JP2007111323A - ホッパー装置及び遊技機 - Google Patents

ホッパー装置及び遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007111323A
JP2007111323A JP2005307060A JP2005307060A JP2007111323A JP 2007111323 A JP2007111323 A JP 2007111323A JP 2005307060 A JP2005307060 A JP 2005307060A JP 2005307060 A JP2005307060 A JP 2005307060A JP 2007111323 A JP2007111323 A JP 2007111323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medal
hopper device
passage
medals
payout
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005307060A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Tanigawa
義和 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2005307060A priority Critical patent/JP2007111323A/ja
Publication of JP2007111323A publication Critical patent/JP2007111323A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】異物を挿入させて、多くのメダルを不正に払い出させることを防止する。
【解決手段】ホッパー装置35のメダル投出機構45によって、メダルを収納箱4の内側面4bに向けて弾き出す。内側面4aに向けて(図中A方向に向けて)弾き出されるメダルは、案内通路46によって収納箱4の開口部4aに向けて(図中B方向に向けて)移動することになる。この案内通路46に案内されたメダルは、ホッパー装置35の排出口37、下部扉の排出シュートを介して、メダル払出口からメダル受け皿に排出される。
【選択図】図6

Description

本発明は、メダル等の払い出しの際に作動するホッパー装置、また、このホッパー装置が組み込まれるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称されている。このようなパチスロ機の場合、遊技を行う際に所定枚数のメダル(遊技媒体)を投入することで遊技を行うことが可能となり、遊技を行って入賞を得た場合には、パチスロ機の内部に設けられたホッパー装置が駆動して、その入賞に対して所定枚数のメダルが付与利益としてスロットマシンの下部に設けられた排出口から払い出されるようになっている。
上記スロットマシンに組み込まれるホッパー装置は、その上部に設けられた貯留箱に貯留されたメダルをロータリディスクに設けられた受入れ部に受け入れ、受け入れたメダルを通路に投出するようになっている。また、このホッパー装置は、ロータリディスクによって投出されるメダルが通路を通過するときに、払い出されるメダルによって回動するカウンタアームを備えており、このカウンタアームの動作をセンサによって検出することで、払い出されたメダルが、遊技を制御する制御回路装置によってカウントされる。そして、このカウント数がメダルの払い出し枚数と一致した場合に制御回路装置は、ホッパー装置の駆動を停止させる。これにより、メダルの払い出しが終了する。
特開2004−160048号公報
しかしながら、このようなホッパー装置が組み込まれるスロットマシンや、スロットマシンにおいて遊技を行う際のメダルの貸し出しを行うメダル貸出機の場合、メダルが払い出される払出し口が、スロットマシン本体や、メダル貸出機本体の前面に設けられており、また、ホッパー装置によって投出されるメダルは、スロットマシン本体や、メダル貸出機本体の前面に向けて投出される構成となっているため、上述した払出し口から異物を挿入することで、ホッパー装置の作動時にカウンタアームを不正に操作することが容易に行われてしまうという欠点がある。このようにカウンタアームを不正に操作されてしまうと、例えばメダル払い出し時に不正に多くのメダルを払い出させてしまうため、遊技場の不利益となるという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、異物を挿入させて、多くのメダルを不正に払い出させることを防止することができるようにしたホッパー装置及び遊技機を提供することを目的とする。
本発明のホッパー装置は、メダルを貯留するメダル貯留タンクと、モータにより駆動され、前記メダル貯留タンクに貯留されたメダルを払い出す払出し機構とから構成されるホッパー装置において、前記払出し機構によって払い出されるメダルの払出口を、前記ホッパー装置からのメダルを外部に排出する排出口と対向しない位置に配置し、前記払出口と前記排出口とを繋ぐ案内通路を設けたことを特徴とする。
また、前記案内通路は、メダルを起立させる傾斜面を備えていることを特徴とする。
また、前記案内通路は、前記ホッパー装置の外面に沿って形成されていることを特徴とする。
また、本発明の遊技機としては、上記記載のホッパー装置が、該ホッパー装置から払い出されるメダルを受容する受容部を備えた筐体の内部であって、且つ前記ホッパー装置の排出口と前記筐体の受容部近傍に設けられた筐体側排出口とが対向するように配置されていることを特徴とする。なお、上述記載のホッパー装置は、遊技機の他に、遊技機での遊技を実行する際のメダルの貸し出しを行うメダル貸出機の内部に配設することも可能である。
本発明のホッパー装置は、メダルを貯留するメダル貯留タンクと、モータにより駆動され、前記メダル貯留タンクに貯留されたメダルを払い出す払出し機構とから構成されるホッパー装置において、前記払出し機構によって払い出されるメダルの払出口を、前記ホッパー装置からのメダルを外部に排出する排出口と対向しない位置に配置し、前記払出口と前記排出口とを繋ぐ案内通路を設けたので、排出口と払出口との距離を稼ぐことができ、このようなホッパー装置がスロットマシンに組み込まれた場合に、ホッパー装置に対する不正操作、つまり異物を挿入して多くのメダルを不正に払い出させる行為を行わせづらくすることができる。
また、前記案内通路は、メダルを起立させる傾斜面を備えているので、メダルの送り出しを、メダルが払い出されるときの勢いで、排出させることができ、新たな搬送機構をホッパー装置に設ける必要がない。
また、記案内通路は、前記ホッパー装置の外面に沿って形成されているので、ホッパー装置の構成を案内通路のみ製造することで、異物を挿入して多くのメダルを不正に払い出させる行為を行わせづらくすることができる。
また、本発明の遊技機によれば、上記記載のホッパー装置が、該ホッパー装置から払い出されるメダルを受容する受容部を備えた筐体の内部であって、且つ前記ホッパー装置の排出口と前記筐体の受容部近傍に設けられた筐体側排出口とが対向するように配置されているので、遊技中におけるホッパー装置に対する不正操作、つまり異物を挿入して多くのメダルを不正に払い出させる行為を行わせづらくすることができる。これにより、遊技店側の不利益を抑制することができる。
図1に示すように、スロットマシン2は、前面が開口された収納箱4と、この収納箱4の前面に設けられた前面扉5とからなる筐体3の内部に、後述する第1〜第3リール11a〜11c、ホッパー装置35(図2参照)等が配設された構成となっている。
前面扉5は、上部扉6と下部扉7との2枚の扉から構成される。上部扉6には表示窓10が設けられ、この表示窓10の奥に第1リール11a,第2リール11b,第3リール11cが配設されている。周知のように、第1〜第3リール11a〜11cの外周には様々な図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では表示窓10を通して1リール当たり3個の図柄が観察される。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本設定されている。この第1〜第3リール11a〜11cの側方には液晶表示装置13が設けられ、例えばアニメーション表示を利用した演出を行う。なお、表示窓10の数は1つに限定する必要はなく、例えば各々のリール毎に表示窓を設けるようにしてもよい。
下部扉7の上部には、ゲームの開始時に操作されるMAXベットボタン21、ペイアウトボタン22などの各種の操作ボタンが設けられる。なお、これらのボタンの機能はいずれも周知であるので、その詳細については省略する。また、これらボタンの近傍には、メダルベットが行われた後に操作されるスタートレバー23や、スタートレバー23の操作により回転するリールを停止させるための第1〜第3ストップボタン24〜26等が設けられる。
また、下部扉7には、ゲームを行う際にメダル30(図2参照)を投入するためのメダル投入口27が設けられている。メダル投入口27の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダル30はメダル払出口28を介してメダル受け皿29に排出される。また、セレクタは、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入された等の不適切なタイミングでメダル30の投入が行われたときに、投入されたメダル30をメダル受け皿29に排出する。なお、ゲームの開始に先立って投入するメダル30の枚数は3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダル30はメダル受け皿29に排出される。
一方、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダル30は、図示しないメダルセンサで検知され、例えば50枚を限度にスロットマシン2の内部に貯留される。このクレジット機能を用いているときには、前述したMAXベットボタン21の操作によりメダル30の投入操作が行われ、その投入枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、ゲームの結果、入賞が得られたときには配当となるメダルもクレジットされ、ペイアウトボタン22を操作したときにクレジットされているメダル30がメダル受け皿29に払い出される。
図2に示すように、ホッパー装置35は、収納箱4の内部であって、その下部に配置されている。このホッパー装置35は、スロットマシン2で遊技を行って入賞を得た場合に作動し、入賞に対するメダル30を連続してメダル受け皿29に払い出す。このホッパー装置35の上部には、払出し用のメダル30を貯留する貯留タンク36が設けられている。この貯留タンク36には、メダル投入口27から投入されたメダル30が貯留される。なお、符号37は排出口であり、下部扉7を閉じると、この排出口37が下部扉7に設けられた排出シュート38の導入口(筐体側排出口)38aに連通し、ホッパー装置35の排出口37から排出されたメダル30は、導入口38aから排出シュート38の内部に案内された後、下部扉7に設けられた払出口28からメダル受け皿29に払い出される。また、貯留タンク36に貯留されたメダル30が所定量を超えた場合には、貯留タンク36に貯留されたメダル30が、貯留タンク36の側方に設けられたオーバーフロー用排出口36aから排出され、オーバーフロー用受け箱39の内部に貯留される。
図3に示すように、ホッパー装置35は、上述した貯留タンク36の他に、メダル投出機構45、案内通路46、これらを保持する保持枠47を備えている。この貯留タンク36の底面は、その略中央に設けられた供給口36bに向けて傾斜しており、貯留タンク36に貯留される最下端に位置するメダル30が、供給口36bからメダル投出機構45に供給される。なお、メダル30は、メダル投出機構(払出し機構)45によって弾き出された後、案内通路46によって図6中A方向から、図6中B方向にその移動方向が変換された後、保持枠47に設けられた排出口37へと案内される。なお、本実施形態では、ホッパー装置35の内部に案内通路46を設けたが、これに限定する必要はなく、例えば保持枠47の外周面に沿って設けることも可能である。
図4〜6に示すように、メダル投出機構45は、前面扉5に向けて、つまり収納箱4の開口された部分(以下、開口部4a)に向けて下り傾斜する傾斜板50を備えており、この傾斜板50に、ロータリディスク51、このロータリディスク51を回転させる駆動機構52等が組み付けられている。この傾斜板50の上面中央には輪郭円形の凹部50aが設けられており、この部分にロータリディスク51が配置される。この傾斜板50の上面には、凹部50aから傾斜板50の上流側端部に向けてメダル30の直径よりも広い溝50bが設けられており、この溝50bが、カウンタアーム70によって押し出されたメダル30を通過させる通路(以下、通路50bとする)となる。そして、通路50bの端部のうち、凹部50aと連通している端部とは異なる端部が、カウンタアーム70によって弾き出されたメダルが払い出される払出口50cとなる。これにより、払出口50cは、ホッパー装置35の排出口37と対向しない位置に配置されることになり、カウンタアーム70によって弾き出されたメダル30は、収納箱4の側壁面4bに向けて(図6中A方向に)払い出されることになる。なお、この通路50bの近傍には、後述するロータリディスク51の開口51a〜51eに入り込んだメダル30を通路50bに向けて案内する突部53,54が2箇所設けられている。
ロータリディスク51は5個の開口51a〜51eが、隣り合う開口の中心との角度が同一の角度となるように配設される。なお、開口51a〜51e近傍の構成が同一となるため、以下では、開口51a近傍の構成について説明する。ロータリディスク51の裏面には、開口51aに沿って設けられた保持片56と、この収納部形成片56の一端に連なる押圧片57とを備えている。保持片56は開口51aに沿って設けられた円弧状の突片から構成され、この保持片56の内部の空間が、開口51aに受け入れたメダル30を、回転するロータリディスク51の周面へと逸脱しないように保持するメダル保持部58となる。なお、保持片56には、ロータリディスク51の回転時に、傾斜板50に設けられた突部53が進入する溝部56a、56b、突部54が進入する溝部56cが設けられている。
押圧片57は、ロータリディスク51の中心側からロータリディスク51の周面に向けて、また、ロータリディスク51の回転方向(図4中C方向)とは反対方向に延出された略円弧状の突片から構成されている。この押圧片57によってメダル保持部58に保持されたメダル30が、傾斜板50に設けられた突部53,54に当接された場合に、メダル30をロータリディスク51の周面側に向けて押圧するために設けられている。なお、ロータリディスク51の周面側となる押圧片57の一端は、隣り合う保持片56の一端と連なるように設けられている。この押圧片57には、ロータリディスク51の回転時に、傾斜板50に設けられた突部54が進入する溝部57aが設けられている。これら保持片56と押圧片57の高さは、メダル1枚の厚み以上メダル2枚の厚み未満とする。
例えば、ロータリディスク51の回転時に、貯留タンク36に貯留されたメダル30のうち最下層のメダル30がロータリディスク51の開口51aに受け入れられると、メダル保持部58に保持された状態で、ロータリディスク51と共に回転する。そして、ロータリディスク51の回転によってメダル保持部58に保持されたメダル30は、傾斜板50に設けられた突部53,54に当接されることで、メダル保持部58から逸脱した後に、押圧片57によって通路50bへと押し出される。なお、開口51b〜51eに受け入れたメダル30についても同様である。
駆動機構52は、傾斜板50の裏面側に組み付けられる。この駆動機構52は、複数のギアからなるギア機構61と、モータ62とから構成されている。例えばギア機構61は、ギア63、64及び2段ギア65から構成される。2段ギア65のギア66はギア63と、2段ギア65のギア67は、ギア64とそれぞれ噛み合うように配設される。また、ギア64の回転軸64aの一端は、ロータリディスク51と連結されている。これにより、モータ62が駆動すると、ギア機構61を介してロータリディスク51が回転することになる。なお、符号68は、モータ62を駆動するためのドライバである。
傾斜板50に設けられる通路50bの一端(図4中右側)には、略L字状のカウンタアーム70が回動自在に設けられる。このカウンタアーム70の一端には、押圧片57によって通路50bへと押し出されたメダル30によって押圧される押圧部70aを備えている。また、カウンタアーム70の他端は板状から形成され、ホトインタラプタ(以下、PIと称する)71により検知される検知片70bとなる。なお、符号70cは、カウンタアーム70の軸部である。
このカウンタアーム70は、その押圧部70aが通路50bに突出する初期位置(図4参照)と、通路50bから退避する退避位置(図13参照)との間で回動する。このカウンタアーム70はピン70dにバネ72の一端が組み付けられており、このバネ72によって、初期位置に保持される。例えば、通路50bに向けて押し出されたメダル30によって押圧部70aが押圧されると、カウンタアーム70は、初期位置から退避位置に向けて回動する。そして、退避位置まで回動したときに、検知片70bがPI71により検知される。その後、押圧片57によるメダル30の押圧が終了すると、退避位置にあるカウンタアーム70がバネ72の復帰力により、初期位置に向けて回動する。これにより、メダル30が弾き出される。このカウンタアーム70によってメダル30が弾き出されることで、メダル30が投出される。なお、PI71によって検知片70bが検知された場合に、PI71は、遊技制御装置74に向けて検知信号を出力する。
遊技制御装置74は、遊技が開始されることによって、ドライバ75,76,77を介してモータ78、79,80を駆動し、第1リール11a、第2リール11b、第3リール11cのそれぞれを停止させる他に、第1ストップボタン24、第2ストップボタン25、第3ストップボタン26のいずれかが押圧操作された場合に、該当するモータの駆動を停止する。これにより、押圧操作されたストップボタンに対応するリールが停止制御される。また、全てのリールが停止したときに入賞が得られた場合には、遊技制御装置74は、ドライバ68を介してモータ62を駆動させる。そして、上述した検知片70bがPI71によって検知されたことを受けて出力される検知信号をカウントし、そのカウント数が、入賞に対する払い出されるメダル30の枚数と一致したときに、ドライバ68を介してモータ62を停止させる。つまり、遊技制御装置74は、ホッパー装置35におけるメダル30の払い出し制御を行う。
図7〜図11に示すように、案内通路46は、略C字状から構成されており、その一端が傾斜板50に設けられた通路50bと連通し、その他端が保持枠47に設けられた排出エリア46aの上部に位置する形状となっている(図15参照)。この案内通路46は、複数の通路81〜87から構成されている。
第1通路81は、この第1通路部81の入り口81aから見た場合に、入り口81aに対して出口81bが時計方向に60°捩れた通路から構成されている。メダル30は、径方向の面が収納箱4の底面4cに対して水平な状態でカウンタアーム70によって弾き出されるので、この第1通路81をメダル30が通過する際に、メダル30は、径方向の面が収納箱4の底面4cに水平な状態から、収納箱4の底面4cに対して60°傾いた状態に変位する。
第2通路82は、メダル30の移動方向を180°、つまりカウンタアーム70によって収納箱4の内壁面4bに向けて弾き出される方向から、収納箱4の開口部4aに向けて移動する方向に、メダル30の移動方向を変換する。この第2通路82の側壁面82aは、下端の径が上端の径よりも小さい、つまり上下を逆さにした截頭直円錐の側壁面からなり、収納箱4の底面4cに対して径方向の面が60°傾いた状態を保持したまま、メダル30を通過させる。
第3通路83は、第3通路83の入り口83a側から見た場合に、入り口83aに対して出口83bが時計方向に30°捩れた通路から構成されている。これにより、第3通路83を通過することによって、径方向の面が収納箱4の底面4cに対して60°傾いたメダル30が、起立した状態、つまり収納箱4の底面に対してメダル30の径方向の面が90°となった状態に変位する。第4通路84は、収納箱4の開口部4aに向けて下り傾斜した通路から構成されている。これにより、起立した状態のメダル30は、第4通路84を転動する。
第5通路85は、第5通路85の入り口85aから見た場合に、入り口85aに対して出口85bが反時計方向に30°捩れた通路から構成されている。これにより、第5通路85を通過したメダル30は、起立した状態から30°傾けた、つまり、収納箱4の底面4cに対して60°傾いた状態に変位する。
第6通路86は、メダル30の移動方向を90°変換するために設けられている。この第6通路86の側壁面86aは、下端の径が上端の径よりも小さい、つまり上下を逆さにした截頭直円錐の側壁面からなり、略収納箱4の底面4cに対して径方向の面が60°傾いた状態を保持したまま、メダル30を通過させる。
第7通路87は、第3通路83と同様に、第7通路87の入り口87a側から見た場合に、入り口87aに対して出口87bが時計方向に30°捩れた通路から構成されている。これにより、第7通路87を通過することによって、径方向の面が収納箱4の底面4cに対して60°傾いたメダル30が、起立した状態、つまり収納箱4の底面4cに対してメダル30の径方向の面が90°となった状態に変換される。この第7通路87を転動したメダル30は、保持枠46に設けられた排出エリア46aに向けて落下する。そして、排出エリア46aに落下したメダル30は排出口37を介して、排出シュート38に送り込まれる。なお、排出シュート38に送り込まれたメダル30は、メダル払出口28からメダル受け皿29に払い出される。
次に、本実施形態の作用について説明する。遊技を行うにあたって、メダル投入を行った後、スタートレバー23を操作すると、遊技制御装置74は、遊技において、複数の当選役のいずれか、又はハズレであるかを決定した後、ドライバ75,76,77を介してモータ78,79,80をそれぞれ駆動させる。これにより、第1リール11a、第2リール11b、第3リール11cのそれぞれが回転する。そして、遊技者が第1ストップボタン24、第2ストップボタン25、第3ストップボタン26を押圧操作することによって、対応するリールが停止する。そして、全てのストップボタンが押圧操作されることで、全リールが停止し、表示窓10から表示される複数の図柄のうち、ライン状に組み合わせた図柄の組み合わせが、当たりとなる図柄の組み合わせなる場合に、その当たりに対応した枚数のメダル30の払い出しが行われる。このとき、遊技制御装置74は、ドライバ68を介してモータ62を駆動させる。モータ62が駆動すると、ギヤ機構61を構成する各ギヤが回転するので、ギヤ64の回転軸64aに連結されたロータリディスク51が回転を開始する。以下では、ロータリディスク51の開口51a〜51eのうち開口51aにメダル30が入り込んだ時の例を示す。
図4に示すように、ロータリディスク51が図4中C方向に回転すると、開口51aに受け入れられたメダル30は、ロータリディスク51の底面に設けられたメダル保持部58に保持される。ロータリディスク51の回転によって、メダル保持部58に収納されたメダル30は、突部53に当接する。メダル保持部58を形成する保持片56と突部53とに挟持されたメダル30は、図12中D方向に移動し、突部54と当接する。なお、ロータリディスク51に設けられた押圧片57は、ロータリディスク51の中心からロータリディスク51の外周に向けて延設されており、ロータリディスク51が回転することによって、メダル30は押圧片57によってロータリディスク51の外側に向けて(図12中D方向)押圧される。そして、さらに、押圧片57によってメダル30が押圧されると、メダル30はカウンタアーム70の押圧部70aと、通路50の側壁面50dとに接触する。メダル30がカウンタアーム70の押圧部70aと、通路50の側壁面50dとに当接した後も、メダル30は押圧片57によって押圧されているので、カウンタアーム70の押圧部70aは、移動するメダル30によって押圧され、カウンタアーム70が退避位置に向けて(図13中E方向に)回動する。
図13に示すように、カウンタアーム70が退避位置に移動すると、その検知片70bがPI71に検知される。そして、PI71によって検知片70bが検知されると、遊技制御装置74に向けて検知信号が出力される。これを受けて、遊技制御回路74は、検知信号をカウントする。一方、ロータリディスク51の回転によって、押圧片57によるメダル30の押圧が終了すると、カウンタアーム70がバネ72の付勢を受けて初期位置に向けて回動し、メダル30が弾き出される。なお、ロータリディスク51の回転時には、他の開口51b〜51eにもメダル30が入り込んでいるので、ロータリディスク51の回転時には、開口50aにメダル30が入り込んだ場合と同様の動作によって、他の開口に入り込んだメダル30が弾き出される。
初期位置に復帰するカウンタアームによって弾き出されるメダル30は、傾斜板50の通路50bから案内通路46に進入する。図14に示すように、案内通路46に進入したメダル30は、径方向の面が、収納箱4の底面4cと水平な状態で弾き出されているので、案内通路46に進入したメダル30は、第1通路81によって、収納箱4の底面4cに対して径方向の面が60°傾斜した状態に変位される。その後、第1通路81から第2通路82へと進入したメダル30は、収納箱4の底面4cに対して径方向の面が60°傾斜した状態を保持したまま、その進入方向を180°変換される。つまり、収納箱4の側壁面4bに向けて弾き出されたメダル30は、第2通路82によって収納箱4の開口部4aに向けて案内される。その後、第3通路83に進入したメダル30は、収納箱4の底面4cに対して径方向の面が60°傾斜した状態から、起立した状態に変位され、第4通路84に進入する。この第4通路84は、下り傾斜しているから、第4通路84に進入したメダル30は、第4通路84を転動することになる。
第4通路84を転動したメダル30は、第5通路85によって、起立した状態から、収納箱4の底面4cに対して径方向の面が60°傾斜した状態に変位され、第6通路86に進入する。第6通路86を転動するメダル30は、収納箱4の底面4cに対して径方向の面が60°傾斜した状態を維持したまま通過し、第7通路87に進入する。第7通路87に進入したメダル30は、収納箱4の底面4cに対して径方向の面が60°傾斜した状態から、起立した状態に変位され、第7通路87の出口87bから、排出エリア46aに落下する(図15参照)。排出エリア46aに落下したメダル30は、排出口37から下部扉7に設けられた排出シュート38に案内された後、メダル払出口28からメダル受け皿29に排出される。なお、遊技制御装置74は、PI71からの検知信号をカウントしているので、この検知信号のカウント値が、入賞に対する払い出し枚数となる場合に、ドライバ68を介してモータ62の駆動を停止する。
例えば、このようなスロットマシン2で遊技を行う際に、メダル払出口28から針金等の異物を挿入し、メダル払い出し時に不正にカウンタアーム70を操作して、通常払い出されるメダルよりも多くのメダルを不正に払い出させる、所謂不正行為を行う遊技者がいる。本実施形態のホッパー装置35を用いることで、メダル払出口28からカウンタアーム70までの距離を稼ぐことができ、またカウンタアーム70の位置を収納箱4の内側面4b側に設けることで、上述した不正行為をさせにくくする効果がある。
本実施形態では、案内通路の出口、つまり第7通路の出口は、開放された状態としたが、これに限定する必要はなく、例えば回動式の扉を設けることも可能である。この場合、案内通路によって案内されるメダルによって扉を開放できるようにし、また、メダルが排出エリア内に落下した後に、第7通路の出口を塞ぐように扉をバネ付勢させておく。これにより、針金等の異物を案内通路に挿入させにくくすることができるので、上述した不正行為を抑制することができる。また、この他に、カウンタアームによってメダルが弾き出されてから排出されるまでに時間がかかるため、例えば案内通路内に、案内通路を遮断する扉、或いはシャッタを設け、本実施形態のPIによってカウンタアームが検出された場合に、上述した扉、或いはシャッタによる案内通路の遮断を解除するようにすることも可能である。この場合、カウンタアームによって弾き出されてから、メダル払出口に到達するまでの時間を予め実験等により取得しておき、その時間が経過した場合に、上述した扉やシャッタによる案内通路の遮断を行うようにすればよい。
本実施形態においては、払出し機構によるメダルを案内通路に向けて払い出す払出口を収納箱の内側面4bに対向するように設けたが、これに限定する必要はなく、ホッパー装置の排出口と対向しない位置に配置されていれば良い。
本実施形態では、案内通路を保持枠の内部に収納した形態としたが、これに限定する必要はなく、保持枠の外面に沿って設けることも可能である。この場合、図16に示すように、ロータリディスク90によって投出されるメダルの払出し口91は、本実施形態と同様に、保持枠92の後面92a側に設けられている。この場合、保持枠92にメダル起立部93、案内通路94、ホッパー側排出シュート95が一体に設けられている。なお、一体に設けられているとは、保持枠92が人工樹脂で製造されている場合、一体成形としても良いし、これら部材と保持枠92とを別部材として製造し、ネジ、接着剤等により固定することが考えられる。
メダル起立部93は傾斜面93aを備えており、ロータリディスク90によって投出されたメダルが当接させることによってメダルを起立した状態に変換する。案内通路94は、保持枠92の後面92a、側面92b、前面92cに沿って設けられている。この案内通路94の下流端は、保持枠92の前面92aに設けられたホッパー側排出シュート95に連通しており、案内通路94の内部を転動したメダルが、ホッパー側排出シュート95を介して下部扉に設けられた排出シュートに送り出される。これにより、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、スロットマシンにおける実施形態を例に取り上げたが、これに限定する必要はなく、メダル貸出機においても同様である。図17に示すように、このメダル貸出機100は、例えばスロットマシン101の側方に配設され、スロットマシン101で遊技を行う際に、メダルの貸し出しを行う装置である。
このメダル貸出機100は、媒体識別装置102と、本実施形態のホッパー装置103とを備えている。このメダル貸出機100の前面であって、その上方には、媒体投入口(投入口)104が設けられており、この媒体投入口104から媒体の1つである紙幣が投入され、媒体識別装置102によって媒体投入口104から投入された紙幣が適正な紙幣か否か及び適正に投入されたか否かが識別される。紙幣の投入方法及び投入された紙幣が適正である場合は、投入された紙幣は媒体識別装置102の内部に収納される。また、媒体識別装置102の下方には、制御装置105が配設されている。制御装置105は例えば制御基板からなり、この制御基板によりメダル貸出機100が管制される。また、媒体投入口104から投入された紙幣が適正であることが識別されると、これに応答して制御装置からホッパー装置103に駆動信号が入力される。
ホッパー装置103は、メダル貸出機100の筐体となる収納箱106の内部の下方に配設されている。図18に示すように、このホッパー装置103は、貯留タンク107、メダル投出機構108、案内通路109、及びこれら部材が組み付けられる保持枠110とから構成される。なお、ホッパー装置103の構成は、本実施形態に示したスロットマシン2の内部に組み込まれるホッパー装置35と同様であるので、その詳細は記載しないが、メダル貸出機100に組み込まれるホッパー装置103は、制御装置105によって駆動・停止制御されるのが違いである。制御装置105によってホッパー装置103が駆動されると、ロータリディスク111が図17中F方向に回転し、メダルが図示しないカウンタアームによって、収納箱106の内側面106aに向けて(図17中G方向に)弾き出される。
この場合も、案内通路109は、収納箱106の内側面106aに向けて弾き出されたメダルを、収納箱106の前方の開口部106bに向けて案内することになるので、案内通路109によってメダルの移動方向が180°変換される。その後、ホッパー装置103の払出口112に案内された後、メダル貸出機100のメダル払出口113から、メダル受け部114に払い出される。この場合も、詳細は図示しないが、メダルの貸し出し時に、メダル払出口113から針金等の異物を挿入して、通常払い出されるメダルよりも多くのメダルを不正に払い出させる、所謂不正行為を行おうとしても、メダル払出口113からホッパー装置103のカウンタアームまでの距離を稼ぐことができ、またカウンタアームの位置を収納箱106の内側面106a側に設けることで、上述した不正行為をさせにくくする効果がある。
本発明のスロットマシンを示す斜視図である。 スロットマシンの内部構成を示す斜視図である。 ホッパー装置を分解して示す斜視図である。 ロータリディスク近傍の構成を示す正面図である。 ホッパー装置の駆動装置の構成を示す機能ブロック図である。 ホッパー装置によって投出されるメダルの方向を示す斜視図である。 案内通路の構成を示す斜視図である。 第1通路を入り口から見たときに、入り口と出口との位置関係を示す正面図である。 第3通路を入り口から見たときに、入り口と出口との位置関係を示す正面図である。 第5通路を入り口から見たときに、入り口と出口との位置関係を示す正面図である。 第7通路を入り口から見たときに、入り口と出口との位置関係を示す正面図である。 突片に当接されたときのメダルの位置を示すロータリディスク近傍の正面図である。 押圧片によって押し出されたメダルによってカウンタアームが退避位置まで回動した状態を示す正面図である。 案内通路を通過するメダルの移動方向を示す斜視図である。 排出エリア近傍の構成を示す斜視図である。 案内通路を保持枠の外面に沿って設けた場合の構成を示す斜視図である。 スロットマシンとメダル貸出機との外観を示す斜視図である。 メダル貸出機の内部に配設されるホッパー装置におけるメダルの投出方向を示す斜視図である。
符号の説明
2 スロットマシン
3 筐体
4 収納箱
5 前面扉
7 下部扉
4a 開口部
4b 内側面
29 メダル受け皿(受容部)
30 メダル
35,93 ホッパー装置
37 排出口
45 メダル投出機構(払出し機構)
46 案内通路
50 傾斜板
50b 通路
50c 払出口
51 ロータリディスク
51a〜51e 開口
70 カウンタアーム
71 PI
74 遊技制御装置
100 メダル貸出機

Claims (4)

  1. メダルを貯留するメダル貯留タンクと、モータにより駆動され、前記メダル貯留タンクに貯留されたメダルを払い出す払出し機構とから構成されるホッパー装置において、
    前記払出し機構によって払い出されるメダルの払出口を、前記ホッパー装置からのメダルを外部に排出する排出口と対向しない位置に配置し、前記払出口と前記排出口とを繋ぐ案内通路を設けたことを特徴とするホッパー装置。
  2. 前記案内通路は、メダルを起立させる傾斜面を備えていることを特徴とする請求項1記載のホッパー装置。
  3. 前記案内通路は、前記ホッパー装置の外面に沿って形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のホッパー装置。
  4. 請求項1〜3いずれか1つ記載のホッパー装置が、該ホッパー装置から払い出されるメダルを受容する受容部を備えた筐体の内部であって、且つ前記ホッパー装置の排出口と前記筐体の受容部近傍に設けられた筐体側排出口とが対向するように配置されていることを特徴とする遊技機。
JP2005307060A 2005-10-21 2005-10-21 ホッパー装置及び遊技機 Pending JP2007111323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307060A JP2007111323A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 ホッパー装置及び遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307060A JP2007111323A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 ホッパー装置及び遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007111323A true JP2007111323A (ja) 2007-05-10

Family

ID=38094045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005307060A Pending JP2007111323A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 ホッパー装置及び遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007111323A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4311671B2 (ja) 遊技機
JP2007054192A (ja) 遊技機
JP4173086B2 (ja) スロットマシン
JP4247318B2 (ja) 遊技機
JP4212099B2 (ja) 遊技機
JP2023078518A (ja) 遊技機
JP2005270124A (ja) 遊技機
JP2007111323A (ja) ホッパー装置及び遊技機
JP4318631B2 (ja) 遊技機
JP4311672B2 (ja) 遊技機
JP4557898B2 (ja) ホッパー装置、遊技機及びメダル貸出機
JP4251555B2 (ja) 遊技機
JP2006014840A (ja) メダル投入装置及びこれを用いた遊技機
JP4943831B2 (ja) 遊技機
JP4037339B2 (ja) 遊技機
JP4342454B2 (ja) 遊技機
JP4234078B2 (ja) メダル投入装置及びこれを用いた遊技機
JP2006043280A (ja) 遊技機
JP2005160635A (ja) 遊技機
JP2023078517A (ja) 遊技機
JP4365799B2 (ja) 遊技機
JP2010115342A (ja) 遊技機
JP2005066326A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4713512B2 (ja) 遊技機
JP2007244431A (ja) メダル貸出機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091222