JP2007123176A - 光電陰極 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い波長帯域の光に対して感度を有する半導体光電陰極を提供すること。
【解決手段】半導体光電陰極1は、透明基板11と、透明基板11上に形成され、透明基板11を透過した光が通過可能な第1の電極13と、第1の電極13上に形成され、厚さが10nm以上200nm以下の半導体材料から構成される窓層14と、窓層14上に形成され、窓層14と格子整合する半導体材料で構成されると共に、窓層14よりもエネルギーバンドギャップが狭く、光の入射に応答して光電子を励起する光吸収層15と、光吸収層15上に形成され、光吸収層15と格子整合する半導体材料で構成されると共に、光吸収層15で励起された光電子を表面から外部へ放出する電子放出層16と、電子放出層上に形成された第2の電極18と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体光電陰極に関する。
光電陰極は、光検出器などの測定装置に用いられており、例えば、特許文献1に記載された透過型光電陰極が用いられる。この透過型光電陰極は近赤外光に対して感度を有すると共に、InGaAs系材料からなる光吸収層の光入射側にはInAlGaAsからなる窓層が設けられている。
光電陰極では、光検出器を用いた高速現象の解析等に障害となる面抵抗を下げるために、光吸収層の光入射側に透明導電膜を設けることが知られている(特許文献2参照)。また、光検出器に用いられる光電陰極において、光入射側にメッシュ電極や島状電極を設けて、バイアス電圧が印加することが知られている(特許文献3参照)。
一方、光検出器の用途例には、光によって試料を励起し、試料が発する蛍光の強度について時間変化を測定する蛍光寿命分析がある。この蛍光寿命分析に用いる光検出器は、光電陰極が組み込まれた光電子増倍管、画像増強管及びストリーク管といった電子管を備えている。光検出器を用いる一般的な蛍光寿命分析では、試料を励起する光として短い波長のパルス光(例えば、可視レーザ光)を用いて、そのパルス光よりも長い波長の蛍光(例えば、赤外蛍光)が測定される。
特開平9−199075号公報 特公平4−30706号公報 特許第2902708号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光電陰極は、光電子を励起することができる入射光の波長帯域が狭いために、赤外蛍光の波長に対しては十分な感度を有するものの、紫外域を含む可視レーザ光の波長対して感度を有するものではなかった。また、特許文献2及び3に記載された発明は、光電陰極の感度について波長帯域を広げることには効果がなかった。そのため、従来は、被検出光の波長に応じて光電陰極を使い分ける必要があり、励起光用と蛍光用に別々の光検出器を用意していた。
そこで、本発明は、広い波長帯域の光に対してフラットな感度を有する半導体光電陰極の提供を目的とする。
本発明者は、バイアス電圧を与えて動作させる半導体光電陰極を主な対象として、積層構造並びに光吸収層など各層の形状及び材料を検討した。その結果、従来の半導体光電陰極では、光の入射に応答して光電子を励起する光吸収層に到達する前に、光吸収層よりも光入射側にある層(例えば窓層)によって、感度を有する波長帯域の光(特に、可視から紫外域の光)が遮蔽されてしまうということに着目し、本発明を着想するに至った。
本発明の半導体光電陰極は、透明基板と、透明基板上に形成され、透明基板を透過した光が通過可能な第1の電極と、第1の電極上に形成され、光の入射に応答して光電子を励起する光吸収層と、第1の電極と光吸収層との間に介在し、光吸収層よりもエネルギーバンドギャップが広く、光吸収層と格子整合する半導体材料で構成されると共に、厚さが10nm以上200nm以下の半導体材料から構成される窓層と、光吸収層上に形成され、光吸収層と格子整合する半導体材料で構成されると共に、光吸収層で励起された光電子を表面から外部へ放出する電子放出層と、電子放出層上に形成された第2の電極と、を備える。
本発明の半導体光電陰極によれば、光吸収層の半導体材料と格子整合する窓層が光入射側に形成されるが、その厚さはごく薄くされている。そのため、バイアス電圧が印加された状態で、紫外域から近赤外域までにわたる広い波長帯域において、透明基板を透過した光は、第1の電極を通過した後に窓層でほとんど遮蔽されることなく、光吸収層に入射して光電子が励起される。そして、励起された光電子は、電子放出層を介して、外部に放出される。従って、広い波長帯域の光に対して感度を有する半導体光電陰極が得られる。
また、上記半導体光電陰極において、第1の電極は、厚さが5nm以上100nm以下の金属材料層としてもよい。このように構成することで、第1の電極を金属材料とした場合であっても、製造上の制御が可能な厚さを持たせつつ、広い波長帯域において光を通過させることができる。
また、第1の電極は、厚さが10nm以上50nm以下の金属材料層としてもよい。このように構成することで、第1の電極を金属材料した場合に、半導体光電陰極に対してバイアス電圧を均質に印加させつつ、より広い波長帯域において光を光吸収層に向けて通過させることができる。
また、第1の電極は、開口を有する金属材料としてもよい。このように構成することで、第1の電極を金属材料層した場合であっても、開口を介して光を光吸収層に向けて通過させることができる。
また、第1の電極は、ITO、ZnO、In及びSnOからなる群より選ばれる少なくとも1種の透明導電性材料としてもよい。第1の電極に光を透過させる透明導電性材料を用いることで、電極としての機能を持たせながら、透明基板を透過した光を光吸収層に向けて通過させることができる。
また、上記半導体光電陰極において、窓層の厚さは20nm以上100nm以下としてもよい。窓層の厚さをこのようにすることで、一様な層を形成することが容易な厚さを有しながらもバイアス電圧を良好に印加することが可能となると共に、広い波長帯域において光を良好に透過させることができる。
また、上記半導体光電陰極は、電子放出層と第2の電極との間に介在し、電子放出層と格子整合する半導体材料で構成されるコンタクト層を更に備えるようにしてもよい。コンタクト層を設けることで、電子放出層と第2の電極との間の接触抵抗を低下させることができるため、バイアス電圧を効果的に印加することができる。
また、上記半導体光電陰極は、透明基板と第1の電極との間に介在する絶縁膜を更に備えるようにしてもよい。このように絶縁膜を設けることで、透明基板と半導体材料との密着性を高めるという効果がある。
また、上記半導体光電陰極は、透明基板と第1の電極との間に介在する反射防止膜を更に備えるようにしてもよい。反射防止膜を設けることで、光吸収層に入射する光について所望の波長の反射率が低減され、光電子を放出する効率を高めることができる。
本発明によれば、バイアス電圧が印加された状態で、紫外域から近赤外域までの広い波長帯域にわたる光を光吸収層に入射させて光電子を励起することができる。そのため、広い波長帯域に対してフラットな感度を有する半導体光電陰極が得られる。
以下、本発明の実施の形態に係る半導体光電陰極について、添付の図面に基づき説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る透過型の半導体光電陰極1の平面図であり、図2は図1におけるII-II線に沿った断面図である。
半導体光電陰極1は、透明基板11と、中間膜12と、第1の電極13と、窓層14と、光吸収層15と、電子放出層16と、コンタクト層17と、第2の電極18と、を備える。なお、窓層14、光吸収層15、電子放出層16及びコンタクト層17は、光電変換を担う半導体多層膜として構成されている。
透明基板11は、短波長感度端が制約されない材料で構成されており、紫外域から近赤外域までにわたる広い波長帯域において入射光hνを透過する。このような透明基板11の材料としては、例えばガラスや石英が用いられる。なお、透明基板11は、半導体光電陰極1の機械的強度を維持する部分であり、電子管に組み込まれる際には真空容器の一部となる場合もある。
第1の電極13は、透明基板11上に形成され、厚さがごく薄い金属材料層として構成されており、透明基板11を透過した光が通過可能な光入射側の電極として構成されている。この第1の電極13は、例えば、W(タングステン)、Mo(モリブデン)、Ni(ニッケル)、Ti(チタン)、Cr(クロム)などの材料で構成され、厚さは5nm以上200nm以下とすることが好ましく、10nm以上50nm以下とすることがさらに好ましい。一例として、第1の電極13は厚さ10nmのタングステンとすることができる。
第1の電極13をこのように構成することで、電極として製造上の制御が可能な厚さを持たせつつ、広い波長帯域において第1の電極13に到達した光を光吸収層15に向けて通過させることができる。また、半導体光電陰極に対してバイアス電圧を均質に印加させつつ、紫外域から近赤外域までにわたる広い波長帯域において光を良好に通過させることができる。特に、厚さを10nm以上50nm以下とした場合には、より均質な膜質と低い面抵抗を両立させることができることにより、高い透過率を維持しながら均質なバイアス電界を形成できるという効果がある。
窓層14は、第1の電極13上に形成され、厚さがごく薄い半導体材料からなる層として構成されている。この窓層14は、後述する光吸収層15の半導体材料と格子整合するp型半導体材料(例えばInP)から構成されており、窓層として入射光hνを透過する機能だけでなく、バイアス電圧を印加するための機能を有するp側のコンタクト層とされている。さらに、後述するように窓層14は光吸収層15よりもエネルギーバンドギャップが広く、これにより光吸収層で発生した光電子を透明基板側に拡散してしまうのを防ぐ機能をも有する。なお、ここで、或る結晶が窓層の半導体材料と格子整合するとは、窓層がInPから構成される場合、当該結晶の格子定数とInPの格子定数との差が、InPの格子定数に対して±0.5%以内である場合をいう。
窓層14の厚さは10nm以上200nm以下とすることが好ましく、20nm以上100nm以下とすることがより好ましい。一例として、窓層14は厚さ50nmのp型InPとすることができる。窓層14をこのように構成することで、一様な層を形成することが容易な厚さを有しながらもバイアス電圧を良好に印加することが可能になると共に、紫外域から近赤外域までにわたる広い波長帯域において光を良好に透過させることができる。特に、窓層14の厚さを20nm以上100nm以下とした場合には、入射光hνを効率良く透過させ、かつ光吸収層15で励起された光電子の第1の電極への拡散をブロックし、光電子を電子放出層16側へ効率良く移送するという効果がある。また、窓層14のキャリア濃度は1×1017cm−3以上1×1019cm−3以下とすることが好ましい。この場合は、光吸収層15に均一なバイアス電圧を印加できるという効果がある。なお、窓層14の材料としては、p型InP以外に、光吸収層15に格子整合し、そのエネルギーギャップが光吸収層15よりも大きい半導体を用いることができる。
光吸収層15は、入射光hνに応答して光電子を励起する層であり、窓層14上に形成されている。この光吸収層15は、窓層14よりもエネルギーバンドギャップが狭く、窓層14と格子整合する半導体材料(例えば、高抵抗であるp型InGaAs)で構成されている。光吸収層15は、厚さを20nm以上5000nm以下とし、キャリア濃度を1×1015cm−3以上1×1017cm−3以下とすることができる。また、光吸収層15の材料としては、p型InGaAs以外にp型InGaAsP、p型InAlGaAsなどを用いることができる。
電子放出層16は、エネルギーバンドギャップが光吸収層15よりも広く、光吸収層15で励起された光電子を表面から外部へ放出する層であり、光吸収層15上に形成されている。この電子放出層16は、光吸収層15と格子整合する半導体材料(例えばp型InP)で構成されている。また、電子放出層16には、幅1000nm程度の開口部16Tがストライプ状に設けられており、外部に電子を放出させることができるようにされている。図1及び図2に示される半導体光電陰極1では、開口部16Tをストライプ状に形成し、形状をコンタクト層17及び第2の電極18においても同一形状の開口を形成した場合を示している。なお、図1では、開口部16Tをストライプ状に設けた場合を示しているが、メッシュ状に設けてもよく、均一な形状の開口を有していれば、その形状は問わない。
電子放出層16は、厚さを50nm以上2000nm以下とし、電子放出層16のキャリア濃度を5×1015cm−3以上1×1017cm−3以下とすることができる。また、開口部16Tの線幅は100nm以上100000nm以下とし、開口部16Tのピッチは100nm以上100000nm以下とすることができる。電子放出層16の材料としては、p型InP以外に、光吸収層15に格子整合し、そのエネルギーギャップが光吸収層15よりも大きい半導体を用いることができる。
コンタクト層17は、電子放出層16と第2の電極18との間に介在し、電子放出層16と格子整合する半導体材料で構成される。このコンタクト層17は、電子放出層16と第2の電極18との間の接触抵抗を低下させて、バイアス電圧を効果的に印加するための付加的な層であり、例えばn型InPから構成される。なお、光吸収層15及び電子放出層16にp型半導体材料を用いて、コンタクト層17としてn型半導体材料を用いた場合には、コンタクト層17はn側のコンタクト層となる。コンタクト層17は、厚さを50nm以上10000nm以下とし、キャリア濃度を1×1017cm−3以上1×1019cm−3以下とすることができる。また、コンタクト層17の材料としては、n型InP以外に、光吸収層15に格子整合し、そのエネルギーギャップが光吸収層15よりも大きい半導体を用いることができる。
第2の電極18は、電子放出層16上に形成された層であり、例えばTiから構成される。この第2の電極18を設けることで、光吸収層15及び電子放出層16に対してバイアス電圧を印加することができる。なお、本実施形態では、第2の電極18は、コンタクト層17上に形成され、光電子放出側の電極として構成されている。第2の電極18は、厚さを5nm以上1000nm以下とすることができる。なお、第2の電極18の材料としては、Ti以外にAl、Pt、Ag、Au、Cr及びこれらの合金などを用いることができる。
(半導体光電陰極の動作)
次に、半導体光電陰極1の動作について説明する。外部より逆方向のバイアス電圧を印加するため、図2に示されるように、バイアス電源50の高電位端子側は第2の電極18と接続され、低電位端子側は第1の電極13と接続される。
このように接続された半導体光電陰極1において、バイアス電圧が印加された状態で、入射光が透明基板11側から入射すると、一部は第1の電極13及び窓層14で反射若しくは吸収されるものの、残りは光吸収層15に到達する。そして、光吸収層15で光電変換されることで生じた電子が、電子放出層16の表面から外部に放出される。
(半導体光電陰極の製造方法)
ここで、本実施形態に係る半導体光電陰極の製造方法について説明する。図3及び図4は、半導体光電陰極1の製造過程を示す断面図である。
まず、InP基板42を用意する。そして、MOCVD法(有機金属気相成長法)によって、InP基板42上に、InGaAsからなるエッチングストップ層41、コンタクト層17(例えばn型InP)、電子放出層16(例えばp型InP)、光吸収層15(例えばp型InGaAs)及び窓層14(例えばp型InP)を順次結晶成長させる。引き続き、窓層14上に第1の電極13(例えばタングステン)を真空蒸着する(図3(a))。
次に、プラズマCVD法(プラズマ化学気相成長法)によって、中間膜12(例えば二酸化シリコン膜)を堆積した後、このウエハーを熱圧着により透明基板11(例えばガラス)と接着させる(図3(b))。
透明基板11と一体化したウエハーを加熱した塩酸に浸してエッチングすることにより、InP基板42をすべて除去する。このエッチング工程は、エッチングストップ層41により、自動的に停止する(図3(c))。
その後、硫酸系エッチャントによって、エッチングストップ層41をエッチングすることで、コンタクト層17を表面とし、透明基板11を裏面とする基板を作製する(図4(a))。
次に、第2の電極18を真空蒸着し、フォトリソグラフィーとRIEドライエッチング(反応性イオンエッチング)により、電子放出層16、コンタクト層17及び第2の電極18に対してストライプ状のパターンを形成する。これにより、電子放出層16において半導体光電陰極1の外部に電子を放出させるための電子放出部が形成される(図4(b))。
最後に、フォトリソグラフィーと、塩酸及び硫酸型エッチャントを用いた化学エッチングにより、第1の電極13を露出させると、図2に示される半導体光電陰極1が作製される(図4(c))。
(半導体光電陰極の特性)
図5は、第1実施形態に係る半導体光電陰極の特性データを示す。図5に示されるように、本実施形態に係る半導体光電陰極によれば、350nmの紫外域から1650nmの広い波長帯域にわたって感度の変動幅が少ないフラットな傾向が得られた。特に、450nmから1600nmにわたる波長域では、より高い感度で変動幅が少ないフラットな傾向が得られた。
次に、以上の構成を備える本実施形態に係る半導体光電陰極の効果について説明する。本実施形態の半導体光電陰極1によれば、光吸収層15を形成するために、光吸収層15の半導体材料と格子整合する窓層14が光吸収層15に形成されるが、窓層14の厚さはごく薄くされている。そのため、バイアス電圧が印加された状態で、紫外域から近赤外域までにわたる広い波長帯域において、透明基板を透過した光は、第1の電極を通過した後に窓層で遮蔽されることなく、光吸収層に入射して光電子が励起される。従って、広い波長帯域の光に対してフラットな感度を有する半導体光電陰極が得られる。
換言すれば、半導体光電陰極1によれば、バイアス電圧を印加した状態で、780nmを超える近赤外域の光だけでなく、可視光域や350nmから450nmの紫外域の光を光吸収層15に到達させることができる。これにより、1つの半導体光電陰極に、紫外域から近赤外域までにわたる広い波長帯域に対する感度を持たせることができるため、光電子増倍管、画像増強管及びストリーク管といった電子管に組み込む際に、被検出光の波長に応じて光電陰極を使い分ける必要がなくなる。従って、励起光用と蛍光用に別々の光検出器を用意していたことに起因する精度の低下が改善されるだけでなく、測定装置の構造を簡単にすることが可能となり、小型化や低コスト化を図ることができる。
具体的には、時間分解蛍光測定においては、励起光パルス(一般には蛍光波長よりも短波長)と蛍光を同時に計測可能となるため、測定精度の向上だけでなく装置の小型化、低コスト化も実現できる。また、小型でメンテナンスフリーの冷却器と組み合わせることにより、広い波長帯域に対応できる光検出器を製造することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る透過型の半導体光電陰極を説明する。
図6は、第2実施形態に係る透過型の半導体光電陰極2の断面図である。なお、半導体光電陰極2の平面図は図1と同様の図となるため、図1において対応する要素に対応する符号を付すことで説明を省略する。
本実施形態と第1実施形態との違いは、光入射側に設けられた第1の電極23であり、他の要素は第1実施形態と同一である。本実施形態では、第1の電極23は、開口23Bを有する金属材料層として構成されているという点において、第1実施形態と異なる。具体的には、図7の平面図に示されるように、第1の電極23に複数の開口23Bを設けることで、第1の電極23はストライプ状にパターニングされる。
第1の電極23を構成する金属材料は特に限定されないが、第1実施形態に係る第1の電極13と同様に、W(タングステン)、Mo(モリブデン)、Ni(ニッケル)、Ti(チタン)、Cr(クロム)などの材料から第1の電極23を構成することができる。また、第1の電極23の厚さは特に限定されないが、金属材料としてタングステンを用いた場合には、厚さ100nmとすることができる。
このように構成した半導体光電陰極2は、第1実施形態の場合と同様に、バイアス電源50を用いてバイアス電圧を印加して動作させることができる。本実施形態では、ストライプ状に開口23Bが複数設けられているため、透明基板11に入射した光は線部23A及び縁部23Cではほぼ100%遮光されるが、開口23Bでは遮光されることなく通過する。従って、透明基板を透過した光を光吸収層15に向けて通過させることができる。
本実施形態において、開口23Bの数は特に限定されないが、透明基板を透過した光を効率良く通過させるためには、線部23Aの線幅をw、開口23Bを設けるピッチ幅をwとしたとき、下記の式で表される開口率βを可能な限り大きくすることが好ましい。
(式)β={1−(w/w)}×100
一例として、線部23Aの線幅wを5000nmとして、開口23Bのピッチwを100000nmとすることができる。この場合、開口率βは95%となる。
また、開口23Bは、線幅wを500nm以上50000nm以下、ピッチwを500nm以上500000nm以下とすることが好ましい。線幅w及びピッチwをこのような範囲とすることで、半導体光電陰極に対して、効果的にバイアス電圧を印加することができるとともに、フォトリソグラフィーを用いて再現性良く形成することができる。なお、図7では、複数の開口23Bをストライプ状に配列した場合を示しているが、複数の開口をメッシュ状や同心円状など異なる態様の配列としてもよい。
なお、本実施形態に係る半導体光電陰極2の製造方法は、第1実施形態に係る半導体光電陰極1の製造方法とほぼ同様である。しかしながら、図3(a)に示される窓層14上に第1の電極13を真空蒸着する工程の後に、フォトリソグラフィー工程とRIEドライエッチングにより複数の開口23Bを形成する工程が加わる点で第1実施形態の場合と異なる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る透過型の半導体光電陰極を説明する。なお、本実施形態に係る半導体光電陰極の平面図及び断面図は第1実施形態の半導体光電陰極1と同一となるため、対応する要素に対応する符号を付すことで説明を省略する。
本実施形態と第1実施形態との違いは、半導体光電陰極3において光入射側に設けられた第1の電極33であり(図2参照)、他の要素は第1実施形態と同一である。具体的には、本実施形態では、第1の電極33が透明導電性材料から構成されているという点において、第1実施形態と異なる。第1の電極33を構成する透明導電性材料としては、ITO、ZnO、In及びSnOからなる群より選ばれる少なくとも1種の材料とすることができる。なお、ITO、ZnO、In及びSnOは、いずれも酸化物透明半導体である。また、第1の電極33の厚さは、100nm以上5000nm以下とすることが好ましく、200nm以上1000nm以下とすることがより好ましい。
このように構成した半導体光電陰極3は、第1実施形態の場合と同様に、バイアス電源50を用いてバイアス電圧を印加して動作させることができる。本実施形態では、第1の電極33は透明導電性材料から構成されているため、電極としての機能を持ちながら、光を透過させる性質を有する。従って、透明基板を透過した光を光吸収層15に向けて通過させることができる。
なお、本実施形態に係る半導体光電陰極2の製造方法は、第1実施形態に係る半導体光電陰極1の製造方法とほぼ同様である。しかしながら、図3(a)に示される窓層14上に第1の電極13を真空蒸着する工程において、金属材料からなる第1の電極13の代わりに透明導電性材料からなる第1の電極33を形成する点で第1実施形態の場合と異なる。
本発明の実施形態に係る半導体光電陰極の平面図である。 図1におけるII-II線に沿った半導体光電陰極の断面図である。 半導体光電陰極の製造過程を示す断面図である。 半導体光電陰極の製造過程を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体光電陰極の特性データを示す図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体光電陰極の断面図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体光電陰極における第1の電極の平面図である。
符号の説明
1,2,3…半導体光電陰極、11…透明基板、12…中間膜、13,23,33…第1の電極、14…窓層、15…光吸収層、16…電子放出層、16T…開口部、17…コンタクト層、18…第2の電極、21…基板、23A…線部、23B…開口、23C…縁部、41…エッチングストップ層、42…InP基板、50…バイアス電源。

Claims (9)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板上に形成され、前記透明基板を透過した光が通過可能な第1の電極と、
    前記第1の電極上に形成され、光の入射に応答して光電子を励起する光吸収層と、
    前記第1の電極と前記光吸収層との間に介在し、前記光吸収層よりもエネルギーバンドギャップが広く、前記光吸収層と格子整合する半導体材料で構成されると共に、厚さが10nm以上200nm以下の半導体材料から構成される窓層と、
    前記光吸収層上に形成され、前記光吸収層と格子整合する半導体材料で構成されると共に、前記光吸収層で励起された光電子を表面から外部へ放出する電子放出層と、
    前記電子放出層上に形成された第2の電極と、
    を備える半導体光電陰極。
  2. 前記第1の電極は、厚さが5nm以上200nm以下の金属材料であることを特徴とする請求項1に記載の半導体光電陰極。
  3. 前記第1の電極は、厚さが10nm以上50nm以下の金属材料であることを特徴とする請求項1に記載の半導体光電陰極。
  4. 前記第1の電極は、開口を有する金属材料層であることを特徴とする請求項1に記載の半導体光電陰極。
  5. 前記第1の電極は、ITO、ZnO、In及びSnOからなる群より選ばれる少なくとも1種の透明導電性材料からなる層であることを特徴とする請求項1に記載の半導体光電陰極。
  6. 前記窓層の厚さが20nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の半導体光電陰極。
  7. 前記電子放出層と前記第2の電極との間に介在し、前記電子放出層と格子整合する半導体材料で構成されるコンタクト層を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の半導体光電陰極。
  8. 前記透明基板と前記第1の電極との間に介在する絶縁膜を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の半導体光電陰極。
  9. 前記透明基板と前記第1の電極との間に介在する反射防止膜を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の半導体光電陰極。
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