JP2006283371A - 床の防振支持構造及び床防振支持材 - Google Patents

床の防振支持構造及び床防振支持材 Download PDF

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Tetsuo Yoshida
哲夫 由田
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Abstract

【課題】床レベルを低く抑えながら、高い衝撃音遮断性能を発揮でき、また、振動障害を防ぐことができる、床の防振支持構造及び床防振支持材を提供する。
【解決手段】中間部に傾斜板部4aを備え、一端側を床材1に対する当接部4bとし、他端側を床支持下地2に対する当接部4cとする2つの防振板バネ材4,4が、床材1側の当接部4b,4b同士を向き合わせるようにして、床材1と床支持下地2との間に介設され、当接部4c,4cが床支持下地2側に両面テープ6で固定され、当接部4b,4bが床材1側に摺動可能に当接され、当接部4b,4b同士が粘性体又は粘弾性体5を介して連結されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、床の防振支持構造及び床防振支持材に関する。
在来木造やプレハブ住宅等における床構造は、床断面の剛性、質量が絶対的に低いことから、重量床衝撃音の遮断性能を向上するため、ALC等を床材に用いて少しでも剛性と質量を大きくしたり、床材を防振支持することが行われている。
ところで、重量床衝撃音の低減効果を防振ゴムで得るためには、床で発生した衝撃による固体振動が下階に伝搬されないようにするため、床材を構造躯体である梁から絶縁し、共振周波数が15〜20Hzのかなり柔らかい防振ゴムで床材を支持する必要があり、そうすると、防振ゴムの高さ寸法も大きくしなければならず、床レベルを上昇させる必要を生じたり、また、振動障害を生じてしまうという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、床レベルを低く抑えながら、高い衝撃音遮断性能を発揮することができ、また、振動障害を防ぐことができる、床の防振支持構造及び床防振支持材を提供することを課題とする。
上記の課題は、中間部に傾斜板部を備え、一端側を床材と床支持下地のいずれか一方に対する当接部とし、他端側をもう一方に対する当接部とする複数の防振板バネ材が、床材側の当接部同士を向き合わせるか、又は、床支持下地側の当接部同士を向き合わせるようにして、床材と床支持下地との間に介設され、
向き合わない側の当接部が、当接する側に固定されると共に、向き合う側の当接部が、当接する側に摺動可能に当接され、かつ、向き合う側の当接部同士が、粘性体又は粘弾性体を介して連結されていることを特徴とする床の防振支持構造によって解決される(第1発明)。
この床防振支持構造では、防振板バネ材が、中間部に傾斜板部を備え、一方の当接部が床材と床支持下地の一方に固定され、もう一方の当接部が床材と床支持下地のもう一方に摺動可能に当接されているので、床材に衝撃力が加えられると、防振板バネ材の傾斜板部がバネとなってその衝撃を吸収し、衝撃音遮断性能が発揮される。
そして、このように、傾斜板部を衝撃吸収部として備えた防振板バネ材を採用することにより、床レベルを低く抑えながら、傾斜板部の傾斜角度、防振板バネ材の板厚等を調整することで、高い衝撃音遮断性能を発揮することができる。
しかも、該防振板バネ材は複数備えられ、向き合わされ、当接する側に対して摺動可能である当接部同士が、粘性体又は粘弾性体を介して連結されているので、防振板バネ材の傾斜板部が撓むと、粘性体又は粘弾性体が圧縮され、傾斜板部が復元する過程で、粘性体又は粘弾性体が抵抗して防振板バネ材の急激な動きを抑制し、これにより、衝撃力がなくなった後、防振板バネ材はゆっくりと復元して、床材に発生する振動を減衰させ、振動障害を防ぐことができる。
また、上記の課題は、中間部に傾斜板部を備え、一端側を床材と床支持下地のいずれか一方に対する当接部とし、他端側をもう一方に対する当接部とし、床材側の当接部同士を向き合わせるか、又は、床支持下地側の当接部同士を向き合わせるように配置された複数の防振板バネ材と、
該防振板バネ材の向き合う側の当接部同士を連結した粘性体又は粘弾性体と
が備えられていることを特徴とする床防振支持材(第2発明)によって、同様に解決される。
また、本発明は、中間部に傾斜板部を備え、一端側を床材と床支持下地のいずれか一方に対する当接部とし、他端側をもう一方に対する当接部とする防振板バネ材が、床材と床支持下地との間に介設され、
該防振板バネ材の一方の当接部が、当接する側に固定されると共に、もう一方の当接部が、当接する側に摺動可能に当接されていることを特徴とする床の防振支持構造も含む(第3発明)。
この床防振支持構造においても、床材に衝撃力が加えられると、防振板バネ材の傾斜板部がバネとなってその衝撃を吸収し、衝撃音遮断性能が発揮され、このような傾斜板部を衝撃吸収部として備えた防振板バネ材を採用することにより、床レベルを低く抑えながら、高い衝撃音遮断性能を発揮することができる。
また、本発明は、中間部に傾斜板部を備え、一端側を床材と床支持下地のいずれか一方に対する当接部とし、他端側をもう一方に対する当接部とし、床材側の当接部同士を向き合わせるか、又は、床支持下地側の当接部同士を向き合わせるように配置された複数の防振板バネ材と、
該防振板バネ材の向き合う側の当接部同士を連結した粘性体又は粘弾性体と
が備えられていることを特徴とする床防振支持材(第4発明)を含み、第3発明と同様の作用効果が奏される。
本発明は、以上のとおりのものであるから、床レベルを低く抑えながら、高い衝撃音遮断性能を発揮することができ、また、振動障害を防ぐことができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1(イ)に示す実施形態の床防振支持構造において、1はALC板などからなる床材、2は梁などからなる床支持下地、3は床防振支持材であり、床材1は、床防振支持材3によって床支持下地2上に防振支持されている。
床防振支持材3は、図1(ロ)(ハ)に示すように、対の防振板バネ材4,4と、粘弾性体5とで構成されている。各防振板バネ材4は、中間部に傾斜板部4aを備え、一端側に、床材1に対する水平な当接板部4bを備えると共に、他端側に、床支持下地2に対する水平な当接板部4cを備えている。そして、両防振板バネ材4,4は、床材1側の当接板部4b,4b同士を正対させるようにして向き合わせられ、該当接板部4b,4bの先端側に下方に垂れ下がる受け板部4d,4dが設けられ、該受け板部4d,4d間に粘弾性体5が介設され、該粘弾性体5が両受け板部4d,4dに接着されて、対の防振板バネ材4,4と粘弾性体5とからなる床防振支持材3を形成している。
そして、該床防振支持材3は、床材1と床支持下地2との間に介設され、各防振板バネ材4,4の床支持下地2に当接される側の当接板部4c,4cが、両面テープ6で床支持下地2に固定され、床材1に当接される側の当接板部4b,4bが、床材1に摺動可能に当接されて、床材1を防振支持している。
上記の床防振支持材3及び該床防振支持材3を用いた床防振支持構造によれば、図2(イ)(ロ)に示すように、床材1に衝撃力が加えられると、防振板バネ材4,4の傾斜板部4aがバネとなってその衝撃を吸収し、衝撃音遮断性能が発揮され、このように、傾斜板部4aを衝撃吸収部として備えた防振板バネ材4,4を採用することで、図1(イ)に示すように床レベルを低く抑えながら、傾斜板部4aの傾斜角度、防振板バネ材4の板厚をうまい具合に調整することで、高い衝撃音遮断性能を発揮することができる。
しかも、防振板バネ材4,4の傾斜板部4aが、図2(イ)に示すように、衝撃力で撓むと、粘弾性体5が圧縮され、図2(ロ)に示すように、傾斜板部4aが復元する過程で、粘弾性体5が抵抗して防振板バネ材4の急激な動きを抑制し、衝撃力がなくなった後、防振板バネ材4,4はゆっくりと復元して、床材1に発生する振動を減衰させ、振動障害を防ぐことができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、本発明では、防振板バネ材の当接部を床材の側に固定し、もう一方の当接部を床支持下地に摺動可能に当接させるようにしてもよい。
また、床防振支持材において、防振板バネ材は3つ以上備えられ、それらの当接部が互いに向かい合わされるように備えられ、これら当接部のうちの少なくとも2以上が粘性体又は粘弾性体で連結された構造になっていてもよい。
また、粘弾性体に替えて粘性体が用いられてもよいことはいうまでもなく、床防振支持材から、粘弾性体や粘性体を省略し、あるいは、他の減衰機構を組み合わせて、床材の防振支持を行うようにしてもよい。
図(イ)は実施形態の床防振支持構造を示す断面正面図、図(ロ)は床防振支持材を示す斜視図、図(ハ)は床防振支持材の分解斜視図である。 図(イ)及び図(ロ)は床防振支持構造の作動状態を示す断面正面図である。
符号の説明
1…床材
2…床支持下地
3…床防振支持材
4…防振板バネ材
4a…傾斜板部
4b…当接板部
4c…当接板部
5…粘弾性体
6…両面テープ

Claims (4)

  1. 中間部に傾斜板部を備え、一端側を床材と床支持下地のいずれか一方に対する当接部とし、他端側をもう一方に対する当接部とする複数の防振板バネ材が、床材側の当接部同士を向き合わせるか、又は、床支持下地側の当接部同士を向き合わせるようにして、床材と床支持下地との間に介設され、
    向き合わない側の当接部が、当接する側に固定されると共に、向き合う側の当接部が、当接する側に摺動可能に当接され、かつ、向き合う側の当接部同士が、粘性体又は粘弾性体を介して連結されていることを特徴とする床の防振支持構造。
  2. 中間部に傾斜板部を備え、一端側を床材と床支持下地のいずれか一方に対する当接部とし、他端側をもう一方に対する当接部とする防振板バネ材が、床材と床支持下地との間に介設され、
    該防振板バネ材の一方の当接部が、当接する側に固定されると共に、もう一方の当接部が、当接する側に摺動可能に当接されていることを特徴とする床の防振支持構造。
  3. 中間部に傾斜板部を備え、一端側を床材と床支持下地のいずれか一方に対する当接部とし、他端側をもう一方に対する当接部とし、床材側の当接部同士を向き合わせるか、又は、床支持下地側の当接部同士を向き合わせるように配置された複数の防振板バネ材と、
    該防振板バネ材の向き合う側の当接部同士を連結した粘性体又は粘弾性体と
    が備えられていることを特徴とする床防振支持材。
  4. 中間部に傾斜板部を備え、一端側を床材と床支持下地のいずれか一方に対する固定用の当接部とし、他端側をもう一方に対する摺動可能な当接部とする防振板バネ材からなることを特徴とする床防振支持材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016033298A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 積水ハウス株式会社 床構造および床パネル

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