JP2007113116A - 金属回収方法 - Google Patents

金属回収方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007113116A
JP2007113116A JP2006259938A JP2006259938A JP2007113116A JP 2007113116 A JP2007113116 A JP 2007113116A JP 2006259938 A JP2006259938 A JP 2006259938A JP 2006259938 A JP2006259938 A JP 2006259938A JP 2007113116 A JP2007113116 A JP 2007113116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
leaching
iron
metals
platinum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006259938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007113116A5 (ja
JP5090697B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Konishi
康裕 小西
Norizo Saito
範三 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka University NUC
Japan Oil Gas and Metals National Corp
Osaka Prefecture University PUC
Original Assignee
Osaka University NUC
Japan Oil Gas and Metals National Corp
Osaka Prefecture University PUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka University NUC, Japan Oil Gas and Metals National Corp, Osaka Prefecture University PUC filed Critical Osaka University NUC
Priority to JP2006259938A priority Critical patent/JP5090697B2/ja
Publication of JP2007113116A publication Critical patent/JP2007113116A/ja
Publication of JP2007113116A5 publication Critical patent/JP2007113116A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5090697B2 publication Critical patent/JP5090697B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

【課題】 金属酸化物および金属水酸化物からなる群に含まれる金属を浸出させて、所望の金属を高い濃縮率に、迅速に濃縮して回収する方法を提供する。
【解決手段】 本発明の金属回収方法は、鉄還元細菌を作用させ、3価鉄を2価鉄に還元し、前記2価鉄を用いて、金属酸化物および金属水酸化物からなる群に含まれる金属を浸出させ、浸出液と残渣を生成し、前記浸出液と残渣とを分離し、所望の金属を回収する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、生物浸出処理に供した金属酸化物および金属水酸化物からなる群から所望の金属の回収方法、および貴金属類および白金族金属類からなる群から選ばれる1種以上の金属イオンの還元に関する。
低品位鉱物を製錬することは、経済的な理由から、実施することが困難である。このため、低品位鉱物から、微生物を用いて、金属を浸出させることが試みられている。生物浸出法(バイオリーチング)は、エネルギー消費がより少なく、環境に対する危険性が低いので、低品位鉱物から金属を回収する有効な手段として注目されている。
たとえば、金属含有鉱物を、硫黄を酸化するのに選択性である微生物と接触させ硫酸を系統的に生成させて、ニッケル、コバルト等の金属を浸出させる金属の回収方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この文献には、白金等の貴金属を残渣として得ることが記載されている。
特表2003−514987号公報
特許文献1に記載の方法では、硫黄酸化細菌を用いる。このため、金属を浸出させる前あるいは浸出させる際に、硫黄含有組成物と硫黄酸化細菌とを混合させている。このため、反応機構が複雑であり、浸出に非常に時間がかかるという問題がある。例えば、この文献に記載の例では、鉱石の初期ニッケル含有量を約100%溶解させるために約30日を要している。
また、硫黄酸化細菌は、pHが1〜5と、pHが小さい酸性溶液の場合に活性が増大する。このため、製造装置の材質等の選択に制限を生ずる。その上、好気性細菌である硫黄酸化細菌の生育には酸素が必要で、その利用においては空気の供給設備が不可欠である。
さらに、上記文献には、貴金属が残渣中に含まれることは記載されているが、貴金属の含有量と濃縮率については、全く記載されていない。既存の製錬技術が適用できる濃度レベルにまで貴金属類や白金族金属類を濃縮できれば、工業的に極めて有効な技術となる。
すなわち、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的は、金属酸化物および金属水酸化物からなる群に含まれる金属を浸出させて、所望の金属を高い濃縮率に、迅速に濃縮して回収する方法を提供することにある。
本発明者らは、特定の鉄還元細菌を用いて、金属酸化物または金属水酸化物中に含まれる低品位の金属を高速・高効率に回収することができることを見出した。同時に、特定の鉄還元細菌を用いて、金属酸化物または金属水酸化物の浸出処理をする際に、残渣に、金属酸化物または金属水酸化物に含まれる極微量の貴金属類や白金族金属類が高濃度に濃縮されること、あるいは浸出液中にほぼ完全に溶出されることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下のとおりである。
本発明の金属回収方法では、鉄還元細菌を作用させ、3価鉄を2価鉄に還元し、前記2価鉄を用いて、金属酸化物または金属水酸化物に含まれる金属を1日間だけのように短時間浸出させ、浸出液と残渣を生成し、前記浸出液と残渣とを分離し、浸出液に金属酸化物または金属水酸化物中のコバルト、ニッケルなどの有価金属をその含有量の約100%を溶解させるとともに、前記残渣中からも所望の金属を高い濃縮度で回収する、あるいは所望の金属も浸出液中にほぼ完全に溶出される。
前記所望の金属が、コバルト、ニッケル、マンガン、鉄、亜鉛および鉛からなる群から選ばれる1種以上の金属であればよい。
上記所望の金属は、貴金属類および白金族金属類からなる群から選ばれる1種以上の金属であればよい。
また、本発明の金属回収方法は、鉄還元細菌を作用させ、貴金属類および白金族金属類からなる群から選ばれる1種以上の金属イオンを含む液から、前記金属イオンを直接還元するものであってもよい。
この方法によれば、金属イオンの状態で溶液中に存在する貴金属類および白金族金属類からなる群から選ばれる1種以上の金属を、30分程度の短時間内に還元して、メタル(0価)ナノ粒子として回収することができる。
前記鉄還元細菌が、シワネラ アルゲであればよい。
本発明の金属回収方法によれば、酸化鉱物に含まれる貴金属類や白金族金属類を、比較的穏やかな条件下で、高い濃縮率で、濃縮して回収することができる。
また、本発明の金属回収方法によれば、貴金属類および白金族金属類からなる群から選ばれる1種以上の金属イオンを含む液から、前記金属イオンを金属固体粒子にまで還元して、回収することができる。
以下に、本発明を、図面を用いて詳細に説明する。
[鉄還元細菌]
本発明で用いる鉄還元細菌としては、例えば、ゲオバクター属(代表種:Geobacter metallireducens:ゲオバクター メタリレデューセンス、ATCC(American Type Culture Collection)53774株)、デスルフォモナス属(代表種:Desulfuromonas palmitatis:デスルフォモナス パルミタティス:ATCC51701株)、デスルフォムサ属(代表種:Desulfuromusa kysingii:デスルフォムサ キシンリDSM(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen)7343株)、ペロバクター属(代表種:Pelobacter venetianus:ペロバクター ベネティアヌス:ATCC2394株)、シワネラ属(Shewanella algae:シワネラ アルゲ、(以下、「S. algae」という):ATCC51181株)、フェリモナス属(Ferrimonas balearica:フェリモナス バレアリカ:DSM9799株)、エアロモナス属(Aeromonas hydrophila:エアロモナス ヒドロフィラ:ATCC15467株)、スルフロスピリルム属(代表種:Sulfurospirillum barnesii:スルフロスピリルム バーネシイ:ATCC700032株)、ウォリネラ属(代表種:ウォリネラ スシノゲネス:Wolinella succinogenes:ATCC29543株)、デスルフォビブリオ属(代表種:Desulfovibrio desulfuricans:デスルフォビブリオ デスルフリカンス:ATCC29577株)、ゲオトリクス属(代表種:Geothrix fermentans:ゲオトリクス フェルメンタンス:ATCC700665株)、デフェリバクター属(代表種:Deferribacter thermophilus:デフェリバクター テルモフィルス:DSM14813株)、ゲオビブリオ属(代表種:Geovibrio ferrireducens:ゲオビブリオ フェリレデューセンス:ATCC51996株)、ピロバクルム 属(代表種:Pyrobaculum islandicum:テルモプロテウス アイランディカム:DSM4184株)、テルモトガ属(代表種:Thermotoga maritima:テルモトガ マリティマ:DSM3109株)、アルカエグロブス属(代表種:Archaeoglobus fulgidus:アルカエグロブス フルギダス:ATCC49558株)、ピロコックス属(代表種:Pyrococcus furiosus:ピロコックス フリオサス:ATCC43587株)、ピロディクティウム属(代表種:Pyrodictium abyssi:ピロディクティウム アビーシイ:DSM6158株)などが挙げられる。これらの鉄還元細菌は、嫌気性細菌である。
このような鉄還元細菌は、例えば、炭素数1〜7の有機物[カルボン酸塩(脂式カルボン酸塩(脂肪酸塩):蟻酸塩、酢酸塩など、芳香族カルボン酸塩:安息香酸塩など、オキソカルボン酸塩:ピルビン酸塩など、その他のカルボン酸塩:乳酸塩など)、アルコール(エタノールなど)、不飽和芳香族(トルエンフェノールなど)]、または水素ガス(分子状水素)などの電子供与体と、電子受容体としてのFe(III)イオンとを用いて、細胞内で酸化・還元反応を起こして、生育エネルギーを獲得する。用いる電子供与体は、使用する鉄還元細菌の種類により異なり、適宜最適なものを選択すればよい。例えば、図1に示すように、S. algaeは、有機酸(この図の例では、乳酸)を電子供与体として、Fe(III)イオンを電子受容体として、細胞内で酸化・還元反応を起こして、生育エネルギーを獲得する。
このような鉄還元細菌は、当該細菌に適した培地を用いて、増殖・維持を行えばよい。例えば S. algaeは、例えば、pHが7.0で、電子供与体として乳酸ナトリウム(32mol/m)が、電子受容体としてFe(III)イオン(56mol/m)が含まれている、クエン酸第二鉄培地(ATCC No.1931)を用いて、回分培養して増殖させ、維持する。鉄イオンの塩は、この例では、クエン酸塩であるが、使用する培地、使用する鉄還元細菌の種類により、適宜選択すればよい。
[S. algaeによる浸出機構]
図2は、S. algaeを用いて、金属酸化物または金属水酸化物を還元して、浸出させる機構を説明する図である。図2に示すように、S. algaeにより、Fe(III)イオンが還元され、Fe(II)イオンを生成する。このFe(II)イオンの還元作用により、金属酸化物または金属水酸化物が還元されるに伴い、コバルトやニッケルなどが液中に浸出する。また、白金などは残渣に含まれる。このように金属酸化物または金属水酸化物を還元して、酸化されたFe(III)イオンは、S. algaeにより、還元され、Fe(II)イオンを生成(再生)し、金属酸化物または金属水酸化物に対して還元作用をする。
本発明において、残渣に含まれる金属の濃縮率を向上させるためには、浸出する金属酸化物または金属水酸化物の浸出効率を高めればよい。
[金属酸化物または金属水酸化物からの金属の回収]
本発明の方法に用いられる金属酸化物または金属水酸化物としては、コバルト、ニッケル、マンガン、鉄、亜鉛、鉛などの酸化物または金属水酸化物が挙げられる。具体的には、コバルト・リッチ・クラスト(以下、クラストと記載)のような深海底鉱物資源、ラテライトなどの金属含有酸化鉱(陸上鉱物)や、金属含有焼却残渣などの廃棄物(人工鉱物)などである。これらの金属酸化物または金属水酸化物は、貴金属類や白金族金属類を含んでいてもよい。貴金属類や白金族金属類は、鉄還元細菌による浸出作用により、溶液中に浸出せず、残渣に含まれる。また、貴金属類や白金族金属類は、金属酸化物または金属水酸化物に少量しか含まれず、これらを比較的に高濃度レベルに、迅速に濃縮して、回収することは、産業上の価値が大きい。このような貴金属類としては、例えば、金、銀などが挙げられ、白金族金属類としては、例えば、白金、レニウム、オスニウム、イリジウム、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウムなどが挙げられる。
これらの金属酸化物または金属水酸化物は、浸出処理に先立ち、必要により、破砕、粉砕をしておくことが好ましい。金属酸化物または金属水酸化物の粒度が大きいと、比表面積が小さくなって固液接触面積が減少し、浸出速度が低下する。また、金属酸化物または金属水酸化物の粒度が大きいと、バッチ式の反応容器を用いる場合に、浸出処理の際に沈降してしまい、十分に浸出処理ができないからである。
浸出処理培地は、上記クエン酸第二鉄培地(ATCC No.1931)を一部変えた、例えば下記表1に示す組成のものを用いることができる。この浸出用培地において、クエン酸ナトリウムを添加するのは、1)クエン酸ナトリウムが溶液のpH緩衝剤として作用するので、クラストの浸出が進行しても、鉄還元細菌の最適pH値に維持できること、2)クエン酸塩はコバルト(II)やニッケル(II)と錯体をつくる性質があるので、クラストからのコバルトやニッケルの浸出が促進されることを考慮したものである。このように、浸出処理培地は、緩衝作用を有しpH値を維持できる、あるいは浸出する金属イオンと錯体を形成できるような作用を有するように、使用する鉄還元細菌の種類に応じて、適宜変更して使用するとよい。浸出処理に先立ち、上記の条件で増殖させ、維持されているS. algaeを、下記表1に示す組成の培地で前培養を行い、36〜48時間培養した後(対数増殖末期)に集菌し、浸出処理培地に菌体濃度が、(0.6〜1.2)×1014(cells/m)になるように添加する。菌体濃度は、上記濃度に限らず、目的処理物、処理量等により、適宜好ましい濃度を選択すればよい。また、電子供与体として乳酸塩のほかに蟻酸塩を例示しているが、他の有機物を用いてもよい。

Figure 2007113116
浸出処理は、浸出処理培地と、鉄還元細菌と、金属酸化物または金属水酸化物とを、反応器に入れて行う。反応器としては、目的とする処理によって、適宜選択すればよく、連続式の反応器であっても、バッチ式の反応器であってもよい。
金属処理物は、処理する金属酸化物または金属水酸化物、用いる鉄還元細菌の種類、用いる鉄還元細菌の濃度などに応じて、反応容器中の浸出処理培地に対して、適宜好ましい量を添加すればよい。例えば、金属処理物を反応容器中の浸出処理培地に対して、5〜10(kg/m)添加する。また、バッチ式の反応器を用いる場合には、金属処理物を添加した後に、バルブを通して窒素ガスを通気し、容器内の酸素を除去した後に、バルブを閉じるなどを行う。反応容器内は30℃に保持し、浸出処理を行う。処理容器内のpHは、6〜9である。浸出処理の開始時と終了時の間に、pHが変わることがある。この場合に、所望の金属が貴金属または白金族金属類の場合には、金属処理物中でのこれらの金属の存在状態によって、浸出処理中の最大pHが所定の値になるように調整すれば、金属処理物中の貴金属または白金族金属類の大半は溶液中に浸出される。例えば、浸出処理中の最大pHが、8.5以下、好ましくは中性(例えばpH7.5以下)になるようにする。
浸出時間は、浸出条件により変動するが、通常24時間以内である。
浸出処理終了後、浸出液と残渣とを分離する。分離は、ろ別、遠心分離等の公知の固液分離の手法で行う。浸出液に含まれる有価金属(コバルト、ニッケルなど)は、公知の方法で回収し、所望の用途に用いる。貴金属類や白金族金属類は、残渣に含まれる。残渣に含まれる貴金属類や白金族金属類は、公知の方法で回収する。この方法によれば、残渣に含まれる貴金属類や白金族金属類は、元の金属酸化物または金属水酸化物の含有濃度から、高濃度に濃縮される。残渣に含まれる貴金属類や白金族金属類の濃縮率は、浸出処理に用いられる金属酸化物または金属水酸化物に含まれ、かつ浸出する金属の含有割合により異なる。
本発明の方法を用いれば、有価金属を有効に浸出させることができ、貴金属類や白金族金属類を浸出残渣中に濃縮または溶液中に有効に浸出させることができる。図3および図4は、本発明の方法を用いた場合のクラストの浸出処理の効果の一例を示す図である。図3にクラストからのコバルト、ニッケル、マンガンの浸出率の時間的変化を示す。浸出液(70mol/m クエン酸第二鉄を含む)に、70mol/m クエン酸ナトリウムを添加するとともに、S.algae(初期菌体濃度(0.6〜1.2)×1014cells/m)を接種することによって、約24時間後にレアメタルの浸出率がほぼ100%にまで達することを表している。図4に示すように、クラストからコバルトやニッケルが100%浸出されることに加えて、処理前のクラストに0.7ppm程度含まれている白金が浸出処理後の残渣には20ppm程度にまでも濃縮されている。通常、白金鉱は、5ppm程度の白金を含んでいる。したがって、20ppm程度白金を含む浸出残渣から白金を回収することは十分産業上の利用価値を有する。また別のクラスト試料では、図5に示すように、クラストからコバルトやニッケルが100%浸出されることに加えて、処理前のクラストに0.24ppm程度含まれている白金も浸出処理液にほぼ100%浸出される。
[貴金属類や白金族金属類のイオンの還元]
本発明の別な形態は、鉄還元細菌が、白金族金属類や白金族金属類のイオンを直接白金に還元・析出できることを見出したことにある。貴金属類や白金族金属類のイオンの還元・析出は、例えば以下のように行う。
貴金属類や白金族金属類のイオン溶液は、イオン濃度が1mol/m程度の希薄溶液を用いる。対数増殖末期に集菌したS. algaeを嫌気状態した緩衝液で洗浄し、代謝物や不純物を除去する。この洗浄後のS.algaeと、貴金属類や白金族金属類のイオンの希薄溶液とを、乳酸ナトリウムを溶解させた緩衝液に添加して、処理を行うことにより、還元反応が起こり、貴金属類や白金族金属類がS.algaeの細胞に還元・析出する。この方法は、白金族金属類のイオン溶液の還元に、好ましい。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はかかる実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実験の準備は、窒素ガス雰囲気(酸素濃度3%以下)のグローブボックス内で行った。
実験に使用した液体培地の組成を上記表1に示す。この培地はクエン酸第二鉄培地(ATCC1931)を基本としたが、マンガンやニッケルがリン酸塩として沈殿するのを防ぐためにリン酸水素ナトリウム濃度を減少させた。同様に、炭酸マンガン沈殿するのを抑制するために、炭酸水素ナトリウムに代えてペプトン1kg/mを使用した。電子供与体としては、乳酸ナトリウムまたはギ酸ナトリウムを用いた。初期電子供与体濃度は、100mol/mとした。
反応容器としては、白金を回収するために、図5に示す、バッチ式の攪拌型反応器を用いた。この反応器を用いて、培地を攪拌して、浸出容器の底面に酸化物粒子を沈積させずに処理を行った。嫌気生菌であるS.algaeを用いたので、図5の反応器は、反応容器1と、密閉蓋4と、攪拌翼5と、バルブ6と、バッフル7とを有する密閉構造となっている。この反応容器内に実験用液体培地を所定量(200cmまたは1000cm)仕込み、1.0kmol/m水酸化ナトリウム溶液または1.2kmol/m塩酸溶液を用いて所定のpHに調整した。窒素ガスを通気して容器内を嫌気性とした後、蒸気滅菌(120℃、15分)した。実験に使用するS.algaeは、実験用液体培地と同じ組成をもつ別の液体培地中を用いて前培養し、培養期間36〜48時間後(対数増殖末期) に集菌し、滅菌した実験用液体培地に所定の菌体濃度(1.0×1014cells/m)になるように接種した。この直後にクラスト試料を所定量(クラスト−溶液混合比W/V=5.0kg/m)添加し、再度窒素ガスを通気して容器内の酸素を除去し、バルブを閉じて密閉した。使用したクラストは、図4に示すようにコバルトを0.5wt%、ニッケルを0.4wt%、白金を0.7ppm含むものを、また図5に示すようにコバルトを0.4wt%、ニッケルを0.4wt%、白金を0.24ppm含むものを用いた。この回分反応器を30℃に保持して、浸出実験を開始した。適当な時間間隔で液試料採取し、菌体濃度、有用金属イオン濃度を測定した。反応器内を嫌気状態に保つために、液試料採取は片方のバルブより窒素ガスを反応器内に供給し、そのガス圧力によって他方のバルブより懸濁液試料を採取した。有用金属イオン分析用の液試料は、採取後した直後にメンブレンフィルター(孔径0.2μm)を用いて細菌とクラスト試料をろ過し、嫌気状態で保存した。
浸出実験の終了後、浸出残渣中の白金濃度を測定するため、浸出残渣を分離・回収した。なお、浸出実験終了後には、クラストに含まれるコバルト、ニッケルは100%浸出していることを確認した。白金濃度の測定には、ICP発光分析法(SPS−7800、セイコーインスツルメンツ)を使用した。
試料を王水で浸出処理し、液相白金濃度をICP発光分析によって測定した。浸出残渣の白金の分析結果を表2に示す。3回の浸出実験において、クラスト中の初期白金量に相当する白金量が、浸出残渣中から検出された。クラストのバイオリーチングを行うことによって、初期仕込み量5gのクラストが浸出操作後には0.163〜0.312gまで大幅に減量した。したがって、クラスト試料中の白金(0.65ppm)を浸出残渣に21〜31倍に濃縮できることが明らかになった。

Figure 2007113116
(実施例2)
対数増殖末期(培養期間30時間)に収穫したS.algae細胞を、緩衝液(35mol/m 炭酸水素ナトリウム、pH7.0)を用いて洗浄した。その際、遠心分離(2000rpm 5分)によって、代謝物や不純物を沈殿させた。ここで用いた緩衝液は、N−CO(80:20)混合ガスで1時間バブリングして嫌気状態にしたものである。S.algae細菌懸濁液10cmを、所定濃度の塩化白金酸と乳酸ナトリウムを溶解させた緩衝溶液(35mol/m 炭酸水素ナトリウム、pH7.0)10cmに添加して還元実験を開始した。電子供与体である乳酸ナトリウム濃度は、33.3mol/mである。電子受容体である白金(IV)イオンの初期濃度は、1.05mol/m、初期菌体濃度は1.1×1015cells/mである。細胞洗浄時の懸濁操作と実験開始時の混合操作は全て窒素ガス雰囲気(酸素濃度3%以下)のグローブボックス内で行った。実験は室温で行い、所定の時間ごとに試料採取した。白金測定用の試料は、試料採取後直ちにメンブレンフィルター(孔径0.2μm)を用いて細菌をろ過したものである。
白金(IV)イオンの還元実験では、液中の白金濃度をフレームレス原子吸光光度法(AA−6800、島津製作所)で測定した。白金粒子の生成は電界放出型透過型電子顕微鏡(HRTEM)(HF−221、日立製作所)で観察し、エネルギー分散型X線分析計(EDX)を用いて細胞中の元素分布を把握した。
図8に、実験結果を示す。S.algae(初期菌体濃度1.1.1×1015cells/m)を接種した実験において、電子供与体(33mol/m乳酸塩)を添加することによってのみ、60分後に初期濃度(1.05mol/m)の90%程度の白金(IV)イオンが還元・析出した。S.algaeを接種した実験でも、電子供与体として乳酸塩を添加しない場合には白金(IV)の還元・析出は起こらない。また、乳酸塩だけを添加した対照実験(S.algae細胞を接種しない無菌)では、白金(IV)の還元・析出は起こらない。
(白金粒子およびS.algae細胞に対する電子顕微鏡観察とEDX元素分析)
細胞サイドでの白金粒子の生成を確認するため、還元実験後に採取したS.algae細胞を電界放出型透過型電子顕微鏡で観察し、その元素分析をエネルギー分散型X線分析計(EDX)によって行った。図9に電子顕微鏡での観察結果を示す。生成粒子は、直径5nm程度のナノサイズ粒子より構成される凝集体である。この生成粒子は、細胞外部には存在せずに、細胞表面または内部で生成し、その生成場に保持されていると推測される。また、生成粒子は、白金粒子であることをEDX元素分析によって確認した。
(実施例3)
反応容器としては、図6に示す、バッチ式の攪拌型反応器で、容量が10Lのものを用いた以外は、実施例1と同様にして行った。結果は、図7に示すように、容量が1Lのバッチ式攪拌型反応器を用いた場合と同程度であった。
この結果、本発明の方法を用いると、スケールアップしても、同様の効果が得られることがわかった。
(実施例4)
実施例1で用いたものとは、初期白金濃度が0.24ppmである組成の異なるクラスト(コバルトを0.4wt%、ニッケルを0.4wt%、白金を0.24ppm)を用いた。反応器内の白金量は、全体で、1.17μgになるようにした。pHを、1.2kmol/m塩酸溶液を用いて所定のpH(7.0、6.0)に調整した以外は、実施例1と同様にした。結果を表3に示す。なお、浸出実験で時間が経過するに伴い、pHは増加する傾向にあった。このため、浸出実験中も1.2kmol/m塩酸溶液を添加して、溶液pHの増加を抑制した。したがって、pH値の左側の値は、処理前の値(初期値)で、右側の値は、実験途中での最大pH値を意味する。また、処理前のpHが同じであっても、浸出実験の条件、浸出実験中の1.2kmol/m塩酸溶液の添加の程度に応じて、実験途中での最大pH値が異なった。
Figure 2007113116
この表から、実施例4のクラストを用いると、浸出実験途中での処理液の最大pHが中性(pH約7.5以下)に近づくと、浸出液中にほとんどの白金が溶出していることがわかる。以上の結果から、金属処理物中に含まれる所望の金属の存在態様により、pHなどの浸出条件を選択すれば、所望の金属を容易に回収できることがわかった。
図1は、本発明で用いる鉄還元細菌のFe(III)を還元する作用を説明する模式図である。 図2は、本発明の方法にかかる金属酸化物の浸出機構を説明する模式図である。 図3は、容量が1Lのバッチ式攪拌型反応器を用いたクラストからのコバルト、ニッケル、マンガンの浸出率の時間的変化を示すグラフである。 図4は、本発明の方法を用いた場合のクラストの浸出処理の効果の一例を示す図である。 図5は、本発明の方法を用いた場合のクラストの浸出処理の効果の一例を示す図である。 図6は、本発明の方法に用いられる反応器の一例を示す図である。 図7は、容量が10Lのバッチ式攪拌型反応器を用いたクラストからのコバルト、ニッケル、マンガンの浸出率の時間的変化を示すグラフである。 図8は、白金(IV)イオンの還元実験のデータを示す図である。 図9は、S.algae細胞に対する電子顕微鏡での観察結果を示す写真である。
符号の説明
1 反応容器
4 密閉蓋
5 攪拌翼
6 バルブ
7 バッフル

Claims (5)

  1. 鉄還元細菌を作用させ、3価鉄を2価鉄に還元し、
    前記2価鉄を用いて、金属酸化物および金属水酸化物からなる群に含まれる金属を浸出させ、浸出液と残渣を生成し、
    前記浸出液と残渣とを分離し、所望の金属を回収する金属回収方法。
  2. 前記所望の金属が、コバルト、ニッケル、マンガン、鉄、亜鉛および鉛からなる群から選ばれる1種以上の金属である請求項1に記載の方法。
  3. 前記所望の金属が、貴金属類および白金族金属類からなる群から選ばれる1種以上の金属である請求項1に記載の方法。
  4. 鉄還元細菌を作用させ、
    貴金属類および白金族金属類からなる群から選ばれる1種以上の金属イオンを含む液から、前記金属イオンを直接還元して、金属を回収する金属回収方法。
  5. 前記鉄還元細菌が、シワネラ アルゲである請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
JP2006259938A 2005-09-26 2006-09-26 金属回収方法 Active JP5090697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006259938A JP5090697B2 (ja) 2005-09-26 2006-09-26 金属回収方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005278021 2005-09-26
JP2005278021 2005-09-26
JP2006259938A JP5090697B2 (ja) 2005-09-26 2006-09-26 金属回収方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007113116A true JP2007113116A (ja) 2007-05-10
JP2007113116A5 JP2007113116A5 (ja) 2009-11-12
JP5090697B2 JP5090697B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=38095571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006259938A Active JP5090697B2 (ja) 2005-09-26 2006-09-26 金属回収方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5090697B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009001593A1 (ja) * 2007-06-28 2008-12-31 Sharp Kabushiki Kaisha 銀の除去方法と洗濯機
JP2010162442A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Japan Atomic Energy Agency 白金族ナノ粒子担持材料とその製造方法、白金族ナノ粒子の析出方法、触媒材料
JP2011026701A (ja) * 2009-06-23 2011-02-10 Osaka Prefecture Univ 金属の回収方法
JP2011127156A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Jfe Engineering Corp 金属回収方法
JP2011190515A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Jfe Steel Corp 金属回収方法
WO2012060417A1 (ja) * 2010-11-02 2012-05-10 森下仁丹株式会社 非鉄金属収集用カプセルおよび非鉄金属を収集する方法
KR101169523B1 (ko) 2010-03-25 2012-07-27 전북대학교산학협력단 바이오매스를 이용한 금속 나노입자의 제조방법
WO2012161216A1 (ja) 2011-05-26 2012-11-29 アイシン精機株式会社 複合体およびその用途
WO2013002416A1 (ja) * 2011-06-29 2013-01-03 Jfeスチール株式会社 マンガン回収方法
JP2013013403A (ja) * 2011-06-10 2013-01-24 Jipangu Inc 金ナノ粒子を形成する微生物及びこれを用いた金ナノ粒子の形成方法
WO2014112637A1 (ja) 2013-01-21 2014-07-24 三菱レイヨン株式会社 金属濃縮方法及び金属回収方法、並びに金属濃縮装置及び金属回収装置
WO2015049959A1 (ja) * 2013-10-02 2015-04-09 公立大学法人大阪府立大学 複合貴金属ナノ粒子の製造方法、それを用いて製造された複合貴金属ナノ粒子、および、それを含む触媒
WO2015099189A1 (ja) 2013-12-28 2015-07-02 公立大学法人大阪府立大学 貴金属の回収方法
JP2015196846A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 Jx日鉱日石金属株式会社 金属酸化物の浸出方法
JP2015227474A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 公立大学法人大阪府立大学 白金族金属の分離回収方法
CN105238932A (zh) * 2015-11-27 2016-01-13 江苏理工学院 钴锰废料中钴和锰的分离回收方法
CN105349789A (zh) * 2015-11-27 2016-02-24 江苏理工学院 用氨-碳酸钠分离回收低钴高锰废料中钴和锰的方法
CN105349790A (zh) * 2015-11-27 2016-02-24 江苏理工学院 用氨-碳酸氢铵分离回收低钴高锰废料中钴和锰的方法
KR20220049041A (ko) 2019-10-18 2022-04-20 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 폐건전지로부터의 망간 회수 방법 및 회수 설비
KR20220053009A (ko) 2019-10-18 2022-04-28 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 폐건전지로부터의 망간 회수 방법 및 회수 설비
KR20230098861A (ko) 2021-03-04 2023-07-04 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 폐건전지로부터의 망간 회수 방법 및 회수 설비

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0841553A (ja) * 1990-11-07 1996-02-13 Leaching Srl 鉱石又は濃厚物中の鉱物質化合物をバイオ酸化により可溶化及び分離するバイオ冶金法
JP2005144295A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Nippon Steel Corp 汚染土壌および汚染地下水の浄化方法
JP4273161B2 (ja) * 2007-06-28 2009-06-03 シャープ株式会社 銀の除去方法と洗濯機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0841553A (ja) * 1990-11-07 1996-02-13 Leaching Srl 鉱石又は濃厚物中の鉱物質化合物をバイオ酸化により可溶化及び分離するバイオ冶金法
JP2005144295A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Nippon Steel Corp 汚染土壌および汚染地下水の浄化方法
JP4273161B2 (ja) * 2007-06-28 2009-06-03 シャープ株式会社 銀の除去方法と洗濯機

Cited By (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009001593A1 (ja) * 2007-06-28 2008-12-31 Sharp Kabushiki Kaisha 銀の除去方法と洗濯機
JP2010162442A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Japan Atomic Energy Agency 白金族ナノ粒子担持材料とその製造方法、白金族ナノ粒子の析出方法、触媒材料
JP2011026701A (ja) * 2009-06-23 2011-02-10 Osaka Prefecture Univ 金属の回収方法
JP2011127156A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Jfe Engineering Corp 金属回収方法
JP2011190515A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Jfe Steel Corp 金属回収方法
KR101169523B1 (ko) 2010-03-25 2012-07-27 전북대학교산학협력단 바이오매스를 이용한 금속 나노입자의 제조방법
AU2011324346B2 (en) * 2010-11-02 2017-01-12 Yasuhiro Konishi Capsule for non-ferrous metal collection and method for collecting non-ferrous metal
US9458423B2 (en) 2010-11-02 2016-10-04 Morishita Jintan Co., Ltd. Capsule for non-ferrous metal collection and method for collecting non-ferrous metal
CN103298958B (zh) * 2010-11-02 2015-11-25 森下仁丹株式会社 非铁金属收集用胶囊以及收集非铁金属的方法
JP5851414B2 (ja) * 2010-11-02 2016-02-03 森下仁丹株式会社 非鉄金属収集用カプセルおよび非鉄金属を収集する方法
CN103298958A (zh) * 2010-11-02 2013-09-11 森下仁丹株式会社 非铁金属收集用胶囊以及收集非铁金属的方法
KR20140024243A (ko) * 2010-11-02 2014-02-28 모리시타 진탄 가부시키가이샤 비철 금속 수집용 캡슐 및 비철 금속을 수집하는 방법
KR101654407B1 (ko) * 2010-11-02 2016-09-05 모리시타 진탄 가부시키가이샤 비철 금속 수집용 캡슐 및 비철 금속을 수집하는 방법
WO2012060417A1 (ja) * 2010-11-02 2012-05-10 森下仁丹株式会社 非鉄金属収集用カプセルおよび非鉄金属を収集する方法
WO2012161216A1 (ja) 2011-05-26 2012-11-29 アイシン精機株式会社 複合体およびその用途
JP2013013403A (ja) * 2011-06-10 2013-01-24 Jipangu Inc 金ナノ粒子を形成する微生物及びこれを用いた金ナノ粒子の形成方法
JP5229416B1 (ja) * 2011-06-29 2013-07-03 Jfeスチール株式会社 マンガン回収方法
CN103620069A (zh) * 2011-06-29 2014-03-05 杰富意钢铁株式会社 锰回收方法
WO2013002416A1 (ja) * 2011-06-29 2013-01-03 Jfeスチール株式会社 マンガン回収方法
CN103620069B (zh) * 2011-06-29 2016-04-13 杰富意钢铁株式会社 锰回收方法
WO2014112637A1 (ja) 2013-01-21 2014-07-24 三菱レイヨン株式会社 金属濃縮方法及び金属回収方法、並びに金属濃縮装置及び金属回収装置
EP3162905A1 (en) 2013-01-21 2017-05-03 Mitsubishi Rayon Co. Ltd. Method for metal concentration, method for metal recovery, device for metal concentration, and device for metal recovery
JPWO2015049959A1 (ja) * 2013-10-02 2017-03-09 公立大学法人大阪府立大学 合金ナノ粒子の製造方法、それを用いて製造された合金ナノ粒子、および、それを含む触媒
WO2015049959A1 (ja) * 2013-10-02 2015-04-09 公立大学法人大阪府立大学 複合貴金属ナノ粒子の製造方法、それを用いて製造された複合貴金属ナノ粒子、および、それを含む触媒
WO2015099189A1 (ja) 2013-12-28 2015-07-02 公立大学法人大阪府立大学 貴金属の回収方法
US10125406B2 (en) 2013-12-28 2018-11-13 Osaka Prefecture University Public Corporation Noble metal recovery method
JP2015196846A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 Jx日鉱日石金属株式会社 金属酸化物の浸出方法
JP2015227474A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 公立大学法人大阪府立大学 白金族金属の分離回収方法
CN105238932A (zh) * 2015-11-27 2016-01-13 江苏理工学院 钴锰废料中钴和锰的分离回收方法
CN105349790A (zh) * 2015-11-27 2016-02-24 江苏理工学院 用氨-碳酸氢铵分离回收低钴高锰废料中钴和锰的方法
CN107674976A (zh) * 2015-11-27 2018-02-09 江苏理工学院 一种用氨‑碳酸氢铵分离回收低钴高锰废料中钴和锰的方法
CN107674975A (zh) * 2015-11-27 2018-02-09 江苏理工学院 一种钴锰废料中钴和锰的分离回收方法
CN105349789A (zh) * 2015-11-27 2016-02-24 江苏理工学院 用氨-碳酸钠分离回收低钴高锰废料中钴和锰的方法
CN107674975B (zh) * 2015-11-27 2019-04-23 江苏理工学院 一种钴锰废料中钴和锰的分离回收方法
CN107674976B (zh) * 2015-11-27 2019-04-23 江苏理工学院 一种用氨-碳酸氢铵分离回收低钴高锰废料中钴和锰的方法
KR20220049041A (ko) 2019-10-18 2022-04-20 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 폐건전지로부터의 망간 회수 방법 및 회수 설비
KR20220053009A (ko) 2019-10-18 2022-04-28 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 폐건전지로부터의 망간 회수 방법 및 회수 설비
KR20230098861A (ko) 2021-03-04 2023-07-04 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 폐건전지로부터의 망간 회수 방법 및 회수 설비

Also Published As

Publication number Publication date
JP5090697B2 (ja) 2012-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5090697B2 (ja) 金属回収方法
Jadhav et al. A review of recovery of metals from industrial waste
Zeng et al. Influence of silver ions on bioleaching of cobalt from spent lithium batteries
Deveci et al. Bioleaching of complex zinc sulphides using mesophilic and thermophilic bacteria: comparative importance of pH and iron
JP5229416B1 (ja) マンガン回収方法
Gomez et al. Silver-catalysed bioleaching of a chalcopyrite concentrate with mixed cultures of moderately thermophilic microorganisms
Adekola et al. Bioleaching of Zn (II) and Pb (II) from Nigerian sphalerite and galena ores by mixed culture of acidophilic bacteria
Haghshenas et al. Adaptation of Acidithiobacillus ferrooxidans to high grade sphalerite concentrate
CN106867921B (zh) 嗜酸硫杆菌及该菌处理矿山酸性废水回收铁资源的方法
Zhao et al. Bioleaching of spent Ni–Cd batteries by continuous flow system: Effect of hydraulic retention time and process load
Krebs et al. Growth stimulation of sulfur oxidizing bacteria for optimization of metal leaching efficiency of fly ash from municipal solid waste incineration
Choi et al. Bioleaching of uranium from low grade black schists by Acidithiobacillus ferrooxidans
JP5666835B2 (ja) 金属の回収方法
Saitoh et al. Microbial recovery of gold from neutral and acidic solutions by the baker's yeast Saccharomyces cerevisiae
JP2011127156A (ja) 金属回収方法
US5030426A (en) Biomining of gallium and germanium containing ores
Bosio et al. Integrated bacterial process for the treatment of a spent nickel catalyst
JP5533076B2 (ja) 金属回収方法
JP2013001964A (ja) レアアースの回収方法
KD et al. Bio-assisted leaching of copper, nickel and cobalt from copper converter slag
Alafara et al. Investigation of Chemical and Microbial Leaching of Iron ore in Sulphuric acid
JP5985926B2 (ja) 金属回収方法、および、それに用いられる金属回収装置
Molaei et al. A study of Acidithiobacillus ferrooxidans DSMZ 583 adaptation to heavy metals
WO2020080035A1 (ja) マンガンの除去方法
KR101048526B1 (ko) 은 촉매를 이용한 황동광의 박테리아 침출방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091027

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20111031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120821

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5090697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250