JP2006065072A - 運転訓練シミュレータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】単独で運転可能な複数系統の運転訓練シミュレータを連係して運転訓練可能にするとともに、片方の運転訓練シミュレータの休止中にも他方の運転訓練シミュレータによってプラントの運転訓練を行うことができるようにした。
【解決手段】複数系の運転訓練シミュレータ2A、2B設け、各系のシミュレータ計算機3A,3Bは、それぞれ異なった複数のプラントを模擬する制御ロジック模擬手段及び複数のプラントの挙動を模擬する動特性模擬手段と、複数のプラントの初期値データベースとを有し、前記複数の操作端末5A,5Bのいずれかから入力された要求に応じてこれら制御ロジック模擬手段、動特性模擬手段および初期値データベースを記憶媒体ごとに切替えて該当する摸擬訓練パターンをマウントし、かつ監視制御盤4A,4Bに該当する模擬訓練パターンをロードすることにより、プラントの挙動を模擬し、その模擬結果を監視制御盤4A,4Bに表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子力発電プラントや化学プラント等の各種プラントの運転訓練に用いられる運転訓練シミュレータシステムに関する。
原子力発電プラントや化学プラント等においては、運転員に対して、通常の運転操作を安全かつ確実に運転することだけでなく、異常発生時の対応処置を迅速に行うことのできる能力を備えるように運転訓練シミュレータを使って運転訓練を行っている(例えば、特許文献1参照)。この場合、訓練する教官をインストラクタ、被訓練者を訓練員という。
運転訓練シミュレータには、1台で1プラントの運転訓練を行うものから1台で複数プラントの運転訓練を行うものまで、訓練対象となるプラントの規模により種々用意されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭61−77079号公報 特開平11−24726号公報
上記特許文献2に記載の運転訓練シミュレータでは、各プラントに対応したプラント動特性模擬手段を複数用意し、個々のプラントに割り当てられているデータベースのアドレスを切り替ることにより、1台の運転訓練シミュレータで複数プラントの運転訓練を行うことができるようになっている。しかし、この特許文献2に記載されている運転訓練シミュレータでは、運転訓練シミュレータ自体を保守点検等で休止中は、当然のことながら運転訓練を実施することはできなかった。
また、複数のプラントを連係して大掛かりな運転訓練を実施したくても、装置がそれに対応して製作されていないので、複数のプラントを連係した訓練を行うことができなかった。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなされたもので、単独で運転可能な複数系統の運転訓練シミュレータを連係して運転訓練可能にするとともに、片方の運転訓練シミュレータの休止中にも他方の運転訓練シミュレータによってプラントの運転訓練を行うことができるようにした運転訓練シミュレータシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る運転訓練シミュレータシステムの発明は、訓練員によって操作監視される監視制御盤と、この監視制御盤からの操作情報を入力し訓練対象プラントの摸擬演算を行い、その結果を前記監視制御盤に表示出力するシミュレータ計算機と、プラント切替え要求対話プログラムを備えインストラクタからの要求により訓練対象プラントを選択し前記シミュレータ計算機に通知する操作端末とを備えた運転訓練シミュレータを複数系設け、各系のシミュレータ計算機は、それぞれ異なった複数のプラントを模擬する制御ロジック模擬手段及び複数のプラントの挙動を模擬する動特性模擬手段と、複数のプラントの初期値データベースとを有し、前記複数の操作端末のいずれかから入力された要求に応じてこれら制御ロジック模擬手段、動特性模擬手段および初期値データベースを記憶媒体ごとに切替えて該当する摸擬訓練パターンをマウントし、かつ前記監視制御盤に該当する模擬訓練パターンをロードすることにより、プラントの挙動を模擬し、その模擬結果を前記監視制御盤に表示するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係る運転訓練シミュレータシステムの発明は、訓練員によって操作監視される監視制御盤と、この監視制御盤からの操作情報を入力し訓練対象プラントの摸擬演算を行い、その結果を前記監視制御盤に表示出力するシミュレータ計算機と、プラント切替え要求対話プログラムを備えインストラクタからの要求により訓練対象プラントを選択し前記シミュレータ計算機に通知する操作端末とを備えた運転訓練シミュレータを複数系設け、操作端末からの要求に基づいて、各系のシミュレータ計算機のデータベースを切替えるとともに、各系の監視制御盤の監視ソフトを切替えることにより、各系の運転訓練シミュレータを連係させて1つの運転訓練シミュレータとして機能させ、この連係された運転訓練シミュレータにより、複数のプラントを模擬することを特徴とする。
本発明の運転訓練シミュレータシステムによれば、個々に運転可能な複数系統の運転訓練シミュレータを設置して各々の運転訓練シミュレータによって各プラントの運転訓練が可能となるようにしたので、一方の運転訓練シミュレータが保守点検等によって休止中であっても、他方の運転訓練シミュレータにより通常通りの運転訓練が可能となる。また、両系統の運転訓練シミュレータは連係して両系統間でインターロック信号とプロセス値を取り合うことにより、関連する複数の系統を統合した一体的な運転訓練が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。なお、各図を通じて対応する部分には関連符号を付けて説明する。
図1は本発明に係る運転訓練シミュレータシステムの概念構成図である。図中、1は本実施例による運転訓練シミュレータシステム全体を指し、互いに独立して運転可能に構成された2系統の運転訓練シミュレータ2Aおよび運転訓練シミュレータ2Bで構成されている。便宜上、2系統のうちの一方の運転訓練シミュレータには添字にAを付けてA系と称し、他方の運転訓練シミュレータには添字Bを付けてB系と称する。A系の運転訓練シミュレータ2AとB系の運転訓練シミュレータ2Bとは同一構成、同一機能なので、以下は運転訓練シミュレータ2Aを代表して説明する。
運転訓練シミュレータ2Aにおいて、3Aはシミュレータ計算機であり、図示しない複数の運転訓練対象プラントまたは施設(本発明においては、プラントも施設も同意語であるが、以後、必要に応じてプラントに替えて施設と記述する場合がある)のプロセス動特性および制御ロジックを模擬するように構成されている。なお、各プロセス動特性モデルは、実機の設計データから製作し、また、制御ロジックは、実機ロジックをシミュレータ用に自動変換して製作している。4Aは複数台の単位監視制御盤を組み合わせて構成された監視制御盤であり、各運転訓練対象プラント(施設)に関する運転操作および監視を行うためにディジタル演算装置および複数のモニタ(液晶パネルから構成されている)を備えている。
5Aはインストラクタコンソールとして機能する操作端末であり、インストラクタが施設切替要求対話処理プログラムを起動して、予め登録されているプラント(施設)の中から訓練対象のプラント(施設)を選択したり、その選択結果を前記シミュレータ計算機3Aに通知するように機能する。すなわち、インストラクタが操作端末5Aから訓練対象のプラント(施設)切替要求をすることにより、後述するように複数のプラント(施設AA、AB、AC、C、K)の運転訓練を実施することが可能になっている。6AはA系の全てのプラントデータを収集し、統括管理(監視も含む)するデータ管理用計算機である。B系の運転訓練シミュレータ2Bについては、前述したようにA系と同じ構成および機能を備えているので、対応する装置符号の添字AをBに置き替えることにより説明は省略する。
7はプラント(施設)相互間の連係訓練を実施する際に使用されるシミュレータ連結部である。このシミュレータ連結部7、A系の運転訓練シミュレータ2AとB系の運転訓練シミュレータ2Bとをそれぞれ異なるプラント(施設)に設定して連係した運転訓練を行う場合、A系監視制御盤とB系監視制御盤と機能的に一体化して運転訓練するように機能する。
図2は監視制御盤4A,4Bの配置状況を示す図である。A系監視制御盤4Aは3台の単位監視制御盤SIM-OIS1〜SIM-OIS3から構成され、B系監視制御盤4Bも同様に3台の単位監視制御盤SIM-OIS4〜SIM-OIS6から構成されている。そして、各系の単位監視制御盤SIM-OISi(i=1〜6)は4台づつモニタを備え、4台のモニタで1プラント(施設)分の複数のプロセス工程とかプロセス状態等をそれぞれ表示することができるようになっている。なお、符号中OISはoperator interface stationの頭文字である。
図3は本発明の運転訓練シミュレータによる運転訓練対象プラント(施設)を切替える機能を示す概念図である。図3において、インストラクタコンソール(操作端末)で施設切替要求対話プログラムが起動され、インストラクタとの対話処理により操作端末5Aから矢印(イ)のように、シミュレータ計算機3Aに訓練対象のプラント(施設)切替要求が行われ、これに基づいてシミュレータ計算機3Aでプラント(施設)切替処理プログラムが起動される。このプラント(施設)切替処理プログラムの起動に基づいて、シミュレータ計算機3A自体では矢印(ロ)のようにデータベース(AA建屋DB,AB建屋DB,AC建屋DB,CA建屋DB,KA建屋DB)の切替が行われ、選択された摸擬プラントファイル群のマウントが行われる。一方、各単位監視制御盤SIM-OIS1〜SIM-OIS6(図では紙面の都合上単に監視制御盤1〜6と記載)においては矢印(ハ)、(ニ)のようにOISソフト切替処理プログラムが起動され、該当するOISソフトDBが矢印(ホ)のように記憶媒体(メモリ)にロードされる。同様に、データ管理用計算機6Aにおいても矢印(ヘ)のようにプラント(施設)切替処理プログラムが起動され、データベースの切替が行われて該当摸擬プラント群のマウントが行われる。
図4は上述した図3の運転訓練対象プラント(施設)切替え機能概念図に対応した処理フロー図であり、操作端末5A(または5B)からシミュレータ計算機3A(または3B)、監視制御盤4A(または4B)およびデータ管理用計算機6A(または6B)のプラント(施設)切替え処理を行うフローを示す。
図4において、インストラクタは操作端末5Aとの対話処理によりプラント(施設)切替要求対話プログラムを起動し(ステップs1)、モニタの操作画面に表示された予め登録されているプラント(施設)名(AA、AB、AC、CA、K)の中から運転訓練対象プラント(施設)(例えばAC施設のみとか、AA施設およびK施設)を選択する(ステップs2)。このステップs2における選択動作によって操作端末5Aから模擬訓練プラントパターンが出力され、シミュレータ計算機3Aに通知される(ステップs3)。ここで、模擬訓練パターンとは、同じプラント模擬で監視制御装置のモニタに表示する画面の組み合わせのパターンのことである。
シミュレータ計算機3Aは、ステップs4において、通知された運転訓練プラントパターンによって、A系運転訓練シミュレータ2AとB系運転訓練シミュレータ2Bとを連係して模擬訓練を行うのか、あるいはA系単独で模擬訓練を行うのかを判定する。
このステップs4の判定結果が、A系運転訓練シミュレータ2AおよびB系運転訓練シミュレータ2Bを連係した摸擬訓練ではない(N)と判定したときは、直ちにステップs5に移行して、ステップs2で選択した訓練プラントパターンに対応する摸擬プラントファイル群No.をマウントする。なお、前記ステップs4の判定結果が、運転訓練シミュレータ2Aおよび2Bを連結した摸擬訓練である(Y)と判定した場合は、ステップs6でシミュレータ連結部7を動作(ON)させた後、ステップs5に移行し、入力模擬訓練パターンに該当する模擬プラントファイル群No.をマウントする。
図5は、ステップs5でマウントされる模擬プラントファイル群No.i(i=1,2,3,4、…)と、これに対応する摸擬プラント(施設)名(AA、AB、AC、CA、K…)単位監視制御盤(SIM-OIS-1…6)および当該摸擬プラント(施設)に設置されている実機の監視制御盤(AA OIS-1、…AA OIS-6)の関係を予め定めた図である。この図5において、模擬ファイル群No.のうち、模擬ファイル群No.1、2および4を選択したときは、A系運転訓練シミュレータ2AとB系運転訓練シミュレータ2Bとを連係運転して1つの運転訓練シミュレータとして施設AAおよびKの摸擬運転、ABおよびKの摸擬運転を行い、一方、模擬ファイル群No.3を選択したときは、A系運転訓練シミュレータ2Aが単独で施設ACの摸擬運転のみを行うことを表している。
例えば、インストラクタが操作端末5Aから模擬ファイル群No.3を選択した場合と、模擬ファイル群No.1を選択した場合とについて説明する。
まず、模擬プラントファイル群No.3を選択した場合から説明する。この場合、A系の監視制御盤4Aは施設ACを摸擬運転対象とし、単位監視制御盤SIM-OIS1〜SIM-OIS3が施設ACの実機監視制御盤AA OIS-1、AA OIS-2、AA OIS-3を摸擬することを示している。
次に、模擬ファイル群No.1を選択した場合について説明する。この場合、A系の監視制御盤4Aは施設AAを摸擬運転対象とし、単位監視制御盤SIM-OIS1〜SIM-OIS3が施設AAの実機監視制御盤AA OIS-1、AA OIS-3、AA OIS-6を摸擬すると同時に、B系の監視制御盤4Bが施設Kを摸擬運転対象とし、単位監視制御盤SIM-OIS4〜SIM-OIS6が施設Kの実機監視制御盤K OIS-1、K OIS-2、K OIS-3を摸擬することを示している。
図6は、ステップs5におけるシミュレータ計算機3Aのデータ切替処理機能を示す図である。図6において、3A−1は切替指示入力部であり、3A−2は実行部である。模擬訓練パターン指示処理部3A−3は、模擬プラントファイル群No.1〜iから該当する模擬プラントファイル群No.にデータアクセスを切替え、その後監視制御盤4Aに出力する様子を示す。
図7はシミュレータ計算機3Aにおける摸擬プラントファイル群No.i(i=1〜n)のマウント処理の概要を示す図である。シミュレータ計算機3Aに設けられた記憶媒体(メモリ)のファイルエリアには複数の摸擬プラントファイル群No.1、2…nがあり、各摸擬プラントファイル群No.は、プロセスデータ変換ファイル、初期値データファイル、制御ロジックデータファイルおよび動特性データファイルから構成されている。
この図7において、AA施設が選択された場合、AA施設に該当するファイルエリアの摸擬プラントファイル群No.1を実行エリアと紐付ける。これにより、実行エリアは摸擬プラントファイル群No.1に書き換わる。
図4に戻って説明する。ステップs5で該当する模擬プラントファイル群No.をマウントした後、シミュレータ計算機3Aを再起動する(ステップs7)。
一方、監視制御盤4Aは、シミュレータ計算機3Aが操作端末5Aから模擬訓練プラントパターンの通知を受けた(ステップs3)ことに基づいて、プログラムの実行エリアに模擬訓練パターンを記憶媒体(メモリ)へロードし(ステップs8)、再起動することで以前の任意の施設から例えば施設AAへのプラント切替えを実現する(ステップs9)。
図8は前記監視制御盤4Aに係るステップ8での訓練パターンデータのロードの様子を示す図である。図8において、操作端末5Aからシミュレータ計算機3Aに指示された模擬運転パターンが監視制御盤4Aに入力されると、模擬訓練パターン選択手段4A1によって、複数の模擬プラントファイル群1データ〜模擬プラントファイル群iデータのうち、該当する模擬プラントファイル群データが選択される。この図の場合、模擬プラントファイル群1データが選択され、この模擬プラントファイル群1データうち、「模擬プラントファイル群1データパターン1」が読み出され、ロードプログラム4A2によってロードされ、そしてロードされた「模擬データパターン1」がモニタに表示される様子を示している。このようにして監視制御装置4Aは同じプラント(施設)でも模擬訓練パターンの異なるデータを扱えるようになり、模擬訓練パターン1〜nに合わせた運転操作および監視が可能となる。
再び図4に戻って説明する。管理用計算機6Aは、シミュレータ計算機3Aが操作端末5Aから模擬訓練プラントパターンの通知を受けた(ステップs3)ことに基づいて、該当模擬プラントファイル群データ2をマウントし(ステップs10)、再起動して該当する模擬施設AAとして立ち上がる(ステップs11)。
以上のように、シミュレータ計算機3A、監視制御装置4Aおよびプラント管理計算機6Aがすべて再起動した後、模擬プラント(施設)AAが起動して模擬運転を開始する(ステップs12)。
次に、異なるプラント(施設)間を連係して運転訓練する場合の一例を図9および図10を参照して説明する。図9は、異なる施設間での連係訓練の例を示す概念図であり、操作端末5Aから模擬プラントファイル群No.1または2または4が入力されたことによって、例えば、A系運転訓練シミュレータ2AとB系運転訓練シミュレータ2Bとを連係運転して、タンクV11から「ある溶液」をタンクV12に移送する模擬運転を行う場合についての概念図である。図10は、図9の処理フロー図である。
この場合、図10のフロー図で示すように、最初に訓練員がB系の監視制御盤4Bで「移送許可操作」を行うことにより、B系のシミュレータ計算機3Bは移送許可信号を受信する。すると、B系のシミュレータ計算機3Bは「移送許可ON」というインターロック信号をイーサネット(登録商標)によるシミュレータ連結部7を経てA系のシミュレータ計算機3Aに送信する。A系では「移送許可ON」信号を受信することにより、ポンプ運転操作が可能になる。ポンプ運転操作が可能になったことから訓練員はA系の監視制御盤4Aでポンプ運転操作を行う。この訓練員によるポンプ運転操作に基づいてA系のシミュレータ計算機3Aはポンプ運転操作信号を受信し、「ポンプ運転中ON」信号をイーサネットを経てB系のシミュレータ計算機3Bへ送信するとともに、シミュレータ計算機3A内で移送量を演算する。この演算により求めた移送量(すなわち、プロセス値)に基づいてA系のタンクV11の液位を演算する。B系においては、イーサネットを通して送られてきた「プロセス値」である移送量に基づいてB系のタンクV12の液位を演算(「V12液位演算」)する。A系においては、液の移送に伴い液位が減少し、逆にB系においては、液の移送を受けて液位が増加する。このときの「インターロック信号」、「プロセス値」の様子は監視制御盤4A、4Bの各モニタ上に表示されるので、訓練員は表示内容を確認することによって、正しく摸擬運転が行われたか否かを把握することができる。なお、データ管理計算機6A,6Bはこのときのデータをそれぞれ入力し、記憶するようになっている。
以上のようにして、異なるプラント(施設)間を連係して任意のプロセスを移送するような運転訓練を行うことができる。
本発明に係る運転訓練シミュレータシステムの概念構成図。 本発明による監視制御盤の配置図。 本発明のプラント(施設)切替え機能概念図。 本発明のプラント切替え機能処理を説明するフロー図。 模擬プラントファイル群No.iに対応する摸擬プラント(施設)名、監視制御盤の関係を予め定めた図。 本発明のシミュレータ計算機のデータ保存媒体内の構成および摸擬プラントファイル群のマウント処理概要図。 本発明のプラント模擬計算機データ切替え処理の概略図。 監視制御盤におけるプラント切替え処理の様子を示す処理概要図。 異なるプラント(施設)間での連係訓練の例を示す概念図。 図9の処理フロー図。
符号の説明
1…運転訓練シミュレータシステム、2A…A系運転訓練シミュレータ、2B…B系運転訓練シミュレータ、3A、3B…シミュレータ計算機、4A、4B…監視制御盤、5A,5B…操作端末(オペレータコンソール)、6A,6B…データ管理用計算機、7…シミュレータ連結部。

Claims (4)

  1. 訓練員によって操作監視される監視制御盤と、この監視制御盤からの操作情報を入力し訓練対象プラントの摸擬演算を行い、その結果を前記監視制御盤に表示出力するシミュレータ計算機と、プラント切替え要求対話プログラムを備えインストラクタからの要求により訓練対象プラントを選択し前記シミュレータ計算機に通知する操作端末とを備えた運転訓練シミュレータを複数系設け、
    各系のシミュレータ計算機は、それぞれ異なった複数のプラントを模擬する制御ロジック模擬手段及び複数のプラントの挙動を模擬する動特性模擬手段と、複数のプラントの初期値データベースとを有し、前記複数の操作端末のいずれかから入力された要求に応じてこれら制御ロジック模擬手段、動特性模擬手段および初期値データベースを記憶媒体ごとに切り替えて該当する摸擬訓練パターンをマウントし、かつ前記監視制御盤に該当する模擬訓練パターンをロードすることにより、プラントの挙動を模擬し、その模擬結果を前記監視制御盤に表示するようにしたことを特徴とする運転訓練シミュレータシステム。
  2. 訓練員によって操作監視される監視制御盤と、この監視制御盤からの操作情報を入力し訓練対象プラントの摸擬演算を行い、その結果を前記監視制御盤に表示出力するシミュレータ計算機と、プラント切替え要求対話プログラムを備えインストラクタからの要求により訓練対象プラントを選択し前記シミュレータ計算機に通知する操作端末とを備えた運転訓練シミュレータを複数系設け、
    操作端末からの要求に基づいて、各系のシミュレータ計算機のデータベースを切替えるとともに、各系の監視制御盤の監視ソフトを切替えることにより、各系の運転訓練シミュレータを連係させて1つの運転訓練シミュレータとして機能させ、この連係された運転訓練シミュレータにより、複数のプラントを模擬することを特徴とする運転訓練シミュレータシステム。
  3. 同一プラントに対して異なる運転訓練パターンを複数用意し、監視制御盤に表示する表示および操作画面を運転訓練パターンにより切り替えてプラントを模擬することを可能にした請求項1記載の運転訓練シミュレータシステム。
  4. 訓練中の各プラントの挙動データを収集するデータ管理用計算機を設け、プラント切替え機能により該当プラントのデータ管理用計算機に切替えることを可能とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の運転訓練シミュレータシステム。

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