JPH08254942A - プラントシミュレータ - Google Patents
プラントシミュレータInfo
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- JPH08254942A JPH08254942A JP5873695A JP5873695A JPH08254942A JP H08254942 A JPH08254942 A JP H08254942A JP 5873695 A JP5873695 A JP 5873695A JP 5873695 A JP5873695 A JP 5873695A JP H08254942 A JPH08254942 A JP H08254942A
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発電所にいながらにして教育機関にいる教官
の効率のよい指導および評価を得られ、また、計算機の
処理負担を軽減できるプラントシミュレータを得る。 【構成】 発電所側と教育機関側とに操作または指示を
行うための操作装置11(14)およびシミュレーショ
ン結果等を表示する表示装置12(15)を備えた計算
機を設置し、それらの計算機を通信回線17で接続す
る。また、教育機関側の計算機13には、上記発電所側
の計算機10で操作された操作内容にしたがってシーケ
ンス処理を行うシーケンス処理部13bおよびプラント
モデルの計算を行うプラントモデル計算部13cを搭載
している。
の効率のよい指導および評価を得られ、また、計算機の
処理負担を軽減できるプラントシミュレータを得る。 【構成】 発電所側と教育機関側とに操作または指示を
行うための操作装置11(14)およびシミュレーショ
ン結果等を表示する表示装置12(15)を備えた計算
機を設置し、それらの計算機を通信回線17で接続す
る。また、教育機関側の計算機13には、上記発電所側
の計算機10で操作された操作内容にしたがってシーケ
ンス処理を行うシーケンス処理部13bおよびプラント
モデルの計算を行うプラントモデル計算部13cを搭載
している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発電所等のプラント
の運転をシミュレーション技術、通信技術、知識処理技
術を利用してシミュレーシヨンするプラントシミュレー
タに関する。
の運転をシミュレーション技術、通信技術、知識処理技
術を利用してシミュレーシヨンするプラントシミュレー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラントシミュレータには、例え
ば電気学会誌109巻10号に掲載された和田他著「P
WR原子力プラントシミュレータの高度化」(平成元
年)に示されたものがある。運転訓練用プラントシミュ
レータには、原子力発電所の中央制御盤を忠実に模擬す
るレプリカシミュレータと運転訓練上重要な計器のみを
具備した制御盤からなるコンパクトシミュレータとがあ
る。レプリカシミュレータでは、操作員に臨場感を持た
せるため実際の発電所の中央制御盤と可能な限り同一に
したもので、実際の発電所を運転しているような状況を
作り出して運転訓練を行い、故障が発生した場合、どの
ような対応操作を行うかについて習熟させる。一方、コ
ンパクトシミュレータでは、制御盤は実際の中央制御盤
とは異なり、運転訓練の観点から重要なスイッチ、監視
計器を必要最小限設置している。ただし、それらの重要
な器具は実際に使用されているものと同様なものを使用
している。また、発電所全体の挙動が理解しやすいよう
に数多くのモニターも準備されており、運転訓練のみな
らず発電所動特性の教育などにも用いられている。
ば電気学会誌109巻10号に掲載された和田他著「P
WR原子力プラントシミュレータの高度化」(平成元
年)に示されたものがある。運転訓練用プラントシミュ
レータには、原子力発電所の中央制御盤を忠実に模擬す
るレプリカシミュレータと運転訓練上重要な計器のみを
具備した制御盤からなるコンパクトシミュレータとがあ
る。レプリカシミュレータでは、操作員に臨場感を持た
せるため実際の発電所の中央制御盤と可能な限り同一に
したもので、実際の発電所を運転しているような状況を
作り出して運転訓練を行い、故障が発生した場合、どの
ような対応操作を行うかについて習熟させる。一方、コ
ンパクトシミュレータでは、制御盤は実際の中央制御盤
とは異なり、運転訓練の観点から重要なスイッチ、監視
計器を必要最小限設置している。ただし、それらの重要
な器具は実際に使用されているものと同様なものを使用
している。また、発電所全体の挙動が理解しやすいよう
に数多くのモニターも準備されており、運転訓練のみな
らず発電所動特性の教育などにも用いられている。
【0003】図11は、従来のプラントシミュレータを
示すシステム構成図であり、レプリカシミュレータにお
いてもコンパクトシミュレータにおいても、計算機内の
システム構成は図11に示したものとなる。図におい
て、1は実際の発電所を模擬するための計算機で、教官
用コンソール2や制御盤3からの入力による処理も行
う。計算機1は、制御盤3との入出力を行う入出力処理
部4、周期的処理を行う同期処理計算部5、制御盤3等
からの入力を割り込み入力として処理する割り込み処理
部6、制御盤3から入力された運転操作のそれぞれに対
して定められている一連の手順であるイベントシーケン
スの処理を行うシーケンス処理部7、周期的に発電所の
運転状態の模擬を行うモデル計算処理部8、および教官
用コンソール2からの入力を処理する教示処理部9から
なる。このような従来のプラントシミュレータにおいて
は、モデル計算処理部8において周期的に計算が行わ
れ、発電所の動特性、各種プロセス制御が模擬される。
また、操作員によって制御盤3から入力された運転操作
や、教官用コンソール2から入力された指示を割り込み
入力として処理する。周期的に計算されたデータおよび
割り込み処理された結果は、制御盤3上の監視計器、表
示灯およびモニターに出力される。
示すシステム構成図であり、レプリカシミュレータにお
いてもコンパクトシミュレータにおいても、計算機内の
システム構成は図11に示したものとなる。図におい
て、1は実際の発電所を模擬するための計算機で、教官
用コンソール2や制御盤3からの入力による処理も行
う。計算機1は、制御盤3との入出力を行う入出力処理
部4、周期的処理を行う同期処理計算部5、制御盤3等
からの入力を割り込み入力として処理する割り込み処理
部6、制御盤3から入力された運転操作のそれぞれに対
して定められている一連の手順であるイベントシーケン
スの処理を行うシーケンス処理部7、周期的に発電所の
運転状態の模擬を行うモデル計算処理部8、および教官
用コンソール2からの入力を処理する教示処理部9から
なる。このような従来のプラントシミュレータにおいて
は、モデル計算処理部8において周期的に計算が行わ
れ、発電所の動特性、各種プロセス制御が模擬される。
また、操作員によって制御盤3から入力された運転操作
や、教官用コンソール2から入力された指示を割り込み
入力として処理する。周期的に計算されたデータおよび
割り込み処理された結果は、制御盤3上の監視計器、表
示灯およびモニターに出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のプ
ラントシミュレータは、模擬対象のプラントごとに設置
されず、通常プラントとは距離的に離れた訓練センター
等の教育機関に設置されるため、教官の指導または評価
を受けながらプラントのシミュレーションを行うために
は、その度に教育機関に出向く必要があった。また、各
処理機能をすべて1台の計算機が担っているため、計算
機の負担が大きいといった問題点があった。
ラントシミュレータは、模擬対象のプラントごとに設置
されず、通常プラントとは距離的に離れた訓練センター
等の教育機関に設置されるため、教官の指導または評価
を受けながらプラントのシミュレーションを行うために
は、その度に教育機関に出向く必要があった。また、各
処理機能をすべて1台の計算機が担っているため、計算
機の負担が大きいといった問題点があった。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、プラントにいな
がらにして、教育機関にいる教官の指導または評価を受
けながらプラントの運転をシミュレーションすることが
できるプラントシミュレータを得るものである。また、
第2の目的は、計算機1台当たりのの負荷を軽減するも
のである。また、第3の目的は、効率のよい指導および
評価を行えるものである。
ためになされたもので、第1の目的は、プラントにいな
がらにして、教育機関にいる教官の指導または評価を受
けながらプラントの運転をシミュレーションすることが
できるプラントシミュレータを得るものである。また、
第2の目的は、計算機1台当たりのの負荷を軽減するも
のである。また、第3の目的は、効率のよい指導および
評価を行えるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプラント
シミュレータにおいては、プラントに近い位置および教
育機関のそれぞれに操作または指導を行うための操作手
段、シミュレーション結果を表示する表示手段、および
相互間でデータを伝送するための通信手段を備えた計算
機を設置してそれらの計算機を通信回線で接続し、上記
教育機関に設置された計算機にプラント操作に対して定
められたシーケンス処理を行うシーケンス処理手段、お
よびプラントモデルの計算を行うプラントモデル計算手
段を設けたものである。
シミュレータにおいては、プラントに近い位置および教
育機関のそれぞれに操作または指導を行うための操作手
段、シミュレーション結果を表示する表示手段、および
相互間でデータを伝送するための通信手段を備えた計算
機を設置してそれらの計算機を通信回線で接続し、上記
教育機関に設置された計算機にプラント操作に対して定
められたシーケンス処理を行うシーケンス処理手段、お
よびプラントモデルの計算を行うプラントモデル計算手
段を設けたものである。
【0007】また、プラントに近い位置および教育機関
のそれぞれに操作または指導を行うための操作手段、シ
ミュレーション結果を表示する表示手段、および相互間
でデータを伝送するための通信手段を備えた計算機を設
置してそれらの計算機を通信回線で接続し、上記プラン
ト側に設置された計算機にプラント操作に対して定めら
れたシーケンス処理を行うシーケンス処理手段、そして
上記教育機関に設置された計算機にプラントモデルの計
算を行うプラントモデル計算手段を設けたものである。
のそれぞれに操作または指導を行うための操作手段、シ
ミュレーション結果を表示する表示手段、および相互間
でデータを伝送するための通信手段を備えた計算機を設
置してそれらの計算機を通信回線で接続し、上記プラン
ト側に設置された計算機にプラント操作に対して定めら
れたシーケンス処理を行うシーケンス処理手段、そして
上記教育機関に設置された計算機にプラントモデルの計
算を行うプラントモデル計算手段を設けたものである。
【0008】また、プラントに近い位置および教育機関
のそれぞれに操作または指導を行うための操作手段、シ
ミュレーション結果を表示する表示手段、および相互間
でデータを伝送するための通信手段を備えた計算機を設
置してそれらの計算機を通信回線で接続し、上記プラン
ト側に設置された計算機にプラント操作に対して定めら
れたシーケンス処理を行うシーケンス処理手段、および
プラントモデルの計算を行うプラントモデル計算手段を
設けたものである。
のそれぞれに操作または指導を行うための操作手段、シ
ミュレーション結果を表示する表示手段、および相互間
でデータを伝送するための通信手段を備えた計算機を設
置してそれらの計算機を通信回線で接続し、上記プラン
ト側に設置された計算機にプラント操作に対して定めら
れたシーケンス処理を行うシーケンス処理手段、および
プラントモデルの計算を行うプラントモデル計算手段を
設けたものである。
【0009】また、プラント側には役割機能ごとに複数
の計算機を設置し、それらを通信回線で接続し、上記複
数の計算機のそれぞれから入力された上記役割機能ごと
の操作信号を通信手段により教育機関側に伝送するもの
である。
の計算機を設置し、それらを通信回線で接続し、上記複
数の計算機のそれぞれから入力された上記役割機能ごと
の操作信号を通信手段により教育機関側に伝送するもの
である。
【0010】また、プラントに近い位置および教育機関
それぞれに音声および画像の入出力手段とそれぞれの入
出力手段からの音声および画像信号を互いに送受信する
手段とを備えている。
それぞれに音声および画像の入出力手段とそれぞれの入
出力手段からの音声および画像信号を互いに送受信する
手段とを備えている。
【0011】また、教育機関に設置された計算機に教育
資料データを蓄積する手段と、プラントに近い位置およ
び教育機関に設置された双方の計算機から教育資料デー
タを検索する手段とを備えている。
資料データを蓄積する手段と、プラントに近い位置およ
び教育機関に設置された双方の計算機から教育資料デー
タを検索する手段とを備えている。
【0012】また、プラントに近い位置に設置された計
算機から操作入力された操作内容を教育機関に設置され
た計算機に履歴データとして蓄積する手段と、上記プラ
ントに近い位置および教育機関に設置された双方の計算
機から履歴データを検索する手段とを備えている。
算機から操作入力された操作内容を教育機関に設置され
た計算機に履歴データとして蓄積する手段と、上記プラ
ントに近い位置および教育機関に設置された双方の計算
機から履歴データを検索する手段とを備えている。
【0013】また、プラントに近い位置に設置された複
数の計算機のそれぞれにおいて、当該役割機能ごとの運
転操作を自動的に実行する手段を備えている。
数の計算機のそれぞれにおいて、当該役割機能ごとの運
転操作を自動的に実行する手段を備えている。
【0014】また、履歴データとして、操作員ごとの訓
練実績を蓄積するものである。
練実績を蓄積するものである。
【0015】
【作用】上記のように構成されたプラントシミュレータ
においては、プラント側からの操作信号をもとに教育機
関側でシミュレーションを実行し、その結果を上記プラ
ント側に伝送する。
においては、プラント側からの操作信号をもとに教育機
関側でシミュレーションを実行し、その結果を上記プラ
ント側に伝送する。
【0016】また、プラント側で入力された操作信号に
対応して発生したシーケンス処理信号をもとに教育機関
側でシミュレーションを実行し、その結果を上記プラン
ト側に伝送する。
対応して発生したシーケンス処理信号をもとに教育機関
側でシミュレーションを実行し、その結果を上記プラン
ト側に伝送する。
【0017】また、プラント側でシミュレーションを実
行し、その結果を教育機関側に伝送する。
行し、その結果を教育機関側に伝送する。
【0018】また、プラント側に役割機能ごとに設置さ
れた複数の計算機から入力された役割機能ごとの操作信
号をもとにシミュレーションが実行される。
れた複数の計算機から入力された役割機能ごとの操作信
号をもとにシミュレーションが実行される。
【0019】また、音声および画像によって指導および
評価が行われる。
評価が行われる。
【0020】また、指導および評価の際に、必要に応じ
て蓄積された教育資料データが検索される。
て蓄積された教育資料データが検索される。
【0021】また、操作入力された履歴データが蓄積さ
れ、必要に応じて検索される。
れ、必要に応じて検索される。
【0022】また、複数の計算機で役割分担された運転
操作のうち、それを行う操作員がいない運転操作につい
ては、計算機で自動的に行われる。
操作のうち、それを行う操作員がいない運転操作につい
ては、計算機で自動的に行われる。
【0023】また、操作員ごとの訓練実績が履歴データ
として蓄積される。
として蓄積される。
【0024】
実施例1.図1はこの発明の一実施例であるプラントシ
ミュレータを示す図であり、プラントとして発電所の例
を示している。図において、10は発電所に近い位置に
設置された発電所側計算機で、発電所側操作装置11か
らの操作信号を処理する操作信号処理部10a、教育機
関に設置された計算機との通信データを処理する通信部
10b、および発電所側表示装置12への出力信号を処
理する表示処理部10cからなっている。13は教育機
関側計算機で、教育機関側操作装置14からの操作信号
を処理する操作信号処理部13a、シーケンス処理を行
うシーケンス処理部13b、シーケンス信号にしたがっ
てシミュレーションを実行するプラントモデル計算部1
3c、発電所側計算機10との通信データを処理する通
信部13d、および教育機関側表示装置15への出力信
号を処理する表示処理部13eからなっている。また、
16aおよび16bは発電所側計算機10と教育機関側
計算機13とのデータ通信を行う通信装置で通信回線1
7によって接続されている。
ミュレータを示す図であり、プラントとして発電所の例
を示している。図において、10は発電所に近い位置に
設置された発電所側計算機で、発電所側操作装置11か
らの操作信号を処理する操作信号処理部10a、教育機
関に設置された計算機との通信データを処理する通信部
10b、および発電所側表示装置12への出力信号を処
理する表示処理部10cからなっている。13は教育機
関側計算機で、教育機関側操作装置14からの操作信号
を処理する操作信号処理部13a、シーケンス処理を行
うシーケンス処理部13b、シーケンス信号にしたがっ
てシミュレーションを実行するプラントモデル計算部1
3c、発電所側計算機10との通信データを処理する通
信部13d、および教育機関側表示装置15への出力信
号を処理する表示処理部13eからなっている。また、
16aおよび16bは発電所側計算機10と教育機関側
計算機13とのデータ通信を行う通信装置で通信回線1
7によって接続されている。
【0025】このように構成されたプラントシミュレー
タにおける基本的な処理の流れについて図2のフローチ
ャートを参照しながら説明する。まず、発電所にいる操
作員が、発電所側表示装置12を見ながら発電所側操作
装置11から操作入力すると(S1)、その操作信号
は、操作信号処理部10a、通信部10b、通信装置1
6a、通信回線17、および通信装置16bを介して教
育機関側計算機13に伝送される(S2)。教育機関側
計算機13では、通信部13dで受信した操作信号をシ
ーケンス処理部13bで入力してシーケンス信号を発生
する(S3)。プラントモデル計算部13cでは、その
シーケンス信号にしたがってシミュレーションを行い、
プラントの状態変化が計算される(S4)。また、教育
機関にいる教官が教育機関側操作装置14から操作を行
うことによって、シミュレーションの開始や停止、事故
事象等を与えたりすることができる。
タにおける基本的な処理の流れについて図2のフローチ
ャートを参照しながら説明する。まず、発電所にいる操
作員が、発電所側表示装置12を見ながら発電所側操作
装置11から操作入力すると(S1)、その操作信号
は、操作信号処理部10a、通信部10b、通信装置1
6a、通信回線17、および通信装置16bを介して教
育機関側計算機13に伝送される(S2)。教育機関側
計算機13では、通信部13dで受信した操作信号をシ
ーケンス処理部13bで入力してシーケンス信号を発生
する(S3)。プラントモデル計算部13cでは、その
シーケンス信号にしたがってシミュレーションを行い、
プラントの状態変化が計算される(S4)。また、教育
機関にいる教官が教育機関側操作装置14から操作を行
うことによって、シミュレーションの開始や停止、事故
事象等を与えたりすることができる。
【0026】シミュレーション結果は、教育機関側表示
装置15に表示されるとともに(S5)、通信部13
d、通信装置16b、通信回線17、および通信装置1
6aを経由して発電所側計算機10に伝送され(S
6)、発電所側表示装置12にも表示される(S7)。
教育機関にいる教官は、教育機関側表示装置15に表示
されたシミュレーション結果を確認し、発電所にいる操
作員は、発電所側表示装置12に表示されたシミュレー
ション結果および教育機関側操作装置14から入力され
た教官の指示を確認することにより、操作の指導および
評価が行われる(S8)。上記のように、発電所にいる
操作員は、発電所にいながらにして、教育機関に設置さ
れた計算機でシミュレーションを行い、教育機関にいる
教官の指導または評価を受けながら発電所の運転を行う
ことが可能となる。また、発電所に設置された計算機と
教育機関に設置された計算機とで処理機能を分散させて
いるので、計算機1台あたりの負荷が軽減される。
装置15に表示されるとともに(S5)、通信部13
d、通信装置16b、通信回線17、および通信装置1
6aを経由して発電所側計算機10に伝送され(S
6)、発電所側表示装置12にも表示される(S7)。
教育機関にいる教官は、教育機関側表示装置15に表示
されたシミュレーション結果を確認し、発電所にいる操
作員は、発電所側表示装置12に表示されたシミュレー
ション結果および教育機関側操作装置14から入力され
た教官の指示を確認することにより、操作の指導および
評価が行われる(S8)。上記のように、発電所にいる
操作員は、発電所にいながらにして、教育機関に設置さ
れた計算機でシミュレーションを行い、教育機関にいる
教官の指導または評価を受けながら発電所の運転を行う
ことが可能となる。また、発電所に設置された計算機と
教育機関に設置された計算機とで処理機能を分散させて
いるので、計算機1台あたりの負荷が軽減される。
【0027】実施例2.なお、上記実施例1において
は、シーケンス処理部を教育機関に設置された計算機に
搭載していたが、発電所側計算機に搭載してもよい。図
3は、本実施例2によるプラントシミュレータを示す図
であり、図1で示したものとは、シーケンス処理部13
bが教育機関側計算機13から発電所側計算機10内部
に移っている部分だけが異なる。この場合は、発電所に
いる操作員の入力した操作信号を教育機関側計算機13
に伝送せずに、その操作信号にしたがって発電所側計算
機10内でシーケンス処理信号を発生し、そのシーケン
ス処理信号を通信部10b、通信装置16a、通信回線
17、および通信装置16bを経由して教育機関側計算
機13に伝送する。教育機関側計算機13では、受信し
たシーケンス処理信号をもとにシミュレーションを行
い、その結果と教官の指導および評価とを実施例1と同
様に発電所側計算機に伝送する。本例において通信回線
17でやりとりされる情報は、シーケンス処理信号、シ
ミュレーション結果、および教育機関側操作装置14か
らの操作信号で、この操作信号は操作入力時に送信する
イベント情報であるため、通常時はシミュレーションの
実行周期に合わせて転送できるので、転送方法が簡単で
ある。
は、シーケンス処理部を教育機関に設置された計算機に
搭載していたが、発電所側計算機に搭載してもよい。図
3は、本実施例2によるプラントシミュレータを示す図
であり、図1で示したものとは、シーケンス処理部13
bが教育機関側計算機13から発電所側計算機10内部
に移っている部分だけが異なる。この場合は、発電所に
いる操作員の入力した操作信号を教育機関側計算機13
に伝送せずに、その操作信号にしたがって発電所側計算
機10内でシーケンス処理信号を発生し、そのシーケン
ス処理信号を通信部10b、通信装置16a、通信回線
17、および通信装置16bを経由して教育機関側計算
機13に伝送する。教育機関側計算機13では、受信し
たシーケンス処理信号をもとにシミュレーションを行
い、その結果と教官の指導および評価とを実施例1と同
様に発電所側計算機に伝送する。本例において通信回線
17でやりとりされる情報は、シーケンス処理信号、シ
ミュレーション結果、および教育機関側操作装置14か
らの操作信号で、この操作信号は操作入力時に送信する
イベント情報であるため、通常時はシミュレーションの
実行周期に合わせて転送できるので、転送方法が簡単で
ある。
【0028】実施例3.なお、上記実施例2において
は、プラントモデル計算部を教育機関に設置された計算
機に搭載していたが、発電所側計算機に搭載してもよ
い。図4は、本実施例3によるプラントシミュレータを
示す図であり、図3で示したものとは、プラントモデル
計算部13cが教育機関側計算機13から発電所側計算
機10内部に移っている部分だけが異なる。この場合
は、発電所にいる操作員の入力した操作信号にしたがっ
て、発電所側計算機10内でシーケンス処理信号を発生
し、そのシーケンス処理信号に従ってシミュレーション
を実行する。シミュレーションの結果は発電所側表示装
置12に表示されるとともに、教育機関側計算機13に
伝送される。教育機関にいる教官はその結果に対する指
導または評価を操作入力し、その情報は発電所側計算機
に伝送される。本例において通信回線17でやりとりさ
れる情報は、シミュレーション結果、および教育機関側
操作装置14からの操作信号のみであるので、転送する
情報量が少なくなる。また、発電所側単独でシミュレー
ション実行が可能なので、教育機関に教官が不在の場合
も、発電所側単独で発電所の運転訓練が可能である。
は、プラントモデル計算部を教育機関に設置された計算
機に搭載していたが、発電所側計算機に搭載してもよ
い。図4は、本実施例3によるプラントシミュレータを
示す図であり、図3で示したものとは、プラントモデル
計算部13cが教育機関側計算機13から発電所側計算
機10内部に移っている部分だけが異なる。この場合
は、発電所にいる操作員の入力した操作信号にしたがっ
て、発電所側計算機10内でシーケンス処理信号を発生
し、そのシーケンス処理信号に従ってシミュレーション
を実行する。シミュレーションの結果は発電所側表示装
置12に表示されるとともに、教育機関側計算機13に
伝送される。教育機関にいる教官はその結果に対する指
導または評価を操作入力し、その情報は発電所側計算機
に伝送される。本例において通信回線17でやりとりさ
れる情報は、シミュレーション結果、および教育機関側
操作装置14からの操作信号のみであるので、転送する
情報量が少なくなる。また、発電所側単独でシミュレー
ション実行が可能なので、教育機関に教官が不在の場合
も、発電所側単独で発電所の運転訓練が可能である。
【0029】実施例4.なお、上記実施例1〜3におい
ては、発電所側計算機システム1台ですべての役割機能
の操作を行っていたが、本例では、役割機能ごとに計算
機システムを設置する。図5は本実施例4によるプラン
トシミュレータを示す図であり、図1における発電所側
計算機システム18を3台設置し、それらを発電所内通
信回線19で接続している。この発電所内通信回線19
は、広域の通信回線17と同一の回線、ローカルな通信
回線、あるいは計算機間共有メモリーなどで実現可能で
ある。原子力発電プラントでは、この3台の計算機シス
テム18a、18b、18cはそれぞれ一次系操作員、
二次系操作員、当直長の役割機能に対応した操作信号処
理部10aを設けている。例えば、一次系操作員の扱う
計算機システム18aでは炉心のまわりの処理、二次系
操作員の扱う計算機システム18bでは発電の処理、お
よび当直長が扱う計算機システム18cでは当直長が操
作すべき特有の処理が割り当てられている。また動作と
しては、一次系操作員が入力した操作信号を受けて二次
系操作員がそれに対する操作を行い、それらの操作情報
を受けて当直長が操作入力を行うなど、互いに運転操作
情報を発電所内通信回線19を介してリアルタイムで送
受信しながら行われる。以上により、複数の操作員での
訓練および役割分担が可能となる。なお、図5では計算
機システムを3台設置したが2台、4台以上としても同
様に実現できる。さらに、本例では実施例1で挙げた発
電所側計算機システムを複数個設置する例を示したが、
実施例2または実施例3で挙げた発電所側計算機システ
ムを用いても実現できる。
ては、発電所側計算機システム1台ですべての役割機能
の操作を行っていたが、本例では、役割機能ごとに計算
機システムを設置する。図5は本実施例4によるプラン
トシミュレータを示す図であり、図1における発電所側
計算機システム18を3台設置し、それらを発電所内通
信回線19で接続している。この発電所内通信回線19
は、広域の通信回線17と同一の回線、ローカルな通信
回線、あるいは計算機間共有メモリーなどで実現可能で
ある。原子力発電プラントでは、この3台の計算機シス
テム18a、18b、18cはそれぞれ一次系操作員、
二次系操作員、当直長の役割機能に対応した操作信号処
理部10aを設けている。例えば、一次系操作員の扱う
計算機システム18aでは炉心のまわりの処理、二次系
操作員の扱う計算機システム18bでは発電の処理、お
よび当直長が扱う計算機システム18cでは当直長が操
作すべき特有の処理が割り当てられている。また動作と
しては、一次系操作員が入力した操作信号を受けて二次
系操作員がそれに対する操作を行い、それらの操作情報
を受けて当直長が操作入力を行うなど、互いに運転操作
情報を発電所内通信回線19を介してリアルタイムで送
受信しながら行われる。以上により、複数の操作員での
訓練および役割分担が可能となる。なお、図5では計算
機システムを3台設置したが2台、4台以上としても同
様に実現できる。さらに、本例では実施例1で挙げた発
電所側計算機システムを複数個設置する例を示したが、
実施例2または実施例3で挙げた発電所側計算機システ
ムを用いても実現できる。
【0030】実施例5.上記実施例1〜4においては、
発電所と教育機関とでやりとりする情報は、シミュレー
ション結果、教官の指示内容、操作員の操作内容等にと
どまっていたが、教官のマイクロフォンからの音声や発
電所内の画像情報等もやりとりできるようにすれば、さ
らに効率のよい評価および指導が行える。図6は本実施
例5によるプラントシミュレータを示す図であり、図に
おいて10〜17は図1に示したものと同一または相当
部分である。20は信号変換器、21はマイクロフォ
ン、スピーカ、カメラ等のメディア情報入出力装置であ
り、信号変換器20において、メディア情報入出力装置
21から入力された音声等のアナログ信号はデジタル信
号に、また通信部10b、13dからのデジタル信号は
アナログ信号に変換される。また、信号変換器20およ
びメディア情報入出力装置21は、発電所側計算機シス
テムおよび教育機関側システムの双方に接続される。こ
のように構成されたプラントシミュレータにおいては、
例えば発電所の運転の様子を映した画像を教育機関にい
る教官が見ることができる。また、例えば教育機関にい
る教官の指示が、操作装置からだけでなく音声によって
も発電所に伝えられる。なお、本例では発電所側計算機
システムを実施例1で挙げた構成にしたが、実施例2〜
4で挙げた構成を用いても実現できる。以上により、効
率のよい指導および評価が行える。
発電所と教育機関とでやりとりする情報は、シミュレー
ション結果、教官の指示内容、操作員の操作内容等にと
どまっていたが、教官のマイクロフォンからの音声や発
電所内の画像情報等もやりとりできるようにすれば、さ
らに効率のよい評価および指導が行える。図6は本実施
例5によるプラントシミュレータを示す図であり、図に
おいて10〜17は図1に示したものと同一または相当
部分である。20は信号変換器、21はマイクロフォ
ン、スピーカ、カメラ等のメディア情報入出力装置であ
り、信号変換器20において、メディア情報入出力装置
21から入力された音声等のアナログ信号はデジタル信
号に、また通信部10b、13dからのデジタル信号は
アナログ信号に変換される。また、信号変換器20およ
びメディア情報入出力装置21は、発電所側計算機シス
テムおよび教育機関側システムの双方に接続される。こ
のように構成されたプラントシミュレータにおいては、
例えば発電所の運転の様子を映した画像を教育機関にい
る教官が見ることができる。また、例えば教育機関にい
る教官の指示が、操作装置からだけでなく音声によって
も発電所に伝えられる。なお、本例では発電所側計算機
システムを実施例1で挙げた構成にしたが、実施例2〜
4で挙げた構成を用いても実現できる。以上により、効
率のよい指導および評価が行える。
【0031】実施例6.なお、上記実施例5では音声や
画像等の情報を用いて指導および評価を可能としたが、
本実施例においては、教育資料を蓄積したデータベース
を用いることによってより効率的な評価を行うことを可
能とする。図7は本実施例6によるプラントシミュレー
タを示す図であり、図において10〜17は図1に示し
たものと同一または相当部分である。22は契約仕様
書、プラント系統図等のプラント運転訓練に関わる教育
資料を蓄積した教材データベース23を管理する教材デ
ータベース管理部である。教材データベース管理部22
は、教材データベース23を検索する機能を備え、検索
した教育資料を必要に応じて教育機関側の表示処理部1
3eを経由して教育機関側表示装置15に表示する。ま
た、通信部13dから通信回線17を介して発電所側に
送信し、発電所側表示装置12にも同様に教育資料を表
示できる。以上により、運転訓練を実施する際に、発電
所側、教育機関側の双方でプラント運転に関わる教育資
料を検索し表示することができるので、教育効果を向上
できる。なお、本例では発電所側計算機システムを実施
例1で挙げた構成にしたが、実施例2〜5で挙げた構成
を用いても実現できる。
画像等の情報を用いて指導および評価を可能としたが、
本実施例においては、教育資料を蓄積したデータベース
を用いることによってより効率的な評価を行うことを可
能とする。図7は本実施例6によるプラントシミュレー
タを示す図であり、図において10〜17は図1に示し
たものと同一または相当部分である。22は契約仕様
書、プラント系統図等のプラント運転訓練に関わる教育
資料を蓄積した教材データベース23を管理する教材デ
ータベース管理部である。教材データベース管理部22
は、教材データベース23を検索する機能を備え、検索
した教育資料を必要に応じて教育機関側の表示処理部1
3eを経由して教育機関側表示装置15に表示する。ま
た、通信部13dから通信回線17を介して発電所側に
送信し、発電所側表示装置12にも同様に教育資料を表
示できる。以上により、運転訓練を実施する際に、発電
所側、教育機関側の双方でプラント運転に関わる教育資
料を検索し表示することができるので、教育効果を向上
できる。なお、本例では発電所側計算機システムを実施
例1で挙げた構成にしたが、実施例2〜5で挙げた構成
を用いても実現できる。
【0032】実施例7.また、上記実施例6では運転訓
練に関わる教育資料を蓄積したデータベースを備えてい
たが、本実施例では、発電所側の操作員が運転訓練中に
実施した操作内容および操作時刻を蓄積するためのデー
タベースを備えている。図8は本実施例7によるプラン
トシミュレータを示す図であり、図において10〜17
は図1に示したものと同一または相当部分である。24
は操作内容および操作時刻の履歴を蓄積した操作履歴デ
ータベース25を管理する操作履歴データベース管理部
である。この場合も、上記実施例6と同様に、発電所側
および教育機関側の双方で発電所にいる操作員の操作履
歴を検索可能であり、それぞれの表示装置に表示するこ
とができる。したがって、訓練終了後の評価および指導
時の参考資料とできるので、教育効果を向上させること
ができる。
練に関わる教育資料を蓄積したデータベースを備えてい
たが、本実施例では、発電所側の操作員が運転訓練中に
実施した操作内容および操作時刻を蓄積するためのデー
タベースを備えている。図8は本実施例7によるプラン
トシミュレータを示す図であり、図において10〜17
は図1に示したものと同一または相当部分である。24
は操作内容および操作時刻の履歴を蓄積した操作履歴デ
ータベース25を管理する操作履歴データベース管理部
である。この場合も、上記実施例6と同様に、発電所側
および教育機関側の双方で発電所にいる操作員の操作履
歴を検索可能であり、それぞれの表示装置に表示するこ
とができる。したがって、訓練終了後の評価および指導
時の参考資料とできるので、教育効果を向上させること
ができる。
【0033】実施例8.また、上記実施例4において示
したような複数の操作員を対象とした役割ごとの訓練を
実施するための構成において、ある役割を担う操作員が
いなくても、ひとりでも操作員がいれば訓練を可能にす
ることにより、訓練の効率が上がる。図9は、本実施例
8によるプラントシミュレータを示す図であり、発電所
側に、それぞれに割り当てられた役割機能を行うための
複数の計算機システムを設置して発電所内通信回線19
で接続する。また、訓練を実施する計算機システム18
a以外の計算機システム18bおよび18cには、それ
らの計算機に割り当てられた役割機能に対する操作を自
動的に実行する運転操作処理部26およびその運転操作
データベース27を搭載している。例えば、計算機シス
テム18bに搭載された運転操作データベース27に
は、計算機システム18aから操作員が入力した操作情
報に対する操作内容が格納されており、計算機システム
18bでは、計算機システム18aから入力した操作員
の操作をもとに上記データベースを検索し、得られた操
作を自動的に行う。運転操作データベース27は、シミ
ュレータの初期状態、目標とするプラント静定状態、シ
ミュレータに投入された事故模擬の状態に対応して整理
された運転要領等が格納されている。運転操作処理部2
6は、通信回線19を介して、実行されているシミュレ
ーションの初期状態、目標とするプラント静定状態、投
入された事故模擬の状態、およびシミュレーション結果
であるプラントパラメータを獲得し、運転操作データベ
ース27から検索した操作項目を自動的に投入する。以
上により、各役割の訓練をその役割を実施する操作員ひ
とりでも実施できるので、訓練の効率が上がる。なお、
本例では実際に操作する操作員はひとりで、その他のふ
たり分の役割は自動的に行わせるとしたが、実際に操作
する操作員はふたりで、その他のひとり分の役割を自動
的に行わせるとしても実現できる。また、図9では計算
機システムを3台設置したが、2台、4台以上としても
実現できる。
したような複数の操作員を対象とした役割ごとの訓練を
実施するための構成において、ある役割を担う操作員が
いなくても、ひとりでも操作員がいれば訓練を可能にす
ることにより、訓練の効率が上がる。図9は、本実施例
8によるプラントシミュレータを示す図であり、発電所
側に、それぞれに割り当てられた役割機能を行うための
複数の計算機システムを設置して発電所内通信回線19
で接続する。また、訓練を実施する計算機システム18
a以外の計算機システム18bおよび18cには、それ
らの計算機に割り当てられた役割機能に対する操作を自
動的に実行する運転操作処理部26およびその運転操作
データベース27を搭載している。例えば、計算機シス
テム18bに搭載された運転操作データベース27に
は、計算機システム18aから操作員が入力した操作情
報に対する操作内容が格納されており、計算機システム
18bでは、計算機システム18aから入力した操作員
の操作をもとに上記データベースを検索し、得られた操
作を自動的に行う。運転操作データベース27は、シミ
ュレータの初期状態、目標とするプラント静定状態、シ
ミュレータに投入された事故模擬の状態に対応して整理
された運転要領等が格納されている。運転操作処理部2
6は、通信回線19を介して、実行されているシミュレ
ーションの初期状態、目標とするプラント静定状態、投
入された事故模擬の状態、およびシミュレーション結果
であるプラントパラメータを獲得し、運転操作データベ
ース27から検索した操作項目を自動的に投入する。以
上により、各役割の訓練をその役割を実施する操作員ひ
とりでも実施できるので、訓練の効率が上がる。なお、
本例では実際に操作する操作員はひとりで、その他のふ
たり分の役割は自動的に行わせるとしたが、実際に操作
する操作員はふたりで、その他のひとり分の役割を自動
的に行わせるとしても実現できる。また、図9では計算
機システムを3台設置したが、2台、4台以上としても
実現できる。
【0034】実施例9.また、各操作員の訓練実績を蓄
積し、必要に応じてその実績を表示することにより、各
操作員の訓練状況が把握でき、指導および評価を効果的
に行える。図10は、本実施例9によるプラントシミュ
レータを示す図であり、図1で示した構成にの発電所側
の計算機システムに訓練者実績入出力部28およびその
実績情報を処理する訓練実績処理部29を設ける。ま
た、教育機関側の計算機システムに訓練実績データベー
ス処理部30と訓練実績データベース31を設ける。発
電所側の操作員は運転訓練を開始する際に訓練者実績入
出力部28から、操作員の名称、ID、訓練項目等を入
力し、訓練実績処理部29が操作員毎に訓練内容、訓練
実施日時、および訓練時間を処理し、この情報を通信回
線17を介して教育機関側に送信する。教育機関側では
この情報を訓練実績データベース処理部30が受信し、
訓練実績データベース31に記録および蓄積する。ま
た、訓練実績データベース処理部30は必要に応じて訓
練実績データベースを検索し、操作員毎の訓練実施状況
を発電所側および教育機関側の双方の表示装置に表示す
る。以上により、各発電所の操作員の訓練実績を教育機
関側が把握可能となり、教育機関の立案、各操作員に対
する指導が容易に行える。なお、上記で示したすべての
実施例においてプラント例を発電所としたが、化学、工
業、製鉄等のプラントにも応用でき、また、鉄道、自動
車、航空機等の運転訓練シミュレータにも適用可能であ
る。
積し、必要に応じてその実績を表示することにより、各
操作員の訓練状況が把握でき、指導および評価を効果的
に行える。図10は、本実施例9によるプラントシミュ
レータを示す図であり、図1で示した構成にの発電所側
の計算機システムに訓練者実績入出力部28およびその
実績情報を処理する訓練実績処理部29を設ける。ま
た、教育機関側の計算機システムに訓練実績データベー
ス処理部30と訓練実績データベース31を設ける。発
電所側の操作員は運転訓練を開始する際に訓練者実績入
出力部28から、操作員の名称、ID、訓練項目等を入
力し、訓練実績処理部29が操作員毎に訓練内容、訓練
実施日時、および訓練時間を処理し、この情報を通信回
線17を介して教育機関側に送信する。教育機関側では
この情報を訓練実績データベース処理部30が受信し、
訓練実績データベース31に記録および蓄積する。ま
た、訓練実績データベース処理部30は必要に応じて訓
練実績データベースを検索し、操作員毎の訓練実施状況
を発電所側および教育機関側の双方の表示装置に表示す
る。以上により、各発電所の操作員の訓練実績を教育機
関側が把握可能となり、教育機関の立案、各操作員に対
する指導が容易に行える。なお、上記で示したすべての
実施例においてプラント例を発電所としたが、化学、工
業、製鉄等のプラントにも応用でき、また、鉄道、自動
車、航空機等の運転訓練シミュレータにも適用可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0036】プラント側に設置された計算機からの操作
入力が教育機関に設置された計算機に伝送され、操作入
力に対応したシミュレーションが行われたあと、その結
果に対する指導および評価がプラント側に伝送されるの
で、プラントにいながらにして教育機関にいる教官の指
導を受けながらシミュレーションが行える。また、プラ
ント側の計算機と教育機関側の計算機とで処理を分散す
るので、計算機1台あたりの負担が軽減される。
入力が教育機関に設置された計算機に伝送され、操作入
力に対応したシミュレーションが行われたあと、その結
果に対する指導および評価がプラント側に伝送されるの
で、プラントにいながらにして教育機関にいる教官の指
導を受けながらシミュレーションが行える。また、プラ
ント側の計算機と教育機関側の計算機とで処理を分散す
るので、計算機1台あたりの負担が軽減される。
【0037】また、プラント操作に対応して定められた
シーケンス処理がプラント側に設置された計算機で行わ
れるので、教育機関に設置された計算機へのデータ伝送
が簡単に行える。
シーケンス処理がプラント側に設置された計算機で行わ
れるので、教育機関に設置された計算機へのデータ伝送
が簡単に行える。
【0038】また、シーケンス処理とプラントモデル計
算とがプラント側に設置された計算機で行われるので、
データ伝送量が少ないうえに、プラント側計算機単体で
シミュレーションが可能となる。
算とがプラント側に設置された計算機で行われるので、
データ伝送量が少ないうえに、プラント側計算機単体で
シミュレーションが可能となる。
【0039】また、役割機能ごとに計算機を設置するの
で、複数の操作員で役割を分担して訓練が可能である。
で、複数の操作員で役割を分担して訓練が可能である。
【0040】また、音声および画像を用いても指導が行
えるので、効率のよい指導および評価が可能となる。
えるので、効率のよい指導および評価が可能となる。
【0041】また、教育資料データを計算機内に蓄積し
てその内容を随時検索できるので、運転訓練の指導およ
び評価が効果的に行える。
てその内容を随時検索できるので、運転訓練の指導およ
び評価が効果的に行える。
【0042】また、操作員の操作内容をすべて計算機内
に蓄積しその内容を随時検索できるので、教育効果が向
上する。
に蓄積しその内容を随時検索できるので、教育効果が向
上する。
【0043】また、プラントに設置された複数の計算機
のそれぞれに、分担された所定の役割を自動的に行える
ようにしたので、ある役割を担う操作員がいない場合で
も、ひとりでも操作員がいれば分担された役割の運転訓
練が行える。
のそれぞれに、分担された所定の役割を自動的に行える
ようにしたので、ある役割を担う操作員がいない場合で
も、ひとりでも操作員がいれば分担された役割の運転訓
練が行える。
【0044】また、操作内容を計算機内に蓄積する場
合、操作員ごとの訓練実績として蓄積するので、操作員
ごとの指導および評価が行える。
合、操作員ごとの訓練実績として蓄積するので、操作員
ごとの指導および評価が行える。
【図1】 この発明の実施例1によるプラントシミュレ
ータを示す図である。
ータを示す図である。
【図2】 この発明の実施例1によるプラントシミュレ
ータの処理の流れを示すフローチャートである。
ータの処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施例2によるプラントシミュレ
ータを示す図である。
ータを示す図である。
【図4】 この発明の実施例3によるプラントシミュレ
ータを示す図である。
ータを示す図である。
【図5】 この発明の実施例4によるプラントシミュレ
ータを示す図である。
ータを示す図である。
【図6】 この発明の実施例5によるプラントシミュレ
ータを示す図である。
ータを示す図である。
【図7】 この発明の実施例6によるプラントシミュレ
ータを示す図である。
ータを示す図である。
【図8】 この発明の実施例7によるプラントシミュレ
ータを示す図である。
ータを示す図である。
【図9】 この発明の実施例8によるプラントシミュレ
ータを示す図である。
ータを示す図である。
【図10】 この発明の実施例9によるプラントシミュ
レータを示す図である。
レータを示す図である。
【図11】 従来のプラントシミュレータを示す図であ
る。
る。
10 発電所側計算機、11 発電所側操作装置、12
発電所側表示装置、13 教育機関側計算機、14
教育機関側操作装置、15 教育機関側表示装置、16
通信装置、17 通信回線、21 メディア情報入出
力装置、22 教材データベース管理部、23 教材デ
ータベース、24 操作履歴データベース管理部、25
操作履歴データベース、26 運転操作処理部、27
運転操作データベース、30 訓練実績データベース
処理部、31 訓練実績データベース。
発電所側表示装置、13 教育機関側計算機、14
教育機関側操作装置、15 教育機関側表示装置、16
通信装置、17 通信回線、21 メディア情報入出
力装置、22 教材データベース管理部、23 教材デ
ータベース、24 操作履歴データベース管理部、25
操作履歴データベース、26 運転操作処理部、27
運転操作データベース、30 訓練実績データベース
処理部、31 訓練実績データベース。
フロントページの続き (72)発明者 寺下 尚孝 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内
Claims (9)
- 【請求項1】 発電所等の大規模プラントの運転を模擬
し、訓練センター等の教育機関を用いて指導および評価
を行うためのプラントシミュレータにおいて、 上記プラントに近い位置および上記教育機関のそれぞれ
に操作または指導を行うための操作手段、シミュレーシ
ョン結果を表示する表示手段、および相互間でデータを
伝送するための通信手段を備えた計算機を設置してそれ
らの計算機を通信回線で接続し、上記教育機関に設置さ
れた計算機にプラント操作に対して定められたシーケン
ス処理を行うシーケンス処理手段、およびプラントモデ
ルの計算を行うプラントモデル計算手段を設け、上記プ
ラント側からの操作信号をもとに上記教育機関側でシミ
ュレーションを実行し、その結果を上記プラント側に伝
送するようにしたことを特徴とするプラントシミュレー
タ。 - 【請求項2】 発電所等の大規模プラントの運転を模擬
し、訓練センター等の教育機関を用いて指導および評価
を行うためのプラントシミュレータにおいて、 上記プラントに近い位置および上記教育機関のそれぞれ
に操作または指導を行うための操作手段、シミュレーシ
ョン結果を表示する表示手段、および相互間でデータを
伝送するための通信手段を備えた計算機を設置してそれ
らの計算機を通信回線で接続し、上記プラント側に設置
された計算機にプラント操作に対して定められたシーケ
ンス処理を行うシーケンス処理手段、そして上記教育機
関に設置された計算機にプラントモデルの計算を行うプ
ラントモデル計算手段を設け、上記プラント側で入力さ
れた操作信号に対応して発生されたシーケンス処理信号
をもとに上記教育機関側でシミュレーションを実行し、
その結果を上記プラント側に伝送するようにしたことを
特徴とするプラントシミュレータ。 - 【請求項3】 発電所等の大規模プラントの運転を模擬
し、訓練センター等の教育機関を用いて指導および評価
を行うためのプラントシミュレータにおいて、 上記プラントに近い位置および上記教育機関のそれぞれ
に操作または指導を行うための操作手段、シミュレーシ
ョン結果を表示する表示手段、および相互間でデータを
伝送するための通信手段を備えた計算機を設置してそれ
らの計算機を通信回線で接続し、上記プラント側に設置
された計算機にプラント操作に対して定められたシーケ
ンス処理を行うシーケンス処理手段、およびプラントモ
デルの計算を行うプラントモデル計算手段を設け、上記
プラント側でシミュレーションを実行し、その結果を上
記教育機関側に伝送するようにしたことを特徴とするプ
ラントシミュレータ。 - 【請求項4】 プラントに近い位置には役割機能ごとに
複数の計算機を設置し、それらを通信回線で接続し、上
記複数の計算機のそれぞれから入力された上記役割機能
ごとの操作信号を通信手段により教育機関側に伝送する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
プラントシミュレータ。 - 【請求項5】 プラントに近い位置および教育機関それ
ぞれに音声および画像の入出力手段とそれぞれの入出力
手段からの音声および画像信号を互いに送受信する手段
とを備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
かに記載のプラントシミュレータ。 - 【請求項6】 教育機関に設置された計算機に教育資料
データを蓄積する手段と、プラントに近い位置および上
記教育機関に設置された双方の計算機から上記教育資料
データを検索する手段とを備えたことを特徴とする請求
項1ないし5のいずれかに記載のプラントシミュレー
タ。 - 【請求項7】 プラントに近い位置に設置された計算機
から操作入力された操作内容を教育機関に設置された計
算機に履歴データとして蓄積する手段と、上記プラント
側および上記教育機関側に設置された双方の計算機から
上記履歴データを検索する手段とを備えたことを特徴と
する請求項1ないし6のいずれかに記載のプラントシミ
ュレータ。 - 【請求項8】 プラントに近い位置に設置された複数の
計算機のそれぞれに当該役割機能に対する操作を自動的
に実行する手段を備えたことを特徴とする請求項4に記
載のプラントシミュレータ。 - 【請求項9】 履歴データとして、操作員ごとの訓練実
績を蓄積することを特徴とする請求項7に記載のプラン
トシミュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5873695A JPH08254942A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | プラントシミュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5873695A JPH08254942A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | プラントシミュレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08254942A true JPH08254942A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13092807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5873695A Pending JPH08254942A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | プラントシミュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08254942A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10133557A (ja) * | 1996-10-31 | 1998-05-22 | Toshiba Corp | プラント模擬装置 |
JP2005308808A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Toshiba Corp | 発電プラントの運転訓練システム、この運転訓練システムにおける運転訓練サービスおよび保守サービス提供方法 |
JP2006017547A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 訓練計画作成システム |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP5873695A patent/JPH08254942A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10133557A (ja) * | 1996-10-31 | 1998-05-22 | Toshiba Corp | プラント模擬装置 |
JP2005308808A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Toshiba Corp | 発電プラントの運転訓練システム、この運転訓練システムにおける運転訓練サービスおよび保守サービス提供方法 |
JP2006017547A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 訓練計画作成システム |
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