JP6125925B2 - 天井構造及びブレース下部取付具 - Google Patents

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Description

本発明は天井構造及びブレース下部取付具に関する。
従来から、野縁受けと野縁とによって枠組みされる天井構造枠を、上階床スラブなどから垂設されて要所に吊り下げ配置される吊ボルトの下端側に、板材からなる吊金具を介して吊下げ支持させることにより構築される吊天井が知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。このように、吊ボルトで吊り下げ支持させた天井構造枠は、地震などの発生時に振り子のように揺れることから、天井ブレースを斜めに配設することで、揺れを抑えるようになっていた(例えば、特許文献2の図2参照)。
ところで、野縁は所定ピッチで平行配置されているが、野縁受けがハンガーを介して吊ボルトに支持されている関係上、野縁が吊ボルトの下部に位置することは殆んどなく、野縁と吊ボルトがずれて配置されているのが通常であった(特許文献1、2)。そのため、地震時などの野縁軸方向の天井材の揺動応力(水平力)は、野縁から野縁受けを介して吊ボルト及び天井ブレースに伝達されることとなるため、野縁受けが屈曲してしまう場合があり、耐震性能を低下させてしまう虞があった。
特開平11−36507号公報 特開2007−100358号公報(図2、図3) 特開2008−248514号公報(図1、図2) 特開2012−92578号公報(図3〜図5)
特許文献2では吊ボルト5の下端部に接続される補強金具3が野縁受け1を支持する役目とブレース材7を接続する役目を兼ねているが(図2、図3)、野縁2を支持する連結具8が補強金具3とは別に野縁受け1に設置されている関係で、補強金具3から野縁受け1の軸方向に少し距離を置いた位置で野縁2が野縁受け1に支持されている。このため、野縁2軸方向の水平力の作用時に連結具8と補強金具3との間の距離分、野縁受け1に曲げモーメントを作用させる可能性がある。
特許文献3では野縁7の軸方向に架設される斜めブレース40、40の下端部が野縁受け8と野縁7の交差部分に設置された補強金具Aに接続され、上端部が吊ボルト5の上端部に接続された斜め補強取付金物41、41に接続されているため、斜めブレース40、40が野縁7の軸方向を通る構面内に架設されているように見える(図1)。しかしながら、吊ボルト5の下端部に接続され、野縁受け8を支持するハンガー12は補強金具Aとは別体であることで、必然的に野縁受け8と野縁7の交差部分を外した位置に配置されているため(図1)、斜めブレース40、40は野縁7の軸方向を通る構面に対して平面上、傾斜し、野縁7軸方向の構面内方向を向いてはいない。この場合、斜めブレース40、40は野縁7軸方向の水平力を受けたときに、ハンガー12と補強金具Aとの間の平面上の距離(偏心)分に応じた捩りモーメントを受ける状態にある。
特許文献4では吊下げボルト24の下端部に接続された取付具10の下端部に野縁28が接続されているが(図3〜図5)、野縁28を支持するための係合片部33が吊下げボルト24の軸線から外れた位置に形成されているため、係合片部33の中心と吊下げボルト24の軸線との間に、野縁2の幅分に相当する距離の偏心が存在する。従って仮に特許文献4の取付具10に例えば特許文献2のブレース材7を接続することをしたとしても、野縁2とブレース材7と吊下げボルト24を同一構面内に納めることができないため、ブレース材7に特許文献3と同様の偏心による捩りモーメントの影響が残る可能性がある。
本発明は、前記の問題を解決するためになされたものであり、地震時の揺動応力を野縁から吊ボルト及び天井ブレースへ伝達することで耐震性能の向上を図ることができる天井構造及びブレース下部取付具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、上部の躯体から垂設された吊ボルトと、この吊ボルトの下端部に接続されたハンガーと、このハンガーに支持された野縁受けと、前記吊ボルトの下方に位置する野縁と、この野縁の軸方向に平行な構面内方向に架設される天井ブレースと、この天井ブレースを受けるブレース下部取付具とを備えた天井構造であって、
前記ハンガーと前記ブレース下部取付具が平面上、前記野縁受けと前記野縁が交差した領域に配置され、前記ブレース下部取付具が前記ハンガーを包囲して前記ハンガーを保持し、前記野縁受けに支持されながら、前記野縁と前記天井ブレースに接続され、
前記ブレース下部取付具と前記天井ブレースと前記吊ボルトとが前記野縁を含む同一構面内に配置され、前記吊ボルトの軸線と前記天井ブレースの軸線が実質的に前記野縁の幅の範囲内に位置していることを特徴とする天井構造である。
「野縁の軸方向に平行な構面内方向に架設される天井ブレース」とは、天井ブレースが野縁の軸方向を含む、あるいは軸方向を通る構面に平行な方向の構面内に架設されることを言い、平面上は天井ブレースが野縁と平行に配置されることを言う。
ブレース下部取付具は野縁受けに支持されると共に、野縁に接続されることで、野縁を支持しながら、野縁を野縁受けに支持させる。「接続」は固定、もしくは接合を含む。野縁受けは吊ボルトに接続されたハンガーに支持されることで、ブレース下部取付具を介して野縁を吊ボルトに支持させる。ブレース下部取付具はまた、ハンガーを保持することで、ハンガーを野縁の幅方向と長さ方向に拘束した状態にし、ハンガーに連結(接続)されていることと同等の状態にする。またハンガーが野縁受けを支持していることで、ブレース下部取付具は野縁受けにも連結(接続)されていることと同等の状態になる。
請求項1第1段落における「天井ブレースを受けるブレース下部取付具」及び第2段落における「ブレース下部取付具が天井ブレースに接続され」とは、基本的にはブレース下部取付具に天井ブレースの下端部が直接、接続され、支持されることを言うが、天井ブレースの下端部はブレース下部取付具に実質的に接続された野縁受け(追加野縁受けを含む)に接続されることもあるため、ブレース下部取付具に天井ブレースの下端部が直接、もしくは間接的に接続され、支持されることを言う。
上記の天井構造によれば、ブレース下部取付具に天井ブレースと野縁が接続(連結)され、ブレース下部取付具がハンガーと野縁受けに接続(連結)された状態になると共に、ブレース下部取付具と天井ブレースと吊ボルトとが野縁を含む同一構面に沿って配置されていることで、地震時の野縁軸方向の揺動応力(水平力)が野縁から天井ブレース及び吊ボルトに直接的に伝達される。従って野縁から野縁受けに伝達され、野縁受けの幅方向に作用する応力が大幅に低減されるため、野縁受けが屈曲する事態は防止され、天井構造の耐震性能の向上が図られる。
特にハンガーとブレース下部取付具が野縁受けと野縁が交差した領域に配置され、ブレース下部取付具がハンガーを包囲することで、ブレース下部取付具と天井ブレースと吊ボルトを、野縁を含む同一構面内に配置することが可能になっている。この結果、野縁の軸方向には野縁と天井ブレースと吊ボルト(ハンガー)との間に実質的な偏心がなく、天井ブレースへの捩りモーメントと、野縁受けへの曲げモーメントの作用が回避される。ブレース下部取付具は野縁受けを支持したハンガーを包囲してハンガーを保持し、野縁受けに支持されながら、野縁に接続されることで、ハンガーを野縁の幅の範囲内に納めた状態で、野縁と野縁受けを接続(連結)した状態にすることができるため、野縁からの軸方向の水平力に起因して野縁受けに曲げモーメントを作用させることが回避される。
「野縁受けと野縁が交差した領域」は平面で見たときに、野縁受けと野縁が重複した領域(範囲)を含む領域を言う。「ブレース下部取付具がハンガーを包囲する」とは、ブレース下部取付具がハンガーを周囲から保持するように配置されることであり、ハンガーに関する配置位置は野縁受けの幅方向であるか、軸方向であるかは問われない。
「野縁を含む同一構面内に配置」とは、天井ブレースが野縁の軸方向を含む構面に平行な状態で、実質的に野縁の軸方向を含む構面内にブレース下部取付具と天井ブレースと吊ボルトとが位置することを言い、具体的には吊ボルトの軸線と天井ブレースの軸線が実質的に野縁の幅の範囲内に位置しているようなことを言う(請求項)。天井ブレースが野縁の軸方向を含む構面に平行であることで、野縁軸方向の水平力の発生時に天井ブレースに捩りモーメントが作用することはない。「実質的に野縁の幅の範囲内に位置する」とは、厳密には吊ボルトの軸線と天井ブレースのいずれかの軸線が野縁の幅の範囲外にある場合でも、「野縁の幅の範囲内に位置している」と見なし得る程度の(誤差の)範囲内に納まっていることを言う。
請求項に係る発明は、前記野縁が既設の野縁間に設けられた追加野縁であることを特徴とする。
このような構成によれば、既設の天井構造においても適用することができる。
請求項に係る発明は、前記ブレース下部取付具が、前記ハンガーと前記野縁受けとを前記野縁受けの幅方向両側から囲う野縁受け挟止部と、前記ハンガーを前記野縁受けの長手方向両側から係止する野縁受け係止部とを備えていることを特徴とする。
このような構成によれば、ブレース下部取付具が野縁受けの幅方向及び長手方向の二方向において、ハンガーと野縁受けの移動を規制できるため、ブレース下部取付具とハンガー及び野縁受けの一体化を図ることができる。
請求項に係る発明は、前記ブレース下部取付具が、前記野縁に幅方向両側から覆って接続(固定)される野縁固定部と、前記野縁の幅方向両端部に形成された鍔部を内側から掛止する野縁掛止部とを備えていることを特徴とする。
このような構成によれば、ブレース下部取付具は野縁を掛止して支持すると共に、野縁固定部においてビス止めなどで野縁に接続(固定)されるため、安定した状態で野縁を支持することができる。
請求項に係る発明は、上部の躯体から垂設された吊ボルトの下方に位置する野縁と野縁受けが交差した領域に設けられ、前記野縁と、前記野縁の軸方向に平行な構面内方向に架設される天井ブレースとを連結する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のブレース下部取付具であって、前記野縁に接続(固定)される野縁固定部と、前記天井ブレースに接続(固定)される天井ブレース固定部(実施形態における側面垂直部22に該当する)とを備えていることを特徴とするブレース下部取付具である。
このようなブレース下部取付具によれば、野縁とブレース下部取付具と天井ブレースと吊ボルトとを同一構面に沿って配置することができるため、地震時の野縁軸方向の揺動応力は、野縁から天井ブレース及び吊ボルトに直接的に伝達される。従って野縁から野縁受けに伝達され、野縁受けの幅方向に作用する応力が大幅に低減されるため、野縁受けの屈曲が防止され、天井構造の耐震性能が向上する。
本発明に係る天井構造及びブレース下部取付具によれば、地震時の野縁軸方向の揺動応力を野縁から吊ボルト及び天井ブレースへ伝達することができるため、天井構造の耐震性能の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る天井構造を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る天井構造の要部を示した拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る天井構造の要部を示した拡大分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るブレース下部取付具の第一部材を示した図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は背面図である。 本発明の実施形態に係るブレース下部取付具の第二部材を示した図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 従来の天井構造を示した斜視図である。
本発明の実施形態に係る天井構造及びブレース下部取付具について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、既存の天井を補強する場合を例にあげて説明する。
まず、天井構造の構成を説明する。図1に示すように、天井構造1は、野縁受け2と野縁3を格子状に組み付けてなる天井下地材を、例えば上階床スラブ(図示せず)など、上部の躯体から垂設されて要所に吊り下げ配置される各吊ボルト5の下端側に、図2に示すハンガー6を介して吊り下げ支持することで構築されるものである。このようにして吊り下げられた野縁3の下面には、図示しない仕上げボードや化粧ボードなどの天井材が貼り付けやビス止めなどによって取り付けられる。
吊ボルト5の下端部にはハンガー6が接続され、ハンガー6に野縁受け2が支持される。ハンガー6は平面上、野縁受け2と野縁3が交差した領域に配置される。野縁受け2と野縁3との交差領域にはまた、野縁3の軸方向に平行な構面内方向に架設される天井ブレース7を受けるブレース下部取付具10が配置される。
ブレース下部取付具10はハンガー6の周囲等、ハンガー6を包囲する位置に配置され、ハンガー6を保持しながら、野縁受け2に載置されることにより野縁受け2に支持される。ブレース下部取付具10はハンガー6の周囲等に配置され、野縁受け2に支持されたときに、ハンガー6に野縁受け2の幅方向と長さ方向(軸方向)に接触し、ハンガー6を水平二方向の移動に対して拘束する。この状態はブレース下部取付具10がハンガー6に水平二方向の移動に対して拘束されることでもある。
ブレース下部取付具10はハンガー6に二方向の移動を拘束されることで、ハンガー6を保持する。ハンガー6は野縁受け2を支持しているため、ハンガー6を保持することの結果として、ブレース下部取付具10は野縁受け2をも保持した状態になり、野縁受け2には直接、接続されなくても実質的に野縁受け2に接続(連結)された状態になる。
ブレース下部取付具10には図2に示すようにハンガー6を保持した状態で、野縁受け2上の位置において天井ブレース7が接続(固定)され、野縁3の位置において野縁3が接続(固定)され、ブレース下部取付具10は間接的に野縁3と天井ブレース7を連結する。このとき、ハンガー6とブレース下部取付具10が野縁受け2と野縁3の交差領域に配置されていることで、ブレース下部取付具10と天井ブレース7と吊ボルト5とが野縁3を含む同一構面内に位置する。天井ブレース7の下端部はブレース下部取付具10に保持され、実質的に接続された野縁受け2に、ブレース下部取付具10付近において接続されることもある。野縁受け2は後述の「追加野縁」と同様、既設の天井に対し、追加(増設)で設置されることもある。
ハンガー6は図3に示すように、帯状の板材を用いた折り曲げ加工によって形成されている。ハンガー6は野縁受け2を保持する本体部6aと、この本体部6aの下端側に一体に形成され、野縁受け2を支持する野縁受け支持部6bと、を備えて略U字状に形成されている。本体部6aの上端には、水平方向に屈曲する取付部6cが形成されている。取付部6cにはボルト挿通孔(図示せず)が形成されており、このボルト挿通孔に吊ボルト5が挿通されて上下にナットN,Nを螺合することで、ハンガー6が吊ボルト5に接続(連結)される。野縁受け支持部6bは水平部6dと立上り部6eとを備えており、水平部6dで野縁受け2を支持しつつ、立上り部6eと本体部6aとで野縁受け2を幅方向に挟持し、保持する。
図3に示すハンガー6は単一の部品で、野縁受け2を幅方向に保持する部分と支持する部分を持つため、単純な形状でありながらも、野縁受け2の支持能力と幅方向の移動に対する拘束効果を発揮できる利点を持つ。
本実施形態では、既存の野縁3が吊ボルト5の下方に位置していない場合に、吊ボルト5の下方に新たな野縁3を追加している。なお、追加した野縁3を既存の野縁3と区別する場合は、「追加野縁3」と言う場合がある。追加野縁3は等間隔で配置された既存の野縁3の間に配置されており、隣り合う野縁3,3間の距離が短くなっている。また、追加野縁3は、天井の端から端まで設けられていなくてもよく、少なくとも天井ブレース7が架け渡される吊ボルト5,5間の距離よりも長い寸法を有していればよい。
図2に示すように、ブレース下部取付具10は野縁受け挟止部11と野縁受け係止部12とを備えている。野縁受け挟止部11はハンガー6と野縁受け2を野縁受け2の幅方向(野縁3の長手方向)両側から囲う部分である。野縁受け係止部12はハンガー6を野縁受け2の長手方向両側から係止する部分である。野縁受け挟止部11と野縁受け係止部12は具体的には後述のようにブレース下部取付具10を構成する第一部材20と第二部材30のいずれか、または双方から形成される。
ブレース下部取付具10は野縁固定部13と野縁掛止部14とをさらに備えている。野縁固定部13は野縁3に幅方向(野縁受け2の長手方向)両側から覆って接続(固定)される部分である。野縁掛止部14は、野縁3の幅方向両端部に内側に向かって形成された鍔部3aを野縁3の内部から掛止する部分である。野縁固定部13と野縁掛止部14も第一部材20と第二部材30のいずれか、または双方から形成される。
ブレース下部取付具10はハンガー6と野縁受け2を挟んで野縁受け2の幅方向に対向する第一部材20と第二部材30を組み合わせて構成されている。第一部材20と第二部材30は所望の強度を確保できる板厚のアルミニウム合金製の板材を適宜折曲げ加工して形成されている。なお、板材の材質はアルミニウム合金に限定されるものではなく、スチールやステンレスなどの他の部材であってもよい。
図3及び図4に示すように、第一部材20はハンガー6を立上り部6e側から覆うと共に、野縁3をその上側から覆う。なお、図4の(b)は、(a)の平面図を図中下側から見た正面図、(c)は(a)の平面図を図中左側から見た側面図、(d)は(a)の平面図を図中上側から見た背面図である。第一部材20はハンガー6の立上り部6eに対向する垂直部21と、垂直部21の両側面から直交し、第二部材30側へ屈曲した側面垂直部(請求項の天井ブレース固定部に相当する)22,22と、垂直部21の下端から第二部材30の反対側へ水平方向に屈曲した水平部23とを備えている。
垂直部21は野縁3の幅より僅かに広い幅寸法と、ハンガー6の高さより僅かに高い高さ寸法を有している。垂直部21には、第二部材30を接続(連結)するためのボルトBが挿通するボルト挿通孔24が形成されている。ボルト挿通孔24は例えば水平方向に間隔を空けて2つ形成されている。
側面垂直部22は天井ブレース7を接続(固定)する固定面を構成すると共に、ハンガー6の上端部を野縁受け2の長手方向両側から囲う。天井ブレース7は側面垂直部22に溶接またはビス止めにて固定、もしくは接続される。側面垂直部22の下部には切欠き部25が形成されており、切欠き部25を野縁受け2が通過している。野縁受け2は側面垂直部22に直交する方向に延在して通過する。切欠き部25は上端縁が水平で側縁が垂直に切り欠かれており、野縁受け2の上端面と側端面が切欠き部25に沿う。側面垂直部22は垂直部21の補強リブの役目も果たしている。
水平部23は垂直部21と同等の幅寸法を有している。水平部23は野縁3の上面を覆うように配置される。水平部23の幅方向両端部には野縁3の幅方向の側面に接触し得る垂下部26がそれぞれ形成されている。垂下部26は水平部23の両端部を屈曲して形成されている。各垂下部26にはビス孔27がそれぞれ形成されており、野縁3はビスVを介して野縁3の側面に接続(固定)されるようになっている。このような水平部23及び垂下部26が前記野縁固定部13を構成している。
図3及び図5に示すように、第二部材30はハンガー6を本体部6a側から覆うと共に、野縁3をその幅方向内側から掛止する。なお、図5の(b)は(a)の平面図を図中下側から見た正面図、(c)は(a)の平面図を図中左側から見た側面図である。第二部材30はハンガー6の本体部6aに対向する第二垂直部31と、第二垂直部31の上端面両側から直交し、第一部材20側へ屈曲した水平張出部32,32と、第二垂直部31の下端から第一部材20の反対側へ水平方向に屈曲した第二水平部33とを備えている。
第二垂直部31は野縁3の幅と同等の幅寸法と、野縁受け3の高さより僅かに高い高さ寸法を有している。第二垂直部31の下部寄りの幅は狭められており、野縁3の鍔部3a,3a間に挿入可能な寸法になっている。第二部材30を第一部材20に組み合わせ、互いに接続(連結)したときに、第二垂直部31と垂直部21がハンガー6と野縁受け2を野縁受け2の幅方向(野縁3の長手方向)両側から囲う(挟み込む)ようになっている。このような第二垂直部31と垂直部21が前記野縁受け挟持部11を構成している。
水平張出部32はハンガー6が入り込めるよう、第二垂直部31の上端面両側から二股状に張り出している。水平張出部32,32間の距離はハンガー6の幅寸法と同等の長さになっている。第二部材30を第一部材20に接続(連結)したときに、水平張出部32,32がハンガー6を幅方向両側(野縁受け2の長手方向両側)から挟むようになっている。このような水平張出部32が前記野縁受け係止部12を構成している。水平張出部32の先端部には立上り部34が形成されている。立上り部34は水平張出部32に対して直交して屈曲して、第一部材20の垂直部21の背面(ハンガー6側の面)に当接する。立上り部34にはネジ孔35が形成されており、ボルト挿通孔24に挿通されたボルトBの軸部が螺合する。
第二水平部33は野縁3の内側に挿入される部分であって、野縁3の内法寸法より僅かに短く、鍔部3a,3a間寸法より長い幅寸法を有している。第二水平部33の幅方向両端部には第二水平部33の突出方向に沿う溝条36が形成されている。溝条36は第二部材30の野縁3へのスライド等による差し込み時に鍔部3aの下側に入り込み、鍔部3aの先端の垂下り部を収容する。つまり、第二水平部33が野縁3の内側に挿入されて、溝条36が下側から鍔部3aを掛止する。このような第二水平部33及び溝条36が前記野縁掛止部14を構成している。
次に、第一部材20と第二部材30を組み合わせてブレース下部取付具10を構成するときの、ブレース下部取付具10の野縁受け2及びハンガー6への接続と、野縁3及び天井ブレース7のブレース下部取付具10への接続の手順を説明する。
図2及び図6に示すように、野縁3を吊ボルト5の下側に配置する。既設の天井構造においては吊ボルト5の下端部に設けられたハンガー6の下部には野縁3は設けられていないため、野縁3は新たに追加された追加野縁となる。この追加野縁3は図示しない天井材の裏面(上面)に接着またはビス止めする。
その後、野縁受け2と野縁3の交差領域において、第一部材20と第二部材30を設置して、第一部材20と第二部材30とで野縁受け2の一部とハンガー6を挟む。
具体的には第一部材20の水平部23を野縁3の上に載置すると共に、側面垂直部22の切欠き部25に野縁受け2を嵌め込ませる。この位置で、垂下部26から野縁3の側面にビスVを打って第一部材20を野縁3に接続(固定)する(図2及び図6の(c),(d)参照)。
第二部材30は野縁3の幅方向に斜めにさせられた状態で、または野縁3の軸方向にスライドさせられることにより第二水平部33を野縁3の内側に入り込んだ後、溝条36が鍔部3aに沿って鍔部3aを掛止する(図2及び図6の(b)参照)。鍔部3aを掛止した状態で、第二部材30を野縁受け2側に移動させ、第二垂直部31をハンガー6の本体部6aに当接させる。この状態で、水平張出部32,32がハンガー6の両側を通過し、第一部材20の垂直部21の表面に立上り部34が当接する(図2及び図6の(a),(c)参照)。その後、ボルトBをボルト挿通孔24に挿通してネジ孔35に螺合させる。
その後、第一部材20の側面垂直部22に天井ブレース7を溶接またはビス止めによって固定する。
これによって、第二部材30が第一部材20に接続(連結)され、第一部材20と第二部材30が、ハンガー6と野縁受け2の一部を野縁受け2の幅方向に挟持すると共に、第二部材30がハンガー6に野縁受け2の長手方向両側から係止しているため、ブレース下部取付具10と野縁受け2及び吊ボルト5が連結されたことになる。このとき、野縁受け2は幅方向にはハンガー6とブレース下部取付具10によって二重に拘束されるため、野縁受け2の、地震時等の野縁受け2幅方向の水平力に対する安定性が向上する。
一方、第一部材20が野縁3にビス止めされていると共に、第二部材30が野縁3を掛止しているため、ブレース下部取付具10と野縁3が連結されている。さらに、第一部材20には天井ブレース7が接続(固定)されている。従って、野縁受け2と野縁3の交差領域において、図2に示すように吊ボルト5、野縁受け2、野縁3及び天井ブレース7がハンガー6とブレース下部取付具10を介して連結(接続)された状態になる。そして、野縁3とブレース下部取付具10と天井ブレース7と吊ボルト5とが同一構面に沿って配置されることとなる。
以上のような天井構造1によれば、ブレース下部取付具10は野縁3に接続(固定)されていると共に、野縁3とブレース下部取付具10と天井ブレース7と吊ボルト5とが同一構面に沿って配置されているため、地震時の天井部材の野縁3軸方向の揺動応力(水平力)は野縁3から天井ブレース7及び吊ボルト5に直接的に伝達される。従って野縁3から野縁受け2の幅方向に作用する応力が低減され、野縁受け2に曲げモーメントとせん断応力が作用し難くなるため、野縁受け2の屈曲が防止される。さらには、揺動応力は野縁3、吊ボルト5及び天井ブレース7で構成されるトラス構造面にて抵抗できるため、耐震性能の向上を図ることができる。
また、本実施形態のように、吊ボルト5の下方に野縁を追加するようにすれば、既設の天井構造においても本発明を適用することができる。
さらに、かかるブレース下部取付具10は野縁受け挟止部11と野縁受け係止部12とを備えていることによって、野縁受け2の幅方向及び長手方向の二方向において、ハンガー6と野縁受け2の移動を規制できるため、ブレース下部取付具10と、吊ボルト5、ハンガー6及び野縁受け2を強固に一体化することができる。
さらに、ブレース下部取付具10は野縁固定部13と野縁掛止部14とを備えていることによって、野縁3を掛止して支持すると共に、野縁固定部13においてビス止めなどで野縁3を接続(固定)するため、安定した状態で野縁3を支持することができる。
以上、本発明を実施するための形態についてそれぞれ説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、材質、形状や大きさなど適宜設計変更が可能である。例えば、前記実施形態では既存の天井構造を補強する場合であるため、吊ボルト5の下方に設けられる野縁3は追加野縁であるが、新設の天井を構築する場合には、野縁3を吊ボルト5の下方に位置するように野縁3の設置位置を決定してもよい。このようにすれば、施工の手間と費用を軽減することができる。
また、前記実施形態では、ブレース下部取付具10が、第一部材20と第二部材30の二部材を連結することで構成されているがこれに限定されるものではなく、一部材で形成されたものであってもよい。
1 天井構造
3 野縁(追加野縁)
3a 鍔部
5 吊ボルト
6 ハンガー
7 天井ブレース
10 ブレース下部取付具
11 野縁受け挟止部
12 野縁受け係止部
13 野縁固定部
14 野縁掛止部

Claims (5)

  1. 上部の躯体から垂設された吊ボルトと、この吊ボルトの下端部に接続されたハンガーと、このハンガーに支持された野縁受けと、前記吊ボルトの下方に位置する野縁と、この野縁の軸方向に平行な構面内方向に架設される天井ブレースと、この天井ブレースを受けるブレース下部取付具とを備えた天井構造であって、
    前記ハンガーと前記ブレース下部取付具は平面上、前記野縁受けと前記野縁が交差した領域に配置され、前記ブレース下部取付具は前記ハンガーを包囲して前記ハンガーを保持し、前記野縁受けに支持されながら、前記野縁と前記天井ブレースに接続され、
    前記ブレース下部取付具と前記天井ブレースと前記吊ボルトとが前記野縁を含む同一構面内に配置され
    前記吊ボルトの軸線と前記天井ブレースの軸線が実質的に前記野縁の幅の範囲内に位置していることを特徴とする天井構造。
  2. 上部の躯体から垂設された吊ボルトと、この吊ボルトの下端部に接続されたハンガーと、このハンガーに支持された野縁受けと、前記吊ボルトの下方に位置する野縁と、この野縁の軸方向に平行な構面内方向に架設される天井ブレースと、この天井ブレースを受けるブレース下部取付具とを備えた天井構造であって、
    前記ハンガーと前記ブレース下部取付具は平面上、前記野縁受けと前記野縁が交差した領域に配置され、前記ブレース下部取付具は前記ハンガーを包囲して前記ハンガーを保持し、前記野縁受けに支持されながら、前記野縁と前記天井ブレースに接続され、
    前記ブレース下部取付具と前記天井ブレースと前記吊ボルトとが前記野縁を含む同一構面内に配置され、
    前記ブレース下部取付具は、前記ハンガーと前記野縁受けを前記野縁受けの幅方向両側から囲う野縁受け挟止部と、前記ハンガーに前記野縁受けの長手方向両側から係止する野縁受け係止部とを備えていることを特徴とす天井構造。
  3. 上部の躯体から垂設された吊ボルトと、この吊ボルトの下端部に接続されたハンガーと、このハンガーに支持された野縁受けと、前記吊ボルトの下方に位置する野縁と、この野縁の軸方向に平行な構面内方向に架設される天井ブレースと、この天井ブレースを受けるブレース下部取付具とを備えた天井構造であって、
    前記ハンガーと前記ブレース下部取付具は平面上、前記野縁受けと前記野縁が交差した領域に配置され、前記ブレース下部取付具は前記ハンガーを包囲して前記ハンガーを保持し、前記野縁受けに支持されながら、前記野縁と前記天井ブレースに接続され、
    前記ブレース下部取付具と前記天井ブレースと前記吊ボルトとが前記野縁を含む同一構面内に配置され、
    前記ブレース下部取付具は、前記野縁に幅方向両側から覆って接続される野縁固定部と、前記野縁の幅方向両端部に形成された鍔部を内側から掛止する野縁掛止部とを備えていることを特徴とす天井構造。
  4. 前記野縁は、既設の野縁間に設けられた追加野縁であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の天井構造
  5. 上部の躯体から垂設された吊ボルトの下方に位置する野縁と野縁受けが交差した領域に設けられ、前記野縁と、前記野縁の軸方向に平行な構面内方向に架設される天井ブレースとを連結する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のブレース下部取付具であって、
    前記野縁に接続される野縁固定部と、前記天井ブレースに接続される天井ブレース固定部とを備えていることを特徴とするブレース下部取付具。
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