JP2003180293A - 加工食品及び加工食品の製造方法 - Google Patents

加工食品及び加工食品の製造方法

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JP2003180293A
JP2003180293A JP2001385247A JP2001385247A JP2003180293A JP 2003180293 A JP2003180293 A JP 2003180293A JP 2001385247 A JP2001385247 A JP 2001385247A JP 2001385247 A JP2001385247 A JP 2001385247A JP 2003180293 A JP2003180293 A JP 2003180293A
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Japan
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extract
chrysanthemum
dry powder
processed food
mixture
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JP2001385247A
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English (en)
Inventor
Masaaki Oya
正昭 大矢
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YAHIRO SANGYO CO Ltd
Original Assignee
KASSEI SYSTEM KK
YAHIRO SANGYO CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糖尿病予防効果をより高くするとともに、他
の健康増進作用が得られる加工食品とその製造方法を提
供するとともに、該加工食品において、イヌリンを効率
よく含有させることができる製造方法を提供する。 【解決手段】 加工食品には、菊芋の乾燥粉末と、菊芋
の抽出エキスの乾燥粉末と、桑葉の乾燥粉末と、桑葉の
抽出エキスの乾燥粉末と、をが含有されている。該菊芋
の乾燥粉末を得る際には、菊芋を殺菌処理したものを減
圧乾燥して、その後、粉砕加工する。この加工食品の形
態としては、顆粒タイプと、打錠タイプを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、特に、栄養
補助食品としての加工食品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、菊芋を用いた食品が知られて
いる。例えば、特開平7−155131号に記載の「菊
芋を用いた食品材料の製造方法」においては、生の菊芋
をまるごと細分、破砕して予め作製した菊芋のペースト
状物を小麦粉に加えて混合し、所要の水分等を加えて麺
帯に延ばした後、麺状に形成して、菊芋を用いた食品材
料とすることにより、菊芋の有効利用を図り、菊芋に含
まれるイヌリン成分を効果的に利用して健康増進に益す
る食品材料を提供することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、菊芋は、イヌ
リン成分を大量に含むことから、糖尿病の予防効果や中
性脂肪を低下させる等の健康増進効果があることが知ら
れているが、より健康増進効果の高い加工食品が要望さ
れていた。つまり、糖尿病予防効果をより高くするとと
もに、他の健康増進作用が得られる加工食品が要望され
ていた。
【0004】また、菊芋における主たる有効成分である
イヌリンは水溶性であることから、乾燥作業の途中で液
汁とともにイヌリン成分が抜けることがあり、菊芋の有
効成分の有効利用が図れないという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、糖尿病予防効果をより
高くするとともに、他の健康増進作用が得られる加工食
品とその製造方法を提供するとともに、該加工食品にお
いて、イヌリンを効率よく含有させることができる製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、加工
食品であって、菊芋と桑葉とが含まれていることを特徴
とする。
【0007】この第1の構成の加工食品によれば、菊芋
と桑葉とが含まれているため、糖尿病予防効果や、中性
脂肪やコレステロール等の脂質を正常化することによる
ダイエット効果があるとともに、さらに、肝機能を正常
化させる効果がある。つまり、菊芋にはイヌリンが多く
含まれているため、血液中のインスリン濃度を下げ、血
液中の中性脂肪、コレステロール等の脂質の濃度を下げ
ることができる。また、桑葉には、DNJ(1−デオキ
シノジリマイシン)が比較的多く含まれており、このD
NJは、植物では桑のみに含まれる成分であって、糖の
分解酵素の作用を阻害し、食後の過血糖値を抑える効果
があることから、本発明の加工食品によれば、糖尿病を
予防する効果がある。また、桑葉は、肝臓の脂質の改
善、肝機能の改善、コレステロール値や中性脂肪値の改
善、血圧の正常化に有効であることから、本発明の加工
食品はこれらの効果も有する。
【0008】また、第2には、加工食品であって、菊芋
の乾燥粉末と、菊芋の抽出エキスの乾燥粉末と、桑葉の
乾燥粉末と、桑葉の抽出エキスの乾燥粉末と、を有する
ことを特徴とする。
【0009】この第2の構成の加工食品によれば、菊芋
と桑葉とが含まれているため、糖尿病予防効果や、中性
脂肪やコレステロール等の脂質を正常化することによる
ダイエット効果があるとともに、さらに、肝機能を正常
化させる効果がある。つまり、菊芋にはイヌリンが多く
含まれているため、血液中のインスリン濃度を下げ、血
液中の中性脂肪、コレステロール等の脂質の濃度を下げ
ることができる。また、桑葉には、DNJ(1−デオキ
シノジリマイシン)が比較的多く含まれており、このD
NJは、植物では桑のみに含まれる成分であって、糖の
分解酵素の作用を阻害し、食後の過血糖値を抑える効果
があることから、本発明の加工食品によれば、糖尿病を
予防する効果がある。また、桑葉は、肝臓の脂質の改
善、肝機能の改善、コレステロール値や中性脂肪値の改
善、血圧の正常化に有効であることから、本発明の加工
食品はこれらの効果も有する。また、菊芋と桑葉のそれ
ぞれについて、それ自体の粉末(つまり、菊芋の乾燥粉
末と桑葉の乾燥粉末)のみならず、抽出エキスの粉末も
含まれていることから、菊芋と桑葉の効能をより確実に
得ることが可能となる。つまり、菊芋と桑葉のそれ自体
の粉末が含まれていることから、菊芋と桑葉自体を食す
るのと同様の効果を得られるとともに、抽出エキスの粉
末も混合していることから、菊芋と桑葉の有する効能を
より強力に得ることが可能となる利点がある。
【0010】また、第3には、上記第2の構成におい
て、上記菊芋の乾燥粉末が、菊芋を殺菌処理し、その
後、減圧乾燥し、さらに粉砕加工したものであることを
特徴とする。なお、この殺菌処理に際しては、菊芋を所
定の大きさに切断したものを殺菌処理するのが好まし
い。この第3の構成によれば、特に、減圧乾燥を行って
いるので、温度が低くても減圧によって水分が蒸発しや
すくなるので、食品の品質、栄養価、色調を損なわずに
速い乾燥ができるメリットがある。特に、菊芋に含まれ
ているイヌリンを効率よく含有させることが可能とな
る。
【0011】また、第4には、上記第2又は第3の構成
において、上記菊芋の抽出エキスの乾燥粉末が、菊芋か
らエキスを抽出し、該抽出したエキスを減圧濃縮した
後、真空凍結乾燥し、さらに、粉砕加工したものである
ことを特徴とする。なお、該エキスを抽出するに際して
は、菊芋を所定の大きさに切断したものからエキスを抽
出するのが好ましい。また、エキスの抽出に際しては、
例えば、菊芋を水(湯でもよい)に浸して(又は煮詰め
て)、その有効成分の溶けた汁を蒸発させることによる
得るようにする。
【0012】また、第5には、上記第2から第4までの
いずれかの構成において、上記桑葉の乾燥粉末が、桑葉
を殺菌処理し、その後、減圧乾燥し、さらに粉砕加工し
たものであることを特徴とする。この第5の構成によれ
ば、特に、減圧乾燥を行っているので、温度が低くても
減圧によって水分が蒸発しやすくなるので、食品の品
質、栄養価、色調を損なわずに速い乾燥ができるメリッ
トがある。特に、桑葉に含まれているDNJ(1−デオ
キシノジリマイシン)を効率よく含有させることが可能
となる。なお、桑葉は、桑葉から葉柄を取り除いたもの
であることが好ましい。
【0013】また、第6には、上記第2から第5までの
いずれかの構成において、上記桑葉の抽出エキスの乾燥
粉末が、桑葉からエキスを抽出し、該抽出したエキスを
減圧濃縮した後、真空凍結乾燥し、さらに、粉砕加工し
たものであることを特徴とする。なお、桑葉は、桑葉か
ら葉柄を取り除いたものであることが好ましい。さら
に、エキスの抽出に際しては、例えば、桑葉を水(湯で
もよい)に浸して(又は煮詰めて)、その有効成分の溶
けた汁を蒸発させることによる得るようにする。
【0014】また、第7には、上記第2から第6までの
いずれかの構成において、上記菊芋の乾燥粉末と、上記
菊芋の抽出エキスの乾燥粉末の混合物である第1混合物
と、上記桑葉の乾燥粉末と、上記桑葉の抽出エキスの乾
燥粉末との混合物である第2混合物とが、該第1混合物
と第2混合物の混合物である第3混合物に占める混合割
合が、重量比で、該第1混合物が75〜85%であり、
該第2混合物が15〜25%であることを特徴とする。
【0015】また、第8には、上記第2から第7までの
いずれかの構成において、上記菊芋の乾燥粉末と、上記
菊芋の抽出エキスの乾燥粉末とが、該菊芋の乾燥粉末と
上記菊芋の抽出エキスの乾燥粉末の混合物に占める混合
割合が、重量比で、該菊芋の乾燥粉末が75〜85%で
あり、該菊芋の抽出エキスの乾燥粉末が15〜25%で
あることを特徴とする。つまり、上記菊芋の乾燥粉末と
上記菊芋の抽出エキスの乾燥粉末とをまとめた総体にお
ける混合割合が、重量比で、該菊芋の乾燥粉末が75〜
85%であり、該菊芋の抽出エキスの乾燥粉末が15〜
25%である。
【0016】また、第9には、上記第2から第8までの
いずれかの構成において、上記桑葉の乾燥粉末と、上記
桑葉の抽出エキスの乾燥粉末とが、該桑葉の乾燥粉末と
上記桑葉の抽出エキスの乾燥粉末の混合物に占める混合
割合が、重量比で、該桑葉の乾燥粉末が75〜85%で
あり、該桑葉の抽出エキスの乾燥粉末が15〜25%で
あることを特徴とする。つまり、上記桑葉の乾燥粉末と
上記桑葉の抽出エキスの乾燥粉末とをまとめた総体にお
ける混合割合が、重量比で、該桑葉の乾燥粉末が75〜
85%であり、該桑葉の抽出エキスの乾燥粉末が15〜
25%である。
【0017】また、第10には、上記第1から第9まで
のいずれかの構成において、上記加工食品が、打錠成形
したものであることを特徴とする。
【0018】また、第11には、上記第1から第10ま
でのいずれかの構成において、上記加工食品が、顆粒成
形したものであることを特徴とする。
【0019】また、第12には、加工食品の製造方法で
あって、菊芋の乾燥粉末を生成する第1工程と、菊芋の
抽出エキスの乾燥粉末を生成する第2工程と、桑葉の乾
燥粉末を生成する第3工程と、桑葉の抽出エキスの乾燥
粉末を生成する第4工程と、該第1工程で生成された菊
芋の乾燥粉末と、該第2工程で生成された菊芋の抽出エ
キスの乾燥粉末と、該第3工程で生成された桑葉の乾燥
粉末と、該第4工程で生成された桑葉の抽出エキスの乾
燥粉末とを混合する混合工程と、を有することを特徴と
する。
【0020】この第12の構成の加工食品の製造方法に
より製造された加工食品によれば、菊芋と桑葉とが含ま
れているため、糖尿病予防効果や、中性脂肪やコレステ
ロール等の脂質を正常化することによるダイエット効果
があるとともに、さらに、肝機能を正常化させる効果が
ある。つまり、菊芋にはイヌリンが多く含まれているた
め、血液中のインスリン濃度を下げ、血液中の中性脂
肪、コレステロール等の脂質の濃度を下げることができ
る。また、桑葉には、DNJ(1−デオキシノジリマイ
シン)が比較的多く含まれており、このDNJは、植物
では桑のみに含まれる成分であって、糖の分解酵素の作
用を阻害し、食後の過血糖値を抑える効果があることか
ら、本発明の加工食品によれば、糖尿病を予防する効果
がある。また、桑葉は、肝臓の脂質の改善、肝機能の改
善、コレステロール値や中性脂肪値の改善、血圧の正常
化に有効であることから、本発明の加工食品はこれらの
効果も有する。また、菊芋と桑葉のそれぞれについて、
それ自体の粉末(つまり、菊芋の乾燥粉末と桑葉の乾燥
粉末)のみならず、抽出エキスの粉末も含まれているこ
とから、菊芋と桑葉の効能をより確実に得ることが可能
となる。つまり、菊芋と桑葉のそれ自体の粉末が含まれ
ていることから、菊芋と桑葉自体を食するのと同様の効
果を得られるとともに、抽出エキスの粉末も混合してい
ることから、菊芋と桑葉の有する効能をより強力に得る
ことが可能となる利点がある。
【0021】また、第13には、上記第12の構成にお
いて、上記第1工程が、菊芋を殺菌処理する殺菌工程
と、該殺菌工程において殺菌された菊芋を減圧乾燥する
減圧乾燥工程と、該減圧乾燥工程において乾燥された菊
芋を粉砕する粉砕工程と、を有することを特徴とする。
なお、該殺菌工程の前に、菊芋を所定の大きさに切断す
る切断工程を設けることが好ましい。この第13の構成
によれば、特に、上記減圧乾燥工程により減圧乾燥を行
っているので、温度が低くても減圧によって水分が蒸発
しやすくなるので、食品の品質、栄養価、色調を損なわ
ずに速い乾燥ができるメリットがある。特に、菊芋に含
まれているイヌリンを効率よく含有させることが可能と
なる。
【0022】また、第14には、上記第12又は第13
の構成において、上記第2工程が、該菊芋のエキスを抽
出するエキス抽出工程と、該エキス抽出工程において得
られたエキスを減圧濃縮させる減圧濃縮工程と、該減圧
濃縮工程において減圧濃縮されたエキスを真空凍結乾燥
させる真空凍結乾燥工程と、該真空凍結乾燥工程におい
て乾燥されたエキスを粉砕する粉砕工程と、を有するこ
とを特徴とする。なお、該エキス抽出工程においては、
菊芋を所定の大きさに切断したものからエキスを抽出す
るのが好ましい。また、菊芋のエキスは、菊芋を水(湯
でもよい)に浸して(又は煮詰めて)、その有効成分の
溶けた汁を所定の割合にまで蒸発させることにより得る
ようにする。
【0023】また、第15には、上記第12から第14
までのいずれかの構成において、上記第3工程が、桑葉
を殺菌処理する殺菌工程と、該殺菌工程において殺菌さ
れた桑葉を減圧乾燥する減圧乾燥工程と、該減圧乾燥工
程において乾燥された桑葉を粉砕する粉砕工程と、を有
することを特徴とする。
【0024】この第15の構成によれば、特に、上記減
圧乾燥工程により減圧乾燥を行っているので、温度が低
くても減圧によって水分が蒸発しやすくなるので、食品
の品質、栄養価、色調を損なわずに速い乾燥ができるメ
リットがある。特に、桑葉に含まれているDNJ(1−
デオキシノジリマイシン)を効率よく含有させることが
可能となる。なお、桑葉は、桑葉から葉柄を取り除いた
ものであることが好ましい。
【0025】また、第16には、上記第12から第15
までのいずれかの構成において、上記第4工程が、桑葉
のエキスを抽出するエキス抽出工程と、該エキス抽出工
程において得られたエキスを減圧濃縮させる減圧濃縮工
程と、該減圧濃縮工程において減圧濃縮されたエキスを
真空凍結乾燥させる真空凍結乾燥工程と、該真空凍結乾
燥工程において乾燥されたエキスを粉砕する粉砕工程
と、を有することを特徴とする。なお、桑葉のエキス
は、桑葉を水(湯でもよい)に浸して(又は煮詰め
て)、その有効成分の溶けた汁を所定の割合にまで蒸発
させることにより得るようにする。なお、桑葉は、桑葉
から葉柄を取り除いたものであることが好ましい。
【0026】また、第17には、上記第12から第16
までのいずれかの構成において、上記混合工程が、上記
第1工程で生成された菊芋の乾燥粉末と、該第2工程で
生成された菊芋の抽出エキスの乾燥粉末とを混合して、
第1混合物を生成する第1混合工程と、該第3工程で生
成された桑葉の乾燥粉末と、該第4工程で生成された桑
葉の抽出エキスの乾燥粉末とを混合して、第2混合物を
生成する第2混合工程と、該第1混合工程で生成された
第1混合物と、該第2混合工程で生成された第2混合物
とを混合して、第3混合物を生成する第3混合工程と、
を有することを特徴とする。
【0027】また、第18には、上記第17の構成にお
いて、上記第3混合工程において生成される第3混合物
における第1混合物と第2混合物の混合割合が、重量比
で、該第1混合物が75〜85%であり、該第2混合物
が15〜25%であることを特徴とする。
【0028】また、第19には、上記第17又は第18
の構成において、上記第1混合工程において生成される
第1混合物における菊芋の乾燥粉末と、菊芋の抽出エキ
スの乾燥粉末の混合割合が、重量比で、該菊芋の乾燥粉
末が75〜85%であり、該菊芋の抽出エキスの乾燥粉
末が15〜25%であることを特徴とする。
【0029】また、第20には、上記第17から第19
までのいずれかの構成において、上記第2混合工程にお
いて生成される第2混合物における桑葉の乾燥粉末と、
桑葉の抽出エキスの乾燥粉末の混合割合が、重量比で、
該桑葉の乾燥粉末が75〜85%であり、該桑葉の抽出
エキスの乾燥粉末が15〜25%であることを特徴とす
る。
【0030】また、第21には、上記第12から第20
までのいずれかの構成において、上記加工食品の製造方
法が、さらに、上記混合工程により得られた混合物を所
定の粒径に造粒して造粒物を生成する造粒工程と、該造
粒工程において生成された造粒物を乾燥する乾燥工程
と、該乾燥工程において乾燥された造粒物を所定の大き
さに整粒して整粒物を生成する整粒工程と、を有するこ
とを特徴とする。
【0031】また、第22には、上記第21の構成にお
いて、上記加工食品の製造方法が、さらに、上記整粒工
程において生成された整粒物を打錠成形する打錠成形工
程を有することを特徴とする。
【0032】また、第23には、上記第21の構成にお
いて、上記加工食品の製造方法が、さらに、上記整粒工
程において生成された整粒物を顆粒成形する顆粒成形工
程を有することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく実施例の
加工食品は、菊芋乾燥粉末(菊芋の乾燥粉末)と、菊芋
エキス乾燥粉末(菊芋の抽出エキスの乾燥粉末)と、桑
葉乾燥粉末(桑葉の乾燥粉末)と、桑葉エキス乾燥粉末
(桑葉の抽出エキスの乾燥粉末)とを含有するものであ
る。
【0034】つまり、本実施例の加工食品の素体Aは、
図1に示すように、該菊芋乾燥粉末と菊芋エキス乾燥粉
末とをまとめて菊芋粉末とし、該桑葉乾燥粉末と桑葉エ
キス乾燥粉末とをまとめて桑葉乾燥粉末とした場合に
は、菊芋粉末と桑葉粉末との合計重量における菊芋粉末
と桑葉粉末の重量比は、菊芋粉末が75〜85%(好ま
しくは、80%)、桑葉粉末が15〜25%(好ましく
は、20%)となっている。また、菊芋粉末における菊
芋乾燥粉末と菊芋エキス乾燥粉末の重量比は、菊芋乾燥
粉末が75〜85%(好ましくは、80%)、菊芋エキ
ス乾燥粉末が15〜25%(好ましくは、20%)とな
っている。さらに、桑葉粉末における桑葉乾燥粉末と桑
葉エキス乾燥粉末の重量比は、桑葉乾燥粉末が75〜8
5%(好ましくは、80%)、桑葉エキス乾燥粉末が1
5〜25%(好ましくは、20%)となっている。
【0035】ここで、上記菊芋乾燥粉末とは、水洗いし
た菊芋を所定の大きさに切断して殺菌処理したものを減
圧乾燥し、その後粉砕加工したものである。また、上記
菊芋エキス乾燥粉末とは、水洗いした菊芋を所定の大き
さに切断したもののエキスを抽出し、該エキスを減圧濃
縮した後に、真空凍結乾燥し、その後、粉砕加工したも
のである。また、上記桑葉乾燥粉末とは、水洗いした桑
葉(つまり、桑の葉)の葉柄の部分を除去したものを殺
菌処理した後に減圧乾燥し、その後粉砕加工したもので
ある。また、上記桑葉エキス乾燥粉末とは、水洗いした
桑葉の葉柄の部分を除去したもののエキスを抽出し、該
エキスを減圧濃縮した後に、真空凍結乾燥し、その後、
粉砕加工したものである。
【0036】なお、本実施例の加工食品は、上記加工食
品の素体を攪拌、造粒、乾燥、整粒して得た顆粒状(粉
末状としてもよい)のもの(これを顆粒タイプとする)
と、上記加工食品の素体を攪拌、造粒、乾燥、整粒し、
その後打錠成形して得た打錠状のもの(これを打錠タイ
プとする)がある。
【0037】また、本実施例の加工食品において、打錠
成形したものにおいては、デキストリンとショ糖エステ
ルが混入されており、また、粉末状のものにおいては、
デキストリンが混入されている。
【0038】本実施例の加工食品の成分を示すと、図
2、図3に示すようになる。つまり、粉末状のものにお
ける成分表示は、図2に示すようであり、また、打錠成
形したものにおける成分表示は、図3に示すようになっ
ている。
【0039】ここで、菊芋は、キク科の植物であり、学
名は、Herianthus tuberosuとい
い、地下茎がふくらんでできた塊茎(根茎としてもよ
い)が食用となる。この菊芋は、イヌリンを多く含んで
いる。このイヌリンは、消化されにくく、たとえ消化さ
れても吸収されにくいオリゴフルクトースにしかならな
いことが知られている。また、イヌリンは、血液中のイ
ンスリン濃度を下げ、血液中の中性脂肪、コレステロー
ル等の脂質の濃度を下げる等の効果が知られている。ま
た、菊芋には、イヌリン以外に、K、Ca、Mg、P等
のミネラルや、β−カロチン、ビタミンB1、ビタミン
B2、ナイアシン、ビオチン、ビタミンC等のビタミン
や、イヌラーゼ、プロティナーゼ、インベルターゼ、ホ
スホリラーゼ、フェノラーゼ等の酵素や、コリン、ベタ
イン、サポニン等が含まれている。
【0040】また、桑葉は、DNJ(1−デオキシノジ
リマイシン)が比較的多く含まれており、このDNJ
は、植物では桑のみに含まれる成分であって、糖の分解
酵素の作用を阻害し、食後の過血糖値を抑える効果があ
り、糖尿病を予防する効果があるとされている。また、
桑葉には、他に、γ−アミノ酪酸や、アラニンや、フラ
ボノイド類や、ステロール類や、食物繊維や、ビタミン
類や、ミネラル類(特に、カルシウム、カリウム、鉄)
が含まれている。また、桑葉は、肝臓の脂質の改善、肝
機能の改善、コレステロール値や中性脂肪値の改善、血
圧の正常化に有効である。
【0041】次に、本実施例の加工食品の製造工程につ
いて、図4を使用して説明する。まず、菊芋を収穫した
ら(S10)これを水洗いし(S11)、ダイスカット
する(S12)。つまり、サイコロ状に切断する。そし
て、このダイスカットした菊芋を殺菌処理し(殺菌工
程)(S13)、その後、減圧乾燥する(減圧乾燥工
程)(S14)。
【0042】この減圧乾燥とは、乾燥対象物を入れる乾
燥庫内に減圧用のファンと循環用のファンとを設け、該
減圧用のファンにより減圧して水分の蒸発を高めると同
時に、減圧用のファンとファン内を通過する空気との摩
擦とによって熱が発生するので、この熱と循環ファンに
よる空気の移動によって乾燥を進める方法である。ま
た、この乾燥庫には、外気導入装置が設けられいて、外
気を入れながら庫内を一定の平衡状態(気圧・温度及び
湿度)として乾燥を行うものである。この減圧乾燥に際
しての温度は約40℃(好適には、40℃)とし、気圧
は約980HP(ヘクトパスカル)(好適には、980
HP)とする。このような減圧乾燥によれば、温度が低
くても減圧によって水分が蒸発しやすくなるので、食品
の品質、栄養価、色調を損なわずに速い乾燥ができるメ
リットがある。
【0043】減圧乾燥が完了したら、乾燥した菊芋を粉
砕加工する(粉砕工程)(S15)。この粉砕加工に際
しては、100〜200μm(好適には、145μm)
の粒径となるようにする。このようにして、上記菊芋乾
燥粉末が形成される。なお、上記ステップS10〜S1
5までの処理が、上記第1工程に当たる。
【0044】また、上記ステップS12においてダイス
カットされた菊芋からエキス抽出を行う(エキス抽出工
程)(S16)。エキスの抽出に際しては、例えば、熱
水抽出により行なう。つまり、例えば、該菊芋を水で煮
詰め、有効成分の溶けた汁を所定の割合にまで蒸発させ
ることによりエキスを得る。そして、このエキスを減圧
濃縮する(減圧濃縮工程)(S17)。つまり、減圧下
で水分を蒸発させて濃縮を行い、濃縮エキスを得る。こ
の濃縮エキスのBX(糖度)は約20(好適には、2
0)とする。その後、この濃縮エキスに対して、真空凍
結乾燥を行い、濃縮エキスを乾燥させる(真空凍結乾燥
工程)(S18)。この真空凍結乾燥時の温度は約マイ
ナス45℃(好適には、マイナス45℃)とする。その
後、乾燥させた濃縮エキスを粉砕加工する(粉砕工程)
(S19)。この粉砕加工に際しては、100〜200
μm(好適には、145μm)の粒径となるようにす
る。このようにして、上記菊芋エキス乾燥粉末が形成さ
れる。なお、上記ステップS10〜S19までの処理、
つまり、ステップS10からステップS12を経て、ス
テップS16〜S19までの処理が、上記第2工程に当
たる。
【0045】次に、桑葉を収穫したら(S21)これを
水洗いし(S22)、桑葉の葉柄を取り除いて桑葉の葉
身の部分を得る(S23)。つまり、葉は、葉身と葉柄
とからなるが、葉柄の部分を取り除くのである。なお、
本実施例における桑としては、例えば、養蚕用の桑を用
いる。そして、桑葉の葉身を殺菌処理して(殺菌工程)
(S24)、その後、減圧乾燥する(減圧乾燥工程)
(S25)。減圧乾燥の方法は、上記ステップS14の
場合と同様である。
【0046】減圧乾燥が完了したら、桑葉を粉砕加工す
る(粉砕工程)(S26)。この粉砕加工に際しては、
100〜200μm(好適には、145μm)の粒径と
なるようにする。このようにして、上記桑葉乾燥粉末が
形成される。なお、上記ステップS21〜S26までの
処理が、上記第3工程に当たる。
【0047】また、上記ステップS23において葉柄が
取り除かれた桑葉からエキス抽出を行う(エキス抽出工
程)(S27)。エキスの抽出に際しては、例えば、熱
水抽出により行なう。つまり、例えば、該桑葉を水で煮
詰め、有効成分の溶けた汁を所定の割合にまで蒸発させ
ることによりエキスを得る。そして、このエキスを減圧
濃縮する(減圧濃縮工程)(S28)。つまり、減圧下
で水分を蒸発させて濃縮を行い、濃縮エキスを得る。こ
の濃縮エキスのBX(糖度)は約20(好適には、2
0)とする。その後、この濃縮エキスに対して、真空凍
結乾燥を行い、濃縮エキスを乾燥させる(真空凍結乾燥
工程)(S29)。この真空凍結乾燥時の温度は約マイ
ナス45℃(好適には、マイナス45℃)とする。その
後、乾燥させた濃縮エキスを粉砕加工する(粉砕工程)
(S30)。この粉砕加工に際しては、100〜200
μm(好適には、145μm)の粒径となるようにす
る。このようにして、上記桑葉エキス乾燥粉末が形成さ
れる。なお、上記ステップS21〜S30までの処理、
つまり、ステップS21からステップS23を経て、ス
テップS27〜S30までの処理が、上記第4工程に当
たる。
【0048】次に、上記ステップS15で生成された菊
芋乾燥粉末とステップS19で生成された菊芋エキス乾
燥粉末とを混合させる(第1混合工程)(S20)。こ
の混合させた混合物を第1混合物と名付けるとすると、
この第1混合物における菊芋乾燥粉末と菊芋エキス乾燥
粉末の混合割合は、重量比で、菊芋乾燥粉末を75〜8
5%(好適には、80%)とし、菊芋エキス乾燥粉末を
15〜25%(好適には、20%)とする。
【0049】一方、桑葉についても、上記ステップS2
6で生成された桑葉乾燥粉末とステップS30で生成さ
れた桑葉エキス乾燥粉末とを混合させる(第2混合工
程)(S31)。この混合させた混合物を第2混合物と
名付けるとすると、この第2混合物における桑葉乾燥粉
末と桑葉エキス乾燥粉末の混合割合は、重量比で、桑葉
乾燥粉末を75〜85%(好適には、80%)とし、桑
葉エキス乾燥粉末を15〜25%(好適には、20%)
とする。
【0050】次に、上記ステップS20で生成された第
1混合物と、上記ステップS31で生成された第2混合
物とを混合させる(第3混合工程)(S32)。このス
テップS32で生成される混合物を第3混合物とする
と、この第3混合物における第1混合物と第2混合物の
混合割合は、重量比で、第1混合物を75〜85%(好
適には、80%)とし、第2混合物を15〜25%(好
適には、20%)とする。このステップS32の混合に
際しては、エアー混合を行う。つまり、第1混合物と第
2混合物とを混合させた混合タンク内にエアーを入れて
攪拌を行いながら混合を行う。
【0051】なお、このステップS32においては、デ
キストリンや、ショ糖エステルを添加する。つまり、第
3混合物に対して、デキストリンや、ショ糖エステルを
添加する。具体的には、顆粒成形する場合には、デキス
トリンを添加し、打錠成形する場合には、デキストリン
とショ糖エステルを添加する。これらは、添着剤や滑沢
剤として機能するとともに、特に、デキストリンは、食
物繊維と同様の生理機能を有し、整腸作用やインスリン
分泌節約効果がある。
【0052】なお、上記ステップS20、S31、S3
2の処理が上記混合工程に当たる。
【0053】このようにして、第3混合物を生成した
ら、この第3混合物の造粒を行う(造粒工程)(S3
3)。この造粒に際しては、エアー(80〜90℃)の
噴霧を行った後に、約45℃(好適には、45℃)にな
るまで乾燥を行うことにより、造粒を行う。この造粒に
より生成されたものを造粒物とする。そして、この造粒
物を水分3〜3.5%となるまで乾燥し(乾燥工程)
(S34)、その後、整粒を行う(整粒工程)(S3
5)。この整粒に際しては、スクリーンメッシュ処理を
行って、所定の大きさに整粒する。このステップS35
において、整粒処理されたものを整粒物と名付けるもの
とする。
【0054】そして、該整粒物を打錠成形(S36)又
は顆粒成形(S37)する。打錠成形する工程が、打錠
成形工程となり、顆粒成形する工程が、顆粒成形工程と
なる。打錠成形する場合には、該整粒物を滑沢剤により
後末処理をした後に、打錠とし、ラックコーティングを
行う。このようにして、打錠成形が行われる。一方、顆
粒タイプとする場合には、上記整粒物をそのまま利用す
る。
【0055】以上のようにして、本実施例の加工食品の
製造が行われる。本実施例の加工食品は、食用にて使用
する。
【0056】本実施例の加工食品によれば、菊芋と桑葉
とが含まれているため、糖尿病予防効果や、中性脂肪や
コレステロール等の脂質を正常化し、さらに、肝機能を
正常化させる効果がある。つまり、菊芋にはイヌリンが
多く含まれているため、血液中のインスリン濃度を下
げ、血液中の中性脂肪、コレステロール等の脂質の濃度
を下げることができる。また、桑葉には、DNJ(1−
デオキシノジリマイシン)が比較的多く含まれており、
このDNJは、植物では桑のみに含まれる成分であっ
て、糖の分解酵素の作用を阻害し、食後の過血糖値を抑
える効果があることから、糖尿病を予防する効果があ
る。また、桑葉は、肝臓の脂質の改善、肝機能の改善、
コレステロール値や中性脂肪値の改善、血圧の正常化に
有効であるので、本実施例の加工食品にもそれらの効果
がある。
【0057】また、特に、菊芋と桑葉のそれぞれについ
て、それ自体の粉末(つまり、菊芋乾燥粉末と桑葉乾燥
粉末)のみならず、抽出エキスの粉末も含まれているこ
とから、菊芋と桑葉の効能をより確実に得ることが可能
となる。つまり、菊芋と桑葉のそれ自体の粉末が含まれ
ていることから、菊芋と桑葉自体を食するのと同様の効
果を得られるとともに、抽出エキスの粉末も混合してい
ることから、菊芋と桑葉の有する効能をより強力に得る
ことが可能となる利点がある。つまり、菊芋エキス乾燥
粉末が含有されていることから、イヌリンを十分得るこ
とができ、また、桑葉エキス乾燥粉末が含有されている
ことから、DNJを十分得ることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明に基づく加工食品及び加工食品の
製造方法により製造された加工食品によれば、菊芋と桑
葉とが含まれているため、糖尿病予防効果や、中性脂肪
やコレステロール等の脂質を正常化することによるダイ
エット効果があるとともに、さらに、肝機能を正常化さ
せる効果がある。つまり、菊芋にはイヌリンが多く含ま
れているため、血液中のインスリン濃度を下げ、血液中
の中性脂肪、コレステロール等の脂質の濃度を下げるこ
とができる。また、桑葉には、DNJ(1−デオキシノ
ジリマイシン)が比較的多く含まれており、このDNJ
は、植物では桑のみに含まれる成分であって、糖の分解
酵素の作用を阻害し、食後の過血糖値を抑える効果があ
ることから、糖尿病を予防する効果がある。また、桑葉
は、肝臓の脂質の改善、肝機能の改善、コレステロール
値や中性脂肪値の改善、血圧の正常化に有効であるの
で、本発明の加工食品もそのような効果が得られる。
【0059】また、菊芋の乾燥粉末と、菊芋の抽出エキ
スの乾燥粉末と、桑葉の乾燥粉末と、桑葉の抽出エキス
の乾燥粉末とを有する場合には、菊芋と桑葉のそれぞれ
について、それ自体の粉末(つまり、菊芋の乾燥粉末と
桑葉の乾燥粉末)のみならず、抽出エキスの粉末も含ま
れていることから、菊芋と桑葉の効能をより確実に得る
ことが可能となる。つまり、菊芋と桑葉のそれ自体の粉
末が含まれていることから、菊芋と桑葉自体を食するの
と同様の効果を得られるとともに、抽出エキスの粉末も
混合していることから、菊芋と桑葉の有する効能をより
強力に得ることが可能となる利点がある。
【0060】また、特に、上記減圧乾燥工程により減圧
乾燥を行う場合には、温度が低くても減圧によって水分
が蒸発しやすくなるので、食品の品質、栄養価、色調を
損なわずに速い乾燥ができるメリットがあり、菊芋に含
まれているイヌリンや、桑葉に含まれているDNJ(1
−デオキシノジリマイシン)を効率よく含有させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく加工食品の素体の構成
を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例に基づく加工食品における顆粒
タイプのものの成分表示を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例に基づく加工食品における打錠
タイプのものの成分表示を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例に基づく加工食品の製造工程を
説明するための説明図である。
【符号の説明】
加工食品の素体 A
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B016 LC07 LC08 LE02 LG06 LG16 LP01 LP02 LP03 LP08 4B018 LE01 LE02 MD53 MD61 ME01 ME03 MF01 MF06 MF07 MF08

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 菊芋と桑葉とが含まれていることを特徴
    とする加工食品。
  2. 【請求項2】 加工食品であって、 菊芋の乾燥粉末と、 菊芋の抽出エキスの乾燥粉末と、 桑葉の乾燥粉末と、 桑葉の抽出エキスの乾燥粉末と、を有することを特徴と
    する加工食品。
  3. 【請求項3】 上記菊芋の乾燥粉末が、菊芋を殺菌処理
    し、その後、減圧乾燥し、さらに粉砕加工したものであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の加工食品。
  4. 【請求項4】 上記菊芋の抽出エキスの乾燥粉末が、菊
    芋からエキスを抽出し、該抽出したエキスを減圧濃縮し
    た後、真空凍結乾燥し、さらに、粉砕加工したものであ
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載の加工食品。
  5. 【請求項5】 上記桑葉の乾燥粉末が、桑葉を殺菌処理
    し、その後、減圧乾燥し、さらに粉砕加工したものであ
    ることを特徴とする請求項2又は3又は4に記載の加工
    食品。
  6. 【請求項6】 上記桑葉の抽出エキスの乾燥粉末が、桑
    葉からエキスを抽出し、該抽出したエキスを減圧濃縮し
    た後、真空凍結乾燥し、さらに、粉砕加工したものであ
    ることを特徴とする請求項2又は3又は4又は5に記載
    の加工食品。
  7. 【請求項7】 上記菊芋の乾燥粉末と、上記菊芋の抽出
    エキスの乾燥粉末の混合物である第1混合物と、上記桑
    葉の乾燥粉末と、上記桑葉の抽出エキスの乾燥粉末との
    混合物である第2混合物とが、該第1混合物と第2混合
    物の混合物である第3混合物に占める混合割合が、重量
    比で、該第1混合物が75〜85%であり、該第2混合
    物が15〜25%であることを特徴とする請求項2又は
    3又は4又は5又は6に記載の加工食品。
  8. 【請求項8】 上記菊芋の乾燥粉末と、上記菊芋の抽出
    エキスの乾燥粉末とが、該菊芋の乾燥粉末と上記菊芋の
    抽出エキスの乾燥粉末の混合物に占める混合割合が、重
    量比で、該菊芋の乾燥粉末が75〜85%であり、該菊
    芋の抽出エキスの乾燥粉末が15〜25%であることを
    特徴とする請求項2又は3又は4又は5又は6又は7に
    記載の加工食品。
  9. 【請求項9】 上記桑葉の乾燥粉末と、上記桑葉の抽出
    エキスの乾燥粉末とが、該桑葉の乾燥粉末と上記桑葉の
    抽出エキスの乾燥粉末の混合物に占める混合割合が、重
    量比で、該桑葉の乾燥粉末が75〜85%であり、該桑
    葉の抽出エキスの乾燥粉末が15〜25%であることを
    特徴とする請求項2又は3又は4又は5又は6又は7又
    は8に記載の加工食品。
  10. 【請求項10】 上記加工食品が、打錠成形したもので
    あることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は
    5又は6又は7又は8又は9に記載の加工食品。
  11. 【請求項11】 上記加工食品が、顆粒成形したもので
    あることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は
    5又は6又は7又は8又は9又は10に記載の加工食
    品。
  12. 【請求項12】 加工食品の製造方法であって、 菊芋の乾燥粉末を生成する第1工程と、 菊芋の抽出エキスの乾燥粉末を生成する第2工程と、 桑葉の乾燥粉末を生成する第3工程と、 桑葉の抽出エキスの乾燥粉末を生成する第4工程と、 該第1工程で生成された菊芋の乾燥粉末と、該第2工程
    で生成された菊芋の抽出エキスの乾燥粉末と、該第3工
    程で生成された桑葉の乾燥粉末と、該第4工程で生成さ
    れた桑葉の抽出エキスの乾燥粉末とを混合する混合工程
    と、を有することを特徴とする加工食品の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記第1工程が、 菊芋を殺菌処理する殺菌工程と、 該殺菌工程において殺菌された菊芋を減圧乾燥する減圧
    乾燥工程と、 該減圧乾燥工程において乾燥された菊芋を粉砕する粉砕
    工程と、を有することを特徴とする請求項12に記載の
    加工食品の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記第2工程が、 菊芋のエキスを抽出するエキス抽出工程と、 該エキス抽出工程において得られたエキスを減圧濃縮さ
    せる減圧濃縮工程と、 該減圧濃縮工程において減圧濃縮されたエキスを真空凍
    結乾燥させる真空凍結乾燥工程と、 該真空凍結乾燥工程において乾燥されたエキスを粉砕す
    る粉砕工程と、を有することを特徴とする請求項12又
    は13に記載の加工食品の製造方法。
  15. 【請求項15】 上記第3工程が、 桑葉を殺菌処理する殺菌工程と、 該殺菌工程において殺菌された桑葉を減圧乾燥する減圧
    乾燥工程と、 該減圧乾燥工程において乾燥された桑葉を粉砕する粉砕
    工程と、を有することを特徴とする請求項12又は13
    又は14に記載の加工食品の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記第4工程が、 桑葉のエキスを抽出するエキス抽出工程と、 該エキス抽出工程において得られたエキスを減圧濃縮さ
    せる減圧濃縮工程と、 該減圧濃縮工程において減圧濃縮されたエキスを真空凍
    結乾燥させる真空凍結乾燥工程と、 該真空凍結乾燥工程において乾燥されたエキスを粉砕す
    る粉砕工程と、を有することを特徴とする請求項12又
    は13又は14又は15に記載の加工食品の製造方法。
  17. 【請求項17】 上記混合工程が、 上記第1工程で生成された菊芋の乾燥粉末と、該第2工
    程で生成された菊芋の抽出エキスの乾燥粉末とを混合し
    て、第1混合物を生成する第1混合工程と、 該第3工程で生成された桑葉の乾燥粉末と、該第4工程
    で生成された桑葉の抽出エキスの乾燥粉末とを混合し
    て、第2混合物を生成する第2混合工程と、 該第1混合工程で生成された第1混合物と、該第2混合
    工程で生成された第2混合物とを混合して、第3混合物
    を生成する第3混合工程と、を有する請求項12又は1
    3又は14又は15又は16に記載の加工食品の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 上記第3混合工程において生成される
    第3混合物における第1混合物と第2混合物の混合割合
    が、重量比で、該第1混合物が75〜85%であり、該
    第2混合物が15〜25%であることを特徴とする請求
    項17に記載の加工食品の製造方法。
  19. 【請求項19】 上記第1混合工程において生成される
    第1混合物における菊芋の乾燥粉末と、菊芋の抽出エキ
    スの乾燥粉末の混合割合が、重量比で、該菊芋の乾燥粉
    末が75〜85%であり、該菊芋の抽出エキスの乾燥粉
    末が15〜25%であることを特徴とする請求項17又
    は18に記載の加工食品の製造方法。
  20. 【請求項20】 上記第2混合工程において生成される
    第2混合物における桑葉の乾燥粉末と、桑葉の抽出エキ
    スの乾燥粉末の混合割合が、重量比で、該桑葉の乾燥粉
    末が75〜85%であり、該桑葉の抽出エキスの乾燥粉
    末が15〜25%であることを特徴とする請求項17又
    は18又は19に記載の加工食品の製造方法。
  21. 【請求項21】 上記加工食品の製造方法が、さらに、 上記混合工程により得られた混合物を所定の粒径に造粒
    して造粒物を生成する造粒工程と、 該造粒工程において生成された造粒物を乾燥する乾燥工
    程と、 該乾燥工程において乾燥された造粒物を所定の大きさに
    整粒して整粒物を生成する整粒工程と、を有することを
    特徴とする請求項12又は13又は14又は15又は1
    6又は17又は18又は19又は20に記載の加工食品
    の製造方法。
  22. 【請求項22】 上記加工食品の製造方法が、さらに、 上記整粒工程において生成された整粒物を打錠成形する
    打錠成形工程を有することを特徴とする請求項21に記
    載の加工食品の製造方法。
  23. 【請求項23】 上記加工食品の製造方法が、さらに、 上記整粒工程において生成された整粒物を顆粒成形する
    顆粒成形工程を有することを特徴とする請求項21に記
    載の加工食品の製造方法。
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