JP2007124909A - 有機生姜黒糖とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】生姜本来の作用に加えて、食物繊維の摂取ができるうえ、カイアポ芋微粉末により、黒糖の甘味の中に「こく」と「とろみ」とを確保することができ、また原料全体を顆粒状と成すことで、自動給茶機にセットしても規定量の供給が可能となる有機生姜黒糖の提供を目的とする。
【解決手段】生姜粉末4と、カイアポ微粉末5と、黒糖3とが所定配合割合に混合n9されて顆粒状に形成された有機生姜黒糖6であることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】生姜粉末4と、カイアポ微粉末5と、黒糖3とが所定配合割合に混合n9されて顆粒状に形成された有機生姜黒糖6であることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、生姜湯の原料となる有機生姜黒糖とのその製造方法に関する。
一般に、生姜はジンゲロン、ショウガオール、ジンギベレンという栄養素を含み、特にショウガオール(辛味成分)の作用により、血行が促進されるので、生姜湯を飲むと身体が暖まることが知られている。
このような生姜湯の原料または、その製造方法としては特許文献1に開示されたものがある。
このような生姜湯の原料または、その製造方法としては特許文献1に開示されたものがある。
すなわち、生姜を洗浄し、ミキサー等の機械によりペースト状にし、かつ圧縮機にてエキス化し、殺菌処理した生姜エキス7.02重量%と、砂糖77.66重量%、澱粉17.32重量%を混合、攪拌し、これらをステンレストレーに均一な厚みに流し込み、熱風乾燥し、乾燥した原料を粉砕して整粒機にて20メッシュ程度にし、この乾燥後、原料57.3重量%、無水ブドウ糖32重量%、黒砂糖5.25重量%、葛粉2.96重量%、そして、これらに95%濃度に抽出されたエビガロカテキンガレードを、サイクロデキストリンで被覆した粉体を2.49重量%を加え、混合、攪拌したものである。
この特許文献1に開示された生姜湯の原料においては、生姜湯本来の解熱作用、抗炎症作用、鎮咳作用、健胃作用、血行促進作用に加えて、該生姜湯の原料に対して、酸化防止手段が施されたカテキン(エビガロカテキンガレード)を適量添加しているので、風邪等のビールスに対して殺菌効果を有する生姜湯が得られる利点がある反面、生姜をエキス化した生姜エキスを用いている関係上、食物繊維の摂取が不可能となる問題点があった。
一方、生姜と、ジャガ芋の粉末または微粉末と黒糖とを混合した生姜湯の粉末状の原料も知られているが、この原料を容器に入れて熱湯を注いで生姜湯と成した場合、充分な「こく」(深みのある味わい)と、「とろみ」が得られない問題点があった。このことは、澱粉としてジャガ芋の粉末または微粉末を用いていることに起因する。
また、生姜湯の原料を自動給茶機(コップ飲料自動販売機)にセットして使用に供する場合には、常に一定量の原料がコップ等の容器内に供給されることが要請されるが、原料に黒糖が用いられている場合には、黒糖の特性により、原料粉末それ自体の流動性が悪化して、規定量の原料供給が不可能となる問題点があった。
この発明は、生姜本来の作用に加えて、食物繊維の摂取ができるうえ、カイアポ芋微粉末により、黒糖の甘味の中に「こく」と「とろみ」とを確保することができ、また原料全体を顆粒状と成すことで、自動給茶機にセットしても規定量の供給が可能となる有機生姜黒糖の提供を目的とする。
この発明はまた、アルコールを加えて生姜粉末、カイアポ芋微粉末、黒糖を混合することにより、適切な大きさの顆粒形状に確実に造粒することができる有機生姜黒糖の製造方法の提供を目的とする。
この発明による有機生姜黒糖は、生姜粉末と、カイアポ微粉末と、黒糖とが所定配合割合に混合されて顆粒状に形成されたものである。
上記構成によれば、生姜エキスを抽出して用いるものと異なり、生姜およびカイアポ芋それ自体を粉末または微粉末と成すので、生姜本来の作用(解熱作用、抗炎症作用、鎮咳作用、健胃作用、血行促進作用)に加えて、生姜、カイアポ芋の双方から食物繊維を摂取することができる。
上記構成によれば、生姜エキスを抽出して用いるものと異なり、生姜およびカイアポ芋それ自体を粉末または微粉末と成すので、生姜本来の作用(解熱作用、抗炎症作用、鎮咳作用、健胃作用、血行促進作用)に加えて、生姜、カイアポ芋の双方から食物繊維を摂取することができる。
また、澱粉としてカイアポ芋の微粉末を用いるので、黒糖の甘味の中に「こく」と「とろみ」とを確保することができ、さらに、カイアポ芋のインスリン分泌促進作用により、血糖値を下げて、糖尿病の改善、予防に有効となり、また黒糖の成分により、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルの摂取が可能となる。
加えて、原料全体を流動性のよい顆粒状と成したので、自動給茶機にセットした場合においても規定量の供給が可能となる。
また、生姜、カイアポ芋は何れも農薬を一切用いない有機栽培によるものが使用でき、身体への悪影響を排除することができる。
また、生姜、カイアポ芋は何れも農薬を一切用いない有機栽培によるものが使用でき、身体への悪影響を排除することができる。
この発明の一実施態様においては、生姜粉末2〜5重量%と、カイアポ微粉末15〜30重量%と、残部黒糖とが混合されて顆粒状に形成されたものである。
上述の配合割合のうち、生姜粉末3重量%、カイアポ芋微粉末17重量%、黒糖80重量%が最も望ましい。
上述の配合割合のうち、生姜粉末3重量%、カイアポ芋微粉末17重量%、黒糖80重量%が最も望ましい。
上記構成によれば、生姜の効果が充分に確保でき、生姜湯とした時に過度の辛味が抑制でき、しかも充分な「こく」と「とろみ」が確保でき、そのうえ、喉越しもよくなる。
すなわち、生姜粉末の配合割合が2重量%未満の場合には、生姜の効果が得られなくなり、逆に生姜粉末の配合割合が5重量%を超過する場合には生姜湯とした時、ショーガオール(辛味成分)による辛味が過多となる。
すなわち、生姜粉末の配合割合が2重量%未満の場合には、生姜の効果が得られなくなり、逆に生姜粉末の配合割合が5重量%を超過する場合には生姜湯とした時、ショーガオール(辛味成分)による辛味が過多となる。
また、カイアポ芋微粉末の配合割合が15重量%未満の場合には、生姜湯とした場合に「こく」と「とろみ」の確保が困難となり、逆にカイアポ芋微粉末の配合割合が30重量%を超過すると、喉越しが悪化するので、配合割合を上記範囲内に設定するものである。
この発明による有機生姜黒糖の製造方法は、所定配合割合の生姜粉末と、カイアポ芋微粉末と、黒糖とを用いて、アルコールを徐々に加えながら混合する混合工程を備えたものである。
上記構成によれば、アルコールを用いて生姜粉末、カイアポ芋微粉末、黒糖を混ぜ合わせるので、黒糖が溶けることなく、適切な大きさの顆粒形状に確実に造粒することができる(つまり、アルコールを用いない限り、黒糖が水等に溶けてしまい、造粒不可能となる)。
上記構成によれば、アルコールを用いて生姜粉末、カイアポ芋微粉末、黒糖を混ぜ合わせるので、黒糖が溶けることなく、適切な大きさの顆粒形状に確実に造粒することができる(つまり、アルコールを用いない限り、黒糖が水等に溶けてしまい、造粒不可能となる)。
したがって、上記構成の有機生姜黒糖の製造方法によれば、上述の有機生姜黒糖それ自体の効果を備えると共に、確実に顆粒形状に造粒することができるものである。
この発明によれば、生姜本来の作用に加えて、食物繊維の摂取ができるうえ、カイアポ芋微粉末により、黒糖の甘味の中に「こく」と「とろみ」とを確保することができ、また原料全体を顆粒状と成すことで、自動給茶機にセットしても規定量の供給が可能となる効果がある。
黒糖の甘味の中に「こく」と「とろみ」とを確保するという目的を生姜粉末と、カイアポ芋微粉末と、黒糖とを所定配合割合に混合して顆粒状に形成するという構成に実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は有機生姜黒糖とその製造方法を示し、図1を参照して有機生姜黒糖をその製造工程順に説明する。
図面は有機生姜黒糖とその製造方法を示し、図1を参照して有機生姜黒糖をその製造工程順に説明する。
まず、農薬を一切使用しない状態で栽培つまり、有機栽培された生姜1(生姜の根茎、いわゆる根生姜を用いる)と、同じく有機栽培されたカイアポ芋2と、黒糖3(黒砂糖と同意)とを準備する。
生姜1は可食部100g当り、次のような成分を含有する。
水分96.3g、たんぱく質0.5g、脂質0.2g、炭水化物2.1g、灰分0.7g、ナトリウム5mg、カリウム310mg、カルシウム15mg、マグネシウム21mg、リン21mg、鉄0.4mg、亜鉛0.4mg、マンガン0.06mg、カロテン4μg、ビタミンE0.2mg、ビタミンB10.02mg、ビタミンB20.03mg、ナイアシン0.3mg、ビタミンB60.08mg、葉酸14μg、パントテン酸0.07mg、ビタミンC3mg、食物繊維1.6g。
水分96.3g、たんぱく質0.5g、脂質0.2g、炭水化物2.1g、灰分0.7g、ナトリウム5mg、カリウム310mg、カルシウム15mg、マグネシウム21mg、リン21mg、鉄0.4mg、亜鉛0.4mg、マンガン0.06mg、カロテン4μg、ビタミンE0.2mg、ビタミンB10.02mg、ビタミンB20.03mg、ナイアシン0.3mg、ビタミンB60.08mg、葉酸14μg、パントテン酸0.07mg、ビタミンC3mg、食物繊維1.6g。
また、黒糖3は可食部100g当り、次のような成分を含有する。
水分5.0g、たんぱく質1.7g、炭水化物89.7g、灰分3.6g、ナトリウム27mg、カリウム1100mg、カルシウム240mg、マグネシウム31mg、リン31mg、鉄4.7mg、亜鉛0.5mg、ビタミンB10.05mg、ビタミンB20.07mg、ナイアシン0.8mg、ビタミンB60.72mg、葉酸10μg、パントテン酸1.38mg。
水分5.0g、たんぱく質1.7g、炭水化物89.7g、灰分3.6g、ナトリウム27mg、カリウム1100mg、カルシウム240mg、マグネシウム31mg、リン31mg、鉄4.7mg、亜鉛0.5mg、ビタミンB10.05mg、ビタミンB20.07mg、ナイアシン0.8mg、ビタミンB60.72mg、葉酸10μg、パントテン酸1.38mg。
上述の生姜1は、工程n1で洗浄した後に、次の工程n2でスライサを用いて細切れにスライスする。次に、スライスされた生姜片に対して遠赤外線を所定時間、かつ、均一に照射して、生姜片の残りの水分量が所定重量%になるように遠赤乾燥処理を施す(工程n3参照)。
この遠赤乾燥処理により、生姜片は内部から効率よく乾燥され、生姜に含まれる栄養素を何等損なうことなく乾燥できるうえ、遠赤活性作用が得られる。
次に工程n4で、遠赤乾燥処理済みの生姜片を、粉砕機を用いて粉末状に粉砕して、生姜粉末4を得る。この生姜粉末4は生姜エキスとは異なり、根生姜それ自体を粉末と成したものである。
ここで、上述の洗浄工程n1と遠赤乾燥工程n3との間に、必要に応じて殺菌工程を設けてもよく、また、粉砕工程n4は荒粉砕と精粉砕との2段階に分けてもよい。
ここで、上述の洗浄工程n1と遠赤乾燥工程n3との間に、必要に応じて殺菌工程を設けてもよく、また、粉砕工程n4は荒粉砕と精粉砕との2段階に分けてもよい。
一方、カイアポ芋2は、工程n5で洗浄し、次に工程n6で、スライサを用いて細切れにスライスする。次にスライスされたカイアポ芋片に遠赤外線を所定時間照射し、均一に乾燥して、カイアポ芋片の水分量が所定重量%となるように遠赤乾燥処理を施す(工程n7参照)。
上述の遠赤外線により乾燥処理で、カイアポ芋片はその内部から効率よく乾燥され、カイアポ芋片が含有する栄養素を損なうことなく乾燥でき、また遠赤活性効果が得られる。
次に工程n8で、遠赤乾燥処理完了後のカイアポ芋片を、粉砕機を用いて1〜80μmの微粉末状に粉砕して、カイアポ芋微粉末5を得る。このカイアポ芋微粉末5は抽出エキスとは異なり、カイアポ芋それ自体を微粉末となしたものである。
次に混合工程n9で、生姜粉末4と、カイアポ芋微粉末5と、黒糖1とを所定の配合割合にて混合する。
この場合、生姜粉末4が2〜5重量%、カイアポ芋微粉末5が15〜30重量%、残部が黒糖3となるように設定する。望ましくは、生姜粉末4が3重量%、カイアポ芋微粉末5が17重量%、黒糖3が80重量%となるように設定する。
この場合、生姜粉末4が2〜5重量%、カイアポ芋微粉末5が15〜30重量%、残部が黒糖3となるように設定する。望ましくは、生姜粉末4が3重量%、カイアポ芋微粉末5が17重量%、黒糖3が80重量%となるように設定する。
この混合工程n9においては、上記配合割合に混合した生姜粉末4、カイアポ芋微粉末5、黒糖3をミキサーに投入し、その重量の20パーセントに相当する量のアルコールを徐々に加えながら、これら各要素4,5,3を、約2分間混合する。なお、混合の形態は団子状にする必要はなく、生姜粉末4、カイアポ芋微粉末5、黒糖3が湿った状態で混合されている程度であればよい。
ここで、上述のアルコールに代えて水を用いた場合には、黒糖が水に溶けてしまい次工程の造粒が困難となるので、上述の如く、アルコールを用いるものである。
次に、造粒工程n10で、工程n9完了後の混合物を、造粒機にて、晒しを敷設した受取り網上に押出す。この場合、造粒機にて造粒された粒の大きさは約1mm程度であるが、必ずしも均等な粒になす必要はない。
次に、乾燥工程n11で造粒物を乾燥硬化させるが、この乾燥工程n11は常温乾燥工程と、一次乾燥工程と、整粒工程と、二次乾燥工程とを有する。
上述の常温乾燥工程では、造粒物を網上に薄く、かつ均等になるように広げて、送風手段(扇風機など)により、約30分間、常温乾燥させ、混合工程n9で用いたアルコールを蒸発除去する。
また、上述の一次乾燥工程では、アルコールが除去された造粒物を乾燥機にて70℃の温度条件下により約15分間乾燥処理する。
さらに、上述の整粒工程では、一次乾燥後の造粒物を一旦、乾燥機から取出して、篩い等の整粒機を用いて約16メッシュになるよう粒を揃える。
さらに、上述の整粒工程では、一次乾燥後の造粒物を一旦、乾燥機から取出して、篩い等の整粒機を用いて約16メッシュになるよう粒を揃える。
また、上述の二次乾燥工程では、整粒された造粒物を再度、乾燥機に入れて、70℃の温度条件下にて約15分間乾燥処理して、造粒物を硬化させる。
この二次乾燥工程後に、生姜粉末4と、カイアポ芋微粉末5と、黒糖3とが上述の所定配合割合に混合され顆粒状に形成された有機生姜黒糖6を得ることができる。
この有機生姜黒糖6は生姜湯の原料となるもので、コップ等の容器に所定量の有機生姜黒糖6を投入し、熱湯を注入すると生姜湯となる。
このように、上記実施例の有機生姜黒糖6は、生姜粉末4と、カイアポ芋微粉末5と、黒糖3とが所定の配分割合に混合されて顆粒状に形成されたものであり、生姜エキスを抽出して用いるものとは異なり、生姜(根生姜)およびカイアポ芋それ自体を粉末または微粉末と成したものである。
この結果、生姜湯として服用した際に、生姜本来の作用である解熱作用、抗炎症作用、鎮咳作用、健胃作用、血行促進作用に加えて、生姜、カイアポ芋の双方から食物繊維を摂取することができる。
しかも、澱粉としてカイアポ芋の微粉末5を用いるので、黒糖3の甘味の中に「こく」と「とろみ」とを確保することができ、さらに、カイアポ芋のインスリン分泌促進作用により、血糖値を下げることが可能であるから、糖尿病の改善、予防に有効となり、また黒糖3の成分により、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルの摂取が可能となる。
さらに、生姜湯の原料としての有機生姜黒糖6つまり原料全体を硬い流動性のよい顆粒状と成したので、自動給茶機にセットして使用する際にあっても、常に規定量の安定した供給が可能となる。
また、生姜1、カイアポ芋2は双方共に、農薬を一切用いない有機栽培によるものを用いるので、身体への悪影響を排除することがきる。
また、生姜1、カイアポ芋2は双方共に、農薬を一切用いない有機栽培によるものを用いるので、身体への悪影響を排除することがきる。
さらに、生姜粉末2〜5重量%と、カイアポ芋微粉末15〜30重量%と、残部黒糖とを混合して顆粒状に形成すると、生姜の効果が充分に確保でき、生姜湯として服用した際に、過度の辛味が抑制でき、しかも、充分な「こく」と「とろみ」が確保でき、そのうえ、喉越しもよくなる。
すなわち、生姜粉末4の配合割合が2重量%未満の場合には、生姜の効果が得られなくなり、逆に、生姜粉末4の配合割合が5重量%を超過する場合には、生姜湯として飲用する際、ショーガオール(辛味成分)による辛味が過多となる。
また、カイアポ芋微粉末5の配合割合が15重量%未満の場合には、生姜湯と成した際の「こく」と「とろみ」の確保が困難となり、逆に、カイアポ芋微粉末5の配合割合が30重量%を超過した場合には、飲用時の喉越しが悪化する。したがって、配合割合を上記範囲内とするものである。
実施例で開示したように、生姜粉末4と、カイアポ芋微粉末5と、黒糖3とを、3:17:80の配合割合に設定すると、生姜の効果、辛味の抑制、「こく」と「とろみ」の確保、喉越しが最適の状態となる。
さらに、上記実施例の有機生姜黒糖の製造方法は、所定配合割合の生姜粉末4と、カイアポ芋微粉末5と、黒糖3とを用いて、アルコールを徐々に加えながら、これら各要素4,5,3を混合する混合工程n9を備えたものである。
このように、アルコールを用いて生姜粉末4、カイアポ芋微粉末5、黒糖3を混合するので、黒糖3が溶けることなく、適切な大きさの顆粒形状に確実に造粒することができる。因に、アルコール以外に水などを用いて混合すると、黒糖が水等に溶けてしまい、造粒不可能となる。
したがって、上記実施例の有機生姜黒糖の製造方法によれば、上述の有機生姜黒糖それ自体の効果に加えて、確実に顆粒形状に造粒することができ、特に、自動給茶機(コップ飲料自動販売機)にセットして使用する場合に有効となる。
なお、上記実施例においては生姜粉末を用いたが、生姜に関しては微粉末を用いてもよい。
3…黒糖
4…生姜粉末
5…カイアポ芋微粉末
n9…混合工程
4…生姜粉末
5…カイアポ芋微粉末
n9…混合工程
Claims (3)
- 生姜粉末と、カイアポ微粉末と、黒糖とが所定配合割合に混合されて顆粒状に形成された
有機生姜黒糖。 - 生姜粉末2〜5重量%と、カイアポ微粉末15〜30重量%と、残部黒糖とが混合されて顆粒状に形成された
請求項1記載の有機生姜黒糖。 - 所定配合割合の生姜粉末と、カイアポ芋微粉末と、黒糖とを用いて、
アルコールを徐々に加えながら混合する混合工程を備えた
有機生姜黒糖の製造方法。
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