JP2006253536A - 基板認識時間短縮方法及びその方法を用いた部品搭載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数軸を備える部品搭載装置において基板位置補正を行うための基板認識時間短縮の方法を提供する。
【解決手段】基板の機種が変更されると(S1がYES)変更された機種の基板がローディングされ(S2)FRONT軸のカメラによって基板マークが認識されて補正値がメモリ1に格納され(S3、S4)更にREAR軸のカメラによって基板マークが認識されて補正値がメモリ2に格納され(S5、S6)メモリ1とメモリ2から二軸間の差値が演算されて差値がメモリ3に格納され(S7)、これが基板マークの数だけ繰り返えされる。部品搭載処理の実行時は一軸による基板マーク認識のみを行い他軸の補正値はメモリ3の差値から演算されて他軸に通知される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数軸を備える部品搭載装置において基板に対して部品の搭載処理を行う場合の基板位置補正を行うための基板認識時間の短縮方法及びその方法を用いた部品搭載装置に関する。
従来、自装置内に搬入されるプリント回路基板(以下、単に基板という)にチップ状電子部品(以下、単に部品という)を自動搭載して基板ユニットを生産する電子部品搭載装置(以下、単に部品搭載装置という)がある。この部品搭載装置の中には、基板ユニット生産の効率を上げるために独立して駆動可能な作業ヘッドを本体装置の前後に配置した二軸型ワンバイワン方式といわれる構成のいわゆる対向二軸型の部品搭載装置がある。
図6(a) は、そのような対向二軸型の部品搭載装置の主要部の構成を模式的に示す図であり、同図(b) は、その平面図である。同図(a),(b) に示すように、この対向二軸型の部品搭載装置1は、一対の案内レール2とコンベアベルト(図では定かに示していない)により基台3(同図(b) では図示省略)の中央部に搬入されてくる基板4に多数の部品5を搭載する。
この搭載作業を行う2つの作業ヘッド6(6a及び6b、同図(b) では図示省略)は、X軸方向(同図(a) では紙面奥行き方向、同図(b) では上下方向)に延在する移動軸7(同図(b) では図示省略、同図(a) には作業ヘッド6aの移動軸7のみを図示)に摺動自在に夫々支持されている。
上記2つの作業ヘッド6のX軸方向への摺動(移動)は、移動軸7に設けられている不図示のボールネジの回転によって行われる。
作業ヘッド6aに対応する移動軸7は、基台3の上方に配置された2本の固定レール8と8(同図(a) では紙面手前の1本のみを示し、同図(b) では図示を省略)間にY軸方向(同図(a),(b) の左右方向、装置本体の前後方向となる)に摺動自在に差し渡されて設けられ、Y軸方向(前後方向)に移動する。
このY軸方向の移動は、固定レール8に配設されているボールネジ10の回転によって行われる。
作業ヘッド6bに対応する図示を省略した移動軸7も、同様に基台3の上方に配置された他の2本の不図示の固定レール8と8間にY軸方向に摺動自在に差し渡されて上記同様にY軸方向(前後方向)に移動する。
これにより、作業ヘッド6は、基台3上の作業領域を前後左右に移動自在である。これらの作業ヘッド6の先端にはそれぞれ1個又は複数個の搭載ヘッド9が配設されている。
搭載ヘッド9は、作業ヘッド6に保持されて上下に移動自在で且つ360°方向に回転自在である。搭載ヘッド9は、その先端には部品5を吸着する吸着ノズル(又はクリッパ)11(同図(b) では搭載ヘッド9の陰になるため見えない)を、ノズル交換器12から交換自在に装着する。
搭載ヘッド9は、基台3の前部と後部の部品供給ステージ13に配置されている例えばテープ式部品供給装置14(同図(b) では図示省略)から部品5を同図(a) に矢印aで示すように吸着し、同図(b) にそれぞれ3本の矢印c及びdで示すように移動して、吸着している部品を部品認識カメラ15で画像認識したのち、基台3上を前後左右に自在に移動し、更に上下に移動し、あるいは360°方向に回転して、部品5を基板4上の所定の位置に搭載する。
ところで図6(a),(b) に示すような基板4に限らず、どのような基板にも、部品5の搭載位置の精度を出すために搭載ヘッド9が基板4の位置を認識するための基板マーク16が少なくとも2箇所に設けられている。(例えば、特許文献1参照。)
尚、図6(b) に示す例では、基板4の位置をより良く認識するために、基板マーク16が基板4の3箇所の角部に設けられている。
この基板マーク16の認識では、不図示の制御部の画像処理部によって、作業ヘッド6に設けられている基板認識装置が駆動され、その照明装置と基板認識用カメラによって基板4の所定の2箇所又は3箇所に付与されている基板マーク16が順次撮像される。
そして、その撮像アナログ信号がデジタル信号に変換され、内蔵のメモリに例えば128階調のドットイメージの画像データに展開され、これが制御部のCPU(central-processing-unit)に転送される。
CPUは、その画像データに基づいて基板4の位置を正しく認識し、部品搭載プログラムで記述されている基板4の位置との誤差を求め、その誤差に対応する基板位置の補正を行って、その補正値をメモリに保持する。
ところで、上記のような二軸型の部品搭載装置1では、作業ヘッド6a及び6bは、装置本体の制御部により二つの移動軸7及び7がY軸方向で互いに衝突しないように移動の動作を制御されながら、それぞれ同一の部品搭載プログラムによって互に独立に動作するように構成されている。
そして、基板4が装置本体1内に搬入されて位置決めされたとき、基板4の所定の位置に部品5を正しく搭載するために、先ず各々の軸(作業ヘッド6a及び6b)が基板4の基板マーク16を上述したように画像認識して、基板4の位置補正を行う必要がある。そして、その後の系時変化に対しても、基板ユニット生産前に、各々の軸の調整をする必要があった。
これは、基板4と軸との関係として、a:作業ヘッド6a又は6bの移動を制御する各ボールネジの平行度が異なる、b:各ボールネジに撓みがあり、その撓みの度合いが異なる、c:各ボールネジのピッチに誤差がある、などの差異が二軸間にあるためである。
特開2002−026595号公報([要約]、図1)
ところで、上記のように基板の位置に対する二軸間の精度に差があるために、あらゆる種類の基板で位置の精度を向上させるためには、基板が装置本体内に搬入される都度、各々の軸で基板マークの認識動作をする必要があった。
しかし、あらゆる基板、あらゆる基板マークごとに、画像認識して補正値を保持するには大変な作業量を必要とする。これにより、全体としての部品搭載処理速度の能率が阻害される要因ともなっていた。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、二軸の一方の軸のみで基板マークの認識を行っても二軸共に正しく基板に部品を搭載できるようにして基板への認識時間を短縮する対向二軸型部品搭載装置の基板認識時間短縮方法を提供することである。
以下に、本発明に係わる基板認識時間短縮方法及びその方法を用いた部品搭載装置の構成を述べる。
先ず、第1の発明の基板認識時間短縮方法は、複数軸を備えた部品搭載装置における基板認識時間短縮方法であって、基板ユニット生産前の条件設定における基板マーク設定動作において上記複数軸の軸毎の補正値差を保有する工程と、実生産時において一つの軸での基板マーク認識の補正値と他軸の上記補正値差から他軸の補正値を算出する工程と、上記基板マーク認識の補正値と、上記算出された補正値とにより部品搭載処理を実行するよう制御する工程と、を含んで構成される。
次に、第2の発明の部品搭載装置は、上記の基板認識時間短縮方法を用いて部品搭載処理を実行するように構成される。
本発明によれば、複数軸を備える部品搭載装置であっても基板生産前の各軸での基板マーク設定動作だけで、実生産では一軸による基板マークの認識のみで他軸による認識動作を省くことができるので、基板認識時間が大幅に短縮されて、部品搭載処理の能率が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1(a) は、本発明の画像データ生成方法を用いる一実施例における部品搭載装置の例を示す外観斜視図であり、図1(b) は、その上下の保護カバーを取り除いて内部の構成を模式的に示す斜視図である。
図1(a) に示すように、部品搭載装置20は、天井カバー上の前後にそれぞれCRT(cathode ray tube:ブラウン管)からなるモニタ装置22と、同じく天井カバー上の左右に、それぞれ稼動状態を報知する警報ランプ23を備えている。また、上部保護カバー24の前部と後部の面には、液晶ディスプレイとタッチ式入力装置からなり外部からの操作により各種の指示を入力することができる操作入力用表示装置25が配設されている(図1の右斜め上方向になる後部の操作入力用表示装置25は陰になって見えない)。
下部の基台26の上には、中央に、固定と可動の1対の平行する基板案内レール27が図1(b) に示す基板28の搬送方向(X軸方向、図の斜め右下から斜め左上方向)に水平に延在して配設される。これらの基板案内レール27の下部に接して、図には見えないループ状の搬送ベルト(コンベアベルト)が走行可能に配設される。
搬送ベルトは、それぞれ数ミリ幅のベルト脇部を基板案内レール27の下から基板搬送路に覗かせて、不図示のベルト駆動モータにより駆動され、基板搬送方向に走行し、基板8の裏面両側を下から支持しながら装置本体内に部品搭載前の基板28をライン上流側から搬入し、部品搭載済みの基板28を順次ライン下流側に搬出する。この部品搭載装置20内には、常時2枚の基板28が搬入され、位置決めされて、電子部品の搭載が終了するまで固定されている。
基台26の前後には、それぞれ部品供給ステージ29が形成されている(図1(a) では図の右斜め上方向になる後部の部品供給ステージ29は陰になって見えない。また、図1(b) では、後部の部品供給ステージ29は図示を省略している)。
部品供給ステージ29には、テープ式部品供給装置31(一般には単に、テープフィーダ、テープカセットなどと簡略に呼ばれている)が、50個〜70個と多数配置される。テープ式部品供給装置31には、その後端部に、部品を収容したテープを捲着したテープリール32が着脱自在に装着されている。
また、基台26の上方には本体フレームの左右(X軸方向)に分かれて固定された二本のY軸レール33と、これら二本のY軸レール33にそれぞれ摺動自在に支持される二本(装置全体で合計四本)のX軸レール34が配置されている。
X軸レール34は、Y軸レール33に沿ってY軸方向に摺動でき、これらのX軸レール34には、それぞれ1台(装置全体で合計4台)の作業ヘッド35(35−1、35−2及び35−3、35−4)がX軸レール34に沿ってX軸方向に摺動自在に懸架されている。そして、これらの各作業ヘッド35には、同図(b) に示す例では2個の搭載ヘッド36が配設されている。つまりこの部品搭載装置20には合計8個の搭載ヘッド36が配設されている。
上記の作業ヘッド35は、屈曲自在で内部が空洞な帯状のチェーン体37に保護・収容された複数本の不図示の信号コードを介して装置本体20の基台26内部の電装部マザーボード上に配設されている中央制御部と連結されている。作業ヘッド35は、これらの信号コードを介して中央制御部からは電力及び制御信号を供給され、中央制御部へは基板の位置決め用マークや部品の搭載位置の情報を示す画像データを送信する。
また、基板案内レール27と部品供給ステージ29との間には、搭載ヘッド36に吸着された部品を画像認識して、その良否と被吸着姿勢を判断するための部品認識用カメラ38が、4個の作業ヘッド35に対応して4箇所にそれぞれ配置されており、その近傍には図1(b) では図示を省略しているが、搭載ヘッド36に対して交換自在に装着するための複数種類の吸着ノズルを収容したノズルチェンジャーが配置されている。
また、基台26の内部には、上述した中央制御部のほかに、特には図示しないが、基板の位置決め装置、基板を2本の基板案内レール27間に固定する基板固定機構等が備えられている。
図2は、上記作業ヘッド35の斜視図である。同図に示すように、作業ヘッド35は、上述したように屈曲自在な帯状のチェーン体37によって本体装置の中央制御部と連結されており、支持部39により支持された2個の搭載ヘッド36及び36と、基板認識用カメラ41を備えている。
2個の搭載ヘッド36は、それぞれZ軸方向(上下方向)に昇降可能であり且つθ軸方向(360°方向)に回転可能である。搭載ヘッド36の先端には、それぞれ拡散板照明装置42と更にその先端に吸着ノズル44を装着している。吸着ノズル44は、光拡散板44−1とノズル44−2とで形成されている。
上記の作業ヘッド35は、上述したY軸レール33とX軸レール34とにより前後左右に自在に移動する。これにより、吸着ノズル44は、作業ヘッド35と搭載ヘッド36を介して、各作業領域において、前後と左右に移動自在であり、上下に昇降自在であり、且つ360°方向に回転自在である。
この部品搭載装置は、上記のようにX、Y、Zの三次元の作業空間を移動自在な搭載ヘッド36先端の交換自在な吸着ノズル44により、部品供給装置から部品を吸着し、この吸着した部品を部品認識用カメラで画像認識し、その画像認識した部品を搭載すべき基板の位置を基板認識用カメラで画像認識し、その画像認識した基板上の位置に、上記画像認識した部品を位置補正しながら自動搭載して基板ユニットを生産する。
図3は、上記のように構成される部品搭載装置のシステムブロック図である。同図に示すように、本例の部品搭載装置20は、CPU45と、このCPU45にバス46で接続されたi/o(入出力)制御ユニット47及び画像処理ユニット48からなる制御部を備えている。
また、CPU45にはメモリ49が接続されている。メモリ49は特には図示しないがプログラム領域とデータ領域を備えている。
また、i/o制御ユニット47には、基板28(図1(b) 参照)の部品搭載位置を照明するための基板照明装置51や、搭載ヘッド36の吸着ノズル44(図2参照)に吸着されている部品52を照明するための部品認識用カメラ38と一体に装備されているLED照明器53が照明制御ユニット54を介して接続されている。
更に、i/o制御ユニット47には、それぞれのアンプ(AMP)を介してX軸モータ55、Y軸モータ56、Z軸モータ57、及びθ軸モータ58が接続されている。
X軸モータ55は、作業ヘッド35をX方向に駆動し、Y軸モータ56は、作業ヘッド35をY方向に駆動し、Z軸モータ57は搭載ヘッド36を上下に駆動し、そしてθ軸モータ58は搭載ヘッド36つまり吸着ノズル44を360度回転させる。
上記の各アンプには、特には図示しないが、それぞれエンコーダが配設されており、これらのエンコーダにより各モータ(X軸モータ55、Y軸モータ56、Z軸モータ57、及びθ軸モータ58)の回転に応じたエンコーダ値がi/o制御ユニット47を介してCPU45に入力する。これにより、CPU45は、各搭載ヘッド36の前後、左右、上下の現在位置、及び回転角を認識することができる。
更に、上記のi/o制御ユニット47には、バキュームユニット59が接続されている。バキュームユニット59はバキュームチューブ61を介して搭載ヘッド36の吸着ノズル44に空気的に接続されている。
このバキュームチューブ61には空圧センサ62が配設されている。バキュームユニット59は、吸着ノズル44に対しバキュームによって部品52を吸着させ、又はバキューム解除とエアブローとバキュームブレイク(真空破壊)によって吸着を解除させる。
このとき、空圧センサ62からバキュームチューブ61内の空気圧データが電気信号としてi/o制御ユニット47を介しCPU45に出力される。これにより、CPU45は、バキュームチューブ61内の空気圧の状態を知って、吸着ノズル44によって部品52を吸着する準備が出来ているか否かを認識することができると共に、吸着された部品52が正常に吸着されているか否かを認識することができる。
更に、上記のi/o制御ユニット47には、位置決め装置、ベルト駆動モータ、基板センサ、異常表示ランプ等がそれぞれのドライバを介して接続されている。位置決め装置は、部品搭載装置20の基台内部において基板案内レール27の下方に配置され、装置内に案内されてくる基板28の位置決めを行う。
ベルト駆動モータは、案内レール27に一体的に配設されている搬送ベルトを循環駆動する。基板センサは、基板28の搬入と搬出を検知する。異常表示ランプは、部品搭載装置20の動作異常や作業領域内の異物進入等の異常時に点灯又は点滅して異常発生を現場作業者に報知する。
また、CPU45には、通信i/oインターフェース63、表示操作入力装置64、記録装置65が接続されている。通信i/oインターフェース63は、例えばティーチング処理などを例えばパーソナルコンピュータ等の他の処理装置で行う場合などに、これらの処理装置と有線又は無線で接続してCPU45との通信が可能であるようにする。
記録装置65は、例えばハードデスク、MO(Magneto Optical disk)、FD(floppy disk:フロッピー(登録商標)ディスク)、CD−ROM(compact disc read only memory)/RW(Read & Write)、フラッシュメモリ装置等の各種の記録媒体を装着可能であり、部品搭載装置20の部品搭載処理、その事前に行なわれる部品搭載ティーチング処理等のプログラムや、部品ライブラリのデータ、段取り表データ、CAD(computer aided design)からのNC(numerical control、数値制御)データ等の各種のデータを記録して保持している。
上記のプログラムはCPU45によりメモリ49のプログラム領域にロードされて各部の制御の処理に使用される。上記のデータもメモリ49のデータ領域に読み出されて、所定の処理がなされる。
処理されて更新されたデータは、所定の記録媒体の所定のデータ領域に格納されて保存される。また、メモリ49のデータ領域は、細分化された多数のレジスタ領域を備えており、このレジスタ領域には各種の計数値が一時的に保存される。
表示操作入力装置64は、部品搭載作業の実行時には、画像処理ユニット48が作業ヘッド36側の基板認識用カメラ41で撮像した基板28の画像や、同じく画像処理ユニット48が本体装置側の部品認識用カメラ38で撮像した部品52の画像を表示装置に表示する。
CPU45は、基板28の生産機種が変更になると、詳しくは後述する基板ユニット生産前の条件設定における基板マーク設定動作において、対向軸間の補正値差をメモリ49に保持し、実生産時においては一つの軸での基板マーク認識の補正値と他軸の補正値差から他軸の補正値を算出して、これらの補正値により部品搭載処理を実行する。
また、CPU45は、基板28に部品52を搭載するに当たっては、テープ式部品供給装置31から搭載ヘッド36先端の吸着ノズル44に吸着した部品52を、部品認識用カメラ38で画像認識し、その画像認識した部品52を搭載すべき基板28の搭載位置を基板認識用カメラ41で画像認識し、その画像認識した基板上の搭載位置に、上記画像認識した部品52を位置補正しながら搭載する。
図4は、上記CPU45による基板ユニット生産前の条件設定における基板マーク設定動作を説明するフローチャートである。
尚、以下の説明では、図1に示す4つの作業ヘッド35(35−1、35−2及び35−3、35−4)のうち、対向する2つの作業ヘッド35(作業ヘッド35−1と35−3又は作業ヘッド35−2と35−4)について説明する。
また、作業ヘッド35−1又は35−2のことをFRONT軸といい、作業ヘッド35−3又は35−4のことをREAR軸といっている。
図4におけるマーク補正値処理フローにおいて、CPU45は、先ず、機種変更されたか否かを判別する(S1)。
この処理は、基板ユニットの機種が変更されたときは部品搭載プログラムが変更され、その変更された部品搭載プログラムにプログラムが切替えられるで、これによって、生産を実行する基板ユニットの機種が変更されたか否かを判別する処理である。
そして、機種が変更されていなければ(S1がNO)、設定処理を終了するが、機種が変更されていれば(S1がYES)、処理S2以下のマーク補正値格納処理を開始する。
すなわち、先ず、装着基板をローディングする(S2)。
この処理は、機種が変更された基板28を装置本体20内に搬入し、図1(b) に示すように、1対の平行する基板案内レール27間の所定の位置に位置決めし、変更された部品搭載プログラムの基板データを読み込む処理である。
上記に続いて、CPU45は、FRONT軸のカメラヘッドを基板位置決めマーク位置へ移動させる(S3)。
この処理は、例えば図1(b) に示す作業ヘッド35−1の、図2に示す基板認識用カメラ41で、図1に示す基板28の、例えば図6(b) に示したような基板マーク16を撮像する位置へ、作業ヘッド35−1を移動させる処理である。
そして、CPU45は、基板マークの認識処理を行って、その補正値をメモリに格納する(S4)。
この処理では、従来技術の基板マーク16の認識で説明したと同様の処理が行われ、その処理により得られた補正値がメモリ49の「メモリ1」の記憶領域に格納される。
次に、CPU45は、REAR軸のカメラヘッドを基板位置決めマーク位覆へ移動させる(S5)。
この処理は、例えば図1(b) に示す作業ヘッド35−3の、図2に示す基板認識用カメラ41で、図1に示す基板28の、例えば図6(b) に示したような基板マーク16を撮像する位置へ、作業ヘッド35−3を移動させる処理である。
そして、CPU45は、基板マークの認識処理を行って、その補正値をメモリに格納する(S6)。
この処理では、上記の処理S4での処理と同一の処理が行われ、その処理により得られた補正値がメモリ49の「メモリ2」の記憶領域に格納される。
上記に続いて、CPU45は、メモリ1とメモリ2の差を補正値の差として、メモリ3に格納する(S7)。
この処理では、メモリ49の「メモリ1」の記憶領域と「メモリ2」の記憶領域に処理S4及び処理S6でそれぞれ格納された補正値が読み出され、その差が演算され、その演算された差値が、作業ヘッド35−1と作業ヘッド35−3との間の補正値の差として、メモリ49の「メモリ3」の記憶領域に格納される。
これにより、1個目の基板マークの認識処理が終了し、1個目の基板マークに対する二軸間の相関関係が「メモリ3」の記憶領域に保持される。
続いて、CPU45は、基板位置決めマークの個数分の認識を実施したか否かを判別する(S8)。
上記のように1個目の基板マークの認識処理が終了した直後では、少なくとも未だ2個目の基板マークの認識処理が残されている(S8がNO)。したがって、この場合は処理S3に戻って、処理S3〜S8を繰り返す。
これにより、2個目の基板マークに対する二軸間の相関関係が「メモリ3」の記憶領域に追加して保持される。
この後、更に、基板位置決めマークの個数分の認識を実施したか否かが処理S8で判別され、もし3個目の基板マークがある場合には、三度目の処理S3〜S8が繰り返されて3個目の基板マークに対する二軸間の相関関係が「メモリ3」の記憶領域に保持される。
このように、「メモリ3」の記憶領域には、基板マークの個数分だけの補正値の差値が格納される。
そして、CPU45は、基板位置決めマークの個数分の認識を実施したと判別したときは(S8がYES)、この設定処理を終了する。
図5は、上記CPU45による基板ユニット生産前の条件設定において得られた各軸の補正値の差値に基づいて部品搭載処理を実行する動作を説明するフローチャートである。
図5に示す生産処理において、CPU45は、先ずFRONT軸で基板マークの認識を実施する(S001)。
この処理は、図4に示した処理S4と同一の処理であり、ここで得られ補正値がメモリ49の「メモリ4」の記憶領域に格納される。
続いて、CPU45は、FRONT軸で算出した補正値(メモリ4)と設定にて確認した(メモリ3)の内容を加算し、REAR軸側のマーク認識として、REAR軸に転送する(S002)。
すなわち、処理S001において作業ヘッド35−1により基板マーク認識の補正値として算出され、メモリ49の「メモリ4」の記憶領域に格納された補正値と、前述のマーク補正値格納処理における処理S7でメモリ49の「メモリ3」の記憶領域に格納された補正値の差値とが加算されて、作業ヘッド35−3の基板マーク用の補正値が生成され、この補正値が作業ヘッド35−3に転送される。
このように基板の機種変更時の基板マーク認識設定においてメモリ49の「メモリ3」の記憶領域に保持されている基板マークに対する二軸間の相関関係に基づいて、実際の基板マークの認識を行うことなく他軸の補正値が得られる。
そして、CPU45は、基板位置決めマークの個数分の認識を実施したか否かを判別する(S003)。
この場合も、1個目の基板マークの認識処理が終了した直後では、少なくとも未だ2個目の基板マークの認識処理が残されている(S003がNO)。したがって、この場合は処理S001に戻って、処理S001〜S003を繰り返す。
これにより、2個目の基板マークに対する二軸間の相関関係に基づいて、2個目の基板マークに対しても、実際の基板マークの認識を行うことなく他軸の補正値が得られる。
この後、更に、基板位置決めマークの個数分の認識を実施したか否かが処理S003で判別され、もし3個目の基板マークがある場合には、三度目の処理S001〜S003が繰り返されて3個目の基板マークに対しても、二軸間の相関関係に基づいて、実際の基板マークの認識を行うことなく他軸の補正値が得られる。
このようにして、CPU45は、基板位置決めマークの個数分の認識を実施したと判別したときは(S003がYES)、この設定処理を終了する。
このように、一軸による基板マークの認識を行うだけで、二軸間の相関関係に基づいて、実際の基板マークの認識を行うことなく他軸の補正値が得られ、他軸がその補正値を用いて部品搭載処理を実行するので、他軸による認識動作を省くことができ、基板認識時間が大幅に短縮されて、部品搭載処理の能率が向上する。
(a) は本発明の基板認識時間短縮方法を用いる一実施例における部品搭載装置の例を示す外観斜視図、(b) はその上下の保護カバーを取り除いて内部の構成を模式的に示す斜視図である。 一実施例における部品搭載装置の作業ヘッドの構成を示す斜視図である。 一実施例における部品搭載装置のシステムブロック図である。 CPUによる基板ユニット生産前の条件設定における基板マーク設定動作を説明するフローチャートである。 CPUによる基板ユニット生産前の条件設定において得られた各軸の補正値差に基づいて部品搭載処理を実行する動作を説明するフローチャートである。 (a),(b) は従来の対向二軸型の部品搭載装置の主要部の構成を模式的に示す図である。
符号の説明
1 部品搭載装置
2 案内レール
3 基台
4 基板
5 部品
6(6a、6b) 作業ヘッド
7 移動軸
8 固定レール
9 搭載ヘッド
10 ボールネジ
11 吸着ノズル
12 ノズル交換器
13 部品供給ステージ
14 テープ式部品供給装置
15 部品認識カメラ
16 マーク
20 部品搭載装置
22 モニタ装置
23 警報ランプ
24 上部保護カバー
25 操作入力用表示装置
26 基台
27 基板案内レール
28 基板
29 部品供給ステージ
31 テープ式部品供給装置
32 テープリール
33 Y軸レール
34 X軸レール
35(35−1、35−2、35−3、35−4) 作業ヘッド
36(36−1、36−2) 搭載ヘッド
37 チェーン体
38 部品認識用カメラ
39 支持部
41 基板認識用カメラ
42 拡散板照明装置
44 吸着ノズル
44−1 光拡散板
44−2 ノズル
45 CPU
46 バス
47 i/o(入出力)制御ユニット
48 画像処理ユニット
49 メモリ
51 基板照明装置
52、52a、52b 部品
53 LED照明器
54 照明制御ユニット
55 X軸モータ
56 Y軸モータ
57 Zモータ
58 θ軸モータ
59 バキュームユニット
61 バキュームチューブ
62 空圧センサ
63 通信i/oインターフェース
64 表示操作入力装置
65 記録装置

Claims (2)

  1. 複数軸を備えた部品搭載装置における基板認識時間短縮方法であって、
    基板ユニット生産前の条件設定時における基板マーク設定動作において前記複数軸の軸毎の補正値差を保有する工程と、
    実生産時において一つの軸での基板マーク認識の補正値と他軸の前記補正値差から他軸の補正値を算出する工程と、
    前記基板マーク認識の補正値と、前記算出された補正値とにより部品搭載処理を実行するよう制御する工程と、
    を含んで構成されることを特徴とする基板認識時間短縮方法。
  2. 請求項1記載の基板認識時間短縮方法を用いて部品搭載処理を実行することを特徴とする部品搭載装置。
JP2005070468A 2005-03-14 2005-03-14 基板認識時間短縮方法及びその方法を用いた部品搭載装置 Withdrawn JP2006253536A (ja)

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