JP2007109893A - 部品実装順序決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の生産時間を短くすることができる部品実装順序決定方法を提供する。
【解決手段】部品実装順序決定方法は、基板上に部品を実装する部品実装機における部品の実装順序を最適化する方法であって、基板への部品の実装順序を決定する実装順序決定ステップ(S2〜S12)と、決定された前記部品の実装順序に基づいて、当該部品が収納された部品カセットの部品供給部における配置を決定する配置決定ステップ(S14)とを含む。
【選択図】図11

Description

本発明は、基板上に部品を実装する部品実装機における部品の実装順序を最適化する部品実装順序決定方法に関する。
部品実装機による基板上への部品実装においては、その部品実装に先立って、部品の実装順序を決定しなければならない。部品実装順序決定方法では、1枚の基板上へ部品の実装を開始してからすべての部品を実装し終えるまでの時間を最小にすることを目的として部品の実装順序を決定する。しかし、考えられる部品実装順序をすべて生成し、最適な部品実装順序を求める総当り法では、部品の実装点数が多くなればなるほど、最適な部品実装順序を決定するための処理時間が増大し、現実的な時間で最適な部品実装順序を決定するのが困難である。
このため、現実的な時間で最適な部品実装順序を決定する方法として、様々なものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の部品実装順序決定方法では、第1実装点から順次早く実装できる実装点を探し、連結しながら実装パスを生成する。そのようにして生成された実装パスを、タクトロスが発生する実装パスの実装点間で分断し、タクトロスが無い実装パスからなるクラスタを生成し、基板の生産時間が短くなるようにクラスタを合成する方法である。
特開平10−209682号公報
しかしながら、従来の部品実装順序決定方法では、部品供給部の移動タクト等を考慮して部品実装順序を決定してはいるものの、部品供給部における部品カセットの配置までをも決定するものではない。このため、部品カセットの配置次第によっては、ある実装点の部品を吸着してから次の実装点の部品を吸着するまでの間に、部品供給部を大きく移動させなければならない状況が発生し、基板の生産時間が長くなってしまうという問題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、基板の生産時間を短くすることができる部品実装順序決定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品実装順序決定方法は、基板上に部品を実装する部品実装機における部品の実装順序を最適化する方法であって、基板への部品の実装順序を決定する実装順序決定ステップと、決定された前記部品の実装順序に基づいて、当該部品が収納された部品カセットの部品供給部における配置を決定する配置決定ステップとを含むことを特徴とする。より、具体的には、前記配置決定ステップでは、前記部品の実装順序における部品の種類の出現順序に従って、前記部品カセットの配置を決定することを特徴とする。
この構成によると、部品実装順序に基づいて、部品カセットの配置を決定している。このため、部品吸着の際の部品供給部の移動量を最小にすることができる。よって、基板への部品実装のタクトタイムを小さくすることができる。
好ましくは、前記部品実装機は、所定の軸周りに回転しながら部品を吸着し、基板上に実装するロータリーヘッドと、前記ロータリーヘッドに部品を吸着させるために移動可能な部品供給部と、載置した前記基板を水平面方向に移動させるXYテーブルとを備え、前記実装順序決定ステップでは、部品供給部の移動に伴う時間は一定であるとの仮定の下で基板への部品の実装順序を決定することを特徴とする。
このように、部品供給部の移動に伴う時間は一定であるとの仮定をおくのは、20への部品の実装順と等しくなるように部品供給部における部品カセットの並びを決めてやることにより、部品供給部の移動時間を短くすることができるからである。このため、部品実装時の部品供給部の移動は無視して、まずは、部品実装点間の距離が近い場合には、実装時間が小さくなるように部品の実装順序を決定するためである。
さらに好ましくは、前記算出ステップでは、前記ロータリーヘッドによる部品吸着から当該部品装着までの時間を考慮して、部品供給部の移動に伴う時間は一定であるとの仮定の下で、任意の2点間について、当該2点間のうちの一方の点へ部品を実装してから他方の点へ部品を実装するまでに必要な時間を算出することを特徴とする。
すなわち、部品吸着位置と部品装着位置とが異なるため、ロータリーヘッドにより部品吸着をしてから部品装着をするまでの間にタイムラグが生じる。また、部品装着をするまでの間に、ロータリーヘッドは複数個の部品を保持することになる。これに伴い、ロータリーヘッドの移動速度も規定され、これを反映させて実装時間を算出することにより、正確な実装時間を算出することができる。
さらに好ましくは、前記実装順序決定ステップは、前記部品の高さの低い順に部品の実装順序をソートするソートステップと、ソート後の部品の実装順序に基づいて、基板の生産時間が短くなるように部品の実装順序を変更する変更ステップとを含むことを特徴とする。
部品高さの大きいものから順に部品を実装してしまうと、ロータリーヘッドによる部品装着時に、部品とロータリーヘッドとが衝突を起こす可能性があるため、それを回避することができる。
さらに好ましくは、前記部品実装機は、所定の軸周りに回転しながら部品を吸着し、基板上に実装するロータリーヘッドと、前記ロータリーヘッドに部品を吸着させるために移動可能な部品供給部と、載置した前記基板を水平面方向に移動させるXYテーブルとを備え、前記実装順序決定ステップは、前記部品供給部における部品の配列順と一致するように部品の実装順序をソートするソートステップと、ソート後の部品の実装順序に基づいて、基板の生産時間が短くなるように部品の実装順序を変更する変更ステップとを含むことを特徴とする。
部品供給部における部品の配列順と一致するように部品を実装することにより、部品供給部の移動量を少なくすることができる。そのため、基板への部品実装のタクトタイムを小さくすることができる。
なお、本発明は、このような特徴的なステップを備える部品実装順序決定方法として実現することができるだけでなく、部品実装順序決定方法に含まれる特徴的なステップを手段とする部品実装順序決定装置として実現したり、部品実装順序決定方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明によると、基板の生産時間を短くすることができる部品実装順序決定方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る部品実装システムについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る部品実装システムの外観図である。
部品実装システム2は、基板上への部品の実装順序を決定するとともに、決定された実装順序に従って、基板上に部品を実装するシステムであり、部品実装機10と、部品実装順序決定装置300とを備えている。
部品実装機10は、電子機器を構成するプリント基板上に複数種類の部品を高速に装着する実装装置であり、部品を吸着、搬送、装着するロータリーヘッド100と、多種類の部品をロータリーヘッド100に供給する部品供給部11と、載置したプリント基板を水平面方向に移動させるXYテーブル15とを備えている。
図2は、部品供給部とロータリーヘッドとの位置関係を示す概略図である。
ロータリーヘッド100は、図2の上部に示すように、部品をプリント基板上に装着する装着手段としての装着ヘッド103を18個備えている。またこの装着ヘッド103は、高さ方向には移動することなく回転する回転基台101に高さ方向に移動自在に取り付けられ、部品を真空吸着により保持することのできる吸着ノズル(図示せず)を6本備えている。
部品供給部11は、図2の下部に示すように、同一部品を順次装着ヘッド103に提供しうる部品カセット111を横一列に並べて備えている。そして、部品供給部11は、部品供給部11をロータリーヘッド100に対して図2中のZ軸方向に移動位置決めすることにより装着すべき部品を選択しうる機能を有している。
部品カセット111は、図3に示すような同一部品を多数個保持する部品テープ110が巻き付けられたリール113と、当該部品テープ110に保持された部品を順次供給するテープフィーダ114とを備えており、部品供給部11に対して着脱自在となっている。つまり、部品カセット111は、1種類の部品を提供するものに相当し、部品供給部11は、部品カセット111の集合(または、さらにその集合を保持する収納部を含めたもの)に相当する。
図4は、ロータリーヘッド、基板および部品供給部の位置関係を模式的に示した図である。
同図に示すように、ロータリーヘッド100の回転軸は移動せず、この回転軸の周りをその周囲に設けられた装着ヘッド103が間欠回転することにより各位置に対応した作業を行う。簡単に説明すると、部品カセット111がそれぞれ備える吸着開口部112の上部(位置B)に位置した装着ヘッド103が前記吸着開口部112を通して部品を吸着し、これと対向する位置Eに装着ヘッド103が位置したときにプリント基板Pに吸着した部品を装着する。
なお、部品の装着対象であるプリント基板Pは水平面方向に移動自在なXYテーブル(図示せず)上に載置されており、部品を装着すべき位置はプリント基板Pを移動させることにより決定される。
図5は、図4の位置Cに備えられた部品認識カメラの一例を示す図である。
部品認識カメラ105は、装着ヘッド103が吸着した部品106を認識するためのカメラであり、鏡筒105aと、小視野カメラ105bと、大視野カメラ105cとを備えている。鏡筒105a内には、ミラー107aおよび107cと、ハーフミラー107bとが設けられている。
小視野カメラ105bは、視野サイズが6mmのカメラであり、ミラー107aおよびハーフミラー107bで反射された部品106を撮像する。大視野カメラ105cは、視野サイズが28mmのカメラであり、ミラー107aおよび107cで反射された部品106を撮像する。
図6は、ロータリーヘッド100に備えられる装着ヘッド103の一つに着目した際の当該装着ヘッド103の動作を示すフローチャートである。
吸着ノズルの選択位置(図4の位置A)に存在する装着ヘッド103は、次に装着する部品に適合した吸着ノズルを選択する(S401)。次に、回転基台101を前記装着ヘッド103が吸着部(図4の位置B)に位置するまで回転させる(S402)。この位置において、装着ヘッド103は吸着ノズルを用いて部品カセット111の吸着開口部112から部品を吸着保持する(S403)。
次に、前記装着ヘッド103が部品認識カメラ105(図4の位置C)に位置するまで回転基台101を回転させる(S404)。そして、この位置に備えられた小視野カメラ105bまたは大視野カメラ105cにより吸着搬送された部品の映像を撮像し、画像処理することにより部品の吸着状態を認識する(S405)。この吸着状態の認識では、部品の中心と吸着ノズルの中心との2次元的なずれ量や部品の回転ずれ量を検出し、さらには、部品の欠品や立ち吸着、認識エラー(認識処理ができない)の判断などを行なう。そして、部品の欠品など吸着状態に不具合があると判断されれば(S406でYES)、吸着していた部品が廃棄される(S410)。一方、不具合がないと判断されれば(S406でNO)、図4に示す位置Dで先ほど検出された回転ずれ量に基づき部品をθ方向に補正する(S407)。なお、2次元的なずれ量についてはXYテーブル15によりプリント基板の位置を微調整して補正する。次に、装着ヘッド103が装着部(図4の位置E)に位置するまで回転基台101を回転させる(S408)。そして、装着ヘッド103を装着している部品の高さに対応して下方に移動させて部品をプリント基板Pに押し込み装着する(S409)。
図7は、部品実装順序決定装置300の構成を示す機能ブロック図である。
部品実装順序決定装置300は、基板上の部品の実装順序を最適化するコンピュータであり、演算制御部301、表示部302、入力部303、メモリ部304、部品実装順序最適化プログラム格納部305、通信I/F(インターフェース)部306およびデータベース部307等から構成される。
この部品実装順序決定装置300は、部品実装順序最適化プログラムをパーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータシステムが実行することにより実現され、部品実装機10と接続されていない状態で、スタンドアローンのシミュレータ(部品実装順序の最適化ツール)としても機能する。
演算制御部301は、CPU(Central Processing Unit)や数値プロセッサ等であり、ユーザからの指示等に従って、部品実装順序最適化プログラム格納部305からメモリ部304に必要なプログラムをロードして実行し、その実行結果に従って、各構成要素302〜307を制御する。
表示部302はCRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等であり、入力部303はキーボードやマウス等であり、これらは、演算制御部301による制御の下で、部品実装順序決定装置300と操作者とが対話する等のために用いられる。
通信I/F部306は、LAN(Local Area Network)アダプタ等であり、部品実装順序決定装置300と部品実装機10との通信等に用いられる。メモリ部304は、演算制御部301による作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)等である。
データベース部307は、この部品実装順序決定装置300による部品実装順序最適化処理に用いられる入力データ(実装点情報配列307aおよび変換テーブル307b等)や部品実装順序決定処理により決定された部品の実装順序等を記憶するハードディスク等である。
図8は、実装点情報配列307aの一例を示す図である。
実装点情報配列307aは、基板上の実装点の個数をn個とした場合、要素数がN(=n+2)個のデータからなる配列である。実装点情報配列307aの要素の配列順序が部品の実装順序に対応するものとする。
ここでは、図9に示すように、基板20には2個の基板マーク402および404が予め形成されており、その上に、5個の実装点(実装点1〜実装点5)設けられているものとする。5個の実装点は、部品実装機10により部品が実装される点である。基板マーク402および基板マーク404は、基板20の位置決めのために、ロータリーヘッド100に設けられた基板認識カメラ(図示せず)により撮像され、その位置が認識される。なお、先に基板マーク402の位置が認識され、次に基板マーク404の位置が認識されるものとする。その他にも、ダミー点406と呼ばれる仮想的な点が基板20には設けられている。ダミー点406は、図中基板マーク404の近傍に設けているが、仮想的な点であるため基板20上に設けられていなくてもよいし、基板マーク404と同一の位置にあってもよい。
再度図8を参照して、実装点情報配列307aの各要素には、実装点の位置等に関する情報(以下、「実装点情報」という。)、基板マーク404の位置に関する情報およびダミー点406の位置に関する情報のうちのいずれかの情報が記憶されている。図8には、実装点情報配列307a(Data)の2番目の要素Data[2]に記憶されている情報が示されている。要素Data[2]には、実装点2の実装点情報が記憶されており、実装点2に実装される部品の部品名「A」と、実装点2の基板20上での位置を示すX座標「45」およびY座標「18」と、実装点2に実装される部品が収納されている部品カセット111の部品供給部11におけるZ軸上の位置(Z番号)「24」と、装着ヘッド103が部品を吸着してから装着するまでのヘッド速度レベル「6」と、XYテーブルの移動速度レベル(XY速度レベル)「2」と、実装点2に実装される部品の高さ(部品高さ)「2.2mm」とが記憶されている。
ヘッド速度レベルは、レベル「1」からレベル「8」までの8段階で示されており、レベル1が最も速いヘッド速度であり、レベル8が最も遅いヘッド速度である。すなわち、重い部品や大きい部品の場合は、速いヘッド速度で実装することができないため、ヘッド速度は遅くなる。なお、ヘッド速度は、ロータリーヘッド100が間欠回転する速度である。なお、ロータリーヘッド100は、図4の位置Bで部品を吸着(図6のS403)してから、図4の位置Eで部品を装着(図6のS409)するまでの間に回転軸を中心として半回転する。従って、ロータリーヘッド100の回転速度は、図4の位置Bから位置Eまでの間に存在する複数の装着ヘッド103に装着された部品のヘッド速度のうちの最も遅いヘッド速度に従って、厳密には決定される。しかし、ここでは、処理の簡単化のため、ロータリーヘッド100が位置Bで部品を吸着してから位置Eで部品を装着するまでの間に存在する他の部品のヘッド速度は考慮せずに、部品ごとにヘッド速度が決定されているものとする。
XY速度レベルは、レベル「1」からレベル「8」までの8段階で示されており、レベル1が最も速いXYテーブル15の移動速度であり、レベル8が最も遅いXYテーブル15の移動速度である。すなわち、実装される部品が重い部品や大きい部品の場合には、XYテーブル15の移動速度が速すぎると、実装された部品が基板20より剥奪され飛んでしまう。このため、このような部品の場合には、XY速度レベルは、遅いレベルに設定される。
なお、基板マーク404の位置に関する情報およびダミー点406の位置に関する情報にも実装点情報と同様の情報が含まれるものとする。
図10は、変換テーブル307bの一例を示す図である。変換テーブル307bは、ヘッド速度や、XYテーブル15の移動速度等を時間に置き換えるためのテーブルである。
変換テーブル307bの1列目は、置き換え後の時間t(msec)を示している。2列目は、実装点iと実装点jとの間の距離Δxyを示している。3列目は、実装点iに実装する部品が収納された部品カセットと実装点jに実装する部品が収納された部品カセットとの間のZ軸上の距離(Z番号の差の絶対値)Δzを示している。4列目は、部品jを実装する際のヘッド速度レベル(すなわち、ロータリーヘッド100が間欠回転する速度のレベル)hjを示している。5列目は、最初の実装点に対するXYテーブル15の移動速度から実装点iに対するXYテーブル15の移動速度のうちの最大値Wmax(0i)を示している。なお、このように、XYテーブル15の移動速度のうちの最大値Wmax(0i)を用いているのは、基板20に、一旦XYテーブル15の移動速度が遅い部品が実装された場合には、それよりも速い移動速度でXYテーブル15を移動させてしまうと、基板20に実装された重たい部品や大きい部品が、基板20より剥奪され飛んでしまったり、位置ずれを起こしたりするおそれがあるため、一旦XYテーブル15の移動速度を遅くした場合には、それよりも大きな移動速度でXYテーブル15を移動させないようにするためである。
たとえば、Δz=0、hj=1、Wmax(0i)=1の場合、実装点iから実装点jまでの距離Δxyが20である場合には、移動に必要な時間が120msecとして求められる。また、Δxy=20、Δz=0、hj=3、Wmax(0i)=3の場合には、部品を吸着してから装着するまでにかかる時間が140msecとして求められる。すなわち、2列目から5列目の各々に対応する時間tのうち最大値が、実装点iから実装点jまでの移動に必要な時間として算出される。
なお、変換テーブル307bに記載されていない値については、すでに求められている値から直線補間等を行なうことにより求められる。たとえば、距離Δxyが103を超える場合には、次式(1)により、距離Δxyを移動するための時間txy(Δxy)が求められる。
xy(Δxy)=500+(Δxy−103)/0.356 (1)
なお、他のパラメータについても、同様の補間式を求めることにより、時間への置き換えが行なわれる。
図11は、部品実装順序決定装置300の実行する処理のフローチャートである。
演算制御部301は、データベース部307より、実装点情報配列307aおよび変換テーブル307bを読み込む(S2)。図8に示した実装点情報配列307aに従うと、図12に示す矢印の順序で部品の実装が行なわれることがわかる。
次に、演算制御部301は、XY速度が大きいものから順に部品が実装されるように、換言すればXY速度レベルが小さいものから部品が実装されるように、実装点情報配列307aの要素の入れ替えを行なう(S4)。
図13は、実装点情報配列307aの要素の入れ替え処理について説明するための図である。なお、図13では、実装点情報配列307aの各要素に含まれる情報のうち、XY速度レベルのみを示している。最適化データ読み込み処理(S2)において、図13(a)に示されるような実装点情報配列307aが、データベース部307より読み込まれているものとする。例えば、実装点4のXY速度レベルは「1」であることが示されている。図13(b)は、XY速度レベルが小さいものから順に(XY速度が大きいものから順に)部品が実装されるように要素の入れ替えを行なった後の実装点情報配列307aを示している。図13(b)に示す実装点情報配列307aによると、当該配列の要素が、XY速度レベルが小さいものの順に並ぶように並べ替えられている。
次に、演算制御部301は、読み込んだ実装点情報配列307aおよび変換テーブル307bに基づいて、タクトテーブルを作成する(S6)。タクトテーブルとは、実装点iに部品を実装してから実装点jに部品を実装するまでに要する時間をまとめた表である。なお、タクトテーブルを作成する際に、実装点iに実装する部品が収納された部品カセットと実装点jに実装する部品が収納された部品カセットとの間のZ軸上の距離Δzはすべて0であるものとして、タクトテーブルを作成する。このように、Z軸上の距離Δzはすべて0であるものとして、タクトテーブルを作成するのは、基板20への部品の実装順と等しくなるように部品供給部11における部品カセット111の並びを決めてやることにより、部品供給部11の移動時間を短くすることができるからである。このため、部品実装時の部品供給部11の移動は無視して、まずは、部品実装点間の距離が近い場合には、実装時間が小さくなるようにタクトテーブルtijを決定するためである。
図14は、タクトテーブルの一例を示す図である。ここでは、基板マーク404を実装点0とし、ダミー点406を実装点6としている。タクトテーブルの各値である実装点iから実装点jまでの実装時間tijは、次式(2)に従い求められる。すなわち、距離Δzは無視して、実装時間tijを求めている。
ij=max{txy(Δxy),th(hj),tw(wmax(0i))} (2)
ここで、上述した実装点iに関する実装点情報iを(xi,yi,zi,hi,wi)と表し、実装点jに関する実装点情報jを(xj,yj,zj,hj,wj)と表すものとした場合、
Δxy=max{|xi−xj|,|yi−yj|}
xyテーブル上での実装点iとjとの間の距離
xy(Δxy):Δxyを変換テーブル307bに基づいて時間に置き換えた値
j:部品jのヘッド速度レベル(レベル1(速)〜8(遅))
h(hj):実装点iの実装から実装点jの実装への移行に関して、ロータリーヘッドの間欠回転に要する時間
max(0i):最初の実装点に対するXYテーブル15の移動速度から実装点iに対するXYテーブル15の移動速度のうちの最大値(レベル1(速)〜8(遅))
w(wmax(0i)):wmax(0i)を変換テーブル307bに基づいて時間に置き換えた値
なお、各実装時間tijは、後述する巡回セールスマン問題における「コスト」に相当するものである。また、タクトテーブル作成処理(S6)においては、tij=tjiと仮定し、tjiの算出を行なわないようにしている。これにより、処理時間の短縮を図ることができる。なお、「コスト」としては、各実装時間のみならず、2つの実装点間の移動距離をコストと定義してもよい。
また、ダミー点から各実装点(実装点1〜実装点5)までの実装時間は、任意のどの実装点間の実装時間よりも大きい値(ここでは、10000000)であるものとする。また、基板マーク404とダミー点406との間の実装時間は、任意のどの実装点間の実装時間よりも小さい値(ここでは、1)であるものとする。なお、これらの値は例示であり、これらに限定されるものではない。
次に、演算制御部301は、実装点情報配列307aおよびタクトテーブルに基づいて、貪欲法を用いて初期巡回路を作成する(S8)。すなわち、基板マーク404(実装点0)を第1実装点とし、タクトテーブルtijを参照して、ダミー点406(実装点6)を除く実装点のうち、実装時間t0jが最小となるように第2実装点を選択する。図14に示したタクトテーブルtijによると、t03=100が、第1実装点を基板マーク404としたときの最小の実装時間である。このため、第2実装点として実装点3が選択される。このような処理を貪欲法では繰り返すことにより、初期巡回路を作成する。なお、貪欲法は、周知の技術であるため、その詳細な説明はここでは繰り返さない。
次に、演算制御部301は、変換テーブル307bおよび初期巡回路作成処理(S8)で作成された初期巡回路を示す実装点情報配列307aに基づいて、タクトテーブルを再度作成する(S10)。タクトテーブルの作成方法は、タクトテーブル作成処理(S6)で上述したものと同様である。なお、再度タクトテーブルを作り直すのは、タクトテーブルの精度を向上させるためである。しかし、この処理を省略し、上述のタクトテーブル作成処理(S6)で作成されたタクトテーブルを用いて、以降の処理を行なうようにしてもよい。
次に、初期巡回路作成処理(S8)で求められた初期巡回路に対して、巡回セールスマン問題の2−OPT法を適用させ、実装順序の入れ替えを試みる(S12)。図15を参照して、2−OPT法について簡単に説明する。図15(a)は、初期巡回路の一例を示しているものとし、実装点0、実装点1、実装点2、実装点3、実装点4、実装点5および実装点6の順序で部品が実装されるものとする。2−OPT法では、初期巡回路のうち2つのパス(ここでは、実装点0から実装点1へ向かうパスと、実装点4から実装点5へ向かうパス)を選択し、パスの入れ替えを行なう。図15(b)は、2つのパスの入れ替えを行なった後の巡回路を示している。なお、パスを入れ替えた際には、巡回路が閉路となるように、パスの向きが適宜変更される。パスの入れ替えを行なった後の巡回路における実装時間がパスの入れ替え前よりも短くなっていれば、パスの入れ替えが行なわれ、短くなっていなければ、パスの入れ替えは行なわれない。このように、2−OPT法では2つのパスを順次選択し、実装時間が最小となるようにパスの入れ替えを行なう。なお、2−OPT法は周知の技術であるため、その詳細な説明はここでは繰り返さない。
次に、演算制御部301は、2−OPT法により最適化された部品実装順序に基づいて、部品供給部11における部品カセット111の配置を決定する(S14)。すなわち、部品実装順序において、部品種の重複を考慮して新たな部品が出現する順に部品カセット111が部品供給部11に並ぶように部品カセット111の配置を決定する。
図16は、部品カセットの配置決定処理(S14)について説明するための図である。図16(a)は、部品実装順序最適化処理(S12)後の実装点情報配列307aの一例を示す図である。なお、図16(a)では、実装点情報配列307aの各要素に含まれる情報のうち、部品名のみを示している。実装点情報配列307aに示される実装順序に従えば、部品C、部品B、部品D、部品B、部品Aの順に部品が実装されることになる。このため、図16(b)に示すように部品供給部11のZ番号が1から4の位置には、部品C、部品B、部品D、部品Aの順にそれぞれの部品が収納された部品カセット111が並べられることになる。ここで、部品Bについては、実装点1および実装点5の双方で使用されるため、実装点5への部品Bの実装のための部品カセット111を実装点1への部品Bの実装のための部品カセット111で代用している。ただし、部品供給部11において部品カセット111の配置位置に余裕があるような場合には、部品Bを収納した部品カセット111を2つ用いて、部品実装順と部品カセット111における部品カセットの並びとを完全に一致させるようにしてもよい。
次に、演算制御部301は、部品カセット再配置処理(S14)で求められた部品カセット111の部品供給部11における配置のまま固定させた(S14で決定した配置のまま変更しない)条件で、部品実装順序の最適化処理を行ない、部品の実装順序を決定する(S16)。なお、この最適化処理に用いられるアルゴリズムは特に限定されるものではない。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る部品実装システムによると、部品実装順序に基づいて、部品カセットの配置を決定している。このため、部品を吸着する際の部品供給部の移動量を最小にすることができる。よって、基板への部品実装のタクトタイムを小さくすることができる。
以上、本発明の実施の形態に係る部品実装システムついて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、図11を参照して説明した部品実装順序ソート処理(S4)では、XY速度が大きいものから順に部品が実装されるように実装点情報配列307aの要素の入れ替えを行なったが、部品高さの小さいものから順に部品が実装されるように実装点情報配列307aの要素の入れ替えを行ってもよい。これは、部品高さの大きいものから順に部品を実装してしまうと、装着ヘッド103による部品装着時に部品と装着ヘッド103とが衝突を起こす可能性があるため、それを回避するためである。また、Z番号が小さいものから順に部品が実装されるように実装点情報配列307aの要素の入れ替えを行ってもよい。これは、Z番号が小さいものから順に部品を実装することにより、部品供給部の移動量を少なくすることができ、そのため、基板への部品実装のタクトタイムを小さくすることができるからである。
また、タクトテーブル作成処理(図11のS6、S10)では、実装点iから実装点jまでの実装時間tijと実装点jから実装点iまでの実装時間tjiとが等しいと仮定して部品実装を行なうようにしたが、厳密には、tijとtjiとは等しいとは限らない。このため、tijとtjiとの双方の値を求め、かつ部品供給部11の移動時間も考慮することにより正確なタクトテーブルを作成するようにしてもよい。また、正確なタクトテーブルを求める際には、以下のようにして求める。
ここでは、ロータリーヘッド100の半回転をも考慮して、タクトテーブルを算出する。図17は、ロータリーヘッド100による部品の吸着状態を表した吸着状態配列を示す図である。吸着状態配列の第1列目は、現在の吸着動作が何番目であるかを示している。たとえば、図17(a)に示す、第1列目が第1吸着と表示している吸着状態配列は、1番目の実装点の部品を吸着する際の吸着状態配列を示している。また、吸着状態配列の2列目から10列目までは、図4に示すロータリーヘッド100の位置Bから位置Eまでに存在する9つの装着ヘッド103が何番目の実装点を吸着しているかを示している。2列目が位置Bに存在する装着ヘッド103が吸着する部品の実装点の番号を示しており、10列目が位置Eの1つ手前に位置する装着ヘッド103が吸着する部品の実装点の番号を示している。たとえば、図17(a)に示す、第1列目が第1吸着と表示している吸着状態配列は、位置Bの装着ヘッド103に実装点1の部品が吸着されており、その他の装着ヘッド103には部品が吸着されていないことを示している。
上述したようにロータリーヘッド100は、18個の装着ヘッド103を備えている。このため、図17(a)の吸着状態配列に示されるように、部品の吸着を開始してからロータリーヘッド100が半回転するまでの間、すなわち、最初の9個の部品については、実装点1から実装点9までの吸着動作のみが行なわれ、装着動作は行なわれない。
その後は、図17(b)に示されるように、基板20に装着された部品に対応する実装点が吸着状態配列より削除された後、図17(c)に示されるように、実装点が1つずつ左にシフトされる。その後、次の部品を吸着した場合には、図17(d)に示されるように、その部品に対応する実装点が吸着状態配列に追加される。このように、図17(b)から図17(d)に示す処理が吸着する部品がなくなるまで繰返し行なわれる。
吸着する部品がなくなった場合には、基板20への部品の装着のみが行なわれる。したがって、図17(b)および図17(c)に示す処理が、実装点がなくなるまで繰返し行なわれることになる。
以上説明した動作において、最初の吸着動作のみしか行なわれない場合の動作時間は、ロータリーヘッド100の回転時間である。
また、部品の吸着と装着とが平行して行なわれる場合の動作時間は、現在装着しようとしている実装点をnとし、これから吸着しようとする部品の実装点を(n+9)とした場合に、実装点(n−1)から実装点nまでのXYテーブルの移動時間と、実装点(n+9)を吸着する際のロータリーヘッド100の回転時間と、実装点(n+8)の部品吸着から実装点(n+9)の部品吸着まで部品供給部の移動時間との最大値である。
基板20への部品の装着動作のみが行なわれる場合には、ロータリーヘッド100の回転時間と、XYテーブルの移動時間とのうちの最大値が動作時間とされる。
このようにして求められた動作時間に従い、タクトテーブルが作成される。
なお、上述の実施の形態では、部品カセット再配置処理(S14)において、部品実装順序に基づいて、部品供給部11における部品カセット111の配置を決定するようにしているが、例えば、部品供給部11のZ番号が5番の位置には部品Aの部品カセットしか置くことができないような場合も存在する。そのような場合には、その部品カセットは指定された位置に固定した状態にして、部品カセットの再配置を行なう。
また、部品供給部11に配置される部品カセット111として、ダブルカセットと呼ばれる部品カセット111が使用される場合がある。ダブルカセットには、2つの部品テープ110が装填される。ただし、ダブルカセット内の部品テープ110を交換するのは手間がかかるため、ダブルカセット内に配置される部品テープが固定される場合がある。そのような場合には、部品カセット再配置処理(S14)においても、ダブルカセット内の部品テープ110のペアが固定された状態で部品カセットの再配置が行なわれる。
図18は、ダブルカセットの一例を示す外観図である。
ダブルカセット211は、図3に示すような同一部品を多数個保持する部品テープ110が巻き付けられたリール113を2つ備え、当該部品テープ110に保持された部品を順次供給するテープフィーダ114を備えており、部品供給部11に対して着脱自在となっている。つまり、ダブルカセット211は、2種類の部品を提供することができる。ここで、ダブルカセット211内の部品テープ110の固定について考えると、5種類の配置が考えられる。ダブルカセット211内の部品テープ110を左右に分けて考えた場合、図19(a)に示されるように、左右ともに配置される部品テープ110が固定されている場合が考えられる。また、図19(b)に示されるように、左側に配置される部品テープ110が固定されおり、右側には部品テープ110を配置することが禁止されている場合が考えられる。さらに、図19(c)に示されるように、右側に配置される部品テープ110が固定されおり、左側には部品テープ110を配置することが禁止されている場合が考えられる。さらにまた、図19(d)に示されるように、左側に配置される部品テープ110が固定されており、右側に配置される部品テープ110は自由に決定可能である場合が考えられる。また、図19(e)に示されるように、右側に配置される部品テープ110が固定されており、左側に配置される部品テープ110は自由に決定可能である場合が考えられる。
図20に示すように、左側に部品Cの部品テープ110が固定され、右側に部品Aの部品テープ110が固定されている場合を考える。この場合、部品カセットの配置決定処理(S14)においては、ダブルカセット211における部品テープ110の固定がなければ、図16(a)に示したような実装点情報配列307aに対しては、図16(b)に示したような部品カセット111の配置が得られるが、図20に示すようにダブルカセット211の固定がある場合には、部品カセットの配置は、図21に示すように、部品C、部品A,部品B、部品Dの順になる。すなわち、ダブルカセット211の並びを崩すことなく、なるべく部品の実装順序と一致するように部品カセットの並びが決定される。
本発明は、部品実装機の部品実装順序決定方法に適用でき、いわゆる高速ロータリー機と呼ばれる部品実装機の部品実装順序決定方法等に適用できる。
本発明の実施の形態に係る部品実装システムの外観図である。 部品供給部とロータリーヘッドとの位置関係を示す概略図である。 部品を保持する部品テープが巻きつけられたリールの外観図である。 ロータリーヘッド、基板および部品供給部の位置関係を模式的に示した図である。 図4の位置Cに備えられた部品認識カメラの一例を示す図である。 ロータリーヘッドに備えられる装着ヘッドの一つに着目した際の当該装着ヘッドの動作を示すフローチャートである。 部品実装順序決定装置の構成を示す機能ブロック図である。 実装点情報配列の一例を示す図である。 基板上の実装点、基板マークおよびダミー点の位置関係を示す図である。 変換テーブルの一例を示す図である。 部品実装順序決定装置の実行する処理のフローチャートである。 部品の実装順序を模式的に示した図である。 実装点情報配列の要素の入れ替え処理について説明するための図である。 タクトテーブルの一例を示す図である。 部品の実装順序入れ替え前後における巡回路を示す図である。 部品カセットの配置決定処理について説明するための図である。 ロータリーヘッドによる部品の吸着状態を表した吸着状態配列を示す図である。 ダブルカセットの一例を示す外観図である。 ダブルカセットにおける部品テープの5種類の配置について説明するための図である。 ダブルカセットに部品テープが固定されている場合の部品カセットの配置決定処理について説明するための図である。 ダブルカセットに部品テープが固定されている場合の部品カセットの配置決定処理について説明するための図である。
符号の説明
2 部品実装システム
10 部品実装機
11 部品供給部
15 XYテーブル
20 基板
100 ロータリーヘッド
103 装着ヘッド
105 部品認識カメラ
106 部品
110 部品テープ
111 部品カセット
112 吸着開口部
113 リール
114 テープフィーダ
211 ダブルカセット
300 部品実装順序決定装置
301 演算制御部
302 表示部
303 入力部
304 メモリ部
305 部品実装順序最適化プログラム格納部
306 通信I/F部
307 データベース部
307a 実装点情報配列
307b 変換テーブル

Claims (15)

  1. 基板上に部品を実装する部品実装機における部品の実装順序を最適化する方法であって、
    基板への部品の実装順序を決定する実装順序決定ステップと、
    決定された前記部品の実装順序に基づいて、当該部品が収納された部品カセットの部品供給部における配置を決定する配置決定ステップと
    を含むことを特徴とする部品実装順序決定方法。
  2. 前記配置決定ステップでは、前記部品の実装順序における部品の種類の出現順序に従って、前記部品カセットの配置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品実装順序決定方法。
  3. 前記部品実装機は、所定の軸周りに回転しながら部品を吸着し、基板上に実装するロータリーヘッドと、前記ロータリーヘッドに部品を吸着させるために移動可能な部品供給部と、載置した前記基板を水平面方向に移動させるXYテーブルとを備え、
    前記実装順序決定ステップでは、部品供給部の移動に伴う時間は一定であるとの仮定の下で基板への部品の実装順序を決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の部品実装順序決定方法。
  4. 前記実装順序決定ステップは、
    部品供給部の移動に伴う時間は一定であるとの仮定の下で、任意の2点間について、当該2点間のうちの一方の点へ部品を実装してから他方の点へ部品を実装するまでに必要な時間を算出する算出ステップと、
    算出された前記必要な時間に基づいて、部品の実装時間が最小となるように部品の実装順序を最適化する最適化ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の部品実装順序決定方法。
  5. 前記算出ステップでは、前記ロータリーヘッドによる部品吸着から当該部品装着までの時間を考慮して、部品供給部の移動に伴う時間は一定であるとの仮定の下で、任意の2点間について、当該2点間のうちの一方の点へ部品を実装してから他方の点へ部品を実装するまでに必要な時間を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の部品実装順序決定方法。
  6. 前記部品実装機は、所定の軸周りに回転しながら部品を吸着し、基板上に実装するロータリーヘッドと、前記ロータリーヘッドに部品を吸着させるために移動可能な部品供給部と、載置した前記基板を水平面方向に移動させるXYテーブルとを備え、
    前記実装順序決定ステップは、
    前記部品の基板装着時における、XYテーブルの移動速度が大きい順に部品の実装順序をソートするソートステップと、
    ソート後の部品の実装順序に基づいて、基板の生産時間が短くなるように部品の実装順序を変更する変更ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品実装順序決定方法。
  7. 前記実装順序決定ステップは、
    前記部品の高さの低い順に部品の実装順序をソートするソートステップと、
    ソート後の部品の実装順序に基づいて、基板の生産時間が短くなるように部品の実装順序を変更する変更ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品実装順序決定方法。
  8. 前記部品実装機は、所定の軸周りに回転しながら部品を吸着し、基板上に実装するロータリーヘッドと、前記ロータリーヘッドに部品を吸着させるために移動可能な部品供給部と、載置した前記基板を水平面方向に移動させるXYテーブルとを備え、
    前記実装順序決定ステップは、
    前記部品供給部における部品の配列順と一致するように部品の実装順序をソートするソートステップと、
    ソート後の部品の実装順序に基づいて、基板の生産時間が短くなるように部品の実装順序を変更する変更ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品実装順序決定方法。
  9. さらに、前記配置決定ステップで配置された部品カセットの部品供給部における配置を保った状態で、基板の生産時間が最小となるように部品の実装順序を最適化する部品実装順序最適化ステップを含む
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の部品実装順序決定方法。
  10. 前記配置決定ステップでは、特定の部品カセットの前記部品供給部における配置が予め定められている場合には、当該配置を保持したまま、決定された前記部品の実装順序に基づいて、当該部品が収納された部品カセットの部品供給部における配置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品実装順序決定方法。
  11. 前記部品カセットには、2種類の部品を収納可能なダブルカセットが含まれ、
    前記配置決定ステップでは、前記ダブルカセット内における部品の配置が固定されている場合には、当該配置を保持したまま、決定された前記部品の実装順序に基づいて、当該部品が収納された部品カセットの部品供給部における配置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品実装順序決定方法。
  12. 基板上に部品を実装する部品実装機における部品の実装順序を最適化する装置であって、
    基板への部品の実装順序を決定する実装順序決定手段と、
    決定された前記部品の実装順序に基づいて、当該部品が収納された部品カセットの部品供給部における配置を決定する配置決定手段と
    を備えることを特徴とする部品実装順序決定装置。
  13. 基板上に部品を実装する部品実装機における部品の実装方法であって、
    部品供給部における部品の並びに従って、部品を基板に実装するステップを含む
    ことを特徴とする部品実装方法。
  14. 基板上に部品を実装する部品実装機であって、
    基板への部品の実装順序を決定する実装順序決定ステップと、決定された前記部品の実装順序に基づいて、当該部品が収納された部品カセットの部品供給部における配置を決定する配置決定ステップとにより作成された前記部品の実装順序および前記部品カセットの部品供給部における配置に従い、部品を基板に実装する実装手段
    を備えることを特徴とする部品実装機。
  15. 基板上に部品を実装する部品実装機における部品の実装順序を最適化する方法のプログラムであって、
    基板への部品の実装順序を決定する実装順序決定ステップと、
    決定された前記部品の実装順序に基づいて、当該部品が収納された部品カセットの部品供給部における配置を決定する配置決定ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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