JP7037351B2 - 建物 - Google Patents
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Description
また、折上天井において梁が配置される梁形のスペースは限られているため、制振体を納まり良く配置することも求められる。
また、梁の振動を抑制する第一制振体を納まり良く配置できる。
また上記の建物において、前記第一制振体は、低周波数の振動を減衰させる特性を有する制振シートであり、前記制振シートは、前記梁のウェブ及び/又はフランジ部に貼り付けられ、前記吸音材は、中高周波数帯域の音を吸音する特性を有するものであるとよい。
こうすることで、第一制振体としての制振シートを設置するスペースを小さくすることができる。これにより、梁に対して第一制振体を設置するスペースが限られている場合にも、第一制振体を設置することができる。
また梁のウェブ部の振動を抑制できる。このように梁においては振動しやすいウェブ部に制振シートを設けることで、梁の振動をより効果的に抑制できる。
こうすることで、ボード材において下地材と接しない空きスペースに第二制振体を配置
することができる。これにより、ボード材の振動を効果的に抑制し、折上天井の遮音性を
より向上できる。
こうすることで、ボード材に対して制振マットをバランス良く配置することができる。これにより、ボード材の遮音性をより向上できる。また、ボード材を介する音の伝達を更に効果的に抑制できる。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。
図1には、建物Bの天井1の外観を示した。図1に示されるように、天井1は折上天井であり、梁形1Aと天井面部1Bとが交互に設けられる。
梁形1Aは、梁の下方に設けられ、天井1において下方に突出した凸部である。
また、天井面部1Bは、天井1において梁形1Aに比べて上方に凹んだ部分である。換言すれば、天井面部1Bは、梁形1Aに比べて天井高が高くなっている部分である。
なお、以下において、上下方向とは鉛直方向に対応し、前後方向とは建物Bの梁形1Aの延出方向に対応し、左右方向とは上下方向及び前後方向と互いに垂直な方向に対応する。
また、図1に示す例では、梁形1Aが前後方向にのみ延出している例を示しているが、梁形1Aが前後及び左右の二方向に延出していてもよい。
なお、図2において前後に延出する梁2の下方部分が梁形1Aとなり、前後に延出する梁2の間の部分が天井面部1Bとなる。
図4に示されるように、梁2は鉛直方向(上下方向)に延出するウェブ部2Aと、ウェブ部2Aの上端と連結し水平方向に延出する上フランジ部2Bと、ウェブ部2Aの下端と連結し水平方向に延出する下フランジ部2Cとを有する。
ここで、梁2の少なくとも一部は、梁形1Aの内部に配置されている。具体的には、ウェブ部2Aの略下半分と下フランジ部2Cが、天井面部1Bよりも下側に突出した梁形1Aの内部に配置されている。
また、本実施形態では、制振シート10を梁2のウェブ部2Aのうち片面のみに貼付することとしているが、制振シート10を両面に貼付しても構わない。
また、梁2の上フランジ部2Bと下フランジ部2Cに対しても制振シート10を貼付してもよい。
また、一例としては、吸音材41は、ロックウールを含有するものとする。
また、梁2の周りに吸音材41を設けることで、梁配置空間Sにおける、中高周波数帯域の音を吸音できる。
そのため、上記構成によれば、梁2を介した広帯域の音の伝達を抑制することができる。
なお、図2に示されるように、天井パネル6は、天井面部1Bの箇所に配される。換言すれば、梁2と横補剛材4とにより区画される領域に天井パネル6が取り付けられる。
なお、天井パネル6の構成(例えば格子の数やサイズ)は図3に示したものに限定されるものではなく、他の構成であってもよい。
本実施形態では、ボード材20は、第1ボード材21と第2ボード材22の二重構造をなし、第1ボード材21と第2ボード材22を貫くビス等により天井パネル6の下面に固定される。
具体的には、本実施形態では、第1ボード材21及び第2ボード材22は共に石膏ボードである。
具体的には、図3乃至図6に示されるように、ボード材20の上面、すなわち第1ボード材21の上面21Aには、第二制振体としての複数の制振マット30が設けられている。この制振マット30は、天井パネル6の第1下地部材6Aと第2下地部材6Bにより構成される格子の内部である格子内領域6Cに配置される。
また、制振マット30は、工場において予め上記の大きさにカットされたものを、建設現場において、ボード材20に配置することによりボード材20に取り付けることとしてよい。
また、ボード材20の上部に吸音材40を設けたことにより、ボード材20に上部から伝達される中高周波数帯域の音を吸音することができる。
これにより、ボード材20を介した広帯域の音の伝達を抑制することができる。
また、ボード用下地25は、梁2の両側において下方に向けて延出している。そして、ボード用下地25の下端は桟木13に固定される。
具体的には、図4に示されるように、第3ボード材23は、第4ボード材24よりも下方に長くなっており、第3ボード材23と第4ボード材24に対しては下方からコーナーボード14が取り付けられる。こうすることで梁形1Aが形成される。
なお、上記においてコーナーボード14に代えて石こうボードを用いても構わない。
また、梁2に対してはウェブ部2Aに制振シート10を貼付することにより、梁2を通じた騒音の伝達を抑制できる。
これにより、折上天井の構造を有する天井1の遮音性能を向上させることができる。
以上説明した本実施形態に係る建物Bの主な特徴は以下の通りである。
[1]本実施形態に係る建物Bは、天井面を構成する天井面部1Bと、天井面よりも下方に突出した凸部(梁形1A)とを有する天井1と、天井1を支持する梁2と、梁2に取り付けられ、梁2の振動を抑制する第一制振体(例えば制振シート10)と、を備える。梁2の少なくとも一部が、凸部内に配置され、第一制振体の少なくとも一部が、凸部内に配置される。
上記の建物Bによれば、下方に突出した凸部を有する折上天井を支持する梁2の振動を抑制することができる。これにより、折上天井の上部からの音が折上天井を支持する梁2を通じて伝達されることを抑制できる。
また、梁2の振動を抑制する第一制振体を納まり良く配置できる。
こうすることで、第一制振体としての制振シート10を設置するスペースを小さくすることができる。これにより、梁2に対して第一制振体を設置するスペースが限られている場合にも、第一制振体を設置することができる。
こうすることで、梁2のウェブ部2Aの振動を抑制できる。このように梁2においては振動しやすいウェブ部2Aに制振シート10を設けることで、梁2の振動をより効果的に抑制できる。
こうすることで、ボード材20において下地材と接しない空きスペースに第二制振体を配置することができる。これにより、ボード材20の振動を効果的に抑制し、折上天井の遮音性をより向上できる。
こうすることで、ボード材20に対して制振マット30をバランス良く配置することができる。これにより、ボード材20の遮音性をより向上できる。
こうすることで、ボード材20を介する音の伝達を更に効果的に抑制できる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施形態では、第一制振体を制振シート10であることとしたが、梁2に取り付けられる制振ダンパー等の他の制振部材であってもよい。
また、本発明は、折上天井以外の天井構造に対しても適用可能である。例えば、折上天井以外の天井を支持する梁のウェブ部に対して第一制振体(制振シート10)を設けるようにしてもよい。
1 天井
1A 梁形(凸部)
1B 天井面部
2 梁
2A ウェブ部
2B 上フランジ部
2C 下フランジ部
4 横補剛材
5 柱
6 下地材
6A 第1下地部材
6B 第2下地部材
6C 格子内領域
10 制振シート(第一制振体)
11 天井吊金物受
12 天井吊金物
13 桟木
14 コーナーボード
20 ボード材
21 第1ボード材
21A 上面
22 第2ボード材
23 第3ボード材
24 第4ボード材
25 ボード用下地
26 L形金物
30 制振マット(第二制振体)
40 吸音材(第二吸音材)
41 吸音材
S 梁配置空間
Claims (5)
- 天井面を構成する天井面部と、前記天井面よりも下方に突出した凸部とを有する天井と、
前記天井を支持する梁と、
前記梁に取り付けられ、前記梁の振動を抑制する第一制振体と、
前記梁の周りに設けられる吸音材と、を備え、
前記梁の少なくとも一部が、前記凸部内に配置され、
前記第一制振体の少なくとも一部と、前記吸音材の少なくとも一部とが、前記凸部内に配置され、
前記天井面部には、第二制振体と、第二吸音材とが設けられることを特徴とする建物。 - 前記梁は、水平方向に延出する上フランジ部及び下フランジ部と、鉛直方向に延出するウェブ部とを有するH形鋼からなり、
前記第一制振体及び前記吸音材は、それぞれ前記梁において前記上フランジ部、前記下フランジ部及び前記ウェブ部により囲まれる空間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の建物。 - 前記第一制振体は、低周波数の振動を減衰させる特性を有する制振シートであり、
前記制振シートは、前記梁のウェブ及び/又はフランジ部に貼り付けられ、
前記吸音材は、中高周波数帯域の音を吸音する特性を有するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物。 - 前記天井面部には、ボード材と、前記ボード材を固定するために前記ボード材の上面に接している下地材と、前記ボード材の上面のうち、前記下地材に接する領域以外の領域に取り付けられる前記第二制振体と、が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の建物。
- 前記下地材は、互いに直交するように配置された第1下地部材及び第2下地部材を有する格子体からなり、
前記第1下地部材及び前記第2下地部材に対して、前記ボード材が下方から固定され、
前記第二制振体は、制振マットであり、
前記制振マットは、前記ボード材の上面のうち、前記第1下地部材及び前記第2下地部材によって囲まれる格子内領域に取り付けられ、
前記第二吸音材は、前記ボード材の上面に取り付けられ、前記制振マット及び前記下地材を上方から覆うように配置されることを特徴とする請求項4に記載の建物。
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