JP2009083298A - 熱転写受像シート - Google Patents

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伸二 米谷
Shinichi Yunoki
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Abstract

【課題】低コストで、搬送性や糊接着性に優れた熱転写受像シートを提供する。
【解決手段】基材シートの一方の面に染料受容層を備えており、上記基材シートの染料受容層と反対側の面に、ガラス転移温度が50〜90℃であるスチレンブタジエンゴム〔SBR〕と、ポリエチレン〔PE〕ワックスと、アニオン系ポリスチレン樹脂とを含有する裏面層を備えていることを特徴とする熱転写受像シート。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写受像シートに関する。
熱転写を利用した画像の形成方法として、記録材としての熱拡散型染料(昇華型染料)をプラスチックフィルム等の基材シート上に担持させた熱転写シートと、紙やプラスチックフィルム等の別の基材シート上に該染料受容層を設けた熱転写受像シートとを互いに重ね合わせてフルカラー画像を形成する熱拡散型転写方式(昇華型熱転写方式)が知られている。
熱拡散型転写方式における画像形成は、インクジェットプリンタ等の記録装置を用いて行われる。このような記録装置として、例えば、記録用紙に画像を記録する記録部と、該記録部に該記録用紙を送る紙送りローラとを備えた装置が挙げられる。
このような紙送りローラを備えた装置を用いた画像形成では、記録用紙と記録装置内部との接触により、該記録用紙に搬送方向と逆方向にバックテンションがかかるため、搬送ムラが生じることがある。このような搬送ムラは、スリップ、重ね送り、給紙不良等を引き起こし、その結果、記録用紙の紙送り量やインクの付着位置にズレが生じ、画像に乱れが生じてしまう。
搬送性に優れた熱転写受像シートとして、例えば、
(1)特定の反応性水酸基を有する熱可塑性樹脂とキレート化合物との反応物を主成分とする組成物で構成された染料非受容層(裏面層ともいう)を設けたシート(例えば、特許文献1)、
(2)ポリウレタン、スチレンブタジエンゴム、ポリイソプレン及びポリブタジエンよりなる群から選択される1種の樹脂と、アルミナ等の無機粒子及び該無機粒子の結着剤を含有する裏面層を設けたシート(例えば、特許文献2)
が提案されている。
ところで、昇華型熱転写方式による画像形成は、近年、デジタルカメラ等のデジタルデータからカラー画像を作成する用途に用いられており、その需要は年々高まっている。このことから、熱転写受像シートとして、該用途に適した特徴、例えば、銀塩カラーペーパーと同等の高い表面光沢とコシとを有すること、糊接着性が良いこと、価格が低いことが求められている。更に、該用途では、特に高速でプリントできるよう、耐熱性が良く、感度に優れた熱転写受像シートが求められている。
価格が低く染料受容層側の光沢性を損なわない熱転写受像シートとして、特定の弾性率を示す裏面樹脂シートと、無機化合物又は有機化合物からなる微粒子とバインダー樹脂とを含有するバックコート層を有する熱転写受像シート(例えば、特許文献3)が提案されている。しかしながら、この熱転写受像シートは、搬送性が充分でなかった。
特開平7−89246号公報 特開2007−107141号公報 特開2000−185476号公報
本発明の目的は、上記現状に鑑み、低コストで、搬送性、糊接着性や帯電防止性に優れた熱転写受像シートを提供することにある。
本発明は、基材シートの一方の面に染料受容層を備えており、上記基材シートの染料受容層と反対側の面に、ガラス転移温度が50〜90℃であるスチレンブタジエンゴム〔SBR〕と、ポリエチレン〔PE〕ワックスと、アニオン系ポリスチレン樹脂とを含有する裏面層を備えていることを特徴とする熱転写受像シートである。
上記PEワックスは、SBR100質量部あたり50〜400質量部であることが好ましい。
上記アニオン系ポリスチレン樹脂は、SBR100質量部あたり10〜200質量部であることが好ましい。
上記熱転写受像シートは、好ましくは接着性樹脂を含有する中間層を基材シートと裏面層との間に備えている。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明は、熱転写受像シートの裏面層について、(a)スチレンブタジエンゴム〔SBR〕をバインダー樹脂として使用すると、搬送性ムラを防止できることに加え、糊接着性をも向上することができることを見いだし、更に、(b)ポリエチレン〔PE〕ワックスを含有させると、離型性が向上し、熱転写受像シート同士の摩擦を低減できること、(c)アニオン系ポリスチレン樹脂を含有させると、搬送性低下の原因と考えられる帯電を防止できる点に着目したことにより完成したものである。
本発明の熱転写受像シートは、上述のように優れた効果を奏するSBR、PEワックス及びアニオン系ポリスチレン樹脂を裏面層において併用することにより、相乗的な効果として搬送性及び糊接着性を向上させた点に特徴がある。更に、これらの構成成分は、低コストで得ることができる。このことより、上記熱転写受像シートは、高速印刷にも適しており、デジタルデータからの画像形成に適している。
本発明の熱転写受像シートの一例を、模式的断面構成図として図1に示す。
図1に示すように、基材シート(1)は、その一方の面に染料受容層(2)が積層されており、染料受容層(2)と反対側の面に、基材シート(1)側から順に中間層(3)と裏面層(4)とが積層されている。なお、中間層(3)は、必要に応じて積層させるものである。
以下、本発明の熱転写受像シートを各層ごとに詳述する。
(基材シート)
本発明における基材シートは、一般に、紙類又はプラスチックフィルムから構成される。
上記紙類は、紙単体であってもよいし、加工紙であってもよく、例えば、上質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、板紙、樹脂エマルジョンや合成ゴムラテックス等の含浸紙、合成樹脂内添紙が挙げられる。上記紙類は、各種プラスチックフィルムのラミネート紙であってもよいし、ポリスチレン系合成紙やポリオレフィン系合成紙等の合成紙であってもよい。
上記プラスチックフィルムとしては、ポリオレフィン系樹脂フィルム、硬質ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエステル系樹脂フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリメタクリレートフィルム等が挙げられる。
上記プラスチックフィルムは、透明なフィルムであってもよいし、白色顔料や充填剤等を加えて成膜した白色不透明フィルムや、発泡フィルムであってもよい。
上記プラスチックフィルムは、単独で使用してもよいし、上述のように紙類や互いに異なるプラスチックフィルムと組み合わせた積層体として使用してもよい。
上記基材シートは、染料受容層や裏面層を形成する際、必要に応じてコロナ放電処理、プライマー層や中間層を該基材シート上に設けることができる。
基材シートの厚さは、一般に10μm〜400μmであり、好ましくは100μm〜300μmである。上記厚みが10μm未満であると、コシが不充分となることがあり、400μmを超えると紙詰まりの原因となることがある。
(染料受容層)
本発明において、染料受容層は、バインダー樹脂を主な構成成分とするものである。
上記染料受容層におけるバインダー樹脂としては、従来公知の熱転写受像シートに使用されている公知のものであれば特に限定されず、例えば、以下の合成樹脂を使用することができる。
(イ) エステル結合を有する樹脂
ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂等。
(ロ) ウレタン結合を有する樹脂
ポリウレタン樹脂等。
(ハ) アミド結合を有する樹脂
ポリアミド樹脂等。
(二) 尿素結合を有する樹脂
尿素樹脂等。
(ホ) その他極性の高い結合を有する樹脂
ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニル等。
上記合成樹脂は、共重合体であってもよく、2種以上併用することもできる。
上記染料受容層は、転写の際に重ね合わせる熱転写シートとの離型性を確保する点で、上述のバインダー樹脂に加え、離型剤を含有させることが好ましい。
上記離型剤としては特に限定されず、例えば、シリコーンオイル、リン酸エステル系化合物、フッ素系化合物等公知のものが挙げられるが、特に、シリコーンオイルが好ましい。
上記シリコーンオイルとしては、エポキシ変性シリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、フェニル変性シリコーンオイル、エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンオイル、ビニル変性シリコーンオイル、ハイドロジェン変性シリコーンオイル等の変性シリコーンオイルが好ましい。
上記離型剤は、上述のバインダー樹脂100質量部に対して、0.5〜30質量部の範囲内となるように添加されることが好ましい。0.5質量部より少ない場合、離型効果が不充分となり、30質量部を超えると、染料受容性が低下し、印画濃度が不充分となることがある。
上記染料受容層は、本発明の効果を損なわない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、フィラー、顔料、帯電防止剤、可塑剤、熱溶融性物質等、公知の添加剤を適宜配合してなるものであってもよい。
上記染料受容層を形成する方法としては、上述のバインダー樹脂、必要に応じ離型剤や添加剤を溶剤に添加し、混練することにより染料受容層塗工液を製造する工程と、該染料受容層塗工液を上述の基材シートの上に塗布し、乾燥する工程とを含む方法が挙げられる。
上記染料受容層塗工液は、固形分濃度が、一般に5質量%以上である。該固形分濃度の上限は、高濃度になりすぎると保存安定性が低下し、粘度が上昇する場合があるので、一般に50質量%以下である。
上記溶剤としては、従来公知のものが使用でき、例えば、エタノール、プロパノール等のアルコール類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類;トルエン、キシレン、クロルベンゼン等の芳香族類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;クロロホルム、トリクロルエチレン等の塩素系溶剤;ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等の含窒素系溶剤;ジメチルスルホキシド;メチルエチルケトン、トルエン、これらの混合物等の有機溶剤が挙げられる。
上記染料受容層塗工液は、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の従来公知の方法で塗布することができる。
上記染料受容層塗工液は、一般に、乾燥状態で1.5〜15.0g/m程度、好ましくは1.5〜6.0g/mである。
上記染料受容層塗工液の乾燥は、一般に50〜150℃の温度で行うことができる。
(裏面層)
本発明において、裏面層は、スチレンブタジエンゴム〔SBR〕と、ポリエチレン〔PE〕ワックスと、アニオン系ポリスチレン樹脂とを含有する。
上記SBRは、搬送ムラを防止する点で、スチレンに由来する共重合単位の比率が80〜95%、ブタジエンに由来する共重合単位の比率が5〜20%であることが好ましい。なお、上記共重合単位の比率は質量部を表す。
上記SBRは、数平均分子量(Mn)が5000〜10万であることが好ましい。
なお、本明細書において、各樹脂の数平均分子量とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー〔GPC〕により測定した値である。
上記SBRは、ガラス転移温度(Tg)が50〜90℃である。該ガラス転移温度が上述の範囲であると、耐熱性が良く、シート外観が黄色くならない。
なお、上記ガラス転移温度は、セイコー電子工業(株)社製「DSC220」を用いて、昇温速度5℃/min、−120℃〜150℃の範囲で測定したデータから求めた。
上記PEワックスは、離型性を向上させ、各シート間の摩擦を低減させる点で、滑り性が良いものが好ましい。
上記PEワックスは、平均粒径が一般に2〜10μm、好ましくは5〜10μmである。なお、本明細書において、上記平均粒径は、コールター・カウンター法により測定した値である。
上記PEワックスは、低分子量のものが好ましい。
上記PEワックスは、硬度が一般に0〜3.0、好ましくは0〜1.0である。なお、上記硬度はJIS K 2207で規定される針入度法硬度である。
上記PEワックスは、軟化点が一般に100〜150℃、好ましくは125〜140℃である。
このようなPEワックスとして、例えば、ケミパールW100、ケミパールW310、ケミパールW308(いずれも、製品名、三井化学(株)製)等の市販品を用いてもよい。
上記PEワックスは、SBR100質量部あたり50〜400質量部であることが好ましい。
上記PEワックスは、SBR100質量部あたり50質量部未満であると、裏面層の離型性が不充分となったり搬送性に欠くことがあり、400質量部を超えると、糊接着性が劣ることがある。
上記PEワックスは、SBR100質量部あたり、より好ましい下限が100質量部であり、より好ましい上限が300質量部である。上記PEワックスの含有量がより好ましい範囲内にあると、間違って裏面側に転写された場合でも熱転写シートが融着しないシートを得ることができる。
上記アニオン系ポリスチレン樹脂は、帯電防止の役割を果たすものであり、一般に、アニオン性の官能基を有している。
上記アニオン系ポリスチレン樹脂としては、例えば、スルホン酸基含有スチレン樹脂等が挙げられる。
上記アニオン系ポリスチレン樹脂は、1種のみ用いてもよいし、2種以上用いてもよい。
上記アニオン系ポリスチレン樹脂は、数平均分子量が好ましくは5000〜5万である。
上記数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー〔GPC〕により測定した値である。
上記アニオン系ポリスチレン樹脂は、SBR100質量部あたり10〜200質量部であることが好ましい。
上記アニオン系ポリスチレン樹脂が、SBR100質量部あたり10質量部未満であると、帯電防止性に優れたシートが得られないことがあり、200質量部を超えると、搬送性を阻害することがある。
上記アニオン系ポリスチレン樹脂は、SBR100質量部あたり、より好ましい下限が50質量部であり、より好ましい上限が100質量部である。
上記裏面層に、本発明の特徴を損なわない範囲であれば、更に、二酸化珪素や金属酸化物等の無機フィラー;アクリル系フィラー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー等の有機フィラー;シリコーンオイル、リン酸エステル系化合物、フッ素系化合物等の上述の染料受容層に関し説明した離型剤等、従来公知の添加剤を添加してもよい。
上記裏面層を成形する方法としては、特に限定されないが、例えば、上述のSBR、PEワックス及びアニオン系ポリスチレン樹脂を含有する塗工液を調製する工程と、基材シート又は後述の中間層の面上に該塗工液を塗工する工程からなる方法が挙げられる。
上記裏面層の塗工液は、従来公知の方法で調製することができ、また、上述の染料受容層塗工液と同様の方法で調製することができる。
上記裏面層のコーティング方式は、特に限定されず、グラビアコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ナイフコート法、スプレーコート法等、公知のコーティング方式の中から自由に選定できる。
上記塗工液の塗布量は、乾燥状態で一般に0.2〜10.0g/m、好ましくは0.2〜1.0g/mである。
(中間層)
上記熱転写受像シートは、好ましくは接着性樹脂を含有する中間層を基材シートと裏面層との間に備えている。
本発明の熱転写受像シートは、上記中間層を設けることにより、例えば、断熱性、クッション性、層間接着性、帯電防止性等に優れたものとすることができる。
上記中間層を形成する樹脂としては、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリオレフィン系樹脂、セルロース系樹脂等、従来公知のものが挙げられる。上記樹脂が、多孔質ポリプロピレン、多孔質ポリエチレンテレフタレート等の多孔質樹脂である場合、クッション性や耐熱性を向上させることができる。
本発明において、上記中間層を形成する樹脂は、ポリウレタン樹脂であることが好ましい。
上記中間層に、導電性無機フィラー、有機性導電剤の導電性物質を添加すると、帯電防止性を向上させることができる。
上記中間層は、更に、層間接着性の点で、キシリレンジイソシアネート〔XDI〕等のポリイソシアネート化合物を含有することが好ましい。
上記中間層の形成は、使用する樹脂の種類に応じて、従来公知の方法により行うことができる。
上記中間層を塗工液から形成する場合、該塗工液の塗布量は、乾燥状態で一般に0.2〜2.0g/m、好ましくは0.8〜1.2g/mである。
(その他)
本発明の熱転写受像シートは、上述の各層に加え、プライマー層、帯電防止層等のその他の層を本発明の特徴を損なわない範囲で積層していてもよい。
例えば、基材シートと染料受容層との間や、裏面層と中間層との間等、上述の各層の間にプライマー層を積層させると、層間接着性が向上する結果、感度を向上させることができる。上記帯電防止層は、染料受容層面もしくは裏面、または両面の最表面に設けることができる。
これらのその他の層について、組成や調製法としては特に限定されず、従来公知のものであればよい。
(画像形成)
本発明の熱転写受像シートは、熱移行性染料とバインダーとを含有する熱転写シートとを重ね、上記熱移行性染料を熱移行させることにより画像を形成することができる。
上記熱転写シートは、上述の染料層を基材シート上に設けたものであり、従来公知のものを用いることができる。
上記熱転写シートは、必要に応じ、耐熱滑性層を設けたものであってもよい。
上記染料層における熱移行性染料は、従来公知のものであれば特に限定されず、例えば、ジアリールメタン系色素;トリアリールメタン系色素;チアゾール系色素;メロシアニン系色素;ピラゾロンメチン等のメチン系色素;インドアニリン系色素;アセトフェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチン等のアゾメチン系色素;キサンテン系色素;オキサジン系色素;ジシアノスチレン、トリシアノスチレン等のシアノメチレン系色素;チアジン系色素;アジン系色素;アクリジン系色素;ベンゼンアゾ系色素;ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジズアゾ等のアゾ系色素;スピロピラン系色素;インドリノスピロピラン系色素;フルオラン系色素;ローダミンラクタム系色素;ナフトキノン系色素;アントラキノン系色素;キノフタロン系色素等が挙げられる。
上記染料層におけるバインダーとしては、特に限定されず、従来公知の樹脂バインダーを使用することができる。
上記樹脂バインダーとしては、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂;ポリエステル系樹脂;フェノキシ樹脂;等が好ましい。
上記染料層は、イエロー、マゼンタ、シアンの何れか1色又は2色の染料の層のみであってもよいし、各色の層を全て備えたものであってもよいし、必要に応じブラックの層を追加したものであってもよい。
上記熱転写シートにおける基材シートとしては、特に限定されず、例えば、ポリエステルフィルム等の樹脂フィルムが挙げられる。
上記画像形成は、上記範囲内の温度下で行うものであれば、特に限定されず、公知の熱拡散型転写方式(昇華型熱転写方式)にて行うことができる。
上記画像形成は、上述の本発明の熱転写受像シートを被転写体とするものなので、最高到達濃度が高い画像を形成できることに加え、濃度ムラ等の欠陥がない印画物を得ることができる。
本発明の熱転写受像シートは、上記構成よりなるので、低コストで、耐熱性、搬送性や糊接着性に優れており、高速で印画しても印刷トラブルが生じにくい。
以下に実施例及び比較例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例及び比較例のみに限定されるものではない。
なお、文中、部又は%とあるのは特に断りのない限り、質量基準である。
実施例1
基材シートとして、厚さ150μmの合成紙
ユポFPG#150(王子油化合成紙製)を用い、その一方の面に下記組成の染料受容層用塗布液をワイヤーバーコーティング方式で塗布量5.0g/m(固形分)となるように塗布し、110℃の温度下で乾燥した。更に、もう一方の面に下記組成の裏面層用塗布液(1)をワイヤーバーコーティング方式で塗布量0.2g/m(固形分)となるように塗布、100℃の温度下で乾燥して実施例1の熱転写受像シートを得た。
(染料受容層用塗布液の組成)
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂〔ソルバインC、日信化学工業(株)製〕 100部
エポキシ変性シリコーンオイル〔X−22−3000T 信越化学工業(株)製〕 1部
主鎖両末端アルコール変性シリコーンオイル〔X−22−160AS 信越化学工業(株)製〕 0.1部
主鎖片末端アルコール変性シリコーンオイル〔X−22−176DX 信越化学工業(株)製〕 0.1部
XDIヴュレット体〔タケネートA−14 三井化学ポリウレタン(株)製〕 0.5部
溶剤(メチルエチルケトン/トルエン 質量比1:1) 17部
(裏面層用塗布液(1)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔V1004 日本ゼオン(株)製、Tg:85℃、スチレン共重合比率80%、ブタジエン共重合比率20%〕 100部
ポリエチレンワックス〔ケミパールW308 三井化学(株)製、硬度:1.0、軟化点:132℃〕 300部
アニオン系ポリスチレン樹脂〔ケミスタット6120 三洋化成(株)製〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
実施例2、3
裏面層用塗布液を、塗布量が0.5g/m(固形分、実施例2)及び1.0g/m(固形分、実施例3)となるようにそれぞれ塗布した以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
実施例4
下記組成の裏面層用塗布液(2)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(2)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔V1004 日本ゼオン(株)製、Tg:85℃、スチレン共重合比率80%、ブタジエン共重合比率20%〕 100部
ポリエチレンワックス〔ケミパールW308 三井化学(株)製、硬度:1.0、軟化点:132℃〕 100部
アニオン系ポリスチレン樹脂〔ケミスタット6120 三洋化成(株)製〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
実施例5
下記組成の裏面層用塗布液(3)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(3)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔V1004 日本ゼオン(株)製、Tg:85℃、スチレン共重合比率80%、ブタジエン共重合比率20%〕 100部
ポリエチレンワックス〔ケミパールW308 三井化学(株)製、硬度:1.0、軟化点:132℃〕 300部
アニオン系ポリスチレン樹脂〔ケミスタット6120 三洋化成(株)製〕 1000部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
実施例6
下記組成の裏面層用塗布液(4)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(4)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔V1004 日本ゼオン(株)製、Tg:85℃、スチレン共重合比率80%、ブタジエン共重合比率20%〕 100部
ポリエチレンワックス〔ケミパールW308 三井化学(株)製、硬度:1.0、軟化点:132℃〕 1000部
アニオン系ポリスチレン樹脂〔ケミスタット6120 三洋化成(株)製〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
実施例7
下記組成の裏面層用塗布液(5)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(5)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔LX416 日本ゼオン(株)製、Tg:50℃、スチレン共重合比率86%、ブタジエン共重合比率14%〕 100部
ポリエチレンワックス〔ケミパールW308 三井化学(株)製、硬度:1.0、軟化点:132℃〕 300部
アニオン系ポリスチレン樹脂〔ケミスタット6120 三洋化成(株)製〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
比較例1
下記組成の裏面層用塗布液(6)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(6)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔V1004 日本ゼオン(株)製、Tg:85℃、スチレン共重合比率80%、ブタジエン共重合比率20%〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
比較例2
下記組成の裏面層用塗布液(7)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(7)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔V1004 日本ゼオン(株)製、Tg:85℃、スチレン共重合比率80%、ブタジエン共重合比率20%〕 100部
アニオン系ポリスチレン樹脂〔ケミスタット6120 三洋化成(株)製〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
比較例3
下記組成の裏面層用塗布液(8)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(8)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔V1004 日本ゼオン(株)製、Tg:85℃、スチレン共重合比率80%、ブタジエン共重合比率20%〕 100部
ポリエチレンワックス〔ケミパールW308 三井化学(株)製、硬度:1.0、軟化点:132℃〕 300部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
比較例4
下記組成の裏面層用塗布液(9)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(9)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔LX407F8B 日本ゼオン(株)製、Tg:4℃、スチレン共重合比率91%、ブタジエン共重合比率9%〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
比較例5
下記組成の裏面層用塗布液(10)を用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(10)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔LX407F8B 日本ゼオン(株)製、Tg:4℃、スチレン共重合比率91%、ブタジエン共重合比率9%〕 100部
ポリエチレンワックス〔ケミパールW308 三井化学(株)製、硬度:1.0、軟化点:132℃〕 300部
アニオン系ポリスチレン樹脂〔ケミスタット6120 三洋化成(株)製〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
比較例6、7
裏面層用塗布液を、塗布量が0.5g/m(固形分、比較例6)及び1.0g/m(固形分、比較例7)となるようにそれぞれ塗布した以外は、比較例5と同様にして熱転写受像シートを得た。
比較例8
下記組成の裏面層用塗布液(11)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(11)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔LX407F8B 日本ゼオン(株)製、Tg:4℃、スチレン共重合比率91%、ブタジエン共重合比率9%〕 100部
ポリエチレンワックス〔ケミパールW308 三井化学(株)製、硬度:1.0、軟化点:132℃〕 100部
アニオン系ポリスチレン樹脂〔ケミスタット6120 三洋化成(株)製〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
比較例9
下記組成の裏面層用塗布液(12)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(12)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔LX407F8B 日本ゼオン(株)製、Tg:4℃、スチレン共重合比率91%、ブタジエン共重合比率9%〕 100部
ポリエチレンワックス〔ケミパールW308 三井化学(株)製、硬度:1.0、軟化点:132℃〕 300部
アニオン系ポリスチレン樹脂〔ケミスタット6120 三洋化成(株)製〕 1000部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
比較例10
下記組成の裏面層用塗布液(13)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(13)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔LX407F8B 日本ゼオン(株)製、Tg:4℃、スチレン共重合比率91%、ブタジエン共重合比率9%〕 100部
ポリエチレンワックス〔ケミパールW308 三井化学(株)製、硬度:1.0、軟化点:132℃〕 1000部
アニオン系ポリスチレン樹脂〔ケミスタット6120 三洋化成(株)製〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
比較例11
下記組成の裏面層用塗布液(14)を用い、塗布量を1.0g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(14)の組成)
スチレンブタジエンゴム〔SBR〕〔LX407F47 日本ゼオン(株)製、Tg:0℃、スチレン共重合比率94%、ブタジエン共重合比率6%〕 100部
溶剤(イソプロピルアルコール/水 質量比1:1) 20%wtとなる質量部
比較例12
下記組成の裏面層用塗布液(15)を用い、塗布量を0.7g/m(固形分)とした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
(裏面層用塗布液(15)の組成)
ポリビニルブチラール〔PVB〕〔#3000−1 電気化学工業(株)製〕 100部
ナイロン12フィラー〔MW−330 神東塗料(株)製〕 20部
キレート剤〔オルガチックスTC−100 マツモトファインケミカル(株)製〕10部
触媒硬化型シリコーン〔X−62−1212 信越化学工業(株)製〕 1部
白金触媒〔PL−50T 信越化学工業(株)製〕 0.6部
溶剤(酢酸エチル/イソプロピルアルコール 質量比1:1) 50部
(評価)
実施例及び比較例で得られた熱転写受像シートについて、以下の評価を行った。各評価の結果を表1に示す。
1.摩擦性
熱転写受像シートの裏面層と染料受容層とを重ね合わせ、A6サイズに20kg荷重をかけて60℃100時間保存した後、HEIDON SURFACE PROPERTY TESTER TYPE:14DRにて、引張速度500mm/分、荷重1.5kgの条件で摩擦係数を測定した。評価基準は、以下のとおり。
○:摩擦係数0.2未満。
△:摩擦係数0.2〜0.3。
×:摩擦係数0.3以上。
2.剥離性
熱転写受像シートの裏面層にテストプリンターにて熱転写シートのイエロー、マゼンタ、シアンを順次ベタ印画し、熱転写シートに接した状態の熱転写受像シートをHEIDON SURFACE PROPERTY TESTER
TYPE:14DRにて、引張速度200mm/分の条件で剥離させ、熱転写シートの熱転写受像シートの裏面層に対する剥離性を評価した。評価基準は、以下のとおり。
○:熱融着が全くなく、剥離も軽い。
△:熱融着は殆どないが、剥離が重い。
×:熱融着を起こし、裏面層と熱転写シートとが剥がれない部分がある。
3.糊接着性
熱転写受像シートの裏面層に、液状のり(アラビックヤマト ヤマト(株)製)、スティックのり(PIT (株)トンボ鉛筆)及び澱粉のり(フエキ糊 不易糊工業(株))を塗り、コピー用紙に貼り付け、24時間以上乾燥した後、該コピー用紙から剥がして紙剥けの有無を確認した。評価基準は、以下のとおり。
○:容易に剥がれず、紙剥けする。
△:容易に剥がれないが、紙剥けはない。
×:容易に剥がれる。
4.熱転写受像シート裏面の離型性
熱転写受像シートを40℃、90%環境下に2週間保存後、同環境下でCanon SELPHY CP710にて黒ベタ印画を行い、排出されるかを確認した。評価基準は、以下のとおり。
○:排出され、印画面に不良部がない。
△:排出されるが、印画面に不良部あり。
×:排出されない。
5.電気抵抗性
Hiresta IP MCP−HT250(三菱油化)を用いて、下記条件で熱転写受像シートの裏面層の電気抵抗値(Ω/□)を測定した。
PROBE TYPE:HR
SUPPLY VOLTAGE:500V
TIMER:10sec
MEASURE:AUTO RNG
6.耐光性
熱転写受像シートの裏面層に、ATLAS Ci4000 Xenon Weather−Ometer(株式会社東洋精機製作所製)を用いて耐光性試験(200kJ、400kJ)を実施後、MINOLTA DATA PROCESSOR DP−300にて色相変化を測定した。評価基準は、以下のとおり。
○:黄色味を感じない(400kJでΔab値が2.0未満)。
△:黄色味を感じる(400kJでΔab値が2.0以上2.4未満)。
×:黄色味を強く感じる(400kJでΔab値が2.4以上)。
Figure 2009083298
本発明の熱転写受像シートは、低コストで、耐熱性、搬送性や糊接着性に優れており、デジタルデータからの画像形成等の高速印刷にも好適に使用することができる。
本発明の熱転写受像シートの模式的断面構成図である。
符号の説明
1.基材シート
2.染料受容層
3.中間層
4.裏面層

Claims (4)

  1. 基材シートの一方の面に染料受容層を備えており、前記基材シートの染料受容層と反対側の面に、ガラス転移温度が50〜90℃であるスチレンブタジエンゴム〔SBR〕と、ポリエチレン〔PE〕ワックスと、アニオン系ポリスチレン樹脂とを含有する裏面層を備えていることを特徴とする熱転写受像シート。
  2. PEワックスは、SBR100質量部あたり50〜400質量部である請求項1記載の熱転写受像シート。
  3. アニオン系ポリスチレン樹脂は、SBR100質量部あたり10〜200質量部である請求項1又は2記載の熱転写受像シート。
  4. 接着性樹脂を含有する中間層を基材シートと裏面層との間に備えている請求項1、2又は3記載の熱転写受像シート。
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