JP2007111184A - 耐震支持パネル - Google Patents

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JP2007111184A
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Tetsuo Kamiya
神谷哲夫
Eiji Kanamaru
金丸英二
Masasato Ishizawa
石澤正諭
Takayuki Nagae
長江貴之
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Abstract

【課題】動的加重の入力に対して家具等の支持を確実にすると共に家具や壁面等を痛めないようにすることを可能とする。
【解決手段】緩衝パネル7及びフィルム9の各一側面を接着層11により合わせ接合し、緩衝パネル7及びフィルム9の他側面に接着層13,15を備え、地震などにより動的荷重が入力されたときは、緩衝パネルにより動的荷重を緩衝することができ、フィルム9と壁面5との間の接着層15への入力荷重を軽減し、家具3を確実に支持することができ、家具3を、壁面5から離脱させるときは、接着層11等を剥がすことで行わせることができ、家具3及び壁面5の傷みを抑制できることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、家具などの耐震支持パネルに関する。
従来、家具などの耐震支持装置として、例えば、コイルス・プリングを用いたものがある。この耐震支持装置は、固定片とL型の取付片と該固定片及び取付片間のコイル・スプリングからなり、固定片を壁に固定し、取付片を家具の天板に取付けたものである。
地震時に建物に入る水平加速度に基づいて家具に入力される加速度により取付片に動的荷重が働き、この動的荷重をコイル・スプリングが緩衝する。
従って、固定片が釘などにより壁に固定される場合、地震時の動的荷重が釘に直接入力されるのを規制し、釘の抜けを抑制し、家具の転倒を押さえることができる。
しかし、上記のような構造では、固定片及び取付片を壁及び家具に釘などを用いて取り付けるため、壁及び家具を痛めるという問題があった。
特開平11−75975号公報
解決しようとする問題点は、釘などを用いて取り付けるため、壁及び家具を痛めるという点である。
本発明は、家具等を痛めないようにするため、緩衝パネル及びフィルムの各一側面を接着剤により合わせ接合し、緩衝パネル及びフィルムの他側面の一方を固定面に接着剤により固定すると共に同他方を被固定体に接着剤により固定したことを最も主要な特徴とする。
本発明の耐震支持パネルは、緩衝パネル及びフィルムの各一側面を接着剤により合わせ接合し、緩衝パネル及びフィルムの他側面の一方を固定面に接着剤により固定すると共に同他方を被固定体に接着剤により固定したため、地震などにより動的荷重が入力されたときは、緩衝パネルにより動的荷重を緩衝することができ、フィルムと固定面との間の接着部への入力荷重を軽減し、被固定体を確実に支持することができる。
被固定体が、固定壁から離脱するときは、緩衝パネル及びフィルム間又はフィルム及び固定壁側の接着剤間でまず離脱するから、被固定体及び固定壁の傷みを抑制できる。
緩衝パネル及びフィルムは、被固定体、固定壁に対し接着剤による接着を剥がすことで取り外すことができ、被固定体及び固定壁の傷みを抑制できる。
家具等を痛めないようにするという目的を、耐震支持パネルにより実現した。
[耐震支持パネルの構造]
図1は、本発明の実施例に係る耐震支持パネルを家具の支持に適用した断面図である。
図1のように、耐震支持パネル1は、被固定体である箪笥、ロッカーその他の家具3のは上部背面に取り付けられると共に、固定面である壁面5に取り付けられている。なお、耐震支持パネル1の取付位置は、任意である。
前記耐震支持パネル1の具体的構成は、図2,図3のようになっている。図2は、耐震支持パネルを家具の支持に適用した拡大断面図、図3は、耐震支持パネルの分解斜視図である。
図2,図3のように、耐震支持パネル1は、緩衝パネル7及びフィルム9の各一側面を接着層11により合わせ接合し、緩衝パネル7及びフィルム9の他側面に接着層13,15を備えたもので、予めアッセンブリされている。接着層13,15の表面には、図示しないが、蝋紙が貼付され、この蝋紙を剥がして使用する。
前記緩衝パネル7は、弾性を有する海綿体で構成されている。従って、耐震支持パネル1は、全体として弾性と可撓性とを備えている。
前記緩衝パネル7のばね定数は、このばね定数と家具3とで構成される振動系の固有振動数が地震時に家屋に入力される地震波振動周波数よりも高くなるように設定されている。従って、地震時に家具3が共振して大きく揺れることを防止することができる。
[耐震支持パネルの取付、取り外し]
前記耐震支持パネル1は、接着層13,15の表面の蝋紙を剥がすことで取付可能となる。
前記蝋紙を剥がすことで露出した接着層13,15を図1,図2のように家具5及び壁面5に接着させる。
耐震支持パネル1の取り外しは、接着層13,15を家具3、壁面5から剥がすことで行うことができる。この場合、接着層13,15は、剪断方向には強度が相対的に弱いから、家具3、壁面5に対し耐震支持パネル1を剥がすことで、接着層13,15に剪断力を与える。従って、耐震支持パネル1の交換などの際に、家具3、壁面5の傷みを抑制することができる。
[緩衝作用]
地震などの際に、建物に入る水平加速度を1Gと仮定し、家具3の質量が150kgであると、家具3から接着層13を介して緩衝パネル7に150kgfの動的荷重が例えば面直交方向の引張り荷重として入力される。この入力は、接着層11、フィルム9、接着層15を介して壁面5に伝達される。
このとき、最初の大きな荷重伝達時等に緩衝パネル7が緩衝機能を奏して伝達加重を緩和し、耐震支持パネル1により家具3を壁面5に確実に支持することができる。特に、接着層11,13,15は、接着力が面直方向に対して強く、家具3の確実な支持を可能とする。
その後の振動時にも、緩衝パネル7が緩衝機能及び減衰機能を奏することで、家具3の動きを早期に押さえることができる。
[実施例1の効果]
本発明実施例の耐震支持パネル1は、緩衝パネル7及びフィルム9の各一側面を接着層11により合わせ接合し、緩衝パネル7及びフィルム9の他側面に接着層13,15を備えたため、地震などにより動的荷重が入力されたときは、緩衝パネル7により動的荷重を緩衝することができ、フィルム9と壁面5との間の接着層15に入力される動的荷重を軽減し、家具3を確実に支持することができる。
家具3が、壁面5から離脱するときは、緩衝パネル7及びフィルム9間又はフィルム9及び壁面5側の接着層15間でまず離脱させることができ、家具3及び壁面5の傷みを抑制できる。
緩衝パネル7及びフィルム9は、家具3、壁面5に対し接着層13,15による接着を剥がすことで取り外すことができ、家具3及び壁面5の傷みを抑制できる。 緩衝パネル7は、弾性を有する海綿体であるため、緩衝機能を確実に奏することができる。
図4は、本発明の第2の実施例に係る耐震支持パネルを、家具の支持に適用した例を示す拡大断面図である。
この第2実施例の最大の特徴は、前記フィルム9の固定面5側接着層15の接着力を、フイルム9の被固定側3の接着層11の接着力と比較して大きく構成した点である。
地震などにより動的荷重が入力されたとき、緩衝パネル7により動的荷重を緩衝し、フィルム9と壁面5との間の接着層15に入力される動的荷重を軽減し、家具など被固定体3が転倒するのを確実に阻止して、人命などを救済することができる効果は、前述した第1の実施例と同等であるが、支持限界を超す振動で、家具3が壁面5から離脱するときは、上述したように接着層15の接着力を、接着層11の接着力と比較して大きく構成したから、緩衝パネル7とフィルム9の間の接着層11で、確実に離脱させることができる。従って、固定面である家などの壁面5の傷みを抑制することができる。
上述したように接着層15の接着力を、接着層11の接着力と比較して大きく構成する手段の第1の例は、前述した第1の実施例で示した図2において、前記フィルム9の固定面5側接着層15を構成する接着剤として、その接着力が、フイルム9の被固定側3の接着層11を構成する接着剤の接着力よりも大きなものを使用すればよい。
第2の例は、図4に示すように、前記フイルム9の面積を緩衝パネル7の面積よりも大きくしてフィルム9の固定面5に対する接着面積を増大する構成とすれば、前記フィルム9の固定面5側接着層15の接着力を、フイルム9の被固定側3の接着層11の接着力と比較して大きくすることができる。
フィルム9の面積の増大は、緩衝パネル7の面形状に対して相似的に拡大するもの、上下長さを長くするものなど適宜採用することができる。すなわち、固定面5側接着層15の単位面積当たりの接着力を、前記被固定側3接着層11の単位面積当たりの接着力よりも小さく且つ固定面5側接着層15の接着面積を被固定側3接着層11の接着面積よりも大きく設定した構成となる。
この第2の例では、接着層15の接着力をより小さくすることが可能となり、フィルム9側を壁面5から剥がすときに、壁面5の傷みをより抑制することができる。
なお、第2の例の構造は、緩衝パネル7及び家具3間に適用することも可能である。
[その他]
耐震支持パネル1は、家具以外の被固定体の支持にも適用することができる。
耐震支持パネル1の面形状は、正方形形状に限らず、長方形、楕円形、円形など、種種採用することができる。
緩衝パネル7及びフィルム9は、家具3を壁面5に固定する際に、接着剤により相互を結合し、且つ家具3及び壁面5に接着して図1,図2の状態にすることも可能である。
緩衝パネル7及びフィルム9を、接着層11により予めアッセンブリし、家具3を壁面5に固定する際に、緩衝パネル7及びフィルム9を接着剤により家具3、壁面5に接着して図1,図2の状態にすることも可能である。
緩衝パネル7は、ゴムなどで構成することも可能である。
上述した各実施例で各接着層11,13,15を構成する接着手段として接着剤を用いたが、これは、マジックファースナーなど他の接着手段を用いても良いのは勿論である。
耐震支持パネルを家具の支持に適用した断面図である(実施例1)。 耐震支持パネルを家具の支持に適用した拡大断面図である(実施例1)。 耐震支持パネルの分解斜視図である(実施例1)。 耐震支持パネルを家具の支持に適用した拡大断面図である(実施例2)。
符号の説明
1 耐震支持パネル
3 家具(被固定体)
5 壁面(固定面)
7 緩衝パネル
9 フィルム
11,13,15 接着層

Claims (5)

  1. 緩衝パネル及びフィルムの各一側面を接着剤により合わせ接合し、
    緩衝パネル及びフィルムの他側面の一方を固定面に接着剤により固定すると共に同他方を被固定体に接着剤により固定した
    ことを特徴とする耐震支持パネル。
  2. 緩衝パネル及びフィルムの各一側面を接着層により合わせ接合し、
    緩衝パネル及びフィルムの他側面に接着層を備えた
    ことを特徴とする耐震支持パネル。
  3. 請求項1又は2記載の耐震支持パネルであって、
    前記緩衝パネルは、弾性を有する海綿体である
    ことを特徴とする耐震支持パネル。
  4. 請求項2又は3記載の耐震支持パネルであって、
    前記フィルムの固定面側接着層の接着力を、このフイルムの被固定側接着層の接着力と比較して大きくした
    ことを特徴とする耐震支持パネル。
  5. 請求項4記載の耐震支持パネルであって、
    前記固定面側接着層の単位面積当たりの接着力は、前記被固定側接着層の単位面積当たりの接着力よりも小さく且つ固定面側接着層の接着面積を被固定側接着層の接着面積よりも大きく設定した
    ことを特徴とする耐震支持パネル。
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