JP2007115176A - プラント運転支援装置 - Google Patents

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実 仲矢
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Abstract

【課題】プラント制御に係る操作を実際に行うことなく、当該操作の内容に応じたプラントの運転状況の予測値を提供することが可能なプラント運転支援装置を提供する。
【解決手段】予測値導出手段14は、操作入力手段を介して操作情報により指示された操作内容を、時刻指定手段で指定された操作開始時刻において仮想的に実施することにより、プラントの将来の動作状態を示した予測値(予測プロセスデータ)を導出し、この予測値をトレンドデータとして表示手段151に表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、プラントの運転状態及び運転方法を報知するプラント運転支援装置に関する。
近年の石油精製の化学プロセス、上下水道の水処理プロセス等のような所定の工程を行うプラントでは、プラント内部に設けられた各種計測機器や各種調整機器等のフィールド機器から収集される実測値としてのプラントデータに基づいてプラントの運転状態を示す時系列のデータ(以下、プロセスデータと言う)を導出し、このプロセスデータを指標として予め設定された運転方法や過去のプロセスデータから予測される現在のプロセスデータの傾向に応じた運転方法を特定し、この運転方法により各種調整機器が随時操作されることで運転されている。ここでフィールド機器とは、温度センサ、圧力センサ、流量センサ等の計測機器と、バルブ開閉器や火力調整器等の調整機器を含む意であって、当該フィールド機器により計測される計測量や、調整の度合いを示す調整量等がプラントデータとして出力される。
また、上述したプロセスデータをパラメータとし、このパラメータに基づいて所定のモデル式により数値計算(シミュレーション)を行うことにより、運転や制御操作の指標となる重要なプロセスデータについての将来の予測値を導出し、当該予測値と過去から現在までの実績値とを時系列的に示したグラフ(以下、トレンドグラフという)を表示することで、プラントの将来の運転状態を予測し確認することが可能なプラント運転支援装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図5及び図6を参照して、従来のプラント運転支援装置について説明する。
図5は、従来のプラント運転支援装置100の内部構成を示した図である。
図5に示すように、プラント運転支援装置100は、オペレータ(操作者)2からの指示に基づいてプラント1の運転状況の監視及び制御を行う装置であって、当該プラント1と通信回線を介して相互に通信可能に接続されている。
同図に示すとおり、プラント運転支援装置100は、操作入力手段11、プラント制御手段12、プラント模擬手段13、予測値導出手段14、表示手段15、データ記憶手段16を備えて構成される。
操作入力手段11は、キーボードやポインティングデバイス等の機械的な入力装置であって、当該操作入力手段11を介してオペレータ2から入力されるプラント1の制御に係る操作を指示する操作情報をプラント制御手段12及びプラント模擬手段13に出力する。
プラント制御手段12は、操作入力手段11から入力される操作情報に基づいて、プラント1内に配置された各種フィールド機器の動作を制御する。
プラント模擬手段13は、プラント1の動作を模擬するトラッキングシミュレータであって、プラント1内に配置された各種フィールド機器から実測値として出力されるプラントデータ及び操作入力手段11を介して入力される操作情報に基づいて、プラント1の動作をシミュレートするために予め定められたプラントシミュレーションモデル式のパラメータを随時修正及び算出することで、プラント1の動作を仮想的に模擬する。
また、プラント模擬手段13は、模擬したプラント1の動作状態を示すプロセスデータ(模擬値)を表示手段15に出力する。
予測値導出手段14は、プラント模擬手段13から入力されるプロセスデータに基づいて所定のモデル式により数値計算を行うことで、プラント1の将来の運転状態を予測した予測プロセスデータ(予測値)を導出し、この予測プロセスデータを表示手段15に出力する。
表示手段15は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)等のディスプレイ、表示画面上への表示を制御する表示制御手段等から構成され、操作入力手段11から入力される指示に従ってプラント運転支援装置100において実行される各種情報を表示画面上に表示を行う。
また、表示手段15は、プラント1内の各種機器から出力されるプラントデータ、プラント模擬手段13から出力されるプロセスデータ及び予測値導出手段14から出力される予測プロセスデータを時系列的に示したトレンドグラフ(図6参照)を表示画面上に表示させる。
データ記憶手段16は、不揮発性メモリやHDD等の記憶媒体を有し、当該記憶媒体に予測値導出手段14に関する各種情報(データ)を記憶する。また、データ記憶手段16は、予測値導出手段14からの読出指示に応じ、当該データ記憶手段16に記憶された各種データを読み出し、予測値導出手段14に出力する。
図6は、上記した従来のプラント運転支援装置100において、表示手段15の表示画面上に表示されたトレンドグラフの一例を示した図である。
ここで、横軸は時刻を示しており、画面左方から右方にかけて時間の経過を表しており、現在時刻(図中、11:20)を画面上下に渡る線分により強調表示することで識別の利便が図られている。また、縦軸はプラントの運転状態を示すレンジ(例えば、パーセンテージ等により示される所定の物理量)を意味している。
このトレンドグラフ内において、実測値はプラント1内の各種機器から収集されたプラントデータの実測値を示しており、模擬値はプラント模擬手段13により模擬されたプラント1からのプロセスデータを示している。また、予測値は予測値導出手段14により導出された予測プロセスデータを示している。
上記構成において、オペレータ2は、表示手段15の表示画面上に表示されたトレンドグラフにより、プラント1の現在までの運転状況と、予測される将来の運転状況を視覚的に確認することが可能であるため、プラント1の制御や異常の検出等に用いられている。
特開平3−216705号公報
しかしながら、従来のプラント運転支援装置では、プラントから収集されたプラントデータに基づいて予測される将来の運転状況を表示するのみであるため、オペレータ2によりプラントの制御に係る操作が実際に実施された後にしか予測値を提供することができない。そのため、実際に操作を行わないとプラントの運転状態が将来においてどのように変化するかを確認することができず、最適な操作方法やその操作を実施する最適なタイミングを探索することができないため、効率的なプラント運用を妨げる可能性がある。
本発明の課題は、プラント制御に係る操作を実際に行うことなく、当該操作の内容に応じたプラントの運転状況の予測値を提供することが可能なプラント運転支援装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
通信回線を介して接続されたプラントのフィールド機器から出力される実測値に基づいて前記プラントの動作を模擬するプラント模擬手段と、前記プラント模擬手段により模擬されたプラントの動作状態を示す模擬値に基づいて前記プラントの将来の運転状況を予測した予測値を導出する予測値導出手段と、前記実測値、模擬値及び予測値を時系列的に示したトレンドグラフを表示する表示手段と、前記フィールド機器の制御に係る操作を指示する操作情報を入力可能な操作入力手段と、を備えたプラント運転支援装置において、
前記操作情報による前記フィールド機器の操作開始時刻を、現在時刻より将来の時刻で指定可能な時刻指定手段を備え、
前記予測値導出手段は、前記操作情報により指示された操作内容を前記指定された操作開始時刻に仮想的に実施した場合の前記予測値を導出することを特徴としている。
更に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記予測値導出手段は、前記操作情報に複数の操作内容が含まれた場合に、前記複数の操作内容の数量に応じた前記予測値を夫々導出することを特徴としている。
更に、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記表示手段は、前記予測値導出手段により導出された複数の予測値を、互いに比較可能な態様で表示することを特徴としている。
更に、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記フィールド機器を実際に操作する操作モードと、前記フィールド機器を仮想的に操作する仮想操作モードと、を切り換え可能な切換手段を備え、
前記時刻指定手段は、前記切換手段により仮想操作モードに切り換えられた場合に有効となることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、操作情報により指示された操作内容を、指定された操作開始時刻に仮想的に実施した場合の予測値を導出することが可能であるため、操作者は、プラント制御に係る操作を実際に行うことなく、当該操作の内容に応じたプラントの運転状況の予測値を、表示手段を介して確認することができる。これにより、操作者は仮想的な操作により導出された予測値に基づいて、最適な操作方法やその操作を実施する最適なタイミングを探索することが可能となるため、プラント運用の効率化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、予測値導出手段は、操作情報に複数の操作内容が含まれた場合に、前記複数の操作内容に応じた予測値を夫々導出するため、操作者は複数の操作内容に応じた予測値を夫々確認することができる。これにより、操作者は仮想的な操作により導出された複数の予測値を比較、検討することが可能となり、より最適な操作方法やその操作を実施する最適なタイミングを探索することが可能となるため、プラント運用の効率化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、表示手段は、予測値導出手段により導出された複数の予測値を、互いに比較可能な態様で表示するため、操作者は複数の予測値の比較を容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、切換手段により、フィールド機器を実際に操作する操作モードと、フィールド機器を仮想的に操作する仮想操作モードと、を切り換えることが可能であるため、誤操作を未然に防止することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されないものとする。
まず、図1を参照して本実施形態におけるプラント運転支援装置100の構成を説明する。なお、前述した図5と同一の構成部分については詳細な説明を適宜省略する。以下では、本実施形態に特徴的な構成及び動作について説明する。
図1に示すように、プラント運転支援装置100は、操作入力手段11、プラント制御手段12、プラント模擬手段13、予測値導出手段14、表示手段15、データ記憶手段16を備えて構成される。ここで、プラント1とプラント運転支援装置100とは、通信回線を介して接続されており、当該通信回線を介して相互に各種情報(データ)の送受信が可能となっている。
操作入力手段11は、キーボードやポインティングデバイス等の機械的な入力装置であって、当該操作入力手段11を介してオペレータ2から入力されるプラント1の制御に係る操作を指示する操作情報をプラント制御手段12及びプラント模擬手段13に出力する。
ここで、操作入力手段11は、プラントに設置されたフィールド機器(不図示)を実際に操作する操作モードと、前記フィールド機器を仮想的に操作する仮想操作モードと、を切り換え可能な機能を有した切換ボタン等の切換手段111を有し、当該切換手段を操作することにより前記制御モードと仮想操作モードとを切り換えることが可能となっている。
具体的に、切換手段111は、仮想操作モードにある場合にプラント制御手段12及びプラント模擬手段13への信号出力を有効とし、予測値導出手段14への信号出力を無効する。これにより、操作入力手段11を介して入力される操作情報をプラント制御手段12及びプラント模擬手段13に出力することで、プラント制御手段12によりプラント1に設置されたフィールド機器の操作が実際に行われるようになっている。
一方、切換手段111は、仮想操作モードにある場合にプラント制御手段12及びプラント模擬手段13への信号出力を無効とし、予測値導出手段14への信号出力を有効とする。これにより、操作入力手段11を介して入力される操作情報を予測値導出手段14へと出力することで、予測値導出手段14により操作情報に応じた操作が仮想的に行われるようになっている。
プラント制御手段12は、操作入力手段11から入力される操作情報に基づいて、プラント1内に配置された各種フィールド機器の動作を制御する。
プラント模擬手段13は、プラント1の動作を模擬するトラッキングシミュレータであって、プラント1内に配置されたフィールド機器から実測値として出力されるプラントデータ及び操作入力手段11を介して入力される操作情報に基づいて、プラント1の動作をシミュレートするために予め定められたプラントシミュレーションモデル式のパラメータを随時修正及び算出することで、プラント1の動作を模擬する。また、プラント模擬手段13は、模擬したプラント1の動作状態を示すプロセスデータ(模擬値)を予測値導出手段14及び表示手段15に出力する。
予測値導出手段14は、プラント模擬手段13から入力されるプロセスデータに基づいて所定のモデル式により実時間を上回る速度で数値計算(シミュレーション)を行うことにより、プラント1の将来の運転状態を予測した予測プロセスデータ(予測値)を導出し、この予測プロセスデータを表示手段15及びデータ記憶手段16に出力する。
また、予測値導出手段14は、前述した仮操作モードにおいて、操作入力手段11から入力される操作情報により指示された操作内容を、前記モデル式において指定された操作開始時刻から仮想的に実施(数値計算)し、この算出結果となる予測プロセスデータとして表示手段15及びデータ記憶手段16に出力する。ここで、モデル式は、プラント1に実際に配置される各フィールド機器の動作に対応する項(数式)を含んでおり、各フィールド機器の操作量(制御量)に応じた値をパラメータとしてモデル式に入力することにより、当該操作量に応じた予測プロセスデータが導出できるようになっているものとする。
表示手段151は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)等のディスプレイ、表示画面上への表示を制御する表示制御手段等から構成され、プラント1内の各種機器から出力されるプラントデータ、プラント模擬手段13から出力されるプロセスデータ及び予測値導出手段14から出力される予測プロセスデータを時系列的に示したトレンドグラフ(図4参照)を表示画面上に表示する。
表示手段152は、上述した表示手段151と同様の構成を有し、操作入力手段11から入力される指示に従ってプラント運転支援装置100において実行される各種情報を表示画面上に表示を行う。具体的には、後述する仮想操作コントロール画面(図3参照)を表示画面上に表示する。なお、本実施の形態では、その表示内容に応じて表示手段151及び152の2台構成としたが、これに限らず、1台の表示手段にトレンドグラフ及び仮想操作コントロール画面を表示する態様としてもよい。
データ記憶手段16は、不揮発性メモリやHDD等の記憶媒体を有し、当該記憶媒体に予測値導出手段14に関する各種情報(データ)を記憶する。また、予測値導出手段14からの読み出し指示に応じて、当該データ記憶手段16に記憶された各種データを読み出し、予測値導出手段14に出力する。
プラント運転支援装置100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成される不図示の制御系により制御されているものとする。なお、プラント運転支援装置100は上述した各部の夫々又は何れかに備えられた制御系により制御される態様としてもよいし、プラント運転支援装置100に単一に備えられた制御系により統括的に制御される態様としてもよい。
なお、制御系による制御は、ROMに記憶された各種データやシステムプログラム等をRAM内に展開し、これらのプログラム及びデータとの協働により行うソフトウェア処理により実現される態様としてもよいし、ハードウェア処理により実現される態様としてもよく、ソフトウェア処理とハードウェア処理との組合せにより実現される態様としてもよい。
次に、図2〜4を参照して、プラント運転支援装置100の制御系により実行される運転支援処理について説明する。
図2は、プラント運転支援処理の手順を示したフローチャートである。なお、本プラント運転処理における各処理は、上述した制御系及びプラント運転支援装置100の各部が有する機能により実行される処理を示している。
まず、操作入力手段11を介してオペレータ2により仮想操作ボタンが押下され、この押下信号が入力されると(ステップS11)、切換手段111により、操作入力手段11からのプラント制御手段12及びプラント模擬手段13への信号出力が無効化されるとともに、予測値導出手段14に信号出力が有効化される(ステップS12)。そして、表示手段15に仮想操作コントロール画面が表示される(ステップS13)。
図3は、表示手段152の表示画面上に表示された仮想操作コントロール画面の一例を示した図である。
同図において、領域A1は後述する操作情報による制御の開始時刻(以下、操作開始時刻という)を指示する時刻情報を入力可能な領域であって、オペレータ2の所望する時刻が操作入力手段11を介して入力可能となっている。シフトボタンB1は、領域A1で指定した操作開始時刻以降における予測プロセスデータの導出を指示するための入力キーであって、当該入力キーの押下信号とともに上述した時刻情報が予測値導出手段14に出力されるようになっている。ここで、領域A1及びシフトボタンB1により実現される機能が、時刻指定手段に対応している。
領域A2は、プラント1のフィールド機器に対する仮想的な操作内容(例えば、PIDC01.SV←0.8等)を指示するための領域であって、一連の操作は操作番号により管理されており、オペレータ2の所望する操作内容が操作入力手段11を介して入力可能となっている。ここで、各操作番号に付随された変更ボタンB2は、先に入力された操作内容の全部又は一部の変更を指示する入力キーである。また、削除ボタンB3は、操作内容の削除を指示する入力キーであって、当該入力キーの押下により操作内容及び当該操作内容に応じて導出された予測値がデータ記憶手段16から削除されるとともに、この予測値に係る後述する操作結果予測値の表示が表示画面上から削除される。
追加ボタンB4は、上述した領域A1で指定した操作開始時刻において、領域A2で指示した操作内容の制御の仮想的な実施を指示するための入力キーであって、当該入力キーの押下信号とともに上述した領域A2の操作内容を示す操作情報が予測値導出手段14に出力されるようになっている。
また、領域A3は、現在の時刻を示す現在時刻、シフトボタンB1を押下した時刻を示すシフト実行時刻、実測値(プラントデータ)と予測値(予測プロセスデータ)との乖離率を示した予測乖離率等の各種情報を表示する領域である。
図2に戻り、表示手段152の仮想操作コントロール画面に基づき、オペレータ2により領域A1の操作開始時刻の入力及びシフトボタンB1が押下され、この押下信号及び操作開始時刻が予測値導出手段14に入力されると(ステップS14)、予測値導出手段14により指定された操作開始時刻まで実時間を上回る速度で数値計算が進められることで、操作開始時刻までの予測プロセスデータが導出され、この予測プロセスデータ及び当該予測プロセスデータの導出に係る各種情報等が、仮想操作の初期状態としてデータ記憶手段16に記憶される(ステップS15)。
次いで、表示手段152の仮想操作コントロール画面に基づき、オペレータ2により領域A2の操作内容が入力された後、追加ボタンB4が押下され、この押下信号及び操作情報が予測値導出手段14に入力されると(ステップS16)、予測値導出手段14により、操作情報に含まれる指示内容応じたパラメータに変更されたモデル式が実時間を上回る速度で数値計算されることで仮想的に操作が実施され、操作開始時刻以降の仮想プラントの動作状態を示した予測プロセスデータが導出される(ステップS17)。そして、この導出された予測プラントデータがトレンドグラフとして表示手段151の表示画面上に表示される(ステップS18)。
図4は、表示手段151の表示画面上に表示されたトレンドグラフの一例を示した図である。
図4に示すように、トレンドグラフは、プラント1からのプラントデータ(実測値)、プラント模擬手段13からのプロセスデータ(模擬値)、予測値導出手段14からの予測プロセスデータ(予測値)からなる。トレンドグラフ内の「△」印は上述した仮想操作コントロール画面においてシフトボタンB1が押下されたシフト開始時刻(図中、11:10)を示しており、「▽」印は仮想操作コントロール画面の領域A1で指定された操作開始時刻(例えば、12:00)を示している。
トレンドグラフの予測プロセスデータにおいて、シフト開始時刻から操作開始時刻までの予測プロセスデータは、上述したステップS15において導出された予測プロセスデータに対応している。また、操作開始時刻(図中、11:50)を始点として表示された仮想操作1〜3の曲線により示される値は、上述した仮想操作コントロール画面における領域A2で指示された操作番号1〜3の操作内容に応じて夫々導出された予測プロセスデータ(以下、操作結果予測値という)を示している。なお、各操作結果予測値は、互いに識別可能な態様で表示されることが好ましく、例えば、互いに異なる色を用いて曲線を描画することとしてもよい。
このように、仮想操作(操作番号)の数量に応じた操作結果予測値が操作開始時刻を始点として同時に表示されることにより、互いに比較可能な態様で表示される。なお、本実施の形態では、複数の操作結果予測値を一のトレンドグラフ内に同時に表示することとしたが、これに限らず、仮想操作(操作番号)の数量に応じたトレンドグラフを個別に表示し、当該各トレンドグラフに各操作結果予測値を夫々表示する態様としてもよい。
図2に戻り、予測値導出手段14により、他の仮想操作を実行する指示が操作入力手段11から入力されたか否かが判定され、操作入力手段11を介して他の仮想操作の実行を指示する旨の指示情報が入力された場合には(ステップS19;Yes)、先に導出された操作結果予測値及び当該操作結果予測値の導出に係る各種情報等がデータ記憶手段16に記憶されるとともに、ステップS15において初期状態として記憶された情報が読み出されることで再び操作開始時刻時点での状態とされて(ステップS20)、ステップS16へと再び戻る。
一方、ステップS19において、操作入力手段11を介し、仮想操作を終了する旨の指示情報が入力された場合には、切換手段111により、操作入力手段11からのプラント制御手段12及びプラント模擬手段13への信号出力が有効化されるとともに、予測値導出手段14に信号出力が無効化されて(ステップS21)、本処理は終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、操作情報により指示された操作内容を、指定された操作開始時刻に仮想的に実施した場合の予測値を導出することが可能であるため、操作者は、プラント制御に係る操作を実際に行うことなく、当該操作の内容に応じたプラントの運転状況の予測値を、表示手段152を介して確認することができる。これにより、操作者は仮想的な操作により導出された予測値に基づいて、最適な操作方法やその操作を実施する最適なタイミングを探索することが可能となるため、プラント運用の効率化を図ることができる。
上記実施の形態におけるプラント運転支援装置100の細部構成および詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態において、フィールド機器に対する仮想的な操作として、ある時点(操作開始時刻)における瞬間的な操作を行った場合を例示したが、これに限らず、逐次的な操作を行うこととしてもよいし、条件分岐等を含んだ連続的な操作を行うこととしてもよい。
また、上記実施の形態では、オペレータへの報知手段として表示手段を用いた例を示したが、これに限らず、スピーカ等の音声出力手段等の他の報知手段により報知を行うこととしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、予測値導出手段14により導出された予測値をトレンドグラフとして表示させることとしたが、操作情報による仮想的な操作により、プラント1の動作に異常が発生する可能性があるような場合には、この旨を示す画面を表示手段の表示画面上に表示することでオペレータに報知することとしてもよい。
本発明に係るプラント運転支援装置の内部構成を示した図である。 プラント運転支援処理の手順を示したフローチャートである。 本発明に係るプラント運転支援装置の表示手段に表示された仮想操作コントロール画面の一例を示した図である。 本発明に係るプラント運転支援装置の表示手段に表示されたトレンドグラフの一例を示した図である。 従来のプラント運転支援装置の内部構成を示した図である。 従来のプラント運転支援装置の表示手段に表示されたトレンドグラフの一例を示した図である。
符号の説明
1 プラント
2 オペレータ
100 プラント運転支援装置
11 操作入力手段
111 切換手段
12 プラント制御手段
13 プラント模擬手段
14 予測値導出手段
15、151、152 表示手段
16 データ記憶手段

Claims (4)

  1. 通信回線を介して接続されたプラントのフィールド機器から出力される実測値に基づいて前記プラントの動作を模擬するプラント模擬手段と、前記プラント模擬手段により模擬されたプラントの動作状態を示す模擬値に基づいて前記プラントの将来の運転状況を予測した予測値を導出する予測値導出手段と、前記実測値、模擬値及び予測値を時系列的に示したトレンドグラフを表示する表示手段と、前記フィールド機器の制御に係る操作を指示する操作情報を入力可能な操作入力手段と、を備えたプラント運転支援装置において、
    前記操作情報による前記フィールド機器の操作開始時刻を、現在時刻より将来の時刻で指定可能な時刻指定手段を備え、
    前記予測値導出手段は、前記操作情報により指示された操作内容を前記指定された操作開始時刻に仮想的に実施した場合の前記予測値を導出することを特徴とするプラント運転支援装置。
  2. 前記予測値導出手段は、前記操作情報に複数の操作内容が含まれた場合に、前記複数の操作内容に応じた前記予測値を夫々導出することを特徴とする請求項1に記載のプラント運転支援装置。
  3. 前記表示手段は、前記予測値導出手段により導出された複数の予測値を、互いに比較可能な態様で表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のプラント運転支援装置。
  4. 前記フィールド機器を実際に操作する操作モードと、前記フィールド機器を仮想的に操作する仮想操作モードと、を切り換え可能な切換手段を備え、
    前記時刻指定手段は、前記切換手段により仮想操作モードに切り換えられた場合に有効となることを特徴とする請求項1に記載のプラント運転支援装置。
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