JP5405940B2 - アクティブマスダンパーの防音支持装置 - Google Patents

アクティブマスダンパーの防音支持装置 Download PDF

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本発明は、建物の上層部に配設されるアクティブマスダンパーの防音支持装置に関する。
アクティブマスダンパー(制振装置)は、建物(高層ビル等)の上層階において水平面内で移動可能に支持された重りと、建物の揺れ(振動)を検知するセンサと、センサで検出した振動に基づいてその振動を減衰させるように重りを移動させるアクチュエータとを備えており、強風や地震等により建物に生じた振動を、重りを水平面内で移動させることによる慣性力でアクティブに減衰させるものである(特許文献1、2参照)。
図1に示すように、制振装置4は、建物2の上層階(屋上等)の床面3に設置され建物の振動を減衰させるように重りを水平面内で移動させる装置であり、この制振装置4とそれが設置される建物2の床面3との間には、弾性部材5jが介設されている。この弾性部材5jは、制振装置4内の重りを移動させることに伴って制振装置4から建物2に伝わる振動の内、建物2の振動を減衰させる周波数(例えば0.05Hz〜1.0Hz程度)の振動を伝えると共に、その周波数よりも高い建物2内の居室の騒音の原因となる周波数(例えば20Hz〜5kHz程度)の振動を遮断するために設けられる。
図2(a)、図2(b)に示すように、制振装置4と建物2の床面(コンクリート)3との間には、上述の弾性部材5jが介設されている。詳しくは、床面3には、設置プレート6が固定されており、設置プレート6と制振装置4の下面の四隅との間に、弾性部材5jが介設されている。また、設置プレート6には、鉛直に支持プレート7が設けられており、支持プレート7と制振装置4の側面との間にも、上述の弾性部材5jが介設されている。
図3に示すように、建物2の床面3には、設置プレート6を固定するためのアンカープレート8が埋め込まれている。アンカープレート8にはアンカー鉄筋9が取り付けられており、このアンカー鉄筋9が床面3の内部の鉄筋10に絡められた状態で、コンクリートが打設されている。アンカープレート8の四隅には、スタッドボルト11が立設されている。これらスタッドボルト11は、設置プレート6の四隅に形成された挿通穴12に挿通され、夫々にナット13が締め込まれている。
設置プレート6と制振装置4の基台フレームとしてのI型鋼若しくはH型鋼(H型鋼を寝かせたもの)等14との間には、弾性部材5jを金属板15で挟んだ弾性部材ユニット16が介設されている。すなわち、弾性部材ユニット16の下部の金属板15が、ボルト等で設置プレート6に固定され、弾性部材ユニット16の上部の金属板15が、ボルト等でI型鋼若しくはH型鋼等14の下部フランジ14aに固定されている。
以上の構成により、制振装置4の重りを水平面内で移動させることに伴って制振装置4にて生じた振動は、弾性部材5jを介して建物2の床面3に伝わることになる。
特開平7−26785号公報 特開平11−294521号公報
ところで、弾性部材5jは、上述したように、制振装置4の重りを移動させることに伴って制振装置4から建物2に伝わる振動の内、建物2の振動を減衰させる周波数(0.05Hz〜1.0Hz程度)の振動(制御力)を伝えると共に、建物2内の居室の騒音の原因となる周波数(20Hz〜5kHz程度)の振動(騒音振動)を遮断するために設けられるものであるが、従来、弾性部材5jには、天然ゴム由来の成分を主成分としたものが用いられていた。
この素材を使用した弾性部材5jは、図4に破線で示すように、自身の固有振動数の2倍以上の周波数の振動の領域にて(図4の横軸は強制振動数と固有振動数との比)、減衰特性が著しく悪化し、周波数が高まっても伝達率が小さくならないという特性を有する。ここで、弾性部材5jの固有振動数は通常10Hz程度に設定されているため、20Hz〜5kHz程度の騒音振動を十分に遮断することができなかった。この結果、制振装置4から弾性部材5jを介して騒音振動(固体伝播音)が建物2に伝わってしまい、建物2の居室の壁がこの騒音振動によって振動し、騒音が発生していた。
なお、弾性部材5jの固有振動数は10Hz程度であることから、周波数が0.05Hz〜1.0Hz程度の制御力は、図4にて横軸が1の部分(発振領域)よりも遙かに低周波数の領域にあり、その領域では制振装置4から建物2への伝達率(縦軸)は1となっている。よって、制振装置4で生成された制御力(0.05Hz〜1.0Hz程度)は、弾性部材5jを介して的確に建物2の床面3に伝達され、建物2の振動が減衰されることになる。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、制振装置から建物に伝わる騒音振動(固体伝播音)を効率よく遮断できるアクティブマスダンパーの防音支持装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係るアクティブマスダンパーの防音支持装置は、建物の床面に設置され前記建物の振動を減衰させるように重りを水平面内で移動させる制振装置と該制振装置が設置される前記建物の床面との間に、前記制振装置から前記建物の床面に伝わる振動の内、前記建物の振動を減衰させる周波数の振動(制御力)を伝えると共に、該周波数よりも高い前記建物の居室にて騒音の原因となる周波数の振動を遮断するための弾性部材を介設し、該弾性部材が、ポリウレタンエラストマーから成り、前記制振装置は、下面がフラットな基台フレームを有し、該基台フレームの下面と前記建物の床面との間に、前記弾性部材を板状に形成して成る弾性板を介設したアクティブマスダンパーの防音支持装置において、前記基台フレームは、I型鋼を有し、該I型鋼の下部フランジの下面に、前記弾性板を配設し、前記下部フランジを、複数のアンカーによって前記床面に取り付け、該アンカーは、前記下部フランジに形成された装着穴に隙間を空けて挿通され、下端が前記床面に固定されたアンカーボルトと、該アンカーボルトと前記装着穴との隙間に設けられたポリウレタンエラストマー製の弾性カラーと、前記下部フランジの上面に、前記装着穴を覆うように載置されたポリウレタンエラストマー製の弾性ワッシャーと、該弾性ワッシャーの上面に載置された金属製ワッシャーと、前記弾性ワッシャー及び前記金属製ワッシャーを挿通した前記アンカーボルトに締め込まれたナットとを備えたものである。
前記弾性板、前記弾性カラー及び前記弾性ワッシャーが、発泡ポリウレタンエラストマーから成るものであってもよい。
本発明に係るアクティブマスダンパーの防音支持装置によれば、制振装置と建物の床面との間に介設される弾性部材にポリウレタンエラストマーを用いているので、高周波数領域にて高い減衰特性が得られ、制振装置から建物に伝わる騒音振動(固体伝播音)を効率よく遮断できる。
制振装置と建物との間に防音用の弾性部材を介設したアクティブマスダンパーの防音支持装置の概要を示す説明図である。 従来例を示すアクティブマスダンパーの防音支持装置の説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。 図2(a)の部分拡大図である。 弾性部材の周波数−ゲイン特性を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るアクティブマスダンパーの防音支持装置の説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。 図5(a)の部分拡大図である。 図6のVII−VII線断面図である。
本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図5(a)、図5(b)に示すように、制振装置4と建物(高層ビル等)2の屋上等の上層階の床面(コンクリート)3との間には、弾性部材5が介設されている(図1参照)。
制振装置4は、既述のように、水平面内で移動可能に支持された重りと、建物2の揺れ(振動)を検知するセンサと、センサで検出した振動に基づいてその振動を減衰させるように重りを移動させるアクチュエータとを備えており、強風や地震等により建物2に生じた振動を、重りを水平面内で移動させることによる慣性力でアクティブに減衰させるものである。
弾性部材5は、制振装置4の重りを移動させることに伴って制振装置4から建物2の床面3に伝わる振動の内、建物2の振動を減衰させる周波数(例えば0.05Hz〜1.0Hz程度)の振動(制御力)を伝えると共に、その振動よりも高い建物2内の居室の騒音の原因となる周波数(例えば20Hz〜5kHz程度)の振動(騒音振動)を遮断するために設けられる。
本実施形態の特徴は、弾性部材5がポリウレタンエラストマーから成っている点にある。ポリウレタンエラストマーとしては、エーテル系の発泡ポリウレタンエラストマー樹脂等が用いられる。この種の発泡ポリウレタンエラストマー樹脂は、材質がポリウレタンエラストマーであることにより、後述するように自身の固有振動数よりも高い周波数領域において高い減衰特性を有する他、内部が微小多孔構造となっていることから、圧縮された際に横方向に膨らみ難い、即ちポアソン比が小さいという特性をも有する。
ポリウレタンエラストマーから成る本実施形態の弾性部材5は、図4に実線で示すように、自身の固有振動数の2倍程度の周波数以上の周波数の振動領域にて、従来例の天然ゴム由来の成分の弾性部材5jよりも高い減衰特性が得られ、周波数が高まるにつれて伝達率が小さくなるという特性を有する。ここで、弾性部材5の固有振動数は10Hz程度に設定されているため、本実施形態の弾性部材5は、20Hz〜5kHz程度或いはそれ以上の周波数の騒音振動を、従来例の弾性部材5jと比べ十分に遮断することができる。
すなわち、本実施形態のポリウレタンエラストマーから成る弾性部材5は、建物2内の居室の騒音の原因となる比較的高い周波数の振動(騒音振動)の領域にて、従来例の天然ゴム由来の成分の弾性部材5jよりも高い減衰特性が得られ、周波数が高まるにつれて伝達率が小さくなるという特性を有するので、騒音振動(固体伝播音)を効率よく遮断できる。この結果、制振装置4から弾性部材5を介して騒音振動、即ち固体伝播音が建物2の床面3に伝わることが抑制され、建物2の居室の壁がこの騒音振動によって振動することによる騒音を抑制できる。
また、弾性部材5の固有振動数が10Hz程度であることから、周波数が0.05Hz〜1.0Hz程度の制御力は、図4にて横軸が1の部分(発振領域)よりも遙かに低周波領域にあり、その領域では制振装置4から建物2への伝達率(縦軸)は1となっている。従って、制振装置4で生成された制御力(0.05Hz〜1.0Hz程度)は、弾性部材5を介して的確に建物2の床面3に伝達される。よって、建物2の振動は、的確に減衰される。
以下、上述した弾性部材5を制振装置4と建物2の床面3との間に配設する具体的な構造について述べる。
図5(a)、図5(b)に示すように、制振装置4の下面と建物2の床面3との間には、上述の弾性部材5を矩形の板状に形成してなる弾性板50が、制振装置4の幅方向に間隔を隔てて一対介設されている。また、建物2の床面3には、制振装置4の一方の幅方向の両脇とそれに直交する他方の幅方向の両脇とに、夫々設置プレート20がボルトナット等の締結具21で固定されており、各設置プレート20には、鉛直に支持プレート22が設けられている。支持プレート22と制振装置4の側面との間にも、上述の弾性部材5を板状に形成してなる弾性板50が介設されている。
以上の構成により、制振装置4の重りを水平面内で移動させることに伴って制振装置4にて生じた振動は、弾性部材5(弾性板50)を介して建物2の床面3に伝わる。
図6、図7に示すように、制振装置4は、下面がフラットな基台フレーム23を有する。基台フレーム23は、I型鋼(或いはH型鋼を90度寝かせたもの、I型鋼の概念にはH型鋼を含むものとする)等14を有し、制振装置4の一方の幅方向に間隔を隔てて一対配設されている。そして、各I型鋼若しくはH型鋼等14の下面と建物2の床面3との間に、I型鋼若しくはH型鋼等14の下面の略全面を覆うように細長い矩形に形成された弾性板50を挟んだ状態で、I型鋼若しくはH型鋼等14の下部フランジ14aが建物2の床面3に複数のアンカー25によって所定範囲で移動可能に取り付けられている。
アンカー25は、I型鋼若しくはH型鋼等14の下部フランジ14aに形成された装着穴26に隙間を空けて挿通され下端が建物2の床面3に固定されたアンカーボルト27と、アンカーボルト27と装着穴26との隙間に設けられたポリウレタンエラストマー製の弾性カラー28と、下部フランジ14aの上面に装着穴26を覆うように載置されたポリウレタンエラストマー製の弾性ワッシャー29と、弾性ワッシャー29の上面に載置された金属製ワッシャー30と、これら弾性ワッシャー29及び金属製ワッシャー30を挿通したアンカーボルト27に締め込まれたナット31とを備えている。
アンカーボルト27は、その下部が床面3に固定され、中程が弾性板50、弾性カラー28,弾性ワッシャー29及び金属製ワッシャー30を貫通し、上部にナット31が螺合されている。アンカーボルト27には、ケミカルアンカー等の後打ちアンカーが用いられる。
その理由は、図5(b)に示すように、アンカー25を細長い弾性板50の長手方向に間隔(例えば50cm間隔)を隔てて複数配設しているので、個々のアンカー25の分担荷重が図2(b)に示すように設置プレート6の四隅のみにスタッドボルト11を配設した従来例と比べると減り、このため、後打ちアンカータイプのアンカーボルト27であっても抜けることなく十分荷重を保持できるからである。
よって、本実施形態に係るアクティブマスダンパー1の防音支持装置によれば、図3に示す従来例では必要であった、アンカープレート8、アンカー鉄筋9及びスタッドボルト11等から成る埋込金物を建物2のコンクリート製の床面3に埋設することが不要となり、低コストで設置することができる。
また、図6、図7において、弾性カラー28は、ポリウレタンエラストマー(エーテル系の発泡ポリウレタンエラストマー樹脂等)から成り、I型鋼若しくはH型鋼等14の下部フランジ14aに形成した装着穴26とそれを貫通するアンカーボルト27との隙間を充填するように円筒状に形成され、装着穴26に嵌め込まれ(圧入され)ている。
弾性ワッシャー29は、ポリウレタンエラストマー(エーテル系の発泡ポリウレタンエラストマー樹脂等)から成り、装着穴26を覆う大きさに形成され、下部フランジ14aの上面に、装着穴26を覆うと共にアンカーボルト27を挿通して載置されている。
金属製ワッシャー30は、ステンレスや鉄等の金属から成り、弾性ワッシャー29と略同径に形成され、弾性ワッシャー29の上面に、アンカーボルト27を挿通して載置されている。
ナット31は、ステンレスや鉄等の金属から成り、弾性ワッシャー29及び金属製ワッシャー30を挿通したアンカーボルト27に螺合され、金属製ワッシャー30に所定の力で着座するように締め込まれている。
以上の構成によれば、制振装置4のI型鋼14の下部フランジ14aから建物2の床面3に伝達される振動は、I型鋼14の装着穴26から弾性カラー28、弾性ワッシャー29及びアンカーボルト27を介して建物2の床面3に伝わるルートと、I型鋼14の下面から弾性板50を介して建物2の床面3に伝わるルートとにより、床面3に伝達される。
ここで、弾性板50、弾性カラー28及び弾性ワッシャー29は、上述したように、ポリウレタンエラストマーから成っているので、制振装置4で生成された制御力(0.05Hz〜1.0Hz程度)を的確に建物2の床面3に伝え、制振装置4の騒音振動(20Hz〜5kHz程度以上)を大幅に減衰して建物2の床面3に伝える(図4参照)。よって、建物2の振動は減衰され、且つ、騒音振動(固体伝播音)によって建物2の居室の壁が振動することによる騒音を抑制できる。
本実施形態の弾性板50は、エーテル系の発泡ポリウレタンエラストマー樹脂を素材としているので、板厚方向に圧縮された際、圧縮された素材が内部の微小多孔構造によって吸収され、横方向に膨らみ難い。従って、板状に形成されていても、板厚方向の圧縮に伴って弾性係数が高まることはない。よって、弾性板50は、制振装置4の振動によって板厚方向に圧縮されても、弾性係数が設計値からずれて高まってしまうことはなく、制振装置4で生成された制御力を設計通り適切に建物2の床面3に伝えると共に、制振装置4から建物2の床面3へ伝わろうとする騒音振動(固体伝播音)を設計通り的確に遮断できる。
また、弾性板50をI型鋼若しくはH型鋼等14の下部フランジ14aの下面の長手方向に沿った略全面を覆う形状とし、その弾性板50を建物2の床面3に載置しているので、図2(b)、図3に示すようにI型鋼14の長手方向の両端のみを弾性部材ユニット16で支持する従来例と比べると、制振装置4をコンクリート製の床面3に容易に精度良く水平に設置できる。すなわち、制振装置4の水平レベル出しが容易となる。
加えて、I型鋼若しくはH型鋼等14の下部フランジ14aの下面の長手方向に沿った略全面を弾性板50によって支持することで、図2(b)に示す従来例のようにI型鋼若しくはH型鋼等14の長手方向の両端のみを支持するタイプと比べると、I型鋼若しくはH型鋼等14の荷重負担が小さくなり、I型鋼若しくはH型鋼等14の小型化・軽量化が可能となる。すなわち、図2(b)に示す従来例では両端荷重となるためI型鋼若しくはH型鋼等14の撓みを考慮して設計する必要があるが、本実施形態では略均等荷重となるのでその必要はない。
1 アクティブマスダンパー
2 建物
3 床面
4 制振装置
5 弾性部材
14 I型鋼
14a 下部フランジ
23 基台フレーム
25 アンカー
26 装着穴
27 アンカーボルト
28 弾性カラー
29 弾性ワッシャー
30 金属製ワッシャー
31 ナット
50 弾性板

Claims (2)

  1. 建物の床面に設置され前記建物の振動を減衰させるように重りを水平面内で移動させる制振装置と該制振装置が設置される前記建物の床面との間に、
    前記制振装置から前記建物の床面に伝わる振動の内、前記建物の振動を減衰させる周波数の制御力を伝えると共に、該周波数よりも高い前記建物の居室にて騒音の原因となる周波数の振動を遮断するための弾性部材を介設し、
    該弾性部材が、ポリウレタンエラストマーから成り、
    前記制振装置は、下面がフラットな基台フレームを有し、
    該基台フレームの下面と前記建物の床面との間に、前記弾性部材を板状に形成して成る弾性板を介設したアクティブマスダンパーの防音支持装置において、
    前記基台フレームは、I型鋼を有し、
    該I型鋼の下部フランジの下面に、前記弾性板を配設し、
    前記下部フランジを、複数のアンカーによって前記床面に取り付け、
    該アンカーは、
    前記下部フランジに形成された装着穴に隙間を空けて挿通され、下端が前記床面に固定されたアンカーボルトと、
    該アンカーボルトと前記装着穴との隙間に設けられたポリウレタンエラストマー製の弾性カラーと、
    前記下部フランジの上面に、前記装着穴を覆うように載置されたポリウレタンエラストマー製の弾性ワッシャーと、
    該弾性ワッシャーの上面に載置された金属製ワッシャーと、
    前記弾性ワッシャー及び前記金属製ワッシャーを挿通した前記アンカーボルトに締め込まれたナットとを備えたことを特徴とするアクティブマスダンパーの防音支持装置。
  2. 前記弾性板、前記弾性カラー及び前記弾性ワッシャーが、発泡ポリウレタンエラストマーから成る請求項1に記載のアクティブマスダンパーの防音支持装置。
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