JP6045855B2 - 防振天井構造 - Google Patents
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Description
ところが、ブレースにより上部構造体と天井下地を緊結すると、防振吊り金物による防振性能が低下してしまう。
また、防振材の側面がハンガーに接しているとともに、ハンガーは斜め材により拘束されているため、耐震性を確保することができる。
なお、「断面視枠型状」とは、断面形状が枠型状に形成されたものをいう。
第一の実施形態の防振天井構造1は、図1に示すように、上部構造体2に垂設された吊りボルト11により天井下地3を吊持するものである。
本実施形態では、上部構造体2と天井下地3との間に、耐震下地4が配設されている場合について説明するが、耐震下地4は省略してもよい。
ハンガー12は、図2の(a)に示すように、正面視で枠型に形成されている。
なお、本実施形態では、ハンガー12が、板材を折り曲げることにより枠型に形成されている場合について説明するが、ハンガー12の形成方法は限定されるものではない。
また、ハンガー12の内面には、図2の(a)に示すように、ナット12bが固定されている。ナット12bは、貫通孔12aに対応する位置に固定されている。ナット12bには、吊りボルト11の下端部が螺入されている。
防振材13の左右の側面は、ハンガー12の内面に密着している。
防振材13の前後の突出部分13aの幅は、ハンガー12の幅より大きく、防振材13は平面視でH字状を呈している。突出部分13aが、ハンガー12の左右の側面よりも突出することにより、ハンガー12の前後からの防振材13の抜け出しが防止されている。
貫通ボルト14の軸心は、吊りボルト11の軸心の延長線と一致している。
なお、プレート16の形状は、ハンガー12と接することがない形状であれば、限定されるものではない。また、プレート16の材質は、振動により変形することがないものであれば、限定されない。
貫通ボルト14は、取付手段14bを介して天井下地3を保持している。
斜め材15は、引張力および圧縮力に対して機能する。
斜め材15の一端はハンガー12の側面に固定されており、斜め材15の他端は耐震下地4の下面に固定されている。
また、斜め材15は、ハンガー12の直上または直下において、吊りボルト11または貫通ボルト14に固定されていてもよい。
野縁受け材32は、野縁31と交差する向きに配設されている。つまり、天井下地3は、野縁31と野縁受け材32により、格子状の下地材が形成されている。
なお、野縁受け材32と貫通ボルト14との固定方法は限定されるものではない。
つまり、防振材13が鉛直方向の振動を吸収するため、吊りボルト11を介して振動が伝わることを防止することができる。
また、防振材13の左右の側面がハンガー12に密着しているとともに、ハンガー12が斜め材15により左右に対して拘束されているため、耐震性能が確保されている。
第二の実施形態の防振天井構造1は、図3に示すように、上部構造体2に垂設された吊りボルト11により天井下地3を吊持するものである。
なお、上部構造体2および天井下地3の構成は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
なお、ハンガー12の詳細は、第一の実施形態で示した内容と同様なため詳細な説明は省略する。
なお、防振材13の詳細は、第一の実施形態で示した内容と同様なため詳細な説明は省略する。
なお、貫通ボルト14の詳細は、第一の実施形態で示した内容と同様なため詳細な説明は省略する。また、貫通ボルト14と天井下地3との固定方法も第一の実施形態で示した内容と同様なため詳細な説明は省略する。
なお、プレート16の形状は、ハンガー12と接することがない形状であれば、限定されるものではない。また、プレート16の材質は、振動により変形することがないものであれば、限定されない。
ナット17およびワッシャー18の構成は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
この他の斜め材15の構成は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、一対の水平変位防止金物19,19がハンガー12を左右から挟んで対向するように配設されている。
また、水平変位防止金物19は、ハンガー12(プレート16)の前後から挟むように配設してもよい。
立設部19bは、上端がハンガー12の底部よりも上となるような高さを有している。
ハンガー12の側面と立設部19bとの間には、隙間が形成されている。
また、水平変位防止金物19の形状は限定されるものではなく、例えば、コ字状、箱型、U字状であってもよい。
そのため、水平変位防止金物19を配設することにより防振性能(遮音性能)が低下することもない。
また、プレート16は、必ずしも門型である必要はなく、例えば、平板であってもよい。
10 防振吊り金物
11 吊りボルト
12 ハンガー
13 防振材
14 貫通ボルト
14a 頭部
15 斜め材
16 プレート(門型プレート)
16a 水平片
16b 鉛直片
19 水平変位防止金物
2 上部構造体
3 天井下地
Claims (3)
- 上部構造体に垂設された吊りボルトと、
前記吊りボルトの下端に取り付けられた断面視枠型状のハンガーと、
前記ハンガーの内空部に収容された四角柱状の防振材と、
前記ハンガーの下端から天井下地に至る貫通ボルトと、
前記ハンガーを拘束する斜め材と、
前記防振材の上面に載置された水平片と前記水平片の前後から下方に延びる一対の鉛直片とからなる門型プレートと、を備える防振天井構造であって、
前記防振材の左右の側面が前記ハンガーの内面に密着しており、
前記貫通ボルトは、前記ハンガーの底部および前記防振材を貫通して前記防振材の上面に係止されていて、
前記防振材の前後の側面がそれぞれ前記鉛直片に密着しており、
前記貫通ボルトは、前記水平片に係止されていることを特徴とする、防振天井構造。 - 上部構造体に垂設された吊りボルトと、
前記吊りボルトの下端に取り付けられた断面視枠型状のハンガーと、
前記ハンガーの内空部に収容された四角柱状の防振材と、
前記ハンガーの下端から天井下地に至る貫通ボルトと、
前記ハンガーを拘束する斜め材と、を備える防振天井構造であって、
前記防振材の左右の側面が前記ハンガーの内面に密着しており、
前記貫通ボルトは、前記ハンガーの底部および前記防振材を貫通して前記防振材の上面に係止されていて、
前記天井下地または上部構造体に、前記ハンガーを挟んで対向する一対の水平変位防止金物が固定されており、
前記水平変位防止金物は、前記ハンガーとの間に隙間をあけて配設されていることを特徴とする、防振天井構造。 - 上部構造体に垂設された吊りボルトと、
前記吊りボルトの下端に取り付けられた断面視枠型状のハンガーと、
前記ハンガーの内空部に収容された四角柱状の防振材と、
前記ハンガーの下端から天井下地に至る貫通ボルトと、
前記ハンガーを拘束する斜め材と、を備える防振天井構造であって、
前記防振材の左右の側面が前記ハンガーの内面に密着しており、
前記貫通ボルトは、前記ハンガーの底部および前記防振材を貫通して前記防振材の上面に係止されていて、
前記防振材の前後の幅が、前記ハンガーの前後の幅より大きく、前記防振材が前記ハンガーの前後から突出していることを特徴とする、防振天井構造。
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