JP4891195B2 - 床の架構構造 - Google Patents

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本発明は、精密加工・検査等の用途に供する建物の床の架構構造に関する。
半導体製造工場などの精密加工・検査の用途に供する建物の多くには、防塵対策を施したクリーンルームが設けられ、クリーンルームの内部には精密加工・検査用の機器が設置されている。一般的に、これらの精密加工・検査用の機器は振動に弱い(いわゆる嫌振機器)ため、振動の影響を避ける構成が求められている。
振動の影響を避けるには、先ず、嫌振機器の周囲から伝播してくる振動を低減する必要がある。現状、下記3つの方法が用いられているが、それぞれ課題がある。
(1)振動源を嫌振機器から遠く離す方法。いわゆる距離減衰により振動エネルギーを吸収する方法で、構造体の縁切りなどもこの対策に含まれる。
(2)振動源を防振する方法。振動源からの加振力が構造体へ伝達する前に、弾性支持(いわゆる防振)により振動エネルギーを吸収する。
(3)嫌振機器を除振する方法。嫌振機器を弾性支持(いわゆる除振)し、制振機能を備えた除振台に載せ、構造体から嫌振機器へ振動が伝播する前に振動エネルギーを吸収する。
(1)の方法は、振動エネルギーを吸収するために、振動源からの距離の確保が必要であり、建物構造の制約が大きく、不経済である。(2)の方法は、数多くの振動源に対して個別に防振措置を施す必要があり、手間がかかると同時にコスト高となる。また、人の歩行など、防振措置がとれない振動源には対応できない。(3)の方法は、数多くの嫌振機器の全てを個別に除振する必要があり、コスト高となる。
また、嫌振機器が設置される床面のアクセレランス(単位加振力当たりの加速度応答)をスペックとして規定しているものがある。
しかし、床面のアクセレランスは床構造に起因するが、クリーンルームの床構造は、鉄骨系の構造材を用いることが多いため、床架構におけるモード減衰が小さいという特性がある。
この結果、一般的な耐震構造を用いても、共振振動数領域での振動増幅により、床面に要求されるアクセレランスを満足できないという問題がある。
尚、これらの振動に伴う問題を解決するため、構造材1(根太)の外周を柔軟性モルタル3で被覆し、構造材1を振動吸収板5で支持することで、構造材1に振動が加わった場合に、この振動を構造材1自体で吸収する構成が開示されている(特許文献1)。
しかし、特許文献1では、周囲から根太に加わる振動は低減できても、根太を支持する梁の振動は低減できないため、結果として嫌振機器には振動の影響が及ぶ。
特開平8−166042
本発明は、床面のアクセレランスを向上させると同時に、周囲から伝播する振動を低減することを目的とする。
本発明の請求項1に係る床の架構構造は、梁と、前記梁の長さ方向に渡って設けられ前記梁の上面に接合され、前記梁の振動を減衰させる減衰部材と、前記梁の長さ方向に渡って設けられ前記減衰部材の上面を全範囲に渡って覆い、該減衰部材の上面の変形を抑制する拘束板と、前記拘束板の上に所定の間隔で複数設けられ、前記梁と梁の間に架け渡されて床材を支持すると共に、端部が前記減衰部材と前記拘束板を挟んで前記梁に固定された根太と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、梁の長さ方向に渡って梁の上面に接合された減衰部材により、梁の振動が減衰される。減衰部材の上面には、梁の長さ方向に渡って減衰部材の全範囲に拘束板が接合されている。また、拘束板の上には床材を支持する根太が所定の間隔で複数設けられ、梁と梁の間に架け渡され、根太の端部が減衰部材と拘束板を挟んで梁に固定されている。
これにより、梁が撓んだとき、拘束板によって減衰部材の上面の変形が抑制されることによって減衰部材がずり変形し、振動エネルギーを熱エネルギーに変換して、梁の振動を減衰する。
このように、減衰部材と拘束板を、梁の長さ方向に渡って設けることで、減衰部材のずり変形が大きくなり、梁の振動減衰効果も大きくなる。
また、根太の端部が梁に固定され、根太端部の回転拘束度を高めることができる。この結果、根太の振動低減効果が高まる。
更に、減衰部材のばね要素と、根太及び床材の質量で構成される振動系の除振効果により、根太及び床材の振動を低減でき、床面のアクセレランスが向上する。
本発明の請求項に記載の発明は、請求項に記載の床の架構構造において、前記減衰部材は、前記根太を支持する部分は硬い高剛性部材とし、前記根太を支持しない部分では、前記高剛性部材より軟らかい低剛性部材としたことを特徴としている。
上記構成によれば、根太を支持する部分を硬い高剛性部材として、周囲から根太への振動伝播を低減し、アクセレランスを向上させる。また、根太を支持しない部分では、軟らかい低剛性部材とすることで、大きくずり変形させて、梁の振動減衰効果を向上させる。
本発明の請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の床の架構構造において、前記減衰部材が、発泡ポリウレタンエラストマー又は高減衰ゴムで形成されていることを特徴としている。
これにより、想定される振動に対し、最適な減衰部材を選択することができる。
本発明は、上記構成としたので、床面のアクセレランスを向上させると同時に、周囲から伝播する振動を低減することができる。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の床の架構構造10は、梁12で床の構成部材を支えている。梁12はH形鋼で形成され、両端部が図示しない柱に支持されている。
梁12のフランジ12Fの上面には、梁12の長さ方向に渡って、梁12の振動を減衰させるシート状の減衰部材14が設けられている。減衰部材14は、例えば発泡ポリウレタンエラストマー又は高減衰ゴム等の剛性を有する弾性材料で形成され、フランジ12Fの上面に接着接合されている。
減衰部材14の上面には、梁12の長さ方向に渡って、減衰部材14の上面の変形を抑制する拘束板16が設けられている。拘束板16は鋼板で形成され、減衰部材14の上面を全範囲に渡って覆い、減衰部材14の上面に接着接合されている(図2(A)参照)。
拘束板16の上面には、床を支持する複数の根太20が所定の間隔で架け渡されている。根太20はH形鋼で形成され、下側のフランジ20Fで、減衰部材14と拘束板16を挟んで、梁12のフランジ12Fとボルト28で接合されている。
根太20の上側のフランジ20Fの上には、床支持脚22が所定の間隔で配置され、床支持脚22の上には、床材(グレーチングパネル)24が敷かれている。
このような構成とすることにより、根太20と、根太20で支持する床支持脚22と床材24との合計された質量が、根太20を介して弾性を有する減衰部材14で支えられる質量−バネの振動系が形成される。この結果、床材24で発生し根太20に伝播した振動が、減衰部材14の弾性によるバネ作用で減衰され、床面のアクセレランスが向上する。
また、図2(B)に示すように、梁12に振動が加わっていない場合には、梁12、減衰部材14、拘束板16には、何ら変位はない。
しかし、図2(C)に示すように、梁12に、例えば周囲の振動が伝播し、周波数fで振動した場合には、梁12には微小な曲げ変形(撓み)が繰り返される。
このとき、減衰部材14の下面はフランジ12Fの上面に接着されているため、フランジ12Fと共にフランジ12Fの上面と同じ量だけ変位する。
一方、減衰部材14の上面は、拘束板16の下面に接着されているため、拘束板16と共に拘束板16の下面と同じ量だけ変位する。
フランジ12F、減衰部材14、拘束板16は撓み方向に一体に構成されているため、フランジ12Fが振動する時の振幅に比例して、フランジ12Fの変位量と、拘束板16の変位量は異なる値となる。この変位量の差で減衰部材14の内部には変位量の差に比例したずり変形が生じる。例えば、減衰部材14のフランジ12F側と減衰部材14側とでは、フランジ12Fの振幅に対応した変位量λのずり変形が生じる。この変位量λのずり変形の過程で、減衰部材14の内部では、梁12に加わる振動エネルギーを熱エネルギーに変換する。この結果、梁12の振動を減衰する。
なお、本発明では、減衰部材14と拘束板16を、梁12の長さ方向に渡って設けてあり、減衰部材14の面積を大きく確保しているため、減衰部材14のずり変形量を大きく確保でき、梁12の振動減衰効果も大きくできる。
また、根太20の端部を梁12にボルト28で固定している。これにより、根太20の端部の回転拘束度を高めることができ、根太20の振動低減効果が高まる。なお、梁12をボルト28で固定しなくても、所定の振動低減効果は得られる。
次に実験結果を用いて、本発明の効果について説明する。
図3に示すように、実験に用いた床の架構30は、床面に置かれた梁支承材26で梁12の両端を支持している。梁12は長さが2400mmのH形鋼(200mm×200mm)とされ、フランジ12Fの上面には、減衰部材としての高減衰ゴム14が、梁12の長さ方向に渡って接合されている。
高減衰ゴム14の上面には、拘束板としての鋼板16が、同様に梁12の長さ方向に渡って接合されている。
鋼板16の上には、3本の根太20がピッチ600mmで架け渡されている。根太20は長さが2000mmのH形鋼(200mm×200mm)とされ、ボルト28で梁20のフランジ20Fに固定されている。
この床の架構30におけるアクセレランスの低減について説明する。
アクセレランスは、根太20に加えた加振力Pの大きさと、加えられた加振力Pにより発生した根太20の振動(加速度)を測定し、根太20に加えた加振力Pが、根太20にどの程度伝達されているかを、周波数毎に伝達関数を用いて求めた。
加振力を加える根太20は、3本の根太20の中で、根太20を支持している梁12に最も大きな振動を発生させるものという観点から、梁12の中央部に配置された根太20を選んだ。
また、加振力Pを加える位置は、根太20に最も大きな振動を与える位置という観点から、根太20の長さ方向の中央部を選び、加振点34とした。
また、根太20の加速度の測定位置は、加振力Pに最も近い位置とし、加振点34に隣接する位置を選び測定点32とした。測定点32には加速度計(図示せず)を設置して根太20の振動(加速度)を測定した。
根太20への加振力Pは、ロードセルの付いたインパルスハンマー(図示せず)で加振点34を叩いて与え、同時に加振力Pの値を測定した。根太20が受けた衝撃により発生した加速度は、測定点32の加速度計で測定した。
図4にアクセレランスの測定結果を示す。横軸は周波数(Hz)を、縦軸はアクセレランス(m/s/N)を示す。なお、床の架構は、床面に加えられた力を周囲に伝えにくいものが望ましく、縦軸のアクセレランスは、値が小さい程、加えられた力が伝わりにくいことを表している。
特性Aは、従来の床の架構構造のアクセレランスを示し、特性Bは本発明の床の架構構造のアクセレランスを示す。
特性Aには、2つのピークが見られる。1つは、A1に示す周波数が35Hzを中心としたピークで、根太20が受けた加振力Pの衝撃が梁12に伝播し、梁12が周波数が35Hzで大きく振動したことを示している。この時のアクセレランスの値は約0.01m/s/Nであった。
他の1つは、特性A2に示す周波数が70Hzを中心としたピークで、根太20が受けた加振力Pの衝撃により、根太20が周波数が70Hzで大きく振動したことを示している。この時のアクセレランスの値は、計測した中では1番大きく約0.09m/s/Nであった。
特性Bにも、同様に、2つのピークが見られる。1つは、B1に示す周波数が30Hzを中心としたピークで、根太20が受けた加振力Pの衝撃が梁12に伝播し、梁12が周波数30Hzで大きく振動したことを示している。この時のアクセレランスの値は約0.004m/s/Nであった。
他の1つは、B2に示す周波数が55Hzを中心としたピークで、根太20が受けた加振力Pの衝撃により根太20が周波数55Hzで大きく振動したことを示している。この時のアクセレランスの値は約0.005m/s/Nであった。
この結果から、根太20が受けた加振力Pの衝撃が梁12に伝播し、梁12に伝わる振動の低減効果は、ピークA1とピークB1を比較することで求められ、本発明により、梁12のピークA1は約60%低下した。
また、根太20が受けた加振力Pの衝撃により根太20が振動する振動の低減効果は、ピークA2とピークB2を比較することで求められ、本発明により、根太20のピークA2は約94%低下した。
次に、床の架構30における振動伝達率について説明する。
振動伝達率は、梁12を設置した床から根太20に伝わる振動の伝達率を意味し、伝達率の値は小さいほど、周囲から床に伝わる振動が少なく望ましい。
測定方法は、梁12を設置した床の振動と、根太20の振動をそれぞれ測定し、床の振動が、梁12を経由して根太20にどの程度伝達されているかを求めた。このとき、床には加振力は加えず、実験室の周囲環境の中で自然に発生し、実験室に伝播してくる振動をそのまま利用した。
図3に示すように、床の振動は、実験用の架構30を設置した床面の測定点33に加速度計(図示せず)を置き測定した。根太20の振動は、測定点32に加速度計(図示せず)を設置して測定した。
図5に振動伝達率の測定結果を示す。横軸は周波数(Hz)を、縦軸は振動伝達率を示す。なお、振動伝達率は、床の振動加速度と根太20の振動加速度の比で表示しており、振動伝達率が1.0より大きい場合には、床の振動が根太20の位置では増幅されていることを表し、振動伝達率が1.0より小さい場合には、床の振動が根太20の位置では減衰していることを表している。
特性Aは従来の床の架構構造での測定結果を、特性Bは本発明の床の架構構造での測定結果を示す。
特性Aには、傾向として2つのピークが見られる。1つは、A1に示す周波数が35Hzを中心としたピークで、梁12が周波数35Hzで増幅されて振動していることを示している。この時の振動伝達率の値は約20である。
他の1つは、A2に示す周波数が70Hzを中心としたピークで、床の振動が、梁12を経由して伝播し、根太20が周波数70Hzで増幅されて振動していることを示している。この時の振動伝達率の値は約3であった。
特性Bも、同様に2つのピークが見られる。1つは、B1に示す周波数が22Hzを中心としたピークで、梁12が周波数22Hzで増幅されて振動していることを示している。この時の振動伝達率の値は約2であった。
他の1つは、A2に示す周波数が50Hzを中心としたピークで、床の振動が梁12を経由して伝播し、根太20が周波数50Hzで振動していることを示している。この時の振動伝達率の値は約1であった。
この結果から、床の振動が梁12に伝播する振動伝達率の低減効果は、梁12のピークA1とピークB1を比較することで得られ、本発明により、梁12のピークA1の振動の約90%が低減している。
また、床の振動が梁12を経由して根太20に伝播する振動伝達率の低減効果は、根太20のピークA2とピークB2を比較することで得られ、本発明により、根太20のピークA2の振動の約67%が低減している。
(第2の実施の形態)
図6に示すように、第2の実施の形態に係る床の架構40は、梁12のフランジ12Fの上面に、高剛性部材36と低剛性部材38が交互に配置されている。
高剛性部材36は、硬く高弾性な特性を有する、例えば高弾性エラストマー、高剛性樹脂、金属系材料などの高剛性部材で形成され、根太20を支持する位置に接着されている。
低剛性部材38は、高剛性部材36より軟らかく、ずり変形量の大きい特性を有する、例えば高減衰エラストマー、高減衰ゴム、シリコーンゲルなどの低剛性かつ高減衰部材で形成され、根太20を支持しない位置に接着されている。
即ち、第2の実施の形態は、第1の実施の形態の減衰部材14を、高剛性部材36と低剛性部材38で置換えたものである。他の部分の構成は、既述の第1の実施の形態と同じであり、説明は省略する。
これにより、根太20を支持する部分では、ずり変形の確保という制約とは無関係に、質量−バネの振動系におけるバネ作用としての最適な高剛性部材36が選択できる。この結果、高剛性部材36の最適なバネ作用が確保でき、根太20から梁12に伝播する振動をより効率よく減衰できる。
更に、根太20を支持しない部分では、弾性機能の確保という制約とは無関係に、ずり変形が大きい部材を選択でき、低剛性部材38による梁12の振動減衰効果を大きくできる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、梁12と根太20は、H形鋼で説明したが、ボックス形鋼等、他の形鋼でもよい。また、減衰部材14の梁12や拘束板16への接合は、接着としたが、減衰部材14のずり変形が確保できる接合方法なら、他の接合方法でもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る床の架構構造の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る床の架構構造の減衰部材と拘束板の取り付け状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る実験用の床の架構構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る実験用の床の架構構造のアクセレランスの測定結果を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る実験用の床の架構構造の振動伝達率の測定結果を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る床の架構構造の減衰部材と拘束板の取り付け状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 床の架構構造
12 梁
14 減衰部材
16 拘束板
20 根太
30 実験用に床の架構構造
36 高剛性部材
38 低剛性部材

Claims (3)

  1. 梁と、
    前記梁の長さ方向に渡って設けられ前記梁の上面に接合され、前記梁の振動を減衰させる減衰部材と、
    前記梁の長さ方向に渡って設けられ前記減衰部材の上面を全範囲に渡って覆い、該減衰部材の上面の変形を抑制する拘束板と、
    前記拘束板の上に所定の間隔で複数設けられ、前記梁と梁の間に架け渡されて床材を支持すると共に、端部が前記減衰部材と前記拘束板を挟んで前記梁に固定された根太と、
    を有することを特徴とする床の架構構造。
  2. 前記減衰部材は、前記根太を支持する部分は硬い高剛性部材とし、前記根太を支持しない部分では、前記高剛性部材より軟らかい低剛性部材としたことを特徴とする請求項1に記載の床の架構構造。
  3. 前記減衰部材は、発泡ポリウレタンエラストマー又は高減衰ゴムで形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の床の架構構造。
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