JP2006283372A - 床の防振支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】床レベルを低く抑えながら、高い衝撃音遮断性能を発揮することができ、また、振動障害も防ぐことができる、床の防振支持構造を提供する。
【解決手段】梁1の側面側に防振ゴム3が備えられ、該防振ゴム3が、床材2の上下方向の振動に対して上下方向にせん断変形をするように、梁1側に取り付けられ、床材2を支えている。また、床材2と梁1とが、金物6により、上下方向において、離れる方向への相対変位を阻止され、近づく方向への相対変位を許容されるように連結されている。
【選択図】 図1
【解決手段】梁1の側面側に防振ゴム3が備えられ、該防振ゴム3が、床材2の上下方向の振動に対して上下方向にせん断変形をするように、梁1側に取り付けられ、床材2を支えている。また、床材2と梁1とが、金物6により、上下方向において、離れる方向への相対変位を阻止され、近づく方向への相対変位を許容されるように連結されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、床の防振支持構造に関する。
在来木造やプレハブ住宅等における床構造は、床断面の剛性、質量が絶対的に低いことから、重量床衝撃音の遮断性能を向上するため、ALC等を床材に用いて少しでも剛性と質量を大きくしたり、床材を防振支持することが行われている。
ところで、重量床衝撃音の低減効果を防振ゴムで得るためには、床で発生した衝撃による固体振動が下階に伝搬されないようにするため、床材を構造躯体である梁から絶縁し、共振周波数が15〜20Hzのかなり柔らかい防振ゴムで床材を支持する必要があり、そうすると、防振ゴムの高さ寸法も大きくしなければならず、床レベルを上昇させる必要を生じたり、また、振動障害を生じてしまうという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、床レベルを低く抑えながら、高い衝撃音遮断性能を発揮することができ、また、振動障害も防ぐことができる、床の防振支持構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、梁の側面側に防振ゴムが備えられ、該防振ゴムが、床材の上下方向の振動に対して上下方向にせん断変形をするように、梁側に取り付けられ、床材を支えていることを特徴とする、床の防振支持構造によって解決される。
この構造では、防振ゴムが梁の側面側に備えられていること、及び、防振ゴムがせん断変形型であることとの組み合わせにより、防振ゴムとしてかなり柔らかいものを用いても、床レベルを高くすることなく防振ゴムの寸法を確保することができ、そのため、床レベルを低く抑えながら、高い衝撃音遮断性能を発揮することができる。
上記の構造において、前記床材と梁とが、金物により、上下方向において、離れる方向への相対変位を阻止され、近づく方向への相対変位を許容されるように連結されている場合は、床材の上下方向の振動において、離れる方向への相対変位を阻止されることによって振動が減衰されて、振動障害も防ぐことができる。
本発明の床の防振支持構造は、以上のとおりのものであるから、床レベルを低く抑えながら、高い衝撃音遮断性能を発揮することができ、また、振動障害も防ぐことができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1(イ)に示す第1実施形態の床防振支持構造において、1は鋼製の床梁、2はALC板からなる床材、3は防振ゴムであり、床材2は、梁1から絶縁され、防振ゴム3は、梁1の側面側において、梁1側に取り付けられた垂直プレート4と、床材2に取り付けられたアングル5の垂下プレート部5aとの間に介設され、これらプレート4,5aに接合されて床材2を支え、図1(ロ−1)(ロ−2)に示すように、床材2の上下方向の振動に対して上下方向にせん断変形をすることができるようになされている。
この床防振支持構造によれば、防振ゴム3が梁1の側面側に備えられていること、及び、防振ゴム3がせん断変形型であることとの組み合わせにより、防振ゴムとしてかなり柔らかいものを用いても、床レベルを高くすることなく防振ゴム3の寸法を確保することができ、そのため、図1(イ)に示すように、床レベルを低く抑えながら、高い衝撃音遮断性能を発揮することができる。
図2(イ)に示す第2実施形態の床防振支持構造は、床材2と梁1とが金物6で連結され、床材2が、上下方向において、図2(ロ−1)に示すように近づく方向への変位を許容され、図2(ロ−2)に示すように離れる方向への変位を阻止されるようになされている。その他は、第1実施形態と同様である。
この構造では、第1実施形態の場合と同様に、床レベルを低く抑えながら、高い衝撃音遮断性能を発揮することができ、しかも、振動減衰効果も発揮されて、振動障害も防ぐことができる。加えて、床材2を梁1に連結する金物6で振動を減衰させて振動障害を防ぐものであるから、振動障害を簡素な構造で防ぐことができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、金物6を用いて振動障害を防いでいるけれども、その他の減衰手段によって振動障害を防ぐようにしてもよい。
また、本発明では、梁の形態や材質に制限はないし、床材についても種々のものが用いられてよい。金物で床材と梁とを連結する場合も、その金物として各種形態のものが用いられてよい。
1…梁
2…床材
3…防振ゴム
6…金物
2…床材
3…防振ゴム
6…金物
Claims (2)
- 梁の側面側に防振ゴムが備えられ、該防振ゴムが、床材の上下方向の振動に対して上下方向にせん断変形をするように、梁側に取り付けられ、床材を支えていることを特徴とする、床の防振支持構造。
- 前記床材と梁とが、金物により、上下方向において、離れる方向への相対変位を阻止され、近づく方向への相対変位を許容されるように連結されている請求項1に記載の床の防振支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005103962A JP2006283372A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 床の防振支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005103962A JP2006283372A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 床の防振支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006283372A true JP2006283372A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37405569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005103962A Pending JP2006283372A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 床の防振支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006283372A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009221671A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Misawa Homes Co Ltd | 遮音床構造 |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005103962A patent/JP2006283372A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009221671A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Misawa Homes Co Ltd | 遮音床構造 |
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