JP5061752B2 - プラント運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラントの動作を予測するプラント運転支援装置に関して、特にプラントに設置される制御機器の複数の仮想操作とこれらの仮想操作に応じたプラントの動作の予測結果との関係を容易に把握することが可能なプラント運転支援装置に関する。
従来の化学、石油、ガス、薬品及び上下水道等のプラント(以下、プラント)では、プラントに設置される温度センサ、流量計等の各種計測機器(以下、センサ)で得られる温度、圧力等のプラントの状態量(以下、実測値)に基づいて、オペレータによってプラントの動作の傾向が把握されてプラントに設置されるバルブやヒータ等の制御機器(以下、制御機器)が操作されることにより、プラントの運転が行われている。
ところが、高熱、高圧力等のためにセンサを設置できない場所では、プラントの温度、圧力等の状態量を把握することが出来ないので、プラントの最適な運転が行えない場合があった。
そこで、従来のプラント運転支援装置は、センサから得られる実測値に基づいて、シミュレーションを行うことにより、センサが設置されずに測定できない部分のプラントの温度、圧力等の状態量を推定することを可能としている。
この従来のプラント運転支援装置は、実測値に基づいてプラントの動作をシミュレートするための数式等により予めモデル化されたモデル式(以下、プラントモデル)を用いてシミュレーション(以下、トラッキングシミュレーション)を行い、プラントの測定不可能な部分の温度、圧力等の状態量をリアルタイムに推定し、状態量の推定値(以下、推定データ)を求めている。
このため、プラント運転支援装置は、プラントモデルによるトラッキングシミュレーションを行って推定データを求めることにより、センサが設置されずに測定できない部分におけるプラントの状態量を把握することを可能としている。
一方、センサからの実測値に基づいてプラントの状態量をリアルタイムに推定して求めるだけでは、プラントの状態量が将来どのように変化するかを把握出来ないため、プラントの最適な運転を行うことが困難な場合があった。
このような場合に、従来のプラント運転支援装置は、将来のある時刻(以下、将来時刻)までのプラントの動作を最適なものにするために、上述の推定データに基づいて、将来のプラントの温度、圧力等の状態量(以下、予測データ)を求めることを可能としている。
この従来のプラント運転支援装置は、上述の推定データに基づいてプラントモデルにより実際の時間よりも早い速度で将来時刻までシミュレーション(以下、予測シミュレーション)を行い、予測データを求めている。
このため、プラント運転支援装置は、プラントモデルによる予測シミュレーションを行って予測データを求めることにより、プラントの状態量が将来どのように変化するかを把握することを可能としている。
他方、センサからの実測値に基づいて推定される推定データに基づいて将来のプラントの状態量を予測するだけでは、実際にオペレータによって制御機器が操作した後にしかプラントの状態量の変化を把握することが出来ないので、プラントの制御機器の最適な操作量や最適な操作のタイミングを求めることが難しくプラントの最適な運転を行うことが困難な場合があった。
このような場合に、従来のプラント運転支援装置は、プラントの制御機器を実際に操作することなく、将来のある時刻において制御機器の操作条件に応じたプラントの動作、つまり、制御機器の操作をいつ、どれくらいの操作量にするとプラントがどのように動作するかを予測することを可能としている。
この従来のプラント運転支援装置は、上述の予測データ及び制御機器の操作条件に基づき、プラントモデルを用いて実際の時間よりも早い速度で将来のある時刻までシミュレーション(以下、仮想シミュレーション)を行い、将来のある時刻における操作条件に応じたプラントの温度、圧力等の状態量(以下、仮想データ)を求めている。
さらに、この従来のプラント運転支援装置は、プラントモデルを用いたトラッキングシミュレーション、予測シミュレーション、仮想シミュレーションにより求められた推定データ、予測データ、仮想データをそれぞれ時系列に示したトレンドグラフを表示させることにより、現在及び将来のプラントの動作の傾向を容易に求めることを可能とし、プラントの最適な運転を支援している。
このため、従来のプラント運転支援装置は、制御機器の最適な操作方法及び最適な操作のタイミングを求めることが可能となるので、プラントの最適な運転を支援することを可能としている。
このような従来のプラントの動作を予測するプラント運転支援装置に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開2005−332360号公報 特開2007−115176号公報
図16は従来のプラント運転支援装置の一例を示す構成ブロック図である。図16において、1は制御対象であるプラント、2はデータの送受信を行う通信部、3はプラント1の動作をシミュレートするための数式等により予めモデル化されたモデル式(以下、プラントモデル)を有しプラント1の動作を推定するトラッキングシミュレータ、4はプラントモデルを有しプラント1の将来の動作を予測する予測シミュレータ、5はROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等の記憶部、6はグラフ等の画面表示を制御する表示制御部、7はLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部、8はマウス、キーボード等の入力部である。
トラッキングシミュレータ3、予測シミュレータ4、表示制御部6は演算制御部50を構成し、通信部2、トラッキングシミュレータ3、予測シミュレータ4、記憶部5、表示制御部6、表示部7、入力部8はプラント運転支援装置100を構成する。
プラント1はプラント運転支援装置100の通信部2に接続され、通信部2はトラッキングシミュレータ3に接続される。
トラッキングシミュレータ3は予測シミュレータ4及び表示制御部6にそれぞれ接続され、予測シミュレータ4は記憶部5に互いに接続される。
予測シミュレータ4は表示制御部6に接続され、表示制御部6は表示部7に接続される。また、入力部8は、予測シミュレータ4に接続される。
ここで、図16に示す従来例の動作を図17、図18、図19及び図20を用いて説明する。図17は従来のプラント運転支援装置の動作を説明するフロー図、図18、図19及び図20はそれぞれ表示部に表示されるトレンドグラフの例である。
また、説明を簡単にするため、プラント1には、温度センサ、流量計、圧力センサ等の各種計測機器(以下、センサ)及びバルブ、ヒータ等の各種制御機器(以下、制御機器)がそれぞれ設置されるものとする。
まず、プラント1はプラント1内のセンサで得られる測定値(以下、実測値)をプラント運転支援装置100の通信部2に送信する。そして、通信部2はプラント1からの実測値をトラッキングシミュレータ3に出力する。
次に、図17中”S101”において、トラッキングシミュレータ3は、通信部2からの実測値に基づいて、プラントモデルを利用してトラッキングシミュレーション(後述)を行う。
トラッキングシミュレータ3は、プラント1の測定不可能な部分の温度、圧力等の状態量をプラント1の実際の動作と並行してリアルタイムにシミュレーション(以下、トラッキングシミュレーション)を実施してプラント1の動作を推定し、プラント1の状態量の推定値(以下、推定データ)を求める。
また、トラッキングシミュレータ3は、実測値及びトラッキングシミュレーションにより求められる推定データを表示制御部6に出力する。
表示制御部6は、トラッキングシミュレータ3からの実測値及び推定データに基づいて、図18に示すような実測値及び推定データを時系列に示したトレンドグラフを表示部7に表示させる。
上述のトレンドグラフは、例えば、図18に示すように横軸を時間、縦軸を温度、圧力等のプラントの状態量として、図18中”TR100”に示すプラント1の実測値を時系列に表す曲線と図18中”TR101”に示す推定データとを時系列に表す曲線とが描かれる。
そして、プラント運転支援装置100は、図17中”S102”のステップに移行して、将来のある時刻(以下、将来時刻)におけるプラント1の状態量を予測する。
図17中”S102”において、予測シミュレータ4は、推定データに基づいて予測シミュレーション(後述)を行い、将来時刻までの温度、圧力等のプラント1の将来時刻までの状態量(以下、予測データ)を求める。
上述の予測シミュレーションは、予測シミュレータ4によりトラッキングシミュレータ3からの推定データに基づいて、プラントモデルを利用して実際の時間よりも早い速度で将来時刻までシミュレーションが実施されるものである。
例えば、プラント1を最適に運転するため将来時刻(例えば、13:30)までのプラント1の状態量を把握する場合に、予測シミュレータ4は、実際の時間よりも早い速度で将来時刻(13:30)まで予測シミュレーションを行い、予測データを求める。
また、予測シミュレータ4は、予測シミュレーションによって求められた予測データを表示制御部6に出力する。
そして、表示制御部6は、予測シミュレータ4からの予測データに基づいて、トレンドグラフに予測データを時系列に表す曲線(以下、予測データ曲線)を追加して表示部7に表示させる。
例えば、図19に示すように、表示制御部6は、予測シミュレータ4からの予測データに基づいて、トレンドグラフに図19中”TR102”に示す予測データ曲線を追加して表示部7に表示させる。
そして、プラント運転支援装置100は、図17中”S103”及び”S104”のステップに順次移行して、プラント1に設置されるバルブやヒータなどの制御機器の操作を実際に行わずに仮想シミュレーション(後述)によって操作条件に応じたプラントの将来の動作を予測する。
図17中”S103”において、オペレータにより入力部8を介して、制御機器の操作内容(以下、仮想操作内容)及び操作を実施するタイミング(以下、仮想操作開始時刻)が入力される。(以下、仮想操作内容及び仮想操作開始時刻を仮想操作条件という。)
例えば、将来のある時刻(例えば、12:00)における制御機器の操作(例えば、バルブの操作)に応じたプラント1の動作を予測する場合では、仮想操作開始時刻が”12:00”、仮想操作内容が”バルブの開度80%”である仮想操作条件がオペレータにより入力部8を介して入力される。
また、仮想操作内容は複数個の入力が可能であり、例えば、上記の仮想操作条件に加えて、仮想操作開始時刻が12:00、仮想操作内容が”バルブの開度90%”である仮想操作条件がオペレータにより入力される。
予測シミュレータ4は、入力された仮想操作開始時刻(例えば、12:00)における予測データ(言い換えれば、図20中”PT100”に示す仮想操作の分岐点における予測データ)を記憶部5に記憶する。
以下、このように予測シミュレータ4が記憶部5に記憶する仮想操作開始時刻における予測データを初期データという。
図17中”S104”において、予測シミュレータ4は、記憶部5に記憶された初期データ及び仮想操作条件に基づいて仮想シミュレーション(後述)を行い、仮想操作条件が実施された場合のプラント1の将来の状態量(以下、仮想データ)を求める。
上述の仮想シミュレーションは、予測シミュレータ4により記憶部5に記憶された初期データに基づいて、プラントモデルを利用して実際の時間よりも早い速度で将来時刻まで行われるシミュレーションが実施されるものである。
例えば、予測シミュレータ4は、仮想操作開始時刻(12:00)の仮想操作内容(”バルブの開度80%”、若しくは、”バルブの開度90%”)に応じたプラントモデルを利用して仮想シミュレーションを行う。
すなわち、予測シミュレータ4は、バルブの操作内容に応じて2種類の仮想シミュレーションが行われることになる。
この時、予測シミュレータ4は、記憶部5に記憶された初期データを仮想操作を実施する際のプラント1の状態量の初期値として仮想シミュレーションを行う。
そして、予測シミュレータ4は、仮想シミュレーションにより仮想操作条件に応じたプラント1の動作を予測して仮想データを求め、求められた仮想データを表示制御部6に出力する。
次に、図17中”S105”において、表示制御部6は、予測シミュレータ4からの仮想データに基づいて、上述のトレンドグラフに仮想データを時系列に表す曲線を追加して表示部7に表示させる。
例えば、図20に示すように、表示制御部6は、予測シミュレータ4からの仮想データに基づいて、図20中”TR103”、”TR104”に示す仮想データを時系列に表す曲線(以下、仮想データ曲線)を図20中”TR102”に示す予測データ曲線の仮想操作開始時刻(12:00)の時点からそれぞれ分岐するようにトレンドグラフに追加して表示部7に表示させる。
この時、表示制御部6は、図20中”TR103”、”TR104”に示す仮想データ曲線を互いに異なる色や種類の異なる模様で表示させる。
このように、プラント運転支援装置100は、プラントの制御機器を実際に操作することなく、制御機器の仮想操作条件に応じたプラントの動作を予測することにより、制御機器の最適な操作内容及び最適な操作のタイミングを把握することが出来るので、プラントの最適な運転を支援することが可能となる。
また、プラント運転支援装置100は、推定データ、予測データ、仮想データをそれぞれ時系列に示したトレンドグラフを表示させることにより、オペレータによりプラントの動作の傾向が容易に求められてプラントの最適な運転を支援することが可能となる。
この結果、トラッキングシミュレータがプラントからの実測値に基づきトラッキングシミュレーションを行って推定データを求め、予測シミュレータが推定データに基づき予測シミュレーションを行って予測データをそれぞれ求め、複数の仮想操作条件及び推定データに基づき実時間を上回る速度で仮想シミュレーションを行って仮想データをそれぞれ求め、表示部が実測値、推定データ、予測データ及び仮想データを表すトレンドグラフを表示させることにより、制御機器の最適な操作内容及び最適な操作のタイミングを把握することが出来るので、プラントの最適な運転を支援することが可能となる。
しかしながら、図16等に示す従来例では、トレンドグラフに仮想データ曲線が多数表示された場合、仮想データ曲線が重なり合って見にくくなることがあり、線の区別がつきにくくなるので仮想操作条件と仮想データ曲線との関係がわからなくなるといった問題点があった。
また、プラントの将来の動作を詳細に分析するには、仮想データに対してさらに異なる仮想操作条件での仮想シミュレーションによる分析が必要となる場合がある。
この場合、図16等に示す従来例では、予測シミュレータ4は、一度の仮想操作で初期データを一つしか記憶部5に記憶しないので、一度の仮想操作では一つの仮想操作開始時刻における仮想操作条件に基づいた仮想シミュレーションしか行えず、一度に複数の仮想操作開始時刻における仮想シミュレーションを行うことが出来ないといった問題点があった。
また、図16等に示す従来例では、互いに異なる複数の仮想操作開始時刻におけるプラントの動作を分析するためには、上述の仮想シミュレーションを分析したい仮想操作開始時刻の数だけ繰り返し実施する必要があり、操作が複雑で各仮想操作条件の関係が把握しにくく、オペレータが混乱してしまうといった問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、複数の仮想操作開始時刻における仮想シミュレーションを同時に行い、仮想操作条件と仮想データとの関係を容易に把握することが可能なプラント運転支援装置を実現することにある。
このような課題を解決するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
将来のある時刻で仮想操作を実施した場合のプラントの動作をシミュレーションにより予測するプラント運転支援装置において、
互いに関係する複数の仮想操作条件に基づく仮想シミュレーションの進行状態を表す仮想操作直線をツリー形式で表す操作情報画面を表示する表示部と、
記憶部と
実際の時間よりも早い速度で予測シミュレーションが行われて予測され前記記憶部に記憶される複数の仮想操作開始時刻における複数の初期データに基づいて、実際の時間よりも早い速度で仮想シミュレーションを行い複数の仮想データをそれぞれ求める演算制御部と、を備え、
前記演算制御部が、
前記予測シミュレーションを行い複数の予測データをそれぞれ求め、前記仮想操作開始時刻における前記予測データを前記初期データとして前記記憶部に記憶し、任意に選択された第1の時刻における前記初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第1の仮想データを求め、さらに任意に選択された第2の時刻における前記第1の仮想データを初期データとしてこの初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第2の仮想データを求める予測シミュレータとから構成され、
前記演算制御部が、
少なくとも前記予測データ、前記第1の仮想データ及び前記第2の仮想データがそれぞれ時系列に表されるトレンドグラフ、および、前記操作情報画面を共に前記表示部に表示させる表示制御部を有することにより、複数の仮想操作開始時刻における仮想シミュレーションを同時に行うことが可能になる。また、仮想操作条件と仮想データとの関係を容易に把握することが可能になる。
請求項2記載の発明は、
将来のある時刻で仮想操作を実施した場合のプラントの動作をシミュレーションにより予測するプラント運転支援装置において、
記憶部と、
互いに関係する複数の仮想操作条件に基づく仮想シミュレーションの進行状態を表す仮想操作直線をツリー形式で表す操作情報画面を表示する表示部と、
プラントから出力される実測値に基づき前記プラントの動作と並行してリアルタイムに行われるトラッキングシミュレーションを行って推定データを求め、前記推定データを用いて実際の時間よりも早い速度で予測シミュレーションが行われて予測され前記記憶部に記憶される複数の仮想操作開始時刻における複数の初期データに基づいて、実際の時間よりも早い速度で仮想シミュレーションを行い複数の仮想データをそれぞれ求める演算制御部と、
を備え、
前記演算制御部が、
前記予測シミュレーションを行い複数の予測データをそれぞれ求め、前記仮想操作開始時刻における前記予測データを前記初期データとして前記記憶部に記憶し、任意に選択された第1の時刻における前記初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第1の仮想データを求め、さらに任意に選択された第2の時刻における前記第1の仮想データを初期データとしてこの初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第2の仮想データを求める予測シミュレータとから構成され、
前記演算制御部が、
少なくとも前記予測データ、前記第1の仮想データ及び前記第2の仮想データがそれぞれ時系列に表されるトレンドグラフ、および、前記操作情報画面を共に前記表示部に表示させる表示制御部を有することにより、複数の仮想操作開始時刻における仮想シミュレーションを同時に行うことが可能になる。また、仮想操作条件と仮想データとの関係を容易に把握することが可能になる。
請求項3記載の発明は、
将来のある時刻で仮想操作を実施した場合のプラントの動作をシミュレーションにより予測するプラント運転支援装置において、
互いに関係する複数の仮想操作条件に基づく仮想シミュレーションの進行状態を表す仮想操作直線をツリー形式で表す操作情報画面を表示する表示部と、
記憶部と、
プラントから出力される実測値に基づき前記プラントの動作と並行してリアルタイムに行われるトラッキングシミュレーションを行って求めた推定データを初期データとして記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶される複数の仮想操作開始時刻における複数の初期データに基づいて、実際の時間よりも早い速度で仮想シミュレーションを行い複数の仮想データをそれぞれ求める演算制御部と、を備え、
前記演算制御部が、
前記予測シミュレーションを行い複数の予測データをそれぞれ求め、前記仮想操作開始時刻における前記予測データを前記初期データとして前記記憶部に記憶し、任意に選択された第1の時刻における前記初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第1の仮想データを求め、さらに任意に選択された第2の時刻における前記第1の仮想データを初期データとしてこの初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第2の仮想データを求める予測シミュレータとから構成され、
前記演算制御部が、
少なくとも前記予測データ、前記第1の仮想データ及び前記第2の仮想データがそれぞれ時系列に表されるトレンドグラフ、および、前記操作情報画面を共に前記表示部に表示させる表示制御部を有することにより、複数の仮想操作開始時刻における仮想シミュレーションを同時に行うことが可能になる。また、仮想操作条件と仮想データとの関係を容易に把握することが可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1、2及び請求項3の発明によれば、
予測シミュレータが予測シミュレーションにより予測され記憶部に記憶される複数の仮想操作開始時刻における複数の初期データに基づいて、仮想シミュレーションを実施して複数の仮想操作開始時刻で複数の仮想操作が実施される場合の複数の仮想データをそれぞれ求め、仮想シミュレーションにより予測され記憶部に記憶される複数の仮想操作開始時刻における複数の初期データに基づいて、仮想シミュレーションを実施して複数の仮想データをそれぞれ求め表示制御部が互いに関係する複数の仮想操作条件に基づく仮想操作直線をツリー形式にして操作情報画面に表示させることにより、複数の仮想操作開始時刻における仮想シミュレーションを同時に行い、仮想操作条件と仮想データとの関係を容易に把握することが可能になる。

以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るプラント運転支援装置の一実施例を示す構成ブロック図である。
図1において、9は制御対象であるプラント、10はデータの送受信を行う通信部、11はプラント9の動作をシミュレートするための数式等により予めモデル化されたモデル式(以下、プラントモデル)を有しプラント9の動作を推定するトラッキングシミュレータ、12はプラントモデルを有しプラント9の将来の動作を予測する予測シミュレータ、13はROM、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスク等の記憶部、14はグラフ等の画面表示を制御する表示制御部、15はLCD等の表示部、16はマウス、キーボード等の入力部である。
トラッキングシミュレータ11、予測シミュレータ12、表示制御部14は演算制御部150を構成し、通信部10、トラッキングシミュレータ11、予測シミュレータ12、記憶部13、表示制御部14、表示部15、入力部16はプラント運転支援装置200を構成する。
プラント9はプラント運転支援装置200の通信部10に互いに接続され、通信部10はトラッキングシミュレータ11に接続される。
トラッキングシミュレータ11は予測シミュレータ12及び表示制御部14にそれぞれ接続され、予測シミュレータ12は記憶部13に互いに接続される。
また、予測シミュレータ12は表示制御部14に接続され、表示制御部14は表示部15に接続される。
ここで、図1に示す一実施例の動作を図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12及び図13を用いて説明する。図2はプラント運転支援装置の動作を説明するフロー図、図3、図4、図6、図8、図10及び図12は表示部に表示されるトレンドグラフの例、図5、図7、図9、図11及び図13は表示部に表示される操作情報画面である。
また、説明を簡単にするため、プラント9には、温度センサ、流量計、圧力センサ等の各種計測機器(以下、センサ)及びバルブ、ヒータ等の各種制御機器(以下、制御機器)がそれぞれ設置されるものとする。
まず、プラント9はプラント9に設置されるセンサで得られる実測値をプラント運転装置200の通信部10に送信する。
そして、通信部10はプラント9からの実測値をトラッキングシミュレータ11に出力する。
次に、図2中”S201”において、トラッキングシミュレータ11は、通信部10からの実測値に基づいて、プラントモデルを利用してトラッキングシミュレーション(後述)を行う。
トラッキングシミュレータ11は、プラント9の測定不可能な部分の温度、圧力等の状態量をプラント9の実際の動作と並行してリアルタイムにシミュレーション(以下、トラッキングシミュレーション)を実施してプラント9の動作を推定し、プラント9の状態量の推定値(以下、推定データ)を求める。
そして、トラッキングシミュレータ11は、実測値及びトラッキングシミュレーションにより求められる推定データを表示制御部14に出力する。
表示制御部14は、トラッキングシミュレータ11からの実測値及び推定データに基づいて、図3に示すような実測値及び推定データを時系列に示したトレンドグラフを表示部15に表示させる。
上述のトレンドグラフは、例えば、図3に示すように横軸を時間、縦軸を温度、圧力等のプラントの状態量として、図3中”TR110”に示すプラント9の実測値を時系列に表す曲線と図3中”TR111”に示す推定データとを時系列に表す曲線とが描かれる。
そして、プラント運転支援装置200は、図2中”S202”のステップに移行し、将来時刻におけるプラント9の状態量を予測する。
図2中”S202”において、予測シミュレータ12は、推定データに基づいて予測シミュレーション(後述)を行い、将来時刻までの温度、圧力等のプラント9の将来時刻までの状態量(以下、予測データ)を求める。
上述の予測シミュレーションは、予測シミュレータ12によりトラッキングシミュレータ11からの推定データに基づいて、プラントモデルを利用して実際の時間よりも早い速度で将来時刻まで予測シミュレーションが実施されるものである。
例えば、プラント9を最適に運転するため将来時刻(例えば、13:30)までのプラント9の状態量を把握する場合に、予測シミュレータ12は、実際の時間よりも早い速度で将来時刻(13:30)まで予測シミュレーションを行い、予測データを求める。
また、予測シミュレータ12は、予測シミュレーションによって求められた予測データを表示制御部14に出力する。
表示制御部14は、予測シミュレータ12からの予測データに基づいて、トレンドグラフに予測データを時系列に表す曲線を追加して表示部15に表示させる。
例えば、図4に示すように、表示制御部14は、予測シミュレータ12からの予測データに基づいて、トレンドグラフに図4中”TR112”に示す予測データを時系列に表す曲線(以下、予測データ曲線)を追加して表示部15に表示させる。
次に、図2中”S203”において、表示制御部14は、トラッキングシミュレータ11で求められた推定データ、予測シミュレータ12で求められた予測データに基づいて、操作情報画面(後述)を表示部15に表示させる。
上述の操作情報画面は、後に説明するが、オペレータが入力した仮想操作条件に基づく仮想シミュレーション(後述)の進行状態を表す仮想操作直線をツリー形式にして表示し、仮想操作条件と仮想シミュレーションの予測結果との関係をオペレータが容易に把握できるように支援する表示画面である。
例えば、図5に示すように、操作情報画面には、図5中”BL110”に示すトラッキングシミュレーションの進行状態を表す直線と、図5中”BL111”に示す予測シミュレーションの進行状態を表す直線(以下、予測シミュレーション直線)とが表示される。
また、図5中”BL110”に示すトラッキングシミュレーションの進行状態を表す直線は、リアルタイムに更新され時間の経過に伴って時間軸方向に伸びるので、直線の先端は常に現在時刻を示すことになる。
そして、プラント運転支援装置200は、図2中”S204”、”S205”、”S206”及び”S207”のステップに順次移行して、プラント9に設置されるバルブやヒータなどの制御機器の操作を実際に行わずに仮想シミュレーション(後述)によって操作条件に応じたプラントの将来の動作を予測する。
図2中”S204”において、オペレータにより入力部16を介して、仮想操作内容及び仮想操作開始時刻が入力される。(以下、仮想操作内容及び仮想操作開始時刻を仮想操作条件という。)
例えば、将来のある時刻(例えば、12:00)における制御機器の操作(例えば、バルブの操作)に応じたプラント9の動作を予測する場合では、仮想操作開始時刻が12:00、仮想操作内容が”バルブの開度80%”である仮想操作条件がオペレータにより入力部16を介して入力される。
また、仮想操作内容は複数個の入力が可能であり、例えば、上記の仮想操作条件に加えて、仮想操作開始時刻が”12:00”、仮想操作内容が”バルブの開度90%”である仮想操作条件がオペレータにより入力部16を介して入力される。
予測シミュレータ12は、入力された複数の仮想操作条件及び仮想操作開始時刻における予測データを記憶部13にそれぞれ記憶する。
例えば、予測シミュレータ12は、入力された仮想操作条件と、仮想操作開始時刻(12:00)における予測データ(言い換えれば、図6中”PT110”に示す仮想操作開始時刻の予測データ)とを記憶部13にそれぞれ記憶する。
以下、このように予測シミュレータ12が記憶部13に記憶する仮想操作開始時刻における予測データ及び仮想データ(後述)を初期データという。
次に、図2中”S205”において、表示制御部14は、記憶部13に記憶された仮想操作条件に基づいて、操作情報画面に図7中”BL111”に示す予測シミュレーション直線の仮想操作開始時刻(12:00)の領域に図7中”○”に示す仮想操作による分岐点(以下、仮想操作分岐点)を追加して表示部15に表示させる。
また、表示制御部14は、操作情報画面に図7中”○”に示す仮想操作分岐点から分岐するように、入力された仮想操作開始時刻に実施される仮想操作内容の数だけ図7中”□”に示す仮想操作開始点をそれぞれ表示させる。
例えば、上述までに例示した仮想操作条件の場合、表示制御部14は、仮想操作時刻(12:00)に”バルブの開度80%”、”バルブの開度90%”の2通りの仮想操作内容が実施されるので、図7中”□”に示す仮想操作開始点を2個だけ図7中”○”に示す仮想操作分岐点から分岐するように表示部15に表示させる。
このため、表示制御部14が、仮想操作条件が分岐する分岐点及び各仮想操作内容に基づく仮想操作開始点をツリー形式にして操作情報画面を表示部15に表示させるので、各仮想操作条件同士の関係を容易に把握することが可能になる。
次に、図2中”S206”において、予測シミュレータ12は、記憶部13に記憶された初期データ及び仮想操作条件に基づき、仮想シミュレーション(後述)を行い、仮想操作条件に応じた温度、圧力等のプラント9の将来の状態量(以下、仮想データ)を求める。
上述の仮想シミュレーションは、予測シミュレータ12により記憶部13に記憶された初期データ及び仮想操作条件に基づいて、プラントモデルを利用して実際の時間よりも早い速度で将来時刻まで行われるシミュレーションが実施されるものである。
例えば、予測シミュレータ12は、仮想操作開始時刻(12:00)の仮想操作内容(”バルブの開度80%”、若しくは、”バルブの開度90%”)に応じたプラントモデルを利用して仮想シミュレーションを行う。
すなわち、予測シミュレータ12は、バルブの操作内容に応じて2種類の仮想シミュレーションが行われることになる。
この時、予測シミュレータ12は、記憶部13に記憶された初期データを仮想操作を実施する際のプラント9の状態量の初期値として仮想シミュレーションを行う。
そして、予測シミュレータ12は、仮想シミュレーションにより仮想操作条件に応じたプラント9の動作を予測して仮想データを求め、求められた仮想データを表示制御部14に出力する。
表示制御部14は、予測シミュレータ12からの仮想データに基づいて、上述のトレンドグラフに仮想データを時系列に表す曲線を追加して表示部15に表示させる。
例えば、図8に示すように、表示制御部14は、予測シミュレータ12からの仮想データに基づいて、図8中”TR113”、”TR114”に示す仮想データを時系列に表す曲線(以下、仮想データ曲線)を図8中”TR112”に示す予測データ曲線の仮想操作開始時刻(12:00)の時点からそれぞれ分岐するようにトレンドグラフに追加して表示部15に表示させる。
ちなみに、説明を簡単にするため、図8中”TR113”に示す仮想データ曲線は仮想操作内容(バルブの開度80%)を、図8中”TR114”に示す仮想データ曲線は仮想操作内容(バルブの開度90%)を実施した仮想データをそれぞれ示すものとする。
この時、表示制御部14は、図8中”TR113”、”TR114”に示す仮想データ曲線を互いに異なる色や種類の異なる模様で表示させる。
このため、表示制御部14が、推定データ、予測データ、仮想データをそれぞれ時系列に示したトレンドグラフを表示部15に表示させることにより、将来のプラントの動作の傾向を容易に把握することが可能となる。
次に、図2中”S207”において、表示制御部14は、予測シミュレータ12で求められた仮想データ及び記憶部13に記憶される仮想操作条件に基づいて、予測シミュレータ12による複数の仮想シミュレーションの進行状態を表す直線(以下、仮想操作直線)を追加して操作情報画面を更新する。
例えば、図9に示すように、表示制御部14は、図9中”□”に示す仮想操作開始点を始点として図9中”BL112”に示す仮想操作内容(バルブの開度80%)で行われる仮想シミュレーションの進行状態を表す仮想操作直線、図9中”BL113”に示す仮想操作内容(バルブの開度90%)で行われる仮想シミュレーションの進行状態を表す仮想操作直線をそれぞれ追加して操作情報画面を更新して表示部15に表示させる。
すなわち、操作情報画面では、各仮想操作直線が図9中”○”に示す仮想操作分岐点から分岐した枝として、それぞれ表示されることになる。
このように、表示制御部14が、仮想操作条件が分岐する分岐点及び各仮想操作直線をツリー形式にして操作情報画面に表示部15に表示させるので、互いに関係する仮想操作直線のツリーを辿ることにより、各仮想操作条件同士の関係を容易に把握することが可能になる。
次に、図2中”S208”において、オペレータ(図示せず)により引き続き仮想操作が入力される場合に、図2中”S204”に示すステップに移行する。
例えば、仮想操作開始時刻(12:00)で仮想操作内容(バルブの開度90%)が実施される仮想操作に、さらに異なる仮想操作開始時刻(例えば、12:30)で異なる仮想操作を行いたい場合、図2中”S204”に示すステップに移行する。
この場合、図2中”S204”において、オペレータは、入力部16を介して仮想操作開始時刻(12:00)で仮想操作内容(バルブの開度90%)が実施される仮想操作条件に、さらに仮想操作開始時刻が”12:30”、仮想操作内容が”バルブの開度60%”及び”バルブの開度70%”の仮想操作条件を入力する。
また、予測シミュレータ12は、入力された仮想操作条件と、図10中”TR113”に示す仮想データ曲線の仮想操作開始時時刻(12:30)における仮想データ(言い換えれば、図10中”PT111”に示す仮想操作開始時刻の仮想データ)とを記憶部13にそれぞれ記憶する。
すなわち、記憶部13には、複数の仮想操作開始時刻(12:00及び12:30)における予測データ及び仮想データ(言い換えれば、複数の初期データ)がそれぞれ記憶されることになる。
このため、予測シミュレータ12は、複数の仮想操作開始時刻における予測データ及び仮想データ(複数の初期データ)をそれぞれ記憶するので、複数の仮想操作開始時刻における仮想操作内容に応じた複数の仮想シミュレーションをそれぞれ同時に行うことが可能となる。
次に、図2中”S205”において、表示制御部14は、記憶部13に記憶された仮想操作条件に基づいて、操作情報画面に図11中”BL112”に示す仮想シミュレーション直線の仮想操作開始時刻(12:30)の領域に図11中”○”に示す仮想操作による分岐点(以下、仮想操作分岐点)を追加して表示部15に表示させる。
表示制御部14は、操作情報画面に図11中”○”に示す仮想操作分岐点から分岐するように、入力された仮想操作開始時刻に実施される仮想操作内容の数だけ、図11中”□”に示す仮想操作開始点をそれぞれ表示させる。
例えば、上述までに例示した仮想操作条件の場合、表示制御部14は、仮想操作時刻(12:30)に2通りの仮想操作内容(”バルブの開度60%”及び”バルブの開度70%”)が実施されるので、図11中”□”に示す仮想操作開始点を2個だけ図11中”○”に示す仮想操作分岐点から分岐するように操作情報画面を表示部15に表示させる。
次に、図2中”S206”において、予測シミュレータ12は、記憶部13に記憶された初期データ(仮想操作開始時刻12:30における仮想データ)及び仮想操作条件に基づき、プラントモデルを利用して実際の時間よりも早い速度で仮想シミュレーションを行い、仮想操作条件に応じた仮想データを求める。
例えば、予測シミュレータ12は、仮想操作開始時刻(12:30)で仮想操作内容(”バルブの開度60%”、若しくは、”バルブの開度70%”)が実施される場合に応じたプラントモデルを利用して仮想シミュレーションを行う。
そして、予測シミュレータ12は、仮想シミュレーションにより、求められた仮想データを表示制御部14に出力する。
表示制御部14は、予測シミュレータ12からの仮想データに基づいて、上述のトレンドグラフに仮想データを時系列に表す曲線を追加して表示部15に表示させる。
例えば、図12に示すように、表示制御部14は、予測シミュレータ12からの仮想データに基づいて、図12中”TR115”、”TR116”に示す仮想データを時系列に表す曲線(以下、仮想データ曲線)を図12中”TR113”に示す仮想データ曲線の仮想操作開始時刻(12:30)の時点からそれぞれ分岐するようにトレンドグラフに追加して表示部15に表示させる。
次に、図2中”S207”において、表示制御部14は、予測シミュレータ12で求められた仮想データ及び記憶部13に記憶される仮想操作条件に基づいて、仮想操作直線を追加して操作情報画面を更新する。
例えば、図13に示すように、表示制御部14は、図13中”□”に示す仮想操作開始点を始点として図13中”BL114”に示す仮想操作内容(バルブの開度60%)で仮想シミュレーションを行う仮想操作直線、図13中”BL115”に示す仮想操作内容(バルブの開度70%)で仮想シミュレーションを行う仮想操作直線をそれぞれ追加して操作情報画面を更新して表示部15に表示させる。
すなわち、操作情報画面では、図13中”BL114”、”BL115”に示す仮想操作直線が図13中”○”に示す仮想操作時刻(12:30)の仮想操作分岐点から分岐した枝として、それぞれ表示されることになる。
この結果、予測シミュレータが記憶部に記憶された複数の仮想操作条件、複数の初期データ(複数の仮想操作開始時刻における予測データ及び仮想データ)を仮想操作を実施する際のプラントの状態量の初期値として複数の仮想操作条件に応じたプラントの動作を予測することにより、複数の仮想操作開始時刻における仮想シミュレーションを同時に行うことが可能となる。
また、表示制御部が互いに関係する複数の仮想操作条件に基づく仮想シミュレーションの進行状態を表す仮想操作直線をツリー形式にして操作情報画面に表示させるので、オペレータは関係する仮想操作直線のツリーを辿ることにより、仮想操作条件と仮想データとの関係を容易に把握することが可能となる。
また、予測シミュレータが複数の初期データを記憶部にそれぞれ記憶することにより、複数の初期データに基づいて仮想操作条件を変更して何度でも仮想シミュレーションを行うことが可能となる。
なお、オペレータにより仮想操作条件の操作内容(例えば、バルブの開度90%)が入力部16を介して入力されると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、仮想操作条件の操作内容は、予測シミュレータによってプラントモデルを利用した仮想シミュレーションが実施できるものであればどのような操作対象機器、操作量及び操作量の単位が入力されるものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、プラントモデルは、プラント9に配置される各種計測機器及び各種調整機器の動作に対応する数式やパラメータから成るものであると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、プラントモデルは伝達関数、若しくは、回帰モデルであるものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、トレンドグラフには、予測データ曲線及び複数の仮想データ曲線がそれぞれ表示されると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、トレンドグラフは、オペレータにより指定される期間、予測データ曲線及び仮想データ曲線等の表示条件に基づいて表示されるものであっても構わない。
この場合の本発明に係るプラント運転支援装置がオペレータにより指定される表示条件に基づいてトレンドグラフを表示する動作を図14及び図15を用いて説明する。図14は本発明に係るプラント運転支援装置の表示部に表示されるトレンドグラフの例、図15は本発明に係るプラント運転支援装置の表示部に表示される操作情報画面である。
例えば、図14に示すように、オペレータは操作情報画面上でトレンドグラフに表示したい期間(例えば、10:45−11:45)、各データ曲線(例えば、図14中”BL110”、”BL111”に示すデータ直線)を選択して図14中”WN200”に示すウィンドウを作成して指定する。
そして、表示制御部14は、図15に示すようにオペレータにより指定される表示条件に基づいて、指定された期間(10:45−11:45)で、指定されたデータ曲線(図15中”TR110”、”TR111”、”TR112”に示す各データ直線)をトレンドグラフに表示部15に表示させる。
このように、表示制御部14がオペレータにより指定される表示条件でトレンドグラフを表示部15に表示させるので、多数の仮想操作を行う場合であっても仮想操作条件と仮想データとの関係を容易に把握することが可能となる。
また、図1等に示す実施例では、予測シミュレータ12は、プラントモデルにより実際の時間よりも早い速度で将来時刻まで仮想シミュレーションを行うと例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、予測シミュレータは、予め設定される仮想シミュレーションの実施期間が経過した後に仮想シミュレーションを終了するものであっても構わない。また、仮想シミュレーションの実施期間は仮想操作入力画面を介してそれぞれ設定可能なものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、表示制御部14はトレンドグラフ及び操作情報画面を表示部15にそれぞれ表示させると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、トレンドグラフ及び操作画面を複数の表示部にそれぞれ表示させるものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、オペレータにより、仮想操作条件が入力されると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、仮想操作条件は、仮想操作条件を入力する領域を有する仮想操作入力画面(図示せず)等を介して入力されるものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、予測シミュレータ12がトラッキングシミュレータ11により求められる推定データに基づいて予測シミュレーションを行うと例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、予測シミュレータはプラントの将来の動作が予測できるものであれば、プラントからの実測値やプラントの状態量を模擬したデータ等のどのようなデータに基づいて予測シミュレーションを行うものであっても構わない。また、トラッキングシミュレータを構成要素としないものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、予測シミュレータ12が、記憶部13に記憶された初期データ(仮想操作開始時刻における仮想データ)及び仮想操作条件に基づき、仮想シミュレーションを行い、仮想操作条件に応じた仮想データを求めると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、予測シミュレータは、仮想操作開始時刻におけるトラッキングシミュレータにより求められる推定データを初期データとして記憶部に記憶し、初期データ(仮想操作開始時刻における推定データ)及び仮想操作条件に基づき、仮想シミュレーションを行うものであっても構わない。
また、予測シミュレータ12が記憶部に記憶されている初期データに基づいて仮想シミュレーションを行い、仮想操作条件に応じた仮想データを求めると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、予測シミュレータは、記憶部に記憶される初期データ及び仮想操作条件に基づいて過去に行った仮想シミュレーションを再び行う(再現する)ものであっても構わない。
この場合、予測シミュレータ12は、記憶部13に記憶される初期データ及び仮想操作条件に基づいて過去に行われた仮想シミュレーションを再び行う(再現する)と共に、将来のある時刻における仮想シミュレーションを行うことにより、過去に行われた仮想シミュレーションの結果と現在行われる仮想シミュレーションの結果とを比較することが可能となる。
また、予測シミュレータ12が過去に行われた仮想操作と同じ仮想操作条件で仮想シミュレーションを行う場合、過去に行われた仮想シミュレーションの結果と現在行われる仮想シミュレーションの結果とを比較することにより、時間の経過に伴うプラントの環境変化がプラントの運転に与える影響を把握することが可能となる。
本発明に係るプラント運転支援装置の一実施例を示す構成ブロック図である。 本発明に係るプラント運転支援装置の動作を説明するフロー図である。 表示部に表示されるトレンドグラフである。 表示部に表示されるトレンドグラフである。 表示部に表示される操作情報画面である。 表示部に表示されるトレンドグラフである。 表示部に表示される操作情報画面である。 表示部に表示されるトレンドグラフである。 表示部に表示される操作情報画面である。 表示部に表示されるトレンドグラフである。 表示部に表示される操作情報画面である。 表示部に表示されるトレンドグラフである。 表示部に表示される操作情報画面である。 表示部に表示される操作情報画面である。 表示部に表示されるトレンドグラフである。 従来のプラント運転支援装置の一例を示す構成ブロック図である。 従来のプラント運転支援装置の動作を説明するフロー図である。 表示部に表示されるトレンドグラフである。 表示部に表示されるトレンドグラフである。 表示部に表示されるトレンドグラフである。
符号の説明
1、9 プラント
2、10 通信部
3、11 トラッキングシミュレータ
4、12 予測シミュレータ
5、13 記憶部
6、14 表示制御部
7、15 表示部
8、16 入力部
50、150 演算制御部
100、200 プラント運転支援装置

Claims (3)

  1. 将来のある時刻で仮想操作を実施した場合のプラントの動作をシミュレーションにより予測するプラント運転支援装置において、
    記憶部と、
    互いに関係する複数の仮想操作条件に基づく仮想シミュレーションの進行状態を表す仮想操作直線をツリー形式で表す操作情報画面を表示する表示部と、
    実際の時間よりも早い速度で予測シミュレーションが行われて予測され前記記憶部に記憶される複数の仮想操作開始時刻における複数の初期データに基づいて、実際の時間よりも早い速度で仮想シミュレーションを行い複数の仮想データをそれぞれ求める演算制御部と、を備え、
    前記演算制御部が、
    前記予測シミュレーションを行い複数の予測データをそれぞれ求め、前記仮想操作開始時刻における前記予測データを前記初期データとして前記記憶部に記憶し、任意に選択された第1の時刻における前記初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第1の仮想データを求め、さらに任意に選択された第2の時刻における前記第1の仮想データを初期データとしてこの初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第2の仮想データを求める予測シミュレータとから構成され、
    前記演算制御部が、
    少なくとも前記予測データ、前記第1の仮想データ及び前記第2の仮想データがそれぞれ時系列に表されるトレンドグラフ、および、前記操作情報画面を共に前記表示部に表示させる表示制御部を有することを特徴とするプラント運転支援装置。
  2. 将来のある時刻で仮想操作を実施した場合のプラントの動作をシミュレーションにより予測するプラント運転支援装置において、
    記憶部と、
    互いに関係する複数の仮想操作条件に基づく仮想シミュレーションの進行状態を表す仮想操作直線をツリー形式で表す操作情報画面を表示する表示部と、
    プラントから出力される実測値に基づき前記プラントの動作と並行してリアルタイムに行われるトラッキングシミュレーションを行って推定データを求め、前記推定データを用いて実際の時間よりも早い速度で予測シミュレーションが行われて予測され前記記憶部に記憶される複数の仮想操作開始時刻における複数の初期データに基づいて、実際の時間よりも早い速度で仮想シミュレーションを行い複数の仮想データをそれぞれ求める演算制御部と、
    を備え、
    前記演算制御部が、
    前記予測シミュレーションを行い複数の予測データをそれぞれ求め、前記仮想操作開始時刻における前記予測データを前記初期データとして前記記憶部に記憶し、任意に選択された第1の時刻における前記初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第1の仮想データを求め、さらに任意に選択された第2の時刻における前記第1の仮想データを初期データとしてこの初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第2の仮想データを求める予測シミュレータとから構成され、
    前記演算制御部が、
    少なくとも前記予測データ、前記第1の仮想データ及び前記第2の仮想データがそれぞれ時系列に表されるトレンドグラフ、および、前記操作情報画面を共に前記表示部に表示させる表示制御部を有することを特徴とすプラント運転支援装置。
  3. 将来のある時刻で仮想操作を実施した場合のプラントの動作をシミュレーションにより予測するプラント運転支援装置において、
    互いに関係する複数の仮想操作条件に基づく仮想シミュレーションの進行状態を表す仮想操作直線をツリー形式で表す操作情報画面を表示する表示部と、
    記憶部と、
    プラントから出力される実測値に基づき前記プラントの動作と並行してリアルタイムに行われるトラッキングシミュレーションを行って求めた推定データを初期データとして記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶される複数の仮想操作開始時刻における複数の初期データに基づいて、実際の時間よりも早い速度で仮想シミュレーションを行い複数の仮想データをそれぞれ求める演算制御部と、を備え、
    前記演算制御部が、
    前記予測シミュレーションを行い複数の予測データをそれぞれ求め、前記仮想操作開始時刻における前記予測データを前記初期データとして前記記憶部に記憶し、任意に選択された第1の時刻における前記初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第1の仮想データを求め、さらに任意に選択された第2の時刻における前記第1の仮想データを初期データとしてこの初期データおよび任意に選択された操作条件に基づいて前記仮想シミュレーションを行って前記仮想データのうち第2の仮想データを求める予測シミュレータとから構成され、
    前記演算制御部が、
    少なくとも前記予測データ、前記第1の仮想データ及び前記第2の仮想データがそれぞれ時系列に表されるトレンドグラフ、および、前記操作情報画面を共に前記表示部に表示させる表示制御部を有することを特徴とするプラント運転支援装置。
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