JP6396224B2 - 防振耐震天井用接続金具 - Google Patents

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Description

本発明は、防振耐震天井用接続金具に関する。さらに詳しくは、天井スラブから垂下する吊材と、防振ハンガーを介して前記吊材で支持される野縁受とこの野縁受に直交する野縁よりなる天井下地材と、前記天井スラブと前記天井下地材との間で傾斜して設けられるブレースを備える防振耐震天井において、前記天井下地材と前記ブレースとを接続する防振耐震天井用接続金具に関する。
従来、上述の如き防振耐震天井として、例えば特許文献1(図16)に示す如きものが知られている。この天井構造は、天井スラブから垂下する吊材に介在させた防振ハンガーが振動(音)の伝播を抑制すると共に、天井スラブと天井下地材との間で傾斜して設けたブレースが地震等によって生じる天井の揺れを抑制する。
しかし、このような構造では、図8(a)に示すように、野縁受5’の長手方向Yに沿ってブレース8’を略V字状に架け渡す場合、ブレース8’の中心軸a0が野縁受5’の中心軸(水平荷重の中心)a1に対しずれてしまう。他方、同図(b)に示すように、野縁6’の長手方向Xに沿ってブレース8’を略V字状に架け渡す場合、ブレース8’の下端8’aとハンガー4’との干渉を避けるために、ブレース8’の下端8’aを直交材101によりハンガー4’近傍に位置させなければならず、ブレース8’の中心軸a0が吊材2’の中心軸a2に対しずれてしまう。このように、いずれの構造においても、各部材の中心軸のずれ(不一致)によって天井構造全体でねじれが生じやすく、ブレース8’に水平荷重Fを効率よく負担させることができず、耐震性の向上が困難となる場合があった。
特開2009−2435号公報
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、簡素な構造でありながら防振性を損なうことなく耐震性を向上させる防振耐震天井用接続金具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る防振耐震天井用接続金具の特徴は、天井スラブから垂下する吊材と、防振ハンガーを介して前記吊材で支持される野縁受とこの野縁受に直交する野縁よりなる天井下地材と、前記天井スラブと前記天井下地材との間で傾斜して設けられるブレースを備える防振耐震天井において、前記天井下地材と前記ブレースとを接続する構成において、下部が開口する略コの字形状を呈し前記天井下地材に固定されるブラケットと、前記ブレースの下端を挟持して固定する一対のブレース受材と、前記一対のブレース受材を連結固定する固定板と、本体部と前記ブラケットの貫通孔に係合する係合部とを有する防振ゴムと、前記防振ゴム、前記ブラケット及び前記固定板を貫通しこれら部材を接続する接続部材を備え、前記吊材を前記一対のブレース受材の間に形成される空間に位置させると共に前記空間の直下の固定板に前記接続部材を配置したことにある。
上記構成によれば、一対のブレース受材は固定板により連結固定され且つブレースの下端を挟持して固定するので、一対のブレース受材の間には空間が形成される。また、この固定板にはブラケット及び防振ゴムが接続部材によって接続され且つブラケットには天井下地材が固定されるので、ブレース中心軸と天井下地材(野縁受又は野縁)中心軸とを一致させることができる。そして、一対のブレース受材の間に形成される空間に吊材を配置すると共にこの空間の直下の固定板に接続部材を配置するので、ブレース中心軸及び天井下地材(野縁受又は野縁)中心軸に加え、さらに吊材中心軸をも一致させることができる。これにより、各部材及びこれら接合部分にねじれ等の変形が抑制され、各部材を介して天井面に生じる水平荷重をブレースへ効率よく伝達することができる。従って、ブレースに水平荷重をより多く負担させることができ、耐震性が向上する。しかも、接続部材が貫通する防振ゴムはブラケットの貫通孔に係合する係合部を有するので、天井下地材とブレースとの間で絶縁が確保されるので、ブレース材を介して振動(音)が伝播することを防止でき、防振性が損なわれることもない。このように、ブレースを配設しつつも防振性及び耐震性の両立が可能となる。
前記野縁受に並行して設けられる野縁受補強材をさらに備え、前記ブレースは前記野縁受の長手方向に沿って設けられ、前記ブラケットは、前記野縁受及び前記野縁受補強材に挟持されて固定されるとよい。野縁受及び野縁受補強材でブラケットを挟持して固定するので、野縁受と野縁受補強材とを一体とし、ブレース中心軸、吊材中心軸及び一体化された野縁受中心軸とを一致させることができる。これにより、各部材及びこれら接合部分にねじれ等の変形が抑制され、且つ各部材を介して水平荷重をブレースへさらに効率よく伝達することができる。
また、前記野縁に並行して設けられる野縁補強材をさらに備え、前記ブレースは前記野縁の長手方向に沿って設けられ、前記ブラケットは、前記野縁補強材に嵌入されて固定されるようにすることも可能である。ブラケットを野縁補強材に嵌入して固定するので、ブレース中心軸、吊材中心軸及び野縁補強材中心軸とを一致させることができる。これにより、各部材及びこれら接合部分にねじれ等の変形が抑制され、且つ各部材を介して水平荷重をブレースへさらに効率よく伝達することができる。
前記ブラケットには、前記本体部の外周面と当接する当接部材が前記接続部材を挟んで一対設けられているとよい。これにより、地震等によって生じる水平荷重が防振ゴムに作用すると、防振ゴムの本体部は当接部材及び/又はブラケットの側面(フランジ)に当接し変形が抑制されると共に、反発力が生じる。この反発力により、防振ゴムを貫通する接続部材は元の貫通位置で保持されるので、軸ずれが生じにくく、耐震性の低下が防止できる。しかも、防振ゴムにより絶縁が確保されるので、ブレースへの振動の伝播も防止され防振性も確保される。
前記ブレース、前記防振ゴム、前記ブラケット、前記固定板及び前記接続部材は、前記吊材に対して対称に設けられるとよい。これにより、吊材を中心として各部材が対称配置されるので、水平荷重が局所的に集中することがなく、ねじれ等の変形がさらに抑制される。
前記ブラケットの上面と前記固定板の下面と間に前記防振ゴムを覆う第二の防振ゴムがさらに設けられるとよい。これにより、鉛直方向に対する揺れや振動を吸収し、さらに防振性を向上させることができる。
上記本発明に係る防振耐震天井用接続金具の特徴によれば、簡素な構造でありながら防振性を損なうことなく耐震性を向上させることが可能となった。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
本発明に係る防振耐震天井用接続金具を用いた防振耐震天井を示す正面図である。 図1の平面図である。 防振耐震天井用接続金具の拡大正面図である。 図3の拡大側面図である。 防振耐震天井用接続金具の分解斜視図である。 図3のA−A線断面図である。 本発明の他の実施形態に係る図4相当図である。 従来の天井下地構造を模式的に示す図であり、(a)は野縁受長手方向にブレースを取り付けた構造、(b)は野縁長手方向にブレースを取り付けた構造の一例を示す。
次に、図1〜6を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明に係る防振耐震天井用接続金具10は、例えば図1,2に示す如き防振耐震天井1に用いられる。この防振耐震天井1は、大略、天井スラブSから垂下する吊材2と、防振ハンガー3を介して吊材2で支持される野縁受5とこの野縁受5に直交する野縁6よりなる天井下地材7と、天井スラブ2と天井下地材7との間で傾斜して設けられるブレース8を備える。なお、防振ハンガー3は、吊材2を介する鉛直方向Zへの振動(音)の伝播を抑制するものであればよく、公知のものが用いられる。
ハンガー4は、図3,4に示すように、吊材2に直交する連結部4aの下に縦部4bが垂下するハンガー部と、野縁受5を保持する保持部とを備え、これら部材は連結金具により連結固定される。保持部は、ウェブ4cと上下一対のフランジ4d、4dを有し、上フランジ4dの先端には係止部4eが形成され、一対のフランジ4d、4dの間に挿入された野縁受5が係止部4eと係合し、脱落を抑制する。さらに、ボルト等の連結具4fにより、さらに強固に連結固定され、野縁受5の滑りを抑制する。なお、このハンガー4は一例に過ぎず、接続金具10の各部材と干渉せずその機能を阻害しない態様のものであれば、例示する形状、構造に限定されるものではない。
野縁受5は、図3,4に示すように、鉛直方向Zに平行となるウェブ5aと、ウェブ5aの両端から直交方向に突出する上下一対のフランジ5b,5cを有する。野縁受5は、野縁6のリップ部6c上に野縁長手方向Xに直交するように配設され、例えば図4に示す如き連結金具7aによって野縁6と連結固定される。この連結金具7aは、一対の板状部材7b,7bで野縁6のリップ部6cと野縁受5の下フランジ5bとを挟み込み、ボルトやビス等の固定具7xにより固定する。これにより、野縁受5と野縁6とを強固に連結し滑りを防止する。
野縁6は、図3,4に示すように、天井仕上材9がビス等の固定具9xを介して取付固定されるウェブ6aと、ウェブ6aの両端から鉛直方向Zに立ち上がる一対のフランジ6b,6bを有する。フランジ6bの上端には、外方に向けて略直角に折り曲げられたリップ部6cが形成されている。これにより、野縁受5との接触面積が増大し、その摩擦力によって位置ずれを抑制する。
天井仕上材9は、図3,4に示すように、例えば2層構造を呈し、天井面として露出される第一仕上材9aと、この第一仕上材9aを接着固定する第二仕上材9bとからなる。第二仕上材9bは、鉛直方向Zに沿うビス等の固定具9xにより後述の野縁6及び野縁補強材70に固定される。地震等により天井仕上材9に生じる水平荷重Fの方向に対しビス9xを直交させることで、水平荷重Fを効率よく天井下地材7に伝達する。
ブレース8は、中空の角柱状を呈する。本実施形態において、ブレース8は、図1に示すように、天井スラブSと天井下地材7との間で野縁6の長手方向Xに沿って傾斜して配設され、防振耐震天井用接続金具10を頂点にして略V字状に架け渡されている。
次に、図3〜6を参照しながら、本発明に係る防振耐震天井用接続金具10(以下、単に「接続金具10」と称する。)の第一実施形態について、さらに詳しく説明する。
第一実施形態に係る接続金具10は、大略、天井下地材7に固定されるブラケット20と、ブレース8を固定する一対のブレース受材30,30と、一対のブレース受材30,30を連結固定する固定板40と、ブラケット20に係合する防振ゴム50と、ブラケット20,固定板40及び防振ゴム50を貫通しこれら部材20,40,50を接続する接続部材60を備える。本実施形態において、接続金具10は、野縁6に並行して配設される野縁補強材70をさらに備える。
本実施形態において、ブラケット20は、図3〜5に示すように、下部が開口する略コの字形状を呈するチャンネル材であり、ウェブ21と、このウェブ21の両端から立設する一対のフランジ22,22とからなる。このウェブ21及び一対のフランジ22,22により、内側に防振ゴム50の本体部51を収容する収容部23が形成される。ウェブ21の幅方向(野縁受長手方向Y)中央部には、防振ゴム50の突出部52を掛止させる貫通孔21aと、当接部材24を取り付ける一対の取付孔21b,21bとが設けられている。一対の取付孔21b,21bは、貫通孔21aを挟んで野縁長手方向Xに沿って対称に形成されている。本実施形態において、当接部材24は、例えばボルト24aとこのボルト24aに締結される長ナット24bより構成されている。この長ナット24bは、収容部23内に位置する。
ブレース受材30は、図3〜5に示すように、鉛直方向Zに平行となるウェブ31と、ウェブ31の両端からウェブ31に略直交して突出する上下一対のフランジ32,33を有する。また、ブレース受材30の長手方向は、野縁長手方向Xと一致する。固定板40は矩形を呈し、幅方向(野縁受長手方向Y)端部には、固定具としてのビス40xを取り付ける取付孔41が複数形成されている。ブレース受材30はそのウェブ31を互いに対向配置され、下フランジ32が固定板40にビス40xで連結固定される。そして、対向するウェブ31,31によって、空間11が形成される。固定板40の幅方向(野縁受長手方向Y)中央部には、接続部材60を貫通させる貫通孔42が形成されている。この貫通孔42は、空間11の幅方向(野縁受長手方向Y)中央に位置する。
防振ゴム50は、円柱状の本体部51と、この本体部51から鉛直方向Zに向けて突出しブラケット20の貫通孔21aに係合する係合部52とを備える。係合部52の外面には、ブラケット20のウェブ21に掛止するリング状の掛止部52aが形成されている。本体部51及び係合部52の中央部には、接続部材60を貫通させる貫通孔53が鉛直方向Zに沿って形成されている。また、ブラケット20と固定板40との間には、係合部52を取り囲む第二の防振ゴム54が設けられ、ブラケット20と固定板40の間で生じる振動を吸収し、防振性を向上させる。
野縁補強材70は、図3〜5に示すように、天井仕上材9が固定される固定面71としてのウェブと、この固定面71の両端から立設する一対のフランジ72,72を有する。また、フランジ72の上端には、外方に向けて略直角に折り曲げられたリップ部73が形成され、例えば固定具としてのビス70xにより野縁受5の下フランジ5bに固定される。一対のフランジ72,72の幅(内面間の距離)は、ブラケット20の一対のフランジ22,22の幅(フランジ22外面間の距離)とほぼ等しい。
ここで、接続金具10の組み付けについて説明する。
上述の如く構成されたブラケット20、固定板40及び防振ゴム50には、図3〜5に示すように、接続部材としてのボルト60が貫通されナット61によって鉛直方向Zに沿って接続固定される。この際、防振ゴム50の本体部51は、ブラケット20の収容部23に配置される。また、本体部51とブラケット20のウェブ21との間には、間隙12が形成される。間隙12を形成しておくことで、吊材2により吊り下げ支持される天井材の自重による防振ゴム50の過度な変形を抑制し、防振性の低下を防止する。
ボルト60は、ブレース受材30の長手方向(野縁長手方向X)両端部に間隔をおいて固定され、水平荷重Fに対抗する。ブラケット20には野縁補強材70が嵌入され、対向するブラケット20のフランジ22と野縁補強材70のフランジ72とがビス70xで固定止めされる。また、野縁補強材70のリップ部73と野縁受5の下フランジ5bとがビス70xで固定止めされる。これにより、水平荷重Fを野縁補強材70からブラケット20及びボルト60を介してブレース8まで効率よく伝達させることができる。
さらに、ブラケット20及び固定板40の幅方向(野縁受長手方向Y)中央部には貫通孔21a,42が位置し、且つ貫通孔42は空間11の幅方向(野縁受長手方向Y)中央に位置する。また、ブレース8は、その側面と対向するブレース受材30のウェブ31とがビス30xで固定止めされる。そして、ハンガー4は、空間11内で且つ固定板40,40の間に配置される。この位置関係により、図4に示すように、野縁補強材70の中心軸(野縁長手方向Xに沿う水平荷重の中心)、ブレース8の中心軸、吊材2の中心軸及び接続部材60の中心軸は、軸A1上で全て一致する。従って、軸ずれによる各部材のねじれ等の変形を防止でき、天井下地構造全体の耐震性が向上する。
しかも、図6に示すように、防振ゴム50の本体部51は、ブラケット20のフランジ22に僅かに隙間をおいて近接配置されている。また、当接部材24の長ナット24bは、本体部51に接触して配置されている。天井面Cに水平荷重Fが生じると、その水平荷重Fによってボルト60が本体部51を押圧して、本体部1を変形させる。ここで、野縁長手方向Xへの変形成分は、本体部51に接触配置された長ナット24bにより抑制される。他方、野縁受長手方向Yへの変形成分は、本体部51に近接されたブラケット20のフランジ22により抑制される。本体部51が長ナット24b及び/又はフランジ22に当接することによって、本体部51には各変形成分に対抗する反発力が生じる。この反発力によって、ボルト60は各貫通孔の中心に押し戻されることとなり、絶縁が維持されると共に軸ずれが抑制される。従って、防振性及び耐震性が確保される。
最後に、本願発明のさらに他の実施形態の可能性に言及する。なお、以下の実施形態において、上記実施形態と同様の部材には同一の符号を付してある。
上記第一実施形態において、ブラケット20を野縁補強材70に嵌入させて対向する各面をビスで固定した。しかし、ブラケット20の固定は、上記第一実施形態に限られない。例えば、図7に示す第二実施形態では、野縁補強材70に代えて野縁受補強材80を設け、この野縁受補強材80と野縁受5によりブラケット20を挟持するように固定する。第二実施形態では、ブレース受材30の長手方向は、野縁受長手方向Yと一致する。
図7に示すように、野縁受補強材80は、野縁受5に並行して野縁6上に配設される。野縁受補強材80は、野縁受5と同様の構成であり、鉛直方向Zに平行となるウェブ81と、ウェブ81の両端から略直交して突出する上下一対のフランジ82,83を有する。この野縁受補強材80は、野縁受5に対し吊材2が位置する側でウェブ81と野縁受5のウェブ5aとを対向させて配置され、対向するウェブ81とウェブ5aとがビス80xで固定止めされる。これにより、野縁受5及び野縁受補強材80は、ビス80xによりブラケット20と共に一体となる。また、ブレース8は野縁受5と野縁受補強材80の間に位置する。よって、一体した野縁受5及び野縁受補強材80の中心軸(野縁受方向Yに沿う水平荷重の中心)ブレース8の中心軸、吊材2の中心軸及び接続部材60の中心軸は、軸A2上で全て一致する。従って、軸ずれによる各部材のねじれ等の変形を防止でき、天井下地構造全体の耐震性が向上する。
上記各実施形態において、当接部材24をボルト24a及び長ナット24bとにより構成した。しかし、当接部材24は、防振ゴム50の変形を抑制可能なものであればよく、上記実施形態の態様に限られるものではない。また、上記実施形態において、防振ゴム50の本体部51をブラケット20のフランジ22に対し隙間をおいて近接配置すると共に当接部材24は本体部51に接触させた。しかし、これらの位置関係は、防振ゴム50の変形に際し本体部51が接触可能な距離(隙間)で反発力を生じさせるものであれば、上記実施形態に限定されるものではない。
1:防振耐震天井、2:吊材、3:防振ハンガー、4:ハンガー、4a:連結部、4b:縦部、4c:ウェブ、4d:フランジ、4e:係止部、4f:連結具(ボルト)、5:野縁受、5a:ウェブ、5b:下フランジ、5c:上フランジ、6:野縁、6a:ウェブ、6b:フランジ、6c:リップ部、7:天井下地材、7a:連結金具、7b:板状部材、7c:固定具(ボルト、ビス)、8:ブレース、8a:下端、9:天井仕上材、9a:第一仕上材、9b:第二仕上材、9x:固定具(ビス)、10:防振耐震天井用接続金具、11:空間、12:間隙、20:ブラケット、21:ウェブ、21a:貫通孔、22:フランジ(側面)、23:収容部、24:当接部材、24a:ボルト、24b:長ナット、30:ブレース受材、30x:固定具(ビス)、31:ウェブ、32:下フランジ、33:上フランジ、40:固定板、41:取付孔、42:貫通孔、40x:固定具(ビス)、50:防振ゴム、51:本体部、52:係合部、53:貫通孔、54:第二防振ゴム、60:接続部材(ボルト)、61:ナット、70:野縁補強材、70x:固定具(ビス)、71:ウェブ、72:フランジ(側面)、73:リップ部、80:野縁受補強材、80x:固定具(ビス)、81:ウェブ、82a:下フランジ、82b:上フランジ、101:直交材、A1,A2:軸、C:天井面、F:水平荷重、S:天井スラブ、X:野縁長手方向、Y:野縁受長手方向、Z:鉛直方向

Claims (6)

  1. 天井スラブから垂下する吊材と、防振ハンガーを介して前記吊材で支持される野縁受とこの野縁受に直交する野縁よりなる天井下地材と、前記天井スラブと前記天井下地材との間で傾斜して設けられるブレースを備える防振耐震天井において、前記天井下地材と前記ブレースとを接続する防振耐震天井用接続金具であって、
    下部が開口する略コの字形状を呈し前記天井下地材に固定されるブラケットと、
    前記ブレースの下端を挟持して固定する一対のブレース受材と、
    前記一対のブレース受材を連結固定する固定板と、
    本体部と前記ブラケットの貫通孔に係合する係合部とを有する防振ゴムと、
    前記防振ゴム、前記ブラケット及び前記固定板を貫通しこれら部材を接続する接続部材を備え、
    前記吊材を前記一対のブレース受材の間に形成される空間に位置させると共に前記空間の直下の固定板に前記接続部材を配置した防振耐震天井用接続金具。
  2. 前記野縁受に並行して設けられる野縁受補強材をさらに備え、前記ブレースは前記野縁受の長手方向に沿って設けられ、前記ブラケットは、前記野縁受及び前記野縁受補強材に挟持されて固定される請求項1記載の防振耐震天井用接続金具。
  3. 前記野縁に並行して設けられる野縁補強材をさらに備え、前記ブレースは前記野縁の長手方向に沿って設けられ、前記ブラケットは、前記野縁補強材に嵌入されて固定される請求項1記載の防振耐震天井用接続金具。
  4. 前記ブラケットには、前記本体部の外周面と当接する当接部材が前記接続部材を挟んで一対設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の防振耐震天井用接続金具。
  5. 前記ブレース、前記防振ゴム、前記ブラケット、前記固定板及び前記接続部材は、前記吊材に対して対称に設けられる請求項1〜4のいずれかに記載の防振耐震天井用接続金具。
  6. 前記ブラケットの上面と前記固定板の下面と間に前記防振ゴムを覆う第二の防振ゴムがさらに設けられる請求項1〜5のいずれかに記載の防振耐震天井用接続金具。
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