JP2007109778A - 電子部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板を対象として、効率よく実装作業を行うことができる電子部品実装方法を提供すること。
【解決手段】親基板3の同一実装面に個片製品基板の表実装面30aと裏実装面30bが種類の異なる単位基板としてセットで組み合わされた多面取り基板への電子部品実装において、単位基板における実装位置を単位基板の基準点P1,P2、P3、P4との相対位置座標で示す単位基板実装データおよび親基板3における各基準点の位置を示す単位基板位置データを予め記憶させておき、部品実装動作において実装動作の対象となる各単位基板毎に、実装座標データと単位基板位置データとに基づいて演算された実装位置座標を用いる。これにより、各実装点毎に実装位置データを作成する必要がなく、種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板を対象として、効率よく実装作業を行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装方法に関するものである。
電子部品を基板に実装する電子部品実装装置の作業対象には、1枚の基板に単位基板が複数枚作り込まれたいわゆる多面取り基板を対象とする場合がある。このような多面取り基板は、実装工程では複数の単位基板の集合である1枚の親基板として取り扱われ、実装作業後には各単位基板毎に個片に分離されて個別の製品となる(例えば特許文献1参照)。このような多面取り基板への部品実装においては、各単位基板について共通の部品搭載パターンと各単位基板のオフセット位置とを用いて実装位置データを算出するようにしている。
特開平11−54993号公報
ところで複数の単位基板を1枚の基板内に作り込む多面取り基板には、同一種類の単位基板を集合させて親基板とする場合のみならず、種類の異なる単位基板を同一の親基板に作り込む場合がある。このような例として、表裏両面に電子部品が実装される両面実装基板が生産対象となる場合があげられる。
一般に両面実装型の単位基板は表裏面で実装部品量に差がある場合が多く、このような単位基板を1枚の親基板に集合させる場合において、親基板の表裏面と単位基板の表裏面とを一致させると、実装工程において実装作業量にアンバランスを生じる。この実装作業量のアンバランスは、親基板の表面を対象とする表面実装工程と裏面を対象とする裏面実装工程とで実装作業時間の違いを生じさせ、実装ラインのラインバランスを阻害する結果となる。
このような不都合を避けるため、両面基板を単位基板として親基板に作り込む場合には、親基板の一方側の面に単位基板の表面と裏面とをセットにして作り込むことが行われる。これにより、親基板の表裏各面の実装作業量を均衡させることができ、実装ラインのラインバランスが保たれる。この場合には、親基板の一方側の面についてみれば、複数の種類の異なる単位基板が作り込まれていることになる。
しかしながら、上述のような一方側の面に種類の異なる単位基板が作り込まれた親基板を対象とする部品実装工程においては、単位基板内における実装位置が共通ではないことから、もはや特許文献例に示すような部品搭載パターンを共用した部品実装動作を実現することができなかった。このため、親基板全体を1枚の基板として、各実装点毎の実装位置座標を示すデータを作成する必要があり、実装データ作成の作業効率化を阻害する結果となっていた。このように従来の電子部品実装方法は、種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板を対象として、効率よく実装作業を行うことが困難であるという問題点があった。
そこで本発明は、種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板を対象として、効率よく実装作業を行うことができる電子部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装方法は、種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板を対象として各単位基板に電子部品を実装する電子部品実装方法であって、前記単位基板における電子部品の実装位置を各単位基板の基準点に対する相対位置座標で示す単位基板実装データおよび前記基準点の前記多面取り基板における位置を示す単位基板位置データを予め前記単位基板の種類と関連付けて記憶させる工程と、前記多面取り基板を対象とする実装動作に際し対象となる各単位基板の種類を判別する工程と、判別された種類に対応した前記単位基板実装データおよび前記単位基板位置データに基づいて前記多面取り基板における実装位置座標を演算する工程と、演算された実装位置座標を用いて前記電子部品を各単位基板に移送搭載する工程とを含む。
本発明によれば、単位基板における電子部品の実装位置を単位基板の基準点との相対位置座標で示す単位基板実装データを単位基板の種類毎に記憶させた実装座標データおよび多面取り基板における各単位基板の基準点の位置を示す単位基板位置データを予め記憶させておき、部品実装動作において実装動作の対象となる各単位基板毎に前記実装座標データと単位基板位置データとに基づいて演算された実装位置座標を用いることにより、各実装点毎に実装位置データを作成する必要がなく、種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板を対象として、効率よく実装作業を行うことができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の搭載ヘッドの構成説明図、図3は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の実装対象となる多面取り基板の平面図、図4は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図、図5は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における実装データの構成説明図、図6は本発明の一実施の形態の電子部品実装方法における多面取り基板の電子部品実装動作処理のフロー図、図7は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の実装対象となる基板の平面図、図8は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における実装データの構成説明図である。
まず図1を参照して電子部品実装装置の構造を説明する。図1において基台1の中央にはX方向(基板搬送方向)に搬送路2が配設されている。搬送路2は上流側から搬入された基板3を搬送し実装ステージに位置決めする。搬送路2の両側方には複数(ここでは2つ)の部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4にはテープフィーダ5が複数配列されている。テープフィーダ5は電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより電子部品を供給する。
基台1上面の両端部上にはY軸テーブル6A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A、6B上には2台のX軸テーブル7A,7Bが架設されている。Y軸テーブル6Aを駆動することにより、X軸テーブル7AがY方向に水平移動し、Y軸テーブル6Bを駆動することにより、X軸テーブル7BがY方向に水平移動する。X軸テーブル7A,7Bには、それぞれ搭載ヘッド8およびこれらの搭載ヘッドと一体的に移動する基板認識カメラ9が装着されている。
X軸テーブル6AおよびY軸テーブル7A、X軸テーブル6BおよびY軸テーブル7Bを駆動することにより搭載ヘッド8は水平移動し、部品供給部4から電子部品を吸着ノズル14(図2参照)によってピックアップし、搬送路2の実装ステージに位置決めされた基板3上に実装する。またそれぞれの部品供給部4から搬送路2に至る経路には、部品認識カメラ10が配設されている。部品供給部4から電子部品を取り出した搭載ヘッド8が実装ステージに位置決めされた基板3へ移動する際に、ノズル14に保持された電子部品
を部品認識カメラ10の上方でX方向に移動させることにより、部品認識カメラ10はノズル14に保持された電子部品を撮像する。そして撮像結果を認識処理部(図示省略)によって認識処理することにより、ノズル14に保持された状態における電子部品の位置が認識されるとともに、電子部品の種類が識別される。
次に図2を参照して搭載ヘッド8について説明する。図2に示すように、搭載ヘッド8はマルチタイプであり、単位搭載ヘッド11を複数個備えた構成となっている。これらの単位搭載ヘッド11にはそれぞれ下部に電子部品を吸着して保持するノズル14が着脱自在に装着され、電子部品の種類に応じてノズル14を交換することができる。また搭載ヘッド8は、共通のθ軸モータ13を備え、各単位搭載ヘッド11においてノズル軸廻りの回転が可能となっている。そして単位搭載ヘッド11はそれぞれノズル昇降用のZ軸モータ12を備えており、ノズル14を個別に昇降させることができる。搭載ヘッド8とともに基板3上に移動した基板認識カメラ9は、それぞれ基板3を撮像して認識する。
基板3は種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板であり、ここでは単位基板としての4つの個片製品基板30が集合した親基板となっている。以下、基板3を親基板3と称する。ここで個片製品基板30は表裏両面に電子部品が実装される両面実装基板であり、図3に示す親基板3の表面には、個片製品基板30の表実装面30a、裏実装面30bが2面づつ交互に作り込まれている。したがって親基板としての基板3も同様に両面に電子部品が実装される両面実装基板となっている。このように親基板3の一方の面に個片製品基板30の表裏両面を組み合わせる配置を採用することにより、親基板3の表裏両面の部品実装作業量を均一にすることができるという利点がある。
親基板3の表面は、個片製品基板30の区画形状に対応してブロック[1]、[2]、[3]、[4]に区分されており、ブロック[1]、[2]、[3]、[4]のうち、ブロック[1]、[3]は個片製品基板30の表実装面30aであり、ブロック[2]、[4]は個片製品基板30の裏実装面30bとなっている。すなわち、ブロック[1]、[3]には表実装面30aにおいて電子部品が実装される実装点MA1,MA2,MA3が設けられており、ブロック[2]、[4]には裏実装面30bにおいて電子部品が実装される実装点MB1,MB2,MB3が設けられている。また各ブロック[1]、[2]、[3]、[4]には、当該ブロックに相当する単位基板の位置を認識するための基板認識点A,Bが、それぞれのブロック内の対角位置に設けられている。
さらに各ブロック[1]、[2]、[3]、[4]には、当該ブロックに対応する単位基板が不良基板であることを示すバッドマーク印加用のマーキングスポットMSが設定されている。前工程において、不良が検出された単位基板については、当該単位基板が不良品であることを明示するためのバッドマークBM(不良マーク)がマーキングスポットMS内に印加される(ブロック[2]参照)。搭載ヘッド8によって各単位基板に電子部品を実装する際には、部品搭載動作に先立って基板認識カメラ9によって各単位基板毎にバッドマークBMの有無を検出し、バッドマークBMが検出されたブロックに対応した単位基板については、部品実装動作を実行しないようになっている。
次に図4を参照して電子部品実装装置の制御系の構成を説明する。図4において、制御部20はCPUであり、電子部品実装装置全体の動作を制御する。実装データ記憶部21は、親基板3の各単位基板に電子部品を実装するために必要な実装データ、すなわち単位基板の多面取り基板における位置を示す単位基板位置データ、単位基板における電子部品の実装位置を各単位基板の基準点に対する相対位置座標で示す単位基板実装データを、単位基板の種別と関連付けて記憶する。
単位基板位置データは、図5(a)に示すように、各ブロックごとに、基準点のXY座
標および各ブロックに配置される単位基板の種別を示すデータである。すなわち、図3に示す基板3の例では、各ブロック[1]、[2]、[3]、[4]のそれぞれに設定された基準点P1,P2,P3,P4のXY座標値が、親基板3の右上コーナ点を座標原点とした直交座標での座標数値で表されている。また単位基板の種別(1)、(2)は、それぞれ個片製品基板30の表実装面30a、裏実装面30bに対応している。
単位基板実装データは、図5(b)に示すように、単位基板における電子部品の実装位置を示す実装点のXY座標を、単位基板の基準点に対する相対位置座標で示すものであり、単位基板の各種別毎に準備される。ここでは、各実装点はそれぞれの単位基板における実装シーケンスとリンクされた形で設定されており、種別(1)、(2)における実装点は、それぞれ図3におけるMA1,MA2,MA3およびMB1,MB2,MB3に対応している。
また本実施の形態においては、単位基板実装データには、認識点位置座標データおよび不良マーク位置座標データが含まれている。認識点位置座標データは、基板認識点A,BのXY座標、すなわち当該単位基板の位置認識用の基板認識点の位置を、単位基板の基準点に対する相対位置座標で示すものである。不良マーク位置座標データは、不良マークを印加するためのマーキングスポットMSの位置を示す不良マーク点のXY座標、すなわち当該単位基板が不良基板であることを示す不良マークの印加位置を単位基板の基準点に対する相対位置座標で示す示すものである。そして後述するように、各単位基板を対象とした実装動作においては、基板認識点A,Bの位置認識および不良マークの検出を行うようにしている。
実装位置座標演算部22は、実装データ記憶部21に記憶された単位基板位置データおよび単位基板実装データに基づいて、親基板3における実装位置座標、基板認識点A,Bの位置座標、不良マーク点の位置座標を演算する。すなわち、各単位基板毎の基準点P1,P2,P3,P4に対する相対位置座標で示される単位基板実装データを、基準点P1,P2,P3,P4の親基板3の原点に対する相対位置を示す単位基板位置データを用いて座標変換することにより、親基板3の座標系における実装点や基板認識点A,B、不良マーク点の位置座標が求められる。
ヘッド駆動部23は、制御部20からの指令に基づき、搭載ヘッド8を駆動する。すなわち、搭載ヘッド8を水平移動するためのX軸テーブル7およびY軸テーブル6Aの駆動モータ(X軸モータ、Y軸モータ)、各単位搭載ヘッド8aにおいてノズル11を昇降させるZ軸モータ12,各搭載ヘッド毎に共通に設けられたΘ軸モータ14を駆動する。このとき実装位置座標演算部22によって演算された実装位置座標が参照される。
基板認識部24は、基板認識カメラ9によって親基板3の各ブロックを撮像した画像データを認識処理する。これにより、各ブロックの基板認識点A,Bが位置認識されて各ブロックの位置が検出されるとともに、各ブロックのマーキングスポットMS内のバッドマークBMの有無が検出される。
この電子部品実装装置は上記のように構成されており、以下この電子部品実装装置によって行われる多面取り基板の電子部品実装処理について説明する。ここでは、種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板を対象として、各単位基板に電子部品を実装する。
まず実装動作開始に先立って、図5に示す単位基板実装データおよび単位基板位置データを作成し、予め単位基板の種別と関連付けて実装データ記憶部21に記憶させる(ST1)。そしてこの後、親基板3を対象とした実装動作が開始される(ST2)。
実装動作の開始に際しては、対象となる各単位基板の種別を判別する(ST3)。すなわち図3に示す例では、実装データ記憶部21に記憶された単位基板位置データを参照することにより、ブロック[1]、[3]に対応する単位基板は種別(1)であり、ブロック[2]、[4]に相当する単位基板は種別(2)であることが判別される。もちろん各ブロックに種別を識別するための識別マークを予め設けておき、この識別マークを認識して種別を判別するようにしてもよい。
次いで判別された種別に対応した単位基板実装データおよび単位基板位置データを実装データ記憶部21から読み出す(ST4)。そして、親基板3における実装位置座標、認識点位置座標および不良マーク位置座標を、実装位置座標演算部22によって演算する(ST5)。これにより、各ブロックに対応する単位基板の実装点の位置座標が親基板3の座標系で求められる。次いで基板認識点A,B、不良マーク点へ基板認識カメラ9を移動させて、基板認識点A,Bの位置認識、バッドマークBMの検出を行う(ST6)。
そしてこのようにして演算された実装位置座標を用いて、電子部品を各単位基板へ移送搭載する(ST7)。このとき、バッドマークBMが検出されたブロックについては実装動作の対象から除かれる。また搭載ヘッド8の実装点への位置合わせに際しては、基板認識点A,Bの位置認識結果を反映して位置補正がなされる。
上記説明したように、本実施の形態に示す多面取り基板を対象とした電子部品実装においては、単位基板の種別毎に単位基板実装データを準備しておき、親基板における単位基板の基準点の位置を示す単位基板位置データと単位基板実装データとを組み合わせることにより、各単位基板を対象とした部品搭載動作に用いられる実装位置座標を、親基板の座標系での位置座標データとして演算するようにしている。
これにより、従来は種別の異なる複数の単位基板が作り込まれた親基板を対象とする部品実装において必要とされたデータ作成作業、すなわち親基板全体を1枚の基板として各実装点毎の実装位置座標を示すデータを作成する作業を行う必要がない。したがって、種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板を対象とする場合に、部品実装に伴う準備作業を省略化することが可能となり、効率よく実装作業を行うことができる。
なお本発明においては多面取り基板を実装対象としているが、実装作業に用いられる実装データの構成として、上記実施の形態に示す単位基板実装データ、単位基板位置データと類似のデータを用いることにより、以下に説明するように、実装対象を多面取り基板以外にも拡張して、同一の電子部品実装装置によって複数種類の基板を対象として連続して実装作業を行うことができる。
図7、図8はこのような適用例を示している。図7(a)、(b)、(c)は、種類が異なり、且つ同一の電子部品実装装置に連続して流すことが可能な形状を有する3つの基板3A,3B,3Cを示している。基板3A,3B,3Cにはそれぞれ異なる位置に実装点MA,MB,MCが設定されており、また共通の位置に基板認識点A,Bが設けられている。さらに各基板の所定位置に設けられたブロック確認エリアには、基板種類の判別用の確認マークR1,R2,R3のいずれかが設けられている。各基板の所定位置に確認マークR1,R2,R3が検出されることにより、当該基板が基板3A,3B,3Cであることが判別される。このような基板3A,3B,3Cは、実装データ適用上では、便宜的に1つの親基板を構成するブロック[1]、[2]、[3]として擬似的に取り扱われる。
図8はこのような擬似的なブロック[1]、[2]、[3]を対象として設定される実
装データ、すなわち疑似単位基板位置データ、疑似単位基板実装データを示している。これらのデータにおいて基板3A,3B,3Cは、それぞれブロック[1]、[2]、[3]に対応した種別(1)、(2)、(3)の単位基板と見なされている。図8(a)に示す疑似単位基板位置データにおいて、各ブロックの基準点P1,P2,P3は全て親基板のコーナに相当する原点に設定されており、実際の座標系においては、ブロック[1]、[2]、[3]は親基板の全範囲を覆う形となっている。
図8(b)に示す疑似単位基板実装データにおいて、実装シーケンス、実装点および基板認識点A,Bについては、図5(b)に示す単位基板実装データと同様である。そしてこの疑似単位基板実装データにおいては、不良マーク点の替わりに、ブロック確認点のXY座標、すなわち図7の各図に示す確認マークが印加される位置を指示する位置座標を含んでいる。
このようなデータ構成の実装データを用いて、異なる種類の複数の基板を対象として実装作業を行う場合には、以下のような手順となる。まず、基板が搬入されると、基板認識カメラによってブロック確認エリア内を撮像し、どの位置にブロック確認マークが印加されているかを検出する。ブロック確認マークの位置が検出されたならば、疑似単位基板実装データを参照することにより搬入された基板の種別が判別され、これにより当該基板の実装点の位置座標が疑似単位基板実装データから実装位置座標として読み出される。そして読み出された実装位置座標を用いて、部品実装動作が実行される。
このように、本実施の形態に示す電子部品実装装置の実装データ構成を用いることにより、種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板のみならず、種類の異なる複数の基板を同時に実装ラインに流す混合生産形態にも対応することができ、多品種少量生産に対応したよりフレキシブルな部品実装システムが実現される。
本発明の電子部品実装方法は、種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板を対象として、効率よく実装作業を行うことができるという効果を有し、多面取り基板を対象とした電子部品実装に利用可能である。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の搭載ヘッドの構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の実装対象となる多面取り基板の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における実装データの構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装方法における多面取り基板の電子部品実装動作処理のフロー図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の実装対象となる基板の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における実装データの構成説明図
符号の説明
3 親基板(多面取り基板)
8 搭載ヘッド
9 基板認識カメラ
30 個片製品基板(単位基板)
A,B 基板認識点
MS マーキングスポット
BM バッドマーク
MA1,MA2,MA3,MB1,MB2,MB3 実装点

Claims (2)

  1. 種類の異なる複数の単位基板が作り込まれた多面取り基板を対象として各単位基板に電子部品を実装する電子部品実装方法であって、
    前記単位基板における電子部品の実装位置を各単位基板の基準点に対する相対位置座標で示す単位基板実装データおよび前記基準点の前記多面取り基板における位置を示す単位基板位置データを予め前記単位基板の種類と関連付けて記憶させる工程と、前記多面取り基板を対象とする実装動作に際し対象となる各単位基板の種類を判別する工程と、判別された種類に対応した前記単位基板実装データおよび前記単位基板位置データに基づいて前記多面取り基板における実装位置座標を演算する工程と、演算された実装位置座標を用いて前記電子部品を各単位基板に移送搭載する工程とを含むことを特徴とする電子部品実装方法。
  2. 前記単位基板実装データは、当該単位基板の位置認識用の基板認識点の位置を示す認識点位置座標データと、当該単位基板が不良基板であることを示す不良マークの印加位置を示す不良マーク位置座標データとを含み、前記実装動作において、前記基板認識点の位置認識および前記不良マークの検出を行うことを特徴とする請求項1記載の電子部品実装方法。
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