JP2010139753A - プラントシミュレータ及びプラントシミュレータの動作方法 - Google Patents

プラントシミュレータ及びプラントシミュレータの動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作対象の機器を選択する際の操作性を向上させることのできる、プラントシミュレータ及びプラントシミュレータの動作方法を提供する。
【解決手段】中央制御装置によって操作される第1機器群と、現場で操作される第2機器群とを有するプラントの動作を模擬するにあたり、前記第2機器群が視覚的に前記第1機器群とは区別されるように、機器群のレイアウトを表示する。
【選択図】図8

Description

本発明は、プラントシミュレータ及びプラントシミュレータの動作方法に関する。
発電プラントや化学プラントなどのプラントは、安全に運転されることが求められる。そのため、プラントの動作を模擬するプラントシミュレータを用いて、運転訓練が行われる。
プラントシミュレータに関する技術が、特許文献1(特開2006−3600)に記載されている。特許文献1に記載されたプラント模擬装置には、それぞれ異なったプラント動特性を模擬するプラント動特性模擬手段と対応し、それぞれ異なった制御ロジックを模擬するプラントロジック模擬手段が設けられている。模擬プラント切替手段が、オペレータからの切替要求により、模擬されるプラント情報及び各模擬プラントの初期データを格納する模擬プラント設定ファイルを読み込み、模擬プラントのプラント動特性模擬手段及びプラントロジック模擬手段を切り替える。これによって、対象とするプラントを効率よくかつ他のプラントに干渉しないで模擬することができる、と記載されている。
ところで、プラントには、通常、多数の機器が設置される。プラントに設置される機器群の中には、中央制御装置により遠隔操作される機器と、現場に設置された現場操作盤などから操作される機器とが存在することがある。
模擬結果を現実の状態に近づけるために、中央制御装置による操作と、現場における操作とを連携させることが考えられる。
関連する技術が、特許文献2(特開平11−153940)及び特許文献3(特開2000−56666)に記載されている。特許文献2及び特許文献3には、現場における操作を模擬する装置と、中央制御装置による操作を模擬する装置とが設けられることが記載されている。そして、両者による操作を連携させ、プラントシミュレーションが行われる。
特開2006−3600号公報 特開平11−153940号公報 特開2000−56666号公報
プラント内において、現場で操作される機器は、通常、多数設置される。プラントシミュレータにおいて、現場操作を模擬する装置を機器の数だけ用意することは、容易ではない。従って、操作対象の機器を切り替えることにより、一つの装置で多数の機器に対する操作が行われる。このとき、オペレータは、多数の機器の中から、操作対象の機器を指定しなければならない。しかし、プラント内には、同じ種類の機器であっても現場で操作される機器と中央制御装置から操作される機器との双方が存在することがある。例えば、プラント内に、現場で操作されるバルブと、中央制御装置により操作されるバルブとの双方が設置されている場合もある。このように多数設置された機器群の中から、現場で操作される機器を指定して選択することは容易ではない。
従って、本発明の目的は、操作対象の機器を選択する際の操作性を向上させることのできる、プラントシミュレータ及びプラントシミュレータの動作方法を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する括弧付き符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであり、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明に係るプラントシミュレータ(9)は、中央制御装置によって遠隔操作される第1機器(5)群と、その中央制御装置とは別の現場装置群により操作される第2機器(6)群とを有するプラントの動作を模擬する装置である。このプラントシミュレータ(9)は、中央制御装置の動作を模擬し、第1機器(5)群に対する操作値を中央操作値として生成する中央制御装置模擬手段(1)と、その現場装置群の動作を模擬し、第2機器(6)群に対する操作値を現場操作値として生成する、現場操作模擬手段(3)と、中央操作値と現場操作値とに基づいて、プラントの状態量を計算するプロセスシミュレーション手段(2)とを具備する。現場操作模擬手段(3)は、第1機器(5)群と第2機器(6)群とが視覚的に区別されて示されるレイアウト領域(7)を表示装置に表示する。そして、オペレータによりレイアウト領域(7)において操作対象の第2機器(6)が選択されたときに、選択された第2機器(6)に対する操作内容の入力を受け付ける。
この発明によれば、レイアウト領域(7)において、第2機器(6)が、第1機器(5)とは視覚的に区別されるように、表示される。従って、オペレータは、レイアウト領域(7)において、どの機器が現場で動作される機器であるのかを、一目瞭然に知ることができる。これにより、操作対象の機器を簡単に選択することが可能となり、操作対象の機器を選択する際の操作性を向上させることができる。
本発明に係るプラントシミュレータの動作方法は、中央制御装置によって遠隔操作される第1機器(5)群と、中央制御装置とは別の現場装置群により操作される第2機器(6)群とを有するプラントの動作を模擬する、プラントシミュレータの動作方法である。このプラントシミュレータの動作方法は、中央制御装置の動作を模擬し、第1機器(5)群に対する操作値を中央操作値として生成するステップ(ステップS10)と、現場装置群の動作を模擬し、第2機器(6)群に対する操作値を現場操作値として生成するステップ(ステップS20)と、中央操作値と現場操作値とに基づいて、プラントの状態量を計算するステップ(ステップS30)とを具備する。現場操作値として生成するステップ(ステップS20)は、第1機器(5)群と第2機器(6)群とが視覚的に区別されて示されるレイアウト領域(7)を表示装置に表示するステップと、オペレータによりレイアウト領域(7)において操作対象の第2機器(6)が選択されたときに、選択された第2機器(6)に対する操作内容の入力を受け付けるステップとを備える。
本発明に係るプラントシミュレータの動作プログラムは、上述のプラントシミュレータの動作方法をコンピュータにより実現するための、プログラムである。
本発明によれば、操作対象の機器を選択する際の操作性を向上させることのできる、プラントシミュレータ及びプラントシミュレータの動作方法が提供される。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。実施形態に係るプラントシミュレータ9は、プラントの動作を模擬する装置である。このプラントシミュレータ9により模擬されるプラントは、中央制御装置によって遠隔操作される機器(以下、第1機器と記載される)と、その中央制御装置とは別の現場装置群により操作される機器(以下、第2機器と記載される)とを有しているものとする。
図1は、本実施形態に係るプラントシミュレータ9を示す概略図である。このプラントシミュレータ9は、インストラクタ端末4と、プロセスシミュレーション端末2と、中央制御装置模擬端末群1と、現場操作模擬端末3と、中央制御装置用の表示装置と、現場操作用の表示装置とを備えている。また、このプラントシミュレータ9には、プラントの模擬動作を実行するための動作プログラムがインストールされている
動作プログラムは、複数のプラントの動作を模擬する。動作プログラムは、複数のプラントそれぞれについて、プラントの状態量を計算するプロセスモデル部分と、中央制御装置による操作を模擬する制御モデル部分と、現場における操作を模擬する現場操作モデル部分とを備えている。プロセスモデル部分は、プロセスシミュレーション端末2にインストールされており、制御モデル部分は、中央制御装置模擬端末群1にインストールされており、現場操作モデル部分は、現場操作模擬端末3にインストールされている。制御モデル部分が実行されると、中央制御装置用の表示装置に、中央制御装置による操作を行う為の操作画面(中央操作画面)が表示される。また、現場操作モデル部分が実行されると、現場操作用の表示装置に、現場での操作を行う為の操作画面(現場操作画面)が表示される。
インストラクタ端末4は、インストラクタによって操作される端末である。インストラクタ端末4は、コンピュータにより実現される。インストラクタ端末4により、複数のプラントのなかから、模擬対象のプラントを選択することが可能である。例えば、インストラクタが、インストラクタ端末4を用いて、プラントNを模擬対象として選択したとする。すると、プラントNについて、プロセスモデル部分、制御モデル部分、及び現場操作モデル部分が、各端末により実行される。すなわち、模擬対象のプラントが、N番目のプラントに切り替えられる。またこのとき、中央操作画面及び現場操作画面も、模擬対象のプラントNに対応する操作画面に切り替えられる。このように、インストラクタ端末4は、複数のプラントのなかから、模擬対象のプラントシミュレータを切り替える、切替え手段としての機能を有している。
尚、本実施形態では、動作プログラムが複数の端末(コンピュータ)に分割されて実行される場合について説明するが、各動作プログラムが一台のコンピュータにより実現されてもよい。
図2は、プラントシミュレータ9のハードウェア構成を示す概略図である。
中央制御装置模擬端末群1は、中央インターフェース端末12と、制御保守端末13と、制御演算端末11とを備えている。インストラクタ端末4、現場操作模擬端末3、プロセスシミュレーション端末2、中央インターフェース端末12、制御保守端末13、及び制御演算端末11は、ハブ(Hub1、Hub2)を介して互いに通信可能に接続されている。
図3は、プラントシミュレータ9の機能構成図である。
インストラクタ端末4は、インストラクタとのインターフェース機能を実現するインストラクションMMI(Man Machine Interface)41と、インストラクション処理に使用される各種情報を管理するデータベース管理部42と、他のコンピュータとの通信を行う通信部43とを備えている。インストラクションMMI41は、インストラクタから、模擬対象のプラントの指定や訓練内容の指定、などのインストラクション処理要求を受け付け、プロセスシミュレーション端末2にインストラクション用のコマンドを通知する。インストラクションMMI41は、例えば表示装置や入力装置(マウスやキーボード)などを利用して、インターフェース機能を実現する。
プロセスシミュレーション端末2は、プラントの状態量の計算などを行う端末である。プロセスシミュレーション端末2は、プラントシミュレータ9の全体管理を行う全体管理部21と、インストラクタ端末4からのインストラクション処理を実行するインストラクション処理部22と、プラントの状態量を計算するプロセスシミュレーション部23と、境界条件の設定などを行う境界条件処理部25と、プラントシミュレーションに使用される各種情報の管理を行うデータベース管理部26と、他のコンピュータとの通信を行う通信部27とを備えている。
中央制御装置模擬端末群1は、中央制御装置の模擬を行うために設けられている。中央制御装置模擬端末群1としては、プラント稼動時に実際に用いられる中央制御装置そのものが用いられることが好ましい。
制御保守端末13は、中央制御装置模擬端末群1の全体制御や保守動作を行う端末である。制御保守端末13は、インストラクション処理を行うインストラクション処理部14と、制御演算部11の制御を行う制御演算制御部15と、中央インターフェース部12の制御を行う中央インターフェース制御部16と、他のコンピュータとの通信を行う通信部17とを備えている。
中央インターフェース端末12は、オペレータとのインターフェース機能を実現する端末である。中央インターフェース端末12は、オペレータとの間でプラントの運転操作に関わる情報のやり取りを行う運転操作MMI51と、プラントの監視操作に関わる情報のやり取りを行う監視操作MMI52とを備えている。運転操作MMI51及び監視操作MMI52は、中央制御装置用の表示装置に情報を表示することによって、オペレータとの間のインターフェース機能を実現する。オペレータは、中央インターフェース端末12を用いて、所望する操作内容を入力することが可能である。
制御演算端末11は、制御演算部18と、ロジック演算部19とを備えている。ロジック演算部19は、プラント状態量が妥当であるか否かを所定のロジックにより判定し、中央操作値を算出する。制御演算部18は、中央インターフェース端末12に入力された操作内容に基づいて、PID(Proportional Integral Differential)演算などの処理を行い、中央操作値を算出する。
現場操作模擬端末3は、現場に設置された制御装置(制御盤など)の動作を模擬する端末である。現場操作模擬端末3は、オペレータとの間でインターフェース機能を実現する現場操作MMI31と、プラント状態量が妥当であるか否かを予め設定されたロジックにより判定し、現場からの操作値を算出する現場機器ロジック判定部24と、アラームの発報を行うアラーム発報部32と、起動音、停止音、及び異常音の模擬を行う起動・停止・異常音生成部33と、他のコンピュータとの通信を行う通信部34とを備えている。現場操作MMI31は、現場用の表示装置に情報を表示することによって、オペレータとの間のインターフェース機能を実現する。
続いて、本実施形態に係るプラントシミュレータ9の動作を説明する。図4は、このプラントシミュレータの概略動作を示すフローチャートである。
インストラクタが、インストラクタ端末4を用いて、模擬対象のプラントを選択したとする。すると、プラントシミュレータ9が、選択されたプラントに対するシミュレーション動作を開始する。プラントシミュレータ9では、中央制御装置模擬端末群1が、オペレータから第1機器5に対する操作内容を受け付ける。中央制御装置模擬端末群1は、その操作内容に基づいて、第1機器5に対する操作値を中央操作値として生成する(ステップS10)。一方、現場操作模擬端末3は、オペレータから第2機器6に対する操作内容を受け付ける。現場操作模擬端末3は、受け付けた第2機器6に対する操作内容に基づいて、第2機器6に対する操作値を現場操作値として生成する(ステップS20)。次いで、プロセスシミュレーション端末2が、中央操作値及び現場操作値を取得し、取得したこれらの操作値に基づいて、プラントの状態量(プロセス値)を計算する(ステップS30)。プラントの状態量の計算結果は、中央制御装置模擬端末群1及び現場操作模擬端末3によって出力される(ステップS40)。
続いて、ステップS10及びステップS20における動作を詳細に説明する。
図5は、上述のステップS10における動作を示すフローチャートである。
ステップS1;中央操作画面の表示
まず、運転操作MMI51が、中央制御装置用の表示装置に、中央操作画面を表示する。
図6は、中央操作画面の一例を示す概念図である。図6に示されるように、中央操作画面には、蒸留塔やタンクなどのプラントの構成要素や、構成要素に接続される配管などのレイアウトが表示される。また、中央操作画面には、中央制御装置によって操作される第1機器5群が表示される。現場において操作される第2機器6群については表示されないことが好ましい。画面上に第2機器6群が表示されていても、中央制御装置からは操作することはできない。さらに、中央操作画面には、プラント内の所定位置における状態量を示す状態量表示領域53が含まれている。状態量表示領域53には、プロセスシミュレーション端末2によるプロセス値の計算結果が表示される。尚、起動直後であれば、状態量表示領域53には、予め設定された初期値が表示される。
ステップS2;操作対象第1機器の選択
中央操作画面を確認したオペレータは、第1機器5群のなかから、操作したい機器を、操作対象第1機器として選択することができる。操作対象第1機器の選択は、例えば、マウスによって第1機器5が示されている部分をクリックすることにより、行われる。
中央操作画面からは、既述の通り、第1機器5群のみ操作可能であり、オペレータは第2機器6を間違えて操作することはない。
ステップS3;操作パネル画面の表示
操作対象第1機器が選択されると、運転操作MMI51は、選択された操作対象第1機器に対する操作内容の入力を促す操作パネル画面(図示せず)を、表示する。
ステップS4;操作内容の受け付け
操作パネル画面を確認したオペレータは、操作内容を入力する。入力された操作内容は、運転操作MMI51により受け付けられる。
ステップS5;制御演算により中央操作値を計算
運転操作MMI51は、受け付けた操作内容を、ロジック演算部19に通知する。ロジック演算部19は、プラント状態量が妥当であるか否かを予め設定されたロジックにより判定し、中央操作値を算出する。ロジック演算部19は、操作内容が妥当である場合には、その操作内容を制御演算部18に通知する。制御演算部18は、プラントの状態が操作内容に応じて制御されるように、PID制御演算などの計算を行い、操作対象第1機器に対する操作値を算出する。
ステップS6;プロセスシミュレーション端末に通知
制御演算部18は、算出された操作値を、中央操作値としてプロセスシミュレーション端末2に通知する。
続いて、ステップS20における動作を詳述する。図7は、ステップS20における動作を示すフローチャートである。
ステップS21;現場操作画面の表示
現場操作模擬端末3において、現場操作MMI31が、現場用表示装置に、現場操作画面を表示する。
図8は、現場操作画面を示す概念図である。
レイアウト領域7には、中央操作画面と同様に、プラントの構成要素や、構成要素に接続される配管などのレイアウトが表示される。また、レイアウト領域7には、第1機器5群及び第2機器6群が表示される。さらに、レイアウト領域7には、プラント内の所定位置における状態量を示す状態量表示領域54が設けられている。
レイアウト領域7において、第1機器5群と第2機器6群とは、視覚的に区別されるように、表示される。図8に示される例では、第1機器5−1と第2機器6−1とは、両方ともバルブである。但し、第1機器5−1は、マーク付で表示されており、同じバルブである第2機器6−1とは区別されるように表示されている。このように、第1機器5と第2機器6とが視覚的に区別されるように表示されることにより、オペレータは、現場で操作される機器がどの機器であるのかを一目瞭然に知ることができる。尚、第1機器5群と第2機器6群とを視覚的に区別できるようにするには、必ずしもマークを用いる必要はない。例えば、異なる色彩を用いることにより、第1機器5群と第2機器6群とが視覚的に区別されてもよい。
ステップS22;操作対象第2機器の選択
現場操作画面を確認したオペレータは、操作を行う第2機器6を、操作対象第2機器として選択する。操作対象第2機器の選択は、例えば、マウスで第2機器6が表示された部分をクリックすることにより、行われる。この際、第1機器5群と第2機器6群とが視覚的に区別されるように表示されているため、オペレータは、第1機器5と第2機器6とを混同することが無い。オペレータは、速やかに、操作対象第2機器を選択することができる。
ステップS23;操作画面を表示
オペレータが操作対象第2機器を選択すると、現場操作MMI31は、操作対象第2機器に対する操作を促す操作画面を表示する。
図9は、操作画面の一例を示す概念図である。図9には、操作対象第2機器としてバルブが選択されたときに表示される画面が示されている。図9に示されるように、操作画面には、操作対象第2機器に関する説明文(用途、使用方法、名称など)が表示される説明文表示領域81と、操作対象第2機器の状態を示す状態表示領域83と、操作内容を受け付ける操作ボタン領域82とが含まれている。オペレータは、説明文表示領域81を確認することで、操作対象第2機器に対する理解を深めることができる。また、状態表示領域83を確認することで、現在の操作対象第2機器の状態を知ることができる。更に、操作ボタン領域82において、クリックなどの方法により、所望する操作内容を現場操作模擬端末3に入力することができる。
ステップS24;操作内容の受け付け
オペレータが操作内容を入力すると、現場操作MMI31がその操作内容を受け付ける。
ステップS25;現場操作値の生成
現場操作MMI3は、受け付けた操作内容に基づいて、選択対象第2機器に対する操作値を計算する。
ステップS26;プロセスシミュレーション部に通知
現場機器ロジック判定部24がプラント状態量が妥当であるか否かを予め設定されたロジックにより判定し、現場操作値としてプロセスシミュレーション部23に通知する。
上述のように、本実施形態によれば、レイアウト領域7において、第1機器5群と第2機器6群とが視覚的に区別されるように表示される。これにより、オペレータが、第1機器5と第2機器6とを混同することが防止され、速やかに、操作対象の第2機器を選択することができる。
ところで、プラントに備えられる機器群の中には、中央制御装置から遠隔操作が可能であり、且つ、現場においても操作が可能である機器もある。本実施形態に係るプラントシミュレータは、このような機器に対する操作についても、模擬することができる。図10は、現場操作模擬端末3を用いて、中央制御装置から操作されている機器(第1機器)を操作する際の動作を示すフローチャートである。
現場操作MMI31が、現場操作画面を表示する(ステップS21)。オペレータが、レイアウト領域7から、操作の切替対象とする第1機器5を、切替第1機器として指定する(ステップS22’)。すると、切替第1機器に対する操作内容の入力を促す操作画面が表示される(ステップS23’)。
図11は、ステップS28で表示される操作画面の一例を示す概念図である。図11では、切替第1機器として、ポンプが指定された場合の画面が示されている。この操作画面には、説明文表示領域81、状態表示領域83、及び操作ボタン表示領域82が含まれている。操作ボタン表示領域82には、切替スイッチ領域84が含まれている。切替スイッチ領域84には、手動制御(現場における操作)を示すボタンが「M」として表示され、自動制御(中央制御装置による操作)を示すボタンが「A」として表示されている。オペレータが、「M」を選択すると、現場操作MMI31は、切替第1機器に対する操作を自動制御から手動制御に切り替える。すなわち、現場操作MMI31は、操作ボタン表示領域82から操作内容を入力することが許容するとともに、手動操作に切り替える旨を中央制御装置模擬端末群1に通知し、中央制御装置模擬端末群1による操作を遮断する。
以降は、切替第1機器は、現場において操作される第2機器6として扱われる。すなわち、現場操作MMI31は、オペレータから切替第1機器に対する操作内容を受け付ける(ステップS24’)。現場操作MMI31は、受け付けた操作内容に基づいて、切替第1機器に対する操作値を生成する(ステップS25’)。生成された操作値は、プロセスシミュレーション部23に通知される(ステップS26’)。
上述のような動作により、中央制御装置及び現場の双方から操作可能である機器に対しても、その操作方法を訓練することが可能である。例えば、中央制御装置からの中央操作値が正しく機器に対して伝送されず、機器の状態が異常となった際(マルチファンクション発生時)でも、現場から操作に切り替えることにより、機器の状態を復旧できることがある。本実施形態によれば、このような復旧処理をも、シミュレーションにより訓練することが可能となる。
プラントシミュレータを示す概略図である。 プラントシミュレータのハードウェア構成を示す概略図である。 プラントシミュレータの機能構成図である。 プラントシミュレータの概略動作を示すフローチャートである。 ステップS10における動作を示すフローチャートである。 中央操作画面の一例を示す概念図である。 ステップS20における動作を示すフローチャートである。 現場操作画面を示す概念図である。 操作画面の一例を示す概念図である。 現場操作模擬端末による第1機器の操作時の動作を示すフローチャートである。 操作画面の一例を示す概念図である。
符号の説明
1 中央制御装置模擬端末群
2 プロセスシミュレーション端末
3 現場操作模擬端末
4 インストラクタ端末
5 第1機器
6 第2機器
7 レイアウト領域
9 プラントシミュレータ
10 表示装置群
11 制御演算端末
12 中央インターフェース部
13 制御保守端末
14 インストラクション処理部
15 制御演算制御部
16 中央インターフェース制御部
17 通信部
18 制御演算部
19 ロジック演算部
21 全体管理部
22 インストラクション処理部
23 プロセスシミュレーション部
24 現場機器ロジック判定部
25 境界条件処理部
26 データベース管理部
27 通信部
31 現場操作MMI
32 アラーム発報部
33 起動・停止・異常音生成部
34 通信部
41 インストラクションMMI
42 データベース管理部
43 通信部
51 運転操作MMI
52 監視操作MMI
53 状態量表示領域
54 状態量表示領域
81 説明文表示領域
82 操作ボタン表示領域
83 状態表示領域
84 切替スイッチ領域

Claims (13)

  1. 中央制御装置によって操作される第1機器群と、前記中央制御装置とは別の現場装置群により操作される第2機器群とを有するプラントの動作を模擬する、プラントシミュレータであって、
    前記中央制御装置の動作を模擬し、前記第1機器群に対する操作値を中央操作値として生成する中央制御装置模擬手段と、
    前記現場装置群の動作を模擬し、前記第2機器群に対する操作値を現場操作値として生成する、現場操作模擬手段と、
    前記中央操作値と前記現場操作値とに基づいて、前記プラントの状態量を計算するプロセスシミュレーション手段と、
    を具備し、
    前記現場操作模擬手段は、前記第1機器群と前記第2機器群との配置を示すレイアウト領域を表示装置に表示し、オペレータにより前記レイアウト領域において操作対象の前記第2機器が選択されたときに、選択された前記第2機器に対する操作内容の入力を受け付け、
    前記レイアウト領域において、前記第1機器群と前記第2機器群とは、視覚的に区別されるように示される
    プラントシミュレータ。
  2. 請求項1に記載されたプラントシミュレータであって、
    前記現場操作模擬手段は、前記第1機器群のなかから操作の切替可能な第1機器が切替第1機器として指定されたときに、前記中央制御装置模擬手段からの前記切替第1機器に対する操作を遮断し、前記現場操作模擬手段により前記切替第1機器に対する操作が行われるように動作する
    プラントシミュレータ。
  3. 請求項1又は2に記載されたプラントシミュレータであって、
    前記中央制御装置模擬手段は、
    オペレータから操作内容の入力を受け付ける中央インターフェース手段と、
    前記プラントの状態が前記中央インターフェース手段により入力された操作内容に応じて制御されるように、前記中央操作値を算出する、制御演算手段とを備える
    プラントシミュレータ。
  4. 請求項3に記載されたプラントシミュレータであって、
    前記中央インターフェース手段は、表示装置に、前記プラント内における前記第1機器群の配置を示す中央操作画面を表示し、前記中央操作画面内で前記第1機器群の中から操作対象第1機器が選択されたときに、前記操作対象第1機器に対する操作内容の入力を促す操作パネル画面を表示する
    プラントシミュレータ。
  5. 請求項4に記載されたプラントシミュレータであって、
    前記中央操作画面と前記現場操作画面とは、別々の表示装置に表示される
    プラントシミュレータ。
  6. 請求項4又は5に記載されたプラントシミュレータであって、
    更に、
    切替手段、
    を具備し、
    前記中央制御装置模擬手段、前記現場操作模擬手段、及び前記プロセスシミュレーション手段は、複数のプラントの動作を模擬することが可能であり、
    前記切替手段は、前記複数のプラントの中から模擬対象のプラントが選択されたときに、前記模擬対象のプラントの動作が模擬され、かつ、前記現場操作画面及び前記中央操作画面が前記模擬対象のプラントに対する操作画面となるように、前記中央制御装置模擬手段、前記現場操作模擬手段、及び前記プロセスシミュレーション手段の動作を切り替える
    プラントシミュレータ。
  7. 中央制御装置によって遠隔操作される第1機器群と、前記中央制御装置とは別の現場装置群により操作される第2機器群とを有するプラントの動作を模擬する、プラントシミュレータの動作方法であって、
    前記中央制御装置の動作を模擬し、前記第1機器群に対する操作値を中央操作値として生成するステップと、
    前記現場装置群の動作を模擬し、前記第2機器群に対する操作値を現場操作値として生成するステップと、
    前記中央操作値と前記現場操作値とに基づいて、前記プラントの状態量を計算するステップと、
    を具備し、
    前記現場操作値として生成するステップは、
    前記第1機器群と前記第2機器群とが視覚的に区別されて示されるレイアウト領域を表示装置に表示するステップと、
    オペレータにより前記レイアウト領域において操作対象の前記第2機器が選択されたときに、選択された前記第2機器に対する操作内容の入力を受け付けるステップとを備える
    プラントシミュレータの動作方法。
  8. 請求項7に記載されたプラントシミュレータの動作方法であって、
    前記現場操作値として生成するステップは、前記第1機器群のなかから操作の切替可能な第1機器が切替第1機器として指定されたときに、前記切替第1機器に対する操作値を生成するステップを含んでいる
    プラントシミュレータの動作方法。
  9. 請求項7又は8に記載されたプラントシミュレータの動作方法であって、
    前記中央操作値として生成するステップは、
    オペレータから前記第1機器に対する操作内容の入力を受け付けるステップと、
    前記プラントの状態が前記中央インターフェース手段により入力された操作内容に応じて制御されるように、前記中央操作値を算出するステップとを備えている
    プラントシミュレータの動作方法。
  10. 請求項9に記載されたプラントシミュレータの動作方法であって、
    前記第1機器に対する操作内容の入力を受け付けるステップは、
    表示装置に、前記プラント内における前記第1機器群の配置を示す中央操作画面を表示するステップと、
    前記中央操作画面内で前記第1機器群の中から操作対象第1機器が選択されたときに、前記操作対象第1機器に対する操作内容の入力を促す操作パネル画面を表示するステップとを備えている
    プラントシミュレータの動作方法。
  11. 請求項10に記載されたプラントシミュレータの動作方法であって、
    前記中央操作画面と前記現場操作画面とは、別々の表示装置に表示される
    プラントシミュレータの動作方法。
  12. 請求項10又は11に記載されたプラントシミュレータの動作方法であって、
    前記プラントシミュレータは、複数のプラントの動作を模擬することが可能であり、
    更に、
    前記複数のプラントの中から模擬対象のプラントが選択されたときに、前記模擬対象のプラントの動作が模擬され、かつ、前記現場操作画面及び前記中央操作画面が前記模擬対象のプラントに対する操作画面となるように、模擬を行うプラントを切り替えるステップ、
    を具備する
    プラントシミュレータの動作方法。
  13. 請求項7乃至12のいずれかに記載されたプラントシミュレータの動作方法を、コンピュータにより実現するための、プラントシミュレータの動作プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014174476A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Toshiba Corp プラント運転訓練のシミュレーション装置及びそのシミュレーションプログラム
JP2015203649A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 株式会社東芝 運転切替装置、運転切替方法、および緊急時プラント制御システム
JP2018072727A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 株式会社東芝 運転訓練シミュレータシステム

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