリエチレンテレフタレート樹脂を主成分とするものであり、例えば、テレフタル酸およびエチレングリコールからなるホモポリマー、または、テレフタル酸、エチレングリコールに第三成分を共重合させたコポリマーが使用できる。なお第三成分としては、p−ヒドロキシ安息香酸などのオキシカルボン酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、プロピレングリコール、テトラメチレングリコールなどのアルキレングリコール、ポリエチレングリコールなどのポリアルキレングリコールなどが挙げられる。
延伸ポリエステルフィルムは、上記のようなポリエステル樹脂を主成分とする溶融樹脂組成物をシート状に押し出し、更に1軸ないし2軸に延伸して製造されたフィルムである。またこの延伸ポリエステルフィルムはクッション性及び断熱性を高めるために多孔質構造を持つことが好ましい。
多孔質延伸ポリエステルフィルムは、ポリエステル樹脂中に非相溶性樹脂を(場合によっては、更に無機微細粉末を)均一に分散させ、この溶融樹脂組成物をシート状に押し出し、更にこのシートを1軸ないし2軸延伸して、空隙を形成した多孔質構造からなる層を含有する単層あるいは多層構造の延伸多孔質ポリエステルフィルムとしたものである。また延伸非孔質ポリエステルフィルムはポリエステル樹脂中に非相溶性樹脂を含有しない樹脂組成物から形成されたシートを1軸ないし2軸延伸することによって得られる。
ポリエステル樹脂に対する非相溶性樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリアクリロニトリル、及びそれらの共重合体などが挙げられるが、これらに限られる訳ではない。ポリエステル樹脂に含まれる無機微細粉末としては、例えば炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルミノ珪酸ナトリウム、アルミノ珪酸カリウム、クレー、マイカ、タルク、硫酸バリウム、硫酸カルシウムなどが挙げられるが、これらは単一種で用いられてもよく、あるいは二種類以上の混合物でもよい。
なお多層構造の延伸多孔質フィルムは、フィルム中に少なくとも1層以上の多孔質構造を有する層を含有する2層以上の複層構造フィルムを意味し、その構成する全層が多孔質構造であってもよいし、多孔質構造を有さない層が存在してもよい。
延伸ポリエステルフィルムの厚さは25〜100μmが好ましく、より好ましくは30〜75μmである。この厚さが25μm未満では、フィルムの製造が難しく、コスト的に不利となることがある。また厚さが100μmを超えると、フィルムの剛度が高いため、得られる受容シートの風合いが紙と異なる傾向となり、またコスト的にも不利であり好ましくない。
本発明において、好ましく使用される延伸多孔質ポリオレフィンフィルムとしては、例えば高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、メチル−1−ペンテン系樹脂等を主成分とするフィルムが使用される。中でも耐薬品性及びコストの面からプロピレン系樹脂を主成分として使用することが好ましい。プロピレン系樹脂としてはプロピレンの単独重合体及びプロピレンとα−オレフィンとの共重合体を使用できる。プロピレン系樹脂にはプロピレン単独重合体よりも融点の低い樹脂(例えば高密度ないし低密度ポリエチレン)を2〜25質量%配合して使用することが好ましい。またポリオレフィンフィルムは延伸されたものであることが好ましく、この延伸ポリオレフィンフィルムはクッション性及び断熱性を高めるために多孔質構造を持つことが好ましい。
ポリオレフィンフィルム中に多孔質構造を形成するには、ポリオレフィン樹脂中に無機微細粉末及び/又は有機系フィラーを均一に分散させ、この樹脂組成物から形成されたフィルムを延伸することによって空隙を形成した多孔質構造からなる層を含有する単層あるいは多層構造の延伸多孔質ポリオレフィンフィルムを得ることができる。なお多層構造の延伸多孔質フィルムは、フィルム中に少なくとも1層以上の多孔質構造を有する層を含有する2層以上の複層構造フィルムを意味し、その構成する全層が多孔質構造であってもよいし、多孔質構造を有さない層が存在してもよい。
ポリオレフィン樹脂に含まれる無機微細粉末としては、例えば炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルミノ珪酸ナトリウム、アルミノ珪酸カリウム、クレー、マイカ、タルク、硫酸バリウム、硫酸カルシウムなどが挙げられるが、これらは単一種で用いられてもよく、あるいは二種類以上の混合物でもよい。
有機系フィラーを添加する場合は、主成分であるポリオレフィン系樹脂とは異なる種類の樹脂を選択するのが好ましい。ポリオレフィン樹脂に含まれる有機系フィラーとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ナイロン6、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート等の重合体であって、ポリオレフィン系樹脂の融点より、高い融点ないしガラス転移点温度を持つ重合体を使用することができる。
なお延伸多孔質ポリオレフィンフィルムの厚さは30〜200μmが好ましく、より好ましくは50〜150μmである。延伸多孔質ポリオレフィンフィルムの厚さが30μm未満では積層体の製造工程においてフィルムの腰が乏しく作業性が劣ることがあり、またこの厚さが200μmを超えると、得られる受容シート全体の厚さが過大となり、受容シートの剛度が高くなり過ぎることがあり、好ましくない。
本発明のフィルム表面層または芯材層の厚さは、全体として30〜250μmの厚さを有することが好ましい。因みに、厚さが30μm未満であると、その機械的強度が不十分となり、且つそれから得られる受容シートの剛度が小さく、受容シートとしての質感が劣ることがある。また、厚さが250μmを超えると、得られる受容シートの厚さが過大となり、枚葉シート状の場合、給紙カセットの容積増大を招き、また、例えばロール状受容シートの場合、所定の巻き長さを収容しようとするとプリンターの容積増大を招き、プリンターのコンパクト化を困難にする等の問題を生ずることがあり、好ましくない。
さらに、フィルム表面層または芯材層としては、延伸フィルムと、延伸または非延伸の非孔質フィルムとの積層体であってもよい。延伸多孔質ポリオレフィンフィルムは、特にクッション性、断熱性が優れ、また延伸ポリエステルフィルムは、主に表面平坦性、フィルムの腰、耐熱性、断熱性が優れるため、特に好ましく使用され、高感度、高画質化に対する寄与が大きい。
本発明のフィルム表面層においては、受容層が、延伸フィルム上に設けられる。更に好ましくは、上述の延伸多孔質フィルム上(例えば、延伸多孔質ポリエステルフィルム、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム)に設けられる。延伸多孔質フィルムは断熱性、クッション性が良好であり、延伸多孔質フィルム上に受容層を設けると、印画濃度、印画画質の均一性などが良好な画像が得られ好ましい形態となる。
一般には、フィルム表面層として単一の延伸多孔質フィルムを用い、芯材層として積層した延伸フィルムを用いるのが好ましい。フィルム表面層と芯材層のフィルムとの積層構成の具体例としては、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム/延伸ポリエステルフィルム/延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム/延伸多孔質ポリエステルフィルム/延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、あるいは延伸多孔質ポリエステルフィルム/延伸多孔質ポリオレフィンフィルム/延伸多孔質ポリエステルフィルム等の積層構成が好ましい実施態様であり、受容シートとしてカールも生じ難い。
(ブロッキング防止層)
本発明の受容シートの製造においては、フィルム表面層に一旦受容層を形成した後、巻き取り状態、或は積層状態で次の貼合工程まで保管される。この際、内部圧力によって、受容層とフィルム表面層裏面とがブロッキングを起こし、受容層の光沢が低下し、また印
画時に白抜けが発生しやすくなる。さらにブロッキングが進行すると、フィルムが板状に貼り付き、芯材層との積層ができなくなる。本発明においては、このブロッキングを防止するために、フィラーを含有するブロッキング防止層をフィルム表面層の裏側(フィルム表面層の受容層を有さない側の面)に設ける。
ブロッキング防止層としては、フィラー及び接着剤樹脂を主成分とした塗工層が設けられる。このようなフィラーの具体例としては、例えばカオリン、焼成カオリン、タルク、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、焼成クレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、硫酸亜鉛、硫酸バリウム、二酸化珪素、コロイダルシリカ等の無機系フィラー、尿素ホルマリン樹脂フィラー、ナイロンフィラー、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート等からなる充填型構造または中空構造を有する有機系フィラーが例示され、単独で、もしくは2種以上を混合して使用可能である。これらのフィラーの中でも硬度が適度に低いことから、有機系フィラーがより好ましく使用され、ブロッキング防止層を介して、フィルム表面層とフィルム芯材層との間の接着性も良好である。
本発明で使用されるフィラーの形状としては球形が好ましく、その粒子径は、ブロッキング防止層の固形分塗工量や接着剤樹脂の種類により一概には言えないが、平均粒子径で1〜15μmの大きさのものが好ましく、より好ましくは2〜10μmであり、さらに好ましくは3〜8μmである。フィラーの平均粒子径が1μm未満では、フィラーがブロッキング防止層中に埋没してブロッキング防止効果が劣ることがある。一方フィラーの平均粒子径が15μmを超えると、ブロッキング防止層表面からフィラーの突出が大きくなり、ブロッキング防止層と受容層が強く接触した時に受容層に型が付くことや、印画画像に白抜けが発生することがある。また、受容シート全体の接着性が劣り、フィルム表面層とフィルム芯材層との間で剥離するおそれがある。なお本発明で使用されるフィラーの平均粒子径は、一般的な粒径測定装置を使用して測定可能であり、例えばレーザー回折式粒度分布測定機(商品名:SALD2000、島津製作所製)等を用いて測定される。
接着剤樹脂としては、公知の高分子バインダーを任意に選択して使用することができ、具体的には、完全鹸化ポリビニルアルコール、部分鹸化ポリビニルアルコール及び各種の変性ポリビニルアルコール、澱粉及びその誘導体、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド−アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド−アクリル酸エステル−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、カゼイン、ゼラチン及びそれらの誘導体等の水溶性高分子、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル系共重合体などの水分散性高分子等が例示され、これらの高分子バインダーを単独で、もしくは2種以上を混合して使用可能である。
接着剤樹脂の配合量としてはブロッキング防止層の全固形分質量に対し、5〜95質量%が好ましく、10〜80質量%が更に好ましい。接着剤樹脂が5質量%未満では、フィラーのブロッキング防止層に対する接着強度が不足するおそれがあり、また95質量%を超えると、ブロッキング防止効果が劣ることがあり好ましくない。
また、ブロッキング防止層の固形分塗工量は、0.1〜10g/mが好ましく、更に好ましくは0.3〜5g/mである。固形分塗工量が0.1g/m未満では、フィラーが過少であるため十分なブロッキング防止効果が得られないことがあり、また10g/mを超えると、受容層面に凹凸が転写されて画像の白抜けが生じることがあり、好ましくない。なおブロッキング防止層には、必要に応じて分散剤、消泡剤、硬化剤、帯電防止剤などの各種助剤を適宜添加することができる。
(受容層)
本発明の受容シートにおいて、前記フィルム表面層上に、直接にあるいは中間層を介して受容層が設けられる。更に好ましくは前記フィルム表面層の延伸フィルム上に、最も好ましくは前記フィルム表面層の延伸多孔質フィルム上に受容層が設けられる。受容層それ自体は既知の染料熱転写受容層であってもよい。受容層を形成する樹脂としては、インクリボンから移行する染料に対する親和性が高く、従って染料染着性の良好な樹脂が使用される。
このような染料染着性樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、セルロースアセテートブチレート等のセルロース誘導体系樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂、活性エネルギー線硬化樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は使用する架橋剤に対して反応性を有する官能基(例えば水酸基、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基等の官能基)を有していることが好ましい。
またプリントの際にサーマルヘッドでの加熱によって、受容層とインクリボンとが融着することを防止するために、受容層中に、架橋剤、離型剤、滑り剤等の1種以上が添加剤として配合されていることが好ましい。さらに必要に応じて、上記の受容層中に蛍光染料、可塑剤、酸化防止剤、顔料、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤等の1種以上を添加してもよい。これらの添加剤は塗工前に受容層の形成成分と混合されてもよいし、また受容層とは別の塗被層として受容層の上及び/又は下に塗工されていてもよい。
受容層の形成は、染料染着性樹脂及び離型剤等の必要な添加剤等を、適宜、有機溶剤に溶解あるいは分散して受容層用塗工液を調製し、公知のコーターを使用してフィルム表面層上に直接あるいは中間層を介して、塗工、乾燥後、必要に応じて加熱キュアーして形成することができる。
受容層の固形分塗工量は1〜12g/m、より好ましくは2〜10g/mの範囲である。因みに受容層の固形分塗工量が1g/m未満では、受容層がフィルム表面層又は中間層表面を完全に覆うことができないことがあり、画質の低下を招くことや、サーマルヘッドでの加熱により、受容層とインクリボンとが接着して融着トラブルが発生することがある。一方、固形分塗工量が12g/mを超えると、塗工効果が飽和して不経済になることや、受容層の塗膜強度が不足したり、塗膜厚さが過大になることによりフィルム表面層の断熱効果が十分に発揮されず、画像濃度の低下を招くことがある。
(中間層)
本発明の受容シートには、フィルム表面層と受容層との間の接着性向上、受容シートの帯電防止性改善や、バリア性向上等のために、フィルム表面層と受容層との間に中間層を設けてもよい。この中間層形成のために使用される樹脂としては各種の親水性樹脂、疎水性樹脂が使用可能であり、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等のビニルポリマー及びその誘導体、ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポリアクリル酸又はその塩、ポリアクリル酸エステル等のアクリル基を含有するポリマー、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸エステル等のメタクリル基を含有するポリマー、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、澱粉、変性澱粉、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体等の樹脂を使用することができる。また公知の帯電防止剤、架橋剤を単独もしくは上記の樹脂と併用して使用することもできる。
前記中間層の固形分塗工量は0.2〜5g/mの範囲が好ましく、更に好ましくは0.5〜3g/mの範囲である。因みに固形分塗工量が0.2g/m未満では、中間層としての接着性改善効果が十分に得られないことがあり、一方5g/mを超えると、ブロッキング性や操業性が悪化するおそれがある。
(裏面層)
本発明の受容シートは芯材層の裏面に、帯電防止剤と接着剤樹脂とを主成分とする裏面層が設けられていてもよい。使用される接着剤樹脂は裏面層と芯材層との接着強度向上、受容シートのプリント搬送性、受容層面への傷付き防止、受容層面と接触する裏面層への染料の移行防止に有効なものである。このような樹脂としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂等、及びこれらの樹脂の反応硬化物を用いることができる。また裏面層には芯材層と裏面層との接着性を向上させるため、適宜ポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物等の架橋剤を含有してもよい。
裏面層には、プリント搬送性の向上、静電気防止のために帯電防止剤が配合される。帯電防止剤としては、カチオン性、アニオン性、ノニオン性、両性等の導電性樹脂が使用される。これらの中でも、導電性が良好なことから、カチオン型導電性樹脂(例えばポリエチレンイミン、カチオン性モノマーを含むアクリル系重合体、カチオン変性アクリルアミド重合体、及びカチオン澱粉等)、アニオン型導電性樹脂などが好ましく用いられる。
裏面層は、有機及び/又は無機系フィラーを摩擦係数調整剤として配合されていてもよい。有機系フィラーとしては、ナイロンフィラー、セルロースフィラー、尿素樹脂フィラー、スチレン樹脂フィラー、アクリル樹脂フィラー等を使用することができる。無機系フィラーとしては、シリカ、硫酸バリウム、カオリン、クレー、タルク、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛等を用いることができる。
裏面層には、必要に応じて離型剤、滑剤等の融着防止剤を含有してもよい。例えば、離型剤としては、非変性及び変性シリコーンオイル、シリコーンブロック共重合体及びシリコーンゴム等のシリコーン系化合物、滑剤としてはリン酸エステル化合物、脂肪酸エステル化合物、フッ素化合物等が挙げられる。また従来公知の消泡剤、分散剤、有色顔料、蛍光染料、蛍光顔料、紫外線吸収剤等を適宜選択して使用してもよい。
裏面層の固形分塗工量は、0.3〜10g/mの範囲内にあることが好ましく、更に好ましくは1〜8g/mである。裏面層固形分塗工量が0.3g/m未満では、受容シートが擦れた時の傷付き防止性が十分に発揮されないことがあり、また受容シートの走行性不良が発生するおそれがある。一方固形分塗工量が10g/mを超えると、効果が飽和して不経済となることがある。
(接着剤層)
本発明の受容シートの製造方法は、フィルム表面層上に受容層、及び前記フィルム表面層の受容層を有さない面上にブロッキング防止層を設けたのち、該フィルム表面層のブロッキング防止層面と前記芯材層面との間に接着剤樹脂を主成分とする接着剤層を設けて、ドライラミネート方式で積層するのが好ましい。
フィルム表面層と芯材層との積層はブロッキング防止層が設けられたフィルム表面層のブロッキング防止層面に接着剤層を形成し、該接着剤層面に芯材層(好ましくは裏面層が設けられていない側の面)を対向させて行うか、あるいは芯材層(好ましくは裏面層が設けられていない側の面)面に接着剤層を形成し、該接着剤層面に、前記フィルム表面層のブロッキング防止層面を対向させて、ドライラミネート方式で行う。ドライラミネートは従来公知の方法で行えばよく、接着剤層を設ける表面上に、各種の塗工方式により、接着剤溶液を塗工し、必要に応じて乾燥して、接着剤溶液中の溶媒を蒸発させて接着剤層を形成し、貼合部で被接着面と圧着ラミネートすればよい。
使用する接着剤樹脂としては、接着機能を有するものであれば特に制限は無く、例えばウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂などが使用可能である。また接着剤樹脂を硬化剤を用いて硬化させると接着力も向上し、耐熱性も上昇するので好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物、エポキシ化合物が一般的であるが、各種のアミン化合物、酸無水物なども使用可能である。
なお接着剤層の固形分塗工量としては、0.5〜20g/mであることが好ましく、更に好ましくは1〜10g/mである。接着剤層の固形分塗工量が0.5g/m未満であると、十分な接着強度が得られず、また固形分塗工量が20g/mを超えると効果が飽和して経済的に不利となる。
本発明の受容シートの中間層、受容層、裏面層、及びその他の塗工層は、バーコーター、グラビアコーター、コンマコーター、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ゲートロールコーター、ダイコーター、カーテンコーター、及びスライドビードコーター等の公知のコーターで塗工、乾燥して形成することができる。
下記実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において、特に断らない限り「%」および「部」は、すべて「質量%」および「質量部」を示し、溶剤に関するものを除き、固形分量である。
実施例1
(フィルム表面層)
フィルム表面層用の延伸フィルムとして、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする2軸延伸された厚さ50μmの多孔質多層構造ポリエステルフィルム(商品名:50E63S、東レ製)を使用した。
(ブロッキング防止層を有するフィルム表面層の形成)
上記フィルム表面層の片面上に、下記組成のブロッキング防止層用塗工液−1を、固形分塗工量が1g/mになるように塗工、乾燥してブロッキング防止層を形成した。
ブロッキング防止層用塗工液−1
ポリビニルアルコール(商品名:PVA110、クラレ製) 70部
ナイロン樹脂粒子(商品名:MW330、平均粒子径7μm、神東塗料製) 30部
水/イソプロピルアルコール=1/1(質量比)混合液 1900部
(受容層及びブロッキング防止層を有するフィルム表面層の形成)
上記のフィルム表面層の他の面(ブロッキング防止層を有さない側の面)に、下記組成の中間層用塗工液−1を、固形分塗工量が1g/mになるように塗工、乾燥して中間層を形成した。次に前記中間層上に下記組成の受容層用塗工液−1を、固形分塗工量が4g/mになるように塗工・乾燥して受容層を形成した。更に巻取り状態で、50℃、3日間エージングして受容層の硬化を行った。
中間層用塗工液−1
アクリル酸エステル樹脂(商品名:SAR615A、中央理化工業製) 50部
カチオン型導電性樹脂(商品名:ケミスタット9800、三洋化成製) 50部
水/イソプロピルアルコール=4/6(質量比)混合液 700部
受容層用塗工液−1
アクリル酸エステル系樹脂(商品名:MH101−5、藤倉化成製) 100部
シリコーンオイル(商品名:KF393、信越化学工業製) 3部
ポリイソシアネート(商品名:タケネートD−140N、三井武田ケミカル製) 5部
トルエン/メチルエチルケトン=1/1(質量比)混合液 400部
(芯材層の形成)
ポリプロピレンを主成分とし、無機顔料として炭酸カルシウムを含有する1軸及び2軸延伸された厚さ110μmの多孔質多層構造ポリオレフィンフィルム(商品名:ユポFPG110、ユポ・コーポレーション製)と、ポリエチレンテレフタレートを主成分とし、2軸延伸された厚さ50μmの多孔質多層構造ポリエステルフィルム(商品名:50E63S、東レ製)とを、ウレタン系接着剤(商品名:AD578とCAT50の混合物、東洋モートン社製)を使用してその固形分塗工量が5g/mとなるようにドライラミネート方式で、積層貼合して芯材層を形成した。
(裏面層を有する芯材層の形成)
上記芯材層の延伸多孔質ポリエステルフィルム面上に、下記組成の裏面層用塗工液−1を、乾燥後の固形分塗工量が3g/mになるように塗工、乾燥して裏面層を形成した。
裏面層用塗工液−1
ポリビニルアセタール樹脂(商品名:エスレックKX−1、積水化学工業製) 40部
ポリアクリル酸エステル樹脂(商品名:ジュリマーAT613、日本純薬製) 20部
ナイロン樹脂粒子(商品名:MW330、神東塗料製) 10部
ステアリン酸亜鉛(商品名:Z−7−30、中京油脂製) 10部
カチオン型導電性樹脂(商品名:ケミスタット9800、三洋化成製) 20部
水/イソプロピルアルコール=2/3(質量比)混合液 400部
(受容シートの形成)
前記裏面層を有する芯材層の裏面層を有さない側の面上に、下記組成の接着剤層用塗料−1をその固形分塗工量が5g/mとなるように塗工・乾燥して接着剤層を形成し、同時に上記接着剤層面と前記受容層及びブロッキング防止層を有するフィルム表面層のブロッキング防止層面とを対向させ、圧着してドライラミネート方式で貼り合わせ、受容シートを得た。
接着剤層用塗工液−1
ポリエステル樹脂(商品名:AD578、東洋モートン社製) 80部
ポリイソシアネート(商品名:CAT50、東洋モートン社製) 20部
酢酸エチル 300部
実施例2
実施例1のフィルム表面層及び芯材層を、下記のフィルム表面層及び芯材層に変更した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
なお、中間層及び受容層は、延伸多孔質ポリエステルフィルム面上に設け、裏面層は延伸多孔質ポリエステルフィルム面上に設けた。
(フィルム表面層)
ポリプロピレンを主成分とし、無機顔料として炭酸カルシウムを含有する1軸及び2軸延伸された厚さ110μmの多孔質多層構造ポリオレフィンフィルム(商品名:ユポFPG110、ユポ・コーポレーション製)と、ポリエチレンテレフタレートを主成分とし、2軸延伸された厚さ50μmの多孔質多層構造ポリエステルフィルム(商品名:50E63S、東レ製)とを、ウレタン系接着剤(商品名:AD578とCAT50の混合物、東洋モートン社製)を使用して、その固形分塗工量が5g/mとなるようにドライラミネート方式で、積層貼合してフィルム表面層を形成した。
(芯材層)
芯材層用の延伸フィルムとして、ポリエチレンテレフタレートを主成分とし、2軸延伸された厚さ50μmの多孔質多層構造ポリエステルフィルム(商品名:50E63S、東レ製)を使用した。
実施例3
実施例1のフィルム表面層及び芯材層を、下記のフィルム表面層及び芯材層に変更した以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
なお、中間層及び受容層は、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム面上に設け、裏面層は延伸多孔質ポリオレフィンフィルム面上に設けた。
(フィルム表面層)
フィルム表面層の延伸フィルムとして、ポリプロピレンを主成分とし、無機顔料として炭酸カルシウムを含有する1軸及び2軸延伸された厚さ60μmの多孔質多層構造ポリオレフィンフィルム(商品名:ユポFPG60、ユポ・コーポレーション製)を使用した。
(芯材層)
ポリプロピレンを主成分とし、無機顔料として炭酸カルシウムを含有する1軸及び2軸延伸された厚さ60μmの多孔質多層構造ポリオレフィンフィルム(商品名:ユポFPG60、ユポ・コーポレーション製)と、ポリエチレンテレフタレートを主成分とし、2軸延伸された厚さ100μmの非孔質ポリエステルフィルム(商品名:テトロンS、帝人製)とを、ウレタン系接着剤(商品名:AD578とCAT50の混合物、東洋モートン社製)を使用してその固形分塗工量が5g/mとなるようにドライラミネート方式で、積層貼合して芯材層を形成した。
実施例4
実施例1において、ブロッキング防止層用塗工液−1の代わりに、ブロッキング防止層用塗工液−2を用い、更に固形分塗工量を2.0g/mとした以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
ブロッキング防止層用塗工液−2
ポリビニルアルコール(商品名:PVA110、クラレ製) 85部
ベンゾグアナミン樹脂粒子(商品名:エポスターL15、
平均粒子径15μm、日本触媒製) 15部
水/イソプロピルアルコール=1/1(質量比)混合液 1900部
実施例5
実施例1において、ブロッキング防止層用塗工液−1の代わりに、ブロッキング防止層用塗工液−3を用い、更に固形分塗工量を0.3g/mとした以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
ブロッキンク防止層用塗工液−3
ポリビニルアルコール(商品名:PVA110、クラレ製) 95部
メラミン樹脂粒子(商品名:エポスターS12、
平均粒子径1μm、日本触媒製) 5部
水/イソプロピルアルコール=1/1(質量比)混合液 1900部
比較例1
実施例1において、ブロッキング防止層の形成を省略した以外は、実施例1と同様にして、フィルム表面層の片面に中間層および受容層を順次形成した。しかし巻取り状態で保存中に、受容層面とフィルム表面層の裏面(受容層を有さない面)とがブロッキングを起こして板状に貼りついた為、巻き戻しによりフィルムが変形し、芯材層側のフィルムとの積層ができず、受容シートが得られなかった。
比較例2
実施例1において、ブロッキング防止層用塗工液−1の代わりに、ブロッキング防止層用塗工液−4を用い、更に固形分塗工量を1.0g/mとした以外は、実施例1と同様にして受容シートを得た。
ブロッキング防止層用塗工液−4
ポリビニルアルコール(商品名:PVA110、クラレ製) 100部
水/イソプロピルアルコール=1/1(質量比)混合液 1900部
評価
上記の各実施例および比較例で得られた受容シートについて、それぞれ下記の方法により評価を行い、得られた結果を表1に示す。
〔ブロッキング防止性評価〕
受容層が設けられ、巻取り状態で放置されたフィルム表面層を、巻き戻した時の受容層のブロッキングの程度を目視評価した。
受容層が全くブロッキングしていないものを◎、受容層が極僅かにブロッキングしているが、実用上問題ないものを○、受容層がかなりブロッキングしているが、巻き戻しは可能なものを△、受容層のブロッキングが著しく、巻き戻しが困難なものを×と表示した。
〔接着性評価〕
受容シートのブロッキング防止層と芯材層との間の接着性評価用サンプルとして、巾18mm×長さ170mmの大きさに切断して短冊状受容シートを作成し、両面粘着テープを用いて、受容シートサンプルの裏面層側をガラス板上に固定した。次に、固定された短冊状受容シートサンプルの受容層面上に、市販の粘着テープ(商品名:セロテープ(登録商標)、ニチバン社製、テープ巾18mm)を接着させ、温度30℃、相対湿度65%の環境下で、粘着テープを180度剥離して、受容シートのブロッキング防止層と芯材層との間の接着性を目視にて評価した。
接着性が優秀なものを◎、接着性が良好なものを○、接着性が劣り、両者の間で剥離して実用不可のものを×として表示した。
〔印画濃度〕
市販の熱転写ビデオプリンター(商品名:UP−DR100、ソニー社製)を用いて、厚さ6μmのポリエステルフィルムの上にイエロー、マゼンタ、シアン3色それぞれの昇華性染料をバインダーと共に含むインク層を設けたインクリボンを用いて、各色のインク層面を順次に、受容シート表面に接触させ、サーマルヘッドで段階的にコントロールされた加熱を施すことにより、所定の画像を受容シートに熱転写させ、各色の中間調の単色および色重ねの画像をプリントした。
得られた印画物の受容シート上に転写された印加エネルギー別の記録画像について、マクベス反射濃度計(商品名:RD−914、Kollmorgen社製)を用いて、その反射濃度を測定した。印加エネルギーの低い方から16ステップ目に相当する高階調部の濃度を、印画濃度として表1に示した。
〔画像の均一性〕
上記印画物の画像の均一性として、受容シート上に転写された印加エネルギー別の記録画像について、光学濃度(黒)が0.3に相当する階調部分の印画白抜け、印画ムラの有無を目視にて評価した。
評価結果の優秀なものを◎、良好なものを○、印画の抜けまたはムラが認められるものを△、欠陥が著しく実用に適しないものを×と表示した。
Figure 2007125778
本発明の実施例1〜5においては、フィルム表面層の裏面にブロッキング防止層を形成することにより、巻取り状態で放置しても受容層面と裏面の融着がなく、容易に巻き戻して使用することができ、かつブロッキング防止層面と芯材層との接着性も良好であり、さらに得られた受容シートの、印画濃度、画像均一性は良好であった。
一方、比較例1では、フィルム表面層裏面のブロッキング防止層を省略したことにより、巻取り状態でフィルム表面層の受容層面と裏面の融着が著しく、巻き戻しによりフィルム表面層が変形を生じて使用することは困難であった。また比較例2では、ブロッキング防止層がフィラーを含有しておらず、巻取り状態のフィルム表面層を巻き戻すことは可能であっても、表面が不均一となるせいか、印画濃度や画像均一性が劣った。
本発明の受容シートは、特に染料熱転写プリンターに適し、画質が良好で、銀塩写真類似の画像が得られ、かつコスト的にも有利な受容シートであり、かつその製造方法を提供するものであって実用的に優れ、産業界に寄与するところは大である。
本発明の受容シートの層構成を示す断面図の一例である。 本発明の受容シートの他の層構成を示す断面図の一例である。
符号の説明
1 受容シート
2 芯材層
3 接着剤層
4 ブロッキング防止層
5 フィルム表面層
6 受容層
7 裏面層
8 中間層





Claims (12)

  1. フィルムを含む芯材層の表面上に、接着剤層、フィルム表面層、および画像受容層を順次積層した熱転写受容シートにおいて、前記フィルム表面層が、画像受容層と反対側の裏面に、フィラーを含有するブロッキング防止層を有することを特徴とする熱転写受容シート。
  2. 前記ブロッキング防止層が、平均粒子径1〜15μmのフィラーおよび接着剤樹脂を主成分とする請求項1に記載の熱転写受容シート。
  3. 前記フィラーが、有機系フィラーである請求項1または2に記載の熱転写受容シート。
  4. 前記フィルム表面層が、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、延伸多孔質ポリエステルフィルム、延伸非孔質ポリエステルフィルム、およびこれらの積層体からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3のいずれかに記載の熱転写受容シート。
  5. 前記芯材層が、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、延伸多孔質ポリエステルフィルム、延伸非孔質ポリエステルフィルム、およびこれらの積層体からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜4のいずれかに記載の熱転写受容シート。
  6. 前記芯材層の、フィルム表面層の接着面とは反対側の面に、帯電防止剤と接着剤樹脂とを主成分とする裏面層を有する請求項1〜5のいずれかに記載の熱転写受容シート。
  7. フィルムを含む芯材層の表面上に、接着剤層、フィルム表面層、および画像受容層を順次積層した熱転写受容シートの製造方法において、前記フィルム表面層の、一方の面にブロッキング防止層を設け、他の面に画像受容層を形成した後、フィルム表面層のブロッキング防止層面と、芯材層表面とを、接着剤樹脂を含む塗料を用いて形成される接着剤層を介して、ドライラミネート法で積層することを特徴とする熱転写受容シートの製造方法。
  8. 前記ブロッキング防止層が、平均粒子径1〜15μmのフィラーと接着剤樹脂を主成分とする請求項7に記載の熱転写受容シートの製造方法。
  9. 前記フィラーが、有機系フィラーである請求項7または8に記載の熱転写受容シートの製造方法。
  10. 前記フィルム表面層が、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、延伸多孔質ポリエステルフィルム、延伸非孔質ポリエステルフィルム、およびこれらの積層体からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項7〜9のいずれかに記載の熱転写受容シートの製造方法。
  11. 前記芯材層が、延伸多孔質ポリオレフィンフィルム、延伸多孔質ポリエステルフィルム、延伸非孔質ポリエステルフィルム、およびこれらの積層体からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項7〜10のいずれかに記載の熱転写受容シートの製造方法。
  12. 前記芯材層の、画像受容層とは反対側の面に、帯電防止剤と接着剤樹脂とを主成分とする裏面層を形成する請求項7〜11のいずれかに記載の熱転写受容シートの製造方法。


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JP2016107641A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 シェラー テクノチェル ゲー エム ベー ハー ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトSchoeller Technocell GmbH & Co. KG サーマル印字法用の記録材料
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