JP2007016422A - 遮音壁の構造 - Google Patents

遮音壁の構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007016422A
JP2007016422A JP2005196906A JP2005196906A JP2007016422A JP 2007016422 A JP2007016422 A JP 2007016422A JP 2005196906 A JP2005196906 A JP 2005196906A JP 2005196906 A JP2005196906 A JP 2005196906A JP 2007016422 A JP2007016422 A JP 2007016422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound insulation
board
wall
mounting base
base surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005196906A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yajima
浩之 矢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2005196906A priority Critical patent/JP2007016422A/ja
Publication of JP2007016422A publication Critical patent/JP2007016422A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

【課題】高い遮音性能を発揮することができ、しかも、設計や施工も容易な遮音壁の構造を提供する。
【解決手段】ボード1を取付け下地面2との間に空気層8を形成するように直張りで取付け下地面2に連結する連結材3が粘弾性材からなり、該粘弾性材3が遮音のためのエネルギー吸収を行うようになされている。取付け下地面2は、鉄筋コンクリート系外壁躯体の屋内側の面からなっていてもよいし、間仕切りや界壁などの既設の壁面であってもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遮音壁の構造に関する。
例えば、外壁躯体がRCやALCからなる場合、外壁躯体の屋内側の面部に石膏ボードやプラスターボードなどの内装ボードを接着剤で連結して強固に固定する直張り工法(GLボンド工法)を採用することがあるが、このGLボンド工法には、安価で施工が容易であるという利点がある反面、遮音性能を外壁躯体単体の場合よりも劣ったものにしてしまうという欠点がある。
また、既存の間仕切り壁や既存の界壁の遮音性能を高める方法として、千鳥桟などの縁切り用の下地を介してボードを付加的に取り付ける方法があるが、遮音のためにわざわざ縁切り用の下地を設けるのはコストが高くつくし、施工も厄介である。上記のGLボンド工法のように、既存壁の壁面を取付け下地面としてボードを接着剤で接着して固定すれば、施工が容易でコストもかからないが、遮音性能を高めることはできない。
このような問題の解決に向けられた直張り工法は、従来よりいくつか提案されているが、遮音性能が満足いくほどには改善されなかったり、設計や施工が厄介であるという問題がある。
特開2004−84339号公報 特開2004−84344号公報
本発明は、上記のような問題点に鑑み、高い遮音性能を発揮することができ、しかも、設計や施工も容易な遮音壁の構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、ボードを取付け下地面との間に空気層を形成するように直張りで取付け下地面に連結する連結材が粘弾性材からなり、該粘弾性材が遮音のためのエネルギー吸収を行うようになされていることを特徴とする遮音壁の構造によって解決される。
この構造では、ボードとその取付け下地面とを連結している粘弾性材が、その粘性作用によって遮音のためのエネルギー吸収を行い、それによって、高い遮音性能を発揮することができ、また、粘弾性材の弾性作用によってボードのはらみも防がれる。
しかも、ボードと取付け下地面とを、粘弾性材を連結材として連結する直張り工法によるものであるから、連結材の設計や、ボード取付けの施工を容易に行うことができる。
ちなみに、粘弾性材としては、例えば、JIS−K−6254に規定されている低変形圧縮試験に準じ、23±2°Cの温度環境下において元の厚さの1/2の厚さまで圧縮し、30分それを保持した後、元の厚さの90%の厚さに戻るまでの復元時間が10秒以上となるような低反発性を備えたものであるのが好ましい。また、弾性特性については、ボードのはらみに抵抗して復元することができるものであって、単位面積当たりの静的バネ定数が200N/mm以下に設定されているのが好ましい。
取付け下地面が、RCやALCなどの鉄筋コンクリート系外壁躯体の屋内側の面からなる場合は、直張り工法を採用するものでありながら、その遮音性能を鉄筋コンクリート系外壁躯体単体の場合と同等かそれよりも高いものにすることができる。
また、取付け下地面が、間仕切り壁や界壁などの既設の壁面からなる場合は、遮音のための下地材を排除して施工を容易にすることができ、しかも、高い遮音性能を発揮することができる。
本発明の遮音壁の構造は、以上のとおりのものであるから、高い遮音性能を発揮することができ、しかも、設計や施工が容易である。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1(イ)〜(ハ)に示す実施形態において、1は石膏ボードなどからなるボード、2は取付け下地面、3…は粘弾性材からなる連結材であり、ボード1は、取付け下地面2との間に空気層8を形成するように、直張りで、取付け下地面2に上記の連結材3で連結されている。
取付け下地面2は、RCやALCからなる外壁躯体の屋内側の面であってもよいし、遮音性能を高めようとする既存の間仕切り壁や既存の界壁などの既存壁の壁面などであってもよい。
連結材である粘弾性材3…は、例えば、図1(イ)に示すような円錐台形状をした低反発ウレタンなどからなっており、天面側をボード1側に向け、ボード1の背面部と取付け下地面2とに粘着させることで、ボード1と取付け下地面2とを連結している。その場合に、各粘弾性材3…にボード1の自重による鉛直方向のせん断力が作用しないよう、ボード1は床面側に支承させるか、天井側に吊持させるようにしておくとよい。
粘弾性材3は、図1(ハ)に示すように、ボード1の面内に点状に分散配置され、その配置関係も、遮音を妨げる要因を極力排除するため、粘弾性材3…間を等間隔にしたり粘弾性材3を列状にしたり、などしない不規則配置にするのがよい。なお、粘弾性材として、物性の異なる複数種類のものを併用する場合は、粘弾性材の配置ピッチを等間隔などの規則性のある配置にするのもよい。
また、ボード1と取付け下地面2との間には、下地材を極力設けないようにするのが好ましいが、図1(ハ)に示すように、回り縁部分や、幅木部分、ボード1…間に、必要に迫られて下地材4,5,6を入れる場合には、そのような下地材4,5,6として断面剛性の小さい下地材を用いるようにし、該下地材4,5,6と取付け下地面2とは粘弾性材で連結するようにするとよい。図1(ニ)は、ボード1の背面側の面内にはらみ阻止用の下地材7を入れた場合のもので、下地材7と取付け下地面2とは粘弾性材3で連結されており、共鳴などの弊害を抑えて遮音性能を向上することができる。なお、各下地材4,5,6,7は、図1(ニ)に示すような溝形材であってもよいし、図1(ホ)に示すようなLリップ付きの溝形材であってもよいし、制限はない。
上記の構造では、ボード1とその取付け下地面2とを連結している粘弾性材3…が、その粘性作用によって遮音のためのエネルギー吸収を行い、それによって、高い遮音性能を発揮し、また、固体音の伝搬も阻止でき、粘弾性材3の弾性作用によってボード1のはらみも防がれる。しかも、ボード1とその取付け下地面2とを、粘弾性材3…を連結材として連結する直張り工法によるものであるから、連結材3…の設計や、ボード1の取付けの施工を容易に行うことができる。
そして、取付け下地面2が、鉄筋コンクリート系外壁躯体の屋内側の面からなる場合は、従来のGLボンド工法と同様の直張り工法でありながら、その遮音性能を鉄筋コンクリート系外壁躯体単体の場合と同等かそれよりも高いものにすることができる。また、取付け下地面2が、遮音性能を高めようとする既設の壁面である場合は、遮音のための下地材を排除して施工を容易にすることができ、しかも、高い遮音性能を発揮することができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、点状の粘弾性材3…をボード1の面内で分散配置にした場合を示したが、線状をした粘弾性材をボード1の面内で分散配置状態にするのもよい。また、粘弾性材3の形態についても、円錐台状のものや、線状のものに限らず、立方体などからなっていてもよいし、粘弾性材3…の材質についても、ウレタンに限らず、要は、遮音のためのエネルギー吸収作用を行うことができるような粘弾性特性を示すものからなっていればよい。
また、ボード1も、単板の石膏ボードに限らず、石膏ボードを2層にしたものであってもよいし、石膏ボードに限らず、合板などからなっていてもよく、合板からなる場合は、幅木部分や回り縁部分等の下地材は省略されてよい。
実施形態の遮音壁の構造を示すもので、図(イ)は連結材としての粘弾性材を示す斜視図、図(ロ)は遮音壁の断面側面図、図(ハ)は遮音壁の正面図、図(ニ)ははらみ阻止用の下地材を入れた場合の遮音壁の断面側面図、図(ホ)は下地材の他の例を示す端面図である。
符号の説明
1…石膏ボード(ボード)
2…取付け下地面
3…連結材(粘弾性材)
8…空気層

Claims (3)

  1. ボードを取付け下地面との間に空気層を形成するように直張りで取付け下地面に連結する連結材が粘弾性材からなり、該粘弾性材が遮音のためのエネルギー吸収を行うようになされていることを特徴とする遮音壁の構造。
  2. 前記取付け下地面が、鉄筋コンクリート系外壁躯体の屋内側の面からなる請求項1に記載の遮音壁の構造。
  3. 前記取付け下地面が、既設の壁面からなる請求項1に記載の遮音壁の構造。
JP2005196906A 2005-07-05 2005-07-05 遮音壁の構造 Pending JP2007016422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005196906A JP2007016422A (ja) 2005-07-05 2005-07-05 遮音壁の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005196906A JP2007016422A (ja) 2005-07-05 2005-07-05 遮音壁の構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007016422A true JP2007016422A (ja) 2007-01-25

Family

ID=37753818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005196906A Pending JP2007016422A (ja) 2005-07-05 2005-07-05 遮音壁の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007016422A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101001590B1 (ko) 2010-08-27 2010-12-17 주식회사 종합건축사사무소가전 소음 전달이 저감되는 건축물의 층간 바닥구조 및 그 시공방법

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5996139A (ja) * 1982-11-25 1984-06-02 Bridgestone Corp 低反発弾性ゴム発泡体
JPS6237187B2 (ja) * 1981-11-26 1987-08-11 Nippon Sheet Glass Co Ltd
JPH04208462A (ja) * 1990-11-21 1992-07-30 Polyurethan Kasei Kk 防音・防振パネル
JPH06306974A (ja) * 1993-04-22 1994-11-01 Takenaka Komuten Co Ltd 遮音壁
JPH077449Y2 (ja) * 1989-07-04 1995-02-22 株式会社エービーシー商会 遮音パネル
JPH0953285A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Seishi Mishina 二重壁構造及び二重壁施工方法
JPH09124764A (ja) * 1995-11-01 1997-05-13 Takeda Chem Ind Ltd 軟質低反発弾性モールドフォームの製造法
JPH09228794A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Ohbayashi Corp 防音パネルおよびそれを用いた防音構造
JPH09287219A (ja) * 1996-04-23 1997-11-04 Kowa Kenshiyou Kk 部材の接着固定方法および接着固定構造
JPH1046786A (ja) * 1996-08-08 1998-02-17 Sanyo Kogyo Kk 内装部材の取付構造及び取付方法
JP2001152571A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Okumura Corp 建築構造物の遮音機構
JP2002243533A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Kajima Corp 隣接室間の遮音性能評価方法と選定された側壁
JP2004084246A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Si Technology:Kk 壁支持構造と壁構造
JP2004183231A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Chiyoda Ute Co Ltd 内装壁の直貼り工法

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6237187B2 (ja) * 1981-11-26 1987-08-11 Nippon Sheet Glass Co Ltd
JPS5996139A (ja) * 1982-11-25 1984-06-02 Bridgestone Corp 低反発弾性ゴム発泡体
JPH077449Y2 (ja) * 1989-07-04 1995-02-22 株式会社エービーシー商会 遮音パネル
JPH04208462A (ja) * 1990-11-21 1992-07-30 Polyurethan Kasei Kk 防音・防振パネル
JPH06306974A (ja) * 1993-04-22 1994-11-01 Takenaka Komuten Co Ltd 遮音壁
JPH0953285A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Seishi Mishina 二重壁構造及び二重壁施工方法
JPH09124764A (ja) * 1995-11-01 1997-05-13 Takeda Chem Ind Ltd 軟質低反発弾性モールドフォームの製造法
JPH09228794A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Ohbayashi Corp 防音パネルおよびそれを用いた防音構造
JPH09287219A (ja) * 1996-04-23 1997-11-04 Kowa Kenshiyou Kk 部材の接着固定方法および接着固定構造
JPH1046786A (ja) * 1996-08-08 1998-02-17 Sanyo Kogyo Kk 内装部材の取付構造及び取付方法
JP2001152571A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Okumura Corp 建築構造物の遮音機構
JP2002243533A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Kajima Corp 隣接室間の遮音性能評価方法と選定された側壁
JP2004084246A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Si Technology:Kk 壁支持構造と壁構造
JP2004183231A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Chiyoda Ute Co Ltd 内装壁の直貼り工法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101001590B1 (ko) 2010-08-27 2010-12-17 주식회사 종합건축사사무소가전 소음 전달이 저감되는 건축물의 층간 바닥구조 및 그 시공방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9523197B2 (en) Sound dampening wall
US20080008345A1 (en) Method and apparatus for sound engineered metal channel supports and panel products
CA2673245C (en) Acoustical mounting bracket for attaching ceiling suspension to floor joists
JP2007291761A (ja) 耐震天井構造
JP4927424B2 (ja) 壁構造体及びその施工方法
JP2007016422A (ja) 遮音壁の構造
JP2007092404A (ja) 制震構造、並びに、それに用いる制震パネル及び制震部材
JP6705733B2 (ja) 静音階段
USD614943S1 (en) Acoustic isolator clip
EP2003258A3 (en) Attachment device with acoustic isolation for use in building constructions
JP5990838B2 (ja) 吊りボルトの振動抑制体
JP6965771B2 (ja) 壁面材の上端固定構造
JP4460753B2 (ja) 建築物の制振構造
JP5349749B2 (ja) 家具の転倒防止固定具
JP4851269B2 (ja) 遮音壁構造
KR200396509Y1 (ko) 시공이 간편한 음향블럭
JP2007046326A (ja) 内装構造及び内装構造用部材
JP3123028U (ja) 吸音材
JP5967579B2 (ja) パネル取付構造及びパネル施工方法
CA2893390A1 (en) Sound dampening wall
JP2003119951A (ja) システム天井
JP2005325587A5 (ja)
JP2007070837A (ja) 二重床構造およびその施工方法
JP2005105634A (ja) 千鳥間柱の間仕切り壁の構造
JP2003336383A (ja) パネル要素

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110613

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120228