JP2016031958A - 部品収納具の組合せ決定方法、および部品実装機の部品装着方法 - Google Patents

部品収納具の組合せ決定方法、および部品実装機の部品装着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複式部品供給装置に一緒に搭載する複数の部品収納具の交換の手間を軽減するとともに、使いかけの部品収納具の発生を抑制し、さらには、複式部品供給装置に1個の部品収納具のみを搭載する非効率な使用を抑制する部品収納具の組合せ決定方法を提供する。
【解決手段】部品収納具(部品供給リール)を着脱可能に搭載する搭載部、および部品収納具から部品供給位置へ部品を順次供給する部品供給機構を複数組有する複式部品供給装置において、一緒に搭載する複数の部品収納具の搭載組合せを決定する方法であって、部品収納具ごとに、収納している部品の種類A〜Dに基づき、部品の収納数nを1枚の基板に装着される使用数mで除算してそれぞれ基板生産可能数aを求め、基板生産可能数aが相互に等しい部品収納具の組合せを搭載組合せとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の部品収納具を搭載して部品実装機に配設される複式部品供給装置に関し、より詳細には、一緒に搭載する複数の部品収納具の搭載組合せを決定する方法に関する。
多数の部品が実装された基板を生産する設備として、はんだ印刷機、部品実装機、リフロー機、基板検査機などがある。これらの設備を一列に連結して基板生産ラインを構成することが一般的になっている。さらに、基板に装着する部品点数に応じて、複数の部品実装機を列設することも一般化されている。部品実装機は、基板搬送装置、部品供給装置、部品移載装置、および制御装置を備える。部品供給装置の代表例として、多数の部品を所定ピッチで収納したテープを繰り出す方式のフィーダ装置がある。フィーダ装置は、幅方向寸法が小さい薄型形状とされており、複数台が並んで搭載される。
部品実装機のユーザは、部品1点あたりの装着に要するコストを低減するために、できるだけ列設する部品実装機の台数を減らしたいという要望を抱いている。部品実装機の台数を決める実際の制約事項は、基板1枚への部品装着に要する装着サイクルタイム、および装着する部品の種類数となる。ここで、部品実装機の装着スピードは年々高速化されており、装着サイクルタイムは短縮化されつつある。すると、部品実装機1台あたりの部品の種類数、換言すればフィーダ装置の搭載数を増加させれば、ユーザの要望に応えることができる。
フィーダ装置の搭載数を増加させるためには、その幅方向寸法を現状よりもさらに一層低減する必要がある。しかしながら、部品を収納したテープを巻回するリール(部品供給リール)の幅寸法や、テープを繰り出す機構に用いるモータの大きさなどが制約になり、フィーダ装置の幅方向寸法の低減は物理的に不可能となっている。この対策として、2本のテープをセットにした方式のダブルフィーダ装置があり、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1のテープフィーダ(ダブルフィーダ装置)は、部品を保持したテープに定ピッチで設けられた係合穴に係合する係合爪を備えた第1および第2スプロケット部材と、前記テープより剥ぎ取られたカバーテープを巻き取る第1および第2の巻き取りリールとを備えている。そして、第1および第2スプロケット部材は幅方向に並んで配置され、第1および第2の巻き取りリールも幅方向に並んで配置されている。一方、テープを巻回した部品供給リールは、実施形態の説明によれば、上下方向に並んで配置されている。つまり、狭幅のスプロケット部材や巻き取りリールの2個分の幅の範囲に、広幅の部品供給リールが上下方向に2個並んで配置されている。これによれば、テープフィーダのコンパクト化が実現される。換言すると、スプロケット部材、巻き取りリール、および部品供給リールを1つずつ備える従来のテープフィーダを2個並べる構成と比較して、特許文献1のテープフィーダは薄型化が実現されている。
特開2000−252689号公報
ところで、上記したダブルフィーダ装置に搭載する2種類の部品供給リールの搭載組合せをアトランダムに決定すると、部品の無くなる時期が一致せず、部品供給リールを1個ずつ交換することになる。これに対し、仮に部品の無くなる時期が揃えば、部品供給リールを2個同時に交換できて手間が半減する。
また、基板生産の効率化のために、2種類の部品供給リールを搭載したダブルフィーダ装置を実装機外に予め準備しておき、ダブルフィーダ装置ごと交換する方法がある。この方法では、一方の部品供給リールが空になって取り外したダブルフィーダ装置において、他方の部品供給リールに多数の部品が残って使いかけになり、扱いに困ることが生じ得る。例えば、2箇所のリール搭載部を有しながらも1個の部品供給リールのみを搭載して使用することになり、生産の効率化に逆行する。
なお、上記した問題点は、ダブルフィーダ装置および部品供給リールだけに限定されず、これらを包含する一般的な複式部品供給装置および部品収納具においても発生し得る。
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複式部品供給装置に一緒に搭載する複数の部品収納具の搭載組合せを適正に決定して、部品収納具の交換の手間を軽減するとともに、使いかけの部品収納具の発生を抑制し、さらには、複式部品供給装置に1個の部品収納具のみを搭載する非効率な使用を抑制する部品収納具の組合せ決定方法を提供することを解決すべき課題とする。また、複式部品供給装置を有効利用して、部品1点あたりの装着に要するコストを低減した部品実装機の部品装着方法を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する請求項1に係る部品収納具の組合せ決定方法の発明は、多数の部品を収納した部品収納具を着脱可能に搭載する搭載部、および前記搭載部に搭載された前記部品収納具から部品供給位置へ前記部品を順次供給する部品供給機構を複数組有して、前記部品を基板に装着する部品実装機に配設される複式部品供給装置において、複数の前記搭載部に一緒に搭載する複数の部品収納具の搭載組合せを決定する方法であって、前記部品収納具ごとに、収納している部品の種類に基づき、前記部品の収納数を1枚の前記基板に装着される使用数で除算してそれぞれ基板生産可能数を求め、前記基板生産可能数が相互に等しい部品収納具の組合せを前記搭載組合せとする。
請求項1に係る部品収納具の組合せ決定方法の発明では、部品の収納数を1枚の基板に装着される使用数で除算してそれぞれ求めた基板生産可能数が相互に等しい部品収納具の組合せを搭載組合せとする。これによれば、基板生産可能数の基板を実際に生産したとき、複数の部品収納具の部品が同じタイミングで無くなるので、複数の部品収納具を一括して交換でき、手間が軽減される。また、いずれかの部品収納具の部品だけが使いかけになることは発生しない。さらには、複式部品供給装置に1個の部品収納具のみを搭載する非効率な使用が抑制される。
第1および第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法で使用するダブルフィーダ装置(複式部品供給装置)の構成を示す側面図である。 第1実施形態の部品収納具の組合せ決定方法の簡易な具体例における演算処理結果の一覧表の図である。 第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法で使用する部品実装機の全体構成を示す平面図である。 第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法を実施するコンピュータの演算処理フローの図である。 第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法の簡易な具体例における演算処理結果の一覧表の図である。
まず、本発明の第1実施形態の部品収納具の組合せ決定方法で使用する部品実装機および複式部品供給装置について説明する。図面は省略するが、部品実装機は、基板搬送装置、部品移載装置、フィーダ装置、およびダブルフィーダ装置1などにより構成されている。基板搬送装置は、基板を搬入して部品装着位置に位置決めし、部品が装着された基板を搬出する。部品移載装置は、実装ヘッドを移動駆動および吸着駆動することにより、フィーダ装置およびダブルフィーダ装置1から部品を採取して位置決めされた基板に装着する。
フィーダ装置は、リール搭載部およびテープ繰り出し式部品供給機構を1組有する一般的な装置である。フィーダ装置は、本発明の単式部品供給装置の一実施形態である。ダブルフィーダ装置1は、リール搭載部3、4およびテープ繰り出し式部品供給機構5を2組有する。図1は、第1および第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法で使用するダブルフィーダ装置1の構成を示す側面図である。ダブルフィーダ装置1は、本発明の複式部品供給装置の一実施形態である。フィーダ装置およびダブルフィーダ装置1は、薄型形状であり、パレット台の上に並んで着脱可能に搭載される。パレット台に搭載されるフィーダ装置およびダブルフィーダ装置1の各台数および並び順は、適宜変更することができる。フィーダ装置およびダブルフィーダ装置1は、パレット台に搭載可能な台数よりも多数準備されていることが好ましい。パレット台は、部品実装機に対して着脱可能に配設される。
図1において、ダブルフィーダ装置1は、紙面左方を前側とし、紙面右方を後側とし、紙面表裏方向の幅寸法が小さい。ダブルフィーダ装置1は、大きな側板2に多数の部材が組み付けられて構成されている。側板2の後側寄りの上下に並んで、上側リール搭載部3および下側リール搭載部4が配設されている。側板2の前側寄りには、2組のテープ繰り出し式部品供給機構5(以降はテープ繰り出し機構5と略記)が幅方向(紙面の表裏方向)に並んで配設されている。
上側リール搭載部3および下側リール搭載部4は、それぞれ部品供給リール9を回転可能に支承する。上側リール搭載部3は、円形の部品供給リール9の下側の外縁に沿う円孤上に配置された4個のローラ部材31からなる。各ローラ部材31は、側板2に回転自在に軸承されており、共同して部品供給リール9を支承する。これに類似して、下側リール搭載部4は、円形の部品供給リール9の下側の外縁に沿う円孤上に配置された5個のローラ部材41からなる。各ローラ部材41は、側板2に回転自在に軸承されており、共同して部品供給リール9を支承する。
各部品供給リール9は、多数の部品を一列に収納した部品収納テープ8が巻回されている。部品供給リール9は、本発明の部品収納具の一実施例である。部品収納テープ8は、部品を収納する窓枠部を有するボトムテープ81と、ボトムテープ81に貼設されたカバーテープ82とからなる。ボトムテープ81の縁には、長さ方向に一列に並ぶ係合穴が穿設されている。カバーテープ82は、ボトムテープ81の窓枠部を封じて、収納された部品の脱落を防止している。
上側の部品供給リール9の上部から前方に引き出された部品収納テープ8は、1個のガイドローラ32に案内されてテープ繰り出し機構5に向かう。下側の部品供給リール9の後部から上方に引き出された部品収納テープ8は、3個のガイドローラ42、43、32に案内され、上側の部品供給リール9の後方および上方を通りテープ繰り出し機構5に向かう。ガイドローラ32の位置で、2本の部品収納テープ8は、上下に重なってテープ繰り出し機構5に向かう。
幅方向に並ぶ2組のテープ繰り出し機構5は、共通のテープ供給路51を有する。かつ、2組のテープ繰り出し機構5は、それぞれの部品供給位置52、スプロケット53、駆動モータ54、駆動ギヤ55、およびピンチローラ56を有している。テープ供給路51は、後方から前方に向けて概ね水平に設けられている。テープ供給路51の途中において、後方から入ってくる2本の部品収納テープ8は、2組のテープ繰り出し機構5へと左右に振り分けられる。テープ供給路51の前端付近は、幅方向に並んだそれぞれの部品供給位置52となっている。各部品供給位置52の少し後方のテープ供給路51の下方に、スプロケット53が回転可能に支承されている。スプロケット53の外周の歯の一部は、テープ供給路51から上方に突出して、ボトムテープ81の係合穴に係入する。
スプロケット53を回転駆動する駆動源として、駆動モータ54がテープ供給路51の下側に配設されている。2台の駆動モータ54(1台は図に見えない)は、相互に独立して回転できるように回路構成され、制御される。駆動モータ54の回転は、駆動ギヤ55および図略の駆動ベルトを介してスプロケット53に伝達される。一方、テープ供給路51の後方寄りの上方には、ピンチローラ56が配設されている。ピンチローラ56は、駆動モータ54によって共通に駆動され、カバーテープ82を挟持して回転する。
図略の制御部からの指令にしたがい駆動モータ54が回転すると、スプロケット53は、図1の反時計回りに回転してボトムテープ81を前方に繰り出す。これに同期して、ピンチローラ56は、回転しながらカバーテープ82を後方に引き戻す。カバーテープ82は、スプロケット53の手前でボトムテープ81から剥離されてUターンする。これにより、ボトムテープ81は、窓枠部から部品を供給できる状態になって、部品供給位置52に向かう。ボトムテープ81は、部品供給位置52で部品が採取された後に前方へと案内され、図略の切断機で切断処理される。一方、カバーテープ82は、ピンチローラ56の後方からから下方へと案内されて処理される。
ダブルフィーダ装置1の幅寸法は、部品収納テープ8の幅寸法の2倍よりも若干大きい。これに対して、部品供給リール9の幅寸法は、部品収納テープ8の幅寸法よりもかなり大きい。したがって、2個の部品供給リール9を幅方向に並べて配置することはできないが、図1に示されるように上下方向に並べて配置することはできる。また、駆動モータ54は、かなり大きな部材であり、やはり幅方向に並べて配置することはできない。しかしながら、2個の駆動モータ54の位置をずらして配設することはできる。これにより、部品供給リール9および駆動モータ54を1つずつ備える一般的なフィーダ装置を2個並べる構成と比較して、ダブルフィーダ装置1は薄型化が実現されている。
次に、第1実施形態の部品収納具の組合せ決定方法について説明する。第1実施形態の組合せ決定方法では、ダブルフィーダ装置1の上側リール搭載部3および下側リール搭載部4に一緒に搭載する2個の部品供給リール9の搭載組合せを決定する。第1実施形態の組合せ決定方法は、コンピュータを用いた演算処理によって実施される。例えば、部品実装機を含んだ基板生産ラインの全体を制御するホストコンピュータのソフトウェアを用いて実施され、これに限定されない。
第1実施形態の組合せ決定方法において、コンピュータは、まず、部品供給リール9ごとに、収納している部品の種類に基づき、部品の収納数nを1枚の基板に装着される使用数mで除算してそれぞれ基板生産可能数aを求める。次に、コンピュータは、基板生産可能数aが相互に等しい部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする。
上記したコンピュータの演算処理について、簡易な具体例を示して説明する。図2は、第1実施形態の部品収納具の組合せ決定方法の簡易な具体例における演算処理結果の一覧表の図である。具体例では、4個の第1〜第4部品供給リール9を使用して4種類A〜Dの部品を供給する場合を想定する。図2に示されるように、第1部品供給リール9が収納している部品の種類Aであり、収納数n1=1000個である。なお、前記の「収納数n1」において、nに添えた1は第1部品供給リール9の「第1」を示しており、以降この表記方法を用いる(使用数mおよび基板生産可能数aについても同)。同様に、第2部品供給リール9が収納している部品の種類Bで、収納数n2=1000個、第3部品供給リール9が収納している部品の種類Cで、収納数n3=2000個、第4部品供給リール9が収納している部品の種類Dで、収納数n4=2000個である。
第1〜第4部品供給リール9は使用開始前の新品であり、コンピュータは予め収納数n1〜n4を把握している。これに限定されず、使いかけの部品供給リールであっても、コンピュータは、使用履歴に基づいて収納数nを把握することができる。別法として、部品カウンターを利用し、部品供給リール9から部品収納テープ8を引き出して再度巻回する操作により収納数nをカウントし、カウント結果をコンピュータに受け渡すようにしてもよい。
一方、部品実装機で生産する基板に関し、種類A、B、C、Dの部品が1枚の基板に装着される使用数m1〜m4は、それぞれ4個、8個、8個、16個である。コンピュータは、基板上の全部品を網羅した設計データ(CADデータ)や、全部品の装着動作の詳細を規定したレシピデータから、各部品の使用数m1〜m4を把握できる。一般的な基板において、各使用数mは、部品の種類に依存して様々な数値になる。また、例えば4枚の分割基板の元になる多面取り基板において、各使用数mは4の倍数になる。
コンピュータは、部品の種類Aについて、収納数n1を使用数m1で除算して基板生産可能数a1=1000/4=250を求める。同様に、コンピュータは、部品の種類Bについて基板生産可能数a2=125、部品の種類Cについて基板生産可能数a3=250、部品の種類Dについて基板生産可能数a4=125を求める。次に、コンピュータは、基板生産可能数a1=基板生産可能数a3と相互に等しいことから、第1部品供給リール9と第3部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする。また、コンピュータは、基板生産可能数a2=基板生産可能数a4と相互に等しいことから、第2部品供給リール9と第4部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする。
なお、第1部品供給リール9および第3部品供給リール9のどちらを上側リール搭載部3に搭載し、どちらを下側リール搭載部4に搭載するか、この時点では定まっていない。同様に、第2部品供給リール9および第4部品供給リール9の搭載位置の上下関係も定まっていない。さらに、第1〜第4部品供給リール9を搭載した2台のダブルフィーダ装置1をパレット台に搭載するときの並び位置も定まっていない。コンピュータは、パレット台上の複数の部品供給位置52における部品の種類の並び順を最適化する技術を適用して、これらの未定事項を決定する。例えば、コンピュータは、部品の種類の並び順によって変化する実装ヘッドの移動距離が最短となるように、これらの未定事項を決定する。ただし、部品の種類の並び順を最適化する技術は、本発明の必須要件ではない。
オペレータは、決定された搭載組合せにしたがい、部品実装機の外部で2台のダブルフィーダ装置1を準備する。すなわち、オペレータは、第1ダブルフィーダ装置1に第1部品供給リール9および第3部品供給リール9を一緒に搭載し、第2ダブルフィーダ装置1に第2部品供給リール9および第4部品供給リール9を一緒に搭載する。その後、第1および第2ダブルフィーダ装置1はパレット台に搭載され、パレット台は部品実装機に配設される。これにより、部品供給の準備が整い、装着動作の準備が整う。部品実装機に設けられた部品移載装置は、第1および第2ダブルフィーダ装置1の各部品供給位置52から部品を採取して基板に装着する。
オペレータは、さらに、次に使用する2台のダブルフィーダ装置1を準備する。前回と同様に、オペレータは、第3ダブルフィーダ装置1に第1部品供給リール9および第3部品供給リール9を一緒に搭載し、第4ダブルフィーダ装置1に第2部品供給リール9および第4部品供給リール9を一緒に搭載する。
部品装着動作が順調に進んで125枚の基板が生産されると、第2ダブルフィーダ装置1の第2部品供給リール9の種類Bの部品と第4部品供給リール9の種類Dの部品とが同じタイミングで無くなる。したがって、パレット台から第2ダブルフィーダ装置1を取り外して、第4ダブルフィーダ装置1を搭載する。パレット台上でのダブルフィーダ装置1の交換作業は、フィーダ自動交換ロボットにより行うことができ、人手により行ってもよい。オペレータは、さらに、第2部品供給リール9および第4部品供給リール9を一緒に搭載した第5ダブルフィーダ装置1を準備しておく。
そして、部品装着動作が順調に進んで合計で250枚の基板が生産されると、第1のダブルフィーダ装置1の第1部品供給リール9の種類Aの部品と第3部品供給リール9の種類Cの部品とが同じタイミングで無くなる。同時に、第4ダブルフィーダ装置1の第2部品供給リール9の種類Bの部品と第4部品供給リール9の種類Dの部品とが同じタイミングで無くなる。したがって、パレット台から第1および第4ダブルフィーダ装置1を取り外して、第2および第5ダブルフィーダ装置1を搭載する。以下同様に部品装着動作が順調に進んでいる間、各ダブルフィーダ装置1では、2種類の部品が同じタイミングで無くなる。したがって、どちらか一方の部品供給リール9の部品だけが使いかけになることは発生しない。
なお、実際の基板には4種類よりも多数の部品が装着されるので、部品の種類数に応じて部品供給リール9の個数およびダブルフィーダ装置1の台数も増加する。また、部品供給リール9の全個数が奇数である場合には、搭載組合せに入らない部品供給リール9が残る。さらには、基板生産可能数aが他と一致しない部品供給リール9が残る場合もある。これらの場合、コンピュータは、残った部品供給リール9をダブルフィーダ装置1に単独で搭載するか、あるいは、一般的なフィーダ装置に搭載するかを決定する。さらに、大型部品を収納する幅寸法の大きな部品収納テープを巻回した大型の部品供給リールは、第1実施形態の組合せ決定方法の対象外とされて、大型用フィーダ装置に搭載される。
第1実施形態の部品収納具の組合せ決定方法は、多数の部品を収納した部品供給リール9(部品収納具)を着脱可能に搭載するリール搭載部3、4、およびリール搭載部3、4に搭載された部品供給リール9から部品供給位置52へ部品を順次供給するテープ繰り出し式部品供給機構5を2組有して、部品を基板に装着する部品実装機に配設されるダブルフィーダ装置1(複式部品供給装置)において、複数のリール搭載部3、4に一緒に搭載する2個の部品供給リール9の搭載組合せを決定する方法であって、部品供給リール9ごとに、収納している部品の種類A〜Dに基づき、部品の収納数n1〜n4を1枚の基板に装着される使用数m1〜m4で除算してそれぞれ基板生産可能数a1〜a4を求め、基板生産可能数aが相互に等しい部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする。
これによれば、基板生産可能数aの基板を実際に生産したときに、各ダブルフィーダ装置1の2個の部品供給リールの2種類の部品が同じタイミングで無くなるので、2個の部品供給リール9を一括して交換でき、手間が軽減される。また、どちらか一方の部品供給リール9の部品だけが使いかけになることは発生しない。さらには、ダブルフィーダ装置1に1個の部品供給リール9のみを搭載する非効率な使用が抑制される。
さらに、第1実施形態の部品収納具の組合せ決定方法において、ダブルフィーダ装置1は、部品実装機に着脱可能に配設され、搭載組合せの2個の部品供給リール9が一緒に搭載されてから部品実装機に取り付けられる。したがって、2個の部品供給リール9を搭載したダブルフィーダ装置1を予め準備しておき、ダブルフィーダ装置1ごと交換する部品補給方法に適する。
また、ダブルフィーダ装置1は、第1実施形態の部品収納具の組合せ決定方法を実施して決定した搭載組合せの2個の部品供給リール9が一緒に搭載され、かつ部品実装機に配設される。したがって、部品実装機に設けられた部品移載装置は、ダブルフィーダ装置1の各部品供給位置52から部品を採取して基板に装着することにより、本発明の部品実装機の部品装着方法を実施できる。
これによれば、部品実装機のパレット台の限られたスペースに薄型化されたダブルフィーダ装置1を高密度に搭載できるので、一般的なフィーダ装置を使用する場合よりも供給する部品の種類数が増加する。したがって、部品1点あたりの装着に要するコストを低減できる。さらには、列設する部品実装機の台数を減らすことも可能になる。
次に、第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法について説明する。第2実施形態において、第1実施形態と同様のフィーダ装置およびダブルフィーダ装置1を使用するが、部品実装機6の全体構成が異なる。図3は、第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法で使用する部品実装機6の全体構成を示す平面図である。部品実装機6は、デュアル搬送レーンでかつツイン実装ヘッドのタイプであり、2種類の基板W1、W2を並置して生産する。部品実装機6は、2組の基板搬送装置61、62、部品移載装置63、および2個のパレット台64、65などが機台69に組み付けられて構成されている。図3の紙面左右方向は、基板W1、W2を搬送するX軸方向であり、紙面上下方向はY軸方向である。なお、部品実装機6は、図3の左右方向に複数台を列設して用いることができる。
第1基板搬送装置61および第2基板搬送装置62は、部品実装機6の長手方向(Y軸方向)の中央付近に平行に配設されている。第1基板搬送装置61は、第1の基板W1を搬入し、部品装着位置に位置決めし、部品の装着が終了した第1の基板W1を搬出する。同様に、第2基板搬送装置62は、第2の基板W2を搬入し、部品装着位置に位置決めし、電子部品の装着が終了した第2の基板W2を搬出する。
部品移載装置63は、X軸方向およびY軸方向に移動可能な実装ヘッド631、632を2個もつ。部品移載装置63は、実装ヘッド631、632の他に一対の固定レール633、634、2個の移動レール635、636、図略のサーボモータなどにより構成されている。一対の固定レール633、634は、第1基板搬送装置61および第2基板搬送装置62の上方でY軸方向に延在している。第1移動レール635および第2移動レール636は、一対の固定レール633、634の間に架け渡されてX軸方向に延在し、固定レール633、634に沿ってY軸方向に移動する。第1実装ヘッド631は、第1移動レール635に支持されてX軸方向に移動する。第2実装ヘッド632は、第2移動レール46に支持されてX軸方向に移動する。第1移動レール635および第2移動レール636のY軸方向への移動、ならびに第1実装ヘッド631および第2実装ヘッド632のX軸方向への移動は、別々のサーボモータにより独立して駆動される。
第1パレット台64および第2パレット台65は、部品実装機2の長手方向の前後に1個ずつ着脱可能に配設される。各パレット台64、65は、それぞれ複数のフィーダ装置およびダブルフィーダ装置1を並べて搭載できるように構成されている。フィーダ装置およびダブルフィーダ装置1の各台数および並び順は、適宜変更することができる。
第1実装ヘッド631は、第1パレット台64のフィーダ装置およびダブルフィーダ装置1から部品を採取し、第1基板搬送装置61の第1の基板W1および第2基板搬送装置62の第2の基板W2に部品を装着可能となっている。同様に、第2実装ヘッド632は、第2パレット台65のフィーダ装置およびダブルフィーダ装置1から部品を採取し、第1基板搬送装置61の第1の基板W1および第2基板搬送装置62の第2の基板W2に部品を装着可能となっている。ただし、2個の実装ヘッド631、632が互いに衝突しないように、相互の干渉を回避する制御が行なわれる。
生産する第1の基板W1と第2の基板W2との組合せは、例えば、両面実装基板の表面と裏面の組合せや、最終製品にセットで組み込まれるペアの基板とすることができる。これに限定されず、第1の基板W1と第2の基板W2との組合せは、全く関連性の無い2種類の基板とすることもできる。このため、第1および第2基板搬送装置61、62が2種類の基板W1、W2をそれぞれ複数枚搬入するときに、基板種W1、W2相互間で搬入開始時期、搬入終了時期、搬入中断時期、および搬入時間間隔が異なってもよい。
また、部品は、第1の基板W1のみに装着される部品、第2の基板W2のみに装着される部品、ならびに第1の基板W1および第2の基板W2に装着される共通の部品に3区分される。これらの部品の部品供給リール9を搭載したフィーダ装置およびダブルフィーダ装置1は、第1パレット台64と第2パレット台65とに分けて搭載される。
図4は、第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法を実施するコンピュータの演算処理フローの図である。図示されるように、コンピュータは、グループ分類ステップS1、専用決定ステップS2、兼用決定ステップS3、および単独決定ステップS4を順番に実施する。各ステップにおけるコンピュータの演算処理内容について、簡易な具体例を示して説明する。図5は、第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法の簡易な具体例における演算処理結果の一覧表の図である。具体例では、13個の第11〜第23部品供給リール9を使用して13種類E〜Qの部品を供給する場合を想定する。
グループ分類ステップS1で、コンピュータは、第11〜第23部品供給リール9を第1専用グループ、第2専用グループ、および兼用グループに分類する。第1専用グループは、第1の基板W1のみに装着される種類E〜Hの部品を収納した第11〜第14部品供給リール9のグループとなる。第2専用グループは、第2の基板W2のみに装着される種類I〜Kの部品を収納した第15〜第17部品供給リール9のグループとなる。兼用グループは、第1の基板W1および第2の基板W2に装着される種類L〜Qの部品を収納した第18〜第23部品供給リール9のグループとなる。3つのグループは、図5において太い横線で区切られて示されている。
図5に示されるように、第1専用グループの第11部品供給リール9が収納している部品の種類Eであり、収納数n11=1000個である。種類Eの部品は第1の基板W1のみに装着され、1枚の基板W1に装着される使用数、すなわち1基板W1あたりの使用数m11(W1)=4個である。なお、前記の「使用数m11(W1)」において、mに添えた11は第11部品供給リール9の「第11」を示し、(W1)は基板種を示しており、以降この表記方法を用いる(基板生産可能数aについても同)。
また、第2専用グループの第17部品供給リール9が収納している部品の種類Kであり、収納数n17=1000個である。種類Kの部品は第2の基板W2のみに装着され、1基板W2あたりの使用数m17(W2)=8個である。さらに、兼用グループの第20部品供給リール9が収納している部品の種類Nであり、収納数n20=1000個である。種類Nの部品の1基板W1あたりの使用数m20(W1)=8個であり、1基板W2あたりの使用数m20(W2)=4個である。上記した以外の部品供給リール9についても、図5に部品の種類、収納数n、1基板W1あたりの使用数m(W1)、および1基板W2あたりの使用数m(W2)が示されている。
専用決定ステップS2で、コンピュータは、第1および第2専用グループをそれぞれ対象として、第1実施形態で説明した部品収納具の組合せ決定方法を実施する。第1専用グループの4個の第11〜第14部品供給リール9の収納数n11〜n14および1基板W1あたりの使用数m11(W1)〜m14(W1)は、図2に示される第1実施形態の第1〜第4部品供給リール9の諸量に一致している。したがって、途中経過は省略して、コンピュータは、第11部品供給リール9と第13部品供給リール9の組合せを搭載組合せとし、第12部品供給リール9と第14部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする。
また、コンピュータは、第2専用グループを対象として次の演算処理を行う。すなわち、コンピュータは、第15部品供給リール9の部品の種類Iについて、収納数n15=1000個を1基板W2あたりの使用数m15(W2)=4個で除算して、基板生産可能数a15(W2)=1000/4=250を求める。同様に、コンピュータは、第16部品供給リール9の部品の種類Jについて、収納数n16=1000個を1基板W2あたりの使用数m16(W2)=4個で除算して、基板生産可能数a16(W2)=1000/4=250を求める。さらに、コンピュータは、第17部品供給リール9の部品の種類Kについて、収納数n17=1000個を1基板W2あたりの使用数m17(W2)=8個で除算して、基板生産可能数a17(W2)=1000/8=125を求める。
次に、コンピュータは、基板生産可能数a15(W2)=基板生産可能数a16(W2)と相互に等しいことから、第15部品供給リール9と第16部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする。一方、第17部品供給リール9は、搭載組合せが決まらずに残される。
兼用決定ステップS3で、コンピュータは、兼用グループを対象として、まず、第18〜第23部品供給リール9ごとにかつ基板種W1、W2ごとに、基板生産可能数a18(W1)〜a23(W2)を求める。例えば、コンピュータは、第20部品供給リール9の部品の種類Nについて、収納数n20=1000個を1基板W1あたりの使用数m20(W1)=8個で除算して、基板生産可能数a20(W1)=1000/8=125を求める。同様に、コンピュータは、部品の種類Nについて、収納数n20=1000個を1基板W2あたりの使用数m20(W2)=4個で除算して、基板生産可能数a20(W2)=1000/4=250を求める。
以下同様に、コンピュータは、第18部品供給リール9の基板生産可能数a18(W1)=250、基板生産可能数a18(W2)=250を求め、第19部品供給リール9の基板生産可能数a19(W1)=250、基板生産可能数a19(W2)=250を求める。さらに、コンピュータは、第21部品供給リール9の基板生産可能数a21(W1)=125、基板生産可能数a21(W2)=250を求め、第22部品供給リール9の基板生産可能数a22(W1)=125、基板生産可能数a22(W2)=250を求め、第23部品供給リール9の基板生産可能数a23(W1)=125、基板生産可能数a23(W2)=250を求める。
次に、コンピュータは、基板種W1、W2ごとの基板生産可能数a(W1)、a(W2)がすべて相互に一致した部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする。具体的に、基板生産可能数a18(W1)=基板生産可能数a19(W1)=250で一致している。かつ、基板生産可能数a18(W2)=基板生産可能数a19(W2)=250で一致している。したがって、コンピュータは、第18部品供給リール9と第19部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする。
さらに、基板生産可能数a20(W1)=基板生産可能数a21(W1)=基板生産可能数a22(W1)=基板生産可能数a23(W1)=125で一致している。かつ、基板生産可能数a20(W2)=基板生産可能数a21(W2)=基板生産可能数a22(W2)=基板生産可能数a23(W2)=250で一致している。したがって、コンピュータは、4個の第20〜第23部品供給リール9を2個ずつ組み合わせて2組の搭載組合せを作成する。図5の例で、コンピュータは、第20部品供給リール9と第21部品供給リール9の組合せ、ならびに、第22部品供給リール9と第23部品供給リール9の組合せをそれぞれ搭載組合せとしている。
補足すると、基板生産可能数a19(W2)=基板生産可能数a20(W2)=250で一致しているが、基板生産可能数a19(W1)=250≠基板生産可能数a20(W1)=125で不一致となっている。したがって、基板生産可能数a(W1)、a(W2)がすべて相互に一致する条件が満たされておらず、コンピュータは、第19部品供給リール9と第20部品供給リール9の組合せを搭載組合せにしない。
単独決定ステップS4で、コンピュータは、専用決定ステップS2および兼用決定ステップS3で搭載組合せに入らなかった部品供給リール9の搭載方法を決定する。具体的に、コンピュータは、第17部品供給リール9について、ダブルフィーダ装置1に単独で搭載するか、あるいは、一般的なフィーダ装置に搭載するかを決定する。なお、部品供給リール9が奇数個であることに起因するだけでなく、基板生産可能数a(W1)、a(W2)が他と等しくならないことに起因して搭載組合せに入らない部品供給リール9が複数個発生することも有り得る。
なお、決定済みの6組の各搭載組合せにおいて、2個の部品供給リール9の搭載位置の上下関係は、この時点では定まっていない。同様に、決定済みの6組の各搭載組合せに対応する6台のダブルフィーダ装置1および第17部品供給リール9を搭載するフィーダ装置を2個のパレット台64、65に分けて搭載するときの分け方も定まっていない。さらに、各パレット台64、65におけるダブルフィーダ装置1の並び位置も定まっていない。コンピュータは、パレット台64、65上の複数の部品供給位置52における部品の種類の並び順を最適化する技術を適用して、これらの未定事項を決定する。例えば、コンピュータは、部品の種類の並び順によって変化する2個の実装ヘッド631、632の部品装着点数が一方に偏らず、かつ2個の実装ヘッドの各移動距離が最短となり、さらには相互の干渉を回避する制御が容易になるように、これらの未定事項を決定する。ただし、部品の種類の並び順を最適化する技術は、本発明の必須要件ではない。
第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法において、部品実装機6は、2種類の基板W1、W2を搬入して並置する2組の基板搬送装置61、62を有しており、1種類の基板(W1またはW2)のみに装着される種類E〜H、I〜Kの部品を収納した部品供給リール9を基板種(W1またはW2)ごとに集めて第1および第2専用グループとし、両方の基板種の基板W1、W2に装着される種類L〜Qの部品を収納した部品供給リール9を集めて兼用グループとし、第1および第2専用グループをそれぞれ対象として第1実施形態で説明した部品収納具の組合せ決定方法を実施し、兼用グループを対象として、部品供給リール9ごとにかつ基板種W1、W2ごとに、収納している部品の種類に基づき、部品の収納数nを1基板W1、W2あたりの使用数m(W1)、m(W2)で除算してそれぞれ基板生産可能数a(W1)、a(W2)を求め、さらに、基板種ごとの基板生産可能数a(W1)、a(W2)がすべて相互に一致した部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする。
これによれば、第1および第2専用グループにおいて、基板生産可能数aの基板を実際に生産したときに、各ダブルフィーダ装置1の2種類の部品が同じタイミングで無くなる。さらに、兼用グループにおいて、2種類の基板W1、W2の生産数がどのような比率であっても、各ダブルフィーダ装置1の2種類の部品は同じ割合で消費されてゆき、やはり同じタイミングで無くなる。したがって、いずれのグループでも、各ダブルフィーダ装置1の2個の部品供給リール9を一括して交換でき、手間が軽減される。また、どちらか一方の部品供給リール9の部品だけが使いかけになることは発生しない。さらには、ダブルフィーダ装置1に1個の部品供給リール9のみを搭載する非効率な使用が抑制される。
さらに、第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法は、複数の部品供給リール9を第1専用グループ、第2専用グループ、および兼用グループに分類するグループ分類ステップS1と、第1専用グループおよび第2専用グループをそれぞれ対象として第1実施形態で説明した部品収納具の組合せ決定方法を実施する専用決定ステップS2と、兼用グループを対象として、部品供給リール9ごとにかつ基板種W1、W2ごとにそれぞれ基板生産可能数a(W1)、a(W2)を求め、さらに、基板種W1、W2ごとの基板生産可能数a(W1)、a(W2)がすべて相互に一致した部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする兼用決定ステップS3と、専用決定ステップS2および兼用決定ステップS3で搭載組合せに入らなかった第台17部品供給リール9について、ダブルフィーダ装置1に単独で搭載するか、あるいは、一般的なフィーダ装置に搭載するかを決定する単独決定ステップS4と、を有する。
これによれば、オペレータは、ダブルフィーダ装置1の搭載組合せを把握し、さらに、搭載組合せに入らなかった第17部品供給リール9を搭載する装置を把握できるので、遅滞なく部品供給の準備を完了できる。
さらに、第2実施形態の部品収納具の組合せ決定方法は、2組の基板搬送装置61、62が2組の基板種W1、W2の基板をそれぞれ複数枚搬入するときに、基板種W1、W2相互間で搬入開始時期、搬入終了時期、搬入中断時期、および搬入時間間隔が異なってもよい。例えば、両面実装基板の表面を第1基板搬送装置61で先行して生産開始し、裏面は第2基板搬送装置62で後続して生産し、先に表面の生産を終了してよい。また例えば、関連性の無い2種類の基板W1、W2を、2組の基板搬送装置61、62を用いて異なる搬入時間間隔(生産速度)で生産してもよい。
これによれば、2組の基板搬送装置61、62を用いてそれぞれ生産する2種類の基板種W1、W2の組合せに制約が無く、かつ交互生産や同期生産などの生産方法の制約も無い。したがって、汎用性の高い基板生産を行うことができる。
さらに、第2実施形態において、部品実装機6に設けられた部品移載装置63は、ダブルフィーダ装置1の各部品供給位置52から部品を採取して基板W1、W2に装着することにより、本発明の部品実装機の部品装着方法を実施できる。
これによれば、部品実装機6のパレット台64、65の限られたスペースに薄型化されたダブルフィーダ装置1を高密度に搭載できるので、一般的なフィーダ装置を使用する場合よりも供給する部品の種類数が増加する。したがって、部品1点あたりの装着に要するコストを低減できる。さらには、列設する部品実装機6の台数を減らすことも可能になる。
なお、第2実施形態において、部品実装機6は2組の基板搬送装置61、62を備えるが、3組以上の基板搬送装置を備えていても本発明を実施できる。この場合、兼用グループの各部品供給リール9について、各基板搬送装置が搬入する基板種ごとの基板生産可能数を求め、3個以上の基板生産可能数が全て相互に等しい部品供給リール9の組合せを搭載組合せとする。また、使いかけの部品供給リール9を使用する場合には、2個の部品供給リール9の基板生産可能数が完全に等しくなくとも近似していることを条件として、搭載組合せを認めるようにしてもよい。本発明は、その他にも様々な応用や変形が可能である。
1:ダブルフィーダ装置(複式部品供給装置) 2:側板
3:上側リール搭載部 31:ローラ部材
4:下側リール搭載部 41:ローラ部材
5:テープ繰り出し式部品供給機構 51:テープ供給路
52:部品供給位置 53:スプロケット 54:駆動モータ
55:駆動ギヤ 56:ピンチローラ
6:部品実装機 61:第1基板搬送装置
62:第2基板搬送装置 63:部品移載装置
64:第1パレット台 65:第2パレット台 69:機台
8:部品収納テープ 81:ボトムテープ 82:カバーテープ
9:部品供給リール(部品収納具)
W1:第1の基板 W2:第2の基板

Claims (7)

  1. 多数の部品を収納した部品収納具を着脱可能に搭載する搭載部、および前記搭載部に搭載された前記部品収納具から部品供給位置へ前記部品を順次供給する部品供給機構を複数組有して、前記部品を基板に装着する部品実装機に配設される複式部品供給装置において、複数の前記搭載部に一緒に搭載する複数の部品収納具の搭載組合せを決定する方法であって、
    前記部品収納具ごとに、収納している部品の種類に基づき、前記部品の収納数を1枚の前記基板に装着される使用数で除算してそれぞれ基板生産可能数を求め、
    前記基板生産可能数が相互に等しい部品収納具の組合せを前記搭載組合せとする部品収納具の組合せ決定方法。
  2. 前記部品実装機は、複数の基板種の基板を搬入して並置する複数組の基板搬送装置を有しており、
    1つの基板種の基板のみに装着される種類の部品を収納した部品収納具を前記基板種ごとに集めて各専用グループとし、複数の基板種の基板に装着される種類の部品を収納した部品収納具を集めて兼用グループとし、
    前記各専用グループをそれぞれ対象として請求項1に記載の部品収納具の組合せ決定方法を実施し、
    前記兼用グループを対象として、
    前記部品収納具ごとにかつ前記基板種ごとに、収納している部品の種類に基づき、前記部品の収納数を1枚の前記基板に装着される使用数で除算してそれぞれ基板生産可能数を求め、さらに、
    前記基板種ごとの基板生産可能数がすべて相互に一致した部品収納具の組合せを前記搭載組合せとする部品収納具の組合せ決定方法。
  3. 複数の前記部品収納具を前記各専用グループおよび前記兼用グループに分類するグループ分類ステップと、
    前記各専用グループをそれぞれ対象として請求項1に記載の部品収納具の組合せ決定方法を実施する専用決定ステップと、
    前記兼用グループを対象として、前記部品収納具ごとにかつ前記基板種ごとにそれぞれ前記基板生産可能数を求め、さらに、前記基板種ごとの基板生産可能数がすべて相互に一致した部品収納具の組合せを前記搭載組合せとする兼用決定ステップと、
    前記専用決定ステップおよび前記兼用決定ステップで前記搭載組合せに入らなかった部品収納具について、前記複式部品供給装置に単独で搭載するか、あるいは、前記搭載部と前記部品供給機構とを1組有して部品実装機に配設される単式部品供給装置に搭載するかを決定する単独決定ステップと、
    を有する請求項2に記載の部品収納具の組合せ決定方法。
  4. 前記複数組の基板搬送装置が前記複数の基板種の基板をそれぞれ複数枚搬入するときに、基板種相互間で搬入開始時期、搬入終了時期、搬入中断時期、および搬入時間間隔の少なくとも一項目が異なる請求項2または3に記載の部品収納具の組合せ決定方法。
  5. 前記複式部品供給装置は、前記部品実装機に着脱可能に配設され、前記搭載組合せの複数の部品収納具が一緒に搭載されてから前記部品実装機に取り付けられる請求項1〜4のいずれか一項に記載の部品収納具の組合せ決定方法。
  6. 前記部品収納具は、多数の部品を一列に収納した部品収納テープが巻回された部品供給リールであり、
    前記複式部品供給装置は、前記部品供給リールを回転可能に支承するリール搭載部、および前記部品供給リールから前記部品供給位置へ前記部品収納テープを繰り出すテープ繰り出し式部品供給機構を2組有して、前記部品実装機に着脱可能に配設されるダブルフィーダ装置である請求項1〜5のいずれか一項に記載の部品収納具の組合せ決定方法。
  7. 前記複式部品供給装置は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の部品収納具の組合せ決定方法を実施して決定した搭載組合せの複数の部品収納具が一緒に搭載され、かつ前記部品実装機に配設されており、
    前記部品実装機に設けられた部品移載装置は、前記複式部品供給装置の各前記部品供給位置から前記部品を採取して前記基板に装着する部品実装機の部品装着方法。
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