JPH07205557A - 熱転写受像シート - Google Patents

熱転写受像シート

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JPH07205557A
JPH07205557A JP6012073A JP1207394A JPH07205557A JP H07205557 A JPH07205557 A JP H07205557A JP 6012073 A JP6012073 A JP 6012073A JP 1207394 A JP1207394 A JP 1207394A JP H07205557 A JPH07205557 A JP H07205557A
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JP
Japan
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dye
thermal transfer
layer
receiving sheet
release agent
Prior art date
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Application number
JP6012073A
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English (en)
Inventor
Shino Takao
志乃 高尾
Shinji Yonetani
伸二 米谷
Hitoshi Saito
仁 斉藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE1994635003 priority patent/DE69435003T2/de
Priority to DE1994631931 priority patent/DE69431931T2/de
Priority to EP19990101047 priority patent/EP0927644B1/en
Priority to EP20020003278 priority patent/EP1225058B1/en
Priority to EP94115018A priority patent/EP0648614B1/en
Priority to US08/462,889 priority patent/US5705451A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】昇華転写用受像シートに関して、プリンターの
給排紙適性に優れ、誤って受像シートの裏面に印画して
も転写シートと融着せずに排紙され、又、印画済シート
を重ねて保存しても裏面への染料の移行のない使用適性
に優れた受像シートを提供する。 【構成】基材シートの一方の面に染料受容層を設け、も
う一方の面に染料非受容層を設けてなる熱転写受像シー
トにおいて、染料非受容層に離型剤を含有させ、その離
型剤を受容層が含む離型剤と同じ離型剤、或いは他へ移
行しない離型剤、例えばアミノ変性シリコーンとエポキ
シ変性シリコーン及び両者の反応物、或いは付加重合型
シリコーンとその反応物等で構成する。更に、必要に応
じて熱可塑性樹脂、有機及び/又は無機の充填剤を含有
させて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱により熱転写シー
トから転写される染料を受容する熱転写受像シートに関
し、更に詳しくは、受像シートの非受像面(裏面)に特
徴を有するもので、ビデオプリンターを始めとする各種
のカラープリンター等の分野で幅広く利用できるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオで撮影した画像やテレビの
画像、コンピューターグラフィックス等の静止画像を直
接フルカラーでプリントするシステムが進歩し、その市
場が急速に拡大している。その中でも、昇華性染料を記
録材とし、これを受像シートに重ね、記録信号に応じて
サーマルヘッドで加熱することにより染料を受像シート
上に転移させることによって記録像を得る方式が注目さ
れている。この記録方式は使用する色材が染料であるこ
とから非常に鮮明であり、且つ透明性に優れているた
め、得られる画像は中間色の再現性や階調性に優れ、従
来のフルカラーオフセット印刷やグラビア印刷による画
像と同様であり、写真画像に匹敵する高品質の画像が形
成可能となっている。
【0003】このような熱転写方式において、現在、用
いられているプリンターは、自動給紙により熱転写受像
シートをプリンター内部の熱転写部まで搬送し、印画
後、自動的に排紙するタイプが主流であるため、受像面
と非受像面の区別、また、各プリンターの適合紙か否か
等を識別するための検知マークを裏面に設けるのが一般
的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような熱転写方
法を効率的に実施するためには、熱転写シートの構成は
勿論、画像を形成するための受像シートの構成も重要で
あり、特に、プリンターにおいて、自動給排紙がスムー
ズに行われるためには、熱転写受像シートの受像面の反
対側の非受像面(以下裏面と表示)の物性が重要であ
る。
【0005】また、ホームユース用途において、写真印
画紙のように検知マークのない裏面が、外観上好ましい
という要求があるが、検知マークが無い場合、受像面と
裏面の区別がつきにくく、熱転写受像シートを表裏逆に
プリンターにセットした時、誤りをプリンターで検知で
きずプリントを開始してしまう。このような場合、従来
の熱転写受像シートの裏面では、プリンター内部で熱転
写シートと熱転写受像シートの裏面が熱融着を起こし、
熱転写受像シートが排紙されなくなって、連続プリント
ができなくなったり、プリンターが印画不能になるとい
った問題が発生する。
【0006】このような裏面熱融着の問題を解決する手
段として、基材シートの両面に染料受容層を設けること
も考えられるが、この場合、印画物を重ねて保存すると
染料が移行し、画像濃度の低下、接触面の汚染、再汚染
等の問題が発生する。また、印画前の段階においても、
染料受容層が染着し易い樹脂であり、受容層同士が密着
し易いため、プリンターのフィーダーでの多重差し等、
自動給紙不良の問題が発生する。これを防ぐため、例え
ば、受容層に充填剤を入れると、ざらつきのためハイラ
イト印画部が不鮮明になり易いという問題が発生する。
【0007】また、別の対応策として、染料非受容層で
ある裏面層に離型剤を添加する方法があるが、充分な離
型性を得られるだけの離型剤の量を添加すると、受容層
面と重ね合わされたときに、裏面層の離型成分が受像面
に転移するため、印画部に部分的な白抜けや、印画濃度
の不均一等の印画不良を発生したり、受像シートの受像
面と熱転写シートの転写剤面との動摩擦係数が低下し、
色ずれの原因となったり、また、裏面層の離型成分が、
プリンターの給紙ゴムローラー等の給排紙機構やプラテ
ンゴムローラーに移行し、これらの摩擦係数が変化する
ことから給排紙エラーや、受像シートの斜行等のトラブ
ルを起こしやすいといった問題が発生する。従って、本
発明は上記のような問題点を解決し、昇華性染料を使用
する熱転写方法において、受像シートの裏面を受像面と
誤って印画しても、裏面が優れた離型性を有し、熱転写
シートと融着せずにプリンターから排紙され、また、印
画面と裏面とを重ね合わせて保存しても、印画面の濃度
低下や裏面への染料の移行が殆どなく、裏面層に添加さ
れた離型剤が受像面に悪影響を及ぼすこともなく、給排
紙機構やプラテンゴムローラー等に移行することも殆ど
ないという、使用適性に優れた熱転写受像シートを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため鋭意研究した結果、以下の本発明により目的を
達成したものである。即ち、本請求項1の発明は、基材
シートの一方の面に染料受容層を設け、もう一方の面に
染料非受容層を設けてなる熱転写受像シートにおいて、
前記染料非受容層が、少なくとも一種類以上の離型剤を
含有し、該離型剤が、染料受容層に含有される離型剤と
同じ離型剤であることを特徴とする熱転写受像シートか
らなる。本請求項2の発明は、基材シートの一方の面に
染料受容層を設け、もう一方の面に染料非受容層を設け
てなる熱転写受像シートにおいて、前記染料非受容層
が、少なくとも一種類以上の離型剤を含有し、該離型剤
が、染料受容層に移行しない離型剤であることを特徴と
する熱転写受像シートからなる。
【0009】本請求項3の発明は、基材シートの一方の
面に染料受容層を設け、もう一方の面に染料非受容層を
設けてなる熱転写受像シートにおいて、前記染料非受容
層が、少なくとも一種類以上の離型剤を含有し、該離型
剤が、少なくとも反応性シリコーンオイルとその反応硬
化物を含有することを特徴とする熱転写受像シートから
なる。また、本請求項4の発明は、基材シートの一方の
面に染料受容層を設け、もう一方の面に染料非受容層を
設けてなる熱転写受像シートにおいて、前記染料非受容
層が、少なくとも一種類以上の離型剤を含有し、該離型
剤が、少なくともワックスを含有することを特徴とする
熱転写受像シートからなる。
【0010】そして、本請求項5の発明は、前記染料非
受容層が、少なくとも一種類以上の熱可塑性樹脂を含有
することを特徴とする請求項1、2、3、4記載の熱転
写受像シートからなっている。本請求項6の発明は、前
記染料非受容層が、有機及び/又は無機の充填剤を含有
することを特徴とする請求項5記載の熱転写受像シート
からなる。また、本請求項7の発明は、前記染料非受容
層に含まれる離型剤が、アミノ変性シリコーンとエポキ
シ変性シリコーン、および、両者の反応硬化物であるこ
とを特徴とする請求項1、2、3、5、6記載の熱転写
受像シートからなる。そして、本請求項8の発明は、前
記染料非受容層に含まれる離型剤が、付加重合型シリコ
ーンとその反応硬化物であることを特徴とする請求項
1、2、3、5、6記載の熱転写受像シートからなって
いる。そして、本請求項9の発明は、前記染料非受容層
に含まれる離型剤が、活性水素を有するシリコーンとイ
ソシアネート化合物又はキレート化合物の反応物を含む
ことを特徴とする請求項1、2、3、5、6記載の熱転
写受像シートからなっている。
【0011】(好ましい実施態様)次に、本発明の好ま
しい実施態様を図面を用いて更に詳細に説明する。図1
は、本発明の熱転写受像シートの一実施例を示す模式断
面図である。この熱転写受像シートは、基材シート1の
一方の面に染料受容層2を設け、もう一方の面に染料非
受容層3を設けてなる熱転写受像シートにおいて、該染
料非受容層3が、少なくとも一種類以上の離型剤を含有
することを特徴とする熱転写受像シートである。以下
に、本発明の熱転写受像シートの各層の構成材料等につ
いて説明する。
【0012】1)基材シート 本発明において、基材シートに使用できる材料は、紙類
では、各種紙単体もしくは加工紙等いずれも使用可能
で、例えば、上質紙、コート紙、アート紙、キャストコ
ート紙、板紙等の他、樹脂エマルジョンや合成ゴムラテ
ックス等の含浸紙、合成樹脂内添紙などが挙げられ、合
成紙では、ポリスチレン系合成紙やポリオレフィン系合
成紙等が良好に使用できる。
【0013】また、プラスチックフィルムでは、ポリプ
ロピレンなどのポリオレフィン系樹脂フィルム、ポリカ
ーボネートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィル
ム、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどのポリエ
ステル系樹脂フィルム、硬質ポリ塩化ビニルフィルム、
ポリスチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリアク
リロニトリルフィルム、ポリメタクリレートフィルム、
ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルス
ルフォンフィルム、ポリアリレートフィルムなどが使用
できる。これらのプラスチックフィルムでは透明なフィ
ルムだけでなく、白色顔料や、充填剤等を加えて成膜し
た白色不透明のフィルム、或いは発泡させたフィルムも
使用でき、特に限定されない。
【0014】尚、これらの材料はそれぞれ単独でも使用
できるが、他の材料と組み合わせた積層体として使用し
てもよい。積層体としては、印字等の際、カールを生じ
ない3層構成のものが好ましい。例えば、前述の基材を
芯材として、その両側に合成紙を貼り合わせたものが使
用できる。このような芯材の両面に設けられる合成紙
は、ポリオレフィン系、ポリスチレン系等の合成紙から
なり、特に、微細空孔を含有する紙状層を設けた合成
紙、或いは、微細空孔を有する単層もしくは複合体のフ
ィルムを用いることができ、特に、ポリプロピレンフィ
ルムに微細空孔を設けたものが好ましい。また、発泡フ
ィルムの上に、顔料を含まない樹脂の薄膜層(2〜20
μm程度)を形成した合成紙を使用してもよい。この薄
膜層により、合成紙の光沢および平滑性を向上させるこ
とができる。この合成紙は、ポリエステル、ポリオレフ
ィン等の樹脂と、硫酸バリウム等の無機微粒子との混合
物をシート状に形成したものを1軸または2軸に延伸し
た発泡フィルム上に、薄膜層形成樹脂を積層して得るこ
とができるが、この薄膜層樹脂は発泡フィルム延伸時に
同時に延伸させることが好ましい。
【0015】前記の紙状層における微細空孔は、例え
ば、合成樹脂を微細充填剤含有状態で延伸することによ
り形成することができる。このような紙状層を設けた熱
転写受像シートは、熱転写により画像を形成した場合、
画像濃度が高く、画像のバラツキも生じないという効果
も有する。これは、微細空孔により断熱効果があり、熱
エネルギー効率が良いことと、微細空孔によるクッショ
ン性の良さが上記合成紙上に設けられ、画像が形成され
る受容層に寄与するものと思われる。また、積層体のや
や特殊な例として、例えば受像シートに画像を記録後、
これをシールラベルのような用途に使いたい時には、上
記のような基材の裏面に粘着剤と離型紙または離型フィ
ルムを積層した積層シートを受像シートの基材として使
用することもできる。また、これらの基材シートに染料
受容層や染料非受容層(裏面層)を形成する際、必要に
応じてコロナ放電処理、プライマーコート或いは中間層
を基材シートに設けたりすることは自由である。そし
て、この基材シートの厚さは、10μm〜400μm程
度の範囲であり、100μm〜300μm程度が好まし
い。
【0016】2)染料受容層 本発明の熱転写受像シートにおいて、染料受容層は、昇
華型熱転写方式に使用されている公知のものが使用で
き、特に限定はされないが、例えば、下記のような材料
が使用できる。 (イ) エステル結合を有する樹脂 ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアク
リレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂など。 (ロ) ウレタン結合を有する樹脂 ポリウレタン樹脂など。
【0017】(ハ) アミド結合を有する樹脂 ポリアミド樹脂など。 (ニ) 尿素結合を有する樹脂 尿素樹脂など。 (ホ) その他極性の高い結合を有する樹脂 ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂な
ど。 以上のような合成樹脂に加えて、これらの混合物或いは
共重合体なども使用できる。
【0018】尚、染料受容層は、転写の際に、熱転写シ
ートと合わせてサーマルヘッド等により加熱圧着される
ため、熱転写シート面と粘着し易く、通常、上記のよう
な樹脂に染料透過性の離型剤を含有させて形成させてい
る。このような離型剤としては、パラフィンワックス、
カルナバワックス、ポリエチレンワックス等の固形ワッ
クス類、シリコーンオイル、ガム類、シリコーン樹脂、
フッ素化合物、フッ素樹脂などが用いられる。特に、シ
リコーンオイル類のうち油状のものでは、エポキシ変性
シリコーンを用いることが好ましく、更には、反応硬化
型のものが好ましい。例えば、アミノ変性シリコーンと
エポキシ変性シリコーンの組み合わせや、付加重合型シ
リコーン、例えば、両末端、或いは、両末端および鎖中
にビニル基を有する直鎖状メチルビニルポリシロキサン
とメチルハイドロジェンポリシロキサンとを反応させて
得られるもので、このとき、白金系触媒の存在下で、必
要があれば溶剤で粘度調整し、更に反応抑制剤を加えた
もの等が使用できる。又、縮重合型シリコーンとその反
応硬化物、放射線硬化型シリコーンとその硬化物、更に
イソシアネート化合物やキレート化合物との併用により
硬化し得る活性水素を有する水酸基変性シリコーンオイ
ルやカルボキシル変性シリコーンオイル等も用いること
ができる。
【0019】これらの離型剤の添加量は充分な離型性が
得られる範囲内であれば自由であるが、添加量が多すぎ
ると染料受容性が低下し、充分な記録濃度を得られない
等の悪影響がでる。
【0020】また、染料受容層に離型性を付与する方法
としては、上述のように染料受容層に離型剤を含有させ
る方法以外に、染料受容層の上に離型層を別に積層する
ことも可能で、いずれの方法を採ってもよい。更に、染
料受容層には必要に応じて微粉末シリカ等の無機充填剤
を含有させる場合もある。
【0021】そして、染料受容層は上記のような構成材
料を溶剤に溶解或いは分散させて塗布液とした後、グラ
ビアリバースコーティング等により塗布、乾燥させて形
成するが、塗布量としては1.5〜15g/m2 、好ま
しくは1.5〜6.0g/m2 の範囲で設けられる。
【0022】3)染料非受容層(裏面層) 本発明の熱転写受像シートは、この染料非受容層(裏面
層)に特徴を有するものであり、自動給紙適性に優れ、
受像シートの裏面を受像面と誤ってプリンターに給紙し
た場合でも、裏面が優れた離型性を有し、熱転写シート
と融着せずスムーズにプリンターから排紙され、また、
画像を記録した受像シートを重ね合わせて保存しても、
裏面層が染料で汚染されることがないという性能を有す
るものである。このために、染料非受容層は、少なくと
も一種類以上の離型剤を含有する組成物で構成し、更に
必要に応じて、少なくとも一種類以上の熱可塑性樹脂、
有機及び/または無機の充填剤等を含有させて構成する
ものである。
【0023】本発明において、受像シートの染料非受容
層に使用できる離型剤としては、パラフィンワックス、
ポリエチレンワックス等の固形ワックス類や、各種シリ
コーン化合物が挙げられるが、基本的に染料受容層等他
に移行しないタイプの離型剤が好ましい。例えば、シリ
コン化合物を用いる場合、他への移行を避けるために
は、シリコーン樹脂等のシリコーン3次元架橋物や反応
性シリコーンオイルが適している。反応性シリコーンオ
イルは、染料非受容層の組成物中に、オイル状で含有さ
れ、充分に分散した状態で塗布、乾燥し、架橋させるこ
とにより、少量で充分な離型性が得られ、離型剤の移行
の恐れもないため特に好ましい。このようなシリコーン
として、具体的には、付加重合型シリコーンとその反応
硬化物、例えば縮重合型シリコーンとその反応硬化物、
エポキシ変性シリコーンオイルとアミノ変性シリコーン
オイルとその反応硬化物や、放射線硬化型シリコーンと
その硬化物等が挙げられ、更に、イソシアネート化合物
やキレート化合物との併用により硬化し得る活性水素を
有する水酸基変性シリコーンオイルや、カルボキシル変
性シリコーンオイル等も好ましい。
【0024】また、染料非受容層の離型剤として、染料
受容層中に含有される離型剤と同じ離型剤を使用するの
も好ましい。染料受容層に使用する離型剤は、染料の転
写を妨げないように染料透過性の良い離型剤を使用して
おり、これと同じ離型剤を染料非受容層に用いた場合に
は、仮にその離型剤の一部が受像シート表面の染料受容
層に移行したとしても、受容層の離型剤と相溶し、ムラ
のない均一な膜になりやすく、また、染料の透過性も良
いため受容層の染料受理性を妨げることがない点で好ま
しいものである。このような離型剤は、先の染料受容層
の項で具体例を挙げたが、それらの中でもエポキシ変性
シリコーンが特に好ましい。更に染料受容層、染料非受
容層の両方に、非移行タイプの離型剤として、前述した
反応硬化性シリコーンを用いれば、互いに影響を及ぼさ
ず、夫々の性能が充分に発揮される。
【0025】これら反応硬化型シリコーンの内、付加重
合型シリコーンとは、付加重合性基を有するシリコーン
化合物と、ハイドロジェン変性シリコーン化合物及びそ
の反応硬化物である。硬化反応においては、白金系触媒
の存在化で反応させることが好ましく、必要があれば溶
剤で粘度を調整し、更に反応抑制剤を加えたものが使用
できる。付加重合性シリコーン化合物およびハイドロジ
ェン変性シリコーン化合物は、シリコーンハンドブック
(日刊工業新聞社)より、下記の構造式が知られてい
る。
【0026】
【化1】
【0027】
【化2】
【0028】これらの構造式中のメチル基の部分は、シ
リコーンハンドブック(日刊工業新聞社)により、エチ
ル基、フェニル基、3,3,3−トリフロロプロピル基
でも良いことが知られている。また、下記に記載する樹
脂と併用する場合には、樹脂との相溶性を向上させるた
めに、メチル基の一部をフェニル基に置き換えることが
更に好ましい。フェニル基の置き換え率は、上記構造式
各々の全メチル基の20〜80%が好ましい。
【0029】また、活性水素を有する水酸基変性シリコ
ーンオイルやカルボキシル変性シリコーンオイル等の活
性水素は、末端、両末端だけでなく側鎖にも変性した方
が好ましく、OH値の場合、10〜500mgKOH/
g、更に好ましくは、100〜500mgKOH/g、
COOH当量の場合は、1000〜50,000g/m
ol、更に好ましくは3,000〜50,000g/m
olである。
【0030】染料非受容層に使用できる熱可塑性樹脂と
しては、例えば、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ酢
酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン
系樹脂、ポリビニルホルマール系樹脂、ポリビニルアセ
トアセタール系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂等の
ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。これらの樹
脂をシリコーンと併用することにより、シリコーンのみ
で染料非受容層を形成した時に比べて、基材シートへの
密着性が向上する。更に、これらの熱可塑性樹脂が水酸
基やカルボキシル基等の反応性官能基を有する場合に
は、芳香族或いは脂肪族等のイソシアネート化合物、ま
たは、チタン系、ジルコニウム系、アルミニウム系等の
キレート化合物を添加し、硬化させることにより、染料
バインダー樹脂の印画時のくいつきが低減され、非受容
層の離型剤の固定性が向上し、安定した離型性が得られ
ると共に染料による耐汚染性も向上する。
【0031】次に、染料非受容層に添加する充填剤であ
るが、例えば、ポリエチレンワックス、ビスアマイド、
ポリアマイド、アクリル樹脂、架橋ポリスチレン、シリ
コーン樹脂、シリコーンゴム、タルク、炭酸カルシウ
ム、酸化チタンなどの微粒子が挙げられ、特に限定はさ
れないが、滑り性を良くするものが好ましく、ナイロン
12フィラー等は特に好ましい。これらの充填剤の添加
により染料非受容層表面が微細な凹凸状に形成され、滑
り性が良くなると共に、受像シートの印画面と裏面とを
重ね合わせて保存した場合も、受像面と裏面とが密着せ
ず、昇華性染料による裏面の耐汚染性が向上する。これ
らの充填剤の粒径は2〜15μm程度のものが適してお
り、充填剤の添加割合は、染料非受容層組成物の固形分
において、0〜67重量%の範囲で使用できる。
【0032】また、染料非受容層(裏面層)のコーティ
ング方式は、後述の実施例では簡便性の点でワイヤーバ
ーコート方式を採ったが、特に限定するものではなく、
グラビアコート法、ロールコート法、ブレードコート
法、ナイフコート法、スプレーコート法等、公知のコー
ティング方式の中から自由に選定できる。又、染料非受
容層のコート量は、充分な離型性が得られる範囲内で、
少なければ少ない程、コスト的に有利である。又、基材
に応じて、密着性が悪い場合には、プライマー層を設け
てもよい。
【0033】
【作用】本発明の熱転写受像シートは、以上に説明した
ように、基材シートの一方の面に染料受容層を設け、も
う一方の面に染料非受容層を設けてなる熱転写受像シー
トにおいて、該染料非受容層が、少なくとも一種類以上
の離型剤を含有することを特徴とするものであり、更に
必要に応じて、少なくとも一種類以上の熱可塑性樹脂及
び/又は有機、無機の充填剤を含有するように構成した
ものである。
【0034】このような構成を採ることにより、受像シ
ートの裏面層である染料非受容層が離型性、耐熱性に優
れたものとなり、受像シートの裏面を受像面と誤ってプ
リンターに給紙し、印画した場合でも、染料非受容層が
熱により熱転写シートと融着したり、スティッキングす
ることなくプリンターから排紙される。また、染料非受
容層の昇華性染料に対する受理性も低いため、受像シー
トの印画面と裏面とを重ね合わせて保存しても昇華性染
料により裏面が汚染されることがない。更に、熱可塑性
樹脂及び/又は有機、無機の充填剤を含有させることに
より、受像シート裏面の滑り性が適度にコントロールさ
れ、プリンターでの自動給排紙等の搬送適性が向上す
る。また、充填剤により染料非受容層表面が微細な凹凸
状に形成されることにより、受像シートの印画面と裏面
とを重ね合わせて保存した際も受像面と裏面とが密着せ
ず、昇華性染料の移行による裏面の耐汚染性も向上す
る。
【0035】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて本発明を
詳細に説明する。 (実施例1)基材シートとして、厚さ150μmの合成
紙 ユポFPG#150(王子油化合成紙製)を用い、
その一方の面に下記組成の染料受容層用塗布液をワイヤ
ーバーコーティング方式で塗布量5.0g/m2 (固形
分)となるように塗布、乾燥し、続いて、もう一方の面
に下記組成の染料非受容層(裏面層)用塗布液(80℃
に温め溶かしたもの)を、温めたワイヤーバーにより、
塗布量1.0g/m2(固形分)となるように塗布、冷
却して実施例1の熱転写受像シートを得た。
【0036】 染料受容層用塗布液の組成 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 〔デンカラック#1000A 電気化学工業(株)製〕 100重量部 離型剤 〔エポキシ変性シリコーン:X−22−163B 信越化学工業(株)製〕 10重量部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン 重量比1:1) 500重量部 (以下メチルエチルケトンはMEKと表示する。) 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 パラフィンワックス〔HNP−11 日本精蝋(株)製〕 100重量部 (溶融塗布)
【0037】(実施例2)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して実施例2の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 〔デンカラック#1000MT 電気化学工業(株)製〕 100重量部 離型剤 〔エポキシ変性シリコーン:X−22−163B:信越化学工業(株)製〕 5重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 500重量部
【0038】(実施例3)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して実施例3の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 アミノ変性シリコーン〔KF-393 信越化学工業(株)製〕 10重量部 エポキシ変性シリコーン〔X-22-343 信越化学工業(株)製〕 10重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0039】(実施例4)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して実施例4の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 離型剤〔付加重合型シリコーン KS835 信越化学工業(株)製〕 20重量部 触媒〔CAT-PL-8 信越化学工業(株)製〕 8重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0040】(実施例5)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して実施例5の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 離型剤〔付加重合型シリコーン KS779H 信越化学工業(株)製〕 20重量部 触媒〔CAT-PL-8 信越化学工業(株)製〕 8重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0041】(実施例6)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して実施例6の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 離型剤〔付加重合型シリコーン KS774 信越化学工業(株)製〕 20重量部 触媒〔CAT-PL-4 信越化学工業(株)製〕 8重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0042】(実施例7)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して実施例7の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 離型剤〔縮重合型シリコーン KS705F 信越化学工業(株)製〕 20重量部 触媒〔CAT-PS-1 信越化学工業(株)製〕 10重量部 溶剤(トルエン) 80重量部
【0043】(実施例8)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して実施例8の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 アクリル樹脂〔BR−80 三菱レーヨン(株)製〕 20重量部 アミノ変性シリコーン〔KF-393 信越化学工業(株)製〕 2重量部 エポキシ変性シリコーン〔X-22-343 信越化学工業(株)製〕 2重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0044】(実施例9)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、更
に、その面をキセノンランプにて、20cmの距離で5秒
間紫外線を照射し、その他は実施例1と同様に加工して
実施例9の熱転写受像シートを得た。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 セルロース樹脂(CAB Kodac Co. 製) 200重量部 ラジカル反応性シリコーン〔X-22-500 信越化学工業(株)製〕 20重量部 アクリル酸モノマー 10重量部 光重合開始剤(ベンゾインメチルエーテル) 2重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 800重量部
【0045】(実施例10)実施例1における染料非受
容層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して実施例10の熱転写受
像シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 ポリカーボネート樹脂〔Z-400 三菱ガス化学(株)〕 20重量部 カルボキシル変性シリコーン〔X-22-3701E 信越化学(株)〕 2重量部 キレート化合物〔オルガチックスTC-200(株)マツモト交商〕 1重量部 充填剤 タルク 40重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0046】(実施例11)実施例1における染料非受
容層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して実施例11の熱転写受
像シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 ブチラール樹脂〔BX−1 積水化学工業(株)製〕 20重量部 水酸基変性シリコーン〔X-22-160AS 信越化学工業(株)製〕 3重量部 イソシアネート化合物〔タケネートXA14 武田薬品(株)製〕 3重量部 充填剤 ポリエチレンワックス〔SPRAY 30 サゾール社製〕 20重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0047】(実施例12)実施例1における染料非受
容層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して実施例12の熱転写受
像シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 ブチラール樹脂〔BX−1 積水化学工業(株)製〕 20重量部 離型剤(付加重合型シリコーンA) 2重量部 触媒〔CAT-PL-50T 信越化学工業(株)製〕 1重量部 充填剤 ナイロン12フィラー〔MW-330 神東塗料(株)製〕 4重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部 なお、付加重合型シリコーンAとは、化学式1及び2に
おいて、各々のシリコーン化合物のメチル基のうち、5
0%がフェニル基であるもの。
【0048】(実施例13)基材シートとして、厚さ1
50μmの合成紙 ユポFPG#150(王子油化合成
紙製)を用い、その一方の面に下記組成の染料受容層用
塗布液をワイヤーバーコーティング方式で塗布量5.0
g/m2 (固形分)となるように塗布、乾燥し、続い
て、もう一方の面に下記組成の染料非受容層(裏面層)
用塗布液を、ワイヤーバーにより、塗布量1.0g/m
2 (固形分)となるように塗布、乾燥して実施例13の
熱転写受像シートを得た。 染料受容層用塗布液の組成 ポリエステル〔バイロン200 東洋紡製〕 100重量部 離型剤 〔付加重合型シリコーンA〕 10重量部 触媒〔CAT-PL-50T 信越化学工業(株)製〕 5重量部 反応抑制剤〔CAT-PLR-5 信越化学工業(株)製〕 5重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 500重量部 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 ブチラール樹脂〔デンカブチラール#3000-1 電気化学工業(株)製〕 26重量部 キレート化合物〔オルガチックスTC-100(株)マツモト交商〕 20重量部 離型剤(付加重合型シリコーンA) 2重量部 触媒〔PL-50T 信越化学工業(株)製〕 1重量部 反応抑制剤〔PLR-5 信越化学工業(株)製〕 1重量部 充填剤 ナイロン12フィラー〔MW-330 神東塗料(株)製〕 6重量部 溶剤(イソプロピルアルコール/トルエン 重量比1:1) 200重量部 (以下イソプロピルアルコールはIPAと表示する。)
【0049】(実施例14)実施例13の構成におい
て、染料非受容層(裏面層)用塗布液のみを、下記の組
成の塗布液に換え、その他は実施例13と同様に加工し
て実施例14の熱転写受像シートを得た。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 〔デンカラック#1000MT 電気化学工業(株)製〕 20重量部 アミノ変性シリコーン〔KF-393 信越化学工業(株)製〕 2重量部 エポキシ変性シリコーン〔X-22-343 信越化学工業(株)製〕 2重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0050】(実施例15)基材シートとして、厚さ1
50μmの合成紙 ユポFPG#150(王子油化合成
紙製)を用い、その一方の面に下記組成の染料受容層用
塗布液をワイヤーバーコーティング方式で塗布量5.0
g/m2 (固形分)となるように塗布、乾燥し、続い
て、もう一方の面に下記組成の染料非受容層(裏面層)
用塗布液を、ワイヤーバーにより、塗布量1.0g/m
2 (固形分)となるように塗布、乾燥して実施例15の
熱転写受像シートを得た。 染料受容層用塗布液の組成 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 〔デンカラック#1000A 電気化学工業(株)製〕 45重量部 スチレン変性塩化ビニル・アクリル共重合樹脂 〔デンカラック#400 電気化学工業(株)製〕 45重量部 ポリエステル樹脂〔バイロン600 東洋紡績(株)製〕 10重量部 離型剤〔付加重合型シリコーンA〕 10重量部 触媒〔CAT-PL-50T 信越化学工業(株)製〕 5重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 500重量部 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 ブチラール樹脂〔デンカブチラール #3000-1 電気化学工業(株)製〕 26重量部 キレート化合物〔オルガチックスTC-100(株)マツモト交商〕 20重量部 離型剤(付加重合型シリコーンA) 2重量部 触媒〔PL-50T 信越化学工業(株)製〕 1重量部 反応抑制剤〔PLR-5 信越化学工業(株)製〕 1重量部 充填剤 ナイロン12フィラー〔MW-330 神東塗料(株)製〕 6重量部 溶剤(IPA/トルエン 重量比1:1) 200重量部
【0051】(実施例16)本実施例は、受像シートに
画像を記録した後、これをシールラベル等の用途に使用
できるように構成したものである。従って、実施例13
の構成において、先ず、基材シートを下記の構成の積層
シートに変更する。そして、その積層シートの表面に
は、染料受容層用塗布液を下記の組成の塗布液に換えて
塗布し、積層シートの裏面には、ウレタン系のプライマ
ーをコーティングした後、下記の組成の染料非受容層用
塗布液を塗布する。尚、染料受容層用塗布液および染料
非受容層用塗布液のコーティング方式、塗布量等は実施
例13と同様に行った。このようにして実施例16のシ
ールラベル用熱転写受像シートを得た。
【0052】基材積層シートの構成 厚さ50μmの発泡ポリエチレンテレフタレートシート
(白色)(W900Jダイヤホイル社製)を基材とし、
その一方の面に、アクリル系粘着剤層を介して離型用シ
ート〔ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面
に離型加工を施したもの(MRW900E、厚さ100
μm)ダイヤホイル社製〕を剥離自在に積層した構成の
積層シートを用いる。 染料受容層用塗布液の組成 ポリエステル樹脂〔バイロン600 東洋紡績(株)製〕 40重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 〔デンカラック #1000A 電気化学工業(株)製〕 60重量部 アミノ変性シリコーン〔 X-22-3050C 信越化学工業(株)製〕 2重量部 エポキシ変性シリコーン〔 X-22-3000E 信越化学工業(株)製〕 2重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 400重量部 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 ブチラール樹脂〔デンカブチラール #3000-1 電気化学工業(株)製〕 26重量部 キレート化合物〔オルガチックスTC-100(株)マツモト交商〕 20重量部 離型剤(付加重合型シリコーンA) 2重量部 触媒〔CAT-PL-50T 信越化学工業(株)製〕 1重量部 反応抑制剤〔CAT-PLR-5 信越化学工業(株)製〕 1重量部 充填剤 ナイロン12フィラー〔MW-330 神東塗料(株)製〕 6重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 200重量部
【0053】(比較例1)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して比較例1の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 〔デンカラック #1000A 電気化学工業(株)製〕 20重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0054】(比較例2)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して比較例2の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 ポリカーボネート樹脂〔Z-400 三菱ガス化学(株)製〕 20重量部 充填剤 タルク 40重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0055】(比較例3)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して比較例3の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 ポリエステル樹脂 〔バイロン#600 東洋紡績(株)製〕 20重量部 充填剤 ポリエチレンワックス〔SPRAY30 サゾール社製〕 20重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 80重量部
【0056】(比較例4)実施例1における染料非受容
層(裏面層)用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換
え、ワイヤーバーコーティング方式で塗布、乾燥し、そ
の他は実施例1と同様に加工して比較例4の熱転写受像
シートを作成した。 染料非受容層(裏面層)用塗布液の組成 ブチラール樹脂〔BX−1 積水化学工業(株)製〕 26重量部 キレート化合物〔オルガチックスTC-100(株)マツモト交商〕 20重量部 充填剤 ナイロン12フィラー〔MW-330 神東塗料(株)〕 6重量部 溶剤(MEK/トルエン 重量比1:1) 200重量部
【0057】以上のように作成した本発明の実施例1〜
16、および、比較例1〜4の各熱転写受像シートを実
際にプリンターにかけて、その性能を試験、評価するた
めに使用する熱転写シートを下記のように作成した。
【0058】(熱転写シートの作成)熱転写シートの基
材として、背面に耐熱処理を施した厚さ6μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルムを使用し、この表面(耐
熱処理を施してない面)に下記組成の熱転写層形成用イ
ンキを塗布量が1.0g/m2 (固形分)になるように
ワイヤーバーコート方式で塗布、乾燥して熱転写シート
の試料を得た。 熱転写層用インキの組成 シアン染料〔カヤセットブルー714 C.I.SOLVENT BLUE63 日本化薬(株)〕 40重量部 ポリビニルブチラール〔エスレックBX-1 積水化学工業(株)〕 30重量部 溶剤 (MEK/トルエン 重量比1:1) 530重量部
【0059】(試験および結果)以上のように作成した
熱転写シートと実施例1〜16および比較例1〜4の各
熱転写受像シートとを組み合わせて、下記の各項目につ
いて、それぞれ記載した方法で試験を行い、その結果を
表1に示した。
【0060】1)受像シート裏面の離型性(受像シート
裏面への異常転写の試験) 前記の熱転写シートの転写インキ塗布面と実施例1〜1
6および比較例1〜4の各熱転写受像シートの染料非受
容層面(裏面)とを対向させて重ね合わせ、熱転写シー
トの背面(耐熱処理を施した面)側からサーマルヘッド
により、印加電圧11V、印加パルス幅16msec./line
から1msec. 毎に順次減少させるステップパターン、副
走査方向6line/mm (33.3 msec/line)の条件で画像記
録を行って、シアン画像を形成し、この時の熱転写シー
トと受像シート裏面との離型性を観察した。 評価記号 ○:容易に離型 ×:離型性不良(融着などによる転写シートインキ層の
とられ、または、受像シート裏面層のとられ等発生)
【0061】2)受像シート裏面の耐汚染性 前記の熱転写シートの転写インキ塗布面と実施例1〜1
6および比較例1〜4の各熱転写受像シートの染料受容
層面とを対向させて重ね合わせ、熱転写シートの背面
(耐熱処理を施した面)側からサーマルヘッドにより、
印加電圧11V、印加パルス幅16msec./lineから1ms
ec. 毎に順次減少させるステップパターン、副走査方向
6line/mm (33.3 msec/line)の条件で画像記録を行っ
て、シアン画像を各受像シートの染料受容層面に形成し
た。次に、このシアン画像を記録した実施例1〜16お
よび比較例1〜4の各試料を、試料別に10枚単位でそ
れぞれ画像記録面と染料非受容層面(裏面)とが対向す
るように積み重ねて、その上下を表面の平滑なアルミ板
で挟み、上から20g・f/cm2 の荷重を掛けて、5
0℃の恒温槽で7日間放置した後に、各試料の裏面への
染料の移行状況を目視にて評価した。 評価記号 A:染料の移行が殆ど認められない。 B:染料の移行があるが、ステップパターンは、明瞭に
認められない。 C:染料の移行があり、ステップパターンが、明瞭に認
められる。
【0062】3)受像シート印画面のムラ(裏面成分の
受容層への影響) 実施例1〜16および比較例1〜4の各試料を、試料別
に10枚単位でそれぞれ画像記録面と染料非受容層面
(裏面)とが対向するように積み重ねて、その上下を表
面の平滑なアルミ板で挟み、上から20g・f/cm2
の荷重を掛けて、60℃の恒温槽で7日間放置した後
に、各試料の受容層面にシアン画像を前項と同じ条件で
記録し、記録画像のムラの有無とその程度を目視にて評
価した。 評価記号 ○:ムラは外観上殆ど認められない。 △:ムラはあるが明瞭に認められない。 ×:はっきりとしたムラが認められる。 (以下余白)
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】本発明の熱転写受像シートは、以上詳細
に説明したように、受像シート裏面の染料非受容層に離
型剤を含有するため、離型性に優れ、受像シートの裏面
を受像面と誤ってプリンターに給紙し、熱転写しても、
転写シートと受像シート裏面が熱融着したり、スティッ
キングすることもなく排紙される。また染料の受理性も
ないため、画像を記録した受像シートを重ね合わせて保
存しても裏面が染料で汚染されることがないという使用
適性に優れた熱転写受像シートを提供できる効果を奏す
る。
【0065】そして、染料非受容層に用いる離型剤が、
受容層に含有される離型剤と同じものである場合には、
仮に離型剤の一部が受容層に移行したとしても受容層の
染料受理性が損なわれるようなことがない。また、染料
非受容層に含有される離型剤が、受容層等他に移行しな
いタイプの離型剤である場合には、前記の離型効果が安
定し、同時に受容層の染料受理性やプリンターでの自動
給排紙等、搬送性に悪影響を及ぼすこともなくなる。こ
のような離型剤として、具体的には、アミノ変性シリコ
ーンとエポキシ変性シリコーン、および、両者の反応硬
化物や付加重合型シリコーンとその反応硬化物などがあ
り、これらの使用により上記の効果が有効に得られる。
【0066】更に、染料非受容層が、少なくとも一種類
以上の熱可塑性樹脂及び/又は有機、無機の充填剤を含
有することにより、裏面の滑り性が適度にコントロール
され、プリンターでの自動給排紙等、搬送性が向上し安
定化すると共に、染料非受容層の表面が微細な凹凸状に
形成されるため、印画済みの受像シートを重ね合わせて
保存しても受像面と裏面が密着せず、裏面の昇華性染料
による汚染防止の効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の熱転写受像シートの一実施例
を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 基材シート 2 染料受容層 3 染料非受容層(裏面層)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの一方の面に染料受容層を設
    け、もう一方の面に染料非受容層を設けてなる熱転写受
    像シートにおいて、前記染料非受容層が、少なくとも一
    種類以上の離型剤を含有し、該離型剤が、染料受容層に
    含有される離型剤と同じ離型剤であることを特徴とする
    熱転写受像シート。
  2. 【請求項2】 基材シートの一方の面に染料受容層を設
    け、もう一方の面に染料非受容層を設けてなる熱転写受
    像シートにおいて、前記染料非受容層が、少なくとも一
    種類以上の離型剤を含有し、該離型剤が、染料受容層に
    移行しない離型剤であることを特徴とする熱転写受像シ
    ート。
  3. 【請求項3】 基材シートの一方の面に染料受容層を設
    け、もう一方の面に染料非受容層を設けてなる熱転写受
    像シートにおいて、前記染料非受容層が、少なくとも一
    種類以上の離型剤を含有し、該離型剤が、反応性シリコ
    ーンオイルとその反応硬化物を含有することを特徴とす
    る熱転写受像シート。
  4. 【請求項4】 基材シートの一方の面に染料受容層を設
    け、もう一方の面に染料非受容層を設けてなる熱転写受
    像シートにおいて、前記染料非受容層が、少なくとも一
    種類以上の離型剤を含有し、該離型剤が、少なくともワ
    ックスを含有することを特徴とする熱転写受像シート。
  5. 【請求項5】 前記染料非受容層が、少なくとも一種類
    以上の熱可塑性樹脂を含有することを特徴とする請求項
    1、2、3、4記載の熱転写受像シート。
  6. 【請求項6】 前記染料非受容層が、有機及び/又は無
    機の充填剤を含有することを特徴とする請求項5記載の
    熱転写受像シート。
  7. 【請求項7】 前記離型剤が、アミノ変性シリコーンと
    エポキシ変性シリコーン、および、両者の反応硬化物で
    あることを特徴とする請求項1、2、3、5、6記載の
    熱転写受像シート。
  8. 【請求項8】 前記離型剤が、付加重合型シリコーンと
    その反応硬化物であることを特徴とする請求項1、2、
    3、5、6記載の熱転写受像シート。
  9. 【請求項9】 前記離型剤が、活性水素を有するシリコ
    ーンと、イソシアネート化合物又はキレート化合物の反
    応硬化物を含有することを特徴とする請求項1、2、
    3、5、6に記載の熱転写受像シート。
JP6012073A 1993-09-24 1994-01-10 熱転写受像シート Pending JPH07205557A (ja)

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DE1994635003 DE69435003T2 (de) 1993-09-24 1994-09-23 Thermisches Bildempfangsübertragungsblatt
DE1994631931 DE69431931T2 (de) 1993-09-24 1994-09-23 Thermotransfer-Bildempfangsblatt
DE1994620100 DE69420100T2 (de) 1993-09-24 1994-09-23 Wärmeübertragungsbild aufnehmendes Blatt
EP20020003278 EP1225058B1 (en) 1993-09-24 1994-09-23 Thermal transfer image-receiving sheet
EP94115018A EP0648614B1 (en) 1993-09-24 1994-09-23 Thermal transfer image-receiving sheet
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