JP4851269B2 - 遮音壁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、遮音壁の構造に関する。
従来、建物の壁の遮音性を高めるため、壁の面重量を上げたり、音の伝播を防ぐため表裏それぞれの面材や下地材が接続しないように縁を切るなどの試みがなされている。
遮音性能は質量則によるため、壁の面重量を上げることを目的として、重量のある面材を使用したり複数の面材の重ね貼りなどがされるが、ビスなどの締結具や構造上の問題から限界があり、下地材についても接続しないよう千鳥配置にするなどさまざまな工夫がなされている。
とくに低周波数域での遮音性能を高めるためには、壁の厚みを上げるとともに、内部中空層を設けて空気バネによる連結を低減させることが求められるため、壁構造の剛性を上げる必要がある。
特開2005−282136号公報
しかしながら、上記の遮音壁の構造では、面材重量を厚くしたり、表裏で縁を切ったりするため、壁厚が増したり、重量のある面材を支持するため下地材に強度が求められるといった問題点があった。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、壁厚を厚くすることなく、十分な遮音性能を有する壁構造を提供することを課題とする。
上記の課題において、本発明者は、研究を行った結果、低周波数域での遮音性能を高めるためには、壁構造の剛性をあげることに効果があることを突き止めるとともに、同時に壁重量を増すことで全周波数域での遮音性能の向上を図れることを突き止めるに至った。
本発明は、上記のような解明と解明に基づく思索の積み重ねの結果、産み出されたもので、面型の面板下地材に面板が取り付けられ、面板表面側から袖壁を面板下地材及び面板に固定一体化した壁面が、裏面の壁面と離間されていることを特徴とする壁構造、または、桟材の面板下地材に面板が取り付けられ、面板表面側から袖壁を面板下地材及び面板に固定一体化した壁面が、裏面の壁面と離間されていることを特徴とする壁構造により解決される。
この構造では、壁の面外強度は袖壁により支持されるため、中空層に強度のある下地は必要なく、中空層の厚みを薄くできるため、壁厚を薄くすることができる。また、袖壁により壁構造の剛性が保たれ、低周波数域における遮音性能が向上する。
さらに、下地を介して表裏の壁面を接続することなく離間される完全絶縁構造であるため、下地材を通じた音の伝播もなく、高い遮音性能を発揮することができる。
また、上記の課題は、面型又は桟材の面板下地材に面板が取り付けられ、面板表面側から袖壁を面板下地材及び面板に固定一体化した壁面どうしがそれぞれ離間されていることを特徴とする間仕切壁構造によっても解決される。
間仕切壁構造において、表裏の壁面が離間され完全絶縁状態にされるとともに、袖壁により壁の面外強度が支持されているため、中空層に強度のある下地は必要なく、中空層の厚みを薄くできるため、壁厚を薄くすることができる。また、袖壁により壁構造の剛性が保たれ、低周波数域における遮音性能が向上する。
また、上記の壁構造において、袖壁間に棚板及び/又はハンガーパイプが取り付けられているとよい。
上記の壁構造において、袖壁間に棚板及び/又はハンガーパイプを設けることで、袖壁間のスペースを収納スペースとして有効に活用できるとともに、棚板及び/又はハンガーパイプに物が置かれることで壁全体の重量が付加され、壁構造の遮音性能の向上に貢献する。さらに、棚板及び/又はハンガーパイプに置かれたものが、壁面への音の入射を緩和するため、なお一層、壁構造の遮音性能の向上に貢献する。
本発明は以上のとおりであるから、簡易な構造で、低周波数域を含めた全周波数領域で高い遮音性能を有する壁構造を提供することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す本発明の第1実施形態の建物の間仕切り壁の遮音壁構造1において、2は面板としての石こうボード、3は面板下地材としての合板、4は袖壁、5は棚板、6は吸音材、7は面板下地材としての桟木、8は袖壁を面板下地材3に固定するビス、9は袖壁4の面板下地材としての桟木、10は袖壁4の面板としての石こうボードである。なお、図示しないが石こうボード2、10の表面には化粧材としてのクロスが貼り付けられている。
図1に示すように、合板3の表面側に石こうボード2が2枚積層されるとともに、袖壁4が表面側から固定され、合板3,石こうボード2,袖壁4が一体化されている。袖壁4は、桟木を枠体に組んだ面板下地材9に石こうボード10を両面に貼り付けて構成される。
また、図1に示す遮音壁構造1において、棚板5の設置されていない側の壁面は、一般的な壁構造であり下地材としての桟材7に石こうボード2が2枚積層されビスで固定されている。
この壁構造では、壁の面外強度は袖壁により支持されるため、中空層に強度のある下地は必要なく、中空層の厚みを薄くでき、壁厚を薄くすることができる。また、袖壁により壁構造の剛性が保たれ、低周波数域における遮音性能が向上する。
また、下地を介して表裏の壁面を接続することなく離間されている完全絶縁構造であるため、下地材を通じた音の伝播もなく、高い遮音性能を発揮することができる。
この間仕切構造において、表裏の壁面が離間され完全絶縁状態にされるとともに、袖壁により壁の面材強度が支持されているため、袖壁により壁構造の剛性が保たれ、低周波数域における遮音性能が向上するとともに、重量のある面材を使用することで壁面の面重量を上げ、全周波数域での遮音性能を上げることができる。
また、袖壁間に棚板を設けることで、袖壁間のスペースを収納スペースとして有効に活用できるとともに、棚板に物が置かれることで壁全体の重量が付加され、壁構造の遮音性能の向上に貢献する。さらに、棚板置かれたものが、壁に音が入射することを緩和するため、なお一層、壁構造の遮音性能の向上に貢献することとなる。
図2に示す第2実施形態の壁構造は、間仕切り壁構造の両側面が面板下地材としての合板3の表面側に石こうボード2が2枚積層されるとともに、袖壁4が表面側から固定され、合板3,石こうボード2,袖壁4が一体化されている。
図3に示す第3実施形態の壁構造は、間仕切り壁構造の両側面が面板下地材としての桟木7の表面側に石こうボード2が2枚積層されるとともに、袖壁4が表面側から固定され、桟木7,石こうボード2,袖壁4が一体化されている。
第2,第3の実施形態の間仕切り壁構造においても、壁の面外強度は袖壁により支持されるため、中空層に強度のある下地は必要なく、中空層の厚みを薄くでき、壁厚を薄くすることができる。また、袖壁により壁構造の剛性が保たれ、低周波数域における遮音性能が向上する。
また、下地を介して表裏の壁面を接続することなく離間されている完全絶縁構造であるため、下地材を通じた音の伝播もなく、高い遮音性能を発揮することができる。
この間仕切構造において、表裏の壁面が離間され完全絶縁状態にされるとともに、袖壁により壁の面材強度が支持されているため、袖壁により壁構造の剛性が保たれ、低周波数域における遮音性能が向上するとともに、重量のある面材を使用することで壁面の面重量を上げ、全周波数域での遮音性能を上げることができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、袖壁4間に棚板5を設けた場合を示したが、ハンガーパイプが設けられてもよい。また、袖壁の構成についても、桟木を枠体に組んだ面板下地材に石こうボードを両面に貼り付け構成される例を示したが、これに限らず、密実な袖壁をアングル等で壁面に直接取り付ける構成でもよい。
また、上記実施形態では、建物の内部間仕切りの遮音壁構造について示したが、建物外周の外壁面における壁構造にも適用できることはいうまでもない。要は、壁面を構成する下地を壁面の表面側から袖壁により固定一体化する構造であればよい。
本発明の第1の実施形態を示す断面平面図である。 本発明の第2の実施形態を示す断面平面図である。 本発明の第3の実施形態を示す断面平面図である。
符号の説明
1・・・遮音壁構造
2・・・石こうボード(面板)
3・・・合板(面板下地材)
4・・・袖壁
5・・・棚板
6・・・吸音材
7・・・桟木(面材下地材)
8・・・ビス

Claims (4)

  1. 面型の面板下地材に面板が取り付けられ、面板表面側から袖壁を面板下地材及び面板に固定一体化した壁面が、裏面の壁面と離間されていることを特徴とする壁構造。
  2. 桟材の面板下地材に面板が取り付けられ、面板表面側から袖壁を面板下地材及び面板に固定一体化した壁面が、裏面の壁面と離間されていることを特徴とする壁構造。
  3. 面型又は桟材の面板下地材に面板が取り付けられ、面板表面側から袖壁を面板下地材及び面板に固定一体化した壁面どうしがそれぞれ離間されていることを特徴とする間仕切壁構造。
  4. 袖壁間に棚板及び/又はハンガーパイプが取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の壁構造。
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